JPH08507971A - 回転体をセンタリングし、軸方向に固定して装着するための機構およびアダプター - Google Patents
回転体をセンタリングし、軸方向に固定して装着するための機構およびアダプターInfo
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Abstract
(57)【要約】
回転体(412)の固定用中心貫通孔(416)に突き出た軸方向センタリングコッター(418)と、それに接する本質的には放射状のパッキン(480)を備え、回転体(412)が軸方向にはめ込まれるようになっているホルダー(410)に、回転体(412)、特に研磨ディスクを、センタリングし、かつ、軸方向に固定して受け入れるための機構を明らかにしたものである。簡単な手作業によるハンドル操作によって、超高速回転体(412)を極めて精確に密着固定させるため、センタリングコッター(418)と固定用中心貫通孔(416)との間に、弾性膨張型の、主に薄肉の軸方向突起(440)を装備し、その突起は、一方では、センタリングコッター(418)の外面を、また、もう一方では、固定用中心貫通孔(416)の内面を支持し、かつ、はめ合いプレート(436)によってアダプター(439)と一体に結合されている。主に、アダプターに、はめ合い手段が脱落しないように取り付けられており、それによって、アダプター(434)とホルダー(410)を支持していることにより、ラジアルパッキンつきはめ合いプレートが、軸方向突起(440)の弾性膨張によって、回転体(412)に押しつけられるようになっている。
Description
【発明の詳細な説明】
回転体をセンタリングし、軸方向に固定して装着するための機構およびアダプ
ター
本発明は、上位概念である請求項第1項に従って、回転体、特に研磨ディスク
ないしは高速研磨ディスクを、センタリングし、軸方向に固定して装着するため
の機構、および、請求項第18項に従って、回転体を半径方向および軸方向に緊
密に締め付けて固定するためのアダプターに関するものである。
古くから、特に、切削加工技術の分野では、高速回転体をセンタリングし、ス
ピンドルないしは、工具のシステムモジュールのような工具ホルダー、もしくは
、材料ホルダーと、軸方向に緊密に連結させることは、極めてよく行われている
。この問題は、周速100m/s以上で運転される高速研磨ディスクの場合には
、特に厳しい条件を負うことになる。このような研磨体は、ダイヤモンドコーテ
ィングまたはc−BN(立方晶系構造の窒化ほう素)コーティングを施した強度
の高い鋼製ディスクで形成され、その際、このような研磨体の形状補正は不可能
になっている。この回転体は、最高の軸心精度で駆動スピンドルに連結されなけ
ればならず、そのため、密着結合させる際、でき得る限り円周回転の運動ぶれを
小さくし、しかも、スピンドルに安全に軸固定されていることが保証されていな
ければならないという問題を抱えている。
この問題に関しては、冒頭に挙げたような機構が既に明らかにされており、そ
の際、中心部に円筒状の切り欠きを備えた研磨ディスクを、円周状に等間隔で配
置された複数の締め付けボルトを利用して、円筒状のスピンドル上でホルダーの
半径方向前面に装着することによって、大幅に問題の解決が図られている。この
場合、当然ながら、一方では、締め付けボルトの遊隙、他方では研磨ディスクの
中心部切り欠きに設けられたセンタリングコッターの遊隙は、組み立て作業と調
整作業に比較的長時間を要することから、排除されなければならない。
さらに、周知の別の機構では、円周上において互いに90°の間隔をおいて半
径方向に調節できるようにした4つの締め付け具を利用して、軸心を合わせて密
着結合し、従って、緊密に固定すると同時に、円周回転状態を正確に調整できる
ようになっている。この場合には、確かに、研磨ディスクの円周回転状態を正確
に調整することができ、勿論、この機構を用いれば、他の手段なしに、また、大
がかりにならずに、軸方向に緊密に固定することができる。
固定用中心貫通孔を回転体、即ち、研磨ディスク内に円錐状に形成し、また、
軸方向に作用する締め付け手段を、例えば、円周上に配置された複数の締め付け
ボルトの形で利用できるようにし、そのヘッドをはめ合いプレートで支持し、か
つ、そのネジ部分を突起固定部分とかみ合わせるようにした上で、はめ合いプレ
ートを用いて、補完的に円錐形に形成された、ボス部分の軸方向センタリングコ
ッターに、研磨ディスクを押し込むことによって、軸方向および半径方向への緊
密に固定を実現するという機構は、確かに考えられる方法である。しかしながら
、この方式では、いずれにしても、極めて厳しい製作公差を守らねばならない点
から考えただけでも、研磨ディスクの固定用中心貫通孔を加工する作業はかなり
面倒という欠点を持ち、当たり面の加工は、特に軸方向に肉が厚い研磨ディスク
では、希望する厳しい公差範囲に収めることが難しいという問題を抱えている。
要するに、いわゆる引っ張り固定技術を利用する上述のような種類の機構での
解決策は、センタリングコッターの領域に油圧媒液を充填し、全周に、薄い金属
板で被覆したポケットを均等に配置することを基本としている。この油圧媒液を
充填したポケットに圧力をかけることによって、研磨ディスクは、その圧力を受
けて、均等にセンタリングされる。従って、研磨ディスクの円周回転状態は、極
めて正確に調整することができる。しかし、この緊密固定技術は、研磨ディスク
を、軸方向にも、できるだけ僅かな当たり面で、ボスに固定するための付加的な
処置が必要である。この周知の緊密固定技術は、このように非常に手間がかかり
、その上、この緊密固定技術を用いる場合には、特に加圧装置を必要とするとい
う欠点も伴う。
従って、本発明は、簡単な構造で、軸方向にのみ肉が厚く比較的重量のある研
磨ディスクであっても、軸方向および半径方向に動かないように、回転円周誤差
が少なく、当たり面が小さくボスに固定できるようにするという請求項第1項の
上位概念に基づいて、回転体、特に研磨ディスクないしは高速研磨ディスクを、
センタリングし、軸方向に固定して受け入れるための機構を確立することを、課
題の根本とする。その際、この機構は、ボスおよびセンタリングコッターの形成
に関して、高い汎用性を有し、本発明に従う緊密固定原理が、従来型の工具シス
テムモジュールとの連結にも適用できる可能性を含んでいるものでなければなら
ない。
この課題は、請求項第1項に示した特徴および、特に、請求項第18項の特徴
をもつアダプターによって解決される。
本発明に従い、研磨ディスクは、特殊形状のアダプターによって緊密に固定さ
れ、そのアダプターのはめ合いプレートは、主に一体型で、かつ、半径方向に弾
性変形できるような、主に薄肉の軸方向突起を備え、その突起表面に、高速回転
体、特に研磨ディスクが、主に、はめ合いにより連続連結されるようになってい
る。緊密に固定された状態では、主に薄肉の軸方向突起は、研磨ディスクを緊密
に固定用中心貫通孔とボス部分のセンタリングコッターとの間に位置し、そのボ
ス部分は、センタリングコッターにより連結された状態では、研磨ディスクに対
して、はめ合いプレートに対置する第2の半径方向支持面を形成するようになっ
ている。研磨ディスクは、緊密な固定過程の最初に、ボス部分の半径方向前面に
よって、軸方向突起面へ十分当てがわれた状態に持ち込むことができる。アダプ
ターをボスにつなぐ際には、軸方向突起が、研磨ディスクの内面とセンタリング
コッターの外面との間に押し込まれ、その際、はめ合いプレートの前面放射状平
面は、徐々に研磨ディスクの外側前面に接近する。この動きに伴って、軸方向突
起は、半径方向の弾性膨張度を増し、最終的には、研磨ディスクが、はめ合いプ
レートのラジアルパッキンに十分に接触することになる。従って、限定されたは
め合い公差の逸脱は、軸方向突起の半径方向弾性によって補償され、軸方向突起
は、アダプターとボス部分とがつながる際に研磨ディスクの固定用中心貫通孔と
の接面密着度が強まるとともに伸張し、それによって、研磨ディスクは、円周回
転精度をごく僅かしか落とさないで、センタリングコッターに軸心を合わせるこ
とができる。緊密な固定操作に必要な付属構成要素は、簡単に製作することがで
き、かつ、簡単なメカニズム、即ち、手作業でのハンドル操作によって行なえる
ようになっており、その際、さらに長所として、個々の構成要素をアダプターの
形でひとつの構成体単位に一体化することができ、そのアダプターは、相手方で
ある研磨ディスクの固定用中心貫通孔の公称直径に合わせることができる。
本発明のその他の特長については、下位特許請求の対象として明らかにしてあ
る。
請求項第2項に従って構成すれば、研磨ディスク内の固定用中心貫通孔を精確
に軸心に合わせて形成することが簡単になる。
軸方向突起の半径方向弾性は、例えば、肉厚ないしは、はめ合いプレート内へ
の軸方向突起の推移によって調整することができる。請求項第3項の対象となっ
ているさらに特長を備えた方式では、この場合に予定されている低強度部分ない
しは軸方向での低強度部分を、円周方向に走らせたり、あるいは振り子運動する
ように走らせることもできる。
本発明に従う緊密固定の原理は、例えば、規格化された工具もしくは材料を受
け入れるようになっている独立した工具システムモジュールに緊密に固定する場
合にも、研磨ディスクを機械のスピンドルに直接的に緊密に固定する場合と同じ
ように適用することができる。
もし、センタリングコッターが中空になっていれば、センタリングコッターの
領域で、中空形状を選定することによって、あるいは、より剛性の大きいホルダ
ーへのセンタリングコッターの移行位置によって、半径方向の弾性を調整するこ
とができる。この場合には、センタリングコッターと研磨ディスクとの間に、さ
らに大きな緊密に固定を持つ軸方向突起を押し込むことができ、その際、場合に
よってははめ合いプレートと研磨プレートとの間にまだ残っている軸方向の間隙
を考慮に入れ、研磨ディスクとはめ合いプレートとの十分な面接触を確保するた
めに、センタリングコッターの半径方向内側への変形を利用することもできると
いう点が、特に長所として挙げられる。
アダプターとボスとの間の緊密な固定は、極めて種々の方法と手段で行うこと
ができ、いずれの場合にも、研磨ディスクは半径方向の遊隙なしに受け入れられ
、同時に、研磨体とボスとの軸方向緊密に固定度は高度に保持される。請求項第
7項および第8項、ないしは第20項および第21項には、特に簡単なその他の
方式を示してあり、その際、作用力の流れは非常に円滑で、そのため、軸方向の
高い緊密に固定度を達成することができる。
請求項第9項に示したまた別の方式では、軸方向の緊密な固定ないしは、セン
タリングコッターへのアダプターのはめ込みを完全に行うために、主に中心に取
り付けられた、アダプターの外側から操作できる調整部品ただひとつしか必要と
しないので、取り扱いが特に簡単である。
はめ合い本体部分が、請求項第10項および第11項に従って形成されている
場合は、簡単な処置によって作用力を何倍かに強化し、軸方向および半径方向の
緊密に固定状態をさらに強力に保持させることができる。
はめ合い要素を請求項第12項ないしは第24項に従って形成すれば、アダプ
ターとボスとの間の作用力の流れは非常に円滑になり、さらには、スペースがご
く僅かで済むので、はめ合い力は、一層強力に保持される。
請求項第13項ないしは第25項に示した、さらに別の方式によれば、力の伝
導状態は、なお一層改善される。
請求項第17項ないしは第29項に従うさらに別の方式では、若干手間はかか
るが、効力を減退せるような如何なる並行作用力の流れも生じさせないで、はめ
合い要素を動かすことができる。この場合には、当然、僅かな作動力で十分には
め合い要素は動くので、アダプターとボスとの間に最高の軸方向作用力を働かせ
るためには、例えば、6角レンチのような形状の、簡単に手で操作できる工具で
十分に目的を達することができる。この場合、特に長所として挙げられるのは、
円錐形状が、はめ合いを解除するための引き離し力を導くのに効果的な役割を果
たすことである。その際、中心のボルトを、円錐が、そのボルトヘッド側を向い
ていない前面で、ボス部分の半径方向内側に引き寄せられた壁面部分に突き当た
り、それによって、膨張作用に基づく引き離し力が働くようになるまで、弛め方
向に回転させるだけである。
上記以外の長所を持つ構成形態は、その他の下位請求項に明示してある。
以下、本発明のいくつかの実施例を、説明図を援用して、さらに詳細に説明す
ることとする。添付した図について:
図1は、研磨ディスクをボス部分に、センタリングし、軸方向に固定して受け
入れるための機構に関する第1実施形態の断面図で、このボス部分は、加工機械
工具のスピンドル部分を表している。
図2は、図1に対応して表示した、研磨ディスクを工具システムモジュールに
取り付けた機構である。
図3は、研磨ディスクをスピンドルのセンタリングコッターにはめ合わせる機
構の、別の実施形態を図1と同様の形態で表したもので、この図3の下半分には
、締め付け手段を弛めた状態が表示されている。
図4は、図3に従う実施形態を、図2に対応させて表した図で、この場合にも
、下半分は、締め付け手段を弛めた状態を表わしている。
図5は、研磨ディスクをボス部分にセンタリングし、軸方向に固定して受け入
れる装置の第3実施形態を、図4と同様の形態で表したものである。
図1には、研磨ディスク12用のホルダーを参照番号10で示してある。この
部分10は、図1に従って構成した場合には、研磨機のスピンドルを意味する。
ただし、ここで強調しておかねばならないのは、本発明が、この機構に限定され
るものではないということである。正確に言えば、この部分10は、他の工具も
しくは材料を支持する部分のすべてを指している。研磨ディスク12の場合、通
常、問題になるのは、比較的、円周回転精度が高く、かつ、スピンドル14への
当たり面が極めて小さい超高速回転体を、この部分に取り付けねばならないこと
である。研磨ディスク12は、例えば、ダイヤモンドコーティングまたはc−B
N(立方晶系の窒化ほう素)コーティングを施し、中心に円筒状の切り欠き16
がある研磨ディスクである。
機械のスピンドル10は、研磨ディスク12をセンタリングし、軸方向に固定
してはめ合わすため、軸方向に伸びた中空のセンタリングコッター18を備え、
そのセンタリングコッターは、主に、差し込み遊隙22を介して、スピンドル軸
14に垂直に配置されたラジアルパッキン20に入り込むようになっている。セ
ンタリングコッター18の外面24は、浅い円錐の傾斜を持つ円錐面を成してい
る。センタリングコッター18の肉厚は−さらに詳しく後述するが−センタリン
グコッターの軸方向弾性を調整できるようになっている。この目的のため、内側
切り欠き28の底面26を、特殊な輪郭を持つ形状にしておくこともできる。
軸14に対して垂直に配置され、表面30,32が面平行を成す研磨ディスク
12を、ホルダー10に、半径方向および軸方向に固定するとともにセンタリン
グできるようにするため、参照番号34で示したアダプター部分を備え、そのア
ダプター部分は、回転対称部分と同じように形成されており、その軸は、軸14
と一致するようになっている。アダプター部分34は、軸14に対して垂直に伸
び、前面にはめ合い面38を備えたはめ合いプレート36を持っており、そのは
め合い面は、回転遊隙42を介して、軸方向に移行し、主に、薄肉の軸方向突起
40に達し、その軸方向突起の外面44は、円筒状切り欠きの内面16に、その
両面間の連結が解かれた状態でも、なおはめ合い遊隙ができるように、はめ合わ
される。中空の軸方向突起は、その内面が、センタリングコッター18の外面2
4の円錐形に対応して形成されているので、研磨ディスク12を緊密に固定した
状態では、面46と24は互いに密着している。
参照番号48で示した、軸方向突起40とはめ合いプレート36との間の移行
領域は、それによって軸方向突起40の半径方向弾性によるたわみ度が調整でき
るように形成されている。
軸方向突起40の軸方向長さLAXは、研磨ディスク12の幅Bおよびセンタ
リングコッター18の高さHに合わせてあり、研磨ディスク12がぴったりはめ
合わされた状態で、軸方向突起40の外側端部が、スピンドル10の側面に設け
られている差し込み遊隙22との軸方向への間隔を十分にとれるようになってい
る。
参照番号50で表したのは、等間隔環状配置された、複数の、主に3本の締め
付けボルトで、そのヘッド52は、はめ合いプレート36の陥没面に支持され、
そのネジ部は、スピンドル10のネジ孔と係合している。締め付けボルト50の
シャフトは、軸方向の挿通孔54を挿通して、研磨ディスク12の中へと伸びて
いる。
はめ合いプレート36は、さらに、等間隔環状配置されたセットスクリュー5
6を支持しており、そのセットスクリューは、そのネジ部58によって、はめ合
いプレート36のネジ孔60内に保持されている。ネジ部にはシャフト部62が
一体化されており、そのシャフト部は、ネジ孔60にネジ部58がネジ込まれた
状態では、ラジアルパッキン20からの最小間隔を保持するようになっている。
ネジ部58には6角切り込み孔64が設けられており、セットスクリュー56
をネジ込むための適切な工具が、孔66を貫通してその切り込み孔にかみ合うよ
うになっている。
研磨ディスク12をスピンドル10に緊密に固定する際の手順は、次の通りで
ある。
研磨ディスク12を軸方向突起40に連続連結し、この一次組み立したユニッ
トをセンタリングコッター20に押し込むが、この際、ほとんど力を必要としな
い。すると、部分10、36および12は、共通のセンタリングされた軸14に
よって、互いに、あらかじめ決められた位置に来る。この段階では、はめ合いプ
レート36と研磨ディスク12とは、まだ、スピンドル10に関して、締め付け
ボルト50の挿通孔とスピンドル10のネジ孔とが互いに一直線に並ぶように回
転させることができる。次に、図1に従って、研磨ディスク12をラジアルパッ
キン20と面接触するまで右方向にずらし、締め付けボルト50を差し込む。こ
の段階では、はめ合い面38と研磨ディスク12の外側前面30との間に軸方向
の隙間が開いている。
締め付けボルト50を均等に締め付けることによって、アダプター部分34、
即ち、一方でははめ合いプレート36、他方では軸方向突起40が、図1に従っ
て右方向にゆっくり移動し、その際、軸方向突起は、センタリングコッター18
の円錐外面24に乗り上げる。軸方向突起40は、その半径方向弾性によって、
半径方向外側に向けて均等に膨張し、それに伴って、軸方向突起の外面44と円
筒状切り欠きの内面16との間の遊隙は、徐々に塞がれる。向き合っている円筒
状の面は、作用力が増すにつれ、また、センタリングされた位置が保持されてい
る限りますます増大する作用力によって、互いに引っ張り合い、最終的には、は
め合い面38が研磨ディスク12の前面に突き当たる。締め付けボルト50のネ
ジをさらに回していくと、センタリングコッター18面への研磨ディスク12の
半径方向締め付け力が増すだけでなく、さらに、軸方向への締め付けも強化され
る。前述した締め付け構造によって、軸14に対して垂直な前面を除いては、互
いに十分に密着し合っているので、軸方向の締め付け力が増すに伴って、センタ
リング効果は積極的に強化され、かつ、信頼性が高められることによって、当た
り面が大き過ぎるような事態は起こり得ない。
図1を見れば判るように、軸方向突起40は、センタリングコッター18と研
磨ディスク12との軸方向に関しての緊密な固定状態をさらに改善できるように
するため、センタリングコッター18と研磨ディスク12の内側切り欠き16と
の間の空間を、ほとんど完全に塞いでいるが、これは、センタリングコッター1
8の寸法を、一方では、軸方向突起の残りの形状寸法に、また、他方では、研磨
ディスク12に一致させ、緊密な固定の過程の最終段階で、軸方向突起40をさ
らに押し込む際に、センタリングコッター18の半径方向弾性変形を内側に生じ
させるという長所から由来するものである。このようにして、はめ合い面38は
、確実に研磨ディスク12の前面30に到達し、それによって、軸方向に固定す
る過程は完了する。
図1に従って構成する場合には、軸方向突起40の半径方向弾性は、軸方向突
起の肉厚を著しく薄くし、はめ合いプレート36への移行領域48において回転
に伴う低強度部分(薄肉部)の形状を考慮に入れることによって作り出される。
勿論、この弾性は、別の方法、例えば、軸方向または螺旋状に走るスリット、な
いしは、軸方向突起を弱くする複数の線によって、主に、軸方向または螺旋状の
いずれかの方向で、軸方向突起40の外側または内側のいずれかに伸びる溝の形
で、構成ないしは調整することもできる。
連結を解く場合には、まず、締め付けボルト50を取り外す。セットスクリュ
ー56を均等に回すと、アダプター部分ないしは図1に従うアダプター36は、
左側へ移動する。軸方向突起40は、半径方向内側に引き戻され、軸方向突起4
0の外面44と研磨ディスク12の切り欠き部の内面16との間には、再びはめ
合い遊隙が作り出される。従って、研磨ディスク12は、力を必要とせずにアダ
プターから引き出すことができる。
図2に従う実施形態と図1に従う実施形態との違いは、研磨ディスク12のた
めのホルダーが異なっているだけである。従って、はめ合いプレートおよびアダ
プター部分についての説明は省略する。図1に従う実施形態の構成要素と同等と
見なすことができる、この場合の構成要素については、図2では、図1の参照番
号の前に”1”をつけ加えただけで、後は同じ番号で表示してある。
図2で明らかなように、ホルダー部分110は、センタリングコッター118
とは逆を向いた側に、中空シャフト168を備えており、それを介して、ホルダ
ー部分110は、工具装着システムの他の構成要素と連結できるようになってい
る。中空シャフト168は多種多様な形状とすることができ、例えば、外面を円
錐状に形成することもできる。従って、図2に従って作り上げられた形態では、
ラジアルパッキン120は、ラジアルプレート170に取り付けられ、これがラ
ジアルパッキン120とは逆を向いた側でもうひとつの前面172を形成してお
り、それによって、中空シャフト168とその中に適切に受け入れられたはめ合
い手段とを利用して、軸方向に動かず、かつ、センタリングされた状態で、連結
される機械部分と緊密に固定される。図1の実施形態と比較して、図2の実施形
態が有利な点は、あらかじめ内側切り欠き部116の直径が決められている研磨
ディスク112を、スピンドルの側面で、異なる受け入れ直径と組み合わせるこ
とができることである。
図3から5までに示した実施形態が、前述の実施形態と異なっているのは、中
央のはめ合い手段が、研磨ディスクを上に引っ張るために用いられ、特に、研磨
ディスクは、唯一の回転運動によって緊密に固定され、かつ、引き離されるよう
になっていることである。図3から5に示した実施形態の場合も、前述した実施
形態の構成要素と一致する構成要素については、同じ参照番号の前に、それぞれ
”2”、”3”ないしは”4”をつけて表示してある。
図3に従う実施形態の場合には、アダプター234は、その内側に、等間隔環
状配置された複数のはめ合い本体274を装備し、そのはめ合い本体は、保持部
275によって、アダプター234の内側段部276に支持されており、また、
はめ合い本体の軸方向に逆側の端部には、かぎ爪部278が形成されていて、そ
のかぎ爪部は、軸方向に締め付け力を働かせるため、中空シャフトとして形成さ
れたセンタリングコッター218の内側傾斜部280とかみ合うようになってい
る。この機構は、主に、内側傾斜部280と当接面282とが、かぎ爪部278
の半径方向外側への移動が進むことによって互いにぴったり接触し、その際、接
触状態にある支持面が円錐形状を成しているため、一方では、かぎ爪部278で
、また、他方では、内側傾斜部280で、作用力が増大するように構成されてい
る。
はめ合い本体274は、その端部が円錐形285を成しているスリーブ284
により、そのかぎ爪部278が、半径方向外側ないしは内側に向かって移動可能
とされており、逆行を防止するため、環状スプリング286が取り付けられてい
る。円錐部285の表面は、研磨ディスク212を緊密に固定した状態では、は
め合い本体274の形状および位置状態に対応し、緊密な状態で、円錐部285
が、かぎ爪部278の内面と面接触し、その際、円錐の傾斜によって、作用力の
伝達が一層強化されるようになっている。
円錐部285とスリーブ284は、中心部に取り付けられた中空スクリュー2
87によって、軸方向に動かされるが、中空スクリューの外ネジ288は、スリ
ーブ284の内ネジとかみ合うようになっており、また、図3では、左側に、軸
方向に押し当てられる工具がはまり込むように、6角切り込み孔289が設けら
れている。参照番号290で表したラジアルボルトは、スリーブ284の軸方向
溝291にぴったりかみ合い、スリーブを確実に回転させるようになっている。
中空スクリュー287を1方向に回転させると、図3に従う円錐部285は、
左側に移動し、円錐部の外側表面に、はめ合い本体274の内側表面292を乗
り上げさせ、それによって、はめ合い本体のかぎ爪部は外側に押しやられるか、
ないしは方向変換させられて、内側傾斜部280に接触する。中空スクリュー2
87をさらに回転させると、内側段部へのかぎ爪部の押圧力は次第に大きくなり
、かつ、くさび状の面を成している伝導機構を介して、アダプター部分234−
既に、図1および2に示した実施形態について説明済み−は、図3に従って、徐
々に右方向へ移動する。この際、半径方向の弾性を持つ軸方向突起240は、さ
らに引き続き、中空シャフト218と研磨ディスク212の内側切り欠き部との
間の空間に押し込まれ、はめ合い面238は、研磨ディスク212の左前面に到
達する。
図3に従う実施形態の場合も、中空シャフト218と全く中空部を持たないホ
ルダー部分210との間の移行部の形状設定に適切な配慮をすることによって、
最終的な緊密に固定段階では、中空シャフト218の半径方向弾性力が確実に働
くようになっている。
研磨ディスク212をホルダー部分210から取り外す際には、中空スクリュ
ー287を逆方向に回転させる。それによって、円錐部285は、図3では右方
向に移動するので、面接触していた円錐部外面と、はめ合い本体274の内側表
面284とは切り離される。環状スプリング276によって、はめ合い本体27
4は、内側に付勢されるので、かぎ爪部278とアンダーカットされている内側
傾斜部280とのかみ合いが解かれることになる。図3では、その下側半分に、
解除された状態での、はめ合い本体274の形状ないしは位置状態を示してある
。かぎ爪部278は、アダプター234をホルダー部分210から取り外すのに
十分なだけ、半径方向内側に移動していることが判る筈である。中空シャフト2
87をさらに回転させると、前面293が切り欠き部底面294に突き当たり、
それによって、スリーブ284を介し、アダプター234に押し出し力が伝達さ
れる。従って、アダプターは軸方向突起240とともに、図3では左側前面23
0から離れるように移動する。その結果、軸方向突起は、半径内側方向に向けて
弾力的に撓み、それによって、軸方向突起240の外側表面と切り欠き部216
の内側表面との間にははめ合い遊隙が作り出される。すると、アダプターと、研
磨ディスク212とは、力を必要とせずに切り離すことができる。
図4に従う実施形態と、図3に示した実施形態との違いは、ホルダー部分31
0がスピンドルではなくて中間モジュール310によって形成されているだけで
、その中間モジュールは、センタリングコッター318に面していない側にもう
ひとつの中空シャフト368を備えており、その中空シャフトは、図2に示した
実施形態での中空シャフト168と同様の形状をしている。従って、図4に従う
実施形態の特長も、図2に従う実施形態の特長と同様である。独自の特長として
は、中間アダプターとして使用する部分310によって、研磨ディスク312を
違った形で受け入れるのに利用できる点が挙げられる。
図4に従う実施形態では、緊密に固定する過程で、部分310に中空スクリュ
ーを支持することによって、並行して作用する力の流れを生じるが、図5に従う
実施形態の場合には、並行作用力が軸方向締め付けと同じ方向に働き、それによ
って、より高い締め付けが得られるという長所を持っている。この実施形態につ
いても、前述した実施形態の構成要素と同等の構成要素は、参照番号の前に”4
”のついた、類似した参照番号を備えている。
アダプター434は、この実施形態の場合には2分割されている。はめ合いプ
レート436の内側には、これも同じように、等間隔環状配置されたはめ合い本
体474が装入されており、そのはめ合い本体は、脱落しないように、半径方向
内側で、はめ合いスリーブ484に支持されている。前述した図3および4に従
う実施形態とは違って、スリーブ484は、円錐部485の領域で内ネジ495
と、中空スクリュー487の外ネジ496とが、かみ合うようになっている。参
照番号497で表したシャフトピンは、スリーブ484が回らないようにするた
め、円錐部485の前面にあけた孔にはめ込まれている。
中空スクリュー487は、ラジアルパッキン498を装備しており、それを介
して、プレート499の助けを借り、軸方向には回転できるように、アダプター
436に保持されている。プレート499は、アダプター436にボルト締めさ
れている。
中空スクリュー487を、スリーブ484の移動のために動かせるようにする
ため、適切な工具を当てがうことができるように、参照番号489で表した6角
切り込み孔が設けられている。
図5の下側半分からわかるように、この実施形態の場合にも、加圧手段として
円錐部485が設けられている。円錐部485が右方向へ移動すると、円錐部4
85の前面493はホルダー部分410の段部494に突き当たり、それによっ
て、押押圧力導かれる。
当然ながら、本発明の基本的な考え方から逸脱することなく、前述の実施形態
とは異なる形態を選ぶことは可能である。例えば、軸方向突起を、内側ではシリ
ンダーに、また、外側では円錐部に取り付けることもできる。とは言っても、前
述の実施形態は、一方では、研磨ディスクと軸方向突起との間で、また、他方で
は、軸方向突起とセンタリングコッターとの間で、十分な面接触が得られており
、必ずしも全面を接触させる必要はないことが強調されるべきである。くさび形
伝導機構を形成する場合も同様である。さらにつけ加えると、はめ合い面38な
いしは、138、238、338および438を、円錐面とすることもできる。
軸方向突起の平坦線についても、多様な代替方式が考えられ、これには軸方向の
スリットないしは、直線的もしくは螺旋状に軸方向へ伸びるスリットが含まれる
。
以上のように、本発明によれば、回転体の中心部に設けられた固定用中心貫通
孔に向けて張り出した軸方向のセンタリングコッターと、それに連結され、本質
的には放射状のパッキンを装備しているホルダー部分に、回転体が軸方向に緊密
に固定されるようになっている、回転体、特に研磨ディスクをセンタリングし、
軸方向に固定して受け入れるための装置が作り出される。超高速回転体を、簡単
な手作業によるハンドル操作で、高精度で緊密に固定するため、センタリングコ
ッターと固定用中心貫通孔との間に、弾性によって膨張する、主に薄肉の軸方向
突起を装備し、その軸方向突起は、一方ではセンタリングコッターの外側表面で
、また他方では固定用中心貫通孔の内側表面で支持され、かつ、はめ合いプレー
トと一体でアダプター部分に連結されている。アダプター部分には、主に脱落を
防止するはめ合い手段が装着されており、それによって、アダプター部分とホル
ダー部分とに支持されることにより、ラジアルパッキン付きのはめ合いプレート
は、軸方向突起の弾性に基づいた膨張により、回転体に押しつけられるようにな
っている。
【手続補正書】特許法第184条の8
【提出日】1995年2月21日
【補正内容】
(国際出願時明細書第3頁(翻訳文明細書第2頁第18行目から第3頁第12行
目まで)を補正しました。)
要するに、いわゆる引っ張り固定技術を利用する上述したような種類の諸機構
に関する解決策は、センタリングコッターの領域に油圧媒液を充填し、全周に薄
い金属で被覆したポケットを均等に配置して取り付けることによるものである。
この油圧流動媒液を充填したポケットに圧力をかけることによって、研磨ディス
クは、その圧力を受けて、均等にセンタリングされる。従って、研磨ディスクの
円周回転状態は、極めて正確に調整される。勿論、この緊密な固定技術では、研
磨ディスクを、軸方向にも、できるだけ僅かな当たり面で、ボスに固定するため
の、付加的な処置が必要である。このことが、この周知の緊密な固定技術を非常
に手間のかかるものにし、そのうえ、この緊密固定技術を用いる場合には、特に
特殊な圧力発生装置を必要とするのが欠点になっている。
回転体をホルダー部分にセンタリングして受け入れるための緊密固定装置は、
米国特許明細書1 684 032によって知られている。このホルダー部分は
、回転体の中心部固定用貫通孔に張り出した軸方向に伸びるセンタリングコッタ
ーと、それに接する放射状パッキンを備えている。回転体は、放射状パッキンに
向かって、軸方向に押し込まれるようになっている。センタリングコッターと固
定用中心貫通孔との間には、弾性によって膨張する軸方向突起が取り付けられて
おり、その軸方向突起の内側輪郭は、センタリングコッターの外側輪郭に対応し
、また、その軸方向突起の外側輪郭は、固定用中心貫通孔の内側輪郭に対応して
いる。軸方向突起は、はめ合いプレートを介して、アダプター部分に連結されて
いる。その際、はめ合いプレートの直径は、軸方向突起よりも小さくなっている
。アダプター部分には、部分的にピッチの異なる中央部スクリューが装着されて
いる。このスクリューは、ホルダー部分に切り込まれたネジ孔とかみ合うように
なっている。スクリューを締め付けると、軸方向突起の円筒状の外面は、軸方向
突起の弾性膨張によって、回転体を半径方向に押しつけるように作動する。
従って、本発明は、簡単な構造で、軸方向にのみ肉が厚く比較的重量のある研
磨ディスクを、軸方向および半径方向に動かないように、回転円周誤差が少なく
、当たり面が小さくボスに固定するとした請求項第1項の上位概念に基づき、回
転体、特に研磨ディスクないしは高速研磨ディスクを、センタリングし、軸方向
に固定して装着するための、機構を確立することを課題の根本とする。その際、
この機構は、ボスおよびセンタリングコッターの形成に関して、高い汎用性を有
し、本発明に従う緊密に固定原理が、従来の工具システムモジュールと連結する
場合にも適用できるようになっていなければならない。
この課題は、請求項第1項に示した特徴および、特に、請求項第18項に特徴
を示したアダプターによって解決される。
【手続補正書】特許法第184条の8
【提出日】1995年6月6日
【補正内容】
請求の範囲
1.ホルダー部分には、回転体(12)の固定用中心貫通孔(16、116、2
16、316、416)に張り出した軸方向のセンタリングコッター(18)と
、それに接して、本質的には放射状のパッキン(20、120)とが装備されて
いて、回転体(12)が、そのパッキンに軸方向で密着するようになっており、
センタリングコッター(18)と固定用中心貫通孔(16)との間には、弾性膨
張する軸方向突起(40、140、240、340、440)が取り付けられ、
この軸方向突起が一方ではセンタリングコッター(18)の外側表面(24)を
、また他方では固定用中心貫通孔(16)の内側表面を支持し、そこにはめ合い
手段(50、274〜291、374〜391、474〜491)を備え、これ
により、軸方向突起(40)が半径方向に弾性膨張すると、センタリングコッタ
ー(18)を押し付けるようになっており、回転体(12、112、212、3
12、412)、特に研磨ディスクをセンタリングしてホルダー部分(10、1
10、210、310、410)に軸方向で固定して確実に保持する機構は、主
に薄肉の軸方向突起(40)が、その軸方向突起(40)を半径方向外側に張り
出させたはめ合いプレート(36、136、236、336、436)と一体に
なっており、アダプター(34、134、234、334、434)に連結され
、この中には、はめ合い手段(50、274〜291、374〜391、474
〜491)が受け入れられており、一方ではアダプター(34)を、また他方で
はホルダー部分(10)を支持し、その際、半径方向外側に広がる放射状パッキ
ン(38、138、238、338、438)を備えたはめ合いプレート(36
)は、軸方向突起(40)が弾性膨張すると、回転体(12、112、212、
312、412)を押し付け、それによって、ラジアルパッキン(20)を軸方
向に締め付けるようになっていることを特徴とする回転体をセンタリングし、軸
方向に固定して装着するための機構。
2.回転体(12)の固定用中心貫通孔(16)が円筒状を成し、センタリング
コッター(18)が円錐状の外側表面をもつことを特徴とする請求項1記載の機
構。
3.軸方向突起(40)が、少なくとも1つの低強度部分(48)を備え、それ
によって半径方向の弾性を調整できるようになっていることを特徴とする請求項
1または2記載の機構。
4.センタリングコッター(18、218)が、機械のスピンドル(10、21
0)に取り付けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載
の機構。
5.センタリングコッター(118、318、418)が、工具システムモジュ
ール(110、310、410)に取り付けられ、この工具システムモジュール
は、センタリングコッター(118、318、418)から逆を向いた側に、工
具ホルダーまたは材料ホルダーと連結するための、もうひとつのセンタリング突
起(168、368、468)を備えていることを特徴とする請求項1ないし3
のいずれかに記載の機構。
6.センタリングコッター(18、118、218、318、418)が、中空
シャフト(168)で形成されていることを特徴とする請求項1ないし5のいず
れかに記載の機構。
7.はめ合い手段が、等間隔環状配置された軸方向の締め付けボルト(50)で
構成され、これが対応する切り欠きを通って、はめ合いプレート(36)および
回転体(12)に伸び、かつ、付属するネジ孔を介して、ホルダー(10)の放
射状パッキンに食い込むようになっていることを特徴とする請求項1ないし6の
いずれかに記載の機構。
8.等間隔環状配置された複数のセットスクリュー(56)が設けられており、
そのネジ部(58)は、はめ合いプレート(36)とかみ合い、また、そのシャ
フト部分(62)は、付属する軸方向切り欠き挿通孔(54)を通って、回転体
(12)の中に伸びていることを特徴とする請求項7記載の機構。
9.中空シャフト(218、318、418)が、主に全周に内側傾斜部(28
0)を備え、等間隔環状配置されたはめ合い本体(274、374、474)を
押しつけるようになっており、これがアダプター部分(34)の一部を支持し、
かつ、アダプター部分(34)の外側から操作できる調整部品(287、387
、487)によって、半径方向外側に向けて、内側傾斜部(280)とのかみ合
いを強めながら徐々に移動できるようになっていることを特徴とする請求項6記
載の機構。
10.内側傾斜部(280)が円錐面(280、380、480)で形成されて
おり、はめ合い本体(274、374、474)が半径方向に移動する際に、そ
の円錐面に乗り上げるようになっていることを特徴とする請求項9記載の機構。
11.はめ合い本体(274、374、474)が、クリップ状に形成されたは
め合い要素(274、374、474)の一部を成し、これが軸方向に見てはめ
合い本体(274、374、474)とは逆の位置に、保持部(275、375
、475)を備え、その保持部によって、アダプター部分(234、334、4
34)を軸方向に支持していることを特徴とする請求項9または10記載の機構
。
12.はめ合い要素(274、374、474)が、本質的にはU字形を成し、
その両脚(275、278)は保持部(275)とかぎ爪部(278)になって
おり、そのクロスピースは、ホルダー部分(10)とアダプター部分(234)
との間の接合部を越えて、軸方向に伸び、ここには、保持部(275、375、
475)を支持するための、アンダーカットした放射状段部(276、376、
476)が形成されていることを特徴とする請求項11記載の機構。
13.はめ合い本体(274、374、474)が、半径方向内側で円錐部(2
85、385、485)を支持し、その円錐部は、はめ合い本体(274、37
4、474)を制御された力で半径方向に動かすため、外側から操作できる伝導
機構(284、287、288)によって、軸方向に駆動されるようになってい
ることを特徴とする請求項9ないし12のいずれかに記載の機構。
14.円錐部(285、385、485)が、スリーブ(284、384、48
4)の内側端部に位置し、そのスリーブは、軸方向に伸びて、はめ合い要素(2
74、374、474)の両脚(275、278)を支持するようになっている
ことを特徴とする請求項13記載の機構。
15.円錐部(285、385、485)の回り止め(290、390、497
)が設けられていることを特徴とする請求項14記載の機構。
16.スリーブ(284)が、中心に伸びるスクリュー(287)とネジでかみ
合い、そのスクリューは、片側がホルダー部分(210)の半径方向壁面(29
4)を、もう一方の側がアダプター部分(234)の段部を支持し、そこが、外
側から軸方向中心に差し込むことができる操作用工具とかみ合う内側切り欠き(
289、389)を成していることを特徴とする請求項14または15記載の機
構。
17.スリーブ(484)の円錐部領域に属する部分に内ネジ(495)が切っ
てあり、その内ネジは、軸方向に伸びるスクリュー(487)とかみ合い、これ
のヘッド(498)は、アダプター部分(434)の中に、回転できるように軸
方向に軸受け支持され、その際、主に、円錐部(485)の内側前面(493)
に対応するホルダー部分(410)に放射状段部(494)が設けられていて、
押圧力を生み出すために、その段部に円錐部が押しつけられるようになっている
ことを特徴とする請求項14または15記載の機構。
18.回転体(12)の中心部固定用貫通孔(16)に挿入し得る軸方向のセン
タリングコッター(18)、およびそれに接する本質的には放射状のパッキン(
20)を備え、そのパッキンが、回転体(12)と軸方向で密着するようになっ
ているサポーター部分(10、110、210、310、410)に、回転体(
12、112、212、312、412)、特に、研磨ディスクを、半径方向お
よび軸方向に緊密に固定するためのアダプターであって、
その際、弾性膨張する軸方向突起(40)が、一方ではセンタリングコッター
(18)の外側表面(18)に、また他方では固定用中心貫通孔(16)の内側
表面に合わされており、かつ、これら表面に溶接固定できるようになっている表
面をもつアダプター(34)は、主に薄肉の軸方向突起(40)が、軸方向突起
(40)を半径方向外側に張り出させたはめ合いプレート(36)と一体に結合
され、アダプター(34)とホルダー部分(10)によって軸方向に緊密に固定
されるようなはめ合い手段(50、274〜291)の中に、主に脱落しないよ
うに挿入されており、これによりアダプター(34)とホルダー部分(10)を
支持した状態では、放射状パッキン(38)付きのはめ合いプレート(36)が
軸方向突起(40)の弾性膨張によって、回転体(12)に押しつけられ、それ
によって、放射状パッキン(20)への緊密に固定が得られるようになっている
ことを特徴とするアダプター。
19.軸方向突起(40)が、少なくとも1か所に低強度部分(48)を持ち、
それによって半径方向の弾性を調整できるようになっていることを特徴とする請
求項18記載のアダプター。
20.はめ合い手段(50)が、等間隔環状配置された軸方向締め付けボルトに
よって形成されていることを特徴とする請求項18または19記載のアダプター
。
21.等間隔環状配置された複数のセットスクリュー(56)を備え、そのネジ
部分(60)が、はめ合いプレート(36)とかみ合うようになっていることを
特徴とする請求項20記載のアダプター。
22.等間隔環状配置された複数のはめ合い本体(274、374、474)を
備え、これが、アダプター(234)の一部を支持し、かつ、アダプター(23
4)の外側から操作できる調整機構(285、385、485)によって、内側
段部(276)とのかみ合いを徐々に強めながら、半径方向外側に移動させられ
るようになっていることを特徴とする請求項18または19記載のアダプター。
23.はめ合い本体(274、374、474)が、クリップ状に形成されたは
め合い要素の一部を成し、これが、軸方向からみてはめ合い本体とは反対側に保
持部(275)を備え、これによって、軸方向で、アダプター(234)を支持
していることを特徴とする請求項22記載のアダプター。
24.はめ合い要素が、本質的にはU字形を成し、その両脚(275、278)
は、保持部(275)とかぎ爪部分(278)を形成し、また、そのクロスピー
スは、軸方向突起(40)の内側から軸方向に、半径方向内側に張り出した突起
を介してアンダーカットされた溝へ、保持部(275)の支持部まで伸びている
ことを特徴とする請求項23記載のアダプター。
25.はめ合い本体(274、374、474)が、半径方向内側で円錐部(2
85)を支持し、これが、はめ合い本体(274、374、474)を制御され
た力で半径方向に移動させるため、外側から操作できる伝導機構(284、28
7、288)によって、軸方向に駆動されるようになっていることを特徴とする
請求項23または24記載のアダプター。
26.円錐部(285)が、スリーブ(284)の内側端部に位置しており、こ
れが、軸方向に伸びて、はめ合い本体(274)の両脚(275、278)を支
持していることを特徴とする請求項25記載のアダプター。
27.円錐部(285、385、485)に、回り止め(290、390、49
0)が装備されていることを特徴とする請求項26記載のアダプター。
28.スリーブ(284)が、中心に伸びるスクリュー(287)とネジでかみ
合い、これが、はめ合いプレート(236)に向いた側に外側から軸の中心に挿
入して操作できる工具とのかみ合いのために内側切り欠き(289、389)を
備えていることを特徴とする請求項26または27記載のアダプター。
29.円錐部(485)の領域に属するスリーブ(484)に、内ネジ(495
)が切ってあり、これが、軸方向に伸びるスクリュー(487)とかみ合い、そ
のヘッド(498)は、軸方向に固定して回転できるようにアダプター(434
)に軸受支持され、その際、主に、ホルダー部分(410)に接する円錐部(4
85)の内側前面(493)に対して、放射状段部(494)が設けられており
、これに対して押圧力を生み出すために円錐部(485)が押しつけられるよう
になっていることを特徴とする請求項26または27記載のアダプター。
─────────────────────────────────────────────────────
【要約の続き】
ンつきはめ合いプレートが、軸方向突起(440)の弾
性膨張によって、回転体(412)に押しつけられるよ
うになっている。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.回転体の中心部に設けられた固定用中心貫通孔に張り出した軸方向のセンタ リングコッターとこのセンタリングコッターに連結された本質的には放射状のパ ッキンとを備えたホルダー部分に、回転体が軸方向に緊密に固定されるようにな っている回転体、特に研磨ディスクをセンタリングし、軸方向に固定するための 機構であって、 この機構は、センタリングコッター(18、118、218、318、418 )と固定用中心貫通孔(16、116、216、316、416)との間に、弾 性によって膨張し、主に薄肉の軸方向突起(40、140、240、340、4 40)を備え、この軸方向突起が、一方ではセンタリングコッターの外側表面で 、また他方では固定用中心貫通孔の内側表面で支持され、かつ、はめ合いプレー ト(36、136、236、336、436)と一体でアダプター部分(34、 134、234、334、434)に連結されて、はめ合い手段(50、274 から291まで、374から391まで、474から491まで)に受け入れら れており、それによって、ラジアルパッキン(38、138、238、338、 438)付きのはめ合いプレートは、アダプター部分とホルダー部分とに支持さ れた状態では、軸方向突起の弾性による膨張を介して、回転体(12、112、 222、312、412)に押しつけられるようになっていることを特徴とする 機構。 2.回転体(12)の固定用中心貫通孔が円筒形を成し、かつ、センタリングコ ッター(18)の外面(24)は円錐形を成していることを特徴とする請求項1 記載の機構。 3.軸方向突起(40)が、少なくとも1つの低強度部分(48)を備え、それ によって、半径方向への弾性を調整できるようになっていることを特徴とする請 求項1または2記載の機構。 4.センタリングコッター(18、218)が、機械スピンドル(10、210 )に取り付けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の 機構。 5.センタリングコッター(118、318、418)が、工具システムモジュ ール(110、310、410)に取り付けられ、この工具システムモジュール は、センタリングコッター(118、318、418)から逆を向いた側に、工 具ホルダーまたは材料ホルダーと連結するための、もうひとつのセンタリング突 起(168、368、468)を備えていることを特徴とする請求項1ないし3 のいずれかに記載の機構。 6.センタリングコッター(18、118、218、318、418)が、中空 シャフトで形成されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載 の機構。 7.はめ合い手段が、等間隔環状配置された軸方向の締め付けボルト(50)で 構成され、これが対応する切り欠きを通って、はめ合いプレート(36)および 回転体(12)に伸び、かつ、付属するネジ孔を介して、ホルダー(10)の放 射状パッキンに食い込むようになっていることを特徴とする請求項1ないし6の いずれかに記載の機構。 8.等間隔環状配置された複数のセットスクリュー(56)を備えており、その ネジ部(60)は、はめ合いプレート(36)とかみ合い、かつ、そのシャフト 部分(62)は、回転体(12)についている軸方向切り欠きの中に伸びている ことを特徴とする請求項7記載の機構。 9.中空シャフト(218、318、418)が、主にかぎ爪部(278)によ って取り巻かれていて、等間隔環状配置されたはめ合い本体を押しつけるように なっており、これがアダプターの一部を支持し、かつ、アダプターの外側から操 作できる調整部分(285、385、485)によって、半径方向外側に向けて 、かぎ爪部としっかりかみ合うまで徐々に移動できるようになっていることを特 徴とする請求項6記載の機構。 10.かぎ爪部が円錐面(278、378、478)で形成されており、はめ合 い本体が、半径方向外側に向けて移動する際に、その円錐面に乗り上げるように なっていることを特徴とする請求項9記載の機構。 11.はめ合い本体(278、378、478)が、クリップ状に形成されたは め合い要素(274、374、474)の一部を成し、これが軸方向に見てはめ 合い本体(278、378、478)とは逆の位置に保持部(275、375、 475)を備え、その保持部によって、軸方向で、アダプター(236、336 、436)を支持していることを特徴とする請求項9または10記載の機構。 12.はめ合い要素が、本質的にはU字形を呈し、その両脚に保持部とはめ合い 本体が形成され、かつ、そのクロスピースは、ホルダーとアダプターとの間の接 合部を越えて、軸方向に伸び、そこには、保持部(275、375、475)を 支持するための、アンダーカットされた放射状段部(276、376、476) が形成されていることを特徴とする請求項11記載の機構。 13.はめ合い本体(278、378、478)が、半径方向内側の円錐部(2 85、385、485)を支持し、これがはめ合い本体を制御された力で半径方 向に動かすため、外側から操作できる伝導機構(284、287、288)によ って、軸方向に駆動されるようになっていることを特徴とする請求項9ないし1 2のいずれかに記載の機構。 14.円錐部(285、385、485)が、スリーブ(284、384、48 4)の内側端部に位置し、これが軸方向に伸びて、はめ合い要素(274、37 4、474)の両脚を支持するようになっていることを特徴とする請求項13記 載の機構。 15.円錐部(285、385、485)の回り止め(290、390、490 )が装備されていることを特徴とする請求項14記載の機構。 16.スリーブ(284)が、中心に伸びるスクリュー(287)とネジでかみ 合い、そのスクリューは、片側でホルダー(210)の半径方向壁面(294) を、もう一方の側でアダプター(234)の段部を支持し、これには、外側から 軸方向の中心に差し込むことができる操作用工具とかみ合う内側切り欠き(28 9、389)が設けられていることを特徴とする請求項14または15記載の機 構。 17.スリーブ(484)の円錐部領域に属する部分に内ネジ(495)が切っ てあり、その内ネジは、軸方向に伸びるスクリュー(487)とかみ合い、これ のヘッド(498)は、アダプター(434)の中に、回転できるように軸受支 持され、その際、主に、円錐部の内側前面(493)と向き合うホルダー部分に 放射状段部(494)を備え、押圧力を生み出すために、円錐部はその段部に押 しつけられるようになっていることを特徴とする請求項14または15記載の機 構。 18.回転体の中心部固定用貫通孔に張り出した軸方向のセンタリングコッター と、それに接合された本質的には放射状のパッキンとを装備したホルダー部に、 回転体を軸固定して装着するようになっている回転体、特に研磨ディスクを半径 方向および軸方向に緊密に固定するためのアダプターであって、 このアダプターは、弾性によって膨張し、主に肉圧の薄い軸方向突起(40) を備え、その表面は、一方ではセンタリングコッター(18)の外側表面に、ま た他方では固定用中心貫通孔(16)の内側表面に対応し、その際、軸方向突起 は、はめ合いプレート(36)と結合されて一体になっており、その中には、ア ダプターとホルダーを軸方向に緊密に固定するためのはめ合い手段(50、27 4から291まで)が、主に脱落しないように装着されており、それによって、 ラジアルパッキン(38)付きのはめ合いプレートがアダプターとホルダーに支 持された状態で、軸方向突起(40)が弾性によって膨張することにより、回転 体(12)に押しつけられるようになっていることを特徴とするアダプター。 19.軸方向突起が少なくとも1か所に低強度部分を持ち、それによって半径方 向の弾性を調整できるようになっていることを特徴とする請求項18記載のアダ プター。 20.はめ合い手段が、等間隔環状配置された軸方向締め付けボルトで形成され ていることを特徴とする請求項18または19記載のアダプター。 21.等間隔環状配置された複数のセットスクリューが取り付けられ、そのネジ 部は、はめ合いプレートとかみ合うようになっていることを特徴とする請求項2 0記載のアダプター。 22.等間隔環状配置された複数のはめ合い本体を備え、これがアダプターの一 部を支持し、かつ、アダプターの外側から操作できる調整部品によって、内側傾 斜部とのかみ合いを徐々に強めながら半径方向外側に移動させられるようになっ ていることを特徴とする請求項18または19記載のアダプター。 23.はめ合い本体がクリップ状に形成されたはめ合い要素の一部を成し、その はめ合い要素は、これとは軸方向で見て反対側に保持部を備え、これによって、 軸方向で、アダプターを支持していることを特徴とする請求項22記載のアダプ ター。 24.はめ合い要素が、本質的にはU字形を成し、その両脚は、保持部とはめ合 い本体とを形成し、また、そのクロスピースは、軸方向突起の内側から軸方向に 、アンダーカットされた溝の半径方向内側に設けられた突起を介して、保持部の 支持部分へ伸びていることを特徴とする請求項23記載のアダプター。 25.はめ合い本体が、半径方向内側で円錐部を支持し、これがはめ合い本体を 制御された力で半径方向に移動させるため、外側から操作できる伝導機構によっ て、軸方向に駆動されるようになっていることを特徴とする請求項23または2 4記載のアダプター。 26.円錐部がスリーブの内側端部に位置しており、これが軸方向に伸びて、は め合い本体の両脚を支持していることを特徴とする請求項25記載のアダプター 。 27.円錐部に回り止めが装備されていることを特徴とする請求項25記載のア ダプター。 28.スリーブが、中心に伸びるスクリューとネジでかみ合い、これがはめ合い プレートに向いている側に、外側から軸の中心に挿入して操作できる工具とかみ 合うようになっている内側切り欠きが設けられていることを特徴とする請求項2 6または27記載のアダプター。 29.円錐部の領域に属するスリーブ部分に内ネジが切ってあり、その内ネジは 、軸方向に伸びるスクリューとかみ合い、これのヘッドは、回転できるように固 定してアダプターに軸受支持され、その際、主に、ホルダー部分に接する円錐部 の内側前面に、放射状段部が設けられており、押圧力を生じさせるために、その 段部に円錐部が押しつけられるようになっていることを特徴とする請求項26ま たは27記載のアダプター。
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