JPH08508024A - 非揮発性オルガノポリシロキサンと、ホモポリマータイプまたはアクリルアミドとのコポリマーのタイプのメタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロライドの架橋ポリマーとを基体とする水性分散液の香粧品中での使用または局所的適用 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、少くとも、香粧品としてまたは生理学的に許容できる水性媒体中に、ホモポリマータイプまたはアクリルアミドとのコポリマーのタイプのメタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロライドの架橋ポリマーと、ポリアルキルシロキサン、ポリアリールシロキサン、ポリアルキルアリールシロキサン、シリコーンのガムおよび樹脂、ならびにポリエチレンオキシ基および（または）ポリプロピレンオキシ基を有するポリシロキサンは除く有機変性ポリシロキサンのうちから選択する非揮発性のオルガノポリシロキサンとを含有する水性分散液香粧品中にまたは局所的適用に使用することに関する。

Description

【発明の詳細な説明】 非揮発性オルガノポリシロキサンと、ホモポリマータイプまたはアクリル アミドとのコポリマーのタイプのメタクリロイルオキシエチルトリメチル アンモニウムクロライドの架橋ポリマーとを基体とする水性分散液の香粧 品中での使用または局所的適用 本発明は、非揮発性オルガノポリシロキサンと、ホモポリマータイプまたはア クリルアミドとのコポリマーのタイプのメタクリロイルオキシエチルトリメチル アンモニウムクロライドの架橋ポリマーとを基体とする水性分散液の香粧品中で の使用または局所的適用に関する。 毛髪および皮膚を処理する組成物中では、潤滑剤としてシリコーン油がすでに 使用されている。主としてそれはポリジメチルシロキサンである。 毛髪または皮膚に柔らかさを与えあるいは梳毛を容易にするために、陽イオン 界面活性剤又はポリマーが永年にわたって使用されている。陽イオン化合物には 、反復して適用すると、べとついた外見を与えて毛髪を重苦しくしあるいは皮膚 をべとつかせるという不都合がある。 本出願人は、非揮発性のオルガノポリシロキサンと、ホモポリマータイプまた はアクリルアミドとのコポリマーのタイプのメタクリロイルオキシエチルトリメ チルアンモニウムクロライドの架橋ポリマーとを基体とする水性分散液を毛髪の 処理に使用すると、軽くて、絹のような、光沢ある毛髪を得ることができ、この 毛髪の梳毛特性、柔らかさおよびもちといった特性が顕著に改善されることを見 出している。更に、毛髪の乾燥時間が短縮される。 皮膚の処理にこの水性分散液を使用すると、べとつかない柔らかい手触りを皮 膚に与えることも可能である。 香粧品中にあるいは局所的適用において本発明に従って使用される水性分散液 は、陽イオン化合物を基体とする従来技術の組成物と比べると一層容易に皮膚ま たは毛髪上に分散される。 本出願人は、本発明の水性分散液の形をとる香粧品組成物は著るしく安定であ り、その香粧品特性は何回かの継続的適用の後でも維持されることも見出した。 本発明の目的は従って、後記に規定する少くとも一つのオルガノポリシロキサ ンと、ホモポリマータイプのまたはアクリルアミドとのコポリマーのタイプのメ タクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロライドの架橋ポリマーと を含有する水性分散液を毛髪または皮膚の香粧品処理にまたは局所的適用に使用 することからなる。 本発明の別な目的は、毛髪または皮膚を処理するための水性分散液の形の香粧 品または皮膚科用組成物に関する。 本発明の別な目的は、所望の適用に従って本組成物を使用することにより毛髪 または皮膚を香粧品処理する方法に関する。 本発明の別な目的は以下の記載および実施例を閲読すれば明らかとなろう。 本発明は毛髪または皮膚を香粧品処理しあるいは局所的適用するのに水性分散 液を使用することを主たる目的とし、この水性分散液は、香粧品としてまたは生 理学的に許容できる水性媒体中に、ホモポリマータイプまたはアクリルアミドと のコポリマーのタイプのメタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムク ロライドの架橋ポリマーと、ポリアルキルシロキサン、ポリアリールシロキサン 、ポリアルキルアリールシロキサン、シリコーンのガムおよび樹脂、ならびにポ リエチレンオキシ基および（または）ポリプロピレンオキシ基、またはカルボン 酸基もしくは重亜硫酸基を有するポリシロキサンは除く有機変性ポリシロキサン のうちから選択する非揮発性のオルガノポリシロキサンとを少くとも含有するこ とを特徴とする。 本発明の分散液中で使用するオルガノポリシロキサンは、オルガノポリシロキ サンの揮発性油またはオルガノシロキサンのガムもしくは樹脂の有機溶液さらに またはオルガノポリシロキサンを含有するエマルジョンもしくはミクロエマルジ ョンである。 ポリアルキルシロキサンのうち、主として直鎖ポリジメチルシロキサンとして ・例えばそして非限定的に、ローヌプーラン社により発売の７００４７シリーズ のＳＩＬＢＩＯＮＥ油つまりローヌプーランの４７Ｖ５００．０００油あるいは ゼネラルエレックトリック社のいくつかのＶｉｓｃａｓｉｌのようにトリメ チルシリル末端基を有するもの、あるいは ・ローヌプーラン社の４８Ｖシリーズの油のようにトリヒドロキシシリル末端基 を有するものをあげることができる。 この部類のポリアルキルシロキサンのうち、ゴールドシュミット社によりＡＢ ＩＬＷＡＸ ９８００およびＡＢＩＬＷＡＸ ９８０１の名で発売の、ポリアル キル（Ｃ₁〜Ｃ₂₀）シロキサンであるポリアルキルシロキサンもあげることがで きる。 ポリアルキルアリールシロキサンのうち、例えば ・ローヌプーラン社のＲＨＯＤＯＲＳＩＬ ７６３油、 ・ローヌプーラン社のＳＩＬＢＩＯＮＥ ７０６４１ Ｖ３０油および７０６４ １ Ｖ２００油のようなローヌプーラン社の７０６４１系列のＳＩＬＢＩＯＮＥ 油、 ・ダウコーニング社のＤＣ５５６ Ｃｏｓｍｅｔｉｃ Ｇｒａｄ Ｆｌｕｉｄ製 品、 ・バイエル社のＰＫシリーズのシリコーン例えばＰＫ２０、 ・バイエル社のＰＮシリーズ、ＰＨシリーズのシリコーン例えばＰＮ１０００お よびＰＨ１０００、 ・ゼネラルエレクトリック社のＳＦシリーズのいくつかの油、例えばＳＦ１２５ ０、ＳＦ１２６５、ＳＦ１１５４、ＳＦ１０２３、 ・ローヌプーラン社の６１８ Ｖ２５０００油 のように２５℃において１０^-5〜５×１０^-2ｍ²／秒の粘度をもつ直鎖および（ または）分枝鎖のそれぞれポリジメチルフェニルシロキサン又はポリジメチルジ フェニルシロキサンをあげることができる。 本発明のシリコーンガムは２００，０００〜１，０００，０００の範囲の高分 子量を有するポリジオルガノシロキサンであり、単独で用いられあるいはポリジ メチルシロキサン（ＰＤＭＳ）油、ポリフェニルメチルシロキサン（ＰＰＭＳ） 油、イソパラフィン、メチレンクロライド、ペンタン、ドデカン、トリデカン、 テトラデカンまたはこれらの混合物のうちから選択される溶媒中混合して使われ る。 例えば以下の化合物をあげることができる。 ・任意に鎖の末端がヒドロキシル化されているポリジメチルシロキサン、 ・ポリ〔（ジメチルシロキサン）／（メチルビニルシロキサン）〕、 ・ポリ〔（ジメチルシロキサン）／（ジフェニルシロキサン）〕、 ・ポリ〔（ジメチルシロキサン）／（フェニルメチルシロキサン）〕、 ・ポリ〔（ジメチルシロキサン）／（ジフェニルシロキサン）／（メチルビニル シロキサン）〕 限定的ではない例として下記の混合物をあげることができる。 １） 鎖の末端がヒドロキシル化されているポリジメチルシロキサン（ＣＴＦＡ の命名によると、ＤＩＭＥＴＨＩＣＯＮＯＬ）と、環式ポリジメチルシロキサン （ＣＴＦＡの命名によると、ＣＹＣＬＯＭＥＴＨＩＣＯＮＥ）とからつくられる 混合物例えばダウコーニング社から発売のＱ２ １４０１製品、 ２） ポリジメチルシロキサンガムと環式シリコーンとからつくられる混合物、 例えばＳＦ １２０２ ＳＩＬＩＣＯＮＥ ＦＬＵＩＤ（デカメチルシクロペン タシロキサン）中に溶解された分子量が５００，０００のＳＥ ３０ガムである 、ゼネラルエレクトリック社のＳＦ １２１４ ＳＩＬＩＣＯＮＥ ＦＬＵＩＤ 製品、 ３） 粘度の異なる二つのＰＤＭＳの、特にあるＰＤＭＳガムとあるＰＤＭＳ油 との混合物、例えばゼネラルエレクトリック社のＳＦ １２３６およびＣＦ １ ２４１製品。ＳＦ １２３６製品は粘度が２０ｍ²／秒である上記に規定したＳ Ｅガムと粘度が５×１０^-6ｍ²／秒であるＳＦ ９６油との混合物（ＳＥ ３０ ガム１５％とＳＦ ９６油８５％）である。 ＣＦ １２４１製品は粘度が１０^-3ｍ²／秒である、ＳＥ３０ガム（３３％） とＰＤＭＳ（６７％）との混合物である。 本発明で利用できるオルガノポリシロキサン樹脂はＲ₂ＳｉＯ_2/2、ＲＳｉＯ_{3/ 2} およびＳｉＯ_4/2（式中、Ｒは炭素原子１〜６個を有する炭化水素基またはフェ ニル基を表わす）単位を含む架橋シロキサン系である。この化合物のうち特に好 ましいのは、Ｒが低級アルキル基またはフェニル基を表わす化合物である。 この樹脂のうち、ダウコーニング５９３の名で発売の製品あるいはゼネラルエ レクトリック社によりＳＩＬＩＣＯＮＥ ＦＬＵＩＤ ＳＳ４２３０およびＳＳ ４２７６の名で発売の、「ジメチル／トリメチルポリシロキサン」である製品を あげることができる。 本発明の有機変性シリコーンは、シロキサン鎖上に直接結合したあるいは炭化 水素基を介して結合した一つ以上の有機官能基を一般構造内に含む前記に規定し たシリコーンである。 例としては、 ａ） 例えば、「ＦＦ．１５０ Fluorosilicone Fluid」の名でゼネラルエレク トリック社により発売の、またはＸＸ−２２−８１９、ＸＸ−２２−８２０、Ｘ Ｘ−２２−８２１、ＸＸ−２２−８２２の名で信越化学から発売のシリコーンの ように、トリフルオロアルキル基のような弗素化基を、 ｂ） ヨーロッパ特許出願ＥＰＡ第０３４２８３４号明細書中に記載のシリコー ンそして特にＱ２−８４１３の名でダウコーニング社により発売のシリコーンの ようにヒドロキシアシルアミノ基を、 ｃ） ダウコーニング社のＸ ２−８３６０シリコーン中またはＧＥＮＥＳＥＥ 社のＧＰ ７２ＡおよびＧＰ ７１中にあるようなチオール基を、 ｄ） ＧＥＮＥＳＥＥ社のＧＰ ４ ＳＩＬＩＣＯＮＥ ＦＬＵＩＤ、ＧＥＮＥ ＳＥＥ社のＧＰ ７１００、ダウコーニング社のＱ２ ８２２０、ユニオンカー バイド社のＡＦＬ ４０またはＣＴＦＡ辞典中で「Amodimethicone」と称される シリコーン中にあるような置換または非置換アミン基を、 ｅ） フランス特許出願ＦＲ−８５ １６３３４号明細書中記載のごときヒドロ キシアルキル官能基、特にγ−ヒドロキシプロピル基を有するポリオルガノシロ キサンのようにヒドロキシル基を、 ｆ） ＳＷＳ ＳＩＬＩＣＯＮＥＳ社のシリコーンコポリマーＦ ７５５および ゴールドシュミット社のＡＢＩＬＷＡＸ ２４２８、ＡＢＩＬＷＡＸ ２４３４ 、ＡＢＩＬＷＡＸ ２４４０製品におけるようにアルキル基を、 ｇ） 例えば、フランス特許出願８８ １７４３３号明細書に記載のポリオルガ ノポリシロキサンにおけるようにアシルオキシアルキル基、特にγ−ステアロイ ルオキシプロピル基を、 ｈ） Ｘ２ ８１ ０８およびＸ２ ８１ ０９製品、ゴールドシュミット社の ＡＢＩＬ Ｋ ３２７０製品におけるように第４級アンモニウム塩を、 ｉ） ゴールドシュミット社によりＡＢＩＬ Ｂ ９９５０の名で発売の製品に おけるように両性基またはベタイン基を 含むシリコーンがあげられる。 本発明で使用するポリオルガノシロキサンは、水性分散液中にその全重量に対 して０．２〜５０重量％、望ましくは１〜３０重量％の割合で存在する。 本発明で使用するメタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロラ イドの架橋ポリマーは一層特定的には、メチルクロライドによって第４級化され たジメチルアミノエチルメタクリレートの単独重合により、あるいはメチルクロ ライドにより第４級化されたジメチルアミノエチルメタクリレートとのアクリル アミドの共重合により得られ、引続いてオレフィン不飽和を有する化合物特にメ チレンビスアクリルアミドによって架橋されるポリマーのうちから選択される。 一層特定的には、アクリルアミド／メタクリロイルオキシエチルトリメチルア ンモニウムクロライド（重量比２０／８０）架橋コポリマーを鉱油中に５０重量 ％含有する分散液の形のこのポリマーが使用される。この分散液はアライドコロ イズ社によりＳＡＬＣＡＲＥ ＳＣ９２の名で市販されている。メタクリロイル オキシエチルトリメチルアンモニウムクロライドの架橋ホモポリマーを鉱油中に 約５０重量％含有する分散液もまた使用される。この分散液はアライドコロイズ 社によりＳＡＬＣＡＲＥ ＳＣ９５の名で市販されている。 上記に規定したごとき架橋ポリマーは、分散液の全重量に基き０．０５〜１０ 重量％、望ましくは０．１〜６重量の範囲にある活性物質濃度で本発明の水性分 散液中に存在する。 本発明によると、ポリオルガノシロキサンのうち、チオール基、置換または非 置換アミン基、弗素化基によって有機変性されたシリコーン、ならびにシリコー ンガムおよびシリコーン樹脂が望ましい。 本発明によると、架橋ポリマーのうち、アクリルアミドとメタクリロイルオキ シエチルトリメチルアンモニウムクロライドとの（２０／８０）架橋コポリマー が望ましい。 本発明の分散液は、香料、染料、保存剤、安定剤、金属イオン封鎖剤、ロウ、 真珠光沢剤、植物性、動物油または合成油、パーフルオロポリエーテル、セラミ ド、濾光剤、フリーラジカル対抗剤、陰イオン、非イオン、両性または陽イオン 界面活性剤、ポリマー、蛋白質、泡沫安定剤、推進剤、のように目的とする応用 に従って香粧品中でまたは皮膚科学において通常使用される補助剤をさらに含有 してよい。 毛髪を処理するための本発明の香粧品組成物は、特に、シャンプーとして、シ ャンプーの前または後に、染色またはブリーチングの前、最中または後に、パー マネントまたはカール除去の前または後に適用するためのリンスを要する製品と して、あるいはパーマネント途中で用いるローションとして、あるいはセットロ ーションまたはブラシ掛けローション中に含まれるようなリンス不用の整髪用製 品として使用できる。 皮膚を処理しまた手入するための本発明の香粧品組成物は、浴用またはシャワ ー用製品、日焼用製品、ひげ剃り用製品、香料入りローション、皮膚を手入する ためのクリームもしくは乳液または日焼防止組成物の形をとってよい。 本発明の組成物が界面活性剤を含有する場合、この界面活性剤は、シャンプー またはシャワーゲルについては組成物の全重量に対して５〜３０重量％の濃度で 存在し、またシャンプーの後に適用するリンスされる組成物またはリンス不用組 成物については、５重量％より少ない割合で存在する。 本発明の組成物は皮膚科学において適用できる。本組成物は、例えばビタミン Ａ、カロテノイド、蛋白質、天然色素、レチノイド、脱色剤、脂漏防止または座 瘡防止用物質、炎症防止剤、ふけ防止剤のように皮膚科学的な活性を有する物質 を有効量含有する。 本発明の香粧品または皮膚科学用組成物は３〜１０、望ましくは３〜７のｐＨ を示す。このｐＨは香粧品中でまた皮膚科学において通常使用するアルカリ剤ま たは酸性剤によって調整されてよい。 本発明によって毛髪を香粧品処理する方法は、放置時間を守る必要なく、目的 とする用途（シャンプー、リンスを必要とする処理、リンス不用の整髪処理）に 従って前記に規定した組成物を毛髪に適用し、そして必要に応じてリンスするこ とからなる。 本発明によって皮膚を香粧品処理する方法は、目的とする用途（入浴、シャワ ー、日焼用製品、ひげ剃り用製品、香料入りローション、手入れ用クリームまた は乳液）に従って前記に規定した組成物を皮膚に適用し、そして必要に応じてリ ンスすることからなる。 以下の諸例は限定的な性格を何らもつことなく本発明を例解するためのもので ある。 例１ 下記の組成をもつコンディショナーを調製する。 ・アライドコロイズ社により「ＳＡＬＣＡＲＥ ＳＣ９２」 の名でコポリマー５０％として発売のアクリルアミド／ メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムク ロライド架橋コポリマーの鉱油中の分散液 コポリマー０．５ｇ ・ローヌプーラン社により「６１８ Ｖ ２５０００油」 の名で発売のポリジメチルジフェニルシロキサン （９０／１０）α，ω−ジシラノール １０ｇ ・保存剤 十分量 ・得られるｐＨ ５ ・純水 全体を１００ｇとする量 例２ 下記の組成をもつコンディショナーを調製する。 ・アライドコロイズ社により「ＳＡＬＣＡＲＥ ＳＣ９２」 の名でコポリマー５０％として発売のアクリルアミド／ メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムク ロライド架橋コポリマーの鉱油中の分散液 コポリマー０．５ｇ ・ゼネラルエレクトリック社により「ＦＭ１５０−１０Ｍ」 の名で発売のポリメチルトリフルオロプロピルシロキサン １ｇ ・保存剤 十分な量 ・得られるｐＨ ４．５ ・純水 全体を１００ｇとする量 例３ 下記の組成をもつコンディショナーを調製する。 ・アライドコロイズ社により「ＳＡＬＣＡＲＥ ＳＣ９２」 の名でコポリマー５０％として発売のアクリルアミド／ メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムク ロライド架橋コポリマーの鉱油中の分散液 コポリマー０．５ｇ ・信越化学によって「Ｘ−２２−８２０」の名で発売の ポリジメチル／メチルトリフルオロプロピルシロキサン １ｇ ・保存剤 十分な量 ・得られるｐＨ ４ ・純水 全体を１００ｇとする量 例４ 下記の組成をもつコンディショナーを調製する。 ・ＳＡＬＣＡＲＥ ＳＣ ９２ コポリマー０．７５ｇ ・ローヌプーラン社により「４７ Ｖ ５００，０００油」 の名で発売のＰＤＭＳ ０．７５ｇ ・エチレンオキサイド２０モルでオキシエチレン化された メチルグルコース １．０５ｇ ・保存剤 十分な量 ・得られるｐＨ ３．８ ・純水 全体を１００ｇとする量 例５ 下記の組成をもつコンディショナーを調製する。 ・ＳＡＬＣＡＲＥ ＳＣ ９２ コポリマー１．９６ｇ ・ローヌプーラン社により「４７ Ｖ ５００，０００油」 の名で発売のＰＤＭＳ ０．２５ｇ ・鉱油 ５ｇ ・保存剤 ０．１ｇ ・得られるｐＨ ３．６ ・純水 全体を１００ｇとする量 例６ 下記の組成をもつシャンプーを調製する。 ・ＳＡＬＣＡＲＥ ＳＣ ９２ 活性成分０．２ｇ ・ローヌプーラン社により「４７Ｖ ５００，０００油」 の名で発売のＰＤＭＳ ２ｇ ・活性成分２８％の水溶液としてのエチレンオキサイド ２．２モルを含むナトリウムラウリルエーテルサル フェート 活性成分１６．８ｇ ・活性成分３２％の水溶液としてのココイルベタイン 活性成分２．６ｇ ・セチル２−ヒドロキシセチルステアリルエーテル／ セチルアルコール ２．５ｇ ・ココナツ酸モノイソプロパノールアミド １．５ｇ ・保存剤、香料 十分な量 ・ＮａＯＨ ｐＨを６．５とする量 ・純水 全体を１００ｇとする量 例７ ・ＳＡＬＣＡＲＥ ＳＣ ９５ 活性成分１．５ｇ ・ＰＤＭＳ（ローヌプーラン社のＳｉｌｂｉｏｎｅ ７００４７ Ｖ ３００） ５ｇ ・水素化ポリデセン（エチルコーポレーションの Ｅｔｈｙｌｆｌｏ ３６４ ＮＦ） ５ｇ ・２−エチルヘキシルパラメトキシシンナメート （ジボーダン社のＰａｒｓｏｌ ＮＣＸ） ４ｇ ・トリメタノールアミン ｐＨを７とする量 ・保存剤 十分な量 ・水 全体を１００ｇとする量

【手続補正書】特許法第１８４条の８ 【提出日】１９９５年１月２３日 【補正内容】 請求の範囲 １． 水性分散液が、香粧品としてまたは生理学的に許容できる水性媒体中に 、少くともポリアルキルシロキサン、ポリアリールシロキサン、ポリアルキルア リールシロキサン、変性されているまたは変性されていないポリシロキサン、シ リコーンガムおよびシリコーン樹脂、又はオルガノ変性ポリシロキサンから選択 する非揮発性オルガノポリシロキサン、ポリエチレンオキシ基および（または） ポリプロピレンオキシ基を有するポリシロキサンは除くと、ホモポリマータイプ またはアクルアミドとのコポリマーのタイプのメタクリロイルオキシエチルトリ メチルアンモニウムクロライドの架橋ポリマーとを含有することを特徴とする、 水性分散液を香粧品中にまたは香粧品の局所的適用に使用すること。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (54)【発明の名称】 非揮発性オルガノポリシロキサンと、ホモポリマータイプまたはアクリルアミドとのコポリマー のタイプのメタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロライドの架橋ポリマーとを 基体とする水性分散液の香粧品中での使用または局所的適用

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 水性分散液が、香粧品としてまたは生理学的に許容できる水性媒体中に 、ポリアルキルシロキサン、ポリアリールシロキサン、ポリアルキルアリールシ ロキサン、変性されているまたは変性されていないポリシロキサン、シリコーン のガムおよび樹脂、ならびにポリエチレンオキシ基および（または）ポリプロピ レンオキシ基、またはカルボン酸基もしくは重亜硫酸基を有するポリシロキサン は除く有機変性ポリシロキサンのうちから選択する非揮発性のオルガノポリシロ キサンと、ホモポリマータイプまたはアクルアミドとのコポリマーのタイプのメ タクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロライドの架橋ポリマーと を少くとも含有することを特徴とする、水性分散液を香粧品中にまたは局所的適 用に使用すること。 ２． オルガノポリシロキサンが、 Ａ） ポリアルキル（Ｃ₁〜Ｃ₂₀）シロキサン；トリメチルシリル末端基をもつ 直鎖ポリジメチルシロキサンおよびトリヒドロキシシリル末端基をもつ直鎖ポリ ジメチルシロキサン、 Ｂ） ２５℃の粘度が１０^-5〜５×１０^-2ｍ²／秒である直鎖および（または） 分枝鎖のポリジメチルフェニルシロキサンおよびポリジメチルジフェニルシロキ サン Ｃ） 単独で、または溶媒中の混合物の形で使用される分子量が２００，０００ 〜１，０００，０００であるガムであって、 ・ポリ〔（ジメチルシロキサン）／（メチルビニルシロキサン）〕、 ・ポリ〔（ジメチルシロキサン）／（ジフェニルシロキサン）〕、 ・ポリ〔（ジメチルシロキサン）／（フェニルメチルシロキサン）〕、 ・ポリ〔（ジメチルシロキサン）／（ジフェニルシロキサン）／（メチルビニル シロキサン）〕 および以下の混合物： ・鎖の末端がヒドロキシル化されているポリジメチルシロキサンと環式ポリジメ チルシロキサンとからつくられる混合物 ・ポリジメチルシロキサンガムと環式シリコーンとからつくられる混合物、 ・粘度の異なる二つのポリジメチルシロキサンの混合物のうちから選択されるガ ム Ｄ） Ｒ₂ＳｉＯ_2/2、ＲＳｉＯ_3/2およびSｉＯ_4/2（式中、Ｒは炭素原子１〜６ 個を有する炭化水素基またはフェニル基を表わす）単位を含むオルガノポリシロ キサン樹脂のうちから選択される請求の範囲第１項記載の使用。 ３． オルガノポリシロキサンが、シロキサン鎖に直接結合したあるいは炭化 水素基を介して結合した一つ以上の有機官能基を一般構造内に含み、またａ）弗 素化基、ｂ）ヒドロキシアシルアミノ基、ｃ）チオール基、ｄ）置換または非置 換アミノ基、（ｅ）ヒドロキシアルキル基、ｆ）アルキル基、ｇ）アシロキシア ルキル基、ｈ）第４級アンモニウム基、ｉ）両性基またはベタイン基を含むポリ オルガノシロキサンのうちから選択される請求の範囲第１項記載の使用。 ４． アクリルアミド／メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウム クロライドコポリマーが、アクリルアミドと、メチルクロライドによって第４級 化されたジメチルアミノエチルメタクリレートとの共重合により得られ、またホ モポリマーが、メチルクロライドによって第４級化されたジメチルアミノエチル メタクリレートの単独重合により得られ、重合に引続いて、オレフィン不飽和を 有する化合物特にメチレンビスアクリルアミドによって架橋が行なわれる、請求 の範囲第１項から第３項のいずれか１項に記載の使用。 ５． アクリルアミド／メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウム クロライド（重量比２０／８０）架橋コポリマーを鉱油中に５０重量％含有する 分散液の形のこのポリマーを使用する、請求の範囲第１項から第４項のいずれか １項に記載の使用。 ６． 鉱油中の分散液の形で、メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモ ニウムクロライドの架橋ホモポリマーを使用する、請求の範囲第１項から第４項 のいずれか１項に記載の使用。 ７． オルガノポリシロキサンが分散液の全重量に対して０．２〜５０重量％ の割合で存在し、また架橋ポリマーが０．０５〜１０重量％の割合で存在する、 請求の範囲第１項から第６項のいずれか１項に記載の使用。 ８． 水性分散液が、請求の範囲第１項から第７項のいずれか１項に記載のご ときものである、毛髪または皮膚を処理するための水性分散液の形の香粧品組成 物。 ９． 香料、染料、保存剤、安定剤、植物性、動物性または合成的なろうまた は油、真珠光沢剤、蛋白質、コンディショナー、陰イオン、非イオン、両性また は陽イオン界面活性剤、金属イオン封鎖剤、泡沫安定剤、ポリマー、濾光剤、推 進剤、パーフルオロポリエーテル、セラミド、フリーラジカル対抗剤のうちから 選択される香粧品中に通常使用される補助剤をさらに含有する請求の範囲第８項 記載の組成物。 10． ３〜１０、望ましくは３〜７の範囲のｐＨを示す請求の範囲第８項また は第９項に記載の組成物。 11． 組成物がシャンプーとして、シャンプーの前または後に、染色または脱 色の前、最中または後に、パーマネントまたはカール除去の前または後に適用す るためのリンスを要する製品として、あるいはパーマネント途中で用いるローシ ョンとして、あるいはリンス不用の整髪用製品の形をとる、毛髪を処理するため の請求の範囲第８項から第１０項のいずれか１項に記載の組成物。 12． 組成物が入浴用またはシャワー用製品、日焼用製品、日焼防止組成物、 ひげ剃り用製品、皮膚を手入れするためのクリームもしくは乳液または香料入り ローションの形をとる、皮膚を処理するための請求の範囲第８項から第１０項の いずれか１項に記載の組成物。 13． 組成物の全重量に対して５〜３０重量％の界面活性剤を含有するシャン プーまたは入浴用もしくはシャワー用製品の形をとる、請求の範囲第８項から第 １１項のいずれか１項に記載の組成物。 14． 組成物が、シャンプーの後に適用するリンスを要する製品またはリンス 不用の整髪用製品の形をとりまた組成物の全重量に対して５重量％より少ない割 合の界面活性剤を含有する、請求の範囲８から第１１項のいずれか１項に記載の 組成物。 15． 請求の範囲第１１項に記載のごとき組成物を少くとも一つ毛髪に適用す ることを特徴とする毛髪の香粧品処理方法。 16． 請求の範囲第１２項に記載のごとき組成物を少くとも一つ皮膚に適用す ることを特徴とする皮膚の香粧品処理方法。 17． 水性分散液が請求の範囲第１項から第１４項のいずれか１項に記載のご ときものであり、また皮膚科学的活性のある物質を少くとも一つ含有することを 特徴とする、水性分散液の形をとる皮膚科学用組成物。