JPH0843542A - 人体検知装置 - Google Patents

人体検知装置

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Publication number
JPH0843542A
JPH0843542A JP17681594A JP17681594A JPH0843542A JP H0843542 A JPH0843542 A JP H0843542A JP 17681594 A JP17681594 A JP 17681594A JP 17681594 A JP17681594 A JP 17681594A JP H0843542 A JPH0843542 A JP H0843542A
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JP
Japan
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infrared
human body
area
infrared rays
incident
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JP17681594A
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Inventor
Hironori Tanaka
洋典 田中
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 センサ部等と被検知領域との間の温度差を検
知することなく人体の検知感度を高めることができ、信
頼性に優れた人体検知装置の提供を目的とする。 【構成】 被検知領域から発せられる赤外線を検知する
二の焦電型赤外線検知素子4a,4bと、二の焦電型赤
外線検知素子4a,4bの前部に配設された赤外線透過
レンズ7と、を備えたセンサ部2と、センサ部2に照射
される赤外線をチョッピングするチョッピング部3と、
を備えた人体検知装置であって、赤外線透過レンズ7
が、センサ部2に照射される赤外線を、一の焦電型赤外
線検知素子4bに照射する一の内部領域レンズ群7A
と、他の焦電型赤外線検知素子4aに照射する他の外周
部領域レンズ群7Bと、からなる構成を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人体等から発せられる
赤外線を検知する焦電型赤外線検知素子を用いた人体検
知装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、オフィス,ホテルの客室等の人の
生活空間をより快適な生活条件に保つための空気調和装
置等には、温度,湿度,気流,輻射の4つの温熱要素
や、塵埃,臭い,空気組成等の空気質要素等の物理的な
環境情報に加え、在室者の人体生理情報をセンシング対
象とする検知装置が使用されている。この人体生理情報
をセンシング対象とするものとして、焦電型赤外線検知
素子等を利用して、被検知領域から照射される赤外線の
強度により人体の存在の有無を判定する人体検知装置が
広く実用化されている。この焦電型赤外線検知素子は、
赤外線の入射によって結晶に温度変化が生じた際に、表
面電荷が変化する焦電効果を利用するものである。しか
し、この焦電型赤外線検知素子は、結晶の温度変化に対
して反応するため、赤外線が一定の強度で入射している
ときには反応せず、入射する赤外線の強度が変化した場
合にのみ反応する、微分型の検知素子である。したがっ
て、被検知領域で静止している人体を検知するために
は、焦電型赤外線検知素子に、この静止している人体か
ら発せられる赤外線を断続的に入射させる必要がある。
この、焦電型赤外線検知素子に対して静止している人体
から発せられる赤外線を断続的に入射させる方法として
は、焦電型赤外線検知素子が内包されたセンサユニット
の赤外線入射窓の前面で遮蔽用の回転羽根を回転させる
ようにした回転羽根式等の方法が開発されている。こ
の、回転羽根式の人体検知装置では、周囲の温度の変化
に対して影響を受けにくくするために、焦電型赤外線検
知素子の2個を相互に逆極性に接続したものを用いてい
る。しかしながら、2個の焦電型赤外線検知素子の両方
に赤外線を入射させると、人体より発せられる赤外線に
ついて差動を取ることになり、人体が存在することによ
る出力の増加が小さくなり、人体の検知ができなくな
る。このため、2個の焦電型赤外線検知素子の内いずれ
か一方にしか赤外線が入射しないようにしたセンサユニ
ットを用いているものが知られている。
【0003】以下に従来の回転羽根式の人体検知装置に
ついて、図面を参照しながら説明する。図3は従来の回
転羽根式の人体検知装置の概略構成を示す斜視図、図4
(a)は従来のセンサ部の収容開口部及び赤外線出射/
入射窓がチョッパーで覆われたときの各赤外線の入射/
出射状況を示す模式図、図4(b)は従来のセンサ部の
収容開口部及び赤外線出射/入射窓がチョッパーで覆わ
れないときの各赤外線の入射/出射状況を示す模式図で
ある。図3において、1″は従来の回転羽根式の人体検
知装置、2は赤外線を検知する機能を有するセンサ部、
3は後述するモータ部3a,チョッパー3cとからなり
センサ部2への赤外線の入射経路を断続的に遮断する機
能を有するチョッピング部、3aは後述するチョッパー
シャフト3bを介してチョッパー3cを回転駆動させる
ステッピングモータ等からなるモータ部、3bはモータ
部3aの回転子(以下チョッパーシャフトと称す)、3
cはチョッパーシャフト3bを介して機械的にモータ部
3aに接続された二枚の回転羽根(以下チョッパーと称
す)、6aは後述するセンサユニット6の赤外線入射窓
である。また、図4(a),(b)において、2aは後
述するセンサユニット6の一端部を突出して収容するた
めにセンサ部2の一端面に開設された収容開口部、2b
は後述する検知素子8から出射された赤外線を出射する
とともにチョッパー3c,3cで反射された赤外線を入
射するためにセンサ部2の一端面、すなわち収容開口部
2aの上方に開設された赤外線出射/入射窓、4a′,
4b′は赤外線を検知する焦電型赤外線検知素子、5は
赤外線以外の光線による影響を避けるために、すなわち
焦電型赤外線検知素子4a′,4b′の赤外線受光面に
赤外線以外の光線の入射を防止するために、焦電型赤外
線検知素子4a′,4b′の赤外線受光面の前部に配設
されたシリコン等の赤外線選択透過材料(又は赤外線分
光材料)等からなり略薄板状の板状物からなる赤外線選
択透過板、6は焦電型赤外線検知素子4a′,4b′及
び赤外線選択透過板5を内包するセンサユニット、6a
は人体から発せられる赤外線を入射するためにセンサユ
ニット6の一端面に略円形状に開設された検知開口部
(又は赤外線入射窓)、7″はセンサユニット6の赤外
線入射窓6aの前部に配設された被検知領域から照射さ
れる赤外線の集光効率を高めるための赤外線透過レン
ズ、8は該センサ部2に赤外線が入射されているかどう
かを検知するために赤外線を外方に出射するための赤外
線発光ダイオード等からなる発光素子と、チョッパー3
c,3cで反射された赤外線を入射するフォトトランジ
スタ等からなる受光素子と,からなる検知素子、9は焦
電型赤外線検知素子4a′,4b′から出力された信号
電流を交流増幅する交流増幅回路、10は交流増幅回路
9で交流増幅された信号電流を同期検波するサンプル・
ホールド回路、11はサンプル・ホールド回路10から
出力された出力信号を外部に出力する出力端子である。
尚、焦電型赤外線検知素子4a′,4b′の内いずれか
一方(ここでは、焦電型赤外線検知素子4b′)の赤外
線受光面には、Al等の赤外線反射材料等が配設されて
おり、焦電型赤外線検知素子4b′に赤外線を入射させ
ないようにしている。また、図示しないが、検知素子8
には、発光素子や受光素子を駆動する駆動部や、受光素
子で検出した赤外線検出信号レベルを増幅する増幅部等
が接続されている。
【0004】以上のように構成された人体検知装置につ
いて、以下その動作について図面を参照しながら説明す
る。まず、図示しない電源等からモータ部3に所定の電
流/電圧が印加されると、モータ部3のチョッパーシャ
フト3bが、所定の回転方向,回転速度を持って回転駆
動される。次に、チョッパーシャフト3bの回転駆動に
伴ってチョッパー3c,3cが、やはり所定の回転方
向,回転速度を持ってセンサ部2の収容開口部2aに配
設されたセンサユニット6の赤外線入射窓6aの前部,
及びセンサ部2の赤外線出射/入射窓2bの前面を回転
駆動される。これにより、チョッパー3c,3cは、セ
ンサユニット6の赤外線入射窓6aより赤外線出射/入
射窓2bの前面を同じ時間で赤外線の入射経路を断続的
に遮断する。すなわち、被検知領域から発せられる赤外
線、例えば静止している人体等から発せられる赤外線
は、焦電型赤外線検知素子4a′,4b′に断続的に入
射される。尚、チョッパー3c,3cは、センサユニッ
ト6の赤外線入射窓6aより赤外線出射/入射窓2bの
前面を時間的に多少遅く覆うものである。一方、検知素
子8の発光素子や受光素子を駆動する駆動部に図示しな
い電源等から所定の電流/電圧が印加されると、検知素
子8の発光素子から外方に向かって所定波長の赤外線が
出射される。ここで、図4(a)に示すように、センサ
部2の収容開口部2a及び赤外線出射/入射窓2bの前
面が、チョッパー3c,3cに覆われると、検知素子8
の発光素子から図4(a)中A矢視する方向に向かって
出射された赤外線は、センサ部2の赤外線出射/入射窓
2bを通過して外方に出射された後、チョッパー3cで
図4(a)中B矢視する方向に向かって反射され、再び
センサ部2の赤外線出射/入射窓2bを通過して検知素
子8の受光素子の赤外線受光面に入射される。次に、検
知素子8の受光素子は、赤外線が該受光素子の赤外線受
光面に入射されたことを検知して、すなわち赤外線の入
射により“ON”され、サンプル・ホールド回路10に
信号電流“HIGH”を出力する。また、図4(a)中
C矢視する方向に出射された被検知領域からの赤外線
は、チョッパー3c,3cで遮断され、図4(a)中D
矢視する方向に出射されたチョッパー3c,3cからの
赤外線が、焦電型赤外線検知素子4a′,4b′に入射
される。次に、チョッパー3cが回転して、図4(b)
に示すように、センサユニット6の赤外線入射窓6aの
前面が、開放されると、図4(b)中C′矢視する方向
に向かって照射された被検知領域からの赤外線が、焦電
型赤外線検知素子4a′,4b′に入射される。ここ
で、被検知領域の温度とチョッパー3c,3cの温度が
同じであれば、チョッパー3c,3cから入射されてい
た赤外線の入射量と被検知領域から入射される赤外線の
入射量が等しいために、すなわち、焦電型赤外線検知素
子4a′,4b′に入射される赤外線の入射量が変化し
ていないために、焦電型赤外線検知素子4a′,4b′
から出力される出力信号のレベルは0とされる。また、
被検知領域の内部領域に人体が存在していると、チョッ
パー3c,3cから入射されていた赤外線の入射量に対
し被検知領域から入射される赤外線の入射量が大きいた
めに、すなわち、焦電型赤外線検知素子4a′,4b′
に入射される赤外線の入射量が増加したために、焦電型
赤外線検知素子4a′,4b′から出力される出力信号
は正の出力とされる。次に、焦電型赤外線検知素子4
a′,4b′から出力された出力信号、すなわち0又は
正の出力信号は、交流増幅回路9により増幅される。次
に、交流増幅回路9で増幅された出力信号は、サンプル
・ホールド回路10に出力される。次に、サンプル・ホ
ールド回路10は、検知素子8から出力された出力信号
の立上りで交流増幅回路9で増幅された0又は正の出力
信号をサンプル・ホールドし、出力端子11に出力され
る。ここで、焦電型赤外線検知素子4a′,4b′に入
射される赤外線の入射量の変化に対して、焦電型赤外線
検知素子4a′,4b′は、ある立上りの時間を必要と
するものの、赤外線入射窓6aの方が赤外線出射/入射
窓2aより多少遅く、すなわち、立上り時間より多少長
い時間開放されるので、検知素子8の出力の立上り時に
は、焦電型赤外線検知素子4a′,4b′は、十分な出
力が得られる。また、逆に、赤外線入射窓6aの前面
が、チョッパー3c,3cに覆われると、被検知領域か
ら焦電型赤外線検知素子4a′,4b′に入射される赤
外線が遮断され、チョッパー3c,3cから照射される
赤外線が焦電型赤外線検知素子4a′,4b′に入射さ
れる。ここで、被検知領域の温度とチョッパー3c,3
cの温度が同じであれば、チョッパー3c,3cから入
射されていた赤外線の入射量と被検知領域から入射され
る赤外線の入射量が等しいために、すなわち、焦電型赤
外線検知素子4a′,4b′に入射される赤外線の入射
量が変化していないために、焦電型赤外線検知素子4
a′,4b′から出力される出力信号のレベルは0とさ
れる。また、被検知領域の内部領域に人体が存在してい
ると、被検知領域から入射される赤外線の入射量に対し
チョッパー3c,3cから入射されていた赤外線の入射
量が小さいために、すなわち、焦電型赤外線検知素子4
a′,4b′に入射される赤外線の入射量が減少したた
めに、焦電型赤外線検知素子4a′,4b′から出力さ
れる出力信号は負の出力とされる。次に、焦電型赤外線
検知素子4a′,4b′から出力された出力信号、すな
わち0又は負の出力信号は、交流増幅回路9により増幅
される。次に、交流増幅回路9で増幅された出力信号
は、サンプル・ホールド回路10に出力される。しか
し、サンプル・ホールド回路10は、検知素子8の出力
の立上りで焦電型赤外線検知素子4a′,4b′からの
出力信号をサンプル・ホールドするために、以前の状態
が保持される。また、人体の有無に関しては、検知素子
8の出力の立上り直後でのみ判断するものとする。次
に、出力端子11からの出力信号によって、オフィス,
ホテルの客室等の人の生活空間の温度,湿度等を最適条
件となすように調整するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、センサ部等と被検知領域との間に温度差が
生じると、該センサユニットがこの温度差を検知してし
まい、人体の検知感度等のセンサ感度が低下し、信頼性
に欠けるという問題点を有していた。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、センサ部等と被検知領域との間の温度差を検知する
ことなく人体の検知感度を高めることができ、信頼性に
優れた人体検知装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の請求項1に記載の人体検知装置は、被検知領
域から発せられる赤外線を検知する二の焦電型赤外線検
知素子と、前記二の焦電型赤外線検知素子の前部に配設
された赤外線透過レンズと、を備えたセンサ部と、前記
センサ部に照射される赤外線をチョッピングするチョッ
ピング部と、を備えた人体検知装置であって、前記赤外
線透過レンズが、前記焦電型赤外線検知素子の一方に前
記被検知領域の外周部領域からの赤外線を集光する外周
部領域レンズ群と、前記焦電型赤外線検知素子の他方に
前記被検知領域の内部領域からの赤外線を集光する内部
領域レンズ群と、を備えた構成を有し、請求項2に記載
の人体検知装置は、請求項1において、二の焦電型赤外
線検知素子から出力される出力信号のレベルが、被検知
領域全域に亘って一定温度のとき、略同一とされる構成
を有している。
【0008】ここで、焦電型赤外線検知素子の素子材料
としては、LiTaO3,PZT,PbTiO3等が挙げ
られる。焦電型赤外線検知素子の製造方法としては、ス
パッタ法,焼結法等が挙げられる。被検知領域の外周部
領域としては、オフィス,ホテルの客室等の天井や壁等
の通常人体が活動しない領域をいい、また、被検知領域
の内部領域としては、オフィス,ホテルの客室等の中で
天井,壁等の外部領域を除く領域、すなわち通常人体が
活動する領域をいうものである。外周部領域レンズ群及
び内部領域レンズ群を構成する小レンズとしては、フレ
ネルレンズ,球面レンズ,非球面レンズ等が挙げられ
る。
【0009】
【作用】この構成によって、センサ部等と被検知領域と
の間に温度差があった場合でも、常に、被検知領域の
内、建物の室内等の人体の居住範囲の内、人体が通常生
活・移動する範囲等の内部領域と、建物の天井や壁等人
体の居住範囲外の範囲等の外周部領域との温度差を検知
することができる。また、内部領域から照射される赤外
線を検知する内部領域レンズ群と、外周部領域から照射
される赤外線を検知する外周部領域レンズ群とが、被検
知領域全域に亘って一定温度の場合、すなわち被検知領
域に人体が存在しない場合、二の焦電型赤外線検知素子
から出力される出力信号のレベルを略同一となすように
構成されているために、被検知領域に人体が存在した場
合、人体から発せられる赤外線をより高感度で検知でき
る。
【0010】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の第1の実施例における人体
検知装置について、図面を参照しながら説明する。図1
は本発明の第1の実施例における人体検知装置の赤外線
透過レンズと被検知領域の関係を示す模式図である。5
は赤外線選択透過板、6はセンサユニットであり、従来
例と同様なものであり、同一の符号を付して説明を省略
する。従来例と異なるのは、焦電型赤外線検知素子4
a,4bがいずれにも赤外線が入射され、また、赤外線
透過レンズ7が、被検知領域において、例えば、建物の
室内等の人体の居住範囲の内、人体が通常生活・移動す
る領域(以下内部領域12Aと称す)から照射される赤
外線を焦電型赤外線検知素子4bに照射する小レンズ7
a乃至7gの集合体(以下内部領域レンズ群7Aと称
す)と、建物の天井や壁等の人体の居住範囲外の領域
(以下外周部領域12Bと称す)から照射される赤外線
を焦電型赤外線検知素子4aに照射する小レンズ7h乃
至7sの集合体(以下外周部領域レンズ群7Bと称す)
と、からなる点である。尚、内部領域レンズ群7Aの小
レンズ7a乃至7gは、内部領域12Aを小区分した小
内部領域12a乃至12gから照射される赤外線を入射
し、すなわち小レンズ7aは小内部領域12aから照射
される赤外線を入射し(以下同様であり説明を省略す
る)、外周部領域レンズ群7Bの小レンズ7h乃至7s
は、外周部領域12Bを小区分した小外周部領域12h
乃至12sから照射される赤外線を入射し、すなわち小
レンズ7hは小外周部領域12hから照射される赤外線
を入射し(以下同様であり説明を省略する)、それぞれ
の検知領域から集光された赤外線を焦電型赤外線検知素
子4a,4bに照射するように形成されている。また、
内部領域12Aに人体が存在しない場合、被検知領域で
ある小内部領域12a乃至12gと小外周部領域12h
乃至12sの温度が同じであれば、焦電型赤外線検知素
子4aに集光される赤外線の入射量laと、焦電型赤外
線検知素子4bに集光される赤外線の入射量lbとが、
同じになるように形成されている。
【0011】以上のように本実施例によれば、センサ部
等と被検知領域との間に温度差があった場合でも、常
に、建物の室内の床面等の内部領域と、建物の壁面等の
外周部領域との温度差を検知することができる。また、
内部領域から照射される赤外線を検知する内部領域レン
ズ群と、外周部領域から照射される赤外線を検知する外
周部領域レンズ群とが、被検知領域全域に亘って一定温
度の場合、すなわち被検知領域に人体が存在しない場
合、二の焦電型赤外線検知素子から出力される出力信号
のレベルが、略同一となるように構成されているため
に、被検知領域に人体が存在した場合、人体から発せら
れる赤外線をより高感度で検知できる。
【0012】(実施例2)以下、本発明の第2の実施例
における人体検知装置について、図面を参照しながら説
明する。図2は本発明の第2の実施例における人体検知
装置の赤外線透過レンズと被検知領域の関係を示す模式
図である。4a,4bは焦電型赤外線検知素子、5は赤
外線選択透過板、6はセンサユニットであり、これらは
実施例1と同様なものであり、同一の符号を付して説明
を省略する。実施例1と異なるのは、赤外線透過レンズ
7′が、内部領域12A′から照射される赤外線を焦電
型赤外線検知素子4bに照射する小レンズ7a′乃至7
d′の集合体(以下内部領域レンズ群7A′と称す)
と、外周部領域12B′から照射される赤外線を焦電型
赤外線検知素子4aに照射する小レンズ7e′乃至7
h′の集合体(以下外周部領域レンズ群7B′と称す)
と、からなる点である。尚、内部領域レンズ群7A′の
小レンズ7a′乃至7d′は、内部領域12A′を小区
分した小内部領域12a′乃至12d′から照射される
赤外線を入射し、すなわち小レンズ7a′は小内部領域
12a′から照射される赤外線を入射し(以下同様であ
り説明を省略する)、外周部領域レンズ群7B′の小レ
ンズ7e′乃至7h′は、外周部領域12B′を小区分
した小外周部領域12e′乃至12h′から照射される
赤外線を入射し、すなわち小レンズ7e′は小外周部領
域12e′から照射される赤外線を入射し(以下同様で
あり説明を省略する)、それぞれの検知領域から集光さ
れた赤外線を焦電型赤外線検知素子4a,4bに照射す
るように形成されている。
【0013】以上のように本実施例によれば、焦電型赤
外線検知素子等と被検知領域との間に温度差があった場
合でも、常に、内部領域と,外周部領域との温度差を検
知することができるとともに人体をより高感度で検知で
きる。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、被検知領
域から発せられる赤外線を検知する二の焦電型赤外線検
知素子と、前記二の焦電型赤外線検知素子の前部に配設
された赤外線透過レンズと、を備えたセンサ部と、前記
センサ部に照射される赤外線をチョッピングするチョッ
ピング部と、を備えた人体検知装置であって、前記赤外
線透過レンズが、前記焦電型赤外線検知素子の一方に前
記被検知領域の外周部領域からの赤外線を集光する外周
部領域レンズ群と、前記焦電型赤外線検知素子の他方に
前記被検知領域の内部領域からの赤外線を集光する内部
領域レンズ群と、を備えたので、センサ部等と被検知領
域との間に温度差があった場合でも、常に内部領域と,
外周部領域との温度差を検知することができ、確実に人
体の存在の有無を認識でき、また信頼性に優れた低原価
の人体検知装置を実現できるものである。
【0015】また、二の焦電型赤外線検知素子から出力
される出力信号のレベルが、被検知領域全域に亘って一
定温度のとき、略同一とされるので、被検知領域に人体
が存在した場合、人体から発せられる赤外線をより高感
度で検知でき、より確実に人体の存在の有無を認識で
き、また信頼性に優れた低原価の人体検知装置を実現で
きるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における人体検知装置の
赤外線透過レンズと被検知領域の関係を示す模式図
【図2】本発明の第2の実施例における人体検知装置の
赤外線透過レンズと被検知領域の関係を示す模式図
【図3】従来の回転羽根式の人体検知装置の概略構成を
示す斜視図
【図4】(a)従来のセンサ部の収容開口部及び赤外線
出射/入射窓がチョッパーで覆われたときの各赤外線の
入射/出射状況を示す模式図 (b)従来のセンサ部の収容開口部及び赤外線出射/入
射窓がチョッパーで覆われないときの各赤外線の入射/
出射状況を示す模式図
【符号の説明】
1,1′,1″ 人体検知装置 2 センサ部 2a 収容開口部 2b 赤外線出射/入射窓 3 チョッピング部 3a モータ部 3b チョッパーシャフト 3c チョッパー 4a,4b,4a′,4b′ 焦電型赤外線検知素子 5 赤外線選択透過板 6 センサユニット 6a 赤外線入射窓 7,7′,7″ 赤外線透過レンズ 7A,7A′ 内部領域レンズ群 7B,7B′ 外周部領域レンズ群 7a,7a′,7b,7b′,7c,7c′,7d,7
d′,7e,7e′,7f,7f′,7g,7g′,7
h,7h′,7i,7j,7k,7l,7m,7n,7
o,7p,7q,7r,7s 小レンズ 8 検知素子 9 交流増幅回路 10 サンプル・ホールド回路 11 出力端子 12A,12A′ 内部領域 12a,12a′,12b,12b′,12c,12
c′,12d,12d′,12e,12f,12g 小
内部領域 12B,12B′ 外周部領域 12e′,12f′,12g′,12h,12h′,1
2i,12j,12k,12l,12m,12n,12
o,12p,12q,12r,12s 小外周部領域
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01J 5/02 R G01V 8/20

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検知領域から発せられる赤外線を検知す
    る二の焦電型赤外線検知素子と、前記二の焦電型赤外線
    検知素子の前部に配設された赤外線透過レンズと、を備
    えたセンサ部と、前記センサ部に照射される赤外線をチ
    ョッピングするチョッピング部と、を備えた人体検知装
    置であって、前記赤外線透過レンズが、前記焦電型赤外
    線検知素子の一方に前記被検知領域の外周部領域からの
    赤外線を集光する外周部領域レンズ群と、前記焦電型赤
    外線検知素子の他方に前記被検知領域の内部領域からの
    赤外線を集光する内部領域レンズ群と、を備えたことを
    特徴とする人体検知装置。
  2. 【請求項2】二の焦電型赤外線検知素子から出力される
    出力信号のレベルが、被検知領域全域に亘って一定温度
    のとき、略同一とされることを特徴とする請求項1に記
    載の人体検知装置。
JP17681594A 1994-07-28 1994-07-28 人体検知装置 Pending JPH0843542A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017044502A (ja) * 2015-08-24 2017-03-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 赤外線検出装置

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