JPH0846647A - 伝送路の短絡保護検知装置 - Google Patents

伝送路の短絡保護検知装置

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JPH0846647A
JPH0846647A JP17891494A JP17891494A JPH0846647A JP H0846647 A JPH0846647 A JP H0846647A JP 17891494 A JP17891494 A JP 17891494A JP 17891494 A JP17891494 A JP 17891494A JP H0846647 A JPH0846647 A JP H0846647A
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JP
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transistor
circuit
transmission line
base
resistor
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JP17891494A
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English (en)
Inventor
Katsunao Tsuji
克尚 辻
Tomohisa Kishigami
友久 岸上
Yoshiki Tatsutomi
由樹 達冨
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】伝送路の出力段の保護を確実にするとともに、
短絡検知を可能にする。 【構成】信号を伝送路141に接続する駆動回路110
と、この伝送路141の異常によって生じた過電流から
駆動回路110を保護する過電流保護回路120と、伝
送路141に生じた短絡状態を検知する短絡検知回路1
30と、伝送路141からの出力電圧と基準電圧とを比
較して伝送路141からの出力電圧が大きい場合に出力
信号を発する受信入力回路150と、この受信入力回路
150からの出力をカウントし、当該カウント値が所定
のカウント値になると出力信号を発し、該出力信号に基
づいて伝送路141が異常であることを報知する伝送路
異常報知回路160とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信制御装置に係わ
り、特に、車内LAN用通信制御装置の伝送路の短絡保
護検知装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車載電子装置において、入力装置
からアクチュエータまでに配線するのに独立した配線用
ハーネスが用いられていたが、近年、電子装置が満載さ
れる高級車等から、配線用ハーネスの重量、コスト等の
低減化対策として、スイッチ情報をコード化して同一の
配線用ハーネスで送信するといった手段が用いられるよ
うになってきた。このようなタイプの送信手段を構成す
る最も簡単な車載電子装置の通信ネットワークとして
は、図8に示すように、車両400の前部電子装置ユニ
ット410と後部電子装置ユニット420との間を配線
用ハーネス430により接続して、各電子装置ユニット
410、420相互間でデータ通信できるようにしてい
る。
【0003】各電子装置ユニット410、420には、
図9に示すように、配線用ハーネス430を伝送路とし
て接続する通信インターフェース412、422に接続
して情報を送信または受信し、その情報をもとにして一
連の動作を行う電子装置411、421を備えている。
この場合の電子装置411、421は双方向通信を行う
装置の場合ではプロトコル制御機能を備えている。
【0004】双方向通信を行うインターフェースとし
て、図10に示されるように、オープンコレクタ構成の
回路が用いられている。この回路では、送信信号Txが
電子装置側から入力されるとトランジスタ442をオン
して、信号Txを伝送路(配線用ハーネス)430へ送
り出す。伝送路430から送られてきた信号は、入力抵
抗443を介して電圧コンパレータ444へ供給され、
電圧コンパレータ444は接続された定電圧源445の
基準電圧Vrと伝送路430から入力した信号の電圧を
比較して受信信号の2値化を行って信号を再生し、出力
端子446を介して電子装置側へ受信信号Rxとして出
力する。そして、トランジスタ442と入力抵抗443
との間を分岐してプルアップ抵抗447を接続し、伝送
路430が断線すると“ハイ”レベルに固定され、伝送
路430がショートすると“ハイ”または“ロー”のい
ずれか一方に固定するようになっている。
【0005】そして、この伝送路の短絡時において伝送
路を保護するために、伝送路に流れる電流が過大になっ
たことを短絡検知回路にて検知し、伝送路の動作を停止
させることが、例えば、特開昭61−46644号公報
に示されるように公知である。このものは、図11に示
されるように、信号線に流れる電流が予め設定された電
流よりも大きくなったことを検知する短絡検知回路と、
短絡検知信号が出力されたとき伝送信号の送信回路の動
作を一定時間停止させる短絡保護回路とを設けるもので
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この場
合、図11のトランジスタQ6が過電流検知した後、出
力段を保護するためにオペアンプOP1、OP2および
コンパレータCPを通っているので、短絡発生後の応答
が遅れてしまうという問題が生じる。また、短絡発生後
の応答が遅れてしまうため、設定された電流よりも大き
な電流が応答遅れの時間分流れてしまい、出力段を破壊
する恐れが生じる。そこで、本発明は上記問題点に鑑み
てなされたものであり、出力段の保護を確実にし、かつ
外部での短絡検知が可能な伝送路の短絡保護検知装置を
提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の構成上の第1の
特徴は、信号を伝送路に接続する駆動回路と、この伝送
路に生じた過電流から前記駆動回路を保護する過電流保
護回路と、伝送路に生じた短絡状態を検知する短絡検知
回路と、伝送路からの出力電圧と基準電圧とを比較して
伝送路からの出力電圧が大きい場合に出力信号を発する
受信入力回路と、この受信入力回路からの出力をカウン
トし、当該カウント値が所定のカウント値になると出力
信号を発し、該出力信号に基づいて伝送路が異常である
ことを報知する伝送路異常報知回路とを備えたことにあ
る。
【0008】また、本発明の構成上の第2の特徴は、伝
送路と接地間に接続し信号を伝送路に接続する伝送路駆
動用の第1のトランジスタと、この第1のトランジスタ
のベースと接地間に接続して第1のトランジスタに流れ
る過電流から第1のトランジスタを保護する過電流保護
用の第2のトランジスタと、電源ラインと接地間に接続
して電源ラインと伝送路間の短絡状態を検知する第3の
トランジスタとを有し、第1のトランジスタのベースは
入力抵抗を介して入力端子に接続し、そのコレクタを伝
送路に接続し、そのエミッタは電流量検知用の抵抗を介
して接地しており、第2のトランジスタのコレクタは第
1のトランジスタのベースに接続し、そのエミッタは接
地しており、第2のトランジスタのベースと第3のトラ
ンジスタのベースとを共通に接続し、第3のトランジス
タのコレクタを抵抗を介して電源に接続するとともにイ
ンバータを介してオアゲートの一方の端子に接続し、そ
のエミッタを接地し、さらに、伝送路はコンパレータの
正入力端子に接続するとともに、このコンパレータの出
力を所定カウント値で信号を出力するカウンタのリセッ
ト端子に接続して、このカウンタの出力をオアゲートの
他方の端子に接続したことにある。
【0009】さらに、本発明の構成上の第3の特徴は、
伝送路と接地間に接続し信号を伝送路に接続する伝送路
駆動用の第1のトランジスタと、この伝送路と電源間に
接続し信号を伝送路に接続する伝送路駆動用の第4のト
ランジスタと、第1のトランジスタのベースと接地間に
接続し、第1のトランジスタに流れる過電流から第1の
トランジスタを保護する過電流保護用の第2のトランジ
スタと、電源と接地間に接続して電源ラインと伝送路間
の短絡状態を検知する第3のトランジスタとを有し、第
1のトランジスタのベースは論理回路と抵抗を介して入
力端子に接続し、そのコレクタは伝送路に接続し、その
エミッタは電流量検知用の抵抗を介して接地し、第2の
トランジスタのコレクタは第1のトランジスタのベース
に接続し、そのエミッタは接地し、第2のトランジスタ
のベースと第3のトランジスタのベースとを共通に接続
して、第3のコレクタは抵抗を介して電源に接続すると
ともにインバータを介してオアゲートに入力し、そのエ
ミッタは接地し、第4のトランジスタのベースと電源と
に接続した過電流保護用の第5のトランジスタと、電源
と接地間に接続した短絡検知用の第6のトランジスタと
を有し、第4のトランジスタのベースは論理回路と抵抗
を介して入力端子に接続し、そのコレクタは伝送路に接
続し、そのエミッタは電流量検知用の抵抗を介して電源
に接続しており、第5のトランジスタのコレクタは第4
のトランジスタのベースに接続し、そのエミッタは接地
しており、第5のトランジスタのベースと第6のトラン
ジスタのベースとを共通に接続しており、第6のコレク
タは抵抗を介して接地するとともにオアゲートに入力し
て、そのエミッタを電源に接続したことにある。
【0010】
【発明の作用・効果】上記のように構成した本発明にお
いては、伝送路が電源ラインに短絡したりして、駆動回
路となる第1のトランジスタに過大な電流が流れようと
した場合、過電流保護回路となる第2のトランジスタが
オンして第1のトランジスタのベース電流を引き込んで
第1のトランジスタをオフさせるので、第1のトランジ
スタに過大な電流が流れるのを防止できる。また、この
とき、第2のトランジスタと同様に短絡検知回路となる
第3のトランジスタもオンするので、過電流からの回路
保護と同時に短絡検知信号を得ることができる。そし
て、コンパレータやオペアンプを使用しないため、遅延
が少なく、確実に回路を保護することができるようにな
る。また、伝送路が接地ラインに短絡した場合には、受
信入力回路となるコンパレータの出力が“ロー”にな
り、カウンタがカウントを始める。カウンタの値が予め
設定された値になったとき、インバータおよびオアゲー
トからなる論理回路から短絡検知信号を得ることができ
る。さらに、過電流保護回路部分にコンパレータやオペ
アンプを使用しないため、遅延が少なく、確実に回路を
保護することができるようになるという格別の効果を生
じる。
【0011】
【実施例】
実施例1 以下、図に基づいて本発明の第1実施例を説明する。図
1において、入力信号は入力端子113より抵抗112
を介して駆動用の第1のトランジスタ111のベースに
接続され、入力信号が“ハイ”になるとこの第1のトラ
ンジスタ111はオンとなる。この第1のトランジスタ
111のコレクタは伝送路141に接続されており、そ
のエミッタは過電流量検知用の抵抗122を介して接地
されている。そして、この第一のトランジスタ111と
抵抗112とで駆動回路110が構成される。
【0012】第1のトランジスタ111のエミッタと過
電流量検知用の抵抗122との間には、過電流保護用の
第2のトランジスタ121のベースが接続されており、
この第2のトランジスタ121のコレクタは抵抗112
と第1のトランジスタ111の間に接続されている。ま
た、この第2のトランジスタ121のエミッタは接地さ
れている。ここで、第2のトランジスタ121は、例え
ば、VBE=0.65Vでオンするトランジスタを使用す
る。そして、この第2のトランジスタ121と抵抗12
2とで過電流保護回路120が構成される。
【0013】第2のトランジスタ121のベースには第
3のトランジスタ131のベースが接続され、この第3
のトランジスタ131のコレクタは抵抗132を介して
電源ライン134に接続され、この第3のトランジスタ
131のエミッタは接地されている。また、第3のトラ
ンジスタ131のコレクタと抵抗132との間から伝送
路異常検知用論理回路のインバータ165の入力端子に
接続される。第3のトランジスタ131と抵抗132で
短絡検知回路130が構成される。
【0014】伝送路141には第1のトランジスタ11
1のコレクタの他に、受信用のコンパレータ151の正
入力が接続される。コンパレータ151の負入力には基
準電圧設定のための定電圧源152が接続される。コン
パレータ151と定電圧源152とで受信回路入力部1
50が構成される。
【0015】コンパレータ151の出力は受信データ解
析回路(図示せず)とカウンタ161のリセット端子
(R)に入力される。ここで使用するカウンタ161に
は予め設定した数だけカウントすると“ハイ”の信号を
出力するものを使用する。カウンタ161のクロック入
力端子(CK)にはクロック源162が接続される。こ
のクロック源162には受信データ解析回路(図示せ
ず)のクロック源を共通に使用してもよい。カウンタ1
61の出力にはオアゲート166の入力端子と抵抗16
3を介して第4のトランジスタ164のベースに接続す
る。オアゲート166の他の入力端子にはインバータ1
65の出力が接続される。オアゲート166の出力が伝
送路異常検知出力167となる。カウンタ161とクロ
ック源162と抵抗163と第4のトランジスタ164
とインバータ165とオアゲート166とで伝送路異常
検知回路160が構成される。
【0016】次に、図2乃至図4に基づいて図1の回路
の動作を説明する。図2、図3、図4は送信入力信号T
Xin、送信出力信号TXout1、TXout2、TXout3、短
絡検知信号Is1、Is2、Is3の波形を示したものであ
り、図2は送信正常時を、図3は伝送路141が電源線
に短絡した時を、図4は伝送路141が接地線に短絡し
た時を表している。送信入力信号TXinが“ロー”の状
態のとき、第1のトランジスタ111はオフしており、
送信出力信号TXout1は“ハイ”の状態にある。送信入
力信号TXinが“ハイ”の状態では、第1のトランジス
タ111はベース電流IBが流れてオンし、伝送路14
1の電流を引き込むので、正常時には図2の送信出力信
号TXout1のように“ロー”の状態になる。しかし、伝
送路141が電源線に短絡したときには、図3の送信出
力信号TXout2はTXinに対応しておらず、送信不能と
なる。また、伝送路141が接地線に短絡したときに
も、図4の送信出力信号TXout3はTXinに対応してお
らず、送信不能となる。
【0017】ここで、伝送路141の終端142の抵抗
値を120Ω、過電流保護回路120の抵抗122を1
0Ω、電源電圧を5Vとすると、正常時には第1のトラ
ンジスタ111のコレクタ電流は約40mA流れるが、
第1のトランジスタ111を破壊することはない。
【0018】しかし、伝送路141が電源線に短絡し、
過大な電流が流れようとした異常時、抵抗122に流れ
る電流が65mAを越えると、A点での電圧が0.65
Vを越えるため、VBE=0.65Vでオンする第2のト
ランジスタ121はオンし、第1のトランジスタ111
のベース電流を引き込んで、第1のトランジスタ111
をオフさせる。これにより、第1のトランジスタ111
に流れる過電流を65mAに制限し、回路破壊を防止で
きる。さらに、このとき、VBEが第2のトランジスタ1
21と同等である第3のトランジスタ131は、第2の
トランジスタ121と同様にオンするようになってお
り、第1のトランジスタ111に65mAの電流が流れ
たとき、第3のトランジスタ131もオンして、B点を
“ロー”にする。すると、インバータ165の出力は
“ハイ”になり、オアゲート166の出力、すなわち伝
送路異常検知出力167も“ハイ”になる。
【0019】また、伝送路141が接地線に短絡する
と、送信入力信号TXiNに信号が入力されて第1のトラ
ンジスタ111がオン、オフしても、送信出力信号TX
out3は“ロー”になったまま変化せず、通信信号は正常
に送信されない。また、この状態では伝送路141に接
続された他の送信回路が送信しても、伝送路141は
“ロー”になったまま変化しない。これらの場合、短絡
中はコンパレータ151には“ロー”が入力されること
になり、コンパレータ151の出力も“ロー”のままと
なる。このとき、カウンタ161のリセットが解除され
るのでクロック源162のクロックに合わせてカウント
を開始する。
【0020】ここでは、クロック源162は受信データ
解析回路と共通のものを使用する場合で説明する。カウ
ンタ161は通信データの1メッセージ分のデータ長よ
りも大きな数を設定しておき、その数を越えるとカウン
タ161は“ハイ”を出力する。本第1実施例では、1
メッセージを6ビット、カウンタには1メッセージの6
ビットに送信側とのクロックずれとして1ビットのマー
ジンをみた数より大きい数字の8を設定したものとして
説明する。カウンタ161の設定値は、所定のビット数
だけ“ハイ”または“ロー”の同じ状態が続いたら次の
ビットに反転させた信号を1ビット挿入するビットスタ
フを行う場合には、1メッセージ以下の数を設定するこ
とも可能である。
【0021】正常時には、通信信号の1メッセージ分
(ビットスタフする場合は所定のビット数)よりも長く
“ロー”が続くことはないので、カウンタ161は“ロ
ー”を出力し続ける。伝送路141上のどれかの送信回
路が“ロー”を送信するか伝送路141が接地線に短絡
すると、コンパレータ151の出力は“ロー”になり、
カウンタ161はリセットが解除されてカウントを開始
する。短絡が続いてカウンタ161のカウントが設定値
を越えたとき、カウンタ161は“ハイ”を出力する。
そして、オアゲート166の出力、すなわち伝送路異常
検知出力167も“ハイ”になる。
【0022】以上のように構成した本第1実施例におい
ては、従来技術では、伝送路と電源線とが短絡した場合
コンパレータやオペアンプを介して回路保護するので、
応答遅れによる回路の障害等が問題であったが、本第1
実施例においては回路保護部分にコンパレータやオペア
ンプを使用しないので、遅延が少なく確実に回路を保護
することができるようになる。また同時に、伝送路の電
源線や接地線への短絡を検知することが可能になる。
【0023】なお、トランジスタの特性として、正常時
の短絡検知信号Is1に図5のようなグリッジgが出るこ
とがあるが、図6のようなグリッジ除去回路を用いた
り、CPU内部でのマスク処理により、短絡検知信号I
s1aを得ることができる。
【0024】実施例2 マスタ・スレーブ通信方式のマスタ回路等で使用される
接地側と電源側をトランジスタで構成するプッシュプル
回路でも、伝送路異常検知出力を有する過電流保護回路
を構成することができる。本第2実施例は、マスタ・ス
レーブ通信方式における過電流保護回路に関するもので
ある。以下、図に基づいて本第2実施例を説明する。図
7は本第2実施例を示す図であり、図7において、入力
信号は入力端子313よりANDゲート315および抵
抗312を介して駆動用の第1のNPN型トランジスタ
311のベースに接続するとともに、インバータ33
3、NANDゲート334および抵抗332を介して駆
動用の第4のPNP型トランジスタ331のベースに接
続される。
【0025】送信許可信号314は“ロー”になると第
1のNPN型トランジスタ311と第4のPNP型トラ
ンジスタ331をオフにする信号で、ANDゲート31
5とNANDゲート334に入力される。第1のトラン
ジスタ311のコレクタと第4のトランジスタ331の
コレクタは伝送路341に接続されており、第1のトラ
ンジスタ311のエミッタは過電流量検知用の抵抗32
2を介して接地され、第4のトランジスタ331のエミ
ッタは過電流量検知用の抵抗352を介して電源に接続
される。
【0026】第1のトランジスタ311のエミッタと過
電流量検知用の抵抗322との間には、過電流保護用の
第2のトランジスタ321のベースが接続されており、
この第2のトランジスタ321と抵抗322とで過電流
保護回路が構成される。同様に、第4のトランジスタ3
31のエミッタと過電流量検知用の抵抗352との間に
は、過電流保護用の第5のトランジスタ351のベース
が接続されており、この第5のトランジスタ351と抵
抗352とで過電流保護回路が構成される。
【0027】第2のトランジスタ321のベースには第
3のトランジスタ323のベースが接続され、この第3
のトランジスタ323のコレクタは抵抗324を介して
電源ラインに接続され、第3のトランジスタ323のコ
レクタと抵抗324との間から伝送路異常検知用論理回
路のインバータ365の入力に接続される。インバータ
365の出力がオアゲート366に入力される。第5の
トランジスタ351のベースには第6のトランジスタ3
53のベースが接続され、この第6のトランジスタ35
3のコレクタは抵抗354を介して接地され、第6のト
ランジスタ353のコレクタと抵抗354との間から伝
送路異常検知用論理回路のオアゲート366の入力に接
続される。
【0028】ここで、抵抗322と抵抗352を10
Ω、電源電圧を5Vとすると、伝送路341が電源線に
短絡して第1のトランジスタ311に過大な電流が流れ
ようとした異常時、抵抗322に流れる電流が65mA
を越えると、A点での電圧が0.65Vを越えるため、
VBE=0.65Vでオンする第2のトランジスタ321
はオンし、第1のトランジスタ311のベース電流を引
き込んで第1のトランジスタ311をオフさせる。これ
により、第1のトランジスタ311に流れる過電流を6
5mAに制限し、回路破壊を防止できる。さらに、この
とき、VBEが第2のトランジスタと同等である第3のト
ランジスタ323は、第2のトランジスタ321と同様
にオンして、インバータ365の出力と、オアゲート3
66の出力、すなわち伝送路異常検知出力367も“ハ
イ”になる。
【0029】また、伝送路341が接地線に短絡して第
4のトランジスタ331に過大な電流が流れようとした
異常時、抵抗352に流れる電流が65mAを越える
と、A’点での電圧が電源−0.65Vを下回るため、
VBE=−0.65Vでオンする第5のトランジスタ35
1はオンし、第4のトランジスタ331のベース電流を
引き込んで第4のトランジスタ331をオフさせる。こ
れにより、第4のトランジスタ331に流れる過電流を
65mAに制限し、回路破壊を防止できる。さらに、こ
のとき、VBEが第5のトランジスタと同等である第6の
トランジスタ353は、第5のトランジスタ351と同
様にオンして、オアゲート366の出力、すなわち伝送
路異常検知出力367も“ハイ”になる。
【0030】以上に説明したように、本第2実施例にお
いては、マスタ・スレーブ通信方式のマスタ回路等で使
用される接地側と電源側をトランジスタで構成するプッ
シュプル回路でも、伝送路異常検知出力を有する過電流
保護回路を構成することができる。そして、本第2実施
例においても、上述の第1実施例と同様に回路保護部分
にコンパレータやオペアンプを使用しないので、遅延が
少なく確実に回路を保護することができるようになる。
また同時に、伝送路の電源線や接地線への短絡を検知す
ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の短絡保護検知装置の第1実施例の回路
図である。
【図2】図1の回路図の伝送路の正常時の波形を示す図
である。
【図3】図1の回路図の伝送路が電源線に短絡した場合
の波形を示す図である。
【図4】図1の回路図の伝送路が接地線に短絡した場合
の波形を示す図である。
【図5】図1の回路図の正常時の短絡検知信号を示す図
である。
【図6】グリッジ除去回路を示す図である。
【図7】本発明の短絡保護検知装置の第2実施例の回路
図である。
【図8】従来の車載電子装置の車内配線を示す図であ
る。
【図9】従来の車載電子装置の車内接続状態を示す図で
ある。
【図10】従来の車載電子装置のインターフェース回路
を示す図である。
【図11】従来の短絡検知装置の回路図である。
【符号の説明】
110…駆動回路、113…入力端子、120…過電流
保護回路、130…短絡検知回路、141…伝送路、1
50…受信入力回路、160…伝送路異常報知回路。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04L 12/26 29/14

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】信号を伝送路に接続する駆動回路と、 前記伝送路の短絡によって生じた過電流から前記駆動回
    路を保護する過電流保護回路と、 前記伝送路に生じた短絡状態を検知する短絡検知回路
    と、 前記伝送路からの出力電圧と基準電圧とを比較して前記
    伝送路からの出力電圧が大きい場合に出力信号を発する
    受信入力回路と、 前記受信入力回路からの出力をカウントし、当該カウン
    ト値が所定のカウント値になると出力信号を発し、該出
    力信号に基づいて前記伝送路が異常であることを報知す
    る伝送路異常報知回路と、を備えたことを特徴とする伝
    送路の短絡保護検知装置。
  2. 【請求項2】伝送路と接地間に接続された駆動用の第1
    のトランジスタと、 前記第1のトランジスタのベースと接地間に接続された
    過電流保護用の第2のトランジスタと、 電源ラインと接地間に接続された短絡検知用の第3のト
    ランジスタとを有し、 前記第1のトランジスタのベースは入力抵抗を介して入
    力端子に接続され、そのコレクタは伝送路に接続され、
    そのエミッタは電流量検知用の抵抗を介して接地されて
    おり、 前記第2のトランジスタのコレクタは前記第1のトラン
    ジスタのベースに接続され、そのエミッタは接地されて
    おり、 前記第2のトランジスタのベースと前記第3のトランジ
    スタのベースとは共通に接続されており、 前記第3のトランジスタのコレクタは抵抗を介して電源
    に接続されるとともにインバータを介してオアゲートの
    一方の端子に接続され、そのエミッタは接地されてお
    り、 前記伝送路にはコンパレータの正入力端子に接続され、
    コンパレータの出力はカウンタのリセット端子に接続さ
    れ、所定カウントでハイの信号を出力する前記カウンタ
    の出力は前記オアゲートの他方の端子に接続されたこと
    を特徴とする伝送路の短絡保護検知装置。
  3. 【請求項3】伝送路と接地間に接続された駆動用の第1
    のトランジスタと、 前記伝送路と電源間に接続された駆動用の第4のトラン
    ジスタと、 前記第1のトランジスタのベースと接地間に接続された
    過電流保護用の第2のトランジスタと、 電源と接地間に接続された短絡検知用の第3のトランジ
    スタとを有し、 前記第1のトランジスタのベースは論理回路と抵抗を介
    して入力端子に接続され、そのコレクタは伝送路に接続
    され、そのエミッタは電流量検知用の抵抗を介して接地
    されており、 前記第2のトランジスタのコレクタは前記第1のトラン
    ジスタのベースに接続され、そのエミッタは接地されて
    おり、 前記第2のトランジスタのベースと前記第3のトランジ
    スタのベースとは共通に接続されており、 前記第3のコレクタは抵抗を介して電源に接続されると
    ともにインバータを介してオアゲートに入力され、その
    エミッタは接地されており、 前記第4のトランジスタのベースと電源に接続された過
    電流保護用の第5のトランジスタと、 電源と接地間に接続された短絡検知用の第6のトランジ
    スタとを有し、 前記第4のトランジスタのベースは論理回路と抵抗を介
    して入力端子に接続され、そのコレクタは伝送路に接続
    され、そのエミッタは電流量検知用の抵抗を介して電源
    に接続されており、 前記第5のトランジスタのコレクタは前記第4のトラン
    ジスタのベースに接続され、そのエミッタは接地されて
    おり、 前記第5のトランジスタのベースと前記第6のトランジ
    スタのベースとは共通に接続されており、 前記第6のトランジスタのコレクタは抵抗を介して接地
    されるとともにオアゲートに入力され、そのエミッタは
    電源に接続されることを特徴とする伝送路の短絡保護検
    知装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004080778A (ja) * 2002-08-09 2004-03-11 Semikron Elektron Gmbh パワー半導体トランジスタを駆動するための回路装置
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