JPH08508823A - 液体標本の移送装置及びその方法 - Google Patents

液体標本の移送装置及びその方法

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JPH08508823A JP7518659A JP51865995A JPH08508823A JP H08508823 A JPH08508823 A JP H08508823A JP 7518659 A JP7518659 A JP 7518659A JP 51865995 A JP51865995 A JP 51865995A JP H08508823 A JPH08508823 A JP H08508823A
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ケイヴィエム・テクノロジィズ・インコーポレイテッド
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Abstract

(57)【要約】 液体標本採取コンテナからアリコットすなわちサンプルを入手する方法、及びこれらの方法を自動的に行う装置は、コンテナ内の液体を汚染することなく、ガスと液体を含む密封された非変形で膨張可能な容器から液体のサンプルを移送するもので、(a)非変形的に密封されたコンテナを体積膨張してコンテナ外の雰囲気圧力以下に圧力を減少し、(b)膨張状態のコンテナの所定の場所を選択的に加熱して、コンテナから液体を失うことなく、密封されたコンテナ内の圧力を雰囲気圧力に平衡させるために有効な径の孔を非侵略的に形成し、(c)孔を介してコンテナから液体を排出するために、非変形的に体積を減少する、ものである。

Description

【発明の詳細な説明】 液体標本の移送装置及びその方法発明の分野 本発明は、概略、液体のサンプリングや試験の分野に関し、特に、尿標本の採 取装置、及び実体乱用処理装置に関する。発明の背景 臨床医学、法科学、環境特性試験、食物品質保証、薬物試験、及びその他の分 野では、試験サンプル中の少量物質の存在及び/又は量を、たとえそれらの物質 が極めて低濃度(百万分又は十億分のいくつのオーダ)であっても判定できるよ うになっている。例えば、臨床テスト、医療手続、及びそれらの結果は、たとえ 家族の生活を変え得るものであっても、真実に一致した、また混ぜ物のない試験 標本に基づいている。実体(中味)の悪用が尿標本試験を普及させることになっ た。陽性の結果はドナー(試料提供者)の経歴又は雇用に重要な影響を及ぼすこ とがある。特別な場合であるが、陽性の試験結果は、ドナーに対する刑事上の責 任を生じることがある。別の例として、アメリカ合衆国環境保護機関(EPA) はさまざまな試験プログラムを管理している。これらの試験プログラムは、工場 排出物のような毒性及び/又は放射性汚染液の最大レベルに関する基準に適合す ることを保証しようとするものである。 試験結果の信頼性と、試験結果と現実に採取された標本との絶対的連続性に基 づく家族的、社会的、さらに裁判上の結果は、以下の要件を備えた方法及び装置 の必要性を述べている。 1.偽りのない標本; 2.a)中味の改ざんされていない保証と、 b) i)スクリーニングを行うための第1サンプル、 ii)第1サンプルがポジティブの場合に、厳格な確認試験を行うため の第2サンプルのアリコット(サンプル)を得るために、標本コンテナ(容器) から多数のサンプリングを提供できること; 3.a)アリコットが取られる標本の品質を落とす潜在的な源を無くし、 b)標本コンテナから取られたアリコットの品質を落とす潜在的な源を無く した、標本コンテナから多数のアリコットを得る操作; 4.a)標本採取、 b)標本コンテナからのアリコットの入手、 及び c)一連のi)スクリーニングテスト、ii)ポジティブスクリーニングの試 験の確認、iii)スクリーニングポジティブのポジティブな分析を確認するため の第三者による試験、 d)試験器具における標本の貯蔵、 の各段階で標本の同一性を確認できる保管・同一性確認の追跡手続; 5.正直な試験操作を邪魔する目的の不正直な干渉からの安全保護。 特に、実体の悪用に関する試験では、大量の尿試験を行うためには、特別な標 本採取コンテナと標本採取コンテナの自動処理が必要とされていた。したがって 、第三者の確認試験用に余分な標本を提供するために、一つ以上の隔離されたサ ンプルの標本を提供する液体標本採取コンテナが必要とされていた。それは、保 管標本を保持し、同一標本について試験を繰り返し、スクリーニング試験の結果 が確認したり、又は反証の材料としたりすることができ、中味を改ざんすること なくしてはアクセスできないものである。これらの利点を提供するために、一度 標本が装置内でシールされると、人が標本に接触することができない標本採取コ ンテナ装置が発明されてきており、それらは標本採取を分けて行うものである。 この装置は、1993年3月8日に出願され、現在は放棄されている、液体標本 容器と題する継続中の米国特許出願08/027,860に記載されており、こ れについて簡単に説明する。 米国特許出願08/027,860に記載されている装置の特徴を有する標本 採取容器からアリコットを入手するためには自動的にサンプリングする必要があ る。アリコットはスクリーニング試験や確認試験に使用される。しかし、自動サ ンプリングは、標本容器からアリコットを入手したり、それに関連して標本を安 全に保管する処理の際の標本の同一性を確認できる追跡処理のために、また正直 な試験操作を邪魔するために不正直な干渉から安全に保護するために、標本コン テナから多数のアリコットを取る作業に関して上述の目的を保証するか又は保証 し得るものでなければならない。発明の概要 これらも目的やその他の目的は本発明により達成され、それは液体標本採取コ ンテナからアリコット即ちサンプルを入手する方法、およびそれらの方法を自動 的に行う装置を提供するものである。 上記方法は、ガスと液体とを収容する密封された非変形かつ膨張可能なコンテ ナから、このコンテナ内の液体と侵略的に接触することなく、液体サンプルを移 送する方法であって、a)上記密封されたコンテナを非変形的に体積を膨張して コンテナ外の雰囲気以下にコンテナ内の圧力を減少し、b)上記コンテナの所定 の場所を選択的に加熱して、コンテナから液体を失うことなく、コンテナ内の圧 力を雰囲気圧力に平衡させるために有効な径の孔を非侵略的に形成し、c)非変 形的にコンテナの体積を減少して、上記孔を通じてコンテナから液体を排出する 、ものである。さらに限定的には、上記方法は、コンテナの底部に所定の場所に 孔が形成され、(b)上記孔をレーザビーム又は加熱された柱状ガス流で形成さ れるものである。特に、その孔は拡大されたコンテナにおいて有効な径を有し、 孔での表面張力がコンテナ内の水圧よりも大きい。 非侵略的にノズル蓋に孔が形成されるので、コンテナ内の標本がそのままそっ くりと保たれる。 ノズル閉鎖部を開放する前に密封されたコンテナを膨張してその内圧を雰囲気 圧力以下に下げることで、開放時に、コンテナから標本のアリコットサンプルを 移送するのに用いる装置上にサンプル室から標本が排出されることがなく、汚染 された装置によって汚染したり、他の標本サンプルが粗悪品になったりすること がない。 コンテナから液体をロスするのを防止するのに有効な径の孔をノズル閉鎖部に 形成することにより、たとえノズルがコンテナの底部にあっても液体は容器内に 保たれる。これにより、汚染された装置によって汚染したり、他の標本サンプル が粗悪品になったりすることがない。 本発明は、コンテナ、コンテナから取り出された標本アリコット、及びコンテ ナの保管のために使用されるラック中のサンプルされたコンテナの位置を追跡す る方法を含むものである。 本発明は、その方法を実行する装置を含むものである。その装置は、ガスと液 体とを含む非変形的に膨張可能な密封コンテナから水のような液体標本をアリコ ット容器へ移送する部材及び部材の組立を備えている。 広い意味において、密封されたコンテナを非変形的に体積膨張及び体積圧縮し て内部の内積を変化させ、膨張によってコンテナの内圧をコンテナ外の雰囲気圧 力以下に減少し、圧縮によってコンテナ内に形成された孔を通じてコンテナから 液体を排出する手段と、膨張状態のコンテナの所定の場所を選択的に加熱して、 コンテナから液体を失うことなく、密封されたコンテナ内の圧力を雰囲気圧力に 平衡させるために有効な径の孔を非侵略的に形成し、圧縮後、コンテナの所定場 所の周囲を選択的に加熱して孔を溶融閉鎖する手段と、を設けている。 本発明は、その狭い側面において、(a)第11の上記ホルダを第1の方向に 前進させて第1の容器を分配領域の下に配置する手段と、(b)上記第1容器の コードを読み取る手段と、(c)上記ラックの識別コードを読み取り、ラックの 識別コードをホルダ中の容器の識別コードに関連づけるために使用する信号を提 供する手段と、(d)上記第1のラックを第1の方向を横切る第2の方向に搬送 して、上記第1のコンテナを分配領域で第1の容器の上に位置させる手段と、( e)分配領域におけるコンテナの識別コードを分配領域下の第1の容器の識別コ ードに関連づけるために、上記第1のコンテナのコードを読み取る手段と、(f )上記分配領域におけるコンテナのノズルの位置を検出し決定する手段と、(g )上記コンテナを回転して上記コンテナのコードを読み取るための手段を通過さ せ、上記ノズルをノズル開放位置に位置させるために分配領域でコンテナを回転 させ、上記ノズルを第1の容器の上に位置させるために分配領域で第1のコンテ ナを回転させ、さらに上記ノズルをノズル孔閉鎖位置に位置させるために分配領 域で第1のコンテナを回転させる手段と、(h)密封されたコンテナを非変形的 に体積 膨張及び体積圧縮して内部の内積を変化させ、膨張によってコンテナの内圧をコ ンテナ外の雰囲気圧力以下に減少し、圧縮によってコンテナ内に形成された孔を 通じてコンテナから液体を排出する手段と、(i)上記蓋の所定の場所を選択的 に加熱して、コンテナから液体を失うことなく、密封されたコンテナ内の圧力を 雰囲気圧力に平衡させるために有効な径の孔を非侵略的に形成すると共に、コン テナの上記場所の周囲を選択的に加熱して孔を溶融閉鎖する手段と、(j)上記 ノズルの底部が容器の頂上部下にあるように上記第1の容器をホルダから上昇さ せると共に、上記ノズルの底部が容器の頂上部上にあるように第1の容器をホル ダに下降させる手段と、を備えている。 本発明の方法を実施する装置の好適な実施例を図面について以下に説明する。 クレームの発明は以下に説明する特定の構造又は特定の操作に限定されるもので なく、同一の機能を実行し、説明しクレームされた同一の結果を達成する実質的 に同等の方法を含むものである。図面の説明 図1は、自動液体標本移送装置の前方斜視図である。 図2は、図1に示す自動液体標本移送装置の後方斜視図である。 図3は、パネルカバーを取り除いた、図2に示す自動液体標本移送装置の後方斜 視図である。 図4aは、本発明の装置で使用するのに適した標本採取コンテナの展開断面図で ある。 図4bは、図4aの標本採取コンテナを部分的に組立てた側方断面図である。 図4cは、図4aの標本採取コンテナを組立てた側方断面図である。 図4dは、図4aの標本採取コンテナを組立てた側方斜視図である。 図5aは、図4の標本採取容器の改良された主採取室ベローズアセンブリの側面 図である。 図5bは、図5aの改良された主採取室ベローズアセンブリの底面図である。 図5cは、図5aの改良された主採取室ベローズアセンブリの側方断面図である 。 図5dは、図5aの改良された主採取室ベローズアセンブリ装置を底から見た斜 視図である。 図5eは、図5aの改良された主採取室ベローズアセンブリ装置の上方斜視図で ある。 図5fは、図5dの改良された主採取室ベローズアセンブリ装置を底から見た斜 視図である。 図6aと図6bは、図4と図5の複数の標本採取コンテナを収容するラック装置 を示す。 図7aは、アリコット容器を示す。 図7bは、図7aのアリコット容器が挿入可能な受け取りチューブを示す。 図7cは、図7aと7bのアリコット容器と受け取りチューブを保持するアリコ ット容器チューブホルダを示す。 図8は、図1−3の装置の一部正面断面図である。 図9は、図1−3の装置の一部右側面図である。 図10は、図8の部分拡大図である。 図11は、図10のレールの線に沿った一部側方断面図である。 図12は、図11の図面のすぐに左側(正面から見て)の線に沿った一部側方断 面図である。 図13aは、本発明の装置におけるコンテナ操縦装置の側方斜視図である。 図13bは、図13aのコンテナ操縦装置の側方断面図である。 図14a−14cは、図14a−14bのコンテナ操縦装置と図5a−5dに図 示したコンテナ部分の干渉を示す底から見た斜視図である。 図15a−15cは、本発明の装置におけるレーザ貫通及び密封装置の概略図で ある。 図16aは、図12と13に示す液体標本コンテナの操縦装置の上部一部とアリ コット容器の側面図である。 図16bは、図16aに示す液体標本コンテナ操縦装置とアリコット容器の一部 側方断面図である。 図16cは、図16aに示す液体標本コンテナ操縦装置とアリコット容器の平面 図である。 図16dは、図16cの拡大部である。 図17は、図12の図面のすぐに左側(正面から見て)の線に沿った一部側方断 面図である。好適な実施例の説明 機械の配置 図1−3において、参照番号10は自動液体標本移送装置、すなわち本発明に かかる装置を示す。方向を確定するために図1を用いて説明すると、図は正面か らのもので、“右”は、正面から見たときに、装置10の右側25である。図2 と3は後ろから見たもので、装置の右側が読者の左側である。特に図3において 、装置10は支持構造を備えている。支持構造は、骨組11、この骨組に取り付 けられた複数の支持プレート(上部プレート12と下部プレート13)、及び骨 組を覆うパネル、カバー、ドア(図1、2に示す)を備えている。機械の頂上部 には、頂上部右側パネル群14と、窓の付いたドア15が設けてあり、これらは 制御システム800のポンプを収容する上部右側キャビネットを構成している。 頂上部にはまた、左側パネル群16と窓の付いたドア17が設けてあり、これら は制御システム800を収容する上部左側キャビネットを構成している。機械の 中間部には、中間の左側パネル18aと右側パネル18bと、前部パネル19a と後部パネル19bが設けてあり、これらは後述する標本コンテナとアリコット 容器の処理装置225、300、400、450、及び500を含む機械の一部 を覆っている。パネル18aは、標本コンテナ・ラック・トラック路300への 入り口門20aを囲っている。パネル18bは、標本コンテナ・ラック・トラッ ク300の出口門20bを囲っている。カバー21aは、後述するアリコット容 器ホルダ入力列システム100を覆っている。カバー21b(図11参照)は、 後述するアリコット容器ホルダ出力列システム600を覆っている。カバー22 は、後述する機械移送システム700のアリコット出力部を覆っている。パネル 群23は、機械コンピュータシステムと協同するコンピュータモニタ24を覆っ ている。機械の下部には、前部ドア25a,25b、右側ドア26a,26b、 後部 ドア27a,27b、及び左側ドア28a,28bが設けてある。これらのドア は、隣接する下部パネルと共に、支持構造10の下部キャビネット部を構成して いる。この下部キャビネット部は、後述するコントローラ(参照番号903で全 体を示す。)、電源(参照番号2で全体を示す。)、機械コンピュータシステム (参照番号902で全体を示す。)、リレー、センサ、モータ、駆動部、レーザ 装置のハウジング501、及びその他のシステムを収容している。 装置10は、閉鎖された部屋を有する液体標本コンテナから容器へと液体標本 を移送するように機能する。容器は装置10から積み出されて分析試験用の別の 機械に送られる。各部材の配置と装置10の動作をなるべく簡便に説明するため に、装置10での使用に適した液体標本コンテナを予め説明する。コンテナを説 明した後、装置10で取り扱う複数のコンテナを保持するラックを説明する。次 に、コンテナから液体標本のアリコットを受け取る容器システムを、アリコット 容器の保持装置と共に説明する。 液体標本コンテナ 図4a−4d、図5a−5f、及び図15において、全体を参照番号30で示 した液体標本採取コンテナは、上部アクセス開口部31を有する上部サンプル室 29と、上部サンプル室29と着脱自在に係合可能な下部サンプル室32と、上 部サンプル室29と下部サンプル室32とを連結して液体を上部サンプル室29 から下部サンプル室32に導く流路33と、上部サンプル室29と係合して上部 アクセス開口部31を閉鎖すると共に流路33の近傍で上部サンプル室29と下 部サンプル室32をシールする概略参照番号34で示すコンテナ閉鎖シールとを 備えている。コンテナ蓋すなわち頂上部34は蓋35を備えており、好ましくは 蓋35の外ネジ36とサンプル室29の内ネジとによって、上部サンプル室29 にシール係合可能である。コンテナ蓋34は、一端37aで蓋35に連結された 垂直コラム37と、コラム他端37bに設けられ、通路33の近傍でその上部3 3aが上部サンプル室29とシール係合可能な上部プラグ部38と、上部プラグ 部38と着脱自在に連結されて下部サンプル室32をシールする下部プラグ39 とを備えている。下部サンプル室32は、ベース40と、ベース40に連結され た体積可変のベローズアセンブリ41と、ベローズアセンブリ41の下部に設け られた少なくとも一つの又は図示するように好ましくは複数のアクセス開口部す なわちノズル42と、下部プラグ39上で突出環状リムの形をして係合要素44 と協力的に係合する、好ましくは可能保持溝の形をした保持要素43とを備えて いる。ガイド用の窪み45が、ベローズアセンブリ41の下部中央に形成されて いる。図示する3つのノズル42は120度隔ててある。ノズルは容器30の下 部サンプル室32に開放されたダクト42aと、サンプル室32へのダクト開口 部と反対側にダクトを閉鎖する閉鎖部42bを備えている。閉鎖部42bは図5 cに示すようにノズルの先端に設けてもよいし、サンプル室32へのダクト開口 部とノズル先端との間に配置してもよい。ノズル42には、主ノズルと副ノズル の区別を示すためにフラッグ構造42cを設けてもよい。ベローズアセンブリ4 1の底部には3つの傾斜ストッパ46が、ノズルポートの間で等間隔に設けてあ る。ガイド用窪み45の周囲から、ベローズアセンブリ41におけるベローズ部 41bの半径方向内側の直立環状連結部48に向けて、複数の直立羽根47が半 径方向に伸びている。ベローズアセンブリの床プレート部41aは、ベローズ部 41bから半径方向内方にある。ベローズアセンブリ41へのベース40の連結 部とベース40の底部リムとの間で、ベース40の内部に温度表示部(図示せず )を接着してもよい。上部と下部のサンプル室29と32の外側には、蓋35の 上に保証(蓋が開けられていないことを保証する)シールを設けてもよいし、リ ム40a上でベース40の口部を渡って別のシールを設けてもよい。容器蓋34 の無い容器30の部分は、図4bにおいて、参照番号49で全体が示されいる。 液体標本コンテナラック 図6a、6b、及び図10には、液体標本コンテナラックが図示され、全体が 参照番号50で示されている。ラック50は、前壁51、後壁52、前壁51と 後壁52を連結する側壁53と54、壁51、52、53、及び54を連結する ベース55、及び仕切壁56、57、58、及び59を備えている。仕切壁は、 側壁53と54とを連結すると共に、ラック50内に5つの部屋を形成している 。これらの部屋は、少なくとも一つの側壁、例えば側壁54の外側に打ち出した 符 号により部屋“1”から“5”に識別されている。前壁51と後壁52にはそれ ぞれ、ラックを識別するバーコードラベルの配置場所が設けてある。ベース55 は、複数の水平コーナーブレス60a、60b、60c、及び60dと、床63 の環状ベース開口部62を囲む下方に傾斜した環状部61を備えている。部屋1 −5はそれぞれ液体標本コンテナ30を収容する。 ラック50の側壁53、54にはその下部の肩部64、65の位置に段を設け 、床脚66、67の位置で外に突設しており、これにより長手方向に窪み部68 、69が形成されている。複数の溝状窓70、71、72、73、及び74が窪 み部68に形成され、複数の溝状窓75、76、77、78、及び79が、部屋 1、2、3、4、及び5の反対側で窪み部69に形成されている。溝状窓により 、コンテナを識別するために、コンテナ30のベース40外側に設けたバーコー ドラベルをバーコードリーダが読むことができる。 それぞれの側壁窪み部68、69から高さ(レベル))を3段階に違えたニブ が突出している。下位レベルのニブ80、82、及び85はそれぞれ溝状窓70 、72、及び74の縦方向後方に窪み部68から突出し、中位レベルのニブ81 と83は溝状窓71と72の縦方向後方に窪み68から突出し、上位レベルのニ ブ84と86は溝状窓73と74の縦方向後方に窪み部68から突出している。 中位レベルのニブ81と83は、下位レベルのニブ80と82よりも、溝状窓7 1と72から長手方向に間隔が開けられている。上位レベルのニブ84と86は 、中位レベルのニブ81と83が溝状窓71と72から長手方向に間隔を開けら れている以上に、溝状窓73と74から長手方向に間隔が開けられている。これ らのニブは、装置10の光電センサに対する光の通路を遮る。3つのレベルにニ ブが配置されていることにより、3元のコーディングシステム、すなわち2の3 乗の信号の組み合わせが可能になる。ニブの長手方向の間隔(空間)には、特定 の高さのニブに対する、間隔を置いた光電センサの収容場所となる。図6aにお けるニブの配置は3元システムを利用した多数の配置の一つに過ぎない。3元シ ステムは、特定の液体標本コンテナ30が置かれているラック50の特定の部屋 を識別する。ラックの部屋をニブで認識することにより、いずれの端部が前か後 か に注意することなく、ラック50が装置10に乗せられる。 アリコット容器及びアリコット容器ホルダ 図7a−7cを参照すると、図7aはアリコット容器、すなわちカップ90を 示している。容器90はフランジ部91を有し、これは肩部92で円筒状の中間 バレル部93に変化しており、バレル部93が傾斜した下部94に連結されてい る。容器90は、約2mlのアリコット(サンプル)を収容する体積とするのが 好ましい。図7bは、アリコット容器90の傾斜部とバレル部93,94が挿入 可能な受け入れチューブ95を示している。受け入れチューブ95のリム96は 、アリコット容器90のフランジ部91の肩部92を支持し、約7mlのアリコ ットを収容する体積を有するのが好ましい。バーコードラベル97は、受け入れ チューブ95の上部に取り付けるのが良い。図7cはアリコット容器チューブホ ルダ100を示す。このホルダ100は、それぞれアリコット容器90を支持し た複数のバーコードラベルが付された受け入れチューブを一列の保持する。アリ コット容器チューブホルダ100は複数の部屋を有し、これらは前端と後端10 3,104を連結する平行な側壁101,102の間の仕切壁によってベース1 05上に形成されている。図示するホルダでは、前端と後端103,104との 間で、10個の部屋が9つの仕切壁で形成されている。 機械システム 装置10は多数の協力し合うシステム、すなわちアリコット容器ホルダ入力列 システム200、アリコット容器ホルダ追跡移動システム225、液体標本コン テナラック追跡移動システム300、液体標本コンテナとアリコット容器の操縦 システム400、液体標本コンテナ室開放及び閉鎖システム500、アリコット 容器ホルダ出力列システム600、機械オフロードシステム700、コントロー ル及びブラインドシステム800、及び機械コンピュータ及びコントロールシス テム900を備えている。 アリコット容器ホルダ入力列システム 図9、11、及び12において、アリコット容器ホルダ100が、全体を参照 番号200で示したアリコット容器ホルダ入力列システムの前列右端に描かれて いる。図8と10の正面図を参照すると、アリコット容器ホルダ入力列システム 200は、骨組11のフレーム部材に連結された調節自在なマウス204、20 5で支持されたベルトローラ202、203上を搬送される無端状の環状コンベ ア201を備えている。ベルトローラ202は、プーリベルト207により回転 されるプーリホイール206を備えている。プーリベルト207は、その他端に おいて、アリコット容器ホルダ入力列駆動モータ211に連結されたギヤ210 の駆動軸209上で回転する駆動プーリ208により駆動される。ベルトカバー 212はプーリベルト207を保護している。アリコット容器ホルダ入力列コン ベアベルト201は、ベルトに沿って一定のアリコットラック間隔を置いたスタ ンド213、214等を備えている。そのスタンドは、ベルト列において複数の アリコットラックを分離し、列の前方へコンベアベルトが回転すると、それぞれ のアリコット容器ホルダを支持して位置させる。選択的に、スタンドは、スプリ ング式緊張スパン220、221を備えており、これら対向するスタンドが向か い合って、スタンド間でホルダを収容し、支持し、中心に位置させる。これによ り、アリコット容器ホルダの寸法変化が許容される。コンベアベルトの外側端部 には、スタンド213、214等の各対間の中央に孔が設けてある。光を読み取 るために配置された光電エミッタ検出センサ対は、孔が対のエミッタ上を通過す る際に、コンベアベルトの上下に配置される。 アリコット容器ホルダ追跡移動システム 図3、8、10、及び11を参照すると、アリコット容器ホルダ追跡移動シス テム225は、アリコット容器ホルダトラック230と、アリコット容器ホルダ プッシャキャリッジ240とアリコット容器ホルダ入力列ベルト201の進行方 向を直交するキャリッジレール234とを備えている。システム225はさらに 、アリコット容器ホルダプッシャキャリッジ駆動部、例えば閉鎖ループ式直流サ ーボモータ245と、動力ケーブル支持部249とを備えている。駆動モータの 分野では知られているように、サーボモータはエンコーダ(ここでは光学式ホイ ール装置が適当である。)を有し、これはモータ駆動軸が所定角度回転する度に 又は一回転する度に、エンコーディング信号を形成する。本発明では、機械コン ピュ ータシステムは信号を受けてそれをカウントする。機械コンピュータシステムは 、予め決められたカウント数について駆動サーボモータの回転を制御し、サーボ モータにより駆動される装置を特定の場所に位置させる。 前部からの図10、後部からの図3、右側からの図11に示されているように 、アリコット容器ホルダトラック230は、骨組11のフレーム部材に連結され た溝型部材で、アリコット容器ホルダ入力列200前部におけるコンベアベルト 201上のアリコット容器ホルダ供給位置と、アリコット容器ホルダ出力列60 0前部におけるコンベアベルト601上のアリコット容器受け取り位置との間に 横架されている。溝型部材230は、アリコット容器ホルダ100の幅を容易に 収容できる幅の滑らかな水平プラットフォーム231と、直立した側壁232a 、232bとを備えている。これらの側壁は、溝型部材230を移送し、後述す るホルダ100内で受け取りチューブ95から垂直にアリコット容器90が持ち 上げられる時にトラック上でホルダ100を保持するように、ホルダ100の側 部頂上部で円弧を描くように対向した頂上部フランジ233a、233bを備え ている。プラットフォーム231は、図11において点線231′で示すように 、アリコット容器ホルダ入力列コンベアベルト201とアリコット容器ホルダ出 力列コンベアベルト601の高さとほぼ同一の高さに位置させてある。 図11において、アリコット容器チューブバーコードリーダ260は台262 により、底プレート13の前端に連結され、溝型部材230の入り口に横方向か ら隣接している。 図10と11から分かるように、アリコット容器ホルダトラック230に平行 なアリコット容器ホルダプッシャキャリッジレール234は、装置10支持構造 の下部プレートに連結されている。ローラベアリング235上でアリコット容器 ホルダプッシャキャリッジレール234に設けられているのは、全体を参照番号 240で示したアリコット容器ホルダプッシャキャリッジである。アリコット容 器ホルダプッシャキャリッジは、キャリッジ241、キャリッジ236に連結し たプッシャアーム台242、プッシャアーム台242に連結したプッシャアーム 243、キャリッジ240に連結したアリコット容器ホルダプッシャキャリッジ 駆動用サーボモータ台244を備えている。キャリッジ240とプッシャアーム 243は、一部が点線で図11に示されている。この図は、アリコット容器ホル ダプッシャキャリッジを完全に引っ込めた状態(左側)と完全に伸長した状態( 右側)を示している。完全に引っ込めた状態では、アリコット容器ホルダプッシ ャキャリッジプッシャ・アーム243は、アリコット容器ホルダ入力列コンベア ベルト201前部のアリコット容器ホルダ供給位置にあるアリコット容器ホルダ の左側に配置されている。アリコット容器ホルダプッシャキャリッジ駆動用サー ボモータ台244は、アリコット容器ホルダプッシャキャリッジ駆動用サーボモ ータ245、チェーンスプールホイール246、テンションホイール247、及 びトラッキングホイール248を支持する。アリコット容器ホルダプッシャキャ リッジ駆動用サーボモータ245は、装置支持ベースの後部に固定されたフレキ シブルチェーン249に収容された動力ケーブルを介して電力を受ける。プラス チックの駆動チェーン25は、スプール246を介して、駆動用サーボモータ2 45の駆動軸に設けた歯付きホイール251の底部回りに噛み合い、テンション ホイール247とトラッキングホイール248を経て、チェーンクランプ252 に一端が固定されている。サーボモータ245の作動によりキャリッジ240と プッシャアーム243がレール234に沿って完全に引き込まれた位置から完全 に伸長された位置に移動し、プッシャアーム前部のアリコット容器ホルダが、ア リコット容器ホルダ入力列供給位置から、アリコット容器ホルダトラック230 上のアリコット容器充填位置へと押される。機械の中央処理ユニットは、アリコ ット容器ホルダトラック230上のアリコット容器充填位置に到達するまでサー ボモータ245を駆動するようにプログラムされている。これに代えて、アリコ ット容器充填位置は、アリコット容器ホルダの先頭端を検出し、駆動用サーボモ ータ245を停止するために信号を送るために、トラック近傍のセンサによって 指示してもよい。なお、そのセンサは、アリコット容器充填位置に最初のアリコ ット容器を置くために計算された位置にある。アリコット容器充填位置は、装置 上部よりも低い高さにあり、そこにはアリコット容器充填位置で液体を容器に移 すために標本容器が置かれる。充填液体を容器に移すためにアリコット容器充填 位置に 標本容器を置く上記装置上部は、“容器分配位置”という。 コントロール及びブラインドシステム 図11を参照すると、制御及びブラインドシステム800は、分配チューブ8 02a−802fに連結された複数の分配管801a−801fを備えている。 分配チューブは、コントロール及びブラインド用ポンプステーション805a− 805fにおいてアリコット容器ホルダトラック230上で、並列柱状に配列さ れて垂直に設けられている。ポンプ装置803a−803fは装置(図8)の上 部右側キャビネットに設けてあり、充填されたアリコット容器と共にホルダ10 0を受ける分析装置で使用される少なくとも高領域と低領域のキャリブレーショ ンのために、最終的に2つのチューブを介してコントロールを送る。ポンプ装置 803a−803fは、装置の上部左側キャビネットに設けたボトルからコント ロールとブラインドを供給する。コントロールとブラインドがアリコット容器チ ューブに分配されると、機械コンピュータシステムは一般にリモートコンピュー タ制御部から指示を受ける。例えば、コントロールが10個のアリコット容器に 対して添加される。ブラインドの添加はランダムに行われる。 標本容器ラック用追跡移動システム 図3、8、9、10、及び11を参照すると、標本容器ラック追跡移動システ ム300は、歯付きローラに支持され、一対の容器ラックを配置する歯付きベル ト301、302と、ベルト301に対するローラ303a、303bと、ベル ト302に対するローラ304a、304bとを備えている。ローラ303aは 、容器ラックを配置するベルト駆動用サーボモータ308の駆動軸に設けてある 。ローラ303b、304a及び304bは、上部プレート12と下部プレート 13に連結されたベアリングに支持されたローラ軸306、309、及び310 にそれぞれ支持されている。上部プレート12上の軸307延長部には歯付き駆 動ホイール311が設けてある。上部プレート12上のシャフト309の延長部 には歯付きスレーブホイール312が設けてある。ホイール311と312の回 りを通る歯付きベルト313はローラ304aを駆動し、それによりアイドラー ローラ304bの回りを時計方向にベルト302が回転する。駆動ローラ303 a は、アイドラーローラ303bの回りを反時計回り方向にベルト301を回転す る。このように連結されていることにより、ベルト301と302の逆転は機械 10内部で、入り口門20aから出口門20bへ走りながら、右側に向かって進 む。逆転の際にベルトループの内側に当てられる圧力プレート319、320は 、容器ラックを配置するベルト301、302の張力調整に役立つ。床322と 側部リム323a、323bとを含む傾斜路321は、ベルト301と302と の間の下部プレート12の長手方向部分に取り付けてある。コンテナ分配領域で は、傾斜床には容器ベース40と同一半径の開口部317が設けてある。傾斜路 321は、容器ラック用トラック入り口門20aから容器ラック用トラック出口 門20bへ伸びる容器ラックトラック315を形成している。 側路321片側の光電エミッタ325aと、側路を横切る光電検出器325b は、容器ラック50が門20aに装入されたときに、その先頭端を検出する手段 となる。検出器325は、エミッタ325aからの光がラック50の先頭端で遮 断されたときに切り替えられ、機械コンピュータシステムに信号を送る。これに よりプログラムルーチンが開始され、容器ラックを配置するベルト駆動用サーボ モータ308を制御して容器ラックを前進させる。第2の対をなす光電エミッタ /検出器326a、326bは、対325a、325bとコンテナ分配領域31 7との間で側路321を横切って配置されている。対326a、326bで光り 信号が遮断されると、機械コンピュータシステムに信号が送られ、ラックトラッ ク315の側路321にあるコンテナ分配領域317でコンテナラック50に先 頭コンテナ30を位置させるように計算された対326a、326bからの距離 だけベルト301、302を駆動し続けるように、制御用サーボモータ308が 制御される。図10は、トラック315上のコンテナ分配領域317に配置され たラック50の先頭コンテナ30を示す。トラック315上のステーション31 7は側路321と同一の高さにある。図10では、アリコット容器ホルダ100 とコンテナラック50の先頭コンテナ30との相対位置が図示されている。先頭 コンテナ30と液体標本のアリコットを受けるチューブ95内の容器90は、容 器90とチューブ95がコンテナ50の下の同一レベルにあるように配置される 。 図11において、コンテナバーコードリーダ330は、コンテナラック50の 溝状窓75−79を介してコンテナ30の下部サンプル室32上のバーコードラ ベルが読み取れる高さに、コンテナ分配領域317に隣接して配置されている。 側路321の反対側のフォト検出器331は、バーコードリーダからの光を検出 する。バーコードリーダからの光が遮断されるということは、コンテナがコンテ ナ分配領域317にあることを意味する。複数の光電センサ318a、318b 、318cが、コンテナ分配領域に隣接して、高さ方向及び長手方向に間隔を置 いて設けてある。センサ318a−318cのそれぞれはU状態の溝付き光スイ ッチ形式のセンサである。溝を挟んで一方のアームには光エミッタが設けてあり 、他方のアームには感光性の光検出器が設けてある。溝型センサのアーム間のス ロットをラック50のニブの一つが通過すると、エミッタアームからの光が遮断 され、検出器がある状態から別の状態に切り替えられ、機械コンピュータシステ ムに信号が送られる。 図10に示されるように、容器ホールドダウンモータ360は、上部プレート 12に連結された台361に支持されている。モータ360は容器ラックホール ド−ダウンピストンプレート362を、わずかな許容誤差(例えば約1/32イ ンチ)をもって、コンテナラック50のコンテナ30の蓋35頂上部上に移動す る。 標本コンテナとアリコット容器の操縦システム 図12、13a−b、14a−14c及び17a−17dにおいて、液体標本 コンテナとアリコット容器の操縦システムは全体が参照番号400で示されてお り、コンテナ分配領域317におけるコンテナラック50のレベル下で、アリコ ット容器ホルダトラック230の左側に配置されている。図12において、液体 標本コンテナとアリコット容器の操縦システム400は、参照番号401で全体 を示したコンテナ操縦アセンブリと、参照番号450で全体を示したアリコット 容器操縦アセンブリとを備えている。コンテナ操縦アセンブリ401は、台40 3によって装置10のプレート13に支持された線形ベアリングスライドアセン ブリ402を備えている。線形ベアリングスライド402の可動ベルトクランプ ス ライドは、固定具404により支持スリーブ405に連結されている。アセンブ リ402に対する垂直駆動サーボモート480の動作により、支持スリーブ40 5が上下する。支持スリーブ405はカップリング406で、回転駆動サーボモ ータ408のギヤボックス407に連結されている。支持スリーブの他端では、 マイクロスイッチ410がスリーブ外周に取り付けてある。マイクロスイッチ4 10は、コンテナ30における窪み45の軸から傾斜耳部46とコンテナ30に おけるノズル42との中間位置までの半径方向距離に等しい距離だけ、支持スリ ーブの軸から半径方向に間隔を隔てている。支持スリーブが持ち上げられた時に マイクロスイッチ410が閉じ、マイクロスイッチ410が頭上物体に押し込ま れる。マイクロスイッチ410が閉鎖すると機械コンピュータシステムに信号が 送られ、アセンブリ402に対する垂直駆動サーボモータが停止し、支持スリー ブ405の上昇が停止する。 図13a−bにおいて、支持スリーブ405の末端部には外周肩部411が設 けてある。肩部411の周囲には、環状グリップヘッド413と3つの枝状の駆 動ドッグ414を有するドライバ/グリッパ部材412が固定されている。環状 グリップヘッド413は、肩部413の上に固定された環状ベース部415の中 央ボア414aの周囲で上方に伸びる4つの突起部413a、413b、413 c、413dを備えている。中央ボア414aは、スリーブ405のボア416 の軸と一直線に配置されている。プルロッド417が、部材412の中央ボア4 14aとスリーブ405のボア406に通してある。プルロッド417の末端に は半径方向に拡大された部分418が設けてある。中央ボア414aへの開口部 における環状グリッパ突起部413a、413b、413c、413dの内面端 は、プルロッド拡大部418が中央ボア414aへ引き込まれるように面取りし てある。プルロッド拡大部418を引き込むと、突起部413a、413b、4 13c、413dは中央ボア414aから半径方向外方に広がる。 図12に戻り、アリコット容器垂直駆動アセンブリ450は、台452によっ て装置10のプレート13に支持された線形ベアリングスライドアセンブリ45 1を備えている。線形ベアリングスライドアセンブリ垂直駆動サーボモータ45 3はプーリホイール454を駆動する。駆動プーリ454とアイドラープーリ4 55との間を走るプーリベルト(明瞭には図示せず)は、プレート456と45 7との間でクランプされる。プレート457はヨーク458に固定されている。 垂直駆動サーボモータ453を駆動すると、プーリベルトとクランププレート4 56、457及びヨーク458を、プーリベルトの移動方向に移動させる。これ により、ヨーク458が上下する。ヨーク458はダウエル459をベアリング 内で支持している。ダウエル459は対の中子部材460a、460bの回転ベ ースに対して垂直に設けた一対の平行アームのそれぞれの部材の長手方向の溝を 横断している。ダウエル459の垂直移動により、中子部材460a、460b がその回転ベース上で回転する。ダウエルの上方移動により中子部材が広がり、 ダウエルの下方移動により中子部材が閉鎖する。図16a、16b及び16dに おいて、中子部材460a、460bの末端には、クランプ部材470a、47 0bが設けてある。それらのホームポジションでは、中子部材460a、460 bは開放されて、アリコット容器90の上部フランジ部分91ど同一レベルにク ランプ部材470a、470bを位置させて、分配ステーション317でアリコ ット容器ホルダトラック230の両側で上方に伸びる。ヨーク458が上下する と、トラック230に垂直にまたがって中子部材460が上下する。リンク46 2は、ヨーク458に設けたソレノイド464のプランジャ463にダウエル4 59を連結する。ソレノイド464が駆動するとリンク462とダウエル459 が垂直上方に移動し、中子部材460a、460bの末端を他方に向けて回転す る。これにより、クランプ部材470aと470bはアリコット容器90の上部 フランジ部91をクランプする。ダウエル459の末端には杖部465が取り付 けてある。杖部465の従属末端部はフラッグ部466を備えている。ヨーク4 58の末端部には細長い支え467が設けてある。その支え467の末端部には 、スイッチ318について説明した型式の2つの光電溝型スイッチ475、47 6が設けてある。ダウエル459を移動すると、枝部465とフラッグ部466 が動作する。クランプ部材470a、470bがアリコット容器90を掴むと、 アリコット容器90のフランジ部91によって閉鎖動作が停止する。これは、光 電スイッ チ475の溝型センサの間の場所にフラッグ466の移動を制限し、クランプ部 材470a、470bがアリコット容器90を掴んだことを報知すべくスイッチ を動作する。クランプ部材470a、470bが掴むアリコット容器が存在しな い場合、閉鎖動作はすぐには停止せず、中子部材を限られた場所まで揺動させる 。その更なる動作により、第2の光電スイッチ476の溝型センサ間の場所にフ ラッグ部材466が進み、アリコット容器がコンテナ分配領域317に存在しな いことを機械コンピュータシステムに報知するべくスイッチ動作させる。 図16aにおいて、一対の光電センサ477a、477bは、アリコット容器 90のフラッグ部91が中子クランプ部材470a、470bで掴まれたときに 、フラッグ部91とアリコット容器90の中間に介在するように決定されたレベ ルで中子部材460a、460bに設けられる。 液体標本コンテナの開放/閉鎖システム 図3、図15a−cを参照すると、参照番号500は、液体標本コンテナ30 の主液体サンプル室を開放したり閉鎖したりするレーザ貫通及び閉鎖システムを 示す。レーザアセンブリのハウジング501は、レーザ502、ソレノイド駆動 シャッタ503、及び電気機械的に駆動されるレンズ504を収容している。電 力供給及び電気コントローラ505はレーザ502を励起し、電気的に電力供給 、ソレノイド駆動シャッタ503、及び電気機械的に駆動されるレンズ504を 制御する。励起されると、レーザ502は軸に沿って柱状に集められたレーザビ ームを放出する。ハウジング501は装置10内に配置され、アリコット容器ト ラック230の左側で、コンテナ操縦システム支持スリーブ405におけるボア 416の軸から半径方向に間隔を隔てた分配ステーション位置317の柱の所定 位置に、レーザビームを向ける。その半径方向の間隔は、コンテナガイド用窪み 45とコンテナ30のノズル42の軸との半径方向の距離に等しい距離である。 分配ステーション位置317のラック50にある容器がスリーブボア軸416の 回りを回転してノズル42をレーザビームに整列したとき、ビームはノズル42 と同軸にある。レーザレンズ504は、レーザとノズルチップ閉鎖部42との間 の高さに配置されているので、レンズの焦点距離はノズルチップ42の閉鎖部と 一致 する。 アリコット容器出力列システム 左端面の図11と12を参照すると、アリコット容器ホルダ入力列システム6 00は、ベルトローラ602、603上で搬送される無端状ループコンベアベル ト601を備えている。上記ベルトローラは、骨組11のフレーム部材に連結さ れた調整台604、605で支持されている。ベルトローラ602はプーリベル ト607で回転されるプーリホイール606を備えている。プーリベルトは、一 端部において、アリコット容器ホルダ出力列駆動モータ611に連結されたギヤ 610の駆動軸609上で回転する駆動プーリ608で駆動される。ベルトカバ ー612はプーリベルト607を保護する。アリコット容器ホルダ入力列コンベ アベルト601は、ベルトに沿って所定のアリコットラック間隔を置いて、スタ ンド613、614等を備えている。スタンドはアリコット容器ホルダ100用 の溝を形成し、ベルト601の溝で複数のアリコット容器ホルダを分離し、ベル ト601が回転すると、それぞれのアリコット容器ホルダ100を支持し配置す る。そのほかに、入力列200に関する図10で符号220、221で示すよう に対向するスタンドに架け渡したスプリング式の張力具をスタンドに設けてもよ い。コンベアベルトの外側端部には、各対のスタンド213、214等の間に中 心が位置する孔を設けてもよい。一対のエミッタ上を孔が通過したときに光を読 むように配置された光電エミッタ検出センサ対は、コンベアベルトの上下に配置 される。 列ベルト601の溝位置は、アリコット容器ホルダトラック230と一直線上 にあり、受け取り溝位置にある。光電センサ615は、骨組11に設けたサポー ト617に回動自在に連結した回転アーム616の端部に設けてある。ホームポ ジッションにおいて、サポート617と回転アーム616に連結されたスプリン グ618は、アーム616と光電センサ615を、受け取り溝位置の近傍後部の トラック230とベルト601に対する受け取り溝位置と一列に保持する。ソレ ノイドは回転アーム615に連結され、駆動されると、ソレノイドプランジャが 、アーム615を回転して受け取り溝位置と一直線上の位置から外す。回転アー ム スプリング618は、ソレノイドが逆方向に動作すると、回転アーム616をホ ームポジッションに戻す。 光電センサ616は、コンベアベルト601の上側走行路端部でスロットロケ ーションの近傍でかつ後部のベルト601他端に配置している。これらのセンサ は、スロット中にホルダ100が有るか否かを検出する。したがって、ホルダが トラック230と同一直線上のレシーバポジッションにあるとき、センサ615 は検出を行い、ホルダ100がコンベアベルト601の直立走行の端部位置にあ るか否かをセンサ616が検出する。 アリコット出力容器ホルダオフマシン移送システム 図2と17において、参照番号700はアリコット出力容器ホルダのオフマシ ン移送システムの全体を示す。アリコット出力容器ホルダ出力列ベルト上のアリ コット出力容器ホルダは、本システムの動作によって機械から送り出される。ア リコット容器ホルダトラック230に平行でかつ隣接したアリコット出力容器ホ ルダプッシャキャリッジレール701は、その上の下部プレート13に連結され ている。レール701はアリコット容器出力列上に伸びている。ローラベアリン グによりレール701に設けられているのは、全体を参照番号702で示したア リコット出力容器ホルダプッシャキャリッジである。アリコット出力容器ホルダ プッシャキャリッジ702は、キャリッジ703、キャリッジ703に連結した プッシャフィンガアセンブリ台704、プッシャフィンガアセンブリ台704に 連結されたプッシャフィンガアセンブリ705、及びキャリッジ703に連結さ れたアリコット出力容器ホルダプッシャキャリッジ駆動用サーボモータ台を備え ている。プッシャフィンガアセンブリ705は、基部水平部材705a、末端垂 直部材705b、及びスプリング705cを備えている。基部水平部材705a はピボット705dでヒンジされている。スプリング705cは基部水平部材7 05aを台704に対して付勢する。これにより、末端の垂直部材705bがア イコット容器ホルダトラック230と一直線上に配置される。図17は、完全に 引き出した位置(見る者の左)と完全に伸長した位置(見る者の右)にあるキャ リッジ703とプッシャフィンガアセンブリ705を図示している。完全に引き 出した位置では、図3にも示すように、アセンブリ705の垂直プッシャフィン ガ705bは、コンベアベルト601上の受け取り溝位置で、アリコット出力容 器ホルダの左側(見る者の右)に位置している。アリコット出力容器ホルダプッ シャキャリッジ駆動用サーボモータ台706は、アリコット出力容器ホルダプッ シャキャリッジサーボ駆動モータ708、アイドラーホイール709、テンショ ンホイール710、及びトラッキングホイール711を備えている。プラスチッ クの駆動チェーン712は、一端部がアンカー713とアイドラーホイール70 9回りのねじ溝に固定され、サーボ駆動モータ708の駆動軸に支持されたスプ ロケットホイール714の底部、さらにテンションホイール710、トラッキン グホイール711を介して、チェーンクランプ715に固定されている。サーボ モータ708の駆動により、キャリッジ703とプッシャフィンガアセンブリ7 05を、レール701に沿って、完全に引き出された位置から完全に伸長した位 置へ移動させる。 図3に最もよく示すように、ガイドプレート716は、下部プレート13上に おいて、アリコット容器出力列コンベアベルト601とコンテナ分配領域317 との間で、水平に設けられる。ガイドプレート716は垂直溝717を備えてお り、そこには入り口部分と溝終端部とを有する溝が形成されている。溝717の 入り口部分は、本質的にトラック230上に整列されたアリコット容器ホルダト ラック230に平行であることが好ましい。溝717の終端部分はアーチ状にな っている。溝のアーチ状部分はトラック230から離れた右端の機械に向かって カーブしている。キャリッジ703とプッシャフィンガアセンブリ705は完全 に引き込まれた位置に移動し、ヒンジ部材上のプッシャフィンガ705bは溝に 滑り込み、溝で描かれたカーブを移動する。これにより、フィンガアセンブリ7 05が、プッシャアーム243により、トラック230に沿って、アリコット容 器ホルダの移動ラインから外れる。 機械コンピュータ及び制御システム 上述の機械システムの操作は、機械コンピュータシステム900の制御にした がって行われる。コンピュータシステムは901(図1)のようなキーボードか ら、適当なコネクタを介して搭載の機械コンピュータシステムに連結された遠隔 のコンピュータから、上述した機械センサや機械式サーボモータエンコーダから の入力を受ける。機械コンピュータには、図3において参照番号902で全体を 示したマスターコンピュータや複数の従属的なコンピュータシステムを設けるの が好ましい。そのようなコンピュータは、サーボモータ、駆動モータ、ソレノイ ド、リレー、及びその他の電動装置に連結されてこれらを駆動する直流コントロ ーラ903を介して機械システムを制御する。機械電源904は、商用交流電源 を、機械コンピュータや制御システムの電気的要素やそれらに連結された電気要 素で使用される機械直流電力に変換する。 操作 装置10を扱う実験室では、標本採取場所から液体標本コンテナ30を受け取 る。実験室は、標本採取の場所で開始された一連の保管を管理する。標本コンテ ナからアリコット容器へ液体標本を移す本発明の装置及び方法は、サンプリング された液体標本に混ぜ物を入れたり品質を落とすような誤ったサンプリング手順 を無くし、大量の液体標本15を自動的に処理すると共に、標本の同一の状態で 保存することを保証しつつ一連の保管管理を維持するものである。 標本採取場所では、図4bに示すように、部分的に組み立てられた状態のコン テナがシールされた包装から取り出される。一般的な一連の保管手順では、20 のドナー(提供者)に、多色の用紙に記入した後、アセンブリのコンテナ部分4 9が与えられる。採取者はコンテナの蓋34を保持する。ドナーは、上部アクセ ス開口部31を介してコンテナ部49に尿を入れる。尿は上部サンプル室29か ら下部サンプル室32に流路33を介して流れる。下部サンプル室32が充満す ると、次に上部サンプル室29に充填される。サンプル室32の底部床形状によ り、尿が下部サンプル室に充填されてから流路33を介して上部サンプル室29 を占有する際に、殆ど空気が下部サンプル室に残ることがない。ドナーはコンテ ナ49を採取者に返却し、採取者が蓋34を用いてコンテナを閉鎖する。蓋34 は下部サンプル室32を上部サンプル室29からシールする。内圧は採取場所の 雰囲気圧力と同一である。採取者は温度計(ストリップ状の温度計)を読み取り 、 標本が体温(真生の標本)であることを確認し、品質保証テープ(標本が乱され ていないことを保証するテープ)を、蓋35を横切ってコンテナ側部上に設ける 。ドナーはテープにイニシャルを表示する。テープの施されたコンテナは、2室 の郵送袋の一方の袋に入れられる。用紙がドナーと採取者によってサインされ、 その一つのコピーがドナーに、ファイルコピーが採取者に保持される。用紙35 の残りは袋の別の部屋に入れられる。袋は次に装置10のオペレータに送られる 。コンテナ30のベローズアセンブリ41により、運送中又は目的の場所で低い 雰囲気圧力にコンテナが晒された場合に、下部サンプル室32が膨らむ。逆に、 コンテナ30のベローズアセンブリ41とサンプル室に尿を充満する際に下部サ ンプル室32の天井部で捕獲された少量の空気によって、運送中又は目的の場所 で高い雰囲気圧力に容器が晒されると、下部サンプル室32が収縮する。したが って、ベローズアセンブリ41は、コンテナの置かれる雰囲気の圧力変動があっ てもコンテナから試料が漏れないことを保証する。目的の場所では、試験の実験 室で引き続きコンテナが保管される。専門家がコンテナと用紙を袋から取り出し 、一組の同一バーコードラベルから、一つを用紙に、もう一つをコンテナの上半 分に、その他をコンテナの下半分に貼り付ける。上半分のラベルにより、上半分 の試料が下半分の試料と同一であることが保証される。同様に処理されてラベル の付された一団のコンテナは、一般には40のコンテナをバッチ操作する処理に おいて、処理装置15に集められる。永久的なバーコードラベルを備えた液体標 本コンテナラック50が得られ、5つのラベルを付したコンテナ30がラックに 収容される。専門家がバーコードリーダでラックのラベルを読む。一群の40個 のコンテナを集めるために、8個のラックが同様に処理される。 機械オペレータはアリコット容器ホルダ100を集める。図7cに示すように 、それらは各々アリコット容器90を支持する10個のアリコット受け取りチュ ーブ95を保持している。バーコードラベルはそれぞれの受け取りチューブ上に ある。オペレータはホルダ100中のチューブとホルダを一定方向に向け、アリ コット容器ホルダ入力列200に置かれたときに、バーコードが機械のバーコー ドリーダ260に対向するようにする。次に、オペレータはそれぞれのホルダ1 00 を、ベルトスタンド213、214等の間のアリコット容器ホルダ入力列ベルト 201上に配置する。 一般に、機械10は、アリコット容器出力列コンベア(後述する)の受け取り 溝を直接介して、また搬送ブリッジを介して、標本分析装置30の入力供給シュ ートにアリコット容器を搬送する。したがって、オペレータは、出力列に何もな いことを確認できる。時折分析装置が試験用の標本アリコットを受け取る準備が できていないことがあり、そのような場合は、アリコット容器凪力列コンベアの 受け取り溝を片付けるスタートアップルーチンを用いてもよい。適当なルーチン は次のようなものである。オペレータは次に機械10の電源を入れる。機械のス タートアップの際に、光電センサ615はアリコット容器出力列ベルトの中のア リコット容器ホルダ受け取り位置にアリコット容器ホルダが有るか否か検出し、 光電センサ616はアリコット容器出力列ベルトの中であってアリコット容器出 力列ベルトの最終直立位置にアリコット容器ホルダが有るか否かを検出する。光 電センサ615と616の両方がアリコット容器ホルダの存在を検出すると、列 は満杯で、機械はシャットダウンしているとみなされる。スタートアップの際に 、光電センサ615だけがアリコット容器ホルダを検出した場合、機械コンピュ ータシステムに信号を送り、これにより当該システムにより適当なコントローラ を駆動して、アリコット容器出力列駆動モータを起動し、光電センサ616がア リコット容器ホルダの存在を検出するまで、充填トラックから離れる方向にベル トに索引を付ける。スタートアップの際に、光電センサ616だけがアリコット 容器ホルダの存在を最終ベルト走行部分で検出すると、信号が機械コンピュータ システムに送られ、適当なコントローラを用いて、アリコット容器出力列駆動モ ータを逆転し、光電センサ615がアリコット容器ホルダの存在を検出するまで 、充填トラックに向かう方向にアリコット容器出力列ベルトを駆動する。これら の2つの場合、光電センサ616がアリコット容器を検出すると、アリコット容 器出力列ベルトは充填トラックの方向に移動する。次に、光電センサ615がア リコット容器ホルダを検出すると、機械コンピュータに信号を送り、機械コンピ ュータシステムはアリコット容器出力列駆動モータを逆転し、前方に向かってベ ル トを索引付けする。したがって、スタートアップ時にアリコット容器出力列ベル トにアリコット容器ホルダが有り、充填トラックと最終ベルト走行溝のいずれに もアイコット容器ホルダが無ければ、このスタートアップルーチンにより、それ らは充填トラック受け取り溝位置から取り出され、ベルトは少なくとも一つのア リコット容器ホルダの位置でベルトは受け取る用意ができている。 スタートアップの際に、機械コンピュータシステムはアリコット容器ホルダプ ッシャキャリッジ用サーボモータ245を所定の数だけ回転し、レール234に 沿ってアリコット容器ホルダプッシャキャリッジを所定距離駆動し、ホルダ10 0中の先頭チューブ95がバーコードリーダ260前のラベル読み取り位置にあ るまで、アリコット容器ホルダトラック230に沿ってプッシャアーム243を してホルダ100を進行させる。リーダ260は先頭チューブのラベルを読む。 次に、機械コンピュータシステムから信号が出されると、駆動サーボモータ24 5が回転して次のチューブ95をバーコードリーダ260前のラベル読み取り位 置まで前進させる。このホルダ100を前進させるステップはホルダ100のす べてのチューブ位置で続けられる。ラベルが読み取り位置と違った場所にある場 合やラベルが無い場合、ホルダ100での位置に応じて、リーダはエラー信号を 機械コンピュータに送る。 機械の搭載コンピュータはコンピュータインターフェイスによって搭載コンピ ュータに連結された遠隔の実験室のコンピュータから入力を受け、アリコット容 器ホルダトラック230を通過するいくつかのアリコット容器にコントロール又 はブラインドを付与する。(良い実験室の慣例では十数個の容器ごとコントロー ル液を付与する。コントロールは、機械10から充満したアリコット容器を受け る分析機械のオペレータに公知の所定量の分析試料を含む液体である。コントロ ールは分析機械のキャリブレーションチェックに利用される。ブラインドは、分 析機械のオペレータには知られていない分析された量の分析試料を含む液である 。ブラインドは、不正直なオペレータが実験結果を偽造するために液に干渉した り液を替えたりするのを防止するために用いられる。)搭載コンピュータはプッ シャキャリッジサーボモータ245を駆動し、プッシャアーム243がホルダ1 00 をコントロール液とブラインド液のポンプステーション805a−805fに送 る。遠隔コンピュータからの指示に基づき、搭載コンピュータはコントロール及 び/又はブラインドを供給する適当なポンプに信号を送り、プログラムされたコ ントロール液とプログラムされたブラインド液を予め決められたアリコット容器 に分配する。コントロール液とブラインド液の供給ステーションでの分配が終了 すると、キャリッジサーボモータ245とプッシャアーム243がアリコット容 器ホルダトラック230上のホルダ100を標本分配ステーション317に送る 。 ホルダ100の上述した移動とは無関係に、オペレータは液体標本容器ラック 50を機械入り口門20aに挿入する。ラック50のバーコードは、ラックトラ ック315近傍のバーコードリーダにより、又は機械外の遠隔読み取り機によっ て読みとってもよい。ラック50が十分挿入されると、ラック50の先頭端がフ ォトエミッタ325aからフォトディテクタ325bへの光を遮断し、機械コン ピュータシステムに信号を送り、それによりラックベルトサーボモータ308が 駆動される。モータ308がベルト301、302を駆動し、これらはラック5 0の側部を掴み、側路321に沿って搬送する。ラック50の先頭端は次にフォ トエミッタ326aからフォトディテクタ326bへの光を遮断し、機械コンピ ュータシステムに信号を送り、サーボモータ308から検出された回転のカウン トを開始する。所定の数がカウントされると、コンピュータはラックベルトサー ボモータ308を停止する。カウント数は、先頭容器を標本分配ステーション3 17に配置するために予め決められたものである。 標本分配ステーション317では、フォトディテクタ331は、先頭容器の位 置が空か否か検出する。バーコードリーダ330から発射された光がフォトディ テクタ331で受け取られると空である。検出器331がスイッチが入っていな い状態を保ち、分配ステーション317へのカウント数が蓄えられている場合、 ラックベルトサーボモータ308は、ラック位置“2”が分配ステーション31 7に位置するようにラック50を送るために計算された所定回転数、ラックベル トサーボモータ308が駆動される。検出器331にスイッチが入れられると、 ラック位置“1”が容器によって占有されている。 検出器331によるスイッチングにより機械コンピュータによって行われるポ ンピングルーチンが開始される。支持スリーブ垂直駆動サーボモータ480と支 持スリーブ回転駆動サーボモータ408が動作し、回転しながら軸方向に支持ス リーブ405を上昇させる。図15a−cにおいて、スリーブ405上の環状グ リップヘッド413と3つの尖ったドライブドッグ414が回転しながら軸方向 に螺旋状に上昇し、環状グリップヘッドがガイド用窪み45に同軸的に入る。マ イクロスイッチ410がベローズアセンブリ41の下に接触するまで、ドライブ ドッグ414は螺旋を描きながら上方に移動する。その水平方向の移動量は耳部 46の傾斜よりも緩い。ベローズアセンブリ41の下に接触すると、支持スリー ブ垂直駆動サーボモータ480と支持スリーブ回転駆動サーボモータ408のス イッチがオフされる。次に、スリーブ回転駆動サーボモータ408が所定量、す なわち90度以上180度以下、好ましくは140度回転し、ドライブドッグ4 14a、414b、414cを、ベローズアセンブリ41の下で、しっかりと傾 斜耳部46の垂直側に係合させる。次に、プルロッド417に連結されたソレノ イドが機械コンピュータシステムによって駆動し、プルロッド拡大部4189が 引き込まれ、ガイド用窪み45の環状ヘッドが半径方向に広がり、それにより容 器30を保持する。支持スリーブ垂直駆動サーボモータ480が続いて駆動され 、ラック50の着座位置から容器をわずかに、好ましくは約1/32インチ上昇 させ、ラック50中で容器30が回転する接触摩擦抵抗を減少させる。回転駆動 サーボモータ408が続いて駆動され、容器30を2回転させる。容器30が回 転する時、容器バーコードリーダ330が下部サンプル室のバーコ−ドラベルを ラック50の窓70(容器は位置“1”にあるものと仮定する)を介して読み取 る。容器30が回転を開始してリーダ330が読み取りを開始するときは、バー コードの最初の部分は既に窓70を通過しているので、容器30は2回転して少 なくとも一回はバーコードラベルがバーコードリーダ330を通過し、リーダが バーコードラベルの初めから読み取りできるのを保証する。 容器30が回転する際に、位置をずらして配置された光電センサ340と34 1が、回転サーボモータ408を駆動している機械コンピュータシステムのエン コーディングに対して、ノズルの存在を検出する。その2つの検出器は、これら で走査されるノズル42が、下部の2つのセンサ341を遮断するのに必要な長 さを有しているか否かを検出する。これは、ノズルが機械で予想された高さに無 い先端部を有しているか否かを検出する。例えば、長さの差は、容器がそれ以前 に標本サンプルを取り出すためにノズル先端を切り取ることによりノズルを介し てアクセスされた場合に生じる。代わりに、ノズルがそれを主ノズルとして識別 する副次的な構造を有する場合、図5fの例に表されているように、識別構造の 有無を検出するために通過していくノズルを検出する光電センサ340、341 を設けてもよい。一回転プラスいくらかの角度の回転がノズルを検出するために 必要で、バーコードラベルを読むために2回転すればその要求は満足される。セ ンサ340、341通過させて、複数のノズルを識別してノズルを選択しなかっ た選択したりすることができる。 また、コンテナ30を回転すると、このコンテナ30内標本の沈殿物が掻き混 ぜられる。標本中の沈殿物の掻き混ぜと蘇生は、サンプル室32の床に設けた羽 根47(図5e)で促進される。 機械コンピュータシステムがコンテナ30を2回転すると、機械コンピュータ システムは垂直駆動サーボモータ480を制御して、サポートスリーブ405を 下降し、コンテナ30をラック50の背後に再び着座させる。 次に、サポートスリーブ回転駆動サーボモータ408は機械コンピュータシス テムにより制御され、コンテナ30を回転して選択されたノズル42をレーザシ ステム500の固定焦点と同軸的に配置する。コンテナ30のベローズアセンブ リは、サンプル室32の内部と雰囲気との差圧を解消するためにシールされてい るので、自動的にサンプル室32の体積を調節する。雰囲気に対する負圧は、サ ンプル室32の頂上部と底部との間の距離を大きくすることによって起こされる 。垂直駆動サーボモータ480が制御されて支持スリーブ405、さらに環状グ リップヘッド413を下降する。コンテナ30をラック50に位置決めし、この 余分な移動によってベローズアセンブリ41の床プレート41aを下部サンプル 室32のベース40に対して引き下げ、下部サンプル室32の体積を増大する。 サン プル室32はシールされているので、このサンプル室の体積増加により雰囲気に 対する内圧が低下する。羽根47によりベースアセンブリ41の床プレートに付 加的な剛性が与えられ、ベローズアセンブリ41がほぼ水平な保全ノズル42を ほぼ垂直に引き下げてノズル42をレーザシステム500の固定焦点と同軸35 上に保持する。 レーザの電力供給及び電気コントローラ505は次に機械コンピュータシステ ムによって制御され、電気機械的にレーザレンズ504を掴んでレーザビーム軸 に中心が位置する場所にもっていく。レンズの焦点は、レーザビーム軸と同軸上 に設けたノズル42の底部に一致する。機械コンピュータシステムは、ソレノイ ド作動レーザシャッタ503を制御してこのシャッタ503をレーザビームの通 路から移動させ、レーザパワーの供給を制御してレーザを励起する。シャッタが 開いていると、レーザはビームを発し、これはノズル閉鎖部上でレンズ504に よって焦点が合わされる。レーザエネルギによりノズル閉鎖部が過熱され、蓋の 開口部が溶融される。ノズル閉鎖部の開放により、ベローズアセンブリ41の引 き下げにより作られる差圧を維持する手段が破壊サれる。高圧の雰囲気がノズル 開口部、ノズルダクト、さらにサンプル室32に入って圧力を平衡に保つ。この ガスの侵入及び空気の侵入によりダクト内に形成される泡によって、液体が開放 されたノズル42が即座に放出されるのが防止される。好ましくは、ノズルダク トの長さに対する貫通開口部の径の比率は、開放されたノズルからの液体流出に 抵抗し得るように十分小さく保たれる。 ノズル42の閉鎖部はノズルの先端に設ける必要はない。図4gに示すように 、閉鎖部材はノズルダクト内の深部に設けてもよい。この形状により、2つの光 電センサが不要となり、これらはそれ以前に切り取られたノズルを検出するため にのみ使用される。図4gのノズル形状は、アリコット容器に液を充填すること に関して後述される利点がある。 250から450マイクロセカンドの露光の後、レーザシャッタソレノイドが 動作してレーザシャッタ503をしてビームを横切らせ、レーザパワー源がパワ ーオフされる。 続いて、支持スリーブ回転サーボモータ408が機械コンピュータシステムに より駆動し、サポートスリーブを回転すると共に、開放されたノズル42が分配 ステーション317のアリコット容器90上に配置されるまで、レーザステーシ ョン500上で開放されたノズルの位置から容器30が回転する。同時に、支持 スリーブ垂直駆動サーボモータ480が駆動してサポートスリーブ405と環状 グリップヘッド413を下降させる。また、これによりベローズアセンブリ41 の床板が引き下げられ、分配ステーション317のアリコット容器90上に整列 するために開放されたノズル42を回転する際に、サンプル室からいくらかの液 体を排出するために主サンプル室の体積を減少する不注意な閉鎖動作が、環状グ リップヘッド413とサンプル室32の天井部との間で生じることはない。 次に、機械コンピュータシステムは挟みソレノイド464を制御して挟みクラ ンプ部470aと470bの閉鎖部をアリコット容器90の上に移動させる。通 路上の光電エミッタから検出器475への光が遮断されることによって蓋が検出 されると、機械コンピュータシステムは垂直トング(挟み)駆動サーボモータ4 53を制御して挟み部材460aと460b(アリコット容器フランジ91にク ランプされた挟みクランプ部470aと470bと共に)をノズル42先端上の フランジ91の頂上部上のレベルに上昇させる。 機械コンピュータシステムは続いてモータ360を制御してプレート362を 容器30の蓋35のごく僅か上方、好ましくは約1/32インチ上方に下降させ る。支持サポート垂直駆動サーボモータ408が動作してサポートスリーブ40 5を上昇し、それにより環状グリップヘッド413、さらにベローズアセンブリ 41を上方に所定距離持ち上げる。プレート362は、環状グリップヘッド41 3で駆動される容器の垂直移動が無いことを保証する。環状グリップヘッド41 3の上方移動によりベローズアセンブリ41の床プレートがサンプル室32の天 井部に向かって押し上げられ、サンプル室32の体積が減少する。サンプル室に おける液体標本は非圧縮である。環状グリップヘッド413の上方移動量はサン プル室の液体容積との関係で予め決められており、開放されたノズル先端を介し てサンプル室から予め決められた量の液が排出される。ノズル42の先端上のレ ベルにあるアリコット容器90のフラッグ91の頂上部の位置により、サンプル 室32から排出される液体標本が容器から漏れることがないことが保証される。 挟み460上の光電センサ対477a、477bが、排出された液が容器90 をセンサ対477a、477bで検出されるレベルまで充満したか否か検出する 。検出センサ477aへの発信センサ477aからの光が遮断されていないとき 、エラーメッセージが機械コンピュータシステムに立てられて、特定のアリコッ ト容器90とコンテナ30に関する充填の問題を指示する。 機械コンピュータシステムは次に支持スリーブ回転駆動サーボモータ408を 制御してレーザビームの軸に開放されたノズル42を再び位置させ、レーザパワ ー供給と電気コントローラ505を制御してレーザシャッタ503のソレノイド を駆動しシャッタをレーザビーム路から出し、レーザを励起させるレーザパワー の供給を制御する。レーザレンズ504は、レーザビームの光路上には置かれて いない。シャッタを開放すると、レーザビームがノズル42に発射される。シャ ッタは250−400ミリセカンドの間開放される。このとき、レーザビームは 焦点を合わされず、非焦点コラムとしてノズル42の先端外周に当たられ、ノズ ル先端周囲を溶融する。レンズシャッタ503は次に約400ミリセカンドの間 閉鎖され、再び開放される。シャッタが閉鎖されている間、ビームエネルギの中 止により、ノズル先端が溶融され、先端開口部から流出する。次のエネルギ照射 により蓋を溶融して閉鎖する。約400ミリセカンド後に、レンズシャッタ50 3が再び閉鎖される。 次に、機械コンピュータシステムはプルロッド417ソレノイドを制御してソ レノイドプランジャを伸ばし、プルロッド417をホームポジッションに押し戻 す。これにより、横方向に配置されたグリップヘッド突起部413a、413b 、413c、413dをホームポジッションに戻し、環状グリップヘッド413 のグリップを容器窪み45で解放する。続いて支持スリーブ垂直駆動サーボモー タ480が制御され、支持スリーブ405がホームレベルに下降される。また、 挟み垂直駆動モータ453が制御され、下部挟み469がホームレベルに下降さ れる。さらに、挟みソレノイド464が制御され、ソレノイドプランジャを引き 戻 し、アリコット容器90を容器チューブ95に着座させたままで、挟みクランプ 部材470をホームポジッションに戻す。 ノズルから離れたノズル閉鎖部を有する図5fに示すベローズアセンブリと共 にコンテナ30を使用すれば、受け取りチューブ95からアリコット容器90を 持ち上げる必要がない。これによりアリコット容器操縦装置450が不要になる 。 機械コンピュータシステムは次にラックベルトモータ308を駆動し、ラック 50を一部屋前方に進める量だけベルト301、302を動かす。これによりコ ンテナ分配領域317から標本コンテナを移動し、次のコンテナをサンプリング のためにコンテナ分配領域317に移動する。機械コンピュータシステムはまた プッシャキャリッジ駆動サーボモータ245を制御して、一チューブ分前方にア リコット容器ホルダ100を移動し、次のアリコット容器90をコンテナ分配領 域で第2の容器30の下に位置させる。 トラック315上の分配ステーション317からラック50を移動させると、 ラック50の先端溝窓近傍のニブ部が、先端溝窓(“1”又は“5”)近傍のニ ブ80−86の特定のものを受け入れる高さにある光電センサ318の一つ(又 はそれ以上)のU状溝に滑り込む。トリガーされたセンサの特定の組み合わせに より、分配領域を通ってコンテナが前進する範囲に応じて、分配領域のバーコー ドリーダで識別された特定のサンプルコンテナが置かれているラック50の特定 の部屋、すなわちラック位置“1”又は“5”、“2”又は“3”が識別される 。 コンテナの操縦、アリコットの操縦、標本サンプルの分配、及びコンテナラッ クとアリコット容器の識別処理は、ラック内のすべてのコンテナがサンプリング されるまで、第2のコンテナ30、第2のアリコット容器等に対して繰り返され る。ラック50内のすべてのコンテナがサンプリングされると、機械コンピュー タシステムはラックベルト駆動モータ308を制御し、コンテナ分配領域317 からラック50を前進させる。入り口門20aに供給された次のラックはセンサ 325aを始動し、そのラックは先頭のラックと同様に処理するために、ラック 315上を搬送される。 ラック50のコンテナから、又はブラインド及びコントロールのポンプステー ション805a−805fからブラインドまたはコントロールと共に、アリコッ ト容器ホルダ100中のアリコット容器が充填されると、機械コンピュータシス テムがアリコット容器入力キャリッジプッシャ駆動サーボモータ245を制御し て、トラック230に沿って、その後トラック230から外れて、分配ステーシ ョン317からアリコット容器出力列ベルト601上の受け取り溝上へ、プッシ ャキャリッジ240を駆動しホルダ100を押す。アリコット容器プッシャキャ リッジ駆動用サーボモータ245は続いてアリコット容器入力キャリッジ240 をホームポジション(完全に引き戻した位置)に引き戻し、アリコット容器入力 キャリッジプッシャアームをアリコット容器ホルダ入力列ベルトのアリコット容 器ホルダ入力供給ステーションの背後に位置させる。 アリコット容器ホルダが充填トラックからアリコット容器出力列ベルト受け溝 に搬送されると、光電検出器615がその存在を検出する。アリコット容器ホル ダが光電検出器615と616の両方で検出されると、アリコット容器出力列が 満杯と見なし、後述するように、アリコット容器ホルダを機械外に排出するため に待機すべく、機械がパワーを落とすか、機械が繰り返し動作する。 光電検出器615だけがアリコット容器ホルダを検出する場合、信号が機械コ ンピュータシステムに送られ、適当なコントローラを駆動してアリコット容器出 力列駆動モータを駆動し、満杯のトラックから離れる方向にベルトを識別する。 アリコット容器出力列ベルト上のアリコット容器ホルダは、アリコット容器ホ ルダ搬送プッシャキャリッジの操作によって機械外に搬送される。アリコット容 器ホルダ搬送プッシャキャリッジは、細長い部材の一端をヒンジするサポートを 乗せている。スプリングは部材をヒンジ回転連結部でサポートに付勢する。細長 い部材の他端には、フィンガ部材が設けてある。フィンガ部材が支持部材に付勢 されたホームポジッションでは、フィンガ部材はアリコット容器ホルダを満載し たトラックと一直線上にあり、満載したトラックに到達し、アリコット容器ホル ダと接触する長さを有する。アリコット容器出力列ベルトとアリコット容器が満 載された領域との間の機械フレームには、少なくとも末端部分がアーチ状になっ た溝を有するプレートが設けてある。溝のアーチ状部分は、図示するように、ア リコット容器出力列ベルトの前方に向かって、満載トラックからカーブしている 。溝の最初の入り口部分は満載トラックと平行でこれと一直線上に配置されてい る。アリコット容器ホルダ搬送プッシャキャリッジは完全に引き出された位置に 移動し、ヒンジされた部材のフィンガ部材は溝の中に滑り込み、溝で描かれたカ ーブを移動する。これにより、フィンガ部材は、アリコット容器満載トラック上 を、アリコット容器ホルダの搬送ライン外に移動する。アリコット容器ホルダ搬 送プッシャキャリッジがアリコット容器出力列ベルトに向かって移動すると、フ ィンガ部材が溝に沿って移動し、スプリングによって満載トラックの列のホーム ポジッションに押し戻される。 光電センサ615は機械フレームに設けたサポートに回動自在に連結された回 転アームの端部に設けてある。ホームポジッションでは、スプリングがサポート に連結されており、回転アームが、回転アームの端部と光電検出器615を、満 載トラックとアリコット容器出力列ベルトの受け溝位置と一直線上に保持する。 ソレノイドは、AR満載トラックの搬送ラインの延長上を移動するアリコット容 器ホルダの移動と干渉しないように回転アームを動かす。ソレノイドが逆動作す ると、光電検出器615の回転アームスプリングは回転アームをホームポジッシ ョンに戻す。 搬送ブリッジは受け取りステーションに対する配列と連結を提供し、それは自 動液体分析機への入力としてもよい。光電検出器615の回転アームは、アリコ ット容器出力列ベルトと搬送ブリッジとの間に配置されている。 光電検出器615と616が満杯のアリコット容器出力列に信号を送ると、機 械の充填操作が中止されて待機し、機械コンピュータシステムが適当なコントロ ーラを制御し、アリコット容器ホルダ搬送プッシャキャリッジ駆動サーボモータ と駆動し、アリコット容器ホルダプッシャキャリッジをアリコット容器ホルダ搬 送プッシャキャリッジアームに沿って、アリコット容器ホルダ搬送プッシャキャ リッジの引き出し位置から移動させる。これにより、アリコット容器ホルダ搬送 プッシャキャリッジをアリコット容器出力列ベルトに向かって充填トラックと平 行な方向に移動し、アリコット容器ホルダ搬送プッシャキャリッジプッシャフィ ンガを充填トラックのラインに移動させる。また、光電検出器615の回転アー ムソレノイドが駆動され、光電検出器615回転アームを、アリコット容器出力 列受け取り溝と搬送ブリッジとの間の供給ラインから移動させる。アリコット容 器ホルダ搬送プッシャキャリッジプッシャフィンガは、充填トラックのアリコッ ト容器出力列ベルト受け取り溝で、アリコット容器ホルダと接触し、その充填ト ラックのアリコット容器ホルダを溝から搬送ブリッジを介して受け取り機械に押 す。搬送アームの移動路端部で光電検出器は通路端部を検出し、アリコット容器 ホルダ搬送プッシャキャリッジを、アリコット容器ホルダ搬送プッシャキャリッ ジプッシャフィンガをアリコット容器出力列ベルトの充填トラック側に位置させ る反対位置に戻す。機械コンピュータシステムは次にベルトを逆転し、別のアリ コット容器ホルダをアリコット容器出力列受け溝位置に渡す。アリコット容器ホ ルダ搬送プッシャキャリッジはアリコット容器ホルダ搬送プッシャキャリッジア ーム上を再び前方に駆動され、光電検出器615がアリコット容器出力列ベルト 受け取り溝にアイコット容器ホルダが無いことを検出するまで、プッシャフィン ガが受け取り溝のアリコット容器ホルダをその溝から搬送ブリッジを介して受け 取り機械に押す。 発明を概念的かつ詳細に説明したが、同様の機能を実質的に同一の方法で実行 し、実質的に同一の結果を得る均等な構造は、本発明の含まれることを意味する 。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ),AM, AU,BB,BG,BR,BY,CA,CN,CZ,D E,DE,FI,GE,HU,JP,KE,KG,KP ,KR,KZ,LK,LT,LV,MD,MG,MN, MW,NO,NZ,PL,RO,RU,SD,SI,S K,TJ,TT,UA,UZ,VN (72)発明者 ニカーク、クリストファー アメリカ合衆国、77025、テキサス州、ヒ ューストン、スタントン2911番 (72)発明者 ウォータース、ルイス・エイ・ジュニア アメリカ合衆国、77401、テキサス州、ベ レア、ティーズ4522番 (72)発明者 ドネリィ、シーン・エム アメリカ合衆国、77098、テキサス州、ヒ ューストン、サル・ロス1835番

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ガスと液体とを収容する密封された非変形かつ膨張可能なコンテナから、こ のコンテナ内の液体と侵略的に接触することなく、液体サンプルを移送する方法 であって、 a)上記密封されたコンテナを非変形的に体積を膨張してコンテナ外の雰囲気以 下にコンテナ内の圧力を減少し、 b)上記コンテナの所定の場所を選択的に加熱して、コンテナから液体を失うこ となく、コンテナ内の圧力を雰囲気圧力に平衡させるために有効な径の孔を非侵 略的に形成し、 c)非変形的にコンテナの体積を減少して、上記孔を通じてコンテナから液体を 排出する、液体サンプル移送方法。 2.上記工程b)が孔をレーザビームで形成することを含む請求項1の方法。 3.上記工程b)が孔を加熱された柱状ガス流で形成することを含む請求項1の 方法。 4.上記膨張したコンテナにおいて、孔での表面張力がコンテナ内の水圧よりも 大きくなるような径を孔が有する請求項1の方法。 5.孔を形成するとき、上記場所はコンテナの底部である請求項1の方法。 6.上記コンテナはその底部に突起部を有し、この突起部はコンテナへのダクト 開口部と、このダクト開口部から離れ、ダクトを閉鎖する蓋とを有し、上記場所 は蓋に設けてある請求項1の方法。 7.ガスと液体とを収容する密封された非変形かつ膨張可能なコンテナから水の ような液体標本を移送する方法であって、上記コンテナはその底部にこの底部に 従属した少なくとも一つのノズル部を有し、上記ノズルはコンテナへのダクト開 口部と上記ダクト開口部から離れてダクトを閉鎖する蓋とを備え、 a)上記液体標本コンテナと液体標本容器とを、コンテナが分配領域で容器上に あるように配置し、 b)上記コンテナを非変形的に体積膨張して、その内圧をコンテナ外の雰囲気圧 力以下にし、 c)上記コンテナの所定の場所を選択的に加熱して、コンテナから液体を失うこ となく、コンテナ内の圧力を雰囲気圧力に平衡させるために有効な径の孔を非侵 略的に形成し、 d)非変形的にコンテナの体積を減少して、上記孔を通じてコンテナから液体を 排出する、水のような液体標本を移送する方法。 8.上記工程c)を行う際にノズルは容器上にはなく、上記工程b)を行う前に ノズルは容器上に配置する請求項7の方法。 9.上記ノズルが容器頂上部下にあるように容器を位置させる請求項8の方法。 10.上記孔を溶融閉鎖するために、上記場所の周囲を選択的に加熱する工程d )を備えた請求項7の方法。 11.上記コンテナは読み取り可能な識別コードを有し、上記容器は読み取り可 能な識別コードを有し、 a)液体が排出されたコンテナの識別コードを、液体が入れられた容器の識別コ ードとを関連づけるために、コンテナの識別コードと容器の識別コードとを読む 、請求項7の方法。 12.上記読み取り工程ではコンテナを回転してコードリーダを通過させ、 a)上記ノズルの位置を決定し、 b)上記ノズルを開放工程を行う位置に移動させる、請求項11の方法。 13.上記工程a)では、上記容器はホルダ内にある複数の容器の中にあり、上 記コンテナはラック内にある複数のコンテナの中にあり、上記ラックは読み取り 可能な識別コードを有し、ラックの識別コードをラックのコンテナから液体を受 ける容器それぞれの識別コードと関連づける、請求項11の方法。 14.上記工程a)では、上記容器はホルダ内にある複数の容器の中にあり、上 記コードはラック内にある複数のコードの中にあり、上記ホルダとラックを交差 方向に前進させて、上記コンテナを分配領域で容器の上に位置させ、 a)上記工程b)の後、上記ホルダとラックを前進させて、別のコンテナを分配 領域で別の容器上に位置させ、 b)上記工程b)、c)、及びd)を上記別のコンテナについて行い、上記容器 は工程d)において上記別の容器である、請求項7の方法。 15.a)複数のホルダの入力列を形成し、 b)上記ホルダを入力列から第1の方向に前進させて供給する、請求項7の方法 。 16.上記入力列は上記第1の方向を横切る請求項15の方法。 17.上記ホルダ中の予め決められた一つの容器が液体を受け取った後、上記ホ ルダは分配領域の下から出力位置に向かって第1の方向に前進する、請求項7の 方法。 18.上記出力位置でホルダを受け取り、上記受けられた複数のホルダの出力列 を形成する請求項17の方法。 19.上記出力列は上記第1の方向を横切る請求項18の方法。 20.密封された非変形の膨張可能なガスと液体を収容するコンテナから水よう な液体標本のアリコット容器を移送する方法であって、 a)上記コンテナは少なくとも一つのノズル部を有する底部を備え、上記ノズル はコンテナへのダクト開口部とこのダクト開口部から離れたダグトを閉鎖する蓋 とを備え、 b)上記コンテナは読み取り可能な識別コードを外部に有しかつラック内の複数 のコンテナの一つであり、上記ラックは読み取り可能な識別コードを有し、かつ ラック内コンテナ位置の識別のために各コンテナ近傍にコード構造を有し、 c)上記容器は読み取り可能な識別コードを外部に有しかつホルダ内の複数の容 器の一つであり、 d) i)第1の上記ホルダを第1の方向に前進させて第1の容器を分配領 域の下に配置し、 ii)上記第1容器のコードを読み取り、 iii)ラックの識別コードをホルダ中の容器の識別コードに関連づける ために、ラック識別コードを読み取り、 iv)上記ラックを第1の方向を横切る第2の方向に搬送して、上記第 1のコンテナを分配領域で第1の容器の上に位置させ、 v)分配領域におけるコンテナの識別コードを分配領域下の第1の容 器の識別コードに関連づけるために、上記第1のコンテナを回転してコードリー ダを通過させて上記コンテナのコードを読み取ると共に、上記ノズルの位置を決 定するためにノズル検出センサを通過させ、 vi)上記第1のコンテナのノズル位置を決定し、分配領域で上記コン テナを回転してノズル開放位置にノズルを位置させ、 vii)上記第1のコンテナを非変形的に体積膨張させて、コンテナ外の 雰囲気圧力以下にコンテナの内圧を減少し、 viii)上記コンテナの所定の場所を選択的に加熱して、コンテナから液 体を失うことなく、コンテナ内の圧力を雰囲気圧力に平衡させるために有効な径 の孔を非侵略的に形成し、 ix)上記分配領域で第1のコンテナを回転してノズルを第1の容器上 に位置させ、 x)上記ノズルの底部が容器の頂上部の下になるように、上記第1の 容器をホルダから上昇し、 xi)非変形的に上記第1のコンテナの体積を減少して、上記孔を介し てコンテナから第1の容器に液体を排出し、 xii)上記ノズルの底部が容器の頂上部上にあるように、上記第1の容 器をホルダまで下降し、 xiii)上記分配領域で第1のコンテナを回転してノズルをノズル孔閉鎖 位置に位置させ、 xiv)上記場所の外周を選択的に加熱して孔を溶融閉鎖し、 xv)上記ホルダを第1の方向に、上記ラックを第2の方向に前進させ 、ラック中の別のコンテナを分配領域に配置し、別の容器を分配領域の下に位置 させ、 xvi)上記(ii)、(iii)、及び(v)−(xiv)の工程を、上記別 のコンテナと容器について行い、 xvii)上記ホルダ内の予め決められた容器が液体を受けた後、上記ホル ダを第1の方向へ向けて分配領域から出力位置へ前進させる、容器を移送する 方法。 21.ガスと液体とを収容する密封された非変形かつ膨張可能なコンテナから、 このコンテナ内の液体と侵略的に接触することなく、液体サンプルを移送する装 置であって、 a)密封されたコンテナを非変形的に体積膨張及び体積圧縮して内部の内積を変 化させ、膨張によってコンテナの内圧をコンテナ外の雰囲気圧力以下に減少し、 圧縮によってコンテナ内に形成された孔を通じてコンテナから液体を排出する手 段と、 b)膨張状態のコンテナの所定の場所を選択的に加熱して、コンテナから液体を 失うことなく、密封されたコンテナ内の圧力を雰囲気圧力に平衡させるために有 効な径の孔を非侵略的に形成し、圧縮後、コンテナの上記場所の周囲を選択的に 加熱して孔を溶融閉鎖する手段と、を設けた装置。 22.上記手段b)は、レーザビームで上記孔を形成する手段を備えている請求 項21の装置。 23.上記手段b)は、加熱された柱状ガス流で上記孔を形成する手段を備えて いる請求項21の装置。 24.上記孔が拡大されたコンテナにおいて有効な径を有し、孔での表面張力が コンテナ内の水圧よりも大きい請求項21の装置。 25.孔を形成するとき、上記場所はコンテナの底部である請求項21の装置。 26.上記コンテナはその底部に突起部を有し、この突起部はゴンテナへのダク ト開口部と、このダクト開口部から離れ、ダクトを閉鎖する蓋とを有し、上記場 所は蓋に設けてある請求項21の装置。 27.ガスと液体とを収容する密封された非変形かつ膨張可能なコンテナから水 のような液体標本を移送する装置であって、上記コンテナはその底部にこの底部 に従属した少なくとも一つのノズル部を有し、上記ノズルはコンテナへのダクト 開口部と上記ダクト開口部から離れてダクトを閉鎖する蓋とを備え、 a)上記液体標本コンテナと液体標本容器とを、コンテナが分配領域で容器上に あるように配置する手段と、 b)密封されたコンテナを非変形的に体積膨張及び体積圧縮して内部の内積を変 化させ、膨張によってコンテナの内圧をコンテナ外の雰囲気圧力以下に減少し、 圧縮によってコンテナ内に形成された孔を通じてコンテナから液体を排出する手 段と、 c)膨張状態のコンテナの所定の場所を選択的に加熱して、コンテナから液体を 失うことなく、密封されたコンテナ内の圧力を雰囲気圧力に平衡させるために有 効な径の孔を非侵略的に形成し、圧縮後、コンテナの上記場所の周囲を選択的に 加熱して孔を溶融閉鎖する手段と、を設けた装置。 28.上記孔を形成する前に、ノズルを容器上に位置させるために、分配領域に おけるノズルの位置を検出する手段を備えた請求項27の装置。 29.上記ノズルが容器頂上部下にあるように容器を位置させる手段を備えた請 求項27の装置。 30.上記コンテナは読み取り可能な識別コードを有し、上記容器は読み取り可 能な識別コードを有し、 a)液体が排出されたコンテナの識別コードを、液体が入れられた容器の識別コ ードとを関連づけるために、コンテナの識別コードと容器の識別コードとを読む 手段を備えた請求項27の装置。 31.上記容器はホルダ内にある複数の容器の中にあり、上記コンテナはラック 内にある複数のコンテナの中にあり、上記ホルダとラックを交差方向に前進させ て、上記コンテナを分配領域で容器の下に位置させる手段を備えた請求項27の 装置。 32.a)複数のホルダの入力列を形成する手段と、 b)上記ホルダを上記入力列から第1の方向に前進させて上記準備位置に供給す る手段と、を備えた請求項27の装置。 33.上記入力列は上記第1の方向を横切る請求項32の装置。 34.a)上記第1の方向の終点の出力位置でホルダを受ける手段と、 b)上記受け取られた複数のホルダの出力列を形成する手段と、を備えた請求項 27の装置。 35.上記出力列が上記第1の方向を横切る請求項34の装置。 36.密封された非変形の膨張可能なガスと液体を収容するコンテナから水よう な液体標本のアリコット容器を移送する方法であって、 a)上記コンテナは少なくとも一つのノズル部を有する底部を備え、上記ノズル はコンテナへのダクト開口部とこのダクト開口部から離れたダクトを閉鎖する蓋 とを備え、 b)上記コンテナは読み取り可能な識別コードを外部に有しかつラック内の複数 のコンテナの一つであり、上記ラックは読み取り可能な識別コードを有し、かつ ラック内コンテナ位置の識別のために各コンテナ近傍にコード構造を有し、 c)上記容器は読み取り可能な識別コードを外部に有しかつホルダ内の複数の容 器の一つであり、 i)第1の上記ホルダを第1の方向に前進させて第1の容器を分配領 域の下に配置する手段と、 ii)上記第1容器のコードを読み取る手段と、 iii)上記ラックの識別コードを読み取り、ラックの識別コードをホル ダ中の容器の識別コードに関連づけるために使用する信号を提供する手段と、 iv)上記第1のラックを第1の方向を横切る第2の方向に搬送して、 上記第1のコンテナを分配領域で第1の容器の上に位置させる手段と、 v)分配領域におけるコンテナの識別コードを分配領域下の第1の容 器の識別コードに関連づけるために、上記第1のコンテナのコードを読み取る手 段と、 vi)上記分配領域におけるコンテナのノズルの位置を検出し決定する 手段と、 vii)上記コンテナを回転して上記コンテナのコードを読み取るための 手段を通過させ、上記ノズルをノズル開放位置に位置させるために分配領域でコ ンテナを回転させ、上記ノズルを第1の容器の上に位置させるために分配領域で 第1のコンテナを回転させ、さらに上記ノズルをノズル孔閉鎖位置に位置させる ために分配領域で第1のコンテナを回転させる手段と、 viii)密封されたコンテナを非変形的に体積膨張及び体積圧縮して内部 の体積を変化させ、膨張によってコンテナの内圧をコンテナ外の雰囲気圧力以下 に減少し、圧縮によってコンテナ内に形成された孔を通じてコンテナから液体を 排出する手段と、 ix)上記蓋の所定の場所を選択的に加熱して、コンテナから液体を失 うことなく、密封されたコンテナ内の圧力を雰囲気圧力に平衡させるために有効 な径の孔を非侵略的に形成すると共に、コンテナの上記場所の周囲を選択的に加 熱して孔を溶融閉鎖する手段と、 x)上記ノズルの底部が容器の頂上部下にあるように上記第1の容器 をホルダから上昇させると共に、上記ノズルの底部が容器の頂上部上にあるよう に第1の容器をホルダに下降させる手段と、を備えた装置。
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