JP2021525568A - フットボール競技用の適応型履物 - Google Patents

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Abstract

ソールと;中央領域を含み、前記中央領域の各側部に1つまたは複数の突起を含むアッパーと、を含むフットボールシューズまたはフットボールブーツであって、前記各側部の1つまたは複数の突起が、前記中央領域に沿って隆起部を画定し、前記隆起部および前記中央領域が、前記中央領域に沿った隆起部を画定することで、ボール制御領域を画定するようになっており、前記突起が、前記アッパーと直接接触させて前記アッパーに流体材料を組み込むことにより形成された、フットボールシューズまたはフットボールブーツ。【選択図】図1

Description

本発明は、概して、フットボールを競技する際に着用される履物に関する。本発明は、サッカー、ラグビー、ならびにオーストラリアンフットボール、アメリカンフットボール、およびゲーリックフットボールを含むあらゆる競技規則に適しているが、特に有用なのは、ほとんどの国でフットボールとして知られ、その他の国ではサッカーとして区別されている競技を行う場合である。
ボールを蹴った結果を向上させるためのアッパー(upper)を有するフットボールシューズまたはブーツを求めて、長い間、多くの提案がなされてきた。例えば、米国特許第6,421,936号には、アッパーを有するフットボールシューズが開示されており、アッパーは、その甲部分が、長手方向に延在し横方向に離間した一対の嶺部によって画定され、これらの嶺部は、足の甲に接触するボールを実質的に包むようにして支えるように、横断方向に凹状表面のものである。アッパーはさらにつま先領域を有し、嶺部は、つま先領域の後ろの嶺部の前端部のところで、アッパーの各ピーク点を伴う前面を有している。
また、凹状のボール接触面の広範な概念が、欧州特許においても開示されていて、欧州特許第359081号では、一対の嶺部が、締め紐領域の脇に沿って配置されており、また欧州特許第496931号では、凹状の表面が、平面的なシューズ先端からほぼ足首の開口部まで延在している。国際出願公開第W01996/022712号には、つま先領域における外側の皮革製のパッチ(patch)とリブ(rib)との混在により、競技者が蹴るさいにボールをさらに正確に制御できると考えられるサッカーシューズが記載されている。
米国特許第6,421,936号の構成では、他のすべての要因が実質的に等しい場合に、修正されたアッパーによりボールの離脱速度が増加することが、客観的な検証によって確立されており、競技者の主観的な経験は、その構成により蹴りの正確さが増加するということである。これらの両方の利点は、サッカーおよび他のフットボール競技規則においてゴールを目指して蹴る場合に明らかに価値がある。しかしながら、競技者の経験では、前記特許文献に開示された種類の修正されたアッパーを備えたフットボールシューズは、アッパーの柔軟性が低下しているために、修正のないシューズよりも快適でない可能性があり、特にグラウンドを駆けて行く場合にそうである。これが、米国特許第6,421,936号に記載されている実施形態において、そしてその特許に従って製造され、商標「コンケーブ(Concave(登録商標))」の下で販売されている市販のシューズにおいて、修正された領域がつま先領域より後ろに引き込んである理由であった。
別の修正されたフットボールシューズが、米国特許第7,941,943号に開示されている。このシューズは、ベロ部の上にあるフラップ(flap)部分の内部に取り付けられた1つまたは複数の突出したボール制御表面を含むボール制御インサートを含む。この修正されたシューズは、ボールを蹴る能力を強化させる場合がある一方で、ボール制御インサートの場所および範囲は、具体的には駆けている場合に、着用者にとって不快となる場合がある。
本出願人は、ボールの蹴りを強化させたさらに快適なフットボールシューズを提供する必要性に対処するために、国際公開第WO2014/183170号に開示されたシューズを開発したが、このシューズでは、概して剛性で凹状のボール制御領域が、ベロ部の上にあるフラップの範囲内のつま先領域の実質的に後方に配置されている。このフットボールシューズの剛性のボール制御領域は、実質的に後方に位置していることに起因して、着用者の足の橋またはつま先に押し付ける、または影響を与えることがなく、それにより、より快適な一体感を提供する。
本出願人の国際公開第WO2016/141427号には、長い前方の尾部を有するインサートの後端部にある凹状のボール領域を開示しており、この領域は、前方の尾部によりシューズまたはブーツのベロ部に挿入されて固定される。
これらのシューズは、蹴りの正確さおよびボールスピードの向上に有益であることが見出されているが、競技者は、駆けている最中の快適さがさらに向上する可能性があることを示唆しており、また、修正されたアッパー構成を実現するために挿入された材料によってシューズがさらに重くなることについて、いくつかの懸念を表明している。これは具体的には、国際公開第WO2014/183170号および同第WO2016/141427号のインサートの場合であり、これらの場合では、両方の嶺部を画定するインサートの一体性が、さらなるかさ高さにつながっている。
加えて、一部の着用者は、修正されたアッパー構成を含むシューズを締め紐で締め上げることが難しいという経験をしている、またはそのようなシューズが、そのさらにかさ高いサイズのせいで審美的に魅力的でないことを見出している。
経験を積んだ着用者にとって具体的に生じる別の問題は、先行技術におけるいくつかの修正されたシューズまたはブーツによって、「ボール接触感覚」が失われ、それによって、修正されたシューズまたはブーツによって提供されるかもしれない積極的な利点のいくつかが無効になることである。
本発明の目的は、これらの懸念の少なくとも一部に対処することである。
本明細書中のいずれの先行技術への言及があっても、この先行技術が、いずれの管轄においても共通の一般的な知識の一部をなしているということ、またはこの先行技術が、当業者によって、理解される、関連性があるとみなされる、および/または先行技術の他の部分と組み合わされる、と期待し得るのが妥当であるということを認めるものではないし、示唆するものでもない。
本発明の発明者らは、試行錯誤と実験を通じて、快適さと、重量と、使いやすさと、審美性と、そして最も重要なことにはボール接触感覚とに関する懸念に対処した上で、強化されたボールの蹴りを達成することが可能であることに気付いた。
第1の態様に準拠して、本発明は:
ソールと;
スロート(throat)領域を含むアッパーと、を含むフットボールシューズまたはフットボールブーツであって、前記スロート領域が、前記アッパーの可撓性材料によって提供されて前記可撓性材料の境界を画定し、庇部またはベロ部が前記境界内に延在し;
前記庇部またはベロ部が、中央部分と、前記中央部分の横方向に配置された1つまたは複数の突起とを含んでおり、前記突起が、前記庇部またはベロ部を画定する材料に加えられた材料から形成され、前記中央部分が、前記突起を形成する加えられた材料を有さない、またはその無視できる量を有する、のいずれかである、
フットボールシューズまたはフットボールブーツを提供する。
加えられた材料が存在しない、または無視できる量であることにより、競技者にとって中央部分の範囲内でボール接触感覚が強化される。好ましくは、中央部分内に存在してもよい加えられた材料のいずれの薄い層も、中央部分の範囲内の硬さ、剛性、または制動性に無視できるほどの影響しか与えない。
第2の態様に準拠して、本発明は:
ソールと;
スロート領域を含むアッパーと、を含むフットボールシューズまたはフットボールブーツであって、前記スロート領域が、前記アッパーの可撓性材料によって提供されて前記可撓性材料の境界を画定し、庇部またはベロ部が前記境界内に延在し;
前記庇部またはベロ部が、中央部分と、前記中央部分の横方向に配置された1つまたは複数の突起とを含んでおり、前記中央部分が、前記一つまたは複数の突起に対して相対的に低レベルのボール制動性を提供するように構成される、
フットボールシューズまたはフットボールブーツを提供する。
中央部分の範囲内のボール制動性のレベルを下げることで、競技者のボール接触感覚が強化される。
スロート領域は、アッパーのその部分であり、概して先芯の後方に、そしてスロートライン(存在する場合)の後方に、そして着用者の足首の前方にあるバンプ(vamp)の概してその部分である。典型的には、スポーツシューズにおいて、これは締結区分を含むことになり、そしてアイステイ(eyestay)(または、以下に考察する「締結受容部」)を含むことになる。スロートそれ自体(存在する場合)は、スロート領域における開口部であり、典型的には、ベロ部が設けられるところに見いだされることになる。しかしながら庇型のものでは、スロート領域は、庇部が可撓性材料の境界に沿って取り付けられている場合、もはや開口部それ自体を設けない場合がある。庇部は、境界に沿って取り付けられる必要はないが、ただしこれは、使用中に庇部および中央部分を所定の位置に保持することが好ましい。本発明の一形態では、庇部は、実質的にアッパーの残りの部分とは異なる構造または材料のものである。
本発明の別の形態では、庇部および実質的にアッパーの残りの部分は、同一材料、例えば伸長性材料または布から構成されていて、アッパーの実質的に残りの部分が、庇部よりも低い伸長性を有する可撓性材料に包まれていてもまたは被覆されていてもよい。例えば、伸長性材料または布は、鞘状覆いまたは膜で包まれていてもまたは被覆されていてもよい。鞘状覆いまたは膜の縁部は、適切には、可撓性材料の境界を画定して、その境界の範囲内に庇部を提供する。スロート領域は、アッパーの残りの部分から区別可能であってもよく、あるいは、区別不可能であって単にシューズまたはブーツの特定の領域を画定するだけであってもよい。
スロート領域の境界は、庇部を完全に囲んでいてもよく、または庇部を部分的に囲んでいるだけであってもよい。本発明の別の態様では、境界は、庇部の両側で庇部に隣接していてもよい。
ベロ型のものでは、ベロ部は、アッパーの残りの部分と同一材料であってもよいし、またはアッパーの残りの部分と類似の特性を有する材料であってもよい。好ましくは、境界は、例えばベロ部の両側でベロ部を部分的に取り囲む。
中央部分と両側の突起とは、有利な効果に向け着用者が使用するボール制御領域を画定する。制動性のレベルを突起に対して相対的に低減させた中央部分を有することによって、有利には、着用者は、ボール接触感覚の程度の向上を得ることができ、この向上は、これ以外の場合であれば、その位置に突起を伴っているまたは突起を形成している材料または構造を有することによって、著しく削がれるまたは無効化される可能性があるものである。さらに、庇部上に位置する突起を有することによって、例えば、足幅の広い着用者ほど、着用者の足に対して相対的に中央である位置に突起が維持されることになるので、突起によって提供されるボール蹴りの利点を受け続けることになる。よって、ボール蹴りのパワーと正確さに関連する突起によって提供される利点の効果が維持される一方で、着用者はまた、中央部分によって制動性のレベルが低減することを理由として、ボール接触感覚の向上を得る。
中央部分は、1つまたは複数の突起よりも低い剛性であってもよく、これにより、制動性のレベルが低減される。中央部分は、1つまたは複数の突起と比較して低い硬さであってもよく、これにより、制動性のレベルが低減される。
アッパーは、着用者の最適な快適さを求めて、好ましくは可撓性材料を含む。可撓性材料は、突起部よりも低い剛性のものであり、好ましくは中央部分と類似の剛性のものである。しかしながら、可撓性材料は、中央部分よりも多かれ少なかれ剛性であってもよい。好ましい一実施形態では、中央部分は、突起を伴っているまたは突起を形成している材料が存在しないことによって画定されてもよい。突起を伴っているまたは突起を形成している材料を中央部分が有さない場合、中央部分の剛性は、可撓性材料のものとなる。それゆえ、突起を伴っているまたは突起を形成している材料は、中央部分の横方向にのみあってもよい。よって、着用者は、より剛性の高い突起を含む領域を除いて、ベロ部または庇部全体にわたって近似的に同一レベルの「ボール接触感覚」を有することになる。
突起は、ベロ部または庇部に硬化性プラスチック材料などの流体を付着させることによって形成されてもよい。あるいは、突起は、ベロ部または庇部にゲル材料などの非硬化性材料を付着させることによって形成されてもよい。より具体的には、突起は、庇部またはベロ部の内側表面と外側表面との間に注入される注入可能な材料によって形成されてもよい。しかしながら、硬化性プラスチック材料を付着させる他の方法も公知である。庇部またはベロ部は、第1の層と第2の層、例えば外側層と内側層とから形成されてもよく、突起は、第1の層と第2の層との間に配置される。例えば、突起は、第1の層と第2の層との間、例えば外側層と内側層との間に注入される注入可能な材料から形成されてもよい。注入された材料は、第1の層および第2の層と直接接触していてもよい。あるいは、突起は、予め形成されていてもよく、例えばインサートであってもよく、これらは、次いで、第1の層と第2の層、例えば外側層と内側層との間に配置される。突起は、次いで、当技術分野で公知のいずれの方法でも層の間に固着させてもよい。例えば、突起は、接着、縫合、溶接、またはこれらの固着技術の組み合わせによって層間に固着されてもよい。
一代替例では、突起は、庇部またはベロ部の上側表面に配置されてもよい。例えば、突起は、(例えば、材料の注入によって)庇部の上側表面に直接形成されてもよい。別の例では、突起は、予め形成されていてもよく、例えばインサートであってもよく、次いで、上側表面に固着される。予め形成された突起は、庇部またはベロ部の領域の上にある別個の構成要素の一部であってもよい。
別の代替例では、突起は、庇部またはベロ部の下側表面に配置されてもよい。例えば、突起は、(例えば、材料の注入によって)下側表面に直接形成されてもよい。別の例では、突起は、予め形成されていてもよく、例えばインサートであってもよく、次いで、下側表面に固着される。予め形成された突起は、庇部またはベロ部の領域の下にある別個の構成要素の一部であってもよい。別個の構成要素は、スリット、すなわち庇部またはベロ部のポケットを画定するスリットの範囲内に配置されてもよい。
別の例では、突起は、庇部またはベロ部と一体に形成されてもよく、例えば、庇部またはベロ部が成型または形成されている場合、突起はその工程において、例えばその工程中にオーバーモールドまたはアンダーモールドされることによって形成されてもよい。
フットボールシューズまたはフットボールブーツは、シューズまたはブーツを正しい位置に締結するための締結機構を含んでいてもよく、締結機構は、締結機構の1つまたは複数の構成成分を含む、その下にある、または上にある締結領域を伴っていてもよい。庇部またはベロ部は、少なくとも一部が締結領域の範囲内に配置されていてもよい。
締結機構は好ましくは、締め紐システムを含むが、以下に考察するものなど、当技術分野で典型的な他の公知のいかなる締結手段を含んでいてもよい。
突起は、1つまたは複数の所望の効果を得るための適切な数、形状、大きさの、いかなるものであってもよい。例えば、中央部分の各側に配置された単一の突起があってもよい。別の例では、中央部分の各側に配置された複数の突起があってもよい。さらに別の例では、中央部分の各側に異なる数の突起が設けられていてもよい。
突起は好ましくは、丸みを帯びた最上部を有している、すなわち鋭い頂部は有していない。突起は、中央部分の各側に隆起部を画定するように揃っていてもよい。各隆起部は、単一の直線状の突起の形態であってもよい。隆起部は湾曲していてもよいし、真っ直ぐであってもよい。隆起部は、それらの長さに沿って等間隔で離間していてもよい。あるいは、隆起部は、前方方向に内方に収束してもよい。これにより、中央部分の後部から前部への狭窄部が画定され、これにより、中央部分の対向する側の突起間の間隔が減少する。突起のこの延在は、中央部分の前部を画定する接合部のところで突起どうしが出会うまで続いていてもよい。内方に収束する突起はそれによって、着用者が蹴る場合にボールを包み込むようにして支えることができるさらに大きい「スイートスポット(sweet spot)」を、着用者に提供することができる。隆起部は、それらの前方端部のところで接合されて、2つの隆起部がU字形状を形成するようにしてもよい。隆起部はまた、それらの後方端部のところで内方に収束してもよいが、前方端部のところと同程度でなくともよい。
庇部またはベロ部の上側表面に対して相対的な隆起部の高さは、その長さに沿って変化していてもよい。好ましくは、高さは、前方方向に漸減する。隆起部は、接合してU字形状を画定するのではなく、高さを漸減させ、平坦になってベロ部または庇部の上側表面になってもよい。これにより、甲の領域に追加される材料が削減されて、着用者にはさらに大きい快適性が得られる。
加えて、隆起部は、前方方向にその幅を漸減させていてもよい。
好ましくは、前方(遠位)部分は、締結機構のいずれの構成要素からも離間している。これによって、ボールを蹴っている間、突起は、最大限考えられる利点を着用者に確実に提供できようになるが、それは、締結機構と突起の遠位部分との間の干渉が、突起の提供する最大限の利益を減少させる場合があるからである。一例では、突起の少なくとも一部分が、締結領域の後方に配置される。
締結機構は、突起と連動して係合されてもよい。例えば、締め紐が採用される場合、締め紐は突起を貫通していてもよい。
庇部は、後方に延在して襟部分になっていてもよく、この襟部分は、シューズまたはブーツが着用されている場合に、着用者の足首または下肢の周りに延在するものである。庇部は、足の挿入を助けるために、アッパーの残りの部分よりも相対的に伸長性であってもよい。庇部は、エラストマー材料、例えばネオプレン(neoprene)や他の伸縮性のある布を含んでいてもよい。
庇部は、フットボールブーツまたはシューズが塞がっている構成にある場合に、アッパーの残りの部分に対して相対的な庇部の横方向および/または長手方向の動きを制限するようにして、締結領域の範囲内に配置されてもよい。例えば、庇部は、アッパーの残りの部分に固着されてもよく、それによって、アッパーに対して相対的な庇部の横方向および/または長手方向の動きを制限する。例えば、庇部は、縫合、溶接、または接着剤によってアッパーに固着されてもよい。あるいは、庇部は、締結手段、例えば庇部を貫通して延在する締め紐によって、固着されてもよい。これは、突起と中央部分とが、着用者にとって常に近似的に同一位置に確実にあるようにするのに役立つ。これは特に有益であって、その理由は、フットボールシューズやブーツの従来型のべロ部が競技中に移動する傾向があるためであり、予測可能で一貫した場所に突起と中央部分を有することは、これらの特徴により提供される利点を着用者が利用することができてベロ部の再調整の必要性が限定的であることを意味する。
本発明の代替形態では、アッパーの残りの部分は、上に考察した庇部と同一材料を有していてもよい。よって、アッパーの残りの部分を形成する基部層と庇部とは連続していてもよい。
ベロ部は、アッパーに取り付けられていてもよいし、またはアッパーと一体であってもよい。ベロ部は、締結手段、例えば横方向側の側部を貫通して延在する締め紐によって固着されてもよい。これは、突起と中央部分とが着用者にとって常に近似的に同一位置に確実にあるようにするのに役立つ。
庇部は、ベロ部のない従来型シューズにおいて公知であるとおり、区別可能なベロ部なしにアッパーの一部を形成していてもよい。別の例では、庇部はアッパーの一部を形成していてもよく、フットボールシューズまたはブーツは、庇部と着用者の足との間に配置されたベロ部をさらに含んでいてもよい。庇部に加えてベロ部を有することによって、庇部、すなわち、中央部分と突起とに付随する利点を着用者が得られるだけでなく、ベロ部に付随する利点も得られる。これらの利点には、シューズまたはブーツを容易に履けること、シューズまたはブーツを容易に脱げること、締め紐などの締結機構の構成要素を、着用者の足の上でこすれさせるのではなくベロ部の上に着座させることなどが挙げられる。
中央部分の少なくとも一部が締結領域の範囲内にあってもよい。例えば、中央部分全体が締結領域の範囲内にあってもよい。中央部分が部分的に締結領域の範囲内にある場合、好ましくは、中央部分は締結領域の後方にある。一代替例では、中央部分全体が締結領域の外側にあってもよい。この例では、中央部分は、締結領域の後方にあってもよい。
中央部分は、着用者の甲の上に配置されていてもよい。
本発明の他の態様に関して以下に記載される特徴のいずれも、本発明のこれらの態様とともに適用されてもよい。
本発明の別の態様に準拠して:
ソールと;
中央領域を含むアッパーと、を含むフットボールシューズまたはフットボールブーツであって、前記アッパーが、前記中央領域の各側に1つまたは複数の突起を含んでおり、前記各側の1つまたは複数の突起が、前記中央領域の横側に沿って隆起部を画定することで、ボール制御領域を前記隆起部と前記中央領域とが画定するようになっており、
前記突起が、前記アッパーと直接接触させて前記アッパーに流体材料を組み込むことにより形成された、
フットボールシューズまたはフットボールブーツが提供される。
本発明のさらに別の態様に準拠して、フットボールシューズまたはフットボールブーツのアッパーにボール制御領域を形成する方法が提供され、その方法は:
前記アッパーと直接接触させて前記アッパーに流体材料を組み込んで、中央領域の各側に1つまたは複数の突起を画定し、前記各側の1つまたは複数の突起が、前記中央領域の横側に沿って隆起部を画定するように揃えられることで、前記隆起部と前記中央領域がシューズまたはブーツ上のボール制御領域を画定するようにする。
流体材料は、いったん硬化するとアッパーよりもさらに剛性であっても、またはさらに硬くてもよい突起を形成する、硬化性プラスチック材料であってもよい。好ましくは、アッパーが可撓性材料で形成されている場合、硬化性プラスチック材料は、アッパーの可撓性材料に直接、すなわちアッパーの可撓性材料と直接接触させて付着させる。硬化性プラスチック材料は、アッパーが作られた後、そしてソールへの取り付けの前または後に付着させてもよい。硬化性プラスチック材料は、液体の形態であってもよい。硬化性プラスチック材料は、多層アッパー構造における、または皮革などの一体型多層可撓性材料における層の間;可撓性材料の繊維または粒子の間;可撓性材料の構成成分の隙間の内部;または可撓性材料の単層の上、もしくはその下、のいずれかに注入することによって付着させてもよい。硬化性プラスチック材料が可撓性材料の一方の表面に設けられている場合、その表面に接着して、もう一方の表面に突起を形成してもよい。
突起は、以下の:締結領域の外側、例えば、締め紐受容部、例えば締め紐用鳩目の外側;締め紐受容部どうしの間に分配させる;ベロ部の上;または上記で画定されたとおりの庇部、のいずれの位置に配置されてもよい。突起は好ましくは、シューズのスロート領域内にある。突起は好ましくは、着用者の甲の上にある。突起の最終的な位置は、使用者の様々な足の形状の結果として、足の中央部分から変化していてもよい。
あるいは、流体材料は、流体充填材料であってもよい。これには、ゲル、空気、またはメタマテリアル、例えば通常の圧力または操作の下で可鍛性があり、さらに大きな衝突時に固くなるものなどを挙げてもよい。流体充填材料は、アッパーが作られた後、そしてソールへの取り付けの前またはその後に付着させてもよい。流体充填材料は液体の形態であってもよい。流体充填材料は、多層アッパー構造における、または皮革などの一体型多層可撓性材料における層の間、可撓性材料の繊維または粒子の間、可撓性材料の構成成分の隙間の内部、またはアッパーの範囲内のポケットの中へ、のいずれかに注入することによって付着させてもよい。
隆起部が中央領域の各側にあるので、流体材料の付着は、個別の場所に限定されていてもよい、すなわち、中央領域の両側に分かれていて、中央領域内には硬化性プラスチック材料が存在しなくても、または無視できる量であってもよい。
本発明の他の態様に関連して記載された特徴のいずれも、本発明のこれらの態様とともに適用されてもよい。
本発明の別の態様に準拠して:
ソールと;
内側表面と外側表面とによって画定されたアッパーと、を含むフットボールシューズまたはフットボールブーツであって、前記アッパーが、2つの離間した横方向の隆起部を有し、前記2つの離間した横方向の隆起部の間に中央に延在する領域を有し、前記領域が、少なくとも前記シューズまたはブーツの塞がっている構成において凸形状であり、前記隆起部が、前記アッパーの内側表面と外側表面との間に注入された材料の結果として生じる、
フットボールシューズまたはフットボールブーツが提供される。
本発明のさらなる態様に準拠して、内側表面および外側表面によって画定されるアッパーを含むフットボールシューズまたはフットボールブーツにボール制御領域を形成する方法が提供され、その方法は:
前記アッパーの内側表面と外側表面との間に材料を注入して2つの離間した横方向の隆起部を形成することであって、前記隆起部を配置して、前記シューズまたはブーツの少なくとも塞がっている構成において、前記2つの離間した横方向の隆起部どうしの間で中央に延在する領域が凸形状であることを含む。
材料は、アッパーの第1のシート層と第2のシート層との間に注入されてもよい。凸状領域は、開口部を含んでもよいし、または開口部によって縁取りされていてもよい。プラケット(placket)が開口部の縁部に形成されていて、アッパーが開口部の縁部のところで内側層および外側層を画定していてもよい。流体材料、例えば、ゲルまたは硬化性プラスチック材料が内側層と外側層との間に注入されてもよい。締め紐または別の締結具が開口部の間に延在する場合、プラケットはまた、縁部を補強してもよい。
アッパーを画定する複数のシート層を有するのではなく、皮革製アッパーまたは類似の多層シート材料が提供されてもよく、内側層と外側層との間に注入された材料から隆起部が生じる。
実例として、皮革の複数の層は、銀面、真皮、および結合組織を含んでいてもよく、隆起部材料を注入して、それらの層のうちの2つを分離し、注入された材料をその中に含むポケットを形成するようにしてもよい。
各隆起部を画定するための複数のインサートがあってもよい。好ましくは、注入されたインサートは、シューズまたはブーツの重量およびかさを増加させる可能性のある材料の追加層を必要とせずに、隆起部を画定するためにシューズに加えられる唯一のものである。
好ましくは、注入されたインサートは、内側層および/または外側層よりも相対的に剛性である、または硬い。
本発明の先のまたは以下の態様に関連して記載された特徴のいずれも、本発明の第5および第6の態様に適用してもよい。
さらなる態様に準拠して、本発明は:
ソールと;
スロート領域を含むアッパーと、を含むフットボールシューズまたはフットボールブーツであって、前記スロート領域が、前記アッパーの可撓性材料によって提供されて前記可撓性材料の境界を画定し、庇部またはベロ部が前記境界内に延在し;
前記庇部またはベロ部が、中央部分と、前記中央部分の横方向に配置された1つまたは複数の突起とを含んでおり、前記突起が、前記庇部またはベロ部に流体材料を付着させることによって形成された、
フットボールシューズまたはフットボールブーツを提供する。
さらなる態様に準拠して、本発明は、フットボールシューズまたはフットボールブーツのアッパーにボール制御領域を形成し、前記アッパーが、スロート領域を含み、前記スロート領域が、前記アッパーの可撓性材料によって提供されて前記可撓性材料の境界を画定し、庇部またはベロ部が、前記境界内に延在する、方法を提供し、その方法は:
前記庇部またはベロ部に流体材料を付着させて、ボール制御領域を画定する突起をその中に画定することを含む。
流体材料は、硬化性プラスチック材料を含んでいてもよい。さらなるステップが、硬化性プラスチック材料を硬化させることを含んでいてもよい。あるいは、流体材料は、上に考察したとおり、ゲルまたは他の流体を含んでいてもよい。
本発明の他の態様に関連して記載された特徴のいずれも、本発明のこれらの態様とともに適用されてもよい。
本発明のさらなる態様に準拠して:
ソールと;
中央領域を含むアッパーと、を含むフットボールシューズまたはフットボールブーツであって、前記アッパーが、前記中央領域の各側に1つまたは複数の突起を含んでおり、前記各側の1つまたは複数の突起が、前記中央領域の横側に沿って隆起部を画定し、前記隆起部どうし間の前記中央領域が凸形状であることで、前記シューズまたはブーツの少なくとも塞がっている構成において、前記中央領域の少なくとも頂部が前記隆起部よりも上に持ち上がるようにした、
フットボールシューズまたはフットボールブーツが提供される。
中央領域は、シューズまたはブーツの甲の領域に対応していてもよい。「甲の領域」とは、人間の足のアーチ状の中間部分の上側表面を覆うように適合するシューズまたはブーツの部分を意味すると理解される。中央領域は、シューズまたはブーツを正しい位置に締結するための締結機構を含んでもよい。中央領域は締結領域であってもよい。
頂部は単一の点であってもよいし、または各側の隣接する隆起部どうしの間の中央領域の中央を下る稜線であってもよい。頂部の線に沿った各点において、頂部は、隣接する隆起部よりも上に持ち上がっていてもよい。また、中央領域の凸形状は、隆起部どうしの間に単一の凸状の隆起を含んでいてもよい。
少なくとも中央領域の頂部は、シューズまたはブーツが少なくとも塞がっている構成では、隆起部よりも上に持ち上がっている。「持ち上がっている」とは、足の接地した構成の基準系において理解される。締結機構は、ベロ部を下にして、従来型の締め紐を含む様々な形態をとることができるので、ベロ部は、着用されていない構成では後退してもよい。よって、「持ち上がっている」特徴は、塞がっている構成、例えば、着用されている、またはシュー・フィラー(shoe filler)/ストレッチャー(stretcher)、もしくは展示目的に新品のシューズに一般的に使用されているとおり、単にティッシュペーパーを入れた構成において理解される。図1から図8の本発明の好ましい実施形態に示されるものなど、さらに非従来型である形態のシューズでは、中央領域の少なくとも頂部は、着用された構成および着用されていない構成の両方について、隆起部よりも上に持ち上がっている。
好ましくは、標準的な球形のフットボールまたは他の種類のフットボールとのボール接触のいくつかの形態の間には、凸形状のみが係合可能であり、その一方で、前記フットボールとのボール接触の他の形態の間には、凸形状および隆起部がフットボールと係合可能である。実例としては、低パワーで蹴っている間には、フットボールは、隆起部どうしの間の凸形状とのみ係合して隆起部が除外される場合がある。ボール接触の他の形態は、高パワーの蹴りである場合があり、これにより隆起部もまたボールと接触する。高パワーで蹴っている間には,ボールの弾性変形可能な性質によるその変形は,隆起部に接触する足と隆起部どうしの間の凸形状とを部分的に包み込むようなものである場合がある。隆起部どうし間の間隔は、この機能性に寄与する場合がある。
各隆起部は、単一の直線状の突起の形態であってもよい。隆起部はまた、湾曲していてもよいし、または真っ直ぐであってもよい。隆起部は、それらの長さに沿って等間隔で離間していてもよい。あるいは、隆起部は、前部に向かって内方に先細りになっていてもよい。
突起は、硬化性プラスチック材料をアッパーに付着させることによって形成されてもよい。隆起部を画定する突起は、アッパーの外側層の下に配置されたインサートとすることで、アッパーが、継ぎ目のない外観を有していてもよい。これは、アッパーの外側層の下に材料を注入することによって達成される場合がある。本発明の好ましい形態では、アッパーは、内側表面もしくは外側表面、または内側層もしくは外側層によって画定され、内側表面と外側表面との、または内側層と外側層との間に材料が注入される。
本明細書に記載の本発明の実施形態にとっては、好ましくは、注入可能な材料は、硬化性プラスチック材料である。この材料は、内側層および外側層の一方または両方に接着させてもよい。よって、注入された材料は、内側層と外側層との間のポケットの範囲内に画定されてもよい。この好ましい工程は、CPU−ファインモールディング(CPU−Fine Moulding)と称され、これは、圧縮モールディング法である(「フロー・モールディング(flow−moulding)」とも称される)。
また、以下を通じて隆起部/突起を作りだすことも可能である。
(i) 外部材料の上に直接オーバーモールドとして
(ii) オーバーレイとして
(iii) 直接の過剰注入として
(iv) 成型下で
(v) 挟み込み
(vi) 射出成型
(vii) 注入下で
(viii) 予め成型された部品の工程での滴下
好ましくは、隆起部を画定する材料は、作り出すための特定のモードに応じて、場合によっては、アッパーの層よりも剛性である。アッパーは好適には、着用者の最適な快適さを求めて可撓性材料を含むのに対し、突起は典型的には、比較的高い剛性であり、それによって突起/隆起部との接触の結果として、さらに大きい速度と向上した正確さとを、蹴られたボールに付与する。
前記の隆起部/突起にとって好ましい材料は、ショア硬度80〜85Aを有するPU(ポリウレタン)系材料である(材料硬度は、ショアAおよびショアCおよびD全体を範囲とするのが望ましい)。
注入可能なおよび/または成形可能ないかなる材料も使用することができ、TPU、TPR、ゴム、シリコーン、EVA、PET、PP、発泡体、およびあらゆる熱成型および/または圧縮成型可能な材料、ならびにあらゆる形態、粘度、および形状のゲル、液体がそうであって、二重および/または多重密度の材料を含む。ゲルまたは流体は、ショアOOおよびショアOOOに収まるのが望ましい。また圧縮されたガスを使用して、ポケットまたは空洞を充填し、各隆起部/突起を形成することができる可能性がある。
本明細書に記載された実施形態のシューズまたはブーツは、内側アッパーを含んでいてもよい。好ましくは、内側アッパーは、着用者の最適な快適さを求めて可撓性材料を含む。このように、内側アッパーは、柔らかい可撓性材料、例えば織布または編物またはネオプレンであってもよい。好ましくは、内側アッパーは、シューズの中に使用者の足を入れたときに伸びてこれを収容する、エラストマーの、伸縮性または伸長性材料である。内側アッパーはまた、踵の周りにベロ部および/または襟部を組み込んでもよい。よって、内側アッパー、ベロ部、および襟部は、ソール・プレート(sole plate)に固着される一体型の形態であってもよい。しかしながら、上記の様々な態様に従う本発明はまた、従来型のベロ部も想定している。
隆起部どうしの間の凸形状は、シューズやブーツの使用中に変化してもよい。例えば、シューズが着用されていない場合には、凸形状は、最大の凸形状を呈する場合がある。シューズを着用している場合には、着用者の甲によっては、着用されていない時よりも少ない凸状を呈することがある。しかしながら、人によっては、着用している間に中央領域にさらに大きな凸状を足が生み出す場合がある。第3に、凸状は、ボールの衝突によっても変化する場合がある。例えば、ボールが2つの離間した横方向隆起部に衝突する場合、ボールは、2つの離間した横方向の隆起部を広げる作用を発揮して、凸状の程度を低減させる場合がある。
隆起部どうしの間の中央領域は、好ましくは締め紐である締結機構を含んでいてもよいが、しかし、当技術分野において典型的な他の公知のあらゆる締結具、例えばフックや小孔などの留め具、スナップファスナー(snap fastener)などのクリップ、ストラップ、ベルクロ(登録商標)(velcro(登録商標))もしくは同種のものを含むバンド、またはバックル、ジッパー、もしくはトグル、または同種のものを含んでいてもよい。締め紐が採用される場合、アッパーは、複数の締め紐受容部、例えば、小孔または鳩目、開口部、輪、フック、またはスリーブ(sleeve)を有していてもよく、これらは、締め紐または類似の締結具を受容して、シューズまたはブーツを正しい位置に締結するように適合されるものである。典型的には、締め紐受容部は揃って、横方向に離間した対になっている。締め紐は、それらの組の間に延在して、例えば十文字に交差させたまたは真っ直ぐな締め紐となっていてもよい。
隆起部は、締結機構の外方にあってもよい。
本発明の他の態様に関連して記載された特徴のいずれも、本発明のこの態様に適用してもよい。
本発明のさらに別の態様に準拠して:
ソールと;
中央の締め紐付き領域を含むアッパーと、を含むフットボールシューズまたはフットボールブーツであって、前記アッパーが、前記締め紐付きの中央領域の外側の各側に1つまたは複数の突起を含み、前記各側の1つまたは複数の突起が、前記中央領域の横側に沿って隆起部を画定する、
フットボールシューズまたはフットボールブーツが提供される。
本発明の前記態様に関連して上述した特徴のいずれも、本発明のこの態様に適用してもよい。
さらなる態様に従って、本発明は:
ソールと;
スロート領域を含むアッパーと、を含むフットボールシューズまたはフットボールブーツであって、前記スロート領域が、前記アッパーの可撓性材料によって提供されて前記可撓性材料の境界を画定し、庇部が前記境界内に延在し;
前記庇部が、中央部分と、前記中央部分の横方向に配置された1つまたは複数の突起とを含んでおり、前記各側の1つまたは複数の突起が、前記中央部分の横側に沿って隆起部を画定することで、ボール制御領域を前記隆起部と前記中央部分とが画定するようになっており、前記庇部が、伸長性材料を含むことで、前記隆起部間の間隔が可変となっている、
フットボールシューズまたはフットボールブーツを提供する。
可変である隆起部どうしの間の間隔により、ボール制御領域を、挿入された着用者の足の形状に応じて適応させることができる。足の幅が広いほど、隆起部/突起は、足の幅にわたって離間するまたは広がることになる。
本発明の前記態様に関連して上述した特徴のいずれも、本発明のこの態様に適用してもよい。
本明細書において開示され定義された本発明は、言及された、または本文もしくは図面から明らかである2つ以上の個々の特徴のあらゆる代替の組み合わせにも及ぶことは理解されよう。これらの異なる組み合わせのすべてが、本発明の様々な代替の態様を構成する。
本明細書で使用されるとおり、文脈が別途要求する場合を除き、「含む(comprise)」という用語、およびその用語の変形例、例えば「含んでいる(comprising)」、「含む(comprises)」、「からなる(comprised)」は、さらなる付加物、構成成分、完全体、またはステップを除外することを意図するものではない。
本発明のさらなる態様、および先行する段落に記載された態様のさらなる実施形態は、例示のために、そして添付の図面を参照しつつ与えられる以下の説明から明らかとなろう。
以下、本発明を、添付図面を参照しつつ例示のためにのみ、さらに記載することにするが、それらの図面において:
図1Aおよび図1Bは、足あり・なしの状態の、本発明の好ましい実施形態に従うフットボールブーツまたはシューズを示す側面図である。 図2Aおよび図2Bは、足あり・なしの状態の、好ましいシューズの正面図である。 図3Aおよび図3Bは、足あり・なしの状態の、シューズの好ましい形態の代替側面図である。 図4Aおよび図4Bは、足あり・なしの状態の、シューズの好ましい形態の背面図である。 図5Aおよび図5Bは、足あり・なしの状態の、好ましいシューズの後部から45度方向の図である。 図6Aおよび図6Bは、足あり・なしの状態の、好ましい形態のシューズの平面図である。 図7Aおよび図7Bは、足あり・なしの状態の、シューズの好ましい形態の横断面図である。 図8は、シューズの好ましい形態の横断面図であり、足に着用した状態であって、標準的な球形のフットボールとの衝突を示す。 図9Aおよび図9Bは、足あり・なしの状態の、本発明の別の実施形態に準拠するシューズの透視図である。 図10は、図9Aおよび9Bのシューズの正面図である。 図11は、シューズの好ましい形態の横断面図であり、足に着用した状態である。 図12Aおよび図12Bは、足あり・なしの状態の、本発明の別の実施形態に準拠するシューズの透視図である。 図13は、図12Aおよび12Bのシューズの正面図である。
フットボールシューズ100の例示の実施形態は、いくつかの国ではサッカーとしても知られているフットボールの形態向けに特に設計されている。第1の実施形態では、フットボールシューズ10は、ソール12と、アッパー14とを含む。アッパー14は、図7を見ると最も分かるとおり、外側層16と内側アッパー18とからなっている。外側層16は、当技術分野で典型的であるとおり、適切な高度に可撓性の皮革またはポリマーの材料で作られている。外側層16は、従来型のように、長手方向に延在する締め上げ用開口部22を画定する対向する横方向縁部20を含み、対向する横方向縁部20の間には締め紐24が延在している。開口部は、各側に複数の隆起部がある場合には、開口部から、付随する隆起部40を越えて短い距離まで各側に延在するプラケット23によって縁取りされ補強されてもよい。
内側アッパー18(図7を見られたい)は、ネオプレン材料製であり、一体型のオーバーレイ26と、ベロ部28と、襟部30とを画定している(図3を見られたい)。ネオプレンは、弾性であって可撓性を有しており、使用者の足がシューズ10に挿入された場合に伸びて、使用者の足を快適に収容するようにする。ネオプレンはまた、圧縮性のスポンジ状の品質を有し、ユーザの足にとっての快適な追加層を提供する。一体型のオーバーレイ26と、ベロ部28と、目立たない襟部とを規定する内側アッパー18(図3を見られたい)は、外側層16内部に受容されるが、ベロ部28の形態として、中央の締め上げ開口部22内に露出している。加えて、目立たない襟部30は、足首の全体を取り巻いて外側層16の上に突出している。図3から分かるとおり、目立たない襟部30は、ベロ部28と隣接している。内側アッパー18は、襟部30の周りで外側層16に縫合されていてもよい。
図7から最も良く分かるとおり、シューズ10はまた、中央の締め上げ領域のいずれの側にも隆起部40を含む。各隆起部は、プラスチック材料から形成され、この材料は、外側層16とプラケット23との間に注入され、次いで、硬化して、比較的高い剛性の隆起部を形成することが可能なものである。
インサート42の断面は実質的に三角形であってもよい。しかしながら、他の形態も本発明の範囲内に含まれ、より好ましい形態は、スピードハンプ(speed−hump)状に示される丸みを帯びた形態である。断面形状は、インサート42の長さに沿って一様であってもよい。しかしながら、インサートは、非一様な断面形状のものであってもよく、例えば、前方方向に向かって徐々に平坦になっていてもよい。よって、インサート42は、特に各端部のところで高さが漸減していてもよい。しかしながら、インサート42の形態は、線状であることに限定されるものではなく、また、真っ直ぐであることに限定されるものではなく、湾曲した隆起部もまた可能である。さらには、各隆起部40は、単一の直線状のインサート42によって画定されていなくてもよい。その代わりに隆起部は、離間した一連の突起からできていてもよい。
中央の締め上げ領域22のどちらの側にも、1つの隆起部40しか示されていないが、中央の締め上げ領域22の各側には、2つ以上の実質的に平行に延びる隆起部の列(図示せず)が存在してもよい。隣接する隆起部は、高さが変化してもよく、好ましくは、高さを減少させつつ外方に延在してもよい。
図6に最もよく示されているとおり、シューズが、図6Bに示されているとおりの着用されていない構成にある場合、2つの隆起部40は実質的に平行に揃っていてもよい。しかしながら、図6Aに示されるとおり、エラストマー性の内側アッパー18によって許容される伸縮によって、中央の締め上げ領域の幅を広げることができ、締め上げ開口部22の幅を広げることができる。この広がりは、開口部22の長さにわたって一様ではない。むしろ、後方方向に向かって間隙の幅がより大きく増大する。したがって、着用されている構成では、隆起部40は、前部から後部まで外方に向かって広がっている。
図7の理解から最も良く分かるとおり、インサート42の利点は3つからなる。第1に、インサート42は、外層16の表面の下にあり、その存在は検出されにくくなり、外側層16の外観はさらに継ぎ目のないものになる。第2に、外側層16と強化用プラケット23との間にインサート42が存在するということは、隆起部40の存在を確立するために、インサート42それ自体である1つの追加の部分品しか必要でないということを意味する。これにより、インサートを正しい位置に保持するための追加の部分品の必要性が減少し、したがって、重量の増加を最小限に抑えることができる。第3に、インサート42が注入される場合、これは製造の効率化につながり、また、インサート42を所定の位置に自己接着させる。
シューズ10は、注入されたインサート42以外、従来のシューズ製造技術に従って製造される。内側層および外側層18、16と、プラケット23とは、適切な材料のシートからパターンに従ってダイカットまたはレーザーカットされる。次いで、プラケット23と外側層16とを接合することを含め、必要な縫合および接着が行われる。次いで、締め紐に必要な穴、およびあらゆる補強が、外側層16およびプラケット23を貫通して形成される。インサート42は、外側層16とプラケット23との間に注入される。次いで、アッパーの内側層16と外側層18が接合されてもよく、次いで、アッパー14は、ラストの周りに成型され、ソールプレートがアッパー14に糊付けされる。隆起部40が注入される一方で、本発明のいくつかの態様に準拠して、それらの隆起部は、ポケットに縫い付けられてもよいし、またはそこに、予め形成されたインサートとして挿入されてもよい。剛性発泡体などの膨張したプラスチック材料で形成された剛性隆起部も可能である。そのような隆起部は、剛性であるが軽量であろう。望ましくは、隆起部は、効果を有するには充分に硬いが、不快になるほど硬くはない。
図7および図8の検討から、着用されていない構成から着用されている構成への、そしてボール50との衝突時の形態の変化が分かる。図7Bから分かるとおり、隆起部40どうしの間の中央領域は、着用されていない構成では横断面では凸状であり、中央領域の頂部41は、対応する隣接隆起部点43よりも上に持ち上がっている。図7Bは、この観点で鏡映になっている。しかしながら点線は、頂部41の場所を示しており、これは図1Bに示された側面の輪郭の考察から理解されるであろう。この凸状は、図7Aから分かるとおり、使用者の足がシューズ10に挿入されると変化する場合がある。図6に関連して既に説明したとおり、使用者の足の挿入により、中央の締め上げ領域22の広がりを生じることになり、このシューズの広がりが後方に向かってさらに顕著になる。したがって、図7Aに示されるとおり、使用者の足の挿入によって、横断方向の凸状の減少が生じる。しかしながら、凸状のこの変化は、変動しつつシューズの後方に延在してもよい。凸状の変化はまた、使用者の足、具体的には甲の部分の輪郭に依存してもよい。甲が高い場合、中央領域は、さらに平坦な足を持ち足の甲がさらに低い使用者と比較して、比較的凸状である横断方向の輪郭を呈する。このような場合、横断方向の凸状は残るが、それはそれほど大きくならないことになる。
また、図7Aでは、使用者の足が挿入されると、シューズアッパー14は、最上部部分と、実質的に直立した2つの側部部分とを画定させるような形状をとることも分かる。そのような構成では、隆起部40は、最上部部分とそれぞれの側部部分との間の遷移部に配置されていることが分かる。隆起部40のこの間隔は、後に考察する理由から重要である。
使用者がボール50を軽く叩く場合には、隆起部の間隔と凸状とを考えると、中央領域(これ以外には「キャッチメント・エリア(catchment area)」とも称される)における使用者の足の最上部への衝突が隆起部40に接触する可能性は低いことになる。よって、低パワーの衝突では、ボールは、中央領域において衝突する程度に、中央領域の範囲内の凸状表面と完全に接触することになる。しかしながら、ボール50との比較的大きな衝突時では、図8に示されるとおり、隆起部40はボールと接触することになる。よって、隆起部40の比較的さらに硬い/さらに剛性の性質は、反発するボール50にさらに大きな速度および/または正確さを付与することになる。また、図8の研究から、ボール50の衝突は、隆起部40をさらに離間させて広げるように作用し、それによって中央領域の横断方向の凸状をさらに減少させる場合があることも分かる。
図11から図13は、フットボールシューズ10’の代替実施形態を例示しており、この場合、隆起部40’は、締め紐の鳩目と中央の締め上げ開口部22’の境界との間に分布している。隆起部40’は、複数の離間した隆起部を含んでいてもよいし、または、単一の隆起部から形成されていて、その中にスリットを有し、そのスリットの中に締め紐が着座することができるようになっていてもよい。繰り返し参照符号によって示されるとおりの、先に考察された特徴の多くをこの実施形態が含むことは、先の記載から理解されよう。
図9Aおよび9Bに示されるとおり、フットボールシューズ100は、ソール112と、アッパー114とを含む。着用者がフットボールシューズ100を自分の足にしっかりと固定するために、当技術分野で公知の締め紐機構の形態の締結機構120が提供される。アッパー112は、締結機構120を伴っている締結領域140に対する相対的な位置によって幾分画定される庇部130と、下側アッパー116とを含む。締結領域は、締結機構120の1つまたは複数の構成成分を含む、その下にある、またはその上にあるアッパーの領域を画定すると理解されるものとする。
そうでなければ、先芯またはトウキャップ(toe cap)121の後ろにあるバンプ(スポーツシューズでは概してクォーター(quarter)と一体化している)の一部であり概して着用者の甲の上にあるスロート領域125を参照して、庇部を画定することができる。スロート領域は、下側アッパー116の可撓性材料の境界123を画定する。庇部130および下側アッパー116は、縫合および溶接を含む、当該技術分野で公知のいかなる適切な方法で一緒にしっかりと固定することもできる。
庇部は、着用者の足首の周りに襟部分127を形成するように延在する。
図9A、9B、および10から理解されるとおり、締結機構120の一部、この場合では締結機構120の最前部分および後方部分は、フットボールシューズ100の外側から見える締め紐を有している。逆に、最前部分と後方部分との間の部分は、フットボールシューズ100の外側から見えない締め紐を有している。見えない締め紐は、庇部130の下にある。
庇部130は、外側表面118と内側表面(図示せず)とを含む第1の材料からなる。図10において最も良く分かるとおり、庇部130は、主に第1の材料からなる中央部分132と、中央部分132の横方向に庇部130の外側表面118と内側表面との間に形成された突起122とを含む。突起は、第1の材料よりも大きな剛性および/または硬さを有する第2の材料で形成される。庇部130のところに突起122を設けることでボール制御領域が画定され、この領域のおかげで、着用者は、ボールを蹴る行為中に突起がフットボールに接触すると、さらに大きなパワーと正確さでボールを蹴ることができる。さらに、比較的剛性の低い中央部分132を設けることで、着用者はボールを蹴る場合に、ボール接触感覚の向上も得られることになるが、これは、ボール接触感覚の制動を感じないことになるからであり、この制動は、これ以外の場合であれば中央部分132にさらに高い剛性の材料を有することによって感じられるかもしれないものと同一レベルのものである。
図9A、9B、および10の実施形態では、突起122は、上方に延在する隆起部124の形態をとっている。隆起部122は、締結領域140の比較的後方の区画から締結領域140の前方の区画に向かって内方に収束するように直線的に延在しており、それによって実質的にV字形の突起を形成し、その接合部134のところで、隆起部が結合していてもよい。この形態では、突起122は、着用者がボールを蹴るときに包み込むように支えることが可能になり、それにより、中央部分に材料を追加せずとも「スイートスポット」が得られ、ボール接触感覚を向上させ重量の増加を少なくすることにつながる。これらの図では、中央部分132の各側に1つの突起が図示されているが、中央部分のいずれの側にも突起はいくつあってもよい。突起は、どんなサイズおよび形状であってもよく、いくつかの実施形態では、締結機構120の部分どうしの間に形成されてもよい。
突起122、具体的には隆起部124は、締結機構120のいかなる構成成分にも直接接触しないのが好ましい。これにより、締結機構が突起122と干渉しないこと、そしてそれによって、突起122の提供する蹴りの利点のいずれも制限しないことが保証される。この実施形態では、突起122は、外側表面118と内側表面との間に適切な流体材料を注入することによって形成される。この材料は硬化すると、庇部130の第1の材料よりも大きな剛性を有する。他の実施形態では、突起122は、庇部130の上側表面に形成することができる。さらに別の実施形態では、突起122は、庇部130の下側に形成することができる。
フットボールシューズ100は、庇部130の下にあるベロ部(図示せず)を含んでいてもよい。そのような実施形態では、ベロ部は、着用者の足または靴下と締結機構120との間に材料の層を提供する。この場合、このことによって、締め紐が着用者の足または靴下の上に着座して不快感を引き起こすことがないことが保証される。
代替実施形態では、フットボールシューズ100は、庇部130を有するのではなく、当技術分野で知られているとおり、従来型のベロ部を含んでいてもよい。そのような実施形態では、突起はベロ部上に配置される。例えば、突起は、ベロ部の内側表面と外側表面との間に、ベロ部の下側表面に、またはベロ部の上側表面に、配置されてもよい。
前記は、本発明のいくつかの実施形態のみを定義するものであり、本発明の範囲から逸脱することなく、修正を加えてもよい。

Claims (73)

  1. ソールと;
    中央領域を含むアッパーと、を含むフットボールシューズまたはフットボールブーツであって、前記アッパーが、前記中央領域の各側に1つまたは複数の突起を含んでおり、前記各側の1つまたは複数の突起が、前記中央領域の横側に沿って隆起部を画定することで、前記ボール制御領域を前記隆起部と前記中央領域とが画定するようになっており、
    前記突起が、前記アッパーと直接接触させて前記アッパーに流体材料を組み込むことにより形成された、
    フットボールシューズまたはフットボールブーツ。
  2. 前記流体材料が、いったん硬化すると突起を形成する硬化性プラスチック材料である、請求項1に記載のフットボールシューズまたはフットボールブーツ。
  3. 前記突起が締結領域の外側に配置される、請求項1または請求項2に記載のフットボールシューズまたはフットボールブーツ。
  4. 締結機構が締め紐受容部を含み、前記突起が前記締め紐受容部の間に分配される、請求項1または請求項2に記載のフットボールシューズまたはフットボールブーツ。
  5. 前記アッパーが、スロート領域を含み、前記スロート領域が、前記アッパーの可撓性材料によって提供されて前記可撓性材料の境界を画定し、庇部が前記境界内に延在しており、前記突起が前記庇部上に配置される、請求項1または請求項2に記載のフットボールシューズまたはフットボールブーツ。
  6. 前記アッパーがベロ部を含み、前記突起部が前記ベロ部上に配置される、請求項1または請求項2に記載のフットボールシューズまたはフットボールブーツ。
  7. 前記流体材料が流体充填材料である、請求項1に記載のフットボールシューズまたはフットボールブーツ。
  8. 前記流体材料の付着が、前記中央領域の両側に分かれていて、前記中央領域内部に付着させる流体材料が存在しない、または無視できる量である、請求項1から7のいずれか1項に記載のフットボールシューズまたはフットボールブーツ。
  9. フットボールシューズまたはフットボールブーツのアッパーにボール制御領域を形成する方法であって:
    前記アッパーと直接接触させて前記アッパーに流体材料を組み込んで、中央領域の各側に1つまたは複数の突起を画定し、前記各側の1つまたは複数の突起が、前記中央領域の横側に沿って隆起部を画定するように揃えられることで、前記隆起部と前記中央領域がシューズまたはブーツ上のボール制御領域を画定するようにする方法。
  10. 前記流体材料が、前記アッパーが作られた後、そして前記ソールへの取り付けの前または後に付けられる、請求項9に記載の方法。
  11. 前記アッパーが可撓性材料から形成され、前記流体材料が、前記アッパーの可撓性材料に直接付着する硬化性プラスチック材料である、請求項9または10に記載の方法。
  12. 前記硬化性プラスチック材料を、多層アッパー構造における、または皮革などの一体型多層可撓性材料における層の間のいずれかに注入することによって付着させる、請求項11に記載の方法。
  13. 前記硬化性プラスチック材料を、前記可撓性材料の繊維または粒子の間、または前記可撓性材料の構成成分の隙間の内部に注入することによって付着させる、請求項11に記載の方法。
  14. 前記硬化性プラスチック材料を、可撓性材料の単層の上または下に付着させる、請求項11に記載の方法。
  15. 前記流体材料が流体充填材料である、請求項9または10に記載の方法。
  16. 前記アッパーが可撓性材料で形成され、前記流体充填材料を、多層アッパー構造における、または皮革などの一体型多層可撓性材料における層の間、前記可撓性材料の繊維または粒子の間、前記可撓性材料の構成成分の隙間の内部、または前記アッパー内のポケット内のいずれかに注入することによって付着させる、請求項15に記載の方法。
  17. 前記流体材料の付着が、前記中央領域の両側に分かれていて、前記中央領域内部に付着させる流体材料が存在しない、または無視できる量である、請求項9から16のいずれか一項に記載の方法。
  18. ソールと;
    内側表面と外側表面とによって画定されたアッパーと、を含むフットボールシューズまたはフットボールブーツであって、前記アッパーが、2つの離間した横方向の隆起部を有し、前記2つの離間した横方向の隆起部の間に中央に延在する領域を有し、前記領域が、少なくとも前記シューズまたはブーツの塞がっている構成において凸形状であり、前記隆起部が、前記アッパーの内側表面と外側表面との間に注入された材料の結果として生じる、フットボールシューズまたはフットボールブーツ。
  19. 前記凸状領域が、開口部を含んでおり、または開口部によって縁取りされており、前記開口部の縁部にはブラケットが形成され、前記プラケットおよびアッパーが、前記開口部の縁部で内側層および外側層を画定し、前記内側層と外側層の間に流体材料が注入される、請求項18に記載のフットボールシューズまたはブーツ。
  20. 前記注入された材料が、前記アッパーよりも相対的に剛性である、または硬い、請求項18または19に記載のフットボールシューズまたはブーツ。
  21. 前記流体材料が、いったん硬化すると前記突起を形成する硬化性プラスチック材料である、請求項18から20のいずれか1項に記載のフットボールシューズまたはブーツ。
  22. 前記突起が、締結機構を含む締結領域の外側に配置される、請求項18から21のいずれか1項に記載のフットボールシューズまたはブーツ。
  23. 紐状受容部を含む締結機構をさらに含み、前記突起が前記締め紐受容部の間に分布している、請求項18から21のいずれか一項に記載のフットボールシューズまたはブーツ。
  24. 前記流体材料が流体充填材料である、請求項18または19に記載のフットボールシューズまたはブーツ。
  25. 内側表面と外側表面とによって画定されるアッパーを含むフットボールシューズまたはフットボールブーツに、ボール制御領域を形成する方法であって:
    前記アッパーの内側表面と外側表面との間に材料を注入して2つの離間した横方向の隆起部を形成し、前記隆起部を配置して、少なくとも前記シューズまたはブーツの塞がっている構成において、前記2つの離間した横方向の隆起部どうしの間で中央に延在する領域が凸形状であることを含む方法。
  26. 前記流体材料が硬化性プラスチック材料であり、前記硬化性プラスチック材料を硬化させて前記突起を形成することを含む、請求項25に記載の方法。
  27. 前記注入された材料が、いったん硬化すると前記内側層および/または外側層よりも相対的に剛性である、または硬い、請求項26に記載の方法。
  28. 前記流体材料が流体充填材料である、請求項25に記載の方法。
  29. ソールと;
    中央領域を含むアッパーと、を含むフットボールシューズまたはフットボールブーツであって、前記アッパーが、前記中央領域の各側に1つまたは複数の突起を含んでおり、前記中央領域の横側に沿って隆起部を画定し、前記隆起部どうし間の前記中央領域が凸形状であることで、前記シューズまたはブーツの少なくとも塞がっている構成において、前記中央領域の少なくとも頂部が前記隆起部よりも上に持ち上がるようにした、フットボールシューズまたはフットボールブーツ。
  30. 各隆起部が単一の直線状の突起の形態である、請求項29に記載のフットボールシューズまたはフットボールブーツ。
  31. 前記隆起部を画定する材料が、前記アッパーよりも剛性である、または硬い、請求項29に記載のフットボールシューズまたはフットボールブーツ。
  32. 外側アッパーよりも比較的柔らかい可撓性材料の内側アッパーも含む、請求項29から31のいずれか一項に記載のフットボールシューズまたはフットボールブーツ。
  33. 前記隆起部どうしの間の中央領域が締結機構を含み、前記隆起部が前記締結機構の外方にある、請求項29から32のいずれか一項に記載のフットボールシューズまたはフットボールブーツ。
  34. ソールと;
    中央の締め紐付き領域を含むアッパーと、を含むフットボールシューズまたはフットボールブーツであって、前記アッパーが、前記締め紐付きの中央領域の外側の各側に1つまたは複数の突起を含み、前記各側の1つまたは複数の突起が、前記中央領域の横側に沿って隆起部を画定する、フットボールシューズまたはフットボールブーツ。
  35. 前記突起が、前記アッパーに流体材料を直接付着させることによって形成される、請求項34に記載のフットボールシューズまたはフットボールブーツ。
  36. 前記流体材料が硬化性プラスチック材料である、請求項35に記載のフットボールシューズまたはフットボールブーツ。
  37. 前記流体材料が流体充填材料である、請求項34に記載のフットボールシューズまたはフットボールブーツ。
  38. 前記流体材料の付着が、前記中央領域の両側に分かれていて、前記中央領域内部に付着させる流体材料が存在しない、または無視できる量である、請求項35から37のいずれか一項に記載のフットボールシューズまたはフットボールブーツ。
  39. ソールと;
    スロート領域を含むアッパーと、を含むフットボールシューズまたはフットボールブーツであって、前記スロート領域が、前記アッパーの可撓性材料によって提供されて前記可撓性材料の境界を画定し、庇部またはベロ部が前記境界内に延在し;
    前記庇部またはベロ部が、中央部分と、前記中央部分の横方向に配置された1つまたは複数の突起とを含んでおり、前記突起が、前記庇部またはベロ部を画定する材料に加えられた材料から形成され、前記中央部分が、前記突起を形成する前記加えられた材料を有さない、またはその無視できる量を有する、フットボールシューズまたはフットボールブーツ。
  40. ソールと;
    スロート領域を含むアッパーと、を含むフットボールシューズまたはフットボールブーツであって、前記スロート領域が、前記アッパーの可撓性材料によって提供されて前記可撓性材料の境界を画定し、庇部またはベロ部が前記境界内に延在し;
    前記庇部またはベロ部が、中央部分と、前記中央部分の横方向に配置された1つまたは複数の突起とを含んでおり、前記中央部分が、前記1つまたは複数の突起に対して相対的に低いレベルのボール制動性を提供するように構成される、フットボールシューズまたはフットボールブーツ。
  41. 前記流体材料の付着が、前記中央領域の両側に分かれていて、中央領域内部に付着させる流体材料が存在しない、または無視できる量である、請求項39または40に記載のフットボールシューズまたはフットボールブーツ。
  42. 前記庇部が伸長性材料から形成される、請求項39から41のいずれか一項に記載のフットボールシューズまたはフットボールブーツ。
  43. 前記庇部が前記可撓性材料の境界に沿って取り付けられ、前記庇部が前記アッパーの実質的に残りの部分とは異なる構造または材料のものである、請求項39から42のいずれか一項に記載のフットボールシューズまたはフットボールブーツ。
  44. 前記庇部と、前記アッパーの実質的に残りの部分とが同一材料から構成され、前記アッパーの実質的に残りの部分が、前記庇部よりも低い伸長性を有する可撓性材料に包まれているまたは被覆されている、請求項39から42のいずれか一項に記載のフットボールシューズまたはフットボールブーツ。
  45. 前記中央部分が、前記1つまたは複数の突起よりも低い剛性である、請求項39から44のいずれか1項に記載のフットボールシューズまたはフットボールブーツ。
  46. 前記中央部分が、前記1つまたは複数の突起に対して相対的に低い硬さを有する、請求項39から44のいずれか1項に記載のフットボールシューズまたはフットボールブーツ。
  47. 前記突起が、前記ベロ部または庇部に流体を付着させることによって形成される、請求項39から46のいずれか一項に記載のフットボールシューズまたはフットボールブーツ。
  48. 前記突起が、前記ベロ部または庇部に硬化性プラスチック材料を付着させることによって形成される、請求項47に記載のフットボールシューズまたはフットボールブーツ。
  49. 前記硬化性プラスチック材料が、前記庇部またはベロ部の下側表面に配置される、請求項48に記載のフットボールシューズまたはフットボールブーツ。
  50. 前記突起が、前記庇部またはベロ部の前記内側表面と前記外側表面との間に注入された注入可能な材料で形成される、請求項48に記載のフットボールシューズまたはフットボールブーツ。
  51. 前記庇部またはベロ部が、第1の層と第2の層とから形成され、前記第1の層と第2の層との間には、前記注入された材料が配置されて、前記第1の層と第2の層とに直接接触している、請求項48に記載のフットボールシューズまたはフットボールブーツ。
  52. 前記突起が、前記ベロ部または庇部に非硬化性材料を付着させることよって形成される、請求項47に記載のフットボールシューズまたはフットボールブーツ。
  53. 前記シューズまたはブーツを正しい位置に締結する締結機構を含み、前記締結機構が、前記締結機構の1つまたは複数の構成成分を含む、その下に位置する、またはその上に位置する締結領域を伴っており、前記庇部またはベロ部が、前記締結領域の範囲内に少なくとも部分的に配置される、請求項40から52のいずれか一項に記載のフットボールシューズまたはフットボールブーツ。
  54. 前記ベロ部が前記締結機構によって固定される、請求項53に記載のフットボールシューズまたはフットボールブーツ。
  55. 前記中央部分全体が前記締結領域の範囲内にある、請求項53に記載のフットボールシューズまたはフットボールブーツ。
  56. 前記突起の少なくとも一部が、前記締結領域の後方に位置決めされる、請求項53に記載のフットボールシューズまたはフットボールブーツ。
  57. 前記中央部分全体が前記締結領域の後方に位置する、請求項53に記載のフットボールシューズまたはフットボールブーツ。
  58. 前記中央部分の各側に配置されて、前記中央部分の各側に隆起部を画定するように揃えられた単一の突起がある、請求項40から57のいずれか一項に記載のフットボールシューズまたはフットボールブーツ。
  59. 前記隆起部が、内方にそれらの前方端部のところで収束し、また内方にそれらの後方端部のところでも、しかし前記前方端部よりも少ない程度に収束する、請求項58に記載のフットボールシューズまたはフットボールブーツ。
  60. 前記庇部またはベロ部の上側表面に対する前記隆起部の高さが、前方方向に漸減して平坦になって、前記庇部またはベロ部の上側表面になる、請求項58または59に記載のフットボールシューズまたはフットボールブーツ。
  61. 前記隆起部が、その幅を前方方向に漸減させている、請求項58から60のいずれか一項に記載のフットボールシューズまたはフットボールブーツ。
  62. 前記シューズまたはブーツが着用される場合に、前記庇部が後方に延在して襟部分になっており、前記襟部分が、着用者の足首または下肢の周りに延在する、請求項40から61のいずれか1項に記載のフットボールシューズまたはフットボールブーツ。
  63. 前記アッパーが、区別可能なベロ部を備えない庇部を含む、請求項40から62のいずれか一項に記載のフットボールシューズまたはフットボールブーツ。
  64. 前記アッパーが庇部とベロ部の両方を含む、請求項40から63のいずれか一項に記載のフットボールシューズまたはフットボールブーツ。
  65. ソールと;
    スロート領域を含むアッパーと、を含むフットボールシューズまたはフットボールブーツであって、前記スロート領域が、前記アッパーの可撓性材料によって提供されて前記可撓性材料の境界を画定し、庇部またはベロ部が前記境界内に延在し;
    前記庇部またはベロ部が、中央部分と、前記中央部分の横方向に配置された1つまたは複数の突起とを含んでおり、前記突起が、前記庇部またはベロ部と流体材料を組み込むことによって形成される、フットボールシューズまたはフットボールブーツ。
  66. 前記流体材料が硬化性プラスチック材料を含む、請求項65に記載のフットボールシューズまたはフットボールブーツ。
  67. 前記流体材料が非硬化性材料を含む、請求項65に記載のフットボールシューズまたはフットボールブーツ。
  68. フットボールシューズまたはフットボールブーツのアッパーにボール制御領域を形成し、前記アッパーが、スロート領域を含み、前記スロート領域が、前記アッパーの可撓性材料によって提供されて前記可撓性材料の境界を画定し、庇部またはベロ部が、前記境界内に延在する方法であって:
    前記庇部またはベロ部と流体材料を組み込んで、中央部分の各側に1つまたは複数の突起を画定し、前記突起および前記中央部分がボール制御領域を画定することを含む方法。
  69. 前記流体材料が硬化性プラスチック材料を含む、請求項68に記載の方法。
  70. 前記流体材料が非硬化性材料を含む、請求項68に記載の方法。
  71. ソールと;
    スロート領域を含むアッパーと、を含むフットボールシューズまたはフットボールブーツであって、前記スロート領域が、前記アッパーの可撓性材料によって提供されて前記可撓性材料の境界を画定し、庇部が前記境界内に延在し;
    前記庇部が、中央部分と、前記中央部分の横方向に配置された1つまたは複数の突起とを含んでおり、前記各側の1つまたは複数の前記突起が、前記中央部分の横側に沿って隆起部を画定することで、前記隆起部と前記中央部分とがボール制御領域を画定するようになっており、前記庇部が、伸長性材料を含むことで、前記隆起部間の間隔が可変となっている、フットボールシューズまたはフットボールブーツ。
  72. 前記庇部が、前記可撓性材料の境界に沿って取り付けられ、前記庇部が、前記アッパーの実質的に残りの部分とは異なる構造または材料である、請求項71に記載のフットボールシューズまたはフットボールブーツ。
  73. 前記庇部と、前記アッパーの残りの部分とが同一材料から構成され、前記アッパーの実質的に残りの部分が、前記アッパーの伸長性材料よりも低い伸長性を有する可撓性材料に包まれているまたは被覆されている、請求項71に記載のフットボールシューズまたはフットボールブーツ。
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