JPH0847339A - 植物栽培用容器 - Google Patents

植物栽培用容器

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Publication number
JPH0847339A
JPH0847339A JP20795294A JP20795294A JPH0847339A JP H0847339 A JPH0847339 A JP H0847339A JP 20795294 A JP20795294 A JP 20795294A JP 20795294 A JP20795294 A JP 20795294A JP H0847339 A JPH0847339 A JP H0847339A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
heating element
sheet material
paper
paper heating
Prior art date
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Pending
Application number
JP20795294A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhisa Mori
勝久 森
Kyuzo Yamagata
久蔵 山方
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichifu Co Ltd
Original Assignee
Nichifu Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nichifu Co Ltd filed Critical Nichifu Co Ltd
Priority to JP20795294A priority Critical patent/JPH0847339A/ja
Publication of JPH0847339A publication Critical patent/JPH0847339A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Surface Heating Bodies (AREA)
  • Resistance Heating (AREA)
  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 プランターや植木鉢等の植物栽培用容器内の
土床を効率よく暖めることができると共に、簡単な構造
により低コストで、しかも少エネルギーで維持すること
のできる経済的な植物栽培用容器を提供する。 【構成】 紙パルプ中にカーボン短繊維(1a)…を均等に
且つ通電可能な状態で拡散混入して薄いシート材(1)が
形成されており、該シート材の左右両縁に帯状の電極
(2)、(2)が形成され、これら電極を含む前記シート材(1)
が防水性の絶縁性合成樹脂フイルム(3)で被覆されて紙
発熱体(A)が構成されており、該紙発熱体(A)が植物栽培
用容器(B)の内部下方に設置され、該紙発熱体(A)の周縁
並びに下面と容器との間には透水可能な透き間(L)が確
保されており、更に前記紙発熱体(A)から容器外部に延
びるリード線(4)が設けられ、該リード線(4)の先端には
プラグ(5)が設けられている構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、植木鉢やプランター等
の植物栽培用容器の土床を加熱保温する保温機能を備え
た植物栽培用容器に関するもので、殊にカーボン短繊維
を紙パルプ中に混入した発熱シート材を絶縁性合成樹脂
フイルムで被覆した紙発熱体を利用した植物栽培用容器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、植物の温室栽培が業務用に限らず
個人の趣味として広く行われるようになった。特に家屋
の軒下やマンションのベランダ等に簡易な家庭用小型温
室を設置して鉢植園芸を楽しむ人が増えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような簡易小型温
室は、経済上の面から多くの場合暖房設備を備えておら
ず、したがって冬季には昼間と夜間との温度差が大き
く、夜間時には温室内に設置したプランターや植木鉢の
土床温度が著しく低下して栽培植物に悪影響を及ぼすと
いった問題点がある。また暖房装置を温室内に設置すれ
ば、このような点は解決できるが、それにかかるコスト
及び電気代等の維持経費が高くついてこの種の簡易タイ
プの家庭用小型温室として実用的でない。
【0004】そこで本発明の主たる目的は、プランター
や植木鉢等の植物栽培用容器内の土床を効率よく暖める
ことができると共に、簡単な構造により低コストで、し
かも少エネルギーで維持することのできる経済的な植物
栽培用容器を提供することにある。
【0005】更に、本発明の他の目的は、カーボン短繊
維を紙パルプ中に混入した発熱シート材を絶縁性合成樹
脂フイルムで被覆した紙発熱体を熱媒体として使用する
ことによって、低温での平衡温度が安定していて少ない
消費電力で長期にわたって効率よく使用することができ
る植物栽培用容器を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為に
本発明では次のような技術的手段を講じた。即ち、本発
明にかかる植物栽培用容器にあっては、紙パルプ中にカ
ーボン短繊維(1a)…を均等に且つ通電可能な状態で拡散
混入して薄いシート材(1)が形成されており、該シート
材の左右両縁に帯状の電極(2)、(2)が形成され、これら
電極を含む前記シート材(1)が防水性の絶縁性合成樹脂
フイルム(3)で被覆されて紙発熱体(A)が構成されてお
り、該紙発熱体(A)が植物栽培用容器(B)の内部下方に設
置され、該紙発熱体(A)の周縁並びに下面と容器との間
には透水可能な透き間(L)が確保されており、更に前記
紙発熱体(A)から容器外部に延びるリード線(4)が設けら
れ、該リード線(4)の先端にはプラグ(5)が設けられてい
る構造としたものである。
【0007】
【作用】上記の植物栽培用容器は、上記の植物栽培用容
器(B)は、図2に示すごとく紙発熱体(A)の上部に土(D)
を入れ、リード線(4)をプラグ(5)を介して電源につなぐ
ことにより紙発熱体(A)が加熱されて土(C)が適度に加熱
保温される。土中の余剰水分は紙発熱体(A)の周縁並び
に下面と容器(B)との間に形成された透き間(L)から容器
底面に開口した通水穴(10)を抜けて放出される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の構成を図に示した実施例に基
づき説明する。図1及び図2は本発明の第1の実施例を
示すものであって、符号(B)で一般にプランターと呼ば
れている平面長方形の植物栽培用容器を示す。この植物
栽培容器(B)の内部の底部分に熱媒体となる紙発熱体(A)
が装着されている。
【0009】前記紙発熱体(A)は、図3並びに図4に示
すように、紙パルプ中にカーボン短繊維(1a)…を均等に
且つ通電可能な状態で拡散混入して形成された薄いシー
ト材(1)と、このシート材(1)の左右両縁に帯状に形成さ
れたプラス並びにマイナスの電極(2)、(2)と、これら電
極を含む前記シート材(1)の表裏を密封被覆する薄い絶
縁性フイルム(3)とによって形成されている。該フイル
ム(3)はポリエチレン等の防水性のある合成樹脂材で形
成されている。また前記電極(2)、(2)となる帯状材は図
4の実施例ではシート材(1)の端縁の表裏を挟むように
して形成されているが、図5に示すようにシート材(1)
の端縁の片面に積層して形成するようにしてもよい。
【0010】前記シート材(1)を製作する手段は従来の
製紙工程で行われるものであるが、紙パルプの原料とし
てコウゾやミツマタ等のように比較的強度の大きな繊維
が好ましい。また、前記カーボン短繊維(1a)は高温(摂
氏1600度〜2000度)で焼成炭化させたものであって、そ
れ自身所定の電気抵抗値をもち、電圧によって希望の電
気抵抗値が容易に設定できる。また遠赤外線が出ること
によって加熱効率が高く耐用年数に優れているいった点
で非常に有効である。
【0011】而して、植物栽培用容器(B)内の該紙発熱
体(A)は、容器底面に設置された支持板(9)上に載置され
ている。該支持板(9)は容器内面寸法より小さく且つ複
数の脚(9a)によって容器底面より少し浮き上がった状態
で設置されており、これにより紙発熱体(A)を含む支持板
(9)の周縁並びに下面と容器(B)との間に透水可能な透き
間(L)が確保できるように配慮されている。尚、この支
持板(9)に変えてスポンジ材等の透水可能な素材で形成
した適当な厚みの板材を紙発熱体(A)の下面に配置させ
てもよい。
【0012】更に、前記紙発熱体(A)からリード線(4)が
延出されて容器(B)の壁に形成した孔(8)から外部に取り
出されており、その先端にプラグ(5)が設けられてい
る。このコンセント(5)はプラグ差込み孔を備えたコン
セントであってもよい。更に、該リード線(4)の中間部
又はプラグ(5)と一体的に調整ダイヤル(6)を備えた電圧
変換器(7)が設けられている。
【0013】上記の植物栽培用容器(B)は、図2に示す
ごとく紙発熱体(A)の上部に土(D)を入れ、リード線(4)
をプラグ(5)を介して電源につなぐことにより紙発熱体
(A)が加熱されて土(C)が適度に加熱保温される。土中の
余剰水分は紙発熱体(A)を含む支持板(9)の周縁並びに下
面と容器(B)との間に形成された透き間(L)から容器底面
に開口した通水穴(10)を抜けて放出することができる。
また電圧変換器(7)の調整ダイヤル(6)により紙発熱体
(A)に流れる電圧を変更することにより、外気温度や栽
培される植物の種類に応じて土床温度を任意に調整する
ことができるものである。土床の温度は、手指を土中に
差し込むことによって感触により適性温度を判断するこ
とができるが、土中温度を計測できる温度計を設置して
おけばより便利である。
【0014】本発明は、上記したプランターのような平
面長方形の植物栽培用容器に限らず、図6に示すような
円筒状の植木鉢やその他任意形状の植物栽培用容器(B)
に応用することが可能である。また、紙発熱体(A)から
のリード線(4)の取り出しは、図7に示すように、容器
(B)の上端開口部から引き出すようにしてもよく、これ
により一般に市販の容器を利用することができる。
【0015】以上本発明の代表的と思われる実施例につ
いて説明したが、本発明は必ずしもこれらの実施例構造
のみに限定されるものではない。例えば、容器(B)内か
ら取り出されるリード線(3)は実施例で示したような孔
(8)からでなく、容器の上端開口部から引き出すように
してもよい。このようにすれば容器(B)は一般に市販さ
れているものを転用できてコストの低減化を図ることが
できる。また本発明ではその構成要件を備え、かつ本発
明の目的を達成し、下記の効果を奏する範囲内において
適宜改変して実施できるものである。
【0016】
【発明の効果】本発明は以上のごとく構成されたもので
あるから、容器内の土床を効果的に暖めて土床温度の低
下を防止することができると共に、内部のシート材が防
水性のある絶縁性合成樹脂フイルムで完全密封されてい
るから防水性に優れて、使用中に発熱体が酸、アルカリ
で腐食して断線するようなことがなく、加えて、紙パル
プ中に組み込まれた紙発熱体の使用と、土中への埋設に
よって、低温での安定した平衡温度が保持できて小さな
消費電力で効果的に且つ長期にわたって土床保温を行う
ことができ、更には、その構成が紙発熱体を容器内部に
配設した簡単な構造であるから安価に製作することがで
きる、といった種々優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る植物栽培用容器の一実施例を示す
1部切欠斜視図。
【図2】その使用状態を示す断面図。
【図3】本発明における紙発熱体の1部切欠平面図。
【図4】図3におけるC−C線に沿った拡大断面図。
【図5】上記紙発熱体の他の実施例を示す図4同様の断
面図。
【図6】本発明に係る植物栽培用容器の他の実施例を示
す斜視図。
【図7】本発明に係る植物栽培用容器の更に他の実施例
を示す断面図。
【符号の説明】
(1) シート材 (1a) カーボン短繊維 (2) 電極 (3) 絶縁性合成樹脂フイルム (4) リード線 (5) プラグ (A) 紙発熱体 (B) 植物栽培容器 (L) 透き間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙パルプ中にカーボン短繊維(1a)…を均
    等に且つ通電可能な状態で拡散混入して薄いシート材
    (1)が形成されており、該シート材の左右両縁に帯状の
    電極(2)、(2)が形成され、これら電極を含む前記シート
    材(1)が防水性の絶縁性合成樹脂フイルム(3)で被覆され
    て紙発熱体(A)が構成されており、該紙発熱体(A)が植物
    栽培用容器(B)の内部下方に設置され、該紙発熱体(A)の
    周縁並びに下面と容器との間には透水可能な透き間(L)
    が確保されており、更に前記紙発熱体(A)から容器外部
    に延びるリード線(4)が設けられ、該リード線(4)の先端
    にはプラグ(5)が設けられている植物栽培用容器。
JP20795294A 1994-08-08 1994-08-08 植物栽培用容器 Pending JPH0847339A (ja)

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JP20795294A JPH0847339A (ja) 1994-08-08 1994-08-08 植物栽培用容器

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JP20795294A JPH0847339A (ja) 1994-08-08 1994-08-08 植物栽培用容器

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JPH0847339A true JPH0847339A (ja) 1996-02-20

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ID=16548262

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JP20795294A Pending JPH0847339A (ja) 1994-08-08 1994-08-08 植物栽培用容器

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105191695A (zh) * 2015-09-10 2015-12-30 蚌埠市淮丰蔬菜农民专业合作社 一种蔬菜育苗装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58151920A (ja) * 1982-03-02 1983-09-09 Toshiba Corp リボン状材料のそり修正装置
JPH05184240A (ja) * 1992-01-10 1993-07-27 Dainippon Ink & Chem Inc ゴルフコース

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