JPH0850126A - コンクリート供試体の凍結融解試験装置 - Google Patents

コンクリート供試体の凍結融解試験装置

Info

Publication number
JPH0850126A
JPH0850126A JP18475194A JP18475194A JPH0850126A JP H0850126 A JPH0850126 A JP H0850126A JP 18475194 A JP18475194 A JP 18475194A JP 18475194 A JP18475194 A JP 18475194A JP H0850126 A JPH0850126 A JP H0850126A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
closing door
test tank
door
concrete
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18475194A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Sakai
良彰 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CENTRAL KK
Original Assignee
CENTRAL KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by CENTRAL KK filed Critical CENTRAL KK
Priority to JP18475194A priority Critical patent/JPH0850126A/ja
Publication of JPH0850126A publication Critical patent/JPH0850126A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing Resistance To Weather, Investigating Materials By Mechanical Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】コンクリート供試体を試験槽に対して出し入れ
する際の作業性を向上させる。 【構成】試験槽の前面に設けられた開口部は、開閉扉5
1によって気密状態で閉鎖されており、開口部を開放す
る際には、扉水平移動機構50の各エアーシリンダ54
が駆動されて、開閉扉51が開口部に対して前方に移動
される。このような状態で、扉昇降機構60のモーター
64が駆動されて、チェーン62が周回移動され、各エ
アーシリンダ54が支持された架台53がチェーン62
によって上昇され、開閉扉51が上昇される。これによ
り、開口部が開放される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリートの疲労度
を測定するために、試験槽に収容されたコンクリート供
試体を連続して凍結および融解させるコンクリート供試
体の凍結融解試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンクリートの疲労度の測定の一種に、
所定の寸法に成形されたコンクリート供試体を、繰り返
し凍結および融解させて、その後に、コンクリート供試
体の強度を測定する方法がある。コンクリート供試体の
凍結および融解を連続して繰り返すためには、例えば、
特公昭49−41337号公報に開示された試験装置が
使用される。
【0003】この公報に開示された装置は、試験槽内に
収容された所定寸法のコンクリート供試体を、繰り返し
凍結および融解させるようになっている。試験槽は上面
に、コンクリート供試体を出し入れするための開口部が
設けられており、その開口部が蓋体によって開閉される
ようになっている。コンクリート供試体を試験槽内に出
し入れする場合には、試験槽の上部に設けられた蓋体を
回動させて、試験槽上面の開口部が開放される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような試験装置で
は、試験槽に対するコンクリート供試体の出し入れを手
作業によって行うようになっている。コンクリート供試
体は、通常、数kgの重量を有しており、試験槽に対し
て複数のコンクリート供試体を手作業で出し入れするこ
とは、かなりの重労働である。特に、上述した試験装置
のように、試験槽の上面に開口部が設けられており、し
かも、蓋体を手作業にて開閉する場合には、開口部を開
放するために蓋体を手作業で持ち上げる必要があり、さ
らには、全てのコンクリート供試体を試験槽の上方にま
で持ち上げる必要がある。
【0005】本発明は、このような問題を解決するもの
であり、その目的は、試験槽に対するコンクリート供試
体の出し入れに際する作業性を改善して、必要とする労
力を著しく軽減し得るコンクリート供試体の凍結融解試
験装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のコンクリート供
試体の凍結融解試験装置は、試験槽内に収容されたコン
クリート供試体の凍結および融解を連続して繰り返すコ
ンクリート供試体の凍結融解試験装置であって、試験槽
の前面に設けられた開口部を気密状態で閉鎖する開閉扉
と、この開閉扉を開口部に対して接離するように水平方
向に移動させる扉水平移動機構と、開口部から離れた状
態の開閉扉を上昇および下降させる扉昇降機構と、を具
備することを特徴とするものであり、そのことにより上
記目的が達成される。
【0007】
【作用】本発明のコンクリート供試体の凍結融解試験装
置では、試験槽に対するコンクリート供試体の出し入れ
に際して、開閉扉が、試験槽の前面に設けられた開口部
から離れるように水平方向に移動される。その後、開閉
扉は、扉昇降機構によって上方に移動され、これによ
り、試験槽の前面に設けられた開口部が開放される。開
閉扉によって開口部を閉鎖する場合には、扉昇降機構に
よって開閉扉は下降されて、開口部の前方にて対向状態
とされる。このような状態になると、扉水平移動機構に
よって開閉扉が開口部に接近されて、開閉扉の周縁部が
開口部の周縁部に圧接され、開口部は、開閉扉によって
気密状態とされる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面に基づいて詳
細に説明する。図1は、本発明のコンクリート供試体の
凍結融解試験装置の一例を示す概略正面図、図2はその
縦断面図である。この装置は、コンクリート供試体40
を収容してコンクリート供試体40を繰り返し凍結およ
び融解させる装置本体10と、この装置本体10の一方
の側方(左側側方)に配置された機械室20と、装置本
体10の他方の側方に配置された制御盤30とを有して
いる。
【0009】装置本体10は、上部にコンクリート供試
体40を収容する試験槽11が設けられており、この試
験槽11の下方に水槽12が設けられている。図2に示
すように、試験槽11の前面には開口部11aが設けら
れており、この開口部11aの前方に、垂直状態になっ
た開閉扉51が、上下方向および前後方向に移動可能に
配置されている。開閉扉51は、試験槽11の開口部1
1aを気密状態で閉鎖するように、開口部に対向する後
面の周縁部にパッキング51a(図2参照)が全周にわ
たって取り付けられている。
【0010】試験槽11の内部は、手前側にコンクリー
ト供試体40を収容する供試体室13が配置されてお
り、この供試体13室の下部に水受け部14が設けられ
ている。供試体室13は、例えば、断面100mm×1
00mm程度、高さが400mm程度、重量が8kg程
度の複数本のコンクリート供試体40が、適当な間隔を
あけて整列状態で収容される。
【0011】供試体室13の内奥側には、上部に、複数
のファンモーター18にそれぞれ連結された回転羽根1
8aが横方向に並んだ状態で配置されている。また、回
転羽根18aの下方には、凍結融解用冷却器15、恒温
恒湿用冷却器16、およびヒーターユニット17が下か
ら順番に配置されている。さらに、最も左側に位置する
回転羽根18aの左側の側壁には、装置本体10の左側
に配置された機械室20内の加湿器21から送給される
加湿蒸気を試験槽11内に吹き出す吹き出し口19が、
回転羽根18aとヒーターユニット17との間に設けら
れている。
【0012】凍結融解用冷却器15および恒温恒湿用冷
却器16は、装置本体10の右側の制御盤30上に配置
された冷凍機31に接続されている。
【0013】機械室20には、装置本体10内における
水槽12内の水を、熱交換器22によって加熱して、供
試体室13の下部に設けられた水受け部14内に循環さ
せる循環ポンプ23が配置されている。
【0014】装置本体10の供試体室13内に収容され
たコンクリート供試体40は、例えば、凍結融解用冷却
器15にて発生されて各回転羽根18aによって供試体
室13に循環される冷気により凍結される。その後、水
槽12内の水が、熱交換器22によって加熱された状態
で、循環ポンプ23によって水受け部14内に循環され
ることにより、各供試体40は迅速に融解される。この
ように、各コンクリート供試体40の凍結および融解を
連続して所定回数にわたって繰り返した後に、供試体室
13から各コンクリート供試体40が取り出されて、各
コンクリート供試体40に対して各種の強度試験が実施
される。そして、その強度試験の結果に基づいて、コン
クリート供試体40を構成するコンクリートの凍結およ
び融解による疲労度が測定される。
【0015】また、恒温恒湿用冷却器16、ヒーター1
7、および加湿器21による加湿によって、恒温恒湿時
の冷却および融解が所定回数にわたって繰り返される。
そして、その後に各コンクリート供試体40に対して各
種強度試験が実施され、その試験結果に基づいて、コン
クリートの疲労度が測定される。
【0016】図3は、装置本体10の側面図である。試
験層11の供試体室13内にコンクリート供試体40を
収容する際、および、供試体室13内に収容されたコン
クリート供試体40を取り出す際には、開閉扉51が、
扉水平移動機構50によって、試験槽11の開口部11
aから接離する方向に移動されるとともに、扉昇降機構
60によって昇降されるようになっている。
【0017】扉昇降機構60は、装置本体10の各側方
にそれぞれ立設された各支柱61を有している。各支柱
61は、溝型鋼を開口部が外側の側方を向くように配置
して構成されており、各支柱61の装置本体10側の側
面には、チェーン62が上下方向に沿ってそれぞれ配置
されている。各チェーン62は、各支柱61の下端部に
取り付けられたスプロケット63aおよびその後方に配
置されたスプロケット63bと、各支柱61の上部に配
置されたスプロケット63cおよびその後方に配置され
たスプロケット63dとにそれぞれ巻き掛けられて、各
支柱61に沿って周回移動するようになっている。
【0018】各支柱61の上部に配置されたスプロケッ
ト63cは、各支柱61間に水平状態で架設された回転
軸65に取り付けられており、この回転軸65と一体的
に回転するようになっている。この回転軸65は、装置
本体10の上面に取り付けられたモーター64の正逆回
転が、伝動チェーン66を介して伝達されて正逆回転す
るようになっている。そして、モーター64の正逆回転
によって回転軸65が正逆回転されて、チェーン62が
正逆方向に周回移動される。
【0019】各支柱61の前面における中程から上方に
はガイドレール67がそれぞれ取り付けられている。各
ガイドレール67には、扉水平移動機構50を構成する
上下一対の架台53が上下方向へのスライド可能にそれ
ぞれ支持されている。
【0020】チェーン62における支柱61の後方の部
分には、カウンターバランス69が取り付けられてい
る。
【0021】図4は、下側の架台53およびその周辺の
拡大側面図、図5はその平断面図である。各架台53
は、各支柱61の前面に沿って上下方向に沿って延びる
平板状の支持部53aと、この支持部53aの装置本体
10側の側面の中程に沿って直交状態で前後方向に延び
る平板状の連結部53bとを有している。連結部53b
は、支柱61側に延出した状態になっており、その後端
部が、各支柱61に沿って上下方向に移動するチェーン
62に、それぞれ取付具53cによって取り付けられて
いる。連結部53bの前部には、前後方向に延びる長孔
53eが設けられている。
【0022】各架台53の支持部53aには、支柱61
に対向する裏面に、上下一対のスライダー53dが設け
られている。各スライダー53dは、ガイドレール67
にスライド可能に嵌合しており、各架台53はガイドレ
ール67に沿って上下方向にスライドするようになって
いる。また、各架台53の支持部53aには、エアーシ
リンダ54がそれぞれの前面に水平状態で支持されてい
る。各エアーシリンダ54は、ピストンロッド54aが
前方に水平に進出し得るように、支持部53aに支持さ
れている。
【0023】各エアーシリンダ54のピストンロッド5
4aの先端部には、連結体55が取り付けられており、
各連結体55が開閉扉51の各側面に取り付けられてい
る。各連結体55は、開閉扉51の各側面に複数のボル
ト56によって固定された平板状の側面部55aと、こ
の側面部55aを挟んで上下に水平状態で配置された上
面部55bおよび下面部55cとを有している。上面部
55bおよび下面部55cは、エアーシリンダ54側に
なるに連れて開閉扉51の側方に延出する三角形の平板
状をしている。側面部55aは、架台53側である後方
に延出した状態になっており、その後端部には、架台5
3の連結部53bにおける前部が重なっている。
【0024】上面部55bおよび下面部55cのエアー
シリンダ54側の側縁部間には、エアーシリンダ54の
ピストンロッド54aに連結された垂直状態になった平
板状の取付部55dが配置されている。この取付部55
dの中央部には、貫通孔55mが設けられており、この
貫通孔55m内をエアーシリンダ54のピストンロッド
54aが挿通している。そして、エアーシリンダ54の
ピストンロッド54aには、取付部55dを若干の間隙
をあけた状態で挟む一対のワッシャー54cが取り付け
られている。
【0025】連結体55の取付部55dには、側面部5
5aとは間隙をあけた状態で平行になった平板状の隔壁
部55eが連続しており、その隔壁部55eと側面部5
5aとの間に、架台53の連結部53bにおける前部が
嵌合状態で位置している。隔壁部55eと側面部55a
との間には、架台53の連結部53bに設けられた長孔
53eを貫通するピン55fが水平状態で架設されてお
り、このピン55fには、架台53の連結部53bに設
けられた長孔53e内に嵌合するガイドローラー55g
が取り付けられている。ガイドローラー55gは、長孔
53e内をその長手方向に沿ってスライドし得るように
なっている。
【0026】このような構成の扉水平移動機構50によ
り、各エアーシリンダ54が駆動されてピストンロッド
54aが前方に進出すると、開閉扉51は、前方に平行
移動する。反対に、各エアーシリンダ54のピストンロ
ッド54aが退入することにより、開閉扉51の後面に
設けられたパッキング51aが、装置本体10における
試験槽11の開口部11a周縁部に気密状態で圧接され
る。また、各エアーシリンダ54のピストンロッド54
aが前方に進出した状態で、扉昇降機構60のチェーン
62が上方へ周回移動することにより、開閉扉51が上
方へと平行移動され、試験槽11の開口部11aが開放
される。
【0027】開閉扉51の下部に取り付けられた一方の
架台53には、スイッチ板57が取り付けられている。
このスイッチ板57は、架台53における支持部53a
の下部側面に、後方に延出するようにボルト止めされて
いる。このスイッチ板57の後側面における上部および
下部は、テーパー面になっている。スイッチ板57に近
接した支柱61には、開閉扉51が試験槽11の開口部
11aに対向する状態にまで下降した際に、このスイッ
チ板57によって動作される下降停止用リミットスイッ
チ58が、所定の高さ位置に設けられている。そして、
この下降停止用リミットスイッチ58の上方に、所定距
離だけ離れて下降減速用リミットスイッチ59が配置さ
れている。各リミットスイッチ58および59は、スイ
ッチ板57の後側面に当接して摺動するローラー58a
および59aをそれぞれ有しており、スイッチ板57に
各ローラー58aおよび59aが当接することにより、
各リミットスイッチ58および59がそれぞれ動作す
る。
【0028】開閉扉51が、試験槽11の開口部11a
を開放するべく上方に移動した後に、開口部11aを閉
鎖するように下降すると、スイッチ板57は、上側の下
降減速用リミットスイッチ59のローラー59aに当接
して、下降減速用リミットスイッチ59を動作させた後
に、下側の下降停止用リミットスイッチ58のローラー
に当接して下降停止用リミットスイッチ58を動作させ
る。下降減速用リミットスイッチ59が動作すると、チ
ェーン62を周回移動させるモーター64が減速され
て、開閉扉51の下降速度が減速され、その後に、下降
停止用スイッチ58が動作することにより、モーター6
4の駆動が停止されて、開閉扉51は、試験槽11の開
口部11aに対向した所定の高さ位置に停止する。
【0029】また、この支柱61には、開閉扉51が試
験槽11の開口部11aを開放した状態にまで上昇した
際に、このスイッチ板57によって動作される上昇停止
用リミットスイッチ81が、所定の高さ位置に設けられ
ている。そして、この上昇停止用リミットスイッチ81
の下方に、所定距離だけ離れて上昇減速用リミットスイ
ッチ82が配置されている。各リミットスイッチ81お
よび82は、スイッチ板57が当接することによりそれ
ぞれ動作する。
【0030】開閉扉51が上昇してスイッチ板57が上
昇減速用停止リミットスイッチ82に当接して、上昇減
速用リミットスイッチ82が動作すると、モーター64
が減速されて開閉扉51の上昇速度が減速され、その後
に、上昇停止用リミットスイッチ81が動作することに
より、モーター64の駆動が停止されて、開閉扉51の
上昇が停止される。
【0031】装置本体10における試験槽11の上面に
は、図3に示すように、開閉扉51が上方に移動された
際に、開閉扉51の落下を防止するストッパー70が設
けられている。このストッパー70は、試験槽11の上
面における一方の側部に、前後方向に沿って設置された
エアーシリンダ71を有している。このエアーシリンダ
71は、ピストンロッド71aが前方に進出するように
配置されており、ピストンロッド71aの先端部に、落
下防止ロッド72がピストンロッド71aと同軸状態で
連結されている。
【0032】エアーシリンダ71は、開閉扉51が上方
に平行移動された際に駆動されて、ピストンロッド71
aを前方に進出させる。これにより、落下防止ロッド7
2の先端部が、試験槽11の前面から前方に突出して開
閉扉51の下方に位置された状態になり、開閉扉51が
落下することを防止する。
【0033】このような構成のコンクリート供試体の凍
結融解試験装置では、8kg程度の直方体状のコンクリ
ート供試体40を試験槽11内の供試体室13に収容す
る際に、または、供試体室13内に収容されたコンクリ
ート供試体40を取り出す際に、まず、扉水平移動機構
50が駆動されて開閉扉51が試験槽11の開口部11
aから離れる方向に水平移動される。
【0034】開閉扉51の水平移動は、扉水平移動機構
50の各エアーシリンダ54が同期して駆動されて、各
エアーシリンダ54のピストンロッド54aが前方に進
出されることにより行われる。各架台53に支持された
各エアーシリンダ54のピストンロッド54aが前方に
進出すると、各ピストンロッド54aの先端部に取り付
けられた後方のワッシャー54cが、開閉扉51の側面
に取り付けられた各連結体55の取付部55dを押圧す
る。これにより、各連結体55が前方に移動する。
【0035】このとき、連結体55の側面部55aと隔
壁部55eとの間に設けられた各ガイドローラー55g
が、各エアーシリンダ54を支持する各架台53の連結
部53bに設けられた長孔53e内をスライドするため
に、連結体55は、水平状態を維持して、前方に平行移
動される。このようにして、開閉扉51は前方に平行移
動し、試験槽11の開口部11aに対して若干の間隙を
あけた状態で前方に位置される。
【0036】このような状態になると、モーター64が
正転駆動されて、チェーン62が周回移動される。これ
により、各支柱61に沿ったチェーン62部分が上昇さ
れて、チェーン62に取り付けられた各架台53が上昇
する。従って、各架台53とは、エアーシリンダ54お
よび連結体55を介して連結された開閉扉51が上昇す
る。そして、開閉扉51が試験槽11の上面よりも上方
に達して、開口部11aが完全に開放された状態にな
る。
【0037】このような状態になると、下側の架台53
に取り付けられたスイッチ板57が、所定の高さ位置に
設けられた上昇減速用リミットスイッチ82に当接し
て、この上昇減速用リミットスイッチ82を動作させ
る。これにより、モーター62の正転駆動が減速され
て、開閉扉51の上昇速度が減速される。このようにし
て、開閉扉51が、減速された状態でさらに上昇する
と、スイッチ板57は、上側の上昇停止用リミットスイ
ッチ81に当接して、この上昇停止用リミットスイッチ
81を動作させる。これにより、モーター62の駆動が
停止されて、減速状態で上昇していた開閉扉51は、直
ちに上昇が停止されて、試験槽11の開口部11aが開
放された所定の高さ位置に停止される。
【0038】その後、試験槽11の上面に設けられたス
トッパー70のエアーシリンダ71が駆動されて、ピス
トンロッド71aが前方にスライドし、このピストンロ
ッド71aに取り付けられた落下防止ロッド72も同様
に前方にスライドして、落下防止ロッド72の先端部
が、試験槽11の前面から突出した状態になる。
【0039】このような状態になると、試験槽11に対
するコンクリート供試体40の出し入れが実施される。
開放された開口部11aの上方には、開閉扉51が位置
しているが、ストッパー70の落下防止ロッド72の先
端部が開閉扉51の下方に位置しているために、安心し
て作業を実施することができる。
【0040】試験槽11に対するコンクリート供試体4
0の出し入れが終了すると、ストッパー70のエアーシ
リンダ72が駆動されて、ピストンロッド71aは退入
する。これにより、落下防止ロッド72の先端部は、試
験槽11の前面から突出しない状態にまで退入される。
【0041】このような状態になると、モーター62が
逆転駆動されて、開閉扉51全体が下方へと平行移動さ
れる。開閉扉51が所定の高さ位置まで下降すると、下
側の架台53に取り付けられたスイッチ板57が、所定
の高さ位置に設けられた上側の下降減速用リミットスイ
ッチ59のローラー59aに当接してこの下降減速用リ
ミットスイッチ59を動作させる。これにより、モータ
ー62の逆転駆動が減速されて、開閉扉51の下降速度
が減速される。このようにして、開閉扉51が、減速さ
れた状態でさらに下降すると、スイッチ板57は、下側
の下降停止用リミットスイッチ58のローラー58aに
当接して、この下降停止用リミットスイッチ58を動作
させる。これにより、モーター62の駆動が停止され
て、減速状態で下降していた開閉扉51は、直ちに下降
が停止されて、試験槽11の開口部11aに対向した所
定の高さ位置に停止される。
【0042】開閉扉51の下降が停止すると、各エアー
シリンダー54は、ピストンロッド54aを退入させる
ように同期して駆動される。これにより、開閉扉51
は、試験槽11の開口部11aに接近するように平行移
動する。そして、開閉扉51の周縁部に設けられたパッ
キング51aが、開口部11aの周縁部に圧接された状
態になると、各エアーシリンダ54の駆動が停止され
る。これにより、開閉扉51は、試験槽11の開口部1
1aを気密状態で閉鎖する。
【0043】
【発明の効果】本発明のコンクリート供試体の凍結融解
試験装置は、このように、試験槽の前面に設けられた開
口部を閉鎖する開閉扉が、扉水平移動機構によって水平
方向に移動された後に、扉昇降機構によって上昇される
ことによって、開口部が開放される。従って、試験槽に
コンクリート供試体を出し入れする際に、開閉扉を手作
業で開閉する必要がなく、作業性は著しく向上する。試
験槽の前面に開口部が設けられているために、コンクリ
ート供試体を試験槽の上方にまで持ち上げる必要がな
く、これによっても労力を軽減することとができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンクリート供試体の凍結融解試験装
置の一例を示す概略正面図である。
【図2】その縦断面図である。
【図3】その装置における装置本体の側面図である。
【図4】その装置本体に設けられた下側の架台およびそ
の周辺の拡大側面図である。
【図5】その平断面図である。
【符号の説明】
10 装置本体 11 試験槽 11a 開口部 12 水槽 13 供試体室 20 機械室 30 制御盤 40 コンクリート供試体 50 扉水平移動機構 51 開閉扉 51a パッキング 52 ガイドレール 53 架台 53d スライダー 54 エアーシリンダ 54a ピストンロッド 55 連結体 60 扉昇降機構 61 支柱 62 チェーン 64 モーター 70 ストッパー 71 エアーシリンダ 72 落下防止ロッド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試験槽内に収容されたコンクリート供試
    体の凍結および融解を連続して繰り返すコンクリート供
    試体の凍結融解試験装置であって、 試験槽の前面に設けられた開口部を気密状態で閉鎖する
    開閉扉と、 この開閉扉を開口部に対して接離するように水平方向に
    移動させる扉水平移動機構と、 開口部から離れた状態の開閉扉を上昇および下降させる
    扉昇降機構と、 を具備することを特徴とするコンクリート供試体の凍結
    融解試験装置。
JP18475194A 1994-08-05 1994-08-05 コンクリート供試体の凍結融解試験装置 Pending JPH0850126A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18475194A JPH0850126A (ja) 1994-08-05 1994-08-05 コンクリート供試体の凍結融解試験装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18475194A JPH0850126A (ja) 1994-08-05 1994-08-05 コンクリート供試体の凍結融解試験装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0850126A true JPH0850126A (ja) 1996-02-20

Family

ID=16158712

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18475194A Pending JPH0850126A (ja) 1994-08-05 1994-08-05 コンクリート供試体の凍結融解試験装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0850126A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107515159A (zh) * 2017-08-24 2017-12-26 河南城建学院 混凝土冻融试验装置及试验方法
CN109725135A (zh) * 2017-10-29 2019-05-07 天津市业洪检测技术发展有限公司 一种砂浆抗冻性能的检测方法
CN113758960A (zh) * 2021-09-17 2021-12-07 同济大学 一种智能冻融循环试验装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4941337U (ja) * 1972-07-14 1974-04-11
JPS5918204B2 (ja) * 1976-04-27 1984-04-26 凸版印刷株式会社 アクリルフイルム融着化粧板の製造方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4941337U (ja) * 1972-07-14 1974-04-11
JPS5918204B2 (ja) * 1976-04-27 1984-04-26 凸版印刷株式会社 アクリルフイルム融着化粧板の製造方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107515159A (zh) * 2017-08-24 2017-12-26 河南城建学院 混凝土冻融试验装置及试验方法
CN107515159B (zh) * 2017-08-24 2019-11-01 河南城建学院 混凝土冻融试验装置及试验方法
CN109725135A (zh) * 2017-10-29 2019-05-07 天津市业洪检测技术发展有限公司 一种砂浆抗冻性能的检测方法
CN113758960A (zh) * 2021-09-17 2021-12-07 同济大学 一种智能冻融循环试验装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06122053A (ja) 熱塊用の熱損失抑制装置
CN112251689B (zh) 一种热处理用铝合金淬火炉
JPH0850126A (ja) コンクリート供試体の凍結融解試験装置
CN113916928B (zh) 一种应用于浇筑混凝土早期抗裂性能试验装置及方法
CN213866368U (zh) 一种铝合金热处理全自动时效炉
CN110736765B (zh) 门窗保温性能检测设备及检测方法
JP3057473B2 (ja) 自動二輪車の完成検査装置
GB2056341A (en) Casting apparatus
US4505774A (en) Instrument panel manufacturing system
KR20200090567A (ko) 회전식 열충격 시험 장치
CN112136518B (zh) 一种粮仓用牵引装置
CN112140311B (zh) 混凝土全自动蒸汽养护系统
CN211339626U (zh) 一种提高均匀性铸钢件热处理装置
JP5065774B2 (ja) バケットカバー開閉装置
CN209926825U (zh) 一种快速降温烘箱
CN219715084U (zh) 一种拉伸应力松弛试验机
CN215725073U (zh) 一种用于材料高温力学性能测试的高温加热炉装置
CN111413059A (zh) 一种移动式双振动台的四综合试验箱
US3413687A (en) Rotational molding apparatus for thermoplastic articles
CN112742794B (zh) 一种用于清洗医疗器械的超声清洗系统
CN219142504U (zh) 一种混凝土强度检测装置
CN220254568U (zh) 一种机顶盒老化测试设备
CN218369035U (zh) 一种可升降式存放设备
CN117754195B (zh) 一种隔离舱焊接辅助工装
CN216639595U (zh) 一种带有保温功能的新型回火炉