JPH0849148A - 両面同時加工パイル編地の製造方法 - Google Patents

両面同時加工パイル編地の製造方法

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JPH0849148A
JPH0849148A JP4254508A JP25450892A JPH0849148A JP H0849148 A JPH0849148 A JP H0849148A JP 4254508 A JP4254508 A JP 4254508A JP 25450892 A JP25450892 A JP 25450892A JP H0849148 A JPH0849148 A JP H0849148A
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JP
Japan
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pile
knitted fabric
processing
knitted
knitting
Prior art date
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Pending
Application number
JP4254508A
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English (en)
Inventor
Kazuo Takeda
一男 竹田
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Takeda Co Ltd
Original Assignee
Takeda Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 両面にほぼ同じ図柄を設けたパイル編地の製
造方法の提供。 【構成】 二面素地間にパイル用糸が絡合するように編
成される編地工程と、この編地工程で編成されたパイル
用糸をカットし、二枚のパイル素地を生成するパイル素
地生成工程と、このパイル素地生成工程で生成されたパ
イル素地を晒し加工処理を施す加工工程と、この加工工
程で生成された処理済みパイル素地の一面にパイルを立
設するパイル立設工程と、で構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、両面にほぼ同じ図柄を
設けたパイル編地の製造方法に関するものでる。
【0002】
【従来の技術】従来パイル編地に図柄を設けたもの、即
ち、一面に捺染を介して図柄をプリントしたパイル編地
は、よく知られるようになってきた。
【0003】そして、これに関する技術文献として、特
公昭61−36108号の立毛製品及びその製造方法の
如く、立毛(立設したパイル)の一部に捺染を施したパ
イル編地、又は特公平3−46576号のパイル編地の
製造方法の如く、立設したパイルの一部に捺染を施した
パイル編地等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上で説明した従来技
術及び技術文献は、立設したパイルの一部に、捺染等を
介して図柄を表現したにすきず、変化に乏しいこと、ま
た両面を自由に使用し得ないこと、等の課題が考えられ
る。
【0005】尚、両面をそれぞれ個々に捺染することは
可能としても、次のような課題が考えられる。
【0006】即ち、大変な手間、及び作業が必要とな
り、生産ベースにのった製造方法となり得ず、実質的に
行いえないものである。また表裏(両面)で、同じ図柄
を表現するのは、パイル編地であることから、大変に困
難であること、及び仮りに可能としても、大変な熟練並
びに手間を要すること等がある。
【0007】よって、簡易かつスピーディな操作(作
業)をもって、両面パイル編地に、図柄を表現できる製
造方法が所望されているのが現況である。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、簡易
かつ一加工処理工程によって、両面にほぼ同一の風合い
を備えたパイル編地の製造方法を提供するものであり、
その要旨は、下記のようになります。
【0009】即ち、本発明の両面同時加工パイル編地の
製造方法は、二面素地間にパイル用糸が絡合するように
編成される編地工程と、この編地工程で編成されたパイ
ル用糸をカットし、二枚のパイル素地を生成するパイル
素地生成工程と、このパイル素地生成工程で生成された
パイル素地を晒し加工処理を施す加工工程と、この加工
工程で生成された処理済みパイル素地の一面にパイルを
立設するパイル立設工程と、で構成される。
【0010】また本発明は、簡易かつ一捺染工程によっ
て、両面にほぼ同一の図柄をプリントできるパイル編地
の製造方法を提供するものであり、その要旨は、下記の
ようになります。
【0011】即ち、本発明の両面同時加工パイル編地の
製造方法は、二面素地間にパイル用糸が絡合するように
編成される編地工程と、この編地工程で編成されたパイ
ル用糸をカットし、二枚のパイル素地を生成するパイル
素地生成工程と、このパイル素地生成工程で生成された
パイル素地に捺染を加工処理を施す加工工程と、この加
工工程で生成された処理済みパイル素地の一面にパイル
を立設するパイル立設工程と、で構成される。
【0012】
【作用】以下、本発明の作用を説明する。
【0013】先ず、特殊パイル編機をもって、二面素地
間で、かつ網目に編み込まれたパイル用糸を、前記二面
素地間に、絡合状に差し渡して編成する。
【0014】その後、二面素地間のパイル用糸を、その
ほぼ最中よりカットし、前記二面素地を分離独立させ、
それぞれ素地の一面に、両面パイルの根元が網目に編み
込まれた状態となるとともに、網目と素地とのループ部
に、パイル引き出し用の糸が位置される状況となる。
【0015】そこで、続いて分離された素地の一方で、
かつ両面パイルが立設されている面、いわゆるオリジナ
ルパイル側に、適宜色彩、図柄、単色、晒し加工等の捺
染加工を施し、例えば、ある図柄をプリントとする。こ
れによって、先ず、オリジナルパイル側に前記図柄がプ
リントされる(勿論、後述するパイル引き出し側の図柄
もプリントされる。)。
【0016】以上のようにしてプリントされた前記素地
を、続いて、パイル引き出し工程に移送し、パイルを引
き出しパイル側(オリジナルパイル側と反対側)に引き
出す。具体的には、ループ部に編み込まれたパイル引き
出し用の糸を機械的手段によって引き出す。
【0017】この引き出し作業で、前記素地に設けた網
目を基点として、オリジナルパイル側のパイルで、かつ
前記捺染加工でプリントされたほぼ1/2のパイルが引
き出される。これによって、前記オリジナルパイル側の
正規の図柄が表現されるとともに、当該引き出されたパ
イルで形成される図柄も、前記オリジナルパイル側の図
柄とほぼ同じものとなり、いわゆる両面同じ図柄、即ち
リバーシブルパイル編地が生成される。
【0018】その後、従来と同様な仕上処理加工が施さ
れ、リバーシブルパイル編地が製造される。
【0019】尚、前記分離された素地の他方について
も、前記と同様な操作、及び手順を介して、リバーシブ
ルパイル編地が製造される。
【0020】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。
【0021】図示しないパイル経編機により二面素地
1、2間にパイル用糸3が絡合されるように設け、かつ
パイル用糸3が両素地1、2に網目4を設けるようにし
て編成される。
【0022】丁度、両素地1、2間にパイル用糸3が多
数本差し渡されるように編成される(図1参照)。
【0023】尚、前記編成過程において、パイル用糸3
の網目4と素地1、2とのループ部31にはパイル引き
出し用の糸5が編み込まれる。
【0024】以上のようにして編成された二面素地1、
2は、続いて、カッテング機械により、そのパイル用糸
3のほぼ最中でカット16され、パイル32が生成され
るとともに、前記二面素地1、2は、一方の素地11と
他方の素地21に分離独立される(他方の素地21も同
様であり、以下一方の素地11で説明する。)(図2参
照)。
【0025】この一方の素地11のオリジナルパイル側
11aに捺染加工(単なる晒加工を含む、前述と同じ)
施し、適宜の図柄6をプリント7することによって、こ
のオリジナルパイル側11aのオリジナルパイル32a
及び引き出しパイル32bに、それぞれ前記図柄6がプ
リント7される(図3参照)。
【0026】そこで、続いて、プリントパイル編地を引
出し機械に掛け、前記パイル引き出し用の糸5を機械的
手段により、引き出しパイル側11a(オリジナルパイ
ル側11aの反対側)に、オリジナルパイル側11aに
ある引き出しパイル32bを引き出す。
【0027】具体的には、ループ部31に編み込まれて
いるパイル引き出し用の糸5を、引出し機械を介して、
引き出しパイル側11bに引き出すことにより網目4を
ポイントとして、引き出しパイル32bが、前記引き出
しパイル側11bに引き出される(図4参照)。
【0028】この引き出しパイル32bの引き出しを介
して、オリジナルパイル側11aには、オリジナルパイ
ル32aによる図柄6が、又引き出しパイル側11bに
は、引き出しパイル32bによる相似形の図柄6´が、
それぞれ形成される(図5、図6参照)。
【0029】その後は、従来と同様、例えば、パイルの
毛揃え、糊付け、整理加工等の仕上処理加工が施され
る。
【0030】尚、晒し加工、単色加工も、捺染加工での
取り扱いが異なるのみであり、他の加工工程、取り扱い
等は、前述の例とほぼ同様に解釈される。
【0031】
【発明の効果】本発明は、以上で説明したように、二面
素地間にパイル用糸を絡合状に設け、この二面素地間の
パイル用糸をカットし、分離独立した素地を形成すると
ともに、この素地のパイル素地に図柄を捺染することに
より、オリジナルパイル側及び引き出しパイル側の図柄
を同時プリントとし、その後、パイル引き出し用の糸に
よる引き出しパイルの引き出しを介して、素地の両面に
オリジナルパイルと引き出しパイルとによるパイル編地
図柄を表わす製造方法であり、下記の効果を有する。
【0032】(1)簡単かつ迅速にリバーシブルパイル
編地が製造される。
【0033】(2)一回の捺染加工等の処理でよく、簡
易かつ確実にほぼ同じ図柄が生成できる。
【0034】(3)作業がスピーディーであり、必要時
に確実に製品を出荷できる。
【0035】(4)コストの低減に役立つ。
【0036】(5)美感、商品価値の向上に役立つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】素地の編成状態模式的に示す拡大図である。
【図2】素地間のパイル用糸をカットし、一方の素地を
模式的に示す拡大図である。
【図3】一方の素地への捺染状況を模式的に示す拡大図
である。
【図4】一方の素地の引き出しパイルを、引き出しパイ
ル側に引き出した状況を模式的に示す拡大図である。
【図5】リバーシブルパイル編地の一例を示すオリジナ
ルパイル側を示す斜視図である。
【図6】リバーシブルパイル編地の一例を示す引き出し
パイル側を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 素地 11 一方の素地 11a オリジナルパイル側 11b 引き出しパイル側 2 素地 21 他方の素地 3 パイル用糸 31 ループ部 32 パイル 32a オリジナルパイル 32b 引き出しパイル 4 網目 5 パイル引き出し用の糸 6 図柄 6´ 図柄 7 プリント 16 カット
【手続補正書】
【提出日】平成4年9月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】素地の編成状態を模式的に示す拡大図である。
【図2】素地間のパイル用糸をカットし、一方の素地を
模式的に示す拡大図である。
【図3】一方の素地への捺染状況を模式的に示す拡大図
である。
【図4】一方の素地の引き出しパイルを、引き出しパイ
ル側に引き出した状況を模式的に示す拡大図である。
【図5】リバーシブルパイル編地の一例を示しており、
かつそのオリジナルパイル側を示す斜視図である。
【図6】リバーシブルパイル編地の一例を示しており、
かつその引き出しパイル側を示す斜視図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二面素地間にパイル用糸が絡合するよう
    に編成される編地工程と、 この編地工程で編成されたパイル用糸をカットし、二枚
    のパイル素地を生成するパイル素地生成工程と、 このパイル素地生成工程で生成されたパイル素地を晒し
    加工処理を施す加工工程と、 この加工工程で生成された処理済みパイル素地の一面に
    パイルを立設するパイル立設工程と、 で構成される両面同時加工パイル編地の製造方法。
  2. 【請求項2】 二面素地間にパイル用糸が絡合するよう
    に編成される編地工程と、 この編地工程で編成されたパイル用糸をカットし、二枚
    のパイル素地を生成するパイル素地生成工程と、 このパイル素地生成工程で生成されたパイル素地に捺染
    加工処理を施す加工工程と、 この加工工程で生成された処理済みパイル素地の一面に
    パイルを立設するパイル立設工程と、 で構成される両面同時加工パネル編地の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項2の捺染加工処理が図柄を施す加
    工工程で、パイル立設工程を介して生成された立設パイ
    ル編地の両面が、ほぼ同じ図柄となっている請求項2の
    両面同時加工パイル編地の製造方法。
JP4254508A 1992-09-24 1992-09-24 両面同時加工パイル編地の製造方法 Pending JPH0849148A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58115168A (ja) * 1981-12-25 1983-07-08 興洋染色株式会社 パイル編・織物の製造方法
JPH0346576A (ja) * 1989-07-14 1991-02-27 Toshiba Corp 巻線の部分放電検出装置及びその検出方法

Patent Citations (2)

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