JPH08500001U - ワイヤ マーカー ディスペンサ - Google Patents

ワイヤ マーカー ディスペンサ

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JPH08500001U JP1994600013U JP60001394U JPH08500001U JP H08500001 U JPH08500001 U JP H08500001U JP 1994600013 U JP1994600013 U JP 1994600013U JP 60001394 U JP60001394 U JP 60001394U JP H08500001 U JPH08500001 U JP H08500001U
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Abstract

(57)【要約】 一連のワイヤマーカー(10)を使用するディスペンサ(16)は、ワイヤマーカーの穴内に挿入される尖筆(42)等の先端を受けいれるスロット(38)を備えている。このスロットは、切断刃(32)に隣接する所定位置まで延在しており、この尖筆のスロット沿いの移動により、ワイヤマーカーは、切断のためにブリッジ(30)等の所定位置へ前進せしめられる。

Description

【考案の詳細な説明】 ワイヤマーカーディスペンサ 考案の技術分野 本考案は、一般的に、円筒形の対象物を識別するのに使用されるマーカーに関 し、より詳しくは、一連のワイヤマーカーの取り扱いと、ワイヤマーカーに印を 付ける作業と、上記一連のワイヤマーカーを切断して個々のワイヤマーカーを形 成する作業とを容易にするディスペンサに関する。考案の背景技術 図1は、一例として、電線に取り付けられるワイヤマーカー10を示している 。このワイヤマーカー10は、通常、隣接する各端部に穴を有する厚紙、好まし くは、プラスチック等の柔軟なブランク材料からなる。ワイヤマーカー10を曲 げることにより、電線12を上記穴内に通すことができる。ワイヤマーカー10 の弾力性により、電線12は、上記穴のエッジによって把持されることになり、 これによって、ワイヤマーカー10は、電線12の所定位置に保持される。上記 ワイヤマーカー10には、電線12を一部分とする電気回路を識別できるように 、プリントやタイプや書込みによって印14が付けられる。図1に示すワイヤマ ーカー10は、周知のものであって、本考案の部分を構成しない。本考案は、一 連のワイヤマーカー10を用いるディスペンサに関し、スプールに巻き取られて いる一連のそのようなマーカー10の取り扱いを容易にするディスペンサに関す る。考案の概要 本考案は、所定長さの材料により形成され各端部に穴を有するワイヤマーカー を、一連のワイヤマーカーから順次形成するように構成したディスペンサに関す る。このディスペンサは、中空になっている内側を構成する連結された壁部から なるハンジングと、ハウジングの内側への接近を可能にするドアと、ハウジング の内側に備えられた所定長さの一連のワイヤマーカーと、ハウジングの内側と外 側とを連絡しワイヤマーカーをハウジングの内側から外側へ案内できるように寸 法構成されたスロットと、スロットに隣接してハウジングの外側に設けられたト ラックであって、ワイヤマーカーがハウジングの内側よりスロットを通して外部 に案内された後にワイヤマーカーを案内するためのトラックと、上記一連のワイ ヤマーカーを個々のワイヤマーカーに切断するための切断手段と、個々のワイヤ マーカーが該ワイヤマーカーを切断するための所定位置に前進したことを示す触 知手段とを備える。
上記触知手段は、上記ワイヤマーカーが上記トラック内に位置せしめられたと きにワイヤマーカーの上記穴に対応するトラック内の位置に位置する案内スロッ トを備え、該案内スロットは上記切断手段から隔てられた所定位置まで延在し、 これにより、先が細くなった先細り体が上記個々のワイヤマーカーの一つが有す る上記穴の一つを通して案内スロット内に挿入され該先細り体が案内スロット沿 いに上記切断手段の方向に移動せしめられることによりワイヤマーカーが上記ト ラックに沿って上記切断手段の方向に移動せしめられた後に案内スロット内にお ける上記先細り体の移動が案内スロットの終端により停止せしめられて上記ワイ ヤマーカーがワイヤマーカーを切断するための上記所定位置に位置決めされるよ うになっている。この案内スロットは、上記ハウジングの上記壁部の一つを完全 に貫通してなるスロットであってもよいし、ハウジングの壁部に形成された凹部 であってもよい。このスロットは、ワイヤマーカートラックの方向に対して平行 に延在する。上記案内スロットがハウジングに形成された凹部である場合、スロ ットの終端部には上記案内スロットよりもさらにハウジング内方向に延在する凹 部が備えられてもよく、この構成により、上記先細り体が案内スロットの終端に 達したときに該凹部内に落下せしめられ、先細り体が案内スロットの終端に達し たことを触知させるようにすることができる。図面の簡単な説明 本考案は、添付図面に従ってより詳細に記載される。この添付図面では、類似 部分に同一の参照符号が用いられている。
図1は、ワイヤマーカーが装着された電線の部分の斜視図である。
図2は、図1に示したワイヤマーカーを形成するための本考案に係るディスぺ ンサの斜視図である。
図3は、図2に示したディスペンサの内部を示すべくドアを開けた状態におけ る該ディスペンサの斜視図である。
図4は、図3に示したディスペンサの大略4−4線横断面図である。
図5は、ワイヤマーカーの案内スロットの一部を示す横断面図である。好適な実施例の説明 上記の如く、本考案は、16で一般的に示すようなディスペンサに関し、図1 に示す如きタイプのワイヤマーカ−10を形成するためのディスペンサに関する 。このディスペンサの目的とするところは、電線12の識別用に供されるワイヤ マーカー10の該電線12への取り付けに先立って、ワイヤマーカー10の取り 扱いを容易にすることにある。
このディスペンサ16は、外面と中空内面とを有するハウジングを形成する幾 つかの壁部18を備える。このディスペンサ16には、蝶番式ドア20が備えら れており、このドア20を持ち上げることにより、ディスペンサ16の内側にア クセスできるようになっている。変形例に係るものとして、このディスペンサ1 6は、図示した蝶番式ドア20に代えて、スライド式又はスナップ・イン式ドア を備えることができる。
個々のワイヤマーカー10は、柔軟性と弾力性とを備えた所定長さの材料であ って、上記印14をタイプしたりプリントしたり書き込むことができる面又は被 膜を備えた材料、好ましくはプラスチックから形成される。各個々のワイヤマー カー10は、各端部に電線12に適合する寸法構成の穴を有する。本考案におい ては、個々のワイヤマーカー10は、末端と末端とが一続きに結合された状態で リール又はスプール22に備えられる。このディスペンサ16は、一つ又はそれ 以上のワイヤマーカー用スプール22が内部に収納されるように寸法構成されて いる。上記ドア20を持ち上げて、スプール22をディスペンサ16内の(不図 示の)取り付け台に取り付けることにより、スプール22を交換することができ る。図3は、ワイヤマーカー用スプール22を一対備えたディスペンサ16を示 している。このスプール22は、異なった直径の電線12に装着するべく異なっ た直径の穴を有しかつ異なった長さと幅を有するワイヤマーカー10を備えてい る。
上記ディスペンサ16は、ディスペンサ16の壁部18に形成されたスロット 24を備えており、これにより、ワイヤマーカー10が、ディスペンサ16の内 側から外側に延在できるようになっている。スロット24に隣接してトラック2 6が備えられており、ワイヤマーカー10がディスペンサ16の内側からスロッ ト24を通して外部に取り出されたときに該ワイヤマーカー10が案内されるよ うになっている。このトラック26は内側に向けて突出する突起28を備えてお り、これにより、ワイヤマーカー10は、トラック26が延在する方向に制限さ れるようになっている。また、スロット24の反対側に位置するトラック26の 端部にはブリッジ30が位置しており、これによって、同じく、ワイヤマーカー 26は、トラック26が延在する方向に制限される。
図4に最も良く示されるように、ブリッジ30に隣接して、ブレード32を備 えた切断装置が設けられている。このブレード32は、キ−36を押したときに レバ−34により作動せしめられるようになっている。
上記一連のワイヤマーカー10は、役に立つ個々のワイヤマーカー10を得る ことができるように、適切な位置において切断されねばならぬことが認識される べきである。役立つものとして使用することができるように、各ワイヤマーカー 10は隣接する各端部に穴を有する必要があり、その穴は損傷を受けないように する必要がある。つまり、切り目が、いずれの穴内にも至らないようにする。こ のように、ワイヤマーカー10、該ワイヤマーカー10を切断前にトラック26 に沿って正確に位置決めするのは重要なことである。
図2,5に従って説明すると、上記トラック26内には、トラック26に対し て平行に形成された長手方向の凹部として、案内スロット38が位置している。
これらの案内スロット38は、ワイヤマーカー10がトラック26内に適切に位 置せしめられたときにワイヤマーカー10の穴と一致するようにトラック26内 に形成されている。この案内スロット38は、このように、ワイヤマーカー10 の穴と一致するように設けられているため、マーキングペンや、その他の尖筆形 状体等の先の細くなった先細り体をワイヤマーカー10の上記穴内に挿入して案 内スロット38に係合させることができる。上記ブリッジ30及びブレード32 方向への上記先細り体の移動により、上記ワイヤマーカー10は、同様にして、 ブレード32の方向へ移動せしめられる。この案内スロット38は、ブリッジ3 0手前所定位置まで延在しており、該所定位置において、上になっているワイヤ マーカー10は、ブレード32に対して適切に位置決めされるようになっている 。この適切な位置は、ブレード32が隣接するワイヤマーカー10の穴間に対応 する位置であり、上記いずれの穴とも交差しないような位置である。
上記案内スロット38の起点位置は、先行するワイヤマーカー10が上記トラ ック26内の切断位置に位置したときに次のワイヤマーカー10の先行穴が案内 スロット38上にくるように該案内スロット38がトラック26の起点位置に十 分に接近して延在する限り、それほど重要ではない。なぜなら、ワイヤマーカー 10の上記ブレード32に対する適切な位置決めは、上記尖筆がワイヤマーカー 10の上記導入穴内に挿入されることによってなされるからである。
図5は、案内スロット38が、その末端に、ディスペンサ16の案内スロット 38よりもさらに壁部18内方向に延在する凹部40を備えることができる一例 を示している。この凹部40により、上記尖筆は、尖筆が案内スロット38の末 端に達したときに僅かに落下せしめられ、これによって、案内スロット38の末 端に達したことを触知できるようになっている。案内スロット38が、ワイヤマ ーカー10を上記切断位置に移動させるための上記先細りデバイスを受け入れる に十分な寸法構成を有している限り、この案内スロット38の深さと幅はそれ程 問題にならないことが認識されるべきである。もし、上記触知用凹部40は必要 でないと考えるならば、上記案内スロット38を、ディスペンサ16の壁部18 を完全に貫通してなるものから形成することもできる。
使用に際して、ディスペンサ16のドア20が開けられ、ワイヤマーカー10 のスプール22がディスペンサ16の内側に装填される。ワイヤマーカー10の 端部は、ドア20に隣接するスロット24内に通され、最初のワイヤマーカー1 0は、図3に示す大略位置まで移動せしめられる。次いで、このドア20は閉じ られ、ディスペンサ16からの一連のワイヤマーカー10の繰り出し準備が整え られる。電線12の識別が所望されるとき、ディスペンサ16に装着されている ペン42を使用して、トラック26内で完全に露出しているワイヤマーカー10 上に所望の識別用の印14が書き込まれる。この印が書き込まれたワイヤマーカ ー10を上記切断位置に前進させるために、ペン42のペン先が次のワイヤマー カー10の最初の穴内に挿入され、案内スロット38の上記末端まで該案内スロ ット38沿いに前進せしめられる。上記最初のワイヤマーカー10は、ディスペ ンサ16の端を越えて延在せしめられ、切断のために適切な位置に位置決めされ る。上記キー36を押し下げたとき、上記延在しているワイヤマーカー10は、 上記ブレード32によってスプール22の他のワイヤマーカー10から切断され 、使用に供される。そして、次のワイヤマーカー10は、必要に応じてなされる マーキングのためにトラック26内に適切に位置決めされる。
【手続補正書】実用新案法第48条の13第1項において準用する特許法第18 4条の8
【提出日】1993年10月27日
【補正内容】請求の範囲 1.所定長さの材料により形成され各端部に穴を有するワイヤマーカーを、一連 のワイヤマーカーから順次形成するように構成したディスペンサであって、 開状態における内側を構成する連結された壁部からなるハンジングと、 ハウジングの内側への接近を可能にするドアと、 ハウジングの内側に備えられた所定長さの一連のワイヤマーカーと、 ハウジングの内側と外側とを連絡しワイヤマーカーをハウジングの内側から外 側へ案内できるように寸法構成したスロットと、 スロットに隣接してハウジングの外側に設けられたトラックであって、ワイヤ マーカーがハウジングの内側よりスロットを通して外部に案内された後にワイヤ マーカーを案内するためのトラックと、 上記一連のワイヤマーカーを個々のワイヤマーカーに切断するための切断手段 であって、スロットの反対側に位置するトラックに隣接して設けられた切断手段 と、 ワイヤマーカーがトラック内に位置せしめられたときにワイヤマーカーの穴に 対応するトラック内の位置に設けられた案内スロットとを備え、 上記案内スロットは上記切断手段から隔てられた所定位置まで延在し、これに より、先が細くなった先細り体が上記個々のワイヤマーカーの一つが有する上記 穴の一つを通して案内スロット内に挿入され該先細り体が案内スロット沿いに上 記切断手段の方向に移動せしめられることによりワイヤマーカーが上記トラック に沿って上記切断手段の方向に移動せしめられ案内スロット内における上記先細 り体の移動が案内スロットの終端により停止せしめられて上記ワイヤマーカーが ワイヤマーカーを切断するための上記所定位置に位置決めされるようにしたディ スペンサ。 2.上記案内スロットは、上記ハウジングに形成され上記トラックに対して平行 に延在する凹部からなる請求項1記載のディスペンサ。 3.上記ディスペンサは、さらに、上記案内スロットの上記終端に位置し案内ス ロットよりもさらにハウジング内方向に延在する凹部を有し、 上記先細り体が、案内スロットの上記終端に達したときに、上記凹部内に落下 せしめられることにより、先細り体が案内スロットの終端に達したことを触知さ せるようにした請求項2記載のディスペンサ。 4.上記案内スロットは、上記ハウジングの上記壁部の一つを完全に貫通してな る請求項2記載のディスペンサ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1.所定長さの材料により形成され各端部に穴を有するワイヤマーカーを、一連 のワイヤマーカーから順次形成するように構成したディスペンサであって、 開状態における内側を構成する連結された壁部からなるハンジングと、 ハウジングの内側への接近を可能にするドアと、 ハウジングの内側に備えられた所定長さの一連のワイヤマーカーと、 ハウジングの内側と外側とを連絡しワイヤマーカーをハウジングの内側から外 側へ案内できるように寸法構成したスロットと、 スロットに隣接してハウジングの外側に設けられたトラックであって、ワイヤ マーカーがハウジングの内側よりスロットを通して外部に案内された後にワイヤ マーカーを案内するためのトラックと、 上記一連のワイヤマーカーを個々のワイヤマーカーに切断するための切断手段 であって、スロットの反対側に位置するトラックに隣接して設けられた切断手段 と、 個々のワイヤマーカーが該ワイヤマーカーを切断するための所定位置に前進し たことを示す触知手段とを備えたディスペンサ。 2.上記触知手段は、上記ワイヤマーカーが上記トラック内に位置せしめられた ときにワイヤマーカーの上記穴に対応するトラック内の位置に設けられた案内ス ロットを備え、 上記案内スロットは上記切断手段から隔てられた所定位置まで延在し、これに より、先が細くなった先細り体が上記個々のワイヤマーカーの一つが有する上記 穴の一つを通して案内スロット内に挿入され該先細り体が案内スロット沿いに上 記切断手段の方向に移動せしめられることによりワイヤマーカーが上記トラック に沿って上記切断手段の方向に移動せしめられ案内スロット内における上記先細 り体の移動が案内スロットの終端により停止せしめられて上記ワイヤマーカーが ワイヤマーカーを切断するための上記所定位置に位置決めされるようにした請求 項1記載のディスペンサ。 3.上記案内スロットは、上記ハウジングに形成され上記トラックに対して平行 に延在する凹部からなる請求項2記載のディスペンサ。 4.上記ディスペンサは、さらに、上記案内スロットの上記終端に位置し案内ス ロットよりもさらにハウジング内方向に延在する凹部を有し、 上記先細り体が、案内スロットの終端に達したときに、上記凹部内に落下せし められることにより、先細り体が案内スロットの上記終端に達したことを触知さ せるようにした請求項2記載のディスペンサ。 5.上記案内スロットは、上記ハウジングの上記壁部の一つを完全に貫通してな る請求項2記載のディスペンサ。
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