JPH08508300A - マルトデキストリン及びアミノ酸を含有する腹膜透析液 - Google Patents

マルトデキストリン及びアミノ酸を含有する腹膜透析液

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Abstract

(57)【要約】 約2.0乃至約6.0%(W/V)のマルトデキストリン及び約0.25乃至約2.0%(W/V)のアミノ酸を浸透圧剤として含む、腹膜透析液。該腹膜透析液は、ナトリウム、塩素イオン、乳酸、重炭酸イオン、カルシウム、及びマグネシウムのような他の成分も含む。

Description

【発明の詳細な説明】 マルトデキストリン及びアミノ酸を含有する腹膜透析液 発明の背景 本発明は、一般的には、腹膜透析に関する。より具体的には、本発明は、腹膜 透析液に関する。 腎臓がもはや十分機能しない点にまで腎機能が低下している患者を維持するた めに、透析を使用することが知られている。2つの主要な透析方法が利用されて いる。すなわち、血液透析及び腹膜透析である。血液透析は、患者の血液を通す 人工腎臓透析機器を利用する。機器内の膜が、人工腎臓として働き血液を洗浄す る。血液透析は、特別の機器類を必要とする体外処置である。従って、血液透析 には、固有の欠点がある。 血液透析に関連したこれらの欠点の幾つかを克服するために、腹膜透析が開発 された。腹膜透析においては、半透膜として患者自身の腹膜が用いられる。腹膜 は、この体腔の膜状の内張りに存する多数の血管及び毛細血管のために、天然の 半透膜として働く能力を有する。 腹膜透析においては、透析液は、カテーテルを利用して腹腔内へ導入される。 十分な時間の後、透析液と血液との間での溶質の交換が達成される。血液から透 析液へ向かう適当な浸透圧勾配を与えることによって、血液からの水の流出を許 容する液体の除去が達成される。これは適正な酸−塩基、電解質及び液体のバラ ンスが血液に戻ることを許容し、そして透析液は、該カテーテルを通してこの体 腔から単に排液される。 腹膜透析には多くの利点がある。しかし、直面している困難の一つは、適切な 浸透圧剤を含有した透析液を提供することである。必要なのは、十分な浸透圧勾 配が達成されることである。この浸透圧勾配を達成するために、浸透圧剤が用い られる。浸透圧剤は、腹膜を横切って透析液中へと水及び毒性物質の輸送を起こ すに必要な浸透圧勾配を維持する。 適切であるためには、浸透圧剤は、少なくとも2つの基準を満たすことが必要 である。第1に、それは、無毒且つ実質的に生物学上不活性である必要がある。 しかしながら、該剤は、代謝可能であるべきである。該剤は、腹膜を迅速に横切 って血中へ移行するものであってはならない。これら両基準を達成することによ り、最大の限外濾過勾配の維持を許容でき、そしてまた毒性や血液中の望ましく ない物質の蓄積をも防止できる。 現在用いられている物質のいずれも、透析液中の浸透圧剤としての該基準を満 足しないと信じられている。今日、最も広く用いられている浸透圧剤はブドウ糖 である。ブドウ糖は相当に安全で、且つ、仮に血中に入っても容易に代謝可能で ある。 しかしながら、ブドウ糖に関する問題の一つは、それが透析液から血液に容易 に取り込まれることである。ブドウ糖は腹膜を非常に速やかに横切るため、浸透 圧勾配は、注入の2乃至3時間以内に消耗されてしまう。これは、限外濾過の方 向の逆転を引き起こし得、そして、交換のために許容された時間の最後の頃には 、水が透析液から再吸収されることを引き起こす。 ブドウ糖に関する更なる懸念の一つは、それが血液に非常に迅速 に取り込まれるため、それが患者のエネルギー摂取のうちの大きな割合を占め得 ることである。非糖尿病患者においては、このことは重要でないかも知れない。 しかしながら、耐糖能が既に損なわれている患者には、重大な代謝負担となり得 る。ブドウ糖はまた、高血糖症の又は肥満している患者に関して問題を引起し得 る。 更には、ブドウ糖に関して経験されている一つの問題は、透析液の調製に関す るものである。他の医療用の製品及び液体と同様に、典型的には、透析液は加熱 滅菌される。残念なことに、生理学的pHにおけるブドウ糖の加熱滅菌は、ブド ウ糖のカラメル化を引き起こす。この問題を埋め合わせるため、透析液のpHを 5〜5.5の範囲内に調整することが知られている。この低いpHでは、加熱され たときのブドウ糖のカラメル化は最小であろう。しかしながら、この低いpHは 、透析液の流入時に幾らかの患者によって経験される痛みの原因であろううと信 じられている。加えて、この溶液の低いpHは、他の問題を引き起こし得る。例 えば、腹膜のホスト防衛に影響を与え得る。 上記の懸念の幾つかを扱うため、ブドウ糖の代替物として多くの物質が提案さ れてきた。現在入手可能なそれら提案された材料の何れも、ブドウ糖の十分な代 替物であると証明されていない。 デキストラン、ポリアニオン、及びグルコースポリマーが、グルコースの代替 物として提案されてきた。それらの大きな分子量のため、腹膜を横切って血中へ 移行するそれらの拡散は、最小限になるであろうと信じられている。しかし、こ れらの材料の単位質量当たりの低い浸透圧活性は、これらが有効であるためには 透析液中におけるこれらの材料の濃度(w/v)が一層高いことを必要にする。加 え て、(主としてリンパ系を介した)これらの濃度の全身吸収は、遅い代謝と相ま って、これらの剤の長期安全性について重大な懸念を引き起こす。 小さい分子量の物質もまた探究されてきた。これらの物質には、グリセロール 、ソルビトール、キシリトール、及び果糖が含まれる。しかしながら、これらの 物質は、ブドウ糖に優る何らの実質的な利点も与えない一方で、多くの安全上の 懸念を引き起こすと信じられている。 ブドウ糖の魅惑的な代替物の一つが、アミノ酸であるように見える。短期の研 究が、アミノ酸が十分耐えられるものであることを示している。しかしながら、 それらの小さな分子量のために、それらは腹膜を介して極めて素早く輸送され、 浸透圧勾配の急速な喪失をもたらす。加えて、アミノ酸の急速な取込みは、かな りの窒素負荷につながり、アミノ酸の使用を1日当たり1又は2回の交換に制限 する。 最近、ポリペプチドが、潜在的な浸透圧剤群として探究されてきた。ポリペプ チドは、腹膜を横切る輸送が遅く従って透析液と血液との間の浸透圧勾配をより 長く維持するであろう、と信じられている。Gilchrist等の米国特許第4,906,616 号及びKleinのヨーロッパ特許第0218900号は、腹膜透析液における浸透圧剤とし てポリペプチドを提示している。これらの特許の各々は、ポリペプチドによるブ ドウ糖の置換を論じている。開示されているように、ポリペプチドは、これらの 処方において利用されている唯一の浸透圧剤である。 Klein及びGilchrist等によって提案されたポリペプチド溶液は 、極めて限られた臨床用途しか有しないと信じられる。サイズは一層大きいもの の、アミノ酸と同様に、これらのポリペプチド組成物は、腹膜から極めて迅速に 吸収される。これは尿毒症の症状をもたらす。加えて、ポリペプチドを含有する これらの材料は、アレルギー反応を生ずる潜在的可能性を有する。これは、使用 されているポリペプチドのサイズのためである。 グルコースポリマーもまた、腹膜透析液において探究されてきた。米国特許第 4,761,237号は、透析液中におけるグルコースポリマーの使用を開示している。 EP 0 076 355は、浸透圧剤としてのグルコースポリマーの使用を含む、申し立 てられた改善を有する、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、塩素イオン、 乳酸イオン、及び水酸化ナトリウムよりなる慣用電解質組み合わせを含む透析液 を開示している。EP 0 153 164は、グルコースポリマー混合物である浸透圧剤 を有する腹膜透析液を開示している。米国特許第4,886,789号は、EP 0 153 16 4に関係していると信じられる。 これらの開示された溶液は、上述の問題の全てを克服するものではないと信じ られる。 従って、改良された腹膜透析液に対する需要がある。 発明の要約 本発明は、改良された透析液を提供する。該改良された透析液は、腹膜透析液 中における浸透圧剤としてのアミノ酸及びマルトデキストリンの混合物の使用を 提供する。 この目的のため、本発明は、一具体例において、浸透圧剤として約2乃至約6 %(W/V)のマルトデキストリン及び約0.25乃至2%(W/V)の必須及び非 必須アミノ酸の混合物を含む透析液を提 供する。 一具体例においては、これらのアミノ酸は、必須及び非必須アミノ酸の両方を 含む。 一具体例においては、該溶液は:120乃至約140(mEq/l)のナトリウム、 70乃至約110(mEq/l)の塩素イオン、0乃至約45.00(mEq/l)の乳酸 、0乃至約45.00(mEq/l)の重炭酸イオン、0乃至約4.00(mEq/l) のカルシウム、及び0乃至約4.00(mEq/l)のマグネシウムを含む。 一具体例においては、該マルトデキストリンは、デンプンの加水分解より誘導 され、次の組成を有する。 一具体例においては、該アミノ酸は次のものを含む。 一具体例においては、該アミノ酸は、次の比率を有するように選択される。 一具体例においては、マルトデキストリン及びアミノ酸は、溶液中における唯 一の浸透圧剤を構成する。 一具体例においては、次のものを含む腹膜透析液が提供される。 一具体例においては、腹膜透析液のための浸透圧剤を提供するための方法であ って、10,000ダルトンに等しいかこれより大きい重量平均分子量を有し該組成物 の約2.0乃至約6.0%(W/V)を構成する組成物と、300ダルトンに等しいかこ れより小さい分子量を有し該組成物の約0.25乃至約2.0%(W/V)を構成する 第2の組成物との2種の組成物を浸透圧剤として選択するステップを含む方法が 提供される。 該方法の一具体例においては、該浸透圧剤は、マルトデキストリン及びアミノ 酸を含む。 別の一具体例においては、患者内に注入される前に混合されるよう設計された 2部分よりなる腹膜透析液であって、約2.0乃至約6.0%(W/V)のマルトデキ ストリンを含有しpHが約4.0乃至約5.5である、第1の構造物中に収容された第 1の部分と、アミノ酸を含む第2の構造物中に収容された第2の部分と、そして 該第1の部分と第2の部分とが混合されたときに、120乃至約140(mEq /l)のナトリウム、70.0乃至約110.0(mEq/l)の塩素イオン、0.0乃至約 45.0(mEq/l)の乳酸、0.0乃至約45.0(mEq/l)の重炭酸イオン、0.0 乃至約4.0(mEq/l)のカルシウム、及び0.0乃至約4.0(mEq/l)のマ グネシウムが提供されるようそれらの成分の十分量を該第1の部分又は該第2の 部分中に含む、腹膜透析液が提供される。 好ましい一具体例においては、乳酸と重炭酸イオンとの和は、20乃至約45(m Eq/l)の範囲内にある。 本発明の一利点は、改良した腹膜透析液を提供することである。 尚も更には、本発明の一利点は、腹膜透析液において使用するための改良され た浸透圧剤を提供することである。 本発明の更なる一利点は、長い貯留時間にわたって維持される限外濾過を許容 する溶液を提供することである。 更には、本発明の一利点は、大きな分子量の溶質と小さな分子量の溶質との組 み合わせを提供することである。 本発明の一利点は、効率の改善を提供するために注入量を増大させるという選 択肢を提供することである。 本発明の別の一利点は、安全性の改善を提供するための浸透圧剤の組み合わせ を提供することである。 更には、本発明の一利点は、栄養状態を改善するためのバランスのとれたカロ リーと窒素源の腹膜補給を提供することである。 更には、本発明の一利点は、多数の腹膜透析患者に経験されている注入時の痛 みを減らす助けとなるよう生理学的pHを有する溶液を提供することである。 更には、本発明の一利点は、腹膜細胞機能を維持するよう、生理 学的pHと共に、低下させた浸透圧をも提供することである。 本発明の更なる特徴及び利点は、現在好ましい具体例についての詳細な記述中 に記述されており、およびこれと図面とから明らかであろう。 図面の簡単な記述 図1は、以下に提示された実験に従った溶液についての、経時的な腹腔内液量 プロフィールをグラフで図解する。 図2は、以下に提示された実験に従った溶液についての、経時的な腹腔体積プ ロフィールをグラフで図解する。 図3は、以下に提示された実験に従って単独投与されたマルトデキストリンの パーセント吸収をグラフで図解する。 図4は、以下に提示された実験に従ってアミノ酸と組み合わせて投与されたマ ルトデキストリンのパーセント吸収をグラフで図解する。 図5は、以下に提示された実験に従った溶液の性能をグラフで図解する。 現在好ましい具体例の詳細な記述 本発明は、浸透圧剤として好ましくはマルトデキストリン及びアミノ酸を含有 する改良された腹膜透析液を提供する。好ましくは、該透析液は、透析液におけ る浸透圧剤として用いるための十分定義されたアミノ酸とマルトデキストリンと の混合物を含有する。 以下に詳細に提示するように、浸透圧剤として透析液においてアミノ酸及びマ ルトデキストリンを用いることにより、典型的な浸透圧剤の欠点を克服すること ができる。マルトデキストリン及びアミノ酸は、低分子量の溶質と高分子量の溶 質との組み合わせを提供す る浸透圧剤を提供する。好ましくは、約0.25%乃至約2%(W/V)の必須及び 非必須アミノ酸の混合物が、約2乃至約6%(W/V)のマルトデキストリンと 共に、浸透圧剤として利用される。 好ましくは、利用されるマルトデキストリンはデンプンの加水分解により誘導 される。好ましくは、該マルトデキストリンは次の組成を有する。 マルトデキストリンに加えて、好ましくは、該溶液は、次の組成を有する必須 及び非必須アミノ酸の混合物を含有する。 好ましい比率 好ましくは、マルトデキストリン及びアミノ酸が浸透圧剤として用いられるが 、他の高分子量及び低分子量の組成物を組み合わせて用いることもできる。この 高分子量組成物は、10,000ダルトンに等しいかこれより大きい重量平均分子量を 有する必要があると信じられる。この低分子量組成物は、300ダルトンに等し いか又はこれより小さい分子量を有する必要がある。好ましく、これらの組成物 は、それぞれ次の範囲内の分子量を有する。約10,000乃至約16,000ダルトン、及 び約100乃至約300ダルトン。 例として(限定としてでなく)、本発明の溶液の一実施例は次の通りである。 上記の実施例においては、相互に適合性のない成分は、滅菌の間分離しておく ことができそして注入前に混合されることができる。例として(限定としてでな く)、該組成物は、次のように、別個のチャンバー又は容器内に収容することが できる。 好ましくは、チャンバー1内にはマルトデキストリンのみが含有される。一具 体例においては、乳酸はマルトデキストリンと共にチャンバー1内に含まれる。 これら2つのチャンバーの内容物は、患者の腹腔内への注入の前に混合される 。 例として(限定としてでなく)、腹膜透析の動物モデルが以下に提示される。 この動物モデルによって、大型の溶質(重量平均分子量10,000乃至16,000ダルト ン)及び小型の溶質(分子量100乃至300)の組み合わせを含有する溶液が、腹膜 透析患者のための液体及び溶質の輸送に理想的であることが観察された。該実験 はまた、この組み合わせた浸透圧剤を含有する溶液がこれらの浸透圧剤の何れか 一方を含有する溶液よりも有効であることをも示唆している。本発明によって規 定される組成よりなるマルトデキストリンが大型の溶質としてアミノ酸と共に上 記に概説した比率で用いられたとき、吸収された浸透圧剤のグラム数当たりの限 外濾過によって測定したところによれば、長期の貯留において透析効率における 予想外の利益が観察された。図5を参照。 実施例1 種々の分子量平均値を有するマルトデキストリンを、正常ラットに投与された 腹膜透析液中のブドウ糖に代わる浸透圧剤として検討した。マルトデキストリン /アミノ酸を組み合わせて用いた追加の実験も行なった。 材料の調製 酵素的加水分解の程度において異なるマルトデキストリン粉末を、これらの実 験において用いた。 5%(W/V)溶液を調製し、分子量、浸透圧、及びpHにつき以下に示すよ うにアッセイした。 個々のアミノ酸は、次の重量%に基づき調製した。すなわち、ロイシン8.45% 、バリン12.27%、スレオニン5.36%、イソロイシン7.00%、リジン5.45%、ヒ スチジン5.91%、メチオニン3.64%、フェニルアラニン4.73%、トリプトファン 2.27%、アラニン7.73%、プロリン4.91%、アルギニン6.82%、グリシン4.18、 セリン5,45%、チロシン2.73%、アスパラギン酸6.55%、及びグルタミン酸6.55 %。 表1に纏められているように、マルトデキストリンを単独で又はアミノ酸(A A)との組み合わせて処方化した。全ての溶液成分を溶解させた後、溶液を0.22 μmフィルターユニットを通してVaifle ーカーとして食塩水中の14Cデキストランを各溶液バッグ内に注入した(1μC i/30ml)。 溶液をpH、浸透圧、ナトリウム、塩素イオンにつき分析した。 実験手順 7.5%マルトデキストリン単独投与 体重300〜370gの雄性Sprague-Dawleyラット(Harlan Sprague Dawley Inc., Indianapolis,インディアナ州)に、2日間の処置において、7.5%(W/V) のマルトデキストリン溶液を投与した(n=6/群)。溶液の注射に先立って、 1.5mlのベースライン血液サンプルを尾静脈を介して採取した。12,000×gに おける10分間の遠心により血漿を分離し、凍結貯蔵した。 処置の日に、各ラットの体重を測定し、メタファン吸入により麻酔し、腹部領 域の毛を剃り、23針を用いて透析液を腹腔内注射した(90ml/kg)。透析液 は、注射前に室温まで加温した。透析液(25〜35ml)は、約1μCiの14C− デキストランを腹腔体積の測定のための希釈マーカーとして含んでいた。 ラットを回復させ、水を自由に摂取させた。貯留時間中に2及び4時間の時点 で透析液サンプル(0.2ml)を採取して凍結した。尿素及びクレアチニンの透 析液/血漿比(D/P)の定量のために、2時間の時点の血液サンプルも採取し た。 8時間の貯留時間の終わりに、尾動脈を介して2mlの血液サンプルを採取し 、血漿を分離して凍結した。T−61溶液の尾静脈注射によってラットを安楽死さ せた。正中切開により腹腔を直ちに開き、透析液を収集して量を重量により記録 した。更なる分析のため、5mlの透析液サンプルを凍結貯蔵した。 3%マルトデキストリン/0.75%アミノ酸 先に記述した透析手順を、体重270から400gのSprague-DaWleyラットを用いて 実施した。2日間の処置においてラットには、3%マ ルトデキストリン/0.75%アミノ酸溶液又は4.25%Dextrose Dianeal溶液を投与 した(n=6/群)。 4%マルトデキストリン/1%アミノ酸 先に記述した透析を、体重350〜380gのSprague-Dawleyラットを用いて実施し た。1日の処置において、ラットには、4%マルトデキストリン/1%アミノ酸 溶液又は1%アミノ酸のみを投与した(n=6/群)。 サンプル分析 浸透圧 全ての透析液を、凝固点降下によって浸透圧につきアッセイした(Osmometer Advanced Instruments Model(3MO)。14 C−デキストラン 全ての透析液サンプルを、放射性標識デキストランにつきアッセイした。0.1 又は0.05mlの透析液サンプルを、7mlのガラスシンチレーションバイアル中 の1mlの水に加えた。3mlのReadyGel Scintillationカクテル(Beckman) を添加し、ゲル化するまでバイアルを揺すった。Beckman Scintillation Model LS 5000 TDによってサンプルをカウントした。 マルトデキストリン 遊離のグルコースへのマルトデキストリンの加水分解により、新鮮な及び使用 後の透析液サンプルをマルトデキストリン含量につきアッセイした。50μlの透 析液サンプルを、0.01Mの酢酸ナトリウム中、950μlの0.6mg/mlアミログ ルコシダーゼと共に、55℃にて1時間インキュベートした。次いで、加水分解さ れた溶液を、次の方法によってグルコースにつきアッセイした。 グルコースのリン酸化はヘキソキナーゼによって触媒される。グルコース−6 −リン酸デヒドロゲナーゼによって触媒される組合わさった反応において、NA DはNADHへと還元される。得られる吸光度変化は、グルコース濃度に比例す る。 BUN/クレアチニン 血漿及び透析液サンプルを、Boehringer Mannheim/Hitachi 704Analyzerでア ッセイした。 BUN: 尿素は、ウレアーゼの作用により加水分解される。組合わさった反 応において、NADHはNADへと酸化される。えられる吸光度変化は、尿素濃 度に比例する。 クレアチニン/Pap: クレアチニンは、クレアチニナーゼによってクレア チンへと変換される。クレアチンは、クレアチナーゼによってサルコシンへと変 換される。サルコシンオキシダーゼによるサルコシンの酸化は過酸化水素を産生 し、それは、赤色のベンゾキノンイミン染料の形成が指示薬反応に利用される。 結果 サンプル分析に基づいて次の計算を実施した。 正味の限外濾過 全てのラットにおける8時間の貯留時間後の正味の限外濾過は、注入液量と該 8時間の透析の最後における液量との間の差として測定した。 腹腔内液量 2及び4時間の時点における透析液量の推定は、貯留時間中の透析液からの14 C−デキストランの消失に基づいた。時刻tにおける腹腔内量の推定は、次の方 程式に基づく。 ここに: DPM in=注入された液量×14C−デキストランの濃度 DPM out=8時間の時点の排液量×14C−デキストランの濃度 ct=時刻tにおける14C−デキストランの濃度 W=体重(kg) 液量プロフィールは、図1及び2にグラフで示されている。先の試験からの2. 5% Dextrose Dianeal(n=11)についての液量プロフィールが、経歴的参照と して含まれている。 透析液の浸透圧 2、4及び8時間における浸透圧を測定した。 浸透圧剤の吸収 各時間間隔における吸収(%)を、次の方程式を用いて決定した。 ここに: Vo=注入された量(ml) Co=浸透圧剤のt=0における濃度(g/dl) vt=時刻tにおける液量(ml) Ct=時刻tにおける濃度(g/dl) 注: 2及び4時間における液量は、14C−デキストラン希釈に基 づいて推定した。 組み合わせて投与されたマルトデキストリンのパーセント吸収は、8時間の時 点において測定した。 結果 この研究で得られたデータのTukeyの統計解析を行なった。示したように、群 の平均の値を、α=0.05における統計的有意性につき評価した。同一の線の下に ある平均値には、有意差がない。 結論 図1〜5は、結果をグラフで示す。 単独投与したときには、グルコースポリマーは、当初の浸透圧が ける排液量の増大を与える。1%のアミノ酸の添加は、8時間における等価な正 味の限外濾過を得るに必要なグルコースポリマー量を46%減少させること許容す る。 グルコースポリマーのパーセント吸収は、8時間の終わりにおいてはグルコー ス単独より有意に低かった。アミノ酸の添加は、グルコースポリマーの吸収パー セントを変化させない。組み合わせ溶液(グルコースポリマー+アミノ酸)は、 吸収された浸透圧剤のグラム数当たり、より高い正味の限外濾過を提供する。 ここに記述した現在好ましい具体例に対する種々の変更及び修正が当業者に明 らかであろうことが、理解されなければならない。そのような変更及び修正は、 本発明の精神及び範囲から逸脱することなく且つ伴う利点を損なうことなく行う ことができる。従って、そのような変更及び修正は、添付の請求の範囲に包含さ れることが意図されている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ショックリー,タイ アメリカ合衆国60035イリノイ、ハイラン ドパーク、キャベルアベニュー 1236 (72)発明者 ヘンダーソン,リー,ダブリュー アメリカ合衆国60045イリノイ、レイクフ ォレスト、ノースシェリダンロード 725 (72)発明者 ファレ,ベルナルデット フランス国エフ68000コルマール、ルトド ゥルファ 11

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 約2.0乃至約6.0%(W/V)のマルトデキストリンと、 約0.25乃至約2.0%(W/V)のアミノ酸と、 を浸透圧剤として含む、腹膜透析液。 2. 該アミノ酸が必須及び非必須アミノ酸の両方を含むものである、請求項1 の腹膜透析液。 3. ナトリウム、塩素イオン、乳酸、重炭酸イオン、カルシウム、及びマグネ シウムを含む、請求項1の腹膜透析液。 4. 該液が、 120乃至約140(mEq/l)のナトリウム、 70乃至約110(mEq/l)の塩素イオン、 0乃至約45.00(mEq/l)の乳酸、 0乃至約45.00(mEq/l)の重炭酸イオン、 0乃至約4.00(mEq/l)のカルシウム、及び 0乃至約4.00(mEq/l)のマグネシウム を含むものである、請求項1の腹膜透析液。 5. 該溶液のpHが約6.0乃至7.4である、請求項1の腹膜透析液。 6. 該マルトデキストリンが次の組成、 を有するものである、請求項1の腹膜透析液。 7. 該マルトデキストリンがデンプンの加水分解より誘導されたものである、 請求項1の腹膜透析液。 8. 該アミノ酸が、 を含むものである、請求項1の腹膜透析液。 9. 該アミノ酸が次の比率、 を有するように選ばれるものである、請求項1の腹膜透析液。 10. マルトデキストリン及びアミノ酸が唯一の浸透圧剤を構成するものであ る、請求項1の腹膜透析液。 を含む腹膜透析液。 12. 該マルトデキストリンが、デンプンの加水分解から誘導さ れ且つ次の組成、 を有するものである、請求項11の腹膜透析液。 13. 該アミノ酸が、 を含むものである、請求項11の腹膜透析液。 14. 該アミノ酸が、次の比率、 を有するように選ばれるものである、請求項11の腹膜透析液。 15. マルトデキストリン及びアミノ酸が唯一の浸透圧剤を構成するものであ る、請求項11の腹膜透析液。 16. 腹膜透析液のための浸透圧剤を提供するための方法であって、10,000ダ ルトンに等しいかこれより大きい重量平均分子量を有し該組成物の約2.0乃至約6 .0%(W/V)を構成する組成物と、300ダルトンに等しいかこれより小さい分 子量を有し該組成物の約0.25乃至約2.0%(W/V)を構成する第2の組成物と の2種の組成物を浸透圧剤として選択するステップを含む方法 17. 該浸透圧剤がマルトデキストリン及びアミノ酸を含有する ものである、請求項16の方法。 18. 該マルトデキストリンがデンプンの加水分解より誘導されるものであり 且つ次の組成、 を有するものである、請求項17の方法。 19. 該アミノ酸が、 を含むものである、請求項17の方法。 20. 患者内に注入される前に混合されるよう設計された2部分よりなる腹膜 透析液であって、 約2.0乃至約6.0%(W/V)のマルトデキストリンを含有しpHが約4.0乃 至約5.5である、第1の構造物中に収容された第1の部分と、 アミノ酸を含む第2の構造物中に収容された第2の部分と、そして 該第1の部分と第2の部分とが混合されたときに、120乃至約140(mEq/ l)のナトリウム、70.0乃至約110.0(mEq/l)の塩素イオン、0.0乃至約45 .0(mEq/l)の乳酸、0.0乃至約45.0(mEq/l)の重炭酸イオン、0.0乃 至約4.0(mEq/ l)のカルシウム、及び0.0乃至約4.0(mEq/l)のマグネシウムが提供され るようそれらの成分の十分量を該第1の部分又は該第2の部分内に含む、腹膜透 析液。 21. 該第1及び第2の構造物が、単一の容器の2つの別個のチャンバーであ る、請求項20の腹膜透析液。 22. 該第1の部分及び該第2の部分の混合物を含んだ得られる溶液の該pH が、約6.0乃至約7.4である、請求項20の二部分よりなる腹膜透析液。
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