JPH0843715A - 合焦装置 - Google Patents

合焦装置

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JPH0843715A
JPH0843715A JP6176610A JP17661094A JPH0843715A JP H0843715 A JPH0843715 A JP H0843715A JP 6176610 A JP6176610 A JP 6176610A JP 17661094 A JP17661094 A JP 17661094A JP H0843715 A JPH0843715 A JP H0843715A
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JP
Japan
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focusing
temperature
lens
drive
driving
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Pending
Application number
JP6176610A
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English (en)
Inventor
Yoshiro Odaka
義郎 小高
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
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Publication of JPH0843715A publication Critical patent/JPH0843715A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レンズ鏡筒内などの温度に係わらず、良好な
合焦精度を得ることを可能とする。 【構成】 鏡筒内部に合焦光学系L2を有し、その合焦
光学系L2を光軸方向に移動することにより合焦を行な
う合焦装置であって、合焦光学系L2を光軸方向に駆動
する駆動部113,114と、レンズ鏡筒又はカメラボ
ディの温度を検出する温度検出部118と、温度検出部
118の出力に基づいて、駆動制御のパラメータを変更
して、駆動部113,114を制御する駆動制御部(C
PU110,ステップS9)とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動焦点調節可能な合
焦装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の自動焦点調節可能な合焦
装置では、合焦光学系のガタの影響を排除するために合
焦時のレンズ駆動方向を常に一方向から行うようにした
装置が開示されている(特開昭63−144334
号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
の合焦装置は、逆方向からレンズ駆動を行うような場合
に、レンズを合焦点よりいったん行き過ぎてから戻すよ
うにしているので、スムーズで迅速な合焦を行うことが
できなかった。このために、固定筒と合焦光学系を保持
する保持部材との間にバネ等の付勢部材を入れて、ガタ
の影響を排除することが考えられるが、無限遠から至近
方向に合焦光学系を駆動する場合と、その逆の場合とで
は駆動力量に差が生じるので、合焦光学系を短時間で精
度よく目標位置に停止させるのが困難になる、という別
の問題点が発生する。
【0004】本件出願人は、レンズ駆動方向により、駆
動制御パラメータを変更して、駆動部を制御する合焦装
置を既に提案している(特願平5−78722号)。し
かし、この合焦装置は、同方向に駆動させる場合でも、
レンズ鏡筒内の温度が変化したときに、駆動部に使用し
ている油の粘度の温度変化や使用しているプラスチック
部品、金物部品の膨張、収縮率の違い等によって、駆動
力量が異なるので、全温度について良好な合焦精度を得
ることが難しい、という問題点があった。
【0005】本発明の目的は、レンズ鏡筒内などの温度
に係わらず、良好な合焦精度を得ることを可能とする合
焦装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、鏡筒
内部に合焦光学系を有し、その合焦光学系を光軸方向に
移動することにより合焦を行なう合焦装置であって、前
記合焦光学系を光軸方向に駆動する駆動部(113,1
14)と、前記レンズ鏡筒又はカメラボディの温度を検
出する温度検出部(118)と、前記温度検出部の出力
に基づいて、駆動制御のパラメータを変更して、前記駆
動部を制御する駆動制御部(CPU110,ステップS
9)とを備えたことを特徴としている。
【0007】
【作用】本発明においては、温度検出部によりレンズ鏡
筒又はカメラボディの温度を検出し、その温度に基づい
て、駆動力量を変化させるので、レンズ鏡筒内の温度に
より駆動力量が異なる場合に、いずれの温度によって駆
動しても、合焦光学系を短時間で精度よく目標位置に停
止させることが可能となる。
【0008】
【実施例】以下、図面などを参照しながら、実施例をあ
げて、さらに詳しく説明する。図1は、本発明による合
焦装置の実施例を示すシステム説明図、図2及び図3
は、同実施例装置の動作を示すフローチャートである。
【0009】図1において、被写体からの光束は、撮影
レンズ(L1,L2,L3)を通過してカメラボディ1
01の半透鏡102に達し、その光束の一部が反射して
焦点板103に被写体像を結像する。その被写体像は、
コンデンサレンズ104、ペンタプリズム105及びフ
ァインダ接眼レンズ106を介して撮影者の目に導かれ
る。
【0010】一方、半透鏡102を通過した一部の光
は、サブミラー107によって反射され、焦点検出装置
108に導かれる。この焦点検出装置108からの出力
信号は、公知の合焦制御回路を含むカメラCPU109
に入力され、このカメラCPU109によって合焦光学
系L2の駆動方向と駆動量が決定される。これらの駆動
信号をレンズ鏡筒のレンズCPU110に伝達し、レン
ズCPU110によって合焦光学系L2の駆動方向と駆
動量が決定され、ここからモータドライバ回路114を
通して合焦光学系L2を保持する保持部材116を光軸
方向に駆動するモータ113を駆動し、前記駆動量に達
するまで駆動を行う。そして、駆動が終了した時点にお
いて、再び合焦状態を検知し、合焦していない場合に
は、合焦するまで上記の動作を繰り返す。
【0011】また、保持部材116の光軸方向の移動を
検知するために、リミット回路117が設けられ、合焦
光学系L2が無限遠又は至近の位置に到達すると、レン
ズCPU110に信号を伝達し、合焦光学系L2の駆動
方向を反転させる。保持部材116の左側には、光学式
のエンコーダ115が設けられている。このエンコーダ
115によって、保持部材116の光軸方向の駆動量と
駆動方向などの信号をレンズCPU110に伝達するよ
うに構成されている。また、レンズ鏡筒内の温度は、温
度検出部118によって検出され、その出力は、レンズ
CPU110に伝達されている。
【0012】水平状態で合焦光学系L2と保持部材11
6を駆動するのに要する力量は、低温時をT1 ,常温時
をT2 ,高温時をT3 とすると、使用している油の粘
性,使用部品の膨張収縮率の違い等から、T1 ≠T2
3 となる。モータ駆動を行なう場合のモータ制御の方
法は、公知のフィードバック制御の方法によると、モー
ターデューティ(Duty):Md,目標速度:V1,
レンズ速度:VL,目標位置:P,レンズ位置:Q,駆
動パラメータ(定数):α,β,γ,とすると、以下の
式によって表すことができる。 Md=α(P−Q)+β(V1−VL)+γ∫(P−Q)dt (1) レンズCPU110により、式(1)によって決定され
るモータ駆動デューティの値を演算して、モータドライ
バ回路114を制御して、モータ113を駆動すること
になる。
【0013】なお、レンズの位置及びレンズの速度は、
エンコーダ115のパルス出力信号に基づいて、レンズ
CPU110が演算して求める。ここで、駆動力量に温
度差を生ずると、式(1)によって決定されるモータ駆
動デューティの値Mdを決めるための駆動パラメータ
α,β,γを鏡筒内温度によって変更したほうが、合焦
光学系を短時間で精度よく目標位置に停止させることが
できる。
【0014】このような変更を行なわない場合には、レ
ンズ鏡筒内の温度が低温状態で最適値になるように駆動
パラメータα,β,γを決定し、常温又は高温状態で駆
動させると、合焦光学系L2が目標位置に対してオーバ
ーランしてしまう。逆に、レンズ鏡筒内の温度が常温状
態で最適値になるように駆動パラメータα,β,γを決
定し、低温状態で駆動させると、合焦までの時間が許容
範囲を越えて長くなってしまう。
【0015】次に、レンズ鏡筒内温度によって、駆動パ
ラメータの変更をする場合の動作の流れを、図2及び図
3に示すフローチャートに従って説明する。まず、レリ
ーズ釦の半押し操作に連動してスイッチSW1がオンす
ると、カメラ側CPU109と連動する焦点検出装置1
08が起動される(ステップS1)。この焦点検出装置
108の起動に伴って、デフォーカス量の算出とデフォ
ーカス方向の検出が行われ(ステップS2)、撮影レン
ズが合焦状態か否かが判断され(ステップS3)、肯定
結果が得られると再びスイッチSW1がオンしているか
否かが判断され(ステップS4)、肯定結果が得られる
と全押しスイッチSW2がオンしているか否かが判断さ
れる(ステップS5)。全押しスイッチSW2がオンし
たと判断されるとシャッタ開放をはじめとした露光動作
が行われる(ステップS6)。なお、ステップS4にお
いて否定結果、すなわち半押しスイッチSW1がオンし
ていないと判断されると処理は終了となり、ステップS
5で否定結果が得られるとステップS4に戻る。
【0016】ステップS3において否定結果、すなわち
合焦レンズL2が合焦していないと判断されると、ステ
ップS2のデフォーカス量の算出結果とデフォーカス方
向に基づいて、レンズ駆動量と駆動方向がカメラ側CP
U109によって演算される(ステップS7)。
【0017】このとき、カメラCPU109はレンズC
PU110にデフォーカス方向とデフォーカス量と駆動
信号を出力する。レンズCPU110は、これに基づい
てレンズの駆動方向を決定し、温度検出部118により
温度を検出し(ステップS8)、鏡筒内温度別の駆動パ
ラメータを変更した駆動ソフトを選択する(ステップS
9)。
【0018】ここで、図3の駆動ソフト選択のルーチン
に進む。まず、ステップS8によって決定された鏡筒内
温度を読み込む(ステップS91)。ついで、鏡筒内温
度が高温…1,常温…2,低温…3のいずれであるかを
判断する(ステップS92)。
【0019】ステップS92の判断によって、鏡筒内温
度から適当な駆動パラメータを使用した以下のような式
(2),(3),(4)を選択して(ステップS93〜
S95)、リターンする。 Md=α1 (P−Q)+β1 (V1ーVL)+γ1 ∫(PーQ)dt (2) Md=α2 (P−Q)+β2 (V1ーVL)+γ2 ∫(PーQ)dt (3) Md=α3 (P−Q)+β3 (V1ーVL)+γ3 ∫(PーQ)dt (4) なお、駆動パラメータは、それぞれの駆動条件により最
適になるように、実験などによって決定された値であ
る。
【0020】ステップS9により選択されたソフトによ
ってモータドライバ回路114が駆動され(ステップS
10)、このドライバ回路114の駆動制御によりモー
タ113が駆動を開始する(ステップS11)。このと
き、レンズ駆動量と駆動方向が光学式エンコーダ115
によって検出され、その検出信号がレンズCPU110
に入力されてレンズ駆動量信号としてカメラCPU10
9に送られる。さらに、半押しスイッチSW1がオンし
ているか否かが判断され(ステップS12)、肯定結果
が得られるとカメラCPU109においてレンズ駆動量
信号とデフォーカス量とが比較され、撮影レンズが合焦
状態か否かが判断され(ステップS13)、肯定結果が
得られるとレンズ駆動停止信号をレンズCPU110に
送り、モータ113の駆動が停止される(ステップS1
4)。なお、ステップS12で否定結果、すなわち半押
しスイッチSW1がオンしていないと判断されると処理
は終了となる。
【0021】さて、ステップS14において、モータ1
13の駆動が停止されると、再び半押しスイッチSW1
がオンしているか否かが判断され(ステップS15)、
肯定結果が得られると、全押しスイッチSW2がオンし
ているか否かが判断される(ステップS16)。全押し
スイッチSW2がオンしたと判断されるとシャッタ開放
をはじめとした露光動作が行われる(ステップS1
7)。なお、ステップS15において、否定結果、すな
わち半押しスイッチSW1がオンしていないと判断され
ると処理は終了となり、ステップS16で否定結果が得
られるとステップS15に戻る。
【0022】以上説明した実施例に限定されず、種々の
変形や変更が可能であって、それらも本発明に含まれ
る。例えば、温度検出部がレンズ側に設けられている例
によって説明してが、ボディ側にあってもよい。つま
り、レンズ鏡筒内とボディ内とは、ほぼ同温度であるの
で、ボディ内温度によってパラメータを決定しても事実
上問題はない。
【0023】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明によ
れば、温度検出部によりレンズ鏡筒又はカメラボディの
温度を検出し、その温度に基づいて、駆動力量を変化さ
せて最適化を図っているので、レンズ鏡筒内の温度によ
り駆動力量が異なる場合に、いずれの温度によって駆動
しても、合焦光学系を短時間で精度よく目標位置に停止
させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による合焦装置の実施例を示すシステム
説明図である。
【図2】図1の実施例の合焦装置の動作を示すフローチ
ャートである。
【図3】図1の実施例の合焦装置の動作(駆動ソフト選
択ルーチン)を示すフローチャートである。
【符号の説明】
108 焦点検出装置 109 カメラCPU 110 レンズCPU 113 モータ 114 ドライバ回路 115 エンコーダ 118 温度検出部 L2 合焦光学系
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03B 13/36

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鏡筒内部に合焦光学系を有し、その合焦
    光学系を光軸方向に移動することにより合焦を行なう合
    焦装置であって、 前記合焦光学系を光軸方向に駆動する駆動部と、 前記レンズ鏡筒又はカメラボディの温度を検出する温度
    検出部と、 前記温度検出部の出力に基づいて、駆動制御のパラメー
    タを変更して、前記駆動部を制御する駆動制御部とを備
    えたことを特徴とする合焦装置。
JP6176610A 1994-07-28 1994-07-28 合焦装置 Pending JPH0843715A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6176610A JPH0843715A (ja) 1994-07-28 1994-07-28 合焦装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6176610A JPH0843715A (ja) 1994-07-28 1994-07-28 合焦装置

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JPH0843715A true JPH0843715A (ja) 1996-02-16

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ID=16016582

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JP6176610A Pending JPH0843715A (ja) 1994-07-28 1994-07-28 合焦装置

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