JPH08500436A - 超伝導磁気共鳴プローブコイル - Google Patents
超伝導磁気共鳴プローブコイルInfo
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Abstract
(57)【要約】
磁気共鳴プローブコイル(20)が、超伝導フィルム(24)を数回ターンしたもので構成されるらせんインダクタ(22)で作られる。インダクタ全体にわたって互い違いの容量性要素(26)が分布する。超伝導フィルム(24)のターンは、文字通りらせんとするか、または、それらを、それらの周上の短い部分にわたってスリットを形成されかつ機能的らせんを実現するために接合される基本的に放射状のセグメントに接続された同心円とすることができる。
Description
【発明の詳細な説明】
超伝導磁気共鳴プローブコイル
発明の分野
この発明は、磁気共鳴を検出するために用いられる超伝導磁気共鳴プローブコ
イルに関する。特に、医療または他の用途のための磁気共鳴イメージングシステ
ムにおける検出器として用いるのに好適な超伝導コイルのデザインに関する。
発明の背景
用途によっては、1−1000MHzの周波数範囲において共鳴するためにキ
ャパシタンスの付加によって同調させられる磁気ループセンサを有することが望
ましい。極めて弱い磁場を検出するためには、そのようなセンサは生じる雑音が
極めて低いレベルのものでなければならず、結果として、極めて低いレベルの抵
抗およびしたがって低損失のものでなければならない。損失の最も低いセンサは
、超伝導体材料で作られる。最近まで、超伝導体材料は、すべて、超伝導体とし
て動作するためには30K以下まで冷却しなければならなかった。この必要が、
これらの材料に依存するシステムのコストおよび複雑さを著しく増大させていた
。ここで説明されるセンサデザインは、高温超伝導体、すなわち、超伝導遷移温
度(臨界温度またはTc)が30Kよりも高い超伝導材料に適
するものである。cuprates酸化物超伝導体およびperovskite
sとしても知られるこの後者の種類の材料は、バルク形状よりも薄膜として用い
るのに適している。この物理化学的相違から、これらの材料を超伝導の用途にお
いて有用とするためには、新たな装置および回路デザインを必要としている。こ
のデザインは、薄膜形状で入手可能なニオブ等の従来の超伝導体を用いて作成す
ることもできる。
磁気共鳴イメージング(MRI)の用途によっては、約5MHzの共鳴周波数
と、104そして高いときには106もの共鳴クォリティーファクタ(Q)をコイ
ルが有するような充分に低い抵抗とが望ましい。これらの高い値のQによって示
唆される低い抵抗は、コイルの内部的に生成された熱雑音が、撮像されている組
織または物体、またはコイルに結合する前置増幅器等のイメージングシステム内
の他の雑音源によって生成される雑音よりも小さくなることを確保するものであ
る。このような高Qを達成するためには、LC共振器の等価直列抵抗が100μ
Ωから1mΩよりも小さいことが必要である。このような低い抵抗は、コイルお
よびキャパシタの両方において超伝導薄膜のメタライゼーションを用いることに
よって達成される。このアプローチの主要な効果は、センサを単一の超伝導フィ
ルムによって作成することができ、結果として、それをより容易かつ再現可能に
製造することができることにある。
この発明のいくつかの実施例をここにおいて開示する。この発明のある実施例
は、(キャパシタンスCを有する)内部分布する互い違い櫛歯状のインタディジ
タルキャパシタを備えた(インダクタンスLを有する)複数ターンらせんコイル
で構成される。この装置は自己共鳴モードで動作する。このデザインの1変化例
においては、インダクタコイルの内側端とその外側端とは接続されていない。こ
のような構成は、クロスオーバーのない、すなわち介在する誘電体層のない単一
層の超伝導体において作成することが可能である。
別のデザインは、櫛歯を交互に絡ませた形状のキャパシタの単一ターンを用い
、インダクタらせんの内側端とその外側端との間でクロスオーバー接続を有して
いる。この実施例は、(キャパシタンスCを有する)周囲のインタディジタルキ
ャパシタに接続する複数ターンらせんコイルで構成される。これは、約5MHz
の共鳴周波数を用い、1μH程度のインダクタンスおよび1mΩ以下の等価直列
抵抗を有する磁気共鳴イメージング(MRI)の一定の用途において有用である
。対応する共鳴Q(Qs)は、1014−1016である。このような低損失は、コ
イルおよびキャパシタの両方において、超伝導薄膜メタライゼーションを用いる
ことによって達成される。(らせんコイルの内側端に接続し、かつコイルのもう
1つのターンと交差してキャパシタの1端子に達する)クロスオーバーも、超伝
導でなければならず、このことは、
絶縁薄膜の介在層を備えた超伝導体の2枚の薄膜を用いることによって達成され
る。このデザインは、単一層の変化例よりもより高い実効キャパシタンスを有し
、より低い共鳴周波数を結果として生じる。それが回路全体を通してインタディ
ジタルキャパシタを必要としないことから、それを単一層変化例よりも高いイン
ダクタンスを備えて作ることもでき、クロスオーバーを犠牲にしてそれをより低
い周波数で動作させることを可能にする。
本発明の別の実施例は、互いに近接しかつそれらの相互インダクタンスがそれ
らの自己インダクタンスを強めるような電流の向きを備えて配置され、共鳴回路
を形成するためにそれらの内側および外側極端において2個の環状キャパシタに
よって結合される、2個の複数ターンらせんコイルを用いる。そして、動作周波
数を低下させるために、この構造のキャパシタンスを増大する。これらの実施例
においての、主要な効果は、環状キャパシタの誘電体が好適な材料であればどの
ような層でも良く、共鳴周波数を低下させるために任意の薄さにすることができ
ることにある。
従来技術の説明
1−1000MHzの周波数範囲の場の検出のための従来の共鳴磁気センサは
、超伝導ではない銅等の通常の金属を用いて作られていた。銅の抵抗率のため、
これらのセンサは、大きな数のmΩを超える抵抗および大きく
ても数千のQに限定されたいた。これは、例えば極めて強力な磁場(約1テスラ
以上)を備えたMRI装置等のほとんどのアプリケーションにおいては充分なも
のであるが、信号レベルの低いアプリケーションにおいてはそうではない。通常
の金属で作られた薄膜型のセンサはさらに低いQを有し、薄膜技術の利用を妨げ
ていた。
この発明は、共鳴センサのQを飛躍的に向上させる為に超伝導材料を用いてい
る点において異なっている。高温度種の高品質超伝導体は、むしろ(バルクまた
は電線としてではなく)薄膜形状で最も容易に入手可能である。このことは、バ
ルクの通常金属のものに用いられるものとは異なるインダクタおよびキャパシタ
の物体的デザインを必要とする。図1に示した実施例においては、(磁気信号を
実際に受信する)インダクタが、2,3回から数回のターンのらせんでなってお
り、キャパシタはインダクタ全体に分布する互い違いにされた櫛歯状のものでな
っている。このらせんは、真のらせん、らせん状に接続された同心円またはらせ
ん状に接続された線分でなすことができる。超伝導メタライゼーションの利用は
、インダクタおよびキャパシタの両方の低損失(およびしたがって高Q)性を達
成するために重要である。数十ミクロンの寸法に回路をパターン化するために写
真平板技術が用いられ、それによって共鳴周波数を正確に制御している。このよ
うな技術の利用は、従来のバルク技術でも、これら新しい高温度超伝導体材料に
適用可能な従来技術
のバルク技術でも可能ではない。
図1の実施例は単一層の超伝導材料から作られた超伝導コイルを示しているが
、2層の超伝導材料から形成されたコイル構造を用いることも効果的となり得る
。これらの2層が誘電体層によって分離されている場合、装置の共鳴キャパシタ
は、その層の両側において超伝導電極を形成することによって誘電体層を介して
形成される。ここでは、キャパシタのためのデザイン基準がより従来的な形状の
ために幾分緩やかとなる一方で、超伝導材料の効果が保たれる。用途によっては
、キャパシタのデザインフレキシビリティーをより享受するために、2つの超伝
導層を作成することが効果的である。
発明の課題および効果
したがって、この発明の課題は、医療の用途においてあるいは非破壊評価(N
DE)等の他の非接触用途において、小さな磁場の検出器として用いられる極め
て高いQの磁気共鳴プローブコイルを得るために高温超伝導体を利用することに
ある。超伝導体の利用は、低損失(高Q)動作の効果をもたらすばかりでなく、
磁気共鳴イメージングに最も有用な1−1000MHzの比較的低い周波数範囲
において高いQを提供する。超伝導体の高い臨界温度が、低臨界温度材料で作ら
れた以前の磁気共鳴検出器システムよりもずっと緩やかな冷却条件での動作を可
能にしている。以前のシステムは、本発明の高Qを
達成することができなかったから、同様の感度のためには極めて高い磁場が必要
であった。このことは、必然的に30K以下にまで冷却された超伝導磁石の利用
を必要とした。そのような極端な冷却条件は、冷却サブシステムがときとして検
出サブシステム自体よりも大きい大規模かつ扱いにくいシステムを結果として生
じた。本発明のより高い動作温度は、単に冷凍機を収容するための過大な場所の
必要を減じている。
この発明の別の目的は、製造が容易な磁気共鳴プローブコイルを提供すること
にある。互い違いのデザインの、1実施例を、超伝導材料の単一層において実施
することができる。これは、2個以上の超伝導構成要素が電気的接触なしに互い
の上を通過することを必要とせず、したがって、これは、中間絶縁層を用いるこ
とを必要としない。このクロスオーバーをなくしたことによって、必要とされる
成膜ステップの回数を1回に削減しており、プロセスの製造収量を大幅に増加し
ている。製造の容易さのためのこのデザインは、磁気共鳴プローブコイルに対し
て提案されることは以前には全くなかった。
2重フィルムデザインの第2の好ましい実施例も、超伝導クロスオーバー、す
なわち、2個以上の超伝導構成要素が電気的接触をすることなしに互いの上を通
過する領域をなくしている。このデザインにおいては、超伝導材料の2つの別個
の単層が成膜され、やはり製造の容易さから利益を受けている。そして、これら
の層は、材料
の超伝導層との適合性またはそのプロセスステップに対する条件がないことから
、これの用途に最適な誘電特性に対して選択することのできる中間誘電体の両側
に配置される。さらに、共鳴キャパシタが中間誘電体層を通して形成されること
から、超伝導層がその上に成膜される基板は、それらが結晶成長および以降のプ
ロセスにおける機械的支持体としてのみ用いられるから、最適な誘電特性を有す
る必要がない。
そして、クロスオーバーを備えた単一層デザインが開示される。この実施例は
より大きなインダクタンスを有し、より低い周波数で動作することを可能にして
いる。クロスオーバーはプロセスの複雑さを増すが、全体としてのデザインは簡
単なままであり、用途によっては、低周波数動作が重要である。
本発明のさらなる課題は、受け入れることのできる低損失を維持しながら、動
作の周波数のより広い範囲を提供することにある。やはり超伝導材料で作られる
整合ネットワークを付加することで、わずか13dBの損失を加える一方、プロ
ーブコイルのQの逆数の100倍までの周波数範囲にわたって動作を可能にする
。このフレキシビリティーをもたらすものは、超伝導コイルおよびネットワーク
における固有の極めて小さな損失である。
発明の概要
そして、簡単にいって、この願書は、1−1000M
Hzの範囲における磁気共鳴を検出するために有用な超伝導プローブコイルを開
示するものである。実施例の1つにおいては、コイルが高温超伝導体の単一層か
ら形成され、30Kよりも高い温度で動作する。このコイルは、互い違い櫛歯状
のらせんであり、したがって超伝導体がそれ自体と交差する必要はない。別の実
施例は、誘電体層によって離間する超伝導体の2つの別個に成膜された層を用い
ている。このコイルも、30K以上の温度で動作し、低信号MRIの医療および
他の用途において用いるのに好適な同様の高いQ性能をもたらす。さらに別の実
施例は、クロスオーバーを備えたコイルである。この場合のキャパシタも、やは
り誘導らせんの各ターンの間で互い違の櫛歯状にされているが、ここでは、互い
違いの先端は、らせんの外側2つのターンの間にのみ存在する。そして、らせん
の内側端は、クロスオーバーを介してインダクタの外側端に接続する。
また、プローブコイルを外部前置増幅器に結合する超伝導整合ネットワークを
開示する。このネットワークは、受け入れることのできる低損失の数字を維持し
ながら、100またはそれ以上のファクタで、システムのバンド幅を広げる。
図面の簡単な説明
図1は、5回ターンらせんインダクタを備えた磁気共鳴プローブコイルの概略
図である。
図2は、同心の円弧でなる2回ターンらせんインダクタを備えた磁気共鳴プロ
ーブコイル概略図である。
図3は、互い違いの櫛歯状にされたキャパシタをより明確に示す図2のプロー
ブコイルの部分の拡大図である。
図4は、繰り返し中間構成要素のいくつかを簡明のために省略して示すプロー
ブコイルの等価回路図である。
図5は、回路パラメータのいくつかを示す図4の等価回路図の詳細である。
図6は、各ターンのキャパシタンスのすべてを集中キャパシタに組み込んだプ
ローブコイルの簡単等価回路図である。
図7は、基板がLaAlO3でありかつコイルがYBa2Cu3O7-δの薄膜で
パターン化された場合の、図2のプローブコイルの周波数応答を示す。
図8は、前置増幅器に結合する広帯域整合ネットワークと共に示すプローブコ
イルの動作形状の概略図である。
図9は、図8の整合ネットワークの等価回路図である。
図10は、図9の整合ネットワークの計算されたバンド幅応答を示す。
図11は、2重フィルム磁気共鳴プローブコイルの一層を形成する超伝導材料
のパターンの概略図である。
図12は、コイルの作用部分を示す二重フィルム磁気共鳴プローブコイルの概
略的部分断面図を示す。
図13は、それぞれの基板によって支持されるコイルの作用部分を示す二重フ
ィルム磁気共鳴プローブコイル
の概略断面図である。
図14は、二重フィルム磁気共鳴プローブコイルの等価回路である。図14(
a)は、2つの超伝導層の相互インダクタンスを明確に示す等価回路である。図
14(b)は、相互インダクタンスおよび自己インダクタンスが、すべてのキャ
パシタンスと同様に集中させられたより簡単な等価回路である。
図15は、基板および超伝導フィルムが環を形成するようにパターン化された
二重フィルム磁気共鳴プローブコイルの、概略断面図である。
図16は、基板がLaAlO3であり、コイルがYBa2Cu3O7-δの薄膜で
パターン化され、かつ中間誘電体が0.012”の厚さのサファイアウェーハで
ある場合の、図2のプローブコイルの周波数応答を示す。
図17は、クロスオーバーデザインを用いた磁気共鳴プローブコイルを概略的
に表す図である。図17(a)はパターン化された超伝導層の上面図であり、図
17(b)は概略的部分断面図である。
好ましい実施例の説明
この発明の第1の実施例のプローブコイル(20)を図1に示す。共鳴センサ
の主要部分は、超伝導フィルム(24)を数回ターンさせたもので構成されるら
せんインダクタ(22)である。これらのターンは文字通りのらせんとするか、
または円周上の短い部分が切り込まれ
機能的らせんを実現するために一次放射セグメントで接続される同心円とするか
、または機能的らせんを実現するために接合された長さの短くなる複数の直線セ
グメントとすることもできる。図1に示した実施例は5回ターンのらせんであり
、図2はスリット同心円で作られた2回ターンらせんを示している。
インダクタ全体を通して配置されているのは容量性要素(26)である。これ
らの要素は、例えば、らせんの各ターンから隣接するターンに向けて交互に細い
指状電極(28)を出すことによって形成することができきる。これらの指の拡
大図を図3において示す。より従来型の共鳴プローブコイル構成では、別個のイ
ンダクタおよびキャパシタを用いることになる。この従来のデザインは、伝導体
の第2の層が、電気的接触なし第1の層の上を通過することを必要とする。この
出願においては、第2の層も、最大許容抵抗を超えないために超伝導でなければ
ならないことから、その構造は製造するのがもっと難しくなる。本発明において
は、センサコイルのインダクタンス全体にわたってキャパシタンスを配分するこ
とによって、自己共鳴モードの動作が達成される。
図4は、本発明の等価回路モデルである。らせんインダクタ(22)は、配分
されたキャパシタ(36)の要素(34)によって多数の地点(32)において
タップされている。最初の2,3の要素の拡大図を図5に示す。第1の端子(3
8)は上端にあり、voのラベルが付け
られている。各要素キャパシタ(34)の第2ターミナル(40)は、インダク
タ(30)上の別のタップ(32)に接続されている。すべての場合、任意の要
素キャパシタ(34)が接続されるタップ(32)の離隔距離は、インダクタ(
22)のターン1回分に相当する。最終ターミナル(42)は底部にある。第1
および最終端子(38,42)は、キャパシタを介して前置増幅器(44)に接
続するか、または電磁結合による以外は何にも接続しないようにすることができ
る。
この回路の性能は、合理的な数(おそらく10から数千)の要素キャパシタを
想定し、図4の等価回路に良く知られた標準回路理論を適用することによって分
析することができる。らせんにN回のターンがあり、各ターンがキャパシタンス
C(7)K個の互い違いキャパシタ(タップにつき1個)を有し、タップからタ
ップまでの自己インダクタンスLおよび相互インダクタンスMがほぼ等しいよう
にすべてのターンがほぼ同じ直径である特定の場合に対しては、以下の差分方程
式が適用される:
Nに対してはvp=vKN)は、図5に定義した通りである。MsampleおよびMco up
は、各ループ要素と検査中の試料および前置増幅器とのそれぞれの間の相互イ
ンダクタンスであり、isampleおよびicoupはこれらの要素における電流である
。なお、図4においてはK=5である。
また、この理想プレーナコイルに対しては、L = M =Ls/K2であり、た
だしLsは単ループのインダクタンスである。
式(1)および(2)を、C,MおよびLの値がタップとタップの間で異なる
場合に対して一般化することができることは明らかである。
vp=R e [Vp ejωt]およびip=Re[Ip ejωt]の正弦定常状態の
仮定をし、ただしVpおよびIPは複素数、jを√(-1)とするなら、(1)および
(2)は以下のように書き直すことができる。
あるいは、この離散的モデルを連続的なものにして、(3)および(4)にそ
れぞれ対応する以下の差分方程式(5)および(6)を求めることができる。
式(6)は、らせんの隣り合わせのターン間の急激な変化がない場合のみ有効
であり、プローブコイルの内側および外側ターンにおいては正確ではない。しか
し、これら2つの式は、(対応する差分方程式がそうであるように)、電流が、
内側および外側ターンにおけるものを除いて線の長さにそってほぼ一定であるこ
とを明らかにしている。
さらに近似値化することによって、一層のことを見抜くことができる。らせん
の単一ターン内のすべてのキャパシタンスが単一の集中キャパシタンスに集積さ
れるものと仮定すれば、これは上記分析においてK−1の場合になる。図6の集
中要素回路が結果として生じる。この回路について、Lp = M = Ls、単一タ
ーンインダクタンス、かつCp =Cなら、複素振幅についての以下の差分方程式
を生じる:
かつ、終端においては、
I1=jωC(V1 −V0)
これを(8)に適用して、式によって、
Ip=jωC(Vp− Vp-1) for 1〈p<Nを生じ、この式から、式(
7)は、
これから、らせんの長さにそって電流が一定であることおよびこのコイルが
ωres=ωs/N0.5 (10)
によって表される共鳴周波数を有することがわかり、ωs=(MC)-0.5は単一タ
ーン共鳴周波数である。
これらの原理を用いて装置が設計され、直径5cmのLaAlO3の上にYB
a2 CuO7-δ(YBCO)の薄膜として成膜した。このデザインを図2にお
いて示す。この2回ターンコイルに対しては、0.1μHの単一ターンインダク
タンスおよび0.6nFの集中単一ターンキャパシタンス(全装置キャパシタン
スの半分)が想定され、これから式(10)は約15MHzの共鳴周波数を予測
する。完全に配分されたキャパシタンス(および式5および6に類似した差分方
程式)に基づいたより正確な分析は、20MHzの共鳴周波数、およびらせんイ
ンダクタの各端においてゼロかつコイルの長さの中間点近くで単一の最大値を有
するほぼ正弦の電流分布を予測している。電流分布が単向(すなわち、任意の時
点において、インダクタの全地点における電流は同じ時計
回りかまたは半時計回りの向きを有する)ことは、コイルの外部の場に対する感
度を最大にするのに極めて重要である。基本的自己共鳴モードがこの特質を有し
ているとの認識は明白ではなく、事実、この分野の専門家による意見とは反対に
、自己共鳴モードは、非単向電流のため、この目的のためには有用ではない。
実際には、センサは、図8において概略的に示すように、磁気信号の源近くに
配置されることになる。MRIにおいては、これは、撮像すべき物体(48)に
なる。信号処理、表示、および記録システムへのセンサにおける信号の転送は、
好適な整合ネットワーク(50)によって達成することができる。例えば、イン
ダクタの外側ターンの2つの端子(52,54)にオーム接触を配置することが
できる。比較的低い値のキャパシタを介してこれらの端子に直接に電気的に接触
して、共振器が過大な負荷を受けないことおよび回路からの信号が適切な低雑音
増幅器に印加されることを確実にすることができる。あるいは、回路への結合を
、おそらく回路の低温用容器の外部にある小さな通常金属コイルに対して(図4
,6および8に示すように)誘導的に達成することができる。
上述した結合配列は、図8に示したもの以外は、1/QIの断片的結合バンド
幅を生じるものであり、ただし、QIは、撮像への応用のためには十分となり得
るプローブの負荷時のQである。さらにバンド幅が必要な場合、図9に概略的に
示したものに類似した広帯域整合ネット
ワークを用いることができる。この図において、電流源Is,コンダクタンスG
sおよびインダクタンスLsによって表されるソースが、インダクタンスMsに
よってプローブコイルLpに結合している。二部分整合ネットワーク(L2およ
びL3)が、プローブコイルおよび前置増幅器に磁気的に結合させられる。この
ネットワークは、(無関係なインピーダンス整合およびフィルタへの応用のため
に開発された技術を用いて)設計され、前置増幅器における信号エネルギーの付
加的な損失を犠牲にして、プローブバンド幅Q1の100倍またはそれ以上のバ
ンド幅を生じることができる。ソースからの雑音も抑制されるから、このことは
、前置増幅器の雑音またはプローブおよび整合ネットワークの雑音が支配的にな
らない限りは性能の低下に結び付かない。図10は、図9に示した回路の計算上
の性能を示す。この場合、信号の強さを13dBを犠牲にして、バンド幅の10
0倍の拡大が達成される。やはり超伝導であることを求められる低損失整合部L2
およびL3が必要となる。これらの整合部は、実際、構造がプローブコイルに類
似し、多分図8において示したような超伝導面の開口を介してプローブコイルに
結合することができる。
図8において概略的に示した整合ネットワーク(50)は、プローブ結合ルー
プ(56)と、2個の整合コイル(58,60)と、2個の伝導シールド(62
,64)と、出力結合コイル(66)とでなっている。伝導シー
ルド(62,64)は、相互インダクタンスを変化させることによって整合コイ
ル間の結合の程度を調節する。整合ネットワーク(50)における損失を最小に
するためには、シールドおよび整合コイルは、すべて超伝導でなければならない
。整合ネットワークは(50)は、通常(非超伝導)の出力結合コイル(66)
を介して、出力、すなわち増幅器に結合する。
このような低損失インダクタおよひLC回路の他の用途には、RF加熱装置に
用いられるようなスイッチングRF電源が含まれる。低損失の加えて、これらの
用途は、インダクタが比較的大きな電流を取り扱うことができることを必要とす
る。
極めて低損失の基板が必要であることが、単一の超伝導層だけとする必要をよ
り一層重要なことにしている。サファイア、アルミナ(Al2O3)の単結晶状の
ものが、容易に人手可能な基板材料の中では最も低い誘電損を有している。サフ
ァイアは、安価で、機械的に極めて安定し、多様な形状および大きさで入手可能
である。しかし、その熱膨張係数は、高温超伝導体のものとうまく整合しない。
そのため、サファイア基板上で成長させた超伝導フィルムは、熱サイクルを経た
場合に、機械的応力を呈する。2,3百ナノメータまでの薄膜はこの応力に耐え
得るが、フィルムの超伝導特性が損なわれる可能性は、フィルムの厚さと共に増
大する。2層以上の超伝導体が必要とされる場合、超伝導構造の厚さの合計は、
それを超えた場合にき裂や他の種類の機械的破壊によって超伝導特性が劣化する
厚さの臨界を超えることがある。
さらに、この単一層デザインの効果は、クロスオーバーが存在しないことであ
る。1つの伝導層が電気的接触なしに別のものの上を通過する構造は、エピタキ
シャル的に達成することが難しい。2つの伝導層の成膜およびパターン化に加え
て、絶縁層の成膜およびパターン化の段階が必要である。この製造プロセスは、
単一の伝導層の成膜のみを必要とするプロセスよりもずっと複雑である。
この発明の第2の実施例のデザインを図11に示す。コイル(70)は、らせ
ん型の多くの場合において、超伝導材料の一層で形成されている。上から見ると
、これは、右または左手の性質、すなわちらせんを外側にたどるにしたがって時
計回りまたは半時計回りの方向に動く性質を有している。その内側および外側端
(76,74)は、内側容量性電極(76)および外側容量性電極(74)の2
つの電極の上部電極を形成するところの、好ましくは円弧形状の比較的大きな電
極として終端している。これら2つの電極(74,76)の間にらせんインダク
タ(78)がある。
図12の横断面図において示すように、誘電体層(72)の上側には、上部コ
イル(80)が配置される。やはり超伝導材料の1層で形成される底部コイル8
82)が、誘電体(72)の底に配置される。このコイル(8
2)は、超伝導体−誘電体−超伝導体の積み重ね(88)の上から見ると、上部
コイル(80)と底部コイル(82)とが反対の手の性質を有するようにパター
ン化されている。この相対的な手の性質は、コイル(70)の動作に重要である
。また、これら2つのコイル(80,82)は、両方のフィルムの電極(74,
76)が互いに面するようにパターン化されている。(端ををなす電極(74,
76)によって形成される2個のキャパシタ(90,92)によって直列に接続
される)2個のインダクタ(78)の直列の組み合わせの合計のインダクタンス
が単一層のインダクタンスの4倍近くになることを確保するために、電極(74
,76)が互いに面することが重要である。
用途によって、超伝導フィルム(80,82)を、図12に示すように同じ誘
電体(72)の両側に成膜するか、あるいは、それらを、図13に示すように、
別個の基板(84,86)上に成膜し、次に超伝導フィルム(80,82)を誘
電体層(72)の両側に接触させて配置させることができる。フィルム(80,
82)が同じ誘電体(72)の両側に成膜される場合、誘電体(72)は、超伝
導材料のエピタキシャル成膜と両立するものに限定される。結果として生じる構
造は、各界面がすべてエピタキシャルであることから物理的に頑丈で、マイクロ
フォン効果の影響をほとんど受けない。あるいは、超伝導フィルム(80,82
)が別個の基板(84,8
6)上に成膜される場合、これらは次に誘電体層に対して配置され、機械的手段
によって位置決めされる。この構造は、基板(84,86)および誘電体(72
)の別々の最適化を可能にする。基板(84,86)は、その誘電正接に関わり
なく、超伝導材料の高品質の結晶成長との適合性について選択をすることができ
る。その一方、誘電体(72)は、必ずしも超伝導処理と適合するものではない
ポリテトラフルオロエチレン等の極めて薄い層の低損失材料とすることができる
。
この装置の等価回路を図14(a)において示す。各コイル(80,82)の
自己インダクタンスはLの値を有し、コイル(80,82)間の相互インダクタ
ンスはMの値を有する。実際には、コイル(80,82)をMがLにほぼ等しく
なるように設計、配置することができ、その場合、全回路インダクタンスLtは
、図14(b)のさらに簡単な等価回路において示すように、4L近くになる。
最適化されたデザインにおいては、図14 (b)においてCtとして示した実
効回路キャパシタンスが、C/2と等しくなるように、環状キャパシタ(90,
92)のそれぞれのキャパシタンスをCに等しくする。したがって、プローブコ
イルの共鳴周波数は、ω=(2LC)-0.5のラジアン値を有する。
図15は、図13に示した実施例の変化例を示す。基板材料は、超伝導フィル
ムを支持するための必要がなく、かつ磁界が強力であるところのウェーハの中央
部から取
り除かれている。これは、LaAlO3等の材料が、かなりの磁気損失正接を有
し、回路における損失したがって雑音の避けることのできる増大を生じることか
らなされる。また、損失および雑音をさらに低下させるために、中央の円形状領
域から誘電体層を取り除くこともできる。らせんインダクタパターンは、それら
の間隔よりもずっと幅の広い線を有するように作ることができ、らせんの各ター
ン間のフリンジング磁場を削減する。このことが、基板内の磁気エネルギーの量
をさらに削減することになる。
図16は、図13に示したプローブコイルの性能を示している。各基板(84
,86)は、直径5cmのLaA103である。超伝導材料は、高温超伝導体で
あるところのYBa2Cu3O7-δである。2つの超伝導フィルム(80,82)
を、厚さ0.012インチのサファイアウェーハの両側に接触させて配置すると
、6.52MHzの基本共鳴周波数において14,000のQが実測される。
本発明の第3の実施例を図17に示す。上面図、図17(a)は、互い違いに
されたキャパシタ(102)と、らせんインダクタ (104)と、らせんイン
ダクタ(104)の内側および外側端を電気的に接続するクロスオーバーリード
(106)とでなるクロスオーバーコイル(100)を示している。図17(b
)の部分断面図は、この構造の各層の性格を示している。基板108の上に
第1の超伝導層(110)が成膜され、そしてキャパシタ(102)およびイン
ダクタ(104)を形成するようにパターン化される。次に、誘電体層(112
)が成膜される。この層は、パターン化するか、またはウェハの全面を覆うこと
ができる。そして、第2の超伝導層(114)が成膜され、クロスオーバーリー
ド(106)を形成するためにパターン化される。
所望のQを維持するために、クロスオーバーリード(106)は、超伝導材料
で形成されなければならないが、第1の超伝導層(110)に用いたものと同じ
材料とする必要はない。第2の超伝導層(114)を誘電体層(112)の上に
形成する必要が、誘電体層(112)に用いることのできる材料に対して制限を
加えている。
これは、低誘電正接に、超伝導材料の高品質層の成膜に適合する格子パラメータ
および化学組成等の物理的特質を組み合わせたものでなければならない。第2超
伝導層(114)がYBa2Cu3O7-δ等の高Tc超伝導体である場合には、C
eO2が良い選択である。超伝導層でウェーハ全体を覆うことはプローブコイル
の動作の妨げとなることから、第2超伝導層(114)は、誘導らせん(104
)の内側および外側端の間に線を形成するためにパターン化されなければならな
い。
共鳴センサの主要部分は、超伝導フィルム(110)を数回ターンさせたもの
でなるらせんインダクタ(104)である。当業者に知られるところの設計技術
を用い
て、インダクタ(104)を、信号源に対する必要な実効面積を表すように設計
することができ、かつそのインダクタンスLを決定することができきる。所望の
角周波数ω=1/sqrt(LC)における共鳴を達成するために、適切なキャ
パシタンスCを備えた互い違いキャパシタ(102)を、インダクタ(104)
の外周の周りで環状パターンに形成する。この環の幅および互い違いの指間の幅
および間隔は、当業者に知られりるところの設計技術によって決定される。この
好ましい実施例においては、キャパシタ(102)は、インダクタ104と同じ
超伝導フィルムを用いて形成される。インダクタ(104)とキャパシタ(10
2)とは、インダクタ(104)の外側ターンをキャパシタ(102)の内側端
子に接続すること、および第2超伝導層(114)から形成されたクロスオーバ
ー(106)を用いてインダクタ(104)の内側ターンをキャパシタ(102
)の外側電極に接続することによって、並列に接続されている。
この好ましい実施例においては、キャパシタ(102)は完全な環ではなく、
むしろスリット環であり、インダクタ(104)の外側端子は、図示するように
、キャパシタ(102)の内側端子における電流の方向(時計回りまたは半時計
回り)がインダクタ(104)における電流の向きと同じとなるように、キャパ
シタ(102)の内側環状端子の1側端に接続されている。同様に、イ
ンダクタ(104)の内側端子は、キャパシタ(102)の外側端子における電
流がインダクタ(104)におけるそれと同じ向きを有するように、キャパシタ
(102)の外側環状端子の1側端に接続する。このようにして、外部の磁場に
対する装置の実効面積および感度が最大にされ、キャパシタにおけるより大きな
幾何学的形状で低共鳴周波数が達成される。
クロスオーバー(106)は、キャパシタ(102)およびインダクタ(10
4)を形成する超伝導フィルム(110)の成膜およびパターン化、および2つ
の超伝導体(110,114)を隔てる絶縁フィルム(112)の成膜およびパ
ターン化の後に成膜される第2の超伝導フィルム(114)から形成することが
できる。あるいは、実際には、これを、まず成膜およびパターン化し、続いて絶
縁フィルムの成膜およびパターン化、そして最後にインダクタおよびキャパシタ
を形成する第2の超伝導フィルムの成膜およびパターン化をするクロスアンダー
とすることもできる。
好ましい実施例においては、超伝導フィルムは、77K以上の温度において低
無線周波表面抵抗を有する高温超伝導体である。これらの材料には、YBaCu
O,TIBaCaCuO, BiSrCaCuOおよび関連するペロブスカイト
化合物を含む。成膜は、スパッタリング、レーザアブレーション、蒸発、または
化学蒸着とすることができる。介在する誘電体層は、LaAlO3,Sr
TiO3,MgO,CeO2または他の材料、またはこれらの材料の層の組み合わ
せとすることができる。
好ましい実施例の1つにおいては、第1の超伝導層は、レーザアブレーション
によって成膜され、典型的な長さが1から3cmの単一線であるところのクロス
アンダーを形成するためにパターン化される。この層に対してレーザアブレーシ
ョンが選択される理由は、それが、これらの小さな領域にわたって(次の層をそ
の上に成膜することのできる)滑らかなフィルムを作ることができるからである
。また、絶縁フィルムも、レーザアブレーションによって成膜され、パターン化
される。第2の超伝導フィルムは、スパッタリングによって成膜され、これは、
この技術が、必要な大きな領域(多分5から10cm)にわたって低表面抵抗フ
ィルムを作り出すことができることが示されたことから用いられる。
信号処理、表示、および記録システムへのセンサ内における信号の転送は、当
業者によって知られるところの手段によって達成される。並列LC回路の2つの
端子上にオーム接触を配置することができる。比較的値の低いキャパシタを介し
てこの回路に直接的電気接触をし、共振器が過大な負荷を受けないことおよび回
路からの信号が適切な低雑音増幅器に印加されることを確保することができる。
あるいは、回路との結合を、例えば回路の低温エンクロージャの外部にある小型
の通常金属コイルに対して、またはまず(低温エンクロージャ内の)超伝導
広帯域整合ネットワークにそして次に通常金属コイルに対して誘導的に達成する
ことができる。
作用の説明
実用に際しては、プローブコイルは、ソースと出力装置または信号処理電子機
構との間に配置される。ソースは、生物組織、航空機翼における溶接部、あるい
は交番磁界を生じ得る何か他の物体とすることができる。ソース磁場の周波数が
プローブコイルの共鳴周波数から大きくずれている場合、信号エネルギーは出力
端にほとんど転送されない。しかし、この共鳴周波数の近くでは、プローブコイ
ルには大きな電流が誘導され、出力端に結合する。プローブコイルはソースにも
出力端にも物理的に接続する必要はないから、プローブコイル(およびある場合
には整合ネットワーク)のみが冷却を必要とする。
図7は、図2に示したセンサの作用を、その基本共鳴モードにわたって示して
いる。このセンサは、LaAlO3の基板上に、約90Kの臨界温度の高温超伝
導材料であるYBa2Cu3 O7-δをエピタキシャル的に成膜することによって
作成された。次に、この超伝導体フィルムを、従来の写真平版技術で処理して、
図2に示すパターンを形成した。約77Kの液体窒素においてセンサを保持する
低温エンクロージャのすぐ外側において、1個の室温単ループコイルを合成周波
数源によって駆動した。エンクロージャーの遠隔側において、第2のコイル
を、出力機構として機能させるためにオシロスコープに接続した。第2コイルか
らの信号がスコープのy軸を駆動し、シンセサイザによって生成された周波数が
X軸を駆動する。Q(Q)は、ピーク周波数(f)を、最大出力の半分で測定し
た周波数応答(△f)の全幅によって割ったものに等しい。図7は、(式10に
よって予測された15MHzおよび式5および6によって予測された20MHz
と比較して)18.5MHzの基本周波数において、約10,000のQが達成
されたことを示している。同じ設計の第2の装置は、18.7MHzの基本共鳴
周波数において、同様のQを示した。このわずかに高い周波数は、キャパシタに
おける指が数本折れていたことによるのではないかと推測される。これらの実験
の結果は、所望の範囲内のQファクタが達成可能であることを明らかに示してい
る。サファイア等の低誘電損失の基板を用いて、さらに高い値のQが得られるこ
とが予想される。
図13の二重フィルム磁気共鳴プローブコイルは同様な態様で動作する。やは
り、プローブコイル(70)は、上述したように、信号ソースおよび前置増幅器
に結合する。しかし、ここでは、ソースへの結合は誘導性のものであることを必
要とし、前置増幅器への結合は、小さな値の直列キャパシタまたは小さな値の並
列インダクタンスを介して直接になすこともできるが、誘導性のものであること
が好ましい。さらに、プローブコイルは、上述
したように、複数の結合した共振器を用いることによって整合される広帯域のも
のとすることができる。(この文脈における広帯域とは、プローブのQによって
分割した共鳴周波数よりもバンド幅が大きいことを意味する。)
この場合、整合共振器並びにプローブは、2コイル、2重フィルム構造のもの
である。
図16は、図13に示したセンサのその基本共鳴モードにわたる性質を示して
いる。このセンサは、LaAlO。の2個の基板上に、約90Kの臨界温度の高
温超伝導材料であるところのYBa2 Cu3 O7-δをエピキシャル的に成膜す
ることによって作成された。次に、この超伝導体フィルムを、従来の写真平版技
術で処理して、図11に示すパターンを形成した。約77Kの液体窒素において
センサを保持する低温エンクロージャのすぐ外側において、1個の室温単ループ
コイルを合成周波数源によって駆動した。エンクロージャーの遠隔側において、
第2のコイルを、出力機構として機能させるためにオシロスコープに接続した。
第2コイルからの信号がスコープのy軸を駆動し、シンセサイザによって生成さ
れた周波数がx軸を駆動する。Q (Q)は、ピーク周波数(f)を、最大出力
の半分で測定した周波数応答(△f)の全幅によって割ったものに等しい。図1
6は、6.52MHzの基本周波数において、約14,000のQが達成された
ことを示している。これらの実験の結果は、所望の範囲内のQファクタが達成可
能であることを明らかに
示している。
図17のプローブコイルは、誘導性らせんの内側および外側端の接続以外は、
図2のものと同様の態様で動作する。この接続は、装置のインダクタンスを増大
し、したがってプローブコイルの動作周波数を低下させる。互い違いのキャパシ
タを用いるこの実施例においては、回路がその上に構築される誘電体基板が、充
分に小さい損失のものであることが必要である。そのような多重レべル構造をそ
の上に作成することができるLaAlO3。またはYSZが充分な低損失を有す
ることは明らかではない。サファイアはそのような低損失を有することが知られ
ているが、しかし、その小さな熱膨張係数が、多重レべル構造を作ることを難し
くしている。企図された回路を作るためには、極めて薄い(0.1ミクロン)の
クロスアンダーを用いることが必要となるか、または、別のプロセスが必要とな
るかもしれない。
結論、展開および範囲
したがって、本発明の磁気共鳴プローブコイルは、今まで利用可能であったも
のに優る性能および製造の容易さをもたらすものであることが明らかである。プ
ローブコイルとしての超伝導体の利用は、今までになかった感度を提供する。し
たがって、ずっと小さな信号も検出することができ、極端に強い磁場を用いる必
要をなくしている。このことが、今度は、MRIシステムにおける低
温冷却サブシステムの条件を緩和している。超伝導磁石の大きなバンクを冷却す
る代わりに、比較的小さなプローブコイルのみを冷却する必要がある。さらに、
高温超伝導体を利用することで、冷却の必要がなお一層緩和される。30K以下
の温度での動作に必要な高価で扱いにくい冷却機器ではなく、安価で豊富な液体
窒素を用いることができる。
この磁気共鳴プローブコイルがもたらす別の効果は、製造の容易さである。好
ましい実施例の1つにおいては、その構造は、基板上の単一の超伝導層のみを含
んでいる。多重成膜およびパターン化段階は、複雑な多層構造に付随する可能な
機械的不安定さと共に避けられる。この実施例は、ある程度低い動作周波数を可
能にする。
第2の実施例も、より一層低い周波数で動作しながら、クロスオーバー構造の
利用を避けるものである。この二重フィルムデザインは、2層のみの超伝導材料
の成膜およびパターン化を伴う。製造業者の技術的能力および経済的理由により
、この構造を、単一の誘電体の両側に超伝導フィルムを成膜することによって、
あるいは、別個の基板上において2つの超伝導層を成膜し、その後のそれらを介
在誘電体に接触させて取り付けることによって作成することができる。
第3の実施例は、誘電体フィルムによって離隔される2層の超伝導材料でなる
多層構造として形成される。成熟した多層成膜プロセスを備えた製造業者は、3
層構造
はまだかなり加工するのが簡単であるとして、これを極低周波動作を達成する最
善の方法と考えるかもしれない。
プローブの極めて高いQは、整合ネットワークを用いることによって、バンド
幅を広げることさえ可能にする。より大きなバンド幅によって損なわれるものは
一般に整合損失であるから、バンド幅は、低損失整合ネットワークおよびより重
要なことには低雑音前置増幅器によってのみ広げることができる。であるから、
本発明の磁気共鳴プローブコイルと上述した低損失整合ネットワークとのこの組
み合わせは、前置増幅器が充分に低雑音のものである限りにおいて、より狭い範
囲にわたって極端に弱い信号の検出をもたらす一方で、広い周波数範囲にわたっ
て弱い信号を検出するフレキシビリティーを可能にしている。
このような低損失インダクタおよびLC回路の他の用途には、RF加熱システ
ムにおいて用いられるようなスイッチングRF電源が含まれる。これらの用途は
、低損失に加えて、インダクタが、比較的大きな電流を取り扱うことができるこ
とを必要とする。
上の説明は特定的な詳細を多数含むものであるが、これらは、本発明を限定す
るものとしてではなく、むしろその好ましい実施例の1つの例示として解釈され
るべきものである。多数の他の変化例が可能であり、先行の説明を読み、理解す
ことによって他の者がそれらを思い浮かべるであろうことは疑いない。したがっ
て、本発明の
範囲は示した実施例によってではなく、添付の請求の範囲およびそれらと法的に
同等のものによって定められるべきものである。
【手続補正書】特許法第184条の8
【提出日】1993年12月23日
【補正内容】
請求の範囲
2.2回ターン以上のらせん形状の誘導要素と、
容量性要素とを備え、
前記誘導および容量性要素は少なくとも1つの薄層の超伝導材料から形成され
、前記容量性要素は、前記らせんの連続するターン間にのびる複数の互い違いの
櫛歯状の電極で形成されていることを特徴とする磁気共鳴プローブコイル。
3.前記超伝導材料は、30Kより高い臨界温度を有する酸化物超伝導体である
ことを特徴とする請求項2に記載のプローブコイル。
4.前記誘導要素および前記容量性要素は、平坦な基板の上に成膜された前記超
伝導材料の薄膜から形成されることを特徴とする請求項3に記載のプローブコイ
ル。
5.共鳴周波数を有することを特徴とする請求項2に記載のプローブコイル。
6.前記共鳴周波数は、1−1000MHzの範囲にあることを特徴とする請求
項5に記載のプローブコイル。
7.前記プローブコイルは、自己共鳴モードで動作する
ことを特徴とする請求項5に記載のプローブコイル。
8.前記誘導要素は、ほぼ2回ターンのらせん形状であり、したがって外側ター
ンおよび内側ターンを有し、
前記容量性要素は前記外側ターンに電気的に接続する複数の外側電極で形成さ
れ、前記外側電極は前記らせんの中心に向かって放射状内向きに延び、かつ複数
の内側電極が前記内側ターンに電気的に接続し、前記内側電極は前記らせんの中
心から遠ざかる放射状外向きに延び、前記内側電極は前記外側電極と互い違いに
なっていることを特徴とする請求項2に記載のプローブコイル。
9.前記外側電極は前記外側ターンにそって均等に分布し、
前記内側電極は前記内側ターンにそって均等に分布することを特徴とする請求
項8に記載のプローブコイル。
10.前記らせんは直径の減少し続けるらせんでなることを特徴とする請求項2
に記載のプローブコイル。
11.前記らせんは、機能上のらせんを形成するために相互接続された一連の円
弧でなることを特徴とする請求項2に記載のプローブコイル。
12.前記らせんは、機能上のらせんを形成するために
相互接続された一連の線分でなることを特徴とする請求項2に記載のプローブコ
イル。
13.前記誘導要素は複数回のターンを有するらせんの形状であり、
前記容量性要素は前記らせんの連続するターン間において延びる複数の互い違
いの櫛歯状の電極から形成されることを特徴とする請求項2に記載のプローブコ
イル。
14.複数の内側電極が前記らせんの連続するターンの各対の内側ターンから外
向きに延び、
複数の外側電極が前記らせんの連続するターンの各対の外側ターンから内向き
に延び、
前記内側電極は前記外側電極と互い違いになっていることを特徴とする請求項
13に記載のプローブコイル。
15.前記プローブコイルとの電気的接触を形成するための少なくとも1つのボ
ンディングパッドをさらに備えることを特徴とする請求項2に記載のプローブコ
イル。
16.前記プローブコイルを前置増幅器に有効に結合する手段をさらに備えるこ
とを特徴とする請求項2に記載のプローブコイル。
17.前記手段は、前記プローブコイルと前記前置増幅
器との間の容量結合でなることを特徴とする請求項16に記載のプローブコイル
。
18.前記手段は、前記プローブコイルと前記前置増幅器との間の誘導結合でな
ることを特徴とする請求項16に記載のプローブコイル。
19.前記手段は、前記プローブコイルを前記前置増幅器に結合する広帯域整合
ネットワークでなることを特徴とする請求項16に記載のプローブコイル。
20.前記プローブコイルは負荷時のQを有し、前記広帯域整合ネットワークは
、前記プローブコイルの負荷時のQの逆数よりもずっと大きな部分バンド幅にわ
たって前記前置増幅器に前記プローブコイルを結合することを特徴とする請求項
19に記載のプローブコイル。
21.2回ターン以上のらせん形状の誘導要素と、
容量性要素とを備え、
前記誘導および容量性要素は少なくとも1つの薄層の超伝導材料から形成され
、前記誘導要素は2回以上のターンを有するらせんで構成され、前記らせんは内
側端と外側端とを有し、
前記容量性要素は同心電極と複数の互い違いの櫛歯状の電極とで形成され、
前記同心電極は前記誘導要素と前記同心電極において前記らせんの外側ターン
の間に延びる前記互い違いの櫛歯状の電極とを囲み、
前記らせんの前記内側端が前記容量性要素の前記同心電極と電気的に接触する
ことを特徴とする磁気共鳴プローブコイル。
22.2回ターン以上のらせん形状の誘導要素と、
容量性要素とを備え、
前記誘導および容量性要素は少なくとも1つの薄層の超伝導材料から形成され
、前記誘導要素は第1のインダクタでありかつ前記容量性要素は第1のキャパシ
タであり、さらに、
上側と底側とを有する誘電体層を備え、
2回ターン以上のらせんの形状の第2のインダクタを備え、
前記インダクタのそれぞれが内側端と外側端とを有し、
第2のキャパシタを備え、
前記キャパシタのそれぞれが第1電極と第2電極とで構成され、
【手続補正書】特許法第184条の8
【提出日】1994年4月4日
【補正内容】
前記第1キャパシタの前記第1電極は前記第1インダクタの前記内側端と同一
の超伝導材料の薄層から形成されかつそこに接続し、前記第2キャパシタの前記
第1電極は前記第1インダクタの前記外側端と同一の超伝導材料の薄層から形成
されかつそこに接続し、
前記第1キャパシタの前記第2電極は前記第2インダクタの前記内側端と同一
の超伝導材料の薄層から形成されかつそこに接続し、前記第2キャパシタの前記
第2電極は前記第2インダクタの前記外側端と同一の超伝導材料の薄層から形成
されかつそこに接続し、
前記誘電体は前記第1および第2インダクタの間および前記第1および第2キ
ャパシタの前記第1および第2電極の間に介在することを特徴とする磁気共鳴プ
ローブコイル。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI
H01F 5/00 C 4231−5E
6/00 ZAA
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C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,CA,
CH,CZ,DE,DK,ES,FI,GB,HU,J
P,KP,KR,KZ,LK,LU,MG,MN,MW
,NL,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,
SE,SK,UA,US,VN
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.2回ターン以上のらせん形状の誘導要素と、 容量性要素と、 を備える磁気共鳴プローブコイルにおいて、 前記誘導および容量性要素は少なくとも1つの薄層の超伝導材料から形成され ることを特徴とするプローブコイル。 2.前記容量性要素は、前記らせんの連続するターン間にのびる複数の互い違い の電極で形成されることを特徴とする請求の範囲第1項に記載のプローブコイル 。 3.前記超伝導材料は、30Kより高い臨界温度を有する酸化物超伝導体である ことを特徴とする請求の範囲第2項に記載のプローブコイル。 4.前記誘導要素および前記容量性要素は、平坦な基板の上に成膜された前記超 伝導材料の薄膜から形成されることを特徴とする請求の範囲第3項に記載のプロ ーブコイル。 5.共鳴周波数を有する請求の範囲第2項に記載のプローブコイル。 6.前記共鳴周波数は、1−1000MHzの範囲にあることを特徴とする請求 の範囲第5項に記載のプローブコイル。 7.前記プローブコイルは、自己共鳴モードで動作することを特徴とする請求の 範囲第5項に記載のプローブコイル。 8.前記プローブコイルにおいて、 前記誘導要素はほぼ2回ターンのらせん形状であり、したがって外側ターンお よび内側ターンを有し、 前記容量性要素は前記外側ターンに電気的に接続する複数の外側電極で形成さ れ、前記外側電極は前記らせんの中心に向かって放射状内向きに延び、かつ複数 の内側電極が前記内側ターンに電気的に接続し、前記内側電極は前記らせんの中 心から遠ざかる放射状外向きに延び、前記内側電極は前記外側電極と互い違いに なっていることを特徴とする請求の範囲第2項に記載のプローブコイル。 9.前記外側電極は前記外側ターンにそって均等に分布し、 前記内側電極は前記内側ターンにそって均等に分布することを特徴とする請求 の範囲第8項に記載のプローブコイル。 10.前記らせんは直径の減少し続けるらせんでなることを特徴とする請求の範 囲第2項に記載のプローブコイル。 11.前記らせんは、機能上のらせんを形成するために相互接続された一連の円 弧でなることを特徴とする請求の範囲第2項に記載のプローブコイル。 12.前記らせんは、機能上のらせんを形成するために相互接続された一連の線 分でなることを特徴とする請求の範囲第2項に記載のプローブコイル。 13.請求の範囲第2項に記載のプローブコイルにおいて、 前記誘導要素は複数回のターンを有するらせんの形状であり、 前記容量性要素は前記らせんの連続するターン間において延びる複数の互い違 いの電極から形成される。 14.前記プローブコイルにおいて、 複数の内側電極が前記らせんの連続するターンの各対の内側ターンから外向き に延び、 複数の外側電極が前記らせんの連続するターンの各対の外側ターンから内向き に延び、 前記内側電極は前記外側電極と互い違いになっている、 ことを特徴とする請求の範囲第13項に記載のプローブコイル。 15.前記プローブコイルとの電気的接触を形成するための少なくとも1つのボ ンディングパッドをさらに備えることを特徴とする請求の範囲第2項に記載のプ ローブコイル。 16.前記プローブコイルを前置増幅器に有効に結合する手段をさらに備えるこ とを特徴とする請求の範囲第2項に記載のプローブコイル。 17.前記手段は、前記プローブコイルと前記前置増幅器との間の容量結合でな ることを特徴とする請求の範囲第16項に記載のプローブコイル。 18.前記手段は、前記プローブコイルと前記前置増幅器との間の誘導結合でな ることを特徴とする請求の範囲第16項に記載のプローブコイル。 19.前記手段は、前記プローブコイルを前記前置増幅器に結合する広帯域整合 ネットワークでなることを特徴とする請求の範囲第16項に記載のプローブコイ ル。 20.前記プローブコイルは負荷時のQを有し、前記広 帯域整合ネットワークは、前記プローブコイルの負荷時のQの逆数よりもずっと 大きな部分バンド幅にわたって前記前置増幅器に前記プローブコイルを結合する ことを特徴とする請求の範囲第19項に記載のプローブコイル。 21.前記プローブコイルにおいて、 前記誘導要素は2回ターン以上を有するらせんでなり、前記らせんは内側端お よび外側端を有し、 前記容量性要素は同心電極と複数の互い違い電極とから形成され、 前記同心電極は前記誘導要素と前記同心電極において前記らせんの外側ターン の間に延びる前記互い違い電極とを囲み、 かつ前記らせんの前記内側端は前記容量性要素の前記同心電極と電気的に接触 する、 ことを特徴とする請求の範囲第1項に記載のプローブコイル。 22.前記誘導要素は第1のインダクタであり、前記容量性要素は第1のキャパ シタであり、 上部側と底部側とを有する誘電体層と、 それぞれのインダクタが内側端および外側端を有するように2回ターン以上の らせんの形状をした第2のインダクタと、 それぞれのキャパシタが第1の電極および第2の電極 で構成されるように第2のキャパシタとをさらに備え、 前記第1キャパシタの前記第1電極は前記第1インダクタと同一の超伝導材料 の薄層から形成されかつその前記内側端に接続し、前記第2キャパシタの前記第 1電極は前記第1インダクタと同一の超伝導材料の薄層から形成されかつその前 記外側端に接続し、また前記第1キャパシタの前記第2電極は前記第2インダク タと同一の超伝導材料の薄層から形成されかつその前記内側端に接続し、前記第 2キャパシタの前記第2電極は前記第2インダクタと同一の超伝導材料の薄層か ら形成されかつその前記外側端に接続し、 前記誘電体は前記第1および第2インダクタの間および前記第1および第2キ ャパシタの前記第1および第2電極の間に介在する、 ことを特徴とする請求の範囲第1項に記載のプローブコイル。
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