JPH08501248A - 気体状のハロカーボンの分解方法 - Google Patents

気体状のハロカーボンの分解方法

Info

Publication number
JPH08501248A
JPH08501248A JP6507500A JP50750094A JPH08501248A JP H08501248 A JPH08501248 A JP H08501248A JP 6507500 A JP6507500 A JP 6507500A JP 50750094 A JP50750094 A JP 50750094A JP H08501248 A JPH08501248 A JP H08501248A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
halocarbon
oxygen
temperature
halocarbons
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6507500A
Other languages
English (en)
Inventor
祐一 飯久保
キアン,ジョン・シー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Great Lakes Chemical Corp
Original Assignee
Great Lakes Chemical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Great Lakes Chemical Corp filed Critical Great Lakes Chemical Corp
Publication of JPH08501248A publication Critical patent/JPH08501248A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D53/00Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
    • B01D53/34Chemical or biological purification of waste gases
    • B01D53/46Removing components of defined structure
    • B01D53/68Halogens or halogen compounds
    • B01D53/70Organic halogen compounds
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02CCAPTURE, STORAGE, SEQUESTRATION OR DISPOSAL OF GREENHOUSE GASES [GHG]
    • Y02C20/00Capture or disposal of greenhouse gases
    • Y02C20/30Capture or disposal of greenhouse gases of perfluorocarbons [PFC], hydrofluorocarbons [HFC] or sulfur hexafluoride [SF6]

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 約500℃と約700℃の間の温度、好ましくは約600℃で気体状のハロカーボンを完全に分解する方法。気体状のハロカーボンは、反応管(13)に入る前に最初に蒸発管(14)を通過しても良い。反応管と蒸発管はセラミック繊維のヒーター(15と16)によって加熱される。温度はヒーターの中に挿入された熱電対によって監視され制御される。ガスの流れは二つの流量計を用いて監視される。気体状のハロカーボンを分解する此のシステムは、ハロカーボンと酸素を混合し、混合物の温度をガスから全てのハロカーボンを除去するに足る時間600℃に保つ利点を有する。

Description

【発明の詳細な説明】 気体状のハロカーボンの分解方法 発明の背景発明の分野 此の発明は、一般に気体状のハロカーボンの分解方法に関し、更に詳しくは、 約600℃の温度においてガスの気流の中でハロカーボンを完全に分解する方法 に関する。従来の技術の説明 各種のハロカーボンのガスが普通の商業的なプロセスの中で製造される。従来 の技術では、此れらの廃ガスを環境的により温和な生成物に熱分解するために、 1200℃程度の温度またはそれ以上の温度で燃焼することが知られている。生 憎と、此れらの従来技術のプロセスに必要とされる高い温度が従来技術の方法の 商業的な適用性を減少し、多くの商業的な適用でそれらの方法の使用を排除して いる。 最近、各種の要因が排気ガスの気流から全てのハロカーボンを除去する望まし さを増加した。或る場合には、ハロカーボン放出物を作り出すコストが増加した が、一方、他の場合にはそのような放出は全く禁止されている。従って、排気ガ スの気流中にある気体状のハロカーボンを、気流中にハロカーボンが残らないよ うに分解する方法に対するニーズが残った。本発明は此のニーズに取り組む。発明の要約 此の発明を簡単に記述すると、気体状のハロカーボンを約600℃の温度で完 全に分解する方法が提供される。此の発明の一つの局面では、ハロカーボンの気 体は酸素と混合され、気体から全てのハロカーボンを除去するために600℃に 加熱される。好ましい具体例では、CF4と酸素は1:2のモル比で混合され、気 体から全てのフルオロカーボンを除去するために600℃に加熱される。別の具 体例ではCCl4は、CCl4を含むガスを酸素と1:7のモル比に混合し、混合 物を600℃に加熱することによってガスから完全に除去される。 本発明の一つの目的は、ガスから全てのハロカーボンを完全に除去するために 約600℃の温度で気体状のハロカーボンを分解する方法を提供することである 。 本発明の更に別の目的と有利な点は以下の記述から明らかになるだろう。図面の簡単な説明 図1は一つの好ましい具体例に従って本発明の方法を試験するために用いられ る一つの装置の略図的な流れ図である。 図2は一つの好ましい具体例に従って本発明の方法を試験するために用いられ る第二の装置の略図的な流れ図である。好ましい実施態様の記述 本発明の原理の理解を促進する目的で、好ましい具体例への参照が今や為され 、参照を記述するために特定の用語が使用されるだろう。しかし、それによって 発明の範囲を限定するつもりはなく、方法におけるそのような変更とそれ以上の 修飾、及び発明の原理の更なるそのような適用は、発明が関係する当該技術に熟 練した者には普通に起こり得るものと考えられることが理解されるだろう。 此の発明は気体状のハロカーボンを約600℃の温度で完全に分解する方法に 関する。発明の一つの局面では、気体状のハロカーボンは全てのハロカーボンを 除去するのに効果的な量の酸素と接触させられ、混合物は約500℃と約700 ℃の間の温度に加熱される。 本発明の気体状のハロカーボンは1個から約6個の間の炭素原子を主鎖の中に 持つ低級のハロカーボンである。ハロカーボンは一つ又は一つ以上のハロゲン、 即ち、塩素、臭素、弗素または沃素の単独または組み合わせで置換されている。 更に炭素原子の任意の一つ又は一つ以上がハロゲン化されても良い。本発明の方 法によって分解される典型的なハロカーボンの例は、CF4、CHF3、CCl4 、CHCl3、CF3Brなどである。 本発明のハロカーボンは水素原子を含んでも含まなくても良い。発明の此の記 述の中で、述語“ハロカーボン”は化合物中に水素原子が存在する存在しないに 拘わらず上述したように一つ又は一つ以上の炭素原子に結合した一つ又は一つ以 上のハロゲン原子を有する化合物を含むことを意図している。従って、此れらの 化合物はハロゲン、炭素そして多分同じく水素から成る。 気体状のハロカーボンと接触させるのに使われる酸素は、純粋なO2または空 気などの気体の中に存在する酸素のいずれであっても良い。全ての具体例の中で 、与えられる酸素の量は少なくとも化学量論的当量である。好ましい具体例では 、分解のために存在する酸素とハロカーボンのモル比は約1.5:1から約10 :1の間にある。精確なモル比は分解されるハロゲン化化合物、反応温度、接触 時間、流量および当該技術に熟練した人によって認められるような他の反応パラ メーターに依存する。ハロカーボンガスに対する酸素の精確な比率は、如何なる 商業的な応用に対しても不相応な実験を行うこと無しに決定することができる。 本発明のプロセスでは、酸素とハロカーボンは約5秒から約60秒又はそれ以 上の間の時間にわたり加熱される。精確な接触時間は、分解されるハロカーボン 、反応に使われる温度などに依存することを認識すべきである。接触時間などの パラメーターは、不相応な実験をすること無しに当該技術に熟練した人によって 特定の商業的プロセスに対して最適化することができる。 本発明に用いられるハロカーボンガスは唯一種類のみのハロカーボン又はハロ カーボンの混合物を含んでも良い。接触時間、反応時間および酸素に対するハロ カーボンの比率は、不相応な実験をすること無しに当該技術に熟練した人によっ て特定の適用に対して調節することができる。 扠、上記のプロセスを用いて特定の実施例を参照しよう。此れらの実施例は好 ましい具体例をより完全に記述し説明するために与えられるものであって、それ によって発明の範囲又は幅を限定することを意図しないことを理解すべきである 。実験の手順 図1に一つの実験装置が示される。ハロカーボンの廃ガス11とO212は、 長さ48インチx内径1/2インチのインコネル600製の反応管13に添加さ れる。廃ガス11は反応管13に入る前に蒸発管14を最初に通過する。現在ま での実験では、蒸発管14は長さ12インチx内径1/2インチのインコネル‐ 600製の管であった。反応管と蒸発管は、それぞれセラミック繊維のヒーター 15と16によって加熱された。ヒーターの中に挿入された熱電対によって温度 を監視し、制御した。ガスの流れは、両方とも石鹸膜の目盛り検定器によって検 定した二つの流量計を用いて監視した。 反応が終わった後、ガスは薄い濃度のKOHのような薄い塩基の溶液17の中 で、次いでNa223の溶液18の中で洗浄する。生成物のガスを回収し、乾 燥機19の中で乾燥し、ガスクロマトグラフィーによって分析する。 別の実験装置が図2に示される。クロロカーボン21(CCl4とCHCl3等 )とO222が反応管23に添加される。現在までの実験では、反応管23は長 さ48インチx内径1/2インチのインコネル600製の管であった。二つのガ スは反応管に入る前に最初に蒸発器24を通過する。現在までの実験では、蒸発 管24は長さ12インチx内径1/2インチのインコネル600製の管であった 。反応管と蒸発管は、それぞれセラミック繊維のヒーター25と26によって加 熱された。ヒーターの中に挿入された熱電対によって温度を監視し、コントロー ルした。ガスの流れは両方とも石鹸膜の厚さ検定器で検定した二つの流量計で監 視した。 反応が終わった後、生成物のガスは薄い濃度のKOHのような薄い塩基の溶液 27の中で、次いでNa223の溶液28の中で洗浄する。生成物のガスを回 収し、乾燥機29の中で乾燥し、ガスクロマトグラフィーによって分析する。 全ての実験で、二つのガスクロマトグラフィー分析装置を使用する。一つのガ スクロマトグラフィー装置は入力ガスをO2、CO2および分解副生物から分離す るのに使用する。別のガスクロマトグラフィー装置は、O2、CO2、分解副生物 の含有量を示すのに使用する。ガスクロマトグラフィーは下記の条件下で操作し た。ガスクロマトグラフ#1: カラム:Carbopack Bの上の3%SP-1500,外径5mm x 長さ3.1m,ガラス 検出器温度:150℃ 検出器の型式:TCD @ 100mA インジェクター温度:100℃ He: 25mL/分 プログラム:30℃/4分 / 15℃/分 / 110℃/3分ガスクロマトグラフ#2: カラム: Carbosieve G, 外径5mm x 長さ3.1m,ガラス 検出器温度: 180℃ 検出器の型式: TCD @ 100mA インジェクター温度: 180℃ He: 40mL/分 プログラム: 30℃/3分 / 10℃/分 / 120℃/8分 反応接触時間(θ)は次のように計算する: θ=反応器の容積(155mL)/O2とハロカーボンガスの全流量実施例1 CF3Brの分解: 此の実施例は図1に示す装置を用いて行った。実験は所望の流量と温度で1時 間、O2とCF3Br(Halon 1301)を化合することによって行った。次に出 口のガスをサンプリングしてガスクロマトグラフィーによって分析した。結果を 表1に要約する。 CF3Brは600℃で完全に分解されてハロカーボンは残留しないことが表 から読み取れる。反応はO2:CF3Brのモル比が2:1の時に30秒の接触時間 で効果的に行われる。 モル比の効果は実験番号6〜9を比較することによって見ることができる。此 の実施例では、1.5:1のモル比はCF3Brを完全に分解するには効果的では なかったが、2:1のモル比は完全な分解を与えた。 接触時間の効果は実験番号1〜4を比較することによって見ることができる。 此の実施例では、20秒間という接触時間はCF3Brを完全に分解するには有 効ではなかったが、一方で30秒間の接触時間は完全な分解を与えた。 温度の効果は実験番号3と6、実験番号7と11を、そして実験番号9と10 を比較することによって見ることができる。予期される如く、温度が高いほど分 解も良い。実施例2 CF3Clの分解: 此の実験は図1に示す装置を用いて行った。CF3ClとO2を所望の流量と温 度で1時間化合させた。次に出口のガスをサンプリングし、ガスクロマトグラフ ィーで分析した。結果を表2に要約する。 CF3Clは2:1のモル比(O2:CF3Cl)でO2と混合し、600℃で30 秒間加熱することによって完全に分解されるのが分かる。1.5:1のモル比では 分解は不完全であった。反応(接触)時間が20秒間だけのときは分解は不完全 であった。実施例3 CHF3の分解: 此の実験は図1に示す装置を用いて行った。CHF3とO2を所望の流量と温度 で1時間化合させた。次に出口のガスをサンプリングし、ガスクロマトグラフィ ーで分析した。結果を表3に要約する。 CHF3は2:1のモル比(O2:CHF3)でO2と混合し、600℃で30秒間加 熱することによって完全に分解される。モル比が1.5:1の時は分解は不完全で あり、CHF3が排ガスの中に残った。1:2モル比では、分解は不完全であり、 CHF3とCF4の両方が排ガスの中に残った。 実施例4 CF4の分解: 此の実験は図1に示す装置を用いて行った。CF4とO2を所望の流量と温度で 1時間化合させた。次に出口のガスをサンプリングし、ガスクロマトグラフィー で分析した。結果を表4に要約する。 CF4は2:1のモル比(O2:CF4)でO2と混合し、600℃で30秒間加熱す ることによって完全に分解されることが分かる。更に、モル比が1.5:1の時で も分解は依然として完結に向かって進行し、排気ガスの中にはハロカーボンは残 留しなかった。1:1のモル比では、分解は不完全であり、排気ガスの中にCF4 が残った。実施例5 CF2BrClの分解: 此の実験は図1に示す装置を用いて行った。CF2BrClとO2を所望の流量 と温度で1時間化合させた。次に出口のガスをサンプリングし、ガスクロマトグ ラフィーで分析した。結果を表5に要約する。 CF2BrClは2:1のモル比(O2:CF2BrCl)でO2と混合し、600 ℃の温度で30秒間加熱することによって完全に分解されることが見られる。更 に、モル比が1.5:1の時でも依然として分解は完結に向かって進行し、排気ガ スの中にハロカーボンは残留しなかった。1.2:1のモル比では分解は不完全で あり、排気ガスの中にCF2BrClが残った。 実施例6 CHF2Brの分解: 此の実験は図1に示す装置を用いて行った。CHF2BrとO2を所望の流量と 温度で1時間化合させた。次に出口のガスをサンプリングし、ガスクロマトグラ フィーで分析した。結果を表6に要約する。 此の場合も又、CHF2Brは2:1のモル比(O2:CHF2Br)でO2と混合 し、600℃で30秒間加熱することによって完全に分解される。同じく又、C F4とCF2BrClの場合と同じように、1.5:1のモル比でも依然として分解 は完結に向かって進行する。1:1のモル比では分解は不完全であり、CHF2B rが排気ガスの中に残った。実施例7 トリフルオロプロパンの分解: 此の実験は図1に示す装置を用いて行った。例外として、トリフルオロプロパ ン(TFP)は引火性のガスであるので100% O2の代わりに空気を用いて試 験した。TFPと空気中のO2を所望の流量と温度で1時間化合させた。次に出 口のガスをサンプリングし、ガスクロマトグラフィーで分析した。結果を表7に 要約する。 TFPはモル比4:1(空気:トリフルオロプロパン)で空気中のO2と混合し 、600℃で10秒間加熱することによって完全に分解する。O2のキャリヤー として空気の希釈効果があるので高いモル比が必要である。実施例8 CCl4の分解: 此の実験は図2に示す装置を用いて行った。CCl4とO2を所望の流量と温度 で1時間化合させた。次に出口のガスをサンプリングし、ガスクロマトグラフィ ーで分析した。結果を表8に要約する。 CCl4は2:1のモル比(O2:CCl4)でO2と混合し、600℃で30秒 間加熱しても完全には分解されなかった。事実、完全な分解を得るためには約7 :1のモル比が必要であった。更には、約60秒間の接触時間が用いられた。実施例9 CHCl3の分解: 此の実験は図2に示す装置を用いて行った。CHCl3とO2を所望の流量と約 600℃の温度で1時間化合させた。次に出口のガスをサンプリングし、ガスク ロマトグラフィーで分析した。結果を表9に要約する。 CHCl3は2:1のモル比(O2:CHCl3)でO2と混合し、600℃で30 秒間加熱することによって完全には分解されなかった。ここでも又、完全な分解 を得るためには約4.5:1のモル比と約60秒間の接触時間が必要であった。実施例10 空気によるCCl4の分解: 此の実験は図2に示す装置を用いて行った。CCl4とO2を所望の流量と温度 で1時間化合させた。次に出口のガスをサンプリングし、ガスクロマトグラフィ ーで分析した。結果を表10に要約する。 CCl4は12:1のモル比(空気:CCl4)で空気中のO2と混合し、600 ℃で30秒加熱しても完全には分解されなかった。しかしながら、約12.5:1 のモル比と45秒間の接触時間では、完全な分解が得られた。 実施例11 他の低級のハロカーボン、例えば、1個から6個の炭素原子を持ち、更に塩素 、臭素、弗素、沃素、及びその組み合わせ等のハロゲンの組み合わせを持つハロ カーボンを用いて前述の実施例を繰り返しても同じような結果を生ずる。有利に は、各種のハロカーボンは充分量の酸素と混合して500〜700℃の充分に高 い温度で、ハロカーボンの完全な熱分解に必要な適当な決定され得る時間維持す るときは排気ガスから除去される。従来の技術は、適当量の酸素と適当な反応時 間を用いることによって、そのような比較的低い温度でガス状のハロカーボンの そのような完全分解を達成できることを認識するのに失敗した。 本発明の方法が分解プロセスに用いられるO2の回収を可能にすることは評価 されねばならない。分解されるハロカーボンの種類に依存してO2の回収率は実 に100%にも達する。本発明の方法による典型的な分解に対するO2の回収率 は表11に示される。 以上、発明を前述の説明の中で詳細に例示し、記述して来たが、それらの説明 は単に発明を具体的に例示するものであり、本質的に発明を限定するものではな いと考えるべきであり、単に好ましい具体例のみを示したこと、そして本発明の 精神の範囲内にある凡ゆる変化と修飾も特許法によって保護されることを願うも のであることを理解すべきである。
【手続補正書】特許法第184条の7第1項 【提出日】1994年1月27日 【補正内容】 (請求の範囲第1項を補正、その他の請求の範囲はそのまま維持) 請求の範囲 1.(a)空気と一種又は一種以上の気体状のハロカーボンを含むガスとの混 合物を準備し、該混合物は、混合物を500℃と700℃の間の温度に維持する 時は混合物中のハロカーボンの全てを熱分解するのに効果的な量の酸素を含み; (b)ガスと酸素を500℃と700℃の間の温度に加熱し;そして (c)ガスと酸素の混合物を、ハロカーボンを除去するに足る時間に亙り 500℃から700℃の温度に維持する: 以上の要素から本質的に構成されるハロカーボン化合物を含むガスから気体状の ハロカーボンを除去する方法。 2.酸素とハロカーボンを含むガスの混合物はガスと酸素の混合物を約600 ℃の温度に保つ時はガスから全てのハロカーボンを除去するのに効果的な量の酸 素を含み、そして此の場合に該加熱と該維持の各が約600℃の温度で行われる 請求の範囲第1項記載の方法。 3.酸素とハロカーボンのモル比が約1.5:1と約10:1の間にある請求の 範囲第1項記載の方法。 4.該維持が約5秒と約90秒の間の時間に亙って行われる請求の範囲第1項 記載の方法。 5.該ガスが本質的にフルオロカーボンから成る請求の範囲第1項記載の方法 。 6.酸素とハロカーボンのモル比が少なくとも約2:1である請求の範囲第5 項記載の方法。 【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1994年9月8日 【補正内容】 (請求の範囲第1、3、4、6、7及び9項を補正、その他の請求の範囲はその まま維持) 請求の範囲 1.(a)空気と一種又は一種以上の気体状のハロカーボンを含むガスとから 本質的に構成される混合物を準備し、該混合物は、混合物を500℃と700℃ の間の温度に維持する時は混合物中のハロカーボンの全てを熱分解するのに効果 的な量の酸素を含み; (b)ガスと酸素を500℃と700℃の間の温度に加熱し;そして (c)ガスと酸素の混合物を、ハロカーボンを除去するに足る時間に亙り 500℃から700℃の温度に維持する: 以上の要素から成るハロカーボン化合物を含むガスから気体状のハロカーボンを 除去する方法。 2.酸素とハロカーボンを含むガスの混合物はガスと酸素の混合物を約600 ℃の温度に保つ時はガスから全てのハロカーボンを除去するのに効果的な量の酸 素を含み、そして此の場合に該加熱と該維持の各が約600℃の温度で行われる 請求の範囲第1項記載の方法。 3.酸素とハロカーボンのモル比が1.5:1と10:1の間にある請求の範囲 第1項記載の方法。 4.該維持が5秒と90秒の間の時間に亙って行われる請求の範囲第1項記載 の方法。 5.該ガスが本質的にフルオロカーボンから成る請求の範囲第1項記載の方法 。 6.酸素とハロカーボンのモル比が少なくとも2:1である請求の範囲第5項 記載の方法。 7.該維持が少なくとも30秒の時間に亙って行われる請求の範囲第6項記載 の方法。 8.該ガスが本質的にクロロカーボンから成る請求の範囲第1項記載の方法。 9.酸素とハロカーボンのモル比が少なくとも7:1である請求の範囲第8項 記載の方法。 10.該維持が少なくとも60秒の時間行われる請求の範囲第9項記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 キアン,ジョン・シー アメリカ合衆国アーカンソー州71730,エ ル・ドラド,ウエスト・メイン 427,ア パートメント 6

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.(a)空気と一種又は一種以上の気体状のハロカーボンを含むガスとの混 合物を準備し、該混合物は、混合物を約500℃と約700℃の間の温度に維持 する時は混合物中のハロカーボンの全てを熱分解するのに効果的な量の酸素を含 み; (b)ガスと酸素を約500℃と約700℃の間の温度に加熱し;そして (c)ガスと酸素の混合物を、ハロカーボンを除去するに足る時間に亙り 約500℃から約700℃の温度に維持する: 以上の要素から成るハロカーボン化合物を含むガスから気体状のハロカーボンを 除去する方法。 2.酸素とハロカーボンを含むガスの混合物はガスと酸素の混合物を約600 ℃の温度に保つ時はガスから全てのハロカーボンを除去するのに効果的な量の酸 素を含み、そして此の場合に該加熱と該維持の各が約600℃の温度で行われる 請求の範囲第1項記載の方法。 3.酸素とハロカーボンのモル比が約1.5:1と約10:1の間にある請求の 範囲第1項記載の方法。 4.該維持が約5秒と約90秒の間の時間に亙って行われる請求の範囲第1項 記載の方法。 5.該ガスが本質的にフルオロカーボンから成る請求の範囲第1項記載の方法 。 6.酸素とハロカーボンのモル比が少なくとも約2:1である請求の範囲第5 項記載の方法。 7.該維持が少なくとも約30秒の時間に亙って行われる請求の範囲第6項記 載の方法。 8.該ガスが本質的にクロロカーボンから成る請求の範囲第1項記載の方法。 9.酸素とハロカーボンのモル比が少なくとも約7:1である請求の範囲第8 項記載の方法。 10.該維持が少なくとも約60秒の時間行われる請求の範囲第9項記載の方 法。
JP6507500A 1992-09-09 1993-09-07 気体状のハロカーボンの分解方法 Pending JPH08501248A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US94300492A 1992-09-09 1992-09-09
US07/943,004 1992-09-09
PCT/US1993/008392 WO1994005399A1 (en) 1992-09-09 1993-09-07 Method of decomposing gaseous halocarbons

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08501248A true JPH08501248A (ja) 1996-02-13

Family

ID=25478949

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6507500A Pending JPH08501248A (ja) 1992-09-09 1993-09-07 気体状のハロカーボンの分解方法

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP0659102A4 (ja)
JP (1) JPH08501248A (ja)
CA (1) CA2143956A1 (ja)
WO (1) WO1994005399A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3593875B2 (ja) * 1997-03-24 2004-11-24 昭和電工株式会社 パーフルオロ化合物の接触分解方法
US6162957A (en) * 1997-03-24 2000-12-19 Showa Denko K.K. Catalytic decomposition of perfluoro-compound
JPH11218318A (ja) * 1998-02-03 1999-08-10 Air Liquide Japan Ltd 排ガス処理設備
CN107569985B (zh) * 2017-09-27 2020-09-01 徐州工程学院 一种反应裂解器

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3845191A (en) * 1972-06-02 1974-10-29 Du Pont Method of removing halocarbons from gases
GB1350727A (en) * 1972-06-12 1974-04-24 Shell Int Research Process and apparatus for the disposal of halogenated organic material
JPH0326384A (ja) * 1989-06-21 1991-02-04 Central Glass Co Ltd 含フッ素有機化合物の処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP0659102A4 (en) 1995-08-16
CA2143956A1 (en) 1994-03-17
EP0659102A1 (en) 1995-06-28
WO1994005399A1 (en) 1994-03-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5817284A (en) Method for decomposing halide-containing gas
Dickson et al. Quantitative comparison of de novo and precursor formation of polychlorinated dibenzo-p-dioxins under simulated municipal solid waste incinerator postcombustion conditions
KR101349635B1 (ko) HFCF 225ca/cb 혼합물을 HFC 245cb 및HFC 1234yf로 직접 변환하는 방법
EP0854838B1 (en) Hydrogen fluoride recovery process
US8212092B2 (en) Process for the reduction of acidic contaminates in fluorinated hydrocarbons
Narengerile et al. Decomposition mechanism of fluorinated compounds in water plasmas generated under atmospheric pressure
EP0760356A3 (en) Process for the manufacture of pentafluoroethane
JP3361814B2 (ja) フルオロカーボン/フッ化水素共沸混合物からの硫酸によるフッ化水素の分離
JPH08501248A (ja) 気体状のハロカーボンの分解方法
KR930701372A (ko) 할로올레핀의 불화 방법
KR970701576A (ko) 오존 고갈 물질을 파괴하는 방법(methods for destroying ozone depleting substances)
Chou et al. Stratospheric photodissociation of several saturated perhalo chlorofluorocarbon compounds in current technological use (fluorocarbons-13,-113, 114, and-115)
JP3989540B2 (ja) ハロゲン化炭素の炭化法
JP2976041B2 (ja) 有機ハロゲン化物の除去方法
JPH02282338A (ja) 2,2―ジクロロ―1,1,1―トリフルオロエタンの精製方法
TW209211B (ja)
US7186869B2 (en) Purification of saturated halocarbons
JPH06128180A (ja) 1,1,2−トリフルオロ−1,2−ジクロロエタンの1,1,1−トリフルオロ−2,2−ジクロロエタンへの異性化方法
KR890003833B1 (ko) 부산물 테트라니트로메탄의 분해방법
JPH0648703A (ja) ハロンまたはハロン−含有フルオロカーボンまたはクロロフルオロカーボンの処理方法
Jemi-Alade et al. Measurements of the UV absorption cross sections of CF3CCl2O2, CF3CHFO2, CFCl2CH2O2 and CF2ClCH2O2 in the gas phase
JPH08507283A (ja) 弗化水素の回収方法
CN101322872A (zh) 一种氟利昂燃烧水解过程中提高氟利昂分解速率的方法
JP3216868B2 (ja) ハロゲン化物ガスの分解方法
CN108815996A (zh) 一种含氢氟烃废气处理系统及其使用方法