JPH08506494A - スポーツ用ブーツのライナー及びその製造方法 - Google Patents

スポーツ用ブーツのライナー及びその製造方法

Info

Publication number
JPH08506494A
JPH08506494A JP6510505A JP51050593A JPH08506494A JP H08506494 A JPH08506494 A JP H08506494A JP 6510505 A JP6510505 A JP 6510505A JP 51050593 A JP51050593 A JP 51050593A JP H08506494 A JPH08506494 A JP H08506494A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liner
wearer
boot
foot
sports
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6510505A
Other languages
English (en)
Inventor
ハーバート ラング
バイロン グレイシイ
ロバート ワット
Original Assignee
イントゥイション スポーツ インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by イントゥイション スポーツ インコーポレイテッド filed Critical イントゥイション スポーツ インコーポレイテッド
Publication of JPH08506494A publication Critical patent/JPH08506494A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B7/00Footwear with health or hygienic arrangements
    • A43B7/14Footwear with health or hygienic arrangements with foot-supporting parts
    • A43B7/28Adapting the inner sole or the side of the upper of the shoe to the sole of the foot
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B19/00Shoe-shaped inserts; Inserts covering the instep
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B5/00Footwear for sporting purposes
    • A43B5/04Ski or like boots
    • A43B5/0405Linings, paddings or insertions; Inner boots

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Physical Education & Sports Medicine (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
  • Details Of Garments (AREA)
  • Diaphragms And Bellows (AREA)
  • Sealing Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 スポーツ用ブーツ本体(25)のライナー(20,120)及びスポーツ用ブーツの注文形合わせできるライナー(20,120)の製造方法を開示する。ライナー(20)は、ブーツ本体(25)の内側で着用される。好ましい実施例では、ライナー(20)が着用者の向こうずねを横切って互いに反対の方向に巻き付いて着用者の足首の前の領域(80)において複心曲線を形成する内側及び外側フラップ(34,36)を含む。フラップ(34,36)を含めてライナー(20)は均一な厚さの熱可塑フォーム材(42)の単一片から形成することができる。ライナー(20)は、着用者の脚が足首において前方へ曲げられてもライナー(20)のカフ(38)が着用者の向こうずね及びふくらはぎの周りで緩まないように構成されている。従って、従来構成のブーツライナーの場合よりもゆったりとブーツ本体(25)を着用することができる。ライナー(20)は熱成形可能な材料(42)のシートから形合わせ前のライナー(60)を形成することによって製造することができる。形合わせ前ライナー(60)は前向きの開口(63)と、この開口(63)の両側で前方へ延設されたウィング(64,66)を有する。次いで形合わせ前ライナー(60)を材料(42)の熱成形温度以上に加熱することにより、下記のステップを経てブーツ本体(25)及び着用者の足及び脚に同時にフィットさせる;即ち、形合わせ前のライナー(60)に着用者の足を挿入し;着用者の向こうずねを横切ってウィング(64,66)を巻き付けることによってフラップ(34,36)を形成し、弾性ストッキング(72)で形合わせ前ライナー(60)を固定し;着用者の足、形合わせ前ライナー(60)、及び弾性ストッキング(72)をブーツ本体(25)に挿入し、形合わせ前ライナー(60)を自然冷却させる。

Description

【発明の詳細な説明】 スポーツ用ブーツのライナー及びその製造方法 産業上の利用分野 本発明は、スポーツ用ブーツ(sport boots)の注文形合わせできるライナー の製造方法、スキー用ブーツのようなスポーツ用ブーツのためのライナー、及び このようなライナーを組み込んだスポーツ用ブーツに関する。 発明の背景 スキー、スノーボード、アイススケート、ローラースケート、インライン(in −line)ローラースケートなど多くのスポーツには、それぞれ専用のブーツが使 用される。スポーツ用ブーツに広く採用されている構成は、剛性または半剛性の ブーツ本体(outer shell)とパッドを含む内側ライナーとから成る。最大限の 性能を達成したければ、ライナーが着用者に正しくフィットすることが重要な条 件となる。 このようなブーツでは、本体とライナーとが着用者の足を挿入できるように開 口している。着用者の足が収まったところで、バックル、締め紐などのようなフ ァスナ手段でブーツ本体を閉じてライナーを着用者の足及び下肢(lower leg) の周りで密着状態に保持する。 高性能のスポーツ用ブーツに要求される3つの特性は、横方向剛性(stiffnes s)、足首における前方への可撓度(flex)、及び着用者がブーツの動きを微妙 にコントロールすることを可能にする密着性(snug fit)である。例えば、スキ ー用ブーツの場合、スキーヤーが雪に対するスキーエッジの角度を制御で きるためには横方向の剛性が必要であり;スキーヤーがスキーに対して自分の重 心を移動させたり、スキーヤーが雪面の変化に対応するため足首を曲げることが できるためには前方への可撓性が必要であり、スキーヤーの足の小さい動きでブ ーツに取り付けられているスキーの位置を正確に変化させるには密着性が必要で ある。 スポーツ用ブーツメーカーが直面する問題は、着用者がブーツを履いた状態で 脚を前方へ曲げても着用者のふくらはぎ及びヒールの周りに密着したままである ようなブーツを設計することである。前方へ脚を曲げると、着用者のヒールを浮 き上がらせる傾向がある。ブーツライナーの正面に対する着用者の向こうずねの 圧力がライナー上部の開口を広げるから、この問題は一層やっかいになる。即ち 、着用者が足首において脚を前方へ曲げると、着用者のふくらはぎがブーツライ ナーの後部から引き離され易くなる。 従来のスポーツ用ブーツライナーには、ライナーの前部を着用者の向こうずね が押すと、カフ(cuff)において着用者の脚を囲むライナー部分を緩ませるとい う欠点がある。その原因は、ライナーの向こうずね部分に圧力が加わると、従来 のブーツ用ライナーの開閉部が開くからである。例えば、従来の舌状片でカバー されるスリットから成る前面の開閉部を有するブーツ用ライナーでは、着用者の 脚が前方へ曲がると着用者の向こうずねが舌状片を押し、ライナーの残りの部分 に対して舌状片を前方へスリップさせ、ライナーをふくらはぎの周りで緩ませる 。 ブーツメーカーは、この問題に対する種々の解決策を試みている。試みられた 解決策の多くは、カフにおいてライナーの周りにブーツ本体を締め付けるファス ナー手段をブーツ本体に設 けている。着用者の脚が曲がっていない時でも着用者のふくらはぎ及び向こうず ねの周りにライナーを密着状態に維持することの欠点は、着用者の足の血液循環 を妨げ、不快感を与えることである。着用者のヒールを積極的に落ち着かせる種 々の設計のクランプを有するブーツを提供するメーカーもある。これらの設計は 、着用者のヒールやアキレス腫部分に圧力点を発生させる可能性がある。このよ うな設計でも、個々の着用者の足に合わせて正確に調節する必要がある。 スポーツ用ブーツメーカーが直面する他の問題は、特に着用者の足首のすぐ前 方の中足(forefoot)の範囲において着用者の足の甲に密着することで自在なコ ントロールを可能にする着用感にすぐれたスポーツ用ブーツライナーを提供する ことである。 発明の要約 本発明は、スポーツ用ブーツ本体の内側で着用するための注文形合わせできる スポーツ用ブーツライナーの形成方法を提供する。この方法は、一定の熱成形温 度を有する熱成形可能な材料から成り、足を受容する中空部分と、第1及び第2 ウィングの自由縁を画成する第1及び第2側縁を有する下肢受容中空部分とを有 する形合わせ前のライナーを用意し;前記形合わせ前のライナーを前記熱成形温 度以上の温度に加熱し;前記足受容部分及び前記下肢受容部分に着用者の足及び 下肢をそれぞれ配置し;前記着用者の足首の前で前記第1ウィングを第1方向に 巻き付け;前記着用者の下肢の前で前記第2ウィングを前記第1方向とは逆の第 2方向に巻き付け;前記着用者の足、下肢、及び形合わせ前のライナーを前記ス ポーツ用ブーツ本体の内側に配置すること により前記形合わせ前のライナーの内面を前記着用者の足に合わせて成形すると 同時に、前記形合わせ前のライナーの外面を前記スポーツ用ブーツ本体の内面に 合わせて成形し;前記形合わせ前のライナーを前記熱成形温度以下の温度にまで 自然冷却させるステップから成る。 本発明は、スポーツ用ブーツ本体の内側で着用するためのスポーツ用ブーツの ライナーをも提供する。このライナーは、中心長手軸を有する中空のほぼ水平な 足受容部分;ふくらはぎ受容部分、向こうずね受容部分、及び前記ライナーの着 用者の足首付近に位置する足首受容域からなる中空のほぼ垂直な下肢受容部;前 記足首受容域を通る水平面の上方にあって円形開口を囲むカフ;及び正面オーバ ーラップ領域においてオーバーラップする第1及び第2フラップの自由縁を画成 する第1及び第2側縁から成り;前記第1フラップが前記オーバーラップ領域を 横切って第1方向に巻き付けられ、前記第2フラップが前記オーバーラップ領域 を横切って前記第1フラップの外側で前記第1方向とは逆の第2方向に巻き付け られ、前記オーバーラップ領域が少なくとも前記水平面と、前記着用者の中足に 近くかつ前記足首受容域から前方に距離を置く点との間にまたがる。 図面の簡単な説明 本発明の具体的な実施態様を示すが本発明の範囲及び思想を制限しない添付の 図面を参照して、以下に本発明を説明する; 図1は、本発明のアルペン競技用スキー用ブーツのライナーの頂面図であり、 図2は、図1に示したスキー用ブーツのライナーの斜視図であり; 図3は、図1に示したスキー用ブーツのライナーの3−3線における断面図で あり; 図4は、図1に示したスキー用ブーツのライナーの4−4線における断面図で あり; 図5は、図1のライナーを形成するため裁断されたシート材ブランクの平面図 であり、; 図6は、図1のスキー用ブーツのライナーに形成することのできる未完成のラ イナーを示す斜視図であり; 図7Aないし7Jは、図1に示したライナーの製造方法における各ステップの 説明図であり; 図8は、図1のライナーを含むスキー用ブーツのカフを略示する頂面図であり ; 図9は、本発明のライナーの他の実施例を示す斜視図であり; 図10は、図9のライナーを形成するため裁断されたシート材ブランクを示す 平面図である。 好ましい実施例の詳細な説明 理解し易いように、アルペン競技用スキー用ブーツのライナーの製造方法及び この製造方法で得られるライナーで実施される本発明について説明する。なお、 スケートブーツやスノーボードブーツのような種々のスポーツ用ブーツも、以下 の説明を理解できる当業者には明白な態様で本発明に従って構成することができ る。また、本発明のライナーは、下記実施例とは異なる方法でも構成できる。 図1は、本発明のスポーツ用ブーツライナー20を示す。ライナー20は、ブ ーツの外側本体25(図71参照)の内側で着用者の右足、ふくらはぎ、及び向 こうずねを囲む体形に合った靴下 の形状を呈する。ライナー20は、着用者の向こうずね及び着用者の足の甲の一 部と接触する向こうずね領域27、着用者のふくらはぎと接触するふくらはぎ領 域29、及び着用者のヒールと接触するヒール領域31を有する。着用者の左足 に着用させるライナーは、ライナー20と鏡像関係となる。 向こうずね領域27は、互いにオーバーラップする1対のフラップ34,36 から成る。内側フラップ34及び外側フラップ36は、それぞれ着用者の向こう ずねの正面を完全にくるむ。外側フラップ36が着用者の足の外側に向かって巻 き付き、内側フラップ34が着用者の足の内側に向かって巻き付くようにするの が好ましい。右足に着用するライナーでは外側フラップ36が時計方向に、内側 フラップ34が反時計方向に巻き付くようにするのが好ましい。左足に着用する ライナーではその逆になる。 内側フラップ34の自由縁54及び外側フラップ36の自由縁56の厚さにテ ーパをつけることによって、着用者の脚または足に対する圧迫点を形成し易いラ イナー20の急激な厚さ変化の発生を未然に防ぐことができる。内側フラップ3 4の自由縁54が着用者の脚に食い込んで不快感を与えないように、内側フラッ プ34の自由縁54に沿って外側フラップ36を凹ませることが好ましい。 フラップ34及び36は、ライナー20を着用した状態で向こうずね領域27 に2倍の厚さの材料を形成する。フラップ34及び36の最上部は、着用者の向 こうずねに沿ってほぼ垂直な位置を示す。着用者の足首を通る水平面より下方の 部分において、フラップ34及び36は上向きに湾曲し、着用者の足の甲に沿っ て点39にまで達している。点39は、着用者の爪先の後方であって、着用者の 土踏まずの前部と着用者の足の親指付け根のほぼ 上方の領域との間の着用者の中足(forefoot(metatarsus))の中心に位置させ ることが好ましい。フラップ34及び36は、点39からカフ38に至る領域に おいてオーバーラップする。フラップ34及び36が着用者の足首を通るほぼ水 平な平面より下方でオーバーラップする領域のうちの部分80は、着用者の中足 の外形をほぼなぞるように湾曲する。領域80において、フラップ34及び36 は、着用者の向こうずね、足首、及び中足のサドル状形状をなぞる複心曲線を有 する。フラップ34及び36を手に持って外方へ剥がすことにより、着用者の足 を挿入したり抜き取るためのライナー20を容易に開くことができる。図2の鎖 線は、剥がして開いたフラップ36を示す。 ライナー20は、図5及び7Aに示すように裁断されたシート材42のブラン ク40から形成することができる。図1及び図2に示すライナー20の部分と図 5に示すブランク40の部分との対応関係は次の通りであって、エッジ50はカ フ38の頂縁と対応し;エッジ51は内側フラップ34の自由縁54と対応し、 エッジ49は外側フラップ34の自由縁56と対応し;点47及び48は点39 と対応し、エッジ52及び53は継目55と対応し;点46は継目55のヒール 側の端部と対応する。 材料42は、着用者の足がやけどしないように表面温度を充分低く維持しなが ら着用者の足と接触させて熱成形できる充分に低い温度で熱成形可能な材料であ ることが好ましい。例えばニュージーランドのクリストチャーチ(Christchurch )に所在するウルトラロン社(Ultralon Products(N.Z.)Ltd.)の製品である ウルトラロン(ULTRALONTM)7.0ポンド独立気泡EVAフォームが好 適な材料である。この材料は、着用者の足に対してすぐれたクッション作用を果 し、しかもブーツをコ ントロールするのに充分な堅さを備えている。さらにまた、温かく、丈夫で、以 下に述べるようにブーツライナーに成形するのが容易である。 材料42は、個々の顧客の注文に応じて成形できることが特に好ましい。ブー ツを自在にコントロールするためには、ライナー20が領域80において着用者 の足にフィットすることが望ましい。人の足には点39付近の領域を通過する数 本の腱がある。もしこの点39付近の領域でライナー20が個々の着用者の足に フィットしていなければ、領域80にソフトな材料を使用しない限りライナー2 0はひどく不快なものとなり、もしソフトな材料を使用すれば思い通りのコント ロールができなくなる。 裁断してブランク40を形成する前に、材料42の両面に一層の布44を積層 することが好ましい。布44としては、例えば79%のナイロンと21%のライ クラ(Lycra)から成る縦横伸縮性の布を使用することができる。布44は、ラ イナー20の外側となる材料42の面において他方の面よりもやや重いことが好 ましい。布44を積層するには材料42と布44に適当な接着剤、例えばスリー エム(3−MTM)モデル77スプレー接着剤をスプレーして均一にコーティング し、加圧下に布44を材料42に積層すればよい。材料42の両面に布44を積 層したら、例えはダイカッティングのような適当な手段でブランク40を裁断す ればよい。 布44は、ライナー20の剛性をやや高める。布44は、ライナー20を積層 処理しない場合よりも着用し易くし、積層処理を施してないライナー20のよう に冷やりとしないから着用感を良くする。布44は、形合わせの過程で材料42 の熱損失の防止を助けるから、材料42は長時間にわたって熱成形温度以上に維 持される。これによって形合わせ完了に必要な充分な時間が得られる から、後述する形合わせプロセスが確実性を増す。また、布44がやや剛性を有 することで、形合わせの過程でしわが生じ難い。 ブランク40は、エッジ49,50,及び51に沿って点47及び48間に溝 (図示せず)を設けてあることが好ましい。その溝の両エッジを縫合して、図3 に示すような仕上がりのテーパエッジを形成する。点47及び48を1つに合わ せ、点46と点47、及び点46と点48の間で側縁52を側縁53に接合して 継目55を形成することによってブランク40を形合わせ前のライナー60(図 6及び7C参照)に形成する。継目55は縫合によって、あるいは材料42が溶 接可能なら溶接によって形成することができる。ただし、好ましくは適当な接着 剤で接合してからこの接合部分に沿って縫合することにより継目55を形成する (図7B)。継目55の形成に使用する接着剤は、冷却しても固化しないことが 好ましい。もし接着剤が低温で固化すると、ライナー20をスキーなどのウイン タースポーツにおいて着用した場合、固化した接着剤が着用者の足を押圧する点 を形成することになる。経験に照らして、材料42が前記ウルトラロン(ULT RALONTM)独立気泡フォームなら、ヘルミチン(Helmitin)社製のヘルミプ レン(HELMIPRENETM)モデルC8130−3接着剤が好適である。図 4に示すように、継目55はライナー20の内側でフラットになるように縫合す ることが好ましい。 形合わせ前のライナー60は、前向きの開口63を有する。開口63の両側に 沿って前方へウィング64,66が展延して着用者の脚の末端及び中間部の側面 にかぶさる。ウィング64及び66は、図5及び6から明らかなように非対称で あることが好ましい。内側フラップ34を形成することになるウィング64は、 外側フラップ36となるウィング66よりもやや狭く、ウィング66ほど カフ38から下方へ下がってはいない。ウィング64及び66上部の前縁は、ウ ィング64及び66下部の前縁よりも前方へ張り出している。 形合わせ前のライナー60を図7Dないし7Jに示すステップで着用者の足に フィットさせ、ブーツの外側本体25の内側に密着させる。先ず対流オーブンを 115℃(240°F)に予熱する。このように予熱することによってライナー 60がオーブン内の露出した加熱素子からの放射エネルギーによて過熱されるの を防ぐ。次に図7Dに示すように、形合わせ前のライナー60をオーブンに入れ 、約10分間加熱する。 形合わせ前のライナー60を過熱してはならない。もし材料42が独立気泡フ ォーム材ならば、過熱によってフォームの気泡からガスが逃げる。その結果、材 料42はそのクッショク性能が損なわれ、材料42は収縮することになる。形合 わせ前のライナー60を過熱すると、形合わせの過程で着用者の足にやけどを負 わせるおそれもある。 形合わせ前のライナー60の加熱が完了する前に、着用者の爪先にパッド(図 示せず)を取り付ける。パッドを当てることで、形合わせ後のライナー20が着 用者の爪先に密着して、着用者が爪先を動かすことができず窮屈になるのを防止 することができる。パッド当てとしては、着用者の足の親指と人差指の間、薬指 と小指の間にそれぞれ綿塊を挿入し、足指全体の端部を綿シートで包み、親指と 小指の最終関節をカバーすればよい。着用者の足に過敏な部位がある場合には、 その部位に補足のパッドを当てることにより、その部位とライナー20との間に ある程度のスペースが残されるようにすればよい。パッドを当て終わったら、着 用者のパッドが当たった爪足および足に短いナイロンス トッキング70を履かせる。 次いで、図7Eに示すように形合わせ前のライナー60をオーブンから取り出 し、加熱された形合わせ前のライナー60に着用者の足を入れる。着用者の足を ライナー60に挿入したのち、着用者の向こうずねおよび足首にウィング64を 巻き付けて(図7F)、フラップ34を形成する。ウィング64を着用者の向こ うずねに巻き付けるとウィング64の最下部が湾曲し、着用者の足及び足首のサ ドル形湾曲とほぼ一致する複心曲線を形成する。次に、ウィング64とは逆の方 向にウィング66を外側フラップ34に重ねて着用者の向こうずね及び足首に巻 き付けてフラップ36を形成する(図7G)。着用者の向こうずね及び足首にウ ィング66を巻き付けると、ウィング66の最下部が湾曲し、着用者の足及び足 首の湾曲とほぼ一致する。次いで、フラップ34及び36の上縁を揃え、ライナ ー60に第2の短いナイロンストッキング72をかぶせる(図7H)。 形合わせ前のライナー60をブーツ本体25に挿入する前に、着用者の足を形 合わせ前のライナー60に挿入することが好ましい。形合わせ前のライナー60 をブーツ本体25に挿入してから着用者の形合わせ前のライナー60に押入する と、材料42は着用者の足に押されてブーツ本体25の爪先に片寄り、適正なフ ィットの達成を妨げる。 この時点で、ライナー60は最終的フィッティングを待つばかりである。図7 Iに示すように、ブーツ本体25を開口状態に保持し、着用者がブーツ本体25 を着用した状態で立てるまで着用者がその足をブーツ本体25に挿入する。この 段階で材料42は未だその熱成形温度以上の温度にある。ライナー60は、着用 者の足によってブーツ本体25へ押入されるから、ライナー60が ブーツ本体25の壁に圧着するにしたがって、材料42は着用者のヒールに向か ってやや絞られ易い。これによって着用者のヒール付近で材料42の量が増大し 易い。着用者がブーツ本体25内にヒールを押し込むと、材料42は、着用者の ヒール及びアキレス鍵を囲むヒール部分31に流入して形合わせされたヒールポ ケットを形成する。ヒールポケットの形成を助けるためには着用者のヒールをや や持ち上げ、着用者がブーツ本体25の内部で立ってから下ろす。これによって ヒール部31にシワが生ずるのを回避し、ヒールポケット形成を助けることがで きる。 ブーツ本体25の内面には小さい凹凸があるのが普通であり、この凹凸位置に おいて、例えば、ブーツ本体25にバックルをリベット止めするか、または着用 者の足首においてブーツ本体25が可撓性を保つようにヒンジ機構を設ける。形 合わせの工程で、材料42は上記凸部の回りを通って上記凹部に流入してブーツ 本体25の内側の形状をなぞることになる。ライナー20とブーツ本体25との 密着関係は、ブーツ本体25の内側でライナー20を履く時、ライナー20がブ ーツ本体25内で位置ずれするのを防ぐ。ブーツ本体25内におけるライナー2 0の位置をさらに安定させたければ、ブーツ本体25の内面に追加の凹凸を効果 的に配分すればよい。形合わせの工程でライナー20はこれらの凹部及び/また は凸部と一致する。 着用者の足とライナー60がブーツ本体25に挿入されたら、図7Jに示すよ うにライナー60の周りにブーツ本体25をバックルで締める。図7I及び7J に示す段階において、形合わせ前のライナー60の材料42が着用者の足首とブ ーツ本体25の間、及び着用者の中足とブーツ本体25の間で圧縮されて形合わ せ前のライナー60を着用者の足首及び領域80の中足に合わせて成形す る(図1)。同時に、外側フラップ36を形成している材料42はエッジ54に 沿って凹む。形合わせ前のライナー60が材料42の熱成形温度以下の温度に冷 却するまでに、これらの工程のすベてを比較的迅速に完了する必要がある。 形合わせ前のライナー60からライナー20への変換は、材料42の熱形成温 度以下の温度に冷却するまで形合わせ前ライナー60をブーツ本体25内で自然 冷却させることで完了する。この冷却工程の時間は、典型的には約5分間である 。冷却工程中、着用者はライナーの着用者の足とブーツ本体25とに良くフィッ トするように足を動かすことが好ましい。例えば、着用者はブーツ本体25のヒ ールを床に打ちつけて自分のヒールに密着させ、着用者の爪先を約1分間揺り動 かし、次いで、着用者自身が慣れたスキーのスタンスで立つように足首の位置で ブーツを前方へ撓ませ、向こうずね領域に前向きの圧力を加えながら約3分間立 つ。 この形合わせ工程の結果、形合わせ前ライナー60の外面がブーツ本体25の 内側形状と一致し、ライナー60の内面が着用者の足の形状(着用者の足の爪先 に当てたパッドによって修正された形状)と一致する。材料42がその熱成形温 度以下に冷却すると、加熱によって与えられた形状を維持する。着用者の足及び 形合わせ前ライナー60をブーツ本体25に挿入してから約5分間後に着用者の 足及びライナー20をブーツ本体25から取り外し、ストッキング70,72及 びパッドを着用者の足から脱がし、着用者がフィットをチェックできるブーツ本 体25内にライナー20を再び挿入すればよい。 上述したようなライナー20でこの方法を実施することの利点は、ライナー2 0においてフラップ34及び36が点39と着用者 の向こうずねとの領域でオーバーラップすることにある。従って、形合わせ前で は、領域80における着用者の中足の頂部付近に2倍の厚さの材料が存在する。 領域80における2層の材料42は、ブーツ本体25が着用後に合ったサイズな ら領域80及びその近傍の領域に着用者の足とブーツ本体25との間のギャップ を完全に埋めるに十分な材料が存在することになる。これによって、ブーツを微 妙にコントロールするのに重要な着用者の中足に対する適正なフィットが容易に なる。 上述したように加熱し、人間の足及び下肢の形をした義足(図示せず)に挿入 してもライナー20を形成することができる。次いで熱成形温度以下に冷却する まで義足にライナー20を圧接すればよい。この方法では、着色者の足に合わせ たライナーが得られないから好ましい方法ではない。 上記ライナー20によるスキー用ブーツの製造にはいくつかの利点がある。第 1にライナーの構成上、たとえ着用者がその脚を前方へ曲げてもライナーの頂部 は着用者の向こうずねとふくらはぎに密着したままである。すでに述べたように 、前方開口を舌状片でカバーしてある従来技術のブーツライナーは、着用者が脚 を前方へ曲げると、着用者のふくらはぎの周りで緩み易い。舌状片がライナーの 残りの部分から前方へスリップするのを防止するすべはない。その結果、着用者 のふくらはぎの後方に隙間が形成されるおそれがある。ライナーが着用者のふく らはぎと密着していなければ、着用者のヒールが浮き上がり易い。領域80にお けるライナー20の密着は、着用者のヒールが浮き上がるのを防ぐのに役立つ。 ヒールが浮き上がると、着用感が悪くなり、ブーツをコントロールし難くなる。 従来のブーツでは、着用者が足首において脚を前方へ曲げる とライナーのカフが緩む傾向を、着用者の足が曲げられていない状態でブーツ本 体を締め付けることで防ぐことができる。その場合、着用者の脚を前方へ曲げて もライナーが緩む余地はない。ブーツ本体を締め付けることの欠点は、履き心地 が悪く、着用者の足への血液循環を妨げることである。 ライナー20のカフ38の形状を図8に示した。カフ38は、着用者の向こう ずね及びふくらはぎの周りにフィットするほぼ円形の開口86を形成する。開口 86の中心点88からフラップ34の自由端54とフラップ36の自由端56と で形成される角度は100°以上、好ましく約130°である。この角度を、図 8ではθ1+θ2として示してある。フラップ34の自由端54とライナー20を ほぼ2等分する中心面90との間の角度は、フラップ36の自由端56と中心面 90との間の角度とほぼ等しいことが好ましい。 を前方へ曲げると、着用者の向こうずねの前面によってフラップ34の内面に加 えられる矢印92で示す圧力は、フラップ34からフラップ36を介してブーツ 本体25へほぼ完全に伝達される。着用者が脚を前方へ曲げても、開口86を囲 むライナー20の部分は密着したままであり、しかも窮屈ではない。内側フラッ プ34の自由端54は着用者のふくらはぎの筋肉に食い込むほど着用者の脚を囲 んでいないことが好ましい。 本発明のライナーを有するブーツの着用者が脚を前方へ曲げると、向こうずね の正面が矢印80(図8)で示すようにフラップ34の内側を押圧する。この時 、フラップ36はフラップ34とブーツ本体25の間に圧縮される。ライナー2 0のカフ38は、フラップ34が(矢印82及び83で示すように)フラップ3 6に対してスリップしない限り着用者のふくらはぎ及び向こうずねの 周りで緩むようなことはあり得ない。逆に、着用者がブーツを着用した状態で脚 を前方へ曲げれば曲げるほどフラップ36がフラップ34とブーツ本体25の間 で強く圧迫され、フラップ34とフラップ36との間の摩擦が大きくなる。フラ ップ34及び36間の摩擦は、フラップ36がフラップ34に対してスリップす るのを防ぐから、着用者の向こうずねがライナー20の内側に圧力を作用させて いる限りカフ38の緩みを防止する。ライナー20のカフ38は、上述したよう に開口するのを防止されるから、着用者が脚を曲げていない状態でブーツ本体を 締め付ける必要はない。即ち、本発明のライナーを有するブーツは、公知ライナ ーを有するブーツよりも着用感にすぐれ、しかも着用者がブーツを自在にコント ロールすることを可能にする。 内側フラップ34の外面、または外側フラップ36の内面、または双方に摩擦 係数の大きい部位を1つまたは2つ以上設けることによってフラップ34とフラ ップ36との間の摩擦を増大させ、その結果ライナー20の開口抵抗を増大させ ることができる。そのためには、フラップ材料の表面を粗面化するか、または摩 擦係数が比較的大きい1つまたは2つ以上の材料片をフラップ34,36間に介 在させればよい。 上記構成の利点は、着用感の良さである。オーバラップするフラップ34及び 36は、着用者の向こうずねの正面に2層のパッドを形成する。これは、着用者 の向こうずねに圧力スポットが生ずるのを防ぎ、理想的なブーツ特性に寄与する 。舌状片を設けた従来のブーツライナーでは、ライナーの残り部分に舌状片を取 り付ける箇所にかたまりができることが多い。その結果として、着用者の足の甲 に対する圧力点が形成されるおそれがある。本発明のライナーには、このような 欠点はない。 図9及び10は、ハイキングブーツに好適なライナー実施例を示す。ライナー 120もシートから裁断された単一の熱成形材料片から容易に形成され、着用者 の足及びブーツ本体の内側にフィットさせられる。 ライナー120は、厚さがほぼ均一なシートからなる熱成形材料のブランク1 25を裁断することによって形成される。材料42は、上述したようにその両面 に布44を積層するのが好ましい。点131と点132、及び点131と点13 3の間でエッジ127をエッジ129に接合して継目135を形成することによ ってブランク125を形合わせ前のライナーに形成し、ライナー20に関連して 上述したのと同じ一連の工程を経て、形合わせライナー120に形成する。ただ し、ライナー120にはフラップがないから、フラップ34,36を形成する工 程は含まれない。ライナー120の内面を着用者の足にフィットさせ、ライナー 120の外面をブーツ本体(図示せず)の内側にフィットさせる。 当業者には明らかなように、本発明の思想または範囲を逸脱することなく上記 実施例と異なる態様で本発明を実施することができる。従って、本発明の範囲は 、以下の請求の範囲によって限定されるべきである。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1994年12月29日 【補正内容】 けている。着用者の脚が曲がっていない時でも着用者のふくらはぎ及び向こうず ねの周りにライナーを密着状態に維持することの欠点は、着用者の足の血液循環 を妨げ、不快感を与えることである。着用者のヒールを積極的に落ち着かせる種 々の設計のクランプを有するブーツを提供するメーカーもある。これらの設計は 、着用者のヒールやアキレス鍵部分に圧力点を発生させる可能性がある。このよ うな設計でも、個々の着用者の足に合わせて正確に調節する必要がある。 スポーツ用ブーツメーカーが直面する他の問題は、特に着用者の足首のすぐ前 方の中足(forefoot)の範囲において着用者の足の甲に密着することで自在なコ ントロールを可能にする着用感にすぐれたスポーツ用ブーツライナーを提供する ことである。 Daleboutの特許US−A−3,786,580は、エラストマーフォーム材をライナー 壁間のキャビティに圧入することによって着用者の足に注文成形できるスポーツ 用ブーツ用の二重壁内側ライナーを開示している。このブーツライナーには射出 成形フォームライナーに共通の周知の欠点かある。Daleboutのライナーは、着用 者の足を入れるための前面スリット開口を有する。この開口は、細い革製フラッ プによって閉鎖され、パッド材で囲まれている。開口の構成では、この開口の近 傍でライナーを着用者の足に合わせて成形することができない。 Blancの特許FR2,435,217は、熱成形可能なプラスチック材シートを着用者の 足の裏の形状に合わせて成形する方法を開示している。この方法は、熱可塑材シ ートを加熱し、これを膨張可能なスリッパの内側に配置し、スリッパを着用者の 足の周りにフィットさせ、スリッパをふくらませることによって着用 者の足の裏に材料を圧着させるステップを含む。この方法では着用者のアキレス 鍵、足首または向こうずねの領域でフィットさせることができない。 特許EP−A−0 004 829は、所要の点において本体に接合する熱成 形可能プラスチック材とその層間に介在する加熱素子とを備えたパッドを含む剛 性の本体で構成された種々のスポーツ器具を開示している。これらのスポーツ器 具は、埋め込み加熱素子を必要とし、着用者の足の甲の部分に密着させることが できる構成、または前面開口を備える構成を開示していない。 特許FR−2 460 118は、熱膨張可能な材料から成るソックス状のス キー用ブーツライナーを開示している。電熱素子でライナーを加熱することによ ってブーツ本体と着用者の足の間の空隙を埋めるようにライナーをフィットさせ る。 発明の要約 本発明は、スポーツ用ブーツ本体の内側で着用するための注文形合わせできる スポーツ用ブーツライナーの形成方法を提供する。この方法は、一定の熱成形温 度を有する熱成形可能な材料から成り、足を受容する中空部分と、第1及び第2 ウィングの自由縁を画成する第1及び第2側縁を有する下肢受容中空部分とを有 する形合わせ前のライナーを用意し;前記形合わせ前のライナーを前記熱成形温 度以上の温度に加熱し;前記足受容部分及び前記下肢受容部分に着用者の足及び 下肢をそれぞれ配置し;前記着用者の足首の前で前記第1ウィングを第1方向に 巻き付け;前記着用者の下肢の前で前記第2ウィングを前記第1方向とは逆の第 2方向に巻き付け;前記着用者の足、下肢、及び形合わせ前のライナーを前記ス ポーツ用ブーツ本体の内側に配置すること 上方の領域との間に位置させることが好ましい。点39は、着用者の中足間節( meta−tarsal joint)から1.5cmの範囲内に位置させることができる。フラ ップ34及び36は、点39からカフ38に至る領域においてオーバーラップす る。フラップ34及び36が着用者の足首を通るほぼ水平な平面より下方でオー バーラップする領域のうちの部分80は、着用者の中足の外形をほぼなぞるよう に湾曲する。領域80において、フラップ34及び36は、着用者の向こうずね 、足首及び中足のサドル状形状をなぞる複心曲線を有する。フラップ34及び3 6を手に持って外方へ剥がすことにより、着用者の足を挿入したり抜き取るため のライナー20を容易に開くことができる。図2の鎖線は、剥がして開いたフラ ップ36を示す。 ライナー20は、図5及び7Aに示すように裁断されたシート材42のブラン ク40から形成することができる。図1及び図2に示すライナー20の部分と図 5に示すブランク40の部分との対応関係は次の通りであって、エッジ50はカ フ38の頂縁と対応し;エッジ51は内側フラップ34の自由縁54と対応し、 エッジ49は外側フラップ34の自由縁56と対応し;点47及び48は点39 と対応し、エッジ52及び53は継目55と対応し;点46は継目55のヒール 側の端部と対応する。 材料42は、着用者の足がやけどしないように表面温度を充分低く維持しなが ら着用者の足と接触させて熱成形できる充分に低い温度で熱成形可能な材料であ ることが好ましい。例えばニュージーランドのクリストチャーチ(Christchurch )に所在するウルトラロン社(Ultralon Products(N.Z.)Ltd.)の製品である ウルトラロン(ULTRALONTM)7.0ポンド独立気泡EVAフォームが好 適な材料である。この材料は、着用者の 足に対してすぐれたクッション作用を果し、しかもブーツをコ 請求の範囲 1.スポーツ用ブーツ本体の内側で着用するための、熱成形温度を有する熱成形 可能な材料(42)から成る注文形合わせできるスポーツ用ブーツのライナーを 、 (a)中空の足受容部分及び中空の足首受容部分を有する形合わせ前ライナ ー(60)を用意し; (b)前記足受容部分及び前記足首受容部分にそれぞれ受容されるように着 用者の足及び足首を前記形合わせ前ライナー(60)に挿入し; (c)前記熱成形可能な材料を前記熱成形温度よりも高い温度に加熱し、前 記形合わせ前ライナー(60)を前記熱成形温度以下の温度に自然冷却させるス テップによって前記形合わせ前ライナー(60)を前記着用者の足にフィットさ せる、ステップで形成する方法において、 (d)第1及び第2側縁を有し、該第1、2側縁が第1及び第2熱成形可能 ウィング(64),(66)の自由縁を画成し、前記ウィング(64),(66 )のそれぞれを着用者の向こうずねをほぼ完全に横切るように巻き付けることが できる熱成形可能な材料(42)のシート(40)から成る形合わせ前ライナー (60)を選択し; (e)着用者の足及び下肢を前記形合わせ前ライナー(60)に挿入する前 記ステップの前に前記形合わせ前ライナー(60)を前記熱成形温度よりも高い 温度に加熱し; (f)前記ライナーを前記着用者の足にフィットさせるために、 (g)前記第1ウィングが前記着用者の下肢をほぼ完全に横 切るまで前記着用者の下肢の前に前記第1ウィング(64)を第1方向に巻き付 けるステップと; (h)前記第2ウィングが前記着用者の下肢をほぼ完全に横切るまで前記着 用者の下肢の前に前記第1ウィング(64)にその外側から重なるように前記第 1方向とは逆の第2方向へ前記第2ウィング(66)を巻き付けることにより前 記着用者の向こうずねをほぼ完全に横切る領域に2倍の厚さの前記熱形成可能な 材料を形成するステップと; (i)前記着用者の足、下肢、及び形合わせ前ライナー(60)を前記スポ ーツ用ブーツ本体(25)の内側に配置することにより、前記形合わせ前ライナ ー(60)の内面を前記着用者の足及び下肢と一致するように形成すると同時に 、前記形合わせ前ライナー(60)の外面を前記スポーツ用ブーツ本体(25) の内面と一致するように形成するステップと、 を含むことを特徴とする前記方法。 2.前記第1及び第2ウィングが前記着用者の中足の上部付近の領域(80)に おいて2倍の厚さの熱可塑性材料を形成し、前記着用者の下肢の前に前記第1ウ ィング(64)を巻き付ける前記ステップが前記着用者の中足、足首、及びむこ うずねの前向き部分によって画成される複心曲線とほぼ一致する複心曲線を形成 するため、前記第1ウィング(64)の下部を曲げるステップをも含むことを特 徴とする請求項1に記載の方法。 3.前記着用者の足首の前に前記第2ウィング(66)を巻き付けるステップが 、前記第2ウィング(66)の下部を曲げて前記第1ウィング(64)によって 前記領域(80)において画成 される前記複心曲線とほぼ一致させる作業をも含むことを特徴とする請求項2に 記載の方法。 4.前記ライナーと前記着用者の足にフィットさせる前記ステップが前記着用者 の足、下肢、及び形合わせ前ライナー(60)を前記スポーツ用ブーツ本体(2 5)に挿入する前記ステップの前に前記形合わせ前ライナー(60)を前記着用 者の足及び下肢に圧着させるため前記形合わせ前ライナー(60)に弾性スリー ブ(72)をかぶせる作業をも含むことを特徴とする請求項3に記載の方法。 5.前記第1方向が前記着用者の足の外側から前記着用者の足の内側にむかう方 向であることも特徴とする請求項4に記載の方法。 6.前記形合わせ前ライナー(60)を厚さが均一な熱可塑性フォーム材(42 )から成る単一の扁平ブランク(40)から形成することをも特徴とする請求項 4に記載の方法。 7.前記スポーツ用ブーツ本体(25)の前記内面が複数の凹みを含み、前記ス ポーツ用ブーツ本体(25)の内面と一致するように前記形合わせ前ライナー( 60)の外面を形成する前記ステップとして、前記ライナー(20)の前記外面 に前記凹みと対応する突出域を形成することをも特徴とする請求項6に記載の方 法。 8.中空の足受容部分及び該足受容部分の後端からほぼ垂直に 延びる中空の下肢受容部分から成り;前記足受容部分が前記後端にヒール受容部 分(28)を有するとともに、頂面に前記下肢受容部分と前記頂面上の中心点( 39)との間にまたがる中足部分(80)を有し;前記下肢受容部分か後ろ向き のふくらはぎ受容部分(29)、前記下肢受容部分の前面を完全に横断し前記足 受容部分から円形開口(86)を画成する頂縁(38)へ垂直に延びる前向きの 向こうずね受容部分(27)、及び着用者の下肢を挿入するためのもう1つの開 口(63)を画成する第1及び第2側縁(54,56)から成るように構成され 、スポーツ用ブーツ本体(25)の内側で着用するためのスポーツ用ブーツのラ イナーにおいて、 (a)前記側縁(54)が前記向こうずね受容部分をほぼ完全に横切るよう に第1方向に巻き付けられた第1湾曲フラップ(34)の自由縁を画成し; (b)前記側縁(56)が前記向こうずね受容部分をほぼ完全に横切るよう オーバーラップ域において、前記第1フラップにその上からオーバーラップして 前記第1方向とは逆の第2方向に巻き付けられた第2湾曲フラップ(36)の自 由縁を画成し; (c)前記第1及び第2湾曲フラップがフォーム材の湾曲シートから成る ことを特徴とする前記スポーツ用ブーツのライナー(20)。 9.前記オーバーラップ域が垂直に前記頂縁(38)と前記足受容部分との間に またがることをも特徴とする請求項8に記載のスポーツ用ブーツのライナー。 10.前記フォーム材シートが115℃よりも高くない熱成形温 度を有する熱可塑性フォーム材(42)から成ることをも特徴とする請求項8に 記載のスポーツ用ブーツのライナー。 11.前記オーバーラップ域が垂直に前記頂縁(38)と前記点(39)との間 にまたがり、前記オーバーラップ域が前記中足域(80)にサドル形の複心曲線 領域を有し、前記サドル形領域が着用者の足の輪郭と一致するように形成された 内面を有することをも特徴とする請求項10に記載のスポーツ用ブーツのライナ ー。 12.前記頂縁付近の領域において、前記オーバーラップ域が前記円形開口(8 6)の中心点(88)に対して少なくとも100°の角度を形成することをも特 徴とする請求項10に記載のスポーツ用ブーツのライナー。 13.前記頂縁付近の前記領域において、前記オーバーラップ域が前記点(88 )に対して前記向こうずね受容部分を2分する垂直線の両側にそれぞれ40°よ りも大きい角度を形成することをも特徴とする請求項12に記載のスポーツ用ブ ーツのライナー。 14.前記角度が50°よりも大きいことを特徴とする請求項13に記載のスポ ーツ用ブーツのライナー。 15.前記下肢受容部分及び前記足受容部分が熱成形可能なフォーム材の単一シ ートから成ることをも特徴とする請求項10に記載のスポーツ用ブーツのライナ ー。 16.前記熱成形可能なフォーム材(42)の前記単一シートの両側を伸縮布( 44)で積層被覆したことをも特徴とする請求項15に記載のスポーツ用ブーツ のライナー。 17.前記第1及び第2フラップ(34,36)間に摩擦材層を介在させたこと をも特徴とする請求項8,9または10のいずれかに記載のスポーツ用ブーツの ライナー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CZ,CZ,DE,DE,DK,DK,E S,FI,FI,GB,HU,JP,KP,KR,KZ ,LK,LU,LV,MG,MN,MW,NL,NO, NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SK,S K,UA,US,VN (72)発明者 グレイシイ バイロン カナダ国 ブイ5ビィ 2ジェイ8、ブリ ティッシュ コロンビア、バーナビィ、キ ッチナ ストリート 6495 (72)発明者 ワット ロバート カナダ国 ブイ6エヌ 1ピィ6、ブリテ ィッシュ コロンビア、バーナビィ、ブレ ンハイム ストリート 5595 【要約の続き】 この開口(63)の両側で前方へ延設されたウィング (64,66)を有する。次いで形合わせ前ライナー (60)を材料(42)の熱成形温度以上に加熱するこ とにより、下記のステップを経てブーツ本体(25)及 び着用者の足及び脚に同時にフィットさせる;即ち、形 合わせ前のライナー(60)に着用者の足を挿入し;着 用者の向こうずねを横切ってウィング(64,66)を 巻き付けることによってフラップ(34,36)を形成 し、弾性ストッキング(72)で形合わせ前ライナー (60)を固定し;着用者の足、形合わせ前ライナー (60)、及び弾性ストッキング(72)をブーツ本体 (25)に挿入し、形合わせ前ライナー(60)を自然 冷却させる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.スポーツ用ブーツ本体の内側で着用するための注文形合わせできるスポーツ 用ブーツのライナーの形成方法において、 (a)一定の熱成形温度を有する熱成形可能な材料(42)から成り、中空 の足受容部分と第1及び第2ウィング(64),(66)の自由縁を画成する第 1及び第2側縁を有する中空の下肢受容部分とを有する形合わせ前ライナー(6 0)を用意し; (b)前記形合わせ前ライナー(60)を前記熱成形温度以上の温度に加熱 し; (c)前記足受容部分及び前記下肢受容部分にそれぞれ受容されるように着 用者の足及び下肢を前記形合わせライナー(60)に挿入し; (d)前記着用者の下肢の前で前記第1ウィング(64)を第1方向に巻き 付け; (e)前記着用者の下肢の前で前記第2ウィング(66)を前記第1方向と は逆の第2方向に巻き付け; (f)前記着用者の足及び下肢及び形合わせ前ライナー(60)を前記スポ ーツ用ブーツ本体(25)の内側に配置することにより、前記形合わせ前ライナ ー(60)の内面を前記着用者の足に合わせて成形すると同時に、前記形合わせ 前ライナー(60)の外面を前記スポーツ用ブーツ本体(25)の内面に合わせ て成形し; (g)前記形合わせ前ライナー(60)を前記熱成形温度以下の温度にまで 自然冷却させる、 ステップから成ることを特徴とする前記方法。 2.前記ステップ(d)が前記着用者の中足、足首及び向こうずねの前面部分に よって画成される湾曲とほぼ一致するように前記第1ウィング(64)の下部を 曲げるステップをも含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。 3.前記ステップ(e)が前記着用者の足の甲、足首、及び向こうすねの前面部 分によって画成される湾曲とほぼ一致するように前記第2ウィング(66)の下 部を曲げるステップをも含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。 4.前記ステップ(e)と前記ステップ(f)との間に前記形合わせ前ライナー (60)を前記着用者の足及び下肢に固定するため前記形合わせ前ライナー(6 0)を弾性スリーブ(72)でカバーするステップをも含むことを特徴とする請 求項2に記載の方法。 5.前記ステップ(c)の前に前記着用者の爪先にパッド材を配置するステップ をも含むことを特徴とする請求項4に記載の方法。 6.前記形合わせ前ライナー(60)を厚さが均一なシートから裁断された熱可 塑性フォーム材(42)の単一ブランク(40)から形成することを特徴とする 請求項5に記載の方法。 7.スポーツ用ブーツ本体(25)の内側で着用するためのスポーツ用ブーツの ライナー(20)において、 a.中心長手軸を有する中空のほぼ水平な足受容部分と; b.ふくらはぎ受容部分(29)と向こうずね受容部分(27)と前記ライナ ー(20)の着用者の足首付近に位置する足首受容域とからなる下肢受容部分; 前記足首受容域を通る水平面の上方にあって円形開口(86)を囲むカフ(38 );及び正面オーバーラップ領域においてオーバーラップする第1及び第2フラ ップ(34,36)の自由縁を画成する第1及び第2側縁(54,56)から成 り、 前記第1フラップ(34)が前記オーバーラップ領域を横切って第1方向に 巻き付けられ、前記第2フラップ(36)が前記第1フラップの外側で前記オー バーラップ領域を横切って前記第1方向とは逆の第2方向に巻き付けられ、前記 オーバーラップ領域が、少なくとも前記水平面と前記着用者の中足に近くかつ前 記足首受容域から前方に距離を置く点(39)との間の領域(80)にまたがる ことを特徴とするスポーツ用ブーツのライナー(20)。 8.前記領域(80)がサドル状を呈し、前記第1フラップ(34)及び前記第 2フラップ(36)が領域(80)において複心曲線を有することを特徴とする 請求項7に記載のスポーツ用ブーツのライナー。 9.前記向こうずね受容部分が115℃以下の熱形成温度を有する熱可塑性フォ ーム材(42)から成ることを特徴とする請求項8に記載のスポーツ用ブーツの ライナー。 10.熱可塑性フォーム材(42)の両面に積層した伸縮布(44)をも含むこ とを特徴とする請求項9に記載のスポーツ用ブーツ のライナー。 11.前記点(39)が前記着用者の中足関節から1.5cm以内に位置するこ とを特徴とする請求項8に記載のスポーツ用ブーツのライナー。 12.着用者のヒールに適応させるため、前記ふくらはぎ受容部分の下方にヒー ルポケットをも有することを特徴とする請求項7に記載のスポーツ用ブーツのラ イナー。 13.前記第1及び第2フラップ(34,36)間に摩擦材層をも有することを 特徴とする請求項7に記載のスポーツ用ブーツのライナー。 14.ほぼ垂直に前記足受容部分の前記中心長手軸に沿って前記足受容部分及び 前記下肢受容部分を通過する長手中心面(90)が前記オーバーラップ領域と交 差し;前記中心面と前記下肢受容部分の前後部分との交差点間に位置する前記中 心面内の1点から前方へ延びる第1水平線と前記第1フラップの前記自由縁に至 る第2水平線が角度θ1を形成し、前記第1水平線と前記点から前記第2フラッ プの前記自由縁に至る第3水平線が角度θ2を形成し、θ1もθ2も40°よりも 大きいことを特徴とする請求項7に記載のスポーツ用ブーツのライナー。 15.θ1+θ2が100°よりも大きいことを特徴とする請求項14に記載のス ポーツ用ブーツのライナー。 16.θ1びθ2がそれぞれ50°よりも大きいことを特徴とする請求項15に記 載のスポーツ用ブーツのライナー。 17.前記中心面と前記オーバーラップ領域との交差線が前記上縁(38)及び 前記点(39)の間でほぼ連続的であることを特徴とする請求項8に記載のスポ ーツ用ブーツのライナー。 18.ブーツ本体(25)、パッドと共に前記ブーツ本体(25)内に配置され たライナー(20)及び着用者の下肢を受容するための円形開口(86)から成 り、前記ライナー(20)が前記開口の後部付近のふくらはぎ部分(29)及び 前記開口の前部付近に位置して着用者の向こうずね、足首、及び中足と接触する 向こうずね部分(27)を含み、前記向こうずね部分(27)がほぼ垂直な中心 線を有するスポーツ用ブーツにおいて、 前記向こうずね部分が、 (a)前記ふくらはぎ部分(29)の第1側を起点とし、自由縁(54)を 有し、前記自由縁が前記中心線を越えるように前記開口の周りに第1方向へ巻き 付けられる第1フラップ(34)と; (b)前記ふくらはぎ部分(29)の第2側を起点とし、第2自由縁(56 )を有し、前記第2自由縁(56)が前記中心線を越えるように前記第1フラッ プ(34)と前記ブーツ本体(25)との間に介在する第2フラップ(36)、 から成り、前記第1及び第2フラップ(34,36)が着用者の中足及び足首 の上部に近い湾曲域でオーバーラップし、ほぼ垂直な上部とほぼ水平な下部とを 有することを特徴とする前記スポーツ用ブーツ。 19.前記ライナー(20)がその外面に複数の突出域を有し、前記突出域がこ れと対応するように前記ブーツ本体(25)の内面に形成した複数の凹部と組み 合うことをも特徴とする請求項18に記載のスポーツ用ブーツ。 20.前記円形開口(86)に近いカフ領域(38)において、前記円形開口( 86)の中心に位置する点(88)から前記第1自由縁(54)に至る第1水平 線と前記点(88)から前記向こうずね部分(27)の前記中心に至る第2水平 線が角度θ1を形成し、前記第2水平線と前記点から前記第2自由縁(54)に 至る第3水平線が角度θ2を形成し、θ1もθ2も40°より大きいことを特徴と する請求項18に記載のスポーツ用ブーツ。 21.着用者の肌をやけどさせない程度の低い熱成形表面温度を有する熱成形可 能なフォーム材の単一片から成り、着用者の足及び下肢を挿入するための開口と 、前記開口の後部付近に位置するふくらはぎ部分(29)と、前記開口の前部付 近に位置する向こうずね部分(27)とを有し、前記向こうずね部分がほぼ垂直 な上部と前記着用者の中足の上部に近い湾曲下部(80)とを有するスポーツ用 ブーツのライナーにおいて、 前記向こうずね部分がオーバーラップする第1及び第2フラップ(34,3 6)を含み、前記第1フラップ(34)が前記ふくらはき部分(29)の第1側 を起点とし、第1自由縁(54)を有し、前記第1自由縁が前記下方域(80) において前記ライナー(20)の長手中心面(90)を越えるように前記開口の 周りに第1方向へ巻き付けられ;前記第2フラップ(36)が前 記ふくらはぎ部分(29)の第2側を起点とし、自由縁(56)を有し、前記自 由縁(56)が前記下方域(80)において前記中心面(90)を越えるように 前記第1フラップ34の外側で前記開口の周りに第2方向へ巻き付けられること を特徴とするスポーツ用ブーツのライナー。 22.ライナー(20,120)と、凹部を形成した内面を有するスポーツ用ブ ーツ本体(25)とから成り、前記ライナー(20,120)が着用者の足を挿 入するための開口、足と接触する内面、及びブーツ本体と接触する外面を有する スポーツ用ブーツにおいて、 前記ライナー(20,120)が着用者の肌をやけどさせない程度に低い成 形表面温度を有する熱成形可能なフォーム材の単一片から成り、前記ブーツ本体 と接触する面が前記ブーツ(25)の内面に形成した前記凹部と対応してこれと 組み合う複数の突出域を有することを特徴とする前記スポーツ用ブーツ。
JP6510505A 1992-11-04 1993-11-04 スポーツ用ブーツのライナー及びその製造方法 Pending JPH08506494A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US97217792A 1992-11-04 1992-11-04
US07/972,177 1992-11-04
PCT/CA1993/000458 WO1994009663A1 (en) 1992-11-04 1993-11-04 Sport boot liner and method for making same

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08506494A true JPH08506494A (ja) 1996-07-16

Family

ID=25519293

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6510505A Pending JPH08506494A (ja) 1992-11-04 1993-11-04 スポーツ用ブーツのライナー及びその製造方法

Country Status (8)

Country Link
US (1) US5673448A (ja)
EP (1) EP0668730B1 (ja)
JP (1) JPH08506494A (ja)
AT (1) ATE151235T1 (ja)
AU (1) AU5367894A (ja)
CA (1) CA2147655C (ja)
DE (1) DE69309705D1 (ja)
WO (1) WO1994009663A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016049431A (ja) * 2014-08-30 2016-04-11 フッド株式会社 インナーブーツ

Families Citing this family (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT1275029B (it) * 1994-06-24 1997-07-29 Nordica Spa Scarpetta interna per calzature sportive
FR2724295B1 (fr) * 1994-09-08 1996-12-20 Sidas Sa Chausson de chaussure de sport
FR2726743B1 (fr) 1994-11-10 1997-01-03 Salomon Sa Chausson de confort pour chaussure de ski
IT1279487B1 (it) 1995-12-14 1997-12-10 Nordica Spa Procedimento per l'ottenimento di scarpette interne, particolarmente per calzature sportive
CA2198787A1 (en) * 1997-02-28 1998-08-28 Peter Donnelly Heat mouldable boot liner
FR2764171B1 (fr) * 1997-06-04 1999-09-03 Palau Sa Ets Chausson thermoformable destine a etre porte dans une chaussure de preference rigide
AU2777899A (en) * 1998-02-27 1999-09-15 Fila Sport S.P.A. Thermoformable fabric shoe sole and upper
DE19853276A1 (de) * 1998-11-18 2000-05-25 Usp Markeing & Vertriebs Gmbh Snowboard-Stiefel
US6402163B1 (en) 1999-02-04 2002-06-11 Seneca Sports, Inc. Adjusting the size of a lined sport boot
CH694146A5 (fr) * 1999-07-09 2004-08-13 Lange Int Sa Article chaussant à tige souple étanche à l'eau.
DE20009763U1 (de) * 2000-05-30 2000-08-31 Medi Bayreuth Gmbh & Co Orthopädisches Kleidungsstück
US7028417B2 (en) * 2004-09-15 2006-04-18 Tingle Betty J Therapeutic slipper
US7793947B2 (en) * 2005-02-15 2010-09-14 Bauer Hockey, Inc. Goalie skate
DE102007002335A1 (de) 2007-01-17 2008-07-24 Deeluxe Sportartikel Handels Gmbh Innenschuh
US9339078B2 (en) 2009-10-14 2016-05-17 Reebok International Limited Form-fitting articles and method for customizing articles to be form-fitted
US9185946B2 (en) 2009-10-14 2015-11-17 Reebok International Limited Form-fitting articles and method for customizing articles to be form-fitted
US20110101665A1 (en) 2009-10-30 2011-05-05 Dasc, Llc Hockey skate
US8677653B2 (en) 2011-06-01 2014-03-25 Nike, Inc. Interchangeable insert system for footwear
US9295301B2 (en) * 2011-11-16 2016-03-29 Kelly Rastello Ski boot system
US10264845B2 (en) * 2011-11-16 2019-04-23 Kelly Rastello Ski boot system
US20150150335A1 (en) * 2013-12-04 2015-06-04 Tbl Licensing Llc Waterproof shoe with size and shape-adjustable bootie
US10383388B2 (en) 2014-03-07 2019-08-20 Nike, Inc. Article of footware with upper incorporating knitted component providing variable compression
US20160100650A1 (en) * 2014-10-10 2016-04-14 Easton Sports, Inc. Skate boot including a thermoformable arch-support region
US9919194B2 (en) * 2015-12-17 2018-03-20 Chad Jasmine Contoured terrain-conforming stance guide with foot opening
JP2019512617A (ja) * 2016-03-08 2019-05-16 ペディレイ ケア ゲーエムベーハー 靴下
USD877348S1 (en) * 2017-03-21 2020-03-03 Ansell Limited Heel positioner
DE102018109189A1 (de) * 2018-04-18 2019-10-24 Powerslide Gmbh Herstellungsverfahren zum Herstellen eines Fußteils
CN111802744A (zh) * 2020-07-01 2020-10-23 宏威运动用品制造(张家口)有限公司 一种塑性鞋壳及其成型工艺和使用方法

Family Cites Families (42)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA467880A (en) * 1950-09-05 The B. F. Goodrich Company Reinforced articles of footwear
US581777A (en) * 1897-05-04 Robert courtney secker
US1294965A (en) * 1917-04-20 1919-02-18 E A Sneva Shoe-closure.
US2244030A (en) * 1939-03-03 1941-06-03 John F Teehan Shoe
US2933831A (en) * 1956-11-30 1960-04-26 Tingley Rubber Corp Rubber footwear with expansion flap
US3325919A (en) * 1963-05-31 1967-06-20 Robinson Leon Custom footwear having an inner surface molded to the foot of a wearer
FR1484462A (ja) * 1965-06-25 1967-09-15
US3521385A (en) * 1968-05-02 1970-07-21 Melvin W Dalebout Ski boot
US3786580A (en) * 1968-05-02 1974-01-22 Tanner Gold & Trask Inner boot and method for forming the same
DE6944404U (de) * 1969-11-14 1970-02-19 Justus Rieker Co Dr Innenschuh fuer stiefel, insbesondere skistiefel aus kunststoff
US3641688A (en) * 1969-12-10 1972-02-15 Elizabeth Von Den Benken Shoe molded by induction heating
US3609887A (en) * 1970-03-18 1971-10-05 Head Ski Co Inc Ski boot construction
US3613271A (en) * 1970-06-04 1971-10-19 S David Geller Reshapeable boot or shoe and method of reshaping
US3581412A (en) * 1971-02-04 1971-06-01 Melvin W Dalebout Inner boot and method for forming the same
IT950984B (it) * 1971-04-01 1973-06-20 Continental Gummi Werke Ag Scarpa particolarmente scarpone da sci
US3798799A (en) * 1972-01-07 1974-03-26 Hanson Ind Inc Ski boot and liner therefor
US3857133A (en) * 1973-03-29 1974-12-31 Brooklyn Prod Inc Combination scrubbing and wiping sponge
US3848286A (en) * 1974-03-11 1974-11-19 A Kahmann Method of and apparatus for custom molding footwear
US3848287A (en) * 1974-03-15 1974-11-19 J Simonsen Method and apparatus for custom molding shoes and boots
US3895405A (en) * 1974-09-12 1975-07-22 Clyde A Edwards Adjustable insole and method
US4019266A (en) * 1976-03-04 1977-04-26 Hanson Industries Inc. Ankle pad for footwear
US4182056A (en) * 1976-08-04 1980-01-08 Engineered Sports Products, Inc. Pliable inner boot and injectable fit packs for ski boots
US4078322A (en) * 1976-08-04 1978-03-14 Engineered Sports Products, Inc. Ski boot
FR2368239A1 (fr) * 1976-10-21 1978-05-19 Salomon & Fils F Procede de fabrication d'un chausson et chausson permettant de mettre en oeuvre le procede
US4301564A (en) * 1978-03-06 1981-11-24 Engineered Sports Products, Inc. Pliable inner boot and injectable fit packs for ski boots
WO1979000886A1 (en) * 1978-04-06 1979-11-01 Battelle Memorial Institute Clothing element or accessory intended to be adapted closely to a part of the human body and process for adapting this element or accessory to this part of the human body
FR2435217A1 (fr) * 1978-09-08 1980-04-04 Blanc Roger Procede et dispositif pour la mise en forme de semelles anatomiques
FR2460118A1 (fr) * 1979-06-29 1981-01-23 Salomon & Fils F Element de calage et de rembourrage, et plus particulierement chausson de chaussure de ski et son procede de mise en oeuvre
FR2493112A1 (fr) * 1980-10-31 1982-05-07 Salomon & Fils F Procede de fabrication d'un chausson de chaussure de ski et chausson, selon ce procede
US4649656A (en) * 1985-05-07 1987-03-17 Cox Michael D Wet suit boot
AT388851B (de) * 1985-09-17 1989-09-11 Dynafit Gmbh Verfahren zur herstellung eines innenschuhes fuer skischuhe
US4756096A (en) * 1985-11-27 1988-07-12 Meyer Grant C Footwear insole
US4654986A (en) * 1986-02-07 1987-04-07 George Frederick W Vacuum fitting ski boot
US4770648A (en) * 1986-09-24 1988-09-13 Connelly Skies, Inc. Water ski binding having an in situ molded base assembly
AT390172B (de) * 1986-10-09 1990-03-26 Dynafit Gmbh Verfahren zum ausschaeumen eines innenschuhes von skischuhen und nach dem verfahren hergestellter innenschuh
JPH0432967Y2 (ja) * 1989-01-26 1992-08-07
US4964229A (en) * 1989-02-03 1990-10-23 Sport Maska, Inc. Method and apparatus for vacuum molding multi-layer footwear
IT1235327B (it) * 1989-05-22 1992-06-26 Nordica Spa Struttura di scarpone da sci.
IT1235309B (it) * 1989-07-31 1992-06-26 Nordica Spa Dispositivo di regolazione, particolarmente per scarponi da sci.
IT1240253B (it) * 1990-02-16 1993-11-30 Nordica Spa Struttura di scarpone da sci
FR2694682B1 (fr) * 1992-08-14 1994-11-04 Salomon Sa Chausson de chaussure de ski.
IT1275029B (it) * 1994-06-24 1997-07-29 Nordica Spa Scarpetta interna per calzature sportive

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016049431A (ja) * 2014-08-30 2016-04-11 フッド株式会社 インナーブーツ
US11224262B2 (en) 2014-08-30 2022-01-18 Hood Inc. Inner boots

Also Published As

Publication number Publication date
EP0668730B1 (en) 1997-04-09
WO1994009663A1 (en) 1994-05-11
EP0668730A1 (en) 1995-08-30
US5673448A (en) 1997-10-07
DE69309705D1 (de) 1997-05-15
ATE151235T1 (de) 1997-04-15
CA2147655C (en) 1998-07-07
AU5367894A (en) 1994-05-24
CA2147655A1 (en) 1994-05-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08506494A (ja) スポーツ用ブーツのライナー及びその製造方法
US7676959B2 (en) Contoured skate boot
US6018892A (en) Internal collar device for an article of footwear
US9282783B2 (en) Human locomotion assisting shoe
US11234482B2 (en) Human locomotion assisting shoe
EP1471806B1 (en) Orthotic insert and method of manufacture thereof
US3613271A (en) Reshapeable boot or shoe and method of reshaping
US7640680B1 (en) Pedorthic systems
EP1212954B1 (en) A shoe horn attachment for a shoe
US4026046A (en) Dancing slipper with self-molding toe insert
JP2000050903A (ja) 足首及びかかとサポ―ト及びスノ―ボ―ドブ―ツ
JPH04266701A (ja) スキー靴
US6517505B1 (en) Pliable orthotic device
US20220110412A1 (en) Human Locomotion Assisting Shoe
EP0617903B1 (en) Innerboot particularly for skates
JPS5929242B2 (ja) シユ−ズ用クツシヨンパツド
CN106510920A (zh) 拇外翻矫正鞋
JP2021525568A (ja) フットボール競技用の適応型履物
CA1168440A (en) Process for producing improved insole for footwear
KR101188698B1 (ko) 깁스 환자용 신발
CN208017632U (zh) 拇外翻矫正鞋
US20120284903A1 (en) Sandal enhancer
JPH09193261A (ja) スポーツ靴のインナーブーツおよびその製造方法
JPH0630803A (ja) スポーツ用ブーツ
CN113347900B (zh) 改善脚部通风和压力分布的滑雪靴的衬垫和舌片