JPH08509130A - 安定なジペプチド水性サスペンジョン - Google Patents

安定なジペプチド水性サスペンジョン

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JPH08509130A
JPH08509130A JP7516322A JP51632295A JPH08509130A JP H08509130 A JPH08509130 A JP H08509130A JP 7516322 A JP7516322 A JP 7516322A JP 51632295 A JP51632295 A JP 51632295A JP H08509130 A JPH08509130 A JP H08509130A
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ツァウ,ジョセフ
デサイ,ニティン
ジー. ブレイ,ロナルド
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ザ ヌトラスウィート カンパニー
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Abstract

(57)【要約】 アスパルテームを微量の食品級安定化流動剤の添加により可能とした強力ジペプチド甘味料の貯蔵安定性、水性サスペンジョン。安定化流動剤は食品級ポリマー、ハイドロコロイド、ガムおよびその混合物から成る群から選択する。サスペンジョンは高量のアスパルテームを含むことができ、粘稠性で、高可溶性であるが尚注入でき、取扱いが容易である。

Description

【発明の詳細な説明】 安定なジペプチド水性サスペンジョン 発明の背景 本発明は食品および飲料に使用する強力甘味料の安定なサスペンジョンの製造 法およびそれにより製造した組成物に関する。特に、本発明は食品および飲料産 業での使用に対し安定で、サスペンジョンの使用が容易であるように処方される 安定なジペプチドをベースとする甘味料に関する。 アスパルテーム(APM)はNutra Sweet Company,Deerfield,Illinoisが製 造し、Nutra Sweet Brand甘味料として市販する周知のジペプチド甘味料である 。さらに、アスパルテームの外国製造者がいくつかある。本明細書で使用する「 アスパルテーム」または「APM」とはα−L−アスパルチル−L−フェニルア ラニンメチルエステルおよびその塩およびSchlatterの米国特許第3,492, 131号明細書に教示の金属錯体を意味する。APMの塩および金属錯体は米国 特許第4,439,460号、第4,029,701号、第3,714,139 号、第4,031,258号および第4,448,716号明細書に開示される 。 アスパルテームに対する主要な適用は食品および飲料産業における低カロリー 甘味料としてである。アスパルテームは種々の飲料製造者にバルクで販売され、 次に彼らは甘味料を再包装し、彼らの各種ボトラーにこれら分配しなければなら ない。バルクのアスパルテームは粉末および顆粒としての双方で商業的に入手で きる。アスパルテーム粉末は低嵩密度および良好な溶解性を有するが、尚その低 嵩密度および小粒子のための容易に空気浮揚性で、粉塵および流出問題を有しう る。顆粒は高嵩密度を有し、良好な流動性を有するが、常に即座に溶解するとは 限らない。これらの性質は製品の損失および計量問題、高価な包装に対する要求 および全般的船積みおよび取扱いの不利を生じうる。 本発明は船積みおよび貯蔵中アスパルテームの全般的安定性および流動性を改 良する。化合物のジペプチド性は、そのペプチド結合の加水分解により熱および 他の化学薬品により非常に分解されやすくなる。長期貯蔵または高温地域におけ る貯蔵は、しばしばその甘味の多くを失なう。さらに、粉末は環境に「粉塵」と していくらか失なわれるように粉末自体は取扱いにくい。飲料産業では、いくら かのバルクアスパルテーム粉末は取扱いおよび製造中空気中に粉塵として失なわ れることが測定されている。アスパルテームを年間トン量扱う場合、これらはか なりの損失であり、削減される場合主要なコスト低減となる。本発明はこの問題 を排除する。 最後に、本発明の安定化APMサスペンジョンの別の利点は、未加工アスパル テーム粉末と比較してサスペンジョンが溶液に溶解および分散することである。 飲料製造中、アスパルテーム粉末はソフトドリンク液と混合する場合、液体の表 面に浮遊し、混合容器の側面に付着しがちである。非酸性化液では、粉末および 顆粒の双方は粘着性塊りになりがちで、容易に分散および溶解しない。今日の高 工業技術の製造設備は飲料の液体成分の正確な計量が必要であるので、このよう な塊化は全く許容しえない。これは粉末を液体に混合するには追加の加工工程お よび製造コストになる撹拌要素の使用が必要となる。 液体および半液体適用の場合、高濃度アスパルテーム(APM)サスペンジョ ンは粉末または顆粒APM以上に多くの利点を有しうる。例えば、炭酸ソフト飲 料会社は固体、特に粉末の取扱いに関連するコスト、労力および問題を避けるた めに全液体製造システムを有することが一層有利で、経済的である。しかし、A PMの水性安定性および溶解性の双方がこのような製品の開発を阻止した。 オザワらの米国特許第4,722,844号明細書は化学的および物理的の双 方で安定であると明言するAPM水性サスペンジョンの製造を教示する。水には 、大部分の結晶物質と同様にAPM粒子は沈降する。これはAPMの比重が水の 比重よりかなり大きいからである。物理的に安定なAPMサスペンジョンを得る ために、この特許明細書は食用ガムおよび多糖類のような粘度または比重増加成 分の添加を教示する。明細書は異性化糖のような糖シラップおよびソルビトール シラップ中の物理的に安定な2〜5%APMサスペンジョンを開示する。オザワ らの特許明細書では高量、すなわち50%以上の糖、多糖類または食用ガム含量 および低アスパルテーム含量の水性ビヒクルを使用する。しかしこのような製品 は大部分の食品用途に使用することは許容されないであろう。 Glicksmanらの米国特許第4,007,288号明細書は食品および飲料に使 用する易溶性甘味組成物を開示する。この組成物は、アスパルテームをデキスト リンまたは他の加水分解澱粉材料のような増量剤と一緒に先ず可溶化し、次に溶 液は甘味料と増量剤の複合粉末に真空乾燥する。Colliopoulosらの米国特許第4 ,631,195号明細書はアスパルテームをポリグルコースまたはポリマルト ースと共乾燥して調理およびベーキング用にアスパルテームを安定化する別の試 みを開示する。Andersonらの米国特許第4,619,833号明細書は速溶性乾 燥飲料ミックスを教示し、この飲料はアスパルテームを食用酸、流動性コンディ ショナーおよびマルトデキストリンの分散体と乾燥混合する。 最後に、Glicksmanらの米国特許第4,001,456号明細書はアスパルテ ームを有機酸、加水分解澱粉材料および糖を含む増量剤水溶液に混合し、次に溶 液は噴霧乾燥して微細、顆粒化APM/増量剤粉末を形成する甘味組成物を教示 する。しかし、先行技術はいずれも高APM含量を有し、使用、取扱いおよび貯 蔵が容易で、広範囲の液体および半液体に適用する物理的に安定なアスパルテー ム水サスペンジョンを教示しない。発明の要約 本発明は物理的に安定なアスパルテーム液体組成物であり、この組成物では高 濃度のAPMは微量の安定化流動剤組成物を使用してサスペンジョンとする。水 に約10〜約70重量%の濃度で含有するAPMサスペンジョンは長期貯蔵條件 下で安定化され、飲料および他の液体用途に使用する場合すぐれた取扱いおよび 溶解特性を供する。これは不十分な流動性、粉塵性および不十分な溶解性のよう なAPM乾燥粉末に固有の結晶問題はもはや存在しないからである。図面の簡単な記載 図1は微量のカルボキシメチルセルロースを含む水に溶解したアスパルテーム %を時間の関数としてプロットした線グラフである。 図2は本発明のアスパルテーム水サスペンジョン対純粋アスパルテーム単独の 水サスペンジョンの溶解割合を対比する線グラフである。 図3はAPMサスペンジョンの粘度に及ぼすハイドロコロイド添加物の効果を 示すグラフである。 図4はカルボキシメチルセルロースナトリウムを使用するアスパルテームサス ペンジョンの流動カーブである。 図5はハイドロコロイドを使用するAPMサスペンジョンの流動性化を示すグ ラフである。発明の詳細な記載 液体および半液体に適用の場合、高濃度アスパルテーム(APM)溶液は上記 論議のように粉末および顆粒APM以上に多くの利点を有しうる。例えば、炭酸 ソフト飲料会社は固体の取扱いに関連するコスト、労力および問題を避けるため に全液体製造システムを有することは一層有利で、経済的である。しかし、AP Mの水性安定性および溶解性特性の双方がこのような製品の開発を阻止した。 本発明は約10〜70重量%のAPM濃度を有する比較的純粋のアスパルテー ム液体サスペンジョンであり、長期および反対の貯蔵條件下で物理的に安定であ り、およびバルクアスパルテーム結晶粉末より取扱いが非常に容易である。高濃 度、すなわち>20%の大部分のAPMサスペンジョンについての問題はこれら が高粘性、粘着性となり、必要な適用に対し十分に流動しないことである。 「サスペンジョン」とは微細粒子(固体、半固体または液体)が液体またはガ ス媒体に略々均一に分散する系を意味する。粒子が濾過膜を通過する十分な大き さである場合、系はコロイドである。粒子がこれより大きい場合、これらは周囲 の溶液より重いので沈降しがちである。しかし溶液より軽い場合、これらは凝集 し、表面に上昇する。 すべての上記問題は食品用ポリマー、ハイドロコロイドまたはガム、例えばカ ルボキシメチルセルロースナトリウム、アルギン、アラビアガム、カラギナン、 キサンタンガム、グアガム、ヒドロキシメチルセルロース(HPMC)、メチル セルロース、ペクチン、ロカストビーンガム、アルギン酸ナトリウム、アルギン 酸プロピレングリコールエステル、カラメルおよびその混合物などを含む少量の 安定化流動剤を添加する本発明で克服される。微量の乳化剤または湿潤剤例えば ポリソルベート(ポリオキシエチレン脂肪酸エステル)またはレシチンは添加し てサスペンジョンの溶解性および安定性特性を改良することもできる。食用ポリ マー、乳化剤、ハイドロコロイドまたはガムはサスペンジョン総重量の約0.0 01〜約0.5%の量でサスペンジョンに有効に添加できる。0.5%を超える 量はサスペンジョンの粘度低減を継続できるが効果は低く、後戻りは少ない。 アスパルテーム粉末は水に微溶性であるが、それだけでAPMの水サスペンジ ョンを製造できる。例えば、30%までの水サスペンジョンは製造できるが、こ のサスペンジョンは非常に粘稠な泡沫またはペーストで、飲料および乳産業で一 般的なポンプ輸送、混合などのような流体加工操作で無用である。この泡沫は安 定性が悪く、3相、気泡/空気相、水および沈降APM結晶層に分離する。サス ペンジョンの形成中微量の本発明安定化流動剤の添加はサスペンジョンを安定化 し、食品および飲料産業に対する流体加工の単位操作に十分に有用である。 アスパルテーム水性サスペンジョンに食品級ポリマー、ハイドロコロイドまた はガムを添加することによりサスペンジョンの流動特性は溶解性および安定性が 向上した擬似塑性の流動挙動を示す一層流体状に変化する。これは炭酸ソフト飲 料分配売場を含む適用に特に価値があり、他の売場成分により創造される低pH 環境のためアスパルテームは分解を促進されがちである。 安定化流動剤をサスペンジョンと混合する場合、サスペンジョン総重量の約1 0〜約70重量%のアスパルテーム量が得られる。好ましくはこのアスパルテー ムは約20〜約55重量%、もっとも好ましくは総サスペンジョン重量の約20 〜約35重量%の量で添加される。 サスペンジョンに対する粘度値は回転子が測定サスペンジョンを含む容器で回 転するHaake RotoviscometerモデルVT500(Saddle brook,N.J.)を使用し て測定できる。回転子が回転すると、速度は剪断速度として測定され、サスペン ジョンは剪断され、その粘度の直接関数である応力により測定される回転子の運 動に対する抵抗を現す、すなわち粘度が高ければ高い程、抵抗は大きい。これは 剪断応力対剪断速度によりプロットされる線の勾配により測定した図3〜5粘度 (ETA)のY軸上にプロットされる剪断応力である。これは流動カーブと呼ば れ、粘度値はミリ−パスカル秒(mPas)により規定される。 図1のグラフを引用して、本発明組成物が如何に早く水に溶解するかが明白に 示される。0.2%カルボキシメチルセルロースを含む50%APMサスペンジ ョンは30秒内にほとんど完全に溶解する。図2は10℃の蒸留水に50% APMサスペンジョン(0.2%CMCを含む)の溶解割合と純粋APM粉末の ものとを対比する。再び明白に、APM単独のものより本発明組成物を使用する とはるかに早い速度で一層大きい%のAPMが溶液に溶解するようになる。 伝統的に、ハイドロコロイドは流体の粘度増加に使用されてきた。この場合、 ハイドロコロイドの添加により泡沫が流体に転換し、粘度は低下し、APMサス ペンジョンは流動性を増し、それにより一層取扱いやすくなる。顕微鏡データか らAPM結晶が泡沫の気泡を囲み、結晶は液体サスペンジョンに浮遊し、または 自由に移動することが分かる。この現象はAPMがその構造に疎水基を有するジ ペプチドであることにより説明できる。これは水に溶解する場合、水は組織化さ れ、さらに結晶の添加により泡沫を形成し、アスパルテームは泡沫を安定化する 。カラギナンまたはカルボキシメチルセルロースナトリウム(ナトリウムCMC )のような非常に親水性のポリマーの添加により水を遊離し、系に添加されるA PM量を一層多くできる。しかしナトリウムCMCの懸濁効果は未知であり、A PMサスペンジョンに及ぼす流動効果は真に驚くべきことで予期されない。 図3を引用して、APMサスペンジョンの粘度に及ぼすいくつかの選択したハ イドロコロイドの効果を純粋アスパルテームの対照30%溶液と比較した、ET A、すなわちサスペンジョンの粘度はサスペンジョンの剪断速度に対し関数とし てプロットされる。線の勾配が大きい程、系の泡沫破壊および流動性は大きい。 グラフから分かるように、0.2%カルボキシメチルセルロースナトリウムまた は0.2%Viscerin(カラギナン)を有する30%アスパルテームを含むサスペ ンジョンは対照の30%APMのものより一層大きい剪断力の適用により破壊さ れる粘度を保持する。従って、付加的ハイドロコロイド補足剤を有するサスペン ジョンは、これらのサスペンジョンの流動性がはるかに大きいことを示す対照よ り低粘性のものであった。 一方図4は25℃で3種のAPM−CMCサスペンジョンの流動カーブはその 剪断速度に対しプロットした組成物の剪断応力の比較により示す。再度、流動性 は異るカーブの勾配により測定し、予期したように30%APMサスペンジョン は40%APMサスペンジョンより大きい速度で(これは50%APMサスペン ジョンのものより大きい)急速破壊することを示す。それでもやはり50% APM−CMCサスペンジョンは剪断速度の増加につれて実質的破壊を示し、そ れにより本発明の高APM濃度でさえ流動性であり、流しこむことができ、食品 および飲料産業の流体および半流体適用に有用であることを照明する。 最後に、図5は対照30%APMサスペンジョンの流動性を、微量の2種の異 るハイドロコロイドを有するAPMを含む本発明の2種の30%サスペンジョン の流動性と比較する。再度、剪断応力の割合、すなわち粘度は2種の本発明サス ペンジョンより対照に関してはるかに大きい。系に対し働く剪断応力は他の2種 のサスペンジョンより対照からの抵抗が非常に大きい(対照線グラフの高さによ り示されるように)ことが分かる。従って本発明組成物ははるかに高い流動性で 、そのテクスチャーに一致する。 如何なる理論にも束縛されずに、ハイドロコロイド、ガム、または食品用ポリ マーの添加により泡沫の形成、すなわち、APM結晶による空気の捕捉を抑止し 、ほとんど、または全く空気を捕捉せずにAPM結晶の水流体サスペンジョンを 形成すると信じられる。水中の泡沫APMの光学顕微鏡写真では、結晶は気泡を 囲み、一方ハイドロコロイド/ガム/食品級ポリマーにより製造したサスペンジ ョンでは結晶は連続水相で実際に周辺を移動する。 本発明は物理的に安定の流動性APMサスペンジョンの製造方法も考慮する。 粉末または顆粒の所定濃度に対するアスパルテームの所望量は標準的強力回転ミ キサーを使用して食品級ポリマー流動剤を加え、または加えずに水に分散できる 。使用する好ましいアスパルテームは100標準米国メッシュより小さい大きさ の結晶粒子の粉末である。アスパルテーム顆粒および湿潤ケーキとして形成した 精製湿潤アスパルテーム沈降物も、これらが溶液に十分に混合するならば、使用 できる。流動剤は可溶化前にアスパルテーム粉末または沈降物に混合でき、また は溶液に1度に3タイプすべてに添加できる。 アスパルテーム粉末または顆粒は釜の水にゆっくり添加し、最大粒子を破砕す るために高剪断ミキサーを使用して混合する。ナトリウムCMCのような安定化 流動剤は粉末と一緒に添加する。これは粘度の低下に役立ち、APMを一層多く 添加できる。好ましい場合、ナトリウムCMCは最初に水に添加し、APMの次 の添加前完全に分散させてサスペンジョンを製造することもできる。 サスペンジョンのアスパルテーム濃度が高い程、サスペンジョンの粘度は高い 。明らかに、長期安定性のサスペンジョンは短期安定性のものより非常に粘稠性 である。一般に、本発明サスペンジョンに対する好ましい粘度値は25℃でHaak e Roto-viscometerで測定する場合、約150〜約1750mPas、もっとも 好ましくは約150〜約750mPas、50 l/sで、の範囲である。 本発明の流動性APMサスペンジョンは多くの適用を有し、すべての液体また は半液体食品用途で粉末および顆粒APMを置換できる。特に、サスペンジョン は取扱いが容易であり、ソフトドリンク、ジュース、乳製品および他の飲料用途 に容易に添加できる貯蔵安定性製品を供する。溶解および化学安定性のその高い 程度はソフトドリンク分配売場への適用に特に有利である。粉塵を含まないすぐ れた性質、急速分散および溶解性を有するすぐれた卓上甘味料として使用するこ ともできる。 本発明の流体APMサスペンジョンは、正確な受け渡しおよび飲料の液体成分 の混合を必要するコンピュータ調整バルブを使用する「高工業技術」連続飲料製 造工場ではすぐれた甘味料源である。APMサスペンジョンは水または他の甘味 料、例えば高フラクトースコーンシラップ、液体シュクロースおよび/またはフ ラクトースと最少撹拌または混合で容易に混合し、カロリー甘味料と組み合わせ てダイエット飲料の製造に使用できる。 次例は一層良く記載し、本発明のいくつかの態様を開示するために供される。 しかし、これらは単に例示のためのものであり、僅かな変化は下記のものとは異 る成分または方法パラメータに関して行ないうることは認められる。しかし、こ れらは次の特許請求の範囲に挙げた本発明の精神および範囲内に入ると考えられ る。例1 次の食用ポリマー、ハイドロコロイドおよびガムをサスペンジョン総重量で約 0.2重量%の量で含む本発明の安定化流動剤を使用して30%濃度のいくつか のAPMサスペンジョンを製造した。サスペンジョンの流動カーブは25℃でM VIセンサーを使用しHaake Roto-ViscometerモデルVT500を使用して得た 。54 l/sの粘度を報告する。 ポリマー流動剤の組み合わせを使用して下記水性流体30%APMサスペンジ ョンを製造できる。 上記サスペンジョン試料(50ml)は試験管に入れ、50gで15分卓上遠心 分離機で回転した。この後、すべてのサスペンジョンは試験管内に2.0%未満 の沈澱を示した。例2 安定なAPMサスペンジョンはダイエット飲料および炭酸ソフト飲料(CSD )分配売場の甘味料として添加した。 飲料分配売場に対するダイエット濃縮物は安定な強力甘味料を必要とする。こ れは濃縮物の分配は分配ユニットに持ちこむまでに分配に平均75日を要するか らである。濃縮物のpHは3.0以下である。このような適用におけるAPMの 分解は飲料産業で周知である。濃縮飲料を売場ユニットに受け渡すには2つの様 式がある: 1.袋または函容器、代表的容量6ガロン、 2.加圧シリンダー。 溶解特性が強化された安定サスペンジョンの製造は飲料分配売場における適用 でAPMの使用が可能になる。 安定APMサスペンジョンはこのような適用に使用でき、その場合サスペンジ ョンは別々のユニットで、ダイエット飲料/濃縮飲料とは別々に貯蔵される。所 要量のサスペンジョン(5ガロン濃度に対し約110mlの50%APM)は売場 分配者に配送前に濃縮物に注入できる。注入APMは静置條件下で最少の外部撹 拌により容器に導入して30秒内で濃縮物に急速溶解し、飲料を売場から分配す る場合必要な甘味を供する。 ポリソルベート60またはレシチンのような食品級乳化剤または湿潤剤をサス ペンジョンに添加してさらに溶解性および安定性を増強できる。例3 0.2%CMCを含有する50%液体APMサスペンジョンは遠心分離ヘッド を有するNiro噴霧乾燥機で噴霧乾燥した。入口温度は160℃で、出口温度は1 00℃であった。生成粉末はサスペンジョンに容易に再構成された。粉末は標準 噴霧乾燥および顆粒化工業技術を使用して顆粒化することもできる。湿潤ケーキ (上記)はポリマー流動剤を使用して流動性化し、次いで粉末に噴霧乾燥できる 。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ブレイ,ロナルド ジー. アメリカ合衆国 60089 イリノイ州バッ ファロー グロウブ,ウィットニー レー ン 1303

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.強力ジペプチド甘味料および安定化流動剤を含むことを特徴とする、貯蔵 安定性、水性甘味料サスペンジョン。 2.強力ジペプチド甘味料はα−L−アスパルテーム−L−フェニルアラニン メチルエステル、その塩およびその金属錯体である、請求項1記載の貯蔵安定性 、水性甘味料サスペンジョン。 3.食品級安定化硫動剤はポリマー、ハイドロコロイド、ガムおよびその混合 物から成る群から選択する、請求項1記載の貯蔵安定性甘味料サスペンジョン。 4.ポリマー安定化流動剤はカルボキシメチルセルロースナトリウム、デキス トラン、アルギン、アラビアガム、カラギナン、キサンタンガム、グアガム、ヒ ドロキシ−プロピルメチルセルロース、メチルセルロース、ペクチン、ロカスト ビーンガム、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル 、カラメルおよびその混合物から成る群から選択する、請求項3記載の貯蔵安定 性甘味料サスペンジョン。 5.アスパルテームはサスペンジョン総重量の約10.0〜約70重量%の量 でサスペンジョンに含む、請求項4記載の貯蔵安定性甘味料サスペンジョン。 6.アスパルテームはサスペンジョン総重量の約20〜約55重量%の量で含 む、請求項5記載の貯蔵安定性甘味料サスペンジョン。 7.アスパルテームはサスペンジョン総重量の約20〜約35重量%の量で含 む、請求項6記載の貯蔵安定性甘味料サスペンジョン。 8.食品級ポリマー流動剤はサスペンジョン総重量の約0.001〜約0.6 重量%の量で含む、請求項7記載の貯蔵安定性甘味料サスペンジョン。 9.食品級ポリマー流動剤はサスペンジョン総重量の約0.1〜約0.3重量 %の量で含む、請求項8記載の貯蔵安定性甘味料サスペンジョン。 10. さらに乳化剤を含む、請求項9記載の貯蔵安定性甘味料サスペンジョン 。 11. 乳化剤はポリソルベート、レシチンおよびその混合物から成る群から選 択する、請求項10記載の貯蔵安定性甘味料サスペンジョン。 12. アスパルテームは100標準米国メッシュより小さいアスパルテーム粒 子から成る、請求項11記載の貯蔵安定性甘味料サスペンジョン。 13. アスパルテーム濃度はサスペンジョンを高粘性にする、請求項12記載 の貯蔵安定性甘味料サスペンジョン。 14. 粘度は約150〜約1750mPasの範囲である、請求項13記載の 貯蔵安定性甘味料サスペンジョン。 15. 粘度は約150〜約750mPasの範囲である、請求項14記載の貯 蔵安定性甘味料サスペンジョン。 16. 粉末または顆粒アスパルテーム組成物を安定化流動剤と混合し、混合物 を所望濃度に水に可溶化することを特徴とする、貯蔵安定性、水性ジペプチド甘 味料の製造方法。 17. 安定化流動剤は食品級ポリマー、ハイドロコロイド、ガムおよびその混 合物から成る群から選択する、請求項16記載の方法。 18. 安定化流動剤はカルボキシメチルセルロースナトリウム、デキストラン 、アルギン、アラビアガム、キサンタンガム、グアガム、ヒドロキシプロピルメ チルセルロース、メチルセルロース、ペクチン、ロカストビーンガム、カラギナ ン、カラメルおよびその混合物から成る群から選択する、請求項17記載の方法 。 19. アスパルテームはサスペンジョン総重量の約10.0〜約70重量%の 量で含む、請求項18記載の方法。 20. アスパルテームはサスペンジョン総重量の20〜約55重量%の量で含 む、請求項19記載の方法。 21. アスパルテームはサスペンジョン総重量の約20〜約35重量%の量で 含む、請求項20記載の方法。 22. 安定化流動剤は全体のサスペンジョン総重量の約0.001〜約0.6 重量%の量で含む、請求項21記載の方法。 23. 安定化流動剤はサスペンジョン総重量の約0.1〜約0.3重量%の量 で含む、請求項22記載の方法。 24. さらに乳化剤を含む、請求項23記載の方法。 25. 乳化剤はポリソルベート、レシチンおよびその混合物から成る群から選 択する、請求項24記載の方法。 26. アスパルテームは最初に溶液中に混合し、安定化流動剤および乳化剤は その後添加する、請求項25記載の方法。 27. 液体および半液体食品適用に甘味料として有用である、貯蔵安定性、高 粘性、高可溶性水性アスパルテームサスペンジョン。 28. 炭酸ソフト飲料、分配売場飲料、乳製品、ジュースおよび他の飲料に甘 味料として有用である、請求項27記載の貯蔵安定性、水性アスパルテームサス ペンジョン。 29. 卓上甘味料として有用である、請求項28記載の貯蔵安定性水性アスパ ルテームサスペンジョン。 30. 安定な水性ジペプチド甘味料サスペンジョンにより改良された売場分配 飲料甘味料。 31. 水性甘味料サスペンジョンはアスパルテームおよび安定化流動剤を含む 、請求項30記載の売場飲料。 32. 安定化流動剤は食品級ポリマー、ハイドロコロイド、ガムおよびその混 合物から成る群から選択する、請求項31記載の売場飲料。 33. 飲料は炭酸飲料である、請求項32記載の売場飲料。
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