JPH0843826A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH0843826A
JPH0843826A JP17729394A JP17729394A JPH0843826A JP H0843826 A JPH0843826 A JP H0843826A JP 17729394 A JP17729394 A JP 17729394A JP 17729394 A JP17729394 A JP 17729394A JP H0843826 A JPH0843826 A JP H0843826A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 各々電極と液晶配向膜とが形成された対向す
る2枚の基板の間にネマティック液晶が挟持され、マト
リクス状に配列された複数の絵素6を有する液晶表示装
置において、それぞれの絵素6上にて、液晶分子の視角
方向が互いに異なる領域18・19に分割され、任意の
行の絵素6上の下部領域と次行の絵素6上の上部領域と
が同一の視角方向を有しており、かつ任意の列の絵素6
上の下部領域と次列の絵素6上の下部領域とが同一の視
角方向を有している 【効果】 配向分割状態が安定して維持でき、視角方向
によるコントラストむら及び押圧によるコントラストむ
らを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像表示、各種情報表
示、情報処理などに用いられる液晶表示装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】捩れネマティックモードを利用した液晶
表示装置が既に知られている。この液晶表示装置におい
ては、視角によってコントラストに大きな差が認められ
る。この視角によるコントラストむらを少なくする方法
として、液晶分子の配向方向がそれぞれ異なる微小な複
数の領域を単位絵素上に形成する方法がある。この液晶
分子の配向方向を微小な領域に分割する配向分割の方法
として、以下に示す(1)ないし(3)の方法が特許公
報に開示されている。
【0003】(1)液晶の捩れ方向による方法(特開昭
54−5754号) この方法では、捩れネマティック型液晶において、ツイ
スト方向が右回りの領域と左回りの領域とを微小なピッ
チで均一に配置する。これより、液晶分子の配向方向が
異なる領域を同一平面内に形成することができる。
【0004】(2)ラビング方向による方法(特開昭6
0−211421号) この方法では、異なる配向方向を有する配向膜を得るた
めに、配向膜の表面にフォトレジスト層を形成する。そ
して、露光及び現像によりフォトレジスト層をパターン
化し、フォトレジスト層のパターンの上からラビング法
による配向処理を施す。次に、フォトレジスト層を剥離
し、再度パターン化したフォトレジスト層を配向膜の上
部に形成し、先にラビング処理した領域とは異なる領域
に、異なる方向から、ラビング法による配向処理を施
す。これより、液晶分子の配向方向が異なる領域を同一
平面内に形成することができる。
【0005】(3)プレティルトによる方法(特開平5
−173137号) この方法では、第1基板と第2基板とでそれぞれ条件の
異なるラビング処理を施したり、第1基板と第2基板と
で配向材料を変えたりすることにより、第1基板付近の
液晶分子のプレティルトより第2基板付近のプレティル
トが小さくなるような配向処理を施す。これにより、液
晶分子の配向方向が異なる領域を同一平面内に形成する
ことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記(1)
の方法は、右回りと左回りの液晶分子を均一に配置しな
ければ、この両者の境界部で気泡状の表示むらとなって
視認される。この気泡状の表示むらの大きさを制御する
ことによって、高コントラストを得ている。しかし、右
回りと左回りとの液晶分子を均一に配置する制御が困難
であり、液晶分子の安定な配向分割状態を維持すること
が難しいという問題点を有している。
【0007】上記(2)および(3)の方法は、フォト
レジストを使用して複数層の配向膜や複数回のラビング
処理が必要である。このため、製造のプロセスが複雑に
なるという問題点を有している。
【0008】したがって、本発明は、配向分割のプロセ
スを簡略化することができ、安定な配向分割状態を維持
することができる液晶表示装置の提供を目的としてい
る。また、液晶表示パネルを押圧した場合でも、コント
ラストむらが生じない広視角な液晶表示装置の提供を目
的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1の発明の液晶表示装置は、各々電極と液
晶配向膜とが形成された対向する2枚の基板の間にネマ
ティック液晶が挟持され、マトリクス状に配列された複
数の絵素を有する液晶表示装置において、それぞれの絵
素上にて、液晶分子の視角方向が互いに異なる領域に分
割され、任意の行の絵素上の下部領域と次行の絵素上の
上部領域とが同一の視角方向を有しており、かつ任意の
列の絵素上の下部領域と次列の絵素上の下部領域とが同
一の視角方向を有していることを特徴としている。
【0010】また、請求項2の発明の液晶表示装置は、
各々電極と液晶配向膜とが形成された対向する2枚の基
板の間にネマティック液晶が挟持され、マトリクス状に
配列された複数の絵素を有する液晶表示装置において、
それぞれの絵素上にて、液晶分子の視角方向が互いに異
なる領域に分割され、任意の列の絵素上の右部領域とこ
の領域に隣接する次列の絵素上の左部領域とが同一の視
角方向を有しており、かつ任意の行の絵素上の右部領域
と次行の絵素上の右部領域とが同一の視角方向を有して
いることを特徴としている。
【0011】また、請求項3の発明の液晶表示装置は、
請求項1又は2に記載の液晶表示装置において、上記ネ
マティック液晶の配向状態が捩れネマティック型である
ことを特徴としている。
【0012】また、請求項4の発明の液晶表示装置は、
請求項1又は2に記載の液晶表示装置において、上記の
視角方向の異なる領域は、上記2枚の基板上における液
晶分子のプレティルトの大きさが異なる領域を設けるこ
とにより形成されていることを特徴としている。
【0013】また、請求項5の発明の液晶表示装置は、
請求項1又は2に記載の液晶表示装置において、上記絵
素に非線形素子が結合されていることを特徴としてい
る。
【0014】
【作用】請求項1の構成によれば、配向分割を絵素上の
上部領域と下部領域とで上下視角方向に行なっているこ
とにより、通常の表示状態にて広い視角が得られ、上下
視角方向でコントラストむらが発生するのを防止するこ
とができる。
【0015】また、任意の行の絵素上の下部領域と次行
の絵素上の上部領域とが同一の視角方向を有しており、
かつ任意の列の絵素上の下部領域と次列の絵素上の下部
領域とが同一の視角方向を有している。
【0016】これにより、例えば、液晶表示パネルを押
圧し、液晶表示パネル内部の液晶が移動した状態におい
て、押圧点付近では、液晶分子の視角方向が互いに異な
る領域のどちらか一方のみがゲート電極上にかたよるこ
とはない。したがって、絵素上に位置する液晶分子の視
角方向が互いに異なる領域の比率が変化しないことによ
り、押圧点上下におけるコントラストむらは認められ
ず、良好な表示状態を維持することができる。
【0017】請求項2の構成によれば、配向分割を絵素
上の左部領域と右部領域とで左右視角方向に行なってい
ることにより、通常の表示状態にて広い視角が得られ、
左右視角方向でコントラストむらが発生するのを防止す
ることができる。
【0018】また、任意の列の絵素上の右部領域とこの
領域に隣接する次列の絵素上の左部領域とが同一の視角
方向を有しており、かつ任意の行の絵素上の右部領域と
次行の絵素上の右部領域とが同一の視角方向を有してい
る。
【0019】これにより、例えば、液晶表示パネルを押
圧し、液晶表示パネル内部の液晶が移動した状態におい
て、押圧点付近では、液晶分子の視角方向が互いに異な
る領域のどちらか一方のみがソース電極上にかたよるこ
とはない。したがって、絵素上に位置する液晶分子の視
角方向が互いに異なる領域の比率が変化しないことによ
り、押圧点左右におけるコントラストむらは認められ
ず、良好な表示状態を維持することができる。
【0020】請求項3の構成によれば、請求項1又は2
の構成による作用に加え、高コントラストかつカラー表
示が可能な液晶表示装置において、上記コントラストむ
らが発生するのを防止できる。
【0021】請求項4の構成によれば、請求項1又は2
の構成による作用に加え、例えば紫外光により液晶分子
のプレティルトの大きさを制御し、上記の視角方向の異
なる領域を形成することができるので、よりコントラス
トに優れた液晶表示装置を簡単なプロセスで製造するこ
とができる。
【0022】請求項5の構成によれば、請求項1又は2
の構成による作用に加え、低コストかつ高画像解像度な
液晶表示装置において、上記コントラストむらが発生す
るのを防止できる。
【0023】
【実施例】本発明の一実施例を図1ないし図5に基づい
て以下に説明する。本実施例の液晶表示装置は、図3に
示す液晶表示パネル22と、これを駆動する液晶ドライ
バ(図示せず)及び駆動回路(図示せず)とを備えてい
る。
【0024】図3に示すように、上記液晶表示パネル2
2は、一対をなすアクティブマトリクス基板20と対向
基板21との間に液晶8を注入し、密封した後、偏光子
7・12をこれらの基板20・22の外面に吸収軸方向
が互いに垂直になるように設けたものである。
【0025】上記アクティブマトリクス基板20には、
薄膜トランジスタ31及び絵素6が形成されている。こ
のアクティブマトリクス基板20の内面には、さらに配
向膜5が形成されている。
【0026】上記対向基板21には、遮光膜24及び対
向電極10が形成されている。この対向基板21の内面
には、さらに配向膜11が形成されている。
【0027】上記薄膜トランジスタ31は、図4に示す
ように、ベースコート3、ゲート電極13、ゲート絶縁
膜4、水素化アモルファスシリコン層14、n+アモル
ファスシリコン層15、ソース電極17、ドレイン電極
16を透明基板2に順次堆積することにより形成され
る。
【0028】以下にアクティブマトリクス基板20の具
体的な作成手順を示す。図4に示すように、薄膜トラン
ジスタ31は、透明基板2の内面に、ベースコート3、
ゲート電極13、ゲート絶縁膜4、アモルファスシリコ
ン層14、n+アモルファスシリコン層15、ソース電
極17、ドレイン電極16及び絵素6を順次設けること
により形成される。
【0029】ベースコート3には、酸化タンタルが用い
られている。この酸化タンタルは、透明基板2上にタン
タルをスパッタリングにより堆積した後、これを熱酸化
したものである。
【0030】ゲート電極13は、ベースコート膜3の上
にタンタルをスパッタリングにより堆積した後、フォト
リソグラフィーによるパターニングを行なうことにより
形成される。
【0031】ゲート絶縁膜4は、ゲート電極13表面に
窒化シリコンをプラズマCVD(Physical V
apor Deposition)によって堆積し、形
成される。
【0032】ソース電極17及びドレイン電極16は、
ゲート絶縁膜4の上に、水素化アモルファスシリコン層
14とn+アモルファスシリコン層15とをプラズマC
VDによって順次堆積し、フォトリソグラフィーによる
パターニングを行ない、続いて、モリブデンをスパッタ
リングにより堆積した後、再度フォトリソグラフィーに
よるパターニングを行なうことにより形成される。
【0033】上記の方法により薄膜トランジスタ31が
形成された透明基板2上にITO(indium−ti
n oxide)を用いて、絵素(絵素電極)6を形成
する。
【0034】絵素6を形成した後、さらに上記配向膜5
を印刷法によって形成する。この配向膜5には、オプト
マ−AL−3046(商品名:日本合成ゴム株式会社
製)を使用している。このオプトマ−AL−3046
は、側鎖を有する高プレティルト型のアクティブマトリ
クス液晶用配向膜の材料である。これを印刷法により1
00nmの厚さで形成した後、180℃で1時間焼成
し、さらに300nm以下の波長の紫外線を発する高圧
水銀ランプにより露光処理を行なう。このときに、図5
に示すように、上記配向膜5上の所定の領域(同図では
斜線部)にマスクを施して、その上から露光処理を行な
う。これにより、図1に示すように、アクティブマトリ
クス基板20上の配向膜5には、非露光領域5a及び露
光領域5bが形成される。
【0035】上記所定の領域とは、同図に示すように、
アクティブマトリクス基板20上の任意の行のすべての
絵素6の下部と次行のすべての絵素6の上部とにまたが
る領域である。また非露光領域5aと露光領域5bと
は、交互になるように形成されている。
【0036】以下に対向基板21の具体的な作成手順を
示す。対向基板21は、図3に示すように、透明基板9
内面にチタンによる遮光膜24を堆積し、その表面にI
TOを用いて対向電極10を形成することにより得られ
る。この対向電極10の表面上に、配向膜11を上記ア
クティブマトリクス基板20と同じ方法で形成する。さ
らに配向膜11上の所定の位置にマスクを施して、30
0nm以下の波長の紫外線を発する高圧水銀ランプによ
る露光処理を行なう。これにより、対向基板21上の配
向膜11にも非露光領域11a及び露光領域11bが形
成される。
【0037】図3に示すように、アクティブマトリクス
基板20及び対向基板21の各配向膜5・11には、こ
れら2つの基板20・21を貼り合わせたとき、対向基
板21側の配向膜11の非露光領域11aが、アクティ
ブマトリクス基板20の配向膜5の露光領域5bと対向
するように、又対向基板21側の配向膜11の露光領域
11bが、アクティブマトリクス基板20側の配向膜5
の非露光領域5aと対向するようにマスクを施す。
【0038】このようにして、上記2枚の基板20・2
1にマスク露光を行なった後、これらの基板20・21
にそれぞれラビング法による配向処理を行なう。この配
向処理では、液晶8に右回りのカイラルドーパントを添
加したときに、観察者がアクティブマトリクス基板20
を下にして、対向基板21側から見て、ツイスト角90
°のツイステッドネマティック配向が見られる方向に配
向処理を施す。また観察者がアクティブマトリクス基板
20を下にして、対向基板21側から見たとき、右側の
視角方向で大きなコントラストが得られるような方向に
配向処理を施す。
【0039】上記のような露光処理及び配向処理を施し
たアクティブマトリクス基板20と対向基板21を純水
で洗浄した後、これらの基板20・21の内面に直径5
μmのプラスティックスペーサ23を散布し、これらの
基板20・21の周囲にエポキシ樹脂を塗布してこれを
硬化させる。さらに互いに貼り合わされたアクティブマ
トリクス基板20と対向基板21との間に左旋性のカイ
ラルドーパントであるコレステリルノナノエートを1重
量%添加した液晶8(ZLI−4792)が注入され注
入口を封止する。
【0040】なお、上記のような配向処理を施すことに
より、左回りのカイラルドーパントを添加した液晶8を
液晶表示パネル22に注入したときに、図1に示すよう
に、アクティブマトリクス基板20の露光領域では上視
角領域18、非露光領域では下視角領域19を有する液
晶表示装置を得ることができる。
【0041】これは配向膜5・11の上記露光領域5b
・11bが紫外線露光によって劣化したことによる。こ
の劣化により、液晶分子にプレティルトを与える配向膜
5及び11の力が弱くなって、上記露光領域5b・11
bにおける液晶分子のプレティルトは、ほぼゼロとなる
からである。
【0042】また、上記配向処理により、左旋性を有す
る液晶8を液晶表示パネル22に注入した場合、液晶分
子は、5°程度のプレティルトを示す配向膜5・11の
非露光領域5a・11a部分の影響を受ける。すなわ
ち、配向膜5・11の非露光領域5a・11a部分のラ
ビング方向に沿って液晶分子は配向する。
【0043】上記の製造方法により構成された、本実施
例の液晶表示装置は、通常の駆動状態において上下(又
は左右)の視角が対称で、かつ広視角な視角特性が認め
られ、また正面コントラストも50以上の良好な表示状
態が確認されている。
【0044】ところで、本発明の前提となる技術とし
て、上記のような配向膜への紫外光のマスク照射によっ
て、照射部のプレティルトを低減させ、配向分割を行な
う方法がある。この方法では図6に示すように、マスク
露光処理によってアクティブマトリクス基板20上の任
意の行の絵素6上にて絵素6の上部領域が下視角領域4
2、絵素6の下部領域が上視角領域41になるように形
成されている。
【0045】この液晶表示パネルを押圧した場合、図7
に示すように、押圧点51を中心に上側に上視角優勢領
域52と下側に下視角優勢領域53とが生じる。すなわ
ち、押圧点51の上部では、図8に示すように、下視角
領域42はゲート電極13上に移動し、上視角領域41
は、絵素6上に移動する。このため、上視角優勢領域5
2となり、絵素上の上視角領域41と下視角領域42の
比率が変化してしまう。
【0046】また、上下の領域で上下視角方向の領域の
割合が変化するため元の状態に復帰するまでにかなりの
時間を要する。したがって、視角方向によってコントラ
ストむらとなって視認され、表示品質を著しく低下させ
るという問題を有していた。
【0047】ところが、本実施例の液晶表示装置は、液
晶表示パネル22を2kgfの力で押圧した場合におい
て、図2に示すように、ゲート電極13が上視角領域1
8または下視角領域19の範囲に位置している。
【0048】これにより、絵素6上の上視角領域18と
下視角領域19の比率が変化しないので、押圧点上下に
おけるコントラストむらは認められず、良好な表示状態
を維持することができる。したがって、この液晶表示装
置は、押圧してもコントラストむらが生じないことか
ら、ペン入力型やタッチパネル型の入力装置として使用
することができる。
【0049】また、紫外光を利用した上記マスク露光処
理により、フォトレジストを使用して複数層の配向膜を
形成したり複数回のラビング処理をしたりする必要がな
いので、配向分割のプロセスを簡略化することができ
る。
【0050】また、配向膜により液晶分子の配向方向を
制御する方法を用いているので、安定な配向分割状態を
維持することができる。
【0051】なお、本発明の液晶表示装置は、本実施例
で説明した製造のプロセスや使用材料に限定されるもの
ではなく、以下に示すプロセスや材料を適用することが
できる。
【0052】例えば、本実施例ではアモルファスシリコ
ン薄膜トランジスタを用いたアクティブマトリクス型液
晶表示装置を例示したが、ポリシリコンを用いたアクテ
ィブマトリクス型液晶表示装置及び、2端子素子を用い
たアクティブマトリクス型液晶表示装置、また単純マト
リクス型液晶表示装置に対しても適用することができ
る。
【0053】なお、本実施例では、配向分割が、絵素6
の上下で上下視角方向に設定されているが、配向分割の
方向は、絵素6の左右で左右視角方向、絵素6の左右で
上下視角方向、及び絵素6の上下で左右視角方向に設定
することができる。
【0054】また、光によるプレティルトの制御以外の
マスクラビングによる配向分割を行なう場合または高低
2種のプレティルトを有する配向膜を用いる場合にも本
実施例に示した配向分割方法を適用することができる。
【0055】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明の液晶表
示装置は、各々電極と液晶配向膜とが形成された対向す
る2枚の基板の間にネマティック液晶が挟持され、マト
リクス状に配列された複数の絵素を有する液晶表示装置
において、それぞれの絵素上にて、液晶分子の視角方向
が互いに異なる領域に分割され、任意の行の絵素上の下
部領域と次行の絵素上の上部領域とが同一の視角方向を
有しており、かつ任意の列の絵素上の下部領域と次列の
絵素上の下部領域とが同一の視角方向を有している構成
である。
【0056】これにより、上下視角方向でコントラスト
むらが発生するのを防止することができるという効果を
奏する。また、押圧が液晶表示パネルに加わった場合に
おいて、コントラストむらが発生するのを防止すること
ができるという効果を奏する。
【0057】また、請求項2の発明の液晶表示装置は、
各々電極と液晶配向膜とが形成された対向する2枚の基
板の間にネマティック液晶が挟持され、マトリクス状に
配列された複数の絵素を有する液晶表示装置において、
それぞれの絵素上にて、液晶分子の視角方向が互いに異
なる領域に分割され、任意の列の絵素上の右部領域とこ
の領域に隣接する次列の絵素上の左部領域とが同一の視
角方向を有しており、かつ任意の行の絵素上の右部領域
と次行の絵素上の右部領域とが同一の視角方向を有して
いる構成である。
【0058】これにより、左右視角方向でコントラスト
むらが発生するのを防止することができるという効果を
奏する。また、押圧が液晶表示パネルに加わった場合に
おいて、コントラストむらが発生するのを防止すること
ができるという効果を奏する。
【0059】また、請求項3の発明の液晶表示装置は、
請求項1又は2の発明において、上記ネマティック液晶
の配向方向が捩れネマティック型である構成である。こ
れにより、請求項1又は2の効果に加え、高コントラス
トかつカラー表示が可能な液晶表示装置において、上記
コントラストむらが発生するのを防止できるという効果
を奏する。
【0060】また、請求項4の発明の液晶表示装置は、
請求項1又は2の発明において、上記の視角方向の異な
る領域は、上記2枚の基板上における液晶分子のプレテ
ィルトの大きさが異なる領域を設けることにより形成さ
れている構成である。これにより、請求項1又は2の発
明の効果に加え、よりコントラストに優れた液晶表示装
置を簡単なプロセスで製造することができるという効果
を奏する。
【0061】また、請求項5の発明の液晶表示装置は、
請求項1又は2の発明において、上記絵素に非線形素子
が結合されている構成である。これにより、請求項1又
は2の効果に加え、低コストかつ高画像解像度な液晶表
示装置において、上記コントラストむらが発生するのを
防止できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるアクティブマトリク
ス基板上の上視角領域と下視角領域とを示す説明図であ
る。
【図2】上記実施例における液晶表示装置の液晶表示パ
ネルを押圧した場合の上視角領域と下視角領域との状態
を示す説明図である。
【図3】上記実施例における液晶表示装置の液晶表示パ
ネルの断面図である。
【図4】図3に示した薄膜トランジスタの構成を示す断
面図である。
【図5】上記実施例におけるアクティブマトリクス基板
の配向膜の露光領域と非露光領域とを示す説明図であ
る。
【図6】本発明の前提技術となる液晶表示装置のアクテ
ィブマトリクス基板上の上視角領域と下視角領域とを示
す説明図である。
【図7】図6の液晶表示装置の液晶表示パネルを押圧し
た場合のパネルの状態を示す説明図である。
【図8】図6の液晶表示装置の液晶表示パネルを押圧し
た場合の上視角領域と下視角領域との状態を示す説明図
である。
【符号の説明】
2 透明基板 3 ベースコート 4 ゲート絶縁膜 5 配向膜 5a 非露光領域 5b 露光領域 6 絵素(絵素電極) 7 偏光子 8 液晶 9 透明基板 10 対向電極 11 配向膜 11a 非露光領域 11b 露光領域 12 偏光子 13 ゲート電極 14 水素化アモルファスシリコン層 15 n+アモルファスシリコン層 16 ドレイン電極 17 ソース電極 18 上視角領域 19 下視角領域 20 アクティブマトリクス基板 21 対向基板 22 液晶表示パネル 23 スペーサ 24 遮光膜 31 薄膜トランジスタ 41 上視角領域 42 下視角領域 51 押圧点 52 上視角優勢領域 53 下視角優勢領域

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各々電極と液晶配向膜とが形成された対向
    する2枚の基板の間にネマティック液晶が挟持され、マ
    トリクス状に配列された複数の絵素を有する液晶表示装
    置において、 それぞれの絵素上にて、液晶分子の視角方向が互いに異
    なる領域に分割され、任意の行の絵素上の下部領域と次
    行の絵素上の上部領域とが同一の視角方向を有してお
    り、かつ任意の列の絵素上の下部領域と次列の絵素上の
    下部領域とが同一の視角方向を有していることを特徴と
    する液晶表示装置。
  2. 【請求項2】各々電極と液晶配向膜とが形成された対向
    する2枚の基板の間にネマティック液晶が挟持され、マ
    トリクス状に配列された複数の絵素を有する液晶表示装
    置において、 それぞれの絵素上にて、液晶分子の視角方向が互いに異
    なる領域に分割され、任意の列の絵素上の右部領域とこ
    の領域に隣接する次列の絵素上の左部領域とが同一の視
    角方向を有しており、かつ任意の行の絵素上の右部領域
    と次行の絵素上の右部領域とが同一の視角方向を有して
    いることを特徴とする液晶表示装置。
  3. 【請求項3】上記ネマティック液晶の配向状態が捩れネ
    マティック型であることを特徴とする請求項1又は2に
    記載の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】上記の視角方向の異なる領域は、上記2枚
    の基板上における液晶分子のプレティルトの大きさが異
    なる領域を設けることにより形成されていることを特徴
    とする請求項1又は2に記載の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】上記絵素に非線形素子が結合されているこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の液晶表示装置。
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