JPH08502528A - キレート化ポリマー - Google Patents
キレート化ポリマーInfo
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- JPH08502528A JPH08502528A JP6510122A JP51012293A JPH08502528A JP H08502528 A JPH08502528 A JP H08502528A JP 6510122 A JP6510122 A JP 6510122A JP 51012293 A JP51012293 A JP 51012293A JP H08502528 A JPH08502528 A JP H08502528A
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Abstract
(57)【要約】
本発明によれば、ポリ(アルキレンオキシド)部分に連結されたキレート化剤の残基を含むユニットを包含するポリマー、およびその製造方法が提供される。このポリマーは、治療および診断像形成組成物において、および帯電防止剤として特に有用である。
Description
【発明の詳細な説明】
キレート化ポリマー
関連出願への相互参照
本明細書では、本出願と同時に出願され、同じ出願人に譲渡された同時係属中
の米国特許出願番号----号(発明の名称:MR像形成組成物剤および方法)、お
よび米国特許出願番号----号(発明の名称:治療および診断像形成組成物および
方法)が参照される。
発明の分野
本発明は、ポリ(アルキレンオキシド)部分を含有する新規なキレート化ポリ
マーおよびその製造方法に関する。
発明の背景
ポリ(エチレングリコール)(PEG)およびその誘導体は、それらの価格が低
いこと、ならびに水性および有機溶剤への溶解性、金属錯化能、生物学的適合性
および部位特異的な化学的修飾が容易であるなどの有用な特性を有することから
、化学的、生物医学的および工業的な用途範囲を急速に拡大しつつある。このよ
うなポリマーは、例えば液相ペプチド合成のためのマトリックス、水溶性遷移金
属錯体のためのリガンドおよび薬剤担体(賦形剤)として利用されている。
新たな用途分野の開発については、ユーザーの要求を満足するように適合させ
うる新規かつ改善されたPEG誘導体に対する要望が大きくなっている。
Inada et alの米国特許第4,814,098号には、磁性物質および生理的に活性な物
質がポリ(エチレングリコール)誘導体を介して結合してなる接合体(conjugat
e)が開示されている。
Mutter,Tetrahedron Letters,31,2839-2842(1978)には、PEGの末端ヒド
ロキシル基を第一級アミノ基に変換する手順、およびPEG-NH2に結合した多数の
試薬の調製が記載されている。しかしながら、キレート化基に連結されたポリ(
アルキレンオキシド)部分を含むユニットを含有するポリマーについては、示
唆されていない。
Harris et al,J.Polymer.Science,22,341-352(1984)には、PEG-アミン
を包含する種々のPEG誘導体が記載されている。しかしながら、キレート化基に
連結されたポリ(アルキレンオキシド)部分を含むユニットを含有するポリマー
については、示唆されていない。
欧州特許出願第200,467号には、血液循環からの酸素に由来する毒性物質の除
去に使用可能な、ポリ(アルキレンオキシド)で化学的に修飾されたスーパーオ
キシドジスムターゼが記載されている。この修飾されたスーパーオキシドジスム
ターゼは、ポリ(アルキレンオキシド)分子の両末端がスーパーオキシドジスム
ターゼに結合した分子構造を有する。
発明の概要
我々は、反応性ポリ(アルキレンオキシド)を、反応性官能基を含有するキレ
ート化剤またはその前駆物質と接触させることにより、治療および診断像形成組
成物に特に利用される新規なキレート化ポリマーを製造できることを見出した。
より詳しくは、本発明によれば、ポリ(アルキレンオキシド)部分に連結され
たキレート化剤の残基を含むユニットを含有するポリマーが提供される。前記ポ
リマーは、好ましくは下記構造Iを有するユニットを含む。
ここで式中、
Zはキレート化剤の残基であり、
Qはポリ(アルキレンオキシド)部分であり、
LおよびL1は独立して化学結合または連結基を表わし、
M(+a)は合計電荷+aを有する1個またはそれ以上の陽イオンであり、
E(b)は合計電荷bを有する1個またはそれ以上の対イオンであり、
wは0または1であり、
rは0または1であり、
dはキレート化剤の連結残基上にある合計電荷であり、そして
a=d+bである。
別の観点において、本発明は、反応性ポリ(アルキレンオキシド)種を、非−
反応性溶剤中で、反応性官能基を含有するキレート化剤またはその前駆物質と接
触させ、そして所望により該ポリマーを金属イオン源と接触させることからなる
、前記ポリマーの製造方法を提供する。
本発明の有利な特徴は、治療および診断像形成組成物に特に有用な新規ポリマ
ーを提供することである。
もう一つの有利な特徴は、特定の組成、大きさおよび分子量を有する広範囲の
ポリマーを製造できることである。
本発明の他の有利な特徴は、以下の好ましい態様の説明を参照すれば容易に明
白となろう。
好ましい態様の説明
本発明のキレート化ポリマーは、金属イオンのスカベンジャーとして、写真お
よび磁気記録エレメントに使用するための帯電防止剤として、およびペイント、
コーティングおよび接着剤用の添加剤として利用される。そのほか、本発明の幾
つかのポリマーは、上記の関連出願にさらに記載されているような磁気共鳴(M
R)診断像形成組成物および方法に使用するための像形成剤として、および治療
剤として、特に利用される。
本発明のポリマーは、ポリマーの主鎖(backbone)中のポリ(アルキレンオキ
シド)部分に連結されたキレート化剤の残基を含むユニットを含有する。このポ
リマーは2〜1,000またはそれ以上、好ましくは3〜1,000個の前記ユニットを包
含しうる。好ましい態様においては、前記ユニットは反復ユニットである。
前記式Iにおいて、Qは直鎖状または分枝状ポリ(アルキレンオキシド)部分
である。ポリ(アルキレンオキシド)部分の例には、ポリ(エチレンオキシド)
、
ポリ(プロピレンオキシド)およびポリ(ブチレンオキシド)が包含される。好
ましいポリ(アルキレンオキシド)には、ポリ(エチレンオキシド)(PEO)、
ポリ(プロピレンオキシド)(PPO)およびPEOおよびPPOのランダムコポリマー
およびブロックコポリマーが包含される。PEO含有ポリマーは、最終ポリマーが
水への溶解性を有することが所望される場合に特に好ましい。ポリ(アルキレン
オキシド)部分が、グリセロールポリ(アルキレンオキシド)トリエーテル、ポ
リグリシドール、およびアルキレンオキシドと、相容性のコモノマー例えばポリ
(エチレンイミン-コ-エチレンオキシド)との直鎖状ブロックコポリマーおよび
グラフトコポリマー、およびグラフトされたブロックコポリマー例えばポリ(メ
チルビニルエーテル-コ-エチレンオキシド)を包含しうることも意図される。ポ
リ(アルキレンオキシド)部分は約100〜200,000、好ましくは250〜100,000、よ
り好ましくは250〜20,000ダルトンの範囲の平均分子量を有する。好ましい部分
は相当するジオール形で商業的に入手しうるか、および/または当業者によく知
られた技法により調製できる。PEGから誘導される特に好ましい種
5,000、好ましくは1〜2,500、そしてより好ましくは1〜500である。
本発明のポリマーは、広い種類のキレート化剤の1種またはそれ以上の残基を
包含しうる。よく知られているように、キレート化剤は配位結合により金属原子
と結合してキレート化錯体またはキレートと呼ばれる環状構造を形成することの
できるドナー原子を含有する化合物である。この種類の化合物はKirk-OthmerEnc
yclopedia of Chemical Technology,Vol.5,339-368に記載されている。
好適なキレート化剤の残基は以下のものから誘導できるか、または以下のもの
から選ばれたキレート化要素を含有するように選択できる:
ポリホスフェート、例えばナトリウムトリポリホスフェートおよびヘキサメタ
りん酸;
アミノカルボン酸、例えばエチレンジアミンテトラ酢酸、N-(2-ヒドロキシエ
チル)エチレンジアミントリ酢酸、ニトリロトリ酢酸、N,N-ジ(2-ヒドロキシエ
チル)グリシン、エチレンビス(ヒドロキシフェニルグリシン)およびジエチレ
ントリアミンペンタ酢酸;
1,3-ジケトン、例えばアセチルアセトン、トリフルオロアセチルアセトンおよ
びテノイルトリフルオロアセトン;
ヒドロキシカルボン酸、例えば酒石酸、クエン酸、グルコン酸および5-スルホ
サリチル酸;
ポリアミン、例えばエチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレン
テトラミンおよびトリアミノトリエチルアミン;
アミノアルコール、例えばトリエタノールアミンおよびN-(2-ヒドロキシエチ
ル)エチレンジアミン;
芳香族複素環式塩基、例えば2,2'-ジピリジル、2,2'-ジイミダゾール、ジピコ
リンアミンおよび1,10-フェナントロリン;
フェノール類、例えばサリチルアルデヒド、ジスルホピロカテコールおよびク
ロモトロプ酸;
アミノフェノール類、例えば8-ヒドロキシキノリンおよびオキシンスルホン酸
:
オキシム類、例えばジメチルグリオキシムおよびサリチルアルドキシム;
近位のキレート化官能基を含有するペプチド、例えばポリシステイン、ポリヒ
スチジン、ポリアスパラギン酸、ポリグルタミン酸、またはかかるアミノ酸の組
み合わせ;
シッフ塩基、例えばジサリチルアルデヒド1,2-プロピレンジイミン;
テトラピロール類、例えばテトラフェニルポルフィンおよびフタロシアニン;
硫黄化合物、例えばトルエンジチオール、メソ-2,3-ジメルカプトコハク酸、
ジメルカプトプロパノール、チオグリコール酸、カリウムエチルキサンテート、
ナトリウムジエチルジチオカルバメート、ジチゾン、ジエチルジチオりん酸、お
よびチオ尿素;
合成マクロ環状化合物、例えばジベンゾ[18]クラウン-6、(CH3)6[14]-4,11-
ジエン-N4および(2.2.2-クリプタート);および
ホスホン酸類、例えばニトリロトリメチレンホスホン酸、エチレンジアミンテ
トラ(メチレンホスホン酸)およびヒドロキシエチリデンジホスホン酸、または
前記薬剤の2種またはそれ以上の組み合わせ。
キレート化剤の好ましい残基は、ポリカルボン酸基またはカルボキシレート基
を含有し、かつ次のものに存在する要素を包含する。エチレンジアミン-N,N,N',
N'-テトラ酢酸(EDTA)、N,N,N',N",N"-ジエチレントリアミンペンタ酢酸(DTPA
);1,4,7,10-テトラアザシクロドデカン-N,N',N",N"'-テトラ酢酸(DOTA);1,
4,7,10-テトラアザシクロドデカン-N,N',N"-トリ酢酸(DO3A);1-オキサ-4,7,1
0-トリアザシクロドデカン-N,N',N"-トリ酢酸(OTTA);トランス(1,2)-シク
ロヘキサノジエチレントリアミンペンタ酢酸(CDTPA);
他の好適なキレート化基はPCT/US91/08253に記載されており、その開示はこ
こに参照として組み入れられる。前記式Iにおいて、Zは1個またはそれ以上の
キレート化剤の残基である。もしZが多重キレート化剤の残基である場合は、か
かる剤は下記するような連結基によって相互に連結されうる。
キレート化剤の残基は、化学結合または連結基、すなわち前記式I中のLおよ
びL1によってポリ(アルキレンオキシド)部分に連結される。好ましい連結基
には、アミノ、イミド、ニトリロおよびイミノ基のような基の中の窒素原子;メ
チレン、エチレン、プロピレン、ブチレンおよびヘキシレンのような、好ましく
は1〜18個の炭素原子を含有するアルキレンであって、かかるアルキレンが場合
により酸素、窒素および硫黄のようなヘテロ原子またはヘテロ原子含有基の1個
またはそれ以上によって中断されていることができるもの;カルボニル:スルホ
ニル;スルフィニル;エーテル;チオエーテル;エステル、すなわちカルボニル
オキシおよびオキシカルボニル;チオエステル、すなわちカルボニルチオ、チオ
カルボニル、チオカルボニルオキシおよびオキシチオカルボニル;アミド、すな
わちイミノカルボニルおよびカルボニルイミノ;チオアミド、すなわちイミノチ
オカルボニルおよびチオカルボニルイミノ;チオ;ジチオ;ホスフェート;ホス
ホネート;ウレレン(urelene);チオウレレン(thiourelene);ウレタン、す
なわちイミノカルボニルオキシおよびオキシカルボニルイミノ;チオウレタン、
すなわちイミノチオカルボニルオキシおよびオキシチオカルボニルイミノ;アミ
ノ酸連結、すなわち
[式中、n=1であり、そしてX1、X2およびX3は独立してHであるか、メチ
ル、エチルおよびプロピルのような1〜18個、好ましくは1〜6個の炭素原子を
含有するアルキル(場合により酸素、窒素および硫黄のようなヘテロ原子の1個
またはそれ以上によって中断されていてもよい)であるか、フェニル、ヒドロキ
シヨードフェニル、ヒドロキシフェニル、フルオロフェニルおよびナフチルのよ
うな6〜18個、好ましくは6〜10個の炭素原子を含有する置換または未置換アリ
ールであるか、ベンジルのような好ましくは7〜12個の炭素原子を含有するアラ
ルキルであるか、好ましくは5〜7個の核炭素およびS、N、PまたはOのような1
個またはそれ以上のヘテロ原子を含有する複素環式基(好ましい複素環式基の例
としてピリジル、キノリル、イミダゾリルおよびチエニルがあげられる)である
];その複素環式部分およびアルキル部分が好ましくは前記したものであるヘテ
ロシクリルアルキル;
またはペプチド結合、すなわち
(式中、n>1であり、そして各X1、X2およびX3は独立して、前記X1、X2
およびX3について記載したとおりの基により表される)が包含される。例えば
アルキレンイミノおよびイミノアルキレンのような2種またはそれ以上の連結基
を使用することができる。他の連結基、例えばタンパク質ヘテロ2官能性および
ホモ2官能性コンジュゲートおよび架橋化学に普通に使用される連結基がこ
こで使用するのに好適でありうることが意図される。特に好ましい連結基は、キ
レート化剤の残基中のカルボニルに結合されるとアミドを形成する未置換または
置換イミノ基である。
これら連結基は重合反応を妨害しない種々の置換基を含有しうる。これら連結
基は、重合反応を妨害しうるが、重合反応期間中は当業上普通に知られた好適な
保護基により重合反応が阻止される置換基をも含有でき、そしてその置換基は重
合後に適当な脱保護により再生される。連結基はまた、重合後に導入される置換
基をも含有できる。例えば、連結基はハロゲン例えばF、Cl、BrまたはI;エステ
ル基;アミド基;好ましくは1〜約18個、より好ましくは1〜4個の炭素原子を
有する例えばメチル、エチル、プロピル、i-プロピル、ブチル等のようなアルキ
ル;好ましくは6〜約20個、より好ましくは6〜10個の炭素原子を有する例えば
フェニル、ナフチル、ヒドロキシフェニル、ヨードフェニル、ヒドロキシヨード
フェニル、フルオロフェニルおよびメトキシフェニルのような置換または未置換
アリール;好ましくは7〜約12個の炭素原子を含有する例えばベンジルおよびフ
ェニルエチルのような置換または未置換アラルキル;そのアルキル部分が前記ア
ルキルに関して記載したような好ましくは1〜18個の炭素原子を含有するアルコ
キシ;エトキシベンジルのようなアルコキシアラルキル;好ましくは5〜7個の
核炭素およびS、N、PまたはOのようなヘテロ原子を含有する置換または未置換複
素環式基(好ましい複素環式基の例は、ピリジル、キノリル、イミダゾリルおよ
びチエニルである);カルボキシル基;そのアルキル部分が好ましくは1〜8個
の炭素原子を含有するカルボキシアルキル基;キレート化基の残基、例えば好ま
しくはZに関して前記したような要素を含むが、このような要素の1つの共有結
合部位にてバックボーンから延びているもの;またはポリ(アルキレンオキシド
)部分、好ましくはQに関して前記したようなものであるが、ポリ(アルキレン
オキシド)部分の1つの部位にてポリマーのバックボーンから延びており、例え
ばH、OH、アルキル、アルコキシまたは上記したようなキレート化剤の要素か
ら選択された置換基により停止されているもので置換されていることができる。
好ましい態様においては、LおよびL1は
(式中L2およびL3は独立して、化学結合または前記したような連結基を表わし
、そしてRおよびR1は独立して、Hであるか、または前記したような連結基に
結合した置換基を表わす)を表わす。
本発明のポリマーは、任意の陽イオンまたは陽イオンの組み合わせを含むこと
ができる。例えば、M(+a)はH+(この場合、ポリマーはその非金属化酸の形態
にある)、または金属イオン、例えばLi+、Na+、Al+3、K+、Ca+2、Mg+2、Cu+、C
s+、Zn+2、Cu++、Ag+およびSn++、あるいは塩基性窒素またはりん酸塩、例えば
第四級アンモニウム塩またはホスホニウム塩が挙げられる。
MR像形成に適用するには、M(+a)は好ましくは原子番号21〜29、42、44およ
び57〜71、特に57〜71を有する金属のイオンのような常磁性金属イオンである。
下記金属のイオンが好ましい:Cr、V、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、La、Ce、Pr、Nd、P
m、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、YbおよびLuである。特に好ましいものはC
r+3、Cr+2、V+2、Mn+3、Mn+2、Fe+3、Fe+2、Co+2、Gd+3およびDy+3である。 治
療および診断像形成に適用するには、Mイオンは放射性金属イオン同位体である
ことができる。放射性金属イオン同位体は、例えばSc、Fe、Pb、Ga、Y、Bi、Mn
、Cu、Cr、Zn、Ge、Mo、Tc、Ru、In、Sn、Re、Sr、Sm、Lu、Eu、Sb、W、Re、Po
、TaおよびTlイオンから選択された、金属の同位体のイオンであってよい。放射
性金属イオンの好ましい同位体には、44Sc、64,67Cu、111In、212Pb、68Ga、90Y
、153Sm、212Bi、99mTcおよび188Reが包含される。
Eは1個またはそれ以上の対イオンであることができる。例えば、Eは1個ま
たはそれ以上のアニオン、例えばクロライドまたはヨーダイドのようなハライド
;スルフェート;ホスフェート;ニトレート;およびアセテートであることがで
きる。EはNa+、K+、メグルミン等のようなカチオンの1個またはそれ以上であ
ることができる。インビボ適用には、無毒性の生理学的に許容されるアニオンが
、もちろん望ましい。
前記構造Iにおいて、wは0または1であり、rは0または1であり、aは好
ましくは1〜4の整数であり、bは好ましくは0〜3の整数であり、そしてdは
好ましくは0〜4の整数である。Eが存在する場合、すなわちwが1である場合
には、bは1または2が最も好ましい。Zが多重キレート化基の残基を含む場合
は、dは約100までの範囲をとることができる。カチオン上の正電荷の合計は、
キレート化基の残基上の合計電荷プラス存在する対イオンE上の合計電荷の総数
に等しく、すなわちa=d+bである。
本発明のポリマー中の金属含量は、例えばM+a=H+であるときは、0であっ
てよく、あるいはポリマーの全重量に基づき約0.9〜約30%の間で変動しうる。
金属は0.9〜30重量%、好ましくは1〜25重量%、より好ましくは2〜20重量%
の量で存在しうる。
構造Iのポリマーは、末端水素原子、OH、アルキル、アルコキシ、または前記
したような連結基置換基の要素が結合したZ、Q、LまたはL1から独立して選
択された基で末端がキャップされていることができる。ポリマーがポリアミドで
ある場合の好ましい態様においては、このポリマーは、水素またはヒドロキシル
基のような基で、またはポリアミド鎖停止剤、例えばモノアミンおよびモノアシ
ル誘導体、例えばモノ無水物(例えば無水酢酸)から誘導された基で、または前
記したキレート化基の残基の要素から誘導された基でキャップされていることが
できる。さらに、環状ポリマー、すなわちキャップなしのポリマーを製造できる
ことも意図される。
本発明のポリマーの分子量(MW)は巾広く変動でき、すなわちゲル浸透クロマ
トグラフィー(GPC)により測定して約1,000〜108またはそれ以上であることが
できる。ポリマーは、意図される用途に応じて、水溶性、水分散性または水不溶
性の形態で製造できる。水溶性ポリマーは、一般に1,000〜約250,000のMWを有
する。水不溶性架橋ポリマーは、約105〜108のMWを有する。
本発明のポリマーは、反応性ポリ(アルキレンオキシド)種を、非反応性溶媒
中で、反応性官能基を含有するキレート化剤またはその前駆物質と接触させてポ
リマーを形成することにより製造できる。ポリ(アルキレンオキシド)種は置換
または未置換であることができる。
好ましい反応条件、例えば温度、圧力、溶媒等は主に選択される特定の反応体
の如何によるものであり、当業者により容易に決定されうる。
好適な反応性ポリ(アルキレンオキシド)種には、末端が官能化されたポリ(
アルキレンオキシド)ジアミン、ポリ(アルキレンオキシド)ジヒドラジン、ポ
リ(アルキレンオキシド)ジイソシアネート、ポリ(アルキレンオキシド)ジオ
ール、ポリ(アルキレンオキシド)ジアルデヒド、ポリ(アルキレンオキシド)
ジカルボン酸、ポリ(アルキレンオキシド)ビス(ビニルスルホニル)エーテル
、ポリ(アルキレンオキシド)ジホスフェート、ポリ(アルキレンオキシド)N,
N-ジアルキルアミノホスホルアミデート、ポリ(アルキレンオキシド)ジエポキ
シド、ポリ(アルキレンオキシド)ジアルコキシド、ポリ(アルキレンオキシド
)ジスルホネート、ポリ(アルキレンオキシド)ジハライド等が包含される。前
記したポリ(アルキレンオキシド)種は直線状二官能性種である。前記に関連す
るトリ-およびそれ以上の多重官能性の分枝状種も有用である。
好適なキレート化剤および反応性官能基を含有するその前駆体には、ジ無水物
形態のポリカルボン酸、ジ(スルホニルクロライド)、ジ(アルキルスルフェー
ト)、ジ(ビニルスルホン)、ジエステル等が包含される。当業者により認識さ
れるように、キレート化剤または反応性官能基を含有するその前駆物質の好適に
保護された原種物質(progenitor)を反応性ポリ(アルキレンオキシド)部分と
接触させてポリマーを形成させることができ、そして次に保護基を当業上知られ
た技法により除去することができる。保護されてない部位に適当な化学修飾によ
り付加的なキレート化性官能基を導入できることが意図される。もし最終ポリマ
ー中にヒドロキシ置換基が選択的に存在すべきである場合は、それらを例えば慣
用の保護技法により重合期間中一時的に保護して、望ましからぬ副生物、例えば
それから誘導されるポリエステル-アミドの形成を最小限に抑える必要がある。
しかしながら、いくつかの目的にとっては、ポリマー主鎖中に1つまたはそれ以
上のエステル連結基を含有するポリエステル-ポリアミドが有用であることが予
期される。縮合剤、例えばカルボジイミドの使用もまた、本発明のポリマーの形
成に有用であると考えられる。
好ましい態様においては、本発明のポリマーは、直線状ポリ(アルキレンオキ
シド)ジアミンを内部無水物形態のキレート化剤前駆物質と反応させることによ
り製造できる。
ポリ(アルキレンオキシド)ジアミンは、ポリ (アルキレンオキシド)の活
性化形態をアンモニア、第一アミン、ポリアミン、アミドまたはアジドと反応さ
せ、続いて還元することにより製造できる。アミノ基は当業上知られた他の方法
で導入することができる。好適なアミンの例にはN-メチルアミン、アミノ酸、ア
ミノメチルピリジン、アミノメチルチオフェン、メトキシエトキシエチルアミン
、メトキシエチルアミンおよびアミノ安息香酸が包含される。有用なポリアミン
の例には、ジアミノヘキサン、トリス(アミノエチル)アミンおよびジエチレン
トリアミンが包含される。
そのジオール形態の直線状のポリ(アルキレンオキシド)は商業上広く入手し
うるか、または当業者によく知られた技術により調製できる。ポリ(アルキレン
オキシド)は、活性剤、例えばp-トルエンスルホニルクロライド、チオニルクロ
ライド、チオニルブロマイド、アルキルスルホニルクロライド、例えばCH3 SO2
C1、スルホン酸無水物、または当業上知られた任意の他の好適な活性剤と反応さ
せることにより、求核置換用に活性化される。従ってポリ(アルキレンオキシド
)の活性化形態は、ジトシレート、ジクロライド、ジブロマイド等でありうる。
ポリ(アルキレンオキシド)の活性化形態を不活性溶媒中で、好ましくは反応
を完結させるに充分な温度、例えば100〜160℃および圧力例えば1〜10気圧で、
好ましくは化学量論的過剰のアミンと反応させるのが好ましい。好適な溶媒には
ジオキサン、エタノールおよび他のアルコールが包含される。然る後、好ましく
はポリ(アルキレンオキシド)ジアミンを、例えば蒸発または沈殿により単離し
、そして例えばメチレンクロライド、クロロホルムまたはトリクロロエタンのよ
うな好適な溶媒中に溶解させ、次にこの溶液を過剰の水性NaOHで洗浄することに
より精製するか、または任意の他の好適な単離および精製技法により単離、精製
する。
前記したキレート化剤の内部無水物形態は商業的に入手しうるか、および/ま
たは当業上知られた技術により製造できる。例えば、EDTAおよびDTPAの内部無水
物形態は商業的に入手しうる。DOTA、DO3A、OTTA、B4A、P4AおよびTMTの内部
無水物形態は当業上知られた技術により製造できる。例えば、無水物は、相当す
る酸を触媒としてのピリジンの存在下に無水酢酸中で加熱することにより製造で
きる。B4A、P4AおよびTMTの製造法は米国特許第4,859,777号に記載されている。
混合無水物も好適である。
反応性ポリ(アルキレンオキシド)ジアミンは、非反応性溶媒中で内部ジ無水
物と反応させて非金属化ポリマーを形成させることができる。反応は、ほぼ室温
および大気圧下で好都合に行われうる。しかしながら、より高いおよびより低い
温度および圧力も意図される。好適な溶媒には、ジメチルスルホキシド、ジメチ
ルホルムアミド、アセトニトリル、クロロホルム、ジクロロメタンおよび1,2
−ジクロロエタンが包含される。好ましくは非金属化ポリマーを単離し、そして
次に例えば透析濾過(diafiltration)により精製する。
金属化ポリマーは、非金属化ポリマーを1種またはそれ以上の金属イオン源と
接触させることにより形成させることができる。これは、1種またはそれ以上の
金属イオン溶液、または1種またはそれ以上の金属イオン固形塩または酸化物を
、ポリマーの溶液好ましくは水溶液中に、好ましくは継続的に添加することによ
り好都合に達成できる。然る後、または金属イオンの継続的添加の間に、キレー
ト化されたポリマーを、好ましくは水中で透析濾過して過剰の未結合金属を除去
する。
本発明のポリマーのこの製法の一般的な反応スキームおよび例証的実施例を以
下に示す。
あるいはまた、ポリマーは好適なジアミンと好適に活性化された形態、例えば
活性化ジエステル形態の金属化されたキレート化基を含有するジ酸との間の縮重
合反応で製造できる。
ポリマー生成物の分子量は、例えば、出発ポリ(アルキレンオキシド)部分の
分子量、重合反応中にポリマーを末端封止(end capping)することにより分子
量を低減させる反応性重合鎖停止剤(例えばポリアミドの場合はモノ無水物また
はモノアミン)の存在または非存在、重合中にポリマーのMWを増大させる反応
性架橋剤または低分子量連鎖延長剤の存在または非存在、および重合反応中に存
在し、ポリマー生成物中の反復ユニットの数に影響するポリ(アルキレンオキシ
ド)およびキレート化剤の相対濃度を含む多くの因子の如何による。水不溶性形
態における本発明のポリマーを形成するには、前記操作を改変して、架橋剤、例
えば架橋可能なトリ-またはそれ以上のポリアミンを導入することができ、そし
て/または反応性キレート化部分であってよい反応性架橋剤、または例えばジ酸
またはそれ以上の酸のクロライドを重合反応に加えることによって行なうことが
できる。分子量1,000〜108を有する不溶性および水溶性ポリマーの製造は、ポリ
マー合成技術の当業者によるルーチン実験により達成できる。
以下の実施例により本発明をさらに説明する。
実施例1〜12は本発明の非架橋ポリマーの製造について説明する。
実施例1
本発明のポリマー(Ia)を下記反応スキームAに従い製造した。
スキームA
トルエン(1,500ml)中の平均分子量(MW)1450を有するPEO 100.0g (0.069
0モル)の溶液を、水を共沸除去しながら2時間還流させた。この溶液を25℃に
冷却し、次にトリエチルアミン(46.1ml、0.331モル)、4-ジメチルアミノピリ
ジン(1.69g、0.0138モル)およびp-トルエンスルホニルクロライド(57.9g、0.
303モル)で処理し、そして次に窒素雰囲気中、60℃で4日間加熱した。室温に
冷却後、反応混合物を濾過し、そして濾液を水で2回抽出した。合一した水性抽
出液をエーテルで洗い、次にCHC13で2回抽出した。合一したCHCl3抽出液を無水
硫酸マグネシウムで乾燥し、そして次に濃縮して、生成物(1)121.3gを得た。
ジオキサン420ml中のジトシレート(1)42.2g(0.0240モル)の溶液を氷浴中
で冷却し、そしてメチルアミン流を35分間にわたり導入した。次に反応混合物を
密封したステンレス鋼製反応器中160℃で16時間加熱し、室温に冷却し、そして
次に濾過した。濾液を濃縮して溶媒を除去し、次に水(844ml)および1.0 NNaOH
(95.2ml)で処理し、そしてCHCI3で2回抽出した。合一したCHCI3抽出液を無水
硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮すると、生成物(2)(R2=CH3)31.0gが残っ
た。
ジメチルスルホキシド(DMSO)45ml中のビス-(N-メチルアミン)(2)9.00g
(6.10ミリモル)の溶液を、トリエチルアミン(1.70ml、12.2ミリモル)、およ
びDMSO(45ml)中のジエチレントリアミンペンタ酢酸内部ジ無水物2.18g(6.10
ミリモル)の溶液で処理した。反応混合物を室温で16時間攪拌し、次に水360ml
で処理した。生成した溶液を0.45μmナイロンフィルターで濾過し、濾液を3,000
MWカットオフメンブランを備えたダイアフィルトレーションセル中で水に対して
透析濾過(diafilter)すると、(3)(R2=CH3)の溶液170mlが残った。
この水溶液の160ml分を2倍モル過剰のガドリニウム(III)クロライドヘキサ
水和物で処理し、そして次に前記したようにして水に対して透析濾過した。濃縮
水を凍結乾燥すると、平均MW16,300ダルトン(PEO分子量標準物を用いるSECーHPL
Cにより測定)を有する生成物(Ia)(R2=CH3)8.66gが得られた。C82H156GdN5
O40・4H2Oとしての元素分析値:
元素 理論値% 実測値%
C 47.32 47.15
H 7.94 7.89
N 3.36 3.30
Gd 7.55 7.37
20MHzおよび40℃でのこの物質のリラキシビティ(T1)-1は、6.2mM-1s-1であ
ることが判明した。
マウスに100、200および400mg/kgを静脈投与したが死亡することも、体重に
影響することもなく、かつ14日後に剖検したところ異常はなかった。
同じ生成物であるが、放射性153Gdを用いて調製したものをラットの生体分布
研究に用いて、血液プール半減期(排除期)75分が決定された。
実施例2
実施例1と同様の方法で、平均MW8,010を有するポリマー状ガドリニウムキレ
ート(Ia、R2=CH3)を、MW1,000のPEOから製造した。血液プール半減期(排除
期)は48分であると決定された。
実施例3
実施例1と同様の方法で、平均MW16,800を有するポリマー状ガドリニウムキレ
ート(Ia、R2=CH3)を、平均MW2,000のPEOから製造した。
実施例4
実施例1と同様の方法で、平均MW22,400を有するポリマー状ガドリニウムキレ
ート(Ia、R2=CH3)を、平均MW3,350のPEOから製造した。C168H328GdN5O83・5H2
Oとしての元素分析値:
元素 理論値% 実測値%
C 50.00 50.00
H 8.53 8.61
N 1.75 1.71
Gd 3.94 3.78
ラットにおけるこの物質の血液プール半減期(排除期)は141分であると決定
された。
実施例5
本実施例では、ポリマー(Ia)(R2=H)の製造について記載する。
無水エタノール153ml中の、平均MW1,000を有するPEOから製造されたジトシレ
ート(1)15.30g(11.70ミリモル)の溶液を、氷浴中で冷却し、そしてアンモ
ニア流を30分間導入した。反応混合物をステンレス鋼製反応器中100℃で16時間
加熱し、室温に冷却し、そして次に濾過した。濾液を濃縮して溶媒を除去し、水
(153ml)および1.0 N NaOH(46.8ml)で処理し、次にCHCI3で2回抽出した。
CHC13抽出液を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、そして次に濃縮する
と、生成物(2)(R2=H)12.20gが残った。
DMSO 56ml中のジアミン(2)11.22g(11.24ミリモル)の溶液を、トリエチル
アミン(3.13ml、22.5ミリモル)およびDMSO(56ml)中のジエチレントリアミン
ペンタ酢酸ジ無水物4.017g(11.24ミリモル)の溶液で処理した。反応混合物を
室温で16時間攪拌し、次に水448mlで処理した。生成した溶液を0.45μmフィルタ
ーで濾過し、そして濾液を3000MWカットオフメンブランを備えたダイアフィルト
レーションセル中で水に対して透析濾過すると、溶液225mlが残った。
この水溶液208mlを2倍過剰のガドリニウム(III)クロライドヘキサ水和物で
処理し、次に水で透析濾過した。濃縮水を凍結乾燥すると、平均MW12,500を有す
る生成物11.58g(Ia、R2=H)が得られた。C60H112GdN5O30・2H2Oとしての元素
分析値:
元素 理論値% 実測値%
C 45.70 45.95
H 7.42 7.53
N 4.44 3.85
Gd 9.97 10.20
実施例6
出発PEOが平均MW1,450を有する以外は、実施例5を反復した。凍結乾燥した生
成物は平均MW21,900を有すると決定された。
実施例7
DTPA-ジ無水物の代わりにB4A-ジ無水物を使用する以外は、実施例1を反復し
た。生成物(Ib)は平均MW17,600を有すると決定された。
C88H156ClGdN6O38・4H2Oとしての元素分析値:
元素 理論値% 実測値%
C 48.69 48.56
H 7.61 7.58
N 3.87 3.76
Gd 7.24 7.O9
実施例8
DTPA-ジ無水物の代わりにP4A-ジ無水物を使用する以外は、実施例1を反復し
た。生成物(Ic)は平均MW20,000を有すると決定された。
C83H153C1GdN5O38・4H2Oとしての元素分析値:
元素 理論値% 実測値%
C 47.61 47.38
H 7.75 7.96
N 3.34 3.21
Gd 7.51 7.46
実施例9
GdC13の代わりにDyC13を使用する以外は、実施例1を反復した。凍結乾燥生成
物は平均MW14,800を有することが判明した。20MHZおよび40℃でのこの物質のリ
ラキシビティ(T2)-1は0.109mM-1s-1であることが判明した。C82H156DyN5O46
としての元素分析値:
元素 理論値% 実測値%
C 48.89 48.76
H 7.80 7.87
N 3.48 3.48
Dy 8.07 7.80
実施例10
出発PEOが平均MW2,000を有する以外は、実施例9を反復した。凍結乾燥した生
成物は平均分子量15,300を有することが判明した。C106H204DyN5O52・4H2Oとし
ての元素分析値:
元素 理論値% 実測値%
C 48.46 48.71
H 8.17 8.05
N 2.68 2.52
Dy 6.21 6.04
実施例11
出発PEOが平均MW3,350を有する以外は、実施例9を反復した。凍結乾燥した生
成物は平均分子量20,100を有することが判明した。C168H328DyN5O83・H2Oとして
の元素分析値:
元素 理論値% 実測値%
C 51.15 50.93
H 8.48 8.45
N 1.78 1.80
Dy 4.12 4.05
実施例12
GdCl3の代わりにDyCl3を使用する以外は、実施例5を反復した。凍結乾燥生成
物は平均MW45,500を有することが判明した。20MHZおよび40℃でのこの物質のリ
ラキシビティ(T2)-1は0.122mM-1s-1であることが判明した。C80H152DyN5O40・
4H2Oとしての元素分析値:
元素 理論値% 実測値%
C 46.68 46.75
H 7.83 7.69
N 3.40 3.15
Dy 7.89 8.04
実施例13〜16は本発明の架橋ポリマーの製造について説明する。
実施例13
ジオキサン155ml中のジトシレート(1)(平均MW1,450のPEOから調製)15.45
g(8.788ミリモル)の溶液を、1,6-ヘキサンジアミン20.4g(0.176モル)で処理
した。反応混合物をステンレス鋼製反応器中160℃16時間加熱した。
冷却した反応混合物を濃縮して溶媒を除去し、そして次に水(309ml)および1.0
N NaOH(35.2ml)で処理した。この水溶液をエーテルで2回洗い、次にCHCI3で
2回抽出した。合一したCHC13抽出液を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し
、そして80℃および0.5mmHgで濃縮して溶媒および過剰の1,6-ヘキサンジアミン
を除去して、生成物(2)(R2=H2N(CH2)6)12.63gを得た。
DMSO 44ml中の(2)(R2=H2N(CH2)6)4.00g(2.43ミリモル)の溶液を、
トリエチルアミン(1.35ml、9.72ミリモル)およびDMSO(48ml)中のジエチレン
トリアミンペンタ酢酸ジ無水物0.867g(2.43ミリモル)の溶液で処理した。反応
混合物を室温で16時間攪拌し、次に水384mlで処理した。生成した溶液を0.45μm
ナイロンフィルターで濾過し、そして濾液を10,000MWカットオフメンブランを備
えたダイアフィルトレーションセル中で水に対して透析濾過した。
濃縮ポリマー水溶液を2倍過剰のガドリニウム(III)クロライドヘキサ水和
物で処理し、次に前記したようにして水に対して透析濾過した。凍結乾燥すると
、平均MW49,800を有し、そして8.03重量%のGdを含有する架橋生成物2.10gが得
られた。
実施例14
実施例13と同様の方法で、平均MW36,200を有し、9.30重量%のGdを含有する
架橋したポリマー状ガドリニウムキレートを、DMSO 76ml中の(2)(R2=(CH2
)6NH2)3.31g(2.01ミリモル)の溶液、トリエチルアミン(1.12ml、8.04ミリ
モル)およびDMSO(79ml)中のジエチレントリアミンペンタ酢酸ジ無水物1.078g
(3.016ミリモル)の溶液から製造した。
実施例15
実施例13と同様の方法で、平均MW95,300を有し、11.30重量%のGdを含有す
る架橋したポリマー状ガドリニウムキレートを、DMSO 69ml中の(2)(R2=(C
H2)6NH2)3.00g(1.82ミリモル)の溶液、トリエチルアミン(1.02ml、7.29ミ
リモル)およびDMSO(72ml)中のジエチレントリアミンペンタ酢酸ジ無水物1.30
3g(3.645ミリモル)の溶液から製造した。20MHzおよび40℃でのこの物質のリラ
キシビティ(T1)-1は8.55mM-1s-1であることが判った。
実施例16
実施例13と同様の方法で、ジトシレート(1)(平均MW1,450のPEOから製造
)をトリス(2-アミノエチル)アミンと反応させて、(2)(R2=CH2CH2N(CH2
CH2NH2)2)を得た。
平均MW41,400を有する架橋ポリマー状ガドリニウムキレートを、DMSO 8ml中の
(2)(R2=CH2CH2N(CH2CH2NH2)2)0.80g(0.47ミリモル)の溶液、トリエチ
ルアミン(0.39ml、2.8ミリモル)およびDMSO(8ml)中のジエチレントリアミン
ペンタ酢酸ジ無水物0.34g(0.94ミリモル)の溶液から製造した。20MHzおよび4
0℃でのこの物質のリラキシビティ(T1)-1は10.2mM-1s-1であることが判った
。
実施例17
実施例4と同様の方法で、平均MW28,900を有するポリマー状キレー(3)(R2
=CH3)を、MW3350を有するPEOから製造した。ポリマー1μg当たり1μCi90YC
I3を加え、次に10倍過剰の非放射性YCI3・6H20を加えることにより、ポリマー状
イットリウム-90キレートを製造した。この放射性標識ポリマーを、PD-10(Phar
macia LKB Biotechno1ogy)脱塩カラムを用いて精製した。この放射性標識キレ
ートをHT29腫瘍を持ったヌードマウスの尾静脈内に注射すると、腫瘍内へのキレ
ートの局在化が証明された。
本発明を、いくつかの好ましい態様を特に参照して詳細に説明したが、本発明
の精神および範囲内で変更および改変を行ないうることが理解されよう。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI
// C09K 3/00 108 A 9155−4H
3/16 106 E 9049−4H
(72)発明者 トナー,ジョーン エル.
アメリカ合衆国 ペンシルベニア州
19355,ダウニングタウン ブルックホロ
ウ ドライブ 109
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.キレート化剤の残基に連結されたポリ(アルキレンオキシド)部分を含有す るユニットを含むポリマー。 2.前記ポリマー中の1個またはそれ以上のキレート化剤が、それと会合した陽 イオンを有する請求の範囲1記載のポリマー。 3.前記ポリマーが2〜1,000個の前記ユニットを含む請求の範囲1記載のポリ マー。 4.前記ユニットが下記構造 (式中、 Zはキレート化剤の残基であり、 Qはポリ(アルキレンオキシド)部分であり、 M(+a)は合計電荷+aを有する1個またはそれ以上の陽イオンであり、 LおよびL1は独立して化学結合または連結基を表わし、 E(b)は合計電荷bを有する1個またはそれ以上の対イオンであり、 wは0または1であり、 rは0または1であり、 dはキレート化基の連結残基上にある合計電荷であり、そしてa=d+bであ る)を有する請求の範囲1記載のポリマー。 5.ZがEDTA、DTPA、DOTA、DO3A、OTTA、CDTPA、B4A、P4A、PheMT、DCDTPAおよ びTMTからなる群から選択されるキレート化剤の残基である請求の範囲4記載の ポリマー。 6.Qがポリ(エチレンオキシド)部分、ポリ(プロピレンオキシド)部分およ びポリ(エチレンオキシド)-コ-ポリ(プロピレンオキシド)部分からなる群か ら選択される請求の範囲4記載のポリマー。 7.前記陽イオンがH+、金属イオンまたは塩基性窒素塩である請求の範囲4記 載のポリマー。 8.前記陽イオンがH+である請求の範囲4記載のポリマー。 9.LおよびL1が独立してアミノ、イミド、ニトリロ、イミノ、アルキレン、 カルボニル、スルホニル、スルフィニル、エーテル、チオエーテル、エステル、 チオエステル、アミド、チオアミド、チオ、ジチオ、ホスフェート、ホスホネー ト、ウレレン(urelene)、チオウレレン(thiourelene)、ウレタン、チオウレ タン、アミノ酸結合またはペプチド結合である請求の範囲4記載のポリマー。 10.LおよびL1独立して (式中、L2およびL3は独立して化学結合または連結基を表わし、RおよびR1 は独立してH、OH、アルキル、アリール、ハロゲン化アリール、アラルキル、ア ルコキシ、複素環式基、カルボキシル基、エステル基、キレート化基の残基また はポリ(アルキレンオキシド)部分である)を表わす請求の範囲4記載のポリマ ー。 11.前記ユニットが下記構造 (式中、 Zはキレート化剤の残基であり、 Qはポリ(アルキレンオキシド)部分であり、 M(+a)は合計電荷+aを有する1個またはそれ以上の陽イオンであり、 L2およびL3は独立して化学結合または連結基を表わし、 RおよびR1は独立してH、OH、アルキル、アリール、ハロゲン化アリール、ア ラルキル、ハロゲン化アラルキル、アルコキシ、複素環式基、カルボキシル基、 カルボキシレート基、エステル基、キレート化基の残基またはポリ(アルキレン オキシド)部分であり、 E(b)は合計電荷bを有する1個またはそれ以上の対イオンであり、 wは0または1であり、 rは0または1であり、 dはキレート化基の残基上の合計電荷であり、そしてa=d+bである)を有 する反復ユニットである請求の範囲1記載のポリマー。 12.ZがB4Aの残基であり、M(+a)がH+であり、rが1であり、wが0であり、 L2およびL3が化学結合を表わし、QがMW 250〜10,000を有するポリ(エチレン オキシド)部分であり、そしてRおよびR1がCH3である請求の範囲11記載のポリ マー。 13.ZがP4Aの残基であり、M(+a)がH+であり、rが1であり、wが0であり、 L2およびL3が化学結合を表わし、QがMW 250〜10,000を有するポリ(エチレン オキシド)部分であり、そしてRおよびR1がCH3である請求の範囲11記載のポリ マー。 14.ZがDTPAの残基であり、M(+a)がH+であり、rが1であり、wが0であり 、L2およびL3が化学結合を表わし、QがMW 250〜10,000を有するポリ(エチレ ンオキシド)部分であり、そしてRおよびR1がCH3である請求の範囲11記載のポ リマー。 15.ZがB4Aの残基であり、M(+a)がGd+3、Dy+3またはY+3であり、EbがCl-で あり、rが1であり、wが1であり、L2およびL3が化学結合を表わし、QがMW 250-10,000を有するポリ(エチレンオキシド)部分であり、そしてRおよびR1 がCH3である請求の範囲11記載のポリマー。 16.ZがP4Aの残基であり、M(+a)がGd+3、Dy+3またはY+3であり、EbがCl-で あり、rが1であり、wが1であり、L2およびL3が化学結合を表わし、QがMW 250-10,000を有するポリ(エチレンオキシド)部分であり、そしてRおよびR1 がCH3である請求の範囲11記載のポリマー。 17.ZがDTPAの残基であり、M(+a)がGd+3、Dy+3またはY+3であり、rが1であ り、wが0であり、L2およびL3が化学結合を表わし、QがMW 250-10,000を有 するポリ(エチレンオキシド)部分であり、そしてRおよびR1がHまたはCH3で ある請求の範囲11記載のポリマー。 18.次の工程:反応性ポリ(アルキレンオキシド)種を用意し、反応性官能基を 含有するキレート化剤の前駆物質を用意し、そして前記ポリ(アルキレンオキシ ド)部分を、非反応性溶媒中で該前駆物質と接触させてポリマーを形成させるこ とを含む、キレート化剤の残基に連結されたポリ(アルキレンオキシド)部分を 含有するユニットを含むポリマーの製造方法。 19.前記ポリ(アルキレンオキシド)種がポリ(アルキレンオキシド)ジアミン である請求の範囲18記載の方法。 20.前記前駆物質が、ジ無水物である請求の範囲18記載の方法。 21.前記溶媒が、ジメチルスルフォキシドまたはアセトニトリルである請求の範 囲18記載の方法。 22.さらに、前記ポリマーを、金属イオン源と接触させて金属イオンキレートポ リマーを形成させる工程を含む請求の範囲18記載の方法。 23.前記ポリ(アルキレンオキシド)部分がポリ(エチレンオキシド)部分であ り、前記前駆物質がジ無水物であり、前記金属イオンがYまたはランタニド族金 属元素のイオンである請求の範囲22記載の方法。
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