JPH0847176A - 系統連系インバータ - Google Patents

系統連系インバータ

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JPH0847176A
JPH0847176A JP6197673A JP19767394A JPH0847176A JP H0847176 A JPH0847176 A JP H0847176A JP 6197673 A JP6197673 A JP 6197673A JP 19767394 A JP19767394 A JP 19767394A JP H0847176 A JPH0847176 A JP H0847176A
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JP
Japan
Prior art keywords
inverter
control circuit
opening
main circuit
circuit
Prior art date
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Pending
Application number
JP6197673A
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English (en)
Inventor
Masahiko Hashimoto
昌彦 橋本
Masaaki Kanofuji
正明 甲野藤
Yuji Abe
裕司 阿部
Masahiro Maekawa
正弘 前川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 直流電源1を商用電力系統3へ連系するため
のインバータ主回路2とインバータ制御回路4を具え、
インバータ主回路2と商用電力系統3の間には、インバ
ータ制御回路4によって開閉されるリレー5が介在して
いる系統連系インバータにおいて、簡易な構成によっ
て、開列時の突入電流の発生を阻止する。 【構成】 インバータ制御回路4は、リレー5による開
列動作後、一定時間を計時し、該一定時間に亘ってイン
バータ主回路2を動作させて、コンデンサ23の電荷を消
費する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、太陽電池等の直流電源
を商用電力系統へ連系するための系統連系インバータに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、太陽電池に代表される新エネルギ
ー源の開発が鋭意進められており、斯種新エネルギー源
を各家庭や工場或いは地域に設置して、電力会社の商用
電力系統へ連系し、新エネルギー源の余剰電力は商用電
力系統へ逆潮流することが検討されている。
【0003】太陽電池等の直流電源を商用電力系統へ連
系する場合には、直流を交流に変換するためにインバー
タが用いられる。インバータは、一般に図5に示す如く
インバータ主回路(2)とインバータ制御回路(9)から構
成され、インバータ主回路(2)と商用電力系統(3)の間
には、インバータ制御回路(9)によって開閉されるリレ
ー(5)及び開閉器(6)が介在している。例えばインバー
タ主回路(2)に過電流等の異常が発生したとき、インバ
ータ制御回路(9)によってリレー(5)が自動的に開かれ
て、直流電源(1)は商用電力系統(3)から開列される。
その後、正常な状態に復帰したことが確認されたとき、
インバータ制御回路(9)によってリレー(5)が閉じられ
て、再び直流電源(1)が商用電力系統(3)に連系される
のである。
【0004】インバータ主回路(2)は、インバータ制御
回路(9)によって制御されるスイッチング素子(21)を具
え、直流電源(1)の出力をスイッチングすることによっ
て60Hz或いは50Hzの交流に変換する。スイッチ
ングに伴って発生する高周波成分は、スイッチング素子
(21)の出力端に設けられたリアクトル(22)及びコンデン
サ(23)からなる出力フィルターによって除去される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、リレー(5)
が開いて直流電源(1)が商用電力系統(3)から開列され
たとき、出力フィルターを構成するコンデンサ(23)には
ある程度の電荷が蓄積されたままとなるから、その後、
リレー(5)が閉じて、直流電源(1)が商用電力系統(3)
に再連系された際に、コンデンサ(23)の電荷によってイ
ンバータ主回路(2)に突入電流が流れる問題があった。
【0006】図6は突入電流発生の様子を表わしてい
る。開列後、コンデンサ(23)に電荷が残ったままインバ
ータ主回路(2)のスイッチング動作が開始すると、その
時点T1からリレー(5)が閉じる時点T2までの期間に、
スイッチング素子(21)の出力端の電流Iaが大きく振れ
て、突入電流Wが発生している。
【0007】突入電流を抑制する方法として、図5に示
す如くコンデンサ(23)と並列に放電抵抗(24)を設けて、
コンデンサ(23)及び放電抵抗(24)によって放電時閉回路
(8)を形成し、開列状態にてコンデンサ(23)の電荷を放
電抵抗(24)によって消費することが考えられる。しかし
ながら、放電抵抗(24)の装備によって部品点数が増加す
るばかりでなく、通常の連系運転時にも放電抵抗(24)は
電力を消費するから、インバータの効率が低下する問題
がある。
【0008】本発明の目的は、突入電流を効果的に抑制
することが出来る簡易な構成の系統連系インバータを提
供することである。
【0009】
【課題を解決する為の手段】本発明に係る系統連系イン
バータにおいては、インバータ主回路(2)と商用電力系
統(3)の間に、インバータ制御回路(4)によって開閉さ
れる開閉手段が介在している。インバータ制御回路(4)
は、開閉手段による開列動作後、一定時間を計時する計
時手段と、該計時手段によって計時される一定時間に亘
ってインバータ主回路(2)を動作させる制御手段とを具
えている。
【0010】具体的構成において、インバータ主回路
(2)は、インバータ制御回路(4)によって制御されるス
イッチング素子(21)の出力端に、リアクトル(22)及びコ
ンデンサ(23)からなる出力フィルターを接続して構成さ
れ、開閉手段による開列状態にてスイッチング素子(21)
が一定時間だけ動作することによって、コンデンサ(23)
の電荷が放電される。
【0011】更に具体的構成において、インバータ制御
回路(4)は、開閉手段による開列から所定の遅延時間が
経過した後に、計時手段による計時を開始させる遅延手
段を具えている。
【0012】
【作用】上記系統連系インバータにおいては、インバー
タ制御回路(4)によって開閉手段が開かれて、開列動作
が行なわれると、計時手段が計時を開始する。これと同
時に、インバータ制御回路(4)の制御によってインバー
タ主回路(2)がスイッチング動作を開始し、その後、計
時手段が一定時間の計時を終了するまで、インバータ主
回路(2)はスイッチング動作を続行する。この様に、開
列状態でインバータ主回路(2)がスイッチング動作する
ことによって、コンデンサ(23)、リアクトル(22)及びス
イッチング素子(21)を含む閉回路が形成されて、リアク
トル(22)等の抵抗によってコンデンサ(23)の電荷が消費
されることになる。
【0013】遅延手段を具えた具体的構成においては、
開閉手段による開列から所定の遅延時間が経過した後
に、計時手段による計時を開始して、インバータ主回路
(2)がスイッチング動作を開始することになる。この遅
延時間は、開閉手段が閉じてからインバータが完全に停
止するのに必要な時間に設定されている。
【0014】
【発明の効果】本発明に係る系統連系インバータによれ
ば、放電抵抗等の特別な構成要素を付加することなく、
単に開列後に一定時間だけインバータ主回路のスイッチ
ング動作を行なわしめるだけで、開列時にコンデンサに
残っている電荷を放電することが出来る。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例につき、図面に沿っ
て詳述する。図1に示す如く、太陽電池からなる直流電
源(1)はインバータ主回路(2)を介して商用電力系統
(3)へ連系されており、インバータ主回路(2)と商用電
力系統(3)の間には、インバータ制御回路(4)によって
開閉されるリレー(5)及び開閉器(6)が介在している。
【0016】インバータ主回路(2)は、インバータ制御
回路(4)によって制御されるスイッチング素子(21)を具
え、該スイッチング素子(21)の出力端には、リアクトル
(22)及びコンデンサ(23)からなる出力フィルターが接続
されている。
【0017】インバータ制御回路(4)は、例えばPWM
制御を行なう電流制御回路(41)を具えると共に、インバ
ータ主回路(2)の運転状態(出力電流、電圧等)を検知し
て、過電流等の異常が発生したときにはリレー(5)や開
閉器(6)へ閉指令を発する保護回路(43)を具えている。
電流制御回路(41)によって作成されるPWMパルスは、
ドライブ回路(42)に供給されて、インバータ主回路(2)
のスイッチング素子(21)が駆動される。
【0018】図2は、インバータ制御回路(4)による開
列手続きを表わしている。先ずステップS1にて、リレ
ー(5)が開かれたかどうかを判断する。このとき同時に
インバータ主回路(2)のスイッチング動作が一旦停止さ
れ、インバータは待機状態となる。ステップS1にてY
ESと判断されたときは、ステップS2へ移行して、リ
レー(5)が開いてから130msが経過したかどうかが
判断される。この130msの遅延時間は、インバータ
が完全に停止するために必要な時間であって、保護回路
(43)が故障の診断を行なうための時間等が含まれる。
【0019】130msの経過後、ステップS3にて、
インバータ主回路(2)のスイッチング動作を開始する。
そして、ステップS4にて200msが経過したかどう
かを判断し、YESのときは、ステップS5にて、イン
バータ主回路(2)のスイッチング動作を停止する。
【0020】上記の如く開列後に200msの期間だ
け、インバータ主回路(2)を動作させることによって、
図1に示すスイッチング素子(21)のON時に、該スイッ
チング素子(21)とリアクトル(22)とコンデンサ(23)を含
む放電時閉回路(7)が形成され、図中に矢印で示す様
に、コンデンサ(23)の電荷に基づく電流が流れる。この
結果、コンデンサ(23)の電荷がリアクトル(22)の抵抗に
よって消費されるのである。
【0021】尚、上記の200msの期間は、放電時閉
回路(7)によってコンデンサ(23)の電荷が完全に消費さ
れるのに要する時間として、予め経験則に基づいて決定
される。
【0022】図4は、開列時における図1中の各部の電
圧Vo、電流Ia、Ibの変化を表わしている。リレー
(5)が開かれた時点T3から前述の130msの期間が
経過した時点T4にて、インバータ主回路のスイッチン
グ動作が開始する。この結果、インバータ主回路(2)の
スイッチング素子(21)の出力端には、60Hzの周波数
で電流Iaが流れ、これによってコンデンサ(23)の電荷
が消費される。図4の例では、約150msの期間でコ
ンデンサ(23)の電荷が完全に消費されている。
【0023】図3は、その後にインバータを再起動し
て、直流電源(1)を商用電力系統(3)に連系する際の各
部の電圧Vo、電流Ia、Ibの変化を表わしている。再
起動によってインバータ主回路(2)がスイッチング動作
を開始した時点T1から、リレー(5)が閉じられる時点
2までの期間、スイッチング素子(21)の出力端の電流
Iaはほぼ一定であり、突入電流は発生していない。
【0024】上述の如く本発明に係る系統連系インバー
タによれば、インバータ制御回路(4)の制御動作に僅か
な変更を加えるだけで、何ら特別な構成要素を追加する
ことなく、開列時のコンデンサ(23)の電荷を効果的に消
費して、突入電流の発生を阻止することが出来るから、
インバータの構成は簡易であり、然も高い変換効率が得
られる。
【0025】上記実施例の説明は、本発明を説明するた
めのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定
し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本
発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲
に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは
勿論である。
【0026】例えば、上記実施例では、開列の直後にイ
ンバータ主回路(2)を動作させることとしているが、再
連系の直前にインバータ主回路(2)を動作させて、コン
デンサ(23)の電荷を消費する構成も採用可能である。
又、開列時にリレー(5)に替えて開閉器(6)を開き、或
いはリレー(5)と開閉器(6)の両方を開く構成において
も、本発明は有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る系統連系インバータの構成を示す
ブロック図である。
【図2】開列時におけるインバータ制御回路の制御手続
きを表わすフローチャートである。
【図3】インバータ起動時の各部の電圧、電流の変化を
表わす波形図である。
【図4】開列時の各部の電圧、電流の変化を表わす波形
図である。
【図5】従来の系統連系インバータの構成を示すブロッ
ク図である。
【図6】従来のインバータ起動時の各部の電圧、電流の
変化を表わす波形図である。
【符号の説明】
(1) 直流電源 (3) 商用電力系統 (2) インバータ主回路 (21) スイッチング素子 (22) リアクトル (23) コンデンサ (7) 放電時閉回路 (5) リレー (6) 開閉器 (4) インバータ制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前川 正弘 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源(1)を商用電力系統(3)へ連系
    するためのインバータ主回路(2)とインバータ制御回路
    (4)を具え、インバータ主回路(2)と商用電力系統(3)
    の間には、インバータ制御回路(4)によって開閉される
    開閉手段が介在している系統連系インバータにおいて、
    インバータ制御回路(4)は、開閉手段による開列動作
    後、一定時間を計時する計時手段と、該計時手段によっ
    て計時される一定時間に亘ってインバータ主回路(2)を
    動作させる制御手段とを具えていることを特徴とする系
    統連系インバータ。
  2. 【請求項2】 インバータ主回路(2)は、インバータ制
    御回路(4)によって制御されるスイッチング素子(21)の
    出力端に、リアクトル(22)及びコンデンサ(23)からなる
    出力フィルターを接続して構成され、開閉手段による開
    列状態にてスイッチング素子(21)が一定時間だけ動作す
    ることによって、コンデンサ(23)の電荷が放電される請
    求項1に記載の系統連系インバータ。
  3. 【請求項3】 インバータ制御回路(4)は更に、開閉手
    段による開列から所定の遅延時間が経過した後に、計時
    手段による計時を開始させる遅延手段を具えている請求
    項1又は請求項2に記載の系統連系インバータ。
JP6197673A 1994-07-30 1994-07-30 系統連系インバータ Pending JPH0847176A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006204028A (ja) * 2005-01-21 2006-08-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd 直流電源装置
JP4724948B2 (ja) * 2001-05-11 2011-07-13 株式会社豊田自動織機 インバータ
JP2014117086A (ja) * 2012-12-11 2014-06-26 Diamond Electric Mfg Co Ltd 系統連系システム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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