JPH0850722A - データ記録装置 - Google Patents

データ記録装置

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JPH0850722A
JPH0850722A JP7121848A JP12184895A JPH0850722A JP H0850722 A JPH0850722 A JP H0850722A JP 7121848 A JP7121848 A JP 7121848A JP 12184895 A JP12184895 A JP 12184895A JP H0850722 A JPH0850722 A JP H0850722A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 記録開始位置の直前及び直後の領域のデータ
のRF信号をRF検出回路45で検出して、CPU24
によってデータ信号が記録されているか否かを判別し、
データ信号が記録されているときには上記領域のデータ
信号に基づいてアシンメトリ検出回路46で検出された
アシンメトリ値を目標アシンメトリ値に設定し、データ
信号が記録されていないときにはメモリ47に記憶され
ているアシンメトリ値を目標アシンメトリ値に設定す
る。また、CPU24の制御により、メモリ36内のテ
ストデータを用いてOPC動作を行い、目標アシンメト
リ値に最も近いアシンメトリ値を選択し、このアシンメ
トリ値となるテストデータを記録したときのレーザ駆動
パワーとなるようにAPC回路31を制御してデータの
記録を行う。 【効果】 データ再生時のデータエラーレートを減少さ
せることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学的記録媒体にデー
タ信号を記録するデータ記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光学的記録媒体にデータ信号を記
録するデータ記録装置には、ディスク状の記録媒体にレ
ーザ光を照射して順次ピットを形成することにより情報
を記録し得るようになされた光ディスク装置があり、こ
の光ディスク装置としては、例えば、コンパクトディス
クいわゆるCD(Compact Disc)の規格に準拠したCD
−R(CD-Recordable)ドライブ装置がある。
【0003】このCD−Rドライブ装置で用いられる光
ディスクは、強いレーザ光を照射されることにより、予
め形成された案内溝であるプリグルーブ間の記録層の光
学的性質が変化されて1回だけ情報の記録を行うことが
できる、いわゆる追記型光ディスクである。
【0004】具体的には、CD−Rドライブ装置では、
記録データにEFM(Eight to Fourteen Modulation)
を施すことにより、図10のAに示すような、論理0及
び1の発生確率が等しくなるようにした変調信号B1を
生成する。この変調信号B1を基準にしてレーザダイオ
ードからレーザ光が出射され、この変調信号B1の論理
レベルに対応して間歇的にレーザ光が光ディスク上に照
射される。これにより、プリグルーブ間の記録層に反射
率の低い領域、即ちピットが形成される。尚、このとき
レーザダイオードは高出力で駆動される。
【0005】変調信号B1は、基準周期Tを基準にして
周期3T〜11Tの範囲でHレベル及びLレベルが連続
するように生成される。これにより、図10のBに示す
ように、順次ピットPが形成されてデータが記録され
る。尚、ピットPの形成されなかった反射率の高い領域
をランドと呼ぶ。
【0006】データ再生時には、低出力でレーザダイオ
ードを駆動して、出射されたレーザ光を光ディスクに照
射する。レーザ光が照射された光ディスクからの反射光
はフォトディテクタで受光される。この反射光の光量に
応じて、図10のCに示すように信号レベルが変化する
再生信号、即ちRF信号が得られる。そして、スライス
レベルSLを基準にしてRF信号の信号レベルを検出す
ることにより、図10のDに示す再生データD1が検出
される。
【0007】このとき、変調信号B1がEFMにより生
成され、論理0及び1の発生確率が等しいので、再生デ
ータD1においても論理0及び1の発生確率が等しくな
るようにスライスレベルSLを選定する。これにより、
ビットエラーレートが低減される。
【0008】これに対して、データ記録時には、レーザ
ダイオードが一定のパワーで駆動されてレーザ光が出射
されたとしても、周囲温度の変化及びレーザ波長の変化
等に応じてピットの大きさが変化する。このため、レー
ザダイオードの駆動パワーを順次切り換えて、光ディス
クの試し書き領域にテストデータを記録し、このテスト
データを再生して各駆動パワーにおけるアシンメトリ値
Asyを検出する。このアシンメトリ値Asyは、アシ
ンメトリ検出回路を用いて簡易に検出される。そして、
これらの検出したアシンメトリ値Asyの中から予め決
められているアシンメトリ値Asyに最も近いアシンメ
トリ値Asyを選択する。これにより、選択したアシン
メトリ値Asyを得た時の駆動パワーがレーザダイオー
ドの駆動パワーの最適値として決定される。
【0009】ここで、アシンメトリ値とはピットとラン
ドとの時間平均の比を表す。具体的には、光ディスクか
ら再生されるRF信号は図11に示す波形となり、図1
0のDに示す再生データD1に対して論理0及び1の発
生確率が等しくなるスライスレベルSLと、再生信号の
ピークレベル及びボトムレベルとの関係により表され
る。即ち、アシンメトリ値Asyは、周期11Tのパル
ス幅の信号のピークレベルX1 及びボトムレベルX
4 と、周期3Tのパルス幅の信号のピークレベルX2
びボトムレベルX3 とを用いて、以下に示す(1)式で
表すことができる。
【0010】
【数1】
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
なCD−Rドライブ装置において、光ディスク上に書き
込まれる記録信号のアシンメトリ値として、上記記録信
号を読み出したときのRF信号からデータを2値化等デ
コードする際のデータエラーレートが最小となるような
値が選択される。このデータエラーレートが最小となる
ようなアシンメトリ値は、CD−Rドライブ装置の光学
系の特性、レーザ光の発光時間、及び光ディスクの特性
等によって決定される。このため、CD−Rドライブ装
置の製造会社や機種等によって目標となるアシンメトリ
値は異なっている。
【0012】例えば、A社製のCD−Rドライブ装置の
目標アシンメトリ値を0%とした時に、B社製のCD−
Rドライブ装置の目標アシンメトリ値が−5%である場
合がある。この場合、A社製のCD−Rドライブ装置に
よって光ディスクの途中までデータを記録し、この後、
B社製のCD−Rドライブ装置によって、記録されたデ
ータに続けてデータを記録する追加記録を行ったときに
は、この追加記録の前後でRF信号のアシンメトリ値が
急激に5%異なることになる。
【0013】ここで、CDドライブ装置及びCD−Rド
ライブ装置は、データ再生時において、RF信号のアシ
ンメトリ値に応じてRF信号の2値化を行うためのスラ
イスレベルを変化させるようになされているが、このア
シンメトリ値の変化に追従できる範囲は数十Hz程度で
ある。
【0014】従って、CDドライブ装置及びCD−Rド
ライブ装置において、上述のようにアシンメトリ値が急
激に異なるような追加記録が行われた光ディスクからデ
ータを読み出すときには、スライスレベルが追加記録の
前後のアシンメトリ値の変化に追従することができず、
RF信号を2値化する際にエラーが発生する場合があ
る。
【0015】そこで、本発明は上述の実情に鑑み、デー
タの追加記録の前後でアシンメトリ値が急激に変化する
ことなくデータの追加記録を行うことができるデータ記
録装置を提供するものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明に係るデータ記録
装置は、光学的記録媒体に対してレーザビームを照射す
るレーザ照射手段と、上記光学的記録媒体から反射され
たレーザビームを受けて電気信号に変換する光電変換手
段と、上記光電変換手段の出力に基づいて上記光学的記
録媒体に上記データ信号が記録されているか否かを検出
する第1の検出手段と、上記光電変換手段の出力に基づ
いてアシンメトリ値を検出する第2の検出手段と、上記
データ信号の上記光学的記録媒体への記録に先立って、
上記第1の検出手段により上記光学的記録媒体の上記デ
ータ信号が記録される領域と近接する領域に上記データ
信号が記録されているか否かを検出させ、上記データ信
号が記録されている際には、上記近接する領域から再生
されたデータ信号に基づいて上記第2の検出手段で検出
されたアシンメトリ値を目標アシンメトリ値に設定し、
上記データ信号が記録されていない際には、予め決めら
れているアシンメトリ値を上記目標アシンメトリ値に設
定する制御手段とを備えることにより上述した課題を解
決する。
【0017】
【作用】本発明においては、データ信号を光学的記録媒
体に記録するときには、このデータの記録に先立って、
第1の検出手段により、光学的記録媒体のデータ信号が
記録される領域と近接する領域にデータ信号が記録され
ているか否かを検出し、既にデータ信号が記録されてい
る際には、第2の検出手段により、上記データが記録さ
れている領域と近接する領域から再生されたデータ信号
に基づいてアシンメトリ値を検出して、このアシンメト
リ値を目標アシンメトリ値として設定し、データ信号が
記録されていない際には、予め決められているアシンメ
トリ値を上記目標アシンメトリ値として設定することに
より、データが記録されている領域のデータ信号のアシ
ンメトリ値と同じアシンメトリ値をもつようにデータの
記録を行う。
【0018】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例について、図
面を参照しながら説明する。図1には、本発明に係るデ
ータ記録装置の概略的な構成を示す。
【0019】このデータ記録装置は、光学的記録媒体で
ある光ディスク7にデータ信号を記録するデータ記録装
置であって、この光ディスク7に対してレーザビームを
照射するレーザ照射手段であるレーザダイオード1と、
光ディスク7から反射されたレーザビームを受けて電気
信号に変換する光電変換手段であるフォトディテクタ9
と、上記フォトディテクタ9の出力に基づいて光ディス
ク7にデータ信号が記録されているか否かを検出する第
1の検出手段であるRF検出回路45と、上記フォトデ
ィテクタ9の出力に基づいてアシンメトリ値を検出する
第2の検出手段であるアシンメトリ検出回路46と、上
記データ信号の光ディスク7への記録に先立って、上記
RF検出回路45によって光ディスク7の上記データ信
号が記録される領域と近接する領域に上記データ信号が
記録されているか否かを検出させ、上記データ信号が記
録されている際には、上記近接する領域から再生された
データ信号に基づいて上記アシンメトリ検出回路46で
検出されたアシンメトリ値を目標アシンメトリ値に設定
し、上記データ信号が記録されていない場合には、予め
決められているアシンメトリ値を上記目標アシンメトリ
値に設定する制御手段であるCPU24とを備えるもの
である。
【0020】ここで、図1に示すデータ記録装置で用い
られる光ディスク7の記録フォーマットについて、図2
を参照して説明する。
【0021】図2に示すように、光ディスク7には、プ
ログラム領域PGが設けられており、このプログラム領
域PGの内周側にはTOC(Table of Con
tents)を含むリードイン領域LIが設けられ、ま
た、プログラム領域PGの外周側にはリードアウト領域
LOが設けられている。さらに、このリードイン領域L
Iの内周側には、プログラム領域PGの記録状況を記録
するプログラム記憶領域PMAと、レーザ駆動パワーを
調整するためのデータが書かれる試し書き領域を含むパ
ワー制御領域PCAとが設けられている。
【0022】次に、図1を参照して、この実施例のデー
タ記録装置の構成を説明する。
【0023】図1において、レーザダイオード1から出
射されるレーザ光は、コリメーションレンズ2で平行光
とされ、グレーティング3及びビームスプリッタ4を介
して対物レンズ6に導かれ、この対物レンズ6によって
光ディスク7上に集光される。
【0024】また、上記ビームスプリッタ4に入射され
た光ビームの一部は、このビームスプリッタ4によって
分離されて、レーザモニタ5に入射される。このレーザ
モニタ5に入射された光ビームは、光電変換されて、光
量に応じた電流値が得られる。この電流値は、モニタヘ
ッドアンプ30に送られて電圧値に変換され、さらに自
動パワー制御(APC)回路31に送られる。
【0025】このAPC回路31は、上記モニタヘッド
アンプ30からの信号を用いて、上記レーザダイオード
1からのレーザ光の出射光量が温度等の外因に影響され
ずに一定となるように制御を行うものである。このAP
C回路31からの制御信号はレーザ変調回路29に送ら
れる。このレーザ変調回路29は、上記APC回路31
からの制御信号に基づいたレーザ駆動パワーで、レーザ
ダイオード1を駆動する。
【0026】上記光ディスク7上に照射されたレーザビ
ームの反射光は、対物レンズ6を介してビームスプリッ
タ4に入射される。このビームスプリッタ4では上記反
射光をマルチレンズ8に導く。このマルチレンズ8は円
筒レンズ及び集光レンズ等から成り、上記反射光をフォ
トディテクタ9上に集光させる。
【0027】上記フォトディテクタ9からの出力はヘッ
ドアンプ10によって電圧値に変換され、マトリックス
回路11に出力される。このマトリックス回路11で
は、上記ヘッドアンプ10からの出力の加減算を行うこ
とにより、トラッキングエラー信号TE、フォーカスエ
ラー信号FE、及びプッシュプル信号PPが生成され
る。上記トラッキングエラー信号TE及びフォーカスエ
ラー信号FEは、位相補償回路12、13にそれぞれに
送られる。
【0028】位相補償回路12で位相が調整されたトラ
ッキングエラー信号TEはドライブ回路14に送られ
る。このドライブ回路14は、上記位相補償回路12か
らのトラッキングエラー信号TEに基づいてトラッキン
グアクチュエータ16を動作させる。これにより、上記
対物レンズ6の上記光ディスク7に対するトラッキング
制御がなされる。
【0029】また、位相補償回路13で位相が調整され
たフォーカスエラー信号FEはドライブ回路15に送ら
れる。このドライブ回路15は、上記位相補償回路13
からのフォーカスエラー信号FEに基づいてフォーカス
アクチュエータ17を動作させる。これにより、上記対
物レンズ6の上記光ディスク7に対するフォーカス制御
がなされる。
【0030】また、上記トラッキングエラー信号TEの
低域成分は、スレッド位相補償回路32に送られて位相
補償され、ドライブ回路33に送られる。このドライブ
回路33では、上記スレッド位相補償回路32からの信
号を用いてスレッドモータ34を駆動させることによ
り、スレッド機構44の位置が移動制御される。
【0031】上記マトリックス回路11から出力される
プッシュプル信号PPは、ウォブル検出回路21に出力
される。このウォブル検出回路21では、光ディスク7
のトラックに沿って予め形成されているウォブル信号が
検出されて、ATIP(Absolute Time In Pre-groov
e)デモジュレータ22に出力される。このATIPデ
モジュレータ22では、ウォブル信号からATIP及び
ATIP読み出しクロック信号が検出される。このAT
IP及びATIP読み出しクロック信号はATIPデコ
ーダ23に送られる。このATIPデコーダ23では、
ATIP及びATIP読み出しクロック信号を用いてア
ドレス情報が再生される。このアドレス情報は、上記C
PU24に供給される。
【0032】上記ウォブル検出回路21で検出されたウ
ォブル信号とATIPデモジュレータ22で検出された
ATIP読み出しクロック信号とは、スピンドルサーボ
回路25にも出力される。このスピンドルサーボ回路2
5は、上記ウォブル信号とATIP読み出しクロック信
号とを用いてモータドライバ26を介してスピンドルモ
ータ27を駆動する。このとき、スピンドルサーボ回路
25は、上記ウォブル検出回路21で検出されるウォブ
ル信号が22.05kHzの一定周波数になるように制
御を行うか、もしくは上記ATIPモジュレータ22か
ら出力されるATIP読み出しクロック信号が6.35
kHzの一定周波数になるように制御を行う。
【0033】上記マトリックス回路11から出力される
RF信号は、2値化回路18に送られて2値化され、2
値化信号としてPLL回路19に送られる。このPLL
回路19では、上記2値化信号からクロック信号が生成
され、このクロック信号は2値化信号と共にデコーダ回
路20に送られる。このデコーダ回路20では、上記ク
ロック信号に基づいて上記2値化信号をデコードする。
これにより、データ信号及びサブコードが再生される。
再生されたデータ信号は出力端子42から出力される。
また、上記サブコードはCPU24に送られる。
【0034】また、上記PLL回路19で再生されたク
ロック信号は、スピンドルサーボ回路25に入力されて
基準クロック信号と比較される。そして、この比較出力
は、回転誤差信号としてモータドライバ26に送られ
る。このモータドライバ26では、上記回転誤差信号に
基づいてスピンドルモータ27の駆動を制御する。
【0035】尚、上述した動作は、光ディスク7からの
データの再生時及び光ディスク7へのデータの記録時
に、共に行われる。
【0036】尚、光ディスク7へのデータの記録時に
は、RF検出回路45で、光ディスク7上の所定の領域
のデータを再生することによりマトリックス回路11か
ら出力されるRF信号に基づいて、光ディスク7にデー
タが記録されているか否かを検出し、この検出信号をC
PU24に供給する。
【0037】ここで、RF検出回路45の概略的な構成
の一実施例を図3に示し、また、このRF検出回路45
における各信号のタイミングチャートを図4に示して、
RF検出回路45の動作について説明する。
【0038】図4のAに示すように、データが記録され
ている記録領域から再生されたRF信号は信号レベルが
変化しているが、未記録領域から再生されたRF信号は
信号レベルがほぼ一定となっている。このRF信号は、
図3に示すハイパスフィルタ(HPF)55を介すこと
により、0レベルを中心とする図4のBに示すような信
号となる。このHPF55からの出力信号は、コンパレ
ータ56に入力される。
【0039】このコンパレータ56では、所定のスライ
スレベルで上記出力信号をスライスする。これにより、
図4のCに示すように、記録領域では周期3T〜11T
のパルス幅の信号に応じた’0’及び’1’の2値化信
号となり、未記録領域ではパルス幅が周期11Tより長
くなり、常に’1’となる出力信号が得られる。この出
力信号は、パルス幅検出回路57に入力される。
【0040】このパルス幅検出回路57からは、上記2
値化信号のパルス幅が周期11Tより短いときには、記
録領域からの再生信号であることを示す’1’となり、
上記2値化信号のパルス幅が周期11Tより長いときに
は、未記録領域からの再生信号であることを示す’0’
となる検出信号が出力される。この検出信号は、図4の
Dに示すものである。
【0041】次に、このデータ記録装置におけるデータ
記録の動作手順の第1の実施例のフローチャートを図5
に示し、以下に説明する。
【0042】先ず、ステップS1で、ホストコンピュー
タ(図示せず)からのコマンドや、このデータ記録装置
に接続された入力装置等からのコマンド等に基づいて、
光ディスク7のデータ記録位置、即ち記録開始位置と記
録終了位置とを設定する。尚、光ディスク7に対する、
連続するデータの記録及び再生は、光ディスク7の内周
側から外周側に向けて行われる。
【0043】そして、ステップS2に進み、データ記録
位置の直前の所定データ量分の領域の先頭に、トラック
ジャンプによって光ピックアップ40を移動させる。上
記領域の大きさは、アシンメトリ値を検出するのに十分
な大きさに設定される。但し、この領域を大きく取る
と、アシンメトリ値の検出に時間がかかることになるの
で、必要最小限であることが望ましい。尚、この実施例
においては、上記領域の1サブコードフレーム分のデー
タとする。このサブコードフレームは、同期信号、サブ
コーディング、オーディオデータ、及びパリティから構
成される、基準の線速度で1/75秒分のフレームであ
る。
【0044】このとき、CPU24は、ドライブ回路3
3に制御信号を送ることにより、スレッドモータ34を
制御し、スレッド機構44を駆動して、光ピックアップ
40を光ディスク7の半径方向に移動させる。これによ
り、光ピックアップ40は、光ディスク7のデータ記録
開始位置の直前のサブコードフレームに移動される。
【0045】さらに、CPU24は、APC回路31に
制御信号を送ることにより、再生用のレーザ駆動パワー
でレーザダイオード1が駆動され、光ピックアップ40
によっって記録開始位置の直前のサブコードフレームの
データが再生される。
【0046】これにより、光ピックアップ40のフォト
ディテクタ9、ヘッドアンプ10、及びマトリックス回
路11を介して得られたRF信号は、RF検出回路45
に供給される。このRF検出回路45によって、記録開
始位置の直前のサブコードフレームにデータが記録され
ているか否かが検出される。
【0047】そして、上記RF検出回路45からの検出
信号がCPU24に供給されることにより、ステップS
3で、記録開始位置の直前のサブコードフレームにデー
タが記録されているか否かが判別される。
【0048】また、CPU24は、記録終了位置の直後
の、少なくとも1サブコードフレームの領域のデータを
再生するように制御を行い、さらに、データが記録され
ているか否かを検出する動作を行う。これにより、記録
終了位置の直後のサブコードフレームにデータが記録さ
れているか否かが判別される。
【0049】このステップS3で、記録開始位置の直前
のサブコードフレームにデータが記録されている、又
は、記録終了位置の直後のサブコードフレームにデータ
が記録されていると判別された場合には、ステップS4
に進む。
【0050】ここで、アシンメトリ検出回路46では、
ステップS2において再生されたRF信号からアシンメ
トリ値を検出しており、このアシンメトリ値はCPU2
4に出力されている。
【0051】よって、このステップS4では、CPU2
4は、アシンメトリ検出回路46で検出されたアシンメ
トリ値を目標アシンメトリ値として設定し、このアシン
メトリ値をメモリ47に記憶する。
【0052】一方、ステップS3で、記録開始位置の直
前のサブコードフレーム及び記録終了位置の直後のサブ
コードフレームのどちらにもデータが記録されていない
と判別された場合には、ステップS5に進む。
【0053】このステップS5では、予め決められてメ
モリ47に記憶されている標準アシンメトリ値を目標ア
シンメトリ値として設定し、このアシンメトリ値をメモ
リ47に記憶する。
【0054】このようにして、目標アシンメトリ値が設
定された後には、ステップS6のOPC(Optimum Powe
r Control)動作、即ちレーザ駆動パワーのキャリブレ
ーション動作を行う。ここで、CPU24は、ドライブ
回路33を制御することにより、光ピックアップ40を
光ディスク7のパワー制御領域PCAに移動させ、レー
ザ駆動パワーを変えながら、メモリ36から読み出した
テストデータを順次パワー制御領域PCAに記録する。
そして、各レーザ駆動パワーで記録されたテストデータ
を再生することにより得られた各RF信号からアシンメ
トリ値をそれぞれ検出する。この後、この検出したアシ
ンメトリ値から、ステップS4又はステップS5で設定
された目標アシンメトリ値に最も近い値となるアシンメ
トリ値を選択する。
【0055】そして、ステップS7において、CPU2
4は、ステップS6で選択したアシンメトリ値となるテ
ストデータを記録したときのレーザ駆動パワーとなるよ
うにAPC回路31を制御し、記録開始位置からデータ
の記録を行う。このデータ記録時には、スイッチ35は
端子a側に切り換えられて信号入力端子43に接続され
ており、この信号入力端子43からは記録用のデータが
入力される。この入力された記録用のデータは、スイッ
チ35を介してデータエンコーダ28でエンコードさ
れ、レーザ変調回路29に送られる。レーザ変調回路2
9では、APC回路31からの制御信号に基づいたレー
ザ駆動パワーでレーザダイオード1を駆動することによ
り、データの記録が行われる。
【0056】次に、このデータ記録装置におけるデータ
記録の動作手順の第2の実施例のフローチャートを図6
に示し、以下に説明する。
【0057】先ず、ステップS11で、データ記録位
置、即ち記録開始位置と記録終了位置とを設定する。こ
のステップS11の処理は、図5のステップS1の処理
と同様の処理である。次に、ステップS12で、ディス
ク交換情報がONであるか否かが判別される。この光デ
ィスク7が交換されたか否かの判別は、ディスク検出器
37からの検出結果に応じて判別される。このディスク
検出器37は、フォトカプラ等によって構成することが
できる。尚、光ディスク7が交換されるまでは、このデ
ィスク交換情報はOFFであり、光ディスク7が交換さ
れるとONになるようになされている。
【0058】このステップS12において、ディスク交
換情報がONであると判別された場合には、光ディスク
7がデータ記録装置に装着されてから目標アシンメトリ
値の設定が1回もなされていないことになる。この場合
には、ステップS13に進み、光ディスク7からデータ
を再生して目標アシンメトリ値を設定する。この目標ア
シンメトリ値はメモリ47に記憶される。尚、このステ
ップS13の処理は、図5のステップS2〜ステップS
5までの処理と同様の処理である。
【0059】一方、ステップS12で、ディスク交換情
報がOFFであると判別された場合には、ステップS1
4に進み、メモリ47に記憶されているアシンメトリ値
を目標アシンメトリ値として設定する。
【0060】そして、ステップS15に進み、図5のス
テップS6の処理と同様のOPC動作を行う。この後、
ステップS16で、目標アシンメトリ値と最も近いアシ
ンメトリ値となるテストデータを記録したときのレーザ
駆動パワーとなるようにAPC回路31を制御し、記録
開始位置からデータの記録を行う。データの記録が終了
した後には、ステップS17で、ディスク交換情報をO
FFにして、データ記録動作を終了する。
【0061】次に、このデータ記録装置におけるデータ
記録の動作手順の第3の実施例のフローチャートを図
6、図7、及び図8に示し、以下に説明する。
【0062】この第3の実施例は、データ記録位置であ
る記録開始位置の直前及び記録終了位置の直後の両方の
サブコードフレームにデータが記録されているときに、
記録開始位置の直前のサブコードフレームのデータから
検出したアシンメトリ値に基づいて設定されたレーザ駆
動パワーで所定量のデータの記録を行い、順次所定値ず
つ記録終了位置の直後のサブコードフレームのデータか
ら検出したアシンメトリ値に基づいて設定されたレーザ
駆動パワーに近づくように切り換えて、上記所定量ずつ
データの記録を行うものである。
【0063】先ず、ステップS21で、データ記録位
置、即ち記録開始位置と記録終了位置とを設定する。こ
のステップS21の処理は、図5のステップS1の処理
と同様の処理である。次に、ステップS22で、記録開
始位置の直前のサブコードフレームのデータを再生す
る。そして、ステップS23で、記録開始位置の直前の
サブコードフレームにデータが記録されているか否かを
判別する。この検出は、RF検出回路45からの出力に
基づいて行われる。
【0064】このステップS23で、データが記録され
ていると判別された場合には、ステップS24に進み、
記録開始位置の直前のサブコードフレームから再生した
データに基づいて検出し、検出したアシンメトリ値を記
録開始位置の目標アシンメトリ値として設定して、この
アシンメトリ値をメモリ47に記憶する。
【0065】一方、ステップS23で、データが記録さ
れていないと判別された場合には、ステップS25に進
み、メモリ47に記憶されている標準アシンメトリ値を
記録開始位置の目標アシンメトリ値として設定し、この
アシンメトリ値をメモリ47に記憶する。
【0066】次に、ステップS26で、記録終了位置の
直後のサブコードフレームのデータを再生する。そし
て、ステップS27で、記録終了位置の直後のサブコー
ドフレームにデータが記録されているか否かを判別す
る。この検出は、RF検出回路45からの出力に基づい
て行われる。
【0067】このステップS27で、データが記録され
ていると判別された場合には、ステップS28に進み、
記録終了位置の直後のサブコードフレームから再生した
データに基づいて検出し、検出したアシンメトリ値を記
録終了位置の目標アシンメトリ値として設定して、この
値をメモリ47に記憶する。
【0068】一方、ステップS27で、データが記録さ
れていないと判別された場合には、ステップS29に進
み、メモリ47に記憶されている標準アシンメトリ値を
記録終了位置の目標アシンメトリ値として設定し、この
値をメモリ47に記憶する。
【0069】そして、ステップS30に進み、OPC動
作を行う。
【0070】ここで、OPC動作について詳細に説明す
る。
【0071】このOPC動作とは、レーザダイオード1
のデータ記録時のレーザ駆動パワーの最適値を決定する
ことである。このレーザ駆動パワーの最適値とは、デー
タ再生時のデータエラーレートが最小となるアシンメト
リ値を持つRF信号を記録するためのレーザダイオード
1に対するレーザ駆動パワーの値である。
【0072】先ず、このOPC動作においては、CPU
24の制御によって、スピンドルモータ27及びスレッ
ド機構44をそれぞれ制御して、光ピックアップ40を
光ディスク7のパワー制御領域PCAに移動する。
【0073】次に、CPU24からの制御によって、ス
イッチ35を端子b側に切り換えてメモリ36と接続
し、メモリ36に記憶されているアシンメトリ検出用の
テストデータを読み出す。このテストデータは、データ
エンコーダ28を介してレーザ変調回路29に送られ
る。また、CPU24からの制御によって、APC回路
31を制御し、複数の異なるレーザ駆動パワーでレーザ
ダイオード1を駆動する。これにより、光ディスク7の
パワー制御領域PCAに、複数の異なるレーザ駆動パワ
ーによるテストデータが記録される。
【0074】この後、上記記録されたテストデータを再
生し、これによって得られるRF信号をアシンメトリ検
出回路46に送る。このアシンメトリ検出回路46では
各レーザ駆動パワーにおけるアシンメトリ値を検出す
る。CPU24は、アシンメトリ検出回路46で検出さ
れた各レーザ駆動パワーにおけるアシンメトリ値の内
で、目標アシンメトリ値に最も近いアシンメトリ値を検
出し、このアシンメトリ値が得られたときのレーザ駆動
パワーの値を最適値とする。この最適値とされたレーザ
駆動パワーの値を示すレーザ駆動パワー情報はメモリ4
7に記憶されると共に、APC回路31に送られる。以
上により、OPC動作が行われる。
【0075】次に、ステップS31に進み、ステップS
23及びステップS27における検出結果に基づいて、
記録開始位置の直前のサブコードフレーム及び記録終了
位置の直後のサブコードフレームに共にデータが記録さ
れているか否かを判別する。
【0076】このステップS31で、両方のサブコード
フレームにデータが記録されていると判別された場合に
は、図8のステップS32に進む。
【0077】ここで、1サブコードフレームのレーザ駆
動パワーの変化量をΔで表すとすると、この変化量Δ
は、記録終了位置のレーザ駆動パワーをEP、記録開始
位置のレーザ駆動パワーをSP、記録終了位置のフレー
ム番号をEF、記録開始位置のフレーム番号をSFとす
るときに、以下に示す(2)式で表すことができる。
【0078】
【数2】
【0079】ステップS32では、この(2)式に基づ
いて、1サブコードフレーム毎のレーザ駆動パワーの変
化量を求める。この求めた変化量の値は、変化量データ
としてメモリ47に記憶する。これにより、サブコード
フレーム単位でレーザ駆動パワーを段階的に変化させる
ことができる。
【0080】そして、ステップS33に進み、記録開始
位置の目標レーザ駆動パワーをセットする。即ち、CP
U24が、メモリ47に記憶されている記録開始位置の
駆動パワー情報を読み出し、この駆動パワー情報に応じ
た制御信号をAPC回路31に出力する。これにより、
APC回路31における目標レーザ駆動パワーがセット
される。
【0081】次に、ステップS34で、信号入力端子4
3から入力される1サブコードフレーム分のデータが、
スイッチ35を介してデータエンコーダ28でエンコー
ドされ、レーザ変調回路29に送られることにより、光
ディスク7に1サブコードフレーム分のデータの記録を
行う。
【0082】次に、ステップS35に進み、記録終了位
置であるか否かが判別される。即ち、ステップS34
で、記録終了位置にデータを記録したか否かを検出す
る。このステップS35で、記録終了位置であると判別
された場合には、データ記録動作の処理を終了する。ま
た、記録終了位置でないと判別された場合には、ステッ
プS36で、目標レーザ駆動パワーを上記変化量だけ変
化させる。即ち、CPU24は、メモリ47に記憶され
ている変化量データを読み出し、この変化量データに基
づいて、APC回路31の目標レーザ駆動パワーを制御
する。そして、ステップS34に進み、1サブコードフ
レーム分のデータの記録を行う。このように、ステップ
S35において、記録終了位置であると判別されるま
で、ステップS34〜ステップS36までの処理を行
う。
【0083】また、ステップS31において、記録開始
位置の直前のサブコードフレーム及び記録終了位置の直
後のサブコードフレームに共にデータが記録されていな
いと判別された場合、即ち、一方のサブコードフレーム
のみにデータが記録されているか、又は、両方のサブコ
ードフレームに共にデータが記録されていないと判別さ
れた場合には、図9のステップS37に進む。
【0084】そして、ステップS37において、ステッ
プS23及びステップS27における検出結果に基づい
て、記録開始位置の直前のサブコードフレームのみにデ
ータが記録されているか否かが判別される。
【0085】このステップS37で、記録開始位置の直
前のサブコードフレームのみにデータが記録されている
と判別された場合には、ステップS38に進み、記録開
始位置の目標アシンメトリ値より得た目標レーザ駆動パ
ワーで全データを記録する。即ち、CPU24は、メモ
リ47に記憶されている記録開始位置の駆動パワー情報
を読み出し、この駆動パワー情報に基づいて、APC回
路31の目標レーザ駆動パワーを制御する。そして、こ
の目標レーザ駆動パワーで全データを光ディスク7に記
録させる。
【0086】また、ステップS37で、記録開始位置の
直前のサブコードフレームのみにデータが記録されてい
ない、即ち、記録終了位置の直後のサブコードフレーム
のみにデータが記録されている、又は、記録開始位置の
直前のサブコードフレーム及び記録終了位置の直後のサ
ブコードフレーム共データが記録されていないと判別さ
れた場合には、ステップS39に進む。このステップS
39において、記録終了位置の目標アシンメトリ値より
得た目標レーザ駆動パワーで全データを記録する。即
ち、CPU24は、メモリ47に記憶されている記録終
了位置の駆動パワー情報を読み出し、この駆動パワー情
報に基づいて、APC回路31の目標レーザ駆動パワー
を制御する。そして、この目標レーザ駆動パワーで全デ
ータを光ディスク7に記録させる。
【0087】ここで、記録開始位置の直線のサブコード
フレーム及び記録終了位置の直後のサブコードフレーム
に共にデータが記録されていない場合においても、記録
終了位置の目標レーザ駆動パワーで記録を行っている
が、両方のサブコードフレーム共データが記録されてい
ないときには、記録開始位置及び記録終了位置共、メモ
リ47に同じ値として駆動パワー情報が記憶されている
ため、どちらのサブコードフレームの駆動パワー情報を
用いても問題がないためである。
【0088】さらに、この第3の実施例においては、記
録開始位置の直前のサブコードフレームのデータの再生
と、記録開始位置の目標アシンメトリ値の設定とを行っ
た後に、記録終了位置の直後のサブコードフレームを再
生するようにしているが、本発明のデータ記録装置にお
いては、これに限られるものではなく、記録開始位置の
直前及び記録終了位置の直後のサブコードフレームを再
生した後に、記録開始位置及び記録終了位置における目
標アシンメトリ値を設定するようにしても良い。
【0089】また、アシンメトリ値は、レーザダイオー
ド1のレーザ駆動パワーを変化させることによって制御
するほかに、レーザ光の発光時間、即ち、同じ大きさ例
えば周期3Tのパルス幅の信号のピットを形成する際の
レーザ光の発光開始時間及び発光終了時間を制御するこ
とにより制御することも可能である。この場合には、C
PU24からレーザ変調回路29に制御信号が供給さ
れ、レーザ変調回路29においてレーザ光の発光時間が
制御される。
【0090】さらに、OPC動作時に検出するアシンメ
トリ値の代わりに、エネルギ中心値を検出して、このエ
ネルギ中心値を用いて用いることもできる。このエネル
ギ中心値βは、以下の(3)式で求められる。(図2参
照)
【0091】
【数3】
【0092】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明に係るデータ記録装置は、光学的記録媒体に対してレ
ーザビームを照射するレーザ照射手段と、上記光学的記
録媒体から反射されたレーザビームを受けて電気信号に
変換する光電変換手段と、上記光電変換手段の出力に基
づいて上記光学的記録媒体に上記データ信号が記録され
ているか否かを検出する第1の検出手段と、上記光電変
換手段の出力に基づいてアシンメトリ値を検出する第2
の検出手段と、上記データ信号の上記光学的記録媒体へ
の記録に先立って、上記第1の検出手段により上記光学
的記録媒体の上記データ信号が記録される領域と近接す
る領域に上記データ信号が記録されているか否かを検出
させ、上記データ信号が記録されている際には、上記近
接する領域から再生されたデータ信号に基づいて上記第
2の検出手段で検出されたアシンメトリ値を目標アシン
メトリ値に設定し、上記データ信号が記録されていない
際には、予め決められているアシンメトリ値を上記目標
アシンメトリ値に設定する制御手段とを備えることによ
り、追加記録されるデータのアシンメトリ値を先に記録
されたデータのアシンメトリ値と同じ値にすることがで
きるので、データエラーレートを減少させることができ
る。即ち、記録したデータの品質を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデータ記録装置の概略的な構成を
示す図である。
【図2】光ディスクの記録フォーマットを示す図であ
る。
【図3】RF検出回路の概略的な構成を示す図である。
【図4】RF検出回路の動作を説明するためのタイミン
グチャートである。
【図5】データ記録の動作手順の第1の実施例のフロー
チャートである。
【図6】データ記録の動作手順の第2の実施例のフロー
チャートである。
【図7】データ記録の動作手順の第3の実施例のフロー
チャートである。
【図8】両方のサブコードフレームにデータが記録され
ているときのデータ記録の動作手順のフローチャートで
ある。
【図9】両方のサブコードフレームにデータが記録され
ていないときのデータ記録の動作手順のフローチャート
である。
【図10】データの記録及び再生時の各信号波形等を示
す図である。
【図11】RF信号のアシンメトリ値を示す図である。
【符号の説明】
1 レーザダイオード 7 光ディスク 24 CPU 36 メモリ 37 ディスク検出器 40 光ピックアップ 45 RF検出回路 46 アシンメトリ検出回路 47 メモリ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学的記録媒体にデータ信号を記録する
    データ記録装置において、 上記光学的記録媒体に対してレーザビームを照射するレ
    ーザ照射手段と、 上記光学的記録媒体から反射されたレーザビームを受け
    て電気信号に変換する光電変換手段と、 上記光電変換手段の出力に基づいて上記光学的記録媒体
    に上記データ信号が記録されているか否かを検出する第
    1の検出手段と、 上記光電変換手段の出力に基づいてアシンメトリ値を検
    出する第2の検出手段と、 上記データ信号の上記光学的記録媒体への記録に先立っ
    て、上記第1の検出手段により上記光学的記録媒体の上
    記データ信号が記録される領域と近接する領域に上記デ
    ータ信号が記録されているか否かを検出させ、上記デー
    タ信号が記録されている際には、上記近接する領域から
    再生されたデータ信号に基づいて上記第2の検出手段で
    検出されたアシンメトリ値を目標アシンメトリ値に設定
    し、上記データ信号が記録されていない際には、予め決
    められているアシンメトリ値を上記目標アシンメトリ値
    に設定する制御手段とを備えることを特徴とするデータ
    記録装置。
  2. 【請求項2】 上記制御手段は、上記目標アシンメトリ
    値に基づいて、上記レーザ照射手段の駆動パワーを設定
    することを特徴とする請求項1記載のデータ記録装置。
  3. 【請求項3】 上記制御手段は、上記第1の検出手段に
    より、上記光学的記録媒体の上記データ信号が記録され
    る領域の直前の領域に上記データ信号が記録されている
    か否かを検出させることを特徴とする請求項2記載のデ
    ータ記録装置。
  4. 【請求項4】 上記制御手段は、上記第1の検出手段に
    より、上記光学的記録媒体の上記データ信号が記録され
    る領域の直後の領域に上記データ信号が記録されている
    か否かを検出させることを特徴とする請求項2記載のデ
    ータ記録装置。
  5. 【請求項5】 上記制御手段は、上記第1の検出手段に
    より、上記光学的記録媒体の上記データ信号が記録され
    る領域の直前及び直後の両方の領域に上記データ信号が
    記録されているか否かを検出させることを特徴とする請
    求項2記載のデータ記録装置。
  6. 【請求項6】 上記制御手段は、上記第1の検出手段に
    より、上記光学的記録媒体の上記データ信号が記録され
    る領域の直前及び直後の両方の領域に上記データ信号が
    記録されていることが検出された際に、上記第2の検出
    手段により、上記光学的記録媒体の上記データ信号が記
    録される領域の直前の領域から再生されたデータ信号か
    ら第1のアシンメトリ値を検出させ、かつ、上記光学的
    記録媒体の上記データ信号が記録される領域の直後の領
    域から再生されたデータ信号から第2のアシンメトリ値
    を検出させ、 上記データ信号の記録時に、上記データ信号が記録され
    る領域の先頭において、、上記第1のアシンメトリ値に
    基づいて設定された駆動パワーによって上記レーザ照射
    手段を駆動させ、上記データ信号が記録される領域の後
    尾において、上記第2のアシンメトリ値に基づいて設定
    された駆動パワーによって上記レーザ照射手段を駆動さ
    せることを特徴とする請求項5記載のデータ記録装置。
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