JPH08483B2 - キャスタ - Google Patents

キャスタ

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JPH08483B2
JPH08483B2 JP62012031A JP1203187A JPH08483B2 JP H08483 B2 JPH08483 B2 JP H08483B2 JP 62012031 A JP62012031 A JP 62012031A JP 1203187 A JP1203187 A JP 1203187A JP H08483 B2 JPH08483 B2 JP H08483B2
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Japan
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receiving hole
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JP62012031A
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JPS63180501A (ja
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信房 斉藤
英文 小林
Original Assignee
株式会社南進ゴム工業所
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は車輪を枢着した支脚部上に回転基部を設
け、該回転基部と取付台盤との間に側方旋回軸受を設け
てなるキャスタの改良に関する。
【従来の技術】
従来、この種のキャスタとして、例えば実公昭57−58
003号に見られる如く、皿状の回動支盤に、上方中央が
凹窩し下方が下向きに突出する取付台盤の下方突出部分
を嵌込み、回動支盤と取付台盤が対向する側壁に鋼球を
係止する一対の凹凸溝からなる鋼球収納部を形成し、該
鋼球収納部と連通して上記取付台盤の上下凹窩部に開口
する鋼球挿入部から複数の鋼球を順次挿入して水平環状
のベアリングを形成する構成は知られている。
【発明が解決しようとする問題点】
しかし、上記構成では、複数の鋼球を鋼球収納溝にセ
ットするのに一つ一つ収納しなければならないこと、ま
た回動支盤と取付台盤との回動支点位置にベアリングが
ないので、取付台盤にかかる偏荷重の応力の分散が均一
に行われにくい等の欠点がある。そこで旋回支点となる
よう中央にベアリングを設けてなる構成が知られている
が、素材として金属材が用いられているので成型加工上
コストアップを余儀なくされると共に、複雑な形状をと
りにくい等の素材加工上の制約があった。 そこで、近時、合成樹脂材を用いたキャスタが種々提
案されているが、未だ充分な構成のものはなく、この種
の分野において開発が待たれていた。 この発明は上記事情に鑑みて鋭意研究の結果創案され
たものであって、その主たる課題は、取付台盤に支脚部
の回転基部を簡単な工程で軸受けされると共に合成樹脂
での成型を可能にした信頼性の高いキャスタを提供する
にある。
【問題点を解決するための手段】
上記課題を解決するために、この発明は、 車輪を枢着した支脚部上に回転基部を設け、該回転基
部と取付台盤との間に側方旋回軸受を設けてなるキャス
タにおいて、 取付台盤が、上下に分割された上方取付台盤と下方取
付台盤とからなっており、 上方取付台盤が、下向きに開口する有底円筒状の内筒
部と、その上部周縁から外方へ突出する上鍔部と、上記
内筒部の外周壁の中途部に外向きに形成された凹凸係合
手段の一方の係止構成部と、上記内筒部の下端内縁に穿
設されて断面半円形の上半分の断面形状からなる側方状
溝と、前記内筒部の内底面の中央位置で略半球面状に湾
曲して窪む上受孔とを有している、 下方取付台盤が、上記内筒部に外嵌し上下に開口する
円筒状の外筒部と、その上部周縁から外方へ突出し前記
上鍔部の下面に整合する下鍔部と、上記外筒部の内周壁
の中途部に内向きに形成されて前記上方取付台盤の係止
構成部を係合する凹凸係合手段の他方の係止構成部と、
上記外筒部の下端から内向きに環状に突出すると共に前
記内筒部の下端を上面で衝合する内向突片と、該内向突
片の先端上方に穿設されて前記側方上溝に対向する断面
半円形の下半分の断面形状からなる側方下溝とを有して
いる、 前記支脚部上の回転基部が、前記内筒部および外筒部
の開口内に嵌め込まれる大きさに設定されると共に上記
内筒部の内底面に対向する頂部が形成された円筒状から
なって、上記頂部の中央に前記上孔と対向すべく略半球
面状に湾曲して窪む下受孔と、回転基部の外周壁の中途
部で前記側方上溝及び側方下溝と対向する断面略半円状
に窪むの側方溝とを有している、 前記状受孔と下受孔との間に1つのボールを介説して
中央軸受となし、前記側方上溝と側方下溝との組合せと
側方溝との間に複数のボールを介設して側方旋回軸受と
する、 という技術的手段を講じている。
【作 用】
このキャスタは、中央軸受を旋回支点とし、該中央軸
受と側方軸受とで取付台盤にかかる偏荷重を均一に分散
しながら受け、回転基部を介して支脚部を周方向に円滑
に回転させることができる。 また、組立に際しては、回転基部に下方取付台盤を外
嵌し、次いで、ボールを回転基部の下受孔に載置し、ま
た複数のボールを内向突片上にセットして、次いで上方
取付台盤を回転基部と下方取付台盤との隙間部分に上か
ら嵌込み、上鍔部と下鍔が衝合する位置まで押し込むこ
とによって上方取付台盤と下方取付台盤とが一体に組立
てられると共に、この組み立てられた取付台盤に回転基
部が前記ボールを介して同時に受け連結されるので、極
めて簡単な工程によりキャスタを組み立てることができ
る。
【実施例】
以下、この発明に係るキャスタの好適実施例を図面に
基づいて説明する。 第1図及び第2図に示すキャスタ1は、車輪6を枢着
した支脚部4上に回転基部5を設け、該回転基部5を上
方取付台盤2と下方取付台盤3との連結からなる取付台
盤で軸受けした構成からなっている。即ち、上方取付台
盤2は、合成樹脂材からなって、下方が開口する円筒状
の内筒部22が形成させると共に、その上端に外方へ延び
る上鍔部21が突設されている。 また上記内筒部22の外周壁の中途部には係止構成部と
して本実施例では係止凸部23が突設されている。 更に内筒部22の下端内側には断面半円形の上半分の断
面形状からなる側方上溝25が穿設されており、また、前
記内筒部22の内底面26の中央位置には下向きに略半球面
状に窪む上受孔27が開口形成された構成されている。 また下方取付台盤3は、合成樹脂材からなって、前記
上方取付台盤2の内筒部22に略隙間なく外嵌し下方が開
口する円筒状の外筒部32が設けられている。 この外筒部32の下端は内向きに延びる内向突片34を突
設し、該内向突片34の先端縁で形成される開口縁が上方
取付台盤2の内筒部22の径に旋回スペースを加えた長さ
より小さくならないよう設定されている。 また上記外筒部32の上端には外方へ延びて、前記上方
取付台盤2の上鍔部21と略同一形状で隙間なく重合しう
る下鍔部31が突設されている。 更に外筒部32の内周壁の中途部には前記上方取付台盤
2の係止凸部23と係合する係止構成部として本実施例で
は係止凹部33が穿設されている。 また前記内向突片34の先端上方には、前記側方上溝25
に対向する断面半円形の下半分の断面形状からなる側方
下溝35が穿設されている。 次ぎに、支脚部4は、合成樹脂材からなって、その下
端で車輪6を挟持し枢軸Pによって回転自在に枢着して
いる。 この支脚部4の上方には回転基部5が一体に突設され
ている。 該回転基部5は、前記上方取付台盤2の内筒部22及び
下方取付台盤3の外筒部32内に嵌め込み可能な略円筒状
からなっている。 そして、その頂部56の中央には前記上方取付台盤2の
上受孔27と対向し上向きに開口された略半球面状に窪む
下受孔57が穿設されている。 また、回転基部5の外周壁の中途部には前記上方取付
台盤2の側方上溝25及び下方取付台盤3の側方下溝35の
組合せ断面略半円状と対向する断面略半円状の側方溝55
が穿設されている。 次いで、前記上方取付台盤2の上受孔27と、回転基部
5の下受孔57とは組合わされて鋼球収納部となり、鋼球
B1が嵌込まれて中央軸受7が形成される。 また、上方取付台盤2の側方上溝25と下方取付台盤3
の側方下溝5とは組合されて内方に開口する断面略半円
状の環状溝となり、これに対向し外方に開口する断面略
半円状の環状溝からなる回転基部5の側方溝と組合わさ
れて環状の鋼球収納部となり複数の鋼球B2,B2,・・が嵌
込まれて側方旋回軸受8は形成される。 このように構成されているので、中央軸受7と側方軸
受8とで取付台盤にかかる偏荷重を均一に分散しながら
受け、中央軸受7を回転支点とし、側方旋回軸受8と共
に支脚部4を周方向に円滑に回転させることができる。 このキャスタ1の組立ては、第3図に示す如く、ま
ず、回転基部5に下方取付台盤3を外嵌し、回転基部5
の底部に衝合(図中実線位置)させる。 次いで、鋼球B1を回転基部5の下受孔57に載置し、ま
た複数の鋼球B2,B2,・・を内向突片34上に載置する。 そして、上方取付台盤2を、回転基部5と下方取付台
盤3との隙間部分に上から嵌込むと、その内筒部22の下
端によって鋼球B2,B2,・・が押され、下方取付台盤3が
僅かに上昇して該鋼球B2,B2,・・側方溝55に嵌込まれ、
また徐々に接近する側方上溝25と側方下溝35との接合に
よって形成される断面図半円状の溝にも嵌込まれて環状
鋼球収納溝に収納される。 同時に、上受孔27と下受孔57とは接近して鋼球収納部
を形成し、鋼球B1が装着される。 更にこれらと同時に、上方取付台盤2の係止凸部23は
下方取付台盤3の外筒部32を僅かに拡開するように弾性
変形させて進入し、係止凹部33に嵌込まれて両者が一体
的に連結される。 この際に、上鍔部21と下鍔部31とは重合してストッパ
となり、上方取付台盤2の嵌込みが完了する。 尚、本実施例では上方取付台盤2の係止構成部23を凸
部とし、下方取付台盤3の係止構成部33を凹部とした
が、この構成は逆であってもよい。 また、この凹凸構成は、内筒部26又は外筒部32の外周
に水平環状に一連い形成されるリブ乃至は分割形状のリ
ブとリブ受け溝であると、一又は複数設けられたポイン
ト状の凸部と受け孔の構成であるとを問わず、その他公
知の連結構成であればよい。これにより、上方取付台盤
2の挿入によって、上方取付盤2と下方取付台盤3とが
一体的に連結され、同時に支脚部4の回転基部5が上記
連結された取付台盤に軸受け連結されることになるの
で、極めて簡単な工程によりキャスタを組み立てること
ができる。 尚、内向突片34と回転基部5との間の隙間には公知の
オイルシール手段を設けてもよい。 次ぎに、第4図に示すキャスタ1は、軸受孔となる上
方取付台盤2の上受孔27及び側方上溝25、下方取付台盤
3の側方下溝35、回転基部5の下受孔57及び側方溝55の
それぞれの形成個所を、、ベアリングに要求される潤滑
性乃至耐摩耗性と強度を有する合成樹脂材で成型し、他
の本体部分をキャスタ構成部材に要求される強度を備え
た合成樹脂材で成型し両者を接着等により一体に成型し
て各部材を形成した構成からなっている。 その他の構成は前記実施例と同様なので同一構成に同
一符号を付し、その説明を省略する。 これによれば、各要素に応じた特性を有する合成樹脂
材を用いるので、より一層のコストダウンを図ることが
できる。
【発明の効果】
この発明は上記構成からなるので以下の如き効果を奏
する。 (1).上方取付台盤と下方取付台盤との組立と、この
組み合わされた取付台盤と回転基部との軸受け連結とが
一挙に遂行でき、組立作業を極めて簡易化させることが
できる。 (2).鋼球の装着は、外側から同時に多数セットする
ことができるので、装着のための手間がかからない。 (3).キャスタ構成部材を合成樹脂で成型しうるので
成型が容易となると共にコストダウンが図れる。 また中央に旋回支点となる軸受を設けたので、取付台
盤にかかる偏荷重を均一に分散することができキャスタ
の信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明のキャスタの好適実施例を示す要部を
破断した側面図、第2図は同正面図、第3図は組立状態
を示す分解図、第4図は異なる実施例を示す部分断面図
である。 1……キャスタ、23……係止凸部 2……上方取付台盤、25……側方上溝 3……下方取付台盤、27……上受孔 4……支脚部、31……下鍔部 5……回転基部、32……外筒部 6……車輪、33……係止凹部 7……中央軸受、34……内向突片 8……側方旋回軸受、35……側方下溝 21……上鍔部、55……側方溝 22……内筒部、57……下受溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭49−52248(JP,U) 実公 昭12−8206(JP,Y1) 実公 平8−9775(JP,Y2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車輪を枢着した支脚部上に回転基部を設
    け、該回転基部と取付台盤との間に側方旋回軸受を設け
    てなるキャスタにおいて、 取付台盤が、上下に分割された上方取付台盤と下方取付
    台盤とからなっており、 上方取付台盤が、下向きに開口する有底円筒状の内筒部
    と、その上部周縁から外方へ突出する上鍔部と、上記内
    筒部の外周壁の中途部に外向きに形成された凹凸係合手
    段の一方の係止構成部と、上記内筒部の下端内縁に穿設
    された断面半円形の上半分の断面形状からなる側方上溝
    と、上記内筒部の内底面の中央位置で略半球面状に湾曲
    して窪む上受孔とを有しており、 下方取付台盤が、上記内筒部に外嵌し上下に開口する円
    筒状の外筒部と、その上部周縁から外方へ突出し前記上
    鍔部の下面に整合する下鍔部と、上記外筒の内周壁の中
    途部に内向きに形成されて前記上方取付台盤の係止構成
    部と係合する凹凸係合手段の他方の係止構成部と、上記
    外筒部の下端から内向きに環状に突出すると共に前記内
    筒部の下端を上面で衝合する内向突片と、該内向突片の
    先端上方に穿設されて前記側方上溝に対向する断面半円
    形の下半分の断面形状からなる側方下溝とを有してお
    り、 前記支脚部上の回転基部が、前記内筒部および外筒部の
    開口内に嵌め込まれる大きさに設定されると共に上記内
    筒部の内底面に対向する頂部が形成された円筒状からな
    って、上記頂部の中央に前記上受孔と対向すべく略半球
    面状に湾曲して窪む下受孔と、回転基部の外周壁の中途
    部で前記側方上溝及び側方下溝と対向する断面略半円状
    に窪むの側方溝とを有しており、 前記上受孔と下受孔との間に1つのボールを介設して中
    央軸受となし、前記側方上溝と側方下溝との組合せと側
    方溝との間に複数のボールを介設して側方旋回軸受とな
    したことを特徴とするキャスタ。
JP62012031A 1987-01-21 1987-01-21 キャスタ Expired - Fee Related JPH08483B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7308730B2 (en) * 2005-06-24 2007-12-18 Haion Caster Industrial Co., Ltd. Base member for swivel caster
JP2021054195A (ja) * 2019-09-27 2021-04-08 日本トムソン株式会社 キャスタ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS63180501A (ja) 1988-07-25

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