JP2549987B2 - 鉢置き用棚 - Google Patents
鉢置き用棚Info
- Publication number
- JP2549987B2 JP2549987B2 JP6087517A JP8751794A JP2549987B2 JP 2549987 B2 JP2549987 B2 JP 2549987B2 JP 6087517 A JP6087517 A JP 6087517A JP 8751794 A JP8751794 A JP 8751794A JP 2549987 B2 JP2549987 B2 JP 2549987B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shelf
- heating element
- linear heating
- present
- pot
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Greenhouses (AREA)
- Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、植木鉢やプランター等
の植物栽培用鉢の底部を加熱保温する保温機能を備えた
鉢置き用棚に関するもので、殊にカーボン性短繊維を芯
線とし、この芯線の周囲を絶縁性被覆体で被覆した線状
発熱体を利用した鉢置き用棚に関するものである。
の植物栽培用鉢の底部を加熱保温する保温機能を備えた
鉢置き用棚に関するもので、殊にカーボン性短繊維を芯
線とし、この芯線の周囲を絶縁性被覆体で被覆した線状
発熱体を利用した鉢置き用棚に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、植物の温室栽培が業務用に限らず
個人の趣味として広く行われるようになった。特に家屋
の軒下やマンションのベランダ等に簡易な家庭用小型温
室を設置して鉢植園芸を楽しむ人が増えている。
個人の趣味として広く行われるようになった。特に家屋
の軒下やマンションのベランダ等に簡易な家庭用小型温
室を設置して鉢植園芸を楽しむ人が増えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような簡易小型温
室は、経済上の面から多くの場合暖房設備を備えておら
ず、したがって冬季には昼間と夜間との温度差が大き
く、夜間時には温室内に設置したプランターや植木鉢の
土床温度が著しく低下して栽培植物に悪影響を及ぼすと
いった問題点がある。また暖房装置を温室内に設置すれ
ば、このような点は解決できるが、それにかかるコスト
及び電気代等の維持経費が高くついてこの種の簡易タイ
プの家庭用小型温室として実用的でない。
室は、経済上の面から多くの場合暖房設備を備えておら
ず、したがって冬季には昼間と夜間との温度差が大き
く、夜間時には温室内に設置したプランターや植木鉢の
土床温度が著しく低下して栽培植物に悪影響を及ぼすと
いった問題点がある。また暖房装置を温室内に設置すれ
ば、このような点は解決できるが、それにかかるコスト
及び電気代等の維持経費が高くついてこの種の簡易タイ
プの家庭用小型温室として実用的でない。
【0004】そこで本発明の主たる目的は、温室内にお
いて使用される鉢置き棚であって、これの棚板に置かれ
た植物栽培用鉢の底部を効率よく暖めることができると
共に、簡単な構造により低コストで、しかも少エネルギ
ーで鉢土温度を維持することのできる経済的な鉢置き用
棚を提供することにある。
いて使用される鉢置き棚であって、これの棚板に置かれ
た植物栽培用鉢の底部を効率よく暖めることができると
共に、簡単な構造により低コストで、しかも少エネルギ
ーで鉢土温度を維持することのできる経済的な鉢置き用
棚を提供することにある。
【0005】更に、本考案の他の目的は、カーボン性短
繊維を絶縁性被覆体で被覆した線状発熱体を熱媒体とし
て使用することによって、優れた熱効率と機械的強度並
びに経済性を確保した鉢土保温機能をもつ鉢置き棚を提
供するにある。
繊維を絶縁性被覆体で被覆した線状発熱体を熱媒体とし
て使用することによって、優れた熱効率と機械的強度並
びに経済性を確保した鉢土保温機能をもつ鉢置き棚を提
供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為に
本発明では次のような技術的手段を講じた。即ち、本発
明にかかる鉢置き棚にあっては、植物栽培用の鉢(B)を
載置するための複数の棚板(1)…を有する棚(A)であっ
て、前記棚板(1)の上面または下面に、カーボン性短繊
維を芯線(2a)とし該芯線(2a)を絶縁被覆材(2b)で被覆し
た線状発熱体(2)が取り付けられ、該線状発熱体(2)から
棚外部に延びるリード線(3)が設けられており、該リー
ド線(3)の先端にコンセント(4)が設けられている構造と
したものである。
本発明では次のような技術的手段を講じた。即ち、本発
明にかかる鉢置き棚にあっては、植物栽培用の鉢(B)を
載置するための複数の棚板(1)…を有する棚(A)であっ
て、前記棚板(1)の上面または下面に、カーボン性短繊
維を芯線(2a)とし該芯線(2a)を絶縁被覆材(2b)で被覆し
た線状発熱体(2)が取り付けられ、該線状発熱体(2)から
棚外部に延びるリード線(3)が設けられており、該リー
ド線(3)の先端にコンセント(4)が設けられている構造と
したものである。
【0007】
【作用】上記の鉢置き棚(A)は、通常温室内におかれて
使用される。リード線(3)をコンセント(4)を介して電源
につなぐことにより線状発熱体(2)が加熱されて、棚板
(1)上に載置された植物栽培用の鉢(B)の底部が暖めら
れ、鉢土が適度に加熱保温されるものである。
使用される。リード線(3)をコンセント(4)を介して電源
につなぐことにより線状発熱体(2)が加熱されて、棚板
(1)上に載置された植物栽培用の鉢(B)の底部が暖めら
れ、鉢土が適度に加熱保温されるものである。
【0008】
【実施例】以下、本発明の構成を図に示した実施例に基
ずき説明する。図1及び図2は本発明の第1の実施例を
示すものであって、符号(A)で本発明にかかる鉢置き棚
を示す。この鉢置き棚(A)の棚板(1)の上面に、適当な止
め具(5)を介して線状発熱体(2)が所定間隔をへだてて取
り付けられている。
ずき説明する。図1及び図2は本発明の第1の実施例を
示すものであって、符号(A)で本発明にかかる鉢置き棚
を示す。この鉢置き棚(A)の棚板(1)の上面に、適当な止
め具(5)を介して線状発熱体(2)が所定間隔をへだてて取
り付けられている。
【0009】前記線状発熱体(2)は、図4に示すよう
に、カーボン性短繊維を芯線(2a)とし該芯線(2a)を耐熱
性繊維の織布または編組(2c)を介して耐水性の絶縁被覆
材(2b)で被覆されている。前記芯線(2a)は短背繊維の束
であり、発熱面積が大きいことによって発熱効率がよ
く、また遠赤外線が出ることによって加熱効率が高い。
また屈曲性、強度に優れ、且つ希望の電気抵抗値が容易
に設定できるといった点で非常に有効である。
に、カーボン性短繊維を芯線(2a)とし該芯線(2a)を耐熱
性繊維の織布または編組(2c)を介して耐水性の絶縁被覆
材(2b)で被覆されている。前記芯線(2a)は短背繊維の束
であり、発熱面積が大きいことによって発熱効率がよ
く、また遠赤外線が出ることによって加熱効率が高い。
また屈曲性、強度に優れ、且つ希望の電気抵抗値が容易
に設定できるといった点で非常に有効である。
【0010】而して、前記線状発熱体(2)から分岐コネ
クター(6)を介してリード線(3)が分岐され、その先端に
コンセント(4)が設けられている。このコンセント(4)は
図示のように一対の差込み突起を有するプラグであって
もよく、あるいはプラグが差し込まれる差込み孔を備え
たものであってもよい。更に本実施例では、該リード線
(3)の中間部又はコンセント(4)と一体的に調整ダイヤル
(7)を備えた電圧変換器(8)が設けられている。
クター(6)を介してリード線(3)が分岐され、その先端に
コンセント(4)が設けられている。このコンセント(4)は
図示のように一対の差込み突起を有するプラグであって
もよく、あるいはプラグが差し込まれる差込み孔を備え
たものであってもよい。更に本実施例では、該リード線
(3)の中間部又はコンセント(4)と一体的に調整ダイヤル
(7)を備えた電圧変換器(8)が設けられている。
【0011】本実施例では、棚板(1)の上面に線状発熱
体(2)が配置されて、その上方に熱を通しやすい網状ま
たは多孔質のプレート(9)が設けられ、該プレート(9)上
に鉢(B)を載置するように形成されているが、このプレ
ート(9)を省略して、線状発熱体(2)をまたぐ適当な台盤
を介して鉢(B)を載置するようにしてもよい。また図3
に示すように、棚板(1)に多数の孔(1a)…を形成して、
この棚板(1)の下面に線状発熱体(2)を配置するように形
成してもよい。
体(2)が配置されて、その上方に熱を通しやすい網状ま
たは多孔質のプレート(9)が設けられ、該プレート(9)上
に鉢(B)を載置するように形成されているが、このプレ
ート(9)を省略して、線状発熱体(2)をまたぐ適当な台盤
を介して鉢(B)を載置するようにしてもよい。また図3
に示すように、棚板(1)に多数の孔(1a)…を形成して、
この棚板(1)の下面に線状発熱体(2)を配置するように形
成してもよい。
【0012】上記の鉢置き棚(A)は、通常温室内におか
れて使用される。リード線(3)をコンセント(4)を介して
電源につなぐことにより線状発熱体(2)が加熱されて、
棚板(1)上に載置された植物栽培用の鉢(B)の底部が暖め
られ、鉢土が適度に加熱保温される。また電圧変換器
(8)の調整ダイヤル(7)により線状発熱体(2)に流れる電
圧を変更することにより、外気温度や栽培される植物の
種類に応じて温度を任意に調整することができるもので
ある。土床の温度は、手指を土中に差し込むことによっ
て感触により適性温度を判断することができるが、土中
温度を計測できる温度計を設置しておけばより便利であ
る。
れて使用される。リード線(3)をコンセント(4)を介して
電源につなぐことにより線状発熱体(2)が加熱されて、
棚板(1)上に載置された植物栽培用の鉢(B)の底部が暖め
られ、鉢土が適度に加熱保温される。また電圧変換器
(8)の調整ダイヤル(7)により線状発熱体(2)に流れる電
圧を変更することにより、外気温度や栽培される植物の
種類に応じて温度を任意に調整することができるもので
ある。土床の温度は、手指を土中に差し込むことによっ
て感触により適性温度を判断することができるが、土中
温度を計測できる温度計を設置しておけばより便利であ
る。
【0013】以上本発明の代表的と思われる実施例につ
いて説明したが、本発明は必ずしもこれらの実施例構造
のみに限定されるものではない。例えば、上記実施例で
示した電圧変換器(8)は省略することも可能である。そ
の他本発明ではその構成要件を備え、かつ本発明の目的
を達成し、下記の効果を奏する範囲内において適宜改変
して実施できるものである。
いて説明したが、本発明は必ずしもこれらの実施例構造
のみに限定されるものではない。例えば、上記実施例で
示した電圧変換器(8)は省略することも可能である。そ
の他本発明ではその構成要件を備え、かつ本発明の目的
を達成し、下記の効果を奏する範囲内において適宜改変
して実施できるものである。
【0014】
【発明の効果】本発明は以上のごとく構成されたもので
あるから、棚板上に置かれた植物栽培用の鉢の底部を効
果的に暖めて鉢土温度の保温を達成することができるも
のであるが、殊に本発明にあっては、カーボン性短繊維
を絶縁性被覆体で被覆した熱効率のよい丈夫な線状発熱
体の使用と、鉢底部分への直接的な加熱によって小さな
消費電力で効果的に且つ長期にわたって鉢土保温を行う
ことができ、しかも線状発熱体から発散する輻射熱によ
って温室の保温効果も期待でき、更には、その構成が棚
板に線状発熱体を配設した簡単な構造であるから安価に
製作することができる、といった種々優れた効果があ
る。
あるから、棚板上に置かれた植物栽培用の鉢の底部を効
果的に暖めて鉢土温度の保温を達成することができるも
のであるが、殊に本発明にあっては、カーボン性短繊維
を絶縁性被覆体で被覆した熱効率のよい丈夫な線状発熱
体の使用と、鉢底部分への直接的な加熱によって小さな
消費電力で効果的に且つ長期にわたって鉢土保温を行う
ことができ、しかも線状発熱体から発散する輻射熱によ
って温室の保温効果も期待でき、更には、その構成が棚
板に線状発熱体を配設した簡単な構造であるから安価に
製作することができる、といった種々優れた効果があ
る。
【図1】本発明に係る鉢置き棚の第一の実施例を示す斜
視図。
視図。
【図2】その断面図。
【図3】本発明に係る鉢置き棚の他の実施例を示す斜視
図。
図。
【図4】本発明における線状発熱体の斜視図。
【符号の説明】 (1) 棚板 (2) 線状発熱体 (2a) 線状発熱体の芯線 (2b) 線状発熱体の被覆 (3) リード線 (4) コンセント (A) 鉢置き棚 (B) 鉢
Claims (1)
- 【請求項1】 植物栽培用の鉢(B)を載置するための複
数の棚板(1)…を有する棚(A)であって、前記棚板(1)の
上面または下面に、カーボン性短繊維を芯線(2a)とし該
芯線(2a)を絶縁被覆材(2b)で被覆した線状発熱体(2)が
取り付けられ、該線状発熱体(2)から棚外部に延びるリ
ード線(3)が設けられており、該リード線(3)の先端にコ
ンセント(4)が設けられている鉢置き用棚。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6087517A JP2549987B2 (ja) | 1994-04-01 | 1994-04-01 | 鉢置き用棚 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6087517A JP2549987B2 (ja) | 1994-04-01 | 1994-04-01 | 鉢置き用棚 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07274727A JPH07274727A (ja) | 1995-10-24 |
JP2549987B2 true JP2549987B2 (ja) | 1996-10-30 |
Family
ID=13917192
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6087517A Expired - Lifetime JP2549987B2 (ja) | 1994-04-01 | 1994-04-01 | 鉢置き用棚 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2549987B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111183823B (zh) * | 2020-02-28 | 2022-11-18 | 南京慧瞳作物表型组学研究院有限公司 | 一种接触式调节土壤温度的栽培装置 |
-
1994
- 1994-04-01 JP JP6087517A patent/JP2549987B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07274727A (ja) | 1995-10-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0040620B1 (en) | Arrangement for greenhouses or growth rooms for enhancing the growth of plants or the germination of seeds | |
JP2549987B2 (ja) | 鉢置き用棚 | |
KR101043699B1 (ko) | 물을 주지않는 식물재배기 | |
KR101742979B1 (ko) | 식물 근권부 냉난방을 위한 재배통 | |
JPH0974924A (ja) | 保温ユニット | |
JPH07255283A (ja) | 植物栽培用容器 | |
JPH07255282A (ja) | 植物栽培用容器の土床保温ユニット | |
CN207783753U (zh) | 室内盆栽自动加温器 | |
JPH0974922A (ja) | 温室ハウス | |
JPH0847339A (ja) | 植物栽培用容器 | |
JPS59143531A (ja) | 植物用土壌温め器 | |
JPH07255287A (ja) | 植物栽培用の土床保温ユニット | |
JPH07255286A (ja) | 植物栽培用の土床保温ユニット | |
KR20020032504A (ko) | 저면관수를 이용한 식물재배 용기 | |
JP2005304331A (ja) | ヒーター付きプランター | |
CN213819037U (zh) | 一种高温下自动降温增湿的车内植物盆栽 | |
JPH03219584A (ja) | 植物育成用ヒータ及びその制御装置 | |
CN219939072U (zh) | 一种花卉种植用恒温花盆 | |
KR102689386B1 (ko) | 수위 조절형 다단식 식물재배 장치 | |
JP2573361Y2 (ja) | 植物育成用ヒータ | |
JPS59143526A (ja) | 植木鉢温め器 | |
CA2292515A1 (en) | Modular plant growth apparatus | |
KR0119542Y1 (ko) | 농작물 재배를 위한 배관구조 | |
JPS61219318A (ja) | 園芸用発熱体ユニツト | |
KR200251468Y1 (ko) | 보온식 화분 거치대 |