JPH0847923A - 2液混合硬化性樹脂の注入機及び注入ミキサーノズル - Google Patents

2液混合硬化性樹脂の注入機及び注入ミキサーノズル

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JPH0847923A
JPH0847923A JP6204289A JP20428994A JPH0847923A JP H0847923 A JPH0847923 A JP H0847923A JP 6204289 A JP6204289 A JP 6204289A JP 20428994 A JP20428994 A JP 20428994A JP H0847923 A JPH0847923 A JP H0847923A
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    • B29B7/00Mixing; Kneading
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    • B29B7/802Constructions or methods for cleaning the mixing or kneading device
    • B29B7/803Cleaning of mixers of the gun type, stream-impigement type, mixing heads
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    • B29B7/74Mixing; Kneading using other mixers or combinations of mixers, e.g. of dissimilar mixers ; Plant
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    • B29B7/7605Mixers with stream-impingement mixing head having additional mixing arrangements

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 注入作業終了後における洗浄等の後処理を容
易にする。 【構成】 スタティック・ミキサー3のミキサーヘッド
に2薬液の供給パイプを接続したミキシングヘッドを接
離自在とすることによって、薬液の未混合部分における
流路断絶で放置可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スタティック・ミキサ
ーのアダプター或いはミキサーヘッドと2液供給パイプ
の接合手段を改新し、且つスタティック・ミキサーを自
動交換する様にした2液混合硬化性樹脂の注入機及び注
入ミキサーノズルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ミキサーパイプ内に右回りと左回
りの螺旋状エレメントを交互連結した様なエレメントを
内装固定したスタティック・ミキサーは種々な混合用途
に使用されており、2液が混合すると化学反応を起こし
て硬化する樹脂の混合押出機、樹脂注入機としても用途
開発が行われた。
【0003】かかる2液混合硬化性樹脂用のスタティッ
ク・ミキサーでミキサーパイプの先端に注入ノズルを開
口形成したものとしては、図11に示す様に、2薬液の
供給パイプa、a'を接続固定したアダプターbに、ミキ
サーパイプcを着脱自在に接続した注入ミキサーノズル
dが使用されていた。
【0004】かかる注入ミキサーノズルdの詳細構造と
しては、アダプターbの両側に2種類の薬液供給用で一
対の受入口e、e'を夫々穿設形成し、アダプターbの下
側に嵌合突起fを突出形成すると共に、該嵌合突起fの
下端に仕切板gを一体形成し、又仕切板gの両側位置に
開口する様に嵌合突起fの突出方向に一対の吐出口h、
h'を夫々穿設形成すると共に、受入口e、e'の大径孔と
吐出口h、h'の小径孔を横流路孔i、i'と縦流路孔j、
j'で連通していた。
【0005】かかる構造のアダプターbにおいて、受入
口e、e'に螺刻した螺子部k、k'にPTネジ等の螺合螺
子部l、l'を有する供給パイプa、a'を螺子接続すると
共に、供給パイプa、a'に設けた三方バルブm、m'に薬
液供給パイプn、n'及び洗浄液供給パイプo、o'を接続
している。
【0006】更に、アダプターbの嵌合突起fには、内
部にエレメントpを内装固定したミキサーパイプcの上
端に設けたパイプケーシングqを嵌合接続、螺子接続等
の手段で緊締固定しており、図示のものでは、嵌合突起
fの周囲におけるアダプターbの下方部に接続部材rを
一体形成し、該接続部材rに設けた垂直溝にパイプケー
シングqを差し込み、水平溝内で回転させてアダプター
bにミキサーパイプcを固定している。
【0007】そして、通常の使用方法としては、三方バ
ルブm、m'を操作して薬液供給パイプn、n'から受入口
e、e'に2種類の薬液を圧送し、横流路孔i、i'及び縦
流路孔j、j'を経由して嵌合突起fの先端面sに設けた
吐出口h、h'から吐出し、仕切板gの先端位置であるミ
キサーパイプcの基端側で2薬液は合流し、薬液供給パ
イプn、n'による薬液の圧送継続により合流薬液はエレ
メントp内を複雑に通過して、ミキサーパイプc内を先
端に向かって流れる。
【0008】かかる薬液のエレメントp通過に際して、
スタティック・ミキサーのエレメントpの作用である、
流れの分割作用、流れの反転作用、半径方向の混
合作用により、2薬液の混合が進行し、化学反応を起こ
して硬化開始し、注入ミキサーノズルdの先端より硬化
樹脂が押出されて容器内、成形機等に注入し、一連の硬
化性樹脂の供給作業が行われる。
【0009】かかる硬化性樹脂の注入作業完了後に、注
入ミキサーノズルdを放置すると、ミキサーパイプc及
び仕切板g周囲の薬液が完全固化するため、且つアダプ
ターbに供給パイプa、a'を堅固に固定しているため
に、比較的着脱容易個所である嵌合突起fからミキサー
パイプcのパイプケーシングqを取り外し、三方バルブ
m、m'を操作して吐出口h、h'から洗浄液を吐出して嵌
合突起f及び仕切板g等の清掃を行っていた。
【0010】その結果、ミキサーパイプcのアダプター
bからの離脱作業、嵌合突起f等の清掃作業を必要とす
ると共に、横流路孔i、i'及び縦流路孔j、j'等からの
薬液の漏れ、或いは洗浄液の流出で床面等の作業環境を
悪化させる欠点を有していた。
【0011】尚、注入ミキサーノズルdの洗浄作業にお
いて、ミキサーパイプcに対して洗浄液を供給してミキ
サーパイプc及びエレメントpを洗浄して再利用する場
合には、上記洗浄作業及び作業環境悪化の欠点は増大す
る。
【0012】又、上記した様に、2薬液のミキサーパイ
プc内への流通路は、アダプターbに穿設した受入口
e、e'、横流路孔i、i'、縦流路孔j、j'、吐出口h、
h'の順路で、又縦流路孔j、j'を穿設形成した嵌合突起
fにミキサーパイプcのパイプケーシングqが嵌合する
構造で、ミキサーパイプcの流路径が用途から決定され
るために、連結構造の嵌合突起fの外径も自ずと決ま
り、従って、嵌合突起fに穿設した2薬液の流路である
縦流路孔j、j'も自ずと流路径が限定される構造とな
る。
【0013】又、スタティック・ミキサーの作用として
は、上記した基本的な混合に関する3作用の他に、第4
番目の作用として、連続的な流れの分割、反転、転換に
より、軸方向には速度分布が発生せず、軸方向の流れの
変化が小さく、即ち、殆ど逆混合がなくピストン流れに
近い作用があり、又スタティック・ミキサーがミキシン
グ性能をフルに発揮するためには、正確な2薬液の定量
供給が必須要件であり、定量供給には定量ポンプの選
定、薬液の注入状況が関係する。
【0014】かかる定量供給に関して、供給される2種
類の薬液量は各種硬化性樹脂に応じて千差万別となり、
且つ逆流が少ないとしても、ミキサーパイプcへの流入
口では同一圧力で定量供給を必須とする。
【0015】しかしながら、嵌合突起fに穿設形成した
一対の縦流路孔j、j'が同一径であるので、定量ポンプ
から供給され縦流路孔j、j'を通過する薬液の流速、圧
力は変化させねばならず、上述した様に、縦流路孔j、
j'の口径が限定されるために、流量の多い方の薬液の圧
力増大を図らねばならない欠点を有していた。
【0016】更に、定量供給する定量ポンプを含む薬液
の供給流路系に関して、圧力流体の供給流路には脈動に
よる圧力変動が付きもので、必ず発生しており、従って
流体の圧力変動に対して流路径を変更出来ない場合、或
いは小径の場合には、圧力変動に対応することが困難と
なり、ミキサーパイプcに供給される2薬液の定流量確
保が崩れて化学反応による硬化が充分でなかったり、所
望の樹脂を得られない欠点を有していた。
【0017】次に、注入ミキサーノズルdを有する注入
機を成形機等に接続した場合に、ミキサーパイプc内で
は2液混合による硬化が行われているために、例えばミ
キサーパイプc内に硬化性樹脂が内面付着して機能低下
した時に、上述の供給パイプa、a'を接続したアダプタ
ーbを有するものでは、成形機等に対する汚濁防止を図
りつつ、ミキサーパイプcの着脱作業、アダプターbの
洗浄作業時間が必要であるために、成形機等の稼動停止
時間が長時間となる欠点を有していた。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、注入作業終
了後における洗浄等の後処理を容易にする様にした2液
混合硬化性樹脂の注入機及び注入ミキサーノズルを提供
せんとするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来技術
に基づく、2薬液の供給パイプを固定し混合薬液が付着
するアダプターの洗浄作業を必要とする課題に鑑み、ス
タティック・ミキサーのミキサーヘッドに2薬液の供給
パイプを接続したミキシングヘッドを接離自在とするこ
とによって、薬液の未混合部分における流路断絶で放置
可能とする。
【0020】又、洗浄時に薬液が滴下して作業環境を悪
化させる課題に鑑み、薬液の供給流路にサックバックバ
ルブを設けることによって、流路遮断時に薬液を吸引す
る様にして、上記課題を解決せんとしたものである。
【0021】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明
すると、1は本発明に係る2種類の薬液を混合し、化学
反応させて硬化する樹脂を成形機等に吐出供給するハン
ドガン形式の注入機であり、基体2の前方部にスタティ
ック・ミキサー3の装着部4を設けると共に、基体2の
後方部に定量供給機能を有するギヤーポンプ、プランジ
ャーポンプ、ダイヤフラムポンプ等の圧送ポンプを設け
た供給バルブ5、5aを設け、又基体2の下方部にスイッ
チを設置したハンド部6を設けている。
【0022】7は基体2の前方部に開設した装着開口部
であり、該装着開口部7は基体2の底板部8、側壁部9
、9a及び前方壁部10により上面開口状態で区割形成さ
れ、装着開口部7に面する基体2の前面壁部11には嵌合
溝12を有する姿勢保持壁面13を突出形成し、又前方壁部
10の上面側に嵌合凹部14を陥没形成している。
【0023】15、15a は注入機1の装着部4に設けた一
対対向状態のミキシングヘッドであり、装着開口部7を
形成する側壁部9 、9aに貫通孔16、16a を貫設すると共
に、該貫通孔16、16a 内にミキシングヘッド15、15a の
胴体部17、17a を進退自在に装着し、ミキシングヘッド
15、15a の対向する前端部に嵌合ヘッド金具18、18a
と、後端部に胴体部17、17a より大きな流路形成体19、
19a を夫々設けている。
【0024】又、胴体部17、17a を挿通する側壁部9 、
9aの貫通孔16、16a に一部拡径のバネ装着孔20、20a を
形成すると共に、流路形成体19、19a の装着部4対向方
向前面側にバネ装着孔20、20a に対向するバネ装着孔2
1、21a を形成し、両バネ装着孔20、20a 、21、21a 間
で胴体部17、17a の外周にスプリング22、22a を装着し
て、ミキシングヘッド15、15a を有する流路形成体19、
19a を外側に付勢して非装着、非作動状態と成してい
る。
【0025】そして、上記ミキシングヘッド15、15a の
胴体部17、17a 及び流路形成体19、19a には流路孔23、
23a を連通貫設形成すると共に、嵌合ヘッド金具18、18
a に流路孔24、24a を形成し、嵌合ヘッド金具18、18a
の前端部に先端縮径テーパー状の嵌合壁及び係止鍔部を
夫々形成し、又流路形成体19、19a に形成した流路孔2
3、23a の基端に取付部27、27a を設けると共に、流路
孔23、23a から分岐した吸引流路孔28、28a を流路形成
体19、19a の前端面側に貫設形成している。
【0026】29、29a は流路形成体19、19a の前端面側
に取付けたサックバックバルブであり、一対の厚手の板
状部材から成るバルブ箱31、31a に、吸引流路孔28、28
a を連通穿設すると共に、該吸引流路孔28、28a の中間
部に拡径の収納部33、33a を拡幅穿設形成している。
【0027】上記サックバックバルブ29、29a の吸引流
路孔28、28a にバルブ軸34、34a を進退自在に配置する
と共に、収納部33、33a 内に位置するバルブ軸34、34a
に係止鍔部35、35a を突出形成し、収納部33、33a 内で
バルブ軸34、34a にスプリング36、36a を外装して、バ
ルブ軸34、34a を前面側に付勢すると共に、該バルブ軸
34、34a 先端のバルブヘッド37、37a をサックバックバ
ルブ29、29a から前面側に突出させている。
【0028】40はスタティック・ミキサー3のミキサー
パイプであり、図5に示す様に、ミキサーパイプ40の基
端には注入機1の装着部4に嵌合させる直方体状のミキ
サーヘッド41を一体化し、又ミキサーパイプ40の中間部
にはスタティック・ミキサー3の機能を発生する螺旋状
等のエレメント42を内装固定し、又先端部には吐出ノズ
ル部43を開口形成している。
【0029】上記ミキサーヘッド41の対向する平坦な両
側面41a 、41b には2個の受入口44、44a を夫々開口形
成し、該受入口44、44a の先端を、ミキサーパイプ40上
部に連通しミキサーヘッド41内に穿設形成した上部流路
孔45に臨ませると共に、該上部流路孔45を仕切板47で区
割している。
【0030】又、ミキサーヘッド41に開口形成した受入
口44、44a の形状は、ミキサーヘッド41の外側面が大径
で、上部流路孔45に向けて小径となるテーパー面と成
し、かかるテーパー状の受入口44、44a に同様形状で薬
液を供給するミキシングヘッド15、15a が嵌合する様に
成している。
【0031】尚、2個の受入口44、44a はミキサーヘッ
ド41の両側面41a 、41b に開口形成したが、かかる開口
位置は対向両側面41a 、41b 以外の面に形成しても良
く、即ち、ミキサーパイプ40、上部流路孔45及び受入口
44、44a の連通関係が維持出来て、仕切板47で2個の受
入口44、44a を区割出来る構成であれば良く、この場合
に注入機1におけるミキシングヘッド15、15a の位置も
変更し、又ミキシングヘッド15、15a と受入口44、44a
はテーパー状と成したが、かかる形状でなくても、両者
が嵌合可能であれば、如何なる形状でも良い。
【0032】又、ミキサーヘッド41の上面41c には、上
部流路孔45に嵌合する仕切板47の方向を示す指示板48を
突出形成し、かかるスタティック・ミキサー3の指示板
48は注入機1における姿勢保持壁面13の嵌合溝12に嵌合
する様に成し、又図7に示す様に、ミキサーヘッド41の
前面にはアリ溝状の案内溝49を形成し、かかる案内溝49
は後述するスタティック・ミキサー3の自動交換形式の
ものに使用する。
【0033】又、図6に示すスタティック・ミキサー3
の第2実施例においては、ミキサーヘッド41の両側面41
a 、41b を円弧状と成すと共に、上面41c に指示板48を
設けておらず、図5に示す第1実施例のスタティック・
ミキサー3を注入機1の装着部4に取付ける状態として
は、ミキサーヘッド41の後面41d を装着開口部7の底板
部8上に載置すると共に、ミキサーヘッド41の上下面41
c 、41e を装着開口部7の前方壁部10と姿勢保持壁面13
の間に嵌合させ、且つ姿勢保持壁面13の嵌合溝12にスタ
ティック・ミキサー3の指示板48を嵌合して注入機1に
スタティック・ミキサー3を装着している。
【0034】他方、図6に示す第2実施例のスタティッ
ク・ミキサー3を注入機1の装着部4に取付ける状態と
しては、仮にミキサーヘッド41の円弧面である両側面41
a 、41b を装着開口部7の底板部8上に載置した場合に
は、載置状態が安定せず、自然に装着開口部7の底板部
8上にミキサーヘッド41の平坦面である前面41f 又は後
面41d を載置し、その余は第1実施例のものと同様に行
って、スタティック・ミキサー3を注入機1に装着して
いる。
【0035】60は注入機1の起動セット部材であり、注
入機1の基体2に設けた枢軸61に起動セット部材60の基
端を回動自在に装着し、又起動セット部材60は注入機1
の上面側を閉塞する蓋体部62を一体形成すると共に、該
蓋体部62に延出して閉塞枠63、63a 、63b を一体形成し
ている。
【0036】又、前面の閉塞枠63の内方側にはサックバ
ックバルブ29、29a のバルブヘッド37、37a を押圧後退
させる押圧部64、64a を固定し、バルブヘッド37、37a
を外方側に付勢するスプリング36、36a とワンセットと
成ってバルブ作動部66と成し、又側面の閉塞枠63a 、63
b の下端部には、下方に向かって拡がるテーパー状の押
圧壁65、65a を固定し、該押圧壁65、65a は流路形成体
19、19a を内方側に押圧前進させる様に成し、流路形成
体19、19a を外方側に付勢するスプリング22、22a とワ
ンセットと成って流路形成体19、19a の進退機構部67と
成している。
【0037】又、注入機1の供給バルブ5 、5aと流路形
成体19、19a に設けた薬液供給口である取付部27、27a
とは、接続パイプ71、71a で連通接続し、又一対の供給
バルブ5 、5aの夫々には薬液供給パイプ72、72a と、供
給バルブ5 、5aを開閉作動する圧縮空気供給パイプ73、
73a を夫々接続し、供給バルブ5 、5aの圧送ポンプで薬
液を接続パイプ71、71a へ送出する様に成している。
【0038】次に、半硬化状態となりスタティック・ミ
キサー3から供給される硬化性樹脂の使用用途として
は、例えば、ポッティングと称され、トランス、クラッ
チ又は小瓶等に樹脂又は樹脂性化粧品を一定量充填する
充填用途、シーリングと称され、カバーの周囲や狭い隙
間をシールする封止用途、コーティングと称され、IC
チップの保護のために、基板又はICチップ上に樹脂を
コーティングする塗布用途、インジェクションと称さ
れ、金型に流し込んだり、注入する注型用途、アドヒィ
シブと称され、2物品の接着用途、或いはドッティング
と称され、板材、ボルト等に1滴ずつ滴下してロックや
マーキングする点滴用途等に使用される。
【0039】又、上記各用途に対する硬化性樹脂の種類
は千差万別であると共に、使用目的に応じたポットライ
フと称される可使時間により、2薬液の種類は選定さ
れ、本発明に係る2液混合硬化性樹脂の注入機及び注入
ミキサーノズルにおいては、2薬液を混合して、半硬化
状態でスタティック・ミキサー3の吐出ノズル部43より
硬化性樹脂が吐出されるものであれば、如何なる用途、
薬液にも適用出来、上記に例示したもの以外にも使用出
来ることは勿論である。
【0040】次に本発明に係る2液混合硬化性樹脂の注
入機及び注入ミキサーノズルの作用について説明する
と、先ず、注入機1の装着部4にスタティック・ミキサ
ー3を装着し、起動セット部材60を揺動させると、側面
の閉塞枠63a 、63b に設けた押圧壁65、65a はスプリン
グ22、22a に抗して流路形成体19、19a を中心方向であ
る装着部4側にスライド移動させると共に、前面の閉塞
枠63に設けた押圧部64、64a はスプリング36、36a に抗
してサックバックバルブ29、29a のバルブ軸34、34a を
押し込む。
【0041】上記流路形成体19、19a のスライド移動に
応じて、該流路形成体19、19a に設けたミキシングヘッ
ド15、15a はスタティック・ミキサー3におけるミキサ
ーヘッド41の受入口44、44a 内に嵌合し、又サックバッ
クバルブ29、29a のバルブ軸34、34a の押し込みによ
り、吸引流路孔28、28a 内にバルブ軸34、34a が所定量
進入してサックバックバルブ29、29a は非作動状態とな
り、注入機1は起動状態となる。
【0042】そこで、供給バルブ5 、5aをスイッチ等で
作動させて、流路形成体19、19a の流路孔23、23a 等を
通過してミキサーヘッド41の受入口44、44a に2種類の
薬液が圧力状態で夫々供給され、ミキサーヘッド41の仕
切板47で区割された上部流路孔45を通過してミキサーパ
イプ40の基端近辺で合流し、続く薬液の供給継続によ
り、合流した薬液はミキサーパイプ40内のエレメント42
に沿って吐出ノズル部43方向に移動し、かかるミキサー
パイプ40内での移動により薬液は徐々に混合され、化学
反応を発生して硬化開始し、吐出ノズル部43よりポット
ライフ(可使時間)に応じた硬化度の硬化性樹脂が吐出
され、種々の用途に使用する。
【0043】そして、硬化性樹脂の吐出終了時に、起動
セット部材60を揺動させると、閉塞枠63a 、63b で押圧
保持されていた流路形成体19、19a はスプリング22、22
a の弾発力で外方にスライド移動して、ミキシングヘッ
ド15、15a はミキサーヘッド41の受入口44、44a から離
脱し、又閉塞枠63で押圧されていたサックバックバルブ
29、29a のバルブ軸34、34a が後退移動し、吸引流路孔
28、28a 内に位置していたバルブ軸34、34a の後退量に
応じて、吸引流路孔28、28a 内に吸引力が発生し、ミキ
シングヘッド15、15a 内の薬液をバルブ軸34、34a の後
退空間部に吸引する。
【0044】そして、スタティック・ミキサー3を注入
機1から取り外して廃棄し、新規なスタティック・ミキ
サー3を注入機1に装着して再起動状態の事前セッティ
ングを行う。
【0045】次に注入ミキサーノズルを自動交換する2
液混合硬化性樹脂の注入機の一実施例を図面に基づいて
説明すると、80はスタティック・ミキサー3、3a…を自
動交換自在な注入機であり、主機台81の水平基台81a に
注入機80の基体2を取付けると共に、注入機80の後方側
に交換機台83を設置し、該交換機台83の垂直基台83a に
注入機80に対して進退自在な交換アーム85を取付けると
共に、交換機台83の水平基台83b に交換用スタティック
・ミキサー3、3a…の保管部86を設けて、ミキサー交換
機87と成している。
【0046】そして、ミキサー交換機87の設置以外に関
して、ハンドガン形式の注入機1とスタティック・ミキ
サー3、3a…を自動交換する形式の注入機80自体の構成
において相違する部分について、以下説明する。
【0047】基体2に対して一対の取付体88、88a を案
内部89に沿ってスライド自在に取付けると共に、エアー
チャック90でスライド移動させる構成と成し、又取付体
88、88a に一体固定した流路形成体19、19a にスタティ
ック・ミキサー3、3a…の装着部4に対向する様に一対
の流路孔23、23a を設け、該流路孔23、23a の装着部4
側に嵌合ヘッド金具18、18a を取付けている。
【0048】又、流路孔23、23a における装着部4の反
対側にサックバックバルブ29、29aを取付け、又流路孔2
3、23a の中間部に供給バルブ5 、5aと連通する薬液供
給口である取付部27、27a を開設し、流路孔23、23a の
薬液供給口より後方側を吸引流路孔28、28a と成すと共
に、該吸引流路孔28、28a にサックバックバルブ29、29
a のバルブ軸34、34a の先端を進退自在に嵌入させてい
る。
【0049】尚、サックバックバルブ29、29a の作動機
構は図示していないが、ハンドガン形式の注入機1と同
様に取付体88、88a と連動する構成、或いは別々の作動
源を設け、後述する制御方式で作動させる様にしてい
る。
【0050】次に、ミキサー交換機87の構成について説
明すると、100 はスタティック・ミキサー3、3a…の保
管部86における供給部であり、交換機台83の水平基台83
b 先端鉛直方向に4角状の案内筒体101 を固設し、該案
内筒体101 の前面壁体102 の内面にはスタティック・ミ
キサー3、3a…のミキサーヘッド41に設けた案内溝49を
遊嵌する案内突部103 を突設している。
【0051】又、案内筒体101 の下端方における前面壁
体102 は、蝶番等の揺動連結部材104 を介して前方側へ
上昇揺動自在と成し、又案内筒体101 の上方部における
前面壁体102 に進退孔105 を穿設し、水平基台83b の先
端に設けたシリンダー106 のロッド107 の先端に支承ア
ーム108 を設けると共に、該支承アーム108 を進退孔10
5 内を貫通して案内筒体101 内に突出進退自在と成して
いる。
【0052】尚、支承アーム108 の先端形状はスタティ
ック・ミキサー3、3a…のミキサーパイプ40に遊嵌する
と共に、ミキサーヘッド41の下端を支承する一対のアー
ム部材109 、109a(一方図示せず)より成している。
【0053】110 は交換機台83の上部に設けた補給待機
部であり、交換機台83の垂直基台83a 頂端に案内筒体10
1 に向かって下方傾斜する案内板111 を設置し、該案内
板111 上に多数のスタティック・ミキサー3、3a…を載
置し、順次案内筒体101 に向かって移動自在と成してい
る。
【0054】112 は垂直基台83a に取付けた交換アーム
85進退用のシリンダーであり、該シリンダー112 のロッ
ド113 の先端にアーム基板114 を取付け、該アーム基板
114に設けた枢軸(図示せず)に一対のアーム部材116
、116aをシリンダー又はスプリング等の作動により所
定角度拡縮自在と成し、かかるアーム部材116 、116aで
スタティック・ミキサー3、3a…のミキサーヘッド41の
下面41e を支承する様に成している。
【0055】又、供給バルブ5 、5aと流路孔23、23a を
連結する接続パイプ71、71a には圧力流体の圧力検出セ
ンサー118 、118aを設け、該圧力検出センサー118 、11
8aの作動で供給バルブ5 、5a、注入機80、交換アーム85
等を作動させる様に成している。
【0056】次に本発明に係る注入ミキサーノズルを自
動交換する2液混合硬化性樹脂の注入機の作用について
説明すると、エアーチャック90の作動でスタティック・
ミキサー3、3a…のミキサーヘッド41に流路形成体19、
19a に設けたミキシングヘッド15、15a を圧着して、2
薬液の流路を確保し、硬化性樹脂の吐出をスタティック
・ミキサー3、3a…の吐出ノズル部43から行い、ミキサ
ーパイプ40内では所定状態の硬化開始により、2薬液を
供給する接続パイプ71、71a 内の圧力も所定範囲とな
る。
【0057】しかしながら、成形機等への硬化性樹脂の
供給継続により、ミキサーパイプ40内に硬化性樹脂が付
着して抵抗が増大すると、接続パイプ71、71a 内の2薬
液の圧力も上昇し、交換設定圧力を超過した場合に、圧
力検出センサー118 、118aの当該状態の検出により、注
入機80にセットされているスタティック・ミキサー3、
3a…の交換を開始する。
【0058】そこで、案内筒体101 の上方部に1体のス
タティック・ミキサー3、3a…を保持している状態と成
せば、シリンダー112 の作動により未保持状態の交換ア
ーム85を注入機80の方向へ進行させ、案内筒体101 の下
方部を通過した交換アーム85は注入機80のスタティック
・ミキサー3、3a…に到達した後、使用済で交換すべき
スタティック・ミキサー3、3a…を保持する。
【0059】そして、注入機80におけるエアーチャック
90の作動解除により、流路形成体19、19a のミキシング
ヘッド15、15a はスタティック・ミキサー3、3a…のミ
キサーヘッド41から離脱し、使用済のスタティック・ミ
キサー3、3a…の下面41e は交換アーム85だけで支承さ
れ、交換アーム85の後退により注入機80からスタティッ
ク・ミキサー3、3a…を離脱させ、交換アーム85の後退
継続によりスタティック・ミキサー3、3a…のミキサー
ヘッド41は案内筒体101 の下端に衝突してアーム部材11
6 、116aから離脱落下する。
【0060】次に、交換アーム85は後退継続して原位置
に復帰し、案内筒体101 上方部のシリンダー106 を後退
させると、案内筒体101 上部のスタティック・ミキサー
3、3a…は降下して交換アーム85で保持され、補給待機
部110 に配置されたスタティック・ミキサー3、3a…は
傾斜降下して最下部のスタティック・ミキサー3、3a…
は案内筒体101 内上方部に落下し、シリンダー106 の作
動で当該位置のスタティック・ミキサー3、3a…は案内
筒体101 上方部に支承アーム108 で保持される。
【0061】一方、交換アーム85に支承された案内筒体
101 下方部のスタティック・ミキサー3、3a…は、シリ
ンダー112 の作動により前進し、案内筒体101 の前面壁
体102 下方部を揺動押圧して更に前進し、注入機80の下
方部に到達した後、注入機80でスタティック・ミキサー
3、3a…を保持し、硬化性樹脂の供給可能状態となり、
交換アーム85は後退し、案内筒体101 上方部に1体のス
タティック・ミキサー3、3a…を有した待機状態に復帰
する。
【0062】尚、使用済のスタティック・ミキサー3、
3a…を交換する時期の判定手段として、2薬液を供給す
る接続パイプ71、71a 内の圧力検出で行ったが、硬化性
樹脂の吐出回数その他の判定手段でも良い。
【0063】
【発明の効果】要するに本発明は、注入機1、80の基体
2にスタティック・ミキサー3の装着部4を設け、ミキ
シングヘッド15、15a を有する一対の流路形成体19、19
a を基体2に移動自在に装着したので、流路形成体19、
19a の進退動作でスタティック・ミキサー3のミキサー
ヘッド41にミキシングヘッド15、15a を接離出来るた
め、2薬液の供給流路遮断個所を混合、化学反応、硬化
前と成すことにより、2種類の薬液は変化せず、ミキシ
ングヘッド15、15a を有する流路形成体19、19a 等の作
業終了後の洗浄を不要にすることが出来、又装着部4に
ミキシングヘッド15、15a を進退させる進退機構部67を
設けたので、注入機1に対するスタティック・ミキサー
3の着脱に際して、流路形成体19、19a の進退作動だけ
で、スタティック・ミキサー3の着脱作業を容易に行う
ことが出来る。
【0064】又、基体2に進退自在に装着した一対の流
路形成体19、19a は装着部4に対向状態で装着したの
で、2個のミキシングヘッド15、15a が同一線上で対向
方向に移動するため、注入機1に対するスタティック・
ミキサー3を装着するに際して、機構的に簡易となると
共に、二次元、三次元方向からの操作力がなくて、ミキ
サーヘッド41の損傷を防止することが出来、又ミキシン
グヘッド15、15a は先端縮径のテーパー状と成したの
で、ミキシングヘッド15、15a とミキサーヘッド41の水
密状態を向上出来ると共に、同一線上における移動方向
により、仮に両者間に位置ズレがあったとしても修正し
ながら嵌合出来、従ってスタティック・ミキサー3のミ
キサーヘッド41に対する接続状態を良好にすることが出
来る。
【0065】又、流路形成体19、19a にサックバックバ
ルブ29、29a を設けると共に、該サックバックバルブ2
9、29a のバルブ作動部66を設けたので、スタティック
・ミキサー3のミキサーヘッド41と注入機1のミキシン
グヘッド15、15a の分離時に、薬液の供給流路である流
路形成体19、19a の流路孔23、23a に、サックバックバ
ルブ29、29a の吸引流路孔28、28a を介して吸引力を作
用させることが出来、従ってミキシングヘッド15、15a
に滞溜した薬液を吸引して、その先端からの薬液滴下を
防止することが出来る。
【0066】又、流路形成体19、19a を外方に付勢する
スプリング22、22a を取付けたので、流路遮断時にスプ
リング22、22a の応力で簡易にミキサーヘッド41とミキ
シングヘッド15、15a を分離することが出来、又サック
バックバルブ29、29a にスプリング36、36a を設けてバ
ルブ軸34、34a の先端をバルブ箱31、31a から突出させ
たので、作業終了時にスプリング36、36a を開放するだ
けでサックバックバルブ29、29a の機能発生を容易に設
定することが出来、又基体2に揺動自在に装着した起動
セット部材60に流路形成体19、19a を押圧する押圧壁6
5、65a を設けたので、起動セット部材60の揺動動作で
流路形成体19、19a をスプリング22、22aに抗して装着
部4側に移動させる簡単な動作で、注入機1に対するス
タティック・ミキサー3のセットを完了することが出来
ると共に、起動セット部材60にバルブ軸34、34a を押圧
する押圧部64、64a を設けたので、上述の起動セット部
材60の揺動作業で注入機1の非起動状態にリセットする
時に、サックバックバルブ29、29a を同時に作動させる
ことが出来る。
【0067】又、エレメント42を内装したミキサーパイ
プ40にミキサーヘッド41を固定し、該ミキサーヘッド41
の2面に2個の受入口44、44a を設け、ミキサーパイプ
40と受入口44、44a 間に仕切板47で区画された上部流路
孔45を穿設形成したので、注入機1、80にスタティック
・ミキサー3をセットする際に、スタティック・ミキサ
ー3のミキサーヘッド41に設けた受入口44、44a に注入
機1、80のミキシングヘッド15、15a を容易にセットす
ることが出来、又スタティック・ミキサー3自体として
は作業終了後に簡易に取り外し可能で廃棄処分すること
により、洗浄作業を不要にすることが出来、又受入口4
4、44a はミキサーパイプ40への上部流路孔45に面して
いるために、薬液流路径の制約を受けず流量等の制御を
容易に行うことが出来る。
【0068】又、ミキサーヘッド41の対向側面に2個の
受入口44、44a を設けると共に、該受入口44、44a を奥
行き縮径テーパー状と成したので、請求項2の注入機
1、80と同様の効果を有し、スタティック・ミキサー3
自体としては対象形状となって、取付け時の取扱性が向
上し、更にデザイン的にスッキリしたものとなり、又製
造時における脱型も容易と成すことが出来る。
【0069】又、請求項1、2、3又は4の注入機1、
80に注入ミキサーノズルを装着するに際して、注入機
1、80に設けた姿勢保持壁面13に嵌合溝12を設けると共
に、注入ミキサーノズルのミキサーヘッド41に指示板48
を設け、嵌合溝12に指示板48を嵌合させて、注入機1、
80にスタティック・ミキサー3を取付けたので、ミキシ
ングヘッド15、15a が進行嵌合する時に、ミキサーヘッ
ド41の位置が規制されているために、ミキサーヘッド41
にミキシングヘッド15、15a を確実に嵌合することが出
来、又ミキサーヘッド41の側面41a 、41b を円弧面と成
して、注入機1、80にスタティック・ミキサー3を取付
けたので、スタティック・ミキサー3を注入機1、80の
装着部4にセットする際に、円弧面を装着開口部7の底
板部8上に載置不可能で、ミキシングヘッド15、15a の
進退線上に、円弧面に形成した受入口44、44a を指向さ
せて、上記と同様に確実な装着を行うことが出来る。
【0070】又、注入機80にスタティック・ミキサー
3、3a…の装着部4を設けると共に、スタティック・ミ
キサー3、3a…のミキサーヘッド41の受入口44、44a に
対し、2薬液を供給するミキシングヘッド15、15a を接
離自在に設けたので、硬化性樹脂の注入作業終了時に、
注入機80からスタティック・ミキサー3、3a…を離脱さ
せることが出来るため、スタティック・ミキサー3、3a
…を廃棄処分として洗浄作業を不要にすることが出来、
又注入機80に隣接して交換アーム85及びスタティック・
ミキサー3、3a…の保管部86を設置すると共に、交換ア
ーム85を注入機80と保管部86間で移動自在と成し、保管
部86に少なくとも1体のスタティック・ミキサー3、3a
…を保持すると共に交換アーム85及び注入機80に移載自
在とする様に成したので、スタティック・ミキサー3、
3a…の混合能力等の機能低下時に、交換アーム85の進退
で注入機80に対するスタティック・ミキサー3、3a…の
脱着作業を自動化することが出来、従って、洗浄作業の
不要化と相俟って注入機80の停止時間を短縮することが
出来る。
【0071】又、供給される2薬液の圧力を検知して交
換アーム85と保管部86から成るミキサー交換機87を作動
させる様にしたので、スタティック・ミキサー3、3a…
を交換すべき時期の判定を最も合理的に決定することが
出来る等その実用的効果甚だ大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るハンドガン形式の2液混合硬化性
樹脂の注入機の一部断面平面図である。
【図2】非作動時の図1の注入機の一部断面平面図であ
る。
【図3】図1の側面図である。
【図4】図1の一部断面正面図である。
【図5】注入ミキサーノズルの断面図である。
【図6】他の実施例である注入ミキサーノズルの平面図
及び断面図である。
【図7】注入ミキサーノズルを自動交換する2液混合硬
化性樹脂の注入機の側面図である。
【図8】図7の正面図である。
【図9】交換アームの平面図である。
【図10】センサーを配備した注入機全体の正面図であ
る。
【図11】従来の注入ミキサーノズルの断面図である。
【符号の説明】
1 注入機 2 基体 3、3a… スタティック・ミキサー 4 装着部 12 嵌合溝 13 姿勢保持壁面 15、15a ミキシングヘッド 19、19a 流路形成体 22、22a スプリング 29、29a サックバックバルブ 31、31a バルブ箱 34、34a バルブ軸 36、36a スプリング 40 ミキサーパイプ 41 ミキサーヘッド 42 エレメント 44、44a 受入口 45 上部流路孔 47 仕切板 48 指示板 60 起動セット部材 64、64a 押圧部 65、65a 押圧壁 66 バルブ作動部 67 進退機構部 80 注入機 85 交換アーム 86 保管部 87 ミキサー交換機

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 注入機の基体にスタティック・ミキサー
    の装着部を設け、ミキシングヘッドを有する一対の流路
    形成体を基体に移動自在に装着し、又装着部にミキシン
    グヘッドを進退させる進退機構部を設けたことを特徴と
    する2液混合硬化性樹脂の注入機。
  2. 【請求項2】 基体に進退自在に装着した一対の流路形
    成体は装着部に対向状態で装着し、又ミキシングヘッド
    は先端縮径のテーパー状と成したことを特徴とする請求
    項1の2液混合硬化性樹脂の注入機。
  3. 【請求項3】 流路形成体にサックバックバルブを設け
    ると共に、該サックバックバルブのバルブ作動部を設け
    たことを特徴とする請求項1又は2の2液混合硬化性樹
    脂の注入機。
  4. 【請求項4】 流路形成体を外方に付勢するスプリング
    を取付け、又サックバックバルブにスプリングを設けて
    バルブ軸の先端をバルブ箱から突出させ、一方基体に揺
    動自在に装着した起動セット部材に流路形成体を押圧す
    る押圧壁及びバルブ軸を押圧する押圧部を設けたことを
    特徴とする請求項3の2液混合硬化性樹脂の注入機。
  5. 【請求項5】 エレメントを内装したミキサーパイプに
    ミキサーヘッドを固定し、該ミキサーヘッドの2面に2
    個の受入口を設け、ミキサーパイプと受入口間に仕切板
    で区画された上部流路孔を穿設形成したことを特徴とす
    る2液混合硬化性樹脂の注入ミキサーノズル。
  6. 【請求項6】 ミキサーヘッドの対向側面に2個の受入
    口を設けると共に、該受入口を奥行き縮径テーパー状と
    成したことを特徴とする請求項5の2液混合硬化性樹脂
    の注入ミキサーノズル。
  7. 【請求項7】 請求項1、2、3又は4の注入機に注入
    ミキサーノズルを装着するに際して、注入機に設けた姿
    勢保持壁面に嵌合溝を設けると共に、注入ミキサーノズ
    ルのミキサーヘッドに指示板を設け、嵌合溝に指示板を
    嵌合させるか、或いはミキサーヘッドの側面を円弧面と
    成す様にしたことを特徴とする2液混合硬化性樹脂の注
    入機。
  8. 【請求項8】 注入機にスタティック・ミキサーの装着
    部を設けると共に、スタティック・ミキサーのミキサー
    ヘッドの受入口に対し、2薬液を供給するミキシングヘ
    ッドを接離自在に設け、又注入機に隣接して交換アーム
    及びスタティック・ミキサーの保管部を設置すると共
    に、交換アームを注入機と保管部間で移動自在と成し、
    保管部に少なくとも1体のスタティック・ミキサーを保
    持すると共に交換アーム及び注入機に移載自在とする様
    に成したことを特徴とする2液混合硬化性樹脂の注入
    機。
  9. 【請求項9】 供給される2薬液の圧力を検知して交換
    アームと保管部から成るミキサー交換機を作動させる様
    にしたことを特徴とする請求項8の2液混合硬化性樹脂
    の注入機。
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