JPH084484B2 - 食品の連続クリーン冷却装置 - Google Patents

食品の連続クリーン冷却装置

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JPH084484B2
JPH084484B2 JP4091364A JP9136492A JPH084484B2 JP H084484 B2 JPH084484 B2 JP H084484B2 JP 4091364 A JP4091364 A JP 4091364A JP 9136492 A JP9136492 A JP 9136492A JP H084484 B2 JPH084484 B2 JP H084484B2
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freezer
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JP4091364A
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充宏 高橋
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高橋工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は無包装の食品あるいは一
部が外気に露出した食品の連続クリーン冷却方法と装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術とその問題点】食品の製造における最近の
傾向は、防腐剤等を含めた無添加物で、食味の向上をは
かっている。このように無添加にすることにより、食品
の腐敗が早くなると共に、賞味期間は短くなるが、この
賞味期間をできるだけ長くするには、食品の高温加熱殺
菌後、10℃程度まで急速に冷却することである。
【0003】従来の食品装置としては、特開昭49−1
28339号公報に記載されているように、無端ネット
コンベアを運行させるようにした装置冷却室において、
内装した冷却器側に開口する一側のダクトは先端をネッ
トコンベアの上段にのぞませ他側のダクトは先端をネッ
トコンベアの下段にのぞませて冷風が上下方向から交互
に循環できるように装備し、冷却室の入口及び出口に外
気遮断装置(例えばエアーカーテン)を具備させた構成
である。
【0004】そしてその冷却は、被冷却物をネットコン
ベアに積載して冷却室に運行した後、入口及び出口の外
気遮断装置を始動させて室内を気密にして被冷却物を冷
却するようになっており、一般的なバッチ方式の冷却ボ
ックスと同様、冷却処理が非連続で行われるものであ
る。
【0005】この装置を本願発明と同様に連続的に使用
するとすれば、冷却室室内と外部との圧力バランスの関
係から、入口及び出口に外気遮断装置(例えばエアーカ
ーテン)を具備しているとはいえ、雑菌等を含むエアー
が冷却食品に吹きつけられ、もしくは冷却室内へ雑菌等
を含む外気が冷却室内へ吸引されて侵入しすることを防
止できないために、連続的に冷却処理することはでき
ず、冷却処理能率の低い装置となる。
【0006】また、−5℃以下の庫内温度で使用する
と、完全密封状に包装された食品についての加熱殺菌後
冷却手段では、包装内面に結露し、また冷却後において
は表面に水滴が付着して商品価値が低下する不都合があ
り、さらに、0℃以上の庫内温度で、無包装の食品ある
いは一部が露出した食品の冷却の場合には、前記侵入し
た外気に含まれている多くの浮遊菌が食品に付着し、細
菌が増殖されるなど、衛生上好ましくない点を解決する
ことはできない。
【0007】また特開平3−91469号公報に開示さ
れている食品冷却装置も公知であるが、この装置は、バ
ッチ式に開閉するボックスタイプのフリーザー室内に、
冷却空気を循環供給するためのクーラーから前記フリー
ザー室内の冷風供給路に高性能フィルター(捕集効率9
9.97%)を設け、前記フリーザーからクーラーへの
冷風循環路に除湿フィルターを設け、台車に載せた食品
を冷却するようにした食品冷却装置であって、本願発明
の連続的に冷却処理する装置とは基本的に相違するもの
である。
【0008】この後者の食品冷却装置は、バッチ式に開
閉するボックスタイプのフリーザー室である限り、前者
のような結露、水滴の付着等の問題点は解決されるもの
の、連続的に能率良く食品冷却ができないばかりか、扉
の開閉のたびに外気が室内に入り、フィルターの耐久性
を短縮し、また冷却効率を低下させる等稼働経済性、維
持経済性を低下させるものである。
【0009】ただ別実施例として、フリーザーに対して
食品を連続的に通すコンベアを設け、出入り口をシャッ
ター又はエアカーテンで外気が流入しないように構成し
た装置とすることもできことが記載されているが、前者
の公知装置と同様の理由から連続的に食品冷却処理する
ことはできない。もし連続的に冷却処理するとすれば、
フリーザー内と外部との圧力バランスの関係から、出入
り口にエアーカーテンを形成しても、出入り口で雑菌等
を含むエアーが冷却食品に吹きつけられ、もしくはフリ
ーザー内へ雑菌等を含む外気が冷却室内へ吸引されて侵
入し、空気中に含まれている多くの浮遊菌が食品に付着
し、細菌が増殖される結果、衛生上好ましくない点は解
消することはできない。
【0010】本発明は、無包装の食品あるいは一部が外
気に露出した食品を連続的に搬送しながら冷却する装置
であって、食品をクリールームとした連続搬送タイプの
フリーザー内を陽圧として、搬入口及び搬出口からの外
気の侵入を完全に防止し、加熱殺菌後の細菌の付着、増
殖を少なくし、食品の賞味期間を延長させることのでき
る連続クリーン冷却装置を提供することを目的としてい
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために為されたものであって、庫内に低温空気循環
装置を装備したフリーザー内に、被冷却物を連続的に搬
送する無端ネットコンベアを、水平に貫通させるように
した食品の連続クリーン冷却装置において、外気用フィ
ルターを通して外気導入ダクトから外気を導入するフリ
ーザーの長手方向左右対向位置に、フリーザーの内を通
過する無端ネットコンベアの始端部となる搬入口と終端
部となる搬出口を開設し、ここに無端ネットコンベアを
水平に配設するとともに、フリーザー室内には、プレフ
ィルター、プレクーラー、メインクーラー、送風機、中
性能フィルター、HEPAフィルターから構成された偶
数基の低温空気循環装置を、前記吸引した外気と内部空
気を順次清浄度を高める方向に通過させて、被冷却物を
5〜25℃程度に急冷する循環送風ライン形成するよう
に配設し、循環する低温空気の一部を内外圧力差により
前記搬入口と搬出口から排気するようにしてフリーザー
の室内をクリーンルームとしたことを特徴とする食品連
続クリーン冷却装置を要旨とする。
【0012】
【作用】上記のように、フリーザー内の低温空気循環装
置の送風ラインに中性能フィルターとこれより捕集効率
の高いHEPAフィルターを装備させることによって、
低温空気が清浄化され、被冷却物に細菌を付着させるこ
となく連続的に急冷却することができ、また、フリーザ
ー内へ外気用フィルターを通して外気導入ダクトから外
気を導入することからフリーザー室内の圧力が外気より
も高くなり、無端ネットコンベアの搬入口及び搬出口か
ら低温空気の一部が吹き出るようになって、雑菌の多い
外気の侵入が阻止され、フリーザー内はクリーンルーム
化する。
【0013】
【実施例】図1は本発明に係る食品の連続クリーン冷却
装置の断面構成略図であって、捕集効率90%程度の
気用フィルター1を具備した外気導入ダクト2によって
外気を導入するようにしたフリーザー3の底部左右対向
位置に、搬入口4と搬出口5を開設して、ここにフリー
ザー3の内底部を通過する無端ネットコンベア6を水平
に配設するとともに、フリーザー3の上部室内には、二
基の低温空気循環装置A、Bを、送風ラインがそれぞれ
外回りとなるように対称的に配設している。
【0014】前記低温空気循環装置A、Bは、その送風
ラインに沿って、捕集効率90%程度のプレフィルター
7、プレクーラー8、メインクーラー9、送風機10、
捕集効率95%程度の中性能フィルター11、捕集効率
99.7%以上のHEPAフィルター12(昭和62年
4月25日新版、財団法人日本機械学会発行、「機械工
学便覧」B8−36参照)から構成されており、各送風
機10によって、外気と内部空気をプレフィルター7を
通して中央部で吸引し、これをプレクーラー8とメイン
クーラー9で順次冷却して、中性能フィルター11とH
EPAフィルター12に送り込んで清浄度を高めて循環
させ、その一部は無端ネットコンベア6の搬入口4と搬
出口5から吹き出し外部へ排気され、他の冷却空気は再
び導入された外気と一緒に低温空気循環装置A、Bに
引されて循環するのである。
【0015】なお、上記低温空気循環装置A、Bのプ
クーラー8は、循環空気及び外気導入空気の絶対湿度を
下げるために、冷媒温度を0℃以上に維持し、メインク
ーラー9の表面の氷結を防止して水滴として除去させ
る。これによって、中性能フィルター11及びHEPA
フィルター12が、水滴並びに雪の付着によって空気抵
抗を増大することが少なく、空気の流通を良好にし、破
損が防止される。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の食品の連
続クリーン冷却装置によれば、庫内に低温空気循環装置
を装備したフリーザー内に、被冷却物を連続的に搬送す
る無端ネットコンベアを、水平に貫通させるようにした
食品の連続クリーン冷却装置において、前記フリーザー
内の循環低温空気の送風ラインに沿う、捕集効率が非常
に高いHEPAフィルターの前にこれよりも捕集効率の
低い中性能フィルターを装備させるとともに、フリーザ
ー内へ外気用フィルターを通して外気導入ダクトから外
気を導入することから、フリーザー内の圧力が外気より
も高くなり、フリーザー内の低温空気の一部が、内外圧
の差によって前記無端ネットコンベアの搬入口と搬出口
から吹き出し排気されるから、特別の排気手段を具備さ
せることなく搬入口と搬出口から外気の侵入が確実に防
止されてフリーザー内をクリーンルームとなり、高価な
HEPAフィルターの早期目詰まりによる交換の不経済
を解消し、長期使用可能による冷却稼働経済性を向上す
ることができる。
【0017】また、クリーンルーム化されたフリーザー
内において清浄化した低温空気を循環させることから、
連続冷却する方式の冷却装置でありながら、被冷却物に
細菌を付着させることなく連続的に5〜25℃程度まで
急冷却することができ、無包装の食品あるいは一部が外
気に露出した食品の加熱殺菌後の細菌の付着、増殖を少
なくして、食品の賞味期間を延長させることのできる連
続クリーン冷却装置を提供することができる。
【0018】なお請求項2に記載したように、低温空気
循環装置のそれぞれのプレクーラーの冷媒温度をプレク
ーラー(8)の冷媒温度を0℃以下とならない0℃付近
として絶対湿度を低減する場合には、循環空気及び外気
導入空気の絶対湿度を下げ、メインクーラーの表面の氷
結を防止して水滴として除去させ、これによって、中性
能フィルター及びHEPAフィルターが、水滴並びに雪
の付着によって空気抵抗を増大することが少なく、空気
の流通を良好にし、破損が防止されるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る食品の連続クリーン冷却装置の断
面構成略図である。
【符号の説明】
1 外気用フィルター 2 外気導入ダクト 3 フリーザー 4 搬入口 5 搬出口 6 無端ネットコンベア 7 プレフィルター 8 プレクーラー 9 メインクーラー 10 送風機 11 中性能フィルター 12 HEPAフィルター A、B 低温空気循環装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 庫内に低温空気循環装置を装備したフリ
    ーザー内に、被冷却物を連続的に搬送する無端ネットコ
    ンベアを、水平に貫通させるようにした食品の連続クリ
    ーン冷却装置において、外気用フィルター(1)を通して外気導入ダクト(2)
    から外気を導入するフリーザー(3)の長手方向左右対
    向位置に、フリーザー(3)の内を通過する無端ネット
    コンベア(6)の始端部となる搬入口(4)と終端部と
    なる搬出口(5)を開設し、ここに無端ネットコンベア
    (6)を水平に配設するとともに、フリーザー(3)室
    内には、プレフィルター(7)、プレクーラー(8)、
    メインクーラー(9)、送風機(10)、中性能フィル
    ター(11)、HEPAフィルター(12)から構成さ
    れた低温空気循環装置を、前記吸引した外気と内部空気
    を順次清浄度を高める方向に通過させて、被冷却物を5
    〜25℃程度に急冷する循環送風ライン形成するように
    配設し、循環する低温空気の一部を内外圧力差により前
    記搬入口(4)と搬出口(5)から排気するようにして
    フリーザー(3)の室内をクリーンルームとしたことを
    特徴とする食品連続クリーン冷却装置
  2. 【請求項2】 低温空気循環装置のプレクーラー(8)
    の冷媒温度を0℃以下とならない0℃付近として絶対湿
    度を低減するようにしたことを特徴とする請求項1記載
    の食品連続クリーン冷却装置
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JPH05284956A JPH05284956A (ja) 1993-11-02
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EP0041979A4 (en) * 1979-12-09 1982-04-22 Commw Scient Ind Res Org DEVICE AND METHOD FOR SIGNAL PROCESSING.
JP6506622B2 (ja) * 2015-05-29 2019-04-24 高橋工業株式会社 食品の急速冷却装置

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JP2779004B2 (ja) * 1989-09-05 1998-07-23 ホソカワミクロン株式会社 食品冷却装置

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