JPH08506881A - 小型ダックビル弁 - Google Patents

小型ダックビル弁

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JPH08506881A
JPH08506881A JP51417794A JP51417794A JPH08506881A JP H08506881 A JPH08506881 A JP H08506881A JP 51417794 A JP51417794 A JP 51417794A JP 51417794 A JP51417794 A JP 51417794A JP H08506881 A JPH08506881 A JP H08506881A
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lips
small
duckbill valve
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JP51417794A
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イー アトキンソン,ゴードン
アール クンセ,ジェームズ
シー ベイリー,ジェームズ
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ヴァーネイ ラボラトリーズ インク
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Abstract

(57)【要約】 医療用投与セットに用いられ、手術中に非常に小さい領域内に設けられ、かつ大型バルブに匹敵する性能を有した小型バルブ10が提供される。このバルブは、ダックビル弁(duckbill valve)として形成され、極めて薄く実質的に平坦で互いに収束するように延在したリップ18,19を有している。この弁の出口端には前記両リップによりスリット38が形成されており、このスリット38は、前記リップが、前記出口端から離間して該リップに位置した回動点52,54回りに回動した際に開位置とされる。スリーブ40状の支持体により、該弁の作動中に接触面が互いに位置合わせされ、大きい背圧が付与された際にも、薄くデリケートなリップ18,20か反転せず、該ダックビル弁の本来のシール性能が充分に発揮されるようなっている。また、この弁の入口端22の近傍には薄い領域61か設けられており、前記リップ18,19が、前記リップを分離するよう該弁の入口端に付与される力から縁切りされる。

Description

【発明の詳細な説明】 小型ダックビル弁 発明の背景 本発明は医療用として用いられるダックビル逆止弁(duckbill check valve) に係わり、詳しくは、低クラッキング圧(low cracking pressure)での順流(f orward flow:拡散流)において作動し高流量を提供する小型化された流量制御 ダックビル弁に関する。 典型的な投与セット装置(administration set arrangement)では、2本の流 体供給ラインを患者の輸注領域に延びる単一の流体ラインに合流させるのにYサ イト(Y-site)が用いられている。一般に、一方の供給ラインは塩水(saline) またはそれと同等の流体を連続供給し、他方のラインは指示(処方)された量の 薬物を供給するのに用いられる。前記薬物が前記Yサイトを流れる際、前記塩水 ライン内に設けられた逆止弁が前記薬物により作用する流体圧に応じて閉じて、 前記薬物が前記塩水ラインに流れ込むことが防止される。逆止弁のシールが完全 でないと、薬物が前記塩水溶液に入り込んで、指示された量の薬物が適正に分配 されなくなる。 また、投与セットのための逆支弁は、順流方向の流れについては非常に低いク ラッキング圧でそれを生じせしめるものでなければならない。これは、逆支弁が 前記薬物供給ライン内に設けられているときに特に重要である。薬物が投与され る際、前記弁に至る管路内の薬物の量が少なくなるまで前記流体による水頭圧は 連続的に減少するため、圧力水頭が弁を開いておくには低すぎるものとなってし まい、薬物を全量供給できずに流体の流れが止ってしまうからである。従って、 弁の順流クラッキング圧を減少させることによって、指示された薬物の全量又は ほぼ全量を患者に投与できるようになる。 また、投与セットを介して流れる流体の流れに対し、逆支弁による影響をでき る限り少なくすることが重要である。例えば、緊急状態にあっては、患者に接続 する前に空気のラインをパージするため、逆支弁が大流量を許容することが要求 され、それにより大幅に遅れをとることなく指示(処方)された薬物を投与でき る。 周知の薬物投与用の逆支弁の一つのタイプのものは、剛性を有したハウジング 内に位置した、ゴムまたはエラストマー状の物質からなるディスクを備えている 。このハウジングは通常、前記ディスクと接触する環状のプラスチック座を備え ており、これらディスクと座とで、該弁での逆流を防止するシールを形成してい る。該弁での順流方向の流れは許容するように、前記エラストマー状の物質から 成るディスクが前記ハウジングの前記座から離れて長手方向に移動し、これによ り流体は、前記ディスクの外周の周りを流れて該弁を通過することができる。デ ィスク・タイプの逆支弁の典型的なものとしては、Brost氏による米国特許No.3, 889,710、Mcphee氏による米国特許No.4,354,492、Paradis氏による米国特許No.4 ,615,693、他に開示されている。 このようなディスク弁は、前記ゴム製のディスクが前記ハウジングの硬いプラ スチック座に接触するシール面が広いためにその特性が制限される。2つの異な る材質のものがかなり広い面積にわたって互いに接触する結果、微小な不規則性 が生じ、前記エラストマー状物質のディスクから形成される表面と前記プラスチ ックの座との間に、逆流状態で流体の漏洩を許容してしまう小さい割れ目が形成 され、かなりの確率で漏れが生ずる可能性がある。また、ディスク弁は、その方 向が変えられる度にしばしば性能の変更を強いられる。例えば、Yサイトに取り 付けた場合、弁が逆方向を向くことがあり、弁の方向によっては、前記ディスク の重量が弁の応答性に影響を及ぼすことがある。 ダックビル弁は、投与セットに逆止弁として用いられる別のタイプの弁である 。ダックビル弁はスリットで収束する2つの弁リップから形成され、これらリッ プが離間して前記スリットを開くことにより流体を前方(順流方向)に流すよう になっている。通常、このダックビル弁はスリットの形成されない状態に成型さ れ、この成型の後、前記スリットが切られて一対の双補的な係合面が互いに対向 したリップに形成され弁が構成される。この弁は、柔軟なエラストマー状の材料 から成るのが好ましく、そうすることにより、前記スリットが閉じられたときに は逆流時の漏洩を防止する能動的なシールを両リップ間に形成できる。さらに、 ダックビル弁は、弁の閉状態における前記スリットの長さが該スリットが開位置 に移動したときに形成される孔の外周に較べてかなり短いために前記スリットが 広い流れ面積を提供でき、この点において小型化に向いている。また、ダックビ ル弁は、その本来の安定性のおかげでディスク弁よりも位置による影響が極めて 小さく、そのためダックビル弁は、その向きに拘わらず堅実な性能を発揮する。 Atkinson氏他による米国特許No.4,535,819、Duncan氏他による米国特許No.4,5 35,818、Edwards氏他による米国特許No.4,566,493、およびEdwards氏による米国 特許No.4,612,960は、医療用流体投与セットに用いられるダックビル弁構造を開 示している。また、これらの特許は、前記弁のリップに近接して延びたハウジン グ構造体も開示しており、該ハウジング構造により、弁周りの領域に保留される 残留空気が最小化され、これによりシステムの空気のパージに関する問題が最小 化されるものとなっている。これらの弁は通常、ハウジングの溝と協働して弁が ハウジングに対し正しく位置合わせされるようにする位置合わせタブ(aligment tab)を弁に設ける必要がある。また、これらの弁は、医療用投与セットにおい てはYサイトと共に用いられる旨が開示されている。しかし、これらの弁はその サイズの問題で前記Yサイトに直接に組み込むことができず、例えば米国特許No .4,535,818に示されるように、Yサイトから延びた枝部に取り付けられたハウジ ング内に収納されるべきものとされている。 従って、低クラッキング圧を有し、高流量を達成でき、逆流に対して信頼性の 高い確実な逆止作用を有し、しかも方向の変化にも大きく左右されることない医 療用投与セットのための小型弁の提供が求められる。 発明の概要 本発明は、流体が第一の方向にのみ流れ、対向する第二の方向には流れないよ うにする小型ダックビル弁であって、該弁の入口端から出口端の方向に向かって 互いに接近する実質的に平面なる一対のリップと、前記出口端において前記両リ ップ間にスリットを形成する手段と、前記リップと各交線に沿って交差し、前記 リップとともに該弁の長軸方向を規定する円筒形内壁を形成する手段と、前記出 口端と前記交線との間で前記各リップにおける回動領域を形成する手段と、を有 し、前記リップは極めて薄く高柔軟性を有した部材として形成され、該リップを 介して、前記スリットを開くのに抗する最小の力が前記回動領域から前記スリッ トに付与されるように構成された小型ダックビル弁を提供するものである。 本発明の他の実施態様では、該小型ダックビル弁はさらに、前記リップを囲む ように延在し該リップを該弁の第二の端部において前記スリットの対向端近傍に 支持する円筒形スリーブを備えており、該スリーブは、第一および第二の外径を 有し、前記第一の外径は、該小型弁を取り付けるためのハウジングの円筒形内壁 と協働するために第二の外径よりも大きく、前記第二の外径が前記ハウジングと 接触しないように維持される。 本発明のさらに別の実施態様では、前記スリーブは前記リップのための前記回 動領域の近傍で前記リップと交差し、前記リップ回動領域と該弁の前記入口端と の間には支持回動領域が形成され、これによりリップが前記入口端に生じる回動 力から切り離される。 かくして、本発明の目的は、精巧かつ柔軟な構造を形成するリップを有し、こ れにより、低クラッキング圧で作動して液体を順流方向に流すことのできるダッ クビル弁を提供することである。さらに、該弁の前記スリーブは、最大径が0. 164inch、最大長さが約0.188inchであり、該弁は比較的高流量に対応で きるものでありながら非常に小さいユニットとして構成される。 本発明のその他の目的および優位点等は下記の説明、添付の図面、およびクレ ームにより明かとされる 図面の簡単な説明 図1は、医療用投与セットにおいてYサイトに結合された本発明に係る弁を示 す該略図; 図2は、本発明に係る弁を長手中心軸に沿って切って見た断面図; 図3は、図2に示した弁の3−3線に沿った矢視図; 図4は、本発明に係る弁を出口端から見た下面図; 図5は、本発明に係る弁を入口端から見た上面図; 図6は、本発明に係る一方のリップの断面積を示す断面図; 図7は、Yサイトの分岐部内に取り付けた状態の弁の一方側について示す断面 図; 図8は、スリット長とリップ位置との理論上の関係を示すグラフ; 図9は、スリット長とクラッキング圧との理論上の関係を示すグラフ; 図10は、リップ厚とリップ位置との理論上の関係を示すグラフ; 図11は、リップ厚とクラッキング圧との理論上の関係を示すグラフ;である 。 好ましい実施例の詳細な説明 本発明は、特に図1に示すような医療用流体投与セット14のためのYサイト 12あるいはその他のライン内取付サイト内で用いられて好適な小型ダックビル 弁10を提供するものである。既に述べたように、従来のダックビル弁に関わる 問題の一つは、ダックビル弁を収納するための分離したハウジングを設ける必要 があり、それによって初めて該弁をYサイトの前記ハウジングに取り付けたり、 医療用投与セット内のその他の位置に設けたりすることができたということであ る。医療用流体投与セットは通常、医療用流体供給源15および、内径が0.1i nchオーダーの流体ライン又はチューブ16を備えている。また、かかるライン には流体ラインとほぼ同オーダーのサイズで、ライン内の流れを制御する弁を有 しているのが望ましく、それによって該弁を例えばYサイトのような現存の投与 セット装置に取り付けることができ、Yサイトに大幅な変更を加える必要がなく なる。また、弁を非常に小さいものとすることにより、流体投与の前に排除すべ き潜在空気(potential entrapment of air)の領域を減少することができる。 ダックビル弁を小型化する場合には、圧力領域または圧力面積(例えば、流体 を前方に流すために流体圧により作動してリップを開くダックビル弁のリップの 内側の領域)と、該リップの剛性との関係が弁の特性にとって一段と重要になっ てくるため、現存の弁を単に小型化したのでは充分な性能を得られないというこ とが解かっている。詳しくは、弁サイズを減少すれば、それに対応して前記圧力 領域が減少し、弁を開くのにより多くの圧力が必要とされることが解かっている 。 また、弁サイズを小さくすれば、その弁を構成する材料特性も一層重要な要素 となってくる。例えば、一般に医療用にはシリコーン・エラストマが用いられ、 また、シリコーン材料よりダックビル弁を形成することは周知であるが、シリコ ーンの個々のタイプによる種々の程度においてシリコーンの自己付着性が、弁の サイズが小さくされるつれ益々重大な要素となるとされており、その付着性が増 大すれば、弁が開くのにより高い不安定なクラッキング圧が必要とされるように なる。同時に、前記リップ間のスリットを、該弁を介して大きな流量を流せるよ うに充分に開けることができる、より高いエラストマ状の材料を設けることが望 まれる。 また、要求される特性を得られる特定な材料選択に関わる問題は、その弁が例 えば医療用流体投与セット用などとして医療用として用いられたときに一層大き なものとなる。すなわち例えば、その材料が人体の組織細胞(human tissuecell s)に対して害(toxic)とならないか、といった細胞毒性試験(cytotoxicityte st)にパスするものでなければならない。このように、シリコーン材料のなかに は無害で弾性を有し医療用の弁に好適なものもあるが、その自己付着傾向のため に、弁が特有な低クラッキング圧で開きかつ高流量にも対応できるといった特殊 な物理的特性を有するように弁を設計する必要がある。 小型弁の設計上重要と思われるもう一つのパラメータは、弁のリップ間に開口 を形成する前記スリットの長さであり、このスリット長は、弁の内径にほぼ対応 するのが好ましい。弁を開くための低クラッキング圧を提供するためには、スリ ットを長いものとするのが望ましい。小型弁では、該スリットが僅か増加するだ けでクラッキング圧が確実に減少するので、小径の弁内にできるだけ長いスリッ トを形成するのが望ましい。 ダックビル弁の仕様を左右する上記のパラメータから見れば、弁が小型化され ると、前記スリットを開くように作動する圧力領域(圧力面積)も減少し、クラ ッキング圧の増加につながることになる。また、リップ厚(したがってリップの 剛性も)は弁のサイズの小型化に伴って減少するが、圧力領域が減少するので、 このリップ厚の減少はクラッキング圧の増加を補償するには不十分である。何故 なら、弁が小さくなると、弁サイズおよびリップ厚がリニアな関係で減少するの に対し、前記圧力領域は平方(二乗)的に減少するからである。また、後述する ように、前記リップ厚の減少可能な範囲にも実際には限度があることが解かって いる。 本発明に係る小型弁10を設計するにあたって考慮すべき他の点は、このよう に極めて薄い非常に小さいリップを持ちかつ両リップ間に形成される接触面積の 小さい弁の形成に係る問題である。前記リップ厚が減少すれば、リップ内の成型 残留応力(molded in stresses)の問題は増大する。つまり、この弁の前記リッ プは、前記スリットを形成する前に互いに正確に位置決めされ得るものであるが 、前記両リップ間にスリットが形成された後に、前記残留応力が前記リップを互 いの適正位置からずらしてしまう恐れがある。したがって、本発明による小型化 弁の製造時には、前記リップを互いの適正位置に保持する支持構造を設けること が好ましい。 図2ないし図5を参照すると、本発明によれば、該ダックビル弁10は一対の リップ18,20備えている。これらリップは、該弁の入口端22から出口端2 4の方向に向かって互いに収束するように接近している。各リップ18,20は 、平面的な外壁部26,28と平面的な内壁部30,32とをそれぞれ有してい る。 該小型弁10は、前記両リップ18,20が両者間にわたるリップ膜34によ り接続されるようにして成型工程により形成するのが好ましい。成型段階では、 前記成形工程に続いて、前記リップ膜34を該弁10の長軸36と交差する方向 にカットし、両リップ18,20間にスリット38を形成する。 ダックビル弁の他の型の弁に対する主な優位点は、ダックビル弁は単一の成型 品により構成された後に前記膜34にナイフでスリットを入れられので、前記膜 34のシール構造のための一つの面を形成する細い構造部と、膜34の対向する シール面を形成する細い構造部とが互いに密着(mating)できる点にあることに 留意すべきである。 さらに後述するように、前記リップ18,20は、この小型弁10が所要の作 動特性を発揮できるように、精巧なリップ構造を形成する非常に薄い弛緩した部 材として形成されている。そのため、筒状のスリーブ40の形状とされた固定構 造が前記リップ18,20を囲み、かつ前記リップ18,20を固定して前記対 向する細い構造部が正しくかみ合ってシールするように前記スリット38の端部 から前記出口端24まで延びている。 図2に最もよく示されるように、前記管状スリーブ40はこのスリーブ40の 第一の外径を規定する第一の外壁42と、このスリーブ40の第二の外径を規定 する第二の外壁43とを有している。ここで、前記第二の外壁43による第二の 外径は前記第一の外壁42による第一の外壁よりも小さく、前記第一の外壁42 の終端部45には段部が形成されている。 また、前記スリーブ40の円筒形なる内壁面44は前記第二の外壁面43と平 行に延出しており、これら第二の壁面43および内壁面44は環状をなす端面4 6により接続されている。該端面46は、リップ18,20の端部の前記リップ 膜34と実質的に面一となっている。円筒形をなす前記内壁面44は、図3およ び図4に最もよく示されるように、曲交線48,50に沿って前記両リップ18 ,20の前記外壁面26,28と交わっている。前記交線に近接した前記リップ の領域は、図2において点線52,54により囲まれた領域によって示される回 動領域を形成する複数の回動点を形成しており、前記両リップ18,20は、こ れらリップが該弁10を介して流体を流すべく開くときに前記回動領域の部分で 回動するものとなっている。 前記スリーブ40と前記リップ18,20とは、前記スリーブ40が前記スリ ット38の両端近傍で前記リップ18,20との結合部を形成しそれにより前記 リップ18,20の端部が前記膜34で互いに平行に保持されるように結合され ていることに留意すべきである。それと対照的に、前記曲交線48,50は、前 記リップ18,20と前記スリーブ40との間に非結合領域を形成するもので、 この非結合領域においては、前記リップ18,20は、前記スリット38が開く のに抗する前記スリーブ40から伝達された最小限度の力で回動する。この非結 合領域は、前記各曲交線48,50の頂点に最も近接した部分に沿って位置して おり、前記回動領域52,54と前記スリットの両端に近接した前記結合領域と の間に移行領域が前記曲交線48,50に沿って形成されている。このリップ1 8,20とスリーブ40の関係は重要である。何故なら、この関係により、前記 リップが適正な作動位置に保持されかつ前記スリーブ40が前記リップ18,2 0を支持しているにも拘わらず、流体を前方に流すべく前記スリット38が極め て低いクラッキング圧で開くことが保証されるからである。 図3および図5に示すように、前記スリーブ40の前記外壁面42からは、径 方向外方に延出したフランジ56が設けられている。このフランジは、前記リッ プの内面30,32と該弁10のほぼ円筒状の内壁部63との交わり部を形成す る各曲交線58,60の頂点59,61に対応した位置から外方に延出している 。該フランジ56は、該小型弁10を、図1に示す前記Yサイト12の如きハウ ジング内に取り付ける際の取付け面となる。 図7にさらに示すように、前記フランジ56は通常、取付け面とキャップ部材 59との間にあって圧縮され、これにより該フランジの内壁面63が僅かに内方 に膨らみ又は曲げられる。典型的な従来の弁においては、このフランジ56の領 域における前記内壁面63のこの曲がりによって、前記リップ18,20に伝達 されかつ前記スリット38を開こうとする力が生ずることが解かっている。この 反対の力に逆らうために、前記リップの内壁面30,32において、前記フラン ジ56と前記第一の外壁42との間の接合部と、前記内壁面63との間の領域は 、点線61で示すように構造的に弱い支持回動領域を形成するように薄く設定さ れており、これによって、前記両リップ18,20を、前記フランジ56の領域 に発生した力から縁切りするようになっている。さらに、厚肉の安定領域67が 前記支持回動領域61に近接して設けられている。この安定領域は、前記第一の 外壁42の前記端面45から前記リップ18,20の各内壁30,32まで前記 長軸36に対して垂直に延びる線に沿って位置する材料の厚みを総合的に形成し ており、該安定領域67の厚みは、前記支持回動領域61の厚みよりも大きくな っている。 前記支持回動領域61は、近接した厚肉安定領域67との弱い接続を提供する ことによって、前記フランジ56により前記入口端22に生じた回動力から前記 リップ18,20を縁切りする。この弱い接続によって、前記第一の端面22に 生じた回動力および圧縮力は、前記支持回動領域61および前記フランジ56に よって事実上吸収される。かくして、前記支持回動領域61が該弁10の非常に 薄い部分として形成されることが重要であることが明らかである。 前記安定領域67に近接した前記第一の外壁42は、前記第二の外壁43が前 記Yサイトに接触して前記スリーブ40から前記リップ18,20に好ましくな い付勢力が付与されるのを確実に防止している。 上記から解かるように、本発明に係る小型弁10では、該弁が所定の詳細な性 能パラメータ内で作動するように、該弁10を構成する部材について寸法を詳細 に設定することが重要である。本実施例では、該弁10の最大外径を形成すべく 、前記フランジの外径が0.210inch、前記スリーブの第一の外壁42の径が 0.164inch、同スリーブの第二の外壁43の径が0.151inch、としてある 。また、前記入口端22から前記出口端24までの長さは約0.188inchとな っている。これらの寸法より、その内部で前記リップ18,20が作動すべき領 域が規定され、かつ、下記に詳述するように前記リップ18,20が所要のクラ ッキング圧で開いて所要の流量を流すよう、前記リップ18,20の種々の位置 関係が指示(dictate)される。 前記スリーブの壁厚が約0.013inchとなるよう、前記スリーブ40の前記 内壁面44の径は約0.125inchとなっている。このスリーブ壁部の厚みは、 スリット長さをできるだけ長くするため最小とされている。本発明における前記 スリットの長さは、前記スリーブの内壁面44における内径と等しいのが好まし い。ただし、実際にはこの弁を製造する際に、前記スリット長さは前記スリーブ 40の内径いっぱいまででなく、前記内壁面44の内径よりも僅かに短くなるよ うにしている。図8のグラフは、前記スリット長の小さな変化(それは実質的に 前記リップ18,20の幅に対応している)がクラッキング圧の変化に大きく影 響する点で前記スリット38の長さが重要であることを示しており、このグラフ から解かるように、前記スリット長が増加するとクラッキング圧が減少する。 また、該小型弁10を形成する材料の弾性度もまた重上であり、医療上無害な シリコーンは、好ましくは300lb(ポンド)/inch2又はそれ以下のヤング係数 を100パーセント持ち、前記リップ18,20が、低クラッキング圧で開きか つ該弁10を介して高流量を流すように充分な可撓性を有したものとなっている 。例えば、該弁を235lb/inch2のヤング係数を100パーセント有する材料お よびここで述べた小さな寸法を有した材料によって構成することによって、80 00ml/hourを超える流量を提供しつつ2.125inchのクラッキング(水頭 )圧が得られる。 前記リップ18,20にさらに高い柔軟性を持たせるため、前記リップ18, 20は、図6に示すように最大厚みT2が約0.0198inchで最小厚みT1が 約0.0065inchである非常に薄い部材に形成されている。ここで、前記リッ プはできるだけ薄いものであるとしているが、破断、成型残留応力、及び成型時 の充填不足等の問題を避けるため、現実的には、このリップの平均的な厚みは約 0.010inch又はそれ以上であることに留意されたい。かかる充填不良は、高 い縦横比を持った薄肉のリップを成型する場合に、型内の空気が抜け切れなかっ たりあるいは流動が不十分なために生ずることがある。 前記外壁部26,28は前記曲交線48,50に沿って前記スリーブの内壁面 44に接続されている。これら各外壁部26,28と前記内壁面44の交線の半 径は、それら両者がスムーズに移行するように約0.003inchとされている。 さらに、前記各曲交線48,50の頂点から前記第二の端部24までの長さLは 約0.090inchとなっている。既に説明したように、前記スリーブ40と前記 リップ18,20との接続は、前記スリーブ40の存在により流体を該弁10を 介して流し始めるのに必要なクラッキング圧を増加させることのないように、ス リーブの円筒形状の内面44と前記リップ18,20との間の結合または交差が (それらが存在するとしても)極めて小さくなるように形成されている。 これも既に述べたことであるが、前記曲交線48,50は、リップ18,20 のための前記各回動領域52,54の内部に位置しており、各リップは各リップ 面30,32に圧力領域62,64形成している。これら圧力領域62,64は 、スリット38と、弧状の線、すなわち前記回動領域52,54を介して延びて 前記曲交線48,50と略平行で前記回動領域52,54および移行領域を貫通 する前記内壁部の輪郭に従う弧状の線と、によって区切られている。 例えば4inchの水頭圧(室温)又はそれ以下の圧力で開く、等の所要のパラメ ータ内で作動する小型弁を製造するために、前記リップ18,20の厚みをでき るだけ薄くする一方で、前記圧力領域62,64をできるだけ最大の範囲まで最 大化することが必要である。この圧力領域62,64を増加させるためには、前 記入口端22からスリット38に延びて前記曲交線58,60に沿って前記リ ップ壁30,32と交差する前記内壁面63の内径を最大としなければならない 。好ましい実施例では、この内壁面63の内径Dは、前記圧力領域62,64が 各々約0.008inch2の面積を形成するように約0.125inchとなっている。 また、該弁10の前記内径Dを最大とすることによって、前記スリット38の 領域におけるリップ18,20のビーム長、すなわち各リップ18,20を前記 長軸36と直交する方向に横切った端から端までの長さ、もまた最大となって前 記内径Dとほぼ等しくなることに留意すべきである。これにより、リップ18, 20が、開く際の最大の可撓性を有するものとなる。 前記リップ18,20が開く前記クラッキング圧を制御するさらなる要因とし ては、前記スリット38における前記両リップ18,20間の接触面積がある。 この接触面積が小さくなれば、該弁10を形成する自然の厚みの結果として、該 リップが付着して閉じてしまう傾向(これは多少不規則で予測不能なものである )も小さくなる。この接触面積は前記膜34の厚みによって制御されるもので、 好ましい本実施例では、この膜の前記長軸36方向に対する最大厚みは約0.0 06inchとなっている。このリップ18,20の接触面積が小さいことにより、 リップがゆがんだり互いに階段状にずれ(echelon movement)たりしない、とい った重要な機能を前記スリーブ40が提供することに留意すべきである。 本出願において、「ゆがみ」とは、前記両リップが平行でなくなること、すな わち互いに角度を有することであり、また、「階段状にずれる」とは、おそらく 前記リップが互いに実質的に平行となっているときに、一方のリップの端部が対 向するリップの端部と長さ方向に重なった状態になることを意味することが理解 されるべきである。もし、これらのゆがみ又は階段状のずれといった位置ずれが 生じれば上述の細い密着面(mating surfaces)は互いに適正には合致せず、シ ールが不完全となって該弁は漏れを生ずることになろう。 上述した特徴に従って構成された小型弁10は、現存の投与セットコンポーネ ントに、その投与セットの外部の設計変更をすることなく容易に結合することが でき、本発明による小型弁10を取り付けるためには内部のちょっした変更を必 要とするのみである。さらに、本発明によるこの弁は前記入口端に付与された3 0inchの水頭圧(室温)において8000ml/hourまたはそれ以上の高い流量 を提供する一方で、4inchまたはそれ以下の水頭クラッキング圧を提供するとい った限定された性能パラメータに従って作動し、この性能パラメータは、逆流の 漏れ防止を保証しつつ本発明による弁の寸法まで小型化された小型弁ではいまま で達成できないものであった。 患者への流体投与では8000ml/hourといった高い範囲の流量は通常は用い られることはないが、投与セットは使用前にエアパージをする必要があり、その パージに必要な時間が流量増加により減少するので、このような高い流量容量を 備えることが望まれることに留意すべきである。例えば、8000ml/hourの流 量は、2000ml/hourの流量を持つ周知の弁と比較して、必要なパージ時間を 75%程度減少できる。 図8ないし図11は、弁を非常に小型化する際において、該弁構造体を形成す る部材の寸法を詳細に設定することの重要性を示している。これらの図は、本発 明による小型弁のある部材分析モデルを用いて計算した理論的データ点に基づい たグラフを示している。 図8および図10に示すグラフでは、8inchの水頭が付与された際の各リップ の予測変位(estimated displscement)によって、該弁の応答性が示されている 。図9および図11に示すグラフでは、該弁を介して流体が流れ始めるのに必要 な予測クラッキング圧に関して、該弁の応答性が示されている。 図8および図9に示されるように、スリット長が減少すると、流量とほぼ比例 するリップの予測変位もまた減少し、流体が流れ始めるのに必要なクラッキング 圧は増加する。図8および図9のグラフは、各プロット点を得るためにスリット 長を変更したことを除いては、本発明により構成された弁に基づいて計算したも のである。前記スリット長が0.12inchに近づきそれ以下となると、リップの 変位は制限されるようになり、またクラッキング圧もまた急激に増加することに 留意すべきである。したかって、小型の弁においてスリット長を変化させること による応答性は、本発明に係る弁よりも約0.10inchだけ大きい寸法を持った 弁より非常に大きいことが明白である。 図9および図10はさらに、該弁を構成するにあたり、リップの厚みを所要の 寸法とすることの重要性を示している。これらのグラフから解かるように、リッ プ厚が減少すると、リップの予測変位は急激に増加し、かつ予測クラッキング圧 は急激に減少する。図9および図10のグラフは、各プロット点を得るためにリ ップの平均厚を変えている点を除き、本発明による弁と同じ寸法を持った弁に基 づいて構成されたものである。上記述べたように、破断、成型残留応力、および 充填不良のため、実際の最小平均リップ厚は、グラフから解かるように約0.0 10inchであり、4inch以下の予測クラッキング水頭圧を得るための最大の平均 リップ厚は約0.013inchである。かくして、該小型弁の性能はリップ厚に対 して非常に敏感であり、所要の性能を発揮するため、リップ厚は0.010inch にできるだけ近い値を持って構成されるべきである、との知見が得られた。 さらに、前記リップ18,20は高い柔軟性を有した緩い構造に形成され、逆 流状態では僅かに内方に撓むが、前記リップ18,20は前記管状のスリーブ4 0により互いの適正な作動関係に保持され、該弁は、8inchの水頭静圧における 単純逆流テストにおいて、逆流方向に対してゼロの漏れを示すものとなる。また 、前記スリーブ40は、投与セット内のポンプ使用中に大きな背圧が生じた際に 生じる如ような、該柔軟なリップ構造体が折れてひっくり返る現象を防止するよ うに作用する。 最後に、前記スリーブ40は、前記リップ18,20のための支持構造を形成 することに加え、取付け位置において投与セットのためのコンポーネント12の 内壁65に近接して前記内壁65と前記リップ18,20との間の空間の一部を 占めるように作用し、これにより、前記リップ18,20の前記外面26,28 の近傍に捕えらる恐れのある空気の量が低減され、かつ非常に小さい面積を提供 する弁10の小さいサイズとの組み合わせにより、使用前に行なう投与セットか らのエアーのパージを容易とすることに留意すべきである。 ここで説明した装置の形状は本発明の好ましい実施例を構成するが、本発明は この詳細な形状に限定されるものではなく、添付のクレームにより規定された本 発明の精神から逸脱しない範囲で変形が可能であることが理解されるべきである 。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ベイリー,ジェームズ シー アメリカ合衆国 オハイオ 45387 イエ ロー スプリングズ ダブリュー サウス カレッジ ストリート 304

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 流体を第一の方向には流し対向した第二の方向に流れるのを阻止する小型 ダックビル弁であって、 該弁の入口端から出口端の方向に向かって収束するように延出した実質的に平 坦な一対のリップと、 前記出口端において前記両リップ間にスリットを形成する手段と、 各交線に沿って前記リップと交わり、該リップと共に該弁の長軸を規定する、 円筒形状の内壁を形成する手段と、 前記両リップの各々の前記出口端と前記交線との間に回動領域を形成する手段 と、 前記スリットの対向端に近接して前記リップのための支持構造体を成す円筒形 状のスリーブと、を備え、 前記リップは、開くのに抗するための最小の力が前記回動領域から前記リップ を介して前記スリットに付与されるように、精巧な柔軟構造を形成する極めて薄 い高可撓性を有する部材として形成されており、前記リップが低液圧によって容 易に変形可能であることを特徴とする小型ダックビル弁。 2. 請求項1記載の小型ダックビル弁において、前記スリットが開かれるのに 対抗する最小の力が該スリーブから前記回動領域を介して前記リップに伝達され るように、前記スリーブは、前記回動領域の近傍において前記リップと交差して 該スリーブと前記リップとの間に高可撓性接続を形成していることを特徴とする 小型ダックビル弁。 3. 請求項2記載の小型ダックビル弁において、前記回動領域は孤を描く線に 沿って形成されていることを特徴とする小型ダックビル弁。 4. 請求項2記載の小型ダックビル弁において、前記リップは約0.010inc hの平均厚を有し、それにより前記リップは前記精巧な柔軟構造を形成してい ることを特徴とする小型ダックビル弁。 5. 請求項4記載の小型ダックビル弁において、該弁の前記長軸に沿った前記 スリットから前記回動領域の頂点までの距離が約0.090inchであり、前記ス リーブの外径は、該小型弁が非常に小さい部材として形成されるように最大約0 .164inchであることを特徴とする小型ダックビル弁。 6. 請求項5記載の小型ダックビル弁において、該弁は、高可撓性部材として 形成されるように、約300Ib(ポンド)/inch2又はそれ以下のヤング係数を 100パーセント有した医療等級のエラストマから成ることを特徴とする小型ダ ックビル弁。 7. 請求項1記載の小型ダックビル弁において、該小型弁が極めて小型の部材 として形成されるように、前記内壁は約0.125inchの内径を有するとともに 前記スリーブは約0.164inchの最大外径を有しており、かつ該弁は、30inc hの水頭圧において少なくとも8000ml/hourの比較的高流量を許容するととも に、4inchまたはそれ以下の比較的低い順流クラッキング水頭圧を有するもので ある小型ダックビル弁。 8. 請求項1記載の小型ダックビル弁において、前記各リップには、各リップ に狭い接触領域を形成するための部材が形成されており、これら接触領域はそれ ぞれ前記長軸と平行となる方向に約0.006inchの寸法を持っており、前記ス リーブが、前記スリットの開閉時の前記接触領域間のゆがみ及び階段状の動きを 防止することを特徴とする小型ダックビル弁。 9. 流体を第一の方向には流し対向した第二の方向に流れるのを阻止する小型 ダックビル弁であって、 該弁の入口端から出口端の方向に向かって収束するように延出した実質的に平 坦な一対のリップと、 前記出口端において前記両リップ間にスリットを形成する手段と、 各交線に沿って前記リップと交わり、該リップと共に該弁の長軸を規定する、 円筒形状の内壁を形成する手段と、 前記両リップの各々の前記出口端と前記交線との間に回動領域を形成する手段 と、 前記リップを囲んで延びて前記リップを該弁の前記第二の端部で前記スリット の対向端の近傍に支持する円筒状のスリーブと、を備え、 前記スリーブは第一および第二の外径を有し、前記第一の外径は、該小型弁を 取り付けるためのハウジングの円筒形内壁と協働するように前記第二の外径より も大きく、前記第二の外径が前記第二のハウジングと接触しないように維持され ていることを特徴とする小型ダックビル弁。 10. 請求項9記載の小型ダックビル弁において、前記スリーブは前記リップ 回動領域近傍で前記リップと交わり、前記リップを該弁の前記入口端に生じた回 動力から縁切りするため、前記リップ回動領域と前記入口端との間に支持回動領 域が形成されていることを特徴とする小型ダックビル弁。 11. 請求項10記載の小型ダックビル弁において、前記第一の外径の近傍か ら径方向外方に延出したフランジを備えており、前記第一の外径は、前記フラン ジと前記リップ回動領域との間に位置した前記第二の外径近傍で終端しているこ とを特徴とする小型ダックビル弁。 12. 請求項11記載の小型ダックビル弁において、前記支持回動領域は、ほ ぼ、前記内壁と、前記フランジと該スリーブの前記第一の外径との結合部と、の 間に位置しており、前記結合部と前記内壁面との間の寸法である該支持回動領域 の厚みは、前記終端から一方のリップの内面までの前記長軸と直交する方向の寸 法である厚肉安定領域の厚みより小さく、前記フランジの圧縮により前記入口端 に生じた回動力が該支持回動領域内で前記リップから縁切りされ、前記リップは 、前記肉厚安定領域で、前記入口端に付加された力に実質的に影響されないよう に安定支持されていることを特徴とする小型ダックビル弁。 13. 請求項10記載の小型ダックビル弁において、前記リップは平均約0. 010inchの厚みのもので、これにより該リップは精巧な柔軟構造を形成してお り、前記リップ回動領域には、前記スリットが開かれるのに抗する最小の力が前 記スリーブから前記リップ回動領域を介して前記リップに伝達されるように、高 可撓性結合が形成されていることを特徴とする小型ダックビル弁。 14. 請求項13記載の小型ダックビル弁において、前記第一の外径は約0. 164inch、また前記第二の外径は約0.151inchであって、前記第二の外径 は前記ハウジングの円筒形を呈す前記内壁と離間接近しており、前記ハウジング から前記第二の外径を介した前記リップまでの力の伝達を防ぐ一方、該弁近傍で の空気の捕捉を最小とするため前記第二の外径と前記ハウジングとの間隙が制限 されていることを特徴とする小型ダックビル弁。 15. 請求項9記載の小型ダックビル弁において、前記各リップ回動領域の一 方および前記スリットと、前記リップ回動領域の対向側から前記スリットに向け て延びた伝達領域と、によって区切られた内面によって前記各リップに形成され た圧力領域を備えており、これら各圧力領域は約0.008inch2の面積を有する ことを特徴とする小型ダックビル弁。 16. 請求項15記載の小型ダックビル弁において、該弁は4inchまたはそれ 以下の順流クラッキング水頭圧を有しており、かつ該弁は30inchの水頭圧にお いて少なくとも8000ml/hourの流量に適応するものである小型ダックビル弁 。 17. 流体を第一の方向には流し対向した第二の方向に流れるのを阻止する小 型ダックビル弁であって、 該弁の入口端から出口端の方向に向かって収束するように延出した実質的に平 坦な一対のリップと、 前記出口端において前記両リップ間にスリットを形成する手段と、 各交線に沿って前記リップと交わり、該リップと共に該弁の長軸を規定する、 円筒形状の内壁を形成する手段と、 前記両リップの各々の前記出口端と前記交線との間に回動領域を形成する手段 と、 前記リップを囲んで延びて、前記リップを該弁の前記第二の端部で前記スリッ トの対向端の近傍に支持し、前記リップ回動領域の近傍で前記リップと交わり、 前記スリットが開かれるのに抗する最小の力が該スリーブから前記リップ回動領 域を介して前記リップに伝達されるよう該スリーブと前記リップとの間に高可撓 性結合を形成する円筒状のスリーブと、を備え、 前記スリーブは、0.164inchの第一の外径と0.151inchの第二の外径と を有して形成され、前記第一の外径は、該小型弁を取り付けるためのハウジング の円筒形内壁と協働するように前記第二の外径よりも大きく、前記第二の外径が 前記第二のハウジングと接触しないように維持されており、 該小型弁は約300Ib(ポンド)/inch2又はそれ以下のヤング係数を100パ ーセント有した医療等級のシリコーンから成り、前記リップは、開かれることに 抗する最小の力が前記リップ回動領域から前記リップを介して前記スリットに付 与されるよう、平均0.010inchの厚みを持った極薄の高可撓性部材として形 成されていることを特徴とする小型ダックビル弁。 18. 請求項17記載の小型ダックビル弁において、前記第一の外径の近傍か ら径方向外方に延出したフランジを備えており、該弁は、該弁が非常に小さい部 材に形成されるよう、約0.188inchの最大長さを有していることを特徴とす る小型ダックビル弁。 19. 請求項18記載の小型ダックビル弁において、前記第一の外径は前記第 二の外径の近傍に終端を有しており、かつ、前記リップ回動領域と前記入口端と の間に長手方向に位置するとともに、実質的に前記内壁と、前記フランジと前記 スリーブの前記第一の外径との結合部との間に位置した支持回動領域を備えてお り、前記結合部と前記内壁面との間の寸法である該支持回動領域の厚みは、前記 終端から一方のリップの内面までの前記長軸と直交する方向の寸法である厚肉安 定領域の厚みより小さく、前記フランジの圧縮により前記入口端に生じた回動力 が該支持回動領域内で前記リップから縁切りされ、前記リップは、前記肉厚安定 領域で、前記入口端に付加された力に実質的に影響されないように安定支持され ていることを特徴とする小型ダッタビル弁。 20. 請求項19記載の小型ダックビル弁において、前記各リップ回動領域の 一方および前記スリットと、前記リップ回動領域の対向側から前記スリットに向 けて延びた伝達領域と、によって区切られた内面によって前記各リップに形成さ れた圧力領域を備えており、これら各圧力領域は約0.008inch2の面積を有し 、該弁は、4inchまたはそれ以下の順流クラッキング水頭圧を有しており、かつ 該弁は30inchの水頭圧において少なくとも8000ml/hourの流量に適応する ものである小型ダックビル弁。
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