JPH084697Y2 - 中継用端子台 - Google Patents

中継用端子台

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JPH084697Y2
JPH084697Y2 JP1993032846U JP3284693U JPH084697Y2 JP H084697 Y2 JPH084697 Y2 JP H084697Y2 JP 1993032846 U JP1993032846 U JP 1993032846U JP 3284693 U JP3284693 U JP 3284693U JP H084697 Y2 JPH084697 Y2 JP H084697Y2
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JP
Japan
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terminal
lead wire
terminal block
relay terminal
relay
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Application number
JP1993032846U
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English (en)
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JPH0686267U (ja
Inventor
孝知 比留間
Original Assignee
サムタク株式会社
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Filing date
Publication date
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  • Connections Arranged To Contact A Plurality Of Conductors (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、リード線を接続する
ための中継用端子台であって、詳しくは例えば新幹線等
の駆動用モータの如き振動源の近くで用いるのに適した
中継用端子台に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、中継用端子台としては、図7に示
すように、絶縁部材で成形され、仕切部50を備えた横
方向に長い端子台51が用いられていた。各仕切部50
内には金属片で形成された端子板52が一つづつ設けら
れており、端子板52の各上面には取付用ネジ53が着
脱自在に設けてあって、リード線の先端に着けた圧着端
子が螺着されるようになっている。そして、各端子板5
2の下方には端子片が突設され、この部分に別のリード
線を半田付けし、各リード線を端子台を介し電気的に導
通するようになっている。図8は、前記端子台51を複
列にして多数の端子板52を設けたものであり、図9
は、図8の端子板52を多少ズラして千鳥状に配列した
ものである。図10及び図11に示したものは千鳥状に
配列したものにリード線14を接続した使用状態を示
す。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、図7に
示す横方向の中継用端子台においては、接続部の多いも
のでは長さが長くなってしまい、狭い場所への設置は不
可能となるという課題があった。また、図8に示す複列
の中継用端子台においては、長さ方向は短くできるが、
リード線が互いに全部重なり合ってメンテナンスの面で
不都合となるという課題がある。図9のものは、図10
及び図11に示すようにリード線14の一部がやはり重
なり、このように図8や図9のタイプのものではリード
線14が重なるため、下段の取付用ネジ53が見え難
く、また、下段側の接続を後工程で処理することも困難
であるばかりか、取付用ネジ53の緩みを見付けること
も困難であるという課題がある。また、上記したいずれ
の中継用端子台においても、下側に設けられた各端子片
に別のリード線を半田付けにより接続するが、半田付け
されたリード線がそのまま垂下されブラブラした状態で
あるため、車輌等の振動源近傍に配置されると、振動を
伴う経年使用等により半田付けされた部分が剥離される
という課題もある。この防振対策として接着剤もしくは
充填材等によりリード線を固定することも試みられてい
るが、煩雑であるばかりかメンテナンス上では改修不能
になるという欠点があった。
【0004】本考案は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、複列多段型の中継用端
子台において、各取付用ネジに各リード線の圧着端子を
それぞれ接続しても、相互に重なり合うことがなく、外
部から容易に接続状態を確認することができ、かつ下段
側の結線や締め直し等を容易に行うことができると共
に、リード線接続となる半田付側の端子片の半田作業が
容易で、而も、振動によっても半田付側の半田に亀裂が
入ったりして、接続不良を生ずることのない中継用端子
台を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本考案の中継用端子台は、複数列で上下方向に向か
って多段に形成された絶縁性部材の中継用端子台(1)
であって、上段側に端子板(3)を設けた下段側は空席
部(5)とし、下段側に端子板(3)を設けた上段側は
空席部(5)として、上段の端子板(3)と下段の端子
板(3)とを、互い違いに配列せしめ、前記各端子板
(3)に導通された端子片(3A)は、前記中継用端子
台(1)の後面に突設せしめ、端子片(3A)には別の
リード線(15)の心線を係止・半田付けするための小
孔(9)が設けられ、かつこれらの端子片(3A)の下
方で端子片(3A)の突設位置に対応し、端子片(3
A)に接続される別のリード線(15)を保持するリー
ド線保持部(11)を設け、このリード線保持部(1
1)は、前記別のリード線(15)の挿通保持する切欠
部(12)を備えることを特徴とするものである。
【0006】
【作用】上記構成により本考案の中継用端子台1は、各
端子板3に接続されたリード線15は互いに重なり合う
ことなく配設されるので、メンテナンス性もよく作業性
も極めて良好である。この中継用端子台1の後面に突設
された端子片3Aは、リード線保持部11の挿通孔10
内を挿通もしくは切欠部12を介して挿通孔10内に導
入され保持されたリード線15の先端を係止できるの
で、半田付け作業も容易となり、また、リード線保持部
11にて保持されているので、振動に対しても半田剥離
という問題は防止され、メンテナンス上からもチェック
が容易となる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1ないし図5に
よって、詳細に説明する。図1において、中継用端子台
1は上段部2Aと下段部2Bとより形成された多段型の
絶縁部材で成形された基台2があって、上段部2Aと下
段部2Bとには端子板3を収納する3方が囲われた端子
板収納部4が、それぞれその位置をずらして1つ置きに
設けてある。この1つ置きに設けられた各端子板収納部
4の隣接部分は、空席部5として上段部2Aもしくは下
段部2Bが原形を保って突出されている。そして、前記
基台2の対角線をなす両隅は所定の高さに及ぶ段差部6
が設けてあって、この段差部6には基台2を固定するた
めの固定用ネジ穴7が穿設されている。前記端子板収納
部4に収納されている端子板3は、略端子板収納部4内
に収納される導電性の金属部材で、中心には後述する圧
着端子13を螺着するための取付用ネジ8が設けてあ
る。
【0008】前記端子板3には基台2内を挿通して図2
に示すような端子片3Aが、基台2の後面側に突設され
ており、その端子片3Aの取付位置は上段部2Aの端子
板3の取付位置に合わされ、下段部2Bの端子片3Aは
上方に折曲され横一列に配列されている。これらの端子
片3Aの先端側には後述するリード線15の心線を係止
・半田付けするための小孔9が設けてある。上記端子片
3Aを突設させた基台2の下方には、前記端子片3Aの
小孔9のほぼ直下にリード線15を挿通せしめる挿通孔
10を穿設したリード線保持部11が棚板状に突設され
ている。このリード線保持部11は端子片3Aの先端と
基台2の裏側面との距離より僅かに長く突設されてお
り、この後端面と前記挿通孔10との間には、内部が上
記挿通孔10となっている切欠部12が設けてあって、
リード線15はこの切欠部12を介して挿通孔10内に
保持させることもできる。
【0009】上記のように構成された中継用端子台1
は、上段部2A,下段部2Bにそれぞれ設けてある端子
板3に、図3に示すように先端に圧着端子13を設けた
リード線14を取り付け、取付用ネジ8で圧着端子13
を螺着すると、各リード線14は重なり合うことなく配
線できるので、作業性は良好であり、接続状態を容易に
確認することができる。また、中継用端子台1の裏面側
に設けられた端子片3Aには、図4に示すように、リー
ド線保持部11の挿通孔10に保持された別のリード線
15の先端の被覆を剥がし、心線16を端子片3Aの小
孔9に差し込み保持できるので、半田付け作業は容易と
なり、半田付けされたリード線15は半田付け部とリー
ド線保持部11とに確実に保持されるので、振動源の近
くに中継用端子台1を取り付けても、半田付け部に亀裂
や剥離を発生させることはなく、接続不良を完全に防止
させることができる。また、リード線保持部11には挿
通孔10とほぼ対向する切欠部12を設けてあるので、
この切欠部12よりリード線15を圧入しても挿通孔1
0内に簡単にリード線15を装着できる。
【0010】図5は、本実施例の中継用端子台1を、新
幹線等の回転検出計に実装した断面図である。この回転
検出計17は、ケース18の先端に近接センサの検出ヘ
ッド19を設け、その後方に回路基板20を内装し、こ
の回路基板20のリード線15を中継用端子台1の端子
片3Aに半田付けし、端子板3には外部からのリード線
14を接続した構成になっている。前記検出ヘッド19
は駆動用モータ21の出力軸22に取り付けられている
歯車23の外周先端近傍にセットされ、歯数を検出する
ことによって駆動用モータ21の回転数を検出するもの
である。このように、駆動用モータ21による振動の多
い所であっても、回路基板20からのリード線15は中
継用端子台1のリード線保持部11を介して端子片3A
に半田付けされているので、強振動に対しても十分に対
応できる特長を有する。
【0011】図6は、本考案の別実施例を示すもので、
上記中継用端子台1の基台2の下面に、例えばハイカー
ゴム等の弾性部材で形成された防振台24を設け、基台
2の段差部6に設けた固定用ネジ穴7を介して固定して
おけば、強度の振動に対しても対応することができる。
【0012】
【考案の効果】以上詳細に説明したように、本考案の中
継用端子台1は、リード線14を取り付ける端子板3の
位置が複数列で上下方向に多段に構成され、かつ取り付
けられたリード線14が互いに重なり合うことなく配線
されるので、リード線14の取り付け状態が容易に確認
できると共に、配線交換等も簡単に行え、メンテナンス
性も向上される。また、別のリード線15を取り付ける
側の半田付け側にはリード線保持機能があるので、耐振
性に優れており、接着剤や充填材等の防振処理は不用と
なる。特に、半田付け等における作業性の面でも能率化
され、かつ確実に固定できる特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す中継用端子台の表面側
斜視図である。
【図2】図1の中継用端子台の裏面側斜視図である。
【図3】図1の中継用端子台にコードを装着した斜視図
である。
【図4】図2の中継用端子台にリード線を装着した部分
斜視図である。
【図5】図1の中継用端子台を回転検出計に実装した断
面図である。
【図6】本考案の別の実施例で、中継用端子台に防振台
を設けた裏面側斜視図である。
【図7】従来例の中継用端子台の平面図である。
【図8】従来例の複列型中継用端子台の平面図である。
【図9】従来例の複列千鳥型中継用端子台の平面図であ
る。
【図10】従来例の複列千鳥型多段中継用端子台の平面
図である。
【図11】図10の正面図である。
【符号の説明】
1 中継用端子台 2A 基台上段部 2B 基台下段部 3 端子板 3A 端子片 5 空席部 10 挿通孔 11 リード線保持部 12 切欠部 15 リード線

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数列で上下方向に向かって多段に形成
    された絶縁性部材の中継用端子台(1)であって、上段
    側に端子板(3)を設けた下段側は空席部(5)とし、
    下段側に端子板(3)を設けた上段側は空席部(5)と
    して、上段の端子板(3)と下段の端子板(3)とを、
    互い違いに配列せしめ、前記各端子板(3)に導通され
    た端子片(3A)は、前記中継用端子台(1)の後面に
    突設せしめ、端子片(3A)には別のリード線(15)
    の心線を係止・半田付けするための小孔(9)が設けら
    れ、かつこれらの端子片(3A)の下方で端子片(3
    A)の突設位置に対応し、端子片(3A)に接続される
    別のリード線(15)を保持するリード線保持部(1
    1)を設け、このリード線保持部(11)は、前記別の
    リード線(15)を挿通保持する切欠部(12)を備え
    たことを特徴とする中継用端子台。
JP1993032846U 1993-05-26 1993-05-26 中継用端子台 Expired - Lifetime JPH084697Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993032846U JPH084697Y2 (ja) 1993-05-26 1993-05-26 中継用端子台

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JP1993032846U JPH084697Y2 (ja) 1993-05-26 1993-05-26 中継用端子台

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Publication Number Publication Date
JPH0686267U JPH0686267U (ja) 1994-12-13
JPH084697Y2 true JPH084697Y2 (ja) 1996-02-07

Family

ID=12370199

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993032846U Expired - Lifetime JPH084697Y2 (ja) 1993-05-26 1993-05-26 中継用端子台

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Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS548191B2 (ja) * 1972-10-24 1979-04-13
JPS5546251B2 (ja) * 1972-10-25 1980-11-21
JPS59130189A (ja) * 1983-01-10 1984-07-26 Sumitomo Chem Co Ltd 光学活性なα−シアノ−3−フエノキシベンジルアルコ−ルの生化学的製造法

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JPH0686267U (ja) 1994-12-13

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