JPH08501B2 - オートマチックトランスアクスル - Google Patents

オートマチックトランスアクスル

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JPH08501B2
JPH08501B2 JP61051442A JP5144286A JPH08501B2 JP H08501 B2 JPH08501 B2 JP H08501B2 JP 61051442 A JP61051442 A JP 61051442A JP 5144286 A JP5144286 A JP 5144286A JP H08501 B2 JPH08501 B2 JP H08501B2
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JP
Japan
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clutch
gear
planetary gear
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章 武田
博久 市村
研一 坂本
成人 梅林
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ジャトコ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、オートマチックトランスアクスルに関する
ものである。
(ロ)従来の技術 従来のオートマチックトランスアクスルとしては、例
えば日産自動車株式会社発行「オートマチックトランス
アクスルRN4F02A型、RL4F02A型、1984整備要領書」の第
10頁に示されるものがある。このオートマチックトラン
スアクスルは、流体伝動装置と遊星歯車変速機構と差動
機構とを有しており、遊星歯車変速機構は遊星歯車組、
クラッチ、ブレーキ、ワンウェイクラッチなどから構成
されている。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 しかし、上記のようなオートマチックトランスアクス
ルには、ワンウェイクラッチとブレーキ又はクラッチが
軸方向に直列に配置されているため軸方向寸法が大きく
なるという問題点がある。すなわち、ワンウェイクラッ
チは所定のトルク容量を得るために所定の軸方向長さが
必要であり、またクラッチ又はブレーキも所定のトルク
容量を得るために複数のクラッチプレートを必要とし、
比較的大きな軸方向寸法となる。これらが軸方向に並べ
て配置されているため軸方向寸法が大きくなり、車両に
対する搭載性が低下する。
これを解決するものとしては、特開昭58−5558号公
報、及び特開昭57−190151号公報に示されるものがあ
る。これらは、いずれも2つの要素を径方向に重ね合わ
せるようにしたものである。これにより、自動変速機の
軸方向の寸法を小さくすることができるが、このように
してもなお、軸方向の寸法が長過ぎて、小型の車両に前
進4速の自動変速機を搭載できないことがある。
本発明は、このような問題点を解決することを目的と
している。
(ニ)問題点を解決するための手段 本発明は、遊星歯車の外周にワンウェイクラッチ及び
クラッチを順次重ね合わせて配置することにより上記問
題点を解決する。すなわち、本発明によりオートマチッ
クトランスアクスルは、車両の前後方向に直交する向き
に搭載されるエンジンに連結されるオートマチックトラ
ンスアクスルであって、エンジン(10)からの回転が入
力される流体伝動装置(トルクコンバータ12)と、ワン
ウェイクラッチ(F1及びF2)及び油圧式クラッチ(C3
を有しており流体伝動装置(12)からの回転を変速する
遊星歯車変速機構(14)と、遊星歯車変速機構(14)か
らの回転が入力される差動機構(16)と、を有するもの
を対象にしており、上記遊星歯車変速機構(14)のイン
ターナルギア(第1インターナルギアR1)の外周に上記
ワンウェイクラッチ(第1ワンウェイクラッチF1)が配
置され、更にワンウェイクラッチ(第1ワンウェイクラ
ッチF1)の外周に上記油圧式クラッチ(第3クラッチ
C3)を構成する複数のクラッチプレート(50)が配置さ
れており、エンジン(10)と流体伝動装置(12)とを連
結する入力軸(26)と、遊星歯車変速機構(14)と連結
される出力軸(30)とは、同心状に配置されている。な
お、かっこ内の符号は、実施例の対応する部材を示す。
(ホ)作用 遊星歯車組のインターナルギアの外周にワンウェイク
ラッチが配置され、更にその外周にクラッチプレートが
配置されるため、必要な軸方向寸法はワンウェイクラッ
チ及びクラッチプレートのうちの軸方向寸法の大きい方
だけあれば十分であり、オートマチックトランスアクス
ル全体の軸方向寸法を従来よりも著しく小さくすること
ができる。
(ヘ)実施例 第1図に本発明によるオートマチックトランスアクス
ルを骨組図として示し、また第2図にこれを具体化した
ものを示す。車両に対して横向き、すなわち車両前後方
向に直交する向きに搭載されたエンジン10に連結される
オートマチックトランスアクスルは、流体伝動装置であ
るトルクコンバータ12、遊星歯車変速機構14、差動機構
16などを有している。エンジン10からの回転が入力され
るトルクコンバータ12はポンプインペラー18、タービン
ランナー20、ステータ22及びロックアップクラッチ24を
有している。タービンランナー20は入力軸26と連結され
ており、ロックアップクラッチ24が解放された状態では
ポンプインペラー18から入力軸26へ流体を介して回転力
が伝達され、またロックアップクラッチ24が締結される
と機械的に入力軸26へ回転力が入力される。なお、トル
クコンバータ12はオイルポンプ28を駆動するように構成
されている。遊星歯車変速機構14は第1遊星歯車組G1
び第2遊星歯車組G2を有しており、第1遊星歯車組G1
第1サンギアS1と、第1インターナルギアR1と、両ギア
S1及びR1と同時にかみ合う第1ピニオンギアP1を支持す
る第1ピニオンキャリアPC1とから構成されており、ま
た第2遊星歯車組G2は、第2サンギアS2と、第2インタ
ーナルギアR2と、両ギアS2及びR2と同時にかみ合う第2
ピニオンギアP2を支持する第2ピニオンキャリアPC2
から構成されている。第1サンギアS1は入力軸26と常時
連結されており、また第1ピニオンキャリアPC1及び第
2インターナルギアR2は出力軸30と常に連結されてい
る。出力軸30は中空構造としてあり、入力軸26の外周に
配置されている。第1インターナルギアR1は、直列に配
置された第1ワンウェイクラッチF1及び第3クラッチC3
を介して、またこれらに並列に配置された第4クラッチ
C4を介して第2ピニオンキャリアPC2と連結可能であ
る。第2サンギアS2は第1クラッチC1を介して入力軸26
と連結可能であり、また第2ピニオンキャリアPC2は第
2クラッチC2を介して入力軸26と連結可能である。第2
サンギアS2は第1ブレーキB1によって静止部に対して固
定可能であり、また第2ピニオンキャリアPC2は互いに
並列に配置された第2ワンウェイクラッチF2と第2ブレ
ーキB2とを介して静止部に対して固定可能である。上記
第1ワンウェイクラッチF1は、第2図に示すように、第
1インターナルギアR1の外周に配置され、更にその外周
に油圧式(湿式多板型)の第3クラッチC3の複数のクラ
ッチプレート50が配置されている。第1インターナルギ
アR1は第1ワンウェイクラッチF1のインナーレースをも
兼ねている。また、第1ワンウェイクラッチF1のアウタ
ーレース52の外径部にはクラッチプレート50の内周スプ
ラインがかみ合うスプラインが形成されている。出力軸
30と一体に出力ギア32が設けられている。出力ギア32は
オイルポンプ28と遊星歯車変速機構14との間に配置され
ている。出力ギア32とかみ合うようにアイドラギア34が
設けられており、アイドラギア34にはリダクションギア
36が一体に回転するように設けられている。リダクショ
ンギア36は差動機構16のリングギア38とかみ合ってい
る。差動機構16から左右に駆動軸40及び42が突出してお
り、これに左右の前輪が連結される。
次に、この実施例の作用について説明する。このオー
トマチックトランスアクスルの遊星歯車変速機構14は、
クラッチC1、C2、C3及びC4、ブレーキB1及びB2、及びワ
ンウェイクラッチF1及びF2を種々の組合せで作動させる
ことによって遊星歯車組G1及びG2の各要素(S1、S2
R1、R2、PC1及びPC2)の回転状態を変えることができ、
これによって入力軸26に対する出力軸30の回転速度を種
々変えることができる。すなわち、各クラッチ、ブレー
キなどを第3図に示すような組合わせで作動させること
により前進4速後退1速を得ることができる。なお、第
3図中で○印はクラッチ及びブレーキが締結しているこ
とを示し、またワンウェイクラッチの場合は係合状態を
示す。また、α及びαはそれぞれインターナルギア
R1及びR2の歯数に対するサンギアS1及びS2の歯数の比で
あり、またギア比は出力軸30の回転数に対する入力軸26
の回転数の比である。
上記のような遊星歯車変速機構14の作動により、入力
軸26の回転は所定の変速をされ出力軸30へ出力される。
出力軸30の回転力は出力ギア32、アイドラギア34及びリ
ダクションギア36を介して差動機構16のリングギア38に
伝達される。これにより駆動軸40及び42を介して左右の
前輪を駆動することができる。こうすることによってオ
ーバドライブ付き前進4速の自動変速を行わせることが
できる。
上述のように第1インターナルギアR1の外周に第1ワ
ンウェイクラッチF1が配置され、その外周に第3クラッ
チC3のクラッチプレート50が配置されているので、第1
ワンウェイクラッチF1とクラッチプレート50とを軸方向
に並べて配置した場合と比較して軸方向寸法が著しく短
縮される。しかも、第1ワンウェイクラッチF1のインナ
ーレースは第1インターナルギアR1と一体に形成され、
アウターレース52は第3クラッチC3のクラッチハブを兼
ねるので、半径方向の寸法の増大も比較的小さい。これ
により、オートマチックトランスアクスル全体を大幅に
小型化することができる。しかも上述のようにオーバド
ライブ付き前進4速を得ることができる。これによりオ
ートマチックトランスアクスルの車両搭載性が大幅に改
善され、小型の車両であってもオーバドライブ付き前進
4速とすることが可能となる。
(ト)発明の効果 以上説明してきたように、本発明によると、インター
ナルギアの外周にワンウェイクラッチを設け、更にその
外周にクラッチを配置したので、オートマチックトラン
スアクスルの軸方向の寸法が従来よりも著しく小さくな
り、また径方向の寸法が従来のものと比較してそれほど
大きくならずに済むので、車両に対する搭載性が改善さ
れ、小型の車両に前進4速の自動変速機を搭載すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるオートマチックトランスアクスル
を骨組図として示す図、第2図は本発明によりオートマ
チックトランスアクスルの断面図、第3図は各要素の作
動の組合せを示す図である。 10……エンジン、12……トルクコンバータ(流体伝動装
置)、14……遊星歯車変速機構、16……差動機構、26…
…入力軸、30……出力軸、32……出力ギア、34……アイ
ドラギア、36……リダクションギア、38……リングギ
ア、50……クラッチプレート、52……アウターレース、
C1,C2,C3,C4……クラッチ、B1,B2……ブレーキ、F1,F2
……ワンウェイクラッチ、G1……第1遊星歯車組、G2
…第2遊星歯車組、S1,S2……サンギア、R1,R2……イン
ターナルギア、P1,P2……ピニオンギア、PC1,PC2……ピ
ニオンキャリア。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂本 研一 静岡県富士市今泉字鴨田700番地の1 日 本自動変速機株式会社内 (72)発明者 梅林 成人 静岡県富士市今泉字鴨田700番地の1 日 本自動変速機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−190151(JP,A) 特開 昭58−5558(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の前後方向に直交する向きに搭載され
    るエンジンに連結されるオートマチックトランスアクス
    ルであって、エンジン(10)からの回転が入力される流
    体伝動装置(12)と、ワンウェイクラッチ(F1及びF2
    及び油圧式クラッチ(C3)を有しており流体伝動装置
    (12)からの回転を変速する遊星歯車変速機構(14)
    と、遊星歯車変速機構(14)からの回転が入力される差
    動機構(16)と、を有するオートマチックトランスアク
    スルにおいて、 上記遊星歯車変速機構(14)のインターナルギア(R1
    の外周に上記ワンウェイクラッチ(F1)が配置され、更
    にワンウェイクラッチ(F1)の外周に上記油圧式クラッ
    チ(C3)を構成する複数のクラッチプレート(50)が配
    置されており、 エンジン(10)と流体伝動装置(12)とを連結する入力
    軸(26)と、遊星歯車変速機構(14)と連結される出力
    軸(30)とは、同心状に配置されていることを特徴とす
    るオートマチックトランスアクスル。
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