JPH08502029A - オリゴペプチド コラーゲン誘導体類及び続発性白内障予防へのそれらの使用 - Google Patents

オリゴペプチド コラーゲン誘導体類及び続発性白内障予防へのそれらの使用

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JPH08502029A
JPH08502029A JP6503018A JP50301894A JPH08502029A JP H08502029 A JPH08502029 A JP H08502029A JP 6503018 A JP6503018 A JP 6503018A JP 50301894 A JP50301894 A JP 50301894A JP H08502029 A JPH08502029 A JP H08502029A
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ドゥ ベン,ジャン−ベルナール レニュ
シャンボン,オディール
ボンヌ,クロード
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ラボラトワール ショーバン
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、式(I):〔式中、X1は水素原子、Gly残基又はN−保護基を表わし、そしてX2はヒドロキシル基、Ser残基、Ser-Pro又はSer-Pro-Cys基、又は下記式: (式中、R1及びR2はお互い独立しており、C1−C18アルキル基、C3−C8シクロアルキル基、(C1−C4アルキル)アリール基を表わし、R1はさらに、水素原子をたぶん表わし、又はR1及びR2は一緒に、及びそれらが結合する窒素原子と共に、C1−C4アルキル基により任意に置換されているピロリジノ、ピペリジノ又はピペラジニル基又は4−ヒドロキシピペリジノ基を形成する)で表わされる基を表わす〕で表わされる化合物又は医薬的に許容できる酸とのその付加塩の1つの続発性白内障予防薬への使用に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 オリゴペプチド コラーゲン誘導体類及び続発性白内障予防へのそれらの使用 本発明は、続発性白内障予防のための新規手段を提供する。 続発性白内障は、白内障化されたレンズの抜粋後、多くの患者に生じる不透明 化である。 続発性白内障を予防するためには、レンズの抜粋の間又はその後、目の前眠房 又は後眠房中に、抗体、たとえば抗コラーゲン及び上皮細胞の増殖を阻害できる 細胞毒素の接合体をしみ込ませることがEP-A-0299467にすでに提案されている。 細胞毒素によりたぶん接合される特異的モノクローナル抗体の投与により続発 性白内障を予防することがWO-A-89/12093にまた提案されている。 本発明は、続発性白内障予防のための新規手段を提供する。 従って、本発明は、下記式: 〔式中、X1は水素原子、Gly残基、N−保護基、特に基−COR3又は−CO−OR3( ここで、R3はC1−C18アルキル基、C3−C8シクロアルキル基、アリール、特 にフェニル基、C1−C6アルキル基、ヒドロキシル基、C1−C6アルコキシ基、 モノ−又はポリヒドロキシル化C1−C6アルキル基、モノ−又はポリ(C1−C6 アルコキシ)(C1−C6アルキル)基、アミノ基、モノ−又はジ(C1−C6アル キル)アミノ基、アセトアミド基及びスルホンアミド基から成る群から選択され た1又は複数の置換基を担持するアリール基、又は(C1−C4アルキル)アリー ル基、特に(C1−C4アルキル)フェニル基である)を表わし、 そしてX2はヒドロキシル基、Ser残基、Ser-Pro又はSer-Pro-Cys基、又は下記式 : (式中、R1及びR2はお互い独立しており、C1−C18アルキル基、C3−C8シ クロアルキル基、(C1−C4アルキル)アリール基、特に(C1−C4アルキル) フェニル基を表わし、又はR1及びR2は一緒に、及びそれらが結合する窒素原子 と共に、C1−C4アルキル基により任意に置換されているピロリジノ、ピペリジ ノ又はピペラジニル基又は4−ヒドロキシピペリジノ基を形成する)で表わされ る基を表わす〕で表わされる化合物又は医薬的に許容できる酸とのその付加塩の 1つを投与することから成る、続発性白内障予防のための方法に関する。 本発明は、上記に定義されるような式Iの化合物又は医薬的に許容できる酸と のその付加塩の1つを、目薬用溶媒に溶解された目薬組成物にも関する。 本発明はまた、上記に定義されたような式Iの化合物又は医薬的に許容できる 酸とのその付加塩の1つを導入された又は付着された移植物及びわなにも関する 。 本発明はまた、本発明の実施のための化合物にも関する。それらの化合物は、 式I〔式中、X1は上記に定義されたようなN−保護 わされる基を表わす〕で表わされる化合物及び医薬的に許容できる酸とのそれら の付加塩である。 “医薬的に許容できる酸との付加塩”とは、いづれの所望しない効果をも伴わ ないで、遊離塩基の生物学的性質を付与する塩を言及するものとして理解される 。それらの塩は特に、無機酸、たとえば塩酸、臭酸、硫酸、硝酸及びリン酸によ り形成される塩;酸性金属塩、たとえばオルトリン酸二ナトリウム及び硫酸−カ リウム;及び有機酸、たとえば蟻酸、酢酸、プロピオン酸、グリコール酸、蓚酸 、フマル酸、乳酸、琥珀酸、酒石酸及びパモール酸(pamoic acid)により形成さ れた塩である。 式Iの化合物は、C−末端からN−末端に導入されるべき種々のアミノ酸残基 、並びにN−末端及び反応性側鎖の連続的カップリングにより、液相又は固相で のペプチド合成による従来の手段で調製され得、ここで前記鎖の残基は下記基に より前もってブロックされている: −BOC,Fmoc及びアシル基によりブロックされたN−末端; −エステル及びアミド基によりブロックされたC−末端; −アスパルチルの側端:エステル基、たとえばベンジルエステルによりブロック された; −アルギニルの側端:H+(プロトン化)又はトシル基によりブロックされてい る。 下記の種々のカップリング法を用いることもまた可能である: 1)触媒(HOBT)又は他のカップリング剤(EEDQ)を伴って又は伴わないでカ ルボジイミド(たとえばDCC,EDC)による残基のカップリング; 2)使用されるアミノ酸の対称無水物の使用; 3)使用されるアミノ酸の活性化されたエステル(たとえばHOBT、エステル、 p−ニトロフェニルエステル)の使用。 式Iの化合物の液相合成は、6段階、又は最終アミノ酸、すなわちNα−置換 のアルギニンが市販されていない場合、8段階で実施され得る。 使用される溶媒は最とも多くはジメチルホルムアミド(DMF)、テトラヒドロ フラン(THF)及び1,4−ジオキサンであり;カップリング試薬はジシクロヘ キシルカルボジイミド(DCC)であり;そして触媒はヒドロキシベンゾトリアゾ ール(HOBT)である。 合成スケム(スケムI)(ここで、GP1,GP2,GP3及びGP4はN−保護 基を示す)の例が下記に与えられる。 第1段階(段階A)はまず、適切な溶媒においてカップリング剤及び触媒の存 在下でNα−及びCβ−保護されたアスパラギン酸とアミンHNR1R2とを反応せし めることによってその酸のCα−アミド類似体を調製することから成る。精製及 びその純度の調整の後、生成物を、保護基GP1の特徴を有する脱保護剤により脱 保護する(段階B)。 精製した後すぐに、このアミノ酸誘導体は、適切な溶媒においてカップリング 剤及び触媒の存在下で、そのアミノ基(保護基GP4)上で保護されるグリシン残 基との反応によりジペプチドに転換される(段階C)。1当量のトリエチルアミ ン(又は立体的にヒンダードされた塩基)の添加は、アスパルチル誘導体がプロ トン化された形で得られる場合に必要である。このようにして得られた保護ジペ プチドが精製される。 段階Dは、保護基GP4に対して特異的な脱保護段階である。精製の後、そのよ うにして得られたジペプチドは、適切な溶媒において、カップリング剤及び触媒 の存在下でNα−及びNG(H+)−保護されたアルキニン残基と反応される(段 階E)。1当量のトリエチルアミンの添加は、脱保護されたジペプチドがプロト ン化された形で得られる場合に実施される。得られたトリペプチド生成物が精製 され、そして次に、保護基GP2のための脱保護剤により処理され、アスパラギン 酸残基のカルボキシレート機能が生ぜしめられ(段階F)、式Iの末端トリペプ チドが付与される。 次の例は、式Iの化合物の調製を例示する。 それらの例において、使用される特徴化法は次の通りである: 1)薄層クロマトグラフィー: −UV及びI2検出によるMerck 5719シリカ支持体 −移動溶媒 −合成中間体のためのCH2CL2:CH3OH(16/1〜16/4) −最終生成物のためのCH3OH:AcOH(0.3〜0.5のRf)。 2)1H NMR: −Brucker 250 MHz。 すべての中間体及び最終生成物の分光分析研究による1〜2%以内への純度の 調節。 3)質量分光分析法: 個々の末端トリペプチドがグリセロール又はチオグリセロールマトリックスに おいてPositive Fast Atom Bombardment(FAB+)モードで研究される。 例 1 〔Nα−アセチル−NG(H+)−アルギニル〕−グリシル−〔Cβ(H)−C a)〔Nα−(t−ブトキシカルボニル)−Cβ−ベンジルエステル〕−ベン ジルアスパルタミドの調製 〔Nα−(t−Boc)−Cβ−(ベンジルエステル)〕アスパラギン酸(8g ;0.025モル)及びヒドロキシベンゾトリアゾール(3.37g;0.025モル)を、TH F 160mlに0〜5℃で溶解する。最少THF中、DCC(5.15g;0.025モル)の溶液を この混合物に添加し、そしてその溶液を撹拌する。DCU沈殿物の形成の開始で、 ベンジルアミン(2.68g;0.025モル)を添加する。次にその混合物を24時間、 撹拌しながら、室温に暖める。DCUを最終的に濾過し、そしてTHFを蒸発する。残 留物を過剰のエチルエーテルに取り、そして不溶性物質を濾過する。エーテルを 蒸発し、そして残留物をクロマトグラフィー処理し(SiO2;CH2Cl2:CH2OH 90/1 0)、所望するアミドを得る(9g;87%)。1 H NMR:(CDCl3).1.42(一重項;9H;BOC);2.93(分離されたAB;2H;CH2a sp.);4.39-4.70(分離されたq.+分離されなかった多重項;3H:H asp+C H2ベンジルアミド);5.13(s;2H;CH2ベンジルエステル);5.69(d広い;1H :NHカルバメート);6.80(d広い;1H;NHベンジルアミド);7.19-7.5(分離 されなかった多重項;10H;H ar.)TLC:SiO2;CH2Cl2:CH3OH 90/10;Rf=0.8 -0.9. b)〔Cβ−ベンジルエステル−Cα−ベンジル〕−アスパルタミド塩酸塩の 調製 上記アスパラギン酸誘導体(9g;0.0218モル)を酢酸エチル(200ml)に0 〜5℃で溶解する。続いて、気体HClをその温度で前記溶液に通し、そしてそれ を4時間撹拌する。次に、形成された沈殿物を濾過し、そして乾燥し、白色粉末 の形で所望する塩酸塩を得る(7g;0.02モル;92%)。1 H NMR:(DMSO-d6).2.98(t;2H;CH2 asp.);4.12(t;1H;H asp.);4.3 0(d;2H;CH2ベンジルアミド);5.14(s;2H;CH2 ベンジルエステル);7.10 −7.15(分離されなかった多重項;10H;Har.);8.28(s.広い;3H;Hアンモ ニウム);8.95(t;1H;Hアミド). TLC:SiO2;移動しない。 c)〔Nα−(t−ブチルオキシカルボニル)−グリシル〕−〔Cβ−ベンジ ルエステル−Cα−ベンジル〕−アスパルタミドの調製 Nα−(t−Boc)−グリシン(3.5g;0.02モル)、HOBT(2.7g;0.02モル) 及びDCC(4.12g;0.02モル)を、THF(40ml)に0〜5℃で溶解する。その混合 物をその温度で20分間撹拌し、続いてb)で得られた生成物及びトリエチルア ミン(等モル;b)で得られた生成物7g(0.02モル);2gのNEt3(0.02モル ))と最少量のTHF(#10ml)との混合物を添加する。 前記混合物を24時間撹拌し(TLCモニターする)、そして形成されたDCUを濾過 する。THFを蒸発し、そして残留物をエチルエーテルに取る。再び形成する沈殿 物(DCU)を濾過し、そして溶媒を蒸発する。この残留物をCH2Cl2に溶解し、再 び濾過し、そしてクロマトグラフィー処理し(SiO2;CH2Cl2:CH3OH 9/1)、石 油エーテルと共に粉砕することにより結晶化する油状形で所望する生成物(8g ;0.017モル;85%)を得る。1 H NMR:(CDCl3).1.39(s.;9H;BOC);2.94(分離された二対称AB;2H;CH2 asp .);3.72(t;2H;CH2グリシル);4.42(分離されたd.;2H;CH2ベンジルアミ ド);4.88(m;1H;H asp);5.11(d;3H;CH2ベンジルエステル+NH BOC);7.0- 7.50(分離されなかった多重項; 12 H;H ar+2 NH). TLC:SiO2;CH2Cl2:CH3OH 95/5;Rf=0.5〜0.6. d) (グリシル)−〔Cβ−ベンジルエステル−Cα−ベンジル〕−アスパ ルタミド塩酸塩の調製 ジペプチド誘導体I(8g;0.017モル)を酢酸エチル(300ml)0℃で溶解す る。その溶液を、気体HClによりスパージ(sparge)することによりその温度で 処理する。脱保護反応をTLCにより2時間にわたってモニターする。窒素を用い てガス抜きした後、酢酸エチルをその体積の半分に室温で真空下で蒸発する。形 成された結晶を濾過により回収し、エチルエーテルにより洗浄し、そして真空下 で乾燥する(6.7g;0.0165モル;97%)。1 H NMR:(DMSO-d6).2.80(分離されたAB;2H;CH2 asp.);3.61(q;2H;CH2 グリシル);4.27(d;2H;CH2ベンジルアミド);4.76(q;1H;H asp.);5.10 (s;2H;CH2ベンジルエステル);7.0-7.50(分離されなかった多重項;10H;H ar);8.20(s広い;3H;アンモニウム);8.70(t;1H;NHベンジルアミド) ;8.89(d;1H;NH アミド). TLC:SiO2;移動しない。 e)〔Nα−アセチル−NG(H+)−アルギニル〕−グリシル−〔Cβ−ベン ジルエステル−Cα−ベンジル〕−アスパルタミドクロリドの調製 細かく微粉砕されたNα−アセチルアルギニン二水和物(1.86g;0.00738モ ル)及びd)で得られた化合物(3g;0.00738モル)をDMF(200ml)に室温で 溶解する。20分間の撹拌の後、DCC(1.52g;0.00738モル)及びHOBT(0.998g ;0.00738モル)を添加する。その混合物を3日間撹拌する。 不溶性物質を濾過し、そしてDMFを真空下で蒸発する。残留物を最少量のジク ロロメタンに取り、そして不溶性物質を濾過する。溶媒を蒸発し、そして残留物 を酢酸エチルと共に粉砕し、そして次に、エチルエーテルと共に粉砕する。この ようにして得られた固形物を濾過し、そして乾燥し、所望する化合物(3g;0. 005モル;67%)を得る。1 H NMR:(DMSO-d6).1.30-1.80(分離されなかった多重項;4H;2CH2 Arg.) ;1.85(s;CH3アセチル);2.79(分離されたAB;2H;CH2 asp.);3.08(d.広 い;2H;CH2 Arg.);3.75(分離されたq.;2H;CH2グリシル);4.10-4.40(d+ m ;3H;CH2ベンジルアミド+H arg.);4.72(m; 1H;H asp.);5.08(s,2H ;CH2ベンジルエステル);6.7-7.5(m;15H;H ar.+グアニジニウム);7.76 (広い t;1H;NH);8.80-8.70(m;3H;3 NH). TLC :SiO2;CH2Cl2:CH3OH 80/20;Rf=0.1 f)〔Nα−アセチル−NG(H+)−アルギニル〕−グリシル−〔Cβ(H) −Cα−ベンジル〕−アスパルタミドクロリドの調製 e)で得られる保護されたトリペプチド(3g;0.005モル)を、室温で一晩、 5%Pd/木炭触媒(0.3g)の存在下で水素によりメタ ノール(100ml)中で還元する。次に、その混合物をセライト(celite)上で濾 過し、そしてメタノールを蒸発し、所望する化合物を白色粉末の形で得る(2.3 g;0.0045モル;90%)。1 H NMR:(DMSO-d6).1.30-1.80(分離されなかった多重項;4H;2CH2 arg.) ;1.86(s;3H;CH3アセチル);2.65(分離されたAB;2H;CH2 Asp.);3.09( d+m;2H;CH2 Arg.);3.72(分離されたq;2H;CH2グリシル);4.10-4.50(d +m;3H;CH2ベンジルアミド+H arg.);4.61(q;1H;H Asp.);7.24(分離さ れなかった多重項;10 H;H ar.+グアニジニウム);7.80(分離されなかった 多重項;1H;NH);8.10-8.60(分離されなかった多重項;3H;3NH);12.38(s 広い;1H;COOH). FAB+:〔C21H32N7O6+に関して、Cl-:〔M〕+=478; TLC :SiO2;CH3OH ;AcOH 99.75/0.25 Rf=0.5-0.6. 例 2 〔Nα−アセチル−NG (H+)−アルギニル〕−グリシル−〔Cβ−(H) −Cα−イソプロピル〕アスパルタミドクロリド(X1=アセチル、X2=−NH− CH(CH32)の調製 これを例1におけるようにして得る。その特徴は次の通りである:1 H NMR 1.00-1.20(2二重項、2 CH3イソプロピル);1.45-1.80(分離されなかった多 重項、2 CH2 arg.);1.90(s;CH3アセチル);2.60(分離されたAB,CH2 Asp. );3.10(不完全に定義されたq,CH2Arg.);3.70(q,CH2 Gly.);3.85(m, Hイソプロピル);4.20(不完全に定義されたq,CH Arg.);4.50(不完全に定 義されたq,CH Asp);6.80-7.60(分離されなかった多重項+d,4Hグアニジン +N-H);7.80(不完全に定義されたt,N-H);8.05(d,N-H);8.25:(d,N- H);8.35:(t,N-H). TLC :SiO2,MeOH-AcOH(20:0.05);Rf=0.45. FAB+:〔C17H32N7O6+について、Cl-:〔M〕+=4.30. 例 3 〔Nα−アセチル−NG(H+)−アルギニル〕−グリシル−〔Cβ−(H)− Cα−シクロヘキシル〕アスパルタミドクロリド これを例1におけるようにして得た。その特徴は次の通りである:1 H NMR 1.00-1.80(分離されなかった多重項、5 CH2シクロヘキシル+2 CH2Arg.);1.8 8(s;CH3アセチル);2.50(分離されなかった多重項、DMSO+CH2 Asp.);3.1 0(不完全に定義されたq,CH2 Arg.); 3.25-3.55(s+分離されなかった多重項、H2O+Hシクロヘキシル);3.70(d,C H2 Gly.);4.00-4.30(m,CH Arg.);4.50(m,CH Asp.);6.80-7.50(分離 されなかった多重項+d,N-H+4Hグアニジン);8.00-8.20(2二重項、2N-H) ;8.40(t,N-H). TLC :SiO2,MeOH:AcOH(20:0.05);Rf=0.5 FAB+:〔C20H36N7O6+について、CL-〔M〕+=470. 例 4 〔Nα−アセチル−NG(H+)−アルギニル〕−グリシル−〔Cβ−(H)− これを例1におけるようにして得る。その特徴は次の通りである:1 H NMR 0.99(t,CH3エチル);1.14(t,CH3エチル);1.35-1.80(分離されなかった 多重項、2CH2 Arg.);1.89(s,CH3アセチル);2.22-2.80(分離された二対称 AB,2.50上に中心を有する、CH2 Asp.);2.95-3.50(分離されなかった多重項 、H2O+2 CH2エチル+CH2 Arg.);3.69(d,CH2 Gly);4.25(分離されなかった多重項、CH Arg.);4.9 5(q,CH Asp.);6.70-7.60(分離されなかった多重項、広い、4Hグアニジン) ;7.95(s広い、H+グアニジニウム);8.10(d,N-H Asp.or Arg.);8.22(t ,N-H Gly);8.32(d,N-HArg.or Asp.). TLC :SiO2,MeOH:AcOH(20:0.05);Rf=0.3. FAB+:〔C13H34N7O6+について、Cl-:〔M〕+=444+887でダイマー(5%)。 例 5 〔Nα−ベンゾイル−NG(H+)−アルギニル〕−グリシル−〔Cβ−(H) −Cα−ベンジル〕アスパルタミドクロリド(X1 1H NMR 1.40-2.00(分離されなかった多重項、2 CH2 Arg.);2.79(分離されなかった 多重項、CH2 Asp.);3.12(q,CH2 Arg.);3.79(m,CH2 Gly.);4.29(d,C H2フェニル);4.44(m,CH,Arg.);4.60(q,CH,Asp.);6.75-8.12(分離 されなかった多重項、10 H ar.+5 Hグアニジニウム);8.29(分離されなかっ た多重項、2N-H);8.40(不完全に定義されたt,N-H Gly);8.64(d,N,H) . TLC :SiO2,MeOH:AcOH(20:0.05);Rf=0.75. FAB+:〔C26H34N7O6+について、Cl-:〔M〕+=540 例 6 〔N−Boc−NG(H+)−アルギニル〕−グリシル−〔C−(H)−C−ベン ジル〕アスパルタミドクロリド(X1=Boc、X2 1H NMR 1.20-1.80(分離されなかった多重項+s,3 CH3 Boc+2CH2 Arg.);2.55-3.20 (分離されなかった多重項、CH2 Arg.+CH2 Asp.);3.75(不完全に定義された d,CH2 Gly.);3.92(m,CH Arg.);4.20-4.70(d+m,CH2−フェニル+CH As p.);6.70-7.60(分離されなかった多重項、5H Ar.+N-H Boc+4Hグアニジン) ;7.70(不完全に定義されたt,N-H);8.05-8.40(分離されなかった多重項、2 N-H). TLC :SiO2,MeOH:AcOH(20:0.05);Rf=0.8(分解). FAB+:〔C24H38N7O7+について、Cl-:〔M〕+=436. 続発性白内障予防における式Iの化合物の値を示す試験結果が下記に与えられ る。 レンズ被膜(capsule)への上皮細胞の付着の阻害試験 a)ウシレンズ被膜の調製 レンズを、後方顔面を通して雄牛の目から取り出す。そのレンズを、カルシウ ム−及びマグネシウム−フリーのリン酸塩緩衝液(リン酸緩衝溶液)に貯蔵する 。このレンズを、この段階で−20℃で凍結する。前方被膜を小さなハサミを用い て切除し、そして培養皿の底に沈める。1%Triton X100と共に30分間のイン キュベーションは、レンズ被膜に付着するレンズ上皮細胞の分離を可能にする。 続いて、その被膜をPBSにより3度すすぐ。使用の前、個々の被膜を光学顕微鏡 下で研究し、被膜からの細胞の完全な不在を確かめる。 b)3H−ロイシンによるウシレンズ上皮細胞のラベリング D.L〔(4.5)−3H〕−ロイシンの溶液を、2%エタノール水溶 液として、Amershamから得る。その比活性は25〜50Ci/mモルである。 使用される 3H−ロイシンの溶液を、使用のすぐ前に、DMEM培養培地(ダル ベッコ変性必須培地)に希釈する。 細胞ラベリングのためには、40μCiが106個の細胞当たりに使用される。CO2オ ーブンにおける37℃での18〜20時間のインキュベーションは、ロイシンの細胞タ ンパク質への導入を可能にする。DMEMによる3度の洗浄の後、細胞を0.05%トリ プシン−EDTAにより分離し、そしてDMEMにおける細胞の懸濁液を水浴上で1時間 、37℃で撹拌しながら貯蔵する。 この方法は、2〜10dpm/細胞の比活性を有する細胞のラベルを可能にする。 c)被膜へのウシレンズ上皮細胞の付着 被膜をNo.9直径(18mm)のコルク穴あけ器具により切断し、そしてそれぞれ直 径20mmの24個のウェルを含む複数ウェル培養皿のウェルの底に広げる。ゴム製O リングシールをウェルの底に固定し、被膜を正しく結合する。被膜を、それらの 使用まで、PBS+(10mMのCaCl2、5mMのMgCl2)においてインキュベートする。 付着培地=DMEM培養培地+2mg/mlのウシ血清アルブミン(DMEM+0.2% BSA) 。 式Iの試験化合物の濃縮溶液を、使用のすぐ前に調製し、それらを前記付着培 地において所望する濃度に希釈する。 合計体積150μlをウェル当たりに添加し、ここでそれらは高まる濃度の試験 化合物の存在下で10,000個の細胞を含む。 CO2を含むオーブンにおいて37℃で1時間インキュベートした後、ウェルをカ ルシウム、マグネシウムPBSにより3度洗浄する。0.2NのNaOH 1.5ml及び1%ナ トリウムのドデシル硫酸ナトリウムによ る一晩の溶解は、シンチレーションカウンターでのカウントを可能にする。 d)結 果 個々の試験化合物に関して、化合物の濃度の関数としての付着曲線をプロット する。付着の50%阻害(IC50)が観察される用量を計算する。 次の表は結果を要約している: 式Iの化合物は特に下記の形で投与され得る: −手術介入の間、開かれた目に注入される、注射器にパッケージされた滅菌溶液 、 −それらの化合物が前もって導入されている又はその表面が設置の前、含浸され ているマトリックス中に、レンズ移植体、 −1回の用量又は複数回の用量ボトルにパッケージされた及び手術後に滴下され る滅菌目薬。 上記目薬組成物は、使用される式Iの化合物の水性媒体における安定性に依存 して、すぐ使用できる溶液の形で又はすぐ使用の前に 調製される溶液(凍結乾燥物及び溶媒)の形で供給され得る。 それらは、目薬としての使用により課せられる、滅菌性、中性及び等張性に従 う。 目薬溶液の例が下記に与えられる。 組成物1 目薬溶液において、その組成はリン酸緩衝溶液に相当する。 組成物2 複数回投与の容易に使用できる目薬、この保存は、クロロブタノール又はいづれ か他の抗菌剤により確保される。 組成物3 1回の投与の容易に使用できる目薬、この粘度はヒドロキシプロピルメチルセル ロース又はいづれか他の増粘剤により得られる。 組成物4 凍結乾燥物 溶 媒 使用のすぐ前に調製される目薬は、活性成分を含む凍結乾燥物及びデキストラン 70.000又はいづれか他のテキスチャー剤(textureagent)の充填物;抗菌剤、塩 化ベンズアルコニウムを含む溶媒(これは使用の前、凍結乾燥物の再水和化を可 能にする)から成る。 さらに、本発明の新規化合物は、血小板凝集の阻害の興味ある活性を示すこと がわかった。 この活性は、次の試験で示された: 血小板凝集の阻害についての試験: a)血小板の調製。 血小板を腹部大動脈から採血されたラット動脈血から単離する。 血小板に富む血漿(PRP)及び次に、血小板に富まない血漿(PPP)を遠心分離に より調製する(120g×10分及び次に2000g×15分)。PRP及びPPPを、MICHAELIS 緩衝液(Diagnostica Stage)に希釈し、1μl当たり3×105個の血小板を含む 溶液をPRPにより得る。 b)血小板凝集の阻害。 PRP 300mlを、アグレゴメーターマイクロキュベットにおいて試験されるべき 種々のペプチド10μlと共にインキュベートする;1分後、血小板を6.25μMの ADP 10μlにより剌激する。 化合物の抗−凝集効果を示す結果が下記表に示される。血小板凝集の50%阻害 が観察される用量が計算された。
【手続補正書】特許法第184条の7第1項 【提出日】1993年11月24日 【補正内容】 補正された請求の範囲 〔1993年11月24日国際事務局で受領された(24.11.93);クレーム4が補正され ;クレーム8〜11が付加され;他のクレームは補正されなかった(5ページ)〕 1.下記式: 〔式中、X1は水素原子、Gly残基又はN−保護基を表わし、そしてX2はヒドロ キシル基、Ser残基、Ser-Pro又はSer-Pro-Cys基、又は下記式: (式中、R1及びR2はお互い独立しており、C1−C18アルキル基、C3−C8シ クロアルキル基、(C1−C4アルキル)アリール基を表わし、R1はさらに、水 素原子をたぶん表わし、又はR1及びR2は一緒に、及びそれらが結合する窒素原 子と共に、C1−C4アルキル基により任意に置換されているピロリジノ、ピペリ ジノ又はピペラジニル基又は4−ヒドロキシピペリジノ基を形成する)で表わさ れる基を表わす〕で表わされる化合物又は医薬的に許容できる酸とのその付加塩 の1つの続発性白内障予防薬の調製への使用。 2.下記式: 〔式中、X1は水素原子、Gly残基又はN−保護基を表わし、そしてX2はヒドロ キシル基、Ser残基、Ser-Pro又はSer-Pro-Cys基、又は下記式: (式中、R1及びR2はお互い独立しており、C1−C18アルキル基、C3−C8シ クロアルキル基、(C1−C4アルキル)アリール基を表わし、R1はさらに、水 素原子をたぶん表わし、又はR1及びR2は一緒に、及びそれらが結合する窒素原 子と共に、C1−C4アルキル基により任意に置換されているピロリジノ、ピペリ ジノ又はピペラジニル基又は4−ヒドロキシピペリジノ基を形成する)で表わさ れる基を表わす〕で表わされる化合物又は医薬的に許容できる酸とのその付加塩 の1つを、目薬用溶媒に含んで成る目薬組成物。 3.下記式: 〔式中、X1は水素原子、Gly残基又はN−保護基を表わし、そし てX2はヒドロキシル基、Ser残基、Ser-Pro又はSer-Pro-Cys基、又は下記式: (式中、R1及びR2はお互い独立しており、C1−C18アルキル基、C3−C8シ クロアルキル基、(C1−C4アルキル)アリール基を表わし、R1はさらに、水 素原子をたぶん表わし、又はR1及びR2は一緒に、及びそれらが結合する窒素原 子と共に、C1−C4アルキル基により任意に置換されているピロリジノ、ピペリ ジノ又はピペラジニル基又は4−ヒドロキシピペリジノ基を形成する)で表わさ れる基を表わす〕で表わされる化合物又は医薬的に許容できる酸とのその付加塩 の1つを含んで成るレンズ移植物及びレンズわな。 4.下記式: 〔式中、X1はN−保護基を表わし、そしてX2は下記式: (式中、R1及びR2はお互い独立しており、C1−C18アルキル基、C3−C8シ クロアルキル基、ベンジル基を表わし、R1はさらに、水素原子をたぶん表わし 、又はR1及びR2は一緒に、及び それらが結合する窒素原子と共に、C1−C4アルキル基により任意に置換されて いるピロリジノ、ピペリジノ又はピペラジニル基又は4−ヒドロキシピペリジノ 基を形成する)で表わされる基を表わす〕で表わされる化合物及び医薬的に許容 できる酸とのその付加塩。 5.式Iにおいて、X1が基−COR3又は-CO-OR3を表わし、R3がC1−C18アル キル基、C3−C8シクロアルキル基、アリール基、C1−C6アルキル基、ヒドロ キシル基、C1−C6アルコキシ基、モノ−又はポリヒドロキシル化C1−C6アル キル基、モノ−又はポリ(C1−C6アルコキシ)(C1−C6アルキル)基、アミ ノ基、モノ−又はジ(C1−C6アルキル)アミノ基、アセトアミド基及びスルホ ンアミド基から選択された1又は複数の置換基を担持するアリール基、又は(C1 −C4アルキル)アリール基である請求の範囲第4項記載の化合物。 6.式Iにおいて、X1がアセチル基であり、そしてX2がベンジルアミノ基で ある請求の範囲第4項記載の化合物。 7.式Iにおいて、X1がアセチル基であり、そしてX2がシクロヘキシルアミ ノ基である請求の範囲第4項記載の化合物。 8.続発性白内障予防のための方法であって、下記式: 〔式中、X1は水素原子、Gly残基又はN−保護基を表わし、そしてX2はヒドロ キシル基、Ser残基、Ser-Pro又はSer-Pro-Cys基、又は下記式: (式中、R1及びR2はお互い独立しており、C1−C18アルキル基、C3−C8シ クロアルキル基、(C1−C4アルキル)アリール基を表わし、R1はさらに、水 素原子をたぶん表わし、又はR1及びR2は一緒に、及びそれらが結合する窒素原 子と共に、C1−C4アルキル基により任意に置換されているピロリジノ、ピペリ ジノ又はピペラジニル基又は4−ヒドロキシピペリジノ基を形成する)で表わさ れる基を表わす〕で表わされる化合物又は医薬的に許容できる酸とのその付加塩 から選択された化合物の治療的有効量を投与することから成る方法。 9.前記化合物の目への投与を含んで成る請求の範囲第8項記載の方法。 10.レンズを取り出すことが意図された手術介入の間、前記化合物の滅菌溶液 を投与することを含んで成る請求の範囲第9項記載の方法。 11.レンズを取り出した後、滅菌目薬を投与することを含んで成る請求の範囲 第9項記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ボンヌ,クロード フランス国,エフ―34000 モンペリエー ル,アブニュ ドッシタニウ,316

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.下記式: 〔式中、X1は水素原子、Gly残基又はN−保護基を表わし、そしてX2はヒドロ キシル基、Ser残基、Ser-Pro又はSer-Pro-Cys基、又は下記式: (式中、R1及びR2はお互い独立しており、C1−C18アルキル基、C3−C8シ クロアルキル基、(C1−C4アルキル)アリール基を表わし、R1はさらに、水 素原子をたぶん表わし、又はR1及びR2は一緒に、及びそれらが結合する窒素原 子と共に、C1−C4アルキル基により任意に置換されているピロリジノ、ピペリ ジノ又はピペラジニル基又は4−ヒドロキシピペリジノ基を形成する)で表わさ れる基を表わす〕で表わされる化合物又は医薬的に許容できる酸とのその付加塩 の1つの続発性白内障予防薬の調製への使用。 2.下記式: 〔式中、X1は水素原子、Gly残基又はN−保護基を表わし、そしてXはヒドロ キシル基、Ser残基、Ser-Pro又はSer-Pro-Cys基、又は下記式: (式中、R1及びR2はお互い独立しており、C1−C18アルキル基、C3−C8シ クロアルキル基、(C1−C4アルキル)アリール基を表わし、R1はさらに、水 素原子をたぶん表わし、又はR1及びR2は一緒に、及びそれらが結合する窒素原 子と共に、C1−C4アルキル基により任意に置換されているピロリジノ、ピペリ ジノ又はピペラジニル基又は4−ヒドロキシピペリジノ基を形成する)で表わさ れる基を表わす〕で表わされる化合物又は医薬的に許容できる酸とのその付加塩 の1つを、目薬用溶媒に含んで成る目薬組成物。 3.下記式: 〔式中、X1は水素原子、Gly残基又はN−保護基を表わし、そしてX2はヒドロ キシル基、Ser残基、Ser-Pro又はSer-Pro-Cys基、又は下記式: (式中、R1及びR2はお互い独立しており、C1−C18アルキル基、C3−C8シ クロアルキル基、(C1−C4アルキル)アリール基を表わし、R1はさらに、水 素原子をたぶん表わし、又はR1及びR2は一緒に、及びそれらが結合する窒素原 子と共に、C1−C4アルキル基により任意に置換されているピロリジノ、ピペリ ジノ又はピペラジニル基又は4−ヒドロキシピペリジノ基を形成する)で表わさ れる基を表わす〕で表わされる化合物又は医薬的に許容できる酸とのその付加塩 の1つを含んで成るレンズ移植物及びレンズわな。 4.下記式: 〔式中、X1はN−保護基を表わし、そしてX2は下記式: (式中、R1及びR2はお互い独立しており、C1−C18アルキル基、C3−C8シ クロアルキル基、(C1−C4アルキル)アリール基を表わし、R1はさらに、水 素原子をたぶん表わし、又はR1及びR2は一緒に、及びそれらが結合する窒素原 子と共に、C1−C4アルキル基により任意に置換されているピロリジノ、ピペリ ジノ又はピペラジニル基又は4−ヒドロキシピペリジノ基を形成する)で表わさ れる基を表わす〕で表わされる化合物及び医薬的に許容できる酸とのその付加塩 。 5.式Iにおいて、X1が基−COR3又は−CO−OR3を表わし、R3がC1−C18ア ルキル基、C3−C8シクロアルキル基、アリール基、C1−C6アルキル基、ヒド ロキシル基、C1−C6アルコキシ基、モノ−又はポリヒドロキシル化C1−C6ア ルキル基、モノ−又はポリ(C1−C6アルコキシ)(C1−C6アルキル)基、ア ミノ基、モノ−又はジ(C1−C6アルキル)アミノ基、アセトアミド基及びスル ホンアミド基から選択された1又は複数の置換基を担持するアリール基、又は( C1−C4アルキル)アリール基である請求の範囲第4項記載の化合物。 6.式Iにおいて、X1がアセチル基であり、そしてX2がベンジルアミノ基で ある請求の範囲第4項記載の化合物。 7.式Iにおいて、X1がアセチル基であり、そしてX2がシクロヘキシルアミ ノ基である請求の範囲第4項記載の化合物。
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