JPH084389A - 開閉装置における開閉検知構造 - Google Patents
開閉装置における開閉検知構造Info
- Publication number
- JPH084389A JPH084389A JP14326694A JP14326694A JPH084389A JP H084389 A JPH084389 A JP H084389A JP 14326694 A JP14326694 A JP 14326694A JP 14326694 A JP14326694 A JP 14326694A JP H084389 A JPH084389 A JP H084389A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- opening
- lock lever
- closing
- detection
- projecting piece
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 検知精度の向上を図る。
【構成】 25はシャフト22を中心として揺動自在に
支持されたロックレバーであって、ピン7bに係合する
フック部25aが設けられている。27はブラケット2
8を介してフレーム4に固定された検知センサである。
検知センサ27は凹部と凹部を挟んで対向するようにし
て発光素子と受光素子が配設された光センサからなる検
知部27aが設けられている。そして、ロックレバー2
5には、凹部に進退することにより発光素子からの光を
遮断、開放する検知突片25bが一体形成されている。
また、この検知突片25bは、フック部25aがピン7
bに係合したときに、凹部に侵入するように構成されて
いる。
支持されたロックレバーであって、ピン7bに係合する
フック部25aが設けられている。27はブラケット2
8を介してフレーム4に固定された検知センサである。
検知センサ27は凹部と凹部を挟んで対向するようにし
て発光素子と受光素子が配設された光センサからなる検
知部27aが設けられている。そして、ロックレバー2
5には、凹部に進退することにより発光素子からの光を
遮断、開放する検知突片25bが一体形成されている。
また、この検知突片25bは、フック部25aがピン7
bに係合したときに、凹部に侵入するように構成されて
いる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はファクシミリ装置、プリ
ンタ装置等の電子機器筐体のカバー部材が開いたままで
作動するのを防止するためにカバー部材の開閉を検知す
る開閉装置における開閉検知構造に関する。
ンタ装置等の電子機器筐体のカバー部材が開いたままで
作動するのを防止するためにカバー部材の開閉を検知す
る開閉装置における開閉検知構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の開閉装置には、カバー
側にフック部が形成されたロックレバーが揺動自在に支
持され、筐体側にロックレバーのフック部が係合するピ
ンが植設され、ロックレバーのフック部をピンに係合お
よび係合解除することにより、カバーを開閉するように
しており、このカバーの開閉検知は、カバーに突出形成
した作動片と筐体側に取り付けたマイクロスイッチ等で
行っていた。
側にフック部が形成されたロックレバーが揺動自在に支
持され、筐体側にロックレバーのフック部が係合するピ
ンが植設され、ロックレバーのフック部をピンに係合お
よび係合解除することにより、カバーを開閉するように
しており、このカバーの開閉検知は、カバーに突出形成
した作動片と筐体側に取り付けたマイクロスイッチ等で
行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の開閉装置における開閉検知構造は、開閉部材で
あるロックレバーと検知部材である作動片とが別部材で
あるため、両部材の間に生じる製造誤差や組立誤差が重
畳され、誤検知が起こり易く、かつロックレバーと作動
片とが離れた位置に配設されているため、組立時の調整
作業が煩雑であるとともに、使用しているうちの経時変
化により、誤検知が起こり易く、カバーが完全に閉じら
れていないにかかわらず、装置が作動状態となるという
問題があった。
た従来の開閉装置における開閉検知構造は、開閉部材で
あるロックレバーと検知部材である作動片とが別部材で
あるため、両部材の間に生じる製造誤差や組立誤差が重
畳され、誤検知が起こり易く、かつロックレバーと作動
片とが離れた位置に配設されているため、組立時の調整
作業が煩雑であるとともに、使用しているうちの経時変
化により、誤検知が起こり易く、カバーが完全に閉じら
れていないにかかわらず、装置が作動状態となるという
問題があった。
【0004】したがって、本発明は上記した従来の問題
に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、検知精度の向上を図った開閉装置における開閉検知
構造を提供することにある。
に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、検知精度の向上を図った開閉装置における開閉検知
構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明に係る開閉装置における開閉検知構造は、開
閉部材に揺動自在に支持されたロックレバーを被開閉部
材に設けた係合部に係合および係合解除させることによ
り、開閉部材が開閉する開閉装置において、前記被開閉
部材側に開閉部材の開閉を検出する検知部を設けるとと
もに、前記ロックレバーに検知部を作動させる作動部材
を設けたものである。
に、本発明に係る開閉装置における開閉検知構造は、開
閉部材に揺動自在に支持されたロックレバーを被開閉部
材に設けた係合部に係合および係合解除させることによ
り、開閉部材が開閉する開閉装置において、前記被開閉
部材側に開閉部材の開閉を検出する検知部を設けるとと
もに、前記ロックレバーに検知部を作動させる作動部材
を設けたものである。
【0006】
【作用】本発明によれば、ロックレバーを係合に係合さ
せると、ロックレバーの作動部材により検知部が作動し
て開閉部材が閉じたことを検知する。
せると、ロックレバーの作動部材により検知部が作動し
て開閉部材が閉じたことを検知する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図に基づいて説明
する。図1は本発明に係る開閉装置における開閉検知構
造を適用したファクシミリ装置の右断面図、図2は同じ
く左断面図、図3は同じくアッパーケースを開いた状態
を示す右断面図、図4は同じく開閉装置の拡大側面図、
図5は同じく紙押え板の拡大斜視図である。これらの図
において、全体を符号1で示すファクシミリ装置の筐体
は、後部に紙排出口2aが設けられたロアーケース2と
アッパーケース3とで構成され、アッパーケース3は後
述する軸15を中心として、揺動自在でロアーケース3
の上面開口部を開閉する。4はロアーケース3の両側面
部に固定された薄板状の一対のフレームである。
する。図1は本発明に係る開閉装置における開閉検知構
造を適用したファクシミリ装置の右断面図、図2は同じ
く左断面図、図3は同じくアッパーケースを開いた状態
を示す右断面図、図4は同じく開閉装置の拡大側面図、
図5は同じく紙押え板の拡大斜視図である。これらの図
において、全体を符号1で示すファクシミリ装置の筐体
は、後部に紙排出口2aが設けられたロアーケース2と
アッパーケース3とで構成され、アッパーケース3は後
述する軸15を中心として、揺動自在でロアーケース3
の上面開口部を開閉する。4はロアーケース3の両側面
部に固定された薄板状の一対のフレームである。
【0008】5はロアーケース2の右側面部にほぼ水平
方向、すなわちA−B方向に往復動自在に支持され図示
を省略したスプリングによりA方向に移動習性が付与さ
れた係合解除部材としての操作部材であって、図4に詳
細を示すように裏面中央部に係合凸部6が突出形成され
ている。この係合凸部6には、ほぼ中央から上方に向か
ってA方向に傾斜した傾斜部6aが形成されている。7
aは前記右側フレーム4に植設されたピンである。8は
前記両フレーム4に固定され半円筒状に形成されたロー
ル紙収納部であって、ロール状に巻き取られた紙9を収
納し、紙9の引き出し方向Dにガイド部8aが突出形成
されている。
方向、すなわちA−B方向に往復動自在に支持され図示
を省略したスプリングによりA方向に移動習性が付与さ
れた係合解除部材としての操作部材であって、図4に詳
細を示すように裏面中央部に係合凸部6が突出形成され
ている。この係合凸部6には、ほぼ中央から上方に向か
ってA方向に傾斜した傾斜部6aが形成されている。7
aは前記右側フレーム4に植設されたピンである。8は
前記両フレーム4に固定され半円筒状に形成されたロー
ル紙収納部であって、ロール状に巻き取られた紙9を収
納し、紙9の引き出し方向Dにガイド部8aが突出形成
されている。
【0009】10は両フレーム4に回転自在に支持され
たプラテンローラ、11は両フレーム4間に掛け渡され
固定された固定刃、12は固定刃11上を紙面手前と奥
方との間を摺動自在に往復動する可動刃である。14は
ほぼ逆L字状を呈し、ロアーケース2の両側面に配設さ
れた一対のヒンジ板であって、断面ほぼ矩形状の軸15
を介して両フレーム4にそれぞれ揺動自在に支持されて
いる。このヒンジ板14の水平状の腕部14aにアッパ
ーケース3が取り付けられて、アッパーケース3の開閉
動作はヒンジ板14の軸15を中心とした揺動動作によ
り行われる。水平状の腕部14aには、ブラケット16
を介して前記プラテンローラ10に圧接されるサーマル
ヘッド17が取り付けられている。
たプラテンローラ、11は両フレーム4間に掛け渡され
固定された固定刃、12は固定刃11上を紙面手前と奥
方との間を摺動自在に往復動する可動刃である。14は
ほぼ逆L字状を呈し、ロアーケース2の両側面に配設さ
れた一対のヒンジ板であって、断面ほぼ矩形状の軸15
を介して両フレーム4にそれぞれ揺動自在に支持されて
いる。このヒンジ板14の水平状の腕部14aにアッパ
ーケース3が取り付けられて、アッパーケース3の開閉
動作はヒンジ板14の軸15を中心とした揺動動作によ
り行われる。水平状の腕部14aには、ブラケット16
を介して前記プラテンローラ10に圧接されるサーマル
ヘッド17が取り付けられている。
【0010】ブラケット16には、断面ほぼ逆コ字状の
ブラケット18が固定され、このブラケット18には、
薄板状の透明な硬質フィルムで形成された紙押え板19
が一端を固定され、紙押え板19の他端である自由端は
前記固定刃11の上面に近接しかつ可動刃12の近傍に
位置している。この紙押え板19は可撓性を有し、図5
に詳細を示すように全体が長尺状の矩形片を呈し、全長
Lは前記固定刃11の全長よりも可動刃12のほぼ2個
分だけ小に形成されている。すなわち、前記可動刃12
が固定刃11の両端に位置して、待機状態にあるときに
は、後述するアッパーケース3を開けたときにも、紙押
え板19が可動刃12と接触しない長さLに形成されて
いる。
ブラケット18が固定され、このブラケット18には、
薄板状の透明な硬質フィルムで形成された紙押え板19
が一端を固定され、紙押え板19の他端である自由端は
前記固定刃11の上面に近接しかつ可動刃12の近傍に
位置している。この紙押え板19は可撓性を有し、図5
に詳細を示すように全体が長尺状の矩形片を呈し、全長
Lは前記固定刃11の全長よりも可動刃12のほぼ2個
分だけ小に形成されている。すなわち、前記可動刃12
が固定刃11の両端に位置して、待機状態にあるときに
は、後述するアッパーケース3を開けたときにも、紙押
え板19が可動刃12と接触しない長さLに形成されて
いる。
【0011】また、紙押え板19には、紙の引き出し方
向Dに沿って複数条のスリット19aが等間隔に設けら
れ、紙押え板19は短冊状に形成されている。20はア
ッパーケース3に固定された送信用の原稿をガイドする
ガイドプレートである。21はロックレバーであって、
ガイドプレート20に回動自在に支持されたシャフト2
2が固着され、シャフト22を中心として揺動自在に支
持され、スプリング23により反時計方向に付勢されて
いるとともに、図示を省略したストッパにより反時計方
向の揺動端限を規制されて垂下した姿勢が保持されてお
り、アッパーケース3の右側面内側、すなわち前記操作
部材5に近接して配設されている。
向Dに沿って複数条のスリット19aが等間隔に設けら
れ、紙押え板19は短冊状に形成されている。20はア
ッパーケース3に固定された送信用の原稿をガイドする
ガイドプレートである。21はロックレバーであって、
ガイドプレート20に回動自在に支持されたシャフト2
2が固着され、シャフト22を中心として揺動自在に支
持され、スプリング23により反時計方向に付勢されて
いるとともに、図示を省略したストッパにより反時計方
向の揺動端限を規制されて垂下した姿勢が保持されてお
り、アッパーケース3の右側面内側、すなわち前記操作
部材5に近接して配設されている。
【0012】ロックレバー21の下端は前記ピン7aと
係合するフック部21aが形成され、左側面には前記係
合凸部6と係合する位置に配設された係合片21bが一
体形成されており、この係合片21bの下端はB方向に
傾斜する傾斜部21cが形成されている。24はアッパ
ーケース3に紙面手前側と奥方との間を摺動自在なスラ
イドガイドであって、先端に前記ガイド部8aに対向す
るガイド部24aが形成されている。アッパーケース3
の左側面内側にも、シャフト22が固着され、シャフト
22を中心として揺動自在に支持されたロックレバー2
5が配設され、スプリング26により図2中時計方向に
揺動習性が付与され、図示を省略したストッパにより時
計方向の揺動端限を規制されて垂下した姿勢が保持され
ており、ピン7bに係合するフック部25aが設けられ
ている。
係合するフック部21aが形成され、左側面には前記係
合凸部6と係合する位置に配設された係合片21bが一
体形成されており、この係合片21bの下端はB方向に
傾斜する傾斜部21cが形成されている。24はアッパ
ーケース3に紙面手前側と奥方との間を摺動自在なスラ
イドガイドであって、先端に前記ガイド部8aに対向す
るガイド部24aが形成されている。アッパーケース3
の左側面内側にも、シャフト22が固着され、シャフト
22を中心として揺動自在に支持されたロックレバー2
5が配設され、スプリング26により図2中時計方向に
揺動習性が付与され、図示を省略したストッパにより時
計方向の揺動端限を規制されて垂下した姿勢が保持され
ており、ピン7bに係合するフック部25aが設けられ
ている。
【0013】このロックレバー25には、フック部25
aに近接して検知突片25bが一体形成されている。2
7はブラケット28を介してフレーム4に固定された検
知センサであって、凹部と、凹部を挟んで対向するよう
にして紙面手前側と奥方とに発光素子と受光素子とが配
設された光センサからなる従来周知の検知部27aが設
けられ、凹部に検知突片25bが進退することにより発
光素子からの光が遮断、開放される。そして、この検知
突片25bは、フック部25aがピン7bに係合したと
きに、凹部に侵入するように構成されている。
aに近接して検知突片25bが一体形成されている。2
7はブラケット28を介してフレーム4に固定された検
知センサであって、凹部と、凹部を挟んで対向するよう
にして紙面手前側と奥方とに発光素子と受光素子とが配
設された光センサからなる従来周知の検知部27aが設
けられ、凹部に検知突片25bが進退することにより発
光素子からの光が遮断、開放される。そして、この検知
突片25bは、フック部25aがピン7bに係合したと
きに、凹部に侵入するように構成されている。
【0014】次に、このような構成のファクシミリ装置
の動作を説明する。まず、アッパーケース3がロアーケ
ース2を閉じた状態では、両ロックレバー21、25の
フック部21a、25aがピン7a、7bに係合して、
ロアーケース2は開けられない状態となっている。ロー
ル紙収納部8に収納されたロール状に巻き取られた紙9
から引き出された紙9aは、両ガイド部8a、24a間
を通り、サーマルヘッド17とプラテンローラ10とに
挟持され、サーマルヘッド17により印字される。印字
された紙9aは、紙押え板19により固定刃11の上面
に近接するようにして通過して、排出口2aから排出さ
れる。紙9aに1頁分の印字がなされると、装置の制御
部(図示せず)からの信号により可動刃12が固定刃1
1に沿って移動する。このとき、紙押え板19により紙
9aが固定刃11の上面に近接するようにして通過する
ので、可動刃12により紙9aは踊ることなく、円滑か
つ確実に切断される。
の動作を説明する。まず、アッパーケース3がロアーケ
ース2を閉じた状態では、両ロックレバー21、25の
フック部21a、25aがピン7a、7bに係合して、
ロアーケース2は開けられない状態となっている。ロー
ル紙収納部8に収納されたロール状に巻き取られた紙9
から引き出された紙9aは、両ガイド部8a、24a間
を通り、サーマルヘッド17とプラテンローラ10とに
挟持され、サーマルヘッド17により印字される。印字
された紙9aは、紙押え板19により固定刃11の上面
に近接するようにして通過して、排出口2aから排出さ
れる。紙9aに1頁分の印字がなされると、装置の制御
部(図示せず)からの信号により可動刃12が固定刃1
1に沿って移動する。このとき、紙押え板19により紙
9aが固定刃11の上面に近接するようにして通過する
ので、可動刃12により紙9aは踊ることなく、円滑か
つ確実に切断される。
【0015】次に、ロール状に巻き取られた紙9を交換
する場合や紙9aのジャムの発生でアッパーケース3を
ロアーケース2から開けるときには、図4(a)に示す
ように操作部材5を矢印B方向に移動させて二点鎖線で
示す位置に移動させる。この移動により、係合凸部6が
係合片21bに係合して、ロックレバー21をスプリン
グ23に抗してシャフト22を中心として時計方向に揺
動させるので、フック部21aがピン7aとの係合を外
される。同時に、シャフト22を介して他方のロックレ
バー25が、スプリング26に抗して図2中反時計方向
に揺動して、フック部25aがピン7bとの係合を外さ
れ、アッパーケース3が軸15を中心として揺動可能と
なり、図3に示すようにアッパーケース3をロアーケー
ス2から開けることができる。
する場合や紙9aのジャムの発生でアッパーケース3を
ロアーケース2から開けるときには、図4(a)に示す
ように操作部材5を矢印B方向に移動させて二点鎖線で
示す位置に移動させる。この移動により、係合凸部6が
係合片21bに係合して、ロックレバー21をスプリン
グ23に抗してシャフト22を中心として時計方向に揺
動させるので、フック部21aがピン7aとの係合を外
される。同時に、シャフト22を介して他方のロックレ
バー25が、スプリング26に抗して図2中反時計方向
に揺動して、フック部25aがピン7bとの係合を外さ
れ、アッパーケース3が軸15を中心として揺動可能と
なり、図3に示すようにアッパーケース3をロアーケー
ス2から開けることができる。
【0016】このとき、通常状態においては可動刃12
が固定刃11の両端側に位置した紙押え板19に当接し
ない待機位置にあるが、ジャムの発生や切断動作時の電
源OFF等における異常動作により可動刃12が固定刃
11の途中で停止したときにアッパーケース3を開ける
と、紙押え板19が可動刃12に当接する。しかしなが
ら、紙押え板19がスリット19aにより短冊状に分割
されているので、図5に示すように、紙押え板19は可
動刃12に当接した部分のみが撓むこととなり、当接し
た部分はスリット19aにより剛性が弱められているの
で、破損が防止されるとともに、可動刃12にも大きな
負荷がかかることが防止されて、可動刃12の破損も防
止される。
が固定刃11の両端側に位置した紙押え板19に当接し
ない待機位置にあるが、ジャムの発生や切断動作時の電
源OFF等における異常動作により可動刃12が固定刃
11の途中で停止したときにアッパーケース3を開ける
と、紙押え板19が可動刃12に当接する。しかしなが
ら、紙押え板19がスリット19aにより短冊状に分割
されているので、図5に示すように、紙押え板19は可
動刃12に当接した部分のみが撓むこととなり、当接し
た部分はスリット19aにより剛性が弱められているの
で、破損が防止されるとともに、可動刃12にも大きな
負荷がかかることが防止されて、可動刃12の破損も防
止される。
【0017】次に、開けたアッパーケース3をC方向に
降ろして閉じようとしたときに、操作部材5が誤って係
合解除終了位置、すなわち図4(b)で一点鎖線に示す
ように位置していたとしても、ロックレバー21のC方
向の下降にともない、まず係合片21bの傾斜部21c
と係合凸部6の傾斜部6aとが係合するので、係合片2
1bが係合凸部6の右側に位置して、係合凸部6のA方
向への移動を規制するようなことはなく、操作部材5は
A方向に、すなわち係合解除終了位置から係合解除初期
位置に戻される。このため操作部材5が係合解除終了位
置でロックされて、アッパーケース3が開けられなくな
るというようなことが防止される。
降ろして閉じようとしたときに、操作部材5が誤って係
合解除終了位置、すなわち図4(b)で一点鎖線に示す
ように位置していたとしても、ロックレバー21のC方
向の下降にともない、まず係合片21bの傾斜部21c
と係合凸部6の傾斜部6aとが係合するので、係合片2
1bが係合凸部6の右側に位置して、係合凸部6のA方
向への移動を規制するようなことはなく、操作部材5は
A方向に、すなわち係合解除終了位置から係合解除初期
位置に戻される。このため操作部材5が係合解除終了位
置でロックされて、アッパーケース3が開けられなくな
るというようなことが防止される。
【0018】図4(b)に二点鎖線で示すようにロック
レバー21のフック部21aがピン7aに係合して、ア
ッパーケース3がロアーケース2を閉じると、同時に、
他方のロックレバー25のフック部25aもピン7bに
係合する。このとき、検知突片25bが検知部27aの
凹部内に侵入するので、図示を省略した発光素子と受光
素子間を遮断して、アッパーケース3がロアーケース2
を閉じたことを検知して、ファクシミリ装置1を作動可
能状態とする。
レバー21のフック部21aがピン7aに係合して、ア
ッパーケース3がロアーケース2を閉じると、同時に、
他方のロックレバー25のフック部25aもピン7bに
係合する。このとき、検知突片25bが検知部27aの
凹部内に侵入するので、図示を省略した発光素子と受光
素子間を遮断して、アッパーケース3がロアーケース2
を閉じたことを検知して、ファクシミリ装置1を作動可
能状態とする。
【0019】このとき、ピン7bに係合するフック部2
5aと同一部材であるロックレバー25に検知突片25
bを設けているので、組立誤差により検知突片25bと
フック部25aとの位置関係がずれることがないと同時
に、検知突片25bをロックレバー25に一体に近接し
て形成しているので、製造誤差による検知突片25bと
フック部25aとの位置関係がずれることがなく、この
ため、常にフック部25aと検知突片25bとの位置関
係が正確に保持されて、検知突片25bによる誤検知が
防止され、従来のようにアッパーケース3が開いた状態
でファクシミリ装置1が作動状態となるような不都合は
防止される。
5aと同一部材であるロックレバー25に検知突片25
bを設けているので、組立誤差により検知突片25bと
フック部25aとの位置関係がずれることがないと同時
に、検知突片25bをロックレバー25に一体に近接し
て形成しているので、製造誤差による検知突片25bと
フック部25aとの位置関係がずれることがなく、この
ため、常にフック部25aと検知突片25bとの位置関
係が正確に保持されて、検知突片25bによる誤検知が
防止され、従来のようにアッパーケース3が開いた状態
でファクシミリ装置1が作動状態となるような不都合は
防止される。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、開
閉部材に揺動自在に支持されたロックレバーを被開閉部
材に設けた係合部に係合および係合解除させることによ
り、開閉部材が開閉する開閉装置において、前記被開閉
部材側に開閉部材の開閉を検出する検知部を設けるとと
もに、前記ロックレバーに検知部を作動させる作動部材
を設け、検知部を作動させる作動部材と開閉部材をロッ
クする部材とを同一部品としたので、両部材間に製造誤
差や組立誤差が発生することがなく、正確な開閉検知が
行え、しかも経時変化による両部材間の位置関係も変わ
らないことから、正確な開閉検知が常に保たれる。
閉部材に揺動自在に支持されたロックレバーを被開閉部
材に設けた係合部に係合および係合解除させることによ
り、開閉部材が開閉する開閉装置において、前記被開閉
部材側に開閉部材の開閉を検出する検知部を設けるとと
もに、前記ロックレバーに検知部を作動させる作動部材
を設け、検知部を作動させる作動部材と開閉部材をロッ
クする部材とを同一部品としたので、両部材間に製造誤
差や組立誤差が発生することがなく、正確な開閉検知が
行え、しかも経時変化による両部材間の位置関係も変わ
らないことから、正確な開閉検知が常に保たれる。
【図1】 本発明に係る開閉装置における開閉検知構造
を適用したファクシミリ装置の右断面図である。
を適用したファクシミリ装置の右断面図である。
【図2】 本発明に係る開閉装置における開閉検知構造
を適用したファクシミリ装置の左断面図である。
を適用したファクシミリ装置の左断面図である。
【図3】 本発明に係る開閉装置における開閉検知構造
を適用したファクシミリ装置におけるアッパーケースを
開いた状態を示す右断面図である。
を適用したファクシミリ装置におけるアッパーケースを
開いた状態を示す右断面図である。
【図4】 本発明に係る開閉装置における開閉検知構造
を適用したファクシミリ装置における開閉装置の拡大側
面図で、(a)は開閉部材を開く動作を示し、(b)は
開閉部材を閉じる動作を示す。
を適用したファクシミリ装置における開閉装置の拡大側
面図で、(a)は開閉部材を開く動作を示し、(b)は
開閉部材を閉じる動作を示す。
【図5】 本発明に係る開閉装置における開閉検知構造
を適用したファクシミリ装置における紙押え構造の全体
斜視図である。
を適用したファクシミリ装置における紙押え構造の全体
斜視図である。
1…ファクシミリ装置、2…ロアーケース、3…アッパ
ーケース、5…操作部材、7a,7b…ピン、21,2
5…ロックレバー、21a,25a…フック部、22…
シャフト、25b…検知突片、27…検知センサ、27
a…検知部。
ーケース、5…操作部材、7a,7b…ピン、21,2
5…ロックレバー、21a,25a…フック部、22…
シャフト、25b…検知突片、27…検知センサ、27
a…検知部。
Claims (2)
- 【請求項1】 開閉部材に揺動自在に支持されたロック
レバーを被開閉部材に設けた係合部に係合および係合解
除させることにより、開閉部材が開閉する開閉装置にお
いて、前記被開閉部材側に開閉部材の開閉を検出する検
知部を設けるとともに、前記ロックレバーに検知部を作
動させる作動部材を設けたことを特徴とする開閉装置に
おける開閉検知構造。 - 【請求項2】 カバー部材に揺動自在に支持されフック
部が形成されたロックレバーと、筐体に植設され前記ロ
ックレバーのフック部が係合するピンとを備えた開閉装
置において、前記筐体に光センサを配設するとともに、
前記ロックレバーに、フック部のピンとの係合時に光セ
ンサを遮断する作動片を一体形成したことを特徴とする
開閉装置における開閉検知構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14326694A JPH084389A (ja) | 1994-06-24 | 1994-06-24 | 開閉装置における開閉検知構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14326694A JPH084389A (ja) | 1994-06-24 | 1994-06-24 | 開閉装置における開閉検知構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH084389A true JPH084389A (ja) | 1996-01-09 |
Family
ID=15334754
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14326694A Pending JPH084389A (ja) | 1994-06-24 | 1994-06-24 | 開閉装置における開閉検知構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH084389A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013232708A (ja) * | 2012-04-27 | 2013-11-14 | Mega Chips Corp | ドーム型カメラ |
-
1994
- 1994-06-24 JP JP14326694A patent/JPH084389A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013232708A (ja) * | 2012-04-27 | 2013-11-14 | Mega Chips Corp | ドーム型カメラ |
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