JPH0848651A - ベンゼン誘導体 - Google Patents

ベンゼン誘導体

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JPH0848651A
JPH0848651A JP7158659A JP15865995A JPH0848651A JP H0848651 A JPH0848651 A JP H0848651A JP 7158659 A JP7158659 A JP 7158659A JP 15865995 A JP15865995 A JP 15865995A JP H0848651 A JPH0848651 A JP H0848651A
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幹郎 谷中
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冬彦 西島
Hiroyuki Enari
宏之 江成
Toshikazu Dewa
俊和 出羽
Toru Yamazaki
徹 山崎
Michihito Ise
道仁 伊勢
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 一般式 具体的には、例えば3−ニトロ−4−パレラミド安息香
酸モルホライドで表される新規ベンゼン誘導体又はその
塩 【効果】 これらの誘導体又はその塩は、血圧に対する
作用が極めて少ないにもかかわらず、腎障害に対しては
充分な効果を示す。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明はベンゼン誘導体又はその
塩及びそのベンゼン誘導体又はその塩を有効成分として
含有する医薬組成物、特に抗腎疾患剤に関する。本発明
によるベンゼン誘導体は、血圧低下作用に関わるアンジ
オテンシンII受容体タイプ1に対する拮抗作用が実質的
に認められないか非常に弱いにもかかわらず、腎障害に
対しては充分な改善作用を有する。 【0002】 【従来の技術】腎機能に障害を有する患者は近年ますま
す増加する傾向を示している。その理由としては、人口
の高齢化、生活環境の変化と共に、腎疾患に対する的確
な薬剤の開発が遅れていることなどが考えられる。従っ
て、その治療薬が従来から強く求められている。即ち、
腎炎や糖尿病性腎症、腎不全などの腎疾患では、疾患に
伴う病変を治療する対症療法が未だ主体となっている。
つまり、降圧剤、利尿剤、抗炎症剤や食事療法、運動療
法などである。特に、腎疾患では高血圧を伴うことが多
く、また高血圧は腎疾患の悪化要因の一つと考えられて
いるので、降圧剤が用いられることが多い。その中で
も、アンジオテンシンIIの産生や作用を抑制する薬剤に
ついての試みが多い。即ち、アンジオテンシンIIが血圧
を上昇させる作用を有するとともに、腎臓の間質細胞の
増殖を促すなどにより腎疾患を増悪させる原因となると
考えられており、従ってその要因をできるだけ排除する
ことが腎疾患の改善をもたらすものと考えられるからで
ある。 【0003】具体的には、アンジオテンシンIから昇圧
作用を有するアンジオテンシンIIへ変換する酵素(即
ち、アンジオテンシン変換酵素:ACE)を阻害する物
質、つまりアンジオテンシン変換酵素阻害剤(ACE
I)である降圧剤(例えば、エナラプリルやカプトリ
ル)を用いると、血圧を下げるとともに腎障害の進行が
改善されることが報告されている(J.Clin.Ph
armacol.,30:155〜158,199
0)。また米国特許第5071867号明細書の記載に
よれば、腎障害ラットに対して、降圧目的に使用する通
常の量よりも更に高い用量を投与することにより腎障害
の改善がもたらされたことから、ヒト(患者)でも慎重
に用量を徐々に増してゆけば、高用量に耐えることがで
き、腎障害の治療の恩恵がもたらせるとされている。し
かし、一方ではこの種の薬剤の特性としての空咳などの
副作用や、降圧に伴い急性腎不全をきたす危険もあり慎
重な投与が必要であることが指摘されている(最新医
学,48:1404〜1409,1993)。 【0004】更にその後には、アンジオテンシンIIの受
容体拮抗剤(AGIIRA)が降圧剤として開発されてい
る。アンジオテンシンIIの受容体には現在タイプ1とタ
イプ2の2種類が知られている。このうちタイプ2が関
与する作用についてはまだ十分解明されていないが、タ
イプ1は血圧に関与することが判っているので、タイプ
1受容体の拮抗剤が降圧剤開発の目標となっている。ア
ンジオテンシンII受容体に対して強い拮抗作用を示す降
圧剤であって、腎疾患に対する作用も調べられている化
合物として、イミダゾール誘導体である2−ブチル−4
−クロロ−5−(ヒドロキシメチル)−1−〔〔2’−
(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イ
ル〕メチル〕イミダゾール(DuP753又はMK95
4)が知られている。このイミダゾール誘導体を腎障害
ラットに投与すると、蛋白尿や糸球体硬化に対しては効
果があったが、同時に明らかな血圧降下を伴っていた
(J.Clinical Invest.,90:76
6−771,1992)。また、このイミダゾール誘導
体を高脂血症ラットに投与した場合、低用量では血圧に
対する影響がほとんどなくて腎病変を改善したが、腎病
変に対してより効果的な高用量では明確な降圧作用を伴
っていた(Nephron,65:426−432,1
993)。 【0005】更に、前記のイミダゾール誘導体と類似の
構造を有する化合物が、例えば、特開昭63−2386
8号公報や、米国特許第5153197号、第5128
355号及び第5155118号各明細書に開示されて
いる。即ち、それらの化合物が、特開昭63−2386
8号公報では高血圧及び鬱血性心不全に対して有効であ
ること、米国特許第5153197号明細書には高血圧
に対して有効であること、米国特許第5128355号
明細書には心不全に対して有効であること、そして米国
特許第5155118号明細書には非ステロイド抗炎症
剤による腎不全に対して有効であることが記載されてい
る。しかし、これらのイミダゾール誘導体はいずれも強
いアンジオテンシンII受容体拮抗作用を特徴としてお
り、降圧作用を有する。 【0006】一方、ベンゼン骨格を有する化合物が、例
えば、EP058829A2号及びEP0475206
A2号各公報に開示されており、腎疾患への適用も記載
されている。しかし、そのベンゼン化合物は強いアンジ
オテンシンII受容体拮抗作用とそれに伴う降圧作用を特
徴とするものである。また、そのベンゼン類縁化合物に
属する2−〔N−プロピル−N−〔〔2’−(1H−テ
トラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル〕メチ
ル〕アミノ〕ピリジン−3−カルボン酸(A−8198
8)を腎疾患ラットに投与すると蛋白尿の改善が示され
たが、同時に血圧降下を伴っていたとの報告もある
(J.Pharmacol.Experimental
Therapeutics,267:657−66
3,1993)。即ち、前記のベンゼン類縁化合物は強
いタイプ1受容体拮抗作用に基づく降圧作用を有するの
で、腎疾患に適用した場合、急性腎不全などをもたらす
恐れがあった。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】この様に、これまでの
降圧剤による腎疾患の治療では、基本的にはできるだけ
降圧作用の強い薬剤が望まれている。しかし、腎疾患に
おいて、高血圧は是正すべき重要な病態ではあるが、単
に低下させればよいのではなくて、適正な血圧に維持す
ることが重要である。そのためには病態に応じて降圧剤
の種類や用量を組み合わせて血圧を調節することが必要
になる。一方、腎疾患自体は充分な用量による持続的治
療が望ましいので、従来の薬剤を使用する限り、一つの
薬剤で血圧の調節と腎疾患の効果的な治療とを両立させ
るには、基本的に無理があった。前述のような降圧剤を
用いた場合の急性腎不全の問題は、その一例である。本
発明者は、血圧に対する作用を有さずに、腎障害に対し
ては充分な改善効果を示すという、従来はまったく知ら
れていなかった特性を有する化合物を見出すべく鋭意研
究を重ねたところ、アンジオテンシンIIのタイプ1受容
体に対する拮抗力が、降圧剤として標準的な効果を有す
る拮抗剤の1/100から1/1000以下であって実
質的な拮抗作用がないにもかかわらず、腎障害に対して
は充分な改善効果を示す新規のベンゼン誘導体を見出し
た。本発明は、こうした知見に基づくものである。 【0008】 【課題を解決するための手段】従って、本発明は一般式
(I) 【化2】 〔式中、R1 は水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、
炭素数1〜6のハロアルキル基、−NH2 、又は−NH
21であり;R2 はヒドロキシル基、−OR22、窒素原
子、酸素原子若しくはイオウ原子が介在することのある
3〜7員の飽和脂肪族環状アミノ基、−NHR23、−N
(R242 、又は−NH2 であり;R4 は水素原子、炭
素数1〜6のアルキル基、又は−C(=O)R25であ
り;R7 は−CO−又は−SO2 −であり;R8 は−C
O−、又は単結合であり;R12は−R11−R5 であり;
11は−N(R5 )−、−NH−、−O−、−N
(R26)−、−N(C(=O)R27)−、−N(C(=
O)NH2 )−、又は−N(C(=O)NHR28)−で
あり;R13は水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭
素数1〜6のハロアルキル基、−NHC(=O)(CH
2m 65 、−NHC(=O)R29、−NHC(=
O)CH(C652 、−NH2 、−NHR30、又は
−(CH2n 65 であり;ZはC、CH、又はN
であり;AはCH、又はNであり;R5 は水素原子、−
CH264 COOH、−CH264 COO
31、−CH264 OH、−CH264
32、−CH264 NH2 、−CH264
(R332 、−CH264 アゾール、−CH26
4 NHR34、又は−CH2646414であ
り;R14はアゾール基、又は−COOHであり;R21
22、R23、R24、R25、R26、R27、R28、R29、R
30、R31、R32、R33及びR34はそれぞれ独立して炭素
数1〜6のアルキル基、又は炭素数1〜6のハロアルキ
ル基であり;mは0又は1〜6の整数であり;nは0又
は1〜6の整数であり;tは0又は1であるが、但し、
ZがNの場合には、R5 は水素原子、−CH264
COOH、−CH264 COOR31、−CH26
4 OH、−CH264 OR32、−CH264
NH2 、−CH264 N(R332 、−CH26
4 アゾール、又は−CH264 NHR34であるも
のとする〕で表されるベンゼン誘導体又はその塩に関す
る。 【0009】本明細書においてアルキル基は、直鎖状又
は分枝状アルキル基を含み、例えば、炭素数1〜4のア
ルキル基は、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピ
ル基、i−プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル基、
s−ブチル基又はt−ブチル基であり、炭素数1〜5の
アルキル基としては、前記の各基の他に、例えば、n−
ペンチル基、i−ペンチル基、ネオペンチル基、t−ペ
ンチル基、1−メチルブチル基、2−メチルブチル基、
1,2−ジメチルプロピル基又は1−エチルプロピル基
を挙げることができ、そして炭素数1〜6のアルキル基
としては、前記の各基の他に、例えば、n−ヘキシル
基、i−ヘキシル基又は2−エチルブチル基を挙げるこ
とができる。 【0010】また、炭素数1〜6のハロアルキル基は、
前記の炭素数1〜6のアルキル基にハロゲン原子1〜1
3個が置換した基であり、ハロゲン原子は、例えば、塩
素原子、臭素原子、フッ素原子又はヨウ素原子である。
好ましいハロアルキル基としては、例えば、トリフルオ
ロメチル基、ペンタフルオロエチル基、4,4,4−ト
リフルオロブチル基を挙げることができる。アゾール基
は、ヘテロ原子(例えば、窒素原子、酸素原子又はイオ
ウ原子)2〜4個を含む5員環であり、例えば、イミダ
ゾール基、オキサゾール基、チアゾール基、ピラゾール
基、イソオキサゾール基、イソチアゾール基、トリアゾ
ール基、オキサジアゾール基、チアジアゾール基、テト
ラゾール基、オキサトリアゾール基又はチアトリアゾー
ル基を挙げることができる。好ましいアゾール基として
は、例えば、テトラゾール基を挙げることができる。3
〜7員の飽和脂肪族環状アミノ基は、場合によりヘテロ
原子(例えば、窒素原子、酸素原子又はイオウ原子)1
個が介在していることのあるアルキレンアミノ基であ
り、例えば、1−アゼチジニル基、1−ピロリジニル
基、ピペリジノ基、モルホリノ基、チオモルホリノ基又
は1−ピペラジニル基を挙げることができる。 【0011】前記一般式(I)において、R1 が水素原
子、炭素数1〜5のアルキル基、炭素数1〜5のハロア
ルキル基、又は−NHR21であり;R2 がヒドロキシル
基、−OR22、窒素原子、酸素原子若しくはイオウ原子
が介在することのある3〜6員の飽和脂肪族環状アミノ
基、−NHR23、−N(R242 、又は−NH2 であ
り;R4 が水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、又は
−C(=O)R25であり;R7 が−CO−又は−SO2
−であり;R8 が−CO−、又は単結合であり;R12
−R11−R5 であり;R11が−N(R5 )−、−NH
−、−O−、−N(R26)−、−N(C(=O)R27
−、−N(C(=O)NH2 )−、又は−N(C(=
O)NHR28)−であり;R13が水素原子、炭素数1〜
4のアルキル基、炭素数1〜4のハロアルキル基、−N
HC(=O)(CH2m 65 、−NHC(=O)
29、−NHC(=O)CH(C652 、−NH
2 、−NHR30、又は−(CH2n 65 であり;
ZがC、CH、又はNであり;AがCH、又はNであ
り;R5 が水素原子、−CH264 COOH、−C
264 COOR31、−CH264 OH、−C
264 OR32、−CH264 NH2 、−CH2
64 N(R332 、−CH264 アゾール、
−CH264 NHR34、又は−CH2646
414であり;R14が1H−テトラゾール基、又は−
COOHであり;R21、R22、R23、R24、R25
26、R27、R28、R29、R30、R31、R32、R33及び
34がそれぞれ独立して炭素数1〜4のアルキル基、又
は炭素数1〜4のハロアルキル基であり;mが0又は1
〜4の整数であり;nが0又は1〜4の整数であり;t
が0又は1であるが、但し、ZがNの場合には、R5
水素原子、−CH264 COOH、−CH26
4 COOR31、−CH264 OH、−CH26
4 OR32、−CH264 NH2 、−CH264
N(R332 、−CH264アゾール、又は−CH2
64 NHR34であるものとする、前記一般式
(I)で表される化合物又はその塩が好ましい。 【0012】前記一般式(I)において、R5 が−CH
264 COOHである化合物又はその塩が更に好ま
しく、R5 が−CH264 −4−COOHである化
合物又はその塩がより一層好ましい。 【0013】本物質の塩には、無機酸若しくは有機酸と
の塩や無機塩基若しくは有機塩基との塩が含まれ、薬学
的に許容される塩が好ましい。酸付加塩としては、例え
ば、塩酸塩、硫酸塩、メタンスルホン酸塩又はp−トル
エンスルホン酸塩、更には、シュウ酸、マロン酸、コハ
ク酸、マレイン酸又はフマル酸などのジカルボン酸との
塩、更に、酢酸、プロピオン酸又は酪酸などのモノカル
ボン酸との塩等を挙げることができる。また、本物質の
塩の形成に適した無機塩基は、例えば、アンモニア、ナ
トリウム、リチウム、カルシウム、マグネシウム、アル
ミニウム等の水酸化物、炭酸塩及び重炭酸塩等である。
有機塩基との塩としては、例えば、メチルアミン、ジメ
チルアミン、トリエチルアミンのようなモノ−、ジ−、
及びトリ−アルキルアミン塩、モノ−、ジ−、及びトリ
−ヒドロキシアルキルアミン塩、グアニジン塩、N−メ
チルグルコサミン塩、アミノ酸塩等を挙げることができ
る。 【0014】本物質の代表例として、化合物No.1〜
No.717の構造を以下の表1〜28に示す。なお、
以下の表1〜28に示した各化合物を、本明細書の以下
の記載において、その化合物No.で示すことがある。
以下の各表において、Meはメチル基、Etはエチル
基、Prはプロピル基、Buはブチル基、Penはペン
チル基、Hexはヘキシル基、Phはフェニル基、CN
4 Hは1H−テトラゾール−5−イル基、SBは単結
合、NC48 Oはモルホリノ基、NC48 Sはチオ
モルホリノ基、NC510はピペリジノ基、NC48
は1−ピロリジニル基、NC36 は1−アゼチジニル
基、N249 は1−ピペラジニル基を示す。更に、
CH2 PhPh−2−CN4 Hは〔2’−(1H−テト
ラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル〕メチル
基、COはカルボニル基、Ph−4−は4−置換フェニ
レン基を示す。 【0015】 【表1】No. R1 A Z R2 R4 R7 R8 R12 R13 1 nBu N C NC4H8O H CO CO NHCH2Ph-4-COOH H 2 nBu N C NC3H8 H CO CO NHCH2Ph-4-COOH H 3 nBu N C NC4H8 H CO CO NHCH2Ph-4-COOH H 4 nBu N C NC5H10 H CO CO NHCH2Ph-4-COOH H 5 nBu N C N2C4H9 H CO CO NHCH2Ph-4-COOH H 6 nBu N C NC4H8S H CO CO NHCH2Ph-4-COOH H 7 nBu N C NH2 H CO CO NHCH2Ph-4-COOH H 8 nBu N C NHMe H CO CO NHCH2Ph-4-COOH H 9 nBu N C NHEt H CO CO NHCH2Ph-4-COOH H 10 nBu N C NMe2 H CO CO NHCH2Ph-4-COOH H 11 nBu N C NEt2 H CO CO NHCH2Ph-4-COOH H 12 nBu N C OH H CO CO NHCH2Ph-4-COOH H 13 nBu N C OMe H CO CO NHCH2Ph-4-COOH H 14 nBu N C OEt H CO CO NHCH2Ph-4-COOH H 15 H N C NC4H8O H CO CO NHCH2Ph-4-COOH H 16 Me N C NC4H8O H CO CO NHCH2Ph-4-COOH H 17 Et N C NC4H8O H CO CO NHCH2Ph-4-COOH H 18 nPr N C NC4H8O H CO CO NHCH2Ph-4-COOH H 19 nPen N C NC4H8O H CO CO NHCH2Ph-4-COOH H 20 nHex N C NC4H8O H CO CO NHCH2Ph-4-COOH H 21 MeNH N C NC4H8O H CO CO NHCH2Ph-4-COOH H 22 EtNH N C NC4H8O H CO CO NHCH2Ph-4-COOH H 23 nPrNH N C NC4H8O H CO CO NHCH2Ph-4-COOH H 24 nBuNH N C NC4H8O H CO CO NHCH2Ph-4-COOH H 25 nPenNH N C NC4H8O H CO CO NHCH2Ph-4-COOH H 26 Et N C N2C4H9 H CO CO NHCH2Ph-4-COOH H 【0016】 【表2】No. R1 A Z R2 R4 R7 R8 R12 R13 27 nHex N C N2C4H9 H CO CO NHCH2Ph-4-COOH H 28 nPenNH N C N2C4H9 H CO CO NHCH2Ph-4-COOH H 29 Et N C NC4H8 H CO CO NHCH2Ph-4-COOH H 30 nHex N C NC4H8 H CO CO NHCH2Ph-4-COOH H 31 nPenNH N C NC4H8 H CO CO NHCH2Ph-4-COOH H 32 Et N C NEt2 H CO CO NHCH2Ph-4-COOH H 33 nHex N C NEt2 H CO CO NHCH2Ph-4-COOH H 34 nPenNH N C NEt2 H CO CO NHCH2Ph-4-COOH H 35 Et N C OH H CO CO NHCH2Ph-4-COOH H 36 nHex N C OH H CO CO NHCH2Ph-4-COOH H 37 nPenNH N C OH H CO CO NHCH2Ph-4-COOH H 38 Et N C NC4H8O H CO SB NHCH2Ph-4-COOH H 39 nBu N C NC4H8O H CO SB NHCH2Ph-4-COOH H 40 nHex N C NC4H8O H CO SB NHCH2Ph-4-COOH H 41 nPen N C NC4H8O Me CO SB NHCH2Ph-4-COOH H 42 nPen N C NC3H6 Me CO SB NHCH2Ph-4-COOH H 43 nPen N C NC4H8 Me CO SB NHCH2Ph-4-COOH H 44 nPen N C NC5H10 Me CO SB NHCH2Ph-4-COOH H 45 nPen N C N2C4H9 Me CO SB NHCH2Ph-4-COOH H 46 nPen N C NC4H8S Me CO SB NHCH2Ph-4-COOH H 47 nPen N C NH2 Me CO SB NHCH2Ph-4-COOH H 48 nPen N C NHMe Me CO SB NHCH2Ph-4-COOH H 49 nPen N C NHEt Me CO SB NHCH2Ph-4-COOH H 50 nPen N C NMe2 Me CO SB NHCH2Ph-4-COOH H 51 nPen N C NEt2 Me CO SB NHCH2Ph-4-COOH H 52 nPen N C OH Me CO SB NHCH2Ph-4-COOH H 【0017】 【表3】No. R1 A Z R2 R4 R7 R8 R12 R13 53 nPen N C OMe Me CO SB NHCH2Ph-4-COOH H 54 nPen N C OEt Me CO SB NHCH2Ph-4-COOH H 55 H N C NC4H8O Me CO SB NHCH2Ph-4-COOH H 56 Me N C NC4H8O Me CO SB NHCH2Ph-4-COOH H 57 Et N C NC4H8O Me CO SB NHCH2Ph-4-COOH H 58 nPr N C NC4H8O Me CO SB NHCH2Ph-4-COOH H 59 nBu N C NC4H8O Me CO SB NHCH2Ph-4-COOH H 60 nHex N C NC4H8O Me CO SB NHCH2Ph-4-COOH H 61 Et N C N2C4H9 Me CO SB NHCH2Ph-4-COOH H 62 nHex N C N2C4H9 Me CO SB NHCH2Ph-4-COOH H 63 Et N C NC4H8 Me CO SB NHCH2Ph-4-COOH H 64 nHex N C NC4H8 Me CO SB NHCH2Ph-4-COOH H 65 Et N C NEt2 Me CO SB NHCH2Ph-4-COOH H 66 nHex N C NEt2 Me CO SB NHCH2Ph-4-COOH H 67 Et N C OH Me CO SB NHCH2Ph-4-COOH H 68 nHex N C OH Me CO SB NHCH2Ph-4-COOH H 69 Et N C NC4H8O Et CO SB NHCH2Ph-4-COOH H 70 H CH C NC4H8O H CO SB NHCH2Ph-4-COOH H 71 Me CH C NC4H8O H CO SB NHCH2Ph-4-COOH H 72 Et CH C NC4H8O H CO SB NHCH2Ph-4-COOH H 73 nPr CH C NC4H8O H CO SB NHCH2Ph-4-COOH H 74 nBu CH C NC4H8O H CO SB NHCH2Ph-4-COOH H 75 nPen CH C NC4H8O H CO SB NHCH2Ph-4-COOH H 76 nPen CH C N2C4H9 H CO SB NHCH2Ph-4-COOH H 77 nPen CH C NC4H8 H CO SB NHCH2Ph-4-COOH H 78 nPen CH C NEt2 H CO SB NHCH2Ph-4-COOH H 【0018】 【表4】No. R1 A Z R2 R4 R7 R8 R12 R13 79 nPen CH C OH H CO SB NHCH2Ph-4-COOH H 80 Me CH C NC4H8O Me CO SB NHCH2Ph-4-COOH H 81 Et CH C NC4H8O Et CO SB NHCH2Ph-4-COOH H 82 H CH C N2C4H9 H CO SB NHCH2Ph-4-COOH H 83 H CH C NC4H8 H CO SB NHCH2Ph-4-COOH H 84 H CH C NEt2 H CO SB NHCH2Ph-4-COOH H 85 H CH C OH H CO SB NHCH2Ph-4-COOH H 86 Me CH C N2C4H9 Me CO SB NHCH2Ph-4-COOH H 87 Me CH C NC4H8 Me CO SB NHCH2Ph-4-COOH H 88 Me CH C NEt2 Me CO SB NHCH2Ph-4-COOH H 89 Me CH C OH Me CO SB NHCH2Ph-4-COOH H 90 - - CH NC4H8O - CO - N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 91 - - CH NC3H6 - CO - N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 92 - - CH NC4H8 - CO - N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 93 - - CH NC5H10 - CO - N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 94 - - CH NC4H8S - CO - N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 95 - - CH N2C4H9 - CO - N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 96 - - CH NH2 - CO - N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 97 - - CH NHMe - CO - N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 98 - - CH NHEt - CO - N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 99 - - CH NMe2 - CO - N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 100 - - CH NEt2 - CO - N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 101 - - CH OH - CO - N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 102 - - CH OMe - CO - N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 103 - - CH OEt - CO - N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 104 - - CH NC4H8O - CO - N(CO-Me)CH2Ph-4-COOH H 【0019】 【表5】No. R1 A Z R2 R4 R7 R8 R12 R13 105 - - CH NC4H8O - CO - N(CO-Et)CH2Ph-4-COOH H 106 - - CH NC4H8O - CO - N(CO-nPr)CH2Ph-4-COOH H 107 - - CH NC4H8O - CO - N(CO-nPen)CH2Ph-4-COOH H 108 - - CH NC4H8O - CO - N(CO-nHex)CH2Ph-4-COOH H 109 - - CH N2C4H9 - CO - N(CO-Me)CH2Ph-4-COOH H 110 - - CH NC4H8 - CO - N(CO-Me)CH2Ph-4-COOH H 111 - - CH NEt2 - CO - N(CO-Me)CH2Ph-4-COOH H 112 - - CH OH - CO - N(CO-Me)CH2Ph-4-COOH H 113 - - CH N2C4H9 - CO - N(CO-Et)CH2Ph-4-COOH H 114 - - CH NC4H8 - CO - N(CO-Et)CH2Ph-4-COOH H 115 - - CH NEt2 - CO - N(CO-Et)CH2Ph-4-COOH H 116 - - CH OH - CO - N(CO-Et)CH2Ph-4-COOH H 117 - - CH N2C4H9 - CO - N(CO-nPr)CH2Ph-4-COOH H 118 - - CH NC4H8 - CO - N(CO-nPr)CH2Ph-4-COOH H 119 - - CH NEt2 - CO - N(CO-nPr)CH2Ph-4-COOH H 120 - - CH OH - CO - N(CO-nPr)CH2Ph-4-COOH H 121 - - CH N2C4H9 - CO - N(CO-nPen)CH2Ph-4-COOH H 122 - - CH NC4H8 - CO - N(CO-nPen)CH2Ph-4-COOH H 123 - - CH NEt2 - CO - N(CO-nPen)CH2Ph-4-COOH H 124 - - CH OH - CO - N(CO-nPen)CH2Ph-4-COOH H 125 - - CH N2C4H9 - CO - N(CO-nHex)CH2Ph-4-COOH H 126 - - CH NC4H8 - CO - N(CO-nHex)CH2Ph-4-COOH H 127 - - CH NEt2 - CO - N(CO-nHex)CH2Ph-4-COOH H 128 - - CH OH - CO - N(CO-nHex)CH2Ph-4-COOH H 129 - - CH NC4H8O - CO - N(CONH-Me)CH2Ph-4-COOH H 130 - - CH NC4H8O - CO - N(CONH-Et)CH2Ph-4-COOH H 【0020】 【表6】No. R1 A Z R2 R4 R7 R8 R12 R13 131 - - CH NC4H8O - CO - N(CONH-nPr)CH2Ph-4-COOH H 132 - - CH NC4H8O - CO - N(CONH-nBu)CH2Ph-4-COOH H 133 - - CH NC4H8O - CO - N(CONH-nPen)CH2Ph-4-COOH H 134 - - CH N2C4H9 - CO - N(CONH-Me)CH2Ph-4-COOH H 135 - - CH NC4H8 - CO - N(CONH-Me)CH2Ph-4-COOH H 136 - - CH NEt2 - CO - N(CONH-Me)CH2Ph-4-COOH H 137 - - CH OH - CO - N(CONH-Me)CH2Ph-4-COOH H 138 - - CH N2C4H9 - CO - N(CONH-Et)CH2Ph-4-COOH H 139 - - CH NC4H8 - CO - N(CONH-Et)CH2Ph-4-COOH H 140 - - CH NEt2 - CO - N(CONH-Et)CH2Ph-4-COOH H 141 - - CH OH - CO - N(CONH-Et)CH2Ph-4-COOH H 142 - - CH N2C4H9 - CO - N(CONH-nPr)CH2Ph-4-COOH H 143 - - CH NC4H8 - CO - N(CONH-nPr)CH2Ph-4-COOH H 144 - - CH NEt2 - CO - N(CONH-nPr)CH2Ph-4-COOH H 145 - - CH OH - CO - N(CONH-nPr)CH2Ph-4-COOH H 146 - - CH N2C4H9 - CO - N(CONH-nBu)CH2Ph-4-COOH H 147 - - CH NC4H8 - CO - N(CONH-nBu)CH2Ph-4-COOH H 148 - - CH NEt2 - CO - N(CONH-nBu)CH2Ph-4-COOH H 149 - - CH OH - CO - N(CONH-nBu)CH2Ph-4-COOH H 150 - - CH N2C4H9 - CO - N(CONH-nPen)CH2Ph-4-COOH H 151 - - CH NC4H8 - CO - N(CONH-nPen)CH2Ph-4-COOH H 152 - - CH NEt2 - CO - N(CONH-nPen)CH2Ph-4-COOH H 153 - - CH OH - CO - N(CONH-nPen)CH2Ph-4-COOH H 154 - - CH NC4H8O - CO - N(Me)CH2Ph-4-COOH H 155 - - CH NC4H8O - CO - N(Et)CH2Ph-4-COOH H 156 - - CH NC4H8O - CO - N(nPr)CH2Ph-4-COOH H 【0021】 【表7】No. R1 A Z R2 R4 R7 R8 R12 R13 157 - - CH NC4H8O - CO - N(nBu)CH2Ph-4-COOH H 158 - - CH NC4H8O - CO - N(nPen)CH2Ph-4-COOH H 159 - - CH NC4H8O - CO - N(nHex)CH2Ph-4-COOH H 160 - - CH N2C4H9 - CO - N(Me)CH2Ph-4-COOH H 161 - - CH NC4H8 - CO - N(Me)CH2Ph-4-COOH H 162 - - CH NEt2 - CO - N(Me)CH2Ph-4-COOH H 163 - - CH OH - CO - N(Me)CH2Ph-4-COOH H 164 - - CH N2C4H9 - CO - N(Et)CH2Ph-4-COOH H 165 - - CH NC4H8 - CO - N(Et)CH2Ph-4-COOH H 166 - - CH NEt2 - CO - N(Et)CH2Ph-4-COOH H 167 - - CH OH - CO - N(Et)CH2Ph-4-COOH H 168 - - CH N2C4H9 - CO - N(nPr)CH2Ph-4-COOH H 169 - - CH NC4H8 - CO - N(nPr)CH2Ph-4-COOH H 170 - - CH NEt2 - CO - N(nPr)CH2Ph-4-COOH H 171 - - CH OH - CO - N(nPr)CH2Ph-4-COOH H 172 - - CH N2C4H9 - CO - N(nBu)CH2Ph-4-COOH H 173 - - CH NC4H8 - CO - N(nBu)CH2Ph-4-COOH H 174 - - CH NEt2 - CO - N(nBu)CH2Ph-4-COOH H 175 - - CH OH - CO - N(nBu)CH2Ph-4-COOH H 176 - - CH N2C4H9 - CO - N(nPen)CH2Ph-4-COOH H 177 - - CH NC4H8 - CO - N(nPen)CH2Ph-4-COOH H 178 - - CH NEt2 - CO - N(nPen)CH2Ph-4-COOH H 179 - - CH OH - CO - N(nPen)CH2Ph-4-COOH H 180 - - CH N2C4H9 - CO - N(nHex)CH2Ph-4-COOH H 181 - - CH NC4H8 - CO - N(nHex)CH2Ph-4-COOH H 182 - - CH NEt2 - CO - N(nHex)CH2Ph-4-COOH H 【0022】 【表8】No. R1 A Z R2 R4 R7 R8 R12 R13 183 - - CH OH - CO - N(nHex)CH2Ph-4-COOH H 184 Me N C NC4H8O Me CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 185 Me N C NC3H6 Me CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 186 Me N C NC4H8 Me CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 187 Me N C NC5H10 Me CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 188 Me N C NC4H8S Me CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 189 Me N C N2C4H9 Me CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 190 Me N C NH2 Me CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 191 Me N C NHMe Me CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 192 Me N C NHEt Me CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 193 Me N C NMe2 Me CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 194 Me N C NEt2 Me CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 195 Me N C OH Me CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 196 Me N C OMe Me CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 197 Me N C OEt Me CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 198 Me N C NC4H8O Me CO SB N(CO-Me)CH2Ph-4-COOH H 199 Me N C NC4H8O Me CO SB N(CO-Et)CH2Ph-4-COOH H 200 Me N C NC4H8O Me CO SB N(CO-nPr)CH2Ph-4-COOH H 201 Me N C NC4H8O Me CO SB N(CO-nPen)CH2Ph-4-COOH H 202 Me N C NC4H8O Me CO SB N(CO-nHex)CH2Ph-4-COOH H 203 Me N C N2C4H9 Me CO SB N(CO-Me)CH2Ph-4-COOH H 204 Me N C NC4H8 Me CO SB N(CO-Me)CH2Ph-4-COOH H 205 Me N C NEt2 Me CO SB N(CO-Me)CH2Ph-4-COOH H 206 Me N C OH Me CO SB N(CO-Me)CH2Ph-4-COOH H 207 Me N C N2C4H9 Me CO SB N(CO-Et)CH2Ph-4-COOH H 208 Me N C NC4H8 Me CO SB N(CO-Et)CH2Ph-4-COOH H 【0023】 【表9】No. R1 A Z R2 R4 R7 R8 R12 R13 209 Me N C NEt2 Me CO SB N(CO-Et)CH2Ph-4-COOH H 210 Me N C OH Me CO SB N(CO-Et)CH2Ph-4-COOH H 211 Me N C N2C4H9 Me CO SB N(CO-nPr)CH2Ph-4-COOH H 212 Me N C NC4H8 Me CO SB N(CO-nPr)CH2Ph-4-COOH H 213 Me N C NEt2 Me CO SB N(CO-nPr)CH2Ph-4-COOH H 214 Me N C OH Me CO SB N(CO-nPr)CH2Ph-4-COOH H 215 Me N C N2C4H9 Me CO SB N(CO-nPen)CH2Ph-4-COOH H 216 Me N C NC4H8 Me CO SB N(CO-nPen)CH2Ph-4-COOH H 217 Me N C NEt2 Me CO SB N(CO-nPen)CH2Ph-4-COOH H 218 Me N C OH Me CO SB N(CO-nPen)CH2Ph-4-COOH H 219 Me N C N2C4H9 Me CO SB N(CO-nHex)CH2Ph-4-COOH H 220 Me N C NC4H8 Me CO SB N(CO-nHex)CH2Ph-4-COOH H 221 Me N C NEt2 Me CO SB N(CO-nHex)CH2Ph-4-COOH H 222 Me N C OH Me CO SB N(CO-nHex)CH2Ph-4-COOH H 223 Me N C NC4H8O Me CO SB N(CONH-Me)CH2Ph-4-COOH H 224 Me N C NC4H8O Me CO SB N(CONH-Et)CH2Ph-4-COOH H 225 Me N C NC4H8O Me CO SB N(CONH-nPr)CH2Ph-4-COOH H 226 Me N C NC4H8O Me CO SB N(CONH-nBu)CH2Ph-4-COOH H 227 Me N C NC4H8O Me CO SB N(CONH-nPen)CH2Ph-4-COOH H 228 Me N C N2C4H9 Me CO SB N(CONH-Me)CH2Ph-4-COOH H 229 Me N C NC4H8 Me CO SB N(CONH-Me)CH2Ph-4-COOH H 230 Me N C NEt2 Me CO SB N(CONH-Me)CH2Ph-4-COOH H 231 Me N C OH Me CO SB N(CONH-Me)CH2Ph-4-COOH H 232 Me N C N2C4H9 Me CO SB N(CONH-Et)CH2Ph-4-COOH H 233 Me N C NC4H8 Me CO SB N(CONH-Et)CH2Ph-4-COOH H 234 Me N C NEt2 Me CO SB N(CONH-Et)CH2Ph-4-COOH H 【0024】 【表10】No. R1 A Z R2 R4 R7 R8 R12 R13 235 Me N C OH Me CO SB N(CONH-Et)CH2Ph-4-COOH H 236 Me N C N2C4H9 Me CO SB N(CONH-nPr)CH2Ph-4-COOH H 237 Me N C NC4H8 Me CO SB N(CONH-nPr)CH2Ph-4-COOH H 238 Me N C NEt2 Me CO SB N(CONH-nPr)CH2Ph-4-COOH H 239 Me N C OH Me CO SB N(CONH-nPr)CH2Ph-4-COOH H 240 Me N C N2C4H9 Me CO SB N(CONH-nBu)CH2Ph-4-COOH H 241 Me N C NC4H8 Me CO SB N(CONH-nBu)CH2Ph-4-COOH H 242 Me N C NEt2 Me CO SB N(CONH-nBu)CH2Ph-4-COOH H 243 Me N C OH Me CO SB N(CONH-nBu)CH2Ph-4-COOH H 244 Me N C N2C4H9 Me CO SB N(CONH-nPen)CH2Ph-4-COOH H 245 Me N C NC4H8 Me CO SB N(CONH-nPen)CH2Ph-4-COOH H 246 Me N C NEt2 Me CO SB N(CONH-nPen)CH2Ph-4-COOH H 247 Me N C OH Me CO SB N(CONH-nPen)CH2Ph-4-COOH H 248 Me N C NC4H8O Me CO SB N(Me)CH2Ph-4-COOH H 249 Me N C NC4H8O Me CO SB N(Et)CH2Ph-4-COOH H 250 Me N C NC4H8O Me CO SB N(nPr)CH2Ph-4-COOH H 251 Me N C NC4H8O Me CO SB N(nBu)CH2Ph-4-COOH H 252 Me N C NC4H8O Me CO SB N(nPen)CH2Ph-4-COOH H 253 Me N C NC4H8O Me CO SB N(nHex)CH2Ph-4-COOH H 254 Me N C N2C4H9 Me CO SB N(Me)CH2Ph-4-COOH H 255 Me N C NC4H8 Me CO SB N(Me)CH2Ph-4-COOH H 256 Me N C NEt2 Me CO SB N(Me)CH2Ph-4-COOH H 257 Me N C OH Me CO SB N(Me)CH2Ph-4-COOH H 258 Me N C N2C4H9 Me CO SB N(Et)CH2Ph-4-COOH H 259 Me N C NC4H8 Me CO SB N(Et)CH2Ph-4-COOH H 260 Me N C NEt2 Me CO SB N(Et)CH2Ph-4-COOH H 【0025】 【表11】No. R1 A Z R2 R4 R7 R8 R12 R13 261 Me N C OH Me CO SB N(Et)CH2Ph-4-COOH H 262 Me N C N2C4H9 Me CO SB N(nPr)CH2Ph-4-COOH H 263 Me N C NC4H8 Me CO SB N(nPr)CH2Ph-4-COOH H 264 Me N C NEt2 Me CO SB N(nPr)CH2Ph-4-COOH H 265 Me N C OH Me CO SB N(nPr)CH2Ph-4-COOH H 266 Me N C N2C4H9 Me CO SB N(nBu)CH2Ph-4-COOH H 267 Me N C NC4H8 Me CO SB N(nBu)CH2Ph-4-COOH H 268 Me N C NEt2 Me CO SB N(nBu)CH2Ph-4-COOH H 269 Me N C OH Me CO SB N(nBu)CH2Ph-4-COOH H 270 Me N C N2C4H9 Me CO SB N(nPen)CH2Ph-4-COOH H 271 Me N C NC4H8 Me CO SB N(nPen)CH2Ph-4-COOH H 272 Me N C NEt2 Me CO SB N(nPen)CH2Ph-4-COOH H 273 Me N C OH Me CO SB N(nPen)CH2Ph-4-COOH H 274 Me N C N2C4H9 Me CO SB N(nHex)CH2Ph-4-COOH H 275 Me N C NC4H8 Me CO SB N(nHex)CH2Ph-4-COOH H 276 Me N C NEt2 Me CO SB N(nHex)CH2Ph-4-COOH H 277 Me N C OH Me CO SB N(nHex)CH2Ph-4-COOH H 278 H CH C NC4H8O H CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 279 H CH C NC3H6 H CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 280 H CH C NC4H8 H CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 281 H CH C NC5H10 H CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 282 H CH C NC4H8S H CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 283 H CH C N2C4H9 H CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 284 H CH C NH2 H CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 285 H CH C NHMe H CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 286 H CH C NHEt H CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 【0026】 【表12】No. R1 A Z R2 R4 R7 R8 R12 R13 287 H CH C NMe2 H CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 288 H CH C NEt2 H CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 289 H CH C OH H CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 290 H CH C OMe H CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 291 H CH C OEt H CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 292 H CH C NC4H8O H CO SB N(CO-Me)CH2Ph-4-COOH H 293 H CH C NC4H8O H CO SB N(CO-Et)CH2Ph-4-COOH H 294 H CH C NC4H8O H CO SB N(CO-nPr)CH2Ph-4-COOH H 295 H CH C NC4H8O H CO SB N(CO-nPen)CH2Ph-4-COOH H 296 H CH C NC4H8O H CO SB N(CO-nHex)CH2Ph-4-COOH H 297 H CH C N2C4H9 H CO SB N(CO-Me)CH2Ph-4-COOH H 298 H CH C NC4H8 H CO SB N(CO-Me)CH2Ph-4-COOH H 299 H CH C NEt2 H CO SB N(CO-Me)CH2Ph-4-COOH H 300 H CH C OH H CO SB N(CO-Me)CH2Ph-4-COOH H 301 H CH C N2C4H9 H CO SB N(CO-Et)CH2Ph-4-COOH H 302 H CH C NC4H8 H CO SB N(CO-Et)CH2Ph-4-COOH H 303 H CH C NEt2 H CO SB N(CO-Et)CH2Ph-4-COOH H 304 H CH C OH H CO SB N(CO-Et)CH2Ph-4-COOH H 305 H CH C N2C4H9 H CO SB N(CO-nPr)CH2Ph-4-COOH H 306 H CH C NC4H8 H CO SB N(CO-nPr)CH2Ph-4-COOH H 307 H CH C NEt2 H CO SB N(CO-nPr)CH2Ph-4-COOH H 308 H CH C OH H CO SB N(CO-nPr)CH2Ph-4-COOH H 309 H CH C N2C4H9 H CO SB N(CO-nPen)CH2Ph-4-COOH H 310 H CH C NC4H8 H CO SB N(CO-nPen)CH2Ph-4-COOH H 311 H CH C NEt2 H CO SB N(CO-nPen)CH2Ph-4-COOH H 312 H CH C OH H CO SB N(CO-nPen)CH2Ph-4-COOH H 【0027】 【表13】No. R1 A Z R2 R4 R7 R8 R12 R13 313 H CH C N2C4H9 H CO SB N(CO-nHex)CH2Ph-4-COOH H 314 H CH C NC4H8 H CO SB N(CO-nHex)CH2Ph-4-COOH H 315 H CH C NEt2 H CO SB N(CO-nHex)CH2Ph-4-COOH H 316 H CH C OH H CO SB N(CO-nHex)CH2Ph-4-COOH H 317 H CH C NC4H8O H CO SB N(CONH-Me)CH2Ph-4-COOH H 318 H CH C NC4H8O H CO SB N(CONH-Et)CH2Ph-4-COOH H 319 H CH C NC4H8O H CO SB N(CONH-nPr)CH2Ph-4-COOH H 320 H CH C NC4H8O H CO SB N(CONH-nBu)CH2Ph-4-COOH H 321 H CH C NC4H8O H CO SB N(CONH-nPen)CH2Ph-4-COOH H 322 H CH C N2C4H9 H CO SB N(CONH-Me)CH2Ph-4-COOH H 323 H CH C NC4H8 H CO SB N(CONH-Me)CH2Ph-4-COOH H 324 H CH C NEt2 H CO SB N(CONH-Me)CH2Ph-4-COOH H 325 H CH C OH H CO SB N(CONH-Me)CH2Ph-4-COOH H 326 H CH C N2C4H9 H CO SB N(CONH-Et)CH2Ph-4-COOH H 327 H CH C NC4H8 H CO SB N(CONH-Et)CH2Ph-4-COOH H 328 H CH C NEt2 H CO SB N(CONH-Et)CH2Ph-4-COOH H 329 H CH C OH H CO SB N(CONH-Et)CH2Ph-4-COOH H 330 H CH C N2C4H9 H CO SB N(CONH-nPr)CH2Ph-4-COOH H 331 H CH C NC4H8 H CO SB N(CONH-nPr)CH2Ph-4-COOH H 332 H CH C NEt2 H CO SB N(CONH-nPr)CH2Ph-4-COOH H 333 H CH C OH H CO SB N(CONH-nPr)CH2Ph-4-COOH H 334 H CH C N2C4H9 H CO SB N(CONH-nBu)CH2Ph-4-COOH H 335 H CH C NC4H8 H CO SB N(CONH-nBu)CH2Ph-4-COOH H 336 H CH C NEt2 H CO SB N(CONH-nBu)CH2Ph-4-COOH H 337 H CH C OH H CO SB N(CONH-nBu)CH2Ph-4-COOH H 338 H CH C N2C4H9 H CO SB N(CONH-nPen)CH2Ph-4-COOH H 【0028】 【表14】No. R1 A Z R2 R4 R7 R8 R12 R13 339 H CH C NC4H8 H CO SB N(CONH-nPen)CH2Ph-4-COOH H 340 H CH C NEt2 H CO SB N(CONH-nPen)CH2Ph-4-COOH H 341 H CH C OH H CO SB N(CONH-nPen)CH2Ph-4-COOH H 342 H CH C NC4H8O H CO SB N(Me)CH2Ph-4-COOH H 343 H CH C NC4H8O H CO SB N(Et)CH2Ph-4-COOH H 344 H CH C NC4H8O H CO SB N(nPr)CH2Ph-4-COOH H 345 H CH C NC4H8O H CO SB N(nBu)CH2Ph-4-COOH H 346 H CH C NC4H8O H CO SB N(nPen)CH2Ph-4-COOH H 347 H CH C NC4H8O H CO SB N(nHex)CH2Ph-4-COOH H 348 H CH C N2C4H9 H CO SB N(Me)CH2Ph-4-COOH H 349 H CH C NC4H8 H CO SB N(Me)CH2Ph-4-COOH H 350 H CH C NEt2 H CO SB N(Me)CH2Ph-4-COOH H 351 H CH C OH H CO SB N(Me)CH2Ph-4-COOH H 352 H CH C N2C4H9 H CO SB N(Et)CH2Ph-4-COOH H 353 H CH C NC4H8 H CO SB N(Et)CH2Ph-4-COOH H 354 H CH C NEt2 H CO SB N(Et)CH2Ph-4-COOH H 355 H CH C OH H CO SB N(Et)CH2Ph-4-COOH H 356 H CH C N2C4H9 H CO SB N(nPr)CH2Ph-4-COOH H 357 H CH C NC4H8 H CO SB N(nPr)CH2Ph-4-COOH H 358 H CH C NEt2 H CO SB N(nPr)CH2Ph-4-COOH H 359 H CH C OH H CO SB N(nPr)CH2Ph-4-COOH H 360 H CH C N2C4H9 H CO SB N(nBu)CH2Ph-4-COOH H 361 H CH C NC4H8 H CO SB N(nBu)CH2Ph-4-COOH H 362 H CH C NEt2 H CO SB N(nBu)CH2Ph-4-COOH H 363 H CH C OH H CO SB N(nBu)CH2Ph-4-COOH H 364 H CH C N2C4H9 H CO SB N(nPen)CH2Ph-4-COOH H 【0029】 【表15】No. R1 A Z R2 R4 R7 R8 R12 R13 365 H CH C NC4H8 H CO SB N(nPen)CH2Ph-4-COOH H 366 H CH C NEt2 H CO SB N(nPen)CH2Ph-4-COOH H 367 H CH C OH H CO SB N(nPen)CH2Ph-4-COOH H 368 H CH C N2C4H9 H CO SB N(nHex)CH2Ph-4-COOH H 369 H CH C NC4H8 H CO SB N(nHex)CH2Ph-4-COOH H 370 H CH C NEt2 H CO SB N(nHex)CH2Ph-4-COOH H 371 H CH C OH H CO SB N(nHex)CH2Ph-4-COOH H 372 Me CH C NC4H8O Me CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 373 Me CH C NC3H6 Me CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 374 Me CH C NC4H8 Me CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 375 Me CH C NC5H10 Me CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 376 Me CH C NC4H8S Me CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 377 Me CH C N2C4H9 Me CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 378 Me CH C NH2 Me CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 379 Me CH C NHMe Me CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 380 Me CH C NHEt Me CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 381 Me CH C NMe2 Me CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 382 Me CH C NEt2 Me CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 383 Me CH C OH Me CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 384 Me CH C OMe Me CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 385 Me CH C OEt Me CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 386 Me CH C NC4H8O Me CO SB N(CO-Me)CH2Ph-4-COOH H 387 Me CH C NC4H8O Me CO SB N(CO-Et)CH2Ph-4-COOH H 388 Me CH C NC4H8O Me CO SB N(CO-nPr)CH2Ph-4-COOH H 389 Me CH C NC4H8O Me CO SB N(CO-nPen)CH2Ph-4-COOH H 390 Me CH C NC4H8O Me CO SB N(CO-nHex)CH2Ph-4-COOH H 【0030】 【表16】No. R1 A Z R2 R4 R7 R8 R12 R13 391 Me CH C N2C4H9 Me CO SB N(CO-Me)CH2Ph-4-COOH H 392 Me CH C NC4H8 Me CO SB N(CO-Me)CH2Ph-4-COOH H 393 Me CH C NEt2 Me CO SB N(CO-Me)CH2Ph-4-COOH H 394 Me CH C OH Me CO SB N(CO-Me)CH2Ph-4-COOH H 395 Me CH C N2C4H9 Me CO SB N(CO-Et)CH2Ph-4-COOH H 396 Me CH C NC4H8 Me CO SB N(CO-Et)CH2Ph-4-COOH H 397 Me CH C NEt2 Me CO SB N(CO-Et)CH2Ph-4-COOH H 398 Me CH C OH Me CO SB N(CO-Et)CH2Ph-4-COOH H 399 Me CH C N2C4H9 Me CO SB N(CO-nPr)CH2Ph-4-COOH H 400 Me CH C NC4H8 Me CO SB N(CO-nPr)CH2Ph-4-COOH H 401 Me CH C NEt2 Me CO SB N(CO-nPr)CH2Ph-4-COOH H 402 Me CH C OH Me CO SB N(CO-nPr)CH2Ph-4-COOH H 403 Me CH C N2C4H9 Me CO SB N(CO-nPen)CH2Ph-4-COOH H 404 Me CH C NC4H8 Me CO SB N(CO-nPen)CH2Ph-4-COOH H 405 Me CH C NEt2 Me CO SB N(CO-nPen)CH2Ph-4-COOH H 406 Me CH C OH Me CO SB N(CO-nPen)CH2Ph-4-COOH H 407 Me CH C N2C4H9 Me CO SB N(CO-nHex)CH2Ph-4-COOH H 408 Me CH C NC4H8 Me CO SB N(CO-nHex)CH2Ph-4-COOH H 409 Me CH C NEt2 Me CO SB N(CO-nHex)CH2Ph-4-COOH H 410 Me CH C OH Me CO SB N(CO-nHex)CH2Ph-4-COOH H 411 Me CH C NC4H8O Me CO SB N(CONH-Me)CH2Ph-4-COOH H 412 Me CH C NC4H8O Me CO SB N(CONH-Et)CH2Ph-4-COOH H 413 Me CH C NC4H8O Me CO SB N(CONH-nPr)CH2Ph-4-COOH H 414 Me CH C NC4H8O Me CO SB N(CONH-nBu)CH2Ph-4-COOH H 415 Me CH C NC4H8O Me CO SB N(CONH-nPen)CH2Ph-4-COOH H 416 Me CH C N2C4H9 Me CO SB N(CONH-Me)CH2Ph-4-COOH H 【0031】 【表17】No. R1 A Z R2 R4 R7 R8 R12 R13 417 Me CH C NC4H8 Me CO SB N(CONH-Me)CH2Ph-4-COOH H 418 Me CH C NEt2 Me CO SB N(CONH-Me)CH2Ph-4-COOH H 419 Me CH C OH Me CO SB N(CONH-Me)CH2Ph-4-COOH H 420 Me CH C N2C4H9 Me CO SB N(CONH-Et)CH2Ph-4-COOH H 421 Me CH C NC4H8 Me CO SB N(CONH-Et)CH2Ph-4-COOH H 422 Me CH C NEt2 Me CO SB N(CONH-Et)CH2Ph-4-COOH H 423 Me CH C OH Me CO SB N(CONH-Et)CH2Ph-4-COOH H 424 Me CH C N2C4H9 Me CO SB N(CONH-nPr)CH2Ph-4-COOH H 425 Me CH C NC4H8 Me CO SB N(CONH-nPr)CH2Ph-4-COOH H 426 Me CH C NEt2 Me CO SB N(CONH-nPr)CH2Ph-4-COOH H 427 Me CH C OH Me CO SB N(CONH-nPr)CH2Ph-4-COOH H 428 Me CH C N2C4H9 Me CO SB N(CONH-nBu)CH2Ph-4-COOH H 429 Me CH C NC4H8 Me CO SB N(CONH-nBu)CH2Ph-4-COOH H 430 Me CH C NEt2 Me CO SB N(CONH-nBu)CH2Ph-4-COOH H 431 Me CH C OH Me CO SB N(CONH-nBu)CH2Ph-4-COOH H 432 Me CH C N2C4H9 Me CO SB N(CONH-nPen)CH2Ph-4-COOH H 433 Me CH C NC4H8 Me CO SB N(CONH-nPen)CH2Ph-4-COOH H 434 Me CH C NEt2 Me CO SB N(CONH-nPen)CH2Ph-4-COOH H 435 Me CH C OH Me CO SB N(CONH-nPen)CH2Ph-4-COOH H 436 Me CH C NC4H8O Me CO SB N(Me)CH2Ph-4-COOH H 437 Me CH C NC4H8O Me CO SB N(Et)CH2Ph-4-COOH H 438 Me CH C NC4H8O Me CO SB N(nPr)CH2Ph-4-COOH H 439 Me CH C NC4H8O Me CO SB N(nBu)CH2Ph-4-COOH H 440 Me CH C NC4H8O Me CO SB N(nPen)CH2Ph-4-COOH H 441 Me CH C NC4H8O Me CO SB N(nHex)CH2Ph-4-COOH H 442 Me CH C N2C4H9 Me CO SB N(Me)CH2Ph-4-COOH H 【0032】 【表18】No. R1 A Z R2 R4 R7 R8 R12 R13 443 Me CH C NC4H8 Me CO SB N(Me)CH2Ph-4-COOH H 444 Me CH C NEt2 Me CO SB N(Me)CH2Ph-4-COOH H 445 Me CH C OH Me CO SB N(Me)CH2Ph-4-COOH H 446 Me CH C N2C4H9 Me CO SB N(Et)CH2Ph-4-COOH H 447 Me CH C NC4H8 Me CO SB N(Et)CH2Ph-4-COOH H 448 Me CH C NEt2 Me CO SB N(Et)CH2Ph-4-COOH H 449 Me CH C OH Me CO SB N(Et)CH2Ph-4-COOH H 450 Me CH C N2C4H9 Me CO SB N(nPr)CH2Ph-4-COOH H 451 Me CH C NC4H8 Me CO SB N(nPr)CH2Ph-4-COOH H 452 Me CH C NEt2 Me CO SB N(nPr)CH2Ph-4-COOH H 453 Me CH C OH Me CO SB N(nPr)CH2Ph-4-COOH H 454 Me CH C N2C4H9 Me CO SB N(nBu)CH2Ph-4-COOH H 455 Me CH C NC4H8 Me CO SB N(nBu)CH2Ph-4-COOH H 456 Me CH C NEt2 Me CO SB N(nBu)CH2Ph-4-COOH H 457 Me CH C OH Me CO SB N(nBu)CH2Ph-4-COOH H 458 Me CH C N2C4H9 Me CO SB N(nPen)CH2Ph-4-COOH H 459 Me CH C NC4H8 Me CO SB N(nPen)CH2Ph-4-COOH H 460 Me CH C NEt2 Me CO SB N(nPen)CH2Ph-4-COOH H 461 Me CH C OH Me CO SB N(nPen)CH2Ph-4-COOH H 462 Me CH C N2C4H9 Me CO SB N(nHex)CH2Ph-4-COOH H 463 Me CH C NC4H8 Me CO SB N(nHex)CH2Ph-4-COOH H 464 Me CH C NEt2 Me CO SB N(nHex)CH2Ph-4-COOH H 465 Me CH C OH Me CO SB N(nHex)CH2Ph-4-COOH H 466 Me CH C OMe Me CO SB N(nHex)CH2Ph-4-COOH H 467 - - N NC4H8O - CO - N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 468 - - N NC3H6 - CO - N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 【0033】 【表19】No. R1 A Z R2 R4 R7 R8 R12 R13 469 - - N NC4H8 - CO - N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 470 - - N NC5H10 - CO - N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 471 - - N NC4H8S - CO - N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 472 - - N N2C4H9 - CO - N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 473 - - N NH2 - CO - N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 474 - - N NHMe - CO - N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 475 - - N NHEt - CO - N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 476 - - N NMe2 - CO - N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 477 - - N NEt2 - CO - N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 478 - - N OH - CO - N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 479 - - N OMe - CO - N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 480 - - N OEt - CO - N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 481 - - N NC4H8O - CO - N(CO-Me)CH2Ph-4-COOH H 482 - - N NC4H8O - CO - N(CO-Et)CH2Ph-4-COOH H 483 - - N NC4H8O - CO - N(CO-nPr)CH2Ph-4-COOH H 484 - - N NC4H8O - CO - N(CO-nPen)CH2Ph-4-COOH H 485 - - N NC4H8O - CO - N(CO-nHex)CH2Ph-4-COOH H 486 - - N N2C4H9 - CO - N(CO-Me)CH2Ph-4-COOH H 487 - - N NC4H8 - CO - N(CO-Me)CH2Ph-4-COOH H 488 - - N NEt2 - CO - N(CO-Me)CH2Ph-4-COOH H 489 - - N OH - CO - N(CO-Me)CH2Ph-4-COOH H 490 - - N N2C4H9 - CO - N(CO-Et)CH2Ph-4-COOH H 491 - - N NC4H8 - CO - N(CO-Et)CH2Ph-4-COOH H 492 - - N NEt2 - CO - N(CO-Et)CH2Ph-4-COOH H 493 - - N OH - CO - N(CO-Et)CH2Ph-4-COOH H 494 - - N N2C4H9 - CO - N(CO-nPr)CH2Ph-4-COOH H 【0034】 【表20】No. R1 A Z R2 R4 R7 R8 R12 R13 495 - - N NC4H8 - CO - N(CO-nPr)CH2Ph-4-COOH H 496 - - N NEt2 - CO - N(CO-nPr)CH2Ph-4-COOH H 497 - - N OH - CO - N(CO-nPr)CH2Ph-4-COOH H 498 - - N N2C4H9 - CO - N(CO-nPen)CH2Ph-4-COOH H 499 - - N NC4H8 - CO - N(CO-nPen)CH2Ph-4-COOH H 500 - - N NEt2 - CO - N(CO-nPen)CH2Ph-4-COOH H 501 - - N OH - CO - N(CO-nPen)CH2Ph-4-COOH H 502 - - N N2C4H9 - CO - N(CO-nHex)CH2Ph-4-COOH H 503 - - N NC4H8 - CO - N(CO-nHex)CH2Ph-4-COOH H 504 - - N NEt2 - CO - N(CO-nHex)CH2Ph-4-COOH H 505 - - N OH - CO - N(CO-nHex)CH2Ph-4-COOH H 506 - - N NC4H8O - CO - N(CONH-Me)CH2Ph-4-COOH H 507 - - N NC4H8O - CO - N(CONH-Et)CH2Ph-4-COOH H 508 - - N NC4H8O - CO - N(CONH-nPr)CH2Ph-4-COOH H 509 - - N NC4H8O - CO - N(CONH-nBu)CH2Ph-4-COOH H 510 - - N NC4H8O - CO - N(CONH-nPen)CH2Ph-4-COOH H 511 - - N N2C4H9 - CO - N(CONH-Me)CH2Ph-4-COOH H 512 - - N NC4H8 - CO - N(CONH-Me)CH2Ph-4-COOH H 513 - - N NEt2 - CO - N(CONH-Me)CH2Ph-4-COOH H 514 - - N OH - CO - N(CONH-Me)CH2Ph-4-COOH H 515 - - N N2C4H9 - CO - N(CONH-Et)CH2Ph-4-COOH H 516 - - N NC4H8 - CO - N(CONH-Et)CH2Ph-4-COOH H 517 - - N NEt2 - CO - N(CONH-Et)CH2Ph-4-COOH H 518 - - N OH - CO - N(CONH-Et)CH2Ph-4-COOH H 519 - - N N2C4H9 - CO - N(CONH-nPr)CH2Ph-4-COOH H 520 - - N NC4H8 - CO - N(CONH-nPr)CH2Ph-4-COOH H 【0035】 【表21】No. R1 A Z R2 R4 R7 R8 R12 R13 521 - - N NEt2 - CO - N(CONH-nPr)CH2Ph-4-COOH H 522 - - N OH - CO - N(CONH-nPr)CH2Ph-4-COOH H 523 - - N N2C4H9 - CO - N(CONH-nBu)CH2Ph-4-COOH H 524 - - N NC4H8 - CO - N(CONH-nBu)CH2Ph-4-COOH H 525 - - N NEt2 - CO - N(CONH-nBu)CH2Ph-4-COOH H 526 - - N OH - CO - N(CONH-nBu)CH2Ph-4-COOH H 527 - - N N2C4H9 - CO - N(CONH-nPen)CH2Ph-4-COOH H 528 - - N NC4H8 - CO - N(CONH-nPen)CH2Ph-4-COOH H 529 - - N NEt2 - CO - N(CONH-nPen)CH2Ph-4-COOH H 530 - - N OH - CO - N(CONH-nPen)CH2Ph-4-COOH H 531 - - N NC4H8O - CO - N(Me)CH2Ph-4-COOH H 532 - - N NC4H8O - CO - N(Et)CH2Ph-4-COOH H 533 - - N NC4H8O - CO - N(nPr)CH2Ph-4-COOH H 534 - - N NC4H8O - CO - N(nBu)CH2Ph-4-COOH H 535 - - N NC4H8O - CO - N(nPen)CH2Ph-4-COOH H 536 - - N NC4H8O - CO - N(nHex)CH2Ph-4-COOH H 537 - - N N2C4H9 - CO - N(Me)CH2Ph-4-COOH H 538 - - N NC4H8 - CO - N(Me)CH2Ph-4-COOH H 539 - - N NEt2 - CO - N(Me)CH2Ph-4-COOH H 540 - - N OH - CO - N(Me)CH2Ph-4-COOH H 541 - - N N2C4H9 - CO - N(Et)CH2Ph-4-COOH H 542 - - N NC4H8 - CO - N(Et)CH2Ph-4-COOH H 543 - - N NEt2 - CO - N(Et)CH2Ph-4-COOH H 544 - - N OH - CO - N(Et)CH2Ph-4-COOH H 545 - - N N2C4H9 - CO - N(nPr)CH2Ph-4-COOH H 546 - - N NC4H8 - CO - N(nPr)CH2Ph-4-COOH H 【0036】 【表22】No. R1 A Z R2 R4 R7 R8 R12 R13 547 - - N NEt2 - CO - N(nPr)CH2Ph-4-COOH H 548 - - N OH - CO - N(nPr)CH2Ph-4-COOH H 549 - - N N2C4H9 - CO - N(nBu)CH2Ph-4-COOH H 550 - - N NC4H8 - CO - N(nBu)CH2Ph-4-COOH H 551 - - N NEt2 - CO - N(nBu)CH2Ph-4-COOH H 552 - - N OH - CO - N(nBu)CH2Ph-4-COOH H 553 - - N N2C4H9 - CO - N(nPen)CH2Ph-4-COOH H 554 - - N NC4H8 - CO - N(nPen)CH2Ph-4-COOH H 555 - - N NEt2 - CO - N(nPen)CH2Ph-4-COOH H 556 - - N OH - CO - N(nPen)CH2Ph-4-COOH H 557 - - N N2C4H9 - CO - N(nHex)CH2Ph-4-COOH H 558 - - N NC4H8 - CO - N(nHex)CH2Ph-4-COOH H 559 - - N NEt2 - CO - N(nHex)CH2Ph-4-COOH H 560 - - N OH - CO - N(nHex)CH2Ph-4-COOH H 561 Me N C NC4H8O Me CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH CF3 562 Me N C NC4H8O Me CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH Ph 563 Me N C NC4H8O Me CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOh CH2Ph 564 Me N C NC4H8O Me CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH (CH2)2Ph 565 Me N C NC4H8O Me CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH NHCOCH2Ph 566 Me N C NC4H8O Me CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH NHCO(CH2)2Ph 567 Me N C NC4H8O Me CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH NHCOCHPh2 568 Me N C NC4H8O Me CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH CH3 569 - - CH NC4H8O - CO - N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH CF3 570 - - CH NC4H8O - CO - N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH Ph 571 - - CH NC4H8O - CO - N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH CH2Ph 572 - - CH NC4H8O - CO - N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH (CH2)2Ph 【0037】 【表23】No. R1 A Z R2 R4 R7 R8 R12 R13 573 - - CH NC4H8O - CO - N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH NHCOCH2Ph 574 - - CH NC4H8O - CO - N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH NHCO(CH2)2Ph 575 - - CH NC4H8O - CO - N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH NHCOCHPh2 576 - - CH NC4H8O - CO - N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH CH3 577 - - N NC4H8O - CO - N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH CF3 578 - - N NC4H8O - CO - N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH Ph 579 - - N NC4H8O - CO - N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH CH2Ph 580 - - N NC4H8O - CO - N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH (CH2)2Ph 581 - - N NC4H8O - CO - N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH NHCOCH2Ph 582 - - N NC4H8O - CO - N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH NHCO(CH2)2Ph 583 - - N NC4H8O - CO - N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH NHCOCHPh2 584 - - N NC4H8O - CO - N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH CH3 585 nBu N C NC4H8O H CO CO NHCH2PhPh-2-CN4H H 586 nBu N C NEt2 H CO CO NHCH2PhPh-2-CN4H H 587 nBu N C NC4H8O H CO CO OCH2PhPh-2-CN4H H 588 nBu N C NEt2 H CO CO OCH2Ph-4-COOH H 589 nPen N C NC4H8O Me CO SB OCH2Ph-4-COOH H 590 nPen N C NC4H8O Me CO SB NHCH2PhPh-2-CN4H H 591 Me N C NC4H8O Me CO SB N(CO-nBu)CH2PhPh-2-CN4H H 592 Me N C NC4H8O H CO CO N(CO-nBu)CH2PhPh-2-CN4H H 593 nPen N C NC4H8O Me CO SB NHCH2PhPh-2-CN4H NHCOCHPh2 594 nBu N C NC4H8O H CO CO N(CH2PhPh-2-CN4H)2 H 595 nPen N C NC4H8O Me SO2 SB NHCH2PhPh-2-CN4H H 596 nPen N C NC4H8O Me SO2 SB NHCH2Ph-4-COOH H 597 Me N C NC4H8O Me SO2 SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 598 nPen N C NC4H8O Me SO2 SB NHCH2Ph-4-COOH NHCOCHPh2 【0038】 【表24】No. R1 A Z R2 R4 R7 R8 R12 R13 599 nPen N C NC4H8O Me SO2 SB NHCH2PhPh-2-CN4H NHCO(CH2)2Ph 600 Me N C NC4H8O Me CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOMe H 601 Me N C NC4H8O Me CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-OMe H 602 Me N C NC4H8O Me CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-OH H 603 Me N C NC4H8O Me CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-NH2 H 604 Me N C NC4H8O Me CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-CN4H H 605 Me N C NC4H8O Me CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-SO3H H 606 H CH C NC4H8O H CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOMe H 607 H CH C NC4H8O H CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-OMe H 608 H CH C NC4H8O H CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-OH H 609 H CH C NC4H8O H CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-NH2 H 610 H CH C NC4H8O H CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-CN4H H 611 H CH C NC4H8O H CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-SO3H H 612 - - CH NC4H8O - CO - N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOMe H 613 - - CH NC4H8O - CO - N(CO-nBu)CH2Ph-4-OMe H 614 - - CH NC4H8O - CO - N(CO-nBu)CH2Ph-4-OH H 615 - - CH NC4H8O - CO - N(CO-nBu)CH2Ph-4-NH2 H 616 - - CH NC4H8O - CO - N(CO-nBu)CH2Ph-4-CN4H H 617 - - CH NC4H8O - CO - N(CO-nBu)CH2Ph-4-SO3H H 618 - - N NC4H8O - CO - N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOMe H 619 - - N NC4H8O - CO - N(CO-nBu)CH2Ph-4-OMe H 620 - - N NC4H8O - CO - N(CO-nBu)CH2Ph-4-OH H 621 - - N NC4H8O - CO - N(CO-nBu)CH2Ph-4-NH2 H 622 - - N NC4H8O - CO - N(CO-nBu)CH2Ph-4-CN4H H 623 - - N NC4H8O - CO - N(CO-nBu)CH2Ph-4-SO3H H 624 Et N C NC4H8O Et CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 【0039】 【表25】No. R1 A Z R2 R4 R7 R8 R12 R13 625 Et N C NC3H6 Et CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 626 Et N C NC4H8 Et CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 627 Et N C NC5H10 Et CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 628 Et N C NC4H8S Et CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 629 Et N C N2C4H9 Et CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 630 Et N C NH2 Et CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 631 Et N C NHMe Et CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 632 Et N C NHEt Et CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 633 Et N C NMe2 Et CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 634 Et N C NEt2 Et CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 635 Et N C OH Et CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 636 Et N C OMe Et CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 637 Et N C OEt Et CO SB N(CO-nBu)CH2Ph-4-COOH H 638 Et N C NC4H8O Et CO SB N(CO-Me)CH2Ph-4-COOH H 639 Et N C NC4H8O Et CO SB N(CO-Et)CH2Ph-4-COOH H 640 Et N C NC4H8O Et CO SB N(CO-nPr)CH2Ph-4-COOH H 641 Et N C NC4H8O Et CO SB N(CO-nPen)CH2Ph-4-COOH H 642 Et N C NC4H8O Et CO SB N(CO-nHex)CH2Ph-4-COOH H 643 Et N C N2C4H9 Et CO SB N(CO-Me)CH2Ph-4-COOH H 644 Et N C NC4H8 Et CO SB N(CO-Me)CH2Ph-4-COOH H 645 Et N C NEt2 Et CO SB N(CO-Me)CH2Ph-4-COOH H 646 Et N C OH Et CO SB N(CO-Me)CH2Ph-4-COOH H 647 Et N C N2C4H9 Et CO SB N(CO-Et)CH2Ph-4-COOH H 648 Et N C NC4H8 Et CO SB N(CO-Et)CH2Ph-4-COOH H 649 Et N C NEt2 Et CO SB N(CO-Et)CH2Ph-4-COOH H 650 Et N C OH Et CO SB N(CO-Et)CH2Ph-4-COOH H 【0040】 【表26】No. R1 A Z R2 R4 R7 R8 R12 R13 651 Et N C N2C4H9 Et CO SB N(CO-nPr)CH2Ph-4-COOH H 652 Et N C NC4H8 Et CO SB N(CO-nPr)CH2Ph-4-COOH H 653 Et N C NEt2 Et CO SB N(CO-nPr)CH2Ph-4-COOH H 654 Et N C OH Et CO SB N(CO-nPr)CH2Ph-4-COOH H 655 Et N C N2C4H9 Et CO SB N(CO-nPen)CH2Ph-4-COOH H 656 Et N C NC4H8 Et CO SB N(CO-nPen)CH2Ph-4-COOH H 657 Et N C NEt2 Et CO SB N(CO-nPen)CH2Ph-4-COOH H 658 Et N C OH Et CO SB N(CO-nPen)CH2Ph-4-COOH H 659 Et N C N2C4H9 Et CO SB N(CO-nHex)CH2Ph-4-COOH H 660 Et N C NC4H8 Et CO SB N(CO-nHex)CH2Ph-4-COOH H 661 Et N C NEt2 Et CO SB N(CO-nHex)CH2Ph-4-COOH H 662 Et N C OH Et CO SB N(CO-nHex)CH2Ph-4-COOH H 663 Et N C NC4H8O Et CO SB N(CONH-Me)CH2Ph-4-COOH H 664 Et N C NC4H8O Et CO SB N(CONH-Et)CH2Ph-4-COOH H 665 Et N C NC4H8O Et CO SB N(CONH-nPr)CH2Ph-4-COOH H 666 Et N C NC4H8O Et CO SB N(CONH-nBu)CH2Ph-4-COOH H 667 Et N C NC4H8O Et CO SB N(CONH-nPen)CH2Ph-4-COOH H 668 Et N C N2C4H9 Et CO SB N(CONH-Me)CH2Ph-4-COOH H 669 Et N C NC4H8 Et CO SB N(CONH-Me)CH2Ph-4-COOH H 670 Et N C NEt2 Et CO SB N(CONH-Me)CH2Ph-4-COOH H 671 Et N C OH Et CO SB N(CONH-Me)CH2Ph-4-COOH H 672 Et N C N2C4H9 Et CO SB N(CONH-Et)CH2Ph-4-COOH H 673 Et N C NC4H8 Et CO SB N(CONH-Et)CH2Ph-4-COOH H 674 Et N C NEt2 Et CO SB N(CONH-Et)CH2Ph-4-COOH H 675 Et N C OH Et CO SB N(CONH-Et)CH2Ph-4-COOH H 676 Et N C N2C4H9 Et CO SB N(CONH-nPr)CH2Ph-4-COOH H 【0041】 【表27】No. R1 A Z R2 R4 R7 R8 R12 R13 677 Et N C NC4H8 Et CO SB N(CONH-nPr)CH2Ph-4-COOH H 678 Et N C NEt2 Et CO SB N(CONH-nPr)CH2Ph-4-COOH H 679 Et N C OH Et CO SB N(CONH-nPr)CH2Ph-4-COOH H 680 Et N C N2C4H9 Et CO SB N(CONH-nBu)CH2Ph-4-COOH H 681 Et N C NC4H8 Et CO SB N(CONH-nBu)CH2Ph-4-COOH H 682 Et N C NEt2 Et CO SB N(CONH-nBu)CH2Ph-4-COOH H 683 Et N C OH Et CO SB N(CONH-nBu)CH2Ph-4-COOH H 684 Et N C N2C4H9 Et CO SB N(CONH-nPen)CH2Ph-4-COOH H 685 Et N C NC4H8 Et CO SB N(CONH-nPen)CH2Ph-4-COOH H 686 Et N C NEt2 Et CO SB N(CONH-nPen)CH2Ph-4-COOH H 687 Et N C OH Et CO SB N(CONH-nPen)CH2Ph-4-COOH H 688 Et N C NC4H8O Et CO SB N(Me)CH2Ph-4-COOH H 689 Et N C NC4H8O Et CO SB N(Et)CH2Ph-4-COOH H 690 Et N C NC4H8O Et CO SB N(nPr)CH2Ph-4-COOH H 691 Et N C NC4H8O Et CO SB N(nBu)CH2Ph-4-COOH H 692 Et N C NC4H8O Et CO SB N(nPen)CH2Ph-4-COOH H 693 Et N C NC4H8O Et CO SB N(nHex)CH2Ph-4-COOH H 694 Et N C N2C4H9 Et CO SB N(Me)CH2Ph-4-COOH H 695 Et N C NC4H8 Et CO SB N(Me)CH2Ph-4-COOH H 696 Et N C NEt2 Et CO SB N(Me)CH2Ph-4-COOH H 697 Et N C OH Et CO SB N(Me)CH2Ph-4-COOH H 698 Et N C N2C4H9 Et CO SB N(Et)CH2Ph-4-COOH H 699 Et N C NC4H8 Et CO SB N(Et)CH2Ph-4-COOH H 700 Et N C NEt2 Et CO SB N(Et)CH2Ph-4-COOH H 701 Et N C OH Et CO SB N(Et)CH2Ph-4-COOH H 702 Et N C N2C4H9 Et CO SB N(nPr)CH2Ph-4-COOH H 【0042】 【表28】No. R1 A Z R2 R4 R7 R8 R12 R13 703 Et N C NC4H8 Et CO SB N(nPr)CH2Ph-4-COOH H 704 Et N C NEt2 Et CO SB N(nPr)CH2Ph-4-COOH H 705 Et N C OH Et CO SB N(nPr)CH2Ph-4-COOH H 706 Et N C N2C4H9 Et CO SB N(nBu)CH2Ph-4-COOH H 707 Et N C NC4H8 Et CO SB N(nBu)CH2Ph-4-COOH H 708 Et N C NEt2 Et CO SB N(nBu)CH2Ph-4-COOH H 709 Et N C OH Et CO SB N(nBu)CH2Ph-4-COOH H 710 Et N C N2C4H9 Et CO SB N(nPen)CH2Ph-4-COOH H 711 Et N C NC4H8 Et CO SB N(nPen)CH2Ph-4-COOH H 712 Et N C NEt2 Et CO SB N(nPen)CH2Ph-4-COOH H 713 Et N C OH Et CO SB N(nPen)CH2Ph-4-COOH H 714 Et N C N2C4H9 Et CO SB N(nHex)CH2Ph-4-COOH H 715 Et N C NC4H8 Et CO SB N(nHex)CH2Ph-4-COOH H 716 Et N C NEt2 Et CO SB N(nHex)CH2Ph-4-COOH H 717 Et N C OH Et CO SB N(nHex)CH2Ph-4-COOH H 【0043】本物質は、それ自体公知の方法によって調
製することができる。以下、本物質を調製するのに使用
することのできる合成経路の代表例を示す。なお、以下
の合成経路の各式で、(H)は、場合により置換する水
素原子を意味する。合成経路〔1〕: 【式1】 【0044】〔1〕−(a)ステップ 一般式(11)(R1 及びR8 は前記と同じ意味であ
る)で表される化合物をテトラヒドロフラン、アセト
ン、ジクロロメタン、ピリジン、トリエチルアミン又は
N,N−ジメチルホルムアミド等の有機溶媒に溶解し、
−COOH基を−COR2 基〔R2 は、場合によりヘテ
ロ原子が介在することのある3〜7員の飽和脂肪族環式
アミノ基、−NHR23、−N(R242 、又は−NH2
である〕に変換することのできる化合物を同様な溶媒に
溶解してから前記の溶液に加え、適当な縮合剤等と共に
0〜100℃で3〜72時間反応させて、一般式(1
2)(R1 、R2 及びR8 は前記と同じ意味である)で
表される化合物を得る。−COOH基を−COR2 基に
変換することのできる化合物は、例えば、R2 基がモル
ホリノの場合には、例えば、モルホリンを挙げることが
できる。その他のR2 基の場合には、目的とするR2
に応じて当業者が適宜選択することができる。 【0045】〔1〕−(b)ステップ 一般式(12)で表される化合物をアセトン、ジクロロ
メタン、テトラヒドロフラン、ピリジン、アルコール、
酢酸エチル又はN,N−ジメチルホルムアミド等の溶媒
に溶解し、炭素数1〜6のヨウ化アルキルと酸化銀
(I)を加えて3〜72時間攪拌して反応させ、一般式
(13)(R4 は炭素数1〜6のアルキル基であり、R
1 、R2 、及びR8 は前記と同じ意味である)で表され
る化合物を得る。 【0046】〔1〕−(c),(c’)ステップ 一般式(12)又は(13)で表される化合物を酢酸エ
チル又はアルコール等の溶媒に溶解し、適当な還元剤
(塩化スズ(II)2水和物又は10%Pd/C及びヒド
ラジン1水和物等)を加え、20〜100℃で反応さ
せ、一般式(14)(R1 、R2 、R4 、及びR8 は前
記と同じ意味である)で表される化合物を得る。 【0047】〔1〕−(d)ステップ 一般式(14)で表される化合物をトルエン、アセトニ
トリル、ジイソプロピルエチルアミン、ジクロロメタ
ン、酢酸エチル、アルコール、又はベンゼン等の溶媒に
溶解し、一般式 R6 X 〔Xはハロゲン原子、−OH又は−COOHであり、R
6 は−C(=O)(CH2a 65 、−C(=O)
41、−C(=O)CH(C652 、又は炭素数1
〜6のアルキル基であり、aは0又は1〜6の整数であ
り、R41は炭素数1〜6のアルキル基である〕で表され
る化合物を反応させ一般式(15)で表される化合物を
得ることができる。 【0048】〔1〕−(e)、(e’)ステップ 一般式(14)又は(15)で表される化合物をクロロ
ホルム、ベンゼン、ピリジン等の溶媒に加え、R5
(R5 は前記と同じ意味であり、Yはハロゲン原子等の
脱離基である)とジイソプロピルエチルアミン等を加
え、1時間〜5日還流して一般式(16)で表される化
合物を得る。また、必要に応じて保護基を外す。 【0049】〔1〕−(f)ステップ 一般式(16)で表される化合物をN,N−ジメチルホ
ルムアミド、テトラヒドロフラン、クロロホルム、ベン
ゼン、ピリジン等の溶媒に加え、炭素数1〜6のアルキ
ルハライド、アルキル部分の炭素数が1〜6のアルキル
カルボニルハライド、炭素数1〜7のアルキルカルボン
酸、又は炭素数1〜7のアルキルイソシアネート等を加
えて反応させて一般式(17)〔R1 、R2 、R4 、R
5 、及びR6 は前記と同じ意味であり、R9 は−COR
42、炭素数1〜6のアルキル基、−C(=O)NH2
又は−C(=O)NHR43であり、R42は炭素数1〜6
のアルキル基であり、R43は炭素数1〜6のアルキル基
である〕で表される化合物を得る。また、必要に応じて
保護基を外す。 【0050】合成経路〔2〕: 【式2】【0051】〔2〕−(a)ステップ 一般式(21)で表されるスルホニルクロリドをジクロ
ロメタン、ピリジン、トリエチルアミン等の有機溶媒に
溶解し、−SO2 Cl基を−SO22 基(但し、R2
は場合によりヘテロ原子が介在することのある3〜7員
の飽和脂肪族環式アミノ基、−NHR23、−N(R24
2 、又は−NH2 である〕に変換することのできる化合
物を同様な溶媒に溶解してから加え、−78〜25℃で
3〜10時間反応させて一般式(22)(R2 は前記と
同じ意味である)で表される化合物を得る。−SO2
l基を−SO22 基に変換することのできる化合物
は、例えば、R2 基がモルホリノの場合には、例えば、
モルホリンを挙げることができる。その他のR2 基の場
合には、目的とするR2 基に応じて当業者が適宜選択す
ることができる。 【0052】〔2〕−(b)ステップ 一般式(22)で表される化合物をアセトン、ジクロロ
メタン、テトラヒドロフラン、ピリジン、アルコール、
又は水等の溶媒に溶解し、R1 NH2 (R1 は前記と同
じ意味である)を必要に応じてジクロロメタン、テトラ
ヒドロフラン、ピリジン、アルコール等の溶媒に溶解し
てから加え、−78〜100℃で反応させて一般式(2
3)で表される化合物を得る。 【0053】〔2〕−(c)ステップ 一般式(23)で表される化合物をN,N−ジメチルホ
ルムアミド等の溶媒に溶解し、炭素数1〜6のヨウ化ア
ルキル等と酸化銀(I)を加え、3〜72時間攪拌して
反応させ、一般式(24)(R4 は炭素数1〜6のアル
キル基であり、R1 及びR2 は前記と同じ意味である)
で表される化合物を得る。 【0054】〔2〕−(d)、(d’)ステップ 一般式(23)又は(24)で表される化合物を酢酸エ
チル又はアルコール等の溶媒に溶解し、適当な還元剤
(塩化スズ(II)2水和物、10%Pd/C及びヒドラ
ジン1水和物等)を加え、20〜100℃で反応させ
て、一般式(25)(R1 、R2 、及びR4 は前記と同
じ意味である)で表される化合物を得る。 【0055】〔2〕−(e)、(f)、(f’)ステッ
プ 一般式(25)で表される化合物をトルエン、ジクロロ
メタン、酢酸エチル、テトラヒドロフラン、アセトニト
リル、アルコール、ベンゼン、N,N−ジメチルホルム
アミド等の溶媒に溶解し、所望の置換基を有する化合物
を反応させ、必要に応じて保護基を外すことにより一般
式(26)及び(27)(R1 、R2 、R4 、R5 、及
びR6 は前記と同じ意味である)で表される化合物を得
ることができる。 【0056】合成経路〔3〕: 【式3】 【0057】〔3〕−(a)ステップ 一般式(31)(R13は前記と同じ意味である)で表さ
れる化合物をクロロホルム、テトラヒドロフラン、アセ
トン、ピリジン、アルコール、N,N−ジメチルホルム
アミド等の溶媒に溶解し、−COOH基を−COR2
(R2 は前記と同じ意味である)に変換することのでき
る化合物と、適当な縮合剤等と共に反応させて一般式
(32)で表される化合物を得る。−COOH基を−C
OR2 基に変換することのできる化合物は、例えば、R
2 基がモルホリノの場合には、例えば、モルホリンを挙
げることができる。その他のR2 基の場合には、目的と
するR2 基に応じて当業者が適宜選択することができ
る。 【0058】〔3〕−(b)ステップ 一般式(32)で表される化合物をクロロホルム、テト
ラヒドロフラン、アセトン、ピリジン、N,N−ジメチ
ルホルムアミド等の溶媒中、水素化ナトリウム等の塩基
の存在下、R5 Y(R5 及びYは前記と同じ意味であ
る)と反応させて一般式(33)で表される化合物を得
る。 【0059】〔3〕−(c)ステップ 一般式(33)で表される化合物をアルコール、酢酸エ
チル等に溶解し、適当な還元剤(ヒドラジン1水和物及
び10%Pd/C、又は塩化スズ(II)2水和物等)を
加え20〜100℃で処理して一般式(34)で表され
る化合物を得る。 【0060】〔3〕−(d)ステップ 一般式(34)で表される化合物をピリジン等の溶媒に
溶解し、所望の置換基を有する化合物と−10〜100
℃で反応させて一般式(35)で表される化合物を得
る。この化合物が保護基を有する場合には、酸及び/又
はアルカリを用いて保護基を外すことができる。 【0061】合成経路〔4〕: 【式4】【0062】〔4〕−(a)ステップ 一般式(41)(R13は前記と同じ意味である)で表さ
れる化合物をクロロホルム、テトラヒドロフラン、ベン
ゼン、ピリジン、N,N−ジメチルホルムアミド等の溶
媒に溶解し、−COOH基を−COR2 基(R2 は前記
と同じ意味である)に変換することのできる化合物と適
当な縮合剤と共に反応させて一般式(42)で表される
化合物を得る。−COOH基を−COR2 基に変換する
ことのできる化合物は、例えば、R2 基がジエチルアミ
ノの場合には、例えば、ジエチルアミンを挙げることが
できる。その他のR2 基の場合には、目的とするR2
に応じて当業者が適宜選択することができる。 【0063】〔4〕−(b)ステップ 一般式(42)で表される化合物をピリジン等の溶媒に
溶解し、所望の置換基を有する化合物と−10〜100
℃で反応させて一般式(43)で表される化合物を得
る。 【0064】〔4〕−(c)ステップ 一般式(43)で表される化合物をアルコール又は酢酸
エチル等に溶解し、適当な還元剤(ヒドラジン1水和物
及び10%Pd/C、又は塩化スズ(II)2水和物等)
を加え、20〜100℃で処理して一般式(44)で表
される化合物を得る。 【0065】〔4〕−(d)ステップ 一般式(44)で表される化合物をジイソプロピルエチ
ルアミン、ピリジン又はクロロホルム等の溶媒に溶解
し、R5 Y(R5 及びYは前記と同じ意味である)で表
される化合物と20〜100℃で反応させて一般式(4
5)で表される化合物を得る。 【0066】〔4〕−(e)ステップ 一般式(45)で表される化合物をジイソプロピルエチ
ルアミン又はピリジン等の溶媒に溶解し、所望の置換基
を有する化合物と−10〜100℃で反応させて一般式
(46)で表される化合物を得る。この化合物は更に必
要に応じて保護基を例えば酸及び/又はアルカリで処理
して外すことができる。 【0067】合成経路〔5〕: 【式5】【0068】〔5〕−(a),(a’)ステップ 一般式(51)(但し、R1 、R4 、R13及びAは前記
と同じ意味であり、R44は水素原子又は炭素数1〜6の
アルキル基である)で表される化合物を無水酢酸等の溶
媒に溶解し、発煙硝酸を加え、−10〜30℃で1〜1
0時間反応させるか、無溶媒で、硫酸と硝酸との混酸を
加えて−10〜30℃で1〜10時間反応させて一般式
(52)(但し、R1 、R4 、R13、R44及びAは前記
と同じ意味である)で表される化合物を得る。 【0069】〔5〕−(b)ステップ 一般式(52)で表される化合物をメタノール、エタノ
ール、テトラヒドロフラン、又はジオキサン等の溶媒に
溶解し、10℃ないし溶媒の沸点以下でアルカリ水溶液
処理し、冷却後に酸析して一般式(53)(但し、R
1 、R4 、R13及びAは前記と同じ意味である)で表さ
れる化合物を得る。 【0070】〔5〕−(c)ステップ 一般式(53)で表される化合物をクロロホルム、テト
ラヒドロフラン、ベンゼン、ピリジン、又はN,N−ジ
メチルホルムアミド等の溶媒に溶解し、−COOH基を
−COR2 基(R2 は前記と同じ意味である)に変換す
ることのできる化合物と適当な縮合剤等と共に反応させ
て一般式(54)(但し、R1 、R2 、R4 、R13及び
Aは前記と同じ意味である)で表される化合物を得る。
−COOH基を−COR2 基に変換することのできる化
合物は、例えば、R2 基がモルホリノの場合には、例え
ば、モリホリンを挙げることができる。その他のR2
の場合には、目的とするR2 基に応じて当業者が適宜選
択することができる。 【0071】〔5〕−(d)ステップ 一般式(54)で表される化合物をアルコール又は酢酸
エチル等に溶解し、適当な還元剤(例えば、ヒドラジン
1水和物及び10%Pd/C、塩化スズ(II)2水和
物、又はヒドロサルファイトナトリウム等)を加え、2
0〜100℃で処理して一般式(55)で表される化合
物を得る。 【0072】〔5〕−(e)ステップ 一般式(55)で表される化合物をピリジン又はN,N
−ジメチルホルムアミド等の溶媒に溶解し、所望の置換
基を有する化合物と−10〜100℃で反応させて一般
式(56)(但し、R1 、R2 、R4 、R13及びAは前
記と同じ意味であり、R45は水素原子、炭素数1〜6の
アルキル基、炭素数1〜6のハロアルキル基、又はNH
21であり、R21は前記と同じ意味である)で表される
化合物を得る。 【0073】〔5〕−(f)ステップ 一般式(56)で表される化合物をジメチルスルホキシ
ド、N,N−ジメチルホルムアミド等の溶媒に溶解し、
水素化ナトリウム、水酸化カリウム等の塩基の存在下
で、一般式 R5 Y (R5 及びYは前記と同じ意味である)で表される化合
物と−20〜100℃で反応させて一般式(57)(但
し、R1、R2 、R4 、R5 、R13、R45及びAは前記
と同じ意味である)で表される化合物を得る。この化合
物は更に必要に応じて保護基を例えば酸及び/又はアル
カリで処理して外すことができる。 【0074】〔5〕−(g)ステップ 一般式(55)で表される化合物を酢酸等の溶媒に溶解
させ、所望の置換基を有する化合物と0〜100℃で反
応させた後、適当な還元剤(ボラン−ジエチルアミン錯
体等)と0〜100℃で反応させて一般式(57)(但
し、R1 、R2、R4 、R5 、R13、R45及びAは前記
と同じ意味である)で表される化合物を得る。この化合
物は更に必要に応じて保護基を例えば酸及び/又はアル
カリで処理して外すことができる。 【0075】合成経路〔6〕: 【式6】 【0076】〔6〕−(a)ステップ 一般式(61)(但し、R13及びR44は前記と同じ意味
である)で表される化合物をピリジン又はN,N−ジメ
チルホルムアミド等の溶媒に溶解し、所望の置換基を有
する化合物と−10〜100℃で反応させて一般式(6
2)(但し、R1 、R13及びR44は前記と同じ意味であ
る)で表される化合物を得る。 【0077】〔6〕−(b)ステップ 一般式(62)で表される化合物をメタノール、エタノ
ール、テトラヒドロフラン又はジオキサン等の溶媒に溶
解し、10℃ないし溶媒の沸点以下でアルカリ水溶液処
理し、冷却後に酸析して、一般式(63)(但し、R1
及びR13は前記と同じ意味である)で表される化合物を
得る。 【0078】〔6〕−(c)ステップ 一般式(63)で表される化合物をクロロホルム、テト
ラヒドロフラン、ベンゼン、ピリジン、又はN,N−ジ
メチルホルムアミド等の溶媒に溶解し、−COOH基を
−COR2 基(但し、R2 は前記と同じ意味である)に
変換することのできる化合物と適当な縮合剤と共に反応
させて、一般式(64)(但し、R1 、R2 及びR13
前記と同じ意味である)で表される化合物を得る。−C
OOH基を−COR2 基に変換できる化合物は、例えば
2 がモルホリノである場合には、例えばモルホリンを
挙げることができる。その他のR2 基の場合には目的と
するR2 基に応じて当業者が適宜選択することができ
る。 【0079】〔6〕−(d)ステップ 一般式(64)で表される化合物をジメチルスルホキシ
ド、N,N−ジメチルホルムアミド等の溶媒に溶解し、
水素化ナトリウム、水酸化カリウム等の塩基の存在下で
一般式R5 Y(R5 及びYは前記と同じ意味である)で
表される化合物と−20〜100℃で反応させて一般式
(65)(但し、R1 、R2 、R5 及びR13は前記と同
じ意味である)で表される化合物を得る。この化合物は
更に必要に応じて保護基を例えば酸及び/又はアルカリ
で処理して外すことができる。 【0080】合成経路〔7〕: 【式7】【0081】〔7〕−(a)ステップ 前記〔5〕−(d)ステップによって得られる一般式
(55)(但し、R1 、R2 、R4 、R13及びAは前記
と同じ意味である)で表される化合物を必要に応じて無
水トシル酸等の酸触媒とともにエタノール、ベンゼン等
の溶媒に溶解し、5−10%Pd−Cを懸濁させ、R51
CHO(但し、R51は炭素数1〜5のアルキル基であ
る)で表される化合物と水素雰囲気下で−20〜100
℃で反応させて一般式(71)(但し、R1 、R2 、R
4 、R13及びAは前記と同じ意味であり、R50は炭素数
1〜6のアルキル基である)で表される化合物を得る。 【0082】〔7〕−(b)ステップ 一般式(71)(但し、R1 、R2 、R4 、R13、R50
及びAは前記と同じ意味である)で表される化合物をベ
ンゼン、トルエン、又はクロロホルム等の溶媒に溶解
し、R5 Y(但しR5 及びYは前記と同じ意味である)
とジイソプロピルエチルアミン等の塩基を加え、1時間
から7日間還流して一般式(72)(但し、R1 、R
2 、R4 、R13、R50及びAは前記と同じ意味である)
で表される化合物を得る。この化合物は更に必要に応じ
て保護基を例えば酸及び/又はアルカリで処理して外す
ことができる。 【0083】合成経路〔8〕: 【式8】 【0084】〔8〕−(a)ステップ 前記の〔1〕−(a)ステップと同様にして、式(8
1)で表される化合物と、−COOH基を−COR2
(R2 は前記と同じ意味である)に変換することのでき
る化合物と、適当な縮合剤等とを反応させて、一般式
(82)(R2 は前記と同じ意味である)で表される化
合物を得る。−COOH基を−COR2 基に変換するこ
とのできる化合物は、例えば、R2 基がモルホリノの場
合には、例えば、モルホリンを挙げることができる。そ
の他のR2 基の場合には、目的とするR2 基に応じて当
業者が適宜選択することができる。 【0085】〔8〕−(b)ステップ 前記の〔2〕−(b)ステップと同様にして、一般式
(82)(R2 は前記と同じ意味である)で表される化
合物と、一般式R1 NH2 (R1 は前記と同じ意味であ
る)で表される化合物とを反応させて一般式(83)
(R1 及びR2 は前記と同じ意味である)で表される化
合物を得る。 【0086】〔8〕−(c)ステップ 前記の〔2〕−(c)ステップと同様にして、一般式
(83)(R1 及びR2は前記と同じ意味である)で表
される化合物と、炭素数1〜6のヨウ化アルキル等と酸
化銀(I)とを反応させ、一般式(84)(R4 は炭素
数1〜6のアルキル基であり、R1 及びR2 は前記と同
じ意味である)で表される化合物を得る。 【0087】〔8〕−(d)ステップ 前記の〔2〕−(d)ステップと同様にして、一般式
(84)(R1 、R2 及びR4 は前記と同じ意味であ
る)で表される化合物を適当な還元剤で処理して、一般
式(85)(R1 、R2 及びR4 は前記と同じ意味であ
る)で表される化合物を得る。 【0088】〔8〕−(e)ステップ 一般式(85)(R1 、R2 及びR4 は前記と同じ意味
である)で表される化合物をベンゼン、トルエン等の無
極性溶媒に溶解し、3級アミン、例えばジイソプロピル
エチルアミンを加え、一般式R5 Y(R5 及びYは前記
と同じ意味である)で表される化合物と20〜100℃
で反応させることにより、一般式(86)(R1 、R
2 、R4 及びR5 は前記と同じ意味である)で表される
化合物を得る。この化合物は更に必要に応じて保護基を
例えば酸及び/又はアルカリで処理して外すことができ
る。 【0089】合成経路〔9〕: 【式9】 【0090】〔9〕−(a)ステップ 一般式(91)(R2 は前記と同じ意味である)で表さ
れる化合物にオキシ塩化リン又はオキシ臭化リンを加
え、0〜150℃で1〜24時間反応させて一般式(9
2)(R2 は前記と同じ意味である)で表される化合物
を得る。 【0091】〔9〕−(b)ステップ 一般式(92)(R2 は前記と同じ意味である)で表さ
れる化合物にアンモニア水を加え、20〜200℃で3
〜72時間反応させて一般式(93)(R2 は前記と同
じ意味である)で表される化合物を得る。 【0092】〔9〕−(c)ステップ 一般式(93)(R2 は前記と同じ意味である)で表さ
れる化合物を必要に応じて保護した後、ピリジン又は
N,N−ジメチルホルムアミド等の溶媒に溶解し、所望
の置換基を有する化合物と−10〜100℃で反応させ
て一般式(94)(R2 及びR45は前記と同じ意味であ
る)で表される化合物を得る。 【0093】〔9〕−(d)ステップ 必要に応じて一般式(94)(R2 及びR45は前記と同
じ意味である)で表される化合物の保護基を例えばアル
カリで処理して外し、更に必要に応じて所望の置換基を
有する化合物と適当な縮合剤等と共に反応させた後、ジ
メチルスルホキシド又はN,N−ジメチルホルムアミド
等の溶媒に溶解し、水素化ナトリウム、水酸化カリウム
等の塩基の存在下で、一般式R5 Y(R5 及びYは前記
と同じ意味である)で表される化合物と−20〜100
℃で反応させて、一般式(95)(R2 、R5 、及びR
45は前記と同じ意味である)で表される化合物を得る。
この化合物は必要に応じて保護基を例えば酸及び/又は
アルカリで処理して外すことができる。 【0094】合成経路〔10〕: 【式10】【0095】〔10〕−(a)ステップ 式(101)で表される化合物を出発原料とし、前記
〔1〕−(a)ステップと同様の方法により、一般式
(102)(R2 は前記と同じ意味である)で表される
化合物を得る。 【0096】〔10〕−(b)ステップ 一般式(102)(R2 は前記と同じ意味である)で表
される化合物を一般式R4 NH2 (R4 は炭素数1〜6
のアルキル基である)に溶解し、50〜150℃で加熱
することにより一般式(103)(R2 及びR4 は前記
と同じ意味である)で表される化合物を得る。 【0097】〔10〕−(c)ステップ 一般式(103)(R2 及びR4 は前記と同じ意味であ
る)で表される化合物をベンゼン又はトルエン等の無極
性溶媒に溶解し、3級アミン、例えばジイソプロピルエ
チルアミンを加え、一般式R5 Y(R5 及びYは前記と
同じ意味である)で表される化合物と20〜150℃で
反応させることにより、一般式(104)(R2 、R4
及びR5 は前記と同じ意味である)で表される化合物を
得る。この化合物は更に必要に応じて保護基を例えば酸
及び/又はアルカリで処理して外すことができる。 【0098】合成経路〔11〕: 【式11】 【0099】〔11〕−(a)ステップ 式(111)で表されるスルホニルクロライドを出発原
料とし、前記の〔2〕−(a)ステップと同様の方法で
一般式(112)(R2 は前記と同じ意味である)で表
される化合物を得る。 【0100】〔11〕−(b)ステップ 一般式(112)(R2 は前記と同じ意味である)で表
される化合物を、環状エーテル、例えばテトラヒドロフ
ラン若しくはジオキサン、又は水等の溶媒に溶解し、一
般式NHR14 (R1 及びR4 は前記と同じ意味であ
る)で表される2級アミンを加え、0〜120℃で反応
させることにより、一般式(113)(R1 、R2 及び
4 は前記と同じ意味である)で表される化合物を得
る。 【0101】〔11〕−(c)ステップ 一般式(113)(R1 、R2 及びR4 は前記と同じ意
味である)で表される化合物を、低級アルコールに溶解
し、適当な還元剤(例えば、ヒドロサルファイトナトリ
ウム、又は10%Pd/C及びヒドラジン1水和物)を
加え、−10〜100℃で反応させることにより、一般
式(114)(R1 、R2 及びR4 は前記と同じ意味で
ある)で表される化合物を得る。 【0102】〔11〕−(d)ステップ 前記の〔5〕−(e)ステップと同様の方法で、一般式
(114)(R1 、R2 及びR4 は前記と同じ意味であ
る)で表される化合物と、所望の置換基を有する化合物
とを反応させて一般式(115)(R1 、R2 、R4
びR45は前記と同じ意味である)で表される化合物を得
る。 【0103】〔11〕−(e)ステップ 前記の〔5〕−(f)ステップと同様の方法で、一般式
(115)(R1 、R2 、R4 及びR45は前記と同じ意
味である)で表される化合物と、一般式R5 Y(R5
びYは前記と同じ意味である)で表される化合物とを、
水素化ナトリウム又は水酸化カリウム等の塩基の存在下
で反応させて一般式(116)(R1 、R2 、R4 、R
5 及びR45は前記と同じ意味である)の化合物を得る。
この化合物は更に必要に応じて保護基を例えば酸及び/
又はアルカリで処理して外すことができる。 【0104】合成経路〔12〕: 【式12】 【0105】〔12〕−(a)ステップ 前記〔5〕−(d)ステップによって得られる一般式
(55)(R1 、R2 、R4 、R13及びAは前記と同じ
意味である)で表される化合物を氷酢酸、ベンゼン等の
溶媒に溶解し、R53CHO〔R53は−C64 COOR
54、−C64 OR54、−C64 N(R542 、又は
−C64 アゾールであり、R54は炭素数1〜6のアル
キル基又は水素原子である〕で表される化合物、及び必
要に応じて無水トシル酸等の酸触媒とともに−20〜1
00℃で反応させ、更に、ボラン−ジエチルアミン錯体
等の還元剤を加えて−20〜100℃で反応させ、一般
式(121)(R1 、R2 、R4 、R5 、R13及びAは
前記と同じ意味である)で表される化合物を得る。 【0106】〔12〕−(b)ステップ 一般式(121)(R1 、R2 、R4 、R5 、R13、及
びAは前記と同じ意味である)で表される化合物をベン
ゼン、トルエン、クロロホルム又はピリジン等の溶媒に
溶解し、一般式R52N=C=O(R52は炭素数1〜5の
アルキル基である)で表されるイソシアネート類ととも
に、−20〜150℃で反応させ、一般式(122)
(R1 、R2 、R4 、R5 、R13、R52及びAは前記と
同じ意味である)で表される化合物を得る。この化合物
は更に必要に応じて保護基を例えば酸及び/又はアルカ
リで処理して外すことができる。 【0107】合成経路〔13〕: 【式13】【0108】〔13〕−(a)ステップ 一般式(131)(R13は前記と同じ意味である)で表
される化合物をテトラヒドロフラン又はN,N−ジメチ
ルホルムアミド等の溶媒に溶解し、−COOH基を−C
OR2 基(R2 は前記と同じ意味である)に変換するこ
とのできる化合物と適当な縮合剤とともに反応させて、
一般式(132)(R2 及びR13は前記と同じ意味であ
る)の化合物を得る。−COOH基を−COR2 基に変
換できる化合物は、例えばR2 基がモルホリノである場
合には、例えばモルホリンを挙げることができる。その
他のR2 基の場合には目的とするR2 基に応じて当業者
が適宜選択することができる。 【0109】〔13〕−(b)ステップ 一般式(132)(R2 及びR13は前記と同じ意味であ
る)で表される化合物をアルコール又は酢酸エチル等の
溶媒に溶解し、適当な還元剤(例えば、ヒドラジン1水
和物及び10%Pd/C、塩化スズ(II)2水和物、又
はヒドロサルファイトナトリウム等)加え、20〜10
0℃で処理して一般式(133)(R2及びR13は前記
と同じ意味である)の化合物を得る。 【0110】〔13〕−(c)ステップ 一般式(133)(R2 及びR13は前記と同じ意味であ
る)で表される化合物を必要に応じて無水トシル酸等の
酸触媒とともにエタノール又はベンゼン等の溶媒に溶解
し、5〜10%Pd/Cを懸濁させ、R56CHO(R56
は炭素数1〜5のアルキル基である)で表される化合物
と水素雰囲気下で−20〜100℃で反応させて一般式
(134)(R2 及びR13は前記と同じ意味であり、R
55は炭素数1〜6のアルキル基である)で表される化合
物を得る。 【0111】〔13〕−(d)ステップ 一般式(134)(R2 、R13、及びR55は前記と同じ
意味である)で表される化合物をベンゼン、トルエン、
又はクロロホルム等の溶媒に溶解し、一般式R5 Y(R
5 及びYは前記と同じ意味である)で表される化合物と
ジイソプロピルエチルアミン等の塩基を加え、1時間か
ら7日間還流して、一般式(135)(R2 、R5 、R
13、及びR55は前記と同じ意味である)で表される化合
物を得る。この化合物は更に必要に応じて保護基を例え
ば酸及び/又はアルカリで処理して外すことができる。 【0112】一般式(I)がエステル化合物の場合、メ
タノール、エタノール、ブタノール、テトラヒドロフラ
ン等の有機溶媒中でアルカリ水溶液の存在下に、0〜1
00℃で1〜72時間反応させて、加水分解し、酸析し
て、遊離の一般式(I)の化合物に変換することができ
る。また、一般式(I)の化合物の塩、特に薬学的に許
容される塩は、一般式(I)の化合物と当量のアルカリ
又は酸を用いて、溶媒を蒸発、又は溶液を濃縮し、乾固
し、精製して得ることができる。 【0113】本発明による前記一般式(I)で表される
ベンゼン誘導体又はその薬学上許容することのできる塩
は、血圧に対する作用を有さずに、腎障害に対しては充
分な改善効果を示す。従って、本発明は前記一般式
(I)で表されるベンゼン誘導体又はその薬学上許容す
ることのできる塩を有効成分として含有することを特徴
とする医薬組成物、特に抗腎疾患剤にも関する。本物質
は抗腎疾患剤として有用である。腎炎、腎症、腎不全、
ネフローゼ症侯群、無症候性蛋白尿、血尿、糖尿病性腎
症、薬物性腎障害、尿路感染症、前立腺炎等に有用であ
る。本物質はヒトを含めた哺乳動物に経口的又は非経口
的(例えば、経皮、静脈内、腹腔内など)に投与され
る。本物質をマウスに500mg/kgの量で経口投与
して一週間観察したが死亡例は認められなかった。 【0114】本物質は薬学的に許容される添加剤1種又
はそれ以上を加えて、製剤、例えば、散剤、錠剤、顆
粒、カプセル、座剤、注射剤、又は経口用液剤等にする
ことができる。添加剤としては、例えば、ステアリン酸
マグネシウム、タルク、乳糖、デキストリン、デンプン
類、メチルセルロース、脂肪酸グリセリド類、水、プロ
ピレングリコール、マクロゴール類、アルコール、結晶
セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、低置換度
ヒドロキシプロピルセルロース、カルメロース類、ポビ
ドン、ポリビニルアルコール、ステアリン酸カルシウム
等を挙げることができる。更に、必要に応じて、着色
剤、安定化剤、抗酸化剤、防腐剤、pH調節剤、等張化
剤、溶解補助剤及び/又は無痛化剤等を添加することが
できる。顆粒剤、錠剤又はカプセル剤は、コーティング
基剤、例えば、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、
ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート等によ
ってコーティングすることもできる。 【0115】単位投与量中に本物質を0. 1〜500m
g、好ましくは1〜100mg含有させることができ
る。本物質の使用量は一日につき体重1kg当たり0.
1〜150mg、好ましくは1〜100mgである。こ
れを一日1回又は2〜3回に分けて投与する。しかしな
がらその投与量は患者の病状によって適宜選択すること
ができる。 【0116】 【作用】本発明者らは、独自の手法でアンジオテンシン
IIの溶液中における立体構造解析を行い、これとの親和
性の程度を考慮しながら、各種化合物の特性を研究し
た。即ち、降圧作用に関係することが知られているアン
ジオテンシンIIのタイプ1受容体に対する拮抗力、腎障
害動物での腎障害改善作用、血圧に対する作用などにつ
いて詳細な検討を加えたところ、本物質又はその塩が、
従来公知の降圧剤化合物とは全く異なる、所望の特性を
有することを見出した。本物質又はその塩は、前記のと
おり、アンジオテンシンIIのタイプ1受容体に対する拮
抗力に関して、降圧剤として標準的な効果のある従来公
知の拮抗剤の1/100から1/1000以下であり、
実質的な拮抗作用がないにもかかわらず、腎障害に対し
ては改善効果を示す。こうした特性を有する化合物が存
在することは、既存の知見からは全く予測し得ない驚く
べきことである。本物質がどのようにして上記のような
作用を示すかについて、明確な理由は現在のところ不明
であり、本発明は以下の推論に拘束されるものではない
が、例えば、腎障害増悪をもたらす腎間質細胞増殖など
の作用に関わるアンジオテンシンIIの受容体(既に知ら
れているタイプ1及びタイプ2以外の新しい受容体)へ
の特異的拮抗作用や腎への集積性などが推定される。ま
た、アンジオテンシンII受容体拮抗作用ではない全く別
の機序の作用による可能性もある。本物質がアンジオテ
ンシンII受容体拮抗剤に分類されるものであったとして
も、またそうでない場合はなおさら、いずれにしても、
降圧剤として従来から開発されているような、公知の受
容体拮抗作用が強くて降圧作用のあるアンジオテンシン
II受容体拮抗剤とは、全く異なる特性を有する化合物で
ある。即ち、本物質は、化学構造の点、作用効果の点、
及び医薬としての実用性の点のいずれにおいても、従来
存在しなかった新規な化合物である。 【0117】 【実施例】以下、実施例によって本発明を具体的に説明
するが、これらは本発明の範囲を限定するものではな
い。実施例1:3−ニトロ−4−バレラミド安息香酸モルホ
ライド(〔1〕−(12)−1)の調製 3−ニトロ−4−バレラミド安息香酸(〔1〕−(1
1)−1)(20.0g)をテトラヒドロフラン(80
0ml)に溶解した。ジシクロヘキシルカルボジイミド
(DCC)(17.1g)及び1−ヒドロキシベンゾト
リアゾール(HOBt)(11.2g)を加え、室温で
15分間攪拌し、モルホリン(7.27g)を加えて1
6時間攪拌した。反応液から不溶物を除去し、濃縮し、
乾燥した。これをクロロホルムに溶解し、不溶分を除去
し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(Kiese
lgel 60,400g,CHCl3 /メタノール=
30/1)にて精製して化合物(〔1〕−(12)−
1)(22.95g)を黄色針状晶として得た。 融点:126.0−126.5℃1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.9
7(t,3H),1.44(sext,2H),1.7
5(quint,2H),2.52(t,2H),3.
4−3.9(br,8H),7.69(d,1H),
8.34(s,1H),8.95(d,1H),10.
42(s,1H) 【0118】実施例2:3−アミノ−4−バレラミド安
息香酸モルホライド(〔1〕−(14)−1)の調製 前記実施例1で調製した化合物(〔1〕−(12)−
1)(8.00g)をエタノール(800ml)に溶解
し、50℃に加熱し、ヒドラジン1水和物(8.0m
l)及び10%Pd/C(0.8g)を添加し、10分
間攪拌した。反応液をセライトで濾過し、濃縮し、クロ
ロホルム/ヘキサンで再結晶して化合物(〔1〕−(1
4)−1)(6.97g)を無色針状晶として得た。 融点:203.0−205.0℃1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.9
7(t,3H),1.43(sext,2H),1.7
3(quint,2H),2.43(t,2H),3.
4−3.9(br,8H),3.88(s,2H),
6.65(d,1H),6.71(s,1H),7.0
6(d,1H),7.92(s,1H) 【0119】実施例3:3−〔(4−メトキシカルボニ
ルフェニル)メチルアミノ〕−4−バレラミド安息香酸
モルホライド(〔1〕−(16)−1’)の調製 前記実施例2で調製した化合物(〔1〕−(14)−
1)(6.10g)をベンゼン(600ml)に懸濁さ
せ、メチル 4−ブロモメチルベンゾエート(4.81
g)及びジイソプロピルエチルアミン(25.8g)を
加え、2日間還流した。反応液を濃縮し、溶媒を留去し
た。これをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Ki
eselgel 60,260g,酢酸エチル/ヘキサ
ン=5/1)によって精製して化合物(〔1〕−(1
6)−1’)(7.71g)を白色泡状物として得た。1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.9
4(t,3H),1.39(sext,2H),1.7
1(quint,2H),2.44(t,2H),3.
0−3.9(br,8H),3.91(s,3H),
4.37(s,2H),4.76(s,1H),6.4
5(s,1H),6.62(d,1H),7.01
(d,1H),7.41(d,2H),7.95(s,
1H),7.99(d,1H) 【0120】実施例4:3−〔〔2’−(1−トリフェ
ニルメチルテトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−
イル〕メチルアミノ−4−バレラミド安息香酸モルホラ
イド(〔1〕−(16)−585’)及び3−〔ジ−
〔〔2’−(1−トリフェニルメチルテトラゾール−5
−イル〕ビフェニル−4−イル〕メチルアミノ−4−バ
レラミド安息香酸モルホライド(〔1〕−(16)−5
94’)の調製 前記実施例2で調製した化合物(〔1〕−(14)−
1)(13.0g)をクロロホルム(1000ml)に
溶解し、N−(トリフェニルメチル)−5−〔4’−
(ブロモメチル)ビフェニル−2−イル〕テトラゾール
(26.1g)及びジイソプロピルエチルアミン(5
5.0g)を加え4日間還流した。反応液を濃縮し、溶
媒を留去した。これをシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(Kieselgel 60,150g,酢酸エチ
ル/ヘキサン=3/1)によって精製して、化合物
(〔1〕−(16)−585’)(19.6g)及び化
合物(〔1〕−(16)−594’)(10.4g)を
白色泡状物としてそれぞれ得た。 化合物(〔1〕−(16)−585’)1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.9
0(t,3H),1.38(sext,2H),1.6
9(quint,2H),2.33(t,2H),3.
2−3.9(br,8H),4.20(s,2H),
4.35(s,1H),6.69(s,1H),6.7
3(d,1H),6.94(d,6H),7.1−7.
2(m,4H),7.2−7.6(m,13H),7.
90(d,1H) 化合物(〔1〕−(16)−594’)1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.8
8(t,3H),1.34(sext,2H),1.6
1(quint,2H),2.23(t,2H),3.
3−3.9(br,8H),3.92(s,4H),
6.88(d,12H),6.92(d,4H),7.
05(d,4H),7.14−7.35(m,22
H),7.43−7.51(m,4H),7.91
(d,4H),8.38(d,2H),8.53(s,
1H) 【0121】実施例5:3−〔(4−カルボキシフェニ
ル)メチルアミノ〕−4−バレラミド安息香酸モルホラ
イド(〔1〕−(16)−1)(化合物No.1)の調
前記実施例3で調製した化合物(〔1〕−(16)−
1’)(7.71g)をテトラヒドロフラン(200m
l)に溶解し、1規定水酸化ナトリウム水溶液(38m
l)及び蒸留水(380ml)を加えて、室温で6.5
時間攪拌した。処理溶液からメタノールを留去し、1規
定塩酸水溶液を加えpH5とし、酸析した。これをシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(Kieselgel
60、100g、クロロホルム/メタノール=10/
1)によって精製して、化合物(〔1〕−(16)−
1)(化合物No.1)(5.79g)を白色泡状物と
して得た。 融点:109.0−111.0℃1 H−NMR(500MHz,d6 −DMSO)δ:
0.86(t,3H),1.36(sext,2H),
1.63(quint,2H),2.37(t,2
H),2.9−3.8(br,8H),4.46(d,
2H),5.88(t,1H),6.35(s,1
H),6.59(d,1H),7.26(d,1H),
7.46(d,2H),7.89(d,2H),9.2
5(s,1H) 【0122】実施例6:3−〔〔2’−(1H−テトラ
ゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル〕メチルアミ
ノ〕−4−バレラミド安息香酸モルホライド(〔1〕−
(16)−585)(化合物No.585)の調製 前記実施例4で調製した化合物(〔1〕−(16)−5
85’)(5.00g)を、メタノール(100m
l)、及びテトラヒドロフラン(10ml)に溶解し、
−20℃に冷却し、濃塩酸(30ml)を徐々に滴下し
た。これを水酸化ナトリウム(30.0g)、水(40
ml)、及び氷(100g)を入れたビーカー中に注
ぎ、不溶物を除いた。反応溶液の有機溶媒分を留去した
後に更に不溶物を除いた。1N塩酸水溶液を加えpHを
4〜5とし酸析し、結晶を採取した。以上の操作を2度
繰りかえした。得られた白色の結晶をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(Kieselgel 60,10
0g,クロロホルム/メタノール=10/1)によって
精製して化合物(〔1〕−(16)−585)(化合物
No.585)(4.09g)を白色泡状物として得
た。 融点:131.0−133.0℃1 H−NMR(500MHz,d6 −DMSO)δ:
0.91(t,3H),1.36(sext,2H),
1.63(quint,2H),2.37(t,2
H),3.0−3.8(br,8H),4.37(d,
2H),5.77(t,1H),6.45(s,1
H),6.59(d,1H),7.02(d,4H),
7.21−7.69(m,5H),9.21(s,1
H) 【0123】実施例7:3−〔ジ−〔2’−(1H−テ
トラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル〕メチル
アミノ〕−4−バレラミド安息香酸モルホライド
(〔1〕−(16)−594)(化合物No.594)
の調製 前記実施例4で調製した化合物(〔1〕−(16)−5
94’)(10.0g)をテトラヒドロフラン(200
ml)に溶解し、12%塩酸水溶液(50ml)を加え
室温で6時間攪拌した。これから溶媒を除去し、1規定
水酸化ナトリウム水溶液を加えて、不溶分を除き、1規
定塩酸水溶液を加えpH4〜5にし、酸析した。得られ
た結晶をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Kie
selgel 60,75g,クロロホルム/メタノー
ル=10/1)によって精製して化合物(〔1〕−(1
6)−594)(化合物No.594)(4.27g)
を白色泡状物として得た。 融点:207.0−210.0℃1 H−NMR(500MHz,d6 −DMSO)δ:
0.83(t,3H),1.26(sext,2H),
1.50(quint,2H),2.31(t,2
H),2.8−3.9(br,8H),4.10(s,
4H),6.9−7.1(m,6H),7.29(d,
4H),7.48(d,2H),7.5−7.7(m,
6H),7.82(d,1H),9.03(s,1H) 【0124】実施例8:4−n−アミルアミノ−3,5
−ジニトロ安息香酸モルホライド(〔1〕−(12)−
593)の調製 4−n−アミルアミノ−3,5−ジニトロ安息香酸(2
3.80g)の無水テトラヒドロフラン(360ml)
溶液に、DCC(21.47g)、HOBt(14.0
6g)、及びモルホリン(9.1ml)を加え、室温に
て14時間攪拌した。不溶分を濾別し、テトラヒドロフ
ランで洗浄し、濾・洗液を濃縮して赤褐色固体(51.
04g)を得た。これをn−ヘキサン(50ml)と酢
酸エチル(150ml)の混合液から再結晶し、化合物
(〔1〕−(12)−593)(32.61g)を橙黄
色針状晶として得た。 融点:126.0−129.0℃1 H−NMR(500MHz,d6 −DMSO)δ:
0.85(t,3H),1.24−1.32(m,4
H),1.60−1.63(m,2H),2.94(d
t,2H),3.53(bs,4H),3.61(b
s,4H),8.24(t,1H),8.29(s,2
H) 【0125】実施例9:4−(N−n−アミル−N−メ
チル)アミノ−3,5−ジニトロ安息香酸モルホライド
(〔1〕−(13)−593)の調製 前記実施例8で調製した化合物(〔1〕−(12)−5
93)(5.00g)をN,N−ジメチルホルムアミド
(75ml)に溶解し、ヨウ化メチル(9.69g)及
び酸化銀(I)(6.33g)を加え、室温で、一晩攪
拌した。不溶物を濾別後、反応液を水(200ml)に
あけクロロホルムで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗
浄して、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で濃縮
し、粗生成物(8.21g)を得た。これをシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(Kieselgel 6
0,クロロホルム/酢酸エチル=6/1)によって精製
して化合物(〔1〕−(13)−593)(2.22
g)をオレンジ色の油状物として得た。更に不純物を含
んだ部分を再精製して、化合物(〔1〕−(13)−5
93)(2.09g)を得た。1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.8
8(t,3H),1.20−1.35(m,4H),
1.99(bquint,2H),2.84(s,3
H),2.93(t,2H),3.64−3.73(b
r,8H),7.91(s,2H) 【0126】実施例10:4−(N−n−アミル−N−
メチル)アミノ−3,5−ジアミノ安息香酸モルホライ
ド(〔1〕−(14)−593)の調製 前記実施例9で調製した化合物(〔1〕−(13)−5
93)(2.22g)をメタノール/酢酸エチル(1/
9)(22ml)に溶解し、塩化スズ(II)2水和物
(13.17g)を加え、アルゴン気流下、80℃で、
30分加熱攪拌した。反応液を水(10ml)にあけ、
5%炭酸水素ナトリウム水溶液と炭酸ナトリウムでpH
7付近とし、析出した不溶物をセライトで濾過した。有
機層を濃縮し、水層をクロロホルムで抽出し、有機層を
飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、粗
生成物(1.02g)を得た。シリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(Kieselgel 60,クロロホル
ム/メタノール=15/1)によって精製して化合物
(〔1〕−(14)−593)(0.84g)を無色の
油状物として得た。1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.8
8(t,3H),1.22−1.40(m,4H),
1.48(bquint,2H),2.76(s,3
H),2.97(t,2H),3.48−4.03(b
r,12H),6.10(s,2H) 【0127】実施例11:3−アミノ−4−(N−n−
アミル−N−メチル)アミノ−5−(ジフェニルアセタ
ミド)安息香酸モルホライド(〔1〕−(15)−59
3)の調製 N,N−ジシクロヘキシルカルボジイミド(0.54
g)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(0.35
g)、ジフェニル酢酸(0.56g)のアセトニトリル
(5ml)溶液に、前記実施例10で調製した化合物
(〔1〕−(14)−593)(0.80g)のアセト
ニトリル(4ml)溶液を加えた。一晩攪拌し、不溶物
をセライトで濾過した。濾液を濃縮し、クロロホルムに
溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した。ク
ロロホルム層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮
し、粗生成物(1.27g)を得た。これをシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(Kieselgel 6
0,n−ヘキサン/酢酸エチル=1/4)によって精製
して化合物(〔1〕−(15)−593)(0.68
g)を淡黄色結晶として得た。 融点:72.0−75.0℃1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.8
5(t,3H),0.95−1.15(m,4H),
1.20(quint,2H),2.39(s,3
H),2.50−2.60(m,1H),2.70−
2.76(m,1H),3.54−3.72(br,1
0H),5.14(s,1H),6.47(s,1
H),7.28−7.39(m,10H),7.95
(s,1H),8.94(s,1H) 【0128】実施例12:4−(N−n−アミル−N−
メチル)アミノ−5−(ジフェニルアセタミド)−3−
〔〔2’−(1−トリフェニルメチルテトラゾール−5
−イル)ビフェニル−4−イル〕メチルアミノ〕安息香
酸モルホライド(〔1〕−(16)−593’)の調製 前記実施例11で調製した化合物(〔1〕−(15)−
593)(0.25g)をベンゼン(10ml)に溶解
し、N−(トリフェニルメチル)−5−〔4’−(ブロ
モメチル)ビフェニル−2−イル〕テトラゾール(0.
42g)及びジイソプロピルエチルアミン(0.63
g)を加え、アルゴン気流中80℃で2日間加熱攪拌
し、ジイソプロピルエチルアミン(0.13g)を追加
し、更に3日加熱攪拌した。溶媒を減圧濃縮し、クロロ
ホルムで抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し
た。減圧濃縮して粗生成物(0.76g)を得た。これ
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Kiesel
gel 60,クロロホルム/酢酸エチル=6/1)に
よって精製して化合物(〔1〕−(16)−593’)
(0.22g)を淡黄色結晶として得た。 融点:112.0−115.0℃1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.8
3(t,3H),1.04−1.15(m,4H),
1.18(bquint,2H),2.35(s,3
H),2.45−2.55(m,1H),2.60−
2.70(m,1H),3.53−3.71(br,9
H),4.21(s,2H),5.15(s,1H),
6.44(s,1H),6.92−7.18(m,10
H),7.21−7.44(m,20H),7.45−
7.51(m,2H),7.89−7.92(m,2
H),8.60(s,1H) 【0129】実施例13:4−(N−n−アミル−N−
メチル)アミノ−5−(ジフェニルアセタミド)−3−
〔〔2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェニ
ル−4−イル〕メチルアミノ〕安息香酸モルホライド
(〔1〕−(16)−593)(化合物No.593)
の調製 前記実施例12で調製した化合物(〔1〕−(16)−
593’)(0.15g)をテトラヒドロフラン(3m
l)に溶解し、12%塩酸水溶液(0.75ml)を加
え、室温下で一晩攪拌した。反応液を5%炭酸ナトリウ
ム水溶液でpH7にし、酢酸エチルで抽出し、有機層を
飽和食塩水で洗浄した。減圧濃縮し、粗生成物(0.1
7g)を得た。これをシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(Kieselgel 60,酢酸エチル)によっ
て精製して化合物(〔1〕−(16)−593)(化合
物No.593)(0.050g)を得た。 融点:122.0−125.0℃1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.8
6(t,3H),1.12(bs,4H),1.25
(bquint,2H),2.46(s,3H),2.
55−2.65(m,1H),2.65−2.75
(m,1H),3.52−3.71(br,9H),
4.45(s,2H),5.16(s,1H),6.0
7(s,1H),7.06(d,2H),7.17
(d,2H),7.30−7.41(m,11H),
7.45−7.60(m,3H),7.80(s,1
H),7.97(d,1H),8.52(s,1H) 【0130】実施例14:4−〔(4−クロロ−3,5
−ジニトロベンゼン)スルホニル〕モルホリン(〔2〕
−(22)−598)の調製 モルホリン(0.89g)をジクロロメタン(20m
l)に溶解し、トリエチルアミン(1.41ml)を加
えて氷冷した。この溶液に3,5−ジニトロ−4−クロ
ロベンゼンスルホニルクロリド(〔2〕−(21)−5
98)(2.56g)のジクロロメタン(15ml)溶
液を滴下した。4.5時間攪拌し、クロロホルムで抽出
した。無水硫酸ナトリウムで有機層を乾燥し、溶媒を留
去した。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(Kieselgel 60,50g,クロロホル
ム)によって精製して化合物(〔2〕−(22)−59
8)(0.32g)を得た。1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:3.1
5(t,4H),3.80(t,4H),8.30
(s,2H) 【0131】実施例15:4−〔(4−n−アミルアミ
ノ−3,5−ジニトロベンゼン)スルホニル〕モルホリ
ン(〔2〕−(23)−598)の調製 前記実施例14で調製した化合物(〔2〕−(22)−
598)(0.26g)、アセトン(5ml)、アミル
アミン(0.1ml)、及び水(5ml)の混合溶液を
一夜加熱還流した。反応溶液から溶媒を留去し、クロロ
ホルムで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥
し、溶媒を留去した。粗生成物をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(Kieselgel 60,50g,
クロロホルム)によって精製して化合物(〔2〕−(2
3)−598)(0.27g)を得た。1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.9
3(t,3H),1.34−1.40(m,4H),
1.73(quint,2H),3.05(t,2
H),3.08(t,4H),3.78(t,4H),
8.47(s,2H),8.79(bs,1H) 【0132】実施例16:4−〔〔4−(N−n−アミ
ル−N−メチル)アミノ−3,5−ジニトロベンゼン〕
スルホニル〕モルホリン(〔2〕−(24)−598)
の調製 前記実施例15で調製した化合物(〔2〕−(23)−
598)(1.59g)をN,N−ジメチルホルムアミ
ド(15ml)に溶解し、ヨードメタン(2.81g)
と酸化銀(I)(1.84g)を加え、一夜攪拌した。
反応液をセライトで濾過し、酢酸エチルで洗浄し、1規
定塩酸水溶液、飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫
酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去した。粗生成物をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(Kieselge
l 60,85g,クロロホルム)によって精製して化
合物(〔2〕−(24)−598)(1.32g)を黄
色固体として得た。1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.8
9(t,3H),1.2−1.33(m,4H),1.
65(quint,2H),2.88(s,3H),
2.98(bt,2H),3.09(t,4H),3.
78(t,4H),8.12(s,2H) 【0133】実施例17:4−〔〔3,5−ジアミノ−
4−(N−n−アミル−N−メチル)アミノベンゼン〕
スルホニル〕モルホリン(〔2〕−(25)−598)
の調製 前記実施例16で調製した化合物(〔2〕−(24)−
598)(2.16g)の酢酸エチル(70ml)溶液
に塩化スズ(II)2水和物(11.7g)を加え、窒素
気流下で90℃、30分間反応させた。反応液に水(1
0ml)を加え、炭酸水素ナトリウムを加えて、中和し
た。溶液をセライトで濾過して、酢酸エチルで洗浄し、
その濾液を食塩水で洗った。有機層を無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥し、溶媒を留去した。粗生成物(2.12g)
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Kiesel
gel 60,125g,クロロホルム)によって精製
して化合物(〔2〕−(25)−598)(0.57
g)を得た。1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.8
9(t,3H),1.20−1.35(m,4H),
1.49(quint,2H),2.77(s,3
H),2.99(bt,2H),3.03(t,4
H),3.74(t,4H),4.04(s,4H),
6.44(s,2H) 【0134】実施例18:4−〔〔3−アミノ−4−
(N−n−アミル−N−メチル)アミノ−5−(ジフェ
ニルアセタミド)ベンゼン〕スルホニル〕モルホリン
(〔2〕−(26)−598)の調製 ジフェニル酢酸(0.41g)をテトラヒドロフラン
(3ml)に溶解し、ジシクロヘキシルカルボジイミド
(0.37g)及び1−ヒドロキシベンゾトリアゾール
(0.26g)を加えた。10分後に、前記実施例17
で調製した化合物(〔2〕−(25)−598)のクロ
ロホルム(6ml)溶液を滴下し、室温で一夜攪拌し
た。不溶物を濾別し、濾液を濃縮した。濃縮液に酢酸エ
チル(30ml)を加え、1規定水酸化ナトリウム水溶
液で有機層を洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶
媒を留去した。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(Wako−gel C300,75g,クロ
ロホルム)によって精製して白色固体(〔2〕−(2
6)−598)(0.75g)を得た。1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.8
6(t,3H),1.00−1.15(br,4H),
1.22(bquint,2H),2.40(s,3
H),2.57−2.59(m,1H),2.60−
2.70(m,1H),3.09(bt,4H),3.
74(t,4H),3.81(s,2H),5.15
(s,1H),6.79(d,1H),7.29−7.
39(m,10H),8.28(s,1H),8.88
(s,1H) 【0135】実施例19:4−〔〔3−アミノ−4−
(N−n−アミル−N−メチル)アミノ−5−(3−フ
ェニルプロピオナミド)ベンゼン〕スルホニル〕モルホ
リン(〔2〕−(26)−599)の調製 3−フェニルプロピオン酸(3.32g)をN,N−ジ
メチルホルムアミド(30ml)に溶解し、更に、ジシ
クロヘキシルカルボジイミド(3.96g)、及び1−
ヒドロキシベンゾトリアゾール(2.99g)を加え、
2時間後に、前記実施例17で調製した化合物(〔2〕
−(25)−598)(6.84g)のN,N−ジメチ
ルホルムアミド(15ml)溶液を滴下した。室温で一
夜攪拌後、不溶物を濾別し、濾液を濃縮した。これに酢
酸エチル(30ml)を加え、1規定水酸化ナトリウム
水溶液で有機層を洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥
し、溶媒を留去した。粗生成物をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(Kieselgel 60,250
g,クロロホルム)によって精製して白色固体(〔2〕
−(26)−599)(7.02g)を得た。1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.8
8(t,3H),1.26−1.43(m,6H),
2.67(s,3H),2.73(t,2H),2.9
0−3.00(m,2H),3.06(t,2H),
3.09(t,4H),3.74(t,4H),3.9
0(s,2H),6.79(d,1H),7.19−
7.31(m,5H),8.20(s,1H),8.7
1(s,1H) 【0136】実施例20:4−〔〔4−(N−n−アミ
ル−N−メチル)アミノ−3−〔(4−メトキシカルボ
ニルフェニル)メチル〕アミノ−5−(ジフェニルアセ
タミド)ベンゼン〕スルホニル〕モルホリン(〔2〕−
(27)−598’)の調製 前記実施例18で調製した化合物(〔2〕−(26)−
598)(0.08g)、4−ブロモメチル安息香酸メ
チルエステル(0.07g)、トリエチルアミン(0.
04ml)、及びトルエン(5ml)の混合溶液を窒素
雰囲気下にて80℃で48時間攪拌した。反応液から溶
媒を留去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(W
ako−gel C300,25g,クロロホルム)に
よって精製して白色固体(〔2〕−(27)−59
8’)(0.07g)を得た。1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.8
6(t,3H),1.00−1.15(m,4H),
1.22(bquint,2H),2.42(s,3
H),2.50−2.60(m,1H),2.61−
2.64(m,1H),2.81(bs,4H),3.
62(t,4H),3.90(s,3H),4.44
(d,2H),4.63(bt,1H),5.15
(s,1H),6.57(s,1H),7.28−7.
39(m,12H),7.98(d,2H),8.18
(s,1H),8.46(s,1H) 【0137】実施例21:4−〔〔4−(N−n−アミ
ル−N−メチル)アミノ−3−〔(4−カルボキシフェ
ニル)メチル〕アミノ−5−(ジフェニルアセタミド)
ベンゼン〕スルホニル〕モルホリン(〔2〕−(27)
−598)(化合物No.598)の調製 前記実施例20で調製した化合物(〔2〕−(27)−
598’)(0.06g)をメタノール(5ml)に溶
解し、1規定水酸化ナトリウム水溶液(0.3ml)を
加え、一夜攪拌した。更に、1規定水酸化ナトリウム水
溶液(0.2ml)を加え4日間攪拌した。反応液を濃
縮し、1規定塩酸水溶液でpH1にし、析出した固体を
濾別した。この固体を分取TLC(Merck 138
95,クロロホルム/メタノール=10/1)に付し、
白色固体(〔2〕−(27)−598)(化合物No.
598)(0.03g)を得た。1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.8
7(t,3H),1.10(bs,4H),1.23
(bquint,2H),2.43(s,3H),2.
50−2.60(m,1H),2.60−2.70
(m,1H),2.81(bs,4H),3.62
(t,4H),4.47(bd,2H),4.65(b
s,1H),5.16(s,1H),6.56(d,1
H),7.30−7.41(m,12H),8.03
(d,2H),8.19(s,1H),8.45(s,
1H) 【0138】実施例22:4−〔〔4−(N−n−アミ
ル−N−メチル)アミノ−3−〔〔2’−(1−トリフ
ェニルメチルテトラゾール−5−イル)ビフェニル−4
−イル〕メチル〕アミノ−5−(3−フェニルプロピオ
ナミド)ベンゼン〕スルホニル〕モルホリン(〔2〕−
(27)−599’)の調製 前記実施例19で調製した化合物(〔2〕−(26)−
599)(7.01g)、ジイソプロピルエチルアミン
(7.60g)、N−(トリフェニルメチル)−5−
〔4’−(ブロモメチル)ビフェニル−2−イル〕テト
ラゾール(12.6g)、及びトルエン(150ml)
の混合物を窒素雰囲気下、80℃で4日間攪拌した。反
応液を濃縮後、クロロホルムで抽出した。有機層を乾燥
後、濃縮し粗生成物(20.1g)をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(Kieselgel 60,30
0g,クロロホルム)によって精製して白色固体
(〔2〕−(27)−599’)(3.13g)を得
た。1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.8
5(t,3H),1.23−1.31(m,4H),
1.35−1.50(m,2H),2.66(s,3
H),2.69(t,2H),2.93(bt,4
H),2.98(t,2H),3.07(dd,2
H),3.65(t,4H),4.27(d,2H),
4.41(bs,1H),6.23(d,1H),6.
94(d,4H),7.05−7.46(m,21
H),7.47−7.52(m,2H),7.90
(d,1H),8.10(s,1H),8.35(s,
1H) 【0139】実施例23:4−〔〔4−(N−n−アミ
ル−N−メチル)アミノ−3−〔〔2’−(1H−テト
ラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル〕メチル〕
アミノ−5−(3−フェニルプロピオナミド)ベンゼ
ン〕スルホニル〕モルホリン(〔2〕−(27)−59
9)(化合物No.599)の調製 前記実施例22で調製した化合物(〔2〕−(27)−
599’)(3.13g)をテトラヒドロフラン(35
ml)に溶解し、濃塩酸(17ml)を滴下した。室温
で4時間攪拌した後、10規定水酸化ナトリウム水溶液
でpH7にし、クロロホルムで抽出した。有機層を無水
硫酸ナトリウムで乾燥後、濃縮して得られた粗生成物を
カラムクロマトグラフィー(Wako−gel C30
0,100g,クロロホルム/メタノール=10/1)
に付し白色固体(〔2〕−(27)−599)(化合物
No.599)(1.43g)を得た。1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.8
9(t,3H),1.30−1.50(m,4H),
1.40−1.50(m,2H),2.69(t,2
H),2.68(t,2H),2.74(s,3H),
2.88(bs,4H),2.96−3.04(m,2
H),3.07(t,2H),3.67(t,4H),
4.49(d,2H),4.82(bs,1H),6.
47(d,1H),7.15(d,2H),7.21−
7.31(m,6H),7.47−7.62(m,2
H),7.93(d,2H),8.09(s,1H),
8.30(s,1H) 【0140】実施例24:4−〔(4−クロロ−3−ニ
トロベンゼン)スルホニル〕モルホリン(〔2〕−(2
2)−596)の調製 4−クロロ−3−ニトロベンゼンスルホニルクロリド
(0.26g)をジクロロメタン(1.0ml)に溶解
し、更にモルホリン(1.80g)及びジクロロメタン
(1.0ml)を0℃で加え、溶解し、室温で5時間攪
拌した。反応液に蒸留水を加え、ジクロロメタンで抽出
し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、濃縮
し、黄色結晶を得た。これをシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(Kieselgel 60,ヘキサン/酢
酸エチル=1/1)によって精製して化合物(〔2〕−
(22)−596)(0.29g)を淡黄色結晶として
得た。 融点:146.0−148.0℃1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:3.0
8(t,4H),3.78(t,4H),7.77
(d,1H),7.88(dd,1H),8.23
(d,1H) 【0141】実施例25:4−〔(4−n−アミルアミ
ノ−3−ニトロベンゼン)スルホニル〕モルホリン
(〔2〕−(23)−596)の調製 前記実施例24で調製した化合物(〔2〕−(22)−
596)(9. 62g)、テトラヒドロフラン(10m
l)、及びエタノール(20ml)の混合溶液にn−ア
ミルアミン(5.47g)のエタノール(20ml)溶
液を室温で加え、70℃で4時間加熱還流した。反応溶
液を減圧濃縮し、クロロホルムで抽出した。有機層を蒸
留水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮
し、粗生成物(12.36g)を得、シリカゲルカラム
クロマトグラフィー(Kieselgel 60,ヘキ
サン/酢酸エチル=2/1)によって精製して化合物
(〔2〕−(23)−596)(11.38g)を黄色
結晶として得た。 融点:74.5−76.0℃1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.9
5(t,3H),1.40−1.52(m,4H),
1.78(quint,2H),3.03(t,4
H),3.36(dd,2H),3.76(t,4
H),6.96(d,1H),7.73(dd,1
H),8.40(bs,1H),8.58(d,1H) 【0142】実施例26:4−〔〔4−(N−n−アミ
ル−N−メチル)アミノ−3−ニトロベンゼン〕スルホ
ニル〕モルホリン(〔2〕−(24)−596)の調製 前記実施例25で調製した化合物(〔2〕−(23)−
596)(0.40g)をN,N−ジメチルホルムアミ
ド(2ml)に溶解し、ヨードメタン(0.79g)と
酸化銀(I)(0.52g)を加え、室温で一夜攪拌し
た。不溶物を濾別後、濾液を減圧濃縮し、残渣をクロロ
ホルムで抽出した。有機層を蒸留水で洗浄し、無水硫酸
ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した後、粗生成物をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(Kieselgel
60,ヘキサン/酢酸エチル=1/1)によって精製
して化合物(〔2〕−(24)−596)(0.47
g)を黄色結晶として得た。 融点:99.5−101.0℃1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.9
2(t,3H),1.25−1.38(m,4H),
1.68(quint,2H),2.89(s,3
H),3.02(t,4H),3.28(t,2H),
3.76(t,4H),7.08(d,1H),7.6
5(dd,1H),8.12(d,1H) 【0143】実施例27:4−〔〔3−アミノ−4−
(N−n−アミル−N−メチル)アミノベンゼン)スル
ホニル〕モルホリン(〔2〕−(25)−596)の調
前記実施例26で調製した化合物(〔2〕−(24)−
596)(3.57g)、酢酸エチル(52.9m
l)、メタノール(8.9ml)、及び塩化スズ(II)
2水和物(10.9g)の混合物を窒素気流下で80
℃、1時間加熱還流させた。反応液を冷却後、5%Na
2 CO3 水溶液にて中和(pH6程度)した。溶液をセ
ライトで濾過、濃縮し、残渣を酢酸エチルで抽出した。
有機層を蒸留水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥
し、溶媒を留去した。粗生成物(3.17g)をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(Kieselgel
60,ヘキサン/酢酸エチル=1/1)によって精製し
て化合物(〔2〕−(25)−596)(0.31g)
を無色結晶として得た。 融点:83.0− 84.5℃1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.8
9(t,3H),1.28−1.35(m,4H),
1.52(quint,2H),2.67(s,3
H),2.88(t,2H),3.00(t,4H),
3.74(t,4H),4.14(s,2H),7.0
4−7.10(m,3H) 【0144】実施例28:4−〔〔4−(N−n−アミ
ル−N−メチル)アミノ−3−〔(4−メトキシカルボ
ニルフェニル)メチル〕アミノベンゼン〕スルホニル〕
モルホリン(〔2〕−(27)−596’)の調製 前記実施例27で調製した化合物(〔2〕−(25)−
596)(0.10g)、メチル 4−ブロモメチルベ
ンゾエート(0.10g)のジクロロメタン(3ml)
溶液にジイソプロピルエチルアミン(0.57g)を加
え、40℃で2日間加熱還流した。反応液を減圧濃縮し
て、残渣をクロロホルムで抽出した。有機層を蒸留水で
洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮し、黄
色油状物を得た。これをシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(Kieselgel 60,ヘキサン/酢酸エ
チル=4/1)によって精製して化合物(〔2〕−(2
7)−596’)(0.13g)を黄色油状物として得
た。1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.8
8(t,3H),1.24−1.31(m,4H),
1.51(bt,2H),2.68(s,3H),2.
72(t,4H),2.89(t,2H),3.61
(t,4H),3.90(s,3H),4.48(d,
2H),5.36(s,1H),6.70(d,1
H),7.04(dd,1H),7.08(d,1
H),7.41(d,2H),8.00(d,2H) 【0145】実施例29:4−〔〔4−(N−n−アミ
ル−N−メチル)アミノ−3−〔(4−カルボキシフェ
ニル)メチル〕アミノベンゼン〕スルホニル〕モルホリ
ン(〔2〕−(27)−596)(化合物No.59
6)の調製 前記実施例28で調製した化合物(〔2〕−(27)−
596’)(0.13g)及びジメトキシエタン(12
ml)に溶解し、0.1規定NaOH水溶液(5.2m
l)を加え、室温で一晩攪拌した。この反応液を0.1
規定塩酸水溶液にてpH7にし、減圧濃縮し、黄色油状
物(0.15g)を得た。これをシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(Kieselgel 60,クロロホ
ルム/メタノール=10/1)によって精製して化合物
(〔2〕−(27)−596)(化合物No.596)
(0.09g)を無色結晶として得た。 融点:182.5−186.0℃1 H−NMR(500MHz,CD3 OD)δ:0.8
9(t,3H),1.33(bquint,4H),
1.55(bt,2H),2.49(t,4H),2.
73(s,3H),3.00(t,2H),3.51
(t,4H),4.55(s,2H),6.59(d,
1H),6.96(dd,1H),7.16(d,1
H),7.45(d,2H),7.95(d,2H) 【0146】実施例30:4−〔〔4−(N−n−アミ
ル−N−メチル)アミノ−3−〔〔2’−(1−トリフ
ェニルメチルテトラゾール−5−イル)ビフェニル−4
−イル〕メチル〕アミノベンゼン〕スルホニル〕モルホ
リン(〔2〕−(27)−595’)の調製 前記実施例27で調製した化合物(〔2〕−(25)−
596)(0.15g)、N−(トリフェニルメチル)
−5−〔4’−(ブロモメチル)ビフェニル−2−イ
ル〕テトラゾール(0.50g)をベンゼン(5ml)
に溶解し、ジイソプロピルエチルアミン(0.59g)
を加え、80℃で6日間還流した。この反応液を減圧濃
縮して、残渣をクロロホルムで抽出し、有機層を蒸留水
で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧濃縮
して黄色油状物(0.69g)を得た。これをシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(Kieselgel 6
0,クロロホルム/酢酸エチル=30/1)によって精
製して化合物(〔2〕−(27)−595’)(0.2
1g)を黄色油状物として得た。 【0147】実施例31:4−〔〔4−(N−n−アミ
ル−N−メチル)アミノ−3−〔〔2’−(1H−テト
ラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル〕メチル〕
アミノベンゼン〕スルホニル〕モルホリン(〔2〕−
(27)−595)(化合物No.595)の調製 前記実施例30で調製した化合物(〔2〕−(27)−
595’)(0.39g)をテトラヒドロフラン(7.
7ml)に溶解し、更に、12%塩酸水溶液(1.9m
l)を加え、室温で5時間攪拌した。この反応液を5%
Na2 CO3 水溶液にてpH5にし、減圧濃縮した。残
渣を酢酸エチルで抽出し、有機層を蒸留水で洗浄し、無
水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧濃縮し、黄色油状
物(0.38g)を得た。これをシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(Kieselgel 60,クロロホ
ルム/メタノール=20/1)によって精製して化合物
(〔2〕−(27)−595)(化合物No.595)
(0.19g)を白色泡状物質として得た。1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.8
9(t,3H),1.32(bquint,4H),
1.55(bs,2H),2.71(s,3H),2.
76(s,4H),2.92(t,2H),3.70
(t,4H),4.51(d,2H),5.53(t,
1H),6.63(s,1H),7.05−7.09
(m,2H),7.14(d,2H),7.29(d,
1H),7.47−7.54(m,2H),7.60−
7.63(m,1H),7.90(d,1H) 【0148】実施例32:3−ニトロ−4−バレラミド
安息香酸ジエチルアミド(〔1〕−(12)−586)
の調製 3−ニトロ−4−バレラミド安息香酸(19.35g)
を乾燥N,N−ジメチルホルムアミド(300ml)に
溶解し、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピ
ル)カルボジイミド塩酸塩(16.74g)、1−ヒド
ロキシベンゾトリアゾール(11.80g)、ジエチル
アミン(11.88g)、トリエチルアミン(8.83
g)の順に加えた後に、室温で36時間攪拌後、溶媒を
減圧下で浴温80℃上で約100mlまで留去した。酢
酸エチル(400ml)を加え、1規定塩酸水溶液(1
00ml)、水(200ml)、飽和炭酸ナトリウム水
溶液(50ml)、水(150ml)の順で洗浄した。
有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥して、化合物
(〔1〕−(12)−586)(23.64g)を淡黄
色油状物として得た。1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.9
0(t,3H),1.14(bs,6H),1.36
(sext,2H),1.68(quint,2H),
2.44(t,2H),3.23(bs,2H),3.
45(bs,2H),7.59(d,1H),8.21
(s,1H),8.77(d,1H),10.33
(s,1H) 【0149】実施例33:3−アミノ−4−バレラミド
安息香酸ジエチルアミド(〔1〕−(14)−586)
の調製 前記実施例32で調製した化合物(〔1〕−(12)−
586)(23.64g)をエタノール(800ml)
に溶解した。60℃で30分攪拌した後、10%Pd/
C(0.88g)のエタノール(2ml)懸濁液を加
え、ヒドラジン1水和物(7.15ml)を5分間かけ
て滴下した。同温度で30分間攪拌後に放冷し、不溶物
をセライトを用いて濾別した。濾液を濃縮して無色の固
体(20.69g)を得た。これをクロロホルム(30
0ml)に溶解して、水(100ml)で洗浄し、無水
硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮して化合物(〔1〕−
(14)−586)(19.96g)を無色固体として
得た。 融点:121.0−123.0℃1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.9
6(t,3H),1.06(bs,3H),1.23
(bs,3H),1.42(sext,2H),1.7
2(quint,2H),2.44(t,2H),3.
24(bs,2H),3.51(bs,2H),6.4
7(d,1H),6.53(s,1H),6.87
(d,1H),8.83(s,1H) 【0150】実施例34:3−〔〔2’−(1−トリフ
ェニルメチルテトラゾール−5−イル)ビフェニル−4
−イル〕メチルアミノ〕−4−バレラミド安息香酸ジエ
チルアミド(〔1〕−(16)−586’)の調製 前記実施例33で調製した化合物(〔1〕−(14)−
586)(9.64g)をクロロホルム(150ml)
に溶解した。N−(トリフェニルメチル)−5−〔4’
−(ブロモメチル)ビフェニル−2−イル〕テトラゾー
ル(20.23g)、ジイソプロピルエチルアミン(4
2.67g)を加え、10分で還流温度まで加熱した。
還流下で2.5時間攪拌し、放冷後、クロロホルム(3
00ml)を加え、水(250ml)で洗浄し、無水硫
酸マグネシウムで乾燥後、濃縮し、無色泡状物質(3
6.22g)を得た。これをシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(Kieselgel 60,1200g,
クロロホルム/酢酸エチル=3/1)にて精製して化合
物(〔1〕−(16)−586’)(17.75g)を
無色泡状物として得た。 融点;100.0−105.0℃1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.9
0(bs,3H),0.91(t,3H),1.20
(bs,3H),1.38(sext,2H),1.7
0(quint,2H),2.38(t,2H),3.
14(bs,2H),3.47(bs,2H),4.1
4(bs,2H),4.46(bs,1H),6.51
(bs,1H),6.54(d,1H),6.92−
6.95(m,7H),7.02(d,1H),7.0
7−7.34(m,13H),7.43−7.50
(m,2H),7.89(d,1H),8.22(s,
1H) 【0151】実施例35:3−〔〔2’−(1H−テト
ラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル〕メチルア
ミノ〕−4−バレラミド安息香酸ジエチルアミド
(〔1〕−(16)−586)(化合物No.586)
の調製 前記実施例34で調製した化合物(〔1〕−(16)−
586’)(5.26g)、メタノール(10ml)、
及びTHF(200ml)の混合溶液へ−20℃乃至−
10℃に保ちながら、濃塩酸(80ml)を20分をか
けて滴下した。同温で更に30分攪拌して、氷(250
g)、水酸化ナトリウム(56g)、及び水(200m
l)中に注いだ。pH9に濃塩酸で調整して、析出した
粘調物質を濾過した。濾液をセライトで濾過し、濃塩酸
でpH3にして、析出した固体を濾別して化合物(1.
93g)を無色固体として得た。先に濾別した粘調物質
に1規定水酸化ナトリウム水溶液をpH10になるまで
加え、水(1500ml)を加え、セライトで濾過後、
濾液をpH4にし、析出した固体を濾別して化合物
(〔1〕−(16)−586)(化合物No.586)
(1.31g)(計3.24g)を無色固体として得
た。 融点:137.0−140.0℃1 H−NMR(500MHz,d6 −DMSO)δ:
0.81(bs,3H),0.91(t,3H),1.
06(bs,3H),1.35(sext,2H),
1.60(quint,2H),2.37(t,2
H),3.03(bs,2H),3.32(bs,2
H),4.35(s,2H),5.78(bs,1
H),6.38(s,1H),6.50(d,1H),
7.05(d,1H),7.21(d,1H),7.3
0(d,1H),7.50−7.69(m,4H),
9.25(s,1H) 【0152】実施例36:3−ヒドロキシ−4−ニトロ
安息香酸モルホライド(〔3〕−(32)−587)の
調製 3−ヒドロキシ−4−ニトロ安息香酸(10.00g)
を乾燥N,N−ジメチルホルムアミド(150ml)に
溶解し、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピ
ル)カルボジイミド塩酸塩(12.56g)、1−ヒド
ロキシベンゾトリアゾール(8.86g)、トリエチル
アミン(7.18g)、モルホリン(5.71g)の順
に加えた。室温で23時間攪拌後、溶媒を減圧下で浴温
80℃で約100mlまで留去した。酢酸エチル(40
0ml)を加え、1規定塩酸水溶液(100ml)、水
(200ml)、飽和炭酸ナトリウム水溶液(50m
l)、及び水(150ml)で洗い、有機層を無水硫酸
マグネシウムで乾燥し、濃縮して、化合物(〔3〕−
(32)−587)(7.89g)を黄色固体として得
た。 融点:110.0−115.0℃1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:3.3
9(bs,2H),3.64(bs,2H),3.79
(bs,4H),7.01(d,1H),7.18
(s,1H),8.17(d,1H),10.61
(s,1H) 【0153】実施例37:3−〔〔2’−(1−トリフ
ェニルメチルテトラゾール−5−イル)ビフェニル−4
−イル〕メチルオキシ〕−4−ニトロ安息香酸モルホラ
イド(〔3〕−(33)−587)の調製 前記実施例36で調製した化合物(〔3〕−(32)−
587)(0.99g)を乾燥N,N−ジメチルホルム
アミド(19ml)に溶解し、50%水素化ナトリウム
(0.20g)を加え、室温で15分間攪拌した。N−
(トリフェニルメチル)−5−〔4’−(ブロモメチ
ル)ビフェニル−2−イル〕テトラゾール(2.19
g)のN,N−ジメチルホルムアミド(6.5ml)溶
液を加え、室温で39時間攪拌した。反応液を水(50
ml)に加え、クロロホルム(100ml)で抽出し、
有機層を水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濃縮
し、淡黄色固体(2.72g)を得た。これをシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(Kieselgel 6
0,190g、クロロホルム/酢酸エチル=7/3)に
て精製して化合物(〔3〕−(33)−587)(1.
41g)を得た。 融点;188.0−190.0℃1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:3.2
9(bs,2H),3.53(bs,2H),3.76
(bs,4H),5.16(s,2H),6.91−
6.93(m,6H),7.03(d,1H),7.1
4−7.16(m,3H),7.20(d,1H),
7.24−7.34(m,10H),7.38(d,1
H),7.45−7.52(m,2H),7.87
(d,1H),7.93(d,1H) 【0154】実施例38:3−〔〔2’−(1−トリフ
ェニルメチルテトラゾール−5−イル)ビフェニル−4
−イル〕メチルオキシ〕−4−アミノ安息香酸モルホラ
イド(〔3〕−(34)−587)の調製 前記実施例37で調製した化合物(〔3〕−(33)−
587)(0.60g)、エタノール(150ml)、
及び酢酸エチル(40ml)の混合溶液を70℃で15
分間攪拌し、10%Pd/C(0.10g)、及びヒド
ラジン1水和物(1ml)を加え、70℃で1時間攪拌
した。不溶物をセライトで濾過し、濾液を濃縮し、無色
泡状物質(0.67g)を得た。これをシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(Kieselgel 60,8
0g,クロロホルム/酢酸エチル=13/7)にて精製
して化合物(〔3〕−(34)−587)(0.09
g)を得た。 融点:95.0−105.0℃1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:1.5
7(bs,1H),3.63(bs,4H),3.67
(bs,4H),3.93(bs,1H),4.98
(s,2H),6.66(d,1H),6.89−6.
92(m,7H),7.03(s,1H),7.14−
7.33(m,13H),7.39(d,1H),7.
46−7.53(m,2H),7.96(d,1H) 【0155】実施例39:3−〔〔2’−(1−トリフ
ェニルメチルテトラゾール−5−イル)ビフェニル−4
−イル〕メチルオキシ〕−4−バレラミド安息香酸モル
ホライド(〔3〕−(35)−587’)の調製 前記実施例38で調製した化合物(〔3〕−(34)−
587)(0.07g)、及び4−ジメチルアミノピリ
ジン(0.01g)を乾燥ピリジン(1ml)に溶解し
た。氷冷下でバレリルクロリド(0.043g)を注射
器で滴下し、室温で2時間攪拌後、水(20ml)に注
ぎ、クロロホルム(10ml)で2回抽出し、無水硫酸
マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧下で留去して、化合
物(〔3〕−(35)−587’)(0.08g)を淡
黄色固体として得た。1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.8
9(t,3H),1.34(sext,2H),1.6
4(quint,2H),2.27(t,2H),3.
67(bs,8H),5.05(s,2H),6.93
−6.95(m,7H),7.02(d,1H),7.
11(s,1H),7.15−7.35(m,12
H),7.40(d,1H),7.47−7.54
(m,2H),7.79(s,1H),7.93(d,
1H),8.63(bs,1H) 【0156】実施例40:3−〔〔2’−(1H−テト
ラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イル〕メチルオ
キシ〕−4−バレラミド安息香酸モルホライド(〔3〕
−(35)−587)(化合物No.587)の調製 前記実施例39で調製した化合物(〔3〕−(35)−
587’)(0.069g)、メタノール(2ml)、
及びTHF(5ml)の混合溶液に濃塩酸(1ml)を
滴下した。室温で1時間攪拌して、1規定水酸化ナトリ
ウム水溶液(20ml)に注ぎ、一夜放置後、溶媒を5
0℃で減圧下約20mlまで留去し、析出した固体を濾
別した。濾液に1規定塩酸水溶液をpH2になるまで加
え、析出した固体を濾別して、無色の固体(0.035
g)を得た。これをシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(Kieselgel 60,5g,クロロホルム/
メタノール=5/1)にて精製して化合物No.587
(0.030g)を無色固体として得た。1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.9
6(t,3H),1.43(sext,2H),1.7
3(quint,2H),2.44(t,2H),3.
40−3.80(br,8H),5.28(s,2
H),6.77(s,1H),6.95(d,1H),
7.11(d,2H),7.21(d,2H),7.4
6−7.59(m,4H),7.91(s,1H),
7.97(bs,1H),8.38(d,1H) 【0157】実施例41:4−アミノ−3−ニトロ安息
香酸モルホライド(〔4〕−(42)−592)の調製 4−アミノ−3−ニトロ安息香酸(7.40g)、HO
Bt(6.59g)、DCC(10.90g)、乾燥
N,N−ジメチルホルムアミド(74ml)、及びモル
ホリン(4.3ml)の混合液を室温で2時間攪拌し
た。不溶物を濾別し、N,N−ジメチルホルムアミドで
洗浄し、濾液と洗液を合わせ、濃縮し、黄褐色固体(1
6.01g)を得た。 融点;184.0−189.0℃1 H−NMR(500MHz,d6 −DMSO)δ:
3.50−3.58(m,4H),3.59−3.60
(m,4H),7.04(d,1H),7.47(d
d,1H),8.03(d,1H) 【0158】実施例42:4−アセタミド−3−ニトロ
安息香酸モルホライド(〔4〕−(43)−592)の
調製 前記実施例41で調製した化合物(〔4〕−(42)−
592)(18.37g)、ジメチルアミノピリジン
(5.67g)を乾燥ピリジン(370ml)に溶解
し、窒素雰囲気下で氷冷下にて攪拌し、アセチルクロリ
ド(9.9ml)を5分間かけて滴下した。次に65℃
油浴中にて30分間攪拌し、得られた溶液を室温まで冷
却後、濃縮した。残渣をクロロホルムに溶解し、水洗
し、飽和食塩水溶液で洗浄し、Na2 SO4 で乾燥し
た。濾過、濃縮して、赤褐色油状物(19.52g)を
得た。これをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(K
iesegel 60,1.0kg,クロロホルム/メ
タノール=120/1)にて精製して、化合物(〔4〕
−(43)−592)(10.74g)を黄色固体とし
て得た。 融点:128.0−132.0℃1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:2.3
2(s,3H),3.40−3.85(br,8H),
7.70(dd,1H),8.33(d,1H),8.
86(d,1H),10.39(bs,1H) 【0159】実施例43:4−アセタミド−3−アミノ
安息香酸モルホライド(〔4〕−(44)−592)の
調製 前記実施例42で調製した化合物(〔4〕−(43)−
592)(10.73g)をエタノール(400ml)
に溶解した。30分間、60℃浴上で加熱し、10%P
d/C(0.55g)のエタノール(2ml)懸濁液及
びヒドラジン1水和物(4ml)を加え、同温度で30
分間攪拌した。不溶物をセライトで濾過し、濾液を濃縮
し、粗生成物(12.67g)を得た。これをシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(Kieselgel 6
0,600g、クロロホルム/メタノール=10/1)
にて精製して、化合物(〔4〕−(44)−592)
(4.63g)を淡黄色固体として得た。 融点:198.0−200.0℃1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:2.2
2(s,3H),3.35−3.85(br,8H),
3.88(bs,2H),6.64(dd,1H),
6.71(d,1H),7.04(d,1H),8.0
4(bs,1H) 【0160】実施例44:4−アセタミド−3−
〔〔2’−(1−トリフェニルメチルテトラゾール−5
−イル)ビフェニル−4−イル〕メチルアミノ〕安息香
酸モルホライド(〔4〕−(45)−592)の調製 前記実施例43で調製した化合物(〔4〕−(44)−
592)(4.57g)、N−(トリフェニルメチル)
−5−〔4’−(ブロモメチル)ビフェニル−2−イ
ル〕テトラゾール(10.65g)、ジイソプロピルエ
チルアミン(30.3ml)、及びクロロホルム(27
0ml)の混合溶液を、窒素雰囲気下にて70℃の油浴
中で、4時間攪拌した。反応液を冷却後、濃縮し、黄色
固体(19.45g)を得た。これをシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(Kieselgel 60,70
0g,クロロホルム/メタノール=30/1)にて精製
して、化合物(〔4〕−(45)−592)(6.55
g)を淡黄色泡状物質として得た。1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:2.1
1(s,3H),3.15−3.90(br,8H),
4.17(d,2H),4.42(t,1H),6.5
8(s,1H),6.63(d,1H),6.95
(d,6H),7.07−7.13(m,6H),7.
25−7,37(m,8H),7.43−7.51
(m,3H),7.88(d,1H),7.93(s,
1H) 【0161】実施例45:4−アセタミド−3−N−
〔〔〔2’−(1−トリフェニルメチルテトラゾール−
5−イル)ビフェニル−4−イル〕メチル〕バレラミ
ド〕安息香酸モルホライド(〔4〕−(46)−59
2’)の調製 前記実施例44で調製した化合物(〔4〕−(45)−
592)(5.80g)、4−ジメチルアミノピリジン
(0.96g)を乾燥ピリジン(58ml)に溶解し、
バレリルクロリド(2.8ml)を滴下した。これを室
温で1時間攪拌後、反応液を氷水中に注ぎ、クロロホル
ム抽出し、水洗した。飽和食塩水溶液で洗浄し、硫酸ナ
トリウムで乾燥し、濾過濃縮して黄褐色油状物(7.7
6g)を得た。これをシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(Kieselgel 60,600g,クロロホ
ルム/メタノール=60/1)にて精製して、化合物
(〔4〕−(46)−592’)(5.57g)を黄色
泡状物質として得た。1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.8
1(t,3H),1.14−1.25(m,2H),
1.51−1.61(m,2H),1.76(s,3
H),1.86(dt,1H),1.98(dt,1
H),3.25−4.00(br,8H),4.08
(d,1H),5.43(d,1H),6.60(s,
1H),6.94(d,6H),7.06−7.10
(m,4H),7.21(d,1H),7.25−7.
35(m,10H),7.45−7.53(m,2
H),7.92(dd,1H),8.12(d,1H) 【0162】実施例46:4−アセタミド−3−N−
〔〔〔2’−(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェ
ニル−4−イル〕メチル〕バレラミド〕安息香酸モルホ
ライド(化合物No.592)の調製 前記実施例45で調製した化合物(〔4〕−(46)−
592’)(5.57g)をテトラヒドロフラン(60
ml)に溶解し、氷冷下、濃塩酸(60ml)を加え、
室温で、6時間放置した。反応液を10規定NaOH水
溶液で約pH7にし、濃縮した。残渣をクロロホルムに
溶解し、水洗し、飽和食塩水溶液で洗浄し、硫酸ナトリ
ウムで乾燥し、濾過濃縮して淡黄色油状物(3.95
g)を得た。これをシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(Kieselgel 60,270g,クロロホル
ム/メタノール=15/1)にて精製して、淡黄色固体
(3.48g)を得た。これを更に、アセトン(30m
l)に加え、超音波をかけた後、濾別し、濾液を濃縮し
て固体(1.47g)を得た。これに1規定NaOH水
溶液(3.55ml)を加え、pH10にして、水(6
0ml)を加え、超音波をかけ、セライトで濾過した。
濾液に1規定塩酸水溶液を加えてpH4にして、析出し
た固体を濾別し、標記の化合物No.592(0.86
g)を無色固体として得た。 融点:127.0−131.0℃1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.8
4(t,3H),1.17−1.30,1.54−1.
64(each m,each 2H),1.95,
2.09(each dt,each 1H),2.2
4(s,3H),3.45−3.95(br,8H),
4.07,5.56(each d,each 1
H),6.58(bs,1H),6.85(bd,1
H),6.99,7.03(each d,each
2H),7.36(dd,1H),7.40−7.60
(m,2H),7.46(d,1H),7.87(b
d,1H),8.40(bd,1H),13.6−1
4.0(br,1H) 【0163】実施例47:エチル 4−ジメチルアミノ
−3−ニトロベンゾエート(〔5〕−(52)−59
1)の調製 エチル 4−ジメチルアミノベンゾエート(9.10
g)を硫酸(14ml)に溶解し、室温中で混酸(濃硫
酸/濃硝酸=1:1)(9.0ml)を滴下した。反応
液を5〜10℃に保ちながら4時間攪拌した。反応溶液
を氷水(100g)中に注ぎ、析出した結晶分を濾過
し、水洗した。得られた結晶を水−メタノールによって
再結晶することにより標記の化合物(〔5〕−(52)
−591)(10.56g)を黄色針状晶として得た。 融点:78.5−79.0℃1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:1.3
8(t,3H),2.99(s,6H),4.35
(q,2H),6.97(d,1H),8.01(d
d,1H),8.44(d,1H) 【0164】実施例48:4−ジメチルアミノ−3−ニ
トロ安息香酸(〔5〕−(53)−591)の調製 前記実施例47で調製した化合物(〔5〕−(52)−
591)(10.0g)、テトラヒドロフラン(250
ml)、メタノール(100ml)、及び1N−NaO
H水溶液(100ml)の混合溶液を室温で18時間攪
拌した。減圧濃縮によってテトラヒドロフラン分を留去
して1N−HCl水溶液でpH4−5に調整した。析出
した結晶を濾取し、乾燥して標記の化合物(〔5〕−
(53)−591)(8.76g)を黄色固体として得
た。 融点:212.0−215.5℃1 H−NMR(500MHz,d6 −DMSO)δ:
2.93(s,6H),7.20(d,1H),7.9
3(dd,1H),8.24(d,1H),12.84
(s,1H) 【0165】実施例49:4−ジメチルアミノ−3−ニ
トロ安息香酸モルホライド(〔5〕−(54)−59
1)の調製 前記実施例48で調製した化合物(〔5〕−(53)−
591)(8.00g)を乾燥テトラヒドロフラン(2
00ml)に溶解し、HOBt(5.40g)及びDC
C(8.30g)を加え、室温で30分間攪拌した。次
いでモルホリン(3.65g)を加え16時間攪拌し
た。析出した不溶物を濾別し、濾液を減圧濃縮した。残
渣をカラムクロマトグラフィー(Kieselgel
60,180g,CHCl3 )にて精製し、標記の化合
物(〔5〕−(54)−591)(10.43g)を黄
色固体として得た。 融点:89.5−91.0℃1 H−NMR(500MHz,d6 −DMSO)δ:
2.95(s,6H),3.5−3.8(br,8
H),7.01(d,1H),7.50(dd,1
H),7.89(d,1H) 【0166】実施例50:3−アミノ−4−ジメチルア
ミノ安息香酸モルホライド(〔5〕−(55)−59
1)の調製 前記実施例49で調製した化合物(〔5〕−(54)−
591)(0.50g)のエタノール(50ml)溶液
を激しく攪拌しながら、50℃の油浴で加熱した。この
溶液にエタノールで湿潤させた10%Pd/C(0.0
50g)、次いでヒドラジン1水和物(0.5ml)を
加えた。20分間攪拌後、セライト濾過により触媒を除
去して溶液を濃縮した。この残渣をカラムクロマトグラ
フィー(Kieselgel 60,15g,ヘキサン
/酢酸エチル=1/1)によって分離し、標記の化合物
(〔5〕−(55)−591)(0.40g)を淡赤色
固体として得た。1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:2.6
8(s,6H),3.4−3.8(br,8H),6.
73−6.76(m,2H),6.97(d,1H) 【0167】実施例51:4−ジメチルアミノ−3−バ
レラミド安息香酸モルホライド(〔5〕−(56)−5
91)の調製 前記実施例50で調製した化合物(〔5〕−(55)−
591)(0.58g)を無水ピリジン中に溶解し、バ
レリルクロライド(0.27ml)を加え、室温で30
分間攪拌後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。無水硫
酸ナトリウムで乾燥した後、溶媒を減圧下で留去し、残
渣をカラムクロマトグラフィー(Kieselgel
60,20g,CHCl3 /メタノール=20/1)で
精製し、標記の化合物(〔5〕−(56)−591)
(0.69g)を淡黄色固体として得た。 融点:92.5−96.0℃1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.9
7(t,3H),1.38(sext,2H),1.7
3(quint,2H),2.42(t,2H),2.
64(s,6H),3.4−3.9(br,8H),
7.2−7.3(m,2H),8.31(s,1H),
8.42(s,1H) 【0168】実施例52:4−ジメチルアミノ−3−N
−〔2’−〔(1−トリフェニルメチルテトラゾール−
5−イル)ビフェニル−4−イル〕メチル〕バレラミド
安息香酸モルホライド(〔5〕−(57)−591’)
の調製 前記実施例51で調製した化合物(〔5〕−(56)−
591)(0.05g)をジメチルスルホキシド(10
ml)に溶解し、粉末状にすり潰した水酸化カリウム
(0.13g)を加え、室温中で数分間攪拌した。水酸
化カリウムの粉末が溶解した後、この反応溶液中にN−
(トリフェニルメチル)−5−〔4’−(ブロモメチ
ル)ビフェニル−2−イル〕テトラゾール(1.00
g)を加えて室温で1.5時間攪拌した後、溶液中に少
量の水を加え、酢酸エチルで抽出した。溶液を水洗し、
無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に溶媒を留去し、残渣
をカラムクロマトグラフィー(Kieselgel 6
0,10g,ヘキサン/酢酸エチル=2/1)で精製す
ることにより、標記の化合物(〔5〕−(57)−59
1’)(1.03g)を無色泡状物質として得た。 融点:93.0−94.0℃1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.8
5(t,3H),1.21(sext,2H),1.6
3(quint,2H),2.10(dt,1H),
2.26(dt,1H),2.93(s,6H),3.
1−3.9(br,8H),4.01(d,1H),
5.60(d,1H),6.59(d,1H),6.8
−7.0(m,13H),7.2−7.4(m,9
H),7.4−7.5(m,2H),7.86(d,1
H) 【0169】実施例53:4−ジメチルアミノ−3−N
−〔2’−〔(1H−テトラゾール−5−イル)ビフェ
ニル−4−イル〕メチル〕バレラミド安息香酸モルホラ
イド(〔5〕−(57)−591)(化合物No.59
1)の調製 前記実施例52で調製した化合物(〔5〕−(57)−
591’)(0.15g)をテトラヒドロフラン(3m
l)に溶解し、12%塩酸水溶液(0.45ml)を加
えて24時間攪拌後、1N水酸化ナトリウム水溶液を加
えてpHを11とした後に、溶媒のテトラヒドロフラン
分を留去し、固体分を濾過によって除去した。濾液に1
N塩酸水溶液を滴下し、pHを4−5とし、析出した固
体を濾取し、残渣をカラムクロマトグラフィー(Kie
selgel 60,5g,クロロホルム/酢酸エチル
=10/1)によって精製することにより標記の化合物
(〔5〕−(57)−591)(0.080g)を白色
泡状物質として得た。 融点:102.0−105.0℃1 H−NMR(500MHz,d6 −DMSO)δ:
0.82(t,3H),1.2−1.3(m,2H),
1.5−1.6(m,2H),2.10(dt,1
H),2.35(dt,1H),2.87(s,6
H),3.2−3.7(br,8H),4.22(d,
1H),5.48(d,1H),6.89(d,1
H),7.02(d,2H),7.1−7.2(m,5
H),7.31(dd,1H),7.53(d,1
H),7.7−7.8(m,2H) 【0170】実施例54:4−ジメチルアミノ−3−N
−〔〔(4−メトキシカルボニルフェニル)メチル〕バ
レラミド〕安息香酸モルホライド(〔5〕−(57)−
184’)の調製 60%NaH(0.72g)をn−ヘキサンで洗浄した
後、乾燥DMSO(46ml)を注加し、室温にて15
分間攪拌した。得られた懸濁液に、前記実施例51で調
製した化合物(〔5〕−(56)−591)(4.63
g)の乾燥DMSO(46ml)溶液を、室温にて攪拌
下に10分間かけて滴下した。当初白濁していた反応系
は、この時に橙黄色懸濁液となって発泡した。次いで、
メチル4−ブロモメチルベンゾエート(3.83g)を
2分間かけて添加し、室温にて3時間攪拌した。ここ
で、反応系は橙黄色透明となった。反応液を1規定HC
l水溶液に注加し、酢酸エチルで抽出し、水及び飽和N
aCl水溶液で洗浄し、Na2 SO4 で乾燥して濃縮し
て淡黄色固体(6.76g)を得た。この固体をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(Kieselgel
60,670g,CHCl3 /アセトン=15/1)に
よって精製することにより、標記の化合物(〔5〕−
(57)−184’)(6.71g)を淡黄色固体とし
て得た。1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.8
5(t,3H),1.2−1.3(m,2H),1.5
−1.6(m,2H),2.10(dt,1H),2.
35(dt,1H),2.87(s,6H),3.2−
3.7(br,8H),4.22(d,1H),5.4
8(d,1H),6.89(d,1H),7.02
(d,2H),7.1−7.2(m,5H),7.31
(dd,1H),7.53(d,1H),7.7−7.
8(m,2H) 【0171】実施例55:3−N−〔〔(4−カルボキ
シフェニル)メチル〕バレラミド〕−4−ジメチルアミ
ノ安息香酸モルホライド(〔5〕−(57)−184)
(化合物No.184)の調製 前記実施例53で調製した化合物(〔5〕−(57)−
184’)(6.71g)をメタノール(67ml)及
びテトラヒドロフラン(67ml)の混合溶媒に溶解さ
せ、1規定NaOH水溶液(67ml)を加えて14時
間放置した。反応液を中和してから濃縮し、更にpHを
約1としてからCHCl3 で抽出し、水洗し、Na2
4 で乾燥して濃縮して白色泡状物質(5.63g)を
得た。この白色泡状物質をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(Kieselgel60,280g,CHC
3 /MeOH=15/1)によって精製することによ
り、白色泡状物質(5.63g)を得、更にn−ヘキサ
ンを加えて結晶化させ、真空乾燥して標記の化合物
(〔5〕−(57)−184)(4.45g)を白色結
晶として得た。1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.8
5(t,3H),1.2−1.3(m,2H),1.5
−1.6(m,2H),2.10(dt,1H),2.
35(dt,1H),2.87(s,6H),3.2−
3.7(br,8H),4.22(d,1H),5.4
8(d,1H),6.89(d,1H),7.02
(d,2H),7.1−7.2(m,5H),7.31
(dd,1H),7.53(d,1H),7.7−7.
8(m,2H) 【0172】実施例56:3−バレラミド安息香酸メチ
ルエステル(〔6〕−(62)−90)の調製 3−アミノ安息香酸メチルエステル(5.00g)を無
水ピリジン(120ml)に溶解し、氷冷下でバレリル
クロライド(4.13ml)を加え室温で4時間攪拌し
た。溶液に蒸留水を加えて酢酸エチルで抽出し5%炭酸
水素ナトリウム水溶液、水で洗浄し、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥し溶媒を留去し、残渣をカラムクロマトグラフ
ィー(Kieselgel 60,170g,ヘキサン
/酢酸エチル=3/1)によって精製し、標記の化合物
(〔6〕−(62)−90)(7.70g)を白色固体
として得た。 融点:97.0−98.0℃1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.9
5(t,3H),1.40(sext,2H),1.7
2(quint,2H),2.38(t,2H),3.
91(s,3H),7.30−7.40(br,1
H),7.39(t,1H),7.77(d,1H),
7.91(d,1H),8.03(s,1H) 【0173】実施例57:3−バレラミド安息香酸
(〔6〕−(63)−90)の調製 前記実施例56で調製した化合物(〔6〕−(62)−
90)(7.56g)をテトラヒドロフラン(180m
l)及びメタノール(80ml)に溶解し、1N−水酸
化ナトリウム水溶液(80ml)を加え室温で5時間攪
拌した。溶液を濃縮し、有機溶媒分を留去し、1N−塩
酸水溶液を加えてpHを2に調製し、析出した結晶を濾
取し、蒸留水で洗浄し、乾燥し、標記の化合物(〔6〕
−(63)−90)(6.43g)を白色結晶として得
た。 融点:210.5−212.0℃1 H−NMR(500MHz,d6 −DMSO)δ:
0.88(t,3H),1.33(sext,2H),
1.58(quint,2H),2.32(t,2
H),7.41(t,1H),7.60(d,1H),
7.82(d,1H),8.23(s,1H),10.
04(s,1H),12.91(s,1H) 【0174】実施例58:3−バレラミド安息香酸モル
ホライド(〔6〕−(64)−90)の調製 前記実施例57で調製した化合物(〔6〕−(63)−
90)(6.30g)をテトラヒドロフラン(126m
l)に溶解し、DCC(71.7g)及びHOBt
(4.04g)を加えて5分間室温で攪拌し、モルホリ
ン(3.28g)を加えて、室温で21時間攪拌した。
不溶物を濾別し、濾液を濃縮し、残渣をカラムクロマト
クロマトグラフィー(Kieselgel 60,23
0g,クロロホルム/メタノール=20/1)によって
精製し、標記の化合物(〔6〕−(64)−90)
(8.09g)を無色油状物として得た。1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.9
5(t,3H),1.38(sext,2H),1.6
8(quint,2H),2.33(t,2H),3.
3−3.9(br,8H),7.07(d,1H),
7.31(t,1H),7.57(s,1H),7.5
8(d,1H),8.01(s,1H) 【0175】実施例59:3−〔N−(4−メトキシカ
ルボニルフェニル)メチル〕バレラミド安息香酸モルホ
ライド(〔6〕−(65)−90’)(化合物No.6
12)の調製 乾燥ジメチルスルホキシド(80ml)にNaH(60
%)(2.05g)を加えて室温で15分間攪拌し、前
記実施例58で調製した化合物(〔6〕−(64)−9
0)(7.96g)の乾燥ジメチルスルホキシド(80
ml)溶液を滴下し、メチル 4−ブロモメチルベンゾ
エート(7.56g)を加え、室温で1時間攪拌した。
この溶液を氷冷した1規定塩酸水溶液(200g)の中
に注ぎ、酢酸エチルで抽出し、水、及び飽和食塩水で洗
浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮し、残渣をカ
ラムクロマトグラフィー(Kieselgel 60,
300g,ヘキサン/酢酸エチル=1/3)によって精
製し、標記の化合物(〔6〕−(65)−90’)(化
合物No.612)(7.27g)を白色泡状物として
得た。1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.8
2(t,3H),1.22(sext,2H),1.5
9(quint,2H),2.06(t,2H),3.
0−3.8(br,8H),3.94(s,3H),
4.95(s,2H),6.94(s,1H),7.1
0(d,1H),7.25(d,2H),7.37
(d,1H),7.42(t,1H),8.00(d,
1H) 【0176】実施例60:3−〔N−(4−カルボキシ
フェニル)メチル〕バレラミド安息香酸モルホライド
(〔6〕−(65)−90)(化合物No.90)の調
前記実施例59で調製した化合物(〔6〕−(65)−
90’)(5.95g)をメタノール(60ml)及び
テトラヒドロフラン(60ml)に溶解し、1規定水酸
化ナトリウム水溶液(60ml)を加え、室温で一晩攪
拌した。減圧濃縮によって有機溶媒分を留去し、1規定
塩酸水溶液を加え、pHを2に調整し、酢酸エチルで抽
出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒分を留去し、
残さをカラムクロマトグラフィー(Kieselgel
60,160g,クロロホルム/メタノール=10/
1)で精製し、標記の化合物(〔6〕−(65)−9
0)(化合物No.90)(3.77g)を白色固体と
して得た。 融点:169.5−173.0℃1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.8
2(t,3H),1.22(sext,2H),1.5
9(quint,2H),2.09(t,2H),3.
0−3.8(br,8H),4.97(s,2H),
6.98(s,1H),7.11(d,1H),7.2
7(d,2H),7.40(d,1H),7.45
(t,1H),8.06(d,1H) 【0177】実施例61:4−ヘキシル−3−ニトロ安
息香酸(〔5〕−(53)−75)の調製 4−ヘキシル安息香酸7.50gを氷冷下で濃硫酸20
mlに溶解した。この中に濃硫酸/硝酸(1/1)の混
酸7.0mlを5分間で滴下し、氷冷下のまま20分間
攪拌し、更に室温にしてから30分間攪拌した。反応終
了後、氷水中にこの溶液を注ぎ、析出した結晶を濾取し
て、酢酸エチルに溶解した。これを水洗し、有機層を無
水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧留去した後に
シクロヘキサンで再結晶し、標記化合物(〔5〕−(5
3)−75)7.60gを無色針状結晶として得た。 融点:106.5−107.5℃1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.9
6(t,3H),1.2−1.5(m,4H),1.3
9(bquint,2H),1.65(bquint,
2H),2.82(t,2H),7.48(d,1
H),8.21(dd,1H),8.58(d,1H) 【0178】実施例62:4−ヘキシル−3−ニトロ安
息香酸モルホライド(〔5〕−(54)−75)の調製 前記化合物(〔5〕−(53)−75)7.60gを無
水クロロホルム152mlに溶解し、1−エチル−3−
(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩
6.37g、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール4.4
8g、及びモルホリン6.31gを加えて室温中で7時
間攪拌した。反応終了後、クロロホルムを加え、0.5
規定塩酸水溶液、0.5規定水酸化ナトリウム水溶液及
び蒸留水で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾
燥した後、溶媒を減圧留去し、残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(Kieselgel 60,15
0g,ヘキサン/酢酸エチル=1/1)によって精製
し、標記化合物(〔5〕−(54)−75)8.50g
を白色固体として得た。 融点:68.5−71.5℃1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.9
3(t,3H),1.2−1.4(m,4H),1.3
9(bquint,2H),1.62(bquint,
2H),2.90(t,2H),3.3−4.1(b
r,8H),7.41(d,1H),7.57(dd,
1H),7.92(d,1H) 【0179】実施例63:3−アミノ−4−ヘキシル安
息香酸モルホライド(〔5〕−(55)−75)の調製 前記化合物(〔5〕−(54)−75)700mgをエ
タノール35mlに溶解し、溶液を50℃に加熱した。
この溶液に10%Pd/C(70mg)をエタノールに
懸濁して加え、ヒドラジン1水和物0.35mlを加え
た。50℃のまま30分間攪拌し、反応終了後、セライ
ト545を用いて溶液を濾過して触媒を除去し、溶媒を
減圧留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(Kieselgel 60,20g,酢酸エチ
ル)によって精製し、標記化合物(〔5〕−(55)−
75)631mgを無色油状物として得た。1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.8
2(t,3H),1.1−1.3(m,4H),1.2
9(bquint,2H),1.53(bquint,
2H),2.41(t,2H),3.3−3.9(b
r,10H),6.64(d,1H),6.96(d,
1H),7.20(s,1H) 【0180】実施例64:4−ヘキシル−3−〔(4−
メトキシカルボニルフェニル)メチル〕アミノ安息香酸
モルホライド(〔5〕−(57)−75’)の調製 前記化合物(〔5〕−(55)−75)600mgを酢
酸6.0mlに溶解し、4−メトキシカルボニルベンズ
アルデヒド373mgを加え、室温で4時間攪拌した。
次いで、ボラン−ジエチルアミン錯体146mgを加
え、室温で30分間撹拌した。反応終了後、水を加え、
酢酸エチルで抽出し、蒸留水で洗浄し、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し、残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(Kieselgel 6
0,30g,ヘキサン/酢酸エチル=1/1)で精製
し、標記化合物(〔5〕−(57)−75’)841m
gを白色固体として得た。 融点:89.0−90.5℃1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.8
2(t,3H),1.2−1.3(m,4H),1.3
1(bquint,2H),1.57(bquint,
2H),2.45(t,2H),3.0−3.8(b
r,8H),3.84(s,3H),4.14(bs,
1H),4.40(s,2H),6.41(d,1
H),6.65(dd,1H),7.01(d,1
H),7.34(d,1H),7.93(d,1H) 【0181】実施例65:3−〔(4−カルボキシフェ
ニル)メチル〕アミノ−4−ヘキシル安息香酸モルホラ
イド(〔5〕−(57)−75)(化合物No.75)
の調製 前記化合物(〔5〕−(57)−75’)46mgをテ
トラヒドロフラン1.0ml及びメタノール0.5ml
に溶解し、1規定水酸化ナトリウム水溶液0.25ml
を加えて室温で24時間撹拌した。反応終了後、1規定
塩酸水溶液にてpHを5付近に調整し、酢酸エチルで抽
出した。無水硫酸ナトリウムで溶液を乾燥した後に溶媒
を減圧留去し、分取用薄層クロマトグラフィー(Mer
ck 13792,クロロホルム/メタノール=10/
1)で精製することにより標記化合物(〔5〕−(5
7)−75)(化合物No.75)39.8mgを淡黄
色固体として得た。 融点:205.0−209.5℃1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.8
2(t,3H),1.2−1.3(m,4H),1.3
2(bquint,2H),1.58(quint,2
H),2.45(t,2H),3.0−4.9(br,
8H),4.26(s,2H),6.43(d,1
H),6.65(dd,2H),7.01(d,1
H),7.36(d,2H),7.98(d,2H) 【0182】実施例66:4−イソプロピル−3−ニト
ロ安息香酸(〔5〕−(53)−372)の調製 クミン酸5.0201gを濃硫酸7.5mlに懸濁さ
せ、氷冷撹拌下に、濃硫酸/70%硝酸(1/1,v/
v)混合液5.0mlを滴加した。ほぼ白色の懸濁液を
室温にて1時間撹拌した後、氷水中にあけ、得られた淡
黄色晶を濾別し、水洗し、真空加熱(60℃)して乾燥
し、標記化合物(〔5〕−(53)−372)6.07
17gを得た。 融点:152.0−155.5℃1 H−NMR(500MHz,d6 −DMSO)δ:
1.28(d,6H),3.28(sept,1H),
7.79(d,1H),8.16(dd,1H),8.
24(d,1H),13.47(b,1H) 【0183】実施例67:4−イソプロピル−3−ニト
ロ安息香酸モルホライド(〔5〕−(54)−372)
の調製 前記化合物(〔5〕−(53)−372)5.9731
gを無水ジメチルホルムアミド(DMF)90mlに溶
解させ、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール5.015
7g、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピ
ル)カルボジミイド塩酸塩7.1155g、トリエチル
アミン5.2ml、及びモルホリン3.2mlを添加
し、室温にて16時間撹拌した。得られた白色塩を含む
橙黄色液に少量の水を加えて均一液とした後、濃縮し
た。残渣をクロロホルムに溶解させ、1規定塩酸水溶液
を加えて析出した固体を濾別し、クロロホルムで洗浄し
た後、これらの濾液及び洗液を1規定塩酸水溶液及び飽
和食塩水で洗浄した。無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濃
縮し、黄褐色油状物8.7070gを得た。この油状物
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Kiesel
gel 60,260g,ヘキサン/酢酸エチル=2/
1)にて精製し、標記化合物(〔5〕−(54)−37
2)7.7001gを淡黄色油状物として得た。1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:1.9
7(d,6H),3.43(sept,1H),3.7
2(b,8H),7.55(d,1H),7.60(d
d,1H),7.76(d,1H) 【0184】実施例68:3−アミノ−4−イソプロピ
ル安息香酸モルホライド(〔5〕−(55)−372)
の調製 前記化合物(〔5〕−(54)−372)0.4050
gをエタノール20mlに溶解させ、10%パラジウム
/炭素(0.0405g)のエタノール(4ml)懸濁
液及びヒドラジン1水和物0.4mlを加え、60℃油
浴中にて20分間撹拌した。反応終了後、セライト54
5を敷いたグラスフィルターを用いて濾過し、触媒を除
去し、濾液を濃縮して無色油状物0.3912gを得
た。この粗油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(Kieselgel 60,20g,酢酸エチル)
に付して精製し、標記化合物(〔5〕−(55)−37
2)0.3580gを白色結晶として得た。 融点:112.0−115.0℃1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:1.2
5(d,6H),2.89(sept,1H),3.4
−3.9(b,10H),6.72(d,1H),6.
76(dd,1H),7.14(d,1H) 【0185】実施例69:4−イソプロピル−3−バレ
ラミド安息香酸モルホライド(〔5〕−(56)−37
2)の調製 前記化合物(〔5〕−(55)−372)0.4148
gを無水ピリジン5.0mlに溶解させ、氷冷撹拌下に
吉草酸クロライド0.2mlを滴加した。3時間氷冷撹
拌した後、反応液を氷水中にあけ、酢酸エチルで抽出
し、水洗し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム
で乾燥した後、濃縮した。得られた淡黄色油状物0.6
027gをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Li
Chroprep Si 60,30g,クロロホルム
/アセトン=7/1)に付して精製し、標記化合物
(〔5〕−(56)−372)0.4903gを淡黄色
油状物として得た。1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.9
7(t,3H),1.23(d,6H),1.43(s
ext,2H),1.73(quint,2H),2.
40(t,2H),3.01(sept,1H),3.
45−3.9(b,8H),7.23(d,1H),
7.30(d,1H),7.33(bs,1H),7.
65(s,1H) 【0186】実施例70:4−イソプロピル−3−N−
〔〔(4−メトキシカルボニルフェニル)メチル〕バレ
ラミド〕安息香酸モルホライド(〔5〕−(57)−3
72’)の調製 60%NaH(0.0729g)の油分をヘキサンで洗
浄して除去した後、無水ジメチルスルホキサイド(DM
SO)4.6mlを加えて30分間、室温にて撹拌し
た。これに前記化合物(〔5〕−(56)−372)
(0.4659g)の無水DMSO(4.6ml)溶液
を室温にて滴加し、得られた赤褐色懸濁液に、メチル
4−(ブロモメチル)ベンゾエート(0.3853g)
の無水DMSO(2.3ml)溶液を滴加した。生成し
た赤褐色溶液を室温にて3.5時間撹拌した後、反応液
を冷1規定塩酸水中に注加し、クロロホルムで抽出し
た。クロロホルム層を水洗し、飽和食塩水で洗浄し、無
水硫酸ナトリウムで乾燥した後、濃縮し、赤褐色油状物
0.8369gを得た。この粗油状物をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(LiChroprep Si
60,42g,クロロホルム/アセトン=20/1)に
付して精製し、標記化合物(〔5〕−(57)−37
2’)0.4073gを淡黄色結晶として得た。 融点:105.0−108.0℃1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.8
3(t,2H),1.18(d,3H),1.17−
1.25(m,2H),1.21(d,3H),1.5
3−1.65(m,2H),1.89(dt,1H),
2.01(dt,1H),3.03(sept,1
H),3.25−3.9(b,8H),3.91(s,
3H),4.00(d,1H),5.71(d,1
H),6.59(d,1H),7.27(d,2H),
7.43(dd,1H),7.46(d,1H),7.
93(d,2H) 【0187】実施例71:3−N−〔〔(4−カルボキ
シフェニル)メチル〕バレラミド〕−4−イソプロピル
安息香酸モルホライド(〔5〕−(57)−372)
(化合物No.372)の調製 前記化合物(〔5〕−(57)−372’)0.381
2gをメタノール3.8mlとテトラヒドロフラン3.
8mlの混合溶媒に溶解させ、1規定水酸化ナトリウム
水溶液3.8mlを加えて室温にて13時間放置した。
反応液を1規定塩酸水溶液にて中和した後、濃縮し、残
渣に1規定塩酸水溶液を加えて酸性とし、クロロホルム
で抽出した。クロロホルム層を水洗し、飽和食塩水で洗
浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥して濃縮し、黄色油状
物0.3645gを得た。この粗油状物をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(Kieselgel 60,
20g,クロロホルム/メタノール=15/1)に付し
て精製し、標記化合物(〔5〕−(57)−372)
(化合物No.372)0.2548gを白色晶として
得た。 融点:224.0−227.0℃1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.8
3(t,3H),1.19(d,3H),1.18−
1.30(m,2H),1.21(d,3H),1.5
9(tt,2H),1.92(dt,1H),1.97
(dt,1H),3.05(sept,1H),2.8
5−3.9(b,8H),4.02(d,1H),5.
73(d,1H),6.62(s,1H),7.30
(d,2H),7.44(d,1H),7.45(s,
1H),7.47(d,1H),7.98(d,2H) 【0188】実施例72:4−メチル−3−ニトロ安息
香酸(〔5〕−(53)−278)の調製 p−トルイル酸10.094gを濃硫酸15.1mlに
懸濁させ、氷冷撹拌下で濃硫酸/70%硝酸(1/1,
v/v)混合液10.1mlを内部温度が30℃を超え
ないように滴加した。淡黄色懸濁液を室温にて1.5時
間撹拌した後、氷水中にあけ、得られた淡黄色晶を濾別
し、水洗し、真空加熱(60℃)下で乾燥し、標記化合
物(〔5〕−(53)−278)12.755gを得
た。 融点:188.0−190.5℃1 H−NMR(500MHz,d6 −DMSO)δ:
2.59(s,3H),7.65(d,1H),8.1
3(dd,1H),8.42(d,1H),13.49
(b,1H) 【0189】実施例73:4−メチル−3−ニトロ安息
香酸モルホライド(〔5〕−(54)−278)の調製 前記化合物(〔5〕−(53)−278)6.5272
gを無水DMF98mlに溶解させ、1−ヒドロキシベ
ンゾトリアゾール6.3297g、1−エチル−3−
(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩
8.9795g、トリエチルアミン6.5ml、及びモ
ルホリン4.1mlを添加し、室温にて4時間撹拌し
た。得られた白色塩を含む橙黄色液に少量の水を加えて
均一液とした後、濃縮した。残渣をクロロホルムに溶解
させ、1規定塩酸水溶液及び飽和食塩水で洗浄した。無
水硫酸ナトリウムで乾燥した後、濃縮し、黄褐色結晶
8.9903gを得た。これをn−ヘキサン/酢酸エチ
ルから再結晶し、標記化合物(〔5〕−(54)−27
8)7.8455gを淡黄色結晶として得た。 融点:108.0−110.0℃1 H−NMR(500MHz,d6 −DMSO)δ:
2.64(s,3H),3.35−4.0(b,8
H),7.42(d,1H),7.57(dd,1
H),8.03(d,1H) 【0190】実施例74:3−アミノ−4−メチル安息
香酸モルホライド(〔5〕−(55)−278)の調製 前記のニトロ体(〔5〕−(54)−278)1.20
8gをエタノール50mlに溶解し、油浴中にて60℃
で加熱した。この溶液に10%Pd/C(l50mg)
のエタノール(3ml)懸濁液を添加し、更に、ヒドラ
ジン1水和物1mlを添加した。15分後に加熱を停止
し、セライト545を用いて触媒を濾別し、濾液を濃縮
した。残渣をクロロホルム(100ml)/水(20m
l)を用いて洗浄し、濃縮して標記化合物(〔5〕−
(55)−278)1.069gを淡黄色の油状物とし
て得た。1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:2.1
7(s,3H),3.4−4.9(b,10H),6.
69(dd,1H),6.71(d,1H),7.05
(d,1H) 【0191】実施例75:4−メチル−3−バレラミド
安息香酸モルホライド(〔5〕−(56)−278)の
調製 前記のアニリン体(〔5〕−(55)−278)1.0
7gを無水ピリジン20mlに溶解し、この溶液を氷冷
した。吉草酸クロライド0.60mlを滴下し、氷冷下
で1時間、更に室温で1.5時間撹拌した。反応液を塩
酸で酸性にし、酢酸エチルで抽出し、濃縮した。粗生成
物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Kiese
lgel 60,80g,酢酸エチル)に付し、標記化
合物(〔5〕−(56)−278)1.32gを無色透
明な油状物として得た。1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.9
7(t,3H),1.39−1.46(m,2H),
1.72(quint,2H),2.26(s,3
H),2.39(t,2H),3.4−4.9(b,8
H),7.10(d,1H),7.17(d,1H),
7.44(bs,1H),7.71(s,1H) 【0192】実施例76:4−メチル−3−N−〔〔4
−(メトキシカルボニルフェニル)メチル〕バレラミ
ド〕安息香酸モルホライド(〔5〕−(57)−27
8’)の調製 50%水素化ナトリウム140mgを無水DMSO 5
mlに懸濁させ、前記のアミド体(〔5〕−(56)−
278)(553mg)DMSO(6ml)溶液を滴下
した。得られた深赤色懸濁液を25分間撹拌し、4−ブ
ロモメチル安息香酸メチルエステル458mgを加え
た。更に3時間撹拌した。反応液を水中に注ぎ、クロロ
ホルムで抽出し、濃縮した。粗生成物をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(LiChroprep Si
60,80g,酢酸エチル/ヘキサン=2/1)に付
し、標記化合物(〔5〕−(57)−278’)533
mgを白色固体として得た。1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.8
2(t,3H),1.17−1.23(m,2H),
1.54−1.60(m,2H),1.88(dt,1
H),1.94(dt,1H),2.16(s,3
H),2.80−3.85(b,8H),3.91
(s,3H),4.19(d,1H),5.51(d,
1H),6.70(s,1H),7.27(d,2
H),7.35(s,2H),7.93(d,2H) 【0193】実施例77:4−メチル−3−N−〔〔4
−(カルボキシフェニル)メチル〕バレラミド〕安息香
酸モルホライド(〔5〕−(57)−278)(化合物
No.278)の調製 前記のエステル体(〔5〕−(57)−278’)30
0mgをメタノール/THF(1/1)の混合溶媒10
mlに溶解し、1規定水酸化ナトリウム水溶液1.5m
lを加え、17時間放置した。1規定塩酸水溶液を加え
て反応液をpH4とし、濃縮した。粗生成物をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(Kieselgel 6
0,25g,クロロホルム/メタノール=15/1)に
付し、標記化合物(〔5〕−(57)−278)(化合
物No.278)215mgを白色固体として得た。1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.8
2(t,3H),1.20−1.25(m,2H),
1.58(quint),1.89(dt,1H),
2.00(dt,1H),2.18(s,3H),2.
80−3.25(b,2H),3.35−3.85
(b,6H),4.18(d,1H),5.55(d,
1H),6.71(s,1H),7.34(d,2
H),7.36(s,2H),7.97(d,2H) 【0194】実施例78:4−ジメチルアミノ−3−N
−〔〔4−(1−トリフェニルメチル−1H−テトラゾ
ール−5−イル)フェニルメチル〕バレラミド〕安息香
酸モルホライド(〔5〕−(57)−604’)の調製 60%NaH(0.3764g)の油分をヘキサンで洗
浄して除去した後、無水ジメチルスルホキサイド(DM
SO)15.7mlを加えて30分間、室温にて撹拌し
た。これに、実施例51で得た化合物(〔5〕−(5
6)−591)(1.9608g)の無水DMSO(1
5.7ml)溶液を室温にて滴加し、得られた淡黄色溶
液に、5−(4−ブロモメチルフェニル)−1H−(N
−トリフェニルメチル)テトラゾール(4.2463
g)の無水DMSO(21.2ml)溶液を滴加した。
生成した白色懸濁液を室温にて2時間撹拌した後、黄褐
色溶液となった反応液を水中に注加し、飽和食塩水を加
えた上で酢酸エチルにて抽出した。酢酸エチル層を飽和
食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、濃
縮し、黄褐色油状物5.9581gを得た。この粗油状
物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Kiese
lgel 60,280g,クロロホルム/アセトン=
20/1)に付して精製し、標記化合物(〔5〕−(5
7)−604’)4.2329gを淡黄色泡状物質とし
て得た。1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.8
5(t,3H),1.24(sext,2H),1.6
3(quint,2H),2.10(dt,1H),
2.27(dt,1H),2.88(s,6H),2.
95−3.85(b,8H),4.14(d,1H),
5.77(d,1H),6.51(s,1H),7.0
0(d,1H),7.13−7.37(m,18H),
7.95(d,2H) 【0195】実施例79:4−ジメチルアミノ−3−N
−〔〔4−(1H−テトラゾール−5−イル)フェニル
メチル〕バレラミド〕安息香酸モルホライド(〔5〕−
(57)−604)(化合物No.604)の調製 前記化合物(〔5〕−(57)−604’)4.187
2gをテトラヒドロフラン63mlに溶解させ、12%
塩酸水溶液31mlを加えて室温にて2時間放置した。
反応液に20%水酸化ナトリウム水溶液を加えて生成物
をナトリウム塩として抽出し、ジエチルエーテルで洗浄
した。水層に濃塩酸水を加えてpHを4とし、クロロホ
ルムにて抽出した。クロロホルム層を飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥して濃縮し、黄色泡状物
質2.6963gを得た。この粗泡状物質をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(Kieselgel 6
0,150g,クロロホルム/メタノール=5/1)に
付して精製し、標記化合物(〔5〕−(57)−60
4)(化合物No.604)2.6132gを淡黄色泡
状物質として得た。1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.7
9(t,3H),1.22(tq,2H),1.63
(quint,2H),2.23(dt,1H),2.
31(dt,1H),2.92(s,6H),3.0−
3.85(b,8H),4.21(d,1H),5.7
2(d,1H),6.69(s,1H),7.05
(d,1H),7.29(d,2H),7.37(d,
1H),8.00(d,2H) 【0196】実施例80:3−n−アミルアミノ−4−
ジメチルアミノ安息香酸モルホライド(〔7〕−(7
1)−252)の調製 実施例50で調製した化合物(〔5〕−(55)−59
1)50mgをエタノール1mlに溶解し、5%Pd/
C(5mg)を加えた。系内を水素雰囲気下にした後
に、吉草酸アルデヒド0.03mlを加え、室温で1時
間撹拌した。反応終了後、セライト濾過によって触媒を
除去し、溶液を濃縮した。残渣を分取用薄層クロマトグ
ラフィー(Merck 13872,ヘキサン/酢酸エ
チル=1/2)によって精製し、標記化合物(〔7〕−
(71)−252)39mgを無色油状物として得た。1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.9
2(t,3H),1.3−1.4(m,4H),1.6
7(quint,2H),2.67(s,6H),3.
10(t,2H),3.4−3.9(br,8H),
4.59(br,1H),6.61(s,1H),6.
70(d,1H),6.96(d,1H) 【0197】実施例81:4−ジメチルアミノ−3−
〔N−(4−メトキシカルボニルフェニル)メチル〕n
−アミルアミノ安息香酸モルホライド(〔7〕−(7
2)−252’)の調製 前記化合物(〔7〕−(71)−252)107mgを
クロロホルム2.5mlに溶解し、次いでメチル 4−
(ブロモメチル)ベンゾエート154mg及びジイソプ
ロピルエチルアミン432mgを加え3日間還流した。
反応終了後、溶液を濃縮し、シリカゲルカラムクロマト
グラフィー(Kieselgel 60,7g,酢酸エ
チル/ヘキサン=1/2)で精製し、標記化合物
(〔7〕−(72)−252’)134mgを無色油状
物として得た。1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.8
4(t,3H),1.1−1.3(m,4H),1.4
8(quint,2H),2.93(s,6H),3.
07(t,2H),3.2−3.8(br,8H),
4.41(d,2H),6.74(d,1H),6.9
3(d,1H),7.02(dd,1H),7.13
(d,2H),7.88(d,2H) 【0198】実施例82:4−ジメチルアミノ−3−
〔N−(4−カルボキシフェニル)メチル〕n−アミル
アミノ安息香酸モルホライド(〔7〕−(72)−25
2)(化合物No.252)の調製 前記化合物(〔7〕−(72)−252’)125mg
をメタノール3mlに溶解し、1N−NaOH水溶液1
mlを加えて室温で5.5時間撹拌した。反応終了後、
1N−HCl水溶液にてpHを5付近に調整し、酢酸エ
チルで抽出した。無水硫酸ナトリウムで溶液を乾燥した
後に溶媒を減圧留去し、シリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(Kieselgel 60,5g,クロロホル
ム/メタノール=10/1)で精製することにより、標
記化合物(〔7〕−(72)−252)(化合物No.
252)110mgを淡黄色泡状物として得た。1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.8
4(t,3H),1.2−1.3(m,4H),1.4
9(quint,2H),2.89(s,6H),3.
03(t,2H),3.2−3.8(br,8H),
4.42(d,2H),6.77(s,1H),6.9
2(d,1H),7.03(d,1H),7.14
(d,2H),7.93(d,2H) 【0199】実施例83:3−ニトロ安息香酸モルホラ
イド(〔13〕−(132)−158)の調製 3−ニトロ安息香酸7.58gをテトラヒドロフラン1
00ml及びジクロロメタン100mlに溶解した。次
いで1−ヒドロキシベンゾトリアゾール6.74g、1
−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボ
ジイミド塩酸塩9.57g、及びモルホリン9.47g
を加え、室温で1晩撹拌した。反応終了後、クロロホル
ムを加え、1規定塩酸水溶液、1規定水酸化ナトリウム
水溶液、蒸留水で洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウム
で乾燥した。溶媒を減圧留去後、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(Kieselgel 60,1
60g,酢酸エチル)を用いて精製し、標記化合物
(〔13〕−(132)−158)9.62gを白色結
晶として得た。 融点:83.5−85.0℃1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:3.4
−4.1(br,8H),7.64(t,1H),7.
77(dd,1H),8.29(s,1H),8.31
(dd,1H) 【0200】実施例84:3−アミノ安息香酸モルホラ
イド(〔13〕−(133)−158)の調製 前記化合物(〔13〕−(132)−158)8.63
gをエタノール400mlに溶解し、50℃に加熱し
た。この溶液に、10%Pd/C(2.25g)のエタ
ノール懸濁液及びヒドラジン1水和物4.4mlを加え
30分間撹拌した。反応終了後、セライト濾過によって
触媒を除去し、溶液を濃縮し、残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(Kieselgel 60,12
0g,酢酸エチル)によって精製し、標記化合物(〔1
3〕−(133)−158)7.57gを白色固体とし
て得た。 融点:72.0−74.0℃1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:3.2
−4.0(br,8H),6.6−6.8(m,3
H),7.17(td,1H) 【0201】実施例85:3−n−アミルアミノ安息香
酸モルホライド(〔13〕−(134)−158)の調
前記化合物(〔13〕−(133)−158)250m
gをエタノール5mlに溶解し、10%Pd/C(25
mg)を加えた。系内を水素置換した後に、吉草酸アル
デヒド0.14mlを加え、室温で3時間撹拌した。反
応終了後、セライト濾過によって触媒を除去し、溶液を
濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(Kieselgel 60,15g,ヘキサン/酢酸
エチル=1/1)によって精製し、標記化合物(〔1
3〕−(134)−158)304mgを白色固体とし
て得た。 融点:65.5−67.0℃1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.9
3(t,3H),1.3−1.4(m,4H),1.6
2(quint,2H),3.11(t,2H),3.
3−4.0(br,8H),4.59(bs,1H),
6.1−6.5(m,3H),7.17(t,1H) 【0202】実施例86:3−〔N−(4−メトキシカ
ルボニルフェニル)メチル〕n−アミルアミノ安息香酸
モルホライド(〔13〕−(135)−158’)の調
前記化合物(〔13〕−(134)−158)257m
gをクロロホルム7mlに溶解し、次いで4−ブロモメ
チル安息香酸メチル及びジイソプロピルエチルアミン
1.6mlを加え3日間還流した。反応終了後、溶液を
濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(Kie
selgel 60,39g,酢酸エチル/ヘキサン=
1/1)で精製し、標記化合物(〔13〕−(135)
−158’)395mgを無色油状物として得た。1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.9
0(t,3H),1.3−1.4(m,4H),1.6
6(quint,2H),3.42(t,2H),3.
2−3.9(br,8H),3.90(s,3H),
4.59(s,2H),6.65−6.67(m,2
H),7.18(t,1H),7.24(d,2H),
7.97(d,2H) 【0203】実施例87:3−〔N−(4−カルボキシ
フェニル)メチル〕n−アミルアミノ安息香酸モルホラ
イド(〔13〕−(135)−158)(化合物No.
158)の調製 前記化合物(〔13〕−(135)−158’)354
mgをメタノール7.6mlに溶解し、1規定水酸化ナ
トリウム水溶液2mlを加えて室温で19時間撹拌し
た。反応終了後、1規定塩酸水溶液にてpHを5付近に
調整し、酢酸エチルで抽出した。無水硫酸ナトリウムで
溶液を乾燥した後に溶媒を減圧留去し、シリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(Kieselgel 60,1
0g,クロロホルム/メタノール=10/1)で精製す
ることにより、標記化合物(〔13〕−(135)−1
58)(化合物No.158)327mgを淡黄色泡状
物として得た。 融点:64.0−66.5℃1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.8
6(t,3H),1.2−1.4(m,4H),1.6
1(quint,2H),3.37(t,2H),3.
2−4.0(br,8H),4.54(s,2H),
6.56(s,1H),6.61(d,2H),7.1
3(t,1H),7.20(d,2H),7.95
(d,2H) 【0204】実施例88:4−クロロ−3−ニトロ安息
香酸モルホライド(〔8〕−(82)−41)の調製 4−クロロ−3−ニトロ安息香酸1.00gを塩化チオ
ニル10.0mlに溶解し、80℃で5時間加熱した。
放冷後、減圧下で塩化チオニルを留去し、乾固させた。
残渣をジクロロメタン10mlに溶解し、氷冷下でモル
ホリン0.87mlを滴下した。氷冷下で1時間撹拌し
た後に、蒸留水10mlを加え、ジクロロメタン20m
lで抽出した。有機層を濃縮した後、シリカゲルカラム
クロマトグラフィー(Kieselgel 60,25
g,ジクロロメタン)に付し、淡黄色の固体として標記
化合物(〔8〕−(82)−41)0.966gを得
た。1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:3.4
8(bs,2H),3.80(bs,6H),7.56
(dd,1H),7.63(d,1H),7.94
(d,1H) 【0205】実施例89:4−n−アミルアミノ−3−
ニトロ安息香酸モルホライド(〔8〕−(83)−4
1)の調製 前記のモルホリンアミド(〔8〕−(82)−41)
0.60gをエタノール5ml及びTHF5mlの混合
溶媒に溶解し、n−アミルアミン0.52mlを加え、
90℃で19時間反応させた。溶媒を留去し、クロロホ
ルム100mlで2回抽出した。有機層を無水硫酸ナト
リウムで乾燥した後、濃縮し、黄色の固体として標記化
合物(〔8〕−(83)−41)0.708gを得た。1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.9
2(t,3H),1.36−1.55(m,4H),
1.75(quint,2H),3.33(td,2
H),3.67(bs,4H),3.71(bs,4
H),6.89(d,1H),7.58(dd,1
H),8.22(bs,1H),8.29(d,1H) 【0206】実施例90:4−(N−n−アミル−N−
メチル)アミノ−3−ニトロ安息香酸モルホライド
(〔8〕−(84)−41)の調製 前記化合物(〔8〕−(83)−41)3.60gをD
MF20mlに溶解し、酸化銀(I)12.0g及びヨ
ードメタン15.0gを加え、室温で3日間撹拌した。
不溶分をガラスフィルターG4で濾別し、濾液を酢酸エ
チル100mlで希釈した後に、1規定塩酸水溶液で洗
浄した。有機層を濃縮した後、シリカゲルカラムクロマ
トグラフィー〔Kieselgel 60,90g,ヘ
キサン/酢酸エチル(3/1から2/1から1/1)〕
に付し、オレンジ色の油状物として標記化合物(〔8〕
−(84)−41)を3.00g得た。1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.9
0(t,3H),1.20−1.38(m,4H),
1.64(quint,2H),2.85(s,3
H),3.24(t,2H),3.65(bs,4
H),3.71(bs,4H),7.04(d,1
H),7.48(dd,1H),7.85(d,1H) 【0207】実施例91:3−アミノ−4−(N−n−
アミル−N−メチル)アミノ安息香酸モルホライド
(〔8〕−(85)−41)の調製 前記のニトロ体(〔8〕−(84)−41)1.06g
をメタノール40ml及び蒸留水40mlの混合溶媒に
溶解し、ヒドロサルファイトナトリウム2.79gを加
え、室温で1時間撹拌した。炭酸ナトリウムを加え、反
応液をpH7とした後に、クロロホルム100mlで抽
出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、濃
縮し、無色の油状物として標記化合物(〔8〕−(8
5)−41)0.914gを得た。1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.8
8(t,3H),1.25−1.35(m,4H),
1.49(quint,2H),2.62(s,3
H),2.84(t,3H),3.68(bs,8
H),4.06(bs,2H),6.73(dd,1
H),6.77(d,1H),6.98(d,1H) 【0208】実施例92:4−(N−n−アミル−N−
メチル)アミノ−3−〔(4−メトキシカルボニルフェ
ニル)メチル〕アミノ安息香酸モルホライド(〔8〕−
(86)−41’)の調製 前記のアニリン体(〔8〕−(85)−41)366m
gを酢酸5.5mlに溶解し、4−メトキシカルボニル
ベンズアルデヒド266mgを加え、室温で1時間撹拌
した。この反応液にボラン−ジメチルアミン錯体83m
gを添加し、同温度で17時間撹拌した。反応液にトル
エンを加えて濃縮し、酢酸を除去した後に、1規定水酸
化ナトリウム水溶液を加えてpH14とした。クロロホ
ルムで抽出し、有機層を濃縮した。更にベンゼンを加え
共沸した。得られた粗生成物を分取薄層クロマトグラフ
ィー〔Merck 5717,ベンゼン/酢酸エチル=
3/1〕で精製し、淡黄色の油状物として標記化合物
(〔8〕−(86)−41’)150mgを得た。1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.8
6(t,3H),1.20−1.33(m,4H),
1.48(quint,2H),2.63(s,3
H),2.84(t,3H),3.10−3.90(b
r,8H),3.91(s,3H),4.43(d,2
H),5.34(t,1H),6.47(d,1H),
6.72(dd,1H),7.02(d,1H),7.
40(d,2H),8.00(d,2H) 【0209】実施例93:4−(N−n−アミル−N−
メチル)アミノ−3−〔(4−カルボキシフェニル)メ
チル〕アミノ安息香酸モルホライド(〔8〕−(86)
−41)(化合物No.41)の調製 前記のアニリン(〔8〕−(85)−41)5.45g
をトルエン210mlに溶解し、ジイソプロピルエチル
アミン23.0g及び4−ブロモメチル安息香酸メチル
エステル6.23gを加え、窒素雰囲気下で90℃にて
48時間撹拌した。反応液を濃縮し、シリカゲルカラム
クロマトグラフィー(Kieselgel 60,30
0g,クロロホルム)に付し、前記化合物(〔8〕−
(86)−41’)を含むフラクションを淡黄色の油状
物(4.34g)として得た。得られた油状物をメタノ
ール50ml及びTHF50mlに溶解し、1規定水酸
化ナトリウム水溶液15mlを加え、63時間放置し
た。反応液に1規定塩酸水溶液を加え、pH4とした後
にクロロホルム200mlで抽出した。有機層を濃縮し
た後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(Kies
elgel 60,400g,クロロホルム/メタノー
ル=15/1)に付し、淡黄色の泡状物質として標記化
合物(〔8〕−(86)−41)(化合物No.41)
2.50gを得た。1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.8
6(t,3H),1.22−1.35(m,4H),
1.48(quint,2H),2.61(s,3
H),2.85(t,2H),3.20−3.85(b
r,8H),4.46(s,2H),5.39(br,
1H),6.49(d,1H),6.73(dd,1
H),7.03(d,1H),7.43(d,1H),
8.05(d,2H) 【0210】実施例94:2−クロロイソニコチン酸
(〔9〕−(92)−467)の調製 イソニコチン酸N−オキサイド50.064gにオキシ
塩化リン220.7gを加え、120℃の油浴中にて7
時間撹拌した。反応液を急速撹拌時に氷水中にゆっくり
注ぎ、淡黄色晶を析出させた。この後、4規定水酸化ナ
トリウム水溶液にてpHをおよそ4とし、結晶を濾別
し、水洗し、真空加熱(60℃)にて乾燥して、標記化
合物(〔9〕−(92)−467)37.845gを得
た。 融点:233.0−234.0℃1 H−NMR(500MHz,d6 −DMSO)δ:
7.82(dd,1H),7.84(s,1H),8.
61(d,1H),13.91(b,1H) 【0211】実施例95:2−アミノイソニコチン酸
(〔9〕−(93)−467)の調製 前記化合物(〔9〕−(92)−467)31.5gに
25%アンモニア水1500mlを加え、オートクレー
ブ(耐圧41kg/cm2 )にて190℃で43時間反
応を行った。反応液を200ml程度まで濃縮し、6規
定塩酸水を加えてpHを0.8とし、析出した結晶(未
反応出発化合物2.2g)を濾別した。濾液を炭酸水素
ナトリウムにてpH6とし、析出した結晶を濾別し、水
洗し、乾燥して、標記化合物(〔9〕−(93)−46
7)21.5gを得た。 融点:280℃以上1 H−NMR(500MHz,d6 −DMSO)δ:
6.22(s,2H),6.87(dd,1H),6.
93(s,1H),8.03(d,1H) 【0212】実施例96:2−アミノイソニコチン酸エ
チルエステル(〔9〕−(93)−467’)の調製 前記化合物(〔9〕−(93)−467)(5.213
0g)の無水エタノール(80ml)懸濁液に、塩化水
素ガスを20分間吹き込み、還流させた。得られた黄色
溶液を室温にて20時間撹拌した後、濃縮し、残渣をク
ロロホルムで希釈した。これを飽和炭酸水素ナトリウム
水溶液及び飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥して濃縮した。得られた黄色結晶6.1162
gをn−ヘキサン/酢酸エチルから再結晶し、標記化合
物(〔9〕−(93)−467’)4.7881gを得
た。 融点:119.0−121.0℃1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:1.3
9(t,3H),4.37(q,2H),4.60(b
s,2H),7.07(s,1H),7.17(dd,
1H),8.18(d,1H) 【0213】実施例97:2−バレラミドイソニコチン
酸エチルエステル(〔9〕−(94)−467)の調製 前記化合物(〔9〕−(93)−467’)2.069
1gを無水ピリジン25mlに溶解させ、氷冷撹拌下に
吉草酸クロライド1.5mlを滴加した。1時間氷冷撹
拌した後、反応液を氷水中にあけ、酢酸エチルで抽出
し、水洗し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム
で乾燥した後、濃縮した。得られた淡黄色油状物3.2
548gをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Ki
eselgel 60,160g,ヘキサン/酢酸エチ
ル=5/1)に付して精製し、標記化合物(〔9〕−
(94)−467)3.0820gを白色結晶として得
た。 融点:46.0−47.0℃1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.9
6(t,3H),1.41(t,3H),1.43(s
ext,2H),1.74(quint,2H),2.
42(t,2H),4.41(q,2H),7.60
(dd,1H),8.04(bs,1H),8.38
(dd,1H),8.74(s,1H) 【0214】実施例98:2−バレラミドイソニコチン
酸(〔9〕−(94)−467’)の調製 前記化合物(〔9〕−(94)−467)14.281
gをメタノール114mlとテトラヒドロフラン114
mlの混合溶媒に溶解させ、1規定水酸化ナトリウム水
溶液114mlを加えて室温にて1.5時間放置した。
反応液を1規定塩酸水溶液にてpH3とし、析出した結
晶を濾別水洗した。濾液を濃縮し、析出した結晶を水洗
し、先の結晶と合わせ、真空加熱(60℃)して乾燥
し、標記化合物(〔9〕−(94)−467’)12.
335gを白色晶として得た。 融点:255.0−256.0℃1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.8
9(t,3H),1.32(sext,2H),1.5
7(quint,2H),2.42(t,2H),7.
49(dd,1H),8.46(dd,1H),8.5
9(s,1H),10.64(s,1H),13.58
(b,1H) 【0215】実施例99:2−バレラミドイソニコチン
酸モルホライド(〔9〕−(94)−467”)の調製 前記化合物(〔9〕−(94)−467’)2.461
0gを無水ジメチルホルムアミド(DMF)37mlに
溶解させ、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール1.94
77g、N,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド
2.9739g及びモルホリン1.3mlを添加し、室
温にて16時間撹拌した。不溶分を濾別し、濾液を濃縮
した残渣をクロロホルムに溶解させ、水洗し、飽和食塩
水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、濃縮
し、黄褐色油状物7.4981gを得た。この粗油状物
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Kiesel
gel60,230g,クロロホルム/アセトン=5/
1)にて精製し、標記化合物(〔9〕−(94)−46
7”)3.1756gを白色晶として得た。 融点:110.0−112.0℃1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.8
8(t,3H),1.34(sext,2 H),1.6
4(quint,2H),2.34(t,2H),3.
35(bs,2H),3.58(bs,2H),3.7
1(bs,4H),6.99(dd,1H),8.12
(s,1H),8.17(s,1H),8.26(d,
1H) 【0216】実施例100:2−N−〔〔(4−メトキ
シカルボニルフェニル)メチル〕バレラミド〕イソニコ
チン酸モルホライド(〔9〕−(95)−467’)の
調製 60%NaH(3.160g)の油分をヘキサンで洗浄
して除去した後、無水ジメチルスルホキサイド(DMS
O)120mlを加えて15分間、室温にて撹拌した。
これに前記化合物(〔9〕−(94)−467”)(1
5.342g)の無水DMSO(120ml)溶液を室
温にて滴加し、得られた黄色懸濁液に、メチル4−(ブ
ロモメチル)ベンゾエート14.476gの無水DMS
O 120ml溶液を滴加した。生成した橙黄色懸濁液
を室温にて2時間撹拌した後、反応液を氷水中に注加
し、クロロホルムで抽出した。クロロホルム層を水洗、
飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した
後、濃縮し、黄褐色油状物26.381gを得た。この
粗油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Ki
eselgel 60,1.3kg,クロロホルム/ア
セトン=15/1)に付して精製し、標記化合物
(〔9〕−(95)−467’)17.277gを黄色
油状物として得た。1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.8
5(t,3H),1.27(sext,2H),1.6
3(quint,2H),2.33(t,2H),3.
22(bs,2H),3.55(bs,2H),3.7
5(bs,4H),3.90(s,3H),5.20
(s,2H),7.15(dd,1H),7.2−7.
35(b,1H),7.29(d,2H),7.96
(d,2H),8.53(d,1H) 【0217】実施例101:2−N−〔〔(4−カルボ
キシフェニル)メチル〕バレラミド〕イソニコチン酸モ
ルホライド(〔9〕−(95)−467〕(化合物N
o.467)の調製 前記化合物(〔9〕−(95)−467’)0.903
0gをメタノール7.2mlとテトラヒドロフラン7.
2mlとの混合溶媒に溶解させ、炭酸水素ナトリウム
(0.2590g)の蒸留水(14.4ml)溶液を加
え、100℃の油浴中で8.5時間加熱還流した。反応
液を冷却した後、1規定塩酸水溶液2.9mlを加えて
pH4として濃縮し、残渣をクロロホルムで希釈した。
これを飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで
乾燥し、濃縮した。得られた黄褐色油状物0.6530
gをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Kiese
lgel 60,33g,クロロホルム/メタノール=
15/1)に付して精製し、標記化合物(〔9〕−(9
5)−467)(化合物No.467)0.4061g
を白色晶として得た。 融点:152.0−155.0℃1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.8
5(t,3H),1.27(sext,2H),1.6
3(quint,2H),2.34(t,2H),3.
24(bs,2H),3.56(bs,2H),3.7
5(s,4H),5.21(s,2H),7.17
(t,1H),7.2−7.35(b,1H),7.3
1(d,2H),7.98(d,2H),8.54
(d,1H) 【0218】実施例102:2−n−アミルアミノイソ
ニコチン酸モルホライド(〔10〕−(103)−53
5)の調製 2−クロロイソニコチン酸モルホライド407mgにn
−アミルアミン15mlを加え、窒素雰囲気下で油浴温
度110℃で56時間加熱した。反応液を濃縮し、クロ
ロホルム/水で洗浄した。濃縮後、粗生成物をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー〔LiChroprep
Si 60,70g,クロロホルム/メタノール(60
/1から40/1)〕に付し、標記化合物(〔10〕−
(103)−535)を淡黄色の油状物(349mg)
として得た。1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.9
1(t,3H),1.33−1.45(m,4H),
1.75(quint,2H),3.23(q,2
H),3.41(bs,2H),3.77(bs,2
H),4.85(bs,4H),6.36(s,1
H),6.49(dd,1H),8.10(d,1H) 【0219】実施例103:2−〔N−n−アミル−N
−(4−メトキシカルボニルフェニル)メチル〕アミノ
イソニコチン酸モルホライド(〔10〕−(104)−
535’)の調製 前記化合物(〔10〕−(103)−535)4.58
gをトルエン100mlに溶解し、ジイソプロピルエチ
ルアミン21.3g及び4−ブロモメチル安息香酸メチ
ルエステル4.16gを加えた。超音波で脱気後、窒素
雰囲気下、油浴温度110℃で24時間加熱した。反応
液を濃縮し、クロロホルムで抽出した。反応液を濃縮し
た後、粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(Kieselgel 60,100g,酢酸エチル)
に付し、出発化合物と生成物を含むフラクション(6.
10g)を得た。更にシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー〔Kieselgel 60,240g,ヘキサン
/酢酸エチル(1/2から1/1)〕に付し、標記化合
物(〔10〕−(104)−535’)を無色油状物
(3.15g)として得た。1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.8
9(t,3H),1.25−1.37(m,4H),
1.61(quint,2H),3.32(bs,2
H),3.45−3.50(b,4H),3.74(b
s,4H),3.97(s,3H),4.83(s,2
H),6.37(s,1H),6.49(dd,1
H),7.23(d,2H),7.96(d,2H),
8.19(d,1H) 【0220】実施例104:2−〔N−n−アミル−N
−(4−カルボキシフェニル)メチル〕アミノイソニコ
チン酸モルホライド(〔10〕−(104)−535)
(化合物No.535)の調製 前記エステル体(〔10〕−(104)−535’)
5.12gをジオキサン/水(1/1)の混合溶液10
0mlに溶解し、1N水酸化ナトリウム水溶液16ml
を加え、室温で6時間放置した。1N塩酸水溶液を加
え、反応液をpH2にした後に、クロロホルムで抽出し
た。反応液を濃縮した後、粗生成物をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー〔Kieselgel 60,25
0g,クロロホルム/メタノール(15/1から10/
1)〕に付し、標記化合物(〔10〕−(104)−5
35)(化合物No.535)4.34gを白色結晶と
して得た。1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.8
8(t,3H),1.28−1.37(m,4H),
1.63(quint,2H),3.33(bs,2
H),3.48(t,2H),3.52(bs,2
H),3.74(bs,4H),4.85(s,2
H),6.41(s,1H),6.50(d,1H),
7.27(d,2H),7.99(d,2H),8.2
0(d,1H) 【0221】実施例105:4−〔(4−ジメチルアミ
ノ−3−ニトロベンゼン)スルホニル〕モルホリン
(〔11〕−(113)−597)の調製 4−〔(4−クロロ−3−ニトロベンゼン)スルホニ
ル〕モルホリン(〔2〕−(22)−596)10.4
5gをジオキサン120mlに溶解し、トリエチルアミ
ン9.50ml、ジメチルアミン塩酸塩4.23gを加
え、耐圧ガラス反応器中にて80℃で64時間加熱し
た。反応液をクロロホルム100mlで3回抽出した。
有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去し、
黄色の固体として標記化合物(〔11〕−(113)−
597)10.7gを得た。1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:3.0
2(t−like,4H),3.06(s,6H),
3.76(t−like,4H),7.06(d,1
H),7.68(dd,1H),8.15(d,1H) 【0222】実施例106:4−〔(3−アミノ−4−
ジメチルアミノベンゼン)スルホニル〕モルホリン
(〔11〕−(114)−597)の調製 前記ニトロ化合物(〔11〕−(113)−597)
4.83gをTHF80ml及び蒸留水80mlの混合
溶媒に溶解し、ナトリウムハイドロサルファイト12.
7gを加え、室温で2時間撹拌した。反応液を炭酸水素
ナトリウムでアルカリ性にし、クロロホルム100ml
で2回抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥
し、溶媒を留去し、淡黄色の固体として標記化合物
(〔11〕−(114)−597)3.23gを得た。1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:2.7
2(s,6H),3.00(t−like,4H),
3.74(t−like,4H),4.07(bs,2
H),7.04(m,2H),7.10(dd,1H) 【0223】実施例107:4−〔(4−ジメチルアミ
ノ−3−バレラミドベンゼン)スルホニル〕モルホリン
(〔11〕−(115)−597)の調製 前記化合物(〔11〕−(114)−597)2.73
gを無水ピリジン80mlに溶解し、氷冷した。この溶
液に吉草酸クロライド1.13mlを滴下し、同温度で
100分間、室温で30分間撹拌した。反応液を濃縮
し、クロロホルム100mlで2回抽出した。有機層を
濃縮し、更にトルエンで共沸することでピリジンを除去
した。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(Kieselgel 60,250g,クロ
ロホルム/メタノール=60/1)に付し、白色の固体
として標記化合物(〔11〕−(115)−597)
1.97gを得た。1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.9
7(t,3H),1.40−1.48(m,2H),
1.74(quint,2H),2.44(t,2
H),2.71(s,6H),3.06(t−lik
e,4H),3.74(t−like,4H),7.2
3(d,1H),7.41(dd,1H),8.14
(bs,1H),8.73(bs,1H) 【0224】実施例108:4−〔〔4−ジメチルアミ
ノ−3−N−〔(4−メトキシカルボニルフェニル)メ
チル〕バレラミドベンゼン〕スルホニル〕モルホリン
(〔11〕−(116)−597’)の調製 水素化ナトリウム0.36g(50%換算)をDMSO
(20ml)に懸濁させた。この懸濁液に前記化合物
(〔11〕−(115)−597)(1.97g)のD
MSO(23ml)溶液を加えた。15分後にメチル
4−ブロモメチルベンゾエート(1.50g)のDMS
O(20ml)溶液を加え、室温で1.5時間撹拌し
た。反応液を1規定塩酸100ml中に注ぎ、酢酸エチ
ル100mlで2回抽出した。有機層を濃縮し、得られ
た粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(K
ieselgel 60,250g,クロロホルム/メ
タノール=80/1)に付し、白色の固体として標記化
合物(〔11〕−(116)−597’)2.26gを
得た。1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.8
6(t,3H),1.20−1.33(m,2H),
1.62−1.69(m,2H),1.98(td,1
H),2.31(td,1H),2.50−2.60
(bm,2H),2.60−2.70(bm,2H),
2.98(s,6H),3.55−3.63(m,4
H),3.87(s,3H),4.04(d,1H),
5.80(d,1H),6.87(d,1H),7.0
0(d,1H),7.21(d,2H),7.51(d
d,1H),7.89(d,2H) 【0225】実施例109:4−〔〔3−N−〔(4−
カルボキシフェニル)メチル〕バレラミド−4−ジメチ
ルアミノベンゼン〕スルホニル〕モルホリン(〔11〕
−(116)−597)(化合物No.597)の調製 前記メチルエステル体(〔11〕−(116)−59
7’)2.20gをTHF25ml及びメタノール25
mlの混合溶媒に溶解し、1規定水酸化ナトリウム水溶
液を加え、25.5時間放置した。この反応液に1規定
塩酸を加えてpH1とした後に留去した。1規定塩酸を
加え、ジクロロメタン40mlで2回抽出した。得られ
た粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(K
ieselgel 60,125g,クロロホルム/メ
タノール=30/1からクロロホルム/メタノール=2
0/1からクロロホルム/メタノール=10/1)に付
し、白色の固体として標記化合物(〔11〕−(11
6)−597)(化合物No.597)1.84gを得
た。1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.8
6(t,3H),1.20−1.33(m,2H),
1.61−1.71(m,2H),2.10(td,1
H),2.32(td,1H),2.50−2.60
(bm,2H),2.60−2.70(m,2H),
2.99(s,6H),3.60(t−like,4
H),4.07(d,1H),5.79(d,1H),
6.88(d,1H),7.01(d,1H),7.2
3(d,2H),7.52(dd,1H),7.94
(d,2H) 【0226】実施例110:4−ジメチルアミノ−3−
〔N−(4−メトキシカルボニルフェニル)メチル〕ア
ミノ安息香酸モルホライド(〔12〕−(121)−2
25)の調製 4−ジメチルアミノ−3−アミノ安息香酸モルホライド
(〔5〕−(55)−591)1.00gを酢酸15m
lに溶解し、4−メトキシカルボニルベンズアルデヒド
691mgを加えた。溶液は直ちに黄色になった。これ
を室温で4時間撹拌した。次いでジメチルアミン−ボラ
ン錯体260mgを加え、室温で1時間撹拌した。反応
終了後、蒸留水を加え、酢酸エチルで抽出し、飽和炭酸
水素ナトリウム水溶液及び蒸留水で洗浄し、硫酸ナトリ
ウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し、残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(Kieselgel 6
0,60g,ヘキサン/酢酸エチル=1/1)によって
精製し、標記化合物(〔12〕−(121)−225)
1.44gを白色固体として得た。 融点:109.5−110.0℃1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:2.6
9(s,6H),3.0−3.9(br,8H),3.
91(s,3H),4.44(d,1H),5.21
(t,1H),6.47(d,1H),6.74(d
d,1H),7.02(d,1H),7.44(d,2
H),8.00(d,2H) 【0227】実施例111:4−ジメチルアミノ−3−
〔1−(4−メトキシカルボニルフェニル)メチル−3
−プロピル〕ウレイド安息香酸モルホライド(〔12〕
−(122)−225’)の調製 前記化合物(〔12〕−(121)−225)250m
gをトルエン5mlに溶解し、n−プロピルイソシアネ
ート0.118mlを滴下し、2日間還流した。反応終
了後、溶媒を減圧留去して、残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(LiChroprep Si 6
0,25g,ヘキサン/酢酸エチル=3/20)によっ
て精製し、標記化合物(〔12〕−(122)−22
5’)239mgを白色固体として得た。 融点:141.0−142.0℃1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.8
4(t,3H),1.45(sext,2H),2.9
0(s,6H),3.0−3.8(br,10H),
3.88(s,3H),4.2−4.4(br,1
H),4.62(t,1H),5.4−5.7(br,
1H),6.64(d,1H),6.98(d,1
H),7.22(d,2H),7.28(dd,1
H),7.85(d,2H) 【0228】実施例112:4−ジメチルアミノ−3−
〔1−(4−カルボキシフェニル)メチル−3−プロピ
ル〕ウレイド安息香酸モルホライド(〔12〕−(12
2)−225)(化合物No.225)の調製 前記エステル体(〔12〕−(122)−225’)1
02mgをメタノール2mlに溶解し、1規定水酸化ナ
トリウム水溶液0.5mlを加え、室温で2日間撹拌し
た。反応終了後、1規定塩酸水溶液を加え、pHを2〜
3に調整し、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウム
で乾燥した。溶媒を減圧留去し、分取用薄層クロマトグ
ラフィー(Merck 13872,クロロホルム/メ
タノール=20/3)によって精製し、更にクロロホル
ム−ヘキサンから再結晶し、標記化合物(〔12〕−
(122)−225)(化合物No.225)66mg
を白色板状結晶として得た。 融点:127.0−130.5℃1 H−NMR(500MHz,CDCl3 )δ:0.7
6(t,3H),1.37(sext,2H),2.8
2(s,6H),2.9−3.8(br,10H),
4.0−4.3(br,1H),4.66(t,1
H),5.4−5.7(br,1H),6.59(d,
1H),6.90(d,1H),7.16(d,2
H),7.21(dd,1H),7.80(d,2H) 【0229】実施例113:急性毒性 5週令のICR系マウス(雌)を各群5匹に分け、1週
間馴化飼育後、0.5%のメチルセルロース水溶液に本
物質を溶解又は分散して単回経口投与(投与量500m
g/kg)し、6日後の死亡数を調べた。結果を表29
に示す。 【0230】 【表29】化合物No. 死亡数/生存数 1 0/5 41 0/5 90 0/5 158 0/5 184 0/5 225 0/5 252 0/5 278 0/5 372 0/5 467 0/5 535 0/5 585 0/5 586 0/5 587 0/5 591 0/5 592 0/5 593 0/5 594 0/5 595 0/5 596 0/5 598 0/5 599 0/5 604 0/5 【0231】実施例114:レセプターとの結合 本例では、アンジオテンシンIIのタイプ1、タイプ2の
受容体に対する親和性を文献(Biochem.Pha
rmacol.,33:4057〜4062、198
4)記載の方法に準じてバインディングアッセイ法によ
り求めた。具体的には、各薬物の存在下での総結合の測
定は次の様に行った。所定濃度の薬物(DMSOに溶解
後、ドラッグディスカバリーシステム添付のバッファー
で2倍希釈しアッセイに供した;0.025ml)、ト
レーサー(0.025ml)、及びレセプター(0.2
ml)を加え、合計0.25mlとし、インキュベート
〔アンジオテンシンII受容体タイプ1(AT1 )では室
温で3時間、タイプ2(AT2 )では37℃1時間〕し
た後、反応液を吸引濾過した(AT1 ではGF/C濾
紙、AT2 はGF/B濾紙を用いた)。吸引濾過後の濾
紙(トレーサーとレセプター結合体)はγ−ウェルカウ
ンター(ARC−500、Aloka)で測定した。非
特異的結合は大過剰のディスプレーサーを加え、同様に
操作することによって求めた。薬物の所定濃度における
特異的結合は、それぞれ総結合から非特異的結合を差し
引いて求めた。AT1 及びAT2 において、所定濃度の
被験薬物及び対照薬物を用い、被験薬物が放射性リガン
ド(トレーサー)とレセプターの結合を阻害する割合
(50%阻害する濃度のIC50値、又は100μMでの
結合阻害%)を求めた。結果を表30に示す。 【0232】 【表30】 化合物 IC50 100μMでの結合阻害% No. AT1 (nM) AT1 AT2 1 33 0 41 26 0 75 15 0 90 30 0 158 18 0 184 0 0 225 4 0 252 34 0 278 4 0 372 2 0 467 16 0 535 3800 0 585 1700 0 586 1200 0 587 7900 0 591 35 0 592 4900 0 593 36 0 594 32000 0 595 41 0 596 22 0 597 0 0 598 36 0 599 38 0 604 15 0 DuP753 20 0 【0233】AT1 において レセプター :ウサギ副腎由来 トレーサー : 3H−アンジオテンシンII 対照薬物 :DuP753 (ディスプレーサー):DuP753 AT2 において レセプター :ウシ小脳皮質由来 トレーサー : 125I−Tyr4 −アンジオテ
ンシンII 対照薬物 :アンジオテンシンII(ヒト) (ディスプレーサー):アンジオテンシンII(ヒト) 【0234】上記の表30の結果から明らかなように、
アンジオテンシンIIのタイプ1の受容体に対するIC50
値が本物質では1000nM以上であった。比較物質と
して用いたDuP753のIC50値は20nMであるの
に対して、1000nM以上である本物質は、タイプ1
の受容体に対する阻害効果が無いといえる。このタイプ
1の受容体に対して結合能がない点は、本物質が、従来
公知のACE阻害剤やアンジオテンシンII拮抗剤とは作
用機序の全く異なる化合物であることを示している。 【0235】実施例115:血圧降下作用 本物質及び比較物質を腎疾患ラットに強制経口投与し
て、血圧降下作用を調べた。腎疾患ラットは常法に従
い、腎動脈分枝結紮により作製した。即ち、Sprag
ue−Dawley系雌ラットを用い、麻酔下に左腎門
部を露出して腎動脈第二分枝4本の内1本のみを残し、
残り3本をそれぞれ結紮した。更に1週間後に右腎の腎
門部(動脈、静脈、尿管)を結紮し、正常の約1/8の
腎機能に低下したラットを作製した。ラットは一群8匹
とし、各群に検体(20mg/kg)及び対照として水
のみを投与し、2日経過後にテールカフ法による血圧測
定装置(UR5000,ウエダ製作所)を用いて収縮期
血圧を測定した。血圧の平均値を表31に示す。 【0236】 【表31】化合物No. 血圧(mmHg) 1 196 41 195 90 194 158 190 184 195 225 195 252 200 278 198 372 190 467 200 535 195 585 196 586 198 587 201 591 199 592 202 593 200 594 194 595 198 596 198 598 202 599 200 604 200 対照 203 DuP753 135 【0237】対照群に対し、比較物質(DuP753)
は明らかな血圧降下作用を示したのに対して、本物質で
は血圧に対する影響は実質的に認められなかった。 【0238】実施例116:腎機能指標値(腎疾患に対
する作用) 実施例115と同様にして腎疾患ラットを作製した。一
群8匹として、腎機能の指標である血清クレアチニン
値、尿素窒素値に差のないように25群を用意した。ラ
ットには、食餌、水を自由摂取させるとともに、各群に
本物質、比較物質(DuP753)を20mg/kg・
日の用量で、また対照群には水のみを連日強制経口投与
した。2週間後に、麻酔下でラットの頸動脈から血液を
0.2ml採取し、これを遠心分離して得た血清25μ
lを用いてクレアチニン分析計(ベックマン社製)で血
清クレアチニン(Scr)を測定した。尿素窒素(BU
N)は同様して得た血清10μlを用いてBUN分析計
(ベックマン社製)で測定した。クレアチニンクリアラ
ンスは血清クレアチニンを測定後、ラットを尿代謝ケー
ジに24時間入れ、蓄尿した後、尿クレアチニン濃度
(Ucr)をクレアチニン分析計で測定し、また全排泄
尿量(Uvol)を測定した。クレアチニンクリアラン
ス(CCr)は次の式で算出した。 結果を表32に示す。 【0239】 【表32】 化合物No. クレアチニン 尿素窒素 クレアチニンクリアランス mg/dl mg/dl ml/min 1 1.6 75 0.34 41 1.6 72 0.36 90 1.5 70 0.38 158 1.7 74 0.37 184 1.5 70 0.38 225 1.8 73 0.25 252 1.7 73 0.28 278 1.8 73 0.36 372 1.7 72 0.36 467 1.8 74 0.25 535 1.5 72 0.38 585 1.6 72 0.35 586 1.7 76 0.33 587 1.7 77 0.34 591 1.6 76 0.33 592 1.7 76 0.33 593 1.6 80 0.31 594 1.7 77 0.30 595 1.5 73 0.38 596 1.6 78 0.34 598 1.6 80 0.35 599 1.5 73 0.35 604 1.8 75 0.28 対照 2.0 100 0.20 DuP753 1.6 80 0.32 腎不全の悪化とともに増加する血清クレアチニン値、尿
素窒素値は、本物質の投与により、対照と較べて明らか
に低値を示し、腎機能を表すクレアチニンクリアランス
は、対照より明らかに改善した。その効果は比較物質と
同程度であり、本物質は、既知のアンジオテンシンII受
容体拮抗作用及び血圧降下作用が実質的になくて、腎疾
患の改善作用があることが示された。 【0240】実施例117:腎疾患動物の生存期間に対
する作用 実施例115と同様にして腎疾患ラットを作製した。一
群8匹として、腎機能の指標である血清クレアチニン
値、尿素窒素値に差のないように25群を用意した。ラ
ットには、食餌、水を自由摂取させるとともに、各群に
本物質、比較物質(DuP753)を20mg/kg・
日の用量で、また対照群には水のみを連日強制経口投与
した。腎疾患が進行すると尿毒症のためにラットは死亡
するので、腎疾患に対する改善効果の総合的な指標とし
て、ラットの生存期間を調べた。結果を表33に示す。
ここで試験期間は8週間とした。従って、全てのラット
が生存した場合に、平均生存期間は8週間となり、これ
が上限値である。 【0241】 【表33】化合物No. 平均生存日(週) 1 7.1 41 7.6 90 7.6 158 7.2 184 7.6 225 7.0 252 7.0 278 7.0 372 7.6 467 7.0 535 7.6 585 7.3 586 6.8 587 7.0 591 7.3 592 7.0 593 7.1 594 6.5 595 7.6 596 6.0 598 7.2 599 7.0 604 7.0 対照 5.0 DuP753 6.9 本物質は、腎疾患ラットの生存期間を明らかに延長し
た。その効果は比較物質と同程度かそれ以上であり、本
物質は、既知のアンジオテンシンII受容体拮抗作用及び
血圧降下作用が実質的になくて、腎疾患により死亡する
ラットを延命させることが示された。 【0242】実施例118 化合物No.1(10mg)、ラクトース(36m
g)、コーンスターチ(150mg)、微結晶セルロー
ス(29mg)、及びステアリン酸マグネシウム(5m
g)を混合し、これを打錠して錠剤(230mg/錠)
にした。 【0243】 【発明の効果】本発明による前記一般式(I)のベンゼ
ン誘導体又はその薬学上許容することのできる塩は、血
圧に対する作用が極めて少ないにもかかわらず、腎障害
に対しては充分な効果を示す。従って、このような薬剤
を用いることによって腎疾患に対する治療は充分に行
い、一方、血圧については必要に応じて適切な降圧剤を
用いて血圧を望ましいレベルに調節することにより、急
性腎不全などの問題のない適切な治療が可能になる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/19 9455−4C 31/24 9455−4C 31/40 31/41 31/44 AEQ 31/445 31/495 31/535 31/54 31/63 C07C 229/60 237/42 309/28 311/15 7419−4H 327/16 7106−4H C07D 205/04 8217−4C 207/00 211/00 213/75 257/04 C 295/18 Z A (72)発明者 山崎 徹 東京都葛飾区奥戸9−22−11 (72)発明者 伊勢 道仁 埼玉県川越市神明町41−2 ユタカハイツ 101

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 〔式中、R1 は水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、
    炭素数1〜6のハロアルキル基、−NH2 、又は−NH
    21であり;R2 はヒドロキシル基、−OR22、窒素原
    子、酸素原子若しくはイオウ原子が介在することのある
    3〜7員の飽和脂肪族環状アミノ基、−NHR23、−N
    (R242 、又は−NH2 であり;R4 は水素原子、炭
    素数1〜6のアルキル基、又は−C(=O)R25であ
    り;R7 は−CO−又は−SO2 −であり;R8 は−C
    O−、又は単結合であり;R12は−R11−R5 であり;
    11は−N(R5 )−、−NH−、−O−、−N
    (R26)−、−N(C(=O)R27)−、−N(C(=
    O)NH2 )−、又は−N(C(=O)NHR28)−で
    あり;R13は水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭
    素数1〜6のハロアルキル基、−NHC(=O)(CH
    2m 65 、−NHC(=O)R29、−NHC(=
    O)CH(C652 、−NH2 、−NHR30、又は
    −(CH2n 65 であり;ZはC、CH、又はN
    であり;AはCH、又はNであり;R5 は水素原子、−
    CH264 COOH、−CH264 COO
    31、−CH264 OH、−CH264
    32、−CH264 NH2 、−CH264
    (R332 、−CH264 アゾール、−CH26
    4 NHR34、又は−CH2646414であ
    り;R14はアゾール基、又は−COOHであり;R21
    22、R23、R24、R25、R26、R27、R28、R29、R
    30、R31、R32、R33及びR34はそれぞれ独立して炭素
    数1〜6のアルキル基、又は炭素数1〜6のハロアルキ
    ル基であり;mは0又は1〜6の整数であり;nは0又
    は1〜6の整数であり;tは0又は1であるが、但し、
    ZがNの場合には、R5 は水素原子、−CH264
    COOH、−CH264 COOR31、−CH26
    4 OH、−CH264 OR32、−CH264
    NH2 、−CH264 N(R332 、−CH26
    4 アゾール、又は−CH264 NHR34であるも
    のとする〕で表されるベンゼン誘導体又はその塩。
  2. 【請求項2】 R1 が水素原子、炭素数1〜5のアルキ
    ル基、炭素数1〜5のハロアルキル基、又は−NHR21
    であり;R2 がヒドロキシル基、−OR22、窒素原子、
    酸素原子若しくはイオウ原子が介在することのある3〜
    6員の飽和脂肪族環状アミノ基、−NHR23、−N(R
    242 、又は−NH2 であり;R4 が水素原子、炭素数
    1〜4のアルキル基、又は−C(=O)R25であり;R
    7 が−CO−又は−SO2 −であり;R8 が−CO−、
    又は単結合であり;R12が−R11−R5 であり;R11
    −N(R5 )−、−NH−、−O−、−N(R26)−、
    −N(C(=O)R27)−、−N(C(=O)NH2
    −、又は−N(C(=O)NHR28)−であり;R13
    水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4の
    ハロアルキル基、−NHC(=O)(CH2m 6
    5 、−NHC(=O)R29、−NHC(=O)CH(C
    652 、−NH2 、−NHR30、又は−(CH2
    n 65 であり;ZがC、CH、又はNであり;Aが
    CH、又はNであり;R5 が水素原子、−CH26
    4 COOH、−CH264 COOR31、−CH2
    64 OH、−CH264 OR32、−CH26
    4 NH2 、−CH264 N(R332 、−CH2
    64 アゾール、−CH264 NHR34、又は−C
    2646414であり;R14が1H−テトラ
    ゾール基、又は−COOHであり;R21、R22、R23
    24、R25、R26、R 27、R28、R29、R30、R31、R
    32、R33及びR34がそれぞれ独立して炭素数1〜4のア
    ルキル基、又は炭素数1〜4のハロアルキル基であり;
    mが0又は1〜4の整数であり;nが0又は1〜4の整
    数であり;tが0又は1であるが、但し、ZがNの場合
    には、R5 は水素原子、−CH264 COOH、−
    CH264 COOR31、−CH264 OH、−
    CH264 OR32、−CH264 NH2 、−C
    264 N(R332 、−CH264 アゾー
    ル、又は−CH264 NHR34であるものとする、
    請求項1に記載のベンゼン誘導体又はその塩。
  3. 【請求項3】 R5 が−CH264 COOHである
    請求項1に記載のベンゼン誘導体又はその塩。
  4. 【請求項4】 R5 が−CH264 −4−COOH
    である請求項1に記載のベンゼン誘導体又はその塩。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の一般式(I)で表され
    る化合物又はその薬学上許容することのできる塩を含有
    することを特徴とする医薬組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0864568A1 (en) * 1997-01-21 1998-09-16 Kureha Chemical Industry Co., Ltd. Agents for treatment of cardiac diseases

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