JPH08506356A - 抗癌遺伝子剤および抗癌剤としてのアンサマイシン誘導体 - Google Patents

抗癌遺伝子剤および抗癌剤としてのアンサマイシン誘導体

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JPH08506356A JP7503379A JP50337995A JPH08506356A JP H08506356 A JPH08506356 A JP H08506356A JP 7503379 A JP7503379 A JP 7503379A JP 50337995 A JP50337995 A JP 50337995A JP H08506356 A JPH08506356 A JP H08506356A
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Abstract

(57)【要約】 一般式(I)の化合物ならびに薬学的に許容されるその塩およびプロドラッグ(ここで、R1,R2、R3、R4、R5およびR6は、下記に定義する通りである)、それらの調製に有用な方法および中間物質、それらの医薬組成物ならびにそれらを用いた治療法。一般式(I)の化合物は、癌遺伝子産物を阻害するのに有用であり、抗腫瘍薬および抗癌剤として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】 抗癌遺伝子剤および抗癌剤としてのアンサマイシン誘導体 発明の背景 本発明は、ゲルダナマイシンの誘導体、薬学的に許容されるこの誘導体の塩お よびプロドラッグ、それらの調製法ならびに、有効成分としてこの誘導体、塩お よびプロドラッグを含有する抗腫瘍および癌遺伝子産物阻害組成物に関する。 癌遺伝子産物は、癌遺伝子によって産生される蛋白質であり、正常細胞の癌細 胞への形質転換に関係している。 ゲルダナマイシンは、抗生物質であり、その調製法および使用法については、 米国特許3,595,955(参照により本明細書に含めるものとする)に記載 があった。 1992年1月6日出願され、ファイザーに譲渡された同時係属中の米国特許 出願番号07/817,235は、4,5-ジヒドロゲルダナマイシンおよびそ の18,21-ヒドロキノン調製のための発酵法について具体的に述べている。 ゲルダナマイシンの他の誘導体および抗腫瘍薬としてのその使用法は、米国特 許4,261,989に具体的に述べられている。 発明の概要 本発明は、下記一般式の化合物および薬学的に許容されるその塩およびプロド ラッグ(以後、活性化合物とも称する)に関する; {ここで、R1およびR2は、両方とも水素であるか又は、R1およびR2は、共に 、 単結合を形成し; R3は、水素であり、R4は、-OR10、-NHR8およびハロから成る群から選 ばれ; R10は、水素、R11C(=O)-、R11SO2-およびR1213NSO2NHC( =O)-から成る群から選ばれ; R11は、アミノ、(C1-C8)アルキル、アミノ(C1-C8)アルキル、ヒド ロキシ(C1-C8)アルキル、保護されたアミノ(C1-C8)アルキル、保護され たヒドロキシ(C1-C8)アルキル、フェニルおよびナフチルから成る群から選 ばれ; R12およびR13は、各々独立に、水素、(C1-C8)アルキル、アミノ(C1 -C8)アルキル、ジメチルアミノ(C1-C8)アルキル、シクロ(C3-C8)アル キル、フェニルおよびナフチルから成る群から選ばれるか;またはR12およびR13 は、それらが結合している窒素と共に、アジリジニル、アゼチジニル、ピロリ ジニル、ピペリジニル、チアゾリジニル、オキサゾリジニル、モルホリノ、ピペ ラジニル、4-(C1-C4)アルキルピペリジニルおよびN-(C1−C4)ピペラ ジニルから成る群から選ばれる複素環残基を形成し; このアルキル、フェニルおよびナフチル基は、(C1-C8)アルキル、ハロ 、ニトロ、アミノ、アジドおよび(C1-C8)アルコキシから成る群から選ばれ る1つ以上の残基で置換することができ; 又は、R3およびR4は、共に、JがOおよびNOHから選ばれる一般式 =J の基を形成し; R5は、NR89であり(ここで、R8およびR9は、各々独立に、水素、(C1 -C8)アルキル、(C3-C8)シクロアルキル、(C2-C8)アルケニルおよび( C2-C8)アルキニルから成る群から選ばれ;このアルキル、アルケニルおよび アルキニルは、任意に置換され、この置換基は、ハロ、シアノ、メルカプト、( C1-C8)アルキルチオ、任意に置換されたアミノ、ヒドロキシル、(C1-C8) アルコキシル、カルボキシル、アミジノ、アシルアミノ、ならびにイミジザロリ ル、フリル、テトラヒドロ フリルを含む群から選ばれる(C2-C6)ヘテロシクロアルキルおよび(C2-C6 )ヘテロシクロアリール基から成る群から選ばれ;2個を超える炭素原子を含む 場合、それは、分枝、環式もしくは未分枝または分枝、環式および未分枝基の組 み合わせであってもよく;またはR8およびR9は、それらが結合している窒素と 共に、アジリジニル、アゼチジニルおよびピロリジニルから成る群から選ばれる 複素環残基を形成し); またはR5は、R14O(ここで、R14は、水素または(C1-C4)アルキルである )であり; R6は、水素または下記一般式の基 (ここで、mは、0または1−5の整数であり、各R7は、ハロ、アジド、ニト ロ、(C1-C8)アルキル、C1-C8アルコキシル、フェニルおよびナフチル、シ アノおよび、R8およびR9が上記で定義した通りであるNR89から独立に選ば れる)であり;但し、R1およびR2が共に単結合を形成し、R3が水素であり、 R4がOR10(ここで、R10は、水素である)である場合、R5は、OR14(ここ で、R14は、水素またはメチルである)またはNR89(ここで、HNR89は 、アンモニア、メチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、ブチルアミン、 ペンチルアミン、ヘキシルアミン、ヘプチルアミン、オクチルアミン、アリルア ミン、β-ヒドロキシエチルアミン、β-クロロエチルアミン、β-グリコキシエ チルアミン、アミノブチルアミン、アダマンチルメチルアミン、シクロプロピル アミン、シクロペンチルアミン、シクロヘキシルアミン、シクロヘプチルアミン 、シクロオクチルアミン、ベンジルアミン、フェネチルアミン、エチレンアミン 、ピロリジン、ピペリジン、ジメチルアミン、アミノエチルアミン、ジグリコー ルアミン、β-モルホリノエチルアミン、β-ピペリジノエチルアミン、ピコリル アミン、β-ピロリジノエチルアミン、β-ビリジニルエチルアミン、β-メトキ シエチルアミン、およびβ-N-メチルアミノエチルアミンから 成る群から選ばれる)であってはならず;R5がOR14であり、R10がR11C( =O)である場合、R11は、メチルであってはいけない}。 好ましくは、本発明の化合物は、一般式Iの化合物である{ここで、 1. R1およびR2は、各々水素であり; a. R3およびR6は、各々水素であり、R4は、フルオロまたはO R10であり、ここで、R10は、水素、R11C(=O)-およびR1213NSO2N HC(O)-から選ばれ、ここで、R11は、アミノ、(C1-C8)アルキル、アミ ノ(C1-C8)アルキル、保護されたアミノ(C1-C8)アルキル、フェニルおよ びナフチルから選ばれ;R12およびR13は、各々独立に、水素、(C1-C8)ア ルキル、アミノ(C1-C8)アルキル、ジメチルアミノ(C1-C8)アルキル、シ クロ(C3-C8)アルキル、フェニルおよびナフチルから成る群から選ばれるか 又は;R12およびR13は、それらが結合している窒素と共に、アジリジニル、ア ゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、チアゾリジニル、オキサゾリジニル 、モルホリノ、ピペラジニル、4-(C1-C4)アルキルピペリジニル、N-(C1 -C4)ピペラジニルから成る群から選ばれる複素環残基を形成し;ここで、上記 で定義した通りであり;R5は、OR14またはNR89であり、ここで、 i. R5がR89Nである場合、R8は水素であり、R9は、(C1- C8)アルキル、(C3-C8)シクロアルキル、(C2-C8)アルケニルおよび( C2-C8)アルキニルから成る群から選ばれ;このアルキル、アルケニルおよび アルキニルは、任意に置換され、この置換基は、ハロ、シアノ、メルカプト、( C1-C8)アルキルチオ、任意に置換されたアミノ、ヒドロキシル、(C1-C8) アルコキシル、カルボキシル、アミジノ、アシルアミノ、(C2-C6)ヘテロシ クロアルキルおよび(C2−C6)ヘテロシクロアリールから成る群から選ばれ、 2個を超える炭素原子を含む場合、それは、分枝、環式もしくは未分枝または分 枝、環式および未分枝基の組み合わせであってもよく; ii. R5がR89Nである場合、R8およびR9は、それらが結合 している窒素と共に、任意に置換されたアジリジニル、アゼチジニルおよびピロ リジニル から成る群から選ばれる複素環残基を形成し、この置換基は、ハロ、シアノ、メ ルカプト、(C1-C8)アルキルチオ、置換または未置換アミノ、ヒドロキシル 、(C1-C8)アルコキシル、カルボキシル、アミジノおよびアシルアミノから 成る群から選ばれ; およびiii.R5がR14Oである場合、R14は、水素または(C1-C6)ア ルキルであり;但し、R3およびR6が水素であり、R4がOR10(ここでR10は 水素である)である場合、-R14はメチルではなく;または b. R3は水素であり、R4は、フルオロおよびOR10から成る群から選ば れ、ここで、R10は、水素、R11C(=O)-およびR1213NSO2NHC(O )-から成る群から選ばれ、ここで、R11は、アミノ、(C1-C8)アルキル、ア ミノ(C1-C8)アルキル、保護されたアミノ(C1-C8)アルキル、フェニルお よびナフチルから選ばれ;R12およびR13は、各々独立に、水素、(C1-C8) アルキル、アミノ(C1-C8)アルキル、ジメチルアミノ(C1-C8)アルキル、 シクロ(C3-C8)アルキル、フェニルおよびナフチルから成る群から選ばれ; またはR12およびR13は、それらが結合している窒素と共に、アジリジニル、ア ゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、チアゾリジニル、オキサゾリジニル 、モルホリノ、ピペラジニル、4-(C1-C4)アルキルピペリジニル、N-(C1 -C4)ピペラジニルから成る群から選ばれる複素環残基を形成し;R6は一般式 Aの基であり、ここで、mは上記で定義した通りであり、R5は、OR14または NR89であり、ここで、 i. R5がR89Nである場合、R8は水素であり、R9は、(C1- C8)アルキル、(C3-C8)シクロアルキル、(C2-C8)アルケニルおよび( C2-C8)アルキニルから成る群から選ばれ;このアルキル、アルケニルおよび アルキニルは、任意に置換され、この置換基は、ハロ、シアノ、メルカプト、( C1-C8)アルキルチオ、任意に置換されたアミノ、ヒドロキシル、(C1-C8) アルコキシル、カルボキシル、アミジノ、アシルアミノ、(C2-C6)ヘテロシ クロアルキルおよび(C2-C6)ヘテロシクロアリールから成る群から選ばれ、 2個を超える炭素原子を含む場合、それは、分枝、環式もしくは未分枝または分 枝、環式および未分枝基の組み合わ せであってもよく; ii. R5がR89Nである場合、R8およびR9は、それらが結合 している窒素と共に、任意に置換されたアジリジニル、アセチジニルおよびピロ リジニルから成る群から選ばれる複素環残基を形成し、この置換基は、ハロ、シ アノ、メルカプト、(C1-C8)アルキルチオ、置換または未置換アミノ、ヒド ロキシル、(C1-C8)アルコキシル、カルボキシル、アミジノおよびアシルア ミノから成る群から選ばれ; およびiii.R5がR14Oである場合、R14は、水素または(C1-C8)ア ルキルであり;または c. R6は水素であり、R3およびR4は、共に、Jが、OまたはNOHで ある一般式 =J の基を形成し;R5は、OR14またはR89Nであり、ここで、 i. R5がR89Nである場合、R8は水素であり、R9は、(C1- C8)アルキル、(C3-C8)シクロアルキル、(C2-C8)アルケニルおよび( C2-C8)アルキニルから成る群から選ばれ;このアルキル、アルケニルおよび アルキニルは、任意に置換され、この置換基は、ハロ、シアノ、メルカプト、( C1-C8)アルキルチオ、任意に置換されたアミノ、ヒドロキシル、(C1-C8) アルコキシル、カルボキシル、アミジノ、アシルアミノ、(C2-C6)ヘテロシ クロアルキルおよび(C2-C6)ヘテロシクロアリールから成る群から選ばれ、 2個を超える炭素原子を含む場合、それは、分枝、環式もしくは未分枝または分 枝、環式および未分枝基の組み合わせであってもよく;またはR8およびR9は、 それらが結合している窒素と共に、アジリジニル、アゼチジニルおよびピロリジ ニルから成る群から選ばれる複素環残基を形成し; ii. R5がR89Nである場合、R8およびR9は、それらが結合 している窒素と共に、任意に置換されたアジリジニル、アゼチジニルおよびピロ リジニルから成る群から選ばれる複素環残基を形成し、この置換基は、ハロ、シ アノ、メルカ プト、(C1-C8)アルキルチオ、置換または未置換アミノ、ヒドロキシル、( C1-C8)アルコキシル、カルボキシル、アミジノおよびアシルアミノから成る 群から選ばれ; およびiii. R5がR14Oである場合、R14は、水素または(C1-C8) アルキルであり;または d. R3およびR4は、共に、Jが、OまたはNOHである一般式 =J の基を形成し; R6は一般式Aの基であり、ここで、mおよびR7は、上記で定義した通りで あり;R5は、R14OまたはR89Nであり、ここで、 i. R5がR89Nである場合、R8は水素であり、R9は、(C1- C8)アルキル、(C3-C8)シクロアルキル、(C2-C8)アルケニルおよび( C2-C8)アルキニルから成る群から選ばれ;このアルキル、アルケニルおよび アルキニルは、任意に置換され、この置換基は、ハロ、シアノ、メルカプト、( C1-C8)アルキルチオ、任意に置換されたアミノ、ヒドロキシル、(C1-C8) アルコキシル、カルボキシル、アミジノ、アシルアミノ、(C2-C6)ヘテロシ クロアルキルおよび(C2-C6)ヘテロシクロアリールから成る群から選ばれ、 2個を超える炭素原子を含む場合、それは、分枝、環式もしくは未分枝または分 枝、環式および未分枝基の組み合わせであってもよく; ii. R5がR89Nである場合、R8およびR9は、それらが結合 している窒素と共に、任意に置換されたアジリジニル、アゼチジニルおよびピロ リジニルから成る群から選ばれる複素環残基を形成し、この置換基は、ハロ、シ アノ、メルカプト、(C1-C8)アルキルチオ、置換または未置換アミノ、ヒド ロキシル、(C1-C8)アルコキシル、カルボキシル、アミシノおよびアシルア ミノから成る群から選ばれ; およびiii. R5がR14Oである場合、R14は、水素または(C1-C8) アルキルであり;または 2. R1およびR2は、共に単結合を形成し、 a. R3およびR6は、各々水素であり、R4は、フルオロおよびOR10か ら成る群から選ばれ、ここで、R10は、水素、R11(C=O)-およびR1213 NSO2NHC(O)-から選ばれ、ここで、R11は、アミノ、(C1-C8)アル キル、アミノ(C1-C8)アルキル、保護されたアミノ(C1-C8)アルキル、フ ェニルおよびナフチルから選ばれ;R12およびR13は、各々独立に、水素、(C1 -C8)アルキル、アミノ(C1-C8)アルキル、ジメチルアミノ(C1-C8)ア ルキル、シクロ(C3-C8)アルキル、フェニルおよびナフチルから成る群から 選ばれるか又は;R12およびR13は、それらが結合している窒素と共に、アジリ ジニル、アセチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、チアゾリジニル、オキサ ゾリジニル、モルホリノ、ピペラジニル、4-(C1-C4)アルキルピペリジニル 、N-(C1-C4)ピペラジニルから成る群から選ばれる複素環残基を形成し;R5 は、OR14またはNR89であり、ここで、 i. R5がR89Nである場合、R8は水素であり、R9は、(C1- C8)アルキル、(C3-C8)シクロアルキル、(C2-C8)アルケニルおよび( C2-C8)アルキニルから成る群から選ばれ;このアルキル、アルケニルおよび アルキニルは、任意に置換され、この置換基は、ハロ、シアノ、メルカプト、( C1-C8)アルキルチオ、任意に置換されたアミノ、ヒドロキシル、(C1-C8) アルコキシル、カルボキシル、アミジノ、アシルアミノ、(C2-C6)ヘテロシ クロアルキルおよび(C2-C6)ヘテロシクロアリールから成る群から選ばれ、 2個を超える炭素原子を含む場合、それは、分枝、環式もしくは未分枝または分 枝、環式および未分枝基の組み合わせであってもよく; ii. R5がR89Nである場合、R8およびR9は、それらが結合 している窒素と共に、任意に置換されたアジリジニル、アセチジニルおよびピロ リジニルから成る群から選ばれる複素環残基を形成し、この置換基は、ハロ、シ アノ、メルカプト、(C1-8)アルキルチオ、任意に置換されたアミノ、ヒド ロキシル、(C1-C8)アルコキシル、カルボキシル、アミジノおよびアシルア ミノから成る群から選ば れ; およびiii. R5がR14Oである場合、R14は、水素または(C1-C8) アルキルであり;但し、R10が水素である場合、R5はOR14であってはならず 、ここで、R14は、水素またはメチルまたはNR89であり、ここで、HNR89は、アンモニア、メチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、ブチルア ミン、ペンチルアミン、ヘキシルアミン、ヘプチルアミン、オクチルアミン、ア リルアミン、β-ヒドロキシエチルアミン、β-クロロエチルアミン、β-グリコ キシエチルアミン、アミノブチルアミン、アダマンチルメチルアミン、シクロプ ロピルアミン、シクロペンチルアミン、シクロヘキシルアミン、シクロヘプチル アミン、シクロオクチルアミン、ベンジルアミン、フェネチルアミン、エチレン アミン、ピロリジン、ピペリジン、ジメチルアミン、アミノエチルアミン、ジグ リコアミン、β-モルホリノエチルアミン、β-ピペリジノエチルアミン、ピコリ ルアミン、β-ピロリジノエチルアミン、β-ピリジニルエチルアミン、β-メト キシエチルアミン、およびβ-N-メチルアミノエチルアミンから成る群から選ば れ;または b. R3は水素であり、R4は、フルオロおよびOR10から成る群から選ば れ、ここで、R10は、水素、R11C(=O)-およびR1213NSO2NHC(O )-から選ばれ、ここで、R11は、アミノ、(C1-C8)アルキル、アミノ(C1- C8)アルキル、保護されたアミノ(C1-C8)アルキル、フェニルおよびナフチ ルから選ばれ;R12およびR13は、各々独立に、水素、(C1-C8)アルキル、 アミノ(C1-C8)アルキル、ジメチルアミノ(C1-C8)アルキル、シクロ(C3 -C8)アルキル、フェニルおよびナフチルから成る群から選ばれ;またはR12 およびR13は、それらが結合している窒素と共に、アジリジニル、アゼチジニル 、ピロリジニル、ピペリジニル、チアゾリジニル、オキサゾリジニル、モルホリ ノ、ピペラジニル、4-(C1-C4)アルキルピペリシニル、N-(C1-C4)ピペ ラジニルから成る群から選ばれる複素環残基を形成し;R6は一般式Aの基であ り、ここで、mは上記で定義した通りであり、R5は、OR14またはNR89で あり、ここで、 i. R5がR89Nである場合、R8は水素であり、R9は、(C1- C8)アルキル、(C3-C8)シクロアルキル、(C2-C8)アルケニルおよび( C2-C8 )アルキニルから成る群から選ばれ;このアルキル、アルケニルおよびアルキ ニルは、任意に置換され、この置換基は、ハロ、シアノ、メルカプト、(C1-C8 )アルキルチオ、任意に置換されたアミノヒドロキシル、(C1-C8)アルコキ シル、カルボキシル、アミジノ、アシルアミノ(C2-C6)ヘテロシクロアルキ ルおよび(C2-C6)ヘテロシクロアリールから成る群から選ばれ、2個を超え る炭素原子を含む場合、それは、分枝、環式もしくは未分枝または分枝、環式お よび未分枝基の組み合わせであってもよく; ii. R5がR89Nである場合、R8およびR9は、それらが結合 している窒素と共に、任意に置換されたアジリジニル、アゼチジニルおよびピロ リジニルから成る群から選ばれる複素環残基を形成し、この置換基は、ハロ、シ アノ、メルカプト、(C1-C8)アルキルチオ、置換または未置換アミノ、ヒド ロキシル、(C1-C8)アルコキシル、カルボキシル、アミジノおよびアシルア ミノから成る群から選ばれ; およびiii. R5がR14Oである場合、R14は、水素または(C1-C8) アルキルであり;または c. R6は水素であり、R3およびR4は、共に、Jが、OまたはNOHで ある一般式 =J の基を形成し;R5は、OR14またはNR89であり、ここで、 i. R5がR89Nである場合、R8は水素であり、R9は、(C1- C8)アルキル、(C3-C8)シクロアルキル、(C2-C8)アルケニルおよび( C2-C8)アルキニルから成る群から選ばれ;このアルキル、アルケニルおよび アルキニルは、任意に置換され、この置換基は、ハロ、シアノ、メルカプト、( C1-C8)アルキルチオ、任意に置換されたアミノ、ヒドロキシル、(C1-C8) アルコキシル、カルボキシル、アミジノ、アシルアミノ、(C2-C6)ヘテロシ クロアルキルおよび(C2-C6)ヘテロシクロアリールから成る群から選ばれ、 2個を超える炭素原子を含む場合、それは、分枝、環式もしくは未分枝または分 枝、環式および未分枝基の組み合わ せであってもよく;またはR8およびR9は、それらが結合している窒素と共に、 任意に置換されたアジリジニル、アゼチジニルおよびピロリジニルから成る群か ら選ばれる複素環残基を形成し; ii. R5がR89Nである場合、R8およびR9は、それらが結合 している窒素と共に、任意に置換されたアジリジニル、アゼチジニルおよびピロ リジニルから成る群から選ばれる複素環残基を形成し、この置換基は、ハロ、シ アノ、メルカプト、(C1-C8)アルキルチオ、置換または未置換アミノ、ヒド ロキシル、(C1-C8)アルコキシル、カルボキシル、アミジノおよびアシルア ミノから成る群から選ばれ; およびiii. R5がR14Oである場合、R14は、水素または(C1-C8) アルキルであり;または d. R3およびR4は、共に、一般式=Oまたは=NOHの基を形成し;R6 は一般式Aの基であり、ここで、mおよびR7は、上記の通りに定義され;R5 は、R14OまたはR89Nであり、ここで、 i. R5がR89Nである場合、R8は水素であり、R9は、(C1- C8)アルキル、(C3-C8)シクロアルキル、(C2-C8)アルケニルおよび( C2-C8)アルキニルから成る群から選ばれ;このアルキル、アルケニルおよび アルキニルは、任意に置換され、この置換基は、ハロ、シアノ、メルカプト、( C1-C8)アルキルチオ、任意に置換されたアミノ、ヒドロキシル、(C1-C8) アルコキシル、カルボキシル、アミジノ、アシルアミノ(C2-C6)ヘテロシク ロアルキルおよび(C2-C6)ヘテロシクロアリールから成る群から選ばれ、2 個を超える炭素原子を含む場合、それは、分枝、環式もしくは未分枝または分枝 、環式および未分枝基の組み合わせであってもよく; ii. R5がR89Nである場合、R8およびR9は、それらが結合 している窒素と共に、任意に置換されたアジリジニル、アゼチジニルおよびピロ リジニルから成る群から選ばれる複素環残基を形成し、この置換基は、ハロ、シ アノ、メルカプト、(C1-C8)アルキルチオ、置換または未置換アミノ、ヒド ロキシル、(C1- C8)アルコキシル、カルボキシル、アミジノおよびアシルアミノから成る群か ら選ばれ; およびiii. R5がR14Oである場合、R14は、水素または(C1-C8) アルキルである}。 本発明の更に好ましい化合物は、一般式Iの化合物から成る群から選ばれる{ ここで、 1. R1,R2、R3およびR6は、各々水素であり、R4は、フルオロまたは OR10であり、ここで、R10は、水素、R11C(=O)-およびR1213NSO2 NHC(O)-から選ばれ、ここで、R11は、アミノ、(C1-C8)アルキル、ア ミノ(C1-C8)アルキル、保護されたアミノ(C1-C8)アルキル、フェニルお よびナフチルから選ばれ;R12およびR13は、各々独立に、水素、(C1-C8) アルキル、アミノ(C1-C8)アルキル、ジメチルアミノ(C1-C8)アルキル、 シクロ(C3-C8)アルキル、フェニルおよびナフチルから成る群から選ばれ; ここで、上記で定義した通りであり;またはR12およびR13は、それらが結合し ている窒素と共に、アジリジニル、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル 、チアゾリジニル、オキサゾリジニル、モルホリノ、ピペラジニル、4-(C1- C4)アルキルピペリジニル、およびN-(C1-C4)ピペラジニルから成る群か ら選ばれる複素環残基を形成し;R5は、R89Nであり、ここで、R8は水素で あり、R9は、水素、(C1-C6)アルキル、(C2-C8)アルケニルおよび(C2 -C8)アルキニルから選ばれ;このアルキル、アルケニルおよびアルキニル基は 、任意に置換され、この置換基は、ハロ、シアノ、メルカプト、(C1-C8)ア ルキルチオ、任意に置換されたアミノ、ヒドロキシル、(C1-C8)アルコキシ ル、カルボキシル、アミジノ、アシルアミノ、(C2-C6)ヘテロシクロアルキ ルおよび(C2-C6)ヘテロシクロアリールから成る群から選ばれ、2個を超え る炭素原子を含む場合、それは、分枝、環式もしくは未分枝または分枝、環式お よび未分枝基の組み合わせであってもよく; 2. R1、R2、R3およびR6は、各々水素であり、R4は、フルオロまたは- OR10であり、ここで、R10は、水素、R11C(=O)-およびR1213 NSO2NHC(O)-から選ばれ、ここで、R11は、アミノ、(C1-C8)アル キル、アミノ(C1-C8)アルキル、保護されたアミノ(C1-C8)アルキル、フ ェニルおよびナフチルから選ばれ;R12およびR13は、各々独立に、水素、(C1 -C8)アルキル、アミノ(C1-C8)アルキル、ジメチルアミノ(C1-C8)ア ルキル、シクロ(C3-C8)アルキル、フェニルおよびナフチルから成る群から 選ばれ;ここで、上記で定義した通りであり;またはR12およびR13は、それら が結合している窒素と共に、アジリジニル、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペ リジニル、チアゾリジニル、オキサゾリジニル、モルホリノ、ピペラジニル、4 -(C1-C4)アルキルピペリジニル、N-(C1-C4)ピペラジニルから成る群か ら選ばれる複素環残基を形成し;R5は、R89Nであり、ここで、R8およびR9 は、それらが結合している窒素と共に、ヒドロキシル、ハロ、シアノ、(C1- C6)アルコキシル、(C1-C6)アルキルチオ、(C2-C6)ヘテロシクロアル キルおよび(C2-C6)ヘテロシクロアリールから選ばれる1つ以上の基で任意 に置換される3から6員のヘテロシクロアルキルまたはヘテロシクロアリール環 を形成し; 3. R1、R2、R3およびR6は、各々水素であり、R4は、フルオロまたは OR10であり、ここで、R10は、水素、R11C(=O)-およびR1213NSO2 NHC(O)-から選ばれ、ここで、R11は、アミノ、(C1-C8)アルキル、ア ミノ(C1-C8)アルキル、保護されたアミノ(C1-C8)アルキル、フェニルお よびナフチルから選ばれ;R12およびR13は、各々独立に、水素、(C1-C8) アルキル、アミノ(C1-C8)アルキル、ジメチルアミノ(C1-C8)アルキル、 シクロ(C3-C8)アルキル、フェニルおよびナフチルから成る群から選ばれ; ここで、上記で定義した通りであり;またはR12およびR13は、それらが結合し ている窒素と共に、アジリジニル、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル 、チアゾリジニル、オキサゾリジニル、モルホリノ、ピペラジニル、4-(C1- C4)アルキルピペリジニルおよびN-(C1-C4)ピペラジニルから成る群から 選ばれる複素環残基を形成し;R5は、R14Oであり、ここで、R14は、 (C1 -C8)アルキルであり、但し、R10が水素 である場合、R14は、メチルではなく; 4. R1およびR2は、共に単結合を形成し、R3およびR6は、各々水素であ り、R4は、フルオロまたはOR10であり、ここで、R10は、水素、R11C(= O)-およびR1213NSO2NHC(O)-から選ばれ、ここで、R11は、アミ ノ、(C1-C8)アルキル、アミノ(C1-C8)アルキル、保護されたアミノ(C1 -C8)アルキル、フェニルおよびナフチルから選ばれ;R12およびR13は、各 々独立に、水素、(C1-C8)アルキル、アミノ(C1-C8)アルキル、ジメチル アミノ(C1-C8)アルキル、シクロ(C3-C8)アルキル、フェニルおよびナフ チルから成る群から選ばれ;ここで、上記で定義した通りであり;またはR12お よびR13は、それらが結合している窒素と共に、アジリジン、アゼチジン、ピロ リドン、ピペリジニル、チアゾリジニル、オキサゾリジニル、モルホリノ、ピペ ラジニル、4-(C1-C4)アルキルピペリジニルおよびN-(C1-C4)ピペラジ ニルから成る群から選ばれる複素環残基を形成し;R5は、R89Nであり、こ こで、R8は水素であり、R9は、水素、任意に置換された(C1-C6)アルキル 、任意に置換された(C3-C6)シクロアルキル、任意に置換された(C2-C6) アルケニルおよび任意に置換された(C2-C6)アルキニルから選ばれ、このア ルキルおよびアルケニルおよびアルキニル基の置換基は、ヒドロキシル、ハロ、 シアノ、(C1-C6)アルコキシル、(C1-C6)アルキルチオ、(C2-C6)ヘ テロシクロアルキルおよび(C2-C6)ヘテロシクロアリールから選ばれ、但し 、R10が水素である場合、R5はNR89ではあり得ず、ここで、HNR89は 、アンモニア、メチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、ブチルアミン、 ペンチルアミン、ヘキシルアミン、ヘプチルアミン、オクチルアミン、アリルア ミン、β-ヒドロキシエチルアミン、β-クロロエチルアミン、β-グリコキシエ チルアミン、アミノブチルアミン、ベンジルアミン、フェネチルアミン、ジメチ ルアミン、アミノエチルアミン、ジグリコアミン、β-モルホリノエチルアミン 、β-ピペリジノエチルアミン、β-ピロリジノエチルアミン、β-ピリジニルエ チルアミン、β-メトキシエチルアミン、およびβ-N-メチルアミノエチルアミ ンから成る群から選ばれ; 5. R1およびR2は、共に単結合を形成し、R3およびR6は、各々水素であ り、R4は、フルオロまたはOR10であり、ここで、R10は、水素、R11C(= O)-およびR1213NSO2NHC(O)-から選ばれ、ここで、R11は、アミ ノ、(C1-C8)アルキル、アミノ(C1-C8)アルキル、保護されたアミノ(C1 -C8)アルキル、フェニルおよびナフチルから選ばれ;R12およびR13は、各 々独立に、水素、(C1-C8)アルキル、アミノ(C1-C8)アルキル、ジメチル アミノ(C1-C8)アルキル、シクロ(C3-C8)アルキル、フェニルおよびナフ チルから成る群から選ばれ;ここで、上記で定義した通りであり;またはR12お よびR13は、それらが結合している窒素と共に、アジリジニル、アゼチジニル、 ピロリジニル、ピペリジニル、チアゾリジニル、オキサゾリジニル、モルホリノ 、ピペラジニル、4-(C1-C4)アルキルピペリジニルおよびN-(C1-C4)ピ ペラジニルから成る群から選ばれる複素環残基を形成し;R5は、R89Nであ り、ここで、R8およびR9は、それらが結合している窒素と共に、ヒドロキシル 、ハロ、シアノ、(C1-C6)アルコキシル、(C1-C6)アルキルチオ、(C3- C8)ヘテロシクロアルキルおよび(C4-C8)ヘテロシクロアリールから選ばれ る基で任意に置換される3から6員のヘテロシクロアルキルまたはヘテロシクロ アリール環を形成し;但し、R10が水素である場合、NR89は、エチレンアミ ン、ピロリジンまたはピペリジンから誘導することはできず; 6. R1およびR2は、共に単結合を形成し、R3およびR6は、各々水素であ り、R4は、フルオロまたはOR10であり、ここで、R10は、水素、R11C(= O)-およびR1213NSO2NHC(O)-から選ばれ、ここで、R11は、アミ ノ、(C1-C8)アルキル、アミノ(C1-C8)アルキル、保護されたアミノ(C1 -C8)アルキル、フェニルおよびナフチルから選ばれ;R12およびR13は、各 々独立に、水素、(C1-C8)アルキル、アミノ(C1-C8)アルキル、ジメチル アミノ(C1-C8)アルキル、シクロ(C3-C8)アルキル、フェニルおよびナフ チルから成る群から選ばれ;ここで、上記で定義した通りであり;またはR12お よびR13は、それらが結合している窒素と共に、アジリジニル、アゼチジニル、 ピロリジニル、ピペリ ジニル、チアゾリジニル、オキサゾリジニル、モルホリノ、ピペラジニル、4- (C1-C4)アルキルピペリジニルおよびN-(C1-C4)ピペラジニルから成る 群から選ばれる複素環残基を形成し;R5は、R14Oであり、ここで、R14は、 水素または(C1-C8)アルキルであり、但し、R10が水素である場合、R14は 、水素またはメチルではあり得ず、R10がR11C(=O)である場合、R11はメ チルではあり得ず; 7. R1,R2およびR6は、各々水素であり、R3およびR4は、共に、=O および=NOHから選ばれる基を形成し、R5は、R89Nであり、ここで、R8 は水素であり、R9は、水素、任意に置換された(C1-C6)アルキルまたは任意 に置換された(C3-C6)シクロアルキル(C2-C6)アルケニルおよび(C2-C6 )アルキニルから選ばれ、このアルキルおよびアルケニルおよびアルキニル基 の置換基は、ヒドロキシル、ハロ、シアノ、(C1-C6)アルコキシル、(C1- C6)アルキルチオ、(C2-C6)ヘテロシクロアルキルおよび(C2-C6)ヘテ ロシクロアリールから選ばれ; 8. R1,R2およびR6は、各々水素であり、R3およびR4は、共に、=O および=NOHから選ばれる基を形成し、R5は、R89Nであり、ここで、R8 およびR9は、それらが結合している窒素と共に、ヒドロキシル、ハロ、シアノ 、(C1-C6)アルコキシル、(C1-C6)アルキルチオ、(C2-C6)ヘテロシ クロアルキルおよび(C2-C6)ヘテロシクロアリールから選ばれる1つ以上の 基で任意に置換される3から6員のヘテロシクロアルキルまたはヘテロシクロア リール環を形成し; 9. R1、R2およびR6は、各々水素であり、R3およびR4は、共に、=O および=NOHから選ばれる基を形成し、R5はR14Oであり、ここで、R14は 、水素または(C1-C8)アルキルであり; 10. R1およびR2は、共に単結合を形成し、R6は水素であり、R3および R4は、共に、=Oおよび=NOHから選ばれる基を形成し; R5は、R89Nであり、ここで、R8は水素であり、R9は、水素、任意に置 換された(C1-C6)アルキルまたは任意に置換された(C3-C6)シクロアルキ ル、(C2-C6)アルケニルおよび(C2-C6)アルキニルから選ばれ、このアル キル、アルケニルおよびアルキニル基の置換基は、ヒドロキシル、ハロ、シアノ 、(C1-C6)アル コキシル、(C1-C6)アルキルチオ、(C2-C6)ヘテロシクロアルキルおよび (C2-C6)ヘテロシクロアリールから選ばれ; 11. R1およびR2は、共に単結合を形成し、R6は水素であり、R3および R4は、共に、=Oおよび=NOHから選ばれる基を形成し、R5は、R89Nで あり、ここで、R8およびR9は、それらが結合している窒素と共に、ヒドロキシ ル、ハロ、シアノ、(C1-C6)アルコキシル、(C1-C6)アルキルチオ、(C2 -C6)ヘテロシクロアルキルおよび(C2-C6)ヘテロシクロアリールから選ば れる1つ以上の基で任意に置換される3から6員のヘテロシクロアルキルまたは ヘテロシクロアリール環を形成し; 12. R1およびR2は、共に単結合を形成し、R6は水素であり、R3および R4は、共に、=Oおよび=NOHから選ばれる基を形成し、R5はR14Oであり 、ここで、R14は、水素または(C1-C8)アルキルであり; 13. R1、R2およびR3は、各々水素であり、R6は、一般式Aの基であり 、ここで、mおよびR7は、上記で定義した通りであり、R4は、フルオロまたは OR10であり;ここで、R10は、水素、R11C(=O)-、R11SO2-およびR1 213NSO2NHC(=O)-から成る群から選ばれ;ここで、R11は、アミノ 、(C1-C8)アルキル、アミノ(C1-C8)アルキル、保護されたアミノ(C1- C8)アルキル、フェニルおよびナフチルから成る群から選ばれ;R12およびR1 3 は、各々独立に、水素、(C1-C8)アルキル、アミノ(C1-C8)アルキル、 ジメチルアミノ(C1-C8)アルキル、シクロ(C3-C8)アルキル、フェニルお よびナフチルから成る群から選ばれ;このアルキル、フェニルおよびナフチル基 は、(C1-C8)アルキル、ハロ、ニトロ、アミノ、アジドおよび(C1-C8)ア ルコキシルから成る群から選ばれる1つ以上の残基で置換することができ;R5 は、R89Nであり、ここで、R8は水素であり、R9は、水素、任意に置換され た(C1-C6)アルキル、任意に置換された(C3-C6)シクロアルキル、任意に 置換された(C2-C6)アルケニルおよび任意に置換された(C2-C6)アルキニ ルから選ばれ、このアルキルおよびアルケニルおよびアルキニル基の置換基は、 ヒドロキシル、ハロ、シアノ、(C1-C6)アルコキシル、 (C1-C6)アルキルチオ、(C2-C6)ヘテロシクロアルキルおよび(C2-C6 )ヘテロシクロアリールから選ばれ; 14. R1、R2およびR3は、各々水素であり、R6は、一般式Aの基であり 、ここで、mおよびR7は、上記で定義した通りであり、R4は、フルオロまたは OR10であり;ここで、R10は、水素、R11C(=O)-、R11SO2-およびR1 213NSO2NHC(=O)-から成る群から選ばれ;ここで、R11は、アミノ 、(C1-C8)アルキル、アミノ(C1-C8)アルキル、保護されたアミノ(C1- C8)アルキル、フェニルおよびナフチルから成る群から選ばれ;R12およびR1 3 は、各々独立に、水素、(C1-C8)アルキル、アミノ(C1-C8)アルキル、 ジメチルアミノ(C1-C8)アルキル、シクロ(C3-C8)アルキル、フェニルお よびナフチルから成る群から選ばれ;このアルキル、フェニルおよびナフチル基 は、(C1-C8)アルキル、ハロ、ニトロ、アミノ、アジドおよび(C1-C8)ア ルコキシルから成る群から選ばれる少なくとも1つの残基で置換することができ ;R5は、R89Nであり、ここで、R8およびR9は、それらが結合している窒 素と共に、ヒドロキシル、ハロ、シアノ、(C1-C6)アルコキシル、(C1-C6 )アルキルチオ、(C2-C6)ヘテロシクロアルキルおよび(C2-C6)ヘテロシ クロアリールから選ばれる少なくとも1つの基で任意に置換される3から6員の ヘテロシクロアルキルまたはヘテロシクロアリール環を形成し; 15. R1、R2およびR3は、各々水素であり、R6は、一般式Aの基であり 、ここで、mおよびR7は、上記で定義した通りであり、R4は、OR10またはフ ルオロであり;ここで、R10は、水素、R11C(=O)-、R11SO2-およびR1 213NSO2NHC(=O)-から成る群から選ばれ;ここで、R11は、アミノ、 (C1-C8)アルキル、アミノ(C1-C8)アルキル、保護されたアミノ(C3-C8 )アルキル、フェニルおよびナフチルから成る群から選ばれ;R12およびR13 は、各々独立に、水素、(C1-C8)アルキル、アミノ(C1-C8)アルキル、ジ メチルアミノ(C1-C8)アルキル、シクロ(C3-C8)アルキル、モルホリノ、 N-メチルピペラジニル、フェニルおよびナフチルから成る群から選ばれ;この アルキル、フェニルおよび ナフチル基は、(C1-C8)アルキル、ハロ、ニトロ、アミノ、アジドおよび( C1-C8)アルコキシルから成る群から選ばれる1つ以上の残基で置換すること ができ;R5はR14Oであり、ここで、R14は、水素または(C1-C8)アルキル であり; 16. R1およびR2は、共に単結合を形成し、R3は水素であり、R6は、一 般式Aの基であり、ここで、mおよびR7は、上記で定義した通りであり、R4は 、OR10またはフルオロであり;ここで、R10は、水素、R11C(=O)-、R1 1 SO2-およびR1213NSO2NHC(=O)-から成る群から選ばれ;ここで 、R11は、アミノ、(C1-C8)アルキル、アミノ(C1-C8)アルキル、保護さ れたアミノ(C3-C8)アルキル、フェニルおよびナフチルから成る群から選ば れ;R12およびR13は、各々独立に、水素、(C1-C8)アルキル、アミノ(C1 -C8)アルキル、ジメチルアミノ(C1-C8)アルキル、シクロ(C3-C8)アル キル、フェニルおよびナフチルから成る群から選ばれ、このアルキル、フェニル およびナフチル基は、(C1-C8)アルキル、ハロ、ニトロ、アミノ、アジドお よび(C1-C8)アルコキシルから成る群から選ばれる1つ以上の残基で置換す ることができ; R5は、R89Nであり、ここで、R8は水素であり、R9は、水素、任意に置 換された(C1-C6)アルキル、任意に置換された(C3-C6)シクロアルキル、 任意に置換された(C2-C6)アルケニルおよび任意に置換された(C2-C6)ア ルキニルから選ばれ、このアルキルおよびアルケニルおよびアルキニル基の置換 基は、ヒドロキシル、ハロ、シアノ、(C1-C6)アルコキシル、(C1-C6)ア ルキルチオ、(C2-C6)ヘテロシクロアルキルおよび(C2-C6)ヘテロシクロ アリールから選ばれ; 17. R1およびR2は、共に単結合を形成し、R3は水素であり、R6は、一 般式Aの基であり、ここで、mおよびR7は、上記で定義した通りであり、R4は 、OR10またはフルオロであり;ここで、R10は、水素、R11C(=O)-、R1 1 SO2-およびR1213NSO2NHC(=O)-から成る群から選ばれ;ここで 、R11は、アミノ、(C1-C8)アルキル、アミノ(C1-C8)アルキル、保護さ れたアミノ(C1-C8)アルキル、フェニルおよびナフチルから成る群から選ば れ;R12およびR13 は、各々独立に、水素、(C1-C8)アルキル、アミノ(C1-C8)アルキル、ジ メチルアミノ(C1-C8)アルキル、シクロ(C3-C8)アルキル、フェニルおよ びナフチルから成る群から選ばれ;このアルキル、フェニルおよびナフチル基は 、(C1-C8)アルキル、ハロ、ニトロ、アミノ、アジドおよび(C1-C8)アル コキシルから成る群から選ばれる1つ以上の残基で置換することができ;R5は 、R89Nであり、ここで、R8およびR9は、それらが結合している窒素と共に 、ヒドロキシル、ハロ、シアノ、(C1-C6)アルコキシル、(C1-C6)アルキ ルチオ、(C2-C6)ヘテロシクロアルキルおよび(C2-C6)ヘテロシクロアリ ールから選ばれる少なくとも1つの基で任意に置換される3から6員のヘテロシ クロアルキルまたはヘテロシクロアリール環を形成し; 18. R1およびR2は、共に単結合を形成し、R3は水素であり、R6は、一 般式Aの基であり、ここで、mおよびR7は、上記で定義した通りであり、R4は 、OR10またはフルオロであり;ここで、R10は、水素、R11C(=O)-、R1 1 SO2-およびR1213NSO2NHC(=O)-から成る群から選ばれ;ここで 、R11は、アミノ、(C1-C8)アルキル、アミノ(C1-C8)アルキル、保護さ れたアミノ(C1-C8)アルキル、フェニルおよびナフチルから成る群から選ば れ;R12およびR13は、各々独立に、水素、(C1-C8)アルキル、アミノ(C1 -C8)アルキル、ジメチルアミノ(C1-C8)アルキル、シクロ(C3-C8)アル キル、フェニルおよびナフチルから成る群から選ばれ;このアルキル、フェニル およびナフチル基は、(C1-C8)アルキル、ハロ、ニトロ、アミノ、アジドお よび(C1-C8)アルコキシルから成る群から選ばれる1つ以上の残基で置換す ることができ;R5はR14Oであり、ここで、R14は、水素または(C1-C8)ア ルキルであり; 19. R1およびR2は、各々水素であり、R6は、一般式Aの基であり、こ こで、mおよびR7は、上記で定義した通りであり、R3およびR4は、共に、= Oおよび=NOHから選ばれる基を形成し、R5は、R89Nであり、ここで、 R8は水素であり、R9は、水素、任意に置換された(C1-C6)アルキル、任意 に置換された(C3-C6)シクロアルキル、任意に置換された(C2-C6)アルケ ニルおよび任意に 置換された(C2-C6)アルキニルから選ばれ、このアルキルおよびアルケニル およびアルキニル基の置換基は、ヒドロキシル、ハロ、シアノ、(C1-C6)ア ルコキシル、(C1-C6)アルキルチオ、(C2-C6)ヘテロシクロアルキルおよ び(C2-C6)ヘテロシクロアリールから選ばれ; 20. R1およびR2は、各々水素であり、R6は、一般式Aの基であり、こ こで、mおよびR7は、上記で定義した通りであり、R3およびR4は、共に、= Oおよび=NOHから選ばれる基を形成し、R5は、R89Nであり、ここで、 R8およびR9は、それらが結合している窒素と共に、ヒドロキシル、ハロ、シア ノ、(C1-C6)アルコキシル、(C1-C6)アルキルチオ、(C2-C6)ヘテロ シクロアルキルおよび(C2-C6)ヘテロシクロアリールから選ばれる1つ以上 の基で任意に置換される3から6員のヘテロシクロアルキルまたはヘテロシクロ アリール環を形成し; 21. R1およびR2は、各々水素であり、R6は、一般式Aの基であり、こ こで、mおよびR7は、上記で定義した通りであり、R3およびR4は、共に、= Oおよび=NOHから選ばれる基を形成し、R5はR14Oであり、ここで、R14 は、水素または(C1-C8)アルキルであり; 22. R1およびR2は、共に単結合を形成し、R6は、一般式Aの基であり 、ここで、mおよびR7は、上記で定義した通りであり、R3およびR4は、共に 、=Oおよび=NOHから選ばれる基を形成し、R5は、R89Nであり、ここ で、R8は水素であり、R9は、水素、任意に置換された(C1-C6)アルキル、 任意に置換された(C3-C6)シクロアルキル、(C2-C6)アルケニルおよび( C2-C6)アルキニルから選ばれ、このアルキルおよびアルケニルおよびアルキ ニル基の置換基は、ヒドロキシル、ハロ、シアノ、(C1-C6)アルコキシル、 (C1-C6)アルキルチオ、(C2-C6)ヘテロシクロアルキルおよび(C2-C6 )ヘテロシクロアリールから選ばれ; 23. R1およびR2は、共に単結合を形成し、R6は、一般式Aの基であり 、ここで、mおよびR7は、上記で定義した通りであり、R3およびR4は、共に 、=Oおよび=NOHから選ばれる基を形成し、R5は、R89Nであり、ここ で、R8およびR9は、それらが結合している窒素と共に、ヒドロキシル、ハロ、 シアノ、(C1-C6 )アルコキシル、(C1-C6)アルキルチオ、(C2-C6)ヘテロシクロアルキ ルおよび(C2-C6)ヘテロシクロアリールから選ばれる1つ以上の基で任意に 置換される3から6員のヘテロシクロアルキルまたはヘテロシクロアリール環を 形成し;または24. R1およびR2は、共に単結合を形成し、R6は、一般式 Aの基であり、ここで、mおよびR7は、上記で定義した通りであり、R3および R4は、共に、=Oおよび=NOHから選ばれる基を形成し、R5はR14Oであり 、ここで、R14は、水素または(C1-C8)アルキルである}。 本発明の最も好ましい化合物は、下記から成る群から選ばれる: 17-アミノ-4,5-ジヒドロ-17-デメトキシ-ゲルダナマイシン; 17-メチルアミノ-4,5-ジヒドロ-17-デメトキシゲルダナマイシン; 17-シクロプロピルアミノ-4,5-ジヒドロ-17-デメトキシゲルダナマイ シン; 17-(2′-ヒドロキシエチルアミノ)-4,5-ジヒドロ-17デメトキシ-ゲ ルダナマイシン; 17-(2-メトキシエチルアミノ)-4,5-ジヒドロ-17-デメトキシ-ゲル ダナマイシン; 17-(2′-フルオロエチルアミノ)-4,5-ジヒドロ-17-デメトキシゲル ダナマイシン; 17-「s-(+)-2-ヒドロキシプロピルアミノ]-4,5-ジヒドロ-17-デ メトキシゲルダナマイシン; 17-アゼチジン-1-イル-4,5-ジヒドロ-17-デメトキシ-ゲルダナマイシ ン; 17-(3-ヒドロキシアゼチジン-1-イル)-4,5-ジヒドロ-17-デメトキ シゲルダナマイシン; 17-アゼチジン-1-イル-4,5-ジヒドロ-11-α-フルオロ-17-デメトキ シゲルダナマイシン; 17-アゼチジン-1-イル-17-デメトキシゲルダナマイシン; 17-(2′-シアノエチルアミノ)-17-デメトキシゲルダナマイシン; 17-(2′-フルオロエチルアミノ)-17-デメトキシゲルダナマイシン; 17-アミノ-22-(2′-メトキシフェナシル)-17-デメトキシゲルダナマ イシン; 17-アミノ-22-(3′-メトキシフェナシル)-17-デメトキシゲルダナマ イシン; 17-アミノ-22-(4′-クロロフェナシル)-17-デメトキシゲルダナマイ シン; 17-アミノ-22-(3′,4′-ジクロロフェナシル)-17-デメトキシゲル ダナマイシン; 17-アミノ-22-(4′-アミノ-3′-ヨードフェナシル)-17-デメトキシ ゲルダナマイシン; 17-アミノ-22-(4′-アジド-3′-ヨードフェナシル)−17-デメトキシ ゲルダナマイシン; 17-アミノ-11-α-フルオロ-17-デメトキシケルダナマイシン; 17-アリルアミノ-11-α-フルオロ-17-デメトキシゲルダナマイシン; 17-プロパルギルアミノ-11-α-フルオロ-17-デメトキシゲルダナマイシ ン; 17-(2′-フルオロエチルアミノ)-11-α-フルオロ-17-デメトキシゲ ルダナマイシン; 17-アゼチジン-1-イル11-(4′-アジドフェニル)スルファミルカルボ ニル-17-デメトキシゲルダナマイシン; 17-(2′-フルオロエチルアミノ)-11-ケト-17-デメトキシゲルダナマ イシン; 17-アゼチジン-1-イル-11-ケト-17-デメトキシゲルダナマイシン;お よび 17-(3′-ヒドロキシアゼチジン-1-イル)-11-ケト-17-デメトキシゲ ルダナマイシン。 本発明は、抗腫瘍に又は癌遺伝子産物を阻害するまたは癌を予防もしくは治療 するのに効果的な量の一般式Iの化合物または薬学的に許容されるその塩もしく はプロドラッグ、および薬学的に許容される担体を含んで成ることを特徴とする 医薬組成物に関する。 また、本発明は、ヒトを含む哺乳類に癌遺伝子産物を阻害するのに効果的な量 の一般式Iの化合物または薬学的に許容されるその塩もしくはプロドラッグを投 与して成ることを特徴とするこの哺乳類における癌遺伝子産物を阻害する方法に 関する。 また、本発明は、ヒトを含む哺乳類にErbB-2、src、lck、fyn または abl癌遺伝子産物を阻害するのに効果的な量の一般式Iの化合物または薬学的 に許容されるその塩もしくはプロドラッグを投与して成る、この哺乳類における ErbB-2、src、 lck、fynまたはabl癌遺伝子産物を阻害する 方法に関する。 また、本発明は、ヒトを含む哺乳類に、抗腫瘍に又は癌遺伝子産物を阻害する のに効果的な量の一般式Iの化合物または薬学的に許容されるその塩もしくはプ ロドラッグを投与して成る、この哺乳類における癌を治療または予防する方法に 関する。 また、本発明は、ヒトを含む哺乳類に、抗腫瘍に効果的な量の一般式Iの化合 物または薬学的に許容されるその塩もしくはプロドラッグを投与して成る、この 哺乳類における腫瘍の成長を防止または阻害する方法に関する。 また、本発明は、ヒトを含む哺乳類に、成長因子を阻害するのに効果的な量の 一般式Iの化合物または薬学的に許容されるその塩もしくはプロドラッグを投与 して成る、この哺乳類におけるEGF受容体、NGF受容体、PDGF受容体お よびインシュリン受容体のような、未制御の細胞増殖に重要な役割を果たす成長 因子を阻害する方法に関する。 本発明の薬学的に許容される塩は、投与する量で非毒性である塩である。本発 明の化合物は、塩基性基を含有することができることから、酸付加塩が可能であ る。薬学的に許容される酸付加塩としては、例えば、塩酸塩、臭化水素酸塩、沃 化水素酸塩、硫酸塩、重硫酸塩、燐酸塩、酸性燐酸塩、酢酸塩、乳酸塩、マレイ ン酸塩、メシレート、フマル酸塩、クエン酸塩、酸性クエン酸塩、酒石酸塩、重 酒石酸塩、コハク酸塩、グルコン酸塩およびサッカラート塩が挙げられる。 代表的な薬学的に許容される陰イオンとしては、酢酸塩;ベンゼンスルホン酸 塩;安息香酸塩;重炭酸塩:重酒石酸塩;臭化物;エデト酸カルシウム;カムシ レート;炭酸塩;塩化物;クエン酸塩;二塩酸塩;エデト酸塩;エジシレート; エストレート;エシレート;フマル酸塩;グルセプテート;グルコン酸塩;グル タミン酸塩;グリコールイルアルスニレート;ヘキシルレゾルシネート;ヒドロ キシナフトエート;沃化物;イソチオン酸塩;乳酸塩;ラクトビオン酸塩;リン ゴ酸塩:マレイン酸塩;マンデル酸塩;メシレート;臭化メチル;硝酸メチル; 硫酸メチル;ムチン酸塩;ナプシレート;硝酸塩;パモ酸塩(エンボン酸塩); パントテン酸塩;燐酸塩;ポリガラクツロン酸塩;サリチル酸塩;ステアリン酸 塩;スパセテート;コハク酸塩;硫酸 塩;タンニン酸塩;酒石酸塩;およびテオクレートが挙げられる。 特に断わらない限り、本明細書で称するアルキル、アルコシキおよびアルケニ ル部分は、直鎖、分枝鎖および環式部分ならびにその組み合わせを含んでもよく 、″ハロ″には、フルオロ、クロロ、ブロモおよびヨードが含まれる。しかし当 然のことながら、1個または2個の原子のみから成る基は、分枝鎖または環式で はあり得ない。アルキル基の例としては、メチル、プロピル、シクロプロピル、 イソプロビル、ブチル、t-ブチル、シクロブチル、ペンチル、イソペンチル、 シクロペンチル、ヘキシルおよびシクロヘキシルがある。 更に、特に断わらない限り、任意に置換したとは、0から置換基の最大数、例 えば、メチル基では3、ヘキシル基では1およびフェニル基では5を含むことを 意味する。 本発明の活性化合物は、従来の非毒性の薬学的に許容される担体、アジュパン トおよび賦形剤を含有する投与量単位処方物として、経口的に、局所的に、非経 口的に、吸入スプレーにより、または経直腸により投与することができる。 本明細書で用いた非経口としては、皮下注射、静脈、筋肉内、胸骨内注射また は輸液技法が挙げられる。 発明の詳細な説明 以下の反応模式図は、一般式Iの化合物の調製を具体的に説明している。以下 の反応模式図および考察において、特に示すものを除いては、R1、R2、R4、 R5、R6、R7、R8、R9およびR10は、上記一般式Iの通りに定義される。 模式図1 模式図2 模式図2に示すように、化合物2は、ゲルダナマイシンまたは4,5-ジヒド ロゲルダナマイシン1とアミンR89NHとの縮合により形成する。この反応は 、通常、約室温から溶媒の還流温度、好ましくは約室温から約65℃の温度で、 クロロホルム、塩化メチレン、N,N-ジメチルホルムアミド(DMF)、ピリ ジン、アセトニトリル、テトラヒドロフラン(THF)または低級アルコールの ような不活性溶媒、好ましくはクロロホルムまたは塩化メチレン中で、アミンお よびアンサマイシンを混合することにより行う。 1または2の3への変換は、還流で、塩化メチレン中のクロロクロム酸ピリジ ニウム、DMF中のニクロム酸ピリジニウム、塩化メチレン中の塩化オキサリル /ジメチルスルホキシド(DMSO)、クロロホルム中のDess-Martinパーヨー ジナン、およびアセトン中のジョーンズ試薬のような標準酸化試薬、好ましくは クロロホルム中のDess-Martinパーヨージナンで2を酸化することにより行う。 これらの試薬は、更なる不活性溶媒と共に−60℃から溶媒の還流温度の範囲の 温度で用いることができることは当業者等の認めるところである。 3の4への変換は、通常、塩基(例えば、酢酸ナトリウム、ピリジン、炭酸ナ トリウム、水酸化ナトリウム、炭酸カリウム、およびトリエチルアミン)の存在 下、水または低級アルコール溶媒中で、約0℃から約100℃で、3とヒドロキ シルアミン塩酸塩とを反応させることにより行う。好ましくは、3は、トリエチ ルアミンの存在下エタノール中で室温でヒドロキシルアミン塩酸塩と結合する。 3の5への変換は、通常、約室温から溶媒の還流温度の範囲の温度で、任意に 脱水剤(例えば、硫酸ナトリウム、分子ふるい、および硫酸カルシウム)の存在 下、不活性溶媒(例えば、ハロゲン化(C1-C6)アルカン類および(C1-C6) アルコール類)中のアミンおよび3と適切な還元剤(例えば、水素化硼素ナトリ ウム、水素化シアノ硼素ナトリウム、水素化トリアセトキシ硼素ナトリウムおよ び蟻酸)とを合わせるような標準還元アミノ化条件下で行う。好ましくは、反応 は、室温で1,2-ジクロロエタン中で3、アミン、水素化トリアセトキシ硼素 ナトリウムおよび硫酸ナトリウムを混合することにより行う。 模式図2に示すように、化合物1または2は、極性溶媒、例えばジメチルホル ムアミドまたはジメチルスルホキシド中で(C1-C6)アルコキシドのような塩 基で処理 し、続いて適切なアルキル化剤、例えばハロゲン化アルキルと反応させることに より、選択的に22-N-アルキル化して6を得ることができる。反応温度は、約 5から約65℃、最適には約5から約25℃に維持する。あるいは、化合物1ま たは2は、還流でアセトン中で無水炭酸カリウムおよびハロゲン化アルキルと反 応させることができる。 化合物7は、化合物1または2をジエチルアミノスルファートリフルオライド (DAST)で処理することにより調製することができる。この反応は、約−7 8から約0℃の低温で、好ましくは約−78から約−50℃で、不活性溶媒(例 えば、塩化メチレン、クロロホルムおよびジクロロエタン)中で行う。最適には 、低温で希水性塩基、例えば5%重炭酸ナトリウムを用いて反応を停止させる。 化合物1または2は、非求核塩基の存在下、アシル化またはスルホン化剤で処 理することにより11-O-アシルまたは11-O-スルホニル誘導体に変換するこ とができる。アシル化剤としては、酸無水物、ハロゲン化物およびイソシアネー トが挙げられる。スルホン化剤としては、ハロゲン化および無水スルホニルが挙 げられる。 これらの反応に用いる溶媒としては、種々の非プロトン性極性および非極性媒 体、例えば、アセトン、クロロホルム、酢酸エチル、DMF、ピリジン、テトラ ヒドロフランが挙げられる。用いる塩基としては、1,8-ジアザビシクロ[5 .4.0]ウンデセ-7-エン(DBU)、トリエチルアミンおよび4-ジメチル アミノピリジンが挙げられる。所望であれば、模式図1の1を2に変換する方法 により、R5がR14Oである化合物3-7を、R5がR89Nである化合物3-7に 変換することができる。 上記で詳細に説明しなかった一般式Iの他の化合物の調製は、前述の開示を考 慮すれば当業者等に明白である上記反応の組み合わせを用いて達成することがで きる。 一般式Iの化合物及びその薬学的に許容される塩は、抗腫瘍薬(抗癌剤を含む がこれに限定されるものではない)および癌遺伝子産物阻害剤として有用である 。これらは、例えば、ErbB-2、src、lck、fynおよびabl癌遺 伝子産物を阻害するのに有用である。また、これらは、EGF受容体、NGF受 容体、PDGF受容体およびインシュリン受容体のような、未制御の細胞増殖に 重要な役割を果たす特定の成長因子を阻害するのに有用である。 ErbB-2癌遺伝子産物を阻害する活性化合物の能力は、SKBr3細胞中 のp1 85濃度を測定する以下の方法により測定することができる。 10%仔ウシ胎児血清およびグルタミンを追加した2mlのマッコイ(McCoys )培地中の、ATCC,Rockville,Marylandから得たSKBr3ヒト乳癌細胞を、8 ウェルの組織培養プレート(9.5cm2/ウェル、falcon,Becton,Dickenson, Lincoln Park,NJ)に5x105細胞/ウェルで接種する。細胞を、一晩37℃で 5%CO2雰囲気中に置く。 化合物をDMSOに溶解し、培地への添加、続いて37℃で6時間のインキュ ベーションにより一定の濃度範囲にわたって試験する。インキュベーション終了 時に、培地をウェルから吸い取り、2mlのTNK緩衝液(50mMのトリス( ヒドロキシメチル)アミノメタン塩酸塩、140mMのNaCl、3.3mMの KC1、0.5mMのオルトパナジウム酸ナトリウム、pH7.4に調整)で2 回洗浄する。次いで、250μlの沸騰Laemmli試料緩衝液(140mMのトリ ス(ヒドロキシメチル)アミノメタン塩酸塩、pH6.8、5.7%ドデシル硫 酸ナトリウム、29%グリセロール)を振蕩しながら加えることにより細胞を溶 解する。細胞溶解物を試験管に移し、次いで、沸騰水浴に5分間入れる。次いで 、溶解物を、プローブソニケーターを用いて音波処理し、分析まで−70℃で貯 蔵する。 各試料のp185濃度は、実質的にHarlow and Lane(AntibodiesALaborato ryManual .Cold Spring Harbor Laboratory,1988)によって述べられた標準イ ムノブロッティング法により測定することができる。各試料の標準量をジチオト レイトール(1M溶液を10%になるように加えた)と混合し、次いで、〜10 μgの蛋白質に相当する部分を、ろ紙の下層を有するドットブロット装置(Mini- fold,Schleicher and Schuell,Keene,New Hampshire)を用いることにより、 洗浄緩衝液(10mMのトリス塩酸pH7.4、150mMのNaCl)で平衡 にしたニトロセルロースメンブラン(BA-S、Schleicher and Schuell,Keene ,New Hampshire)上にブロットする。ウェルを200μlの洗浄緩衝液で洗浄 し、免疫阻止緩衝液(洗浄緩衝液中の5%ウシ血清アルブミン、1%オボアルブ ミン)と共にインキュベーションすることにより阻止し、次いで、ヒトp185 のC-末端ドメイン(標準一文字アミノ酸記号によりTAENPEYLGLDV PVの配列)を表わすペプチドに対して標準法(Harlow and Lane,AntibodiesALaboratoryManual.Cold Spring Harbor Laboratory,1988)により産 生しアフィニティー精製したラビットポリクローナル抗体(NT1)の1:10 00の希釈物と共に4から12時間インキュベートする。次いで、メンブランを 、洗浄緩衡液で10分間2回、0.05%Triton X-100を加えた洗浄 緩衝液中で10分間1回、次いで洗浄緩衝液中で10分間更に2回洗浄する。メ ンブランを、次いで、洗浄緩衝液中の西洋わさびペルオキシダーゼ標識ロパ抗- ラビット抗体(Amersham,Arlington Heights,Illinois)の1:3000希釈 物と共に振蕩しながら20-45分間インキュベーとする。次いで、メンブラン を、再度、洗浄緩衝液中で10分間2回、0.05%Triton X-100 を加えた洗浄緩衝液中で10分間1回、次いで洗浄緩衝液中で10分間更に2回 洗浄する。次いで、p185を、ECL検出キット(Amersham,Arlington Heig hts,Illinois)を用いて可視化し、Hyperfilm-ECL(Amersham,Ar lington Heights,Illinois)を用いて記録する。次いで、フィルムのデンシト メーターによりp185を推定する。IC50値は、担体(DMSO)にのみ露出 した細胞試料のp185含有量を参照として決定し、上記のように測定する。 ErbB-2癌遺伝子産物を阻害する活性化合物の能力は、SKBR3および 他のErbB-2形質転換した細胞系におけるp185のホスホリル化を測定す る以下のKamps等,Oncogene2,305-315(1988)の方法により測定することが できる。 特定のヒト癌腫細胞の成長を阻害する活性化合物の能力は、SKBr3および MCF7細胞系を用い、Alley等,CanceResearch,48,589-601(1988)の方法 により測定することができる。この参考文献は、その全部を本明細書に含めるも のとする。 一般式Iの化合物およびその薬学的に許容される塩を抗癌剤のような抗増殖剤 として用いる場合、単独で、又は好ましくは薬学的に許容される担体もしくは希 釈剤と組み合わせてのいずれかで、標準医薬慣習による医薬組成物として哺乳類 患者に投与することができる。化合物は、経口的にまたは非経口的に投与するこ とができる。非経口投与としては、静脈内、筋肉内、腹腔内、皮下および局所投 与が挙げられる。 通常、活性化合物は、必要時(例えば、4から6時間毎)に体重1kgにつき 約0.1mgから約20mg、好ましくは体重1kgにつき約0.1mgから約 15mgの範囲の投与量で投与するが、治療する患者の症状ならびに投与する特 定の化合物および剤形に依存して必然的に変形が生じる。これらの化合物は、既 に示した経路 のいずれかにより、薬学的に許容される担体と組み合わせて投与することができ ること、このような投与は、1回量および複数回量の両方で行うことができるこ とを特記する。 本発明の活性化合物は、従来の非毒性の薬学的に許容される担体、アジュバン トおよび賦形剤を含有する投与量単位処方物として、経口的に、局所的に、非経 口的に、吸入スプレーにより、または経直腸により投与することができる。本明 細書で用いた非経口としては、皮下注射、静脈、筋肉内、胸骨内注射または輸液 技法が挙げられる。 有効成分を含有する医薬組成物は、例えば、錠剤、トローチ剤、水性もしくは 油性懸濁剤、分散性散剤もしくは顆粒剤、乳剤、硬もしくは軟カプセル剤、また はシロップ剤もしくはエリキシル剤のような経口用途に好適な形態であってもよ い。経口用途を意図した組成物は、医薬組成物の製造業界で公知のいかなる方法 によっても調製することができ、このような組成物は、薬学的に品のある口あた りのよい製剤を提供するために、甘味剤、着香剤、着色剤および保存料から成る 群から選ばれる1つ以上の薬物を含有することができる。錠剤は、錠剤の製造に 適している非毒性の薬学的に許容される医薬品添加物と混合して有効成分を含有 する。これらの医薬品添加物は、例えば、炭酸カルシウム、炭酸ナトリウム、乳 糖、燐酸カルシウムまたは燐酸ナトリウムのような不活性希釈剤;顆粒化および 崩壊剤、例えば、コーンスターチ、またはアルギン酸;結合剤、例えば、デンプ ン、ゼラチンまたはアラビアゴム;および滑沢剤、例えば、ステアリン酸マグネ シウム、ステアリン酸またはタルクであってもよい。錠剤は、未コートであって もよいし又は、公知の技法によりコートして胃腸管における崩壊および吸収を遅 らせ、それにより長時間にわたる持続作用を提供することもできる。例えば、グ リセリルモノステアレートまたはグリセリルジステアレートのような時間遅延物 質を用いてもよい。例えば、米国特許第4,256,108;4,166,45 2;および4,265,874に記載の技法によりコートして制御放出用浸透治 療錠剤を形成することもできる。 また、経口用途用硬カプセル剤は、有効成分が、不活性固形希釈剤、例えば、 炭酸カルシウム、燐酸カルシウムまたはカオリンと混合しているゼラチンカプセ ル剤として存在してもよく、一方、軟カプセル剤は、有効成分が、水または油性 媒体、例え ば、落花生油、液体パラフィン、またはオリーブ油と混合しているゼラチンカプ セル剤として存在してもよい。 水性懸濁剤は、水性懸濁剤の製造に適した医薬品添加物と混合して活性物質を 含有する。このような医薬品添加物としては、懸濁化剤、例えば、ナトリウムカ ルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセル ロース、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルピロリドン、トラガカントゴムおよ びアラビアゴムがあるが、分散または湿潤剤は、天然に存在するホスファチド、 例えば、レシチン、または酸化アルキレンと脂肪酸の縮合生成物、例えばステア リン酸ポリオキシエチレン、または酸化エチレンと長鎖脂肪族アルコール類との 縮合生成物、例えばヘプタデカエチレンオキシセタノール、またはポリオキシエ チレンソルビトールモノオレートのような酸化エチレンと脂肪酸およびヘキシト ールから誘導される部分エステルとの縮合生成物、または酸化エチレンと脂肪酸 および無水ヘキシトールから誘導される部分エステルとの縮合生成物、例えばポ リエチレンソルビタンモノオレートであってもよい。また、水性懸濁剤は、1種 以上の保存料、例えば、安息香酸エチル、n-プロピルまたはp-ヒドロキシ、1 種以上の着色料、1種以上の着香料および、白糖もしくはサッカリンのような甘 味料を含有することもできる。 油性懸濁剤は、有効成分を植物油、例えば、落花生油、オリーブ油、ゴマ油も しくはココナッツ油、または液体パラフィンのような鉱油中に懸濁することによ り処方することができる。油性懸濁剤は、粘稠化剤、例えば、ミツバチロウ、硬 パラフィンまたはセチルアルコールを含有することができる。上記で明らかにし たもののような甘味料、および着香剤を加えて口当たりの良い経口製剤を提供す ることができる。これらの組成物は、アスコルビン酸のような酸化防止剤を加え ることにより保存することができる。 水の添加による水性懸濁剤の調製に適した分散性散剤および顆粒剤は、分散も しくは湿潤化剤、懸濁化剤および1種以上の保存料と混合した有効成分を提供す る。好適な分散もしくは湿潤化剤および懸濁化剤は、既に上記したものにより例 示している。更なる医薬品添加物、例えば、甘味料、着香料および着色料も存在 してもよい。 また、本発明の医薬組成物は、水中油型乳剤の形態であってもよい。油性相は 、植物油、例えばオリーブ油もしくは落花生油;液体パラフィンのような鉱油ま たはこれ らの混合物であってもよい。適切な乳化剤は、天然に存在するゴム類、例えばア ラビアゴムまたはトラガカントゴム;例えばダイズおよびレシチンのような天然 に存在するホスファチド類;および脂肪酸と無水ヘキシトールから誘導されるエ ステル類もしくは部分的エステル類、例えばソルビタンモノオレート、およびこ の部分的エステル類と酸化エチレンとの縮合生成物、例えばボリオキシエチレン ソルビタンモノオレートであってもよい。また、乳剤も甘味料および着香料を含 有することができる。 シロップ剤およびエリキシル剤は、甘味料、例えば、グリセロール、プロピレ ングリコール、ソルビトールまたは白糖を用いて処方することができる。また、 このような処方物も、粘滑剤、保存料および着香料および着色料を含有すること ができる。医薬組成物は、注射用減菌水性または油性懸濁剤の形態であってもよ い。この懸濁剤は、上記した適切な分散剤もしくは湿潤化剤および懸濁化剤を用 い、公知の技術により処方することができる。また、注射用減菌製剤は、非毒性 の非経口によることが許容される希釈剤または溶媒中の注射用減菌液剤または懸 濁剤、例えば1,3-ブタンジオール中の液剤であってもよい。用いることので きる許容される賦形剤および溶媒には、水、リンゲル液および生理食塩液がある 。更に、減菌固定油を、従来通り溶媒または懸濁化媒体として用いる。この目的 のためには、合成モノまたはジグリセライドを含むいずれの無菌固定油も用いる ことができる。更に、オレイン酸のような脂肪酸は、注射剤の調製に用途を見い 出している。 また、本発明の活性化合物は、薬物の経直腸投与用坐剤の形態で投与すること ができる。これらの組成物は、通常の温度では固形物であるが直腸の温度では液 体であり、従って直腸で溶解して薬物を放出する適切な無剌激の医薬品添加物と 薬物とを混合することにより調製することができる。このような物質としては、 ココアバターおよびポリエチレングリコール類が挙げられる。 局所用途には、本発明の活性化合物を含有する、クリーム剤、軟膏剤、ゼリー 剤、液剤または懸濁剤等を用いる。 吸入による投与には、本発明の活性化合物は、加圧パックまたはネブライザー によりエアゾールスプレープレゼンテーションの形態で容易に送達される。吸入 に好ましい組成物は、適切な装置の助けを借りて散剤組成物を吸入することので きるカートリッジとして処方することのできる散剤である。加圧エアゾールの場 合、計量した量 を送達するバルブを提供することにより用量単位を測定することができる。 上記の処方物に1種以上の他の活性化合物を加えて組み合わせ治療用処方物を 提供することができる。このような化合物としては、アドリアマイシンのような 癌の化学療法に従来通り用いられる細胞増殖抑制剤、細胞毒および抗嘔吐薬が挙 げられる。 以下の実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明は、これらにより制 限されるものではない。全融点は、未補正である。実施例において、″BOC″ は、-ブトキシカルボニルを指す。 実施例 全般的方法 高圧液体クロマトグラフィー(HPLC)は、各々酢酸エチル中の1%メタノ ールおよびヘキサン類の指示した混合物を供給する2つのポンプ/ミキサーシス テムによりイソクラティックに溶出する250x4.6mm Dupont Zordax Sil (商標)カラム上の254nm検出により1.0ml/分で行った。このように 分折する試料は、HPLC溶出液に溶解する。HPLC保持時間の後に丸括弧で 酢酸エチル/ヘキサン比を続けて報告する。″真空で濃縮″および″共蒸発″と は、40℃未満の浴温でロータリーエパポレーター上で水吸引圧で溶媒を除去す ることを指す。 実施例1 17-イソプロピルアミノ-4,5-ジヒドロ-17-デメヨキシゲルダナマイ シン CHCl3中の4,5-ジヒドロ-ゲルダナマイシン(75mg、0.13ミリ モル)にイソプロピルアミン(68μl、0.80ミリモル)を加え、反応物を 室温で24時間撹拌したが、この時点でのTLC分析は、反応が終了していない ことを示した。反応混合物を、次いで、3時間還流加熱した。回転式蒸発により 溶媒を除去し、紫色の残分を酢酸エチルおよび1Mの塩酸に分配した。有機層を 乾燥し、回転式蒸発により溶媒を除去し、クルードの物質をカラムクロマトグラ フィー(シリカゲル、9:1のCH2Cl2:メタノール)により精製して標記化 合物を紫色の固形物として得た;収率56mg(72%)、mp114−115 ℃;1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ0.95(d,3H,J=7Hz),1.00(d,3H,J=7Hz),1.2 (d,3H,J=7Hz),1.35(d,3H,J=7Hz),1.7(s,3H),1.9(s,3H),2.2(dd,1H ,J=14.7),2.4(dd,1H,J=14Hz,7Hz),2.5-2.8(m,1H),3.3(m,1H),3.35( s,3H),3.4(s,3H),3.4-3.5(m,1H),3.6(d,1H,J=9Hz), 3.7(br s,1H),4.1(m,1H),4.95(s,2H),5.2(d,1H,J=7Hz Hz),5.75(d,1 H,J=9Hz),6.2(t,1H,J=9Hz),7.1(s,1H),9.3(br s,1H):質量スペクト ルm/z612(M+Na). 実施例2−14の化合物は、上記の条件を用い、4,5-ジヒドロゲルダナマ イシンおよび適切なアミン類から調製した。 実施例2 17-アミノ-4,5-ジヒドロ-17-デメトキシゲルダナマイシン 1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ0.95(m,6H),1.5-1.8(m,8H,メチル1重を含む), 1.85(s,3H),2.0(m,1H),2.35(m,2H),2.6(m,1H),2.7(m,1H),3.2-3.5(m ,8H,2つのメチル1重を含む),3.8(m,2H),5.0(br s,2H),5.1(d,1H,J= 4Hz),5.6(br s,2H),5.7(d,1H,J=10Hz),6.2(t,1H,J=7Hz),7.05(s,1H ),9.15(s,1H);質量スペクトルm/z547(M+);C28H41N3O8・0.5H2Oから算定し た理論値:C,60.42;H,7.60;N,7.55%.測定値:C,60.42;H,7.45;N,7. 51%. 実施例3 17-メチルアミノ-4,5-ジヒドロ-17-デメトキシゲルダナマイシン Mp181℃;1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ1.0(m,6H),1.5-1.8(m,メチル1重 を含む,9H),1.9(s,3H),2.3-2.8(m,5H),3.2(d,3H,J=7Hz),3.3-3.45(m ,2つのメチル1重を含む,8H),3.45-3.55(m,1H),3.6(br d,1H,J=7Hz), 3.75(br s,1H),4.7(br s,2H),5.2(d,1H,J=7Hz),5.8(d,1H,J=10Hz), 6.25(t,1H,J=7Hz),6.4-6.55(m,1H),7.15(s,1H),9.3(br s,1H);質量ス ペクトルm/z561(M+);C29H43N3O8から算定した理論値:C,62.01;H,7.72;N, 7.48%.測定値:C,61.60;H,7.73;N,7.16%. 実施例4 17-シクロプロピルアミノ-4,5-ジヒドロ-17-デメトキシゲルダナマ イシン Mp146−147℃;1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ0.6-0.9(m,4H),0.9-1.1(m ,6H),1.5-1.8(m,メチル1重を含む,6H),1.9(s,3H),2.3-2.5(m,2H),2.5 -2.8(m,2H),2.8-3.0(m,2H),3.2-3.4(m,2つのメチル1重を含む,8H),3.4 -3.5(m,1H),3.5-3.7(br d,2H),4.9(br s,2H),5.15(d,1H,J=7Hz),5.75 (d,1H,J=10Hz),6.2(t,1H,J=7Hz),6.35(d,1H,J=3),7.1(s,1H),9.2 5(br s,1H);質量スペクトルm/z587(M+);C31H45N3O8・0.5H2Oから算定した理論 値:C,62.40;H,7.77;N,7.04%.測定値: C,62.55;H,7.61;N,6.83%. 実施例5 17-アリルアミノ-4,5-ジヒドロ-17-デメトキシゲルダナマイシン Mp205℃;1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ1.0(m,6H,2つのメチル2重を含む ),1.5-1.8(m,8H,メチル1重を含む),1.9(s,3H),2.2-2.5(m,3H),2.5-2.8 (m,2H),3.2-3.5(m,8H,2つのメチル基を含む),3.6(d,1H,J=7Hz),4.1(m ,2H),4.8(s,2H),5.2(d,1H,J=7Hz),5.25(d,1H,J=10Hz),5.3(s,1H) ,5.75(d,1H,J=10Hz),5.9(m,1H),6.25(t,1H,J=7Hz),6.4(br t,1H) ,7.25(s,1H),9.25(br s,1H);質量スペクトルm/z610(M+Na);C31H45N3O8・0 .5H2Oから算定した理論値:C,62.40;H,7.77;N,7.04%.測定値植:C,62.2 6;H,7.83;N,6.75%. 実施例6 17-(2′ヒドロキシエチルアミノ)-4,5-ジヒドロ- 17-デメトキシゲルダナマイシン Mp129℃(泡状);1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ0.9-1.1(m,6H),1.6-1.8(m ,メチル1重を含む,8H),1.9(s,3H),2.3-2.5(m,3H),2.7-2.8(m,2H),3.2 -3.5(m,2つのメチル1重を含む,8H),3.55-3.65(d,1H,J=10Hz),3.65-3.8( m,2H),3.8-4.0(m,1H),4.85(br s,2H),5.15(d,1H,J=4Hz),5.78(d,1H ,J=10Hz),6.2(t,1H,J=7Hz),7.1(s,1H),9.21(s,1H);質量スペクトルm /z 591(M+);C30H45N3O9から算定した理論値:C,60.90;H,7.67;N,7.10%. 測定値:C,60.40;H,7.89;N,6.63%. 実施例7 17-(2′メトキシエチルアミノ)-4,5-ジヒドロ- 17-デメトキシゲルダナマイシン Mp115℃(分解);1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ0.8-1.0(m,6H),1.5-1.8(m ,幅広メチル1重を含む,7H),1.85(br s,3H),2.2-2.5(m,3H),2.5-2.8(m, 2H),3.2-3.5(m,3つのメチル1重を含む,12H),3.5-3.8(m,5H),5.0(br s,2 H),5.15(d,1H,J=7Hz),5.7(d,1H,J=10Hz),6.2(br t,1H,J=7Hz),6.5 5(br s,1H),7.1(s,1H),9.25(br s,1H);質量スペクトルm/z605(M+);C31H4 7 N3O9から算定した理論値:C,61.47;H,7.82;N,6.94%.測定値:C,61.0; H,7.58;N,6.71%. 実施例8 17-(2′-フルオロエチルアミノ-4,5-ジヒドロ- 17-デメトキシゲルダナマイシン Mp157℃(泡状);1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ1.0(m,6H),1.6-1.8(m,メ チル1重を含む,8H),1.9(s,3H),2.0-2.1(br s,1H),2.2-2.5(m,3H),2.6- 2.8(m,2H),3.2-3.7(m,2つのメチル1重を含む,8H),3.7-4.0(m,2H),4.55 (t,1H,J=7Hz),4.7-4.85(m,3H),5.2(d,1H,J=7Hz),5.8(d,1H,J=10Hz) ,6.25(t,1H,J=7Hz),6.4(t,1H,J=7Hz),7.15(s,1H),9.2(s,1H);質量 スペクトルm/z593(M+). 実施例9 17-(2′-メチルチオエチルアミノ)-4,5-ジヒドロ- 17-デメトキシゲルダナマイシン Mp110℃(泡状);1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ1.0(m,6H),1.5-1.75(m, メチル1重を含む,8H),1.85(s,3H),2.1(s,3H),2.2-2.4(m,3H),2.5-2.8( m,4H),3.2-3.5(m,2つのメチル1重を含む,8H),3.5-3.8(m,4H),5.0(s,2 H),5.15(d,1H,J=4Hz),5.75(d,1H,J=10Hz),6.2(t,1H,J=7Hz),6.6(t ,1H,J=4Hz),7.1(s,1H),9.2(s,1H);質量スペクトルm/z644(M+Na);C31H4 7 N3O8S・0.5H2Oから算定した理論値:C,59.03;H,7.67;N,6.66%.測定値: C,58.87;H,7.67;N,6.60%. 実施例10 17-「S-(+)-2′-ヒドロキシプロピルアミノ)-4,5-ジヒドロ -17-デメトキシゲルダナマイシン 1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ0.95(d,3H,J=7Hz),1.0(d,3H,J=7Hz),1.3(d ,3H,J=7Hz),1.5-1.75(m,メチル1重を含む,6H),1.85(s,3H),2.25-2.45 (m,2H),2.6-2.7(m,1H),3.2-3.5(m,2つのメチル1重を含む,8H),3.5-3.7( m,2H),4.05(m,1H),4.9(s,2H),5.15(d,1H,J=7Hz),5.8(d,1H,J=7Hz) ,6.2(t,1H,J=7Hz),6.7(br s,1H),7.05(s,1H),9.2(br s,1H);質量ス ペクトルm/z605.3(M+). 実施例11 17-(2′-シアノエチルアミノ)-4,5-ジヒドロ- 17-デメトキシゲルダナマイシン Mp130−140℃(泡状);1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ1.0(m,6H),1.5-1 .8(m,メチル1重を含む,8H),1.9(s,3H),2.0-2.2(m,2H),2.4(q,2H,J=7 Hz),2.6-2.8(m,4H),3.2-3.5(m,2つのメチル1重を含む,8H),3.6(br d,1 H,J=7Hz),3.85(q,2H,J=7Hz),4.75(br s,2H),5.2(d,1H,J=7Hz),5.7 5(d,1H,J=10Hz),6.2(q,2H,J=7Hz),7.15(s,1H),9.15(s,1H);質量ス ペクトルm/z600(M+);C31H44N4O8から算定した理論値:C,61.98;H,7.38;N, 9.33%.測定値:C,61.30;H,7.31;N,9.12%. 実施例12 17-アゼチジン-1イル-4,5-ジヒドロ- 17-デメトキシゲルダナマイシン Mp110℃(泡状);1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ0.95(d,3H,J=7Hz),1.0( d,3H,J=7Hz),1.7(s,3H),1.6-1.8(m,9H),1.9(s,3H),2.2(dd,1H,J=1 4Hz,7Hz),2.3-2.55(m,4H),2.65(d,1H,J=14Hz),2.75(m,1H),3.35(m,1 H),3.38(s,3H),3.4(s,3H),3.5(m,1H),3.6(d,1H,J=10Hz),4.5-4.8(m ,6H),5.2(d,1H,J=7Hz),5.7(d,1H,J=10Hz),6.25(t,1H,J=10Hz),7.0( s,1H),9.3(br s,1H);質量スペクトルm/z587(M+). 実施例13 17-(3′-ヒドロキシアゼチジン-1-イル)-4,5-ジヒドロ- 17-デメトキシゲルダナマイシン Mp(無定形);1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ1.0(m,6H),1.5-1.8(m,1つのメ チル1重を含む,8H),1.9(s,3H),2.2(m,1H),2.35(m,2H),2.6(br d,1H, J=14Hz),2.75(m,1H),3.2-3.5(m,2つのメチル1重を含む,8H),3.6(d,1H ,J=10Hz),4.3-4.6(m,2H),4.7(m,1H),4.75-5.0(m,4H),5.15(d,1H,J= 4Hz),5.8(d,1H,J=10Hz),6.2(br t,1H,J=7Hz),6.95(s,1H),9.2(s,1H );質量スペクトルm/z626(M+Na);C31H45N3O9から算定した理論値:C,61.68;H ,7.51;N,6.96%.測定値:C,61.21;H,7.51;N,6.75%. 実施例14 17-(3′メドキシアゼチジン-1-イル)-4,5-ジヒドロ- 17-デメトキシゲルダナマイシン Mp118℃(泡状);1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ1.0(m,6H,2つのメチル2 重),1.5-1.8(m,8H,メチル1重を含む),1.9(s,3H),2.0-2.3(m,1H),2.4(m ,2H),2.5-2.8(m,2H),3.2-3.5(m,11H,3つのメチル1重を含む),3.6(m,1 H),4.0(d,1H,J=7Hz),4.2(m,1H),4.3-4.6(m,2H),4.6-4.9(m,4H),5.2( d,1H,J=4Hz),5.8(d,1H,J=10Hz),6.25(br t,1H,J=7Hz),7.0(s,1H) ,9.25(s,1H);質量スペクトルm/z640(M+Na);C32H47N3O9・H2Oから算定した 理論値:C,60.84;H,7.18;N,6.65%.測定値:C,60.74;H,7.54;N,6.75 %. 実施例15 17-アゼチジン-1-イル-4,5-ジヒドロ-11-αフルオロ- 17-デメトキシゲルダナマイシン 3mlの塩化メチレンに溶解したジエチルアミノサルファートリフルオライド (DAST)(0.154g、0.960ミリモル、0.127ml)の溶液を 、窒素下、火炎乾燥したフラスコに加え、外部ドライアイス/アセトン浴で−6 8℃に冷却した。15mlの塩化メチレンに溶解した17-アゼチジン-1-イル- 4,5-ジヒドロ-17-デメトキシゲルダナマイシン(0.188g、0.32 0ミリモル)を滴下した。0.5時間後、5mlの5%水性NaHCO3を約− 68℃で徐々に加えた。室温に温めた後、生成物を100mlの塩化メチレン中 に抽出した。有機層を3x50mlの水および2x50mlの食塩水で洗浄し、 MgSO4で乾燥し、濾過し、紫色の固形物に濃縮し、これを、5:95のメタ ノール:クロロホルムを用いてフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製 した。所望の生成物であるRf=.42(1:9のメタノール:クロロホルム) の物質を、最小量の酢酸エチルに溶解し、ヘキサン類で沈殿させた;収率0.0 96g(51%)、mp104℃(分解);1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ1.00(d, J=8Hz,3H,14-CH3),1.06(d,J=8Hz,3H,10-CH3),1.4(br m,2H,H-13),1 .56(s,3H,8-CH3),1.75(m,1H,H-14),1.89(s,3H,2-CH3),2.20(dd,J=8.5H z,16Hz,1H,H-15),2.4(br m,3H,3’アゼチジンCH2およびH-5),2.66(dd,J =7Hz,16Hz,1H,H-15),2.75(br d,J=26Hz,1H,H-10),3.25(m,1H,H-4), 3.4(br s,7H,6-OCH3,12-OCH3およびH-4),3.60(br m,1H,H-12),4.40(br d ,J=44Hz,1H,H-11),4.65(br m,7H,NH2および2′および4′アゼチジンCH2 およびH-6),5.06(d,J=8Hz, 1HH-7),5.62(d,J=9Hz,1H,H-9),6.13(br t,1H,H-3),6.96(s,1H,H-19) ,9.27(s,1H,NH-22);m/z612.(M++Na);IR(KBr,cm-1)1735,1695,1650;C3 1 H44FN3O7・0.25H2Oから算定した理論値:C,62.66;H,7.96;N,7.07%.測定 値:C,62.38;H,7.53;N,6.97%. 実施例16 17-アリルアミノ-4,5-ジヒドロ-11-α-フルオロ- 17-デメトキシゲルダナマイシン 標記化合物を、17-アリルアミノ-4,5-ジヒドロ-17-デメトキシゲルダ ナマイシンから実施例15の方法により調製した。収率0.079g(44%) 、mp84℃(分解);1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ1.02(d,3H,J=8Hz,14-CH3) ,1.07(d,3H,J=8Hz,10-CH3),1.45(br m,2H,H-13),1.60(s,3H,8-CH3) ,1.7(m,2H,H-5),1.83(br m,1H,H-14),1.90(s,3H,2-CH3),2.30(dd,J =8.5Hz,16Hz,1H,H-15),2.4(m,2H,H-4),2.70(dd,J=7Hz,16Hz,1H,H-1 5),2.75(br d,J=26Hz,1H,H-10),3.26(m,1H,H-6),3.40および3.43(br s ,6H,OCH3),3.57(br m,1H,H-12),4.08(brt,2H,アリル性CH2),4.35(br d ,J=47Hz,1H,H-11),4.65(br m,2H,NH2),5.07(s,1H,H-7),5.25(br d, 2H,ビニル性CH2),5.61(d,J=9Hz,1H,H-9),5.9(m,2H,H-5およびビニル性C H),6.15(br t,1H,H-3),6.32(br t,1H,NH),7.15(s,1H,H-19),9.25(s, 1H,NH-22);m/z612.(M++Na);IR(KBr,cm-1)1730,1695,1655;C31H44FN3O7 ・0.25H2Oから算定した理論値:C,62.66;H,7.96;N,7.07%.測定値:C,62 .53;H,7.32;N,6.97%. 実施例17 17-アゼチジン-1-イル-4,5-ジヒドロ-11-ケト- 17-デメトキシゲルダナマイシン 17-アゼチジン-1-イル-4,5-ジヒドロ-17-デメトキシゲルダナマイシ ンから実施例76の方法により調製した;1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ1.0(d,3H, J=6),1.3(d,3H,J=6),135-1.5(m,2H),1.5-1.8(m,6H,メチル1重を含む) ,1.9(s,3H),2.15-2.3(m,1H),2.45-2.5(m,2H),2.6(m,1H),3.15(m,1H) ,3.35(s,3H),3.4(s,3H),3.55(m,1H),4.0(m,1H),4.65(m,4H),4.8(br s,2H),5.0(d,1H,J=6Hz),5.55(d,1H,J=8Hz),6.25(m,1H),6.92(s,1H ),9.2(s,1H);質量スペクトルm/z608(M+Na); 実施例18 17-アゼチジン-1-イル-17-デメトキシゲルダナマイシン ゲルダナマイシン(14.0g、25.0ミリモル)を、窒素下、火炎乾燥し たフラスコに加え、350mlの塩化メチレン中にスラリー状にした。10ml の塩化メチレン中のアゼチジン(2.85g、49.9ミリモル、3.36ml )を滴下した。黄色懸濁液は、添加中に紫色に変化した。1時間後、反応混合物 を蒸発乾固し、残分を50mlのクロロホルムに溶解し、600mlのヘキサン 類で沈殿させた。瀘過および70℃での真空乾燥により収率14.2g(97% )で純粋な生成物を得た;225C;1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ0.94(br t,6H,10-C H3および14-CH3),1.2(m,1H,H-13),1.65(m,1H,H-13),1.73(m,1H,H-14) ,1.76(s,3H,8-CH3),2.0(s,3H,2-CH3),2.17(dd,J=12Hz,16Hz,1H,H-1 5),2.40(p,J=8Hz,2H,3’アゼチジンCH2),2.56(d,J=16Hz,1H,H-15),2 .67(m,1H,H-10),3.20(s,3H,OCH3),3.30(s,3H,OCH3),3.40(m,1H,H-12 ),3.50(m,1H,H-11),4.25(d,J=10.5Hz,1H,H-6),4.5-4.9(m,6H,2’お よび4’アゼチジンCH2およびNH2),5.13(s,1H,H-7),5.79(t,J=9Hz,1H,H- 5),5.87(d,J=9Hz,1H,H-9),6.53(t,J=9Hz,1H,H-4),6.88(d,J=9Hz, 1H,H-3),7.06(s,1H,H-19),9.13(s,1H,NH-22);m/z608.(M++Na);IR(KBr ,cm-1)1730,1680,1645;C31H43N3O8から算定した理論値:C,63.54;H,7.40 ;N,7.17%.測定値:C,63.09;H,7.33;N,6.85%. 実施例19 17-プロパルギルアミノ-17-デメトキシゲルダナマイシン プロパルギルアミン塩酸塩(0.200g、2.180ミリモル)およびトリ エチルアミン(0.2206g、2.180ミリモル、0.303ml)を、窒 素下、火炎乾燥したフラスコに加え、5mlのクロロホルム中にスラリー状にし た。10分後、ゲルダナマイシン(0.200g,0.3567ミリモル)を混 合物に加え、反応物を室温で一晩撹拌した。溶液は、淡黄色から暗オレンジ/赤 色に変化した。反応混合物を50mlのクロロホルムで希釈し、3x25mlの 1N塩酸で洗浄した。有機層を、次いで、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し 、蒸発乾固して粗紫色残分を得た。粗生成物を、次いで、200gのシリカゲル を用いた、3:97のイソプロピ ルアルコール:塩化メチレンで溶出するフラッシュカラムクロマトグラフィーに より精製して0.015g(7%)、mp172℃の純粋な紫色の生成物を得た ;1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ0.96-1.10(m,1H,H-13),1.00(d,J=8Hz,3H,10- CH3),1.01(d,J=8Hz,3H,14-CH3),1.62-1.90(br m,2H,H-13,H-14),1.76 (s,3H,8-CH3),2.04(s,3H,2-CH3),2.34-2.47(br m,1H,H-15),2.42(s,1 H,アセチレンCH),2.68-2.81(br m,2H,H-10,H-15),3.28(s,3H,OCH3),3. 47(s,3H,OCH3),3.49(br m,1H,H-12),3.61(br m,1H,H-11),4.02(d,J= 6Hz,1H,H-6),4.31(s,1H,11-OH),4.32(m,2H,プロパルギルCH2),4.77(br m,2H,NH2),5.21(s,1H,H-7),5.87(t,J=9Hz,1H,H-5),5.90(d,J=9Hz ,1H,H-9),6.32(br t,1H,NH),6.60(t,J=9Hz,1H,H-4),6.97(d,J=9Hz ,1H,H-3),7.32(s,1H,H-19),9.09(s,1H,NH-22);m/z606.3(M++Na);IR(K Br,cm-1)2120,1730,1695,1645;C31H41N3O8・3.50H2Oから算定した理論値: C,57.55;H,7.47;N,6.49%.測定値:C,57.55;H,6.14;N,6.23%. 実施例20 17-(2′シアノエチルアミノ)-17-デメトキシゲルダナマイシン ゲルダナマイシン(0.200g、0.3567ミリモル)を、窒素下、火炎 乾燥したフラスコに加え、5mlのクロロホルム中にスラリー状にした。3-ア ミノプロピオニトリル0.153g(2.18ミリモル、0.161ml)を加 え、反応混合物を室温で一晩撹拌した。反応混合物は、淡黄色から暗赤/オレン ジ色に変化した。更なる0.161mlの3-アミノプロピオニトリルを加え、 反応混合物を8時間還流した。冷ました反応混合物を75mlのクロロホルムで 希釈し、3x50mlの水で洗浄した。有機層を、硫酸マグネシウム上で乾燥し 、濾過し、蒸発乾固した。紫色残分を最小量の熱酢酸エチルから再結晶して0. 160g(75%)、mp152℃の純粋な紫色の生成物を得た;1H-NMR(300MH z,CDCl3)δ0.74-0.91(br m,1H,H-13),0.82(d,J=7Hz,3H,10-CH3),0.82( d,J=7Hz,3H,14-CH3),1.45-1.7(br m,2H,H-13,H-14),1.61(s,3H,8-CH3 ),1.81(s,3H,2-CH3),1.93-2.09(br m,1H,H-15),2.49-2.64(m,4H,β- エチルCH2,H-10,H-15),3.08(s,3H,OCH3),3.19(s,3H,OCH3),3.28(br m ,1H,H-12),3.39(m,1H,11-H),3.62-3.79(br m,2H,α-エチルCH2),4.12( d,J= 9Hz,1H,H-6),4.62(br m,2H,NH2),5.00(s,1H,H-7),5.62-5.72(br m,2H ,H-5,H-9),5.96(br t,1H,NH),6.40(t,J=9Hz,1H,H-4),6.78(d,J=9H z,1H,H-3),7.12(s,1H,H-19),8.82(s,1H,NH-22);m/z621.3(M++Na);IR( KBr,cm-1)1730,1690,1650,1585,1480;C31H42N4O8から算定した理論値:C ,62.19;H,7.07;N,9.35%.測定値:C,62.02;H,6.63;N,9.09%. 実施例21 17-(2′-フルオロエチルアミノ)-17-デメトキシゲルダナマイシン 17-(2′-フルオロエチルアミノ)-17-デメトキシゲルダナマイシンを実 施例19の方法により調製した。粗残分の、200gのシリカゲルを用いた、塩 化メチレン中の20%アセトンで溶出するフラッシュカラムクロマトグラフィー 後、0.060g(28%)、mp176℃の純粋な紫色の生成物を得た;1 H-NMR(300MHz,CDCl3)δ0.87(d,J=7Hz,3H,10-CH3),0.91(d,J=7Hz,3H, 14-CH3),1.55-1.73(br m,3H,H-13,H-14),1.70(s,3H,8-CH3),1.92(s,3H ,2-CH3),2.21(dd,J=8Hz,16Hz,1H,H-15),2.62(br m,2H,H-10,H-15), 3.14(s,3H,OCH3),3.24(s,3H,OCH3),3.35(br m,1H,H-12),3.48(br m,1 H,H-11),3.59-3.91(br m,2H,α-エチルCH2),4.19(d,J=9Hz,1H,H-6),4 .65(2つのbr t,J=46Hz,5Hz,2H,β-エチルCH2),4.52-4.79(br m,2H,NH2 ),5.07(s,1H,H-7),5.72(br m,2H,H-5,H-9),6.29(br t,1H,NH),6.48( t,J=9Hz,1H,H-4),6.85(d,J=9Hz,1H,H-3),7.14(s,1H,H-19),8.97(s ,1H,NH-22);m/z591.3.(M+);IR(KBr,cm-1)1742,1655,1585;C30H42N3O8 から算定した理論値:C,60.90;H,7.15;N,7.10%.測定値:C,60.65;H,6 .90;N,6.92%. 実施例22 17-タート-ブチルアミノ-17-デメトキシ-ゲルダナマイシン ゲルダナマイシン(0.200g,0.3567ミリモル)を、窒素下、火炎 乾燥したフラスコ内で、5mlのタート-ブチルアミンに還流で一晩スラリー状 にした。反応物の色は、黄色から暗紫色になった。反応混合物を蒸発乾固した。 残分を50mlのクロロホルムに溶解した。クロロホルム溶液を、3x25ml の食塩水および3x25mlの水で洗浄した。有機層を、硫酸マグネシウム上で 乾燥し、濾過し、蒸発乾 固した。粗生成物を、200gのシリカゲルを用い、10%アセトン/塩化メチ レンで溶出するフラッシ2カラムクロマトグラフィーにより精製した;収率0. 053g(25%)mp102℃(分解);1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ0.89(d,J =5Hz,3H,10-CH3),0.94(d,J=5Hz,3H,14-CH3),1.39(s,9H,t-ブチルCH3) ,1.49-1.80(br m,3H,H-13,H-14),1.74(s,3H,8-CH3),1.98(s,3H,2-CH3 ),2.27(br m,1H,H-15),2.65(br m,2H,H-10,H-15),3.21(s,3H,OCH3), 3.30(s,3H,OCH3),3.99(br m,1H,H-12),3.45(br m,1H,H-11),4.17(br m ,1H,11-OH),4.23(d,J=7Hz,1H,H-6),4.72-4.91(br m,2H,NH2),5.13(s ,1H,H-7),5.82(br m,3H,H-5,H-9,NH),6.51(t,J=7Hz,1H,H-4),6.87 (d,J=7Hz,1H,H-3),7.18(s,1H,H-19),8.96(s,1H,NH-22);m/z601.4(M+ );IR(KBr,cm-1)1720,1685,1645,1585,1560;C32H47N3O8から算定した理論 値:C,63.87;H,7.87;N,6.98%.測定値:C,63.91;H,7.95;N,6.03%. 実施例23 17-(2′-メルカプトエチルアミノ)-17-デメトキシ-ゲルダナマイシン ゲルダナマイシン(0.200g、0.3567ミリモル)を、窒素下、火炎 乾燥したフラスコに加え、5mlのピリジンにスラリー化した。チアゾリジン( 0.194g、2.18ミリモル、0.171ml)を加え、反応混合物を70 ℃で2時間加熱した。反応混合物を真空で蒸発乾固した。粗生成物を、200g のシリカゲルを用い、塩化メチレン中の4%メタノールで溶出するフラッシュカ ラムクロマトグラフィーにより精製して0.041g(20%)mp156℃の 純粋な紫色の生成物を得た;1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ0.99(d,J=5Hz,6H,10- CH3,14-CH3),1.63-1.81(br m,3H,H-13,H-14),1.78(s,3H,8-CH3),2.01( s,3H,2-CH3),2.47(m,1H,H-15),2.64-2.79(br m,2H,H-10,H-15),2.83- 3.00(br m,2H,2-CH2),3.25(s,3H,OCH3),3.35(s,3H,OCH3),3.42(m,1H ,H-12),3.55(m,1H,H-11),3.87(m,2H,1-CH2),4.10(br m,1H,11-OH),4 .29(d,J=9Hz,1H,H-6),4.92(br m,2H,NH2),5.16(s,1H,H-7),5.81-5.8 9(br m,2H,H-5,H-9),6.48(br t,1H,NH),6.55(t,J=9Hz,1H,H-4),6.9 4(d,J=9Hz,1H,H-3),7.24(s,1H,H-19),9.12(s,1H,NH-22);m/z642.3(M ++Na);IR(CHCl3,cm-1)1730,1690,1655,1575;C30H44N3O8S・H2Oから算定し た理論 値:C,57.67;H,7.41;N,6.72%.測定値:C,57.44;H,6.37;N,6.72%. 実施例24 17-[2′メチルチオ)エチルアミノ]-17-デメトキシ-ゲルダナマイシン ゲルダナマイシン(0.200g、0.3567ミリモル)を、窒素下、火炎 乾燥したフラスコに加え、5mlのクロロホルムにスラリー化した。2-(メチ ルチオ)エチルアミン(0.199g、2.18ミリモル)を加え、反応物を室 温で36時間撹拌した。反応混合物を75mlのクロロホルムで希釈し、2x5 0mlの1N塩酸、2x50mlの食塩水および3x50mlの水で洗浄した。 有機層を、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、蒸発乾固した。粗生成物を、 200gのシリカゲルを用い、エチルエーテル中の3%アセトニトリルで溶出す るフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して0.095g(43%) mp157℃の純粋な紫色の生成物を得た;1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ1.09(d,J =7Hz,3H,14-CH3),1.14(d,J=7Hz,3H,10-CH3),1.71−1.89(br m,3H,H- 13,H-14),1.89(s,3H,8-CH3),2.13(s,3H,2-CH3),2.22(s,3H,SCH3),2. 46(dd,J=7Hz,13Hz,1H,H-15),2.79(d,J=13Hz,1H,H-15),2.72-2.92(br m,3H,2’-CH2,H-10),3.36(s,3H,OCH3),3.46(s,3H,OCH3),3.54(m,1H ,H-12),3.68(t,J=7Hz,1H,H-11),3.72-3.86(br m,1H,1’CH2),3.86-3. 95(br m,1H,1’CH2),4.41(d,J=7Hz,2H,H-6,11-OH),4.93(br m,2H,NH2 ),5.28(s,1H,H-7),5.91-6.04(br m,2H,H-5,H-9),6.62-6.74(br m,2H ,H-4,NH),7.03(d,J=7Hz,1H,H-3),7.37(s,1H,H-19),9.22(s,1H,NH- 22);m/z642.3(M++Na);IR(CHCl3,cm-1)1735,1685,1650,1570;C31H45N3O8 S・1.5H2Oから算定した理論値:C,57.56;H,7.48;N,6.49%.測定値:C,57 .30;H,6.87;N,6.21%. 実施例25 17-[(s)-2′アゼチジシカルボン酸-17-デメトキシゲルダナマイシン ゲルダナマイシン(0.200g、0.3567ミリモル)を、窒素下、火炎 乾燥したフラスコに加え、5mlのクロロホルム中にスラリー状にした。2ml のピリジン中の(S)-2-アゼチジンカルボン酸(0.200g、1.978ミ リモル)およびトリエチルアミン((0.200g、1.978ミリモル、0. 275ml)を加えた。反応混合物を室温で36時間撹拌し、4時間還流し、室 温に冷まし、75mlの クロロホルムで希釈し、2x50mlの1N塩酸で洗浄した。有機層を、3x5 0mlの1NのNaOHで抽出した。プールした塩基性相を1Nの塩酸でpH= 6に酸性にし、3x75mlのクロロホルムで抽出した。合わせたクロロホルム 層を、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、蒸発乾固した。残分を最小量の酢 酸エチルに溶解し、ヘキサンで沈殿させて0.056g(25%)、mp210 ℃(分解)の純粋な紫色の生成物を得た;1H-NMR(C5D5N)δ1.29-1.47(br m,6H ,10-CH3,14-CH3),1.94-2.22(br m,3H,H-13,H-14),2.09(s,3H,8-CH3), 2.23(s,3H,2-CH32.49(br m,1H,H-15),2.81(t,J=7Hz,1H,H-10),2.99(b r m,1H,4’アゼチジン-CH),3.28(br m,1H,4’アゼチジン-CH),3.42(s,3H ,OCH3),3.50(s,3H,OCH3),3.81(m,1H,H-12),4.14(m,1H,H-11),4.34(b r m,1H,3’アゼチジン-CH),4.89(br m,1H,3’アゼチジン-CH),5.01(d,J= 7Hz,1H,H-6),5.79(m,1H,2’アゼチジン-CH),5.91(s,1H,H-7),6.21(t, J=7Hz,1H,H-5),6.47(d,J=7Hz,1H,H-9),6.60(t,J=7Hz,1H,H-4),7. 41-7.54(br m,2H,H-3,H-19),9.57(s,1H,NH-22);m/z652.3(M++Na);IR(CH Cl3,cm-1)1730,1695,1645,1585;C32H43N3O10・3H2Oから算定した理論値:C ,56.21;H,7.22;N,6.14%.測定値:C,56.16;H,6.13;N,6.04%. 実施例26−31の化合物は、ゲルダナマイシンおよび適切なアミン類から上 記実施例1の方法により調製した。 実施例26 17-ビスタミノ-17-デメトキシゲルダナマイシン Mp150℃(分解);1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ0.98(重複したd,6H),1.68 (m,1H),1.77(s,3H),2.02(s,3H),2.43(t,1H,J=7Hz),2.6-2.8(m,2H) ,2.94(t,2H,J=5Hz),3.23(s,3H),3.39(s,3H),3.40(m,1H),3.52(m,1H ),3.7-3.9(m,2H),4.27(d,1H,J=9Hz),4.88(br交換可能,2H),5.13(s,1H ),5.85(m,2H),6.56(t,1H,J=12Hz),6.75(m,1H),6.92(m,2H),7.19(s, 1H),7.61(s,1H),9.17(s,1H);質量スペクトルm/z640(M+);C35H45N5O8・0.5 (酢酸エチル)から算定した理論値:C,61.48;H,7.22;N,10.24%.測定値:C ,61.06;H,7.35;N,10.32%. 実施例27 17-フルフリアミノ-17-デメトキシゲルダナマイシン Mp122−130℃(分解);1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ1.09(重複したd,6 H),1.75(m,1H),1.79(s,3H),1.98(s,3H),2.42(dd,1H,J=7Hz,6Hz),2. 72(m,2H),3.28(s,3H),3.37(s,3H),3.48(m,1H),3.59(m,1H),4.18(br交 換可能,1H),4.29(d,1H,J=9Hz,4.67(dd,1H,J=9Hz,5Hz),4.73(dd,1H ,J=9Hz,5Hz),4.88(br交換可能,2H),5.18(s,1H),5.89(m,2H),6.28(m, 1H),6.34(m,1H),6.42(m,1H),6.57(t,1H,J=12Hz),6.94(d,1H,J=12Hz ),7.28(s,1H),7.41(s,1H),9.11(s,1H);質量スペクトルm/z626(M+);C33H43 N3O9・0.33CHCl3から算定した理論値:C,62.31;H,6.90;N,6.54%.測定 値:C,62.28;H,6.78;N,6.63%. 実施例28 17-テトラヒドロフリフルアミノ-17-デメトキシゲルダナマイシン Mp157−166℃(分解);1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ1.05(重複したd,6 H),1.7(m,2H),1.87(s,3H),1.9-2.1(m,3H),2.05(s,3H),2.38(m,1H),2 .70(m,2H),3.27(s,3H),3.34(s,3H),3.45(m,1H),3.53(m,2H),3.82(m, 1H),3.93(m,1H),4.09(m,1H),4.27(d,1H,J=8Hz),4.88(br交換可能,2H) ,5.18(s,1H),5.7-6.0(m,2H),6.56(m,2H),6.93(d,1H,J=11Hz),7.26(s ,1H),9.17(s,1H);質量スペクトルm/z632(M++2);C33H47N3O9から算定した理 論値:C,62.94;H,7.52;N,6.69%.測定値:C,62.92;H,7.57;N,6.39% . 実施例29 17-テトラメチルグアニジノ-17-デメトキシゲルダナマイシン Mp140−145℃(分解);1H-NMR(300MHz,CDCCl3)δ1.0(重複したd,6 H),1.70(m,1H),1.77(s,3H),2.02(s,3H),2.51(m,2H),2.76(br s,6H),2 .83(s,6H),3.26(s,3H),3.38(s,3H),3.42(m,1H),3.60(m,1H),4.28(d, 1H,J=9Hz),5.15(s,1H),5.83(t,1H,J=7Hz),5.95(m,1H),6.57(t,1H, J=12Hz),697(br d,1H,J=12Hz),7.07(s,1H),9.36(br s,1H);質量スペ クトルm/z646(M+2);C33H49N5O8・0.2CHCl3から算定した理論値:C,60.55;H, 7.56;N,10.64%.測定値:C,60.57;H,7.67;N,10.59%. 実施例30 17-β-アラニル-17-デメトキシゲルダナマイシン Mp143−147℃(分解);1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ0.99(重複したd,6 H),1.67(m,1H),1.79(s,3H),2.03(s,3H),2.32(m,1H),2.69(m,3H),3.2 2(s,3H),3.32(s,3H),3.42(m,1H),3.55(m,1H),3.82(m,2H),4.28(d,1H ,J=9),5.08(br s,2H),5.19(s,1H),5.83(m,2H),6.58(m,2H),6.91(d, 1H,J=12Hz),7.25(s,1H),9.09(s,1H);質量スペクトルm/z640(M+Na);C31H43 N3O10・H2Oから算定した理論値:C,58.66;H,6.99;N,6.62%.測定値:C ,58.98;H,7.03;N,6.60%. 実施例31 17-ホモヒスタミノ-17-デメトキシゲルダナマイシン Mp128−136℃(分解);1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ0.87(d,3H,J=7H z),0.98(d,3H,J=7Hz),1.7(m,3H),1.76(s,3H),1.98(s,3H),2.12(m,4 H),2.5-2.7(m,3H),3.21(s,3H),3.32(s,3H),3.4-3.55(m,4H),4.05(m,2 H),4.27(d,1H,J=9Hz),4.85(br交換可能,2H),5.13(s,1H),5.85(m,2H) ,6.22(m,1H),6.57(t,1H,J=11Hz),6.88(m,2H),7.08(s,1H),7.26(s,1 H),7.53(s,1H),9.09(s,1H);質量スペクトルm/z654(M+1);C34H47N5O8・0.1 CH2Cl2から算定した理論値:C,61.84;H,7.18;N,10.57%.測定値:C,61.9 0;H,7.49;N,10.29%. 実施例32 17-アミノ-22-(4′フルオロフェナシル)- 17-デメトキシゲルダナマイシン 17-アミノ-17-デメトキシゲルダナマイシン(0.254g、0.465ミ リモル)を、火炎乾燥したガラス製品内の5mlの無水ジメチルスルホキシドに 溶解した。カリウムt-ブトキシド(0.054g、0.468ミリモル)を加 え、窒素下、溶液を室温で30分間撹拌した。臭化p-フルオロフェナシル(0 .102g、0.479ミリモル)を加え、溶液を室温で1.5時間撹拌した。 この溶液を酢酸エチルで希釈し、水および食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウム上 で乾燥し、濾過し、真空で蒸発させた。その結果できた紫色の残分を、シリカゲ ルを用いクロロホルム中の2%メタノールで溶出するフラッシュクロマトグラフ ィーにかけて紫色の固形物を得た;収率0.270g(66%):mp183− 185℃(分解);1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ0.61(d,J=7Hz,3H,14-CH3),0. 78(br m,1H,H-13),0.93(d,J=7Hz,3H, 10-CH3),1.30(s,3H,8-CH3),1.49(br m,1H,H-13),1.82(dd,J=15Hzおよび 4Hz,1H,H-15),1.92(s,3H,2-CH3),2.02(br s,1H,11-OH),2.20(br m,2H ,H-10およびH-14),2.77(d,J=15Hzおよび4Hz,1H,H-15),2.84(br d,J=10 Hz,1H,H-12),313(s,3H,OCH3),3.27(s,3H,OCH3),3.54(d,J=9Hz,1H, H-11),4.19(t,J=9Hz,1H,H-6),4.41(d,J=16Hz,1H,α-CH2),4.95(d,J =9Hz,1H,H-7),4.97(s,2H,NH2),5.12(d,J=8Hz,1H,H-9),5.20(t,J= 9Hz,1H,H-5),5.40(br s,2H,NH2),5.84(s,1H,H-19),5.96(d,J=17Hz, 1H,α-CH2),6.35(t,J=10Hz,1H,H-4),7.03(d,J=13Hz,1H,H-3),7.12( m,2H,芳香族),7.99(m,2H,芳香族);m/z704(M++Na);IR(KBr,cm-1)1722,1 691,1675,1659,1580,1504;C36H44N3O9Fから算定した理論値:C,63.42;H ,6.51;N,6.16%.測定値:C,63.40;H,6.65;N,5.84%. 実施例33から45の化合物は、実施例32の方法により適切に置換した臭化 フェナシル類から調製した。 実施例33 17-アミノ-22-(2′,4′-ジメチルフェナシル)- 17-デメトキシゲルダナマイシン 酢酸エチルの蒸発により得た残分を、クロロホルム中の2%メタノールおよび 再度クロロホルム中の1%メタノールを用いChromatotron(商標)により精製し て実質的に純粋な生成物を含有する画分を得、これを真空で蒸発させて赤色固形 物を得、これを、Zorbax(商標)カラムを用い54:1:45の酢酸エチル:メ タノール:ヘキサン類で溶出する調製用HPLCにより更に精製した。純粋な物 質を含有する画分を真空で蒸発させ、次いで、最小量のクロロホルムに溶解し、 ヘキサン類で沈殿させて暗いピンクがかった赤色の固形物を得た;収率0.00 2g(0.6%)mp154℃(分解);1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ0.55(d,J= 6Hz,3H,14-CH3),0.89(d,J=6Hz,3H,10-CH3),2.76(m,2H,H-10,H-15), 3.04-3.19(m,1H,H-12),3.11(s,3H,OCH3),3.17(s,3H,OCH3),3.47(m,1H ,H-11),4.12(t,J=7Hz,1H,H-6),4.21(d,J=15Hz,1H,α-CH),4.43(br s,2H,NH2),4.83(d,J=7Hz,1H,H-7),4.89-5.07(m,2H,NH2),5.04(d,J =7Hz,1H,H-9),5.10(t,J=7Hz,1H,H-5),5.71(d,J=15Hz,1H,α- CH),5.80(s,1H,H-19),6.22(t,J=7Hz,1H,H-4),6.81-7.03(m,3H,H-3, 芳香族),7.5(d,J=7Hz,1H,芳香族);m/z714(M++Na);IR(KBr,cm-1)1720,1 670,1655,1580;C38H49N3O9・0.5H2Oから算定した理論値:C,65.12;H,7.19 ;N,6.07%.測定値:C,55.38;H,6.89;N,5.99%, 実施例34 17-アミノ-22-(2′-メトキシフェナシル)- 17-デメトキシゲルダナマイシン 収率0.110g(34%):mp165−168℃;1H-NMR(300MHz,CDCl3 )δ0.72(d,J=7Hz,3H,14-CH3),0.84(m,1H,H-13),1.03(d,J=7Hz,3H,1 0-CH3),1.40(s,3H,8-CH3),1.49(m,1H,H-13),1.90(dd,J=12Hzおよび4Hz ,1H,H-15),2.03(s,3H,2-CH3),2.24(br m,2H,H-10およびH-14),2.41(s ,1H,11-OH),2.94(m,2H,H-12およびH-15),3.30(s,3H,OCH3),3.34(s,3H ,OCH3),3.62(d,J=8Hz,1H,H-11),3.97(s,3H,OCH3),4.28(t,J=10Hz, 1H,H-6),4.51(d,J=19Hz,1H,α-CH2),4.60(br s,2H,NH2),5.02(d,J= 10Hz,1H,H-7),5.10(br s,2H,NH2),5.20(d,J=9Hz,1H,H-9),5.27(t,J =12Hz,1H,H-5),5.86(d,J=17Hz,1H,α-CH2),5.98(s,1H,H-19),6.40( t,J=13Hz,1H,H-4),7.03(m,2H,芳香族),7.56(m,1H,芳香族),7.90(m, 1H,芳香族);m/z694(M+);IR(KBr,cm-1)1732,1678,1661,1584. 実施例35 17-アミノ-22-(3′メトキシフェナシル)- 17-デメトキシゲルダナマイシン 酢酸エチルの蒸発により得た残分を、1mlのクロロホルムに溶解し、ヘキサ ン類で沈殿させて鮭色の固形物を得た;収率0.151g(48%):mp16 5−168℃;1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ0.67(d,J=9Hz,3H,14-CH3),0.78(m ,1H,H-13),0.98(d,J=9Hz,3H,10-CH3),1.32(s,3H,8-CH3),l.43(m,1H ,H-13),1.83(dd,J=15Hzおよび5Hz,1H,H-15),1.92(s,3H,2-CH3),2.10- 2.27(br m,2H,H-10およびH-14),2.42(s,1H,11-OH),-2.82-2.89(m,2H,H- 12およびH-15),3.22(s,3H,OCH3),3.28(s,3H,OCH3),3.58(d,J=11Hz,1H ,H-11),3.81(s,3H,OCH3),4.22(t,J=10Hz,1 H,H-6),4.40(d,J=18Hz,1H,α-CH2),4.68(br s,2H,NH2),4.99(d,J= 9Hz,1H,H-7),5.15(br s,2H,NH2),5.16(d,J=11Hz,1H,H-9),5.21(t,J =11Hz,1H,H-5),5.90(s,1H,H-19),5.97(d,J=17Hz,1H,α-CH2),6.35( t,J=12Hz,1H,H-4),7.02(d,J=11Hz,1H,H-3),7.12(dd,J=8Hzおよび5Hz ,1H,芳香族),7.38(t,J=10Hz,1H,芳香族),7.42(d,J=6Hz,1H,芳香族), 7.49(dd,J=8Hzおよび5Hz,1H,芳香族);m/z716(M++Na);IR(CH2Cl2,cm-1)173 3,1672,1661,1585. 実施例36 17-アミノ-22-(4′-メトキシフェナシル)- 17-デメトキシゲルダナマイシン 酢酸エチルの蒸発により得た残分を、1mlのクロロホルムに溶解し、ヘキサ ン類で沈殿させて鮭色の固形物を得た;収率0.205g(64%):mp17 5−178℃;1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ0.65(d,J=9Hz,3H,14-CH3),0.76(m ,1H,H-13),0.98(d,J=8Hz,3H,10-CH3),1.32(s,3H,8-CH3),1.43(m,1H ,H-13),1.82(dd,J=15Hzおよび5Hz,1H,H-15),1.92(s,3H,2-CH3),2.10- 2.28(br m,2H,H-10およびH-14),2.40(s,1H,11-OH),2.81-2.89(m,2H,H-1 2およびH-15),3.22(s,3H,OCH3),3,28(s,3H,OCH3),3.57(d,J=13Hz,1H ,H-11),3.83(s,3H,-OCH3),4.21(t,J=11Hz,1H,H-6),4.36(d,J=17Hz ,1H,α-CH2),4.67(br s,2H,NH2),4.98(d,J=10Hz,1H,H-7),5.11(br s ,2H,NH2),5.13(d,J=12Hz,1H,H-9),5.21(t,J=12Hz,1H,H-5),5.89(s ,1H,H-19),5.94(d,J=18Hz,1H,α-CH2),6.33(t,J=13Hz,1H,H-4),6. 91(m,2H,芳香族),7.08(d,J=13Hz,1H,H-3),7.89(m,2H,芳香族);m/z691 (M+)および713(M++Na);IR(CH2Cl2,cm-1) 1732,1673,1661,1586,1507. 実施例37 17-アミノ-22-(2′-クロロフェナシル)-17-デメトキシゲルダナマ イシン 酢酸エチルの蒸発により得た残分を、クロロホルム中の2−4%メタノール勾 配を用い、遠心的に加速した分離用ラジアル薄層クロマトグラフィー(Chromato tronR)により精製して純粋な生成物を含有する画分を得、これを真空で蒸発さ せて赤色固形物 を得た;収率0.138g(43%):1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ0.72(d,J=7Hz ,3H,14-CH3),0.83(m,1H,H-13),1.03(d,J=6Hz,3H,10-CH3),1.40(s,3 H,8-CH3),1.49(br m,1H,H-13),1.91(dd,J=13Hzおよび6Hz,1H,H-15),1 .99(s,3H,2-CH3),2.18-2.31(br m,2H,H-10およびH-14),2.43(s,1H,11-O H),2.38-2.46(m,2H,H-12およびH-15),3.25(s,3H,OCH3),3.33(s,3H,OCH3 ),3.63(d,J=8Hz,1H,H-11),4.22(t,J=10Hz,1H,H-6),4.49(d,J=19Hz ,1H,α-CH2),4.62(br s,2H,NH2),5.02(d,J=9Hz,1H,H-7),5.19(s,2H ,NH2),5.21(d,J=12Hz,1H,H-9),5.30(t,J=11Hz,1H,H-5),5.40(br s ,2H,NH2),5.83(d,J=18Hz,1H,α-CH2),6.15(s,1H,H-19),6.39(t,J= 12Hz,1H,H-4),6.96(d,J=12Hz,1H,H-3),7.38-7.43(m,1H,芳香族),7.48 (m,2H,芳香族),7.67(m,1H,芳香族),;m/z720(M++Na);IR(KBr,cm-1)1722 ,1680,1661,1590:C36H44ClN3O9から算定した理論値:C,61.93;H,6.35;N ,6.02%.測定値:C,60.59; H,6.18;N,5.54%. 実施例38 17-アミノ-22-(4′-クロロフェナシル)-17-デメトキシゲルダナマ イシン 酢酸エチルの蒸発により得た残分を、2mlのクロロホルムに溶解し、ヘキサ ン類で沈殿させて鮭色の固形物を得た;収率0.087g(27%):mp17 5−178℃;1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ0.66(d,J=7Hz,3H,14-CH3),0.76(m ,1H,H-13),0.98(d,J=6Hz,3H,10-CH3),1.33(s,3H,8-CH3),1.43(m,1H ,H-13),1.83(dd,J=15Hzおよび4Hz,1H,H-15),1.95(s,3H,2-CH3),2.10- 2.27(br m,2H,H-10およびH-14),2.41(s,1H,11-OH),2.81-2.89(m,2H,H-1 2およびH-15),3.22(s,3H,OCH3),3.30(s,3H,OCH3),3.58(d,J=11Hz,1H ,H-11),3.81(s,3H,OCH3),4.21(t,J=10Hz,1H,H-6),4.36(d,J=17Hz, 1H,α-CH2),4.54(br s,2H,NH2),4.99(d,J=10Hz,1H,H-7),5.13(br s, 2H,NH2),5.15(d,J=10Hz,1H,H-9),5.22(t,J=12Hz,1H,H-5),5.89(s, 1H,H-19),5.97(d,J=17Hz,1H,α-CH2),6.34(t,J=12Hz,1H,H-4),7.01 (d,J=12Hz,1H,H-3),7.43(d,J=9Hz,2H,芳香族),7.87(d,J=9Hz,2H, 芳香族);m/z720(M++Na);IR(CH2Cl2,cm-1)1733,1677,1662,1584. 実施例39 17-アミノ-22-フェナシル-17-デメトキシゲルダナマイシン 酢酸エチルの蒸発により得た残分を、クロロホルム中の2%メタノールを用い 、Chromatotron(商標)により精製して純粋な生成物を含有する画分を得、これ を真空で蒸発させて赤色固形物を得た;0.161g(53%)mp188−1 91℃(分解);1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ0.68(d,J=5Hz,3H,14-CH3),0.80 (m,1H,H-13),0.98(d,J=5Hz,3H,10-CH3),1.35(s,3H,8-CH3),1.43(m, 1H,H-13),1.85(dd,J=3Hz,J=10Hz,1H,H-15),1.96(s,3H,2-CH3),2.11 -2.29(br m,2H,H-10,H-14),2.39(s,1H,11-OH),2.85(m,2H,H-12,H-15) ,3.21(s,3H,OCH3),3.26(s,3H,OCH3),3.60(dd,J=3Hz,J=7Hz,1H,H-1 1),4.21(t,J=9Hz,1H,H-6),4.39(d,J=15Hz,1H,α-CH),4.61(br s,2H ,NH2),5.03-5.19(m,2H,NH2),5.16(d,J=8Hz,1H,H-9,5.71(t,J=8Hz, 1H,H-5),5.89(s,1H,H-19),6.00(d,J=15Hz,1H,α-CH),6.35(t,J=8Hz ,1H,H-4),7.05(d,J=8Hz,1H,H-3),7.46(d,J=6Hz,2H,芳香族),7.60( d,J=6Hz,1H,芳香族,7.93(d,J=6Hz,2H,芳香族);m/z686(M++Na),664(M+ +H);IR(KBr,cm-1)1720,1670,1655,1580,C36H45N3O9・0.5H20から算定し た理論値:C,64.27;H,6.89;N,6.27%.測定値:C,64.13;H,6.33;N,6. 19%. 実施例40 17-アミノ-22-(3′,4′-ジクロロフェナシル)- 17-デメトキシゲルダナマイシン 酢酸エチルの蒸発により得た残分を、Zorbaxを用い、59:1:40の酢酸エ チル:メタノール:ヘキサン類で溶出する分離用HPLCにより更に精製した。 純粋な物質を含有する画分を真空で蒸発させ、次いで、最小量のクロロホルムに 溶解し、ヘキサン類で沈殿させて暗いピンクがかった赤色の固形物を得た;収率 0.134g(40%)mp176−178℃;1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ0.63( d,J=7Hz,3H,14-CH3),0.74(m,1H,H-13),0.98(d,J=8Hz,3H,10-CH3), 1.31(s,3H,8-CH3),1.42(m,IH,H-13),1.82(dd,J=15Hzおよび5Hz,1H,H- 15),1.92(s,3H,2-CH3),2.09-2,24(br m,2H,H-10およびH-14),2.42(s,1 H,11-OH),2.78-2.88(m,2H,H-12およびH-15),3.21(s,3H,OCH3),3.27(s, 3H,OCH3),3.57(d,J=10Hz,1H,H-11),4.18(t,J =11Hz,1H,H-6),4.36(d,J=19Hz,1H,α-CH2),4.69(br s,2H,NH2),4.9 8(d,J=11Hz,1H,H-7),5.12(d,J=11Hz,1H,H-9),5.16(br s,2H,NH2), 5.21(t,J=11Hz,1H,H-5),5.85(s,1H,H-19),5.92(d,J=18Hz,1H,α-CH2 ),6.34(t,J=12Hz,1H,H-4),6.98(d,J=12Hz,1H,H-3),7.57(d,J=9Hz ,芳香族),7.76(dd,J=9Hzおよび4Hz,1H,芳香族),8.01(d,J=4Hz,1H,芳 香族);m/z732(M+);IR(CH2Cl2,cm-1)1731,1704,1673,1661,1583. 実施例41 17-アミノ-22-(4′-アミノフェナシル)-17-デメトキシゲルダナマ イシン 塩化4-アミノフェナシルから得た生成物は、ピンク色の固形物であった。収 率0.066g(21%)mp188℃(分解);1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ0.7 1(d,J=8Hz,3H,14-CH3),0.86(br m,1H,H-13),1.04(d,J=8Hz,3H,10-C H3),1.39(s,3H,8-CH3),1.49(br m,1H,H-13),1.90(dd,J=13Hz,5Hz,1H ,H-15),2.00(s,3H,2-CH3),2.22(br m,2H,H-10,H-14),2.48(br m,1H, -OH),2.92(m,2H,H-12およびH-15),3.29(s,3H,OCH3),3.33(s,3H,OCH3) ,3.62(d,J=10Hz,1H,H-11),4.28(s,2H,NH2),4.29(t,J=9Hz,1H,H-6) ,4.37(d,J=18Hz,1H,α-CH2),4.75(br s,2H,NH2),5.03(d,J=9Hz,1H ,H-7),5.18(br s,2H,NH2),5.21(d,J=9Hz,1H,H-9),5.26(t,J=13Hz, 1H,H-5),5.95(d,J=18Hz,1H,α-CH2),5.96(s,1H,H-19),6.49(t,J=10 Hz,1H,H-4),6.66(d,J=9Hz,2H,芳香族),7.18(d,J=13Hz,1H,H-3),7. 78(d,J=9Hz,2H,芳香族);m/z701(M++Na);IR(KBr,cm-1)1718,1708,1655 ,1619,1580. 実施例42 17-アミノ-22-(4′-ジアノフェナシル)-17-デメトキシゲルダナマ イシン 酢酸エチルの蒸発により得た残分を、Zorbaxカラムを用い、59:1:40の 酢酸エチル:メタノール:ヘキサン類から成る混合物で溶出する分離用HPLC により更に精製した。純粋な物質を含有する画分を真空で蒸発させ、次いで、最 小量のクロロホルムに溶解し、ヘキサン類で沈殿させて暗いピンクがかった赤色 の固形物を得た;収率0.0296g(8.4%)mp186℃(分解);1H-N MR(300MHz,CDCl3)δ0.71(d,J=6Hz,3H,14-CH3),0.83(br m,1H,H-13),1. 04(d,J=6Hz,3H,10-CH3), 1.39(s,3H,8-CH3),1.48(m,1H,H-13),1.90(dd,J=11Hzおよび5Hz,1H,H- 15),1.99(s,3H,2-CH3),2.25(br m,2H,H-10およびH-14),2.41(s,1H,-OH ),2.92(m,2H,H-12およびH-15),3.27(s,3H,OCH3),3.34(s,3H,OCH3),3. 64(d,J=11Hz,1H,H-11),4.23(t,J=10Hz,1H,H-6),4.45(d,J=18Hz,1H ,α-CH2),4.61(br s,2H,NH2),5.05(d,J=10Hz,1H,H-7),5.20(br s,2H ,NH2),5.21(d,J=11Hz,1H,H-9),5.29(t,J=11Hz,1H,H-5),5.96(s,1H ,H-19),6.02(d,J=18Hz,1H,α-CH2),6.40(t,J=11Hz,1H,H-4),7.00(d ,J=11Hz,1H,H-3),7.84(d,J=8Hz,2H,芳香族),8.08(d,J=8Hz,2H,芳香 族);m/z712(M++Na);IR(KBr,cm-1)2220,1721,1701,1672,1655,1580;C36 H44N4O11から算定した理論値:C,64.52;H6.44;N,8.13%.測定値:C,58.56 ;H,5.81; N,7.33%. 実施例43 17-アミノ-22-(2′-ニトロフェナシル)-17-デメトキシゲルダナマ イシン 収率0.0689g(21%)mp165℃(分解);1H-NMR(300MHz,CDCl3 )δ0.70(d,J=7Hz,3H,14-CH3),0.82(m,1H,H-13),1.03(d,J=7Hz,3H,1 0-CH3),1.40(s,3H,8-CH3),1.52(m,1H,H-13),1.90(dd,J=14Hzおよび4Hz ,1H,H-15),2.00(s,3H,2-CH3),2.08(s,1H,11-OH),2.26(br m,2H,H-10 およびH-14),2.90(m,2H,H-12およびH-15),3.19(s,3H,OCH3),3.33(s,3H ,OCH3),3.64(d,J=10Hz,1H,H-11),4.15(t,J=10Hz,1H,H-6),4.42(d, J=18Hz,1H,α-CH2),5.01(d,J=10Hz,1H,H-7),5.10(br s,2H,NH2),5. 20(d,J=9Hz,1H,H-9),5,23(br s,2H,NH2),5.26(t,J=13Hz,1H,H-5) ,5.63(d,J=18Hz,1H,α-CH2),6.38(t,J=12Hz,1H,H-7),6.52(s,1H,H -19),6.87(d,J=12Hz,1H,H-3),7.63(m,1H,芳香族),7.69(m,1H,芳香族 ),7.80(m,1H,芳香族),8.20(m,1H,芳香族);m/z731(M++Na);IR(KBr,cm-1 )1718,1671,1657,1580,1521;(C36H44N4O11)から算定した理論値:C,61.00 ;H,6.26;N,7.91%.測定値:C,59.92;H,6.10;N,7.71%. 実施例44 17-アミノ-22-(3′-ニトロフェナシル)-17-デメトキシゲルダナマ イシン 収率0.0225g(6.9%):;1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ0.71(d,J=8Hz , 3H,14-CH3),0.88(m,1H,H-13),1.04(d,J=8Hz,3H,10-CH3),1.34(s,3H ,8-CH3),1.42(m,1H,H-13),1.90(dd,J=13Hzおよび5Hz,1H,H-15),2.00( s,3H,2-CH3),2.25(br m,2H,H-10およびH-14),2.42(br s,1H,-OH),2.93 (m,2H,H-12およびH-15),3.29(s,3H,OCH3),3.34(s,3H,OCH3),3.64(d,J =10Hz,1H,H-11),4.23(t,J=9Hz,1H,H-6),4.52(d,J=18Hz,1H,α-CH2 ),4.62(br s,2H,NH2),5.06(d,J=9Hz,1H,H-7),5.15(br s,2H,NH2),5 .21(d,J=9Hz,1H,H-9),5.30(t,J=13Hz,1H,H-5),5.98(s,1H,H-19),6 .06(d,J=18Hz,1H,α-CH2),6.41(t,J=9Hz,1H,H-4),7.00(d,J=13Hz, 1H,H-3),7.76(t,J=8Hz,1H,芳香族),8.32(d,J=8Hz,1H,芳香族),8.52 (d,J=8Hz,1H,芳香族),8.83(s,1H,芳香族);m/z731(M++Na);IR(KBr,cm- 1 )1719,1664,1652,1580,1521. 実施例45 17-アミノ-22-(4′-ニトロフェナシル)-17-デメトキシゲルダナマ イシン 酢酸エチルの蒸発により得た残分を、Zorbaxカラムを用い、59:1:40の 酢酸エチル:メタノール:ヘキサン類で溶出する分離用HPLCにより更に精製 した。純粋な物質を含有する画分を真空で蒸発させ、次いで、最小量のクロロホ ルムに溶解し、ヘキサン類で沈殿させて暗いピンクがかった赤色の固形物を得た ;収率0.0175g(1.3%):mp;1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ0.70(d,J =7Hz,3H,14-CH3),0.82(m,1H,H-13),1.02(d,J=7Hz,3H,10-CH3),1.38 (s,3H,8-CH3),1.50(m,1H,H-13),1.90(dd,J=16Hzおよび4Hz,1H,H-15) ,2.00(s,3H,2-CH3),2.25(br m,2H,H-10およびH-14),2.50(br s,1H,11- OH),2.89(m,2H,H-12およびH-15),3.27(s,3H,OCH3),3.33(s,3H,OCH3), 3.63(d,J=10Hz,1H,H-11),4.23(t,J=10Hz,1H,H-6),4.50(d,J=18Hz, 1H,α-CH2),4.77(s,2H,NH2),5.03(d,J=10Hz,1H,H-7),5.20(d,J=11H z,1H,H-9),5.25(br s,2H,NH2),5.28(t,J=11Hz,1H,H-5),5.96(s,1H ,H-19),6.03(d,J=18Hz,1H,α-CH2),6.40(t,J=12Hz,1H,H-4),6.99(d ,J=12Hz,1H,H-3),8.15(d,J=9Hz,2H,芳香族),8.37(d,J=9Hz,1H,芳 香族);m/z731(M++Na);IR(KBr,cm-1)1660,1590. 実施例46 17-アミノ-22(4′-アジドフェナシル)-17-デメトキシゲルダナマイ シン 17-アミノ-17-デメトキシゲルダナマイシン(0.500g、0.92ミリ モル)を、25mlのアセトン(炭酸カリウム上で貯蔵)に溶解し、1.27g の炭酸カリウムを加えた(9.17ミリモル、10当量)。反応物を暗所で24 時間撹拌し、濾過し、真空で残渣に濃縮し、これを、69:1:30の酢酸エチ ル:メタノール:ヘキサン類を用いシリカゲルを介したフラッシュクロマトグラ フィーにかけた。生成物を1mlのクロロホルムに溶解しヘキサン類で沈殿させ てピンクがかった赤色の固形物を得た:収率0.095g(15%):mp16 5−167;1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ0.65(d,J=8Hz,3H,14-CH3),0.76(m ,1H,H-13),0.97(d,J=8Hz,3H,10-CH3),1.32(s,3H,8-CH3),1.42(m,1H ,H-13),1.82(dd,J=15Hzおよび5Hz,1H,H-15),1.91(s,3H,2-CH3),2.09-2 .27(br m,2H,H-10およびH-14),2.41(br s,1H,11-OH),2.79-2.90(m,2H,H -12およびH-15),3.21(s,3H,OCH3),3.27(s,3H,OCH3),3.58(d,J=11Hz,1 H,H-11),4.20(t,J=10Hz,1H,H-6),4.36(d,J=17Hz,1H,α-CH2),4.65( br s,2H,NH2),4.98(d,J=10Hz,1H,H-7),5.11(br s,2H,NH2),5.14(d, J=10Hz,1H,H-9),5.20(t,J=12Hz,1H,H-5),5.89(s,1H,H-19),5.95(d ,J=17Hz,1H,α-CH),6.33(t,J=13Hz,1H,H-4),7.02(d,J=13Hz,1H,H -3),7.08(d,J=9Hz,2H,芳香族),7.91(d,J=9Hz,2H,芳香族);m/z705(M++ H);C36H44N6O9・0.2H2Oから算定した理論値:C,58.37;H,6.53;N,11.34% .測定値:C,58.37;H,5.85;N,11.08%. 実施例47 17-アミノ-22(4′-アミノ-3′-ヨードフェナシル)- 17-デメトキシゲルダナマイン 塩化カリウム(0.022g,0.29ミリモル)を1mlの水に溶解し、一 塩化沃素(0.043g、.27ミリモル)に注ぎ入れた。この混合物を、24 mlの0.1N塩酸および3mlのメタノール中の実施例41の標記化合物(0 .139g、0.2ミリモル)溶液に注ぎ入れた。室温で2時間撹拌後、重亜硫 酸ナトリウムで反応停止した。反応混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を3 N塩酸、飽和重炭酸ナトリウム、水および食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウム上 で乾燥し、濾過した。 溶媒の除去により得た残分を、1mlのクロロホルムに溶解し、ヘキサン類で沈 殿させて鮭色の固形物を得た;収率0.099g(60%):1H-NMR(300MHz,C DCl3)δ0.66(d,J=7Hz,3H,14-CH3),0.75(m,1H,H-13),0.98(d,J=6Hz,3 H,10-CH3),1.34(s,3H,8-CH3),1.47(m,1H,H-13),1.91(m,1H,H-15),1.9 5(s,3H,2-CH3),2.10-2.29(br m,2H,H-10およびH-14),2.59(s,1H,11-OH) ,2.78-2.92(m,2H,H-12およびH-15),3.25(s,3H,OCH3),3.29(s,3H,OCH3) ,3.59(d,J=10Hz,1H,H-11),4.24(t,J=10Hz,1H,H-6),4.32(d,J=18Hz ,1H,α-CH2),4.56(s,2H,NH2),4.95(d,J=10Hz,1H,H-7),5.04(br s,2 H,NH2),5.15(d,J=11Hz,1H,H-9),5.22(t,J=11Hz,1H,H-5),5.58(br s ,2H,NH2),5.88(d,J=18Hz,1H,α-CH2),5.89(s,1H,H-19),6.37(t,J= 12Hz,1H,H-4),6.60(dd,J=9Hzおよび3Hz,1H,芳香族),7.06(d,J=12Hz,1 H,H-3),7.71(dd,J=9Hzおよび2Hz,1H,芳香族),8.22(dd,J=2Hzおよび3Hz, 1H,芳香族)IR(KBr,cm-1)1715,1660,1610,1580. 酸洗液を重炭酸ナトリウムで中和し、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル抽出 物を水および食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、除去して 実施例41の標記化合物を収率0.045g(27%)で回収した。 実施例48 17-アミノ-22(4′-アジド-3′-ヨードフェナシル)- 17-デメトキシゲルダナマイシン 実施例47から得た17-アミノ-22(4′-アミノ-3′-ヨードフェナシル )-17-デメトキシゲルダナマイシン(0.036g,0.44ミリモル)を、 89mlのメタノールに溶解し、0℃に冷却し、光を遮断した。この溶液に45 mlの1N塩酸および45mlの0.5N亜硝酸ナトリウムを加えた。15分撹 拌した後、更なる45mlの0.5Nアジ化ナトリウムを加え、反応混合物を0 ℃で更に15分撹拌した。その結果できた溶液を酢酸エチルで抽出した。酢酸エ チル抽出物を水および食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、 除去して赤色ガラス状物質を得、これを1mlの酢酸エチルに溶解し、ヘキサン 類で沈殿させた。収率0.027g(72%):1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ0.69( d,J=7Hz,3H,14-CH3),0.79(m,1H,H-13),1.03(d,J=8Hz,3H,10-CH3), 1.50(s,3H,8-CH3),1.89(m,2H,H-13およ びH-15),1.99(s,3H,2-CH3),2.11-2.32(br m,2H,H-10およびH-14),2.53(b r s,1H,11-OH),2.81-2.95(m,2H,H-12およびH-15),3.28(s,3H,OCH3),3. 32(s,3H,OCH3),3.62(d,J=9Hz,1H,H-11),4.22(t,J=12Hz,1H,H-6),4 .41(d,J=17Hz,1H,α-CH2),4.80(br s,2H,NH2),5.02(d,J=9Hz,1H,H- 7),5.16-5.31(br s,4H,NH2,H-9,およびH-5),5.92(s,1H,H-19),5.99(d ,J=18Hz,1H,α-CH2),6.40(t,J=14Hz,1H,H-4),7.03(d,J=14Hz,1H, H-3),7.12(m,1H,芳香族),8.00(m,2H,芳香族),8.40(m,1H,芳香族);IR( KBr,cm-1)1722,1680,1661,1580. 実施例49および50の化合物を、実施例32の方法により調製した。 実施例49 17-アミノ-22(4′-フェニルフェナシル)- 17-デメトキシゲルダナマイシン 収率0.119g(35%):mp193−195℃(分解);1H-NMR(300MH z,CDCl3)δ0.72(d,J=7Hz,3H,14-CH3),0.83(m,1H,H-13),1.04(d,J=7 Hz,3H,10-CH3),1.40(s,3H,8-CH3),1.49(m,1H,H-13),1.90(dd,J=16Hz および5Hz,1H,H-15),2.00(s,3H,2-CH3),2.25(br m,2H,H-10およびH-14) ,2.47(s,1H,11-OH),2.91(m,2H,H-12およびH-15),3.31(s,3H,OCH3),3. 33(s,3H,OCH3),3.64(d,J=10Hz,1H,H-11),4.29(t,J=10Hz,1H,H-6), 4.49(d,J=18Hz,1H,α-CH2),4.72(br s,2H,NH2),5.04(d,J=10Hz,1H, H-7),5.17(br s,2H,NH2),5.21(d,J=11Hz,1H,H-9),5.28(t,J=11Hz,1 H,H-5),5.99(s,1H,H-19),6.09(d,J=18Hz,1H,α-CH2),6.41(t,J=12Hz ,1H,H-4),7.13(d,J=12Hz,1H,H-3),7.47(m,3H,芳香族),7.12(m,3H, 芳香族),7.74(d,J=8Hz,2H,芳香族),8.05(d,J=8Hz,2H,芳香族);m/z73 1(M++Na+). 実施例50 17-アミノ-22(2-アセトナチフル)-17-デメトキシゲルダナマイ シン 2-(2’-ブロモアセチル)ナフタレンから調製した粗標記化合物を、1ml のクロロホルムに溶解し、ヘキサン類で沈殿させて鮭色の固形物を得た;収率0 .163g(50%):mp185−187℃;1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ0.71( d,J=8Hz,3H,14-CH3),0.82(m,1H,H-13),1.02(d,J=7Hz,3H,10-CH3), 1.40(s,3H,8-CH3), 1.49(m,1H,H-13),1.89(dd,J=15Hzおよび5Hz,1H,H-15),2.00(s,3H,2-CH 3),2.22(br m,2H,H-10およびH-14),2.44(s,1H,11-OH),2.91(m,2H,H-12 およびH-15),3.30(s,3H,OCH3),3.33(s,3H,OCH3),3.51(d,J=11Hz,1H, H-11),4.30(t,J=11Hz,1H,H-6),4.59(d,J=19Hz,1H,α-CH2),4.68(br s,2H,NH2),5.02(d,J=10Hz,1H,H-7),5.15(br s,2H,NH2),5.20(d,J= 13Hz,1H,H-9),5.28(t,J=13Hz,1H,H-5),6.00(s,1H,H-19),6.20(d,J =17Hz,1H,α-CH2),6.40(t,J=12Hz,1H,H-4),7.13(d,J=13Hz,1H,H-3) ,7.54-7.68(m,2H,芳香族),7.87-8.02(m,2H,芳香族),8.51(s,1H,芳香族 );m/z714(M+)および736(M++Na+);IR(CH2Cl2,cm-1)1733,1677,1662,1585. 実施例51 17-アゼチジン-1-イル-11-α-フルオロ-17-デメトキシゲルダナマイ シン 実施例18の標記化合物である17-アゼチジン-1-イル-17-デメトキシゲ ルダナマイシン(0.200g,0.342ミリモル)を、窒素下、火炎乾燥し たフラスコに加え、15mlの塩化メチレンに溶解した。混合物を外部ドライア イス/アセトン浴で−68℃に冷却し、次いで、2.5mlの塩化メチレン中の DAST(0.055g、0.342ミリモル、0.045ml)溶液を滴下し た。1時間後、5mlの5%水性NaHC03を徐々に加え、生成物を100m lの塩化メチレン中に抽出した。有機層を3x50mlの水および2x50ml の食塩水で洗浄し、MgS04で乾燥し、濾過し、溶媒を除去して紫色の固形物 を得た。これを、クロロホルム中の5%メタノールを用いフラッシュカラムクロ マトグラフィーにより精製した。所望の生成物であるRf=.42(1:9メタ ノール:クロロホルム)の物質(0.058g、29%)を、最小量の酢酸エチ ルに溶解しヘキサン類で沈殿させた;収率0.042g(21%)、mp128 ℃(分解);1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ1.05(m,6H,10-CH3および14-CH3),1.25 (br t,J=15Hz,1H,H-13),1.55(br t,J=15Hz,1H,H-13),1.78(s,3H,8- CH3),1.96(br m,1H,H-14),2.03(s,3H,2-CH3),2.23(dd,J=8.5Hz,16Hz ,1H,H-15),2.40(br m,2H,3’アゼチジンCH2),2.55(dd,J=7Hz,16Hz,1H ,H-15),2.80(br d,J=26Hz,1H,H-10),3.35(s,3H,OCH3),3.37(s,3H,O CH3),3.53(br m,1 H,H-12),4.39(d,J=9Hz,1H,H-6),4.0(br m,7H,NH2および2’および4’ アゼチジンCH2およびH-11),5.60(d,J=9Hz,1H,H-9),5.70(s,1H,H-7),5. 88(t,J=9Hz,1H,H-5),6.55(t,J=9Hz,1H,H-4),6.96(d,J=9Hz,1H,H- 3),7.05(s,1H,H-19),9.33(s,1H,NH-22);m/z610,(M++Na);IR(KBr,cm-1 )1735,1690,1650;C31H42N3O7・5H2Oから算定した理論値:C,54.93;H,7.73 ;N,6.20%.測定値:C,55.07;H,6.23;N,6.07%. 実施例52−58の化合物を、適切に置換した17-アミノ-17-デメトキシゲ ルダナマイシン誘導体から実施例51の方法により調製した。 実施例52 17-アミノ-11-α-フルオロ-17-デメトキシゲルダナマイシン 収率0.155g(44%)、mp>250℃(分解);1H-NMR(300MHz,CDC l3)δ0.80(d,3H,J=8Hz,10-CH3),0.90(d,3H,J=8Hz,14-CH3),0.93(br m,1H,H-13),1.35(br t,1H,H-13),1.60(s,3H,8-CH3),1.85(s,3H,2-CH3 ),1.85(br m,1H,H-14),1.85-2.1(br m,2H,H-15),2.63(br d,J=26Hz, 1H,H-10),3.16(s,6H,OCH3),3.26(br m,1H,H-12),4.28(d,J=9Hz,1H, H-6),4.45(br d,J=47Hz,1H,H-11),4.60(br m,2H,NH2),4.95(s,1H,H- 7),5.07(br s,2H,NH2),5.45(d,J=9Hz,1H,H-9),5.70(t,J=9Hz,1H,H -5),6.35(t,J=9Hz,1H,H-4),6.80(d,J=9Hz,1H,H-3),7.05(s,1H,H-1 9),9.0(s,1H,NH-22);m/z570.(M++Na);IR(KBr,cm-1)1715,1685,1670;C28 H38FN3O7・0.25H2Oから算定した理論値:C,60.91;H,7.03;N,7.61%.測 定値:C,60.78;H,6.87;N,7.43%. 実施例53 17-イソプロピルアミノ-11-α-フルオロ-17-デメトキシゲルダナマイ シン 収率0.035g(16%)、mp132℃;1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ0.85( m,6H,10-CH3,14-CH3),0.85(m,1H,H-13),1.07及び1.11(br d,J=8Hz,6H ,イソプロビルCH3),1.38(br m,1H,H-13),1.60(s,3H,8-CH3),1.71(br m ,1H,H-14),1.75(s,3H,2-CH3),2.15(dd,J=8.5Hz,16Hz,1H,H-15),2.4 5(dd,J=7Hz,16Hz,1H,H-15),2.65(br d,J=26Hz,1H,H-10),3.19および 3.20(br s,6H,OCH3),3.35(br m, 1H,H-12),3.95(m,1H,イソプロピルCH),4.22(d,J=9Hz,1H,H-6),4.30(b r d,J=47Hz,1H,H-11),4.65(br m,2H,NH2),5.04(s,1H,H-7),5.46(d, J=9Hz,1H,H-9),5.73(t,J=9Hz,1H,H-5),5.94(br d,J=10.5Hz,1H,NH ),6.40(t,J=9Hz,1H,H-4),6.80(d,J=9Hz,1H,H-3),7.05(s,1H,H-19) ,9.15(s,1H,NH-22);m/z612.(M++Na);IR(KBr,cm-1)1740,1705,1655;C3 1 H44FN3O7・0.5H2Oから算定した理論値:C,62.19;H,7.57;N,7.01%.測定 値:C,62.36;H,7.48;N,6.81%. 実施例54 17-シクロプロピルアミノ-11-α-フルオロ-17-デメトキシゲルダナマイ シン 収率0.056g(25%)、mp119℃(分解);1H-NMR(300MHz,CDCl3 )δ0.70(m,2H,シクロプロピルCH2),0.86(m,3H,シクロプロピルCH2およびH- 13),0.92(d,3H,J=8Hz,10-CH3),1.00(d,3H,J=8Hz,14-CH3),1.53(br m ,1H,H-13),1.70(s,3H,8-CH3),1.95(s,3H,2-CH3),2.00(br m,1H,H-14 ),2.62(dd,J=8.5Hz,16Hz,1H,H-15)2.70(br d,J=26Hz,1H,H-10),2.80 (m,1H,シクロプロピルCH),2.90(dd,J=7Hz,16Hz,1H,H-15),3.33(s,6H ,OCH3),3.45(br m,1H,H-12),4.33(d,J=9Hz,1H,H-6),4.36(br d,J=4 7Hz,1H,H-11),4.7(br m,2H,NH2),5.10(s,1H,H-7),5.55(d,J=9Hz,1H ,H-9),5.75(t,J=9Hz,1H,H-5),6.20(br t,1H,NH),6.46(t,J=9Hz,1H ,H-4),6.90(d,J=9Hz,1H,H-3),7.15(s,1H,H-19),9.15(s,1H,NH-22) ;m/z610.(M++Na);IR(KBr,cm-1)1740,1690,1630;C31H42FN3O7・1.5H2Oか ら算定した理論値:C,60.57;H,7.37;N,6.83%.測定値:C,60.43;H,6.7 9;N,6.83%. 実施例55 17-アリルアミノ-11-α-フルオロ-17-デメトキシゲルダナマイシン 収率0.049g(25%)、mp110−112℃;1H-NMR(300MHz,CDCl3) δ0.85(d,3H,J=8Hz,10-CH3),0.88(d,3H,J=8Hz,14-CH3),1.45(br m,2H ,H-13),1.63(s,3H,8-CH3),1.86(s,3H,2-CH3),1.88(br m,1H,H-14),2 .20(dd,J=8.5Hz,16Hz,1H,H-15),2.55(dd,J=7Hz,16Hz,1H,H-15),2.8 0(br d,J=26Hz,1H,H-10),3.20(s,6H,OCH3),3.33(br m,1H,H-12),3.9 5(br t,2H,アリル性CH2),4.23(d,J=9Hz,1H,H-6),4.26(br d,J=49Hz, 1H,H-11),4.57(br m,2H,NH2),5.03(s,1H,H-7), 5.15(br d,2H,ビニル性CH2),5.45(d,J=9Hz,1H,H-9),5.55(m,2H,H-5お よびビニル性CH),6.10(br t,1H,NH),6.40(t,J=9Hz,1H,H-4),6.80(d,J =9Hz,1H,H-3),7.07(s,1H,H-19),9.13(s,1H,NH-22);m/z608.(M++Na) ;IR(KBr,cm-1)1740,1700,1655;C31H42FN3O7・0.75H2Oから算定した理論値 :C,61.93;H,7.24;N,6.98%.測定値:C,61.87;H,6.93;N,7.00%. 実施例56 17-プロパルギルアミノ-11-α-フルオロ-17-デメトキシゲルダナマイ シン 収率0.051g(27%)、mp111℃;1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ0.83( br m,1H,H-13),0.95(d,3H,J=8Hz,10-CH3),0.98(d,3H,J=8Hz,14-CH3 ),1.53(br m,1H,H-13),1.73(s,3H,8-CH3),1.95(s,3H,2-CH3),1.94(br m,1H,H-14),2.35(s,1H,アセチレンCH),2.35(dd,J=8.5Hz,16Hz,1H,H- 15),2.58(dd,J=7Hz,16Hz,1H,H-15),2.65(br d,J=26Hz,1H,H-10),3. 3(s,6H,OCH3),3.45(br m,1H,H-12),4.20(br s,2H,プロパルギルCH2),4 .33(d,J=9Hz,1H,H-6),4.36(br d,J=47Hz,1H,H-11),4.8(br m,2H,NH2 ),5.13(s,1H,H-7),5.57(d,J=9Hz,1H,H-9),5.85(t,J=9Hz,1H,H-5) ,6.13(br t,1H,NH),6.50(t,J=9Hz,1H,H-4),6.90(d,J=9Hz,1H,H-3) ,7.20(s,1H,H-19),9.13(s,1H,NH-22);m/z608.(M++Na);IR(KBr,cm-1)2 120,1735,1695,1635;C31H40FN3O7・0.75H2Oから算定した理論値:C,62.14 ;H,6.98;N,7.01%.測定値:C,61.99;H,6.71;N,6.90%. 実施例57 17-(2′-シアノエチルアミノ)-11-α-フルオロ- 17-デメトキシゲルダナマイシン 収率0.06g(14%)、mp12−24℃分解);1H-NMR(300MHz,CDCl3) δ1.15(br m,1H,H-13),1.12(d,3H,J=8Hz,10-CH3),1.17(d,3H,J=8Hz ,14-CH3),1.65(br t,1H,H-13),1.75(s,3H,8-CH3),1.90(s,3H,2-CH3) ,2.1(br m,1H,H-14),2.40(dd,J=8.5Hz,16Hz,1H,H-15),2.65(dd,J=7 Hz,16Hz,1H,H-15),2.83(t,J=8Hz,2H,β-エチルCH2),2.93(br d,J=2 6Hz,1H,H-10),3.46(s,6H,OCH3),3.45(br m,1H,H-12),3.56(q,J=8Hz ,2H,α-エチルCH2),4.46(d,J=9Hz,1H,H-6), 4.55(br d,J=47Hz,1H,H-11),4.85(br m,2H,NH2),5.26(s,1H,H-7),5. 73(d,J=9Hz,1H,H-9),6.00(t,J=9Hz,1H,H-5),6.07(br t,1H,NH),6. 65(t,J=9Hz,1H,H-4),7.07(d,J=9Hz,1H,H-3),7.35(s,1H,H-19),9. 25(s,1H,NH-22);m/z623.(M++Na);IR(KBr,cm-1)2350,1730,1695,1630 ;C31H41FN4O7から算定した理論値:C,61.99;H,6.88;N,9.33%.測定値:C ,61,52;H,6.91;N,9.25%. 実施例58 17-(2′-フルオロエチルアミノ)-11-α-フルオロ- 17-デメトキシゲルダナマイシン 収率0.064g(32%)、mp134℃(分解);1H-NMR(300MHz,CDCl3 )δ1.05(br m,1H,H-13),1.03(d,3H,J=8Hz,10-CH3),1.07(d,3H,J=8Hz ,14-CH3),1.57(br t,1H,H-13),1.77(s,3H,8-CH3),2.0(br m,1,,H-14) ,2.05(s,3H,2-CH3),2.35(dd,J=8.5Hz,16Hz,1H,H-15),2.63(dd,J=7H z,16Hz,1H,H-15),2,83(br d,J=26Hz,1H,H-10),3.4(s,6H,OCH3),3.5 3(br m,1H,H-12),3.85(2つのbrd m,J=27Hz,2H,α-エチルCH2),4.4(d,J =9Hz,1H,H-6),4.45(br d,J=47Hz,1H,H-11),4.65(2つのbrd t,J=46Hz ,7Hz,2H,β-エチルCH2),4.75(br m,2H,NH2),5.23(s,1H,H-7),5.63(d ,J=9Hz,1H,H-9),5.90(t,J=9Hz,1H,H-5),6.25(br t,1H,NH),6.57(t ,J=9Hz,1H,H-4),6.97(d,J=9Hz,1H,H-3),7.25(s,1H,H-19),9.25(s ,1H,NH-22);m/z596.(M++Na);IR(KBr,cm-1)1740,1700,1630;C30H41F2N3 O7から算定した理論値:C,60.69;H,6.96;N,7.07%.測定値:C,60.23;H ,6.99;N,7.02%. 実施例59 11-α-フルオロ-ゲルダナマイシン 標記化合物を、ゲルダナマイシンから実施例51の方法により調製した;収率 0.064g(32%)、mp232℃(分解);1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ0.8 7(d,3H,J=8Hz,10-CH3),1.00(d,3H,J=8Hz,14-CH3),1.0(br m,1H,H-1 3),1.4(br t,1H,H-13),1.73(s,3H,8-CH3),1.95(s,3H,2-CH3),1.9(br m,1H,H-14),2.25(dd,1H,J=7Hz,16Hz,1H,H-15),2.45(dd,J=8.5Hz, 16Hz,1H,H-15),2.75(br d,J=26Hz,1H,H-10),3.3(s,3H,OCH3),3.34( s,3H,OCH3),3.4(br m,1H,H-12),4.05( s,3H,17-OCH3),4.27(d,J=9Hz,1H,H-6),4.57(br d,J=47Hz,1H,H-11) ,4.7(br m,2H,NH2),5.05(s,1H,H-7),5.53(d,J=9Hz,1H,H-9),5.85(t ,J=9Hz,1H,H-5),6.50(t,J=9Hz,1H,H-4),6.85(d,J=9Hz,1H,H-3), 7.20(s,1H,H-19),8.65(s,1H,NH-22);m/z585.(M++Na);IR(KBr,cm-1)174 0,1705,1655;C29H39FN2O8・0.25H2Oから算定した理論値:C,61.41;H,7.02 ;N,4.93%.測定値:C,61.03;H,6.65;N,4.92%. 実施例60 17-(S)-2′-ヒドロキシプロピルアミノ-11-α-フルオロ- 17-デメトキシゲルダナマイシン 実施例59の標記化合物(0.307g、0.546ミリモル)を、6mlの クロロホルムにスラリーにし、22℃で16時間(S)-2-ヒドロキシプロピル アミン(0.205g、2.73ミリモル)で処理した。反応混合物を50ml のクロロホルムで希釈し、3x50mlの食塩水および3x50mlの水で洗浄 した。有機層をMgS4で乾燥し、濾過し、紫色の固形物に真空蒸発した。クロ ロホルム中の3%メタノールで溶出するシリカケル上のフラッシュカラムクロマ トグラフィーにより純粋な生成物を得た;収率0.070g(21%)、mp1 19℃(分解);1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ0.95(br t,7H,H-13および10-CH3お よびγ-プロピルCH3),1.25(d,3H,J=8Hz,14-CH3),1.50(br t,1H,H-13), 1.70(s,3H,8-CH3),1.9(br m,1H,H-14),1.97(s,3H,2-CH3),2.33(dd,J =8.5Hz,16Hz,1H,H-15),2.53(dd,J=7Hz,16Hz,1H,H-15),2.75(br d,J =26Hz,1H,H-10),3.30(s,6H,OCH3),3.30(m,1H,α-プロピルCH),3.45(b r m,1H,H-12),3.57(m,1H,α-プロピルCH),4.0(m,1H,β-プロピルCH),4 .33(d,J=9Hz,1H,H-6),4.37(br d,J=27Hz,1H,H-11),4.75(br m,2H,N H2),5.15(s,1H,H-7),5.55(d,J=9Hz,1H,H-9),5.85(t,J=9Hz,1H,H-5 ),6.43(br t,1H,NH),6.50(t,J=9Hz,1H,H-4),6.90(d,J=9Hz,1H,H-3 ),7.15(s,1H,H-19),9.23(s,1H,NH-22);m/z628.(M++Na);IR(KBr,cm-1) 1735,1695,1655;C31H44FN3O8・0.25H2Oから算定した理論値:C,61.01;H,7 .35;N,6.88%.測定値:C,60.90;H,7.40;N,6.74%. 実施例61 17-アリルアミノ-11-アミノカルボニル-17-デメトキシゲルダナマイシン 窒素下、火炎乾燥したフラスコ内で17-アリルアミノ-17-デメトキシゲル ダナマイシン(0.200g、0.341ミリモル)を5mlの塩化メチレンに 溶解し、0℃に冷却した。イソシアン化ナトリウム(0.311g、0.478 ミリモル)およびトリフルオロ酢酸(0.545g、4.78ミリモル、0.3 68ml)を、10分の間に加えた。室温で16時間撹拌後、反応混合物を20 0mlの水で希釈し、3x150mlのクロロホルムで抽出した。合わせた有機 層を2x100mlの水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空で蒸 発させて0.236gの残分を得、これを、69:1:30の酢酸エチル:メタ ノール:ヘキサン類で溶出する80gのシリカゲル上のフラッシュクロマトグラ フィーにかけた。純粋な生成物を含有する画分を蒸発させ、2mlのクロロホル ムに溶解し、次いで、ヘキサン類で沈殿させた;0.062g(29%)mp2 14−216℃;1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ0.93(d,J=8Hz,3H,10-CH3),0.9 8(d,J=8Hz,3H,14-CH3),1.26(br m,1H,H-13),1.50(m,1H,H-13),1.69( s,3H,8-CH3),1.77(br m,1H,H-14),1.96(s,3H,2-CH3),2.24(dd,J=16Hz および7Hz,1H,H-15),2.56(m,1H,H-15),2.85(m,1H,H-10),3.31(s,3H, OCH3),3.32(s,3H,OCH3),3.46(br m,1H,H-12),4.05(br t,2H,アリル性C H2),4.39(br m,2H,NH2),4.43(br d,J=9Hz,1H,H-6),4.71(vbr s,2H, NH2),4.75(m,1H,H-11),5.15-5.3(m,4H,ビニル性CH2,H-7,H-9),5.73-5. 9(br m,2H,H-5,ビニル性CH),6.15(br t,1H,NH),6.48(t,J=9Hz,1H,H- 4),7.11(s,1H,H-19),7.23(br m,1H,H-3),9.20(s,1H,NH-22);m/z651. (M++Na);IR(KBr,cm-1)1740,1725,1705,1680,1645,1585,1470;C32H44N4 O9・1.5H2Oから算定した理論値:C,58.61;H,7.22;N,8.54%.測定値:C,5 8.50;H,6.51;N,8.48%. 実施例62 17-アゼチジン-1-イル-11-N-BOC-β-アラニル- 17-デメトキシゲルダナマイシン 実施例18の標記化合物17-アゼチジン-1-イル-17-デメトキシゲルダナ マイシン(0.200g.0.341ミリモル)を、6mlの乾燥塩化メチレン に溶解し、N-BOC-β-アラニン(0.077g、0.409ミリモル)、ジ シクロヘキシルカルボ ジイミド(0.084g、0.409ミリモル)およびジメチルアミノピリジン (DMAP)(0.050g、0.409ミリモル)で処理した。24時間後、 混合物を濾過してジシクロヘキシル尿素を除去し、真空で残渣に濃縮し、これを 、200mlの酢酸エチルに溶解し、各々2x100mlの1N塩酸、水および 食塩水で洗浄した。有機層をNa2SO4で乾燥し、濾過し、真空で蒸発させて紫 色の残分(0.240g)を得た。これを、69:1:30の酢酸エチル:メタ ノール:ヘキサン類で溶出するシリカゲル上のクロマトグラフィーにかけた。純 粋な生成物を含有する画分を蒸発させて残渣を得、これを、1mlのクロロホル ムに溶解し、100mlのヘキサンで沈殿させた;収率0.098g(38%) mp122−125℃;1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ0.87(d,J=8Hz,3H,10-CH3 ),0.95(d,J=8Hz,3H,14-CH3),1.17(m,1H,H-13),1.6(m,1H,H-14),1.63 (s,3H,8-CH3),1.90(m,1H,H-15),1.95(s,3H,2-CH3),2.35(ペント,J=8 Hz,2H,3′-アゼチジンCH2),2.46(m,2H,α-アラニルCH2),2.6-2.8(m,2H, H-15,H-10),325(s,3H,OCH3),3.27(s,3H,OCH3),3.35(m,2H,β-アラニ ルCH2),3.66(m,1H,H-12),4.46(d,J=8Hz,1H,H-6),4.55(t,J=8Hz,4H ,2′および4′アゼジンCH2),4.4-4.9(br s,2H,NH2),5.06(d,J=12Hz,1H ,H-11),5.15(br t,1H,アラニルNH),5.27(d,J=11Hz,1H,H-9),5.53(br s,1H,H-7),5.80(t,J=9,1H,H-5),6.45(t,J=9Hz,1H,H-4),6.90(s,1 H,H-19),7.00(m,J=9Hz,1H,H-3),9.40(s,1H,NH-22);m/z759,(M++Na) ;IR(KBr,cm-1)1732,1645,1583,1541,1477;C39H56N4O11・2H2Oから算定し た理論値:C,59.08; H,7.63;N,7.07%.測定値:C,59.20;H,7.11;N,7 .16%. 実施例63 17-アゼチジン-1-イル-11-β-アラニル-17-デメトキシゲルダナマイ シン 実施例62の生成物(0.050g、0.066ミリモル)を、1mlのトリ フルオロ酢酸に0℃で溶解した。10分後、反応混合物を真空で残渣に蒸発させ 、これを、0.3mlのメタノールに溶解し、20mlのイソプロピルエーテル で沈殿させた;0.35g(71%)mp138−142℃;1H-NMR(300MHz,C DCl3)δ0.84(d,J=8Hz,3H,10-CH3),0.96(d,J=8Hz,3H,14-CH3),1.24(m ,1H,H-13),1.55(m,1 H,H-13),1.61(s,3H,8-CH3),1.94(s,3H,2-CH3),1.96(m,1H,H-15),2. 35(ペント,J=8Hz,2H,3′-アゼチジンCH2),2.6-2.8(m,4H,α-アラニルCH2 およびH-15およびH-10),3.18(m,2H,β-アラニルCH2),3.25(s,6H,OCH3),3 .65(m,1H,H-12),4.43(br s,1H,H-6),4.57(m,4H,2′および4′アゼチジ ンCH2),5.0-5.5(br s,2H,NH2),5.15(d,J=12Hz,1H,H-11),5.3(br m,1H ,H-9),5.4(br s,1H,H-7),5.78(t,J=9Hz,1H,H-5),6.44(t,J=9Hz,1H ,H-4),6.85-7.00(m,J=9Hz,1H,H-3),6.93(s,1H,H-19),8,16(br s,2H ,アラニルNH2),9.35(s,1H,NH-22);m/z657.(M++H);IR(KBr,cm-1)1731,1 688,1647,1583,1601,1541,1474;C34H48N4O9・3H2Oから算定した理論値:C ,52.42;H,6.72;N,6.79%.測定値:C,52.23;H,6.22;N,6.61%. 実施例64 17-アゼチジン-1-イル-11-[N-(4-アジドベンゾイル)-β-アラニ ル]-17-デメトキシゲルダナマイシン 実施例63の標記化合物(0.020g、0.026ミリモル)を、0.5m lの無水ジメチルホルムアミドに溶解し、4-アジド安息香酸N-ヒドロキシスク シンイミドエステル(0.007g、0.025ミリモル)およびトリエチルア ミン(0.0025g、0.025ミリモル、0.0034ml)で処理した。 3時間後、反応混合物を200mlの酢酸エチルで希釈し、2x100mlの水 、1N塩酸および食塩水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し 、真空で残渣になるまで蒸発した。残渣を0.5mlのクロロホルムに溶解し、 70mlのヘキサン類で沈殿させ、濾過し、真空で乾燥した;0.012g(6 1%)mp123−6℃;1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ0.85(d,J=8Hz,3H,10-CH3 ),0.94(d,J=8Hz,3H,14-CH3),1.15(m,1H,H-13),1.63(s,3H,8-CH3), 1.85(m,1H,H-15),1.95(s,3H,2-CH3),2.35(ペント,J=8Hz,2H,3′アゼ チジンCH2),2.6(t,J=8Hz,2H,α-アラニルCH2),2.7-2.9(m,2H,H-15およ びH-10),3.26(s,3H,OCH3),3.29(s,3H,OCH3),3.56(m,1H,β-アラニルCH2 ),3.70(m,1H,H-12),3.82(m,1H,β-アラニルCH2),4.4-4.9(m,7H,H-6, 2′および4′アゼチジンCH2,NH2),5.10(d,J=12Hz,1H,H-11),5.3(br m,1H ,H-9),5.53(br s,1H,H-7),5.79(t,J=9,1H,H-5),6.45(t,J=9,1H,H -4),6.91(s,1H,H-19), 6.9-7.0(m,2H,H-3,NH),6.98(ABqのd,J=10Hz,2H,芳香族CH),7.75(ABqの d,J=10Hz,2H,芳香族CH),8.16(br s,2H,アラニルNH2),9.38(s,1H,NH-2 2). 実施例65 17-アゼチジン-1-イル-11-アセチル-17-デメトキシゲルダナマイ シン 実施例18の標記化合物17-アゼチジン-1-イル-17-デメトキシゲルダナ マイシン(0.200g、0.341ミリモル)を、窒素下、火炎乾燥したフラ スコ内の5mlの塩化メチレンに溶解し、室温で無水酢酸(0.070g、0. 683ミリモル、0.064ml)、DMAP(0.042g、0.341ミリ モル)およびトリエチルアミン0.105g(1.04ミリモル、0.145m l)で処理した。3時間後、混合物を200mlの塩化メチレンで希釈し、10 0mlの水および2x100mlの食塩水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウム で乾燥し、濾過し、真空で0.30gの残渣になるまで蒸発した。残渣を、クロ ロホルム中の2.5%メタノールを用い120gのシリカゲル上のフラッシュク ロマトグラフィーにかけて0.120gの純粋な生成物を得、これを、10ml のトルエンから再結晶させた;0.080g(37%)mp195℃(分解);1 H-NMR(300MHz,CDCl3)δ0.93(m,6H,14-CH3および10-CH3),1.1-1.3(m,2H,H -13),1.55(m,1H,H-14),1.65(s,3H,8-CH3),1.95(s,3H,2-CH3),1.96(s ,3H,アセチルCH3),2.0(m,1H,H-15),2.35(ペント,J=8Hz,2H,3′-アゼ チジンCH2),2.6-2.85(m,2H,H-15,H-10),3.29(s,3H,OCH3),3.31(s,3H, OCH3),3.60(セプト,J=8Hz,1H,イソプロピルCH),3.63(m,1H,H-12),4.45 (d,J=8Hz,1H,H-6),4.55(t,J=8Hz,4H,2′および4′アゼチジンCH2),4. 73(br s,2H,NH2),5.0(m,1H,H-11),5.75(d,J=11Hz,1H,H-9),5.41(br s,1H,H-7),5.78(t,J=9Hz,1H,H-5),6.46(t,J=9Hz,1H,H-4),6.91(s ,1H,H-19),7.10(m,J=9Hz,1H,H-3),9.34(s,1H,NH-22);m/z650.(M++N a);IR(KBr,cm-1)1735,1685,1645;C33H45N3O9から算定した理論値:C,63.1 4;H,7.26;N,6.69%.測定値:C,63.36;H,6.94; N,6.55%. 実施例66 17-アゼチジン-1-イル-11-アミノカルボニル-17- デメトキシゲルダナマイシン 実施例18の標記化合物である17-アゼチジン-1-イル-17-デメトキシゲル ダナマイシン(0.200g、0.341ミリモル)から実施例61の方法で調 製した;収率0.083g(39%)mp168−171℃;1H-NMR(300MHz,C DCl3)δ0.98(d,J=8Hz,3H,10-CH3),1.01(d,J=8Hz,3H,14-CH3),1.3(br m,2H,H-13),1.73(s,3H,8-CH3),1.75(br m,1H,H-14),2.02(s,3H,2-CH3 ),2.15(m,1H,H-15),2.40(ペント,J=8Hz,2H,3′-アゼチジンCH2),2.6 7(m,1H,H-15),2.87(m,1H,H-10),3.36(s,6H,OCH3),3.60(m,1H,H-12) ,4.39(br m,2H,NH2),4.5(brd,J=9Hz,3H,H-6,NH2),4.64(br ,J=8Hz ,6H,2′および4′アゼチジンCH2,NH2),4.86(m,1H,H-11),5.35(d,J=12H z,1H,H-9),5.40(br s,1H,H-7),5.83(br t,J=9Hz,1H,H-5),6.54(t, J=9Hz,1H,H-4),6.97(s,1H,H-19),7.21(br m,1H,H-3),9.36(s,1H,NH -22);m/z629.(M+);IR(KBr,cm-1)1720,1686,1648,1533,1475;C32H44N4O9 ・H2Oから算定した理論値:C,59.42;H,7.61;N,8.66%.測定値:C,59.67 ;H,6.81; N,8.38%. 実施例67 17-アリルアミン-11-イソプロピルスルファミルカルボニル-17- デメトキシゲルダナマイシン 17-アリルアミノ-17-デメトキシゲルダナマイシン(0.200g、0. 341ミリモル)を、窒素下、火炎乾燥したフラスコ内で5mlの塩化メチレン に溶解し0℃に冷却した。クロロスルホニルイソシアニド(0.080mg、0 .564ミリモル、0.049ml)を、10分にわたって滴下した。冷所で1 時間撹拌した後、イソプロピルアミン(0.066g、1.13ミリモル、0. 096ml)を加え、反応混合物を1時間にわたって室温に温めた。反応混合物 を100mlのクロロホルムで希釈し、10mlの水で抽出した。水層を3x1 00mlのクロロホルムで逆抽出した。プールした有機層を3x75mlの1N のNaOHで抽出した。合わせた塩基性層を3x100mlのクロロホルムで洗 浄した。水層を1Nの塩酸でpH3に酸性にし、3x100mlのクロロホルム で抽出した。これらの後者の有機抽出物をプールし、2x100mlの食塩水で 洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空で0.213gの固形物に蒸発 させた。クロロホルム中の5%メタノールで溶出するシリカゲル上のフラッシュ クロマトグラフィーにより純粋な標記化合物を得、これ を、1mlのクロロホルムに溶解し、ヘキサン類で沈殿させ、濾過し、真空で乾 燥した;収率0.061g(25%)mp137−139℃;1H-NMR(300MHz,C DCl3)δ0.94(d,3H,J=8Hz,10-CH3),0.98(d,3H,J=8Hz,14-CH3),1.1(m, 6H,イソプロピルCH3),1.3-1.55(br m,2H,H-13),1.65(s,3H,8-CH3),1.70 (br m,1H,H-14),1.95(s,3H,2-CH3),2.13(m,1H,H-15),2.27(dd,J=7Hz ,16Hz,1H,H-15),3.00(m,1H,H-10),3.25および3.27(br s,6H,OCH3),3. 5(m,1H,イソプロピルCH),3.57(br m,1H,H-12),4.05(br t,2H,アリル性C H2),4.43(br m,1H,H-6),4.7(br m,2H,NH2),4.9(br s,1H,NH),5. 02(br d,J=11Hz,1H,H-11),5.2(br d,2H,ビニル性CH2),5.38(br m,2H, H-7およびH-9),5.75(t,J=9Hz,1H,H-5),5.85(m,1H,ビニル性CH),6.27(b r t,1H,NH),6.45(t,J=9Hz,1H,H-4),7.03(br m,1H,H-3),7.10(s,1H ,H-19),9.30(s,1H,NH-22);m/z772.(M++Na);IR(KBr,cm-1)1737,1690,1 645;C35H51N5O11S・0.5H2Oから算定した理論値:C,55.39;H,6.91;N,9.23 %.測定値:C,55.36;H,6.95;N,9.19%. 実施例68および69の化合物を、適切な17-デメトキシ-ゲルダナマイシン から実施例67の方法により調製した。 実施例68 17-β-フルオロエチルアミノ-11-イソプロピルスルファミルカルボニ ル-17-デメトキシゲルダナマイシン 収率0.122g(38%)mp142−146℃(分解);1H-NMR(300MHz ,CDCl3)δ0.93(d,3H,J=8Hz,10-CH3),0.97(d,3H,J=8Hz,14-CH3),1.07 (d,J=8Hz,6H,イソプロピルCH3),1.36(br m,1H,H-13),1.46(br m,1H,H -13),1.63(br s,4H,8CH3およびH-14),1.94(s,3H,2-CH3),2.1(br m,1H, H-15),2.82(dd,J=7Hz,16Hz,1H,H-15),2.95(br m,1H,H-10),3.24(s,3 H,OCH3),3.26(s,3H,OCH3),3.49(セプト,J=8Hz,1H,イソプロピルCH), 3.59(br m,1H,H-12),3.77(2つのbrd m,J=23Hz,2H,α-エチルCH2),4.43 (br s,1H,H-6),4.56(2つのbrd,t,J=47Hz,7Hz,2H,β-チルCH2),4.8(b r m,2H,NH2),5.02(br d,2H,H-11およびNH),5.75(t,J=9Hz,1H,H-5),5 .86(br d,2H,H-7およびH-9),6.25(br t,1H,NH),6.45(t,J=9Hz,1H,H- 4),7.00(br s,1H,H-3),7.10(s,1H,H-19),7.55(br s,1H,NH),9.25(s, 1H,NH-22);m/z778.(M++Na);IR(KBr,cm-1)1735,1690,1645,1590,1480; C34H50FN5O11Sから算定した理論値:C,60.69;H,6.96;N,7.07%.測定値:C ,60.23;H,6.99;N,7.02%. 実施例69 17-β-シアノエチルアミノ-11-イソプロピルスルファミルカルボニ ル-17-デメトキシゲルダナマイシン 収率0.037g(11%)mp150−154℃(分解);1H-NMR(300MHz ,CDCl3)δ0.98(d,6H,J=8Hz,10-Meおよび14-Me),1.08(d,J=8Hz,6H,イ ソプロピルCH3),1.37(br m,1H,H-13),1.5(br t,1H,H-13),1.65(s,3H,8 -Me),1.75(br m,1H,H-14),1.95(s,3H,2-Me),2.04(m,1H,H-15),2.66(t ,J=8Hz,2H,β-エチルCH2),2.78(m,1H,H-15),3.00(br m,1H,H-10),3. 26(s,3H,OCH3),3.28(s,3H,OCH3),3.50(セプト,J=8Hz,1H,イソプロピ ルCH),3.56(br m,1H,H-12),3.77(br m,2H,α-エチルCH2),4.40(br d,J =9Hz,1H,H-6),4.75(br m,2H,NH2),4.93(br s,1H,NH),4.98(br d,1H ,H-11),5.34(br m,2H,H-7およびH-9),5.76(t,J=9Hz,1H,H-5),5.96(br t,1H,NH),6.45(t,J=9Hz,1H,H-4),7.00(br s,1H,H-3),7.13(s,1H, H-19),7.38(br s,1H,NH),9.15(s,1H,NH-22);m/z785.(M++Na);IR(KBr, cm-1)2320,1730,1690,1640,1580,1480;C35H50N6O11S・1.25H2Oから算定し た理論値:C,54.78;H,6.63;N,10.95%.測定値:C,54.75;H,6.16;N,1 0.71%. 実施例70 17-アゼチジン-1-イル-11-イソプロピルスルファミルカルボニル- 17-デメトキシゲルダナマイシン 17-アゼチジン-1-イル-17-デメトキシゲルダナマイシン(0.200g 、0.341ミリモル)を、窒素下、火炎乾燥したフラスコ内で5mlの塩化メ チレンに溶解し0℃に冷却した。クロロスルホニルイソシアニド(0.053m g、0.376ミリモル、0.033ml)を、10分にわたって滴下した。冷 所で2時間撹拌した後、イソプロピルアミン(0.044g、0.75ミリモル 、0.064ml)を加え、反応混合物を1時間にわたって室温に温めた。反応 混合物を100mlの塩化メチレンで希釈し、2x100mlの1NのNaOH で抽出した。合わせた塩基性層を 3x150mlの塩化メチレンで洗浄し、次いで、1Nの塩酸でpH3に酸性に した。酸性水層を、3x150mlの塩化メチレンで抽出した。これらの後者の 有機抽出物をプールし、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空で0.121g の固形物に蒸発させ、これを、1mlの塩化メチレンに溶解し、ヘキサン類で沈 殿させ、濾過し、真空で乾燥した;0.110g(43%)mp145−48℃ ;1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ0.90(d,J=8Hz,3H,14-CH3),0.96(d,J=8Hz,3 H,10-CH3),1.14(d,J=8Hz,6H,イソプロピルCH3),1.3(m,1H,H-13),1.5( m,1H,H-13),1.6(m,1H,H-14),1.64(s,3H,8-CH3),1.94(s,3H,2-CH3), 2.0(m,1H,H-15),2.36(p,J=8Hz,2H,3′アゼチジンCH2),2.73(dd,J=8Hz および16Hz,1H,H-15),2.9(m,1H,H-10),3.25(s,3H,OCH3),3.27(s,3H, OCH3),3.52(セプト,J=8Hz,1H,イソプロピルCH),3.63(m,1H,H-12),4.43 (m,1H,H-6),4.57(t,J=8Hz,4H,2′および4′アゼチジンCH2),4.78(br s, 2H,NH2),5.0(br s,1H,H-11),5.86(m,2HH-7およびH-9),5.75(t,J=9Hz, 1H,H-5),6.45(t,J=9Hz,1H,H-4),6.9(s,1H,H-19),6.95(m,J=9Hz,1H ,H-3),7.45(m,1H,NH),9.35(s,1H,NH-22);m/z772.(M++Na);IR(KBr,cm-1 )1735,1685,1645;C35H51N5O11S・1.25H2Oから算定した理論値:C,54.43; H,6.98;N,9.07%.測定値:C,54.42; H,6.54;N,8.73%. 実施例71 17-β-シアノエチルアミノ-4,5-ジヒドロ-11-イソプロピルスルファ ミルカルボニル-17-デメトキシゲルダナマイシン 標記化合物を、実施例11の化合物から実施例70の方法により調製した。 収率0.087g(46%)mp128−132℃(分解);1H-NMR(300MHz ,CDCl3)δ0.92(d,J=8Hz,3H,10-CH3),0.93(d,J=8Hz,3H,14-CH3),1.07 (d,J=8Hz,3H,イソプロピルCH3),1.09(d,J=8Hz,3H,イソプロピルCH3),1 .17(br m,1H,H-13),1.36(br t,1H,H-13),1.43(s,3H,8-CH3),1.46(br m ,1H,H-14),1.58(m,2H,H-5),1.75(s,3H,2-CH3),2.00(dd,J=14Hzおよ び6Hz,1H,H-15),2.23(m,2H,H-4),2.56(t,J=8Hz,β-エチルCH2),2.77( m,1H,H-15),3.06(brm,1H,H-10),3.25(s,3H,OCH3),3.27(s,3H,OCH3) ,3.35(br m,1H,H-12),3.47(セプト,J=8Hz,1H,イソプ ロピルCH),3.66(br m,2H,α-エチルCH2),4.5-4.63(br m,3H,H-6,NH2およ びNH),4.85(d,J=6Hz,1H,H-7),5.05(br s,1HH-7),5.74(d,J=9Hz,1H, H-9),5.87(br t,1H,NH),6.26(t,J=7Hz,1H,H-3),7.05(s,1H,H-19),7 .40(br s,1H,NH),9.00(s,1H,NH-22);m/z787.(M++Na);IR(KBr,cm-1)232 0,1730,1690,1645,1580,1480;C35H52N6O11S・0.25H2Oから算定した理論値 :C,54.71;H,6.75;N,10.93%.測定値:C,54.48;H,6.88;N,10.68%. 実施例72 17-アゼチジン-1-イル-11-(4′-アジドフェニル)スルファミル カルボニル-17-デメトキシゲルダナマイシン 実施例18の標記化合物である17-アゼチジン-1-イル-17-デメトキシゲ ルダナマイシン(0.250g、0.427ミリモル)を、窒素下、火炎乾燥し たフラスコ内で5mlの塩化メチレンに溶解し0℃に冷却した。クロロスルホニ ルイソシアニド(0.099mg、0.704ミリモル、0.061ml)を、 10分にわたって滴下した。冷所で1時間撹拌した後、4-アジドアニリン(0 .126g、0.938ミリモル)を加え、反応混合物を1時間にわたって室温 に温めた。反応混合物を蒸発乾固し、残渣を、クロロホルム中の3%メタノール を用い120gのシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーにかけて純粋な 生成物を得、これを、1mlのクロロホルムに溶解し、ヘキサン類で沈殿させた ;収率0.059g(17%)mp152−54℃;1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ0 .85(d,J=8Hz,3H,14-CH3),0.94(d,J=8Hz,3H,10-CH3),1.2(m,1H,H-13 ),1.36-1.7(m,2H,H-13およびH-14),1.6(s,3H,8-CH3),1.94(br s,4H,2- CH3およびH-15),2.35(ペントJ=8Hz,2H,3′-アゼチジンCH2),2.65-2.9(br m ,2H,H-10およびH-15),3.24(br s,6H,OCH3),3.64(m,1H,H-12),4.46(br s,1H,H-6),4.55(t,J=8Hz,4H,2′および4′アゼチジンCH2),4,85-5.1(b rs,2H,NH2およびH-7),5.85(br s,1HH-11),5.48(br s,1H,H-9),5.77(br t,J=9Hz,1H,H-5),6.45(t,J=9Hz,1H,H-4),6.86(s,1H,H-19),6.8-7. 15(m,5H,H-3および芳香族CH),7.8(vbrd s,1H,NH),9.35(s,1H,NH-22);m /z847.(M++Na);IR(KBr,cm-1)2108,1737,1689,1647,1584,1481;C38H48N8 O11S・1.5H2Oから算定した理論値:C,53.57;H,5.86;N,13.15%.測定値: C,53.70;H,5.57;N,13.02%. 実施例73 17-アリルアミノ-11-アゼチジン-1-イルスルファミル カルボニル-17-デメトキシゲルダナマイシン 17-アリルアミノ-17-デメトキシゲルダナマイシン(0.200g、0. 341ミリモル)を、窒素下、火炎乾燥したフラスコ内で5mlの塩化メチレン に溶解し0℃に冷却した。クロロスルホニルイソシアニド(0.053mg、0 .376ミリモル、0.033ml)を、10分にわたって滴下した。冷所で1 時間撹拌した後、アゼチジン(0.043g、0.75ミリモル、0.051m l)を加え、反応混合物を1時間にわたって室温に温めた。反応混合物を残渣に なるまで蒸発させ、69:1:30の酢酸エチル:メタノール:ヘキサン類で溶 出する60gのシリカゲル上のフラッシュカラムクロマトグラフィーにかけて純 粋な標的の化合物を得、これを、1mlのクロロホルムに溶解し、ヘキサン類で 沈殿させ、真空で乾燥した;収率0.102g(40%)mp134−137℃ ;1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ0.92(d,3H,J=8Hz,10-CH3),1.01(d,3H,J=8 Hz,14-CH3),1.4(br m,1H,H-13),1.5(br m,2H,H-13およびH-14),1.65(s ,3H,8-CH3),1.95(s,3H,2-CH3),2.13(m,1H,H-15),2.05-2.2(m,3H,H-1 5およびアゼチジン3′-CH2),2.78(dd,J=6Hzおよび15Hz,1H,H-15),2.93(m ,1H,H-10),3.26(s,3H,OCH3),3.28(s,3H,OCH3),3.63(br m,1H,H-12) ,3.95-4.05(br m,6H,アリル性CH2およびアゼチジン2′および4′CH2),4.45( br s,1H,H-6),4.7(br m,2H,NH2),5.02(br d,J=11Hz,1H,H-11),5.2(m ,2H,ビニル性CH2),5.4(br m,2H,H-7およびH-9),5.73-5.93(m,2H,H-5お よびビニル性CH),6.25(br t,1H,NH),6.45(t,J=9Hz,1H,H-4),7.03(br m ,1H,H-3),7.10(s,1H,H-19),9.32(s,1H,NH-22);m/z769.(M++Na);IR(K Br,cm-1)1734,1691,1645,1579,1474;C35H49N5O11S-0.75H2Oから算定した 理論値:C,55.21;H,6.69;N,9.19%.測定値:C,55.19;H,6.18;N,9.20 %. 実施例74 17-アゼチジン-1-イル-11-ピペラジニルスルファミルカルボニル- 17-デメトキシゲルダナマイシン 実施例18の標記化合物である17-アゼチジン-1-イル-17-デメトキシゲ ルダナマ イシン(0.50g,0.854ミリモル)を、窒素下、火炎乾燥したフラスコ 内で5mlの塩化メチレンに溶解し0℃に冷却した。クロロスルホニルイソシア ニド(0.133mg.0.939ミリモル、0.082ml)を、10分にわ たって滴下した。冷所で1時間撹拌した後、ピペラジン(0.162g、1.8 8ミリモル)を加え、反応混合物を1時間にわたって室温に温めた。反応混合物 を蒸発乾固し、残渣を、クロロホルム中の20%メタノールを用い200gのシ リカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーにかけて純粋な生成物を得、これを 、5mlのクロロホルムに溶解し、150mlのヘキサン類で沈殿さた;収率0 .161g(24%)mp180−182℃;1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ0.86(m ,3H,14-CH3),0.9(m,3H,10-CH3),1.6(s,3H,8-CH3),1.94(brs,2-CH3), 2.35(ペント,J=8Hz,2H,3′-アゼチジンCH2),3.25(br s,6H,OCH3),3.64( m,1H,H-12),4.46(br s,1H,H-6),4.6(t,J=8Hz,4H,2′および4′アゼチ ジン-CH2),6.43(br t,1H,H-4),6.9(s,1H,H-19),9.35(s,1H,NH-22),他 のプロトンが観察されたが、あまり明白でないか特定されない;m/z799.(M++N a);IR(KBr,cm-1)1734,1689,1646,1600,1471;C33H52N6O11S・2H2Oから算 定した理論値:C,53.19;H,6.94;N,10.34%.測定値:C,52.90;H,6.81; N,10.13%. 実施例75 17-アゼチジン-1-イル-11-(4′-メチル-1′-ピペラジニル)- スル-ファミルカルボニル-17-デメトキシゲルダナマイシン 実施例18の標記化合物である17-アゼチジン-1-イル-17-デメトキシゲ ルダナマイシン(0.200g、0.341ミリモル)を、窒素下、火炎乾燥し たフラスコ内で5mlの塩化メチレンに溶解し0℃に冷却した。クロロスルホニ ルイソシアニド(0.053mg、0.376ミリモル、0.033ml)を、 10分にわたって滴下した。冷所で1時間撹拌した後、N-メチルピペラジン( 0.075g、0.75ミリモル、0.083ml)を加え、反応混合物を1時 間にわたって室温に温めた。反応混合物を100mlのクロロホルムで希釈し、 100mlの水および2x100mlの食塩水で抽出した。有機層を硫酸ナトリ ウムで乾燥し、濾過し、真空で0.280gの固形物に蒸発させた。これを、ク ロロホルム中の10%メタノールを用いシリカゲル上のフラッシュクロマトグラ フィーにかけて純粋な生成物を得た;収率0. 114g(42%)mp147−49℃;1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ1.11(d,J= 8Hz,3H,14-CH3),1.21(d,J=8Hz,3H,10-CH3),1.55(m,1H,H-13),1.72(m ,1H,H-13),1.83(m,1H,H-14),1.86(s,3H,8-CH3),2.2(br s,4H,2-CH3 およびH-15),2.53(s,3H,N-CH3),2.60(br t,J=8Hz,2H,3′-アゼチジンCH2 ),2.70(br s,4H,ピペラジニルCH2),2.9-3.1(m,2H,H-10およびH-15),3.5 3(s,6H,OCH3),3.86(m,1H,H-12),4.69(br s,1H,H-6),4.82(t,J=8Hz, 4H,2′および4′アゼチジンCH2),5.15(br s,2H,NH2),5.72(br s,1H,H-7) ,5.57(br d,1H H-11),5.66(br s,1H,H-9),6.00(t,J=9Hz,1H,H-5),6. 68(t,J=9Hz,1H,H-4),7.15(s,1H,H−19),7.24(br s,1H,H-3),7.45(s ,1H,NH),9.60(s,1H,NH-22);m/z813.(M++Na);IR(KBr,cm-1)1738,1688 ,1646,1583,1471;C37H54N6O11S-H2Oから算定した理論値:C,54.94;H,6.9 7;N,10.39%.測定値:C,54.92;H,6.87;N,10.25%. 実施例76 17-アリルアミノ-11-ケト-17-デメトキシゼルダナマイシン 17-アリルアミノ-17-デメトキシゲルダナマイシン(90mg、0.15 ミリモル)をCHCl3(4ml)に溶解し、これに、Dess-Martinパーヨージナ ン(382mg、0.90ミリモル)を加え、反応物を還流加熱した。1時間後 、反応が完了し、反応混合物をCHCl3で希釈した。有機層を水性Na223 、飽和水性重炭酸ナトリウムで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥した。溶媒を蒸 発により除去し、残分を酢酸エチル/ヘキサン類から再結晶させて収率84mg (96%)の17-アリルアミノ-11-ケト-17-デメトキシゲルダナマイシンを 淡赤色結晶として得た;mp112−118℃(分解);1H-NMR(300MHz,CDCl3 )δ1.02(d,3H,J=7Hz),1.25(d,3H,J=7Hz),1.48(m,2H),1.75(m,1H),1 .80(s,3H),1.98(s,3H),2.32(dd,1H,J=14Hz,5Hz),2.58(dd,1H,J=14H z,7Hz),3.29(重複s,6H),3.66(m,1),4.08(m,3H),4.28(d,1H,J=8Hz), 4.82(br交換可能,2H),5.18-5.3(m,3H),5.55(d,1H,J=9Hz),5.8-6.0(m,3 H),6.83(br交換可能,1H),6.49(t,1H,J=11Hz),6.92(d,1H,J=11Hz),7. 19(s,1H),9.22(s,1H);質量スペクトルm/z585.(M+2);C31H41N3O8・0.5(酢 酸エチル)から算定した理論値:C,63.14;H,7.23;N,6.69%.測定植:C,63 .19;H, 7.06;N,6.92%. 実施例77−87の11-ケト化合物は、実施例76の方法により適切な17- アミノ置換した17-デメトキシゲルダナマイシンの酸化により調製した。 実施例77 17-シクロプロピルアミノ-11-ケト-17-デメトキシゲルダナマイシン Mp110−115℃(分解);1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ0.75-0.95(m,4H) ,1.03(d,3H,J=7Hz),1.24(d,3H,J=7Hz),1.72(m,1H),1.79(s,3H),1. 98(s,3H),2.78(m,3H),3.32(s,3H),3.4-3.5(m,4H),4.08(m,2H),4.28(d ,1H,J=8Hz),4.81(br交換可能,2H),5.15(s,1H),5.57(d,1H,J=10Hz), 5.71(t,1H,J=7Hz),6.26(br s,1H),6.51(t,1H,J=12Hz),6.92(d,1H,J =12Hz),7.15(s,1H),9.22(s,1H);質量スペクトルm/z606.(M+Na) 実施例78 17-イソプロピルアミノ-11-ケト-17-デメトキシゲルダナマイシン Mp105−111℃(分解);1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ1.02(d,3H,J=7H z),1.25(重複2重,9H),1.48(m,2H),1.75(m,1H),1.80(s,3H),1.98(s, 3H),2.27(dd,1H,J=14Hz,5Hz),2.66(dd,1H,J=14Hz,7Hz),3.32(重複s ,6H),3.67(m,1H),3.98(m,1H),4.09(t,1H,J=5Hz),4.38(d,1H,J=9Hz ),4.82(br交換可能,2H),5.17(s,1H),5.54(d,1H,J=9Hz),5.83(t,1H,J =7Hz),6.17(d,1H,J=9Hz),6.49(t,1H,J=11Hz),6.92(d,1H,J=11Hz) ,7.17(s,1H),9.27(s,1H);質量スペクトルm/z587.(M+2);C31H43N3O8・0.2 CH2Cl2から算定した理論値:C,62.22;H,7.20;N,6.98%.測定値:C,62.16 ;H,7.0;N,6.75%. 実施例79 17-メチルアミノ-11-ケト-17-デメトキシゲルダナマイシン Mp108−120℃(分解);1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ1.05(d,3H,J=7H z),1.23(d,3H,J=7Hz),1.48(m,2H),1.80(s,3H),1.97(s,3H),2.43(dd ,1H,J=14Hz,5Hz),2.68(dd,1H,J=14Hz,7Hz),3.17(s,3H),3.30(重複s ,6H),3.68(m,1H),4.11(t,1H,J=5Hz),4.32(d,1H,J=8Hz),4.80(br交 換可能,2H),5.21(s,1H),5.53(d,1H,J=10Hz),5.83(t,1H,J=7Hz),6.5 1(t,1H,J=12Hz),6.92(d,1H,J=10Hz), 7.19(s,1H),9.28(s,1H);質量スペクトルm/z580.(M+Na). 実施例80 17-(2′ヒドロキシエチルアミノ)-11-ケト-17-デメトキシゲルダナ マイシン Mp108−111℃(分解);1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ1.07(d,3H,J=7H z),1.25(d,3H,J=7Hz),1.51(m,2H),1.76(m,1H),1.81(s,3H),1.98(s, 3H),2.32(dd,1H,J=14Hz,4Hz),2.63(dd,1H,J=14Hz,7Hz),3.34(重複s ,6H),3.62(m,3H),3.88(t,2H,J=5Hz),4.09(t,1H,J=5Hz),4.28(d,1H ,J=9Hz),4.8(br交換可能,2H),5.18(s,1H),5.53(d,1H,J=13Hz),5.79( d,1H,J=8Hz),6.48(t,1H,J=14Hz),6.92(d,1H,J=14Hz),7.18(s,1H) ,9.25(s,1H);質量スペクトルm/z589.(M+2);C30H41N3O9から算定した理論値 :C,61.32;H,7.03;N,7.15%.測定値:C,60.96;1H,7.12; N,6.90% . 実施例81 17-(2′-メトキシエチルアミノ)-11-ケト-17-デメトキシゲルダナマ イシン Mp130−134℃(分解);1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ1.05(d,3H,J=7H z),1.24(d,3H,J=7Hz),1.82(m,2H),1.85(s,3H),2.00(s,3H),2.34(dd ,1H,J=14Hz,5Hz),2.62(dd,1H,J=14Hz,7Hz),3.33(重複s,6H),3.40(s ,3H),3.6-3.7(m,5H),4.10(m,2H),4.31(d,1H,J=9Hz),4.8(br交換可能, 2H),5.22(s,1H),5.55(d,1H,J=10Hz),5.82(t,1H,J=7Hz),6.49(t,1H ,J=12Hz),6.92(d,1H,J=10Hz),7.18(s,1H),9.24(s,1H);質量スペクト ルm/z603.(M+2):C31H43N3O9から算定した理論値:C,61.79;H,7.20;N,6 .98%.測定値:C,61.75;H,7.02;N,6.86%. 実施例82 17-(2′メチルチオエチルアミノ)-11-ケト-17-デメトキシゲルダナ マイシン Mp95−100℃(分解);1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ1.05(d,3H,J=7Hz) ,1.23(d,3H,J=7Hz),1.48(m,2H),1.80(m,1H),1.81(s,3H),1.95(s,3H ),2.11(s,3H),2.32(dd,1H,J=14Hz,5Hz),2.63(dd,1H,J=14Hz,5Hz), 2.76(t,2H,J=7Hz),3.32(重複s,6H),3.67(t,2H,J=7Hz),3.67(3重下 の単一のプロトン),4.08(t,1H,J=5Hz),4.37(d,1H,J=7Hz),4.8(br s, 2H),5.18(s,1H),5.52(d,1H,J=9Hz),5.83(見掛けのt,1H,J=9Hz),6.50 (t,1H,J=10Hz),6.92(br d,1H,J=12Hz),7.19(s,1H) ,9.21(s,1H);質量スペクトルm/z620,(M+2);C31H43N3O8Sから算定した理論 値:C,60.27;H,7.02;N,6.80%.測定値:C,60.16;H,6.82;N,6.67%. 実施例83 17-(2′-フルオロエチルアミノ)-11-ケト-17-デメトキシゲルダナマ イシン Mp99−105℃(分解);1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ1.04(d,3H,J=7Hz) ,1.25(d,3H,J=7Hz),1.50(m,2H),1.80(m,1H),1.81(s,3H),1.99(s,3H ),2.31(dd,1H,J=14Hz,5Hz),2.62(dd,1H,J=14Hz,9Hz),3.31(重複s,6 H),3.68(dd,1H,J=9Hz,7Hz),3.77(m,1H),3.84(m,1H),4.10(t,1H,J= 6Hz),4.30(d,1H,J=8Hz),4.54(t,1H,J=5Hz),4.70(t,1H,J=5Hz),5.1 9(s,1H),5.54(d,1H,J=9Hz),5.83(t,1H,J=9Hz),6.28(t,1H,J=6Hz) ,6.50(t,1H,J=12Hz),6.93(d,1H,J=12Hz),7.20(s,1H),9.17(s,1H) ;質量スペクトルm/z591.(M+2);C30H40N3O8・1/12CHCl3から算定した理論値: C,60.26;H,6.84;N,7.01%.測定値:C,60.57;H,6.54;N,6.87%. 実施例84 17-(2′-シアノエチルアミノ)-11-ケト-17-デメトキシゲルダナマイ シン Mp102−107℃(分解);1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ1.07(d,2H,J=7H z),1.25(d,3H,J=7Hz),1.53(m,2H),1.80(m,1H),1.81(s,3H),2.00(s, 3H),2.27(dd,1H,J=14Hz,5Hz),2.58(dd,1H,J=14Hz,6Hz),2.69(t,2H ,J=8Hz),3.32(s,3H),3.33(s,3H),3.71(dd,1H,J=9Hz,7Hz),3.80(q, 2H,J=7Hz),4.07(m,1H),4.29(d,1H,J=8Hz),4.8(br s,2H),5.17(s,1H ),5.55(d,1H,J=9Hz),5.84(見掛けのt,1H,J=9Hz),6.02(t,1H,J=6Hz) ,6.51(t,1H,J=11Hz),6.94(br d,1H,J=12Hz),7.22(s,1H),9.09(s,1H );質量スペクトルm/z619.(M+Na);C31H40N4O8から算定した理論値:C,62.40 ;H,6.76;N,9.39%.測定値:C,61.81;H,6.45;N,9.06%. 実施例85 17-アゼチジン-1-イル-11-ケト-17-デメトキシゲルダナマイシン Mp112−116℃(分解);1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ1.02(d,3H,J=7H z),1.37(d,3H,J=7Hz),1.48(m,2H),1.67(m,1H),1.82(s,3H),1.97(s, 3H),2.22(dd,1H,J=14Hz,5Hz),2.42(m,2H),2.58(dd,1H,J=14Hz,7Hz) ,3.30(重複s,6H), 3.61(m,1H),5.15(t,1H,J=5Hz),4.17(t,1H,J=8Hz),4.62(t,4H,J=7H z),4.80(br s,2H),5.19(s,1H),5.51(d,1H,J=10Hz),5.76(t,1H,J=10 Hz),6.48(t,1H,J=12Hz),6.90(br d,1H,J=12Hz),6.97(s,1H),9.25(s ,1H);質量スペクトルm/z583.(M+);C31H41N3O8から算定した理論値:C,63.7 9;H,7.08;N,7.20%.測定値:C,63.83;H,7.11;N,6.84%. 実施例86 17-(3′ヒドロキシアゼキジン-1-イル)-17-ケト-17- デメトキシゲルダナマイシン Mp145℃(泡状物質);1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ1.0(d,3H,J=4Hz),1 .2-1.3(m,6H),1.4(m,2H),1.7(m,1H),1.8(s,3H),2.15(s,2H),2.2(d,1 H,J=4Hz),2.5(m,1H),3.3(2つの1重,6H),3.6(m,1H),3.8(br s,1H), 4.15(m,1H),4.3(d,1H,J=7Hz),4.35-4.5(m,2H),4.5-4.9(m,3H),5.0-5. 2(m,3H),5.5(d,1H,J=7Hz),5.8(m,1H),6.5(t,1H,J=10Hz),6.9(d,1H ,J=14Hz),7.0(s,1H),9.2(s,1H);質量スペクトルm/z622.(M+2);C31H43N3 O9・H2Oから算定した理論値:C,60.28;H,7.02;N,6.80%.測定値:C,60. 76;H,7.10;N,6.36%. 実施例87 17-(3′-メトキシアゼキジン-1-イル)-17-ケト- 17-デメトキシゲルダナマイシン Mp128℃(泡状物質);1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ1.0(d,3H,J=7Hz),1 .25(m,6H),1.45(m,2H),1.6-1.85(m,4H,メチル1重を含む),1.9-2.1(m,4 H,メチル1重を含む),2.1-2.3(m,1H),2.95-3.25(m,1H),3.3(m,9H,3つの メチル1重を含む),3.6(m,1H),4.0-4.3(m,3H),4.35-4.5(m,2H),4.6-4.8( m,2H),5.1(br s,2H),5.2(s,1H),5.5(d,1H,J=10Hz),5.8(m,1H),6.5( t,1H,J=12Hz),6.9(d,1H,J=12Hz),7.0(s,1H),9.25(s,1H);質量スペ クトルm/z636.(M+Na);C32H43N3O9から算定した理論値:C,62.63;H,7.06;N ,6.85%.測定値:C,62.23;H,7.19;N,6.70%. 実施例88 17-メチルアミノ-11-(2′-モルホリノエチルアミノ)- 17-デメトキシゲルダナマイシン 乾燥フラスコ内のジクロロエタン(4ml)中の水素化トリアセトキシ硼素ナ トリウム(152mg、0.72ミリモル)を、微細懸濁液を形成するまで音波 処理した。混合物をソニケーターから取り出し、N-アミノエチルモルホリン( 47μl、0.36ミリモル)および少量の硫酸ナトリウム結晶で処理した。次 いで、11-ケト-17-メチルアミノ-17-デメトキシケルダナマイシン(10 0mg、0.18ミリモル)を加え、混合物を室温で24時間撹拌した。反応混 合物を飽和炭酸ナトリウムおよび食塩水で洗浄し、次いで、硫酸ナトリウム上で 乾燥した。ロータリーエパポレーションにより溶媒を除去し、粗生成物を、カラ ムクロマトグラフィー(シリカゲル、塩化メチレン中の10%メタノール)によ り精製して標記化合物を紫色の固形物として得た;収率87mg、(71%)、 mp119−120℃;1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ0.90(d,3H,J=7Hz),1.00( d,3H,J=7Hz),1.42(m,2H),1.59(m,1H),1.65(s,3H),1.95(s,3H),2.03 (br s,1H),2.25(dd,1H,J=8Hz),2.68(m,3H),2.81(m,2H),3.15(d,3H, J=7Hz),3.22(s,3H),3.28(s,3H),3.52(m,1H),3.62(t,4H,J=4Hz),4.4 4(br d,1H,J=10Hz),4.75(br s,1H),5.40(s,1H),5.55(d,1H,J=10Hz) ,5.78(dd,1H,J=8Hz),6.28(d,1H,J=7Hz),6.45(t,1H,J=13Hz),7.00( m,1H),7.05(s,1H),9.40(s,1H);質量スペクトルm/z672(M+). 実施例89−95の化合物は、実施例88の還元アミノ化法を用い、11-ケ ト-17-(メチルアミノ)-17-デメトキシゲルダナマイシンおよび適切なアミ ン類から調製した。 実施例89 11-ベンジルアミノ-17-メチルアミノ-17-デメトキシゲルダナマイ シン Mp123−126℃;-1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ0.91(d,3H,J=8Hz),0.9 8(d,3H,J=8Hz),1.35(m,1H),1.58(m,2H),l.66(m,1H),1.70(s,3H),1 .95(s,3H),2.32(dd,1H,J=8Hz),2.75(dd,1H,J=8Hz,12Hz),2.93(m,1H ),3.08(s,4H),3.12(d,3H,J=8Hz),3.15(s,6H),3.46(d,1H,J=8Hz),3 .61(d,1H,J=24Hz),3.78(d,1H,J=24Hz),4.30(d,1H,J=8Hz),4.75(br s,2H),5.35(s,1H),5.70(m,2H),6.28(d,1H,J=8Hz),6.43(t,1H,J=12 Hz),7.01(br d,1H,J=16Hz),7.08(s,1H),7.20(m,5H),9.42(s,1H);質 量スペクトルm/z649.(M+1). 実施例90 11-シクロプロピルアミノ-17-メチルアミノ-17-デメトキシゲルダナマ イシン Mp120−123℃;1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ0.30(m,4H),0.93(d,3H, J=8Hz),1.02(d,3H,J=8Hz),1.40(m,2H),1.72(s,3H),1.80(br s,1H), 1.99(s,3H),2.15(s,1H),2.32(dd,1H,J=8Hz,13Hz),3.00(m,1H),3.18( d,3H,J=7Hz),3.28(s,3H),3.30(s,3H),3.57(m,1H),4.39(d,1H,J=8H z),4.84(br s,2H),5.63(d,1H,J=8Hz),5.80(dd,1H,J=8Hz,8Hz),6.32 (d,1H,J=7Hz),6.51(t,1H,J=13Hz)7.01(br d,1H,J=17Hz),7,09(s,1 H),9.44(s,1H);質量スペクトルm/z600.(M+1). 実施例91 11-イソアミルアミノ-17-メチルアミノ-17-デメトキシゲルダナマイ シン Mp108−110℃;1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ0.90(d,3H,J=8Hz),1.00 (d,3H,J=8Hz),1.22-1.60(m,5H),1.63(m,1H),1.65(s,3H),1.95(s,3H) ,2.29(dd,1H,J=7Hz),2.53(m,1H),2.75(m,2H),2.90(m,1H),3.13(d,3 H,J=7Hz),3.23(s,3H),3.28(s,3H),3.52(m,1H),4.90(br s,2H),5.35( s,1H),5.60(br d,1H,J=8),5.75(dd,1H,J=8Hz),6.30(d,1H,J=7Hz) ,6.43(t,1H,J=12Hz),7.02(s,1H),7.09(br s,1H),9.38(s,1H);質量ス ペクトルm/z629.(M+1). 実施例92 11-(2′-ヒドロキシエチルアミノ)-17-メチルアミノ- 17-デメトキシゲルダナマイシン Mp(油状物質);1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ0.95(d,3H,J=7Hz),1.09(d, 3H,J=7Hz),1.45(m,1H),1.58(m,2H),1.72(s,3H),2.00(s,3H),2.30(dd ,1H,J=8Hz),3.02(m,9H),3.20(d,3H,J=7Hz),3.28(s,3H),3.35(s,3H ),3.62(m,3H),4.55(br s,1H),4.90(br s,2H),5.40(br s,1H),5.63(d, 1H,J=10Hz),5.81(dd,1H,J=8Hz),6.36(d,1H,J=7Hz),6.50(t,1H,J= 13Hz),7.08(m,1H),7.12(s,1H),9.40(s,1H);質量スペクトルm/z603.(M+1 ). 実施例93 11-(3′-ジメチルアミノプロピルアミノ)-17-メチルアミノ- 17-デメトキシゲルダナマイシン Mp105−108℃;1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ0.95(d,3H,J=7Hz),1.03 (d, 3H,J=7Hz),1.48(m,1H),1.65(m,3H),1.70(s,3H),1.98(s,3H),2.20(s ,6H),2.28(m,3H),2.65(m,1H),2.70(m,2H),2.84(dd,1H,J=7Hz),2.90 (m,1H),3.20(d,3H,J=7Hz),3.29(s,3H),3.33(s,3H),3.57(m,1H),4.4 8(d,1H,J=13Hz),4.80(br s,2H),5.41(br s,1H),5.62(br d,1H,J=13H z),5.81(dd,1H,J=8Hz),6.32(d,1H,J=7Hz),6.49(t,1H,J=13Hz),7.0 9(m,1H),7.10(s,1H),9.43(s,1H);質量スペクトルm/z644.(M++1). 実施例94 11-アリルアミノ-17-メチルアミノ-17-デメトキシゲルダナマイシン Mp123−125℃;1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ0.95(d,3H,J=7Hz),1.03 (d,3H,J=7Hz),1.41(m,1H),1.52(m,1H),1.72(s,3H),1.84(m,2H),2.0 0(s,3H),2.36(dd,1H,J=7Hz),2.80(m,2H),3.00(m,1H),3.20(d,3H,J =7Hz),3.25(s,3H),3.32(s,3H),3.58(m,1H),4.42(d,1H,J=10Hz),4.8 0(br s,2H),5.08(dd,2H,J=16Hz),5.40(s,1H),5.65(d,1H,J=13Hz),5 .83(m,2H),6.32(d,1H,J=7Hz),6.50(t,1H,J=13Hz),7.05(m,1H),7.10 (s,1H),9.45(s,1H);質量スペクトルm/z599.(M++1). 実施例95 17-アゼチジン-1-イル-11-オキシイミノ-17-デメトキシゲルダナマ イシン エタノール中の17-アゼチジン-1-イル-11-ケト-17-デメトキシゲルダ ナマイシン(0.10g,0.17ミリモル)溶液に、エタノール中のヒドロキ シルアミン塩酸塩(0.10g,1.42ミリモル)およびトリエチルアミン( 0.2ml)溶液を加えた。反応混合物を室温で2.5時間撹拌した後、溶媒を ロータリーエバポレーションにより除去し、残渣をCHCl3に溶解した。クロ ロホルム溶液を水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、ロータリーエバポレー ションにより溶媒を除去した。残分をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、 CHCl3中の15%アセトン)により精製して17-アゼチジノ-11-オキシイ ミノ-17-デメトキシゲルダナマイシン(70mg、68%)を紫色の粉末とし て得た。Mp130−145℃(分解);1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ0.98(d,3H ,J=7Hz),1.17(d,3H,J=7Hz),1.37(m,2H),1.54(m,1H),1.81(s,2H), 1.95(s,3H),2.25(dd,1H,J=14Hz,4Hz),2.41(m,2H),2.61(dd,1 H,J=14Hz,3Hz),3.20(s,3H),3.28(s,3H),4.02(m,2H),4.13(d,1H,J =8Hz),4.65(t,1H,J=8Hz),5.01(br交換可能,2H),5.09(s,1H),5.37(br d,1H,J=10Hz),5.74(t,1H,J=10Hz),6.45(t,1H,J=12Hz),6.89(br s, 1H),6.97(s,1H),9.27(s,1H);質量スペクトルm/z586.(M-2);C31H42N4O8 から算定した理論値:C,62.19;H,7.07;N,9.36%.測定値:C,61.76;H,6 .88;N,9.14%. 実施例96−99の化合物を、適切な11-ケト-17-デメトキシゲルダナマ イシンから実施例95の方法により調製した。 実施例96 17-(2′-メトキシエチルアミノ)-11-オキシイミノ- 17-デメトキシゲルダナマイシン Mp119−127℃(分解);1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ1.03(d,3H,J=7H z),1.18(d,3H,J=7Hz),1.39(m,1H),1.84(s,3H),1.86(m,1H),1.98(s, 3H),2.32(dd,1H,J=14Hz,4Hz),2.68(dd,1H,J=14Hz,7Hz),3.21(s,3H) ,3.27(s,3H),3.38(s,3H),3.58(m,2H),3.62(m,2H),3.95(m,2H),4.12( d,1H,J=8Hz),4.90(br s,1H),5.11(s,1H),5.38(br d,1H,J=8Hz),5.7 5(t,1H,J=10Hz),6.50(m,2H),6.9(br s,1H),7.17(s,1H),9.25(s,1H) ;質量スペクトルm/z616.(M+). 実施例97 17-シクロプロピルアミノ-11-オキシイミノ-17-デメトキシゲルダナマ イシン Mp(無定形);1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ0.7-0.9(m,4H),1.0(d,3H,J=7 Hz),1.2(d,3H,J=7Hz),1.3-1.6(m,3H),1.8(s,3H),1.95(m,1H),2.0(s ,3H),2.7(m,1H),2.9(m,2H),3.2(s,3H),3.3(s,3H),4.05(br s,2H), 4.15(d,1H,J=7Hz),5.13(d,2H,J=10Hz),5.45(d,1H,J=10Hz),5.8(t, 1H,J=10Hz),6.3(d,1H,J=3Hz),6.48(t,1H,J=10Hz),6.9(br d,1H,J =10Hz),7.08(m,1H),7.15(s,1H),9.28(br s,1H);質量スペクトルm/z621 .(M+Na);C31H42N4O8・0.5H2Oから算定した理論値:C,61.27;H,7.13;N,9. 22%.測定値:C,61.74;H,7.25;N,8.71%. 実施例98 17-イソプロピルアミノ-11-オキシイミノ-17-デメトキシゲルダナマイ シン Mp158−160℃;1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ1.0(d,3H,J=7Hz),1.15( d, 3H,J=7Hz),1.2(d,3H,J=7Hz),1.3(d,3H,J=7Hz),1.45-1.6(br t,1H) ,1.7-1.9(m,4H),2.0(s,3H),2.2(br d,1H,J=14),2.75(t,1H,J=14Hz) ,3.15(s,3H),3.25(s,3H),3.8-4.05(m,3H),4.1(d,1H,J=10),5.1(s,1 H),5.25-5.5(br d,3H),5.7(t,1H,J=10Hz),6.2(d,1H,J=10Hz),6.4(t ,1H,J=10Hz),6.75(br d,1H),7.1(s,1H),9.25(br s,1H);質量スペクト ルm/z623.(M+Na);C31H44N4O8・1.5H2Oから算定した理論値:C,59.32;H,7.5 5,N,8.93%.測定値:C,59.27;H,7.07;N,8.66%. 実施例99 17-アリルアミノ-11-オキシイミノ-17-デメトキシゲルダナマイシン Mp135℃;質量スペクトルm/z621(M+Na).

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.下記一般式の化合物および薬学的に許容されるその塩およびプロドラッグ ; {ここで、R1およびR2は、両方とも水素であるか又は、R1およびR2は、共に 、単結合を形成し; R3は、水素であり、R4は、OR10、NHR8およびハロから成る群から選ば れ; R10は、水素、R11C(=O)-、およびR11SO2-およびR1213NSO2N HC(=O)-から成る群から選ばれ; R11は、アミノ、(C1-C8)アルキル、アミノ(C1-C8)アルキル、ヒド ロキシ(C1-C8)アルキル、保護されたアミノ(C1-C8)アルキル、保護され たヒドロキシ(C1-C8)アルキル、フェニルおよびナフチルから成る群から選 ばれ; R12およびR13は、水素、(C1-C8)アルキル、アミノ(C1-C8)アルキ ル、ジメチルアミノ(C1-C8)アルキル、シクロ(C3-C8)アルキル、フェニ ルおよびナフチルから成る群から選ばれるか;またはR12およびR13は、それら が結合している窒素と共に、アジリジニル、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペ リジニル、チアゾリジニル、オキサゾリジニル、モルホリノ、ピペラジニル、4 -(C1-C4)アルキルピペリジニルおよびN-(C1-C4)ピペラジニルから成る 群から選ばれる複素環残基を形成し;当該アルキル、フェニルおよびナフチル基 は、(C1-C8)アルキル、ハロ、ニトロ、アミノ、アジドおよび(C1-C8)ア ルコキシルから成る群から選 ばれる1つ以上の残基で置換することができ; 又は、R3およびR4は、共に、JがOおよびNOHから選ばれる一般式 =J の基を形成し; R5は、NR89であり(ここで、R8およびR9は、独立に、水素、(C1-C8 )アルキル、(C3-C8)シクロアルキル、(C2-C8)アルケニルおよび(C2- C8)アルキニルから成る群から選ばれ;当該アルキル、アルケニルおよびアル キニルは、任意に置換され、当該置換基は、ハロ、シアノ、メルカプト、(C1- C8)アルキルチオ、任意に置換されたアミノ、ヒドロキシル、(C1-C8)アル コキシル、カルボキシル、アミジノ、アシルアミノならびにイミジザロリル、フ リル、テトラヒドロフリルを含む群から選ばれる(C2-C6)ヘテロシクロアル キルおよび(C2-C6)ヘテロシクロアリール基から成る群から選ばれ);2個 を超える炭素原子を含む場合、それは、分枝、環式もしくは未分枝または分枝、 環式および未分枝基の組み合わせであってもよく;またはR8およびR9は、それ らが結合している窒素と共に、アジリジニル、アゼチジニルおよびピロリジニル から成る群から選ばれる複素環残基を形成し);またはR5は、R14O(ここで 、R14は、水素または(C1-C8)アルキルである)であり、R6は、水素または 下記一般式の基 (ここで、mは、0または1−5の整数であり、各R7は、ハロ、アジド、ニト ロ、(C1-C8)アルキル、C1-C8アルコキシル、フェニルおよびナフチル、シ アノおよび、R8およびR9が上記で定義した通りであるNR89から独立に選ば れる)であり;但し、R1およびR2が共に単結合を形成し、R3が水素であり、 R4OR10およびR10が水素である場合、R5は、OR14(ここで、R14は、水素 またはメチルである)またはNR89(ここで、HNR89は、アンモニア、メ チルアミン、エチ ルアミン、プロピルアミン、ブチルアミン、ペンチルアミン、ヘキシルアミン、 ヘプチルアミン、オクチルアミン、アリルアミン、β-ヒドロキシエチルアミン 、β-クロロエチルアミン、β-グリコキシエチルアミン、アミノブチルアミン、 アダマンチルメチルアミン、シクロプロピルアミン、シクロペンチルアミン、シ クロヘキシルアミン、シクロヘプチルアミン、シクロオクチルアミン、ベンジル アミン、フェネチルアミン、エチレンアミン、ピロリジン、ピペリジン、ジメチ ルアミン、アミノエチルアミン、ジグリコールアミン、β-モルホリノエチルア ミン、β-ピペリジノエチルアミン、ピコリルアミン、β-ピロリジノエチルアミ ン、β-ピリジニルエチルアミン、β-メトキシエチルアミン、およびβ-N-メチ ルアミノエチルアミンから成る群から選ばれる)であってはならず;R5がOR1 4 であり、R10がR11C(=O)である場合、R11は、メチルであってはいけな い}。 2. R1およびR2が、各々水素であり、R3、R4、R5およびR6が、請求項 1で定義した通りである請求項1に記載の化合物。 3. R1およびR2が、共に単結合を形成し、R3、R4、R5およびR6が、請 求項1で定義した通りである請求項1に記載の化合物。 4. R3が水素であり、R4が、OR10,NHR8およびハロから選ばれる請 求項2に記載の化合物。 5. R3およびR4が、共に一般式=Oの基を形成する請求項2に記載の化合 物。 6. R3およびR4が、共に一般式=NOHの基を形成する請求項2に記載の 化合物。 7. R3およびR4が、共に一般式=Oの基を形成する請求項3に記載の化合 物。 8. R3およびR4が、共に一般式=NOHの基を形成する請求項3に記載の 化合物。 9. 請求項1に記載の化合物であって、 17-アミノ-4,5-ジヒドロ-17-デメトキシ-ゲルダナマイシン; 17-メチルアミノ-4,5-ジヒドロ-17-デメトキシゲルダナマイシン; 17-シクロプロピルアミノ-4,5-ジヒドロ-17-デメトキシゲルダナマイ シン; 17-(2′-ヒドロキシエチルアミノ)-4,5-ジヒドロ-17デメトキシゲ ルダナマイシン; 17-(2-メトキシエチルアミノ)-4,5-ジヒドロ-17-デメトキシゲルダ ナマイシン; 17-(2′-フルオロエチルアミノ)-4,5-ジヒドロ-17-デメトキシゲル ダナマイシン; 17-[s-(+)-2-ヒドロキシプロピルアミノ]-4,5-ジヒドロ-17-デ メトキシゲルダナマイシン; 17-アゼチジン-1-イル-4,5-ジヒドロ-17-デメトキシゲルダナマイシ ン; 17-(3-ヒドロキシアゼチジン-1-イル)-4,5-ジヒドロ-17-デメトキ シゲルダナマイシン; 17-アゼチジン-1-イル-4,5-ジヒドロ-11-α-フルオロ-17-デメトキ シゲルダナマイシン; 17-アゼチジン-1-イル-17-デメトキシゲルダナマイシン; 17-(2′-シアノエチルアミノ)-17-デメトキシゲルダナマイシン; 17-(2′-フルオロエチルアミノ)-17-デメトキシゲルダナマイシン; 17-アミノ-22-(2′-メトキシフェナシル)-17-デメトキシゲルダナマ イシン; 17-アミノ-22-(3′-メトキシフェナシル)-17-デメトキシゲルダナマ イシン; 17-アミノ-22-(4′-クロロフェナシル)-17-デメトキシゲルダナマイ シン; 17-アミノ-22-(3′,4′-ジクロロフェナシル)-17-デメトキシゲル ダナマイシン; 17-アミノ-22-(4′-アミノ-3′-ヨードフェナシル)−17-デメトキ シゲルダナマイシン; 17-アミノ-22-(4′-アジド-3′-ヨードフェナシル)-17-デメトキシ ゲルダナマイシン; 17-アミノ-11-α-フルオロ-17-デメトキシゲルダナマイシン; 17-アリルアミノ-11-α-フルオロ-17-デメトキシゲルダナマイシン; 17-プロパルギルアミノ-11-α-フルオロ-17-デメトキシゲルダナマイシ ン; 17-(2′-フルオロエチルアミノ)-11-α-フルオロ-17-デメトキシゲ ルダナマ イシン; 17-アゼチジン-1-イル-11-(4′-アジドフェニル)スルファミルカルボ ニル-17-デメトキシケルダナマイシン; 17-(2′-フルオロエチルアミノ)-11-ケト-17-デメトキシゲルダナマ イシン; 17-アゼチジン-1-イル-11-ケト-17-デメトキシゲルダナマイシン;お よび 17-(3′-ヒドロキシアゼチジン-1-イル)-11-ケト-17-デメトキシゲ ルダナマイシンから成る群から選ばれる前記化合物。 10. 抗腫瘍に効果的な量の請求項1に記載の化合物を含んで成ることを特 徴とする、哺乳類における腫瘍の成長を防止または阻害する医薬組成物。 11. 癌遺伝子産物を阻害するのに効果的な量の請求項1に記載の化合物を 含んで成る、哺乳類における癌遺伝子産物を阻害する医薬組成物。 12. 癌遺伝子産物の阻害又は抗腫瘍に効果的な量の請求項1に記載の化合 物を含んで成る、哺乳類における癌を予防する医薬組成物。 13. 成長因子を阻害するのに効果的な量の請求項1に記載の化合物を含ん で成る、哺乳類におけるEGF受容体、NGF受容体、PDGF受容体およびイ ンシュリン受容体のような、未制御の細胞増殖に重要な役割を果たす成長因子を 阻害する医薬組成物。 14. 哺乳類における腫瘍の成長を腫瘍の成長を防止または阻害する方法で あって、抗腫瘍に効果的な量の請求項1に記載の化合物を当該哺乳類に投与して 成ることを特徴とする前記方法。 15. 哺乳類における癌遺伝子産物を阻害する方法であって、癌遺伝子産物 を阻害するのに効果的な量の請求項1に記載の化合物を当該哺乳類に投与して成 る前記方法。 16. 当該癌遺伝子産物が、ErbB-2、src、lck、fynまたは abl癌遺伝子産物である請求項15に記載の方法。 17. 当該癌遺伝子産物が、ErbB-2癌遺伝子産物である請求項16に 記載の方法。 18. 哺乳類における癌を治療または予防する方法であって、癌遺伝子産物 の阻 害または抗腫瘍に効果的な量の請求項1に記載の化合物を当該哺乳類に投与して 成る前記方法。 19. 哺乳類におけるEGF受容体、NGF受容体、PDGF受容体および インシュリン受容体のような、未制御の細胞増殖に重要な役割を果たす成長因子 を阻害する方法であって、成長因子を阻害するのに効果的な量の請求項1に記載 の化合物を当該哺乳類に投与して成る前記方法。
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