JPH08504404A - マウスケア組成物 - Google Patents
マウスケア組成物Info
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- JPH08504404A JPH08504404A JP6512886A JP51288694A JPH08504404A JP H08504404 A JPH08504404 A JP H08504404A JP 6512886 A JP6512886 A JP 6512886A JP 51288694 A JP51288694 A JP 51288694A JP H08504404 A JPH08504404 A JP H08504404A
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Abstract
(57)【要約】
ナイシン、抗微生物剤および歯科的に許容される賦形剤または担体からなる口腔医療組成物は、歯垢、歯周病および口腔真菌類感染の治療または予防における使用を有する。
Description
【発明の詳細な説明】
マウスケア組成物
本発明は、口腔衛生組成物、特に、細菌および真菌類を含むある範囲の口腔的
に重要な病原微生物に対して改良された活性を有するうがい薬および歯磨き剤に
関する。
病原性口腔細菌は、歯垢、歯肉炎および歯周病を含む口腔の多くの症状に関係
する。さらに、カンジダ属(Candida)などの病原性真菌類が口腔内に存在する
こともあり、治療を必要とする鵞口瘡などの病状を引き起こす。
従来、口腔抗菌剤としての使用について示されてきた薬剤としては、クロルヘ
キシジン、アレキシジン、ヘキセチジンおよび塩化セチルピリジニウムなどのカ
チオン性の種類ならびにトリクロサン(triclosan)などの非カチオン性の種類
が挙げられる。これらの抗菌剤のいくつかは、抗真菌剤としても有効である。
さらに近年、ポリペプチド抗生物質ナイシン(メルク・インデックス(Merck
I ndex)、第11版、エントリー6481)が口腔衛生に用いられていること
が示された。ナイシンは、ストレプトコッカス・ラクティス(Streptococcus l
actis)細菌の種々の菌株によって天然に産生される非定型アミノ酸ランチオニ
ンからなるラントシン(lanthocin)である。それは、ミルクおよびチーズ中に
低い濃度で存在する天然の保存剤でもある。ナイシンは、近年、FDAによって
、直接食品原料成分と承認された。ナイシンの特性の概要は、アドバンシズ・イ
ン・アプライド・マイクロバイオロジー(Advances in Applied Microbiolog
y)27(1981)、85−123に開示されている。ナイシンの純粋な形は
、最近、商標名アンビシン(Ambicin)Nの下にアプライド・マイクロバイオロ
ジー・インコーポレイテッド(Applied Microbiology Inc.)によって入手可
能になった。
ナイシンの口腔医療用途は、WO93/11738およびWO89/1239
9に開示されている。前者には、好適な歯磨き剤が開示されており、一方、後
者には、ナイシンと界面活性剤またはキレート化剤などの非殺菌剤とを組み合わ
せて組成物の活性のスペクトルを広げる口腔リンス剤の形態である幅広いスペク
トルの消毒組成物が開示されている。
多くの場合、単一の抗微生物剤は、口腔内に存在する広範囲の病原性微生物を
適切に処理するのに充分に幅広いスペクトルを有しない。異なる抗微生物剤を組
み合わせることは、1つの抗微生物剤の存在が他の抗微生物剤の活性を拮抗する
こともあるので、常に成功するとは限らない。
本発明者らは、今、驚くべきことに、ナイシンが、ナイシンまたは抗微生物剤
の活性を低下させずに、抗微生物剤と有効に組合せられることを見いだした。
したがって、本発明は、抗菌的に有効な量のナイシン、抗微生物的に有効な量
の抗微生物剤および口腔的に許容される担体または賦形剤からなる、口腔衛生組
成物を提供するものである。
好適な抗微生物剤は、抗菌もしくは抗真菌活性、または抗菌および抗真菌活性
の組合せを有する。
本発明の組成物に使用される好適な抗微生物剤としては、カチオン抗微生物剤
および非カチオン抗微生物剤、ならびに、他のポリペプチド抗生物質(殺菌剤)
および抗真菌剤が挙げられる。したがって、好ましい具体例において、本発明は
、抗菌的に有効な量のナイシン、抗微生物的に有効な量のカチオン抗微生物剤、
非カチオン抗微生物剤、他の(非ナイシン)ポリペプチド抗生物質(殺菌剤)ま
たは抗真菌剤である抗微生物剤、および口腔的に許容される担体または賦形剤か
らなる口腔衛生組成物を提供するものである。
本発明組成物は、より広範囲の抗微生物活性を有する。例えば、ナイシンは、
カンジダ属(Candida)の種に対する活性を制限するが、一方、クロルヘキシジ
ン、塩化セチルピリジニウムまたはトリクロサンなどの薬物は、ナイシンの存在
下で維持される抗−カンジダ(Candida)活性を有する。同様に、ナイシンは、
ポルフィロモナス・ジンジバリス(P.gingivalis)に対して比較的乏しい活性
しか有しないが、一方、チロスリシンは、この細菌に対して良好な活性を有する
ことが判明する。
好適には、本発明組成物において、ナイシンは、純粋な形で使用され、例えば
、アメリカ合衆国11232ニューヨーク州ニューヨーク、ブルックリン、フィ
フティサード・ストリート170番のアプライド・マイクロバイオロジー・イン
コーポレイテッドによって商標名アンビシン(Ambicin)Nの下に販売された商
品である。
好適には、口腔衛生組成物は、組成物の0.001〜5.0重量%、好ましくは
、0.005〜2.0重量%、好都合には、0.02〜1.0重量%のナイシンから
なる。別法としては、必要なナイシンの量は、口腔内で所望の微生物を阻害する
のに充分な量に達する量である。所望の微生物を阻害するためのナイシンの有効
量は、約0.99ppmである。
口腔衛生組成物において使用される好適なカチオン抗微生物剤としては、以下
のものが挙げられる:
(i)第4級アンモニウム化合物、例えば、第4級窒素上の置換基の1または
2つが炭素原子8〜20個、好ましくは、10〜18個を有し、好ましくは、ア
ルキル基であり、それは所望によりアミド、エステル、酸素、硫黄または複素環
によって中断されていてもよく、一方、残りの置換基が低い数、例えば、1〜7
個の炭素原子を有し、好ましくは、メチルもしくはエチルなどのアルキル、また
はベンジルであるもの、かかる化合物の例としては、塩化ベンザルコニウム、塩
化ドデシルトリメチルアンモニウム、塩化ベンジルジメチルステアリルアンモニ
ウム、臭化セチルトリメチルアンモニウム、塩ベンゼトニウム(ジイソブチルフ
ェノキシエトキシエチルジメチルベンジルアンモニウムクロライド)および塩化
メチルベンゼトニウム;
(ii)塩化ヘキサデシルピリジニウム、塩化セチルピリジニウムおよび臭化ア
ルキルイソキノリニウムを含むピリジニウムおよびイソキノリニウム化合物;
(iii)ヘキセチジン(5−アミノ−1,3−ビス(2−エチルヘキシル)−5
−メチルヘキサヒドロピリミジン)などのピリミジン誘導体;
(iv)イセチオン酸ヘキサミジン(イセチオン酸4,4'−ジアミジノ−α,ω
−ジフェノキシヘキサン)などのアミジン誘導体;
(v)オクテニジン(N,N'[1,10−デカンジイルジ−1(4H)−ピリ
ジニル−4−イリデン]−ビス(1−オクタンアミン・二塩酸塩))などのビス
ピリジン誘導体;および
(vi)以下のものを含むビグアニド:
(a)p−クロロベンジルビグアニド、およびN'−(4−クロロベンジ
ル)−N"-(2,4−ジクロロ−ベンジル)ビグアニドなどのモノビグアニド;
(b)一般式:
A(X)zNRC(=NH)NHC(=NH)NH(CH2)nNHC(=NH)NHC(=NH)NR'(X')z'A'
[式中、AおよびA'は、同一または異なって、各々、所望により、(C1-4)ア
ルキル、(C1-4)アルコキシ、ニトロまたはハロゲンによって置換されていて
もよいフェニル基、(C1-12)アルキル基、または(C4-12)脂環式基を表し;
XおよびX'は、同一または異なって、各々、(C1-3)アルキレンを表し;
RおよびR'は、同一または異なって、各々、水素、(C1-12)アルキル、ま
たはアリール(C1-6)アルキルを表し;
zおよびz'は、同一または異なって、各々、0または1であり;
nは、2〜12の整数であり;
ポリメチレン鎖(CH2)nは、所望により、酸素もしくは硫黄または芳香族(
例えば、フェニルまたはナフチル)核によって中断されていてもよい]
で示されるビスグアニド、ならびにその歯科的に許容される酸付加塩;特に、ク
ロルヘキシジンおよびアレキシジン、ならびに、クロルヘキシジン・二グルコン
酸塩およびクロルヘキシジン・酢酸塩などのその塩;ならびに
(c)ポリヘキサメチレンビグアニド・塩酸塩などのポリ(ビクアニド)
。
好ましいカチオン抗微生物剤としては、例えば、クロルヘキシジンもしくはア
レキシジンなどの式(I)で示されるビスビグアニド、またはその口腔的に許容
される酸付加塩、塩化セチルピリジニウム、ヘキシチジン・クエン酸塩および塩
化ベンゼトニウムが挙げられる。
典型的には、カチオン抗微生物剤は、口腔衛生組成物の0.005〜10重量
%、好ましくは、0.005〜5重量%、より好ましくは、0.005〜2.5重
量%の範囲で存在する。
好適な実質的に水不溶性の非カチオン抗微生物剤としては、例えば、ハロゲン
化ヒドロキシジフェニルエーテルおよびチオエーテル、フェノール性およびビフ
ェノール性化合物、例えば、ハロゲン化サリチルアニリド、カルバニリド、2−
および4−ヒドロキシ安息香酸のエステルを含む安息香酸エステル、およびカル
バニリド、特に、ハロゲン化カルバニリドが挙げられる。
ハロゲン化ヒドロキシジフェニルエーテルの例としては、例えば、3,3'−ジ
ブロモ−5,5'−ジクロロ−2,2'−ジヒドロキシジフェニルエーテルおよび2
,4,4'−トリクロロ−2'−ヒドロキシジフェニルエーテル(トリクロサン)が
挙げられ;そのうちトリクロサンが特に好ましい。ハロゲン化ヒドロキシジフェ
ニルチオエーテルの例としては、ビス(2−ヒドロキシ−3,5−ジクロロフェ
ニル)スルフィド、およびビス(2−ヒドロキシ−5−クロロフェニル)スルフ
ィドが挙げられる。フェノール性化合物の例としては、例えば、2−フェニルフ
ェノール;4−クロロフェノール;4−クロロ−3−メチルフェノール;4−ク
ロロ−3−メチルフェノール;4−クロロ−3,5−ジメチルフェノール;2,4
−ジクロロ−3,5−ジメチルフェノール;5−メチル−2−ペンチルフェノー
ル;4−イソプロピル−3−メチルフェノール;5−クロロ−2−ヒドロキシジ
フェニルメタン;4',5−ジブロモサリチルアニリド;3,4',5−トリブロモ
サリチルアニリド;2,3,3',5−テトラクロロサリチルアニリド;3,3',4,
5'−テトラクロロ−サリチルアニリド;3,5−ジブロモ−3'−トリフルオロ
メチルサリチルアニリドおよび5−n−オクタノイル−3'−トリフルオロメチ
ルサリチルアニリドが挙げられる。ビスフェノール性化合物の例としては、例え
ば、5,5'−ジクロロ−2,2'−ジヒドロキシジフェニルメタン;2,2'−ジヒ
ドロキシ−3,5,6,3',5',5'−ヘキサクロロジフェニルメタン;2,2'−メ
チレン−ビス(3,4,6−トリクロロ−フェノール);2,2'−メチレン−ビス
(4−クロロフェノール);および2,2'−メチレン−ビス(4−クロロ−6−
ブロモフェノール)が挙げられる。安息香酸エステルの例としては、例えば、ヒ
ドロキシ安息香酸のエステル、特に、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル
、ブチル、
イソブチル、ヘキシル、ヘプチルおよびベンジルエステル、ならびにサリチル酸
フェニルが挙げられる。カルバニリドの例としては、例えば、3,4,4'−トリ
クロロカルバニリド、3−トリフルオロメチル−4,4'−ジクロロカルバニリド
、および3,3',4−トリクロロカルバニリドが挙げられる。好ましい水不溶性
非カチオン抗微生物剤は、トリクロサンである。
典型的には、水不溶性非カチオン抗微生物剤は、組成物の0.005〜2重量
%、好ましくは、0.005〜1重量%、より好ましくは、0.005〜0.3重
量%の範囲で存在する。
抗微生物剤としての使用に好適なポリペプチド抗生物質(殺菌剤)としては、
グラミシジン[メルク・インデックス、第11版、エントリー4438]および
チロスリシン[メルク・インデックス、第11版、エントリー9745]が挙げ
られる。チロスリシンは、通常、グラミシジン約10〜20%およびチロシジン
40〜60%からなるポリペプチド抗生物質混合物であると思われる。かかる他
のポリペプチド抗生物質剤は、組成物の0.001〜5.0重量%、好ましくは、
0.005〜2.0重量%、好都合には、0.02〜1.0重量%で存在するのが好
適である。別法としては、必要なポリペプチド抗生物質剤の量は、口腔内で所望
の微生物を阻害するのに充分な量に達する量である。
本発明の組成物において使用される好適な抗真菌剤としては、ミコナゾール、
トリコナゾールなどのよく知られているイミダゾールおよびトリアゾール剤、ま
たはナイスタチンなどの他の公知の薬物が挙げられる。かかる抗真菌剤は、組成
物の0.001〜1.0重量%、好ましくは、0.01〜0.5重量%、より好まし
くは、0.05〜0.3重量%で存在するのが好適である。抗真菌剤について好適
な投与範囲は、ここでの使用に関する技術分野においてよく知られている。例え
ば、ミコナゾールは、投与当たり125〜250mgの量で経口投与形態で使用さ
れる。
好ましい抗微生物剤としては、クロルヘキシジンおよびアレキシジンならびに
その塩、特に、クロルヘキシジン・二グルコン酸塩およびクロルヘキシジン・酢
酸塩、塩化セチルピリジニウム、ヘキセチジン・クエン酸塩、トリクロサン、サ
リチル酸フェニル、グラミジシンおよびチロスリシン、特に、クロルヘキシジン
・二グルコン酸塩、トリクロサンおよび塩化セチルピリジニウムが挙げられる。
クロルヘキシジン、塩化セチルピリジニウムおよびトリクロサンなどの抗微生
物剤は、細菌および真菌類の両方に対して活性である。多くの場合、抗真菌活性
のために必要とされる抗微生物剤の濃度は、抗菌活性のために必要とされる濃度
よりも低いことが分かる。例えば、約8.15ppmの濃度の塩化セチルピリジニウ
ムは、実施例226、第1表に示した全ての微生物を殺す。これに対して、カン
ジダ属(Candida)の微生物を阻害するためには、わずか約1.39ppmの塩化セ
チルピリジニウムが必要とされる。同様に、クロルヘキシジンおよびトリクロサ
ンについて、全ての所望の口腔微生物を阻害するために必要とされる量は、各々
、約8.46ppmおよび7.65ppmであり、一方、カンジダ属(Candida)の阻害
についての量は、各々、1.71ppmおよび約1ppmである。かくして、かかる抗
微生物剤が主に抗カンジダ活性を提供して、ナイシンの活性のスペクトルにおけ
るギャップを補充するために含まれることを示した場合、本発明の組成物中に少
量のかかる抗微生物剤を混合してもよい。
したがって、本発明は、抗菌的に有効な量のナイシン、好ましくは、純粋な形
のアンビシンN、および、抗カンジダ有効量で存在する抗微生物剤、好ましくは
、塩化セチルピリジニウム、クロルヘキシジンまたはトリクロサンからなる口腔
衛生組成物を提供するものである。
本発明の口腔衛生組成物は、例えば、うがい薬、練り歯磨きおよび歯磨き粉を
含む歯磨き剤、液状練り歯磨き、ゲル、錠剤、ロゼンジまたはチューインガムな
どの、当該技術分野で慣用的に使用されるいずれの製剤で提供されてもよい。口
腔的に許容される担体または賦形剤のための成分は、かかる製剤タイプの調製に
ついての当業者によく知られている原理に従って選択される。かかる成分として
は、界面活性剤、増粘剤、湿潤剤および研磨剤、ならびに所望により、口腔医療
組成物中に通常含まれる他の任意のエキストラ(extra)が挙げられる。かかる
成分は、ナイシンおよび抗微生物剤と適合すべきである。かくして、本発明者ら
は、ナイシン、グラミシジンおよびチロスリシンなどのポリペプチド抗生物質が
口腔医療組成物において慣用的に使用されるラウリル硫酸ナトリウムおよびN−
メチル−N−コシルラウリン酸ナトリウムなどのアニオン界面活性剤とは不適合
であることをすでに見いだした(WO93/11738、スミスクライン・ビー
チャム(SmithKline Beecham))。かかるアニオン界面活性剤は、好ましく
は、ノニオン、カチオンまたは両性界面活性剤のために回避されるべきである。
同様に、クロルヘキシジンおよび塩化セチルピリジニウム(少ない程度)など
のカチオン抗微生物剤が、それらの、口腔医療組成物の製剤化において通常使用
されるアニオン性の種類、特に、アニオン界面活性剤、および少なくともクロル
ヘキシジンについてはアニオン増粘剤との不適合性のため、製剤問題を与えるこ
とは、当業者によって認識されている。これらは、好ましくは、回避されるべき
である。さらに、歯磨き剤については、以下に記載するような好適な研磨剤を選
択する際に注意する必要がある。
製剤成分の選択に関して本明細書で使用される場合、「適合する」なる語は、
ナイシンまたは他の抗微生物剤である抗菌剤の活性が該成分の存在を実質的に低
下させないことを示すために使用される。好適には、該成分の存在下での活性は
、該成分の不在下で観察された活性の少なくとも40%、好ましくは、少なくと
も50%、好適には、少なくとも60%である。これは、バイオアッセイ、例え
ば、この薬物に対してより感受性が高い微生物、例えば、ミクロコッカス・ルー
テウス(Micrococcus luteus)NCTC8166(対トリクロサン)に対する
慣用のゾーンディフュージョンアッセイによって容易に検査される。
本発明の組成物において使用される好適な界面活性剤としては、例えば、ノニ
オン、カチオンおよび両性界面活性剤またはその混合物が挙げられる。
好適なノニオン界面活性剤としては、例えば、ポリエトキシル化ソルビトール
エステル、特に、ポリエトキシル化ソルビトールモノエステル、例えば、PEG
(40)ジイソステアリン酸ソルビタン、およびICIによって商標名「ツイー
ン」(Tween)の下に販売されている商品;酸化エチレンと酸化プロピレンとの
ポリ縮合物(ポロキサマー(poloxamer))、例えば、BASF−ワイヤンドッ
テ(BASF−Wyandotte)によって商標名「プルロニック」(Pluronic)の
下に販
売されている商品;プロピレングリコールの縮合物;ポリエトキシル化水素添加
ヒマシ油、例えば、クレモフォア(cremophor);およびソルビタン脂肪族エス
テルが挙げられる。
好適な両性界面活性剤としては、例えば、ミラノール(Miranol)によって商
標名「ミラノールC2M」(Miranol C2M)の下に販売されている商品など
の長鎖イミダゾリン誘導体;アルブライト+ウイルソン(Albright+Wilson)
によって商標名「エンピゲンBB」(Empigen BB)の下に販売されている商
品などの長鎖アルキルベタイン、およびコカミドプロピルベタインなどの長鎖ア
ルキルアミドアルキルベタイン、ならびにその混合物が挙げられる。
好適なカチオン界面活性剤としては、アジノモト・カンパニー・インコーポレ
イテッド(Ajinomoto Co.Inc.)によって商標名CAEの下に販売されてい
るN−ココイル−L−アルギン酸エチルのD,L−2−ピロリドン−5−カルボ
ン酸塩、および、各々、モナ・コーポレイション(Mona Corporation)から商
標名モナクワットPTC(Monaquat PTC)およびモナクワットPTL(Mon
aquat PTL)の下に入手可能なコカミドプロピルPGジモニウムクロライドホ
スフェートおよびラウラミドプロピルPGジモニウムクロライドホスフェートが
挙げられる。
界面活性剤は、歯磨き剤の0.005〜20重量%、好ましくは、0.1〜10
重量%、より好ましくは、0.1〜5重量%の範囲で存在するのが好都合である
。
好適な増粘剤としては、例えば、メチルセルロースのような(C1-6)アルキ
ルセルロースエーテル;ヒドロキシエチルセルロースおよびヒドロキシプロピル
セルロースのようなヒドロキシ(C1-6)アルキルセルロース;ヒドロキシプロ
ピルメチルセルロースのような酸化(C2-6)アルキレン修飾(C1-6)アルキル
セルロースエーテルなどのノニオン増粘剤およびその混合物が挙げられる。アイ
リッシュ・モス(Irish Moss)、トラガカントガム、カルボキシメチルセルロ
ースナトリウム、ポリビニルピロリドン、デンプンおよび増粘性シリカなどの天
然および合成ゴムまたはゴム状物質などの他の増粘剤は、本発明の組成物の多く
における使用に好適であるが、それらの使用は、クロルヘキシジンまたはアレキ
シジンなど
のビスビグアニド剤からなる組成物においては回避されるべきである。好適には
、増粘剤は、カルボキシ基などのアニオン性基の数を減少させるが、カルボキシ
メチルセルロースは使用される。好ましくは、増粘剤は、ヒドロキシエチルセル
ロースまたはヒドロキシプロピルメチルセルロースなどのメチルセルロース誘導
体である。
増粘剤は、組成物の0.01〜30重量%、好ましくは、0.1〜15重量%、
より好ましくは1〜5重量%で存在するのが好都合である。
本発明の組成物において使用される好適な湿潤剤としては、例えば、グリセリ
ン、ソルビトール、プロピレングリコールまたはポリエチレングリコール、また
はその混合物が挙げられ;湿潤剤は、歯磨き剤の5〜70重量%、好ましくは、
5〜30重量%、より好ましくは、10〜30重量%の範囲で存在する。好適に
は、ノニオン増粘剤がヒドロキシプロピルメチルセルロースである場合、湿潤剤
は、歯磨き剤の30重量%まで存在する。
本発明の歯磨き剤組成物において使用される好適な研磨剤としては、炭酸カル
シウム、リン酸カルシウム、ピロリン酸カルシウム、不溶性メタリン酸ナトリウ
ム、アルミノケイ酸ナトリウム、アルミナ、水素化アルミナ、オルトリン酸亜鉛
、プラスチック粒子、およびシリカが挙げられ、これらのうちシリカは、好まし
い研磨剤である。
好適なシリカとしては、例えば、珪藻土などの天然アモルファスシリカ、およ
び、沈殿シリカおよびシリカキセロゲルを含むシリカゲルなどの合成アモルファ
スシリカが挙げられる。好適なシリカキセロゲルは、米国特許第3,538,2
30号に開示されている。好適な級の沈殿シリカは、20〜300、好ましくは
、20〜100m2/gの範囲のBET表面積および2〜50、好ましくは、5〜
30μの範囲の半数凝集サイズを有する。
好適な沈殿シリカおよびシリカキセロゲルは、各々、デグッサ(Degussa)お
よびダブリュ・アール・グレース・コーポレイション・デイビソン・ケミカル・
ディビジョン(W R Grace Corporation Davison Chemical Division)に
よって商標名シデント(Sident)およびシロブランク(Syloblanc)の下に販
売されているものである。
シリカは、「低アニオン」シリカであるのが好都合である。本明細書で使用さ
れる場合、「低アニオン」シリカなる語は、製造プロセスの工程の間に通常生じ
る硫酸ナトリウムおよびケイ酸ナトリウムなどのアニオン不純物が、製造プロセ
スの注意深い制御を介して最小に維持されるものを表す。「低アニオン」シリカ
は、好適には1重量%未満、好ましくは0.5重量%未満、好都合には0.25
重量%未満のアニオン不純物を有する。
好適なかかる「低アニオン」シリカは、EP 0 368 130(プロクター
・アンド・ギャンブル(Proctor & Gamble))、EP 0 315 503およ
びEP 0 396 459(ローヌープーラン(Rhone−Poulenc))およびW
O 90/05113(ジェイ・エム・フーバー・コーポレイション(J.M.
Huber Corp.))に開示されている。他方、イオン不純物を有する市販のシリ
カのグレードは、脱イオン水でそれを洗浄することによって好適にせしめられる
。洗浄後の該水に対する導電性測定を使用して、かかる洗浄の効果をモニターす
る。洗浄後の該水の導電性は、200μシーメンス/cm未満に減少する。好適な
「低アニオン」シリカとしては、ローヌープーランから入手可能なグレードRP
93が挙げられる。
好適には、さらなる抗菌剤がクロルヘキシジンなどのビスビグアニジン誘導体
であり、研磨剤がシリカ誘導体である場合、好ましいシリカは、「低アニオン」
型のものである。
好適には、組成物は、5〜80重量%、好ましくは、10〜60重量%の研磨
剤を有する。
ナイシンおよびクロルヘキシジンからなる組成物に適合させられるクロルヘキ
シジンからなる組成物のための好適な歯磨き剤は、EP 0 364 245−A
およびEP 0 422 803−A(ビーチャム・グループ・パブリック・リミ
テッド・カンパニー(Beecham Group plc))およびEP 0 368 130(
プロクター・アンド・ギャンブル)に開示されている。ナイシンおよび塩化セチ
ルピリジニウムからなる組成物に適合させられる塩化セチルピリジニウムからな
る
組成物のための好適な歯磨き剤は、米国特許第5176901号(スミスクライ
ン・ビーチャム・コーポレイション)に開示されている。
好ましい態様において、本発明の歯磨き組成物は、好ましくはアンビシン N
の形態のナイシン;塩化セチルピリジニウム、クロルヘキシジン塩またはトリク
ロサンから選択される抗微生物剤、好ましくはクロルヘキシジン塩またはトリク
ロサン;例えば、酸化エチレンと酸化プロピレンとのポリ縮合物などのノニオン
界面活性剤;例えば、ヒドロキシプロピルメチルセルロースなどのノニオン増粘
剤;例えばグリセリンなどの湿潤剤;および、所望によりオルトモノリン酸二カ
ルシウムと混合していてもよく、塩化カルシウムのようなアルカリ土類金属塩を
含んでもよい「低アニオン」シリカまたは炭酸カルシウムなどの研磨剤からなる
。
さらに好ましい態様において、本発明の歯磨き組成物は、酸化エチレンと酸化
プロピレンとのポリ縮合物、所望により増粘性シリカと混合していてもよいカル
ボキシメチルセルロースナトリウムなどの増粘剤、所望によりグリセリンと混合
していてもよいソルビトールなどの湿潤剤、および「低アニオン」シリカなどの
研磨剤からなる。
好適なうがい薬製剤は、水または水性エタノールからなる水性塩基、および、
所望により、グリセリンまたはプロピレングリコールなどの別の液体を有する。
界面活性剤は、組成物の感覚特性を改良するために含んでもよい。うがい薬組成
物は、「使いやすい(ready to use)」形態で;使用直前の使用者による希釈の
ための濃縮溶液として;または、使用直前の使用者による溶解のための錠剤のよ
うな固体形態またはサシェ形態で提供される。錠剤は、主成分としてキシリトー
ルおよび/またはソルビトールを使用して調製されるのが好適である。サシェお
よび錠剤は、溶解後に泡立たないうがい薬を、または、好適な発泡性カップル、
例えば、炭酸ナトリウム/重炭酸ナトリウムおよびクエン酸の混合によって発泡
性うがい薬を提供する。
本発明の組成物は、抗う蝕活性を与えるために、フッ化物イオン源を含むのが
有用である。フッ化物イオン源は、ナイシンと適合しうることが判明している。
ナイシンおよび抗微生物剤との混合に適切なフッ素源は、選択された特定の抗微
生物剤に依存する。適合性および不適合性は、好適な抗微生物剤の各々について
の技術分野においてよく知られており、立証されている。したがって、適用可能
な場合、好適なフッ化物イオン源としては、金属フッ化物塩、例えば、フッ化ナ
トリウムなどのアルカリ金属フッ化物塩、アミンフッ化物塩、モノフルオロリン
酸ナトリウムなどのモノフルオロリン酸のアルカリ金属塩、およびモノフルオロ
リン酸のアミン塩が挙げられる。好適には、フッ化物イオン源は、存在する場合
、50〜3500ppm、好ましくは、100〜2500ppmのフッ化物イオンを提
供することを含む。
湿潤剤に加えて、本発明の組成物は、例えば、水、好ましくは脱イオン水など
の別の液体を含有してもよい。
本発明の組成物は、WO 89/12399[パブリック・ヘルス・リサーチ
・インスティチュート・オブ・ザ・シティ・オブ・ニューヨーク(Public Hea
lth Research Institute of the City of New York)]の記載に従って、
EDTAまたはクエン酸またはそのアルカリ金属塩、例えば、クエン酸水素二ナ
トリウムなどの口腔的に許容されるキレート化剤を含むのが有用である。好適に
は、ナイシンは、0.1〜300μg/mlの濃度で存在し、キレート化剤は、0.
1〜20mMの濃度で存在する。
ナイシンは、チオエーテル結合を形成するために、共通の硫黄原子に結合した
2つのアラニン単位と考えられるのが好都合である不定型アミノ酸ランチオニン
からなる。この結合は、タンパク分解に弱く、不活性化される。これは、口腔衛
生組成物のある成分、特に、ある成分中に存在する不純物によって生じる遊離ラ
ジカルによって生じると思われる。本発明者らは、ツイーンなどのノニオン界面
活性剤のいくつかのクレードおよびいくつかの湿潤剤のいくつかのグレードがか
かる問題を生じることを見いだした。したがって、精製グレードの製剤成分の使
用が好ましい。さらに、または別法としては、遊離ラジカル捕捉剤として作用す
る競合物質、例えばメチオニンが組成物中に含まれるのが有用である。
口腔的に許容される賦形剤または担体は、フレーバーリング剤、甘味剤、例え
ば、サッカリンナトリウム、色素、漂白剤、例えば、二酸化チタン、保存剤、抗
敏感剤(antisensitivity agent)、例えば、ストロニウム塩およびカリウム塩
、ならびに抗結石剤、例えば、ピロリン酸のテトラアルカリーおよびジアルカリ
−金属塩などの任意成分をさらに含んでもよい。各々の場合、任意成分は、含ま
れる場合、ナイシンおよび抗微生物剤と適合する。ストロニウムなどのさらなる
成分の混合は、フッ化物イオン源などの他の成分と適合する手段であると思われ
る。
本発明の組成物は、口腔的に許容され、ナイシンの抗微生物活性が実質的には
低下しない範囲内のpHを有する。好適には、pHは、4〜9.5の範囲、好まし
くは、4〜6.5の範囲、より好ましくは、4〜5.5、最も好ましくは、5〜5
.5の範囲である。
本発明組成物は、好都合な順序で適切な相対量で成分を一緒に混合し、最後に
、所望により、pHを所望の値に調節することからなる慣用の方法によって調製
される。
本発明の組成物は、口腔内の疾患の予防および/または治療における使用を意
図される。特に、本発明の組成物は、口腔歯垢に対して有効であり、そのままで
、抗歯垢治療において使用される。したがって、さらに、本発明は、必要とする
患者に本発明の組成物の抗歯垢有効量を適用することからなる歯垢形成の軽減ま
たは予防方法を提供するものでもある。本発明組成物は、歯肉炎を含む歯周病の
予防または治療においても有用である。したがって、本発明は、歯周病の治療ま
たは予防方法を提供するものでもある。前記本発明のある組成物は、口腔真菌類
感染の治療における使用を有するものでもある。したがって、本発明は、口腔真
菌類感染の治療または予防方法を提供するものでもある。
以下の実施例を用いて、本発明を説明する。
実施例1 練り歯磨き
アンビシンN 0.50%
トリクロサン 0.2
グリセリン 22.00
ヒドロキシプロピルメチルセルロース 3.40
二酸化チタン 1.00
サッカリンナトリウム 0.25
ポロキサマー(プルロニック(Pluronic)F108) 2.00
フレーバー 1.00
シリカ(RP93) 16.00
脱イオン水 適量
別の実施例は、トリクロサンを0.1または0.3%使用して調製することがで
きる。
実施例2 練り歯磨き
アンビシンN 0.50%
クロロヘキシジン・二グルコン酸塩 0.5
グリセリン 22.00
ヒドロキシプロピルメチルセルロース 3.40
二酸化チタン 1.00
サッカリンナトリウム 0.10
ポロキサマー(プルロニック F108) 2.00
フレーバー 1.00
タリン 0.02
シリカ(RP93) 16.00
脱イオン水 適量
別の実施例は、クロロヘキシジン・二グルコン酸塩を0.05または1.0%使
用して調製することができる。
実施例3 練り歯磨き
アンビシンN 0.50%
塩化セチルピリジニウム 0.5
グリセリン 22.00
ヒドロキシプロピルメチルセルロース 3.40
二酸化チタン 1.00
サッカリンナトリウム 0.10
ポロキサマー(プルロニック F108) 2.00
フレーバー 1.00
タリン 0.02
シリカ(RP93) 16.00
脱イオン水 適量
別の実施例は、塩化セチルピリジニウムを0.05%および1.0%使用して調
製することができる。
実施例4 練り歯磨き
アンビシンN 0.05%
トリクロサン 0.3
ソルビトール(70%溶液) 20.00
グリセリン 15.00
カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.20
フッ化ナトリウム 0.23
シリカ(RP93) 16.00
増粘性シリカ(シデント(Sident)22) 5.00
サッカリンナトリウム 0.30
ポロキサマー(プルロニック F108) 2.00
脱イオン水 適量
別の実施例は、トリクロサンを0.1または0.2%使用して調製することがで
きる。
実施例5 練り歯磨き
アンビシンN 0.05%
塩化セチルピリジニウム 1.0
ソルビトール(70%溶液) 20.00
グリセリン 15.00
カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.20
フッ化ナトリウム 0.23
シリカ(RP93) 16.00
増粘性シリカ(シデント22) 5.00
サッカリンナトリウム 0.30
ポロキサマー(プルロニック F108) 2.00
脱イオン水 適量
別の実施例は、塩化セチルピリジニウムを0.05%または0.5%使用して調
製することができる。
実施例6 練り歯磨き
アンビシンN 0.05%
トリクロサン 0.2
グリセリン 22.00
メトセル(Methocel)K15プレミウム(Premium) 0.20
メトセルK100プレミウム 3.20
二酸化チタン 1.00
サッカリンナトリウム 0.33
ポロキサマー(20%プルロニック F108溶液) 10.00
フッ化ナトリウム 0.221
フレーバー 1.00
シリカ(RP93) 16.00
脱イオン水 適量
別の実施例は、メトセルK15およびメトセルK100をカルボキシメチルセ
ルロースナトリウム(1.20%)に代えることによって調製することができる
。さらに、トリクロサンの量は、0.1%または0.3%を使用して変化させるこ
とができる。
実施例7 練り歯磨き
アンビシンN 0.05%
クロロヘキシジン・二グルコン酸塩 1.0
グリセリン 22.00
メトセルK15プレミウム 0.20
メトセルK100プレミウム 3.20
二酸化チタン 1.00
サッカリンナトリウム(30%溶液) 0.33
ポロキサマー(20%プルロニック F108溶液) 10.00
フッ化ナトリウム 0.22
フレーバー 1.00
タリン(5%溶液) 0.40
シリカ(RP93) 16.00
脱イオン水 適量
別の実施例は、メトセルK15およびメトセルK100をカルボキシメチルセ
ルロースナトリウム(1.20%)に代えることによって調製することができる
。さらに、クロロヘキシジン・二グルコン酸塩の量は、1.0%または0.05%
を使用して変化させることができる。
実施例8 練り歯磨き
アンビシンN 0.05%
塩化セチルピリジニウム 1.0
グリセリン 22.00
メトセルK15プレミウム 0.20
メトセルK100プレミウム 3.20
二酸化チタン 1.00
サッカリンナトリウム(30%溶液) 0.33
ポロキサマー(20%プルロニック F108溶液) 10.00
フッ化ナトリウム 0.221
フレーバー 1.00
タリン(5%溶液) 0.40
シリカ(RP93) 16.00
脱イオン水 適量
別の実施例は、メトセルK15およびメトセルK100をカルボキシメチルセ
ルロースナトリウム(1.20%)に代えることによって調製することができる
。さらに、塩化セチルピリジニウムの量は、0.05%または0.5%を使用して
変化させることができる。
実施例9 うがい薬
アンビシンN 0.030%
トリクロサン 0.020
グリセリン 5.000
フレーバー 0.075
エタノール(96%) 15.00
可溶性サッカリン 0.010
フッ化ナトリウム 0.023
着色剤 0.100
プロピレングリコール 15.00
脱イオン水 適量
別の実施例は、トリクロサンを0.01%または0.03%使用することによっ
て調製することができる。
実施例10 うがい薬
アンビシンN 0.030%
トリクロサン 0.03
グリセリン 30.000
フレーバー 0.075
エタノール(96%) 15.00
クレモフォール(Cremophor)RH60 0.60
可溶性サッカリン 0.005
フッ化ナトリウム 0.023
着色剤 0.10
脱イオン水 適量
別の製剤において、クレモフォールRH60をプロピレングリコールに代える
ことができる。さらに、トリクロサンの量は、0.005、0.01%または0.
02%を使用して変化させることもできる。
実施例11 うがい薬
アンビシンN 0.030%
クロロヘキシジン・ニグルコン酸塩 0.01
グリセリン 5.000
フレーバー 0.075
エタノール(96%) 5.00
可溶性サッカリン 0.010
フッ化ナトリウム 0.023
着色剤 0.100
クレモフォールRH60 0.1
脱イオン水 適量
別の実施例は、クレモフォールRH60を0.2%使用することによって調製
することができる。さらに、クロロヘキシジン・二グルコン酸塩の量は、0.0
5%、0.1%または0.2%を使用して変化させることができる。
実施例12 うがい薬
アンビシンN 0.030%
塩化セチルピリジニウム 0.01%
グリセリン 5.000
フレーバー 0.075
エタノール(96%) 5.00
可溶性サッカリン 0.0001
フッ化ナトリウム 0.023
着色剤 0.001
クレモフォールRH60 0.1
EDTA 0.004
脱イオン水 適量
別の実施例は、クレモフォールRH60を0.2%使用して調製することがで
きる。さらに、クレモフォールRH60は、省略するか、またはツイーン20も
しくはトリトン(Triton)X100(0.2%)などのノニオン界面活性剤に代
えることができる。別の実施例は、塩化セチルピリジニウムを0.05、0.1ま
たは0.2%使用して調製することができる。
実施例13 うがい薬
アンビシンN 0.030%
トリクロサン 0.005
クエン酸水素二ナトリウム 0.263
エタノール(96%) 15.00
プロピレングリコール 15.00
グリセリン 30.00
脱イオン水 適量
別の実施例は、トリクロサンの量が0.01%、0.02%または0.03%で
あるものを調製することができる。
実施例14 うがい薬
アンビシンN 0.030%
クロロヘキシジン・二グルコン酸塩 0.005
クエン酸水素二ナトリウム 0.263
脱イオン水 適量
別の実施例は、クロロヘキシジン・二グルコン酸塩0.05%、0.1%または
0.2%使用して調製することができる。
実施例15 うがい薬
アンビシンN 0.030%
塩化セチルピリジニウム 0.01
クエン酸水素二ナトリウム 0.263
脱イオン水 適量
別の実施例は、塩化セチルピリジニウムを0.05、0.1または0.2%使
用して調製することができる。
実施例16 うがい薬(濃縮製剤)
アンビシンN 1.0%
サリチル酸フェニル 1.0
プロピレングリコール 73.00
エタノール(96%) 15.00
フレーバー 2.91
サッカリンナトリウム 0.11
ツイーン20 0.5
脱イオン水 適量
濃縮うがい薬は、2、3滴(約1ml)をコップ半分の水(約100ml)に希釈
することよって使用され、使用者によってうがいされる。
実施例17 うがい薬(濃縮製剤)
サリチル酸フェニルを塩化セチルピリジニウム0.075〜1.5%、例えば0
.75%に代える以外は、実施例16の製剤を使用する。
実施例18 うがい薬(濃縮製剤)
サリチル酸フェニルをクロロヘキシジン・二グルコン酸塩0.075〜1.5%
、例えば0.75%に代える以外は、実施例16の製剤を使用する。
実施例19 うがい薬錠剤
アンビシンN 0.9%
トリクロサン 0.9
フッ化ナトリウム 1.5
ステアリン酸マグネシウム 1.0
フレーバー(スプレイ乾燥) 1.5
着色剤 0.05
クエン酸(無水物) 15
重炭酸ナトリウム 11
炭酸ナトリウム 10
キシリトール 適量
別の実施例は、キシリトールをソルビトールまたはキシリトールおよびソルビ
トールの混合物に代えて使用して調製することができる。成分を混合し、500
mgの錠剤に圧縮する。クエン酸、重炭酸ナトリウムおよび炭酸ナトリウムは、最
初にキシリトールまたはソルビトールと混合するのが好ましい。別の実施例は、
トリクロサンを0.1%使用して調製することができる。使用に際して、当該錠
剤を水約100m1に溶解させて、発泡性うがい薬溶液を形成し、次いで、使用者
によってうがいされる。
実施例20 うがい薬錠剤
トリクロサンをクロロヘキシジン・酢酸塩0.9または0.075%に代える以
外は、実施例19の製剤を使用する。
実施例21 うがい薬錠剤
トリクロサンを塩化セチルピリジニウム1.5または0.075%に代える以外
は、実施例19の製剤を使用する。
実施例22 サシェ剤−発泡性うがい薬
アンビシンN 0.225%
トリクロサン 0.225
フッ化ナトリウム 0.375
メントール 0.5
クエン酸(無水物) 15.0
重炭酸ナトリウム 11.0
炭酸ナトリウム 10.0
キシリトール 100まで適量
キシリトールは、ソルビトールまたはソルビトール/キシリトール混合物に代
えることができる。成分を混合し、2g投与用包(packet)の中に入れる。重炭
酸ナトリウムおよび炭酸ナトリウムをまずキシリトールまたはソルビトールと別
々に混合することが好ましい。発泡性カップルの量は、クエン酸(22.5%)
、
重炭酸ナトリウム(16.5%)および炭酸ナトリウム(15%)に増加させる
ことができる。別の実施例は、トリクロサンの量が0.0225%であるものを
調製することができる。
実施例23 サシェ剤−発泡性うがい薬
トリクロサンを塩化セチルピリジニウム0.05〜0.375%に代える以外は
、実施例22の製剤を使用する。
実施例24 サシェ剤−発泡性うがい薬
トリクロサンをクロロヘキシジン・酢酸0.025〜0.225%に代える以外
は、実施例22の製剤を使用する。
実施例25 アンビシンNの抗菌性スペクトル
慣用のノミナル阻害濃度(NIC)アッセイにおいて口腔的に重要なグラム陰
性細菌およびグラム陽性細菌に対してアンビシンN(Amb)を試験することに
よって、このアンビシンNの活性の抗菌性スペクトルを測定し、塩化セチルピリ
ジニウム(CPC)、クロロヘキシジン(CHX)およびトリクロサンのものと
比較した。結果を第1表に示す。ほとんどの場合、アンビシンNは、優れた活性
を有するが、アンビシンNは、カンジダ種に対する有効な阻害活性を欠くことが
判明する。これに対して、CPC、CHXおよびTCNは、カンジダに対して全
て有効である。
実施例26 アンビシンNの抗菌性スペクトル
重要な口腔微生物ストレプトコッカス・サングイス(S sanguis)、ストレプ
トコッカス・ミュータンス(S mutans)、エイ・アクチオンマイセス、ウォリ
ネラ・レクタ(W recta)、フソバクテリウム・ヌクレアタム(F nucleatum)
、カンジダ・アルビカンス(C albicans)、カンジダ・ケフィール(C kefyr
)およびカンジダ・トロピカリス(C tropicalis)に対する慣用のゾーンディ
フュージョンアッセイにおいて、塩化セチルピリジニウム(CPC)、クロロヘ
キシジン(CHX)またはトリクロサン(TCN)(500ppm)の存在または
不在下でアンビシンN(Amb)(500ppm)からなる溶液の抗菌活性をアッセ
イした。塩化セチルピリジニウム、クロロヘキシジンまたはトリクロサンの各々
についても個々に当該アッセイを繰り返した。結果を第2表および第3表に示す
。アンビシンNと塩化セチルピリジニウム、クロロヘキシジンまたはトリクロサ
ンの間のいずれかの程度の相乗作用を示す証拠はないが、当該データは、他のも
のの存在下、いずれかの薬物の活性の低下がないことも示す。すなわち、相互適
合性がある。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY,
CA,CH,CZ,DE,DK,ES,FI,GB,H
U,JP,KP,KR,KZ,LK,LU,MG,MN
,MW,NL,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,
SD,SE,SK,UA,US,VN
(72)発明者 バートレット,マイケル・エドウィン
イギリス国サリー・ケイティー13・0ディ
ーイー、ウェイブリッジ、セント・ジョー
ジズ・アベニュー (番地の表示なし)
スミスクライン・ビーチャム・コンシュー
マー・ブランズ
(72)発明者 マコーンビル,ピーター・スコット
イギリス国サリー・ケイティー13・0ディ
ーイー、ウェイブリッジ、セント・ジョー
ジズ・アベニュー (番地の表示なし)
スミスクライン・ビーチャム・コンシュー
マー・ブランズ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.抗菌的に有効な量のナイシン、抗微生物的に有効な量の抗微生物剤および 口腔的に許容される担体または賦形剤からなることを特徴とする口腔衛生組成物 。 2.ナイシンが純粋な形で使用される請求項1記載の組成物。 3.ナイシンの純粋な形がアンビシンNである請求項2記載の組成物。 4.抗微生物剤がカチオン抗微生物剤、非カチオン抗微生物剤、別の(非ナイ シン)ポリペプチド抗生物質(バクテリオシン)または抗真菌剤である請求項1 〜3のいずれか1項記載の組成物。 5.カチオン抗微生物剤がクロルヘキシジンもしくはその口腔的に許容される 酸付加塩、または塩化セチルピリミジンである請求項1〜4のいずれか1項記載 の組成物。 6.非カチオン抗微生物剤がトリクロサンである請求項1〜4のいずれか1項 記載の組成物。 7.抗微生物剤が抗カンジダ有効量で存在する請求項5または6記載の組成物 。 8.ポリペプチド抗生物質がグラミシジンまたはチロスリシンである請求項1 〜4のいずれか1項記載の組成物。 9.口腔的に許容される担体または賦形剤が非イオン、カチオンまたは両性界 面活性剤またはその混合物である界面活性剤からなる請求項1〜8のいずれか1 項記載の組成物。 10.口腔的に許容される担体または賦形剤が非イオン増粘剤または天然もし くは合成ゴムまたはゴム状物質からなる請求項1〜9のいずれか1項記載の組成 物。 11.歯磨き剤であり、研磨剤がシリカ研磨剤である請求項1〜10のいずれ か1項記載の組成物。 12.シリカ研磨剤が、研磨剤の1重量%未満のアニオン不純物からなる低ア ニオンシリカである請求項11記載の組成物。 13.ナイシン;塩化セチルピリジニウム、クロルヘキシジン塩またはトリク ロサンから選択される抗微生物剤;非イオン界面活性剤;非イオン増粘剤;湿潤 剤;および、所望によりオルトモノリン酸二ナトリウムと混合していてもよく、 かつ、塩化カルシウムなどのアルカリ土類金属塩を含んでもよい低アニオンシリ カまたは炭酸カルシウムである研磨剤からなる歯磨き剤である請求項1〜10の いずれか1項記載の組成物。 14.ナイシン;塩化セチルピリジニウムまたはトリクロサンから選択される 抗微生物剤;非イオン界面活性剤;所望により増粘シリカと混合していてもよい カルボキシメチルセルロースナトリウムである増粘剤;湿潤剤;および、低アニ オンシリカである研磨剤からなる歯磨き剤である請求項1〜10のいずれか1項 記載の組成物。 15.うがい薬である請求項1〜10のいずれか1項記載の組成物。 16.さらに、口腔的に許容されるキレート化剤からなる請求項1〜15のい ずれか1項記載の組成物。 17.口腔的に許容されるキレート化剤がEDTA、クエン酸またはそのアル カリ金属塩である請求項16記載の組成物。 18.さらに、メチオノニンからなる請求項1〜17のいずれか1項記載の組 成物。 19.適切な量の成分を好都合な順序で混合し、次いで、所望により、pHを 望ましい最終値を得るように調節することからなる請求項1〜18のいずれか1 項記載の口腔衛生組成物の製造方法。 20.口腔治療における使用のための請求項1〜18のいずれか1項記載の組 成物。 21.歯垢および/または歯周病の治療または予防のための口腔医療組成物の 製造におけるナイシン、抗微生物剤および口腔的に許容される賦形剤または担体 の使用。 22.口腔真菌類感染の治療または予防のための口腔医療組成物の製造におけ るナイシン、クロルヘキシジンまたはその塩、塩化セチルピリジニウムまたはト リクロサンから選択される抗微生物剤および口腔的に許容される賦形剤または担 体の使用。
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