JPH0847679A - 焼却灰の密閉固体化処理方法 - Google Patents
焼却灰の密閉固体化処理方法Info
- Publication number
- JPH0847679A JPH0847679A JP6213124A JP21312494A JPH0847679A JP H0847679 A JPH0847679 A JP H0847679A JP 6213124 A JP6213124 A JP 6213124A JP 21312494 A JP21312494 A JP 21312494A JP H0847679 A JPH0847679 A JP H0847679A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- incineration ash
- container
- reinforced concrete
- ash
- sealing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】各種焼却灰の廃棄処分によって含有有害物質の
溶出、流出で発生する環境破壊の防止を目的とする処理
方法。 【構成】焼却灰を凝固材と混成して不通気性の容器に固
化密閉する処理方法と、密閉した容器を鉄筋コンクリー
トで被覆する固体処理方法とで構成する。
溶出、流出で発生する環境破壊の防止を目的とする処理
方法。 【構成】焼却灰を凝固材と混成して不通気性の容器に固
化密閉する処理方法と、密閉した容器を鉄筋コンクリー
トで被覆する固体処理方法とで構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、有害物質を含有する焼
却灰を、不通気性物質の容器内に凝固密閉し密閉容器を
鉄筋コンクリートで被覆固体化する処理方法で、処理し
た焼却灰の固体ブロックは有害物質を完全に隔離するた
め、投棄後の環境破壊の防止と建築資材材としての再利
用が可能である。従って、廃棄物の焼却処理及び土木、
建築の分野に有用である。
却灰を、不通気性物質の容器内に凝固密閉し密閉容器を
鉄筋コンクリートで被覆固体化する処理方法で、処理し
た焼却灰の固体ブロックは有害物質を完全に隔離するた
め、投棄後の環境破壊の防止と建築資材材としての再利
用が可能である。従って、廃棄物の焼却処理及び土木、
建築の分野に有用である。
【0002】
【従来の技術】低レベル放射能物質の焼却灰は、セメン
トと混成しドラム缶内に封入して固形化する処理方法。
一般廃棄物の焼却灰は、地中に凹状の不浸透性のシート
を布設して、焼却灰と土、又は他の投棄物とを交互に埋
没する処理方法で廃棄が実施されている。低レベル放射
能物質の焼却灰を固形化する処理は、経年後、ドラム缶
の腐食による有害物質の溶出。一般廃棄物の焼却灰を埋
没する処理は、埋没後、シートが破損したとき、又はシ
ート内に自然蓄積される水が許容量を超えたときに、水
に溶融した有害物質の流出が発生する。有害物質の溶
出、流出は、焼却灰処理後に処分地で発生する環境破壊
が経験的に実証している。
トと混成しドラム缶内に封入して固形化する処理方法。
一般廃棄物の焼却灰は、地中に凹状の不浸透性のシート
を布設して、焼却灰と土、又は他の投棄物とを交互に埋
没する処理方法で廃棄が実施されている。低レベル放射
能物質の焼却灰を固形化する処理は、経年後、ドラム缶
の腐食による有害物質の溶出。一般廃棄物の焼却灰を埋
没する処理は、埋没後、シートが破損したとき、又はシ
ート内に自然蓄積される水が許容量を超えたときに、水
に溶融した有害物質の流出が発生する。有害物質の溶
出、流出は、焼却灰処理後に処分地で発生する環境破壊
が経験的に実証している。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】本発明は、前記各
種焼却灰の処理後に発生する有害物質の溶出、流出によ
る環境破壊防止の課題を解決するため、焼却灰の密閉固
体化処理方法を提供する。
種焼却灰の処理後に発生する有害物質の溶出、流出によ
る環境破壊防止の課題を解決するため、焼却灰の密閉固
体化処理方法を提供する。
【0004】
本発明による焼却灰の密閉固体化処理方法 1), 図1に示す、不通気性物質の容器に焼却灰と凝
固材を混成、注入密閉して固形化する。 2), 図2に示す、焼却灰を密閉固形化した容器を鉄
筋コンクリートで被覆して固体化する。
固材を混成、注入密閉して固形化する。 2), 図2に示す、焼却灰を密閉固形化した容器を鉄
筋コンクリートで被覆して固体化する。
【0005】
【作用】焼却灰の密閉容器を被覆した鉄筋コンクリート
の固体ブロックは、地中に埋没処理しても水の浸透がな
いため、含有有害物質の外部への溶出がなく汚染による
環境破壊を阻止する。又、固体ブロックの堅固な特性か
ら土木、建築資材として作用する。
の固体ブロックは、地中に埋没処理しても水の浸透がな
いため、含有有害物質の外部への溶出がなく汚染による
環境破壊を阻止する。又、固体ブロックの堅固な特性か
ら土木、建築資材として作用する。
【0006】
【実施例】鉄筋コンクリートの固体ブロックを地中に埋
没処理しても、腐食や自壊作用はなく、人為的、又は天
変地変による破壊作用がなければ、処理時の状態を半永
久に保持する。建築資材に使用した場合、鉄筋コンクリ
ートの大気中での自然風化による自壊作用の進行は、1
年間に1mmで、厚さ5cmの鉄筋コンクリートで被覆
すると50年の耐用があり、構造物の外面補修の実施に
よって耐用年数は延長され、補修の継続により構築時の
状態は無限に保持される。焼却灰の密閉容器に、ポリエ
チレンの素材を使用すると、鉄筋コンクリートが50年
目に自然風化で自壊、容器が露出してもポリエチレン容
器は永久に侵食されない素材で、固体ブロックを野外に
放置しても有害物質の溶出がなく汚染源とならない。。
没処理しても、腐食や自壊作用はなく、人為的、又は天
変地変による破壊作用がなければ、処理時の状態を半永
久に保持する。建築資材に使用した場合、鉄筋コンクリ
ートの大気中での自然風化による自壊作用の進行は、1
年間に1mmで、厚さ5cmの鉄筋コンクリートで被覆
すると50年の耐用があり、構造物の外面補修の実施に
よって耐用年数は延長され、補修の継続により構築時の
状態は無限に保持される。焼却灰の密閉容器に、ポリエ
チレンの素材を使用すると、鉄筋コンクリートが50年
目に自然風化で自壊、容器が露出してもポリエチレン容
器は永久に侵食されない素材で、固体ブロックを野外に
放置しても有害物質の溶出がなく汚染源とならない。。
【0007】
【発明の効果】焼却灰を密閉固形化して鉄筋コンクリー
トで被覆した固体ブロックは、大量の焼却灰を小量に分
割収容して含有有害物質を完全に隔離するため、その安
全性は焼却灰の投棄で発生している環境破壊の解決策と
して、又、堅牢な特性から建築資材としての再利用に有
効である。
トで被覆した固体ブロックは、大量の焼却灰を小量に分
割収容して含有有害物質を完全に隔離するため、その安
全性は焼却灰の投棄で発生している環境破壊の解決策と
して、又、堅牢な特性から建築資材としての再利用に有
効である。
【図1】焼却灰を密閉した不通気性容器の断面図
【図2】焼却灰の密閉容器を鉄筋コンクリートで被覆し
た固体の断面図
た固体の断面図
1 固形化した焼却灰 2 不通気性素材の容器 3 鉄筋コンクリート
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G21F 9/30 501 Z
Claims (2)
- 【請求項1】 不通気性物質の容器に焼却灰と凝固材を
混成注入して密閉固形化することを特徴とした処理方
法。 - 【請求項2】 「請求項2」で処理した密閉容器を鉄筋
コンクリートで被覆して固体化することを特徴とした処
理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6213124A JPH0847679A (ja) | 1994-08-04 | 1994-08-04 | 焼却灰の密閉固体化処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6213124A JPH0847679A (ja) | 1994-08-04 | 1994-08-04 | 焼却灰の密閉固体化処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0847679A true JPH0847679A (ja) | 1996-02-20 |
Family
ID=16633977
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6213124A Pending JPH0847679A (ja) | 1994-08-04 | 1994-08-04 | 焼却灰の密閉固体化処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0847679A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013113667A (ja) * | 2011-11-28 | 2013-06-10 | Michiko Yamato | 放射性物質で汚染された土壌、汚泥又は焼却灰の処分方法 |
JP2013117479A (ja) * | 2011-12-05 | 2013-06-13 | Michiko Yamato | 放射性物質で汚染された土壌、汚泥又は焼却灰の処分方法 |
JP2021098640A (ja) * | 2019-12-24 | 2021-07-01 | 株式会社七福商事 | コンクリート硬化体及び廃棄物処理方法 |
-
1994
- 1994-08-04 JP JP6213124A patent/JPH0847679A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013113667A (ja) * | 2011-11-28 | 2013-06-10 | Michiko Yamato | 放射性物質で汚染された土壌、汚泥又は焼却灰の処分方法 |
JP2013117479A (ja) * | 2011-12-05 | 2013-06-13 | Michiko Yamato | 放射性物質で汚染された土壌、汚泥又は焼却灰の処分方法 |
JP2021098640A (ja) * | 2019-12-24 | 2021-07-01 | 株式会社七福商事 | コンクリート硬化体及び廃棄物処理方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Simon et al. | Standard and alternative landfill capping design in Germany | |
JPH0847679A (ja) | 焼却灰の密閉固体化処理方法 | |
JPS5952242B2 (ja) | 埋立施工法 | |
Inazumi et al. | Possibility of impervious coating for the geotechnical reuse of soil and solid waste | |
KR970006719B1 (ko) | 생활쓰레기 및 산업폐기물 매립지의 지반처리시공법 및 그 지반의 토양고화조성물 | |
JPH05154457A (ja) | 産業廃棄物の最終処分ピット | |
DE4106052C2 (de) | Verfahren zum nachträglichen Sanieren von Altdeponien | |
JP4002344B2 (ja) | 廃棄物処分施設 | |
Andersson | Preservation and restoration of rock carvings and rune-stones | |
KR20010037993A (ko) | 토양 콘크리트화 조성물 및 그 조성물을 사용한 생활쓰레기 및 산업폐기물 매립지의 연약지반처리시공법 | |
Bowen | The future of the past at Göreme in Turkey | |
JPH0332790A (ja) | 埋立地盤の構造 | |
Whitmore et al. | Battling concrete corrosion | |
Dinchak | A soil-cement/synthetic membrane liner for hazardous waste impoundments | |
JPH08155415A (ja) | 廃棄物の底泥深層置換処理法 | |
Richert et al. | Ruins stabilization in the southwestern United States | |
JPS59114316A (ja) | 埋立材並びに埋立工法 | |
JP2000053961A (ja) | 地盤改良工法 | |
JP2001321737A (ja) | 安定型最終処分場等の無害化並びに跡地活用造成工法 | |
JPH05305274A (ja) | 産業廃棄物ピット | |
JP2004033961A (ja) | 産業廃棄物処理場の遮水下地造成工法 | |
JP2009127409A (ja) | 焼却灰を骨材原料とした人工地盤の造成工法 | |
Allan et al. | Remediation options for a chromium contaminated landfill using cementitious grouts | |
JP2021056194A (ja) | 特別管理一般廃棄物飛灰と特別管理産業廃棄物及び低レベル放射性廃棄物の固化処理合材固形物の観察・観測・計測管理最終保管方法。 | |
JPH1190383A (ja) | コンクリート底版の漏水補修工法 |