JPH084803Y2 - ロータリ式耕耘装置のセンターケース構造 - Google Patents

ロータリ式耕耘装置のセンターケース構造

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JPH084803Y2
JPH084803Y2 JP1988086548U JP8654888U JPH084803Y2 JP H084803 Y2 JPH084803 Y2 JP H084803Y2 JP 1988086548 U JP1988086548 U JP 1988086548U JP 8654888 U JP8654888 U JP 8654888U JP H084803 Y2 JPH084803 Y2 JP H084803Y2
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JP
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case
rotary shaft
spacer
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center
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達雄 武内
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ロータリ軸の回転方を正逆切換え可能なロ
ータリ式耕耘装置のセンターケース構造に関するもので
ある。
[従来技術及び考案が解決しようとする課題] 一般に、この種ロータリ式耕耘装置のなかには、耕耘
爪が取付けられるロータリ軸の回転方向を正逆切換え可
能に構成したものがあり、従来、この様なものとして
は、実公昭53−49687号公報や実開昭53−45203号公報の
もの等が知られている。そしてこれらのものにおいて、
ロータリ軸の正転、逆転の切換えは、上下分割可能に形
成されるセンターケースのうち、ロータリ軸を支持して
いる下側ケースを、上側ケースに対して180°変位反転
させることで成されるようになつている。
しかるに、前記何れのものも、この反転作業を行うべ
く上側ケースと下側ケースを固定するボルトを外すと、
下側ケースが脱落してセンターケース内に封入される潤
滑オイルがこぼれる等の不具合があり、このため反転前
のオイル抜取りと反転後のオイル供給の作業が必要とな
つて反転作業が面倒な許りか、反転作業中は下側ケース
を支えている必要があるため、一人で反転作業すること
ができないという欠点があり問題となつていた。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記の如き実情に鑑みこれらの欠点を一掃
することができるロータリ式耕耘装置のセンターケース
構造を提供することを目的として創案されたものであつ
て、センターケースを、入力軸が設けらる上側ケースと
ロータリ軸が設けられる下側ケースとで構成し、上側ケ
ースに常時固定される下側ケースを外すことで上側ケー
スに対して下側ケースを縦軸回りに回動自在にしてロー
タリ軸を左右反転可能に構成するにあたり、前記上側ケ
ース下面に筒状の嵌合突部を突設する一方、下側ケース
上端には、前記嵌合突部を縦軸回りに回動自在に内嵌す
るスペーサを一体的に固定し、かつ嵌合突部のスペーサ
より下方に突出する下端部外周にスペーサに係止して抜
止めをする抜止め部材を設けて、前記左右反転時に下側
ケースの脱落を規制する構成とすると共に、スペーサ内
周面と嵌合突部外周面とのあいだにオイルシールを設け
たことを特徴とするものである。
そして本考案は、この構成によつて、反転時に下側ケ
ースの脱落を確実に規制して、オイルこぼれを防止する
と共に、一人でも簡単に反転作業を行うことができるよ
うにしたものである。
[実施例] 次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
図面において、1はセンタードライブ式ロータリ耕耘装
置のセンターケースであって、該センターケース1は、
上部正面に突設される入力軸2がトラクタのPTO軸に連
結されることで動力を入力して、下部左右両側面から突
設されるロータリ軸3を駆動せしめるものであるが、入
力軸2からロータリ軸3に至る動力伝動は、センターケ
ース1内に上下方向に向いて回動自在に軸支される中間
軸4によつて成されるようになつている。即ち、中間軸
4は、上端部が図示しないベベルギア機構を介して入力
軸2と伝動連結され、また下端部に固着される駆動側ベ
ベルギア4aがロータリ軸3に固着される従動側ベベルギ
ア3aに噛合することで、入力軸2とロータリ軸3を連動
連結するようになつている。尚、前記ロータリ軸3は、
左右両突出軸部3bが基端部位で分離可能に構成されてお
り、そしてこの連結はボルト3cによつて成されている。
前記センターケース1は、上側ケース5と下側ケース
6とで形成される分割形であり、そして上側ケース5の
下端には鍔部5aが形成されるが、この鍔部5aの下面に
は、内周部に中間軸4の軸受7が固設される筒形状の嵌
合突部5bを突設されている。一方、8は下側ケース6の
上端に取付けられるスペーサであつて、該スペーサ8
は、その中央部に上側ケース5の嵌合突部5b外径と略同
型な嵌合孔8aが形成されており、ボルト9によつて下側
ケース6に一体的に固定されるものであるが、ボルト頭
が上面より突出しないようボルト固定部には凹部8bが形
成されている。そして、スペーサ8は、前記上側ケース
5の嵌合突部5bに上下摺動および回動自在に外嵌し、さ
らに嵌合突部5bの下端部外周に係着されるCピン10によ
つて抜け止めされるが、常時にボルト11により上側ケー
ス5に対して一体的に固定されており、これによつて上
下ケース5、6が一体固定されてセンターケース1を構
成するようになつている、またさらに、このものでは、
前記スペーサ8の内周部にOリング12を設けてセンター
ケース1内に注入されるオイルを気密的に封止してお
り、また、上側ケース5の鍔部5a及びスペーサ8に穿設
されるボルト11貫通用のボルト孔5c、8cの配列は、下側
ケース6を180°回転させても両ボルト孔5c、8cが一致
するよう回転中心点に対して点対称となつている。
一方、13はセンターケース1の底部に設けられるプロ
テクトカバーであつて、該プロテクトカバー13は、側面
視において下側ケース6の底面に沿うべく湾曲状に形成
されるものであるが、さらにその左右両側辺には係合片
13aが折曲形成されている。そしてプロテクトカバー13
は、係合片13aを下側ケース6の底部左右両側面に形成
されるガイド溝6aに挿通して、上端部をボルト14で固定
することで下側ケース6に一体的に固定されるようにな
つている。
また、15は前記ロータリ軸3に複数配設される耕耘爪
であつて、これら耕耘爪15の基端部は、ロータリ軸3に
突設される爪ホルダ3dにボルト3eによつて固定されてお
り、そして第5図に示す如く配設された爪ホルダ3dに所
定方向を向くべく取付けられて、それぞれが耕耘範囲A
〜Fを分担するようになつているが、ここで、耕耘範囲
Bを担当する耕耘爪15の爪ホルダ3dは、ロータリ軸3の
左右両端に形成されるフランジ部3fから離間するように
設けられている。つまり、フランジ部3fには、ロータリ
軸3を左右に延長する際に延長軸16のフランジ部16aを
ボルト固定するためのボルト孔3gが複数穿設されてお
り、そして耕耘範囲Aを担当する耕耘爪15の爪ホルダ3d
はこれらボルト孔3gを避けるべくフランジ部3fに固設さ
れるが、耕耘範囲Bを担当する耕耘爪15の爪ホルダ3d
は、ボルト孔3gの穿設位置に何ら規制されることがな
い。この結果、上記爪ホルダ3dをロータリ軸3の軸芯に
対して360°自由な位置に設けて爪配置を理想的なもの
とできることになる。
叙述の如く構成された本考案の実施例において、セン
ターケース1を組立てるには、まず予め中間軸4が組み
込まれた上側ケース5の嵌合突部5bにスペーサ8を外嵌
させてCピン10で抜止めする。次にスペーサ8と下側ケ
ース6をボルト9で固定するが、このときボルト9の締
付作業は、上側ケース5に邪魔されるので、凹部8bによ
りボルト頭が露出するケース側方から行う。そして最後
にボルト11で上側ケース5とスペーサ8を固定すればセ
ンターケース1が一体的に組立られることになる。ま
た、センターケース1においてロータリ軸3の回転方向
の切換えは、ロータリ軸3の突出軸部3bを取外した状態
でボルト11を外し、Cピン10により脱落規制された下側
ケース6を180°回転させるだけで簡単におこない得る
ことになる。
この様に、本考案が実施されたものであつては、ロー
タリ軸3の回転方向を正逆切換え可能に構成したもので
あるが、切換えの際180°変位せしめられる下側ケース
6は、その上面に取付けられるスペーサ8が上側ケース
5に対してCピン10によつて抜止め係止されることで脱
落が規制されている。従つて、切換えを行う際、下側ケ
ース6が脱落してセンターケース1内に封入される潤滑
オイルがこぼれてしまうような不具合を防止でき、従来
必要だつた反転前のオイル抜取り作業と反転後のオイル
供給作業とを行うことなく切換えることができる許り
か、反転作業中に下側ケース6を支えている必要がない
ので、一人でも簡単に切換えることができる。
さらにこのものでは、センターケース1の底面部にプ
ロテクトカバー13を設けているので、センターケース1
が圃場との接触により摩耗したり破損したりすることも
防止できる。従つて、長期に亘る使用においても、従来
の如く摩耗等によりセンターケース1を交換することな
く、プロテクトカバー13の交換で対処できることにな
る。また、プロテクトカバー13は、左右に形成される係
合片13aがセンターカバー1の底部側面を覆うように設
けられるので、横方向の力が働いても変形する惧れがな
い。
[作用効果] 以上要するに、本考案は叙述の如く構成されたもので
あるから、センターケースを上側ケースと下側ケースと
で構成し、常時は上側ケースに固定される下側ケースを
外して、上側ケースに対して縦軸回りに回動させてロー
タリ軸を反転可能としたときに、下側ケースに一体的に
設けられるスペーサに、上側ケース嵌合突部を設けた抜
止め部材が係止して左右反転時における下側ケースの脱
落が規制される。
従つて、ロータリ軸の反転切換え作業を、下側ケース
は上側ケースに抜止めされる状態でできることになり、
このことに、スペーサと上側ケース嵌合突部とのあいだ
にオイルシールがあることと相俟つて、ロータリ軸の反
転切換え作業が、下側ケースの脱落がなく、しかもセン
ターケース内のオイルがこぼれてしまうことがない状態
でできることなつて、従来必要だつた反転前のオイル抜
取りや反転後のオイル供給作業が不要となる許りか、反
転作業中に下側ケースを支えている必要がないので、一
人作業での切換えもできるとになる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係るロータリ式耕耘装置のセンターケ
ース構造の一実施例を示したものであつて、第1図はセ
ンターケースの側面図、第2図は同上正面断面図、第3
図はスペーサの平面図、第4図プロテクトカバーの斜視
図、第5図はロータリ軸の正面図、第6図は従来例を示
すロータリ軸の正面図、第7図は従来例において爪ホル
ダの取付け可能な位置を示すロータリ軸のX−X断面図
である。 図中、1はセンターケース、2は入力軸、3はロータリ
軸、5は上側ケース、6は下側ケース、8はスペーサ、
10はCピンである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】センターケースを、入力軸が設けられる上
    側ケースとロータリ軸が設けられる下側ケースとで構成
    し、上側ケースに常時固定される下側ケースを外すこと
    で上側ケースに対して下側ケースを縦軸回りに回動自在
    にしてロータリ軸を左右反転可能に構成するにあたり、
    前記上側ケース下面に筒状の嵌合突部を突設する一方、
    下側ケース上端には、前記嵌合突部を縦軸回りに回動自
    在に内嵌するスペーサを一体的に固定し、かつ嵌合突部
    のスペーサより下方に突出する下端部外周にスペーサに
    係止して抜止めをする抜止め部材を設けて、前記左右反
    転時に下側ケースの脱落を規制する構成とすると共に、
    スペーサ内周面と嵌合突部外周面とのあいだにオイルシ
    ールを設けたことを特徴とするロータリ式耕耘装置のセ
    ンターケース構造。
JP1988086548U 1988-06-29 1988-06-29 ロータリ式耕耘装置のセンターケース構造 Expired - Lifetime JPH084803Y2 (ja)

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JPH026402U JPH026402U (ja) 1990-01-17
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5002359A (en) * 1990-05-22 1991-03-26 W. L. Gore & Associates, Inc. Buffered insulated optical waveguide fiber cable
JP4525300B2 (ja) * 2004-10-29 2010-08-18 井関農機株式会社 歩行型耕耘機の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5345203U (ja) * 1976-09-22 1978-04-18
JPS5349687U (ja) * 1976-10-01 1978-04-26

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