JPH0848692A - 第三ジアリールアルキルホスフィンの製造方法 - Google Patents

第三ジアリールアルキルホスフィンの製造方法

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JPH0848692A
JPH0848692A JP7126790A JP12679095A JPH0848692A JP H0848692 A JPH0848692 A JP H0848692A JP 7126790 A JP7126790 A JP 7126790A JP 12679095 A JP12679095 A JP 12679095A JP H0848692 A JPH0848692 A JP H0848692A
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Hans Millauer
ハンス・ミルアウアー
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Hoechst AG
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ジアリールホスフィニル基と芳香脂肪族基と
を連結させて第三アリールアルキルホスフィンとするこ
とを、技術的に簡単かつ安全な方法で高い収率で行なう
ことを可能にする。 【構成】 式(II)で表されるジアリールホスフィン
を、還元剤および式(III)で表される第四アンモニ
ウム化合物と反応させて式(I)で表されるホスフィン
を製造する。 【化1】 〔R1 は(C1 〜C10)アルキル、(C3 〜C10)シク
ロアルキル等、R2 、R 3 は、互いに無関係に、フェニ
ル、ナフチル等、Xは臭素、塩素等、Aは有機酸または
無機酸のアニオン〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハロジアリールホスフ
ィンを第四アンモニウム化合物と還元的にカップリング
させることによって第三ジアリールアルキルホスフィン
を製造する方法に関し、その際還元は好ましくは電気化
学的方法によって行なわれる。
【0002】
【従来の技術】第三ホスフィン、特に嵩高の芳香族また
は芳香脂肪族リガンドを有する第三ホスフィンは、様々
な形で、重金属原子を錯体にするためのリガンドとして
使用される。こうして得られる錯体は、触媒として、一
連の重要な工業上の方法、例えば水素添加およびオキソ
合成において非常に重要である。
【0003】第三ジアリールアルキルホスフィンは、主
に、2つの異なる方法によって、一般的には工業上利用
できるジアリールリン(III)化合物、例えばジアリ
ールクロロホスフィンから出発して第三のP−C結合を
形成することによって製造され得る。
【0004】「有機化学の方法(Methoden der organisc
hen Chemie) 」(Houben-Weyl),第4版 (1963),第XII/1
巻, 第32頁〜には、適当な有機金属化合物、例えばグリ
ニャール化合物または有機リチウム化合物とジアリール
クロロホスフィン、例えば:
【0005】
【化9】
【0006】R=アルキル、アラルキル;X=Cl、B
rとを反応させることからなる、しばしば使用される一
般的方法が記載されている。
【0007】この方法は、特に、ある置換基、例えばケ
ト基またはエステル基が基R上に未だ存在している場合
に、対応する有機金属化合物を得ることが場合により不
可能または困難であるという欠点を有している。また、
有機金属中間体は、意図する炭素−リン結合を形成する
代わりに、カップリングまたは閉環反応から生じる他の
生成物を形成することも観察されている。これらの方法
のさらに別の一般的な困難性は、このような有機金属方
法において、一般に、低い引火点および発火温度を有す
る炭化水素またはエーテルを使用しなければならないこ
と──このことは、工業的製造を困難にする──にあ
る。
【0008】第二の公知の方法は、ジアリールホスフィ
ンアニオンの金属塩を製造しこれをアルキルハロゲン化
物と反応させることからなる。しかし、この方法は一般
に使用され得ない:T.J. Hall およびJ.H. Hargis, J.
Org. Chem. 51, 4185 〜 (1986) には、ハロジアリール
ホスフィンを電気化学的に還元して、テトラフェニルジ
ホスフィンを唯一の生成物として得ることが記載されて
いる。中間体として要求されるジフェニルホスフィンア
ニオンをその場で臭化ベンジルを用いて捕捉することを
試みたところ、ベンジルジフェニルホスフィンは全く検
出され得なかった。
【0009】ヨーロッパ特許第0268526号明細書
には、第三ジアリールアルキルホスフィンの電気化学的
製造方法であって、アリールハロホスフィンの電気化学
的還元を、有機脂肪族ハロゲン化物の存在下に電極を備
え付けた電解セル中で、不活性電解質を含む有機溶媒媒
体中で行い、消耗性陽極を使用する方法が記載されてい
る。
【0010】この方法は、純粋なアルキル基、例えばn
−ブチル基を有するアルキルハロゲン化物の場合には、
またはある置換アルキル基を有するアルキルハロゲン化
合物の場合でも、十分〜良好な収率を与えるが、他方、
芳香脂肪族基の場合には、中位〜低い収率(塩化ベンジ
ルについて30%または44%)を与える。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従って、ジアリールホ
スフィニル基と芳香脂肪族基とを連結させて第三アリー
ルアルキルホスフィンとすることを、技術的に簡単かつ
安全な方法で高い収率で行なうことを可能にする方法が
非常に必要とされていた。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的は、式(I)
【0013】
【化10】
【0014】〔式中R1 は(C1 〜C10)アルキル、
(C3 〜C10)シクロアルキル、C(YZ)アリール
(Y、Zは(C1 〜C4 )アルキル、水素であり、アリ
ールはフェニル、ナフチル、アントラセニル、フェナン
トレニルまたはビフェニル、ビナフチルである)であ
り、その際アルキルおよびシクロアルキル基は、CN、
O(C1 〜C4 )アルキル、CO(C1 〜C4 )アルキ
ル、COO(C1 〜C4 )アルキル、−CH2 −CH2
−(C1 〜C10)ポリフルオロアルキルによってさらに
置換されていることもでき、その際シクロアルキル基は
−O−または−S−部分を環中にさらに含むこともで
き;アリール基は、CN、ハロゲン、CO(C1
4 )アルキル、COO(C1〜C4 )アルキル、−C
2 −CH2 −(C1 〜C10)ポリフルオロアルキル、
【0015】
【化11】
【0016】または
【0017】
【化12】
【0018】基によって置換されていることができ、R
2 、R3 は、互いに無関係に、フェニル、ナフチル、ア
ントラセニルであり、それらはハロゲン、(C1
4 )アルキル、(C1 〜C4 )アルコキシによってさ
らに置換されていることもでき、R4 、R5 、R6 は、
同一であるかもしくは異なっていて、(C1 〜C12)ア
ルキルであるかまたはR4 およびR5 は一緒になって5
員環または6員環を形成し、それは、場合により、さら
にN、OまたはS原子を環中に含むことができるか、あ
るいはR4 、R5 およびR6 は、架橋頭原子として窒素
および場合によりさらに窒素、酸素または硫黄原子を環
中に有する二環式環系を形成する。〕で表されるホスフ
ィンの製造方法であって、式(II)
【0019】
【化13】
【0020】〔式中R2 およびR3 は上で定義されてい
る通りであり、そしてXは臭素、塩素、フッ素、(C1
〜C4 )アルコキシ、O−フェニルである。〕で表され
るジアリールホスフィンを、還元剤および式(III)
【0021】
【化14】
【0022】〔式中R1 、R4 、R5 、R6 は上で定義
されている通りであり、そしてAは有機酸または無機酸
のアニオンである。〕で表される第四アンモニウム化合
物と反応させることからなる方法によって達成される。
【0023】R1 が(C1 〜C8 )アルキル、(C3
8 )−シクロアルキル、CH2 −フェニル、−CH2
−ナフチルまたはCH2 −ビフェニルであり、その際フ
ェニル、ビフェニルおよびナフチル基は、
【0024】
【化15】
【0025】によって置換されていることができ、そし
てR2 、R3 がフェニルまたはナフチルであり、R4
5 、R6 が(C1 〜C10)アルキルであり、そしてX
が臭素、塩素またはフッ素である式(I)で表される化
合物の製造方法が非常に重要である。
【0026】以下の式(I)で表される化合物
【0027】
【化16】
【0028】を製造する方法も重要である。式(II
I)で表される化合物は、4つの同一の基を有する第四
アンモニウム化合物であることができる。出発化合物が
異なる基R1 、R4 、R5 、R6 を有する場合、移動さ
れるべき基R1 は、優先的にジフェニルホスフィン基と
結びつかなければならない。
【0029】第一の群の例としては、テトラメチルアン
モニウム、テトラエチルアンモニウム、テトラプロピル
アンモニウムまたはテトラブチルアンモニウム塩を挙げ
ることができる。第二の群の例としては(R1 は常に最
初に挙げた基である)、アリルトリメチルアンモニウ
ム、ベンジルトリメチルアンモニウム、N−ベンジル−
N−メチルピペリジニウム、N−ベンジル−N,N′−
ジメチルピペラジニウム、N−ベンジル−N−メチルモ
ルホリニウム、N−ベンジル(ジアザビシクロ[2.
2.2]オクチル)アンモニウム、(2−ナフチルメチ
ル)トリエチルアンモニウム、4−フルオロベンジルト
リメチルアンモニウム、ペンタフルオロベンジルトリメ
チルアンモニウム、2,6−ジクロロベンジルトリメチ
ルアンモニウム、2−シアノベンジルトリメチルアンモ
ニウム、4−(トリフルオロメチル)ベンジルアンモニ
ウム、シクロヘキシルトリメチルアンモニウムまたは
(カルボメトキシメチル)トリメチルアンモニウム塩を
挙げることができる。
【0030】式(III)で表される出発化合物とし
て、ビス第四アンモニウム化合物(ビスクアート(bisqu
ats)) )、例えば2,2′−ビス[(トリメチルアンモ
ニオ)メチアル]ビフェニル塩または2,2′−ビス
[(トリメチルアンモニオ)メチル]−1,1′−ビナ
フチル塩を使用することもできる。
【0031】ここで重要なものは、例えば、式(II
I)
【0032】
【化17】
【0033】〔式中R4 、R5 、R5 およびAは上で定
義されている通りである。〕で表される化合物である。
この方法を行なう場合、式(II)で表される化合物の
還元は、式(III)で表されるアンモニウム化合物の
存在下に行なわれ得るが、まず還元を行なって次にアン
モニウム化合物を添加することもできる。
【0034】式(II)で表されるジアリールホスフィ
ンの還元は、好ましくは電気化学的に行なわれるが、化
学的手段、例えば金属、特にアルカリ金属を用いて行な
うこともできる(「有機化学の方法(Methoden der orga
nischen Chemie) 」(HoubenWeyl),第4版 (1963),第XII
/1 巻, 第56頁)。
【0035】しかし、電気化学的還元と比べて、この方
法は、再度、安全の点で困難である有機金属合成の作業
方法を使用しなければならないという欠点を有する。電
気化学的方法においては、対照的に、還元工程は、安価
な、取り扱うのが安全な、工業的に利用できる出発材料
を用いて出発して、非常に簡単かつ技術的に制御できる
方法で行なわれる。
【0036】少なくとも1つの陰極と少なくとも1つの
陽極を有する、任意の形状であることができる分割され
ていない電解セル、例えば溝型(trough-shaped) セルま
たは貫流型(flow-through)セルが使用される。陰極は、
通常の金属、例えばアルミニウム、マグネシウム、鉄、
ニッケル、クロム、チタン、銅、亜鉛、鉛、カドミウ
ム、銀、金または白金あるいはこれらの金属の合金、好
ましくはクロム−ニッケル鋼、あるいは炭素材料、例え
ば黒鉛またはガラス質炭素からなる。
【0037】陽極としては、電解条件下に陰極に析出し
難い金属、例えばアルミニウム、カルシウムまたは好ま
しくはマグネシウムが使用される。適当な電解液は、非
プロトン性双極子溶剤、例えばアセトニトリル、ジメチ
ルアセトアミド、N−メチルピロリドン、テトラヒドロ
フランまたは好ましくはジメチルホルムアミドである。
【0038】第四アンモニウム化合物の添加が、電解の
後にだけ行なわれる場合には、電解液に溶ける不活性コ
ンダクタンス塩、例えばアルカリ金属またはアルカリ土
類金属ハロゲン化物、例えば臭化ナトリウムまたは好ま
しくは塩化マグネシウムを付加的に添加して、電気伝導
率を改善することができる。
【0039】本発明の方法は、約0℃〜80℃、好まし
くは10℃〜60℃の温度で行なわれる。電解は、1〜
100mA/cm2 、特に5〜50mA/cm2 の電流
密度で行なわれる。
【0040】電解の間、電解質は、攪拌または流動によ
って、電極間を移動させるのが有利である。反応を、第
四アンモニウム化合物を電気化学的還元の間に添加して
行なう場合には、変換を完了させるために、電解の後あ
る一定の時間さらに電解液を攪拌することができる。
【0041】この方法の生成物の単離は、それ自体公知
の方法で、例えば溶剤を留去し、残液を、炭化水素、ハ
ロゲン化炭化水素、エーテルまたはケトンからなる群か
ら選択される水と混和しない他の溶剤中に溶解させ、こ
の溶液を希鉱酸で抽出し、溶剤を蒸発させそして、残液
として得られる粗生成物を分別蒸留または結晶化により
単離することによって行なわれる。
【0042】
【実施例】以下、本発明を例を用いて説明するが、本発
明はこれらの例に限定されない。式(III)で表され
る化合物は、一般的に知られている方法によって、例え
ば、アルキルハロゲン化物と第三アミンとを反応させる
ことによって製造され得る(「有機化学の方法(Methode
n der organischen Chemie) 」(Houben-Weyl),第4版
(1963),第XI/2巻, 第593 頁〜)。
【0043】2,2′−ビス[(トリメチルアンモニウ
ム)メチル]−1,1′−ビナフチルジブロミドは、
2,2′−ビス(ブロモメチル)−1,1′−ビナフチ
ルとトリメチルアミンとをジメチルホルムアミド中で7
0℃で反応させることによって、実質的に定量的な収率
で製造され得る。
【0044】例1 分割されていない電解セルを使用する。セルは、冷却ジ
ャケットを備えつけた円筒形のガラス容器(直径40m
m;高さ110mm)とすりガラスジョイントを備えた
ガラス蓋からなり、蓋には、5個のより小さい研磨穴(g
round openings) がある。使用する陽極はマグネシウム
棒(直径10mm;長さ100mm;浸漬深さ約55m
m)であり、陰極は、クロム−ニッケル鋼の長方形のメ
ッシュ(60×500mm)を円筒形にして、陽極のま
わりに同心状に配列した(電極の間の間隔は約3mmで
ある)ものである。電極は、入力線として役に立つクロ
ム−ニッケル鋼の堅いワイヤーによってセルの蓋に固定
されている。セルにはさらに温度計、窒素のためのガス
流入管および気泡計数器が備えつけられている。もう一
つの別の穴はシリコーンゴムの隔壁によって閉じられて
いる。電解液は磁気棒によって攪拌される。
【0045】乾燥セルに、60mlのジメチルホルムア
ミド(最大0.1%の水)および10.51g(0.0
50モル)のテトラエチルアンモニウムブロミドを装入
する。攪拌しながら、この混合物に窒素の乾燥流を0.
5時間通し、次いで8.82g(0.040モル)のク
ロロジフェニルホスフィンを添加しそしてその後直ち
に、連続して攪拌しながら遅い窒素流を通しながら電解
を開始する。電流は一定の0.3Aであり、温度は35
〜40℃である。セル電圧は0〜1.5ボルトの範囲に
ある。電荷量は1.41Ahである。電解後、電解液を
さらに6時間50℃で攪拌する。ガスグロマトグラフィ
による分析によれば(内部標準:2−メチルナフタレ
ン)、電解液は5.15gのエチルジフェニルホスフィ
ンを含んでいる;これは、使用したクロロジフェニルホ
スフィンを基準にすると60%の収率に相当する。生成
物は次のようにして単離する:電解液をロータリーエバ
ポレーターで70℃/20mbarで蒸発させ、得られ
る残液を150mlの1N塩酸と50mlの塩化メチレ
ンに溶解させ、徹底的に攪拌する;塩化メチレン相を1
50mlの水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させそし
て塩化メチレンを留去する。残液を10cmヴィグロウ
カラムを用いて減圧下に分別蒸留すると、沸点110℃
/0.01mbarで、97.5%の純度のフラクショ
ンが得られる。31P NMRスペクトル、 1H NMR
スペクトルは、基準試料と一致する。
【0046】例2 例1に記載した電解セルを使用する。電解液は、60m
lのジメチルホルムアミド(最大0.1%の水)、1
6.12g(0.050モル)のテトラ−n−ブチルア
ンモニウムブロミドおよび8.82g(0.040モ
ル)のクロロジフェニルホスフィンからなる。電解は例
1に記載したように行なう。電解後、電解液をさらに2
時間35〜40℃で攪拌する。
【0047】ガスクロマトグラフィーによる分析によれ
ば(内部標準:2−メチルナフタレン)、電解液は、
6.96gのn−ブチルジフェニルホスフィンを含んで
いる:これは、使用したクロロジフェニルホスフィンを
基準にすると72%の収率に相当する。
【0048】例1に記載したように仕上げ処理および分
別蒸留すると、94%純度の生成物4.78gが得られ
る。その31P NMRスペクトルおよび 1H NMRス
ペクトルは基準試料と一致する。
【0049】例3 例1に記載した電解セルを使用する。電解液は、50m
lのジメチルホルムアミド(最大0.1%の水)、8.
16g(0.030モル)のベンジルトリエチルアンモ
ニウムブロミドおよび5.52g(0.025モル)の
クロロジフェニルホスフィンからなる。電荷量は1.0
8Ahである。電解液の電解と仕上げ処理は、例1に記
載したように行なう。
【0050】塩化メチレン相の蒸発後、6.60gの残
液が残り、ガスクロマトグラフィーによって分析すると
(内部標準:2−メチルナフタレン)、この残液は、8
5重量%のベンジルジフェニルホスフィンを含んでい
る。使用したクロロジフェニルホスフィンに基づく材料
収率は81%である。
【0051】分別蒸留により、95%純度の生成物が得
られる。この31P NMRスペクトルは基準試料と一致
する。 例4 例1に記載した電解セルを使用する。電解液は、50m
lのジメチルホルムアミド(最大0.1%の水)、4.
70g(0.025モル)のベンジルトリメチルアンモ
ニウムクロリドおよび6.62g(0.030モル)の
クロロジフェニルホスフィンからなる。電荷量は0.9
6Ahである。電解を0.3Aの電流、25℃の温度で
行なう。次いで電解液をさらに3時間35〜40℃で攪
拌する。ガスクロマトグラフィーによって分析すると
(内部標準:2−メチルナフタレン)、電解液は、5.
47gのベンジルジフェニルホスフィンを溶解した形で
含んでいて、これを例1に記載したように仕上げ処理す
ることによって単離する。収率は、使用したベンジルト
リメチルアンモニウムクロリドを基準として79%であ
る。
【0052】例5 例1に記載した電解セルを使用する。電解液は、50m
lのジメチルホルムアミド(最大0.1%の水)および
5.57g(0.030モル)のベンジルトリメチルア
ンモニウムクロリドからなる。全部で8.82g(0.
040モル)のクロロジフェニルホスフィンを、電解の
間に4回に等しく分けて、すなわち、電解の最初に2.
2g、0.32Ah後に2.2g、0.64Ah後に
2.2gそして1.34Ah後に2.2g添加する。電
解は、連続して攪拌しながら、遅い窒素流を通しなが
ら、0.3Aの電流、20〜25℃の温度で行なう。
1.61Ahの電荷量の後、電解液は、ガスクロマトグ
ラフィーによる分析によれば(内部標準:2−メチルナ
フタレン)、7.10gのベンジルジフェニルホスフィ
ンを含んでいる。これは、例1に記載されたように仕上
げ処理することによって単離できる。収率は、使用した
ベンジルトリメチルアンモニウムクロリドを基準として
85%である。
【0053】例6 例1に記載した電解セルを使用する。電解液は、70m
lのジメチルホルムアミド(最大0.1%の水)、0.
4gの無水塩化マグネシウムおよび6.62g(0.0
30モル)のクロロジフェニルホスフィンからなる。電
解を例1に記載したように行なう。電解温度は25℃で
ある。0.96Ahの電荷量の後、電解を終わらせる。
次いで空気の除去下に4.64g(0.025モル)の
ベンジルトリメチルアンモニウムクロリドを電解液に導
入し、混合物を35℃で攪拌する。3時間後、反応混合
物は、ガスクロマトグラフィーによる分析によれば(内
部標準:2−メチルナフタレン)、5.72gのベンジ
ルジフェニルホスフィンを含んでいる(収率:使用した
ベンジルトリメチルアンモニウムクロリドを基準として
83%)。これは、例1に記載したように仕上げ処理す
ることによって単離できる。
【0054】例7 例1に記載した電解セルを使用する。電解液は、50m
lのジメチルホルムアミド(最大0.1%の水)、0.
4gの無水塩化マグネシウムおよび6.62g(0.0
30モル)のクロロジフェニルホスフィンからなる。電
解を例1に記載したように行なう。電解温度は25℃で
ある。1.0Ahの電荷量の後、電解を終わらせる。次
いで5.58g(0.010モル)の2,2′−ビス
[(トリメチルアンモニオ)メチル]−1,1′−ビナ
フチルジブロミドを窒素下に電解液に導入し、混合物を
3時間30〜35℃で透明な溶液になるまで攪拌する。
仕上げ処理は、大気酸素の除去下に、次のようにして行
なう。
【0055】電解液をロータリーエバポレーターで70
℃/20mbarで蒸発させ、得られる残液を100m
lの1N塩酸と50mlの塩化メチレンに溶解させ、徹
底的に攪拌する。塩化メチレン相を100mlの水で洗
浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、塩化メチレンを減圧下
に蒸発させる。残液は8.20gの樹脂状の固体からな
る。この残液を約1時間50mlのイソプロパノールと
共に激しく攪拌しながら還流する。こうして、緻密な固
体は、微細な無色の生成物となる。室温に冷却後、この
生成物を吸引ろ過し、各10mlの冷イソプロパノール
で3回洗浄しそして窒素流中で乾燥させる。こうして、
5.45gの2,2′−ビス[(ジフェニルホスフィ
ノ)メチル]−1,1′−ビナフチル(「ナホス(napho
s)」)が得られる。収率は、使用した2,2′−ビス
[(トリメチルアンモニオ)メチル]−1,1′−ビナ
フチルジブロミドを基準として84%である。
【0056】31P NMRスペクトル(CDCl3 ):
−12.3ppmでのシグナルは、全リンの96%に相
当する。 1H NMRスペクトルは、基準試料と同じで
ある。
【0057】例8 例7の手順を繰り返す。但し、5.58g(0.010
モル)の2,2′−ビス[(トリメチルアンモニオ)メ
チル]−1,1′−ビナフチルジブロミド、6.62g
(0.030モル)のクロロジフェニルホスフィンおよ
び50mlのジメチルホルムアミド(最大0.1%の
水)からなる電解液を電解に用いる。電荷量は0.96
Ahである。仕上げ処理によって、5.1gの2,2′
−ビス[(ジフェニルホスフィノ)メチル]−1,1′
−ビナフチル(「ナホス(naphos)」)が得られる。これ
は、使用した2,2′−ビス[(トリメチルアンモニ
オ)メチル]−1,1′−ビナフチルジブロミドを基準
として78%の収率に相当する。
【0058】例9 磁気攪拌棒、窒素流入管、気泡計数器および隔壁を備え
付けた、予め乾燥窒素でフラッシュ洗浄した乾燥した1
00mlの丸底フラスコに、1.86g(0.010モ
ル)の粉砕ベンジルトリメチルアンモニウムクロリドお
よび、注射器を用いて隔壁を介して、テトラヒドフラン
中2.24g(0.010モル)のジフェニルホスフィ
ドカリウムの溶液(ドイツ連邦共和国、D-89555 Steinh
eim 所在のAldrich-Chemie GmbH & Co. KGから既製の
0.5M溶液として入手)20mlを室温で一回の注射
で装入する。混合物を室温でさらに4時間攪拌する。そ
の際、色が徐々に赤色から黄色に変わる。大気酸素の除
去下に、反応混合物を、20mlの1N塩酸と、攪拌す
ることによって混合し、テトラヒドロフラン相を分離
し、水性相を2回10mlのテトラヒドロフランで抽出
し、そして2つの抽出液をテトラヒドロフラン相と合わ
せる。
【0059】ガスクロマトグラフィーによる分析によれ
ば(内部標準:2−メチルナフタレン)、合わせたテト
ラヒドロフラン相は、2.50gのベンジルジフェニル
ホスフィンを含んでいる。これは90%の収率に相当す
る。
【0060】例10 例9に記載した装置を使用する。窒素で不活性にした
後、これに、5.58g(0.010モル)の2,2′
−ビス[(トリメチルアンモニオ)メチル]−1,1′
−ビナフチルジブロミドを装入し、そしてそこにテトラ
ヒドロフラン中4.93g(0.022モル)のジフェ
ニルホスフィドカリウムの溶液(ドイツ連邦共和国、D-
89555 Steinheim 所在のAldrich-Chemie GmbH & Co. KG
から既製の0.5M溶液として入手)44mlを、約5
分間にわたって攪拌しながら注射器を用いて添加した。
温度は20〜30℃である。反応混合物をさらに3時間
室温で攪拌し次いで20mlの1N塩酸と混合し、テト
ラヒドロフラン相を分離し、水性相を10mlのテトラ
ヒドロフランで2回抽出する。合わせたテトラヒドロフ
ラン相を減圧下に蒸留によって濃縮する。残液を50m
lのイソプロパノールと混合し、激しく攪拌しながら1
時間還流下に加熱し、その際樹脂状の材料は無色の結晶
性生成物に変わる。室温に冷却後、生成物を吸引ろ過
し、各10mlの冷イソプロパノールで3回洗浄しそし
て窒素流中で乾燥する。これによって、5.4gの2,
2′−ビス[(ジフェニルホスフィノ)メチル]−1,
1′−ビナフチル(「ナホス(naphos)」)が得られる。
収率は、使用した2,2′−ビス[(トリメチルアンモ
ニオ)メチル]−1,1′−ビナフチルジブロミドを基
準として83%である。

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I) 【化1】 〔式中R1 は(C1 〜C10)アルキル、(C3 〜C10
    シクロアルキル、C(YZ)アリール(Y、Zは(C1
    〜C4 )アルキル、水素であり、アリールはフェニル、
    ナフチル、アントラセニル、フェナントレニルまたはビ
    フェニル、ビナフチルである)であり、 その際アルキルおよびシクロアルキル基は、CN、O
    (C1 〜C4 )アルキル、CO(C1 〜C4 )アルキ
    ル、COO(C1 〜C4 )アルキル、−CH2 −CH2
    −(C1 〜C10)ポリフルオロアルキルによってさらに
    置換されていることもでき、その際シクロアルキル基は
    −O−または−S−部分を環中にさらに含むこともで
    き;アリール基は、CN、ハロゲン、CO(C1
    4 )アルキル、COO(C1〜C4 )アルキル、−C
    2 −CH2 −(C1 〜C10)ポリフルオロアルキル、 【化2】 または 【化3】 基によって置換されていることができ、 R2 、R3 は、互いに無関係に、フェニル、ナフチル、
    アントラセニルであり、それらはハロゲン、(C1 〜C
    4 )アルキル、(C1 〜C4 )アルコキシによってさら
    に置換されていることもでき、 R4 、R5 、R6 は、同一であるかもしくは異なってい
    て、(C1 〜C12)アルキルであるかまたはR4 および
    5 は一緒になって5員環または6員環を形成し、それ
    は、場合により、さらにN、OまたはS原子を環中に含
    むことができるか、あるいはR4 、R5 およびR6 は、
    架橋頭原子として窒素および場合によりさらに窒素、酸
    素または硫黄原子を環中に有する二環式環系を形成す
    る。〕で表されるホスフィンの製造方法であって、式
    (II) 【化4】 〔式中R2 およびR3 は上で定義されている通りであ
    り、そしてXは臭素、塩素、フッ素、(C1 〜C4 )ア
    ルコキシ、O−フェニルである。〕で表されるジアリー
    ルホスフィンを、還元剤および式(III) 【化5】 〔式中R1 、R4 、R5 、R6 は上で定義されている通
    りであり、そしてAは有機酸または無機酸のアニオンで
    ある。〕で表される第四アンモニウム化合物と反応させ
    ることを特徴とする、上記方法。
  2. 【請求項2】 式(I)中、 R1 が(C1 〜C8 )アルキル、(C3 〜C8 )−シク
    ロアルキル、CH2 −フェニル、−CH2 −ナフチル、
    CH2 −ビフェニルであり、その際フェニル、ビフェニ
    ルおよびナフチル基は、 【化6】 によって置換されていることができ、 R2 、R3 がフェニルまたはナフチルであり、 R4 、R5 、R6 が(C1 〜C10)アルキルであり、 そしてXが臭素、塩素またはフッ素である、請求項1記
    載の方法。
  3. 【請求項3】 式(I)が 【化7】 である、請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 式(III)で表される化合物が、テト
    ラメチルアンモニウム、テトラエチルアンモニウム、テ
    トラプロピルアンモニウム、テトラブチルアンモニウ
    ム、アリルトリメチルアンモニウム、ベンジルトリメチ
    ルアンモニウム、N−ベンジル−N−メチルピペリジニ
    ウム、N−ベンジル−N,N′−ジメチルピペラジニウ
    ム、N−ベンジル−N−メチルモルホリニウム、N−ベ
    ンジル−(ジアゾビシクロ[2.2.2]オクチル)ア
    ンモニウム、(2−ナフチルメチル)トリエチルアンモ
    ニウム、4−フルオロベンジルトリメチルアンモニウ
    ム、ペンタフルオロベンジルトリメチルアンモニウム、
    ジクロロベンジルトリメチルアンモニウム、2−シアノ
    ベンジルトリメチルアンモニウム、4−(トリフルオロ
    メチル)ベンジルアンモニウム、シクロヘキシルトリメ
    チルアンモニウム、(カルボメトキシメチル)トリメチ
    ルアンモニウム、2,2′−ビス[(トリメチルアンモ
    ニオ)メチル]ビフェニルまたは2,2′−ビス[(ト
    リメチルアンモニオ)メチル]−1,1′−ビナフチル
    塩である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 式(III)が 【化8】 〔式中R4 、R5 、R6 およびAは上で定義されている
    通りである。〕である、請求項1〜3のいずれか1項に
    記載の方法。
  6. 【請求項6】 式(III)で表されるアンモニウム化
    合物が還元の前に添加される、請求項1〜5のいずれか
    1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 式(III)で表されるアンモニウム化
    合物が還元の後に添加される、請求項1〜6のいずれか
    1項に記載の方法。
  8. 【請求項8】 還元が、金属または金属水素化物、特に
    アルカリ金属を用いて行なわれる、請求項1〜7のいず
    れか1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 還元が電気化学的に行なわれる、請求項
    1〜7のいずれか1項に記載の方法。
  10. 【請求項10】 電気化学的還元が、分割されていない
    電解セル中で行なわれる、請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 陰極が、金属、特にアルミニウム、マ
    グネシウム、鉄、ニッケル、クロム、チタン、銅、亜
    鉛、鉛、カドミウム、銀、金、白金またはこれらの金属
    の合金、特にクロム−ニッケル鋼からなる、請求項9ま
    たは10記載の方法。
  12. 【請求項12】 陰極が、炭素材料、特に黒鉛またはガ
    ラス質炭素からなる、請求項9または10記載の方法。
  13. 【請求項13】 使用される陽極が、アルミニウム、カ
    ルシウムまたはマグネシウム、特にマグネシウムであ
    る、請求項9〜12のいずれか1項に記載の方法。
  14. 【請求項14】 使用される電解液が、双極子非プロト
    ン性溶媒、特にアセトニトリル、ジメチルアセトアミ
    ド、N−メチルピロリドン、テトラヒドロフランまたは
    ジメチルホルムアミド、好ましくはジメチルホルムアミ
    ドである、請求項9〜13のいずれか1項に記載の方
    法。
  15. 【請求項15】 反応が、0〜80℃、特に10〜60
    ℃の温度で行なわれる、請求項9〜14のいずれか1項
    に記載の方法。
  16. 【請求項16】 電解が、1〜100mA/cm2 、特
    に5〜50mA/cm2 の電流密度で行なわれる、請求
    項9〜15のいずれか1項に記載の方法。
  17. 【請求項17】 使用される溶媒が、ジエチルエーテ
    ル、ジイソプロピルエーテル、ジ−n−プロピルエーテ
    ル、メチルt−ブチルエーテルまたはテトラヒドロフラ
    ン、特にテトラヒドロフランである、請求項1〜8のい
    ずれか1項に記載の方法。
JP7126790A 1994-05-26 1995-05-25 第三ジアリールアルキルホスフィンの製造方法 Withdrawn JPH0848692A (ja)

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