JPH08508728A - パピローマウィルスに基づく医薬品 - Google Patents

パピローマウィルスに基づく医薬品

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JPH08508728A JP6521838A JP52183894A JPH08508728A JP H08508728 A JPH08508728 A JP H08508728A JP 6521838 A JP6521838 A JP 6521838A JP 52183894 A JP52183894 A JP 52183894A JP H08508728 A JPH08508728 A JP H08508728A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、パピローマウィルス腫瘍又は病変の予防のための医薬配合品を提供する。配合品は、(i)パピローマウィルス(PV)L2タンパク質又は予防的有効なその断片及びアルミニウム化合物を含んで成る配合品;(ii)ウシ・パピローマウィルス(BPV)L2タンパク質又は予防的有効なその断片及びアルミニウム化合物を含んで成る配合品;(iii)BPV−4 L2タンパク質又は予防的有効なその断片及びアルミニウム化合物を含んで成る配合品;(iv)BPV−4タンパク質又は予防的有効なその断片及びアジュバントを含んで成る配合品;(v)BPV−4L2タンパク質又は予防的有効なその断片及びアジュバントを含んで成る配合品;及び(vi)BPV−4タンパク質又は予防的有効なその断片及びアルミニウム化合物を含んで成る配合品、から成る群から選ばれることができる。

Description

【発明の詳細な説明】 パピローマウィルスに基づく医薬品 本発明は、パピローマウィルスに基づく医薬品に関する。 パピローマウィルスは、ヒトと動物の両方においてさまざまな病変を引き起こ す。いくつかの乳頭腫(papillomα)は、たとえ良性でも、それ自体臨床的な問 題であり、例えば、子供の喉頭乳頭腫又はウシその他のペニスの乳頭腫は、ヒト における子宮又はペニスのコンジロームの平らな病変の場合と同様に、癌の病因 における危険因子として知られている。それ故、ヒト及び獣医医薬の両方におい て、例えば、重度感染の確立に対して保護するための予防用途のための、パピロ ーマウィルスに対する抗ウィルス医薬品は、大きな利点をもつであろう。 ヒトにおける種痘研究は、いくつかの問題を提示している。第1に、実験が倫 理的に認められていない。第2に、非常に限定された量のウィルスが、いくつか の病変として利用可能であり、特に、子宮のものは、ウィルス子孫を作り出すこ とができず、そしてウィルスの生長複製を許容するインビトロ系が未だ全く利用 できない。 バクテリアにおけるウィルス・タンパク質の生産及び合成ペプチドの使用は、 この最後の問題を回避し、そしてパピローマウィルス感染に対する免疫応答の進 行中分析を可能にした(例えば、Jenison et al,1988 J.Virol,62 p.2115及び Tindle et al,1990 J.Gen.Virol,71 p.1347を参照のこと)。 有効な予防ワクチン、天然(Jarrett et al,1990 The Vet.Record,126 p.44 9)及び遺伝子操作された(Pilachinski et al,1986Ciba Foundation Symposiu m Vol.120 p.136)の両方が、ウシ・パピ ローマウィルスに対して既に作られ、そしてShope乳頭腫の緩解が腫瘍組織抽出 物によりウサギを種痘することにより達成された(Evans et al,1962 J.Nat.Ca ncer Inst.29 p.277)。このウシ系は、ヒトにおけるパピローマウィルス誘導疾 患のための、そしてウシとヒトの疾患の間のいくつかの類似性を与えられたヒト におけるこのような疾患に対する薬物のための、優れたモデルである。すなわち 、高い病変特異性をもつ多数のウィルス型(Jarrett et al,1984Virol.136 p.2 55)。遣伝子構造の相同性、及びいくつかの病変の悪性への進行。このウシ系は 、癌形成における補因子が知られており(Campo and Jarrett, 1986 In Papillo maviruses, Ciba Foundation Symposium 120,John Wiley and Sons p.117)、 そしてとりわけ、直接実験が可能である(Jarrett,1985 In advances in Viral Oncology(Ed.G.Hein)5 p.83)といういくつかの利点をも提示する。 種痘は、伝統的に、予防手段として認められている。宿主は、病原体に対して 免疫感作され、そして同一生物にその後晒される間に、その感染は、前臨床段階 において頓挫する。これは、普通には、構造タンパク質上の表在性エピトープに 向けられた中和事件によるウィルス感染において達成される。ウィルス誘導腫瘍 、例えば、乳頭腫はしばしば、長期間にわたり持続し、そしてその後、各ケース に比例して、拒絶される。次に、宿主は、再感染に対して免疫性であることがで きる(Jarrett,1985前記)。この拒絶機構及びその仲介物質は、知られていな いが、腫瘍のライフ・サイクル内の初期にその拒絶機構を誘導することが有利で ある。獣医慣行においては、乳頭腫の粗抽出物が、ときどきであるが決して常に ではなく、同一源の乳頭腫の拒絶を引き起こすということが長い間知られてきた (Olson et al,1959 Am.J.Vet.Res.21 p.233,Evans et al,1962前 掲)。これらの実験は、一の種内にさまざまなタイプのパピローマウィルスが存 在し(Jarrett et al,1984前掲;de Villier,1989J.Virol.63 p.4898)、そし てこれらがおそらくすべて免疫学的にタイプ特異性である(Jarrett et al,199 0 The Vet.Record 126 p.473;Jenison et al,1988前掲)ということが知られる 前に行われた。 パピローマウィルスは、皮膚の及び粘液質の上皮の両方において感染し、そし て腫瘍を引き起こすことができる。ヒト及び動物においては、粘膜乳頭腫は、ヒ ト喉頭の、生殖器の、及び子宮の乳頭腫の場合と同様に、延長された経過をたど る傾向があるしばしば重篤な病変である(Steinberg,1987 In the Papovavirid e Vol.2(ed.N.P.Salzman and P.M.Howley)P.265;zur Hausen,1981 Virol.18 4 p.9)。これらは、女性におけるヒト乳頭腫ウィルス(HPV)タイプ16関連子宮 癌腫、及び子ウシにおけるウシ・パピローマウィルス(BPV)タイプ4関連栄養 癌の場合と同様に、悪性腫瘍のその後の発達における原因であることができる。 明らかに、パピローマウィルス疾患に対する医薬品についての緊急の必要性が存 在する。 最近の限定された成功にも拘らず(Kreider et al,1986 J.Virol.59 p.369: Sterling et al,1990 J.Virol.64 p.6305;Meyers et al,1992 Science 257 p .971;Dollord et al,1992 Genes andDevelopment 6 p.1131)、パピローマウ ィルスは、培養細胞内での成長に対して不応であることがよく知られており(Te ichaman andLaPorta,1987 In The Papovaviridae,Vol.2(ed.N.P.Salzmcn and P.M.Howley)p.109)、そしてウィルス試薬の必然の欠乏が、その感染に対する 免疫応答の分析を遅らせている。組換え技術の最近の利用可能性は、大量に且つ 精製された形態で初期及び後期ウィルス・タンパク質の両方の生産を可能にし( Tindle et al,1990前掲; Jarrett et al,1991 Virol.184 p.33;Ghim et al,1992 Virology 190 p.548 ;Stacey et al,1992 J.Gen.Virol.73 p.2337)、そしてそれらの免疫感作能力 についての研究を最初に可能にした。ウシにおいて、パピローマウィルス誘発皮 膚病変に対する両保護を誘導するためにウィルス及び腫瘍抽出物を使用し、(Ja rrett et al,The Vet Record 1990 126 p.473;The Vet Record 1990 126 p.44 9)、そしてPV−誘発皮膚病変に対する両保護及びその拒絶を誘導するために組 換えタンパク質を使用することができることが既に示されている。本出願人は、 今般、ある者が本分野において、上消化管の扁平上皮細胞(squamous cell)癌 腫の原因(causative factor)である粘膜ウィルスBPV−4のようなパピローマ ウィルスに対して実際に重要なやり方で種痘することができることを示した(Co mpoand Jarrett,1986前掲)。 本発明は、以下の群から選ばれる、パピローマウィルス腫瘍又は病変の予防の ための医薬配合品を提供する:(i)パピローマウィルス(PV)L2タンパク質 又は予防的有効なその断片及びアルミニウム化合物を含んで成る配合品;(ii) ウシ・パピローマウィルス(BPV)L2タンパク質又は予防的有効なその断片及 びアルミニウム化合物を含んで成る配合品;(iv)BPV−4タンパク質又は予防 的に有効なその断片及びアジュバントを含んで成る配合品;(v)BPV−4 L2タ ンパク質又は予防的に有効なその断片及びアジュバントを含んで成る配合品;( vi)BPV−4タンパク質又は予防的有効なその断片及びアルミニウム化合物を含 んで成る配合品;(vii)PV L12タンパク質又は予防的有効なその断片及びアジ ュバントを含んで成る配合品;(viii)HPV L2タンパク質又は予防的有効なその 断片及びアジュバントを含んで成る配合品;(ix)HPV L2タンバク質又は予防的 有効なその断片及びアルミニウム化合物を含んで成る配合品 ;(x)HPV L2タンパク質又は予防的有効なその断片及びアジュバントを含んで 成る配合品;(xi)HPV−16 L2タンパク質又は予防的有効なその断片及びアルミ ニウム化合物を含んで成る配合品。 本医薬配合品は、PV L2タンパク質又は予防的有効なその断片及びアルミニウ ム化合物を含んで成ることができる。上記PVは、BPVであることができる。上記B PVは、BPV−4であることができる。 パピローマウィルス・タンパク質又は予防的有効なその断片は、異なる補助タ ンパク質(co-protein)との融合タンパク質の形態にあることができる。この補 助タンパク質は、グルタチオン−S−トランスフェラーゼであることができる。 このパピローマウィルス・タンパク質又は予防的有効なその断片は、組換えDN A技術により製造されることができる。 アルミニウム化合物は、水酸化アルミニウム及びリン酸アルミニウムの混合物 を含んで成ることができる。3%水酸化アルミニウム及び2%リン酸アルミニウ ムが存在することができる。このアルミニウム化合物は、アルミニウム・ゲルで あることができる。 パピローマウィルス腫瘍又は病変の予防のための医薬品中での上記医薬配合物 の使用も提供される。 パピローマウィルス腫瘍又は病変の予防のためのワクチンの製造における、( i)PV L2タンパク質又は予防的有効なその断片及びアルミニウム化合物;又は (ii)BPV L2タンパク質又は予防的有効なその断片及びアルミニウム化合物;又 は(iii)BPV−4 L2タンパク質又は予防的有効なその断片及びアルミニウム化 合物;又は(iv)BPV−4タンパク質又は予防的有効なその断片及びアジュバン ト;又は(v)BPV−4 L2タンパク質又は予防的有効なその断片及びアジュバン ト;又は(vi)BPV−4タンパク質又は予防的有効なその断片及びアルミニウム 化合物;又は(vii)PV2 L2タンパク 質又は予防的有効なその断片及びアジュバント;又は(viii)HPV L2タンパク質 又は予防的有効なその断片及びアジュバント;又は(ix)HPV L2タンパク質又は 予防的有効なその断片及びアルミニウム化合物;又は(x)HPV−16 L2タンパク 質又は予防的有効なその断片及びアジュバント;又は(xi)HPV−16 L2タンパク 質又は予防的有効なその断片及びアルミニウム化合物、の使用も提供される。 パピローマウィルス腫瘍又は病変に対して哺乳動物を免疫感作する方法であっ て、治療的有効投与量において上記の医薬配合品を投与することを含んで成る方 法も提供される。 先に記載したような予防用途のための医薬配合品に基づくワクチンは、本分野 においてよく知られた方法に従って調製されることができる。同様に、投与量の 割合は、公知の方法に従って決定されることができる。New Trends and Develop ments in Vaccines,Editors A.Voller and H.Friedman,University Park Pres s,Bultimore,1978及びRemington's Pharmacentical Science by E.W.Martinに 留意のこと。 本発明がより明確に理解されるようにするために、以下の図面を参照して、実 施例により、そして限定によらず、本発明をさらに説明する。 図1は、β−gal−初期(E1,E2,E4及びE7)融合タンパク質による 種痘についての結果を示す。 A.グループ3(対照)からの動物番号132。 B.グループ1(挑戦前種痘)からの動物番号146。 C.グループ2(挑戦後種痘)からの動物番号139。 バー凡例は、図D、pURE7中にある。 E1,E2及びE4 ORFsを含む組換えプラスミドは図示されていない。 図2は、β−gal−E7により種痘の結果を示す。A、種痘された動物及び対 照動物における全腫瘍の平均数。B、段階1腫瘍の平均数。C、段階2腫瘍の平 均数。D、段階3腫瘍の平均数。四角、種痘された動物;ひし形、対照動物。反 復測定分析において、CにおいてP=0.02、そしてDにおいてP=0.04である。 図3は、E7+L2及びL2による種痘についての結果を示す。A、pGEX組換 えプラスミド。B−D、挑戦11週間後のウシにおける腫瘍の数;B、グループ1 (E7+L2ワクチン);C、グループ2(L2ワクチン);D、グループ3( 対照)。材料及び方法 遺伝子操作手順のすべてを、“Mole cular Cloning”,A Laboratory Manual eds.Sambrook,Fritsh and Maniatis,Cold Spring Harbor Laboratory Press, 1989中に記載された標準的な方法に従って行う。 以下、本出願人らが、E7及びL2の源としてpAT153を使用して大腸菌(Esch erichia coli )内で組換えBPV−4ペプチドをどのように作り出したかを記載す る。あるいは、本発明は、EMBL配列データベースから入手可能なL2及びE7配 列情報(アクセス番号X59063)の使用により実施されることができる。 ウシ(Calves) 雑種、約12週齢の子ウシを、乳頭腫フリー源から得た。それらをランダムにグ ループ指定し、そして隔離区画内の、分かれた、清潔な、よく換気された畜舎内 で飼育した。これらのウシの全てを、到着時に、そしてその後3〜4週間の間隔 で、血液学的分析のために採血した。これらの動物を、英国内務省の指示に完全 に従ってケアした。大腸菌(Escherichia coli)内での組換えBPV−4ペプチド の製造。 (i)β−ガラクトシダーゼE7融合タンパク質 BPV−4のE1,E2,E4及びE7のオープン・リーディング・フレーム(O RFs)を、pURのプラスミド・シリーズ(Ruther andMuller-Hill,1983 EMBO J.2 p.1791)内にクローン化した。E1,E2及びE4 ORFsのクローニングについ ては記載しない。 E7ペプチドをコードするORFを、BAMHIによりpAT153(CampoM.S.et al,198 2 J.Gen.Virol.63,p.255)内にクローン化されたBPV−4ゲノムを消化するこ とにより単離された。E7ペプチドをコードするORFを、ヌクレオチド(nts)65 2-1249を包含するBsrl断片として単離し、そしてBamHIリンカーの付加を介してp UR278(Ruther and Mullter-Hill 1983前掲)内でクローン化した。この組換え プラスミドを、大腸菌(Escherichia coli)JM109(Promega Ltd,Southampton ,UK)内にトランスフェクトした。これらのバクテリアを、100μg/mlアンピ シリンを補ったL−ブロス中の対数中期まで増殖させ、そして1〜4時間100μ g/ml IPTGの添加によりβ−gal−融合タンパク質を発現するように誘導した。 β−gal−E7を、300μg/ml DNaseIを含むリゾチーム・バッファー(25%ス クロース、10mM MgCl2、50mM Tris HCl pH8.0、1mg/mlリゾチーム)中にバク テリアを懸濁させることにより調製した。この融合ペプチドを、0.25%NP40、0. 125%デオジコレート(deozycholate)、0.25M NaCl 、Tris HCl pH7.2中での 細胞溶解後にペレット化し、そしてその後、1.75M Guanidine HCl、1M NaCl 、1% Triton X100中で洗浄した。 (ii)グルタチオン−S−トランスフェラーゼ(GST)融合タンパク質 E7及びL2 ORFsを、pGEX(Smith and Johnson,1988 Gene,67 p.31)内に クローン化した。 E7ペプチドをコードしているORFを、先に記載したように単離し、そしてブ ラント末端ライゲーションによりpGEX3X(PharmaciaLtd,Milton Keynes MK9 3H P,UK)内にクローン化した(図3参照)。 pAT153(Campo et al 1982前掲)内にクローン化されたBPV−4ゲノムを消化 することにより単離されたL2ペプチドをコードしているORFを、nt 3987-5585 を包含し、そしてその全体をpGEX2T(Pharmocia Ltd,Milton Keynes MK9 3HP, UK)内にクローン化されたBamHI-EcoRI断片として、そしてまた、3つのDdel断 片:(i)pGEX2T内の5′末端断片(nt4042−4610);(ii)pGEX3X内の中央断 片(nt4610−4989);及び(iii)pGEX3X内の3′末端断片(nt4989−5629)と して得た(図3参照)。このGST融合ペプチドは、アミノ酸−21〜98のE7タン バク質(GST−E7);アミノ酸−8〜542のL2タンパク質(GST−L2w);アミノ 酸11−200のL2タンパク質(GST−L2a);アミノ酸201-326のL2タンパク質( GST−L2b);及びアミノ酸327-542のL2タンパク質(GST−L2c)を現わす。形 質転換及びバクテリアの増殖及びGST融合ペぺプチドの製造を、β−gal E7に ついて概説したように行った。これらのペプチドを、300μg/mlにおいてDNase Iを、そして1mg/mlにおいてデオキシコレートを含むリゾチーム・バッファー 中に懸濁したバクテリアからの封入体をピペットで吸い上げ、その後0.5% Trit on X100/10mM EDTA、pH8.0中で洗浄することによりバルクにおいて調製した。 すべての場合において、融合ペプチドを、種痘に先立って、5% SDS、5mM B-M ercaptoethanol、50mM Tris HCl、pH8.0中で沸騰させ、そして音波処理すること により懸濁した。収量は、バクテリアの湿重量1グラム当り2−3mgであり、50 −70%の純度を定常的に達成した。 融合タンパク質の特徴付け β−gal−E7、GST−E7及びGST−L2ペプチドを、SDS−PAGE電気泳動によ り特徴付けした。これらの融合ペプチドの分子量は、全て予測と一致した。β− gal−E7及びGST−E7を、ELISA又は適当なバクテリア・タンパク質による吸 収後のウェスタン・ブロット分析において、β−gal−E7又はGST−E7に対し て作られたウサギ、ウシ又はネズミ抗血清を使用して免疫学的に特徴付けした。 この免疫血清は、同一源(homologous)及び異種源(heterologous)抗原の両方 と陽性反応し、これは、それらの融合タンパク質が免疫学的に活性であり、そし てこれらの血清がE7に特異的であったということを示している(表1参照)。 GST−L2抗原は、β−gal L2融合タンパク質と同様に、同一源ウシ血清とELI SAテストにおいて反応性であり、これは、GST−L2が免疫学的に活性であり、 そしてこれらの血清がL2に特異的であったことを示している(表1参照)。 実験デザイン (i)E1,E2,E4,E7初期融合タンパク質による種痘 18動物を、各6動物の3グループに分けた。グループ1内の各動物に、1mlの Freund's不完全アジュバント(FIA)中に乳化させたβ−gal−初期(E1,E2 ,E4及びE7)融合タンパク質のカクテル1mgを含む1mlのPBSを後左わき腹 内に接種し;種痘(ブースト)をその後右わき腹に2週間後に繰り返した。この ブーストの2週間後、各グループ内の動物のすべてを、BPV−4の1012粒子を含 むパレート(Jarrett et al,1990 The Vet Record,126 p.473)内で挑戦され た。グループ2内の動物を、挑戦後2週間後に先に記載したように種痘し、そし てさらに2週間後にブーストした。BPV−4を、食道パピローマから精製し、そ して先に記載したようにタイプ分けし(Campo et al,1980 Nature,286,p.180 )、そしてウィルス粒子の濃度を電子顕微鏡検定により推定した(Jarrett et a l,1990 The Vet Record,126 p.449)。それぞれの動物を、3〜4週間毎に検 査し、その乳頭腫をカウントし、そしてそれらのサイズを先に記載したように測 定した(Jarrett,1985前掲)。 (ii)β−gal−E7による種痘 19動物を、各11と8動物の2グループに分けた。グループ1内の11子ウシのそ れぞれに、その右大腿四頭筋内へ、1mlのFIA中に乳化されたβ−gal−E7融合 タンパク質の1mg/1ml懸濁液を与えた。この種痘を、左四頭筋内へ4週間後に 繰り返した(ブースト)。このブーストの14日後、グループ1及びグループ2内 の全動物を、10部位において1011BPV−4粒子を含むパレート(部位当り1010粒 子)中で挑戦させた。これらの動物を、先に記載したように検査し、そしてその 乳頭腫をモニターした。 (iii)GST−E7及びGST−L2による種痘 47動物を、各15動物の2グループ(グループ1及び2)及び17動物の1グルー プ(グループ3)に分けた。グループ1の子ウシのそれぞれに、1mgのGST−E 7融合タンパク質及び全部で1mgのGST−L2融合ペプチド(GST融合ペプチドL2 w:L2a:L2b:L2cの比は約1:5:5:5であった。)を含む2ml懸濁液ブラス 2mlのFIAを、その右四頭筋内に与えた。この種痘を、4週間後その左四頭筋内 に繰り返した。グループ2の子ウシのそれぞれに、先に記載したように1mgのGS T−L2融合タンパク質を与えた。そのブーストの2週間後、全3グループ内の 動物に、全部で1011BPV−4粒子を含む10の異なる部位においてパレート内に接 種した(部位当り1010粒子)。これらの動物を、先に記載したように検査し、そ して乳頭腫をモニターした。 (iv)アルミニウム・ゲル中のGST−L2による種痘 36動物を、各12動物の3グループに分けた。グループ1の子ウシのそれぞれに 、上記と同様の比において1mg/mlにおいてGST−L2融合ペプチドの1ml、1m lの40mM TRIS-HCl-0.33% NaCl、及び3%水酸化アルミニウムと2%リン酸アル ミニウムの等容量から調製された1mlのアルミニウム・ゲル(Intervet UK Ltd ,Cambridge Science Park,Cambridge CB4,UK)を含む3mlの懸濁液を与えた 。この種痘を、4週間後に繰り返した。グループ2の子ウシを、上記のように種 痘したが、動物当りたった100μgのL2融合ペプチドにより種痘した。グルー プ3の子ウシは、対照であった。この挑戦は、上記のようなものであった。結果 E7タンパク質による免疫感作は、乳頭腫の達成を阻害し、そして乳頭腫拒絶 を引き起こす。 E7は、インビトロにおけるBPV−4の主要な形質転換タンパク 質であり(Jagger,et al,J.Gen.Virol.71 p.3041)、そして消化管乳頭腫のさ まざまな発達段階を通じて発現され、インビボにおいても増殖状態の維持につい てその重要性を指摘されている。それは、ヒト・パピローマウィルス・タイプ16 (HPV−16)の癌タンパク質E7と相同であり(Jagger,et al,1990前掲;Jack son et al,1991 Molecular Carcinogenesis 4 pg.382)、このウイルスは、最 もしばしば、女性における子宮頸の扁平上皮細胞癌腫と関連する(zur Hausen, 1991前掲)。細胞形質転換におけるその中心的役割のために、E7は、BPV−4 とHPV−16の両方において、腫瘍拒絶を導びく細胞仲介免疫応答のための標的で あることができる。 本出願人は、簡単に記載されるであろう2つのパイロット実験、及びより深く 記載されるであろう多数の動物による第3の実験を行った。 第1の実験においては、本出願人は、β−ガラクトシダーゼ融合生成物として バクテリア内で合成された、BPV−4初期タンパク質E1,E2,E4及びE7 のカクテルにより子ウシを種痘した(Ruther and Muller-Hill 1983前掲;Jarre ttetal,1991 Virol.,184 p.33)。グループ1内の6の子ウシを、BPV−4によ りその口内において挑戦される前に種痘し、そしてグループ2内の6の子ウシを 、挑戦後に種痘した。グループ3内の6の対照子ウシを、種痘せず、そしてBPV −4により挑戦させた(表2参照)。挑戦4〜6週間後、これらの動物のすべて が、消化管乳頭腫発達の段階1aである斑−様病変を顕出した(Jarrett,1985 前掲)。これらの病変は、その注射部位に限定された。次の2週間の間に、上記 対照動物の病変は、数及びサイズにおいて成長し、第2に、そのパレート内に拡 がり;そして乳頭腫成長の良好に認められた段階:斑の発生(段階1b)、長さ 2mmまでの乳頭腫(段階2)及び2mmより大きな 乳頭腫(段階3)を経験した。段階2及び段階3の乳頭腫は、成熟したウィルス 産生腫瘍である。 各グループ内の動物の数は、カッコ内にある。これらの動物を、1mgのタンパ クにより2回接種した。但し、実験5、グループ2においては、それらは、各10 0μgの2つの接種物(L2**)を受容した。アジュバントは、全ての場合にお いてFIAであった。但し、実験5(L2*とL2**)においては、それは、アルミ ニウム・ゲル(Intervet UK,Ltd)であった。実験1においては、PRは、挑戦前 に与えられたワクチンを示し、そしてPSは、挑戦後に与えられたワクチンを示す ;実験2−5においては、そのワクチンは常に挑戦前に投与され、nv.は、ワク チン無しである。 乳頭腫の発達段階及び腫瘍のライフ・サイクルにおけるそれらの重要性の詳細 は、記載されている(Jarrett,1985前掲)。挑戦の約30週間後、乳頭腫の自然 の衰退は、病変のサイズ及び数における減少に伴って起こり始め、そしてそれら の動物は、54週までに、本質的に乳頭腫フリーであった。このグループからの代 表動物における乳頭腫の発達を、図1Aに示す。種痘された動物のすべてが、挑 戦前又は後に種痘されたかに拘らず、その対照動物と大体同じ数の斑(plaques )をもっており、これは、そのウィルスが等しく感染性であり、そしてそれらの 子ウシが等しく感染を受け易いということを示している。しかしながら、種痘さ れた動物における病変のほと んどが、特にグループ1において十分なサイズまで発達せず、そしてその対照動 物におけるよりもかなり早期、挑戦の40−47週後までにほとんどが拒絶された。 種痘されたグループからの代表動物における病変の発達を、図1Bと1Cに示す 。2つの結論:治療的種痘が可能であったこと、並びに本試験において使用され た時間間隔において、挑戦に比べての種痘の時間が決定的ではなかったことを、 これらの結果から導くことができるであろう。 上記4つの初期タンパク質の中の1が種痘軽減の原因であることを確認するた めに、本出願人は、挑戦前にβ−gal−E7により6の子ウシを、そしてβ−gal −E2により6の子ウシを種痘した;6の動物が対照グループであった(表2参 照)。これらのE2−種痘動物は、上記対照グループからいずれも異なって振舞 わなかったが、このE7−種痘化子ウシの中で、それらの病変のほとんどが、段 階1aより先に発達せず、そして対照又はE2−種痘動物のいずれかにおけるよ りも早期に拒絶された(データを示さず)。 第3の大規模実験においては、11の子ウシを挑戦前にβ−gal−E7により種 痘し、そして8の子ウシを対照として飼養した。(表2参照)。この実験におい て、斑及び盛り上がった斑は、共に段階1の病変と考えられるであろう。先の如 く、全ての動物が、挑戦4週間後同数の斑を顕出し、これは、それらが全て等し く感染を受け易いということを確かにしている(図2A参照)。10週間後、段階 1病変の数は、両グループにおいて、段階2の病変の数の増加と同時に急激に降 下した(図2BとC参照)。対照グループにおいては、段階2の病変は、次の10 週間以内に段階3の病変に進行し(図2D参照)、一方、段階1の病変の数は、 一定のまま残った(図2B参照)。2次的な拡がりは、挑戦ウィルスのより少量 の投与量のために、存在しなかった(材料及び方法参照)。5週間以上(挑戦後 25週)の後、段階3及び段階2の乳頭腫が進行を開始した(図2C及びD参照) 。E7−種痘グループにおいて、感染後10週間目までは、段階2病変の数が、対 照グループにおけるよりもより多く、そして段階3病変の数がより少なかった( 図2CとD参照)。感染13週間後、段階2の乳頭腫の数は、段階3の乳頭腫にお ける同時増加を伴わずに、かなり減少した(図2CとD参照)。それ故、E7− 種痘動物においては、段階2から段階3までの進行が劇的に減少し、そして段階 2の乳頭腫は、十分な成熟に達する前に軽減していた。対照と種痘グループとの 間の差異が、図2におけるように、グループ当りの段階2及び段階3の乳頭腫の 数が考慮されるときのみならず、段階3の乳頭腫のパーセンテージ又は段階3の 乳頭腫をもつ動物のパーセンテージが考慮されるときも観察された(表3参照) 。 これらの3つの実験において、2動物のすべてをE7により種痘した。22(76 %)は、成熟乳頭腫を顕出しなかったし又は対照動物よりも早期にそれらを拒絶 しなかった。それ故、E7による種痘は、腫瘍増殖を減少させ、そして未熟腫瘍 軽減を誘導し、これ故に、乳頭腫のための治療を有効に提供する。 ワクチンE7は、上記免疫系に有効に提示される。 E7による種痘は、そのワクチンに対する体液性及び細胞性免疫応答の両方に より達成される。両応答は、対照子ウシにおけるよりも種痘された動物において より早期に現われ、そしてより大きな大きさをもつ。種痘された動物の全てがE 7に対する血清抗体をもっていたが、E7に対する血清抗体は、対照動物の全て においては存在せず、そしていくつかは、この実験の経過を通じて陰性のままで あった。それ故ワクチンE7は、この免疫系の両エフェクター・アームに提示さ れ、一方、ウィルスE7は、ほとんど提示されない。 これは、治療的ワクチンの効果を説明することができる。E7に対する体液性及 び細胞−仲介免疫応答並びにB−及びT−細胞エピトープのマッピングは、他で より詳細に表されるであろう。 L2タンパク質による免疫感作は乳頭腫形成を防止する L2は、パピローマウィルスの小さなキャプシド・タンパク質である。このビ リオンの詳細な分子構造は、未だよく知られていないけれども、このタンパク質 のドメイン(単数又は複数)がそのウィルスの表面上に露出されているという状 況証拠がある(低力価のウィルス−中和性L2抗体は、組換えL2タンパク質に より免疫感作されたウサギにおいて発見されている。)(Christensen et al,1 991 Virology 181 p.572;Lin et al,1992 Virology 187 p.612))。本出願人 は、皮膚パピローマウィルスBPV−4のL2タンパク質による種痘が、この軽減 するいぼにおける免疫細胞の浸潤を伴って皮膚の線維乳頭腫の初期拒絶を誘導し たということも示した(Jarrett,et al,1991 Virology 184 p.33)。 L2及びE7は、グルタチオン−S−トランスフェラーゼ(GST)融合タンパ ク質としてバクテリア内で製造された(Smith and Johnson,1988前掲)。15動 物が、GST−L2により種痘され、15がGST−L2+GST−E7により種痘され、 そして17が対照として維持された(表2参照)。これらの動物のすべてを、同一 ストックからの等量のウィルスにより挑戦させた。これらの動物を、挑戦の4.7 及び11週間後に検査した。ワクチンを全く受容していないグループ3においては 、17子ウシの中からの13が、ウィルス感染の約4週間後に免疫を顕出した。これ らは、普通の段階を通じて顕出した(表4参照)。挑戦11週間後本実験が完了す るとき、4週間目において病変をもたない4動物の中の1が、たった1の段階1 病変をもち、そして3が病変を全くもっていなかった(表4と図3参照)。グル ープ1(L2+E7)における15動物の中で、2が、その後に消失した段階1の 病変を顕出し、1が、この実験の終わりにおいて未だ存在した段階2の病変を顕 出し、そして12が、腫瘍のいずれをも全く顕出しなかった(表4と図3参照)。 グループ2(L2)においては、この実験の終わりまでに、1の子ウシが5の段 階1をもち、そして1が段階2の病変をもっており、そして残りの14動物は、完 全に腫瘍フリーであった(表4と図3参照)。腫瘍を全くもたない28の種痘され た動物は、挑戦44週間後未だ乳頭腫フリーであり、一方、これらの対照動物は未 だ乳頭腫をもっていた。従って、L2及びL2+E7ワクチンは、高程度の保護 、すなわち、ほとんど確実にL2タンパク質に因子効果を付与した。なぜなら、 E7ワクチンがそれ自体、保護効果を全くもたなかったからである(前記参照) 。これは、L2ペプチドだけが使用された第2のL2種痘実験により確認され、 抗原の量は、動物当りの接種当り100μgまで減少され、そしてアジュバントは 、アルミニウム・ゲルに変更された(表2参照)。グループ1内のほとんどの動 物(12の中の11)及びグループ2内のすべての動物が、挑戦から完全に保護され 、そして腫瘍フリーであり、一方、12対照動物の中の11が、挑戦4週間後に乳頭 腫を顕出した(データを図示せず)。それ故、L2ペプチドは、強力な予防ワク チンを提供する。これらの結果は、強力な予防効果を維持しながらアルミニウム 塩中に投与されるときL2の投与量を減少させることができる。 従って、本出願人は、粘膜性ウシ・パピローマウィルスに対する予防的及び治 療的免疫感作を首尾よく達成した。 これは、それ自体の自然の病原体に対して動物宿主において達成された。子ウ シ及びそれらのパピローマウィルスは、同時に発達し、そして実験的条件におい て観察された免疫学的応答は、自然に観 察されるものを真似ており、そしてそれ故生物学的に重要である(Jarrett et a l,1991 Virology,184 p.33;Campo,1991 Cancer Cells,3,p.421)。 厳しい挑戦に向かい合う上記粘膜ウィルスBPV−4に対して得られた成功は、 特に顕著であり、そしてヒト被験者における生殖パピローマウィルスに対するワ クチンの可能性のある使用に特別な関連をもつ。BPV−4とHPV−16系との間には いくつかの類似性が存在する。両ウィルスは、粘膜上皮に感染し、新形成形質転 換することができる病変を生じさせる。両ウィルスにおいて、インビトロ系にお いて定められるような、主要な形質転換機能は、E7遣伝子によりエンコードさ れている。さらに、この2つのE7タンパク質は、アミノ酸の相同性を示す。 BPV−4感染に対する事実上完全な保護は、L2タンパク質による免疫感作に より達成された。ワタオウサギ・パピローマウィルス(cottontail rabbit papi llomavirus (CRPV))のL2タンパク質による種痘も、子ウシにおけるよりも なり限定された程度であるけれども、ウサギにおいて保護効果をもつことが示さ れている。併合して、これらの2セットの結果は、HPVのL2がヒトにおける類 似の効果をもつことができるということを示唆している。 BPV−4 E7による免疫感作は、強力な免疫応答を伴う確立された腫瘍の拒絶を 誘導する。HPV−16 E7遺伝子によるラット及びマウスの種痘は、成長遅延を引き 起こし、そして腫瘍の部分的な軽減は、HPV−16形質転換細胞により誘導され(M aneguzzi et al,1991 Virology 191 p.62-69;Chen et al,1991 PNAS 88,p.1 10)、そしてさらに最近、HPV−16 E7によるマウスの種痘が、E7抗原に対して 特異的に向けられた遅延型過敏性応答を顕出した。それ故、さまざまなパピロー マウィルスのE7が、腫瘍拒絶を誘導するため に適当な免疫応答を顕出することができる。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年5月18日 【補正内容】 請求の範囲 1.パピローマウィルス腫瘍又は病変の予防のための医薬配合品であって、以 下の、 (i)パピローマウィルス(PV)L2タンパク質又は予防的有効なその断片及 びアルミニウム化合物を含んで成る配合品; (ii)ウシ・パピローマウィルス(BPV)L2タンパク質又は予防的有効なそ の断片及びアルミニウム化合物を含んで成る配合品; (iii)BPV−4 L2タンパク質又は予防的有効なその断片及びアルミニウム化合 物を含んで成る配合品;及び (iv)BPV−4タンパク質又は予防的有効なその断片及びアルミニウム化合物 を含んで成る配合品、 から成る群から選ばれる医薬配合品。 2.PV L2タンパク質又は予防的有効なその断片及びアルミニウム化合物を含 んで成る、請求項1に記載の医薬配合品。 3.PVがBPVである、請求項2に記載の医薬配合品。 4.BPVがBPV−4である、請求項3に記載の医薬配合品。 5.パピローマウィルス・タンパク質又は予防的有効なその断片が、異なる補 助タンパク質との融合タンパク質の形態にある、先の請求項のいずれか1に記載 の医薬配合品。 6.補助タンパク質が、グルタチオン−S−トランスフェラーゼ(GST)であ る、請求項5に記載の医薬配合品。 7.パピローマウィルス・タンパク質又は予防的有効なその断片が組換えDNA 技術により製造される、先の請求項のいずれか1に記載の医薬配合品。 8.パピローマウィルス腫瘍又は病変の予防のための獣医薬又はヒトの医薬に おける、先の請求項の中のいずれか1に記載の医薬配 合品の使用。 9.パピローマウィルス腫瘍又は病変の予防のためのワクチンの製造における 、 (i)PV L2タンパク質又は予防的有効なその断片及びアルミニウム化合物; 又は (ii)BPV L2タンパク質又は予防的有効なその断片及びアルミニウム化合物; 又は (iii)BPV−4 L2タンパク質又は予防的有効なその断片及びアルミニウム化合 物;又は (iv)BPV−4タンパク質又は予防的有効なその断片及びアルミニウム化合物 、 の使用。 10.請求項9に記載のPV L2タンパク質又は予防的有効なその断片及びアルミ ニウム化合物の使用。 11.PVがBPVである、請求項10に記載の使用。 12.BPVがBPV−4である請求項11に記載の使用。 13.パピローマウィルス・タンパク質又は予防的有効なその断片が、異なる補 助タンパク質との融合タンパク質の形態にある、請求項9〜12の中のいずれか1 に記載の使用。 14.補助タンパク質がGSTであり、請求項13に記載の使用。 15.パピローマウィルス・タンパク質又は予防的有効なその断片が組換えDNA 技術により製造される、請求項9〜14の中のいずれか1に記載の使用。 16.パピローマウィルス腫瘍又は病変に対して哺乳動物を免疫感作する方法で あって、治療的有効投与量において請求項1〜7の中のいずれか1に記載の医薬 品を投与することを含んで成る方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI //(C12P 21/02 C12R 1:19) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CZ,DE,DK,ES,FI,G B,HU,JP,KG,KP,KR,KZ,LK,LU ,LV,MD,MG,MN,MW,NL,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SK,TJ,U A,US,UZ,VN (72)発明者 ジャレット,ウィリアム フレミング ホ ーガン イギリス国,グラスゴー ジー63 9ジェ イピー,ブレーンフィールド,ネザーブレ ーン 60

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.パピローマウィルス腫瘍又は病変の予防のための医薬配合品であって、以 下の、 (i)パピローマウィルス(PV)L2タンパク質又は予防的有効なその断片及 びアルミニウム化合物を含んで成る配合品; (ii)ウシ・パピローマウィルス(BPV)L2タンパク質又は予防的有効なそ の断片及びアルミニウム化合物を含んで成る配合品; (iii)BPV −4 L2タンパク質又は予防的有効なその断片及びアルミニウム化 合物を含んで成る配合品; (iv)BPV−4タンパク質又は予防的有効なその断片及びアジュバントを含ん で成る配合品; (v)BPV −4 L2タンパク質又は予防的有効なその断片及びアジュバントを 含んで成る配合品;及び (vi)BPV−4タンパク質又は予防的有効なその断片及びアルミニウム化合物 を含んで成る配合品、 から成る群から選ばれる医薬配合品。 2.PV L2タンパク質又は予防的有効なその断片及びアルミニウム化合物を含 んで成る、請求項1に記載の医薬配合品。 3.PVがBPVである、請求項2に記載の医薬配合品。 4.BPVがBPV−4である、請求項3に記載の医薬配合品。 5.パピローマウィルス・タンパク質又は予防的有効なその断片が、異なる補 助タンパク質との融合タンパク質の形態にある、先の請求項のいずれか1に記載 の医薬配合品。 6.補助タンパク質が、グルタチオン−S−トランスフェラーゼ(GST)であ る、請求項5に記載の医薬配合品。 7.パピローマウィルス・タンパク質又は予防的有効なその断片 が組換えDNA技術により製造される、先の請求項のいずれか1に記載の医薬配合 品。 8.パピローマウィルス腫瘍又は病変の予防のための獣医薬又はヒトの医薬に おける、先の請求項の中のいずれか1に記載の医薬配合品の使用。 9.パピローマウィルス腫瘍又は病変の予防のためのワクチンの製造における 、 (i)PV L2タンパク質又は予防的有効なその断片及びアルミニウム化合物; 又は (ii)BPV L2タンパク質又は予防的有効なその断片及びアルミニウム化合物; 又は (iii)BPV−4 L2タンパク質又は予防的有効なその断片及びアルミニウム化 合物;又は (iv)BPV−4タンパク質又は予防的有効なその断片及びアジュバント;又は (v)BPV−4 L2タンパク質又は予防的有効なその断片及びアジュバント;又 は (vi)BPV−4タンパク質又は予防的有効なその断片及びアルミニウム化合物 、 の使用。 10.請求項9に記載のPV L2タンパク質又は予防的有効なその断片及びアルミ ニウム化合物の使用。 11.PVがBPVである、請求項10に記載の使用。 12.BPVがBPV−4である請求項11に記載の使用。 13.パピローマウィルス・タンパク質又は予防的有効なその断片が、異なる補 助タンパク質との融合タンパク質の形態にある、請求項9〜12の中のいずれか1 に記載の使用。 14.補助タンパク質がGSTであり、請求項13に記載の使用。 15.パピローマウィルス・タンパク質又は予防的有効なその断片が組換えDNA 技術により製造される、請求項9〜14の中のいずれか1に記載の使用。 16.パピローマウィルス腫瘍又は病変に対して哺乳動物を免疫感作する方法で あって、治療的有効投与量において請求項1〜7の中のいずれか1に記載の医薬 品を投与することを含んで成る方法。
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