JPH08508004A - ガラス上のコーチング - Google Patents

ガラス上のコーチング

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JPH08508004A JP7518379A JP51837995A JPH08508004A JP H08508004 A JPH08508004 A JP H08508004A JP 7518379 A JP7518379 A JP 7518379A JP 51837995 A JP51837995 A JP 51837995A JP H08508004 A JPH08508004 A JP H08508004A
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Abstract

(57)【要約】 ガラス基材(1)と、このガラス基材上の低透過率の反射コーチング(2)と、前面ミラーの場合にガラス基材に隣接し、背面ミラーの場合に反射コーチングに隣接して組み合わせた不透明部材(7)とを具えるミラー組立体。本発明ミラー組立体の製造方法は生産工程中、ガラスの高温リボンに低透過率の反射コーチングを被着し、次に、形成するミラーに応じてガラス基材に隣接し、又は反射コーチングに隣接して不透明部材を組み込む工程から成る。

Description

【発明の詳細な説明】 ガラス上のコーチング 本発明はミラーの製造方法、及び反射性の高い「ミラー」コーチングを組み込 んだコーチングしたガラス基材に関するものであり、また特にミラーの背面に不 透明層を加えることに関するものである。 ミラーの光反射性は一般に、ガラス基材、又はプラスチック基材に加えた高い 反射性の金属、特に銀、アルミニウム、又はクロムの層によって得らる。銅層も 代わりに時々使用されているが、反射光線の強い赤色の色調のため一般に使用さ れていない。 一般に、銀のコーチングは予め形成したガラス板に常温でウェットケミカル法 によって加えられる。即ち、シルバーソルトの溶液をガラス面に加え、この溶液 を還元剤と反応させ、存在する銀イオンを銀金属に還元し、この銀をガラス面に 被着させる。使用される銀は鏡として使用中、あまり耐久性がなく、実際上、他 の層による保護が必要である。また、これ等の金属は生産ライン上で、即ちそれ を形成するフロートライン上でガラスに加えるには一般に適さない。従って、銀 を付着させたガラスを生産するために別個の「銀形成ライン」が必要である。 アルミニウム金属の強い還元性のために、化学的方法でアルミニウムのコーチ ングを行うことは困難であり、アルミニウムミラーは低圧で実施される被着法、 例えばスパッタリングによって一般に製造される。このような低圧法は本質的に バッチプロセスであり、また銀鏡の被着のために使用するウェットケミカル法と 同様にガラスを造る生産ラインで実施するには適さない。 英国特許第2248853A号にはガラスにアルミニウムをコーチングしてミラーを形 成する方法が開示されている。アルミニウムのアレンアミン付加物の溶液を形成 し、加熱したガラスにこの液体を被着する。この付加物が分解し、アルミニウム コーチングを形成する。この英国特許明細書にはその発明をフロートガラスの生 産に関連して使用できると言うことを想像的に記載しているが、そのような使用 についての例示はない。この英国特許明細書に開示されたアルミニウム化合物を フロートガラス生産ラインに簡単に導入する際、大きな技術的問題に遭遇したも のと思われる。 背面(面2)ミラー構造に非常に反射性が高い金属層を使用する既知のミラー では金属層上に2個のペイントコーチングを通常採用する。代表的な銀鏡の場合 には、銀コーチングを銅金属のコーチングで覆い、この銅金属のコーチングを2 個のペイントコーチングで覆う。短油アルキドから成る油を基剤とするペイント コーチングを金属層に加えるが、これは金属層を腐食に対し化学的に防ぐためで あり、程度こそ少ないが金属層を物理的損傷に対して防護するためである。既知 のミラーで採用される反射金属層は可視光線に対し不透明であり、従って従来技 術で採用されるペイントコーチングは金属層を化学的に防護するように、即ち腐 食に対し防護するように選択されるものであるに過ぎず、ミラーに不透明性を与 えるために設けることを明確にしたものはない。2個のペイント層は単一の金属 層、又は複数個の金属層のために必要な化学的防護の目的で一般に必要なのであ る。 このような銀鏡に安全な性質を与えることは既知である。安全な性質とは、衝 撃に対する抵抗があること、及び背面のペイント層の全面にわたり粘着プラスチ ックフィルムを接着することによって、ミラーが衝撃で破損した時、ミラーのガ ラスの破片が飛散せず一体に保持され、破片が落下せず傷害を防止する能力のこ とである。このような既知のフィルムは粘着ポリオレフィンフィルム、又はポリ エステルフィルムから通常成る。既知のミラー構造に付加される要旨として、こ れ等のフィルムは単に安全な性質を与えるに過ぎない。 美観上、及び太陽熱制御の目的で、建築用の窓ガラスに反射層を設けるため珪 素層が使用されたこともある(珪素層は銀層、アルミニウム層と同様、反射色は ほぼ無彩色である)。英国特許第1507465号、第1507996号、及び第1573154号は このような珪素層を有するフロートガラスを製造するための連続化学蒸着法に関 するものであり、米国特許第4661381号はその方法の改良を記載している。しか し、このような珪素層はミラーに共通に必要な高い反射性を得るものでない。従 って、英国、St.HelensのPilkington Glass Limited社から市販されているガラ スであるREFLECTAFLOAT(商品名)は約50%の反射率を有するに過ぎなく、ま たLibbey-Owens-Ford社から市販されているMIRROPANE EP(商品名)は約60% の反射率を有するに過ぎない。 70%以上、好適には80%以上の光反射率を得るようにコーチングしたガラ ス基材を得るようガラス製造工程中に、反射率が高い反射コーチングをガラスに 加えるためには上述の従来の技術はいずれも適さない。 スケールは異なるが、非常に高い反射率(90%以上)を達成するための「コ ールドライトミラー」が英国特許第1262163号に提案された。このミラーは可視 光線から熱輻射を分離するため例えば映画の映写機に使用するため珪素層を具え るミラーである。このようなコールドライトミラーは3mm厚さ、又はそれ以下 の薄いベース、通常はガラス基材に真空蒸着によって製造され、ガラス内の熱の 増大を最小にするため裏塗りペイントを設けることなく使用される。英国特許第 1262163号明細書はこの先行技術に関する説明の中で、この既知のコールドライ トミラーは酸化珪素と酸化タンタル、又は酸化チタンの4個から6個の交互の層 によって覆った「最純度珪素層」を具えるが、満足な製品のためには、更に多く の層が必要であると結論している。従って、多層干渉システムの高屈折率の個々 の層のように数個の珪素層を使用する異なる方法で、必要な非常に高い反射率( 90%以上)を達成することを提案している。 更に最近では、1.0ミクロンと1.6ミクロンとの間のスペクトル帯域(即ち赤外 線の範囲)でミラー用の珪素層とシリカ層との四分の一波長スタックを使用する ことをJ.Stone、及びL.W.Stulz(Applied Optics,February 1990,Volume 29, No.4)が提案している。しかし、これ等の著者は、約1ミクロン以下の波長では 珪素の吸収率が高いので約1ミクロン以下の波長(即ちスペクトルの可視光線の 範囲外の波長)で珪素を使用することができないと観測している。stone、及びS tulzは反応スパッタ電子ビーム蒸着法のような低圧方法によるSi、及びSiO2の被 着を援用している。 英国特許第1262163号及びstone、及びStulzの文献をここで説明したが、この 技術、特にここで説明した生産プロセスは、大気圧で使用するのが適するプロセ スを本質的に必要とする生産ライン上でのガラスミラーの製造には適していない 。従って、上述の生産ラインから外れて製造された従来のミラーと競争して生 産ライン上でミラーを生産することに何からの状態で関連した当業者はこれ等の 英国特許その他の技術を考慮していない。 更に、反射層を製造するのに珪素を使用する従来技術のガラス構造は例えば家 庭用、又は建築用であってミラーの背面の不透明性を必要とするミラーの製造を 開示したものはなく、又はその製造に関したものはない。 本発明ミラー組立体はガラス基材と、このガラス基材上の低透過率の反射コー チングと、前面ミラーの場合には前記ガラス基材に隣接し背面ミラーの場合には 前記反射コーチングに隣接して組み合わせた不透明部材とを具えることを特徴と する。 本発明ミラー組立体の製造方法は、生産工程中、ガラスの高温リボンに低透過 率の反射コーチングを被着し、次に、形成するミラーに応じてガラス基材に隣接 し、又は前記反射コーチングに隣接して不透明部材を組み込むことを特徴とする 。 本発明は更に安全性能を有する背面ミラーを提供し、このミラーはガラス基材 と、この基材の背面上の低透過率の反射コーチングと、不透明感圧接着剤によっ てこの反射コーチングに接着した半透明プラスチックフィルムとから成る。 本発明は更に安全背面ミラー用の不透明部材を提供し、この部材は不透明感圧 接着剤を担持する半透明プラスチックフィルムを具える。 この不透明部材が実質的に不透明な層であるのが好適であり、使用中、反射す べき光の光源から遠方のミラーの側に配置することによってミラーに対しこの不 透明層を組み込む。従って、背面(面2)ミラーの場合、通常反射コーチングの 外層上に不透明部材を加え、前面(面1)ミラーの場合、通常ガラス基材の背面 上に不透明部材を加える。 コーチングしたリボンを生産ライン上で切断し、個々のミラーを形成し、更に 生産ラインから外れてこのコーチングしたリボンを更に切断し、必要な寸法の別 個のミラーを得る。また、好ましくは、これ等ミラーを生産ライン外で更に切断 する以前に、生産ライン外で不透明部材をミラーに組み付けてもよい。 この不透明部材を粘着プラスチックフィルムで構成するのが好適である。この プラスチックフィルムは半透明、又は不透明で、半透明感圧接着剤を、又は(フ ィルムが半透明の時は)不透明感圧接着剤をこのプラスチックフィルムによって 担持する。この接着剤内に不透明剤としてカーボンブラックを含むのが好適であ る。接着剤はアクリル系接着剤が好ましい。プラスチックフィルムはポリエチレ ンフィルムのようなポリオレフィンフィルム、又は二軸延伸が好ましいポリプロ ピレンフィルムが好適である。このような二軸延伸は安全裏打ちミラーの衝撃性 能を増大する。代案として、プラスチックフィルムをポリエステルフィルムで構 成する。これ等フィルムを明るく、又は透明な、又は着色したものにすることが できる。最も好適なフィルムはアクリル接着剤を担持するポリプロピレンフィル ムである。この接着剤は防爆性を与え、又は窓ガラスに対する太陽光線の制御に 使用するため採用されるポリエステルフィルムと共に使用するため感圧接着剤の 形で既知であり、ガラスに良く調和し得ることが知られている。代表的な粘着フ ィルムは全体で約90ミクロンの厚さがあり、プラスチックフィルム、及び接着 剤はそれぞれ約60ミクロン、及び30ミクロンの厚さがある。 ミラーの後面と粘着プラスチックフィルムとの間の接着は下塗り剤の使用によ って強化することができ、粘着プラスチックフィルムを加える前に、前面ミラー であればガラス面に、背面ミラーであれば反射コーチングにこの下塗り剤を加え る。この下塗り剤はオルガノシランであるのが好適であり、このオルガノシラン は好ましくはアミノ末端基、又はエポキシ末端基を有するのが好適であり、特に この下塗り剤はアミノプロピルトリメトキシシランの水溶液にすることができる 。この下塗り剤は脱イオン水中で安定しており、粘着フィルムによって覆われる べき下にある表面を濡らす作用がある。この下塗り剤を脱イオン水の2%水溶液 として加える。 本発明の代案の実施例では、コーチングした基材の後面に接触するよう組み込 んだ表面を有する別個の単層で不透明部材を構成する。暗色面を有するボードに よってミラー組立体の不透明部材を構成するのが好適であり、このボードが艶消 し面を有するのが最も好適であり、例えばフレーム部材、又はミラーの後面への その他の機械的取付け具の使用によってこのボードをミラーに組み込む。例えば 、黒色艶消しペイントを塗装したハードボードでこのボードを構成する。背面ミ ラーの場合、このハードボードのペイント面がミラーの反射コーチングに隣接す るように組み込む。代案として、不透明部材をブラックペーパーで構成してもよ い。 本発明の他の実施例では、模様の付いた表面、又は着色面、又はその両方を有 する紙、厚紙、又は単層材料で不透明材料を構成してもよい。これ等の実施例で は、例えばマーブル模様を有する紙、又は着色背景効果を有する紙を採用した時 、できあがったミラーは装飾効果を有する。 これ等の特定の各実施例では、反射コーチングを担持するガラス基材に不透明 部材を一体に組み合わせて、複合組立体として一体のミラー組立体を形成する。 しかし、代案としての他の実施例では、ミラーに隣接して暗色面を有するのが好 適な建物の壁で不透明部材を構成し、本発明ミラー組立体は壁に組み付けた反射 コーチングを担持するガラス基材を具える。 反射層と、少なくとも2個の反射強化層とによって反射コーチングを構成し、 これにより、少なくとも70%の可視光線反射率を有するミラーが得られる。こ の反射コーチングは(透明ガラス基材に担持して測定して)可視光線について1 〜15%、一層好適には3〜10%の透過率を有することができる。 本明細書中、「反射層」、及び「反射強化層」の語はこれ等の層の位置の間の 相対的な相互の関係を示すものである。従って、使用中、反射層は反射すべき光 の光源から最も遠く位置し、反射強化層は光源と反射層との間に位置する。「反 射層」の語はこの反射層がコーチングの他の層に比較し反射コーチングの全反射 量に関する一次寄与層であることを必ずしも意味しない。或る実施例では、全反 射量に関する最大寄与層は反射強化層である。 従って、前面ミラーの場合、上記3個の層の内層が反射層で、中間層と外層と が反射強化層として作用する。背面ミラーの場合、上記3個の層の外層が反射層 で、中間層と内層とが反射強化層として作用する。内層はガラスに最も近いコー チングの層として識別され、外層は上記3層のうちガラスから最も遠い層として 識別される。 屈折率は波長によって変化することは既知である。この明細書、及び請求の範 囲において、「屈折率」と称するのは(通常のように)波長550nm(ナノメ ートル)の光に対する屈折率を意味し、屈折率の値を見積もり評価するに当たり 、屈折率の仮想部分を無視するものとする。 本明細書、及び請求の範囲において使用する「可視光線の反射」と称する表現は Illuminant D65 source 1931 Observer Conditionsの許で反射する光の割合(% )を意味する。 反射層は高屈折率を有することができ、反射強化層は高い屈折率と低い屈折率 とを有することができ、これ等の層のでき上がった堆積層は順次、高屈折率、低 屈折率、及び高屈折率を有する。 上記コーチング層間の相互面からの反射が(前面ミラーの場合の)上記外層の 外面からの反射を強化し、(背面ミラーの場合の)上記内層の内面からの反射を 強化するように層の厚さを使用することによって希望する高い反射を達成するこ とができる。反射層が高屈折率を有する時、2個の層の材料の集合屈折率が少な くとも5.5になるよう内層、及び外層の材料を選択するのがよい。 内層、及び外層の少なくとも1個に珪素を使用するのが好適である。その理由 は(a)珪素は特に高い屈折率を有すること、(b)例えば英国特許第1507465 号、第1507996号、及び第1573154号に記載されているプロセスによって生産ライ ン上で珪素は高温ガラスに容易に被着することができるからである。 珪素の屈折率の低い値に遭遇することもあるが、珪素の屈折率は約5と言う高 い値である(P.J.Martin,R.P.Netherfield,W.G.Sainty、及びD.R.McKenzie等 のThin Solid Films 100(1983)141〜147頁参照)。 実際上、珪素の物理的な精密な形状と、例えば酸素、窒素、又は炭素のような 不純物の存在によって屈折率の値は変化するものと信じられている。屈折率が約 2.8より低い値に減少しなければ本発明のためには、このような不純物の存在は 許容される。(しかも、実際上、相当な量の酸素、又は炭素、又はその両方の混 入がないと、生産ライン上で珪素コーチングを生産することは困難である。)従 って、比較的屈折率が高い層に関してここに使用する「珪素」の語は、屈折率が 少なくとも2.8であれば、少量の不純物を含んでいる主に珪素である材料を意味 する。 屈折率が高いことと、被着するのが容易なこととにより珪素の使用は支持され ているが、珪素の高い吸収性によって反射が減少する。内層と外層との一方のみ を珪素にする時、他方の層(背面ミラーの場合には内層、前面ミラーの場合には 外層がよい)は中間層よりも一層高い屈折率(少なくとも1.6)を有する材料で なければならず、しかもスペクトルの可視区域で吸収率が低い材利が好適である 。比較的屈折率が高い層のために珪素以外に好適な材料は1.9〜3.0の範囲、通常 2.0〜2.7の範囲の屈折率を有する材料であり、その材料には酸化タンタル、酸化 チタン、酸化錫、及び酸化珪素(例えば窒素、炭素のような付加的元素を含有す る酸化珪素を含む)が含まれる。屈折率は組成によって変化するので、屈折率を 変えるように酸化珪素中のこのような付加的元素の量を変化させることができる 。一般に、被着した酸化珪素は化学量論的なものでない。通常、材料の屈折率が 一層高く、可視光線の吸収が少なければ、反射層、又は高い屈折率の反射強化層 として一層有効である。言い換えれば、材料の屈折率の減少を可視光線の吸収の 減少によって補うことができる。 中間層、即ち反射層に隣接していて比較的屈折率が低い反射強化層は比較的高 い屈折率を有する内層、及び外層の屈折率より低い屈折率(いずれの場合でも3 以下)を有する。 一般に、中間層の屈折率(所定の光吸収性を有する層について)低ければ低い 程、一層高い反射を達成することができる。比較的低い屈折率の層は通常、約2 より低い屈折率を有し、1.8より低い屈折率の層を使用するの一般に好適である 。 全体としての光の反射を増大させるためには、スペクトルの可視光線の区域で 実質的に非吸収性の材料を中間層として使用するのも好適である。適切で好都合 な層の材料は酸化珪素であるが、この酸化珪素は炭素、又は窒素のような付加的 元素を含んでいてもよく、ここで使用する「酸化珪素」の語は付加的に他の元素 を含む酸化珪素、例えば炭素、又は窒素、又はその両方を含む酸化珪素を包含し 、中間層としてこの語を使用する時は2より低い屈折率を有する酸化珪素である 。珪素の屈折率が減少し酸化珪素の屈折率が増大する好ましくない現象の原因と なる相互拡散、又は相互作用を生ずることなく、珪素、及び酸化珪素の隣接層を ガラスに熱分解的に加えることができることを発見したことは驚くべきことであ る。珪素、及び酸化珪素の隣接層は少なくともその光学的性能を有する期間中、 別々に異なる状態に留まるように思われる。しかし、層の相互面に物理的に狭い 相互作用帯域が存在し、この帯域はミラーの光学的特性を変えることのない急な 屈折率勾配を有する。中間層のために使用される他の材料は酸化アルミニウムで ある。 高い屈折率の外層を形成するために使用される若干のコーチング材料、特に珪 素は引っ掻き傷に対する抵抗が少なく、一層耐久性のある製品が希望される場合 には、例えば酸化錫のような硬質材利から成る付加的保護層を上記外層に被着し てもよい。このような保護層を前面ミラーに使用する時には、その材料としては 、製品の光反射性を維持するためスペクトルの可視光線範囲で光吸収が少ない材 料(例えば酸化錫、酸化チタン)にすべきであり、更に外層からの反射を抑止し ないように四分の一波長と実質的に異なる光学的厚さを有する材料にすべきであ る。使用する場合には、このような保護層の厚さは通常10nm(ナノメートル )〜30nmである。珪素、チタニアの最外層、又は上述の保護層によりミラー に化学的耐久性を与える。ことことは既知の銀鏡より優れた真の技術的利点であ る。 これ等の層の厚さは一般に既知の方法(例えば上に援用した従来技術参照)で 選択することができ、比較的低屈折率の中間層と、内層、及び外層との間の相互 面からの反射は(前面ミラーの場合)上記外層の外面からの反射を、又は(背面 ミラーの場合)上記内層の内面からの反射を増大する。このことが生ずるのは前 面ミラーの場合に上記中間層と外層との光学的厚さが約nλ/4である時、及び 背面ミラーの場合に上記内層と外層との光学的厚さが約nλ/4である時である 。各場合について、λはスペクトルの可視光線の範囲の光の波長、即ち約400 nm(ナノメートル)から750nmの光の波長であり、nは奇数の整数である 。各上記層についてnは同一、又は異なるが、各場合において1であるのが好適 である。 内層、又は外層のいずれか(又は両方)がスペクトルの可視光線範囲で非吸収 性であるか、又は吸収性が弱く、しかも比較的高い屈折率の材料から成る時、上 記内層、及び外層の両方がnλ/4の光学的厚さを有するのが好適である。n、 及びλは上に定義した通りである。このようにして、前面ミラーの場合に、比較 的高い屈折率の内層とガラスとの間の相互面からの反射、及び背面ミラーの場合 、比較的高い屈折率の外層のガラス面から遠方の面からの反射によって、コーチ ング層間の相互面からの反射を増大し、ミラーの全可視光線の反射を増大する。 一方、上記内層、及び外層の両方がスペクトルの可視光線区域で吸収性が高い材 料から成る時、光源から遠方の層(反射層)の厚さは厳密を要しない。これは光 源から遠方の上記層で反射した後、戻って光源に向かう光の量は吸収によって著 しく減少するからである。 可視光線の70%を反射させる希望を達成するため、上記コーチング層と、( 前面ミラーの場合に)外層の外面、又は(背面ミラーの場合に)内層の内面との 相互面から光源に向け反射する約500nm(ナノメートル)の波長の光の位相 差が全て波長の±40%以内、好ましくは±20%以内にあるように、約nλ/ 4の光学的厚さの層の厚さを選択する。一般的な条件は、相互面から、及び前面 ミラーの場合の上記外面から、又は背面ミラーの場合の上記内面からの全ての一 次反射光線がこれ等の%値を越えない位相誤差内で位相をほぼ有することである 。反射強化層のおのおの(前面ミラーの場合には、外層、及び中間層のおのおの の、背面ミラーの場合には、内層、及び中間層のおのおの)が125nm(ナノ メートル)±25%の光学的厚さを有するのが好適であり、更に、反射層が金属 でない限り、又は内層も外層も可視光線に対し非吸収性でない限り、又は可視光 線に対する吸収性が弱くない限り、反射層は125nm(ナノメートル)±25 %の光学的厚さを有する。 層の光学的厚さがn.500nm/4に近ければ近い程、反射色は一層無彩色で あり、層の光学的厚さがn.500nm/4に近ければ近い程、全反射光線は一層 多い。しかし、400nmの約四分の一(青緑反射光線)から750nmの四分 の一(赤黄反射光線)までの範囲内で層の光学的厚さを変化させることにより反 射色を調整し得ることは当業者には容易に理解することができ、また約550n mから調整すると製品の全可視光線の反射量を減少させることも理解することが できる。 本発明の好適な方法によれば、ガラスの生産工程中、必要な屈折率の層を高温 ガラスのリボンに加える。この層の被着は液体、又は粉末の噴霧法、又は化学的 蒸着法によって既知の方法で実施することができ、各層を異なる方法で被着して もよい。この被着は、希望する層の材料の先駆物質である化合物の恐らくは他の 化合物との反応による分解を伴う熱分解的なものである。 一般に、必要とする珪素の層、又は酸化珪素の層(炭素を含んでいてもよい) を加えるのに化学的蒸着法を使用するのが便利である。従って、例えば窒素のよ うな気体稀釈剤中にあるのが有利なシランガスから化学的蒸着法によって高温基 材上に任意の珪素層を(直接、又は間接に)蒸着することができる。一般に、モ ノシランを使用するのが最も便利であるが、ジクロロシランのような他のシラン を使用することもできる。このような珪素層を被着するために適する一方法は英 国特許第1507996号に記載されている。例えば珪素コーチングのアルカリに対す る抵抗を向上させたい場合には、ガス電子供与化合物、特に例えばエチレンのよ うなエチレン不飽和化合物を添加剤として反応ガスに加えることができる。 反射層、又は屈折率が高く、しかも可視光線の吸収率が低い反射強化層として 使用するための炭素を含む酸化珪素の層も同様にシランガスから化学的蒸着法に よって被着することができる。この場合、シランに対するエチレンの割合を珪素 層の製造のために必要とするエチレンの割合よりも高くして、エチレン不飽和炭 化水素化合物を添加したガス稀釈剤中のシランガスを使用するのが便利である。 この場合も使用されるシランはモノシランであるのが有利である。 低屈折率の反射強化層(即ち、中間層)として使用する酸化珪素層も化学的蒸 着法によってシランガスから蒸着することができる。この場合、酸素、又は酸素 発生源を添加したガス稀釈剤中のシランガスを使用することができる。二酸化炭 素、又はケトンのような酸素発生源として作用する代わりの酸素化合物、例えば アセトンと共にシラン、及びエチレン不飽和炭化水素の混合物を使用してもよい 。シランと、使用する酸素発生源との相対濃度は必要な屈折率によって定まる。 一般に、必要な屈折率が低ければ低い程、シランに対する酸素含有化合物の割合 を大きくして使用する。ここでも使用するシランはモノシランが好適である。 酸化錫、又は酸化チタンのような金属酸化物層については、液体、又は粉末噴 霧法、又は化学的蒸着法のいずれかが一般に使用される。従って、対応するガス 金属塩化物と水蒸気との反応による化学的蒸着法により、又は金属塩化物の非水 の溶液を水蒸気の存在のもとで高温ガラスに噴霧することにより、例えば酸化錫 、又は酸化チタンの層を被着する。従って、錫テトラクロリドと水蒸気、及びジ エチル錫ジクロリド、又はテトラメチル錫のようなオルガノ錫化合物、及び空中 に任意に存在する酸素から選択した組成物の化学的蒸着法によって酸化錫を被着 することができる。水、又は空気の任意の存在におけるチタンイソプロキシドの ようなチタンアルコキシドの化学的蒸着法によって酸化チタンを被着することが できる。 フロートガラスのリボンにコーチング層を加えている時、フロート浴の内側で 、即ち保護雰囲気のもとで溶融金属浴上にガラスを支持した状態で(しかし、好 ましくはガラスを伸長し終わった後、即ち750℃以下のガラス温度で)、又は リボンがフロート浴から出た後、化学的蒸着法を有利に実施することができる。 珪素層、炭素を含む酸化珪素層、又はその他の酸化珪素層を被着するためモノシ ランを含むガスを使用する時、この層をフロート浴内で被着するのが好適であり 、この浴内で満足な被着速度を達成するため、ガラスを600℃から750℃の 範囲の温度に維持する。 液体、又は粉末の噴霧法によってフロートガラスのリボンにコーチング層を加 える時、ガラスのリボンがフロート浴から出た後に、層を被着するのが一般に一 層便利である。 本発明の実施に使用される珪素、酸化珪素、酸化チタン、及び(ドープしてい ない)酸化チタンを含み、スペクトルの可視光線の区域で反射作用をする好適な 層は赤外線区域で実質的に透明であり、焼なまし中、(ミラーに昔から使用され た銀の層とは異なり)ガラスの表面上のこれ等の層の存在はコーチングガラスの 焼なましにいかなる実質的な悪影響をも与えない。従って、本発明の好適な実施 態様によれば、被着したコーチングはスペクトルの赤外線区域で実質的に透明で ある。このことは、ミラーを既知の方法で焼なましできる理由から、フロートガ ラスプロセスにおいて生産ライン上でこのようなミラーを容易に製造できること を意味する。 本発明方法は、浴室、寝室のミラーとして家庭用を含む広範囲の用途を有する ミラーの製造に有用である。 コーチング層の材質、性質、及び厚さ、及び上記外層より一層耐久性がありこ の外層上に加えた付加的外部保護層は本発明方法を参照して説明したように選択 することができる。 低い屈折率、及び高い屈折率の四分の一波長(nが奇数の整数、好ましくは1 である時のnλ/4)の付加的層を積層した層の上に加え、反射を更に増大し得 ることは当業者には理解することができる。 上記内層と外層との間に四分の一波長でない付加的層を組み込むことも可能で ある。しかし、この場合、このような層は複合中間層の一部を形成するものとし て最もよく考慮されており、上記複合中間層とその他のコーチング層との相互面 から、及び(前面ミラーの場合)外層の外面から、又は(背面ミラーの場合)内 層の内面から光源に向け反射する光の位相差が全て波長の±40%以内、好まし くは波長の±20%以内にあるように、複合単一層として考えられる上記複合中 間層はその厚さを有すべきである。従ってこの複合単一層は上記内層、又は上記 外層より低く、3より低い屈折率を有する。このような複合単位層が1.8より低 い屈折率を有し、125nm(ナノメートル)±25%の光学的厚さを有するの が好適である。同様に、内層とガラスとの間に付加的層を配置することができ、 背面ミラーの場合には、この付加的層は内層の屈折率とガラスの屈折率との間の 中間の屈折率を通常有する。 本発明を添付図面につき説明するが、本発明はこれ等の図面の実施例に限定さ れない。 添付図面中、第1図は背面に不透明部材を有する前面ミラーとして使用する本 発明の第1実施例のミラー組立体の(各部の比例関係が実際と異なる)断面図で ある。 第2図は背面に不透明部材を有する背面ミラーとして使用する本発明の第2実 施例のミラー組立体の(各部の比例関係が実際と異なる)断面図である。 第3図は背面に不透明部材を有する前面ミラーとして使用する本発明の第3実 施例のミラー組立体の(各部の比例関係が実際と異なる)断面図である。 第4図は背面に不透明部材を有する背面ミラーとして使用する本発明の第4実 施例のミラー組立体の(各部の比例関係が実際と異なる)断面図である。 第5図は背面に不透明部材を有する背面ミラーとして使用する本発明の第5実 施例のミラー組立体の(各部の比例関係が実際と異なる)断面図である。 第6図は本発明方法の一実施例により背面ミラーを製造するためのフロートガ ラス生産ライン上のコーチングステーションの構成配置を線図的に示す図である 。 第1図において、前面ガラスミラーはコーチング2を担持するフロートガラス 基材1を有する。このコーチング2は、例えば熱分解珪素のような比較的屈折率 が高い内層3と、例えば酸化珪素のように屈折率が1.8以下で珪素と酸素との原 子の比が約1:2である比較的屈折率が低い中間層4と、例えば熱分解珪素のよ うな比較的屈折率が高い外層5とから成る。比較的屈折率が高い層3、5の一方 のみが珪素からなる場合、この珪素から成る層は通常は内層であり、例えば炭素 を含む酸化珪素のように可視光線の吸収が少ない材料から成る内層であり、酸化 錫、又は酸化チタンを外層5として使用する。中間層4と外層5とのおのおのは nλ/4の光学的厚さを有する。ここにnは奇数の整数(好適には1)であり、 λはスペクトルの可視範囲の光の波長、即ち約400nm(ナノメートル)から 750nmの光の波長である。もし内層3、外層5が珪素のような吸収材料から 成る場合には、内層の厚さはあまり厳密でなくてよいが、ここでもnλ/4の光 学的厚さに対応させる。ここにnとλとは上に定義したとおりであり、nは奇数 の整数で、好適には1である。 第1図に示すように、光源側のガラス基材の面に反射コーチングを有するミラ ーを「前面ミラー」と称し、「面1ミラー」とも称する。次に第2図につき説明 するように光源に関し反対側のガラス基材の面に反射コーチングを有するミラー を「背面ミラー」と称し、「面2ミラー」とも称する。 外層5よりも耐久性がある保護層6を外層5に加える。保護層6を酸化錫にし 、化学的蒸着法によって外層5に加えることができる。外層5が珪素から成る時 、例えば米国特許第4661381号に記載されているように、酸化珪素の表面層を珪 素上に形成した後、初めてこのような酸化錫の保護層を加えるべきである。不透 明粘着フィルムから成る不透明部材7を不透明層としてガラス1の裏側に加える 。このフィルムを吹込フィルム、又は発泡フィルムで構成することができる。 第2図において、背面ガラスミラーはコーチング22を担持するフロートガラ ス基材21を有する。このコーチング22は、例えば熱分解珪素のような比較的 屈折率が高い内層23と、例えば酸化珪素のように屈折率が1.8以下で珪素と酸 素との原子の比が約1:2である比較的屈折率が低い中間層24と、例えば熱分 解珪素のような比較的屈折率が高い外層25とから成る。比較的屈折率が高い層 23、25の一方のみが珪素からなる場合、この珪素から成る層は通常は外層で あり、例えば炭素を含む酸化珪素のように可視光線の吸収率が低い材料から成る 外層であり、酸化チタンを内層23として使用する。内層23と中間層24との おのおのはnλ/4の光学的厚さを有する。ここにnは奇数の整数(好適には1 )であり、λはスペクトルの可視範囲の光の波長、即ち約400nm(ナノメー トル)から750nmの光の波長である。もし内層23、外層25が珪素のよう な吸収材料から成る場合には、外層の厚さはあまり厳密でなくてよいが、ここで もnλ/4の光学的厚さに対応させる。ここにnとλとは上に定義したとおりで あり、nは奇数の整数で、好適には1である。 内層として、珪素の代わりに酸化チタンを使用すれば、ミラー製品の反射率を 増大することが分かった。例えば、背面ガラスミラーの場合、内層として酸化チ タンを使用すると、珪素の内層を有するミラーに比較し、反射率を約3〜7%増 大させることができる。 不透明粘着プラスチックフィルムから成る不透明部材27を不透明層としてガ ラス基材21上のコーチング22の上に加える。 第1図、及び第2図のそれぞれの実施例においては、例えばポリエチレンのポ リオレフィンフィルム、又は二軸延伸ポリプロピレンフィルム、又はポリエステ ルフィルムのような粘着プラスチックフィルムによって不透明部材を構成する。 このフィルムを吹込み、又は発泡して形成することができる。このフィルムを半 透明にするのが好適であり、カーボンブラックを有する接着剤から成る不透明剤 を含む不透明接着剤をこのフィルムによって担持する。半透明フィルムを明るい 透明なものにするのが一層好適である。又は代案として着色することもできる。 接着剤を感圧アクリル接着剤にするのが好適である。この接着剤は防爆用、又は 太陽熱制御のためのガラスにプラスチックフィルムを接着するのに使用すること で知られている。 本発明に使用するのに適する代表的なポリエチレンフィルムはポリエチレン安 全フィルムがある。このポリエチレン安全フィルムとしては、米国のAdhesive Research社が、市販しているHAISRの商品名のアクリル接着剤を担持する商品名A R 677がある。代案として、同じく米国のAdhesive Research社が市販しているHA 14の商品名のアクリル接着剤を担持する商品名AR 678Bを採用することができる 。 厚さが4mm(又はそれ以上)のガラス基材4を有する第1図、及び第2図に 示すのと同様な特定の安全ミラー構造は英国規格BS 6206、又は米国規格Z 97に よる衝撃試験に合格することができる。これ等の衝撃試験は安全ミラーの衝撃抵 抗を試験するため通常採用されている。オルガノシランを下塗りした背面ガラス ミラーに粘着安全フィルムを接着した安全ミラー構造も長期間の耐久試験に合格 することが分かった。 第1図の前面(面1)安全ミラーの実施例において、国際的に認められた安全 基準に適合する十分な衝撃抵抗を得るため、粘着プラスチックフィルムを採用す ることができる。従って、英国規格BS 6206のクラスB、又は米国規格Z97のカテ ゴリーIに適合するためには、米国のMain Tape社からMGS 558の商品名で入手で きる感圧溶液型アクリル接着剤を担持するポリエチレンフィルムであって、二軸 延伸でなく低密度、中間密度、高密度のポリエチレンを配合した黒色の160ミ クロン厚さのポリエチレンフィルム(同じくMain Tape社から入手できる)でプ ラスチックフィルムを構成すればよい。このプラスチックフィルムによってミラ ーの安全機能と、不透明性とが得られる。BS 6206のクラスA、又は米国規格Z97 のカテゴリーIIに適合するためには、第3図に示すように二重フィルム構造を採 用することができ、不透明部材47を2層のプラスチックフィルムで構成する。 このミラー構造の残りの部分は第1図のものと同一である。一形態では、下にあ る層48は、溶液型アクリル接着剤を担持する160ミクロンの厚いポリエチレ ン配合プラスチックフィルムで構成し、上にある層49は、水性アクリル接着剤 を担持する織物ポリオレフィンスクリムで構成する。両方の層はMain Tape社か ら入手できる。第2の形態では、下にある層48は、米国規格Z97のカテゴリーI に適合するようにMain Tape社から市販されているポリエチレン配合フィルムで 構成し、上にある層49は、上述のポリオレフィンスクリムで構成する。第3の 形態では、下にある層48は、90ミクロン厚さがあり、溶液型アク リル接着剤を担持する二軸延伸ポリプロピレンフィルム(英国のSafecoat社から 入手できる)から成り、上にある層49は、上述のポリオレフィンスクリムで構 成する。第2の形態、及び第3の形態では、ガラス面に予め加えたペイント層に 下の層48を接着する。面2ミラーを参照して以下に説明するように加えたペイ ント組成物でこのペイント層を構成する。 背面(面2)安全ミラーについては、第4図に示すように、衝撃抵抗と不透明 性とを得るため、二重フィルム構造を採用する。このミラー構造は、反射層に接 着してプラスチックフィルム59をコーチングしたペイント層58を設ける点を 除き、第2図のミラー構造と同一である。 国際的に認められた基準に適合する長期にわたる衝撃抵抗を有する背面ミラー を得るため、反射コーチングにプラスチックフィルムを直接接着せず、反射コー チングに付着したペイント層に背面ミラーのためのプラスチックフィルム59を 接着するのが好適である。このようなペイント層が無いと、プラスチックフィル ムと基材表面との間の結合が劣化する傾向があり、性能が失われる恐れがある。 このペイント層を溶液型ペイント、又は水性ペイントにすることができる。適切 な溶液型ペイントは、共に英国のKemira社から入手可能で商品名TREBAX 600(風 乾性ペイント)、及び商品名2UL(架橋ペイント)で販売されている種類のペイ ントに類似する原樹脂組成物を有する。ペイントTREBAX 600は空気中で乾燥する ことができ、ペイント2ULは120℃の温度で2.5分間でキュアーする黒色無鉛焼 付けペイントである。この好適な溶液型無鉛ペイントは、下の金属層の腐食を防 止するため添加剤(鉛のような)を含まない(TREBAX 600、2ULのような)銀鏡 用の既知の裏塗りペイントと異なる。好適なペイントは、既知のミラー裏塗りペ イントに比較し、カーボンブラックのような不透明剤を大量に含んでいる。溶液 型ペイント層は(キュアーした時)約25ミクロンの厚さがあり、これは十分な 不透明性を達成するためと、一層厚い層を採用しても容易に流し塗りができるよ うにするためである。このペイント層は、好ましくは流し塗り、ローラ塗り、又 は噴霧により、単一層として加えられていた。 特に好適なペイント組成物は、短油アルキド樹脂に基づいており、しかもそれ をアミノ樹脂、好適にはメラミンフォルムアルデヒド樹脂で改質したものが好適 である。このメラミンフォルムアルデヒド樹脂は鉛を含まず、重金属を含まず( 即ち腐食抑制剤を含まず)、シランを含んでいる。このようなペイント組成物は 架橋によってキュアーすることができ、このキュアーは少なくとも120℃の上 昇温度で、10分までの間に、好適には約2.5分間で行う。このペイント組成物 は、低キュアー温度で、容易に迅速にキュアーできる既知の組成物以上の利点が あり、コスト有効性にとって必要であり、市販され得るミラーの製造に必要であ る。 粘着プラスチックフィルムと面1ミラーのためのガラス面との間の接着を強化 するため、粘着プラスチックフィルムを加える前に、下にある面に下塗り剤を加 えることができる。溶液型ペイントと面2ミラーのための反射コーチングとの間 の接着を強化するため、ペイントを加える前に、下にある面に下塗り剤を加える ことができる。好適な下塗り剤は官能価を有するアミノシランである。面1ミラ ーと面2ミラーとの両方に対して適切な下塗り剤は、アミノプロピルトリメトキ シシランの脱イオン水による1〜2%の溶液である。このようなシランは米国の Union Carbide社から商品名A1110の商品名で市販されている。アミノシランに対 向してエポキシシランを代わりに採用することができる。この下塗り剤をペイン ト組成物に混合することができ、その場合の量は、約62%の代表的な固形分を 有するとして、塗料の重量に基づいて重量で1〜6%の量が好適であり、最初の 下塗り層として加える代わりに背面ミラーについては約1%、前面ミラーについ ては約5%を加えるのが最も好適である。 溶液型ペイントの代わりに、水性ペイントを採用してもよい。水性ペイントは 溶剤がないことで溶液型ペイントよりも環境汚染防止に有利であり、溶剤処理装 置を必要としない利点がある。適切な水性ペイントは水系アルキド樹脂、又はア クリルエマルションである。このような水系アルキド樹脂を使用すれば、ペイン トと下の表面との間に下塗り層を必要としないことがわかった。水性アルキドペ イントは、通常120℃の温度で、10分までの間に、好適には約2.5分の間に キュアーされる。このローチングは乾燥した時の厚さを18ミクロンのように薄 くしてもよいが、湿潤した状態で50ミクロンの厚さに加え、約25ミクロンの 厚さに乾燥するのが通常である。 BS 6206のクラスB、又はUS Z97のカテゴリーIに適合するためには、反射層を コーチングしているペイントに接着した不透明部材27は、上述の水性アクリル 接着剤を担持する160ミクロン厚さの黒色感圧ポリエチレン配合フィルム(Ma in Tape社から入手できる)か、又は溶液型アクリル接着剤を担持する90ミク ロン厚さの二軸延伸ポリプロピレンフィルム(英国のSafecoat社からSafecoat O PPの商品名で販売されている)で構成する。BS 6206のクラスA、又はUS基準のZ9 7のカテゴリーIIに適合するためには、反射層をコーチングしているペイント層 57に接着したプラスチックフィルム58は、上述のような水性アクリル接着剤 を担持する織物スクリムポリオレフィン(Main Tape社から入手できる)か、又 は粘着ポリオレフィンスクリム(英国のMacbak社からMacbak 7000の商品名で販 売されている)で構成する。 面1安全ミラーの製造の次の例を参照して本発明を更に説明する。 生産ライン上で4mm厚さのフロートガラス基材上にミラーコーチングを被着 した。この反射コーチングは第1図に示す構造を有する。このミラー基材を切断 して1930mm×865mm寸法のシートを形成した。安全ミラーの製造に使 用するため既知であるフィルム積層装置を使用して、粘着プラスチックフィルム をこのガラス面に加えた。面1ミラーを造るため反射コーチングに向かい合わせ るようにガラス面にこのフィルムを加えた。このフィルムは溶液型感圧アクリル 接着剤を担持する160ミクロン厚さの黒色のポリエチレン配合フィルムから成 るものであった。このフィルムは上述のMain Tape社から市販されており、上記 接着剤はMain Tape社からMGS 558の商品名で市販されている。 上記積層工程後、このガラスとフィルムとの積層体を常温で7日間貯蔵した。 次に、この安全ミラーについてBS 6206、クラスB0に規定された試験方法に従っ て衝撃試験を行った。安全ミラーのフィルム側に張力を加えた(即ちフィルムが ミラーの衝撃を加えた側の反対側にあった)。このガラスは安全な状態で破砕し 、BS 6206のクラスB0に特定された安全基準に合致した。言い換えれば、このガ ラスの破片は粘着プラスチックフィルムによって、合体付着したままであった。 第5図に本発明の他の実施例を示し、このミラー組立体は第2図に示すミラー 構造を有し、第2図のものと同一部分を同一符号にて示すが、相違するのは不透 明部材28が暗色のハードボードのようなボードから成り、粘着プラスチックフ ィルムの代わりに、ミラーの背面に隣接して艶消し面29を設けていることであ る。フレーム部材30によってボード28をミラーに合体して組み立てる。面2 9を黒色の艶消しペイントで塗装してもよい。代案として、不透明部材を紙で構 成し、この紙に黒色面を設けてもよいし、色付きの面、又は化粧面、又はその両 方の面にしてもよい。この化粧面にマーブル模様を付けてもよいし、規則的なマ ーク、又は不規則なマークのようにその他の化粧効果を付してもよく、これ等は でき上がったミラー面に見ることができる。 本発明でもフレーム付き前面ミラーにすることができる。従って第3図の実施 例のミラーに第5図に示すフレーム30に類似のフレーム(図示のように)を設 けることができ、更に第5図の実施例のミラーを背面ミラーでなく前面ミラーに 変更することもできる。これ等の付加的実施例によって既知のフレーム付きミラ ーよりも真に技術的な改良が得られる。フレーム部材の前部は面1ミラーのミラ ー面に隣接して組み立てられているため、ミラーのこれ等の前部の後面は見えな いが、背面ミラーの場合にはこれが見えてしまうため、面2ミラーの端縁の周り に目ざわりな黒いバンドが見えてしまう。本発明のこれ等の実施例ではフレーム 付き前面ミラーではそのような黒いバンドは見えない。 第6図にフロートガラス製造ラインを線図的に示し、このラインはガラス溶融 セクション31、溶融ガラスを連続リボン状になるように形成するフロート浴セ クション32、上記ガラスリボンを焼なますためのゲージセクション33、及び 貯蔵、又は分配、又はその両方、及び使用のため、更にリボンからガラス片を切 断するための倉庫セクション34から成る。本発明方法によりミラーを製造する ため、内層、中間層、及び外層をそれぞれ加えるための3個のコーチングステー ションのおのおのを通常、フロート浴セクション32とゲージセクション33と の中に、又は間に配置する。本発明の図示の実施例では、第6図に示すように、 上記3個のコーチングセクション35、36、37をフロート浴セクション32 に配置する。しかし、代わりの実施例では、本発明による内層、中間層、及び外 層を加えるためのコーチングステーションの1個、又はおのおのをフロート浴セ クション32と、ゲージセクション33との間に配置する。ガラスリボンがほぼ その最終厚さに達する位置(通常約750℃のガラス温度)に各コーチングステ ーションの位置を選択すべきであり、これにより更に伸長を受けることがなく、 加えたコーチングにクラックを生ずることがないようになり、しかも更に熱分解 層の形成のためにその温度は十分高く維持される(通常、少なくとも300℃の ガラス温度)。 倉庫セクションからミラーを取り出し、ミラー組立て製造ステーションに運び 、ここで粘着プラスチックフィルムをミラーの表面に加えてミラー組立体の構造 を形成する。即ち第1図、又は第2図に示すように、複数個のプラスチックフィ ルムをミラーに接着し第3図に示す構造を形成する。反射層にペイント層をコー チングし、次にこのペイント層をキュアーした後、このペイント層にプラスチッ ク層を接着し、第4図に示す構造を形成するか、又はボード、又はその他の別個 の不透明部材をミラーに合体して組み立て、第5図に示すような構造のミラー組 立体を形成する。 本発明ミラー組立体、及びそのようなミラー組立体を製造するプロセスは従来 技術に比較し多数の利点を有する。本発明の或る実施例では、銀鏡のような既知 のミラーの背面に通常加えられるペイント層の必要性を除去することにより、ミ ラー組立体、特に安全ミラーを容易に安価に製造することができる。本発明によ り製造した安全ミラーにおいては、安全フィルムを設けることによって、粘着プ ラスチックフィルムの性質の結果として安全性能を得ると共に、ミラーの背面の 不透明性を得るという2つの機能を達成する。不透明にすることは透過率を低く するために、即ちミラーに採用した不透明でない反射コーチングのために必要で ある。ミラーが不透明であることは本発明ミラーの多数の最終用途のために必要 である。安全性能と不透明とを得るため粘着プラスチックフィルムを使用するこ とにより不透明ペイント層の必要性を除去する利点が得られる。このことによっ て付加的ペイント工程が不要となり製造コストと製造時間とを減らすことができ る。更に、ミラーの背面に組み付けた例えば紙、又はボードの形の別個の不透明 部材を有するミラー組立体の製造によって、従来技術においてミラーの背面に加 えることを要する不透明ペイント層の必要性を除去することができる。既知の銀 鏡では金属反射層を腐食から防ぐため、ペイント層を金属反射層の全面に加える 必要がある。従来技術において潜在的に腐食性である金属層を使用するのに比較 し、ミラーコーチングの製造のための本発明の好適な実施例により化学的に安定 した反射層を使用することによって、耐食性を得るためのペイント層を使用する 必要がないようにしている。既知の裏塗りペイントは鉛のような腐食防止剤を必 要とする。本発明により製造したミラーはそのような耐食性ペイントを必要とし ないため、環境汚染防止に有利である。本発明において採用された不透明部材は 、反射コーチングの透過率にかんがみ、ミラー構造を不透明にすることが必要な だけである。従来技術において必要とするような化学的なコーチングの保護を必 要としない。 本発明により製造されできあがったコーチングしたミラーは、非金属反射ミラ ーを組み込んでいることと、生産ライン上で製造できることとのため、銀鏡より 安価であり、しかも種々の建築上の用途について長い使用保証期間を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ),AM, AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE ,HU,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK, LR,LT,LU,LV,MD,MG,MN,MW,M X,NL,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SI,SK,TJ,TT,UA,US,UZ, VN (72)発明者 リリー スティーヴン ジョン イギリス国 ダブリューエイ10 3ビーユ ー マーシーサイド セント ヘレンズ エクレストン フォレスト ミード 8 (72)発明者 ジェンキンソン ティモシー イギリス国 ダブリューエヌ6 9エイチ ユー グレーター マンチェスター ウィ ガン アプレイ ブリッジ アッシュ ク ローズ 8

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ガラス基材と、このガラス基材上の低透過率の反射コーチングと、前面ミラ ーの場合には前記ガラス基材に隣接し背面ミラーの場合には前記反射コーチング に隣接して組み合わせた不透明部材とを具えることを特徴とするミラー組立体。 2.前記不透明部材が粘着プラスチックフィルムから成る請求の範囲1に記載の ミラー組立体。 3.前記粘着プラスチックフィルムをその下の表面に接着するのを助ける下塗り 剤を更に設けた請求の範囲2に記載のミラー組立体。 4.前記下塗り剤がオルガノシランから成る請求の範囲3に記載のミラー組立体 。 5.前記下塗り剤がアミノプロピルトリメトキシシランの水溶液から成る請求の 範囲4に記載のミラー組立体。 6.前記ミラーが前面ミラーであり、前記粘着プラスチックフィルムが感圧アク リル接着剤の層を担持するポリエチレンフィルム、又はポリプロピレンフィルム から成る請求の範囲2〜5のいずれか1項に記載のミラー組立体。 7.前記ポリエチレンフィルムが約160ミクロンの厚さである請求の範囲6に 記載のミラー組立体。 8.前記ポリプロピレンフィルムが約90ミクロンの厚さである請求の範囲6に 記載のミラー組立体。 9.前記不透明部材が前記プラスチックフィルムの背面に接着した織物ポリオレ フィンスクリム層を更に具えた請求の範囲6〜8のいずれか1項に記載のミラー 組立体。 10.前記ミラーが背面ミラーであり、前記不透明部材が粘着プラスチックフィ ルムを表面に付着したペイント層を更に具える請求の範囲2〜5のいずれか1項 に記載のミラー組立体。 11.約25ミクロンまでの厚さを有し不透明剤を含むアルキド樹脂系黒色ペイ ントで前記ペイント層を構成した請求の範囲10に記載のミラー組立体。 12.前記粘着プラスチックフィルムが感圧アクリル接着剤の層を担持するポリ エチレンフィルム、又はポリプロピレンフィルムから成る請求の範囲10、又は 11に記載のミラー組立体。 13.前記ポリエチレンフィルムが約160ミクロンの厚さである請求の範囲1 2に記載のミラー組立体。 14.前記ポリプロピレンフィルムが約90ミクロンの厚さである請求の範囲1 2に記載のミラー組立体。 15.前記不透明部材が前記プラスチックフィルムの背面に接着した織物ポリオ レフィンスクリム層を更に具えた請求の範囲10〜14のいずれか1項に記載の ミラー組立体。 16.コーチングした基材の後面に接触するように組み込んだ表面を有する別個 の単層で前記不透明部材を構成した請求の範囲1に記載のミラー組立体。 17.前記単層の表面が暗色である請求の範囲16に記載のミラー組立体。 18.前記単層の表面を着色した請求の範囲16に記載のミラー組立体。 19.前記単層の表面が装飾効果を有する請求の範囲16〜18のいずれか1項 に記載のミラー組立体。 20.暗色面として黒色ペイント面を有するボードで前記不透明部材を構成した 21.前記反射コーチングが反射層と、少なくとも2個の反射強化層とを具え、 これにより前記ミラーが少なくとも70%の可視光線の反射率を有する前記請求 の範囲のいずれか1項に記載のミラー組立体。 22.前記反射コーチングの外面に珪素を有する請求の範囲21に記載のミラー 組立体。 23.前記反射コーチングが可視光線について1から15%の透過率を有する前 記請求の範囲のいずれか1項に記載のミラー組立体。 24.生産工程中、ガラスの高温リボンに低透過率の反射コーチングを被着し、 次に、形成するミラーに応じてガラス基材に隣接し、又は前記反射コーチングに 隣接して不透明部材を組み込むことを特徴とするミラー組立体の製造方法。 25.前記不透明部材が粘着プラスチックフィルムから成る請求の範囲24に記 載の方法。 26.前記粘着プラスチックフィルムをその下の表面に接着するのを助ける下塗 り剤をミラーの背面に加える工程を有する請求の範囲25に記載の方法。 27.前記下塗り剤がオルガノシランから成る請求の範囲26に記載の方法。 28.前記下塗り剤がアミノプロピルトリメトキシシランの水溶液から成る請求 の範囲27に記載の方法。 29.前記ミラーが前面ミラーであり、前記粘着プラスチックフィルムが感圧ア クリル接着剤の層を担持するポリエチレンフィルム、又はポリプロピレンフィル ムから成る請求の範囲25〜28のいずれか1項に記載の方法。 30.前記ポリエチレンフィルムが約160ミクロンの厚さである請求の範囲2 9に記載の方法。 31.前記ポリプロピレンフィルムが約90ミクロンの厚さである請求の範囲2 9に記載の方法。 32.前記不透明部材が前記プラスチックフィルムの背面に接着した織物ポリオ レフィンスクリム層を更に具えた請求の範囲29〜31のいずれか1項に記載の 方法。 33.前記ミラーが背面ミラーであり、前記不透明部材が粘着プラスチックフィ ルムを表面に付着したペイント層を更に具える請求の範囲25〜28のいずれか 1項に記載の方法。 34.約25ミクロンまでの厚さを有し不透明剤を含むアルキド樹脂系黒色ペイ ントで前記ペイント層を構成した請求の範囲33に記載の方法。 35.前記粘着プラスチックフィルムが感圧アクリル接着剤の層を担持するポリ エチレンフィルム、又はポリプロピレンフィルムから成る請求の範囲33、又は 34に記載の方法。 36.前記ポリエチレンフィルムが約160ミクロンの厚さである請求の範囲3 5に記載の方法。 37.前記ポリプロピレンフィルムが約90ミクロンの厚さである請求の範囲3 5に記載の方法。 38.前記不透明部材が前記プラスチックフィルムの背面に接着した織物ポリオ レフィンスクリム層を更に具えた請求の範囲33〜37のいずれか1項に記載の 方法。 39.コーチングした基材の後面に表面が接触するように前記基材に組み込んだ 別個の単層で前記不透明部材を構成した請求の範囲24に記載の方法。 40.前記単層の表面が暗色である請求の範囲39に記載の方法。 41.前記単層の表面を着色した請求の範囲39に記載の方法。 42.前記単層の表面が装飾効果を有する請求の範囲39〜41のいずれか1項 に記載の方法。 43.暗色面として黒色ペイント面を有するボードで前記不透明部材を構成した 請求の範囲40に記載の方法。 44.前記反射コーチングが反射層と、少なくとも2個の反射強化層とを具え、 これにより前記ミラーが少なくとも70%の可視光線の反射率を有する請求の範 囲24〜43のいずれか1項に記載の方法。 45.前記反射コーチングの外面に珪素を有する請求の範囲44に記載の方法。 46.前記反射コーチングが可視光線について1〜15%の透過率を有する請求 の範囲44、又は45に記載の方法。 47.不透明感圧接着剤を担持する半透明プラスチックフィルムを具えることを 特徴とする安全背面ミラー用不透明部材。 48.前記プラスチックフィルムがポリエチレンフィルム、又はポリプロピレン フィルムから成る請求の範囲47に記載の不透明部材。 49.前記接着剤がカーボンブラックを有するアクリル接着剤から成る請求の範 囲47、又は48に記載の不透明部材。
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