JPH084860A - オートテンショナ - Google Patents

オートテンショナ

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JPH084860A
JPH084860A JP14168194A JP14168194A JPH084860A JP H084860 A JPH084860 A JP H084860A JP 14168194 A JP14168194 A JP 14168194A JP 14168194 A JP14168194 A JP 14168194A JP H084860 A JPH084860 A JP H084860A
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JP
Japan
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belt
damper device
pulley
fixed
swing
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JP14168194A
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Ryoichi Otaki
大滝  亮一
Koichi Sakai
幸一 坂井
Hiroshi Suzuki
鈴木  寛
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NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Publication date
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16H7/00Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
    • F16H7/08Means for varying tension of belts, ropes, or chains
    • F16H7/0848Means for varying tension of belts, ropes, or chains with means for impeding reverse motion
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H7/00Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
    • F16H7/08Means for varying tension of belts, ropes, or chains
    • F16H2007/0802Actuators for final output members
    • F16H2007/081Torsion springs
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F16H7/0848Means for varying tension of belts, ropes, or chains with means for impeding reverse motion
    • F16H2007/0859Check valves
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H7/00Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
    • F16H7/08Means for varying tension of belts, ropes, or chains
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    • F16H2007/0878Disabling during transport

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダンパ装置55によるベルト69の振動防止
を確実に図る。 【構成】 捩りコイルばね49の弾力によりプーリ43
をベルト69に押し付け、このベルト69に適正な張力
を付与する。ダンパ装置55が揺動部材38とシリンダ
ブロック前面に支持したホルダ73との間で突っ張り、
上記ベルト69の振動を抑え付ける。ホルダ73の取付
位置は、取付ボルト77、77が長孔76、76内で変
位する範囲で、調節自在である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明に係るオートテンショナ
は、自動車用エンジンのタイミングベルト、或はオルタ
ネータやコンプレッサ等の補機を駆動する為のベルト
(以下これらを総称して単に『ベルト』とする。)に適
正な張力を付与する為に利用する。
【0002】
【従来の技術】エンジンのカムシャフトをクランクシャ
フトと同期して回転駆動する為、図4に示す様な、ベル
ト1による駆動装置が広く使用されている。この図4に
於いて、2はエンジンのクランクシャフトにより回転駆
動される駆動プーリ、3はカムシャフトの端部に固定さ
れた従動プーリ、4、4はベルト1を案内したり、或は
ウォータポンプ等の補機を駆動する為のガイドプーリ或
は従動プーリ、5はベルト1に適正な張力を付与する為
のプーリである。
【0003】このプーリ5は、枢軸6を中心として揺動
する揺動部材7に枢支されている。そして、この揺動部
材7に固定したブラケット15の端部にはばね8を設
け、プーリ5をベルト1に向け弾性的に押圧する事によ
り、温度変化等に伴うベルト1等の寸法変化やエンジン
の運転に伴う振動等に拘らず、このベルト1の張力が常
に一定に保たれる様にしている。
【0004】ところで、オートテンショナにはベルト1
に張力を付与する機能の他、このベルト1を抑え付ける
機能が要求される。即ち、図4に示したカムシャフトの
駆動装置に於いて、駆動プーリ2の回転時には、ベルト
1の一部で前記各プーリ2〜5の間に位置する部分が、
走行方向とは直角な方向に、振れる様に振動する傾向と
なる。この振れをそのまま許容した場合、振れの振幅が
大きくなり(振動が成長し)、ベルト1による駆動部分
に異常振動が発生したり、或は歯付ベルトの場合には所
謂歯飛びが生じる等の問題を生じる。
【0005】この為従来から、例えば特開昭58−65
357号公報、同63−180759号公報に記載され
ている様に、オートテンショナにダンパ装置を組み込
み、このダンパ装置によって上記ベルト1を抑え付ける
事が行なわれている。図5は、この様なダンパ装置を組
み込んだオートテンショナの1例を示している。
【0006】エンジンのシリンダブロック前面等に固定
される固定軸9の周囲に揺動部材10を、滑り軸受11
により揺動自在に支持している。この揺動部材10の先
半部12は、上記固定軸9に対し偏心している。そし
て、この先半部12の周囲にプーリ5を、転がり軸受1
3により、回転自在に支持している。又、上記揺動部材
10の基半部14には、ブラケット15を外嵌固定して
いる。そして、このブラケット15の端部に形成した係
止部16に、ばね8(図4)の端部を係止する事によ
り、上記揺動部材10に、上記固定軸9を中心として回
転する方向の弾力を付与している。上記プーリ5の外周
面は、この弾力に基づき前記ベルト1(図4)に向け弾
性的に押圧される。
【0007】固定軸9の外周面と揺動部材10の内周面
との間に存在する空間17内には、内周縁を固定軸9に
対し回転不能に支持した複数枚の固定側平板18、18
と、外周縁を揺動部材10の内周面に、この揺動部材1
0に対する回転を不能として支持した複数枚の揺動側平
板19、19とを交互に配置すると共に、上記空間17
内にシリコンオイル等の粘性液体を充填している。
【0008】上記複数枚の固定側平板18、18の側面
と上記複数枚の揺動側平板19、19の側面とは、極く
狭い隙間を介して対向しており、この隙間内には上記粘
性液体が存在する。この為、両平板18、19同士が急
激に変位する事は、上記隙間内に存在する粘性液体に加
わる剪断力によって防止される。この結果として、ベル
ト1の張力が部分的に急上昇した場合にも、プーリ5が
直ちには退避する事がなくなる。
【0009】又、ベルト1の弛みをより確実に防止する
為、このベルト1が弛んだ場合にはプーリ5を迅速に追
従させ、ベルト1が緊張する場合にはこのプーリ5を退
避させる事なく、このベルト1を抑え付けるオートテン
ショナも、例えば特開昭63−167163号公報、特
開平2−72252号公報、同2−80839号公報、
同3−24346号公報、実開平2−16846号公
報、同2−98243号公報、同4−39349号公報
等に記載されている様に、従来から知られている。
【0010】これら各公報に記載されたオートテンショ
ナは、粘性ダンパと揺動部材との間に一方向クラッチを
設けたり(特開昭63−167163号公報)、ラチェ
ット機構を設けたり(特開平2−80839号公報、実
開平2−16846号公報)、逆止弁を組み込んで一方
向のみ機能するダンパ装置を設けたり(特開平2−72
252号公報、同3−24346号公報、実開平2−9
8243号公報)、粘性液体を一方向にのみ流れ易くす
る傾斜面を備えたダンパ装置を設けたり(実開平4−3
9349号公報)している。
【0011】又、特開昭62−274143号公報等に
は、揺動部材とダンパ装置とを別体とし、それぞれを別
々にエンジンのシリンダブロック前面等に取り付けて、
オートテンショナとする構造が記載されている。図6
は、この様に揺動部材とダンパ装置とを別体としたオー
トテンショナの従来構造の1例を示している。
【0012】プーリ5を支持した揺動部材10はシリン
ダブロック前面等に、軸22により枢支されている。ダ
ンパ装置23を構成するシリンダ24は、この揺動部材
10とは別に、上記シリンダブロック前面等に固定して
いる。そして、このシリンダ24内に封入した粘性液体
中で、中空のピストン25を変位自在としている。この
ピストン25の一端面と上記シリンダ24の奥端面との
間には圧縮ばね26を設け、上記ピストン25の他端面
にはプランジャ27の基端部を結合している。このプラ
ンジャ27の先端部は上記揺動部材10の一部に突き当
てて、この揺動部材10に、上記圧縮ばね26の弾力を
伝達自在としている。従って上記プーリ5は、この圧縮
ばね26の弾力に基づいて、ベルト1に押圧される。
尚、実開昭60−52458号公報に記載されている様
に、ダンパ装置23内の圧縮ばね26に加えて、上記揺
動部材10にもばねを設ける場合もある。
【0013】一方、上記ピストン25の両側に存在する
1対の室28、29は、このピストン25とプランジャ
27との中心部に設けた通油路30を介して連通してい
る。又、この通油路30の開口端部には、圧縮ばね26
を設けた室28に向けて粘性液体を流す場合(ダンパ装
置23の全長が縮まる場合)にのみ開く、逆止弁31を
設けている。
【0014】この様に構成される、図6に示したオート
テンショナの場合、プランジャ27は突出方向(図6の
上向き方向)には迅速に変位し、引っ込み方向(同下向
き方向)には緩徐にしか変位しない。この為、ベルト1
が弛んだ場合にはプーリ5を迅速に追従させ、ベルト1
が緊張する場合にはこのプーリ5を退避させる事なく、
このベルト1を抑え付ける。
【0015】更に、実開平2−56950号公報或は特
公平5−2852号公報には、前記図5に示した構造と
前記図6に示した構造とを組み合わせた如きオートテン
ショナが記載されている。図7〜8は、このうちの特公
平5−2852号公報に記載されたオートテンショナを
示している。ダンパ装置23と揺動部材10とを、1本
のボルト20により、シリンダブロック21に支持して
いる。上記ダンパ装置23のプランジャ27の先端は、
上記揺動部材10にねじ止め固定した受ブラケット32
に突き当てている。
【0016】ところで、前記図5に示した従来構造の第
1例の場合、プーリ5が何れの方向にも緩徐にしか変位
できない為、ベルトが弛んだ場合にプーリ5がこれに追
従できず、ベルトの張力が一時的に低下する場合が考え
られる。
【0017】又、前記特開昭63−167163号公
報、特開平2−72252号公報、同2−80839号
公報、同3−24346号公報、実開平2−16846
号公報、同2−98243号公報、同4−39349号
公報等に記載されたオートテンショナの場合、一方向ク
ラッチがフレッチング摩耗する事で、耐久性が不十分で
あったり(特開昭63−167163号公報)、内部構
造が複雑で製作が難しく、製作費が嵩んだり(特開平2
−72252号公報、同2−80839号公報、同3−
24346号公報、実開平2−16846号公報、同2
−98243号公報)、部品摩耗により経時的に特性が
変化し易く、又、ベルトが弛んだ場合にも粘性液体によ
る抵抗を多少受ける為、プーリの追従性が必ずしも十分
でなかったり(特開平2−72252号公報、同3−2
4346号公報、実開平2−98243号公報、同4−
39349号公報)する。
【0018】更に、前記実開平2−56950号公報或
は特公平5−2852号公報に記載された構造(図7〜
8)の場合、軸22とプーリを枢支している枢軸との距
離が短く、ベルト1を押圧するプーリ5の変位量を大き
くできない。又、プランジャ27の突出速度も、シリン
ダ24に封入した粘性液体の影響を受ける為、ベルト1
の張力が急に低下した場合には、プーリ5の追従性が不
足する事も考えられる。上記軸22と枢軸との距離を長
くする事で、プーリ5の変位量を大きくし、しかも捩り
コイルばねの弾力によりプーリ5をベルト1に向け押圧
するオートテンショナとしては、例えば実開平2−54
946号公報に記載された如き構造のものが知られてい
るが、この従来構造の場合、単に摩擦抵抗やゴムの内部
損失によりプーリの振れ止めを図る構造の為、ベルトの
振れ止め効果が不完全である。
【0019】この様な事情に鑑みて本発明者等は先に、
図9〜12に示す様なオートテンショナを発明した(実
願平4−67543号)。このオートテンショナを構成
する固定部材33は、中間部の取付孔34に挿通したボ
ルト(図示せず)により、シリンダブロック前面等に固
定される。この固定部材33の一端部(図9〜11の上
端部)に形成した円孔36には、円管状の固定軸37の
基端部を、内嵌固定している。
【0020】そして、上記揺動部材38の基端部に形成
した円筒部39を固定軸37の周囲に、滑り軸受40、
41を介して外嵌する事で、上記固定軸37の周囲に揺
動部材38の基端部(図9〜11の下端部)を、回転自
在に支持している。そして、上記固定軸37に挿通した
ボルト35をシリンダブロック前面等に形成した螺子孔
に螺合させ、更に必要に応じて上記取付孔34に挿通し
たボルトとの共働により、上記固定部材33の回転防止
を図る。
【0021】又、上記揺動部材38の先端部(図9〜1
1の上端部)には、上記固定軸37と平行な枢軸を構成
する円形の凸部42を形成し、この凸部42の周囲にプ
ーリ43を、転がり軸受44により回転自在に支持して
いる。即ち、ボルト45を上記転がり軸受44を構成す
る内輪47の中心孔及び座板48に通してからナット4
6を緊締し、上記内輪47の中心孔周囲を抑え付けてい
る。この状態で前記固定軸37は、プーリ43の外周面
よりも直径方向外側に位置する。
【0022】又、上記円筒部39の周囲には、捩りコイ
ルばね49のコイル部50を配置している。そして、こ
の捩りコイルばね49の一方の係止部51aを前記固定
部材33に形成した係止孔52aに係止し、他方の係止
部51bを上記揺動部材38に形成した係止孔52b
に、スリーブ53を介して挿入している。そして、この
捩りコイルばね49により上記揺動部材38に、前記固
定軸37を中心として、図9で時計方向に回動しようと
する弾力を付与している。
【0023】又、前記固定部材33の一部で、前記固定
軸37から離れた位置に設けた固定側腕片54には、ダ
ンパ装置55の基端部を支持している。一方、前記揺動
部材38の一部で、前記凸部42から離れた位置には揺
動側腕片56を設け、この揺動側腕片56に形成した凹
部57に、受ブロック58を内嵌固定している。そし
て、この受ブロック58の端面に、上記ダンパ装置55
を構成するプランジャ59の先端を対向させている。
【0024】上記ダンパ装置55は、図12に示す様
に、シリンダ筒60の内部に粘性液体を封入すると共
に、このシリンダ筒60の内部にピストン61を、軸方
向(図12の上下方向)に亙る変位自在に嵌装してい
る。このピストン61と上記シリンダ筒60の奥端面と
の間には圧縮ばね62を設けて、このピストン61をシ
リンダ筒60から突出する方向に押圧している。上記プ
ランジャ59は、その基端部をこのピストン61に当接
させている。従って、上記圧縮ばね62の弾力に基づい
てこのピストン61が変位(押し上げられる)すると、
上記プランジャ59のシリンダ筒60からの突出量が増
大する。
【0025】上記ピストン61の中央部には円孔63
を、先端部を閉じた中空のプランジャ59の基端寄り部
分には通孔64、64を、それぞれ形成し、両孔63、
64により、上記ピストン61の軸方向両端面同士を連
通する通路を構成している。そして、上記円孔63の下
端開口部にボール65を、第二の圧縮ばね66の弾力に
基づいて押圧する事により、上記通路を開閉する、ボー
ル弁式の逆止弁67を構成している。この逆止弁67
は、上記ダンパ装置55がその全長を縮めるべく、上記
ピストン61が上記圧縮ばね62の弾力に抗して変位
(下降)する場合にのみ閉じる。
【0026】図9〜11に示したストッパピン68は、
前記捩りコイルばね49の弾力に拘らず、前記固定軸3
7を中心とする揺動部材38の揺動を不能とする事で、
前記プーリ43へのベルト69の掛け渡し作業を容易に
行なえる様にするものである。即ち、上記揺動部材38
を捩りコイルばね49の弾力に抗し揺動させた状態で、
この揺動部材38に形成した小孔70と前記固定部材3
3に形成した小孔71とを整合させ、上記ストッパピン
68を両小孔70、71に挿通する。
【0027】この状態で、上記揺動部材38に支持され
たプーリ43が上記捩りコイルばね49の弾力により変
位する事はなくなるので、このプーリ43にベルト69
を掛け渡す作業を容易に行なえる。ベルト69を掛け渡
した後に上記ストッパピン68を引き抜けば、上記プー
リ43は、捩りコイルばね49の弾力に基づいて、上記
ベルト69に押圧される。
【0028】上述の様に構成される先発明のオートテン
ショナの使用状態に於いては、捩りコイルばね49の弾
力に基づいて揺動部材38が揺動し、この揺動部材38
の先端部に回転自在に支持されたプーリ43を、ベルト
69に向け弾性的に押圧する。プーリ43がベルト69
に押し付けられる事で、上記揺動部材38の揺動は制限
され、この揺動部材38に設けた揺動側腕片56がそれ
以上変位する事がなくなる。この為、固定部材33の固
定側腕片54に支持されたダンパ装置55を構成するピ
ストン61が圧縮ばね62の弾力により変位すると、プ
ランジャ59のシリンダ筒60からの突出量が増大し、
このプランジャ59の先端が揺動側腕片56の先端部に
支持した受ブロック58に押し付けられた状態となる。
【0029】この状態からベルト69が弛むと、捩りコ
イルばね49の弾力に基づいて揺動部材38が、固定軸
37を中心として図9の時計方向に揺動し、上記プーリ
43をベルト69の動きに追従させる。この際、上記プ
ランジャ59の変位は少し遅れる為、このプランジャ5
9の先端と上記受ブロック58とが離隔する。従って、
ベルト69が弛む際には、プーリ43をベルト69の動
きに追従させるべく揺動部材38を回転させる事に対
し、上記ダンパ装置55が全く抵抗とはならず、上記プ
ーリ43をベルト69の動きに対し迅速に追従させて、
このベルト69の張力が低下する事を防止する。又、揺
動部材38の回転中心となる固定軸37と、上記プーリ
43の回転中心との距離は十分に大きい為、このプーリ
43の変位量を十分に大きくできて、上記ベルト69の
弛みが大きい場合にも、この弛みを十分に解消できる。
【0030】上記プランジャ59は圧縮ばね62の弾力
により、上記揺動部材38の動きよりも少しだけ遅れ
て、その先端部が上記受ブロック58に衝合する迄、シ
リンダ筒60から突出する。この様に、圧縮ばね62の
弾力に基づいてシリンダ筒60からプランジャ59を押
し出す際には、ダンパ装置55内の逆止弁67が開く
為、ピストン61並びにプランジャ59の変位は比較的
迅速に行なわれ、極く短時間の後に、このプランジャ5
9の先端が上記受ブロック58に衝合する。
【0031】反対にベルト69の張力が増大すると、上
記揺動部材38が捩りコイルばね49の弾力に抗し、固
定軸37を中心として図9の反時計方向に揺動する傾向
となる。この状態では、上記受ブロック58が上記プラ
ンジャ59の先端に押し付けられる。この為、上記揺動
部材38を回動させる為には、このプランジャ59及び
ピストン61を、圧縮ばね62の弾力及びダンパ抵抗に
抗して、シリンダ筒60内に押し込まなければならな
い。
【0032】この際、ダンパ装置55に内蔵された逆止
弁67を構成するボール65は、円孔63の開口部に押
し付けられ、上記逆止弁67により、ピストン61の両
側を連通する通路は閉じられる。この為、ピストン61
の下側に存在する粘性液体は、ピストン61外周面とシ
リンダ筒60内周面との間の微小隙間を通じてのみ流
れ、上記ピストン61並びにプランジャ59の変位は緩
徐にしか行なわれなくなる。この結果、上記揺動部材3
8に支持されたプーリ43の変位も、上記ダンパ装置5
5の作用により緩徐にしか行なわれなくなり、上記ベル
ト69はプーリ43により抑え付けられ、このベルト6
9の振動が成長する事がなくなる。
【0033】ところで、先発明に係るオートテンショナ
をエンジンのシリンダブロックの前面に取り付け、ベル
トに所定の張力を付与する作業は、次の様にして行う。
先ず、ベルト1を予め駆動プーリ2、従動プーリ3、ガ
イドプーリ或は従動プーリ4、4(図4)に掛け渡した
状態で、エンジンブロックの前面にオートテンショナを
組み付ける。この組み付け作業は、円管状の固定軸37
にボルト35を挿通し、このボルト35の先端部に形成
した雄ねじ部を、上記シリンダブロックの前面に形成し
たねじ孔に螺合する事で行う。この際、ストッパピン6
8は挿入したままとし、固定部材33に対して揺動部材
38が揺動しない状態としておく。又、この状態では、
ダンパ装置55はその全長を十分に縮めた状態となって
いる。
【0034】次いで、上記ボルト35を緊締しない(緩
めたままの)状態で、このボルト35を中心としてオー
トテンショナ全体を、図9の時計方向に揺動させて、プ
ーリ43をベルト69に押し付け、取付位置調整作業を
行なう。そして、このベルト69に十分な張力を付与し
たならば、先ず上記ボルト35を緊締し、上記固定部材
33をシリンダブロック前面に対し固定する。次いで、
上記ストッパピン68を引き抜き、上記揺動部材38を
上記固定部材33に対し揺動自在とする。
【0035】この結果上記揺動部材38には、捩りコイ
ルばね49により、図9で時計方向の弾力が付与され
る。そして、この揺動部材38の先端部に枢支されたプ
ーリ43が、ベルト69に押し付けられる。又、上記ダ
ンパ装置55が、内蔵した第二の圧縮ばね66(図1
2)の弾力により伸長し、固定側腕片54と揺動側腕片
56との間で突っ張る。この結果、上記ベルト69には
上記捩りコイルばね49の弾力に見合う張力が付与さ
れ、且つ、このベルト69が振動する事が防止される。
尚、図7〜8に示した、従来構造の第3例の取り付け手
順も、ほぼ同様である。但し、図9〜11に示した先発
明の構造で、固定軸37をボルト35により固定するだ
けでなく、取付孔34にもボルトを挿通する場合には、
上記固定部材33の取付位置は一元的に定まる為、上記
取付位置調整作業は行なわない。
【0036】
【発明が解決しようとする課題】上述の様に先発明に係
るオートテンショナは、 耐久性、信頼性に優れた構造にも拘らず設置スペー
スが嵩む事がなく、ベルトの張力を常に最適な状態に保
持できる。 プーリの変位量を大きくできる為、ベルトの弛み量
が多い場合にも、このベルトの動きに対して十分にプー
リを追従させる事ができる。 と言った、前述した様な各種従来構造が有する不都合を
解消するが、ベルトの緩み止めをより確実に図る為に
は、改良が望まれる。
【0037】即ち、エンジンにオートテンショナを取り
付ける際には前述の様に、捩りコイルばね49の弾力が
揺動部材38に伝わらない状態でプーリ43をベルト6
9に押し付け、このベルト69に所定の張力を付与した
状態でボルト35を緊締し、固定部材33をシリンダブ
ロック前面に固定する。ところが、プーリ43をベルト
69に押し付ける作業を人手により行なう為、作業者に
よって押し付け力が異なる事が考えられる。そして、作
業者が非力である場合等、この押し付け力が弱かった場
合には、上記ボルト35緊締後、ストッパピン68を引
き抜いた段階で、上記捩りコイルばね49の弾力に基づ
き上記揺動部材38が、図9の時計方向に揺動する。
【0038】この様な、ストッパピン68引き抜き後に
於ける揺動部材38の揺動量が小さければ、特に問題を
生じないが、この揺動量が大きくなると、ダンパ装置5
5のストロークが不足する事が考えられる。即ち、上記
固定部材33を固定した後、上記揺動部材38が図9の
時計方向に揺動した場合には、それに伴って上記ダンパ
装置55が伸長し、固定側腕片54と揺動側腕片56と
の間で突っ張る。ところが、このダンパ装置55のスト
ローク(伸縮量)は限られたものである為、上記揺動量
が大きくなり過ぎると、このダンパ装置55が上記固定
側腕片54と揺動側腕片56との間で突っ張れなくな
る。この様にダンパ装置55が上記固定側腕片54と揺
動側腕片56との間で突っ張れなくなると、ベルト69
の振動を抑える事ができない。
【0039】又、ダンパ装置55のストロークが足りた
としても、取付位置調整作業に伴ってこのダンパ装置5
5が大きく傾斜した場合には、使用に伴ってこのダンパ
装置55の性能が劣化する可能性が生じる。即ち、この
ダンパ装置55の鉛直方向に対する傾斜角度が大きくな
った場合には、自動車の走行に伴う振動等により、この
ダンパ装置55の上部内側に存在する空気が円孔63を
通じてピストン61の下側に入り込み易くなる。そし
て、このピストン61の下側に空気が入り込んだ場合に
は、このピストン61が弾性的に昇降自在となって、上
記ダンパ装置55の性能が劣化し、ベルト69の振動防
止効果が不完全となる。
【0040】これらの問題は、図9〜12に示した先発
明の構造だけでなく、図7〜8に示した従来構造の第3
例の場合も生じる。図6に示した従来の第2例の構造の
場合、人手による差異やダンパ装置23の性能劣化は生
じないが、揺動部材10及びダンパ装置23の取付位置
が一元的に定まっている為、製造誤差等によりベルト1
の長さが少しでも異なった場合には、やはりダンパ装置
23のストロークが不足する事が考えられる。図5に示
した従来の第1例の構造の場合には、ダンパ装置のスト
ロークが限られない為、この様な問題を生じないが、ベ
ルト1の張力が急に低下した場合にプーリ5をベルト1
に追従させられず、ベルト1の振動防止効果が弱い事
は、前述の通りである。更に、図9〜11に示した先発
明の構造でも、固定部材33の取付位置調整作業を行な
わない場合には、上記図7〜8に示した構造と同様にベ
ルト1が長い場合には、上記ストロークが不足する。本
発明のオートテンショナは、この様な事情に鑑みて発明
したものである。
【0041】
【課題を解決する為の手段】本発明のオートテンショナ
は、前述した一部の従来構造、或はやはり前述した先発
明の構造と同様に、固定軸と、この固定軸の周囲にその
基端部を回転自在に支持された揺動部材と、この揺動部
材の先端部に設けられた、上記固定軸と平行な枢軸と、
この枢軸の周囲に回転自在に支持されたプーリと、固定
の部分と上記揺動部材との間に設けられ、このプーリを
ベルトに向け押圧する弾力を上記揺動部材に付与するば
ねと、上記固定の部分と揺動部材との間に設けられ、こ
の揺動部材が上記ばねの弾力に抗して変位する事に対す
る抵抗となる伸縮自在なダンパ装置とを備えている。
【0042】特に、本発明のオートテンショナに於いて
は、上記ダンパ装置はホルダに保持されている。そし
て、このホルダは上記ダンパ装置の伸縮方向に長い長孔
を有し、上記ホルダは、この長孔を挿通した取付ボルト
により、上記固定の部分又は揺動部材に支持固定されて
いる。
【0043】
【作用】上述の様に構成される本発明のオートテンショ
ナが、プーリによりベルトを抑え付け、このベルトが弛
む事を防止する際の作用自体は、前述した一部の従来構
造、或は先発明に係るオートテンショナの場合と同様で
ある。
【0044】特に、本発明のオートテンショナの場合に
は、取付ボルトが長孔に沿って変位自在な分だけホルダ
の固定位置を、ダンパ装置の伸縮方向に亙って調節自在
である。従って、ばねの弾力により揺動部材が揺動し、
プーリがベルトに押し付けられた状態で、上記ダンパ装
置を揺動部材と固定の部分との間で確実に突っ張らせる
事ができる。
【0045】
【実施例】図1は請求項1に対応する、本発明の第一実
施例を示している。尚、本発明の特徴は、ダンパ装置5
5を確実に機能させるべく、このダンパ装置55の取付
位置を伸縮方向に亙って調節自在とした点にある。その
他の部分の構成及び作用は、前述した先発明に係る構造
と同様であるから、同等部分には同一符号を付して重複
する説明を省略し、以下、本発明の特徴部分を中心に説
明する。
【0046】固定軸37と次述する係止ピン72とは、
固定の部分であるエンジンのシリンダブロックの前面
に、直接或は取付基板を介して、支持固定している。本
発明のオートテンショナの場合には、前述した先発明の
場合の様な固定部材33(図9〜11)は設けない代わ
りに、上記係止ピン72とホルダ73とを設けている。
張力付与の為の捩りコイルばね49の両端に設けられた
係止部51A、51bのうち、一方の係止部51Aは、
上記係止ピン72に係止している。
【0047】上記ホルダ73の中央部には、上方が開口
した保持部74が設けられており、この保持部74内
に、上記ダンパ装置55の下端部を嵌合支持している。
又、この保持部74の両側には1対の取付フランジ7
5、75を設け、各取付フランジ75、75に、上記ダ
ンパ装置55の伸縮方向である鉛直方向に長い長孔7
6、76を形成している。上記ホルダ73は、これら両
長孔76、76を挿通した取付ボルト77、77によ
り、前記固定の部分であるエンジンのシリンダブロック
の前面に、直接或は取付基板を介して、支持固定してい
る。
【0048】上述の様に構成される本発明のオートテン
ショナをエンジンに組み付ける作業は、次の様に行う。
先ず、揺動部材38の先端に枢支したプーリ43にベル
ト69を掛け渡す。この際、適当な治具を使用して上記
揺動部材38を、捩りコイルばね49の弾力に抗して図
1の反時計方向に変位させる。そして、上記ベルト69
をプーリ43の外周面に引っ掛けた状態で、上記治具に
より揺動部材38に加えていた力を取り除き、上記プー
リ43を上記ベルト69に、上記捩りコイルばね49の
弾力により押し付ける。この結果このベルト69には、
製造誤差等によるベルト69の長さ寸法の違いに関係な
く、捩りコイルばね49の弾力に応じた張力が付与され
る。尚、上記捩りコイルばね49の一端に形成した係止
部51Aを係止ピン72に係止せず、この捩りコイルば
ね49による弾力を上記揺動部材38に付与しない状態
で上記ベルト1をプーリ43に引っ掛けた後、上記係止
部51Aを上記係止ピン72に係止して、ベルト69に
上記張力を付与する事もできる。
【0049】一方、上記ダンパ装置55の下端部を嵌合
したホルダ73を、取付ボルト77、77により、上記
揺動部材38の揺動側腕片56の下方に取り付ける。こ
の際、上記ダンパ装置55は、図2に示す様なストッパ
部材78により、その全長を最も縮めた状態としてお
く。このストッパ部材78は、十分な剛性を有する金属
板の上下両端部を同方向に直角に折り曲げて上板79と
下板80とし、上板79に切り欠き81を形成して成
る。このストッパ部材78の使用時、切り欠き81を上
記ダンパ装置55を構成するプランジャ59の頸部82
に係合させると同時に、上記下板80の上記ホルダ73
の下面に当接させる。この状態では、上記ダンパ装置5
5の全長が最も縮まった状態のままに保持される。
【0050】そこで、上記捩りコイルばね49の弾力に
より上記プーリ43をベルト69に押圧し、ダンパ装置
55の全長を縮めた状態のまま、上記ホルダ73の取付
位置を調節して、上記プランジャ59の上端部を上記揺
動側腕片56に支持した受ブロック58の下面に当接さ
せる。この際、前記取付ボルト77、77は未だ弛めた
状態のままとしておく。従って上記ホルダ73及びダン
パ装置55の上下位置は、取付ボルト77、77が長孔
76、76に沿って変位自在な分だけ、調節自在であ
り、上記プランジャ59の上端部と受ブロック58の下
面とを確実に当接させる事ができる。
【0051】そして、この様にプランジャ59の上端部
と受ブロック58の下面とを当接させた状態のまま、上
記取付ボルト77、77を緊締し、上記ホルダ73をシ
リンダブロックの前面に固定する。上記ストッパ部材7
8は、この様に取付ボルト77、77を緊締した後、取
り外す。ストッパ部材78を取り外す事で上記ダンパ装
置55のプランジャ59は、第二の圧縮ばね62(図1
2)の弾力により上昇させられる。そしてこのプランジ
ャ59の上端は、上記第二の圧縮ばね62の弾力によ
り、上記受ブロック58の下面に押し付けられる。
【0052】これらプランジャ59の上端と受ブロック
58の下面とは、上述の様に、プーリ43がベルト69
に押し付けられた状態で突き当てられている。従って、
上記ストッパ部材78を取り外し、ダンパ装置55を伸
長傾向とする事で、このダンパ装置55が、揺動部材3
8に設けた受ブロック58と固定の部分であるシリンダ
ブロック前面に支持固定されたホルダ73との間で確実
に突っ張る。又、上記ダンパ装置55の取付位置調整の
過程で、このダンパ装置55が傾斜する事はない。従っ
て、このダンパ装置55を構成するピストン61(図1
2)の下側に空気が入り込み易くなる事もなく、このダ
ンパ装置55の性能劣化を防止できる。
【0053】次に、図3は本発明の第二実施例を示して
いる。本実施例の場合には、揺動部材38にホルダ73
を、左右1対の長孔76、76に挿通した取付ボルト7
7、77により固定している。受ブロック58は、シリ
ンダブロック前面側に固定している。本実施例の場合に
は、固定軸37を中心とする揺動部材38の揺動に伴
い、ダンパ装置55が若干傾斜するが、揺動部材38の
揺動角度は限られており、このダンパ装置55が性能劣
化の原因となる程傾斜する事はない。その他の構成及び
作用は、上述した第一実施例と同様である。
【0054】
【発明の効果】本発明のオートテンショナは、以上に述
べた通り構成され作用する為、特にストロークが長い大
型のダンパ装置を使用しなくても、このダンパ装置を揺
動部材と固定の部分との間で確実に突っ張らせる事がで
きる。この結果、取付作業員の個人差やベルトの長さ寸
法の差に拘らず、このベルトに所定の張力を付与した状
態で、このベルトの振動防止を確実に図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例を示す正面図。
【図2】ストッパ部材の斜視図。
【図3】本発明の第二実施例を示す正面図。
【図4】オートテンショナを付設したエンジンのベルト
駆動装置を示す正面図。
【図5】従来構造の第1例を示す断面図。
【図6】同第2例を示す断面図。
【図7】同第3例を示す、図8の右方から見た図。
【図8】同部分縦断面図。
【図9】先発明のオートテンショナを示す正面図。
【図10】一部を切断して図9の右方から見た図。
【図11】同じく分解斜視図。
【図12】ダンパ装置の拡大断面図。
【符号の説明】
1 ベルト 2 駆動プーリ 3 従動プーリ 4 ガイドプーリ或は従動プーリ 5 プーリ 6 枢軸 7 揺動部材 8 ばね 9 固定軸 10 揺動部材 11 滑り軸受 12 先半部 13 転がり軸受 14 基半部 15 ブラケット 16 係止部 17 空間 18 固定側平板 19 揺動側平板 20 ボルト 21 シリンダブロック 22 軸 23 ダンパ装置 24 シリンダ 25 ピストン 26 圧縮ばね 27 プランジャ 28、29 室 30 通油路 31 逆止弁 32 受ブラケット 33 固定部材 34 取付孔 35 ボルト 36 円孔 37 固定軸 38 揺動部材 39 円筒部 40、41 滑り軸受 42 凸部 43 プーリ 44 転がり軸受 45 ボルト 46 ナット 47 内輪 48 座板 49 捩りコイルばね 50 コイル部 51a、51b、51A 係止部 52a、52b 係止孔 53 スリーブ 54 固定側腕片 55 ダンパ装置 56 揺動側腕片 57 凹部 58 受ブロック 59 プランジャ 60 シリンダ筒 61 ピストン 62 圧縮ばね 63 円孔 64 通孔 65 ボール 66 第二の圧縮ばね 67 逆止弁 68 ストッパピン 69 ベルト 70、71 小孔 72 係止ピン 73 ホルダ 74 保持部 75 取付フランジ 76 長孔 77 取付ボルト 78 ストッパ部材 79 上板 80 下板 81 切り欠き 82 頸部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定軸と、この固定軸の周囲にその基端
    部を回転自在に支持された揺動部材と、この揺動部材の
    先端部に設けられた、上記固定軸と平行な枢軸と、この
    枢軸の周囲に回転自在に支持されたプーリと、固定の部
    分と上記揺動部材との間に設けられ、このプーリをベル
    トに向け押圧する弾力を上記揺動部材に付与するばね
    と、上記固定の部分と揺動部材との間に設けられ、この
    揺動部材が上記ばねの弾力に抗して変位する事に対する
    抵抗となる伸縮自在なダンパ装置とを備えたオートテン
    ショナに於いて、上記ダンパ装置はホルダに保持されて
    おり、このホルダは上記ダンパ装置の伸縮方向に長い長
    孔を有し、上記ホルダは、この長孔を挿通した取付ボル
    トにより、上記固定の部分又は揺動部材に支持固定され
    ている事を特徴とするオートテンショナ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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