JPH08507300A - 興奮性アミノ酸の拮抗剤としてのインドール誘導体 - Google Patents

興奮性アミノ酸の拮抗剤としてのインドール誘導体

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JPH08507300A
JPH08507300A JP6519562A JP51956294A JPH08507300A JP H08507300 A JPH08507300 A JP H08507300A JP 6519562 A JP6519562 A JP 6519562A JP 51956294 A JP51956294 A JP 51956294A JP H08507300 A JPH08507300 A JP H08507300A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、興奮性アミノ酸の拮抗剤である下記式(I)の化合物もしくはその塩または代謝上不安定なエステル: 〔上記式中、R1はハロゲン、アルキル、アルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、シアノ、SO23またはCOR3(ここで、R3はヒドロキシ、メトキシまたはアミノを表す)から選択される基を表し、mは0あるいは、整数1または2であり、Aはエチニル基か、あるいは場合により置換されたエテニル基を表し、Xは結合またはC1-4アルキレン鎖を表し、R2は架橋シクロアルキルまたは架橋ヘテロ環式基を表す〕、それらの製造方法、および医学上におけるそれらの使用に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 興奮性アミノ酸の拮抗剤としてのインドール誘導体 本発明は新規インドール誘導体、それらの製造方法、それらを含有した医薬組 成物、および医学上におけるそれらの用途に関する。特に、本発明は興奮性アミ ノ酸の強力で特異的な拮抗剤であるインドール誘導体に関する。 米国特許第4960786号明細書は、ある公知の2‐カルボキシインドール 誘導体が興奮性アミノ酸の拮抗剤であることを開示している。EP‐A第396 124号明細書もまた、ある2‐カルボキシインドール誘導体が神経毒性障害ま たは神経変性疾患に起因するCNS障害の治療に治療上有効であることを開示し ている。更に、脳血管障害を含めた神経変性疾患の治療に有用である3‐置換‐ 2‐カルボキシインドール誘導体がWO第92/16205号明細書に開示され ている。 我々は、今般、NMDAレセプター複合体に位置するストリキニーネ非感受性 グリシン結合部位において特異的な拮抗活性を有する新規群の3‐置換‐2‐カ ルボキシインドール誘導体を見出した。 したがって、本発明は下記式(I)の化合物もしくはその塩または代謝上不安 定なエステルを提供する。 〔上記において、 R1はハロゲン、アルキル、アルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキ ルアミノ、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、 シアノ、SO23またはCOR3(ここで、R3はヒドロキシ、メトキシまたはア ミノを表す)から選択される基を表し、 mは0あるいは、整数1または2であり、 Aはエチニル基か、あるいは場合により置換されたエテニル基を表し、 Xは結合またはC1-4アルキレン鎖を表し、 R2は架橋シクロアルキルまたは架橋ヘテロ環式基を表す。〕 式(I)で表される化合物は2以上の異性体として存在することができ、すベ ての可能な異性体が式(I)の中に含まれる。このため式(I)の化合物におけ る基Aが場合により置換されたエテニル基である場合にはシス(Z)およびトラ ンス(E)異性体が存在でき、本発明にはすべてのこのような異性体およびその 混合物を含むものである。 医薬としての使用の場合、式(I)の化合物の塩は生理学上許容されるもので ある。しかしながら、他の塩も式(I)の化合物またはその生理学上許容される 塩の製造上有用であろう。したがって、特に断らないかぎり、塩について述べる 場合には式(I)の化合物の生理学上許容される塩と生理学上許容されない塩と の双方を含むものとする。 本発明による化合物の適切な生理学上許容される塩には塩基付加塩と、適宜の 酸付加塩とを含む。式(I)の化合物の適切な生理学上許容される塩基付加塩に はアルカリ金属またはアルカリ土類塩、例えばナトリウム、カリウム、カルシウ ムおよびマグネシウム塩と、アミノ酸(例えば、リジンおよびアルギニン)およ び有機塩基(例えば、プロカイン、フェニルベンジルアミン、エタノールアミン 、ジエタノールアミンおよびN‐メチルグルコサミン)と形成されるアンモニウ ム塩がある。 式(I)の化合物が適切なプロドラッグの代謝によりインビボで生成されうる ことは明らかであろう。このようなプロドラッグは、例えば一般式(I)の化合 物の生理学上許容される代謝上不安定なエステルである。これらは、分子中に存 在するいずれか他の反応基を適宜に事前に保護して、例えば一般式(I)の親化 合物におけるいずれかのカルボン酸基をエステル化し、その後必要であれば脱保 護することにより形成される。このような代謝上不安定なエステルの例にはC1- 4 アルキルエステル、例えばメチルまたはエチルエステル、置換または非置換ア ミノアルキルエステル(例えば、アミノエチル、2‐(N,N‐ジエチルアミノ )エチルまたは2‐(4‐モルホリノ)エチルエステル)、あるいはアシルオキ シメチルまたは1‐アシルオキシエチルのようなアシルオキシアルキルエステル 、例えばピバロイルオキシメチル、1‐ピバロイルオキシエチル、アセトキシメ チル、1‐アセトキシエチル、1‐メトキシ‐1‐メチルエチルカルボニルオキ シエチル、1‐ベンゾイルオキシエチル、イソプロポキシカルボニルオキシメチ ル、1‐イソプロポキシカルボニルオキシエチル、シクロヘキシルカルボニルオ キシメチル、1‐シクロヘキシルカルボニルオキシエチルエステル、シクロヘキ シルオキシカルボニルオキシメチル、1‐シクロヘキシルオキシカルボニルオキ シエチル、1‐(4‐テトラヒドロピラニルオキシカルボニルオキシエチル)ま たは1‐(4‐テトラヒドロピラニルカルボニルオキシエチル)がある。 式(I)の化合物およびその塩またはその代謝上不安定なエステルは溶媒和物 、例えば水和物とされてよく、本発明にはすべてのこのような溶媒和物が含まれ る。 式(I)の化合物において、基R1は縮合ベンゼン環上で4つの可能な位置の うちいずれにあってもよく、mが2である場合に2つのR基は同一でもまたは異 なっていてもよい。 基または基の一部としてここで用いられるアルキルという用語は、1〜4の炭 素原子を含んだ直鎖または分岐鎖アルキル基を意味し、このような基の例にはメ チル、エチル、プロピル、イソプロピル、n‐ブチル、イソブチル、sec-ブチル またはtert‐ブチルがある。 ハロゲンという用語はフッ素、塩素または臭素原子を意味する。 場合により置換されたエテニルという用語は、1または2つのアルキル基、例 えばメチル基で場合により置換されたエテニル基を意味し、シスおよびトランス 双方の配置を含む。このような基の例にはエテニル、1‐メチルエテニル、2‐ メチルエテニルおよび/または1,2‐ジメチルエテニルがある。 架橋シクロアルキルという用語は7〜10の炭素原子を含む架橋シクロアルキ ル基を意味し、その基は飽和しているかまたは単一の二重結合を含んでいる。適 切な架橋シクロアルキル基の例には1‐アダマンチルまたは2‐アダマンチル、 ノルアダマンチル、例えば3‐ノルアダマンチルのようなアダマンチル、2‐ノ ルボルナニル、例えば2‐エンド‐2‐ノルボルナニルまたは2‐エキソ‐2‐ ノルボルナニルのようなビシクロ(2,2,1)ヘプタニル、5‐ノルボルネニ ルのようなビシクロ(2,2,1)ヘプテニル、あるいはボルニル、例えばエン ドボルニル、またはイソボルニル、例えばエキソイソボルニルがある。 架橋ヘテロ環式という用語は炭素、酸素または窒素から選択される7〜10環 員を含む架橋ヘテロ環式環系を意味し、架橋ヘテロ環式系は飽和しているかまた は単一の二重結合を含んでいる。好ましくは、架橋ヘテロ環式基は酸素または窒 素から選択される単一のヘテロ原子を含んでなる。適切な架橋ヘテロ環式基の例 には7‐オキサビシクロ(2,2,1)ヘプタニル、7‐オキサビシクロ(2, 2,1)ヘプテニル、7‐アザビシクロ(2,2,1)ヘプタニル、7‐アザビ シクロ(2,2,1)ヘプテニルまたは1‐アザビシクロ(2,2,2)オクタ ニル、例えば3‐キヌクリジニルがある。 式(I)の化合物の好ましい群はmが1または2である場合であり、この群の 中ではR1が4および/または6位にあるものが特に好ましい。 基R1は好ましくは塩素原子である。 特に好ましいクラスの化合物はmが2で、R1がインドール環の4および6位 における塩素である場合である。 Aが場合により置換されたエテニル基である場合、それは好ましくはE配置( トランス異性体)であり、最も好ましくはエテニルまたは1‐メチルエテニルで ある。 基Aは好ましくはエチニル、エテニル、または1‐メチルエテニル基である。 特に好ましい基AはE配置をした非置換エテニルである。 Xがメチレン基または更に別に結合である化合物は、式(II)の化合物の他の 好ましい群を表す。 式(I)の化合物の好ましい群は、R2が架橋C7-10シクロアルキル基、例え ば1‐アダマンチル、3‐ノルアダマンチル、または2‐エキソ‐2‐ノルボル ナニルである場合である。 式(I)の化合物の他の好ましい群は、R2が単一の窒素原子を含む架橋ヘテ ロ環式基、例えば3‐キヌクリジニルである場合である。 式(I)の化合物の好ましい群は、mが2、R1がインドール環の4および6 位における塩素、Xが結合、R2が2‐エキソ‐2‐ノルボルナニルまたは更に 別に1‐アダマンチルまたは3‐ノルアダマンチルである場合である。この群の 中で特に好ましい化合物には、AがE配置をしたエテニルである場合がある。 特に好ましい化合物は: (E)3‐〔2‐(1‐アダマンチルカルバモイル)エテニル〕‐4,6‐ジ クロロインドール‐2‐カルボン酸とその生理学上許容される塩、例えばナトリ ウムまたはカリウム塩、あるいはその代謝上不安定なエステルである。 別の好ましい化合物には: (E)3‐〔2‐(エキソ‐2‐ノルボルニルカルバモイル)エテニル〕‐4 ,6‐ジクロロインドール‐2‐カルボン酸、 (E)3‐〔2′‐(ノルアダマンチル‐3″‐アミノカルバモイル)エテニ ル〕‐4,6‐ジクロロインドール‐2‐カルボン酸とその生理学上許容される 塩またはその代謝上不安定なエステルがある。 式(I)の化合物および/またはその生理学上許容される塩は興奮性アミノ酸 拮抗剤である。更に具体的には、それらはNMDAレセプター複合体に伴われる ストリキニーネ非感受性グリシン結合部位における強力な拮抗剤である。したが って、それらはNMDAレセプター複合体の強力な拮抗剤である。更に、本発明 による化合物は良好なバイオアベイラビリティーを含めて、活性の有利な特性を 示す。したがって、これらの化合物は神経毒性障害または神経変性疾患の治療ま たは予防に有用である。このため、本化合物は、脳発作、血栓塞栓発作、出血発 作、脳虚血、脳血管痙攣、低血糖症、貧血、低酸素症、無酸素症、周産期仮死心 停止に伴う神経毒性障害の治療に有用である。本化合物は慢性神経変性疾患、例 えばハンチングトン病、アルツハイマー老年痴呆、筋萎縮性側索硬化症、グルタ ル酸血症、多発脳梗塞性痴呆、癲癇重積持続状態、挫傷(例えば、脊髄損傷)、 ウイルス感染性神経変性(例えば、エイズ、脳障害)、ダウン症候群、癲癇、精 神分裂病、うつ病、不安、痛み、神経因性膀胱、過敏性膀胱障害、およびアルコ ール、コカイン、アヘン、ニコチン、ベンゾジアゼピンによる禁断症状を含めた 薬物依存症、および嘔吐の治療に有用である。 NMDAレセプター複合体に存在するストリキニーネ非感受性グリシン結合部 位における本発明による化合物の強力な選択的作用は、慣用的な試験操作を用い て容易に調べることができる。このため、ストリキニーネ非感受性グリシン結合 部位で結合しうる能力は、Kishimoto.H.et al,J.Neurochem,1981,37,1015-1024 の操作を用いて調べられた。ストリキニーネ非感受性グリシン部位に対する本発 明による化合物の作用の選択性は、他の向イオン性の公知興奮性アミノ酸レセプ ターにおける研究で確認された。こうして、本発明による化合物はカイニン酸 (カイネート)レセプター、a‐アミノ‐3‐ヒドロキシ‐5‐メチル‐4‐イ ソキサゾールプロピオン酸(AMPA)レセプターまたはNMDA結合部位にほ とんどまたは全く親和性を示さないことがわかった。 本発明による化合物は、Chiamulera.C.et al,Psychopharmacology(1990),10 2,551-552の操作を用いて、マウスでNMDA誘導性痙攣を阻害することもわか った。 本発明による化合物の神経保護活性も、Chiamulera.C.et al,Europian Journa l of Pharmacology,216(1992),335-336に記載された操作を用いて、マウスに おいて中脳動脈閉塞体で証明された。 したがって、本発明は治療に用いられる、特にNMDAレセプター複合体で興 奮性アミノ酸の効果に拮抗する薬剤としての、式(I)の化合物および/または その生理学上許容される塩または代謝上不安定なエステルの使用を提供する。 したがって、本発明は、治療における使用、特にNMDAレセプター複合体で 興奮性アミノ酸の効果に拮抗する薬剤としての、式(I)の化合物および/また はその生理学上許容される塩または代謝上不安定なエステルの使用も提供する。 本発明は、NMDAレセプター複合体で興奮性アミノ酸の効果に拮抗する薬剤 の製造のための、式(I)の化合物および/またはその生理学上許容される塩ま たは代謝上不安定なエステルの使用も提供する。 別の面によれば、本発明は式(I)の化合物および/またはその生理学上許容 される塩または代謝上不安定なエステルの拮抗量を治療の必要な患者に投与する ことからなる、NMDAレセプター複合体で興奮性アミノ酸の効果に拮抗するた めの方法も提供する。 治療に関する本明細書における言及が確定した疾患または症状の治療のみなら ず予防にも及ぶことは、当業者にとり明らかであろう。 治療用に必要な本発明による化合物の量が、治療される症状の性質、投与経路 、 患者の年齢および状態に応じて変わり、最終的には担当医の裁量に委ねられるこ とも、更に明らかでろう。しかしながら、一般的に、成人治療に用いられる用量 は、投与経路に応じて、典型的には2〜800mg/日の範囲内である。 このため非経口投与の場合、1日量は典型的には20〜100mg、好ましくは 60〜80mg/日の範囲内である。経口投与の場合、1日量は典型的には200 〜800mg、例えば400〜600mg/日の範囲内である。 望ましい用量は好ましくは1回分の用量で、あるいは適切な間隔で、例えば1 日当たり2、3、4回またはそれ以上に分けた用量で投与される分割用量として 供与される。 治療に使用される場合、本発明による化合物はそのままで投与することも可能 であるが、医薬処方として活性成分を供与することが好ましい。 このため、本発明では、式(I)の化合物あるいはその薬学上許容される塩ま たは代謝上不安定なエステルを、そのための一種以上の薬学上許容されるキャリ アと、場合により他の治療および/または予防成分とともに含んでなる医薬処方 も更に提供される。キャリアは、処方の他の成分と適合しかつその受容者にとり 有害でないという意味で、´許容´されねばならない。 本発明の組成物には、特に経口、経口腔、非経口、吸入または通気、埋込みあ るいは直腸投与用に処方された形をした組成物がある。非経口投与が好ましい。 経口投与用の錠剤およびカプセルは結合剤、例えばシロップ、アラビアガム、 ゼラチン、ソルビトール、トラガカント、デンプンの粘滑物またはポリビニルピ ロリドン;フィラー、例えばラクトース、糖、微結晶セルロース、メイズデンプ ン、リン酸カルシウムまたはソルビトール;滑沢剤、例えばステアリン酸マグネ シウム、ステアリン酸、タルク、ポリエチレングリコールまたはシリカ;崩壊剤 、例えばポテトデンプンまたはデンプングリコール酸ナトリウム;湿潤剤、例え ばラウリル硫酸ナトリウムのような慣用的な賦形剤を含有してもよい。錠剤は当 業 界で周知の方法に従いコートしてもよい。経口液体製剤は、例えば水性もしくは 油性懸濁液、溶液、エマルジョン、シロップまたはエリキシルの形でもよく、あ るいは使用前に水または他の適切なビヒクルで調製される乾燥製品として供して もよい。このような液体製剤は懸濁剤、例えばソルビトールシロップ、メチルセ ルロース、グルコース/糖シロップ、ゼラチン、ヒドロキシエチルセルロース、 カルボキシメチルセルロース、ステアリン酸アルミニウムゲルまたは水素付加食 用脂;乳化剤、例えばレシチン、モノオレイン酸ソルビタンまたはアラビアガム ;非水性ビヒクル(食用油も含む)、例えばアーモンド油、分別ココナツ油、油 性エステル、プロピレングリコールまたはエチルアルコール;界面活性剤、例え ばポリソルベートまたは他の物質、例えばシクロデキストリンのような安定剤; 保存剤、例えばp‐ヒドロキシ安息香酸メチルもしくはプロピルまたはアスコル ビン酸のような慣用的な添加剤も含有してよい。組成物は、例えばカカオ脂また は他のグリセリドのような慣用的な坐薬基剤を含有した、坐剤として処方しても よい。 経口腔投与用の場合、組成物は常法で処方される錠剤またはロゼンジの形をと ってよい。 本発明による組成物は、注射または持続注入による非経口投与用に処方しても よい。注射用処方はアンプルまたは多用量容器内で単位用量形として供され、保 存剤が添加される。組成物は油性または水性ビヒクル中で懸濁液、溶液またはエ マルジョンのような形をとってもよく、懸濁、安定および/または分散剤のよう な処方剤を含有してもよい。一方、活性成分は使用前に適切なビヒクル、例えば 無菌無発熱物質水で調製される粉末形であってもよい。 吸入投与の場合、本発明による化合物は適切な噴射剤、例えばジクロロジフル オロメタン、トリクロロフルオロメタン、ジクロロテトラフルオロエタン、二酸 化炭素または他の適切なガスの使用下において加圧パックから、あるいはネブラ イザーからエアゾールスプレー供与の形で送達されることが好ましい。加圧エア ゾールの場合、投薬単位は計測量を送達するバルブを設けることで決めてもよい 。 一方、吸入または通気投与の場合、本発明による化合物は乾燥粉末組成物、例 えば本化合物とラクトースまたはデンプンのような適切なキャリアとの粉末混合 物の形をとってもよい。粉末組成物は、例えばゼラチン等のカプセルもしくはカ ートリッジ、または粉末が吸入器または通気器を用いて投与されるブリスターパ ックとして単位剤形で供することができる。 本発明による組成物はデポ製剤として処方されてもよい。このような長期作用 処方は埋込み(例えば、皮下または筋肉内)または筋肉内注射により投与される 。このため、例えば、本発明による化合物は、適切なポリマーもしくは疎水性物 質(例えば、許容される油中でエマルジョンとして)またはイオン交換樹脂と共 に、あるいは難溶性誘導体、例えば難溶性塩として処方される。 本発明による組成物は、錠剤およびカプセルの場合で0.1〜99%、好まし くは30〜95%、液体製剤の場合で3〜50%の活性成分を含有することがで きる。 一般式(I)の化合物およびその塩は、後記される一般化された方法により製 造される。以下の記載において、基R1、R2およびXは、特に断らない限り、式 (I)の化合物に関して定義されたとおりである。 基R1、R2、Xおよびmが前記の意味を有し、Aが場合により置換されたエテ ニル基である式(I)の化合物は、下記カルボン酸の活性化誘導体(II): (上記式中、R1、mおよびAは前記の意味を有し、R4はカルボキシル保護基 であり、R6は水素原子または窒素保護基である)と、下記のアミン: H2NXR2 (III) (上記式中、XおよびR2は前記の意味を有する)とを反応させ、その後カルボ キシル保護基R4および必要であれば窒素保護基R6を除去することにより製造さ れる。 カルボキシル基の適切な活性化誘導体には、対応する酸ハライド、混合無水物 、活性化エステル、あるいはカルボン酸基とペプチド化学で用いられるようなカ ップリング剤、例えばカルボニルジイミダゾールまたはジシクロヘキシルカルボ ジイミドのようなジイミドとで形成される誘導体がある。 反応は炭化水素、ハロ炭化水素、例えばジクロロメタン、またはエーテル、例 えばテトラヒドロフランのような非プロトン性溶媒中で行われることが好ましい 。 これらの反応での使用に適したカルボキシル保護基R4にはアリル、アルキル 、トリクロロアルキル、トリアルキルシリルアルキルまたはアリールメチル基、 例えばベンジル、ニトロベンジルまたはトリチルがある。 適切な窒素保護基にはアルコキシカルボニル、例えばt‐ブトキシカルボニル 、2‐トリメチルシリルエトキシメチル、またはアリールスルホニル、例えばフ ェニルスルホニルがある。 カルボン酸(II)の活性化誘導体は慣用的手段により製造される。 この反応で使用に特に適した活性化誘導体はピリジン‐2‐チオールから誘導 されたエステルである。これらのエステルはテトラヒドロフランのような適切な 溶媒中でカルボン酸(II)を2,2′‐ジチオピリジンおよびトリフェニルホス フィンで処理することにより製造されることが好ましい。 Aが場合により置換されたエテニル基である式(I)の化合物は、R1および mが前記の意味を有し、R4がカルボキシル保護基であり、R5が水素原子または C1-4アルキル基であり、R6が水素または窒素保護基である下記化合物(IV) : から、基CR5Oを基ACONHXR2(XおよびR2は式(I)に関して前記さ れた意味を有する)に変換することができる適切なリンイリドと反応させ、その 後必要または所望であれば窒素保護基またはカルボキシル保護基を除去すること により製造してもよい。 適切なカルボキシル保護基にはアリル、アルキル、トリクロロアルキル、トリ アルキルシリルアルキルまたはアリールメチル基、例えばベンジル、ニトロベン ジルまたはトリチルがある。 適切な窒素保護基にはアルコキシカルボニル、例えばt‐ブトキシカルボニル 、2‐トリメチルシリルエトキシメチル、またはアリールスルホニル、例えばフ ェニルスルホニルがある。 本方法の一態様において、反応は下記式(V)のリンイリド: (R73P=CHCONHXR2 (V) (上記式中、R7はアルキルまたはフェニル基であり、XおよびR2は前記の意味 を有する)を用いて行う。 反応はアセトニトリルまたはエーテル、例えば1,4‐ジオキサンまたは芳香 族炭化水素、例えばトルエン、またはアルカノール、例えばイソプロパノールの ような非プロトン性溶媒中で、好ましくは加熱しながら、例えば40〜120℃ で行われる。 本方法の別の態様において、反応は下記式(VI)のリンイリド (R8O)2OPCH(R9)CONHXR2 (VI) (上記式中、R9は水素またはC1-4アルキルを表し、R8はC1-4アルキルを表し 、XおよびR2は前記の意味を有する)を用いて行われる。 反応はテトラヒドロフランのような非プロトン性溶媒中で場合により加熱しな がら行われる。 Aがエチニル基である式(I)の化合物は、下記化合物(VII): (上記式中、R12およびmは式(I)で定義された意味を有し、R4は式(IV )で定義された意味を有し、R6は窒素保護基であり、R10は塩素のようなハロ ゲン原子を表す)と、リチウムビス(トリメチルシリル)アミドのような強塩基 と反応させ、その後保護基R6およびR4を除去することにより製造される。 反応はエーテル、例えばテトラヒドロフランのような非プロトン性溶媒中にお いて−20〜+20℃範囲内の温度で行われることが好ましい。 保護基R6およびR4は慣用的操作により除去される。 適切なN保護基R6の例にはアルコキシカルボニル、例えばt‐ブトキシカルボ ニル、またはアリールスルホニル、例えばフェニルスルホニルがある。 Aがシス配置の非置換エテニル基である式(I)の化合物は、Aがエチニルま たはその保護誘導体である式(I)の対応化合物から、水素と触媒として炭酸カ ルシウム/酸化鉛担体上のパラジウムを用いた還元、その後必要であれば保護基 の除去により製造される。 上記いずれの反応においても、カルボキシル保護基R4は、このような基を除 去する上で公知の慣用的操作により除去される。このため、基R4がアルキル基 である場合、これはアルカノール、例えばエタノールまたはイソプロパノールの ような溶媒中で水酸化アルカリ金属、例えば水酸化リチウムまたは水酸化ナトリ ウムを用いる加水分解、その後所望または必要であれば適切な酸、例えば塩酸の 添加により除去されて、対応遊離カルボン酸を生じる。 上記いずれの反応においても、窒素保護基はこのような基を除去する上で公知 の慣用的操作、例えば酸または塩基加水分解により除去される。このため、基R6 がアルコキシカルボニル、例えばt‐ブトキシカルボニル、またはフェニルス ルホニルである場合、それはテトラヒドロフランまたはアルカノール、例えばイ ソプロパノールのような適切な溶媒中で、例えば水酸化リチウムまたは水酸化ナ トリウムを用いるアルカリ加水分解により除去される。 式(I)の化合物の生理学上許容される塩は、適切な溶媒中で対応する酸を適 切な塩基で処理することにより製造される。例えば、アルカリおよびアルカリ金 属塩はアルカリおよびアルカリ金属水酸化物、あるいは対応する炭酸またはその 炭酸水素塩から製造される。一方、アルカリおよびアルカリ金属塩は適切なアル カリおよびアルカリ金属水酸化物による式(I)の化合物のカルボキシル保護誘 導体の直接加水分解により製造してもよい。 式(I)の化合物の代謝上不安定なエステルは、慣用的な操作を用いて、カル ボン酸基またはその塩のエステル化あるいはトランスエステル化により製造され る。このため、例えば、アシルオキシアルキルエステルは遊離カルボン酸または その塩を適切なアシルオキシアルキルハライドと適切なジメチルホルムアミドの ような適切な溶媒中で反応させることにより製造される。遊離カルボキシル基の エステル化の場合、この反応は四級アンモニウムハライド、例えばテトラブチル アンモニウムクロリドまたはベンジルトリエチルアンモニウムクロリドの存在下 で行われることが好ましい。 アミノアルキルエステルは、高温、例えば50〜150℃で対応アミノアルカ ノールとの反応による、対応アルキルエステル、例えばメチルまたはエチルエス テルのエステル交換により製造される。 式(II)の化合物は既知化合物であるか、または既知化合物に関して記載され たものと類似した方法により製造される。 このため、Aが場合により置換されたエテニル基である式(II)の化合物は、 (IV)と式(V)または(VI)の化合物との反応に関して前記された場合と類似 した反応条件を用いて、式(IV)の化合物およびリンイリド(R73P=CHC O2BUtまたはホスホネート(R8O)2OPCH(R9)CO2Butから、後で t‐ブチル保護基を除去して製造される。 式(VII)の化合物は、(IV)とホスホネート(VI)との反応に関して前記さ れた場合と類似した反応条件を用いて、式(IV)の化合物およびホスホネート( R8O)2OPCH(R10)CONHXR2から製造される。 R4がカルボキシル保護基で、R5が水素である式(IV)の化合物は、対応する 下記インドール(IX): (上記式中R16およびmは前記のとおりである)を1,2‐ジクロロエタンの ような溶媒中においてN‐メチルホルムアニリドおよびオキシ塩化リンで処理す ることにより製造される。 R4がカルボキシル保護基で、R5がアルキルである式(IV)の化合物は、イン ドール(IX)を適切な溶媒中においてアミド(CH32NCOR5およびオキシ 塩化リンで処理することにより製造される。 式(IX)のインドールは既知化合物であるか、または既知化合物に関して記載 されたものと類似した方法により製造される。 式(V)または(VI)の化合物は公知であるか、または類似化合物に関して記 載された方法を用いて製造される。本発明が更に十分に理解されるために、下記 例が説明のみのために示されている。 以下の中間体および例において、特に断らない限り:融点(m.p.)はGallenka mp m.p.装置で測定し、未補正であった。すべての温度は℃である。赤外スペク トルはFT‐IR装置で測定した。プロトン磁気共鳴(1H‐NMR)スペクト ルは300MHzで記録し、化学シフトは内部標準として用いられたMe4Siから 低磁場側(d)にppmで表し、シングレット(s)、ダブレット(d)、ダブ レットのダブレット(dd)、トリプレット(t)、カルテット(q)またはマ ルチプレット(m)として示す。カラムクロマトグラフィーはシリカゲル(Merc k AG Darmstaadt,Germany)で行った。下記略号が用いられている:EA=酢酸 エチル、CH=シクロヘキサン、DCM=ジクロロメタン、DMF=N,N‐ジ メチルホルムアミド、THF=テトラヒドロフラン、MeOH=メタノール、A cOH=氷酢酸。tlcはシリカプレート上の薄層クロマトグラフィーに関する 。溶液は無水硫酸ナトリウムで乾燥した。中間体1 (E)3‐〔2‐(tert‐ブトキシカルボニル)エテニル〕‐4,6‐ジクロロ インドール‐2‐カルボン酸エチル ジオキサン/アセトニトリル(1:1、60ml)中tert‐ブトキシカルボニル メチルトリフェニルホスホラン(5.33g)および3‐ホルミル‐4,6‐ジ クロロインドール‐2‐カルボン酸エチル(3g)の溶液を60°で7時間攪拌 した。溶媒を減圧下で蒸発させ、残留油状物をクロマトグラフィーによりシクロ ヘキサンおよび酢酸エチル7/3で溶出させて精製し、標題化合物(2.73g )を得た。tlcEA/CH3/7;Rf=0.351 H‐NMR(DMSO)12.6(s)、8.28(d)、7.51(d)、 7.32(d)、6.44(d)、4.37(q)、1.35(t).中間体2 (E)3‐(2‐カルボニルエテニル)‐4,6‐ジクロロインドール‐2‐カ ルボン酸エチル 中間体1(0.5g)を100%ギ酸(60ml)に溶解し、懸濁液を23°で 2時間おいた。溶媒を減圧下で蒸発させ、白色固体物として標題化合物を得た( 0.408g、tlc EA/CH45/55;Rf=0.181 H‐NMR(DMSO)12.6(s)、8.28(d)、7.51(d)、 7.32(d)、6.44(d)、4.37(q)、1.35(t)中間体3 (E)3‐〔2‐(2‐チオピリジルカルボニル)エチル〕‐4,6‐ジクロロ インドール‐2‐カルボン酸エチル テトラヒドロフラン(15ml)中中間体2(0.2g)の溶液に2,2′‐ジ ピリジルジスルフィド(0.162g)およびトリフェニルホスフィンを加えた 。得られた溶液を室温で3時間攪拌した。溶媒を減圧下で蒸発させて、油状物を 得た。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(CH/EA6/4)により精製し 、標題化合物を得た(0.95g、tlc CH/EA6/4;Rf=0.35 )。1 H‐NMR(DMSO)9.32(s)、8.65(m)、8.53(d)、 7.80‐7.76(m)、7.35(d)、7.31(m)、7.24(d) 、7.00(d)、4.47(q)、1.46(t)中間体4 1‐フェニルスルホニル‐4,6‐ジクロロ‐3‐ホルミルインドール‐2‐カ ルボン酸エチル 乾燥DMF(30ml)中3‐ホルミル‐4,6‐ジクロロインドール‐2‐カ ルボン酸エチル(5.0g)の溶液を窒素下0°で乾燥DMF(10ml)中水素 化ナトリウム(0.629g)鉱油中80%懸濁物)の懸濁液に加えた。反応液 をこの温度で45分間攪拌し、その後フェニルスルホニルクロリド(2.5ml) を加えたところ、黄色沈澱物を生じた。反応液を室温までゆっくり加温し、更に 14時間攪拌し、その後水(250ml)に注いだ。固体物を濾過し、水とその後 酢酸エチルで洗浄し、白色固体物として標題化合物(4.493g)を得た。 m.p.225.8‐226.3° Rf=0.44(20%EA/CH) IR(ヌジョール)Vmax(cm-1)1730および1682(C=O)、137 7(SO2中間体5 ジクロロ(ジエトキシホスホリル)酢酸tert‐ブチル 次亜塩素酸ナトリウムの溶液(400ml)を塩酸(1N)の溶液の添加により pH=7.1に調整し、氷浴で8°に冷却した。次いで(ジエトキシホスホリル )酢酸tert‐ブチル(9.986g)純度95%)を攪拌しながら加え、反応液 を加温した。2時間後に混濁溶液は20°あり、水(200ml)を加え、混合液 をシクロヘキサン(4×200ml)で抽出した。有機抽出液を合わせ、乾燥し、 減圧下で蒸発させ、無色油状物として標題化合物(12g)を得た。 Rf=0.45(50%EA/CH)(アルカリ性過マンガン酸カリウムスプレ ー試薬で白色) IR(CDCl3)Vmax(cm-1)1753および1747(C=O)中間体6 クロロ(ジエトキシホスホリル)酢酸tert‐ブチル エタノール(56.5ml、95%)および水(180ml)中中間体5(7.3 88g)の溶液を攪拌下で0°に冷却した。水(20ml)中亜硫酸ナトリウム (5.8g)の溶液を15°以下の温度に保ちながら滴下し、その後冷却浴を取 除き、反応液を室温で1.5時間攪拌した。反応混合液をジクロロメタン(5× 100ml)で抽出し、合わせた有機抽出液を乾燥し、減圧下で蒸発させ、無色油 状物として標題化合物(6.404g)を得た。 Rf=0.43(50%EA/CH)(アルカリ性過マンガン酸カリウムスプレ ー試薬でからし色) IR(フィルム)Vmax(cm-1)1749(C=O)、1288および1267 (P=O)中間体7 1‐フェニルスルホニル‐3‐〔(2′‐tert‐ブトキシカルボニル‐2′‐ク ロロ)エテニル〕‐4,6‐ジクロロインドール‐2‐カルボン酸エチル リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(3.5ml、THF中1M)を窒素 下0°で乾燥THF(15ml)中中間体6(1.009g)の溶液に滴下した。 反応液をこの温度で45分間攪拌し、その後乾燥THF(30ml)中中間体4( 1.5g)の懸濁液を加えた。0°で更に3時間の攪拌で徐々に溶液を形成し、 それに飽和塩化アンモニウム溶液(10ml)を加えた。混合液をジクロロメタン (3×50ml)で抽出し、合わせた抽出液を塩水(1×30ml)で洗浄し、乾燥 し、減圧下で蒸発させた。得られた残渣をシリカに吸着させ、溶出液として15 %EA/CHを用いたフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、白色固体物 としてかつEおよびZ異性体の混合物として標題化合物(1.339g)を得た 。 Rf=0.48(20%EA/CH)1 H‐NMR(CDCl3)主異性体:8.04(2H)dd)、8.01(1H 、d)、8.00(1H、s)、7.65(1H、tt)、7.55(2H、t d)、7.28(1H、d)、4.41(2H、q)、1.56(9H、s)お よび1.37(3H、t).副異性体:8.09(2H、dd)、8.0(1 H、d)、7.55(2H、td)、4.41(2H、q)および1.37(3 H、t).中間体8 E‐およびZ‐1‐フェニルスルホニル‐3‐〔(2′‐カルボニル‐2′‐ク ロロ)エテニル〕‐4,6‐ジクロロインドール‐2‐カルボン酸エチル ギ酸(150ml)中中間体7(3.025g)の懸濁液を室温で2時間攪拌し 、その後15時間放置した。得られた白色懸濁液を蒸発乾固させ、ジエチルエー テル摩砕により出発物質(4%)を含有した白色固体物として標題化合物(1. 198g)を得た。1 H‐NMR(DMSO)8.10‐8.00(2H、m)、8.06(1H、 s)、7.52(1H、s)、8.05(1H、d)、7.95(1H、d)、 7.8‐7.6(3H、m)、7.65(1H、d)、7.59(1H、d)、 4.32(2H、q)、4.30(2H、q)、1.25(3H、t)、1.2 3(3H、t)、13.08(1H、ds)中間体9 E‐およびZ‐3‐〔2′‐(1‐アダマンチルカルバモイル)‐2′‐クロロ エテニル〕‐1‐フェニルスルホニル‐4,6‐ジクロロインドール‐2‐カル ボン酸エチル ジピリジルジスルフィド(503mg)およびトリフェニルホスフイン(598 mg)を乾燥THF(17ml)中中間体8(750mg)の溶液に加え、得られた黄 色溶液を室温で2.5時間攪拌した。1‐アダマンタンアミン(270mg)を加 え、反応液を2時間還流し、蒸発乾固させ、得られた残渣を溶出液として10% EA/CHを用いたフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、白色泡状物と して標題化合物(621mg)を得た。 IR(ヌジョール)Vmax(cm-1)3422(NH)、1734(エステルC= O) 、1640(アミドC=O)1 H‐NMR(DMSO)EおよびZ異性体:8.09(m)、8.07(m) 、8.03(d)、7.97(d)、7.86(s)、7.81(t)、7.6 9(m)、7.64(d)、7.61(d)、7.25(s)、7.15(s) 、6.94(s)、4.34(m)、2.05(m)、1.88(m)、1.7 0‐1.40(m)および1.25(m)中間体10 3‐〔2′‐(1‐アダマンチルカルバモイル)エチニル〕‐1‐フェニルスル ホニル‐4,6‐ジクロロインドール‐2‐カルボン酸エチル 乾燥THF(8ml)中中間体9(444mg)の溶液を窒素下で−60°に冷却 し、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(1.85ml、1M)を滴下して 、黄色溶液を得た。反応液を−50〜−60°で1.5時間攪拌し、その後−5 °まで時間かけて加温した。飽和塩化アンモニウム溶液(5ml)を加え、混合液 を酢酸エチル(3×25ml)で抽出した。合わせた抽出液を塩水で洗浄し、乾燥 し、濾過し、溶媒を真空下で除去した。得られた残渣を8%、その後25%EA /CHを用いたフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、桃色固体物として 標題化合物(314mg)を得た。 IR(ヌジョール)Vmax(cm-1)3389(NH)、2206(三重結合)、 1732(C=Oエステル)、1661(C=Oアミド) NMR(CDCl3)8.06(d)、7.96(d)、7.66(t)、7. 55(t)、7.31(d)、5.48(s)、4.54(q)、2.09(m )、2.03‐1.68(m)および1.47(t)例1 (E)3‐〔2‐(1‐アダマンチルカルバモイル)エテニル〕‐4,6‐ジク ロロインドール‐2‐カルボン酸エチル 乾燥THF(13ml)中中間体3の溶液に1‐アダマンタンアミン(180mg )を4時間かけ2回に分けて加えた。溶媒を減圧下で蒸発させ、残渣をジクロロ メタンで摩砕した。得られた沈澱物を濾過して、脂肪族不純物を含有した固体物 を得、これをn‐ヘキサン中で一夜攪拌することにより除去した。濾過後に純粋 な標題化合物(180mg)を得た。tlc(EA:CH=1:1、Rf=0.5 4).m.p.150‐152° IR(ヌジョール)Vmax(cm-1)3335(NH)、1672(C=O)、1 675(C=O)、1614(C=C)1 H‐NMR(DMSO)11.6(s)、7.98(d)、7.57(s)、 7.47(d)、7.24(d)、6.52(d)、4.34(q)、2.10 ‐1.90(m)、1.64(m)、1.34(t)例2 (E)3‐〔2‐エキソ‐2‐ノルボルニルカルバモイル)エテニル〕‐4,6 ‐ジクロロインドール‐2‐カルボン酸エチル 乾燥THF(19ml)中中間体2(0.30g)の溶液に2,2′‐ジチオピ リジン(0.306g)およびトリフェニルホスフィン(365mg)を室温で1 .5時間かけ2回に分けて加えた。エキソ‐2‐アミノノルボラン(221mg) を2時間かけ2回に分けて加えた。溶媒を減圧下で蒸発させ、残渣を酢酸エチル で摩砕した。固体物を濾過し、熱酢酸エチル摩砕により精製して、純粋な標題化 合物(230mg)を得た。tlc(EA:CH1:1、Rf=0.38).m.p. 250° IR(ヌジョール)Vmax(cm-1)3330(NH)、1676(C=O)、1 659(C=O)、1622(C=C)1 H‐NMR(DMSO)11.9(s)、8.03(d)、7.97(d)、 7.48(d)、6.52(d)、4.35(q)、3.64(m)、2.30 ‐2.10(m)、1.62(m)、1.50‐1.30(m)、1.33(t )、1.20‐1.00(m)例3 (E)3‐〔2‐エンド‐2‐ノルボルニルカルバモイル)エテニル〕‐4,6 ‐ジクロロインドール‐2‐カルボン酸エチル 乾燥THF(20ml)中中間体2(0.3g)の溶液に2,2′‐ジピリジル ジスルフィド(268mg、1.30mmol)およびトリフェニルホスフィン(34 1mg、1.30mmol)を加え、溶液を室温で1.5時間攪拌した。次いで乾燥T HF(5ml)中エンド‐2‐アミノノルボラン塩酸塩(294mg、1.99mmol )およびトリエチルアミン(0.270ml)を室温で1.5時間攪拌して予め作 られた懸濁液を加えた。1.5時間後に溶媒を減圧下で蒸発させ、残渣を酢酸エ チルに溶解し、水洗した。有機層を濃縮し、得られた沈澱物を濾過して、標題化 合物(240mg)を得た。 tlc(EA/CH1:1、Rf=0.38).m,p.242‐244°1 H−NMR(DMSO)12.15(s)、8.07(d)、8.01(d) 、7.48(d)、7.27(d)、6.57(d)、4.34(q)、4.0 3(m)、2.31(s)、2.14(s)、1.88(m)、1.6‐1.2 (m)、1.23(s)、1.32(t)、0.90(m) IR(ヌジョール)cm-1:3312(NH)、1680(C=O)、1616( C=C)例4 (E)3‐〔2‐(3‐キヌクリジンカルバモイル)エテニル〕‐4,6‐ジク ロロインドール‐2‐カルボン酸エチル 乾燥THF(8ml)中中間体2(130mg)の溶液に2,2′‐ジピリジルジ スルフィド(135mg)およびトリフェニルホスフィン(113mg)を加えた。 溶液を室温で1.5時間攪拌し、その後3‐アミノキヌクリジン塩酸塩(100 mg)およびトリエチルアミン(0.100ml)を加えた。溶液を室温で18時間 攪拌した。得られた沈澱物を濾過し、水に溶解し、溶液のpHをpH=7に調整 した。混合液を酢酸エチルで抽出し、有機層を乾燥し、減圧下で蒸発させ、白色 固体物として標題化合物(110mg)を得た。 tlc(DCM/MeOH95:5、Rf=0.41).m.p.157‐159°1 H‐NMR(DMSO)12.5(s)、8.2(d)、8.0(d)、7. 47(d)、7.30(d)、6.6(d)、4.34(q)、3.84(m) 、2.8‐1.2(m)、1.32(t) IR(ヌジョール)cm-1:1718‐1680(C=O)、1616‐1543 (C=C)例5 (E)3‐〔2′‐(1″‐アダマンチルメチルアミノカルボニル)エテニル〕 ‐4,6‐ジクロロインドール‐2‐カルボン酸エチル 乾燥THF(20ml)中中間体2(0.30g)の溶液に2,2′‐ジピリジ ルジスルフィド(282mg)およびトリフェニルホスフィン(336mg)を加え た。溶液を室温で1.5時間攪拌し、その後1‐アダマンタンメチルアミン(0 .12ml)を加えた。得られた混合液を室温で14時間攪拌し、その後溶媒を減 圧下で除去し、残渣を酢酸エチルに懸濁し、濾過し、白色固体物として標題化合 物(260mg)を得た。 tlc(EA/CH1:1、Rf=0.53).m.p.>250°1 H‐NMR(DMSO)12.6(bs)、8.0(d)、7.94(bt) 、7.47(d)、7.27(d)、6.56(d)、4.34(q)、2.8 9(d)、1.91(bm)、1.6(m)、1.32(t) IR(ヌジョール)cm-1:3306(NH)、1680(C=O)、1556 (C=O)例6 (E)3‐〔2′‐(ノルアダマンチル‐3″‐アミノカルボニル)エテニル〕 ‐4,6‐ジクロロインドール‐2‐カルボン酸エチル 乾燥THF(15ml)中中間体2(0.254g)の溶液に2,2′‐ジピリ ジルジスルフィド(239mg)およびトリフェニルホスフイン(284mg)を加 えた。溶液を室温で1.5時間攪拌し、その後3‐ノルアダマンタンアミン(1 14mg)を加え、混合液を室温で18時間おいた。溶媒を蒸発させ、固体物を水 に懸濁し、酢酸エチルで抽出して粗製物を得、これをフラッシュクロマトグラフ ィー(CH/EA65/35)により精製した。固体物をエタノールで結晶化し て、白色固体物として標題化合物(190mg)を得た。 tlc(CH/EA6:4、Rf=0.360).m.p.138‐139°1 H‐NMR(DMSO)12.49(bs)、8.15(bs)、8.02( d)、7.49(d)、7.29(d)、6.56(d)、4.36(q)、2 .43(m)、2.22(m)、2.07(m)、1.96(m)、1.84( dd)、1.62‐1.46(m)、1.34(t) IR(ヌジョール)cm-1:3368‐3167(NH)、1718(C=O)、 1652(C=O)、1639(C=O)、1610(C=C)例7 (E)3‐〔2′‐(1″R‐イソボルニル−2″‐アミノカルボニル)エテニ ル〕‐4,6‐ジクロロインドール‐2‐カルボン酸エチル 乾燥THF(20ml)中中間体2(0.30g)の溶液に2,2′‐ジピリジ ルジスルフィド(282mg)およびトリフェニルホスフィン(336mg)を加え 、溶液を室温で1.5時間攪拌した。乾燥THF(5ml)中R(−)‐イソボル ニルアミン塩酸塩(209mg)およびトリエチルアミン(0.15ml)を室温で 1.5時間攪拌して予め作られた懸濁液を加え、反応液を室温で15時間攪拌し た。溶媒を減圧下で除去し、残渣を酢酸エチルに溶解し、水洗した。有機層を乾 燥し、溶媒を蒸発させ、残渣をフラッシュクロマトグラフィー(CH/EA6/ 4)により精製した。固体物をエタノールで結晶化して、白色固体物として標題 化合物(230mg)を得た。 tlc(CH/EA6:4、Rf=0.35).m.p.210‐211°1 H‐NMR(DMSO)12.48(bs)、7.98(d)、7.47(d )、7.27(d)、6.61(d)、4.4‐4.25(m)、3.86(m )、1.50(m)、1.15(m)、1.31(t)、0.91(s)、0. 78(s) IR(ヌジョール)cm-1:3400(NH)、1703(C=O)、1682( C=O)、1624(C=C)例8 (E)3‐〔2′‐(1″R‐ボルニル‐2″‐アミノカルボニル)エテニル〕 ‐4,6‐ジクロロインドール‐2‐カルボン酸エチル 乾燥THF(20ml)中中間体2(0.30g)の溶液に2,2′‐ジピリジ ルジスルフィド(282mg)およびトリフェニルホスフィン(336mg)を加え た。溶液を室温で1.5時間攪拌し、その後R(+)‐ボルニルアミン(169 mg)を加えた。得られた混合液を室温で14時間攪拌し、その後溶媒を減圧下で 除去し、残渣を酢酸エチルに溶解し、水洗した。有機層を乾燥し、溶媒を蒸発さ せ、残渣をフラッシュクロマトグラフィー(CH/EA65/35)により精製 して、白色固体物として標題化合物(309mg)を得た。 tlc(CH/EA1:1、Rf=0.47)1 H‐NMR(DMSO)12.51(bs)、8.03(d)、7.96(b d)、7.49(d)、7.29(d)、6.64(d)、4.36(m)、4 . 24(m)、2.18(m)、1.70‐1.60(m)、1.40‐1.20 (m)、0.92(m)、1.33(t)、0.93(s)、0.85(s)、 0.74(s) IR(ヌジョール)cm-1:3312(NH)、1682‐1657(C=O)、 1614(C=C)例9 (E)3‐〔2′‐(2″‐アダマンチルアミノカルボニル)エテニル〕‐4, 6‐ジクロロインドール‐2‐カルボン酸エチル 乾燥THF(20ml)中中間体2(0.30g)の溶液に2,2′‐ジピリジ ルジスルフィド(282mg)およびトリフェニルホスフィン(336mg)を加え 、溶液を室温で1.5時間攪拌した。乾燥THF(5ml)中2‐アダマンタンア ミン塩酸塩(206mg)およびトリエチルアミン(0.15ml)を室温で1.5 時間攪拌して予め作られた懸濁液を加え、反応液を室温で3.5時間攪拌した。 溶媒を減圧下で除去し、残渣を酢酸エチルに懸濁し、濾過して、白色固体物とし て標題化合物(312mg)を得た。 tlc(CH/EA1:1)例10a (E)3‐〔2′‐(1‐アダマンチルカルバモイル)エテニル〕‐4,6‐ジ クロロインドール‐2‐カルボン酸ナトリウム塩 例1(200mg)、水酸化ナトリウム(69mg)およびイソプロピルアルコー ル(8ml)を攪拌しながら60°で4時間加熱した。水(10ml)を加え、イソ プロピルアルコールを減圧下で除去し、得られた沈澱物を濾過し、水洗して、ク リーム色固体物として標題化合物(190mg)を得た。 IR(ヌジョール)Vmax(cm-1)3418および3360(NH)、1647 および1603(C=O)1 H‐NMR(DMSO)11.54(bs)、8.29(d)、7.37(d )、7.25(s)、7.05(d)、6.79(d)、1.98(m)、1. 62(m)例10b (E)3‐〔2′‐エキソ‐2‐ノルボルニルカルバモイル)エテニル〕‐4, 6‐ジクロロインドール‐2‐カルボン酸ナトリウム塩 例2(265mg)、水酸化ナトリウム(100mg)およびイソプロピルアルコ ール(5ml)を攪拌しながら60°で2時間加熱した。水(8ml)を加え、イソ プロピルアルコールを減圧下で除去し、得られた沈澱物を濾過し、水洗して、ク リーム色固体物として標題化合物(150mg、58%)を得た。 IR(ヌジョール)Vmax(cm-1)3414および3194(NH)、1651 および1607(C=O)1 H‐NMR(DMSO)12.0‐11.4(bs)、8.34(d)、7. 73(d)、7.38(d)、7.05(d)、6.84(d)、3.60(m )、2.18(bs)、2.08(bs)、1.6‐1.0(m)例11 (E)3‐〔2‐エンド‐2‐ノルボルニルカルバモイル)エテニル〕‐4,6 ‐ジクロロインドール‐2‐カルボン酸ナトリウム塩 イソプロピルアルコール(4ml)中例3(100mg)の懸濁液に水酸化ナトリ ウム(38mg)を加えた。溶液を70°で1時間加熱し、その後溶媒を減圧下で 蒸発させた。残渣を水に懸濁し、濾過して、白色固体物として標題化合物(77 mg)を得た。1 H−NMR(DMSO)11.69(s)、8.34(d)、7.84(d) 、7.05、6.87(d)、4.00(m)、2.29(m)、2.11(m )、1.90‐1.09(m) IR(ヌジョール)cm-1:3420‐3271(NH)、1659(C=O)、 1607(C=C)例12 (E)3‐〔2‐(3‐キヌクリジンカルバモイル)エテニル〕‐4,6‐ジク ロロインドール‐2‐カルボン酸 イソプロピルアルコール(4ml)中例4(105mg)の懸濁液に水酸化ナトリ ウム(38mg、0.95mmol)を加えた。溶液を70°で1時間加熱し、その後 溶媒を減圧下で蒸発させた。残渣を水に懸濁し、溶液のpHをpH=7に調整し た。得られた沈澱物を濾過して、白色固体物として標題化合物(87mg)を得た 。1 H‐NMR(DMSO)12.4(s)、11.96(s)、8.46(d) 、8.28(d)、7.41(d)、7.12(d)、6.80(d)、4.1 4(m)、3.60‐3.00(m)、2.2‐1.6(m) IR(ヌジョール)cm-1:3366‐3188(NH)、1661(C=O)、 1618‐1576(C=C)例13 (E)3‐〔2′‐(1″‐アダマンチルメチルアミノカルボニル)エテニル〕 ‐4,6‐ジクロロインドール‐2‐カルボン酸ナトリウム塩 イソプロピルアルコール(20ml)中例5(261mg)の懸濁液に水酸化ナト リウム(110mg)を加えた。溶液を60°で4時間加熱し、その後溶媒を減圧 下で除去した。残渣を水に懸濁し、沈澱物を濾過して、白色固体物として標題化 合物(208mg)を得た。1 H‐NMR(DMSO)11.7(bs)、8.37(d)、7.72(t) 、7.38(d)、7.07(d)、6.94(d)、2.87(d)、1.9 2(m)、1.70‐1.40(m) IR(ヌジョール)cm-1:3429‐3198(NH)、1653‐1612 (C=O)例14 (E)3‐〔2′‐(ノルアダマンチル‐3″‐アミノカルボニル)エテニル〕 ‐4,6‐ジクロロインドール‐2‐カルボン酸ナトリウム塩 イソプロピルアルコール(15ml)中例6(191mg)の懸濁液に水酸化ナト リウム(68mg)を加えた。溶液を60°で4時間加熱し、その後溶媒を減圧下 で蒸発させた。残渣を水に懸濁し、沈澱物を濾過して、淡黄色固体物として標題 化合物(125mg)を得た。1 H‐NMR(DMSO)11.50(bs)、8.30(d)、7.83(b s)、7.34(d)、7.04(d)、6.87(d)、2.42(t)、2 .19(bs)、2.06(d)、1.94(m)、1.80(m)、1.50 (m) IR(ヌジョール)cm-1:1609(C=O)例15 (E)3‐〔2′‐(1″‐R‐イソボルニル‐2″‐アミノカルボニル)エテ ニル〕‐4,6‐ジクロロインドール‐2‐カルボン酸ナトリウム塩 イソプロピルアルコール(15ml)中例7(150mg)の懸濁液に水酸化ナト リウム(52mg)を加えた。溶液を60°で5時間加熱し、その後溶媒を減圧下 で除去した。残渣を水に懸濁し、沈澱物を濾過し、THF/ヘキサンからの沈澱 により精製し、淡黄色固体物として標題化合物(125mg)を得た。1 H‐NMR(DMSO)11.6(bs)、8.34(d)、7.36(d) 、7.21(bd)、7.05(d)、6.89(d)、1.8‐1.6(m) 、1.48(m)、1.2‐1.06(m)、0.91(s)、0.76(s) IR(ヌジョール)cm-1:3192(NH)、1609(C=C)例16 (E)3‐〔2′‐(1″‐R‐ボルニル‐2″‐アミノカルボニル)エテニル 〕‐4,6‐ジクロロインドール‐2‐カルボン酸ナトリウム塩 イソプロピルアルコール(30ml)中例8(309mg)の懸濁液に水酸化ナト リウム(107mg)を加えた。溶液を60°で4時間加熱し、その後溶媒を減圧 下で除去した。残渣を水に懸濁し、沈澱物を濾過して、淡黄色固体物として標題 化合物(250mg)を得た。1 H‐NMR(DMSO)11.69(bs)、8.37(d)、7.75(b d)、7.39(d)、7.07(d)、6.98(d)、4.24(m)、2 .12(m)、1.80‐1.55(m)、1.40‐1.10(m)、0.9 9(m)、0.93(s)、0.84(s)、0.73(s) IR(ヌジョール)cm-1:3431(NH)、3377(NH)、1647‐1 610(C=O)例17 (E)3‐〔2′‐(2″‐アダマンチルアミノカルボニル)エテニル〕‐4, 6‐ジクロロインドール‐2‐カルボン酸ナトリウム塩 イソプロピルアルコール(10ml)中例9(312mg)の懸濁液に水酸化ナト リウム(108mg)を加えた。溶液を60°で1.5時間加熱し、その後溶媒を 減圧下で除去した。残渣を水に懸濁し、沈澱物を濾過して、白色固体物として標 題化合物(281mg)を得た。1 H−NMR(DMSO)11.8−11.6(bs)、8.34(d)、7. 74(bd)、7.37(d)、7.05(d)、6.88(d)、3.95( d)、2.03(d)、1.8‐1.6(m)、1.46(d) IR(ヌジョール)cm-1:1653(C=O)、1607(C=C)例18 3‐〔2′‐(1‐アダマンチルカルバモイル)エテニル〕‐4,6‐ジクロロ インドール‐2‐カルボン酸エチル THF(25ml)中中間体10(303mg)およびNaOH(5ml、2N)の 溶液を室温で2.6時間攪拌した。次いでHCl(30ml、1N)を加えて微細 沈澱物を得、これを酢酸エチル(200ml)で抽出し、pH=6まで塩水で洗浄 した。溶媒をロータリーエバポレーターで除去して桃色残渣を得、これを20% EA/CH、その後5%EA/DCMを用いたカラムクロマトグラフィーにより 精製し、白色固体物として標題化合物(218mg)を得た。 IR(ヌジョール)Vmax(cm-1)3300(NH)、2230(三重結合)、 1684(C=O)および1634(C=C)1 H‐NMR(CDCl3)9.16(s)、7.34(d)、7.22(d)、 5.58(s)、4.47(q)、2.10(m)、1.70‐1.5(m)お よび1.49(t)例19 3‐〔2′‐(1‐アダマンチルカルバモイル)エテニル〕‐4,6‐ジクロロ インドール‐2‐カルボン酸ナトリウム塩 水酸化ナトリウム(59mg)をイソプロピルアルコール(5.4ml)中例18 (170mg)の溶液に加え、反応液を60°で3時間加熱した。冷却後に水(6 ml)を加え、得られた黄色沈澱物を濾過し、更に水で十分に洗浄し、その後乾燥 して、白色固体物として標題化合物(157mg)を得た。 IR(ヌジョール)Vmax(cm-1)2230(三重結合)および1618(C= C)1 H‐NMR(DMSO)12.1(br)、7.79(s)、7.39(s) 、7.14(s)、2.002(m)および1.6(m)例20 (E)3‐〔2‐(1‐アダマンチルカルバモイル)エテニル〕‐4,6‐ジク ロロインドール‐2‐カルボン酸 エタノール(9ml)および水(3ml)中中間体1(180mg)の溶液に水酸化 リチウム一水和物(49mg)を加えた。溶液を1.5時間還流し、その後エタノ ールを減圧下で蒸発させた。水(80ml)を残渣に加え、溶液を1N HClで pH=1に酸性化した。白色沈澱物を濾過し、水洗して、純粋な標題化合物(1 45mg)を得た。tlc(DCM/EA/AcOH60/36/4)Rf=0. 23 IR(ヌジョール)Vmax(cm-1)3445‐3144(OH、NH)、172 0(C=O)、1659(C=O)、1610(C=C)1 H−NMR(DMSO)13.6(s)、12.4(s)、8.02(d)、 7.58(s)、7.44(d)、7.25(d)、6.55(d)、2.06 ‐1.96(m)、1.64(m)製剤例 A.カプセル/錠剤 活性成分 200.0mg デンプン1500 32.5mg 微結晶セルロース 60.0mg クロスカルメロースナトリウム 6.0mg ステアリン酸マグネシウム 1.5mg 活性成分を他の賦形剤と混和する。混和物はゼラチンカプセルを充填するため に用いても、または適切なパンチを用いて錠剤を形成するために圧縮してもよい 。錠剤は慣用的技術およびコーティングを用いてコートすることができる。B.錠剤 活性成分 200.0mg ラクトース 100.0mg 微結晶セルロース 28.5mg ポビドン 25.0mg クロスカルメロースナトリウム 6.0mg ステアリン酸マグネシウム 1.5mg 活性成分をラクトース、微結晶セルロースおよび一部のクロスカルメロースナ トリウムと混和する。混和物を適切な溶媒(例えば、水)に分散してからポビド ンで造粒する。顆粒を乾燥および粉砕後に残りの賦形剤と混和する。混和物は適 切なパンチを用いて圧縮でき、錠剤は慣用的技術およびコーティングを用いてコ ートすることができる。C.注射処方 活性成分 0.1- 7.00mg/ml リン酸ナトリウム 1.0-50.00mg/ml NaOH適量 望ましいpH(範囲3〜10) 注射用水適量 全量 1ml 処方剤はガラス(アンプル)中にゴム栓(バイアル、シリンジ)およびプラス チック/金属オーバーシール(バイアルのみ)を付して充填してもよい。D.適切なビヒクルで調製する乾燥粉末 活性成分 0.1-100.00mg マンニトール適量 全量 0.02-5.00mg ガラスバイアルまたはシリンジ中にゴム栓およびプラスチック金属オーバーシ ール(バイアルのみ)を付して充填する。E.吸入カートリッジ mg/カートリッジ 活性成分(微粉化) 5.00 ラクトース 全量 25.00 活性成分を流体エネルギーミルで微粒子サイズ範囲に微粉化してから、高エネ ルギーミキサーで標準錠剤用ラクトースと混和する。粉末混和物を、適切な吸入 または通気装置用のブリスターまたはカプセルとして、適正な単位用量容器中に 充填する。 ストリキニーネ非感受性グリシン結合部位に対する本発明による化合物の親和 性は、Kishimoto H.et al,J.Neurochem.1981,37,1015-1024の操作を用いて調べ た。本発明による代表的化合物で得られたpKi値は下記表に示される通りであ った。 マウスでNMDA誘導性痙攣を阻害する本発明による化合物の能力は、Chiamu lera C.et al,Psychopharmacology,1990,102,551-552の操作を用いて調べた。こ の試験において、マウスでNMDAの脳室内注射により誘導された全身発作を阻 害する化合物の能力をいくつかの用量レベルで試験した。これらの結果から、N MDAの痙攣作用から動物の50%を保護する上で必要な用量を計算した。mg/k gとして表示されるこれは、ED50値と称される。 静脈内および経口投与で与えたときに本発明による化合物で得られた代表的結 果は下記表に示される通りであった。 本発明による化合物は治療上有用な用量で本質的に無毒性である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CZ,DE,DK,ES,FI,G B,HU,JP,KP,KR,KZ,LK,LU,LV ,MG,MN,MW,NL,NO,NZ,PL,PT, RO,RU,SD,SE,SI,SK,UA,US,U Z,VN (72)発明者 ミケーリ,ファブリツィオ イタリー国ヴエローナ、ヴイア、アレッサ ンドロ、フレミング、2、グラクソ、ソシ エタ、ペル、アツイオーニ内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 下記式(I)の化合物もしくはその塩または代謝上不安定なエステル。 〔上記式中、 R1はハロゲン、アルキル、アルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキ ルアミノ、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、 シアノ、SO23、またはCOR3(ここで、R3はヒドロキシ、メトキシ、また はアミノを表す)から選択される基を表し、 mは0もしくは整数1または2であり、 Aはエチニル基か、または場合により置換されたエテニル基を表し、 Xは結合またはC1-4アルキレン鎖を表し、 R2は架橋シクロアルキルまたは架橋ヘテロ環式基を表す〕 2. mが2で、R1が4および6位の塩素である、請求項1に記載の化合物 。 3. Xが結合である、請求項1又は2に記載の化合物。 4. Aがトランス配置をしたエテニル基である、請求項1〜3のいずれか一 項に記載の化合物。 5. R2が7〜10の炭素原子を含む架橋シクロアルキル基である、請求項 1〜4のいずれか一項に記載の化合物。 6. R2が1‐アダマンチル、3‐ノルアダマンチル、または2‐エキソ‐ 2‐ノルボルナニルから選択される基である、請求項1〜5のいずれか一項に記 載の化合物。 7. 化合物: (E)‐3‐〔2‐(1‐アダマンチルカルバモイル)エテニル〕‐4,6‐ ジクロロインドール‐2‐カルボン酸、 (E)‐3‐〔2′‐(ノルアダマンチル‐3″‐アミノカルバモイル)エテ ニル〕‐4,6‐ジクロロインドール‐2‐カルボン酸、およびそれらの生理学 上許容される塩またはその代謝上不安定なエステル。 8. 治療に用いられる、請求項1〜7のいずれか一項に記載の化合物。 9. NMDAレセプター複合体において興奮性アミノ酸の効果と拮抗する治 療剤の製造のための、請求項1〜7のいずれか一項に記載の化合物の使用。 10. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の化合物を一種以上の生理学上許 容されるキャリアまたは賦形剤とともに含んでなる、医薬組成物。 11. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の化合物の有効量を投与する工程 を含んでなる、NMDAレセプター複合体において興奮性アミノ酸の効果と拮抗 することが治療上有利である症状の、ヒトを含めた動物における治療方法。 12. 請求項1に記載の化合物の製造方法であって、 (a)基R1およびmが式(I)で定義された意味を有し、R4がカルボキシル 保護基であり、R6が水素原子または窒素保護基であり、Aが場合により置換さ れたエテニル基である下記カルボン酸の活性化誘導体(II): を、アミンNH2XR2(III)(XおよびR2は請求項1で定義された意味を有す る)と反応させるか、 (b)R1およびmが請求項1で定義された意味を有し、R5が水素または C1-4アルキルであり、R4がカルボキシル保護基であり、R6が水素または窒素 保護基である下記式(IV)の化合物: を、基CR5Oを基ACONH2XR2(XおよびR2は請求項1で定義された意味 を有し、Aは場合により置換されたエテニル基である)に変換することができる リンイリドと反応させるか、または (c)R1、m、XおよびR2が請求項1で定義された意味を有し、R4がカル ボキシル保護基であり、R6が窒素保護基であり、R10がハロゲン原子である下 記式(VII)の化合物: を強塩基と反応させ、 その後必要または所望であれば、下記操作: (1)カルボキシル保護基R4の除去、 (2)窒素保護基R6の除去、 (3)式(I)のある化合物またはその保護誘導体から式(I)のもう1つの化 合物またはその保護誘導体への変換、 (4)得られた式(I)の化合物またはそのカルボキシル保護誘導体からその塩 または代謝上不安定なエステルへの変換、 のうち1以上を行うことからなる、方法。
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