JP2019005041A - 医薬品包装体およびその保管・搬送用具 - Google Patents

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洋平 仲川
寺山 卓
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Abstract

【課題】服用する薬を服用する順に配置した医薬品容器において、複数の人の医薬品容器の集中管理が容易で、且つ簡易な手段で、間違いなく服用する本人であることを確認可能な手段を提供する。【解決手段】服用する医薬品のセットがマトリクス状に配置された医薬品包装体1であって、医薬品のセットを収納する複数の収納部3と、各収納部を封止するシールシート2とを備え、複数の収納部は、樹脂シートに形成された凹部がマトリクス状に配置されてなり、シールシートは、収納部の各々の開口部9に接着され、収納部を剥離容易、且つ切り取り容易に封止し、且つ収納部全体より大きく備えられ、且つシールシートの側端部8には、複数のとじ穴5が備えられており、収納部または医薬品包装体には、少なくとも服用する本人であることを確認可能な情報が記録された情報記録媒体が付与され、個々の収納部のシールシートには、服用ミス防止の印字が印刷されている。【選択図】図1

Description

本発明は、医薬品包装体とそれを保管し、搬送容易とする保管・搬送用具に関する。
近年、高齢化社会が進展する中で、医薬品を服用する人口が増加している。例えば、高齢者は、血圧降下剤、コレステロール降下剤、血糖値降下剤、などを毎日、複数回に亘って服用する場合がある。また入院中の患者の場合は、毎日、朝・昼・晩・寝る直前などに亘って、複数の種類の医薬品を、数量も間違えずに、また忘れずに服用しなければならない。
この様な状況の中、通常、医薬品は複数の紙袋に、種類別に入れられた状態で利用者に渡されているのが現状である。その紙袋には、医薬品の名称、一回に服用する数量、および時間帯が記載されているのが通常である。
この様に多種類の医薬品を、指定された時間帯に、それぞれの紙袋から必要数量取り出し、服用することは困難な場合が多い。そのため、忘れずに服用可能とするための手段が求められていた。
そのような要望に対応して、例えば、特許文献1には、患者が当面必要な一回服用分の薬を容易に取り出して携帯したり管理したりすることができ、且つ薬剤師ではない患者、近親者、介護士などが薬を間違えてお薬カレンダーのポケットの中に入れてしまうなどのリスクを無くすことができるお薬カレンダーが開示されている。これは、一回に服用する薬のセットが収納された複数の収納部がマトリクス状に配置され、互いに接続部を介して収納部が連接されており、且つ分離可能に構成されているお薬カレンダーである。
具体的には、カレンダーの様に、横方向に1日分の必要数の収納部が配置され、縦方向には例えば日毎に収納部が繰り返し配置されており、患者は、下側から順次、収納部を連接部で切り離して使用することで、忘れずに、服用すべき薬を選択する必要もなく、確実に、服用可能とするものである。
この技術は、一人の人が家でカレンダーの様に身近に設置して利用する場合は、服用すべき薬を確実に服用可能とすることができる優れた技術であるが、病院や介護施設などにおいて複数の人の服用すべき薬を、集中的に管理することは、考慮されていない。
特許第6035469号公報
上記の事情に鑑み、本発明は、カレンダーの様に、服用する薬を収納部に服用する順に配置した医薬品容器において、複数の人の医薬品容器の集中管理が容易であり、且つ簡易な手段で、間違いなく服用可能とする手段を提供することを課題とする。
上記の課題を解決する手段として、本発明の請求項1に記載の発明は、服用する医薬品のセットがマトリクス状に配置された医薬品包装体であって、
医薬品のセットを収納する複数の収納部と、各収納部を封止するシールシートと、を備えており、
複数の収納部は、樹脂シートに形成された凹部がマトリクス状に配置されてなり、
シールシートは、マトリクス状に配置された複数の収納部の各々の開口部に接着され、個々の収納部を剥離容易に封止し、且つ複数の収納部全体より大きく備えられており、且つシールシートの側端部には、医薬品包装体をファイリング可能とする複数のとじ穴が備えられており、
隣接する収納部の間には、個々の収納部を切り取り容易にする切り取り線が備えられており、
個々の収納部またはシールシートまたは医薬品包装体には、少なくとも服用する本人であることを確認可能な情報が記録された情報記録媒体と服用ミス防止の印字が付与されていることを特徴とする医薬品包装体である。
また、請求項2に記載の発明は、前記情報記録媒体が、印刷されたバーコードまたは二次元コードであることを特徴とする請求項1に記載の医薬品包装体である。
また、請求項3に記載の発明は、前記情報記録媒体が、RFIDモジュールであることを特徴とする請求項1に記載の医薬品包装体である。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の前記医薬品包装体を、前記とじ穴を用いてファイリング可能な医薬品包装体の保管・搬送用具であって、
表紙と、裏表紙と、背表紙と、を備えており、
表紙と裏表紙および裏表紙と背表紙とは、連接部にて折り曲げ可能に連接されており、
裏表紙の内側(医薬品包装体側)には、前記医薬品包装体の複数のとじ穴に対応して該医薬品包装体を積層する方向に整列させてファイリング可能とするとじ具が、起立して備えられており、
背表紙の内側(医薬品包装体側)には、ファイリングされた医薬品包装体がとじ具から外れない様にする手段が備えられていることを特徴とする医薬品包装体の保管・搬送用具である。
本発明の医薬品包装体によれば、個々の収納部のシールシートの表面に服用ミス防止の印字がなされている上に、服用する本人であることを確認可能な情報が記録された情報記録媒体として、バーコードまたは二次元コードが印刷されているため、視認することにより、服用する人、日付、時間帯を確認でき、更にバーコードまたは二次元コードを読み取り装置によって読み取ることで、確実に、服用すべき人に服用させることが可能となる。
情報記録媒体としては、収納部に備えられたRFIDを使用することもできる。
また、本発明の医薬品包装体の保管・搬送用具によれば、医薬品包装体をその側端部に備えられた複数のとじ穴を使用して、保管・搬送用具の裏表紙に備えられたとじ具によって、医薬品包装体を整列させて積層可能である。裏表紙に起立したとじ具に積層して整列させた医薬品包装体を、目視によって、切り離されているべき収納部が残留しているかどうか、を確認することができる。
本発明の医薬品包装体の一例を示す斜視図。 本発明の医薬品包装体の保管・搬送用具の一例を示す斜視図である。 本発明の医薬品包装体に使用するシールシートの積層構成の一例を示す断面図。 本発明の医薬品包装体の構成を説明する断面説明図であって、(a)は連接して備えられた収納部と収納部の間に形成されている平坦部および開口部を例示した断面図、(b)は収納部の開口部をシールシートによって封止された医薬品包装体のシールシートの側端部にファイリング可能とするとじ穴が形成された状態を例示した断面図、である。 本発明の医薬品包装体の構成例を説明する断面説明図である。 本発明の医薬品包装体の保管・搬送用具の使用方法を例示する概略断面図であって、(a)は表紙を閉じた状態、(b)は表紙を開けた状態であり、全ての医薬品包装体が使用されていない状態、(c)は表紙を開けた状態で、保管・搬送用具にファイリングされた医薬品包装体のうち、表紙側から3番目の医薬品包装体において、切り取られているべき収納部が残っていることを目視Aの位置で確認できる状態、をそれぞれ示している。
<医薬品包装体>
本発明の医薬品包装体は、服用する医薬品のセットがマトリクス状に配置された医薬品包装体である。
また、本発明の医薬品包装体は、医薬品のセットを収納する複数の収納部と、各収納部を封止するシールシートと、を備えている。
複数の収納部は、樹脂シートに形成された凹部がマトリクス状に配置されている。
シールシートは、マトリクス状に配置された複数の収納部の各々の開口部に接着され、個々の収納部を剥離容易に、且つ複数の収納部全体より大きく備えられており、且つシールシートの周縁部において、収納部より外側に張り出した側端部には、医薬品包装体をファイリング可能とする複数のとじ穴が備えられている。
また、隣接する収納部の間には、平坦部が形成されており、その平坦部には、個々の収納部を切り取り容易とする切り取り線が形成されている。
また、個々の収納部または医薬品包装体には、少なくとも服用する本人であることを確認可能な情報が記録された情報記録媒体が付与されている。また、個々の収納部のシールシートには、服用ミス防止の印字が印刷されている。
情報記録媒体は、シールシート上に印刷されたバーコードや二次元コードであっても良いし、医薬品包装体または個々の収納部に付与されたRFIDモジュールであっても良い。
図1は、本発明の医薬品包装体1を例示した斜視図である。服用すべき薬のセットが各収納部3に収納された後、シールシート2によって封止されることで完成する。
シールシート2には、個々の収納部3を容易に切り取り可能とする切り取り線4が形成されている。隣接する収納部3の間には、収納部3を構成する材料と同じ材料からなる平坦な部分が存在する。その平坦部7(図4および図5参照)で収納部3とシールシート2とが接合され、収納部3が密封される。その平坦部7があることにより、切り取り線4で1つの収納部3を切り取っても、収納部3の密封性は保持される。医薬品包装体1側の収納部3も密封性が保持される。
シールシート2の表面には、服用ミスを防止するための各種の情報が印字されている。例えば、服用する人の氏名、朝・昼・夜などの服用する時間帯、などが印字されている。また、本発明の医薬品包装体1では、バーコードや二次元コードが印刷されている。このコードには、少なくとも服用する人の情報が記録されており、服用する人に付与されているバーコードや二次元コードと照合することにより、服用する人を間違えることが無い様にすることが可能である。
シールシート2の周縁部において、医薬品包装体1の外周に位置する収納部3より外側に張り出した側端部には、医薬品包装体1をファイリング可能とする複数のとじ穴5が備えられている。医薬品包装体1の外形が矩形である場合、ファイリング可能であれば、四辺のどの辺にとじ穴5が備えられていても良い。
本発明の医薬品包装体1を構成する収納部3やシールシート2を構成する材料は、特に限定されない。例えば、収納部3の材料としては、ポリエチレン、ポロプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、などを好適に使用可能である。シールシート2についても同様である。
<医薬品包装体の製造方法>
本発明の医薬品包装体1の製造方法について図1を参照しながら説明する。
まず、マトリクス状に医薬品を収納する凹部である収納部3を作製する。収納部3の作製方法は特に限定する必要はない。例えば、熱可塑性の樹脂シートを用意し、その樹脂シートを、作製する収容部3の配置に合せて形成されている雄の金型と雌の金型を用いて熱プレスする事によって作製することが可能である。また、同様に、金型を使用した射出成形によっても作製する事が可能である。その他、所望の凹部がマトリクス状に配置した収納部が形成可能であれば、どのような方法であっても良い。
次に、形成した収納部3に服用する医薬品のセットを順次入れて行く。医薬品のセットは、個々の収納部3の位置によって異なっている場合がある。入れる手段は、人が実施しても良いし、専用装置を使用しても良い。
次に、シールシート2を収納部3に接着し、封止する。シールシート2には、服用者の固有情報と服用する日付、時間帯(朝、昼、晩、寝る直前、または時刻など)が、個々の収納部3ごとに印字、印刷されている。または、印字、印刷されていないシールシート2を収納部3に接着後、インクジェット印刷機を使用して印刷しても構わない。インクジェット印刷を行う場合は、シールシート2の表面に、インクジェット印刷機による印刷を可能とする表面処理を実施しておけば良い。その他の印字、印刷を行う場合も、それらに適する表面処理を実施しておけば良い。また、服用者の固有情報は、RFIDを医薬品包装体1または各収納部3に備えておくことでも良い。
また、隣接する収納部3の間には、シールシート2の接着を良好に実施できるようにするため、収納部3の凹部の最も高い位置に平坦部7(図4および図5参照)を備えている。この平坦部7により、シールシート2は良好に接着可能となると同時に、シールシート2の切り取り線4で収納部3を切り取った時に、隣接する収納部3の端部でシールシート2が剥れることを防ぐことができる。シールシート2の接着は、接着剤を使用しても良いし、ホットメルトを使用しても良い。ただし、これらの接着剤およびホットメルトは、容易に剥離可能なものを選択する。そうすることにより、切り取った収納部3を封止しているシールシート2を容易に剥離可能とすることができる。
また、シールシート2には、上述したように、切り取り線4が形成されている。切り取り線4は、ミシン目でも良いし、カッターによる弱め線でも良いし、レーザー加工機に形成した弱め線であっても構わない。切り取り線4は、シールシート2に貫通形成したミシン目などの弱め線だけでなく、隣接する収納部3の平坦部7(図5参照)にも形成されていることが望ましい。そうすることにより、収納部3をより容易に切り取ることが可能となる。
以上の様にして、医薬品包装体1を作製した後、医薬品包装体1の外周に位置する収納
部3より外側に張り出した側端部8(図5参照)に、医薬品包装体1をファイリング可能とする複数のとじ穴5を形成する。とじ穴5を形成する手段としては、特に限定する必要はない。通常の2穴の事務用のパンチを使用して形成可能である。また、専用のパンチ穴形成装置を使用しても良い。また、2穴に限定する必要はなく、複数のとじ穴5を形成すれば良い。図2に例示された保管・搬送用具10は2穴のとじ穴5の場合を例示しているが、保管・搬送用具10に備えられたとじ具6に合わせたとじ穴5を形成しておけば良い。例えば、10本のとじ具を備えたファイルにも使用可能であり、また2本のとじ具を備えたファイルにも使用可能とするとじ穴5を備えておけば良い。ただし、医薬品包装体が、保管・搬送用具にファイリングされ、積層された状態において、医薬品包装体の収納部が積層方向に整列されていることが必要である。
<医薬品包装体の保管・搬送用具>
次に、図2と図6を使用して本発明の医薬品包装体の保管・搬送用具10を説明する。
本発明の医薬品包装体の保管・搬送用具10は、医薬品包装体1を、とじ穴5を用いてファイリング可能な医薬品包装体の保管・搬送用具10である(図2参照)。
本発明の医薬品包装体の保管・搬送用具10は、表紙11と、裏表紙13と、背表紙12と、を備えている。
また、表紙11と裏表紙13および裏表紙13と背表紙12とは、連接部14にて折り曲げ可能に連接されている。
また、裏表紙13の内側(医薬品包装体側)には、医薬品包装体1の複数のとじ穴5に対応して該医薬品包装体1を積層する方向に整列させてファイリング可能とするとじ具6が、起立して備えられている。
また、背表紙12の内側(医薬品包装体側)には、ファイリングされた医薬品包装体1がとじ具6から外れない様にする手段(図示省略)が備えられている。
(表紙、背表紙、裏表紙)
表紙11、背表紙12、裏表紙13を構成する材料は、医薬品包装体1を複数積層したものをファイリングした保管・搬送用具の使用に耐えることができる機械的な強度がある材料であれば、特に限定する必要は無い。例えば事務用のファイルに使用されている厚紙や各種の樹脂シートなどを好適に使用できる。また、透明な樹脂シートを使用すれば、表紙11を開けることなく、本発明の医薬品包装体の保管・搬送用具10にファイリングされた個々の医薬品包装体1の状態を目視可能である。
(連接部)
連接部14は、それぞれ、表紙11と背表紙12および背表紙12と裏表紙13を折り曲げ可能に連接する部位である。例えば、表紙11、背表紙12、裏表紙13に、厚紙を使用した場合は、1つの矩形の厚紙に対して、連接部14となる折り曲げる部位を線状にプレス加工して形成することができる。厚紙の代わりに樹脂シートを用いた場合も、同様である。また、表紙11、背表紙12、裏表紙13として個別に矩形に加工して、それらをそれぞれ折り曲げ可能な部材で接合しても良い。折り曲げ可能な部材としては、例えば蝶番(ちょうつがい)を使用することができる。
(とじ具)
本発明の医薬品包装体の保管・搬送用具10に備えられているとじ具6は、裏表紙13に起立して備えられた複数の棒状の物品である。医薬品包装体1を、医薬品包装体1のシールシート2の周縁部の側端部8(図5参照)に備えられた複数のとじ穴5にとじ具6を通して、順次ファイリングする。そうすることにより、医薬品包装体の保管・搬送用具10にファイリングされると同時に、医薬品包装体1は積層される方向に整列することになる。とじ具6の材料としては、各種の金属を好適に使用できる。例えば鉄系の棒状または円柱状または円筒状の材料が挙げられる。錆の発生を防止するためのスズめっき、亜鉛めっき、ニッケルめっきなどの表面処理をした材料でも良い。機械的な強度を備えた樹脂製のものであっても良い。
以上に説明したとじ具6は棒状の部材であるが、これに限定する必要はない。棒の様に直線状でなくても構わない。例えば、結束バンドの様な樹脂製の結束バンドであっても構わない。この様な樹脂製の結束バンドで結束した状態で、積層した医薬品包装体1が積層した方向に整列可能であれば良い。更に、とじ具6の形態は、積層した医薬品包装体1が積層した方向に整列可能であればいかなるものであっても構わない。
(ファイリングされた医薬品包装体がとじ具6から外れない様にする手段)
本発明の医薬品包装体1の保管・搬送用具10は、ファイリングされた医薬品包装体1がとじ具6から外れない様にする手段(図示省略)を備えている。そのような手段としては、例えば、通常の事務用のファイルに使用されている手段を好適に使用可能である。具体的には、裏表紙13に起立して備えられた複数のとじ具6を金属製の円筒状の物品として、その物品に医薬品包装体1のとじ穴6を通して、順次積層する。その後、円筒状のとじ具6の孔に、金属製の部材上に、とじ具6の孔に挿入可能な、とじ具6の数と位置に合わせた棒状の部材が起立した物品をとじ具6の孔に挿入し、固定することにより、ファイリングされた医薬品包装体1がとじ具6から外れない様にすることができる。以上は一例に過ぎず、ファイリングされた医薬品包装体1がとじ具6から外れない様にする手段であれば、いかなる形態、方式の手段であっても構わない。
<医薬品包装体の保管・搬送用具を使用した医薬品の服用チェック方法>
本発明の医薬品包装体の保管・搬送用具10にファイリングされた複数の医薬品包装体1が、決められた様に服用されているかどうか、をチェックする方法について説明する。
まず、本発明の医薬品包装体の保管・搬送用具10の表紙11を開け、とじ具6に、順次、所定数の医薬品包装体1を通し、積層することによって、ファイリングする。
次に、ファイリングされた医薬品包装体1がとじ具6から外れない様にする手段(図示省略)によって、ファイリングされた医薬品包装体1がとじ具6から外れない様にする部材をとじ具6に取り付ける。とじ具6から外れない様にする部材は、特に限定する必要はなく、いかなる形態であっても構わない。
次に、表紙11を閉じることによって、所定数の医薬品包装体1の医薬品包装体の保管・搬送用具10へのファイリングを完了する。
この様な、所定数の医薬品包装体1をファイリングした医薬品包装体の保管・搬送用具10は、容易に搬送可能である。また、この状態で保管することも可能である。
図6を用いて、この様な医薬品包装体の保管・搬送用具10にファイリングされている所定数の医薬品包装体1について、決められたタイミングで医薬品が服用されているかどうか、をチェックする方法を説明する。
図6(a)は、上記のように、所定数の医薬品包装体1が、医薬品包装体の保管・搬送用具10にファイリングされ、表紙11が閉じられた状態を例示する断面図である。裏表紙13に起立して備えられたとじ具6に、4つの医薬品包装体1のとじ穴5(図1参照)
を通すことにより、積層方向に整列してファイリングされている。
図6(b)は、図6(a)の状態から、表紙11を開けた状態を例示している。表紙11は連接部14を介して背表紙12と連接しており、表紙11は連接部14を支点として回転可能である。この様に表紙11を開くと、積層され、積層方向に整列した所定数の医薬品包装体1を、その上方から目視可能となる。図6(b)に例示した目視A〜目視Dの位置で目視することにより、服用すべき医薬品のセットが包装された収納部3(図1参照)が残留しているかどうか、を目視可能である。図6(c)は、所定数、この場合4つ、の医薬品包装体1が積層された状態において、上から3番目の医薬品包装体1でまだ服用されていない収納部3が残留していることが、目視Aの位置で目視することによりわかる。
<医薬品包装体を使用した医薬品服用者と医薬品包装体の確認方法>
本発明の医薬品包装体を使用した医薬品服用者と医薬品包装体の確認方法は、医薬品服用者に付与されている医薬品服用者の固有情報を記録したバーコードまたは二次元コードを読み取る手順Aと、医薬品包装体のバーコードまたは二次元コードに記録されている医薬品服用者の固有情報を読み取る手順Bと、工程Aと工程Bで読み取った医薬品服用者の固有情報を比較し、医薬品服用者の固有情報が一致している場合は医薬品の服用を許可し、不一致の場合は医薬品の服用を許可しない判定手順と、を備えている。
医薬品服用者に付与されている医薬品服用者の固有情報は、バーコードまたは二次元コードに限定する必要はなく、情報記録媒体として、例えばRFIDモジュールとしても良い。また、医薬品包装体のバーコードまたは二次元コードに記録されている医薬品服用者の固有情報は、同様に、RFIDモジュールとしても良い。情報記録媒体が印字、印刷されたバーコードまたは二次元コードであれば、光学的な読取り手段を使用して読み取ればよい。またRFIDモジュールを使用した場合は、RFID用の読取装置を使用して情報を読み取ることができる。
読み取った、医薬品服用者の固有情報と、医薬品包装体の情報と、を照合する手段としては、パーソナルコンピュータを好適に使用可能である。専用の照合プログラムをインストールして置くことによって、双方の情報が一致するのか、不一致なのか、を即時に判定することができる。
1・・・医薬品包装体
2・・・シールシート
3・・・収納部
4・・・切り取り線
5・・・とじ穴
6・・・とじ具
7・・・平坦部
8・・・シールシートの側端部
9・・・開口部
10・・・保管・搬送用具
11・・・表紙
12・・・背表紙
13・・・裏表紙
14・・・連接部

Claims (4)

  1. 服用する医薬品のセットがマトリクス状に配置された医薬品包装体であって、
    医薬品のセットを収納する複数の収納部と、各収納部を封止するシールシートと、を備えており、
    複数の収納部は、樹脂シートに形成された凹部がマトリクス状に配置されてなり、
    シールシートは、マトリクス状に配置された複数の収納部の各々の開口部に接着され、個々の収納部を剥離容易に封止し、且つ複数の収納部全体より大きく備えられており、且つシールシートの側端部には、医薬品包装体をファイリング可能とする複数のとじ穴が備えられており、
    隣接する収納部の間には、個々の収納部を切り取り容易にする切り取り線が備えられており、
    個々の収納部またはシールシートまたは医薬品包装体には、少なくとも服用する本人であることを確認可能な情報が記録された情報記録媒体と服用ミス防止の印字が付与されていることを特徴とする医薬品包装体。
  2. 前記情報記録媒体が、印刷されたバーコードまたは二次元コードであることを特徴とする請求項1に記載の医薬品包装体。
  3. 前記情報記録媒体が、RFIDモジュールであることを特徴とする請求項1に記載の医薬品包装体。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の前記医薬品包装体を、前記とじ穴を用いてファイリング可能な医薬品包装体の保管・搬送用具であって、
    表紙と、裏表紙と、背表紙と、を備えており、
    表紙と裏表紙および裏表紙と背表紙とは、連接部にて折り曲げ可能に連接されており、
    裏表紙の内側(医薬品包装体側)には、前記医薬品包装体の複数のとじ穴に対応して該医薬品包装体を積層する方向に整列させてファイリング可能とするとじ具が、起立して備えられており、
    背表紙の内側(医薬品包装体側)には、ファイリングされた医薬品包装体がとじ具から外れない様にする手段が備えられていることを特徴とする医薬品包装体の保管・搬送用具。
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