JPH084334Y2 - はね上げ式扉の開閉機構の改良 - Google Patents
はね上げ式扉の開閉機構の改良Info
- Publication number
- JPH084334Y2 JPH084334Y2 JP1991027096U JP2709691U JPH084334Y2 JP H084334 Y2 JPH084334 Y2 JP H084334Y2 JP 1991027096 U JP1991027096 U JP 1991027096U JP 2709691 U JP2709691 U JP 2709691U JP H084334 Y2 JPH084334 Y2 JP H084334Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flip
- door
- gas spring
- opening
- closing mechanism
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、バン型車両等に装着さ
れているはね上げ式扉の開閉機構の改良に関するもので
ある。更に詳しくいえば、バン型車両等の荷物搬出用開
口に装着されているはね上げ式扉の開閉機構に改良に関
するものである。
れているはね上げ式扉の開閉機構の改良に関するもので
ある。更に詳しくいえば、バン型車両等の荷物搬出用開
口に装着されているはね上げ式扉の開閉機構に改良に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】 従来、はね上げ式扉の開閉機構には、
図５に示すように左右１対のガススプリングａが使用さ
れている。このガススプリングは、密閉されたチューブ
シリンダーの中にオイルと高圧ガスを封じ込み、一端か
ら突出しているピストンロッドを押し込むことによって
荷重を発生させる構造になっている。
図５に示すように左右１対のガススプリングａが使用さ
れている。このガススプリングは、密閉されたチューブ
シリンダーの中にオイルと高圧ガスを封じ込み、一端か
ら突出しているピストンロッドを押し込むことによって
荷重を発生させる構造になっている。
【０００３】 このようなガススプリングａは、一端が
はね上げ式扉ｂの中間位置に、他端が開口の側柱ｃ側に
それぞれ枢支されていて、扉ｂの開閉時に作用する荷重
に略均衡して円滑な開閉ができるようになっている。
はね上げ式扉ｂの中間位置に、他端が開口の側柱ｃ側に
それぞれ枢支されていて、扉ｂの開閉時に作用する荷重
に略均衡して円滑な開閉ができるようになっている。
【０００４】ところで、上記はね上げ式扉ｂに使用され
ているガススプリングａは、冬期になると気温の低下に
よって、つまりボイルの法則（定温下で気体の体積と圧
力の積は一定である）によって、作用荷重が減殺され
る。その結果、はね上げ式扉を開放した時、夏期には水
平に維持できたものが（図６の実線）、冬期には前倒れ
の傾斜した状態となる（図６の２点鎖線）という問題が
あった。
ているガススプリングａは、冬期になると気温の低下に
よって、つまりボイルの法則（定温下で気体の体積と圧
力の積は一定である）によって、作用荷重が減殺され
る。その結果、はね上げ式扉を開放した時、夏期には水
平に維持できたものが（図６の実線）、冬期には前倒れ
の傾斜した状態となる（図６の２点鎖線）という問題が
あった。
【０００５】元来、はね上げ式扉は降雨時のひさしとし
て機能するものであるが、扉が傾斜状態になるとその効
果も半減する。この解決手段として、冬期において、ガ
ススプリングをワンランク上のものと交換することも考
えられるが、夏冬２種類のガススプリングを用意してお
かなければならず費用のかさむこともあり、問題であ
る。
て機能するものであるが、扉が傾斜状態になるとその効
果も半減する。この解決手段として、冬期において、ガ
ススプリングをワンランク上のものと交換することも考
えられるが、夏冬２種類のガススプリングを用意してお
かなければならず費用のかさむこともあり、問題であ
る。
【０００６】
【考案が解決しようとする課題】上記問題点に対応でき
るようにすべく、ガススプリングの枢支点間距離を夏期
を基準にし、冬期には若干、夏期の枢支点間距離よりも
短くして、十分なガススプリングの反発力が得られるよ
うにすることを課題とする。
るようにすべく、ガススプリングの枢支点間距離を夏期
を基準にし、冬期には若干、夏期の枢支点間距離よりも
短くして、十分なガススプリングの反発力が得られるよ
うにすることを課題とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】 チューブシリンダー側
の枢支点あるいはピストンロッド２側の枢支点のいずれ
か−方を、長穴５ａ又は５ｂを有するプラケット３を介
して取付けることにより、枢支点間の距離を可変にし、
夏期と冬期における気温変化に対応できるようにした。
の枢支点あるいはピストンロッド２側の枢支点のいずれ
か−方を、長穴５ａ又は５ｂを有するプラケット３を介
して取付けることにより、枢支点間の距離を可変にし、
夏期と冬期における気温変化に対応できるようにした。
【０００８】
【実施例】 図１においてａは本考案に係るガススプリ
ングの一例である。１はシリンダ、２はピストンロッド
である。シリンダ１の一端は扉側に固着したＬ型ブラケ
ット３に、又、ピストンロッド２の一端は側柱ｃ側に固
着したブラケット４に枢着されている。
ングの一例である。１はシリンダ、２はピストンロッド
である。シリンダ１の一端は扉側に固着したＬ型ブラケ
ット３に、又、ピストンロッド２の一端は側柱ｃ側に固
着したブラケット４に枢着されている。
【０００９】Ｌ字形ブラケット３の側面に枢支点となる
孔５とこの孔の前方位置にもう１つの孔５′を設けてあ
る。
孔５とこの孔の前方位置にもう１つの孔５′を設けてあ
る。
【００１０】 さて、本考案はこのような２個の孔５と
５′に代え、図２の如く長孔５ａにしてある。こうする
事により締付ボルト６（図では蝶ねじ）をゆるめるだけ
で支点位置を図２の距離Ｌの範囲で容易に移動できる。
又図３のように変形したコ字型の孔５ｂにすることもで
きる。この場合はコ字の両端に枢支部を構成するようピ
ン構造としてもよい。
５′に代え、図２の如く長孔５ａにしてある。こうする
事により締付ボルト６（図では蝶ねじ）をゆるめるだけ
で支点位置を図２の距離Ｌの範囲で容易に移動できる。
又図３のように変形したコ字型の孔５ｂにすることもで
きる。この場合はコ字の両端に枢支部を構成するようピ
ン構造としてもよい。
【００１１】図４は従来構造のブラケットをそのまゝ利
用した機構である。この場合は、支点となるブラケット
ｄに別途用意した支片８をとりつけておき、冬期には支
片８に設けた孔８′にガススプリングａの上部支点を枢
支するようにしている。
用した機構である。この場合は、支点となるブラケット
ｄに別途用意した支片８をとりつけておき、冬期には支
片８に設けた孔８′にガススプリングａの上部支点を枢
支するようにしている。
【００１２】なお以上の例ではＬ型ブラケット３を扉側
につけたが、これを側柱側につけても同じ効果を奏する
ことができる。
につけたが、これを側柱側につけても同じ効果を奏する
ことができる。
【００１３】
【効果】 ガススプリングａの支点間距離を変化できる
よう、荷箱側あるいははねあげ式扉側のいずれか一方に
ブラケット３を取り付け、該ブラケットに設けた長穴５
ａ又は５ｂを使ってガススプリングの上下いずれかの支
点を枢支するようにしたので、ガススプリングａは夏と
冬あるいはその中間の春と秋で気温の変化があっても自
在に調節でき、適切な反発力が得られるようになり、は
ねあげ式扉ｂを正しく水平位置まで開放させることがで
きる。
よう、荷箱側あるいははねあげ式扉側のいずれか一方に
ブラケット３を取り付け、該ブラケットに設けた長穴５
ａ又は５ｂを使ってガススプリングの上下いずれかの支
点を枢支するようにしたので、ガススプリングａは夏と
冬あるいはその中間の春と秋で気温の変化があっても自
在に調節でき、適切な反発力が得られるようになり、は
ねあげ式扉ｂを正しく水平位置まで開放させることがで
きる。
【００１４】 又ガススプリングａの取付用ブラケット
３に支点が変化できる長孔５ａ又は５ｂを設けるだけの
簡単な機構であり、極めて安価に提供できる。しかも長
孔５ａ又は５ｂ内で連続的に微調整もできるので、極め
てスムーズな作動を保障できる。
３に支点が変化できる長孔５ａ又は５ｂを設けるだけの
簡単な機構であり、極めて安価に提供できる。しかも長
孔５ａ又は５ｂ内で連続的に微調整もできるので、極め
てスムーズな作動を保障できる。
【図１】 バン型車両等のはね上げ式扉のガススプリン
グの取付構造の分解斜視図。
グの取付構造の分解斜視図。
【図２】 ブラケットに設ける長孔の別の実施例。
【図３】 同じくさらに別の実施例。
【図４】 シリンダ上部を支片を介し枢支する例。
【図５】 本考案を実施するバン型車両の斜視図。
【図６】 従来型はね上げ扉のガススプリングによる支
持構造。
持構造。
【符号の説明】ａ ガススプリング １ シリンダ ２ ピストンロッド ３ Ｌ型ブラケット ４ ブラケット ５ 孔５ａ 長孔 ５ｂ コ字型孔 ６ ボルト ７ ナット ８ 支片 ８′ 孔
Claims (1)
- 【請求項１】 一端を荷箱側に、他端をはねあげ式扉側
にそれぞれ枢支したガススプリング（ａ）により開閉可
能にしたはねあげ式扉機構において、前記ガススプリン
グ（ａ）の枢支点のいずれか一方を枢支点間の距離を変
化できる２つの長穴（５ａ又は５ｂ）を設けたブラケッ
ト（３）を介して取付けたことを特徴とするはね上げ式
扉の開閉機構の改良。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991027096U JPH084334Y2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | はね上げ式扉の開閉機構の改良 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991027096U JPH084334Y2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | はね上げ式扉の開閉機構の改良 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0568714U JPH0568714U (ja) | 1993-09-17 |
| JPH084334Y2 true JPH084334Y2 (ja) | 1996-02-07 |
Family
ID=12211554
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991027096U Expired - Lifetime JPH084334Y2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | はね上げ式扉の開閉機構の改良 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH084334Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS51141119A (en) * | 1976-01-21 | 1976-12-04 | Daiwa Jidosha Kogyo Kk | Opening and closing device of french door on truck body |
| JPS5940546U (ja) * | 1982-08-31 | 1984-03-15 | テイケイ気化器株式会社 | 気化器の始動装置 |
| JPS62214013A (ja) * | 1986-03-14 | 1987-09-19 | Shatai Kogyo Kk | 建設機械車両の運転室前方窓開閉機構 |
-
1991
- 1991-03-29 JP JP1991027096U patent/JPH084334Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0568714U (ja) | 1993-09-17 |
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