JPH08508493A - 7−デアザプリン修飾オリゴヌクレオチド - Google Patents

7−デアザプリン修飾オリゴヌクレオチド

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JPH08508493A JP6522134A JP52213494A JPH08508493A JP H08508493 A JPH08508493 A JP H08508493A JP 6522134 A JP6522134 A JP 6522134A JP 52213494 A JP52213494 A JP 52213494A JP H08508493 A JPH08508493 A JP H08508493A
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Abstract

(57)【要約】 7−デアザヌクレオシドが取り込まれたオリゴヌクレオチドは、アンチセンス配列として、RNA 及びDNA の作用を阻害するのに有用である。

Description

【発明の詳細な説明】 7−デアザプリン修飾オリゴヌクレオチド 発明の分野 本発明は、7−デアザプリンヌクレオシドを含む修飾オリゴヌクレオチド配列 、該7−デアザプリンヌクレオシドを取り込ませる、オリゴヌクレオチドのヌク レアーゼ分解の阻害方法、細胞系における遺伝子発現の抑制方法、ならびに該修 飾オリゴヌクレオチドを含む、遺伝子発現の抑制に有用な組成物に関する。 情報開示の陳述 Seela and Kehne,Biochem.,26,2232-2238(1987)は、7−デアザデオキシ アデノシン(9−β−2′−デオキシリボフラノシル−7−デアザアデニン)、 ならびにパリンドロームEcoRIエンドヌクレアーゼDNA認識配列d(GAATTC)を有 するオクタ及びドデカヌクレオチド中への1個〜2個のこのようなヌクレオシド の取り込みを開示している。オリゴヌクレオチドは、EcoRIによる分解に対する それらの安定性の研究のために製造されたものである。 Seela and Driller,Nucl.Acid.Res.,17(3),901-910(1989)は、d(GC )3及びd(CG)3ヌクレオチド単位を含むヘキサヌクレオチド配列の製造、なら びに7−デアザグアノシン(c7Gd)及び7−デアザ−8−アザグアノシン(c7z8 G4)を含むこのような六量体を記載している。このようにして製造された自己相 補的六量体はデュプレックスを形成するが、それらはデュプレックスの安定性及 びG−C/C−G塩基対の各々に対するヘリックス−コイル転移の熱力学パラメ ーターを研究するために製造されたものである。 Tran-Thi et al.,Angew.Chem.Int.Ed.Engl.,21(5),367-368,(1982 )は、7−デアザグアノシンの製造及び該7−デアザグアノシンからの環状グア ノシンモノホスフェートの製造を開示している。 Seela and Kehne,Biochem.,24(26),7556-7561(1985)は、固相法及び適 当に保護されたホスホルアミダイトを用いた自己相補的六量体及び十二量体の合 成を記載しており、それらは、それらの融解曲線ならびにヘビ毒ホスホジエステ ラーゼ及び一本鎖に特異的なヌクレアーゼSIに対するそれらの挙動によって反映 されるような、塩基対合及び塩基スタッキング性の研究のために合成されたもの である。 Seela and Driller,Nucl.Acid.Res.,13(3),911-926(1985)は、7− デアザ−2′−デオキシグアノシンの3′−ホスホルアミダイトの合成、及びグ アノシン部分が7−デアザ−2′−デオキシグアノシンで置換されたd(CG)の 自己相補的六量体の合成、ならびに得られるデュプレックスの性質の研究を記載 している。 Winkeler and Seela,J.Org.Chem.,48,3119-3122(1983)は、7−デアザ −2′−デオキシグアノシンの全合成を報告しており、塩基対合及び酵素認識に 関する情報を得るための、オリゴ及びポリヌクレオチドへのその取込みは現在進 行中である。 Seela and Kehne,Tetrahedron,41(22),5387-5392(1985)は、3′−O −〔(N,N−ジイソプロピルアミノ)メトキシホスファニル〕−5′−O−( 4,4′−ジメトキシトリチル)−7−デアザ−6−ベンゾイル−2′−デオキ シアデノシンと3′−O−(t−ブチルメチルシリル)−7−デアザ−2′−デ オキシアデノシンとの縮合及びO−メチル、O−ジメトキシトリチル及びN−ベ ンゾイル保護基の除去による、淡色性及びヌクレアーゼ分解に対する安定性の研 究のための、2′−デオキシツベルシジリル(3′→5 ′)−2′−デオキシツベルシジン、すなわち、7−デアザ−2′−デオキシア デノシニル(3′→5′)−7−デアザ−2′−デオキシアデノシンの製造を開 示している。 Winkeler and Seela,Liebigs Ann.Chem.,708-721(1984)は、7−デアザ −7−メチル−2′−デオキシグアノシン及び2,4−ジアミノ−6−ヒドロキ シピリミジンからのその合成を開示している。 Seela and Kehne,Liebigs Ann.Chem.,876-884(1983)は、7−デアザ−2 ′−デオキシアデノシンの製造を開示している。 Seela and Driller,Nucl.Acid.Res.,14,2319-2332(1986)は、EcoRIエ ンドヌクレアーゼ認識部位及び7−デアザ−2′−デオキシグアニンを含むオク タデカヌクレオチドの、ヌクレオシドホスホルアミダイトを経た固相合成による 製造、ならびにEcoRIによるそれらの分解に関する動力学的研究を開示している 。 Seela,Tran-Thi and Franzen,Biochem.,21,4338-4343(1982)は、淡色性 、融解プロフィル及び円二色性スペクトルの研究のための、7−デアザグアノシ ンのポリマーの製造を開示している。 EPO Application 286,028,published October 12,1988は、式: 〔式中、 XはNまたは=CH基であり; WはNまたは=CR4基であり; R1,R2,R3及びR4は同一であるかまたは異なり、水素、ハロゲン、低級ア ルキル、ヒドロキシ、メルカプト、低級アルキルチオ、低級アルコキシ、アリー ルアルキル、アリールアルコキシ、アリールオキシまたは一もしくは二置換アミ ノ基であり; R5は、水素またはヒドロキシであり; R6及びR7が水素であるか、または一方もしくは両方がハロゲン、シアノ、ア ジドまたは一もしくは二置換アミノ基であり、Xが−CH基である場合にはR6及 びR7の一方はヒドロキシであることができ;さらに、 R5とR7は一緒になってC2′位とC3′位との間の第2の結合であることがで き;且つ Yは水素またはモノ、ジもしくはトリホスフェートである〕 の7−デアザプリンヌクレオシドを開示している。 これらの化合物は核酸の配列決定において、また、抗ウィルス剤として有用で あると述べられている。 発明の背景 アンチセンス(antisense)化合物は、核酸、RNAまたはDNA中のヌクレオチド 配列に結合するかまたはそれとハイブリッド形成して、該核酸の作用または合成 を阻害する化合物である。アンチセンス化合物はRNAとDNAの両者とハイブリッド 形成できるため、転写、RNAプロセッシングまたは翻訳のレベルで遺伝子発現を 妨害することができる。 アンチセンス分子は、ゲノムDNAとハイブリッド形成して、RNA ポリメラーゼの作用を直接または間接的に阻害することによって、特定の遺伝子 のmRNAへの転写を妨害するように、設計及び合成することができる。DNAを標的 とする場合に理論上有利な点は、治療効果を達成するのに必要なアンチセンス化 合物がごく少量でよいことである。あるいは、アンチセンス化合物はRNAとハイ ブリッド形成して、転写後修飾(RNAプロセッシング)または蛋白合成(翻訳) メカニズムを阻害するかまたはmRNAの安定性に影響を与えるように、設計及び合 成することができる。標的RNAの例は、メッセンジャーRNA(mRNA)、トランスフ ァーRNA(tRNA)、リボソームRNA(rRNA)、ヘテロ核RNA(hnRNA)などである。 プロセッシング及び翻訳メカニズムの例としては、前mRNAのスプライシングによ るイントロンの除去、mRNAの5′末端のキャッピング、細胞質への輸送、ハイブ リッド形成の停止及びリボヌクレアーゼHが介在するmRNA加水分解が挙げられる 。 しかしながら、現在のところ、アンチセンス技術の科学及び治療への応用は、 数々の技術的問題によってその進展が妨げられている。合成アンチセンス分子は 、標的細胞中に存在するヌクレアーゼによって急速に分解されやすい。アンチセ ンスDNAまたはRNAのオリゴヌクレオチド配列は、例えば、核酸の5′または3′ 末端において作用するエクソヌクレアーゼによって破壊される。さらに、エンド ヌクレアーゼが個々のヌクレオチド間の内部ホスホジエステル結合においてDNA またはRNAを分解し得る。このような分解の結果、投与されるアンチセンス化合 物の有効半減期は極めて短いため、大用量を短い間隔で投与しなければならない 。 もう一つの問題は、入手できるDNA半自動合成装置では、アンチセンスDNAまた はRNAの製造コストが非常に高いことである。 さらに別の問題は、体及び細胞内の目的とする標的へのアンチセ ンス薬剤の送達に関するものである。ゲノムDNAを標的とするアンチセンス薬剤 は核内に入らなければならない(すなわち、薬剤は原形質膜及び核膜を透過しな ければならない)。膜透過性を増大しなければならない(疎水性を増大しなけれ ばならない)が、他方において、細胞質及び細胞サイトゾルのような体液区分に おいては水溶性が必要である(親水性を増大しなければならない)ので、そのい ずれを優先するかを考えなければならない。 さらに別の問題は、体内で遊離しているかまたは標的核酸に対してハイブリッ ド形成するかという、アンチセンス薬剤の安定性に関するものである。アンチセ ンスDNAのようなオリゴヌクレオチド配列は、キラール燐中心の回りで立体配置 の変換を受けやすい。 ヒトの治療において予測される次のステップは、遺伝子をアンチセンス薬剤の 標的とすることである〔Armstrong,Business Week,1990年3月5日、p.88〕。 しかしながら、疾病の治療にアンチセンス技術をうまく応用するには、前記問題 の解決法を見い出さなければならない。 安定で、ヌクレアーゼ抵抗性で、製造コストが安く、しかも体中の核酸標的に 送達でき且つそれらとハイブリッド形成できるアンチセンス化合物を製造するた めの1つのアプローチは、相補的な各チミンまたはシトシン塩基とハイブリッド 形成できるがエクソヌクレアーゼまたはエンドヌクレアーゼによる攻撃を比較的 受けにくいためにオリゴヌクレオチド配列を酵素分解に対して安定化する、修飾 アデニンまたはグアニンプリン塩基が取り込まれたオリゴヌクレオチド配列を合 成することである。本発明はこのようなアプローチに関する。 発明の要約 生成物の側面において、本発明は、所定のDNAまたはRNA塩基配列とのハイブリ ッド形成に必要な配列中に正常のDNA塩基、アデニン(A)、チミン(T)、グ アニン(G)及びシトシン(C)の配列を含み、該正常塩基の1個またはそれ以 上が修飾7−デアザアデニンまたは7−デアザグアニンで置換されたオリゴヌク レオチドに関する。 方法の側面において、本発明は正常なDNA塩基配列中に1個またはそれ以上の 修飾7−デアザアデニンまたは7−デアザグアニンヌクレオシドを取り込ませる ことを含んでなるオリゴヌクレオチドのヌクレアーゼ分解を阻害する方法に関す る。 別の方法の側面において、本発明は、1個またはそれ以上の修飾7−デアザア デニンまたは7−デアザグアニンヌクレオシドを含むオリゴヌクレオチドを含む 組成物を細胞系に導入することを含んでなる細胞系における遺伝子発現の抑制方 法に関する。 組成物の側面において、本発明は、1個またはそれ以上の修飾7−デアザアデ ニンまたは7−デアザグアニンヌクレオシドを含むオリゴヌクレオチドを医薬と して許容され得る担体中に含んでなる、遺伝子発現抑制用組成物に関する。 好ましい実施態様の説明 さらに詳しくは、本発明は、所定のDNAまたはRNA塩基配列とのハイブリッド形 成に必要な配列中に、正常なDNA塩基、すなわち、アデニン、チミン、グアニン 及びシトシンのヌクレオチドの配列を含むオリゴヌクレオチドであって、該正常 塩基の1個またはそれ以上が式: の7−デアザアデニン−β−D−リボフラノシルもしくはβ−D−2′−デオキ シリボフラノシルヌクレオシド、または式: の7−デアザグアニン−β−D−リボフラノシル−もしくはβ−D−2′−デオ キシリボフラノシルヌクレオシド 〔式中、 R′2は水素またはヒドロキシであり;且つ R7は水素または低級アルキルである〕 で置換されたもの(ただし、オリゴヌクレオチド配列は(1)EcoR Iエンドヌクレアーゼ認識部位、(2)反復GCもしくはCG配列、及び(3)反復 ATもしくはTA配列を含まない)に関する。 本発明の範囲内の好ましいオリゴヌクレオチドは、ポリマー中に式Iaまたは Ibの7−デアザアデニンまたは7−デアザグアニンヌクレオシドを1〜4個含 むものである。 他の好ましいオリゴヌクレオチドは、7−デアザアデニンまたは7−デアザグ アニンヌクレオシドがオリゴマーの3′及び5′末端のいずれかまたは両者の3 個のヌクレオチド単位内に取り込まれたものであり、これらのオリゴマーはエク ソヌクレアーゼ分解に対して特に安定である。 さらに他の好ましいオリゴヌクレオチドは、オリゴヌクレオチド配列の内部に 7−デアザアデニンまたは7−デアザグアニンヌクレオシドが取り込まれたもの であり、これらのオリゴヌクレオチドはエンドヌクレアーゼ分解に対して特に安 定である。 特に好ましいオリゴマーは、 式IaにおいてR′2及びR7が水素であるヌクレオシド、すなわち、7−デア ザ−2′−デオキシアデノシン(9−β−D−2′−デオキシリボフラノシル− 7−デアザアデニン)から誘導されたヌクレオチド(以下において、ヌクレオチ ドWとして識別); 式IaにおいてR′2がヒドロキシであり且つR7が水素であるヌクレオシド、 すなわち、7−デアザアデノシン(9−β−D−リボフラノシル−7−デアザア デニン)から誘導されたヌクレオチド(以下において、ヌクレオチドW′として 識別); 式IaにおいてR′2が水素であり且つR7が低級アルキルであるヌクレオシド 、すなわち、7−デアザ−2′−デオキシ−7−メチルアデノシン(9−β−D −2′−デオキシリボフラノシル−7−デアザ−7−メチルアデニン)から誘導 されたヌクレオチド(以 下において、ヌクレオチドXとして識別);及び 式IaにおいてR′2がヒドロキシであり且つR7が低級アルキルであるヌクレ オシド、すなわち、7−デアザ7−メチルアデノシン(9−β−D−リボフラノ シル−7−デアザ−7−メチルアデニン)から誘導されたヌクレオチド(以下に おいて、ヌクレオチドX′として識別);ならびに 式IbにおいてR′2及びR7が水素であるヌクレオシド、すなわち、7−デア ザ−2′−デオキシグアノシン(9−β−D−2′−デオキシリボフラノシル− 7−デアザグアニン)から誘導されたヌクレオチド(以下において、ヌクレオチ ドYとして識別); 式IbにおいてR′2がヒドロキシであり且つR7が水素であるヌクレオシド、 すなわち、7−デアザグアノシン(9−β−D−リボフラノシル−7−デアザグ アニン)から誘導されたヌクレオチド(以下において、ヌクレオチドY′として 識別); 式IbにおいてR′2が水素であり且つR7が低級アルキルであるヌクレオシド 、すなわち、7−デアザ−2′−デオキシ−7−メチルグアノシン(9−β−D −2′−デオキシリボフラノシル−7−デアザ−7−メチルグアニン)から誘導 されたヌクレオチド(以下において、ヌクレオチドZとして識別);及び 式IbにおいてR2がヒドロキシであり且つR7が低級アルキルであるヌクレオ シド、すなわち、7−デアザ−7−メチルグアノシン(9−β−D−リボフラノ シル−7−デアザ−7−メチルグアニン)から誘導されたヌクレオチド(以下に おいて、ヌクレオチドZ′として識別) を含むものである。 本明細書中において使用する用語「低級アルキル」は、炭素数1〜4の飽和、 脂肪族、直鎖または分枝鎖炭化水素基であり、その例 としてはメチル、エチル、プロピル、イソプロピル及びブチルが挙げられる。 本発明の実施において有用なオリゴマーは、1個またはそれ以上のヌクレオシ ドが式IaまたはIbの修飾7−デアザアデニン及び7−デアザグアニンヌクレ オシドによって置換された、塩基数が約6〜200、好ましくは約12〜約24、最も 好ましくは15の配列を含んでなる。 本発明のオリゴヌクレオチドは、公知の方法〔Sinha et al.,Nucl.Acid Res., 12, 4539-4557(1984)〕に従って、式: 〔式中、 Bは、塩基アデニン(A)、チミン(T)、シトシン(C)、グアニン(G) または式Ia及びIbのヌクレオシド中の塩基に対応する修飾7−デアザアデニ ンもしくは7−デアザグアニン塩基を表し; DMTはジメトキシトリチル基(すなわち、4,4′−ジメトキシトリフェニル メチル基)を表し;且つ R′2は前述の意味を有し;且つ 各グアニン/7−デアザグアニン、アデニン/7−デアザアデニン部分の2− アミノまたは6−アミノ基はベンゾイルまたはイソブチリル基のような保護基で 保護されている〕 の保護9−〔3′−O−〔(N,N−ジイソプロピルアミノ)(R′3 −オキシ)ホスファニル〕−5′−O−(4,4′−ジメトキシトリチル)プ リンヌクレオシドから固相合成によって製造する。特に好ましい固相合成は、Ma tteucci and Caruthers,J.Am.Chem.Soc.,103,3185-3191(1981)及びGait ,Oligonucleotide Synthesis:A Practical Approach,Ed.by M.J.Gait,35- 81,IRL Press,Washington,D.C.1984に記載されたようなものである。 固相合成の最初の工程は、固体支持体、好ましくは気孔制御ガラス(controll ed pore glass,CPG)支持体へのヌクレオシドの結合である。ヌクレオシドは、 ヌクレオシドの3′−ヒドロキシ位においてスクシネート結合を介してCPGに結 合させるのが好ましい。ヌクレオシドを固体支持体に結合させる他の手段は公知 であり、オリゴヌクレオチド合成技術の熟練者には容易にわかる。 第1のヌクレオシドを固体支持体に結合させた後、5′−ヒドロキシ保護基の 除去、ホスホルアミダイト試薬の存在下における5′−ヒドロキシ基の活性化、 所望のヌクレオシドの添加、未反応ヌクレオシドのキャッピング及び燐結合の酸 化という一連の工程によって、鎖伸張が起こる。結合したヌクレオシドの5′− ヒドロキシ位の保護基、好ましくはDMTは酸、好ましくはトリクロロ酢酸で除去 する。 この方法に従って使用できる活性化試薬は当業者にはよく知られたものである 。好ましい活性化試薬は、テトラゾール及び活性化因子金である(Beckman Inst r.Inc.,Palo Alto,CA)。 活性化工程は、添加したヌクレオシド及びトリチルジオールシアノホスフィン 化合物の存在下で起こり、トリチルジオールシアノホスフィン化合物は常用の合 成法のヌクレオシドホスホルアミダイトに代わるものである。未反応鎖は終了さ せるか、または無水酢酸及びN−メチルイミダゾールのようなキャッピング試薬 でキャッピン グする。 不安定な三価燐(phosphorus)結合は、好ましくはヨウ素によって、オリゴヌ クレオチドの安定な五価ホスホジエステル結合に酸化する。 所期のオリゴヌクレオチド鎖アセンブリーが完成後、燐酸保護基を除去し、鎖 を固体支持体から分離し、塩基保護基を常法によって除去する。(Gaits,上記 、67〜70)。 本発明の化合物は、遺伝子発現メカニズムの変化に伴う遺伝疾患または遺伝病 を持つ哺乳類の治療に有用である。このような疾病の例は、HIV、サイトメガロ ウィルス、単純ヘルペス、B型肝炎、パピローマウィルス及びピコルナウィルス のようなウィルス感染;肺、結腸、子宮頸、乳房及び卵巣の癌;炎症性疾患;な らびに免疫系の疾患、たとえば、後天性免疫不全症候群(AIDS)、血液腫瘍及び 過増殖性疾患である。〔Armstrong,上記、89;Klausner,Biotechnology 8,30 3,304(1990)〕。 本発明のオリゴマーの製造に必要な式IIの保護プリンヌクレオシドは、Seela and Kehne(1987)前記;Seela and Kehne,Tetrahedron 41(22),5387-5892 (1985);Seela and Driller(1989)前記;ならびにSeela and Driller(1985 )前記に記載された方法によって製造でき、これらの方法は、式Ia及びIbの 未保護ヌクレオシドまたはアデニン、グアニンもしくはシトシンの未保護7−デ アザプリンヌクレオシド中の未保護アミノ基のベンゾイル化、5′−ジメトキシ トリチルエーテルの形成、ならびに生成物の3−ホスホルアミダイトへの転化を 含む。式Ia及び式Ibの対応する未保護7−デアザプリンヌクレオシドは、Se ela and Kehne(1987)前記、Seela and Driller(1989)前記、Tran-Thi前記、 Seela and Driller(1985)前記、Winkeler and Seela(1983)前記、Wink eler and Seela(1984)前記、ならびにSeela and Kehne(1983)前記によって 記載された方法によって製造できる。7−デアザ−2′−デオキシ−7−低級ア ルキルアデニン(式Ia、R2=H)は以下の反応式によって製造できる。 前記反応式において、R7は低級アルキルであり、且つTolはp−トルオイル基 である。 前述のように、6−アミノ−2−チオウラシル(III)は、有機溶媒、例えば 、ジメチルホルムアミド(以下において、DMF)またはアセトン中で塩基、例え ば、アルカリ金属炭酸塩の存在下において、アルキル化剤、例えば、硫酸ジメチ ル、臭化メチルまたはヨウ化メチルで処理する。得られた2−メチルチオ−4− アミノ−6−ヒドロキシピリミジン(IV)は、前記のWinkeler and Seela(1984 )に記載された方法を用いて、以下のようにして式VIIの化合物に転化する:ア ルカリ金属炭酸塩及びテトラ低級アルキルアンモニウムハライドの存在下におい て式IVの化合物を適当な2−クロロ低級アルカナールと反応させ、式Vの得られ た4−ヒドロキシ−2−メチルチオ−5−低級アルキル−7H−ピロロ〔2,3 −d〕ピリミジンを対応する式VIの4−クロロ−2−メチルチオ−5−低級アル キル−7H−ピロロ〔2,3−d〕ピリミジンに転化し、式VIの化合物を塩基の 存在下において1−クロロ−2−デオキシ−3,5−ジ−O−(p−トルオイル )−α−D−エリスローペントフラノースを反応させて、式VIIの4−クロロ− 2−メチルチオ−5−低級アルキル−7−〔2′−デオキシ−3′,5′−ジ− O−(p−トルオイル)−β−D−エリスロ−ペントフラノシル〕−7H−ピロ ロ〔2,3−d〕ピリミジンを生成する。次いで、反応条件下において不活性な 適当な有機溶媒、例えば、低級アルカノール中の式VIIの化合物を、オートクレ ーブ中でアンモニアと共に加熱して、式VIIIの4−アミノ−2−メチルチオ−5 −低級アルキル−7−〔2′−デオキシ−β−D−エリスロ−ペントフラノシル 〕−7H−ピロロ〔2,3−d〕ピリミジン(あるいは、9−β−D−2′−デ オキシリボフラノシル−2−メチルチオ−7−デアザ−7−低級アルキルアデニ ン)を生成する。不活性有機溶媒、例えば、低級アルカノール中の式VIIIの化合 物をラネーニッケル上において還元的デチオメチル化して、式Ia(R′2は水 素である)の目的とする9−β−D−2′−デオキシリボフラノシル−7−デア ザ−7−低級アルキルアデニンを生成する。この化合物は、前述のようにして式 IIの保護7−デアザ−7−低級アルキルアデニンに転化できる。 同様にして、以下の反応式によって、式Ibの9−β−D−2′−デオキシリ ボフラノシル−7−デアザ−7−低級アルキルグアニンを製造できる: 次いで、これらは、前述のようにして、式IIの9−β−D−2′−デオキシリ ボフラノシル−7−デアザ−7−低級アルキルグアニンに転化できる。 本発明の医薬組成物は、本発明の1種またはそれ以上の化合物を1種またはそ れ以上の無毒性の生理的に許容され得る担体、補助剤または賦形剤(本明細書中 においてはこれらをひとまとめにして担体と称する)と共に非経口注射用、固体 または液体の形態の経口投与用、直腸または局所投与用などの組成物に製剤化し たものを含む。 組成物は、ヒト及び動物に経口、直腸、非経口(静脈内、筋肉内または皮下) 、槽内、膣内、腹腔内、局所(散剤、軟膏剤または点滴剤)投与することもでき るし、頬または鼻用噴霧剤として投与することもできる。 非経口注射に適当な組成物は、生理的に許容され得る水性または非水性の滅菌 溶液、分散液、懸濁液または乳濁液及び滅菌注射溶液もしくは分散液に再構成さ れる滅菌散剤を含むことができる。適当な水性及び非水性担体、希釈剤、溶剤ま たは賦形剤の例としては、水、エタノール、ポリオール(プロピレングリコール 、ポリエチレングリコール、グリセロールなど)、それらの適当な混合物、植物 油(例えば、オリーブ油)及び注射可能な有機エステル、例えば、オレイン酸エ チルが挙げられる。適当な流動性は、例えば、レシチンのようなコーティングの 使用、分散液の場合には必要な粒度の保持、及び界面活性剤の使用によって保持 できる。 これらの組成物はまた、補助剤、例えば、保存剤、湿潤剤、乳化剤及び分散助 剤を含むことができる。微生物の作用は、種々の抗菌剤及び抗真菌剤、たとえば 、パラベン、クロロブタノール、フェノール、ソルビン酸などによって確実に防 止できる。等張化剤、たとえば、糖、塩化ナトリウムなどを添加するのも望まし い。注射用剤形の吸収の延長は、吸収を遅らせる薬剤、例えば、モノステアリン 酸アルミニウム及びゼラチンを用いれば可能である。 望ましくは、また、分布をより有効にするためには、化合物は徐 放出系または標的送達系、たとえば、ポリマーマトリックス、リポソーム及び微 小球に取り込ませることもできる。それらは、例えば、細菌固定フィルターを通 して濾過することによって、または、使用直前に滅菌水もしくは他のいくつかの 滅菌注射用基材中に溶解できる滅菌固体組成物の形態で滅菌剤を取り入れること によって滅菌できる。 経口投与用の固体剤形としては、カプセル剤、錠剤、丸剤、散剤及び顆粒剤が 挙げられる。このような固体剤形の場合には、活性化合物は、少なくとも1種の 常用の不活性賦形剤(または担体)、たとえは、クエン酸ナトリウムもしくは燐 酸二カルシウムまたは(a)充填剤または増量剤、例えば、澱粉、ラクトース、 スクロース、グルコース、マンニトール及び珪酸、(b)結合剤、例えば、カル ボキシメチルセルロース、アルギン酸塩、ゼラチン、ポリビニルピロリドン、ス クロース及びアラビアゴム、(c)保湿剤、例えば、グリセロール、(d)崩壊 剤、たとえば、寒天、炭酸カルシウム、ジャガイモまたはタピオカ澱粉、アルギ ン酸、ある種の複合珪酸塩及び炭酸ナトリウム、(e)溶解遅延剤、例えば、パ ラフィン、(f)吸収促進剤、例えば、第四アンモニウム化合物、(g)湿潤剤 、例えば、セチルアルコール及びモノステアリン酸グリセロール、(h)吸着剤 、たとえば、カオリン及びベントナイト、ならびに(i)滑沢剤、たとえば、タ ルク、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、固体ポリエチレン グリコール、ラウリル硫酸ナトリウムまたはそれらの混合物と混合する。カプセ ル剤、錠剤及び丸剤の場合には、剤形はさらに緩衝剤を含むことができる。 化合物の分子構造は、nmr、赤外及び質量スペクトルの研究に基づいて確認し 、それらの純度はHPLC及びそれらの元素に関する化学分析によって確認した。ヌクレアーゼ安定性 本発明に従って修飾されたアンチセンスオリゴヌクレオチドを、それらの安定 性に関して、20mM HEPES緩衝液を含むRPMI 1640細胞培養培地(完全培地)中で1 0%(v/v)ウシ胎児血清(FBS)の存在下において評価した。FBS及びヒト血 清は、3′→5′エクソヌクレアーゼ活性を示すことが知られている。これは、 FBS、ヒト血清及びヒト血漿中で検出することができた唯一のヌクレアーゼ活性 である。オリゴヌクレオチドサンプルを完全培地中で37℃において6時間にわた ってインキュベートし、出発化合物の量を、HPLCに基づく方法を用いて測定した 。DNA/DNAデュプレックス融解温度の測定 Warsaw,Cantor,and Tinoco〔CRC Handbook of Biochemistryand Molecular Biology(G.D.Fasman,editor)1:589(1975)〕によって提示された方法及び 値を用いて計算された260nmにおける吸光係数を用いて、オリゴヌクレオチド濃 度を分光光度法によって測定した。等モル濃度のオリゴヌクレオチドとその相補 的配列を合し(0.1mM EDTA、10mM燐酸ナトリウム、0.1 M NaCl、pH 7.0中)、8 0℃に加熱し、室温で徐々に冷却させた。サンプルを室温に約2.5時間放置した。 次いで、サンプルをサーモスタット制御ヒートブロック中で0.5℃/分(25℃〜7 5℃)の速度で加熱し、Perkin Elmer Lambda 4C UV分光光度計を用いて260nmに おいて吸光度を監視した。A260測定値を15秒毎に取った。データを、RS/1デ ータ分析ソフトウェアを用いる、データ分析用のDEC VAXに移した。dA260/dT対 温度のプロットからTmを求めた。TmはdA260/dTが極大である温度である。ウサギα−グロビンmRNA翻訳の阻害 アンチセンスオリゴヌクレオチドの添加による、ウサギグロビン mRNA(Bethesda Res.Labs,Gaithersburg,MD)+/−6.5単位/5μL E.col i RNase H(Boehringer Mannheim,Indianapolis,IN)の無細胞翻訳を、ウサギ 網状赤血球ライセート(Promega,Madison,WI)を総容量50μLで用いて実施し た。各翻訳反応に35S−メチオニン(New England Nuclear,Boston,MA)25μC iを添加した。翻訳を30℃において10分間インキュベートし、次いで、サンプル をドライアイス上でスナップフリーズした。α及びβグロビン鎖を、SDS−ポリ アクリルアミドゲル電気泳動を用いて分離した。電気泳動緩衝液(0.1M燐酸ナ トリウム、pH 7.2、SDS 1.0g/L含有)を用いて15cmのゲルを調製した。それ らは、アクリルアミド12.5%及びビスアクリルアミド0.6%を含んでいた。翻訳 反応のアリコート(1μL)を、電気泳動緩衝液、2−メルカプトエタノール1. 1%、グリセロール2.5%及びブロモフェノールブルーからなるローディング緩衝 液11μLで希釈した。サンプルを100℃に3分間加熱することによって変性させ てから、ゲル上にローディングした。ゲルを用いて30mAMPにおいて18時間実験し た。電気泳動後、ゲルをクーマシーブルーで染色し、乾燥させ、−70℃において 16時間、オートラジオグラフィーを行った。 α−グロビンの合成に対するα−グロビンに関連したアンチセンスオリゴヌク レオチドの作用の定量を、AT&T PC6300 コンピュータに連結されたUltrascan XL レーザーデンシトメーター(LKB/Bromma)を用いてオートラジオグラフを走査 することによって行った。データを採取し、表示し、Gelscan XLデータ分析ソフ トウェアパッケージ(LKB/Bromma)を用いて積分した。オリゴマーの蛋白合成 に対する作用を、対照αグロビン合成のパーセントとして表した。 以下の例は本発明をさらに説明するものであるが、本発明を限定するものでは ない。長さ及び配列が異なるオリゴヌクレオチドを製 造するために、開示された実施態様を標準方法によって容易に修正できることは 当業者ならばわかるであろう。合成の標的は通常、ヌクレアーゼ分解から保護す べき配列中またはブロックすべき配列に相補的な配列中において式IaまたはI bの7−デアザアデニンまたは7−デアザグアニンヌクレオシドを代わりに用い ることによって選択するものとする。 保護ヌクレオシドの合成 製造1 60%水素化ナトリウム0.8g(20ミリモル)のヘキサン分散液中攪拌懸濁液を デカントし、乾燥させ、乾燥アセトニトリル100ml中に再懸濁させ、懸濁液を4 −クロロ−5−メチル−2−メチルチオピロロ〔2,3−d〕ピリミジン3.21g (15ミリモル)で処理した〔Kondo et al.,Agric.Biol.Chem.4(8),1501- 1507(1977)〕。混合物を室温で窒素下において1時間攪拌した後、少しずつ添 加した1−クロロ−2−デオキシ−3,5−ジ−O−(p−トルオイル)−α− D−エリスロペントフラノース 5.9g(15ミリモル)で処理した。アセトニトリ ルをさらに40ml添加し、混合物を50℃において約3時間半、攪拌し、次いで、濾 過し、固体をアセトニトリルで洗浄し、乾燥させて、4−クロロ−5−メチル− 2−メチルチオ−7−〔α−D−エリスロペントフラノシル〕ピロロ〔2,3− d〕ピリミジン 6.1g(72%)を得た(m.p.163〜163.5℃)。 この化合物(11.0g、19.4ミリモル)を、アンモニアで飽和された無水メタノ ールの溶液225ml中に懸濁させ、混合物をオートクレーブ中で125℃において19時 間、攪拌しながら加熱した。反応混合物を氷/水浴中で冷却し、減圧乾固させ、 残渣をジエチルエーテル、クロロホルム及びアセトンで順次こね、固体を採取し 、乾燥させて、4−アミノ−5−メチル−2−メチルチオ−7−〔α−D−エ リスロ−ペントフラノシル〕ピロロ〔2,3−d〕ピリミジン 2.65g(45%)を 得た(m.p.187〜189℃)。 n−プロパノール45ml中に懸濁させた生成物(0.47g、1.5ミリモル)を湿潤 ラネーニッケル3.1gで処理し、混合物を7時間半、還流させながら加熱し、次 いで、冷却し、濾過した。濾液を乾固させ、残渣を水から再結晶させて、7−デ アザ−2′−デオキシ−7−メチルアデノシン 0.26g(72%)を得た(m.p.213 .5〜214.5℃)。 乾燥ピリジン 8.5ml中の生成物0.22g(0.83ミリモル)の懸濁液を氷/メタノ ール浴中で冷却した後、数分間にわたってトリメチルクロロシラン0.5ml(約5 当量)を滴下して処理した。混合物を塩化ベンゾイル約 0.5mlで処理し、室温で 窒素下において約2時間攪拌し、氷浴中で再び冷却し、水1.65ml及び濃水酸化ア ンモニウム 1.7mlで処理し、周囲温度で窒素下において約30分間攪拌し、次いで 、乾固させた。粗製生成物を水、次いで、シクロヘキサンでこねて、6−ジベン ゾイル−7−デアザ−2′−デオキシ−7−メチルアデノシン 0.4gを生成した 。この化合物 6.5g(11.35ミリモル)を、エタノール中1N水酸化ナトリウム の50%溶液 200mlで処理してから、2N塩酸で酸性にすることによって加水分解 して、モノ6−ベンゾイル−7−デアザ−2′−デオキシ−7−メチルアデノシ を生成した。こうして生成物が3.61g(86%)得られた(m.p.172〜175℃) 。 乾燥ピリジン約50ml中のこの化合物(1.75g、4.75ミリモル)を4,4′−ジ メトキシトリチルクロリド1.86g(5.23ミリモル)で処理し、混合物を周囲温度 で窒素下において約4時間攪拌し、メタノール17mLを添加してから、減圧乾固さ せた。生成物をシリカゲル上のクロマトグラフィーで精製し、生成物をクロロホ ルム中3%メ タノールで溶離させた。こうして、6−ベンゾイル−7−デアザ−2′−デオキ シ−7−メチル−5′−ジメトキシトリチルアデノシン 1.97g(62%)が得られ た(m.p.112〜115℃)。 生成物 0.9g(1.3ミリモル)の乾燥 THF 7.5ml中溶液をジイソプロピルアミ ン 1.0ml(5.7ミリモル)で処理し、窒素下で攪拌しながら約40分間にわたって クロロ−β−シアノエトキシ−N,N−ジイソプロピルアミノホスフィン 1.0ml (4.5ミリモル)を滴下しながら、この溶液を処理した。次いで、混合物を周囲 温度で窒素下において約40分間攪拌し、減圧乾固させて、粗製生成物を得た。こ の粗製生成物をシリカゲル上のクロマトグラフィーによって精製し、生成物をヘ リウム飽和酢酸エチルで溶離させた。こうして、6−ベンゾイル−7−デアザ− 2′−デオキシ−7−メチル−3′−O−〔(N,N−ジイソプロピルアミノ) −β−シアノエトキシホスファニル〕−5′−ジメトキシトリチルアデノシン 0. 62g(55%)が得られた(m.p.73〜76℃)。製造2 製造1に記載した4−クロロ−5−メチル−2−メチルチオ−7−(α−D− エリスロ−ペントフラノシル)ピロロ〔2,3−d〕ピリミジンとDMF中ナトリ ウム2−プロペニルオキシドとの反応によって、5−メチル−2−メチルチオ− 4−(2−プロペニルオキシ)−7−(α−D−エリスロ−ペントフラノシル) ピロロ〔2,3−d〕ピリミジンを生成する。これを塩化メチレン中2モル当量 の3−クロロ過安息香酸で酸化して、5−メチル−2−メチルスルホニル−4− (2−プロペニルオキシ)−7−(α−D−エリスロ−ペントフラノシル)ピロ ロ〔2,3−d〕ピリミジンを生成する。この生成物とヒドラジンとを反応させ て、5−メチル−2−ヒドラジノ−4−(2−プロペニルオキシ)−7−(α− D−エリスロ −ペントフラノシル)ピロロ〔2,3−d〕ピリミジンを生成する。この生成物 を、例えば、ラネーニッケルで還元させて、7−デアザ−2′−デオキシ−7− メチルグアノシンを生成する。 前記製造1に記載したのと同様な手順で、この7−デアザ−2′−デオキシ− 7−メチルグアノシンを、最初にピリジンの存在下でトリメチルクロロシランで 、次に、無水イソ酪酸で、次いで、濃水酸化アンモニウムで順次処理して、2− イソブチリル−7−デアザ−2′−デオキシ−7−メチルグアノシンを生成する 、これを乾燥ピリジンの存在下で1モル当量の塩化トリチルと反応させて、2− イソブチリル−7−デアザ−2′−デオキシ−7−メチル−5′−トリチルグア ノシンを生成する。これを1モル当量のクロロ−β−シアノエトキシ−N,N− ジイソプロピルアミノホスフィンと反応させて、2−イソブチリル−7−デアザ −2′−デオキシ−7−メチル−3′−O−〔(N,N−ジイソプロピルアミノ )−β−シアノエトキシホスファニル〕−5′−トリチルグアノシンを生成する 。オリゴマーの製造 例1〜8 以下の例1〜8のオリゴマー及び対照サンプルを、Applied Biosystems model 380B DNA合成装置上で標準法を用いて合成して、下記のDNA オリゴマーを生成 した。全ての無事完了したカップリングにおいて、適当な保護ヌクレオシドモノ マーを10倍過剰で用いた。例中、アルファベットA,G,W,X,C及びTは以 下の核酸塩基を意味する: A:アデニン G:グアニン W:7−デアザアデニン X:7−メチル−7−デアザアデニン C:シトシン T:チミン 前記各オリゴマーに関して融解温度を、以下の表2に示す。 本発明のオリゴマーの3−エクソヌクレアーゼに対する安定性を、対照に比較 して、以下の表3に示す。 例6のオリゴマーは、RNase Hの不存在下では対照の13±4%、RNase Hの存在 下では5±1%まで翻訳を阻害することが判明した。これに比べて、対応する未 修飾のオリゴマーはRNase Hの不存在下で対照の21±4%、RNase H の存在下で1 4%まで翻訳を阻害した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式Iaの7−デアザアデニンもしくは7−デアザ−7−低級アルキルアデ ニンヌクレオシドまたは式Ibの7−デアザグアニンもしくは7−デアザ−7− 低級アルキルグアニンヌクレオシドから誘導された1種またはそれ以上のヌクレ オチドを含む6〜200個のヌクレオチドのオリゴヌクレオチド配列: 〔式中、 R′2は水素またはヒドロキシであり;且つ R7は水素または低級アルキルである〕 であるが、(1)EcoRIエンドヌクレアーゼ認識部位及び(2)反復GCまたはCG 配列を含まないオリゴヌクレオチド配列。 2.R′2及びR7が水素であるか; R′2がヒドロキシであり且つR7が水素であるか; R′2が水素であり且つR7が低級アルキルであるか;または R′2がヒドロキシであり且つR7が低級アルキルである 式Iaのヌクレオシドから誘導されるヌクレオチド、ならびに R′2及びR7が水素であるか; R′2がヒドロキシであり且つR7が水素であるか; R′2がヒドロキシであり且つR7が低級アルキルであるか;または R′2が水素であり且つR7が低級アルキルである 式Ibのヌクレオシドから誘導されるヌクレオチドである請求の範囲第1項に係 るオリゴヌクレオチド。 3.R′2が水素である請求の範囲第2項に係るオリゴヌクレオチド。 4.R′2がヒドロキシである請求の範囲第2項に係るオリゴヌクレオチド。 5.12〜24個の塩基を含む請求の範囲第3項に係るオリゴヌクレオチド。 6.15個の塩基を含む請求の範囲第5項に係るオリゴヌクレオチド。 7.12〜24個の塩基を含む請求の範囲第4項に係るオリゴヌクレオチド。 8.15個の塩基を含む請求の範囲第7項に係るオリゴヌクレオチド。 9.オリゴマーの3′及び5′−末端のいずれかまたは両者の3個のヌクレオ チド単位内に修飾プリンヌクレオシドが取り込まれた請求の範囲第6項に係るオ リゴヌクレオチド。 10.オリゴマーの3′及び5′−末端のいずれかまたは両者の3個のヌクレオ チド単位内に修飾プリンヌクレオシドが取り込まれた請求の範囲第8項に係るオ リゴヌクレオチド。 11.オリゴマーの3′及び5′−末端のいずれかもしくは両者の3個のヌクレ オチド単位内に、またはオリゴマーのヌクレオチド配列の内部に修飾プリンヌク レオシドが取り込まれた請求の範囲第6 項に係るオリゴヌクレオチド。 12.オリゴマーの3′及び5′−末端のいずれかもしくは両者の3個のヌクレ オチド単位内に、またはオリゴマーのヌクレオチド配列の内部に修飾プリンヌク レオシドが取り込まれた請求の範囲第8項に係るオリゴヌクレオチド。 13.AAA AAA AAA AAA AWA AAA AAA AAA AAA WWA AAA AAA AAA AAA AXA AAA AAA AAA AAA XXA AAA AAA AAA AAA XAA 〔式中、Aはアデニンであり、Wは7−デアザアデニンであり、Xは7−メチル −7−デアザアデニンである〕 からなる群から選ばれる請求の範囲第9項に係るオリゴヌクレオチド。 14.XXC GTT GXG GGG CXT CCT TCT CXG TCG GXT WWC GTT GWG GGG CWT 〔式中、 Gはグアニンであり; Wは7−デアザアデニンであり; Xは7−メチル7−デアザアデニンであり; Cはシトシンであり;且つ Tはチミンである〕 からなる群から選ばれる請求の範囲第11項に係るオリゴヌクレオチド。 15.オリゴヌクレオチド内に、請求の範囲第1項に係る修飾7−デアザアデニ ンまたは7−デアザグアニンヌクレオシドを取り込ま せることを含んでなる、オリゴヌクレオチドのヌクレアーゼ分解の阻害方法。 16.細胞系に、有効量の請求の範囲第1項に係るオリゴヌクレオチドを導入す ることを含んでなる、細胞系における遺伝子発現の抑制方法。 17.医薬として許容され得る担体中に請求の範囲第1項に係るオリゴヌクレオ チドを含んでなる遺伝子発現抑制用組成物。
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