JPH08503910A - 段付端部を有するブリスターパック及びその段の使用 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 単位投薬物を収容及び取出すためのブリスターパックが、基材シート（１４）と実質的に平坦な蓋体シート（１４）から構成される。基材シートは複数のブリスター区画（１６）と複数の段付き端部を有し、各段付き端部はそれぞれのブリスター区画と隣接する。蓋体シート（１４）は剥離用エッジタブ（２４）を形成する張出した端部領域を除いて基材シートに剥離可能にシールされるとともに、蓋体シート（１４）の各ブリスター区画（１６）の周囲は弱化ライン（２６）が形成されている。段付き端部は非シール状態の張り出した端部領域の下側に置かれて、指アクセスが形成され、これにより剥離用エッジタブ２４がつかみやすくなり、任意のブリスター区画（１６）が開けやすくなる。本発明はブリスター区画（１６）の開封を容易にする。さらに、本発明の段付き端部は基材シート（１２）における望ましくない波打ちを低減させる。

Description

【発明の詳細な説明】 段付端部を有するブリスターパック及びその段の使用 本発明は、ブリスターパック、例えば、速溶解性の薬剤成形体（ＦＤＤＦ）又 は他の剤型の薬剤を収容及び取出すためのブリスターパックに関するものである 。さらに詳しくは、本発明は、各ブリスターポケットに隣接する端部に拡大され た未封止の段状タブを有する段付端部を備えたブリスターパックに関するもので ある。このものは、開封容易であるとともに、望ましくない波打発生の防止され たものである。 タブレットや、カプセル、キャプレット（ｃａｐｌｅｔ）等の剤型の投薬物は 、ブリスターパック又は多数のブリスター区画を有するシートを用いて包装する のが一般的である。このブリスターパックにおいては、透明又は不透明プラスチ ック、例えばポリ塩化ビニル（ＰＶＣ又はＰＶＣ積層体）からなる基材シートに 、その一方の面から突出する多数のブリスター区画を単位投薬物収容のために形 成したものである。固形状の単位投薬物はこの基材シートのブリスタ一区画に収 容される。また、このブリスター区画には、場合によっては、Ｇｒｅｇｏｒｙ等 によるＵＳＰＮｏ．４，３０５，５０２号明細書に説明されているように、投薬 物を入れ、凍結し、次いで凍結乾燥法により凍結乾燥させる。好ましくは、液体 懸濁物をその基材シートにあらかじめ形成されたブリスター区画に収容させる。 この液体懸濁物を含む基材シートは、これを液体状の窒素や二酸化炭素等の冷媒 により冷却し、そのブリスター区画内の内容物を凍結させる。次に、この凍結物 を減圧下に置き、凍結乾燥させる。 最後に、少なくともその一部にアルミニウムホイル（箔）を含む一般的な蓋体 又はカバーシートを、剥離可能に、好ましくは熱シール法により、基材シートの 上面に重ねてシールする。これによって、投薬物を取出し可能に基材シートに封 入することができる。 各ブリスター区画上のカバーシート（蓋体シート）を基材シートの各部分から 剥離させるには、各ブリスター区画に隣接するカバーシート端部の小部分を基材 シートに対して未シール状態にさせる。患者は、この未シール状の端部をつかみ 、基材シートから剥離させ、これによって単位投薬物を取出すことができる。例 えば、前記したＧｒｅｇｏｒｙ等の特許明細書には、凹部を有する基材シートと 、各凹部に隣接する側部を除いて基材シートに接着されたカバーシートから構成 される医薬用薬剤パッケージ（包装体）が開示されている。また、この特許明細 書には、「カバーシートはフィルム状物質には接着されておらず、それ故、使用 者はこれらの位置でカバーシートの剥離を開始することができる。」 （第４欄、第６４行〜第６６行）と記載されている。 最近では、医学分野での発達により、患者が端部に形成された剥離用タブのサ イズを患者が剥離しやすいように大きくすることが要望されている。しかし、端 部の剥離用タブのサイズを長く延ばすことは、熱シール後に、不均一な収縮が起 るために、ブリスターパックの端部に深刻な波打ち（ｕｎｄｕｌａｔｉｏｎ）が 発生するとともに、熱伝達のためにカバーシートがプラスチック基材シートに固 着するようになり、これによりカバーシートの剥離が困難になる。 ブリスターパックにおいて、本発明の利点を有するものはこれまで知 られていない。本発明は、複数のブリスター区画を有するとともに、複数の張出 した段付端部を有する基材シートからなり、各段付端部はブリスター区画の１つ に隣接していることを特徴とするブリスターパックが提供される。実質的に平坦 な、好ましくは基材シートに相接する蓋体ホイルを剥離可能に基材シートにシー ルさせ、これにより、ブリスター区画は封止され、各ブリスター区画に隣接する 段付端部にエッジタブが形成される。基材シートの段付端部は、エッジタブヘ指 を近接させてつかむのに役立つ。段付端部により形成された指接近部において蓋 体ホイルのエッジタブをつかみ、ブリスター区画から蓋体ホイルを剥離させるこ とにより、所定のブリスター区画から薬剤を取出すことができる。剥離用の張出 したエッジタブは、その段付端部を有する基材フィルムとの関連で、パッケージ の開封を容易にさせ、患者に対する取出しの簡便さを与えるものである。 従来、各種形状のブリスターパックが知られているが、いずれも本発明の特徴 と利点を有するものではない。例えば、Ｍｏｓｅｒ等のＵＳＰＮｏ．３，９４１ ，２４８号には、下方のベースホイル、カバーホイル、カバーホイルをつかんで 除去するための“つかみ用凹部”からなるタブレット用の引裂き開封パッケージ が開示されている。しかし、Ｍｏｓｅｒは、本発明における如き段付端部形状を 示すものではない。むしろ、このＭｏｓｅｒの“つかみ用凹部”は、カバーホイ ルの内側下方に隠れて容易には到達できず、個々のタブレットパッケージが全パ ッケージから分離されるか又は中央に位置する細片が全パッケージから分離され ることによって初めてその到達は可能である。 Ｍｕｌｌｅｎ等によるＵＳＰＮｏ．３，９３３，２４５号には、ブリスター区 画を有するトレイと、トレイ上に熱シールされる蓋体部材とからなる物品の保存 及び取出用容器が開示されている。 このトレイと蓋体部材には、それぞれ縦横の切込み線が形成されており、これ により、各々のブリスターは隣接のブリスターから切離される。切込み線の各交 差部には、好ましくは円形状の凹部が形成され、この部分には熱シールは存在し ない。即ち、各ブリスターをカバーするシートは、これを（i）隣接する水平切 込み線と垂直切込み線との交点においてシートをつかむか又は（ii）ブリスター を隣接ブリスターから引離し、次いで凹部においてそのシートをつかむことによ り、剥離させることができる。これに対し、本発明におけるカバーシートは、指 接近部におけるエッジタブを単につかみ、カバーシートを基材シートから引張る ことにより、個々のブリスターから剥離させることができる。Ｈｅｌｌｓｔｒｏ ｍ等によるＵＳＰＮｏ．３，４７２，３６７号には、比較的硬い支持層と、少な くとも１つのその支持層に形成されたポケットと、支持層に固着する裏打ち層と からなる易開封性パッケージが開示されている。その封止ポケットを開封するに は、パッケージをポケットを横断する線に沿って折曲げて、ポケット上方の裏打 ち層を破壊することが必要である。支持層には、好ましくは、一連の溝部や隆起 部が形成され、その折曲げがポケットに対して適正な位置で生じるようになって いる。さらに、Ｈｅｌｌｓｔｒｏｍらの特許には、連続した細片状のブリスター 材上にポケットと溝を同時に形成し、裏打ち層を形成し、次いで得られた細片を 細片ディペンサーから引き離すか又は供給する前記易開封性パッケー ジの製造方法が記載されている。本発明は、このＨｅｌｌｓｔｒｏｍのものとは 相違するもので、本発明のブリスター区画は、パッケージを折曲げ、ブリスター を破壊することによって開封するようなものではない。本発明によるブリスター 区画は、パックの端部における剥離用の段付端部からカバーシートに指を接近さ せた後、カバーシートを基材シートから剥離させることによって開封されるもの である。 最後に、前記Ｇｒｅｇｏｒｙ等のＵＳＮｏ．４，３０５，５０２号には、薬剤 を受止する凹部を備えたプラスチックフィルムブリスターシートと、剥離用エッ ジタブ部分を除いてこれに固着するラミネートカバーシートとからなる医用薬剤 バッケージが開示されている。このカバーシートの表面には、切込み線が形成さ れて、凍結乾燥法によりその場で形成された封入薬物を取出せるようになってい る。重要なことには、このＧｒｅｇｏｒｙのパッケージには、段付端部は形成さ れておらず、本発明により達成される剥離容易さと、端部の波打ちの減少につい ては何ら記載されていない。 本発明は、開封がより容易で端部波打ちの減少された端部剥離性のブリスター パックに関するものである。 本発明の第１の目的は、ブリスターパックに段付端部を形成することにより、 ブリスターパックの剥離用エッジタブの剥離をより容易にするための手段を提供 することにある。 本発明の他の目的は、１つ又はそれ以上の段又は凹部を有する端部を強化する ことにより、ブリスターパックの未シール端部での波打ちを減少させるとともに 、これにより、装置への供給上の問題点を減少させ、 実質的に向上したパック外観を与えることにある。 本発明のさらに他の目的は、各ブリスター区画に隣接させて張出した段付端部 を形成することにより、シール中での基材シート端部へカバーシートが固着する のを防止し、それ故、適切な指接近を行わせることにある。 本発明のさらに他の目的及び利点は、以下の記載において明らかにされる。 次に、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳述する。 図１は、本発明の段付端部を有するブリスターパックの平面図である。 図２は、図１の線２−２に沿った断面図である。 図３は、本発明のブリスターパックに用いられるブリスターシートの透視図で ある。 図４は、図１の段付端部を有するブリスターパックの透視図である。 図５及び図６は、段付端部を有するブリスターパックの部分透視図であり、エ ッジタブのつかみと、ブリスターシートからの蓋体ホイルの剥離を示すものであ る。 図７及び図８は、ブリスターパックの部分透視図であり、ブリスターポケット からの単位薬物の取出しを示すものである。 好ましい実施例を示す図１及び図２を参照すると、ブリスターパック１０は、 ブリスターシート１２と蓋体シート１４から構成される。少なくとも１つ、好ま しくは複数の凹部又はブリスター区画１６がブリスターシート面から張出し、同 数の段付凹部１８がブリスターシートの端部に形成され、段付凹部１８は各々ブ リスター区画に隣接している。ブリ スターシートは、ポリ塩化ビニル（ＰＶＣ）、ＰＶＣ／ＰＶｄＣ（ポリビニリデ ンジクロライド）、ポリエチレン／ＰＶＣ／ＰＶｄＣ／ポリエチレン、ＰＶＣ／ アクラー（Ａｃｌａｒ）、冷間成形アルミニウム材等のような種々の半透明ある いは不透明のプラスチックから作ることができる。各ブリスター区画内には単一 の薬剤成形体２０が収容される。この成形体は予め選択された量の薬剤を凍結乾 燥した高速溶解性の成形体（ＦＤＤＦ）とすることができる。また、タブレット 、カプセル、キャプレット等の従来の薬剤成形体も容易にブリスター区画内に収 容させることができる。 単一薬剤成形体は、蓋体シート１４によりブリスター区画１６内に保持される 。蓋体シートは、ポリエステル積層体、アルミニウム箔、アルミニウム／エステ ル積層体、紙、紙／アルミニウム積層体、その他の関連材料等のような種々の材 料から作ることができる。蓋体シートは実質的に平坦であり、ブリスターシート と相接することが好ましい。図１の斜線領域で示すように、蓋体シートは熱シー ルによりブリスターシート１２に対してシールされ、各ブリスター区画に隣接し て張出した端部領域２２においては非シール状態であることが好ましい。この非 シール状態領域２２は剥離用タブ２４の役割をし、図４に示すように、蓋体シー トを任意のブリスター区画１６から完全に剥がすことができる。 図１及び図４に示すように、蓋体シートには、各ブリスター区画の周りにおい て、縦横の切込みラインあるいはその他の折曲げを容易にする弱化ライン２６を 形成させることが好ましく、これにより、シールされた蓋体を残りのブリスター 区画の上に保持したままで、蓋体シートを個 々のブリスター区画から剥がすことが可能となる。更に、図３に示すように、同 じライン２８に沿って蓋体シートに切り目のすじを形成してもよく、このように すると、パック全体から個々のブリスター区画パックを完全に分離させることが できる。 前記したように、典型的なエッジ剥離型ブリスターパックにおけるブリスター 区画に対する接近は、蓋体シート端の小部分をブリスターシートの端部に対して 非シール状態とし、剥離用エッジタブ２４を形成させることにより、可能となる 。このタブは図４に示すように適当なラベルでマーク付けしてもよい。患者はシ ールされていないタブをつかみ、後方上方に引張ることにより、ブリスター区画 から蓋体シートを取り除くことができる。本発明によれば、図２に示すように、 段付端部３０及び指接近部３２を設けることにより、きわめて容易に剥離用エッ ジタブ２４に接近できるようになる。特に段部は、各ブリスター区画に隣接した 基材シートの端部に形成される。このように、蓋体シートが段付凹部を被覆する ところでは、指接近部３２が剥離用エッジタブ２４をつかむために形成される。 また、任意のブリスター区画に対する接近をさらに容易にするために、本発明 では、張出した剥離用エッジタブを用いる。この特徴は、特に年配者、虚弱者、 あるいは関節炎のような慢性病で悩む人々のように、手先の器用さが減少した人 に向けられている。しかし、ブリスターパックの非シール端部２２を張出させる 場合、ブリスターシートの端部に深刻な波打ちが発生し、パックの外観が悪くな ったり、機械送り、機械コーディングが困難となったりすることがわかっている 。本発明の段付エッ ジ３０は、この望ましくない端部における波打ちを著しく低減させ、加工上の困 難性をも低減させる。 本発明の好ましい実施例を示す図５〜図７は、単一薬剤に接近する方法を示す 。患者は剥離用エッジタブ２４の下側の指接近部３２に指を入れる。次に患者は 剥離用エッジタブをつかみ、剥離用エッジタブを後方上方に引っ張り、弱化ライ ン２６に沿ってやぶり、蓋体シートを個々のブリスター区画から取り除く。そし て患者はパックをひっくり返すことにより、あるいはブリスター区画の下側を押 し上げることにより、単一薬剤２０を取り出す。 以上述べた好ましい実施例では、基材シート１２において複数のブリスター区 画１６が形成されているが、単一の区画包装物を別々に製造してもよいことが理 解される。また、複数のブリスター区画１６を基材シート１２の端部に隣接して 設けた場合、該端部に沿って単一の段付凹部１８を設けても、各ブリスターから 蓋体シート１４を取り除くのには十分である。しかし、上記で例示した構成がよ り好ましい。

【手続補正書】特許法第１８４条の８ 【提出日】１９９４年９月１９日 【補正内容】 請求の範囲 １．長手軸の両側に配置された整列したブリスターポケット（１６）を備えた実 質的に方形状の基材シート（１２）と、該基材シート（１２）に実質的に形状が 対応し該ブリスターポケット（１６）に近接して該基材シート（１２）に剥離可 能に固着された蓋体シート（１４）とからなり、該蓋体シート（１４）は該基材 シートの長手軸に沿って延びる第１の切り取りライン（２６）を有するとともに 隣接するブリスターポケット（１６）間にこれらに対して直角に延びる第２の切 り取りライン（２６）を有するマルチユニットブリスターパックにおいて、 該基材シート（１２）は、対向する長手方向の側辺に沿った段部（１８）を有 し、該段部（１８）は波形の外側端を形成し、該蓋体シート（１４）は該段部（ １８）の上を覆って、ブリスターポケット（１６）の上方へ該蓋体シート（１４ ）を該基材シート（１２）に取り除きやすくするタブ（２４）を形成することを 特徴とするブリスターパック。 ２．該蓋体シート（１４）が、実質的に該基材シート（１２）に相接しているこ とを特徴とする請求の範囲１のブリスターパック。 ３．該蓋体シート（１４）が、該基材シート（１２）に対して熱シールされてい ることを特徴とする請求の範囲１又は２のブリスターパック。 ４．該基材シート（１２）が、プラスチック材料又はプラスチック積層体からな ることを特徴とする請求の範囲１〜３のいずれかのブリスターパック。 ５．該蓋体シート（１４）が、アルミニウム箔又はアルミニウム積層体からなる 請求の範囲１〜４のいずれかのブリスターパック。 ６．該基材シートが、該蓋体シートの該切り取りラインと対応して、該ブリスタ ーの上方開口の周りに配列された弱化ラインを有し、これにより個々のブリスタ ーパック部が当該ブリスターパックから取り除かれることを特徴とする請求の範 囲１〜５のいずれかのブリスターパック。 ７．複数のブリスターポケット（１６）と各ブリスターポケットを取り囲む実質 的に平坦な部分を有し、これにより上部開口が形成されている基材シートを有す るブリスターパックの製造方法であって、該実質的に平坦な蓋体シート（１４） が、該ポケット（１６）の上部開口をカバーするため該基材シート（１２）の実 質的に平坦な部分に剥離可能に固着されたブリスターパックの製造方法において 、 該基材シートを補強しかつ製造工程中に該基材シート及び該蓋体シートの波打 ちを防止するため、該基材シート（１２）は、対向する長手方向の側辺に沿った 段部（１８）を有し、該段部（１８）は波形の外側端を形成し、該蓋体シート（ １４）は該段部（１８）をカバーするように配置される工程を含むことを特徴と するブリスターパックの製造方法。 ８．機械送り中に該基材シート（１２）のバックリングを防止するため、機械送 りの前に、該段部（１８）を該基材シート（１２）に形成することを特徴とする 請求の範囲７の方法。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ Ｂ３２Ｂ 27/06 9349−4Ｆ (72)発明者 マーシャル・レイ・ウィリアム イギリス国、エセックス アールエム３ ０ビーエイ、ロムフォード、ハロルド ウ ッド、ブライアント アベニュー （番地 なし)

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．少なくとも１つの物品を収容しかつ取出すための包装体であって、 （ａ）物品を収容するために少なくとも１つの凹部を有しかつ該凹部が上方開 口を有する実質的に平坦な基材シート、 （ｂ）該基材シートの端部に形成されている段部、及び （ｃ）該凹部の上方開口をカバーするために該基材シートにシールされ、該凹 部中に物品を閉じこめ、かつ該段端部上方に位置する剥離用タブを形成する実質 的に平坦な蓋体シートからなり、 該蓋体シートが、該タブ及び該蓋体シートを該基材シートから剥離することに より、該基材シートから取除き可能であることを特徴とする包装体。 ２．該蓋体シートが、本質的に該基材シートに相接していることを特徴とする請 求の範囲１の包装体。 ３．該段部が該凹部に隣接して形成されていることを特徴とする請求の範囲１又 は２の包装体。 ４．該蓋体シートが、該基材シートに対して熱シールされていることを特徴とす る請求の範囲１〜３のいずれかの包装体。 ５．該蓋体シートが、該基材シートの端部を除き、該基材シートに熱シールされ ていることを特徴とする請求の範囲１〜４のいずれかの包装体。 ６．該基材シートが、プラスチック材料又はプラスチック積層体からなることを 特徴とする請求の範囲１〜５のいずれかの包装体。 ７．該蓋体シートが、アルミニウム箔又はアルミニウム積層体からなる請求の範 囲１〜５のいずれかの包装体。 ８．少なくとも１単位の薬剤を収容させ、取出すためのブリスターパックであっ て、 （ａ）上表面、下表面及び端部を有する基材シート、 （ｂ）該基材シートにおいて下方に向けて形成された複数のブリスターであっ て、該基材シートの実質的に平坦な部分が各ブリスターを取り囲み、これにより 上方開口が形成され、かつ各ブリスターは該端部から離間している複数のブリス ター、 （ｃ）該基材シートに下方に向けて形成された複数の段部であって、該基材シ ートの実質的に平坦な部分が各段部の周囲に延びることにより形成された上方開 口した複数の段部、 （ｄ）該基材シートと実質的に相接しかつ該基材シートの実質的に平坦な部分 に剥離可能にシールされた蓋体シートであって、該ブリスター及び該段部の上方 開口を横切ることにより（i）該ブリスターをカバーし、かつ（ii）各ブリスタ ーに隣接するシールされていないタブに対して指接近を与える蓋体シート及び （ｅ）該ブリスターの上方開口の周りに配置された、該蓋体シートに配列され た弱化ラインとからなり、 各ブリスターの上方開口を露出させるために、タブを含みかつ該弱化ラインに よって包囲された蓋体シートの一部を、該基材シートから剥離させることにより 、ブリスターの開封が可能であることを特徴とするブリスターパック。 ９．各段部が、該基材シートの端部に形成されていることを特徴とする請求の範 囲８のブリスターパック。 １０．該基材シートが、プラスチック材料又はプラスチック積層体からなること を特徴とする請求の範囲８又は９のブリスターパック。 １１．該蓋体シートが、アルミニウム箔又はアルミニウム積層体からなることを 特徴とする請求の範囲８〜１０のいずれかのブリスターパック。 １２．該蓋体シートが、該基材シートに対して熱シールされている請求の範囲８ 〜１１のいずれかのブリスターパック。 １３．該基材シートが、該蓋体シートの該弱化ラインと対応して、該ブリスター の上方開口の周りに配列された弱化ラインを有し、これにより個々のブリスター パックが該弱化ラインに沿って該基材シート及び該蓋体シートを分離することに より取り除き可能であることを特徴とする請求の範囲８〜１２のいずれかのブリ スターパック。 １４．複数のブリスターポケットと各ブリスターポケットを取り囲む実質的に平 坦な部分を有する上部開口した基材シートと、該ポケットの上部開口をカバーし 、該基材シートの実質的に平坦な部分に剥離可能に固着された実質的に平坦な蓋 体シートを有するブリスターパックの製造方法において、 該基材シートを補強しかつ製造工程中に該基材シート及び該蓋体シートの波打 ちを防止するため、凹状段部を該基材シートの実質的に平坦な部分に形成する工 程を含むことを特徴とするブリスターパックの製造方法。 １５．該段部を該基材シートの端部に形成することを特徴とする請求の 範囲１４の方法。 １６．機械送り中に該基材シートのバックリングを防止するため、機械送りの前 に、該段部を該基材シートに形成することを特徴とする請求の範囲１４又は１５ の方法。