JPH0568714U - はね上げ式扉の開閉機構の改良 - Google Patents

はね上げ式扉の開閉機構の改良

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JPH0568714U
JPH0568714U JP2709691U JP2709691U JPH0568714U JP H0568714 U JPH0568714 U JP H0568714U JP 2709691 U JP2709691 U JP 2709691U JP 2709691 U JP2709691 U JP 2709691U JP H0568714 U JPH0568714 U JP H0568714U
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JP
Japan
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door
flip
gas spring
bracket
pivotally supported
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JP2709691U
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JPH084334Y2 (ja
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茂樹 森田
明雄 吉田
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Nippon Fruehauf Co Ltd
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Nippon Fruehauf Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 はね上げ式扉の支持装置であるガススプリン
グが、夏・冬同様に反発力を発生し、はね上げ式扉を常
に水平に保持できるようにする。 【構成】 一端をバン型車両等の荷箱側に、他端をはね
あげ式扉側にそれぞれ枢支したガススプリングAにより
開閉可能にしたはねあげ式扉機構において、ガススプリ
ングAの上・下枢支点のいずれか一方を、枢支点間距離
が変化できる2つの穴5,5′又は長穴5′′,5′′′
を有するブラケット3を介して枢支した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、バン型車両等に装着されているはね上げ式扉の開閉機構の改良に関 するものである。更に詳しくいえば、バン型車両等の荷物搬出用開口に装着され ているはね上げ式扉の開閉機構に改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、はね上げ式扉の開閉機構には、図2に示すように左右1対のガススプリ ングaが使用されている。このガススプリングは、密閉されたチュ−ブシリンダ −の中にオイルと高圧ガスを封じ込み、一端から突出しているピストンロッドを 押し込むことによって荷重を発生させる構造になっている。
【0003】 このようなガススプリングは、一端がはね上げ式扉bの中間位置に、他端が開 口の側柱c側にそれぞれ枢支されていて、扉bの開閉時に作用する荷重に略均衡 して円滑な開閉ができるようになっている。
【0004】 ところで、上記はね上げ式扉bに使用されているガススプリングaは、冬期に なると気温の低下によって、つまりボイルの法則(定温下で気体の体積と圧力の 積は一定である)によって、作用荷重が減殺される。その結果、はね上げ式扉を 開放した時、夏期には水平に維持できたものが(図6の実線)、冬期には前倒れ の傾斜した状態となる(図6の2点鎖線)という問題があった。
【0005】 元来、はね上げ式扉は降雨時のひさしとして機能するものであるが、扉が傾斜 状態になるとその効果も半減する。この解決手段として、冬期において、ガスス プリングをワンランク上のものと交換することも考えられるが、夏冬2種類のガ ススプリングを用意しておかなければならず費用のかさむこともあり、問題であ る。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上記問題点に対応できるようにすべく、ガススプリングの枢支点間距離を夏期 を基準にし、冬期には若干、夏期の枢支点間距離よりも短くして、十分なガスス プリングの反発力が得られるようにすることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
チュ−ブシリンダ−側の枢支点あるいはピストンロッド側の枢支点のいずれか 一方を、穴又は長穴を有するブラケットを介して取付けることにより、枢支点間 の距離を可変にし、夏期と冬期における気温変化に対応できるようにした。
【0008】
【実施例】
図1においてAは本考案に係るガススプリングである。1はシリンダ、2はピ ストンロッドである。シリンダ1の一端は扉側に固着したL型ブラケット3に、 又、ピストンロッド2の一端は側柱c側に固着したブラケット4に枢着されてい る。
【0009】 L字形ブラケット3の側面に枢支点となる孔5とこの孔の前方位置にもう1つ の孔5′を設けてある。
【0010】 なお、図2では孔を長孔にしてある。こうする事により締付ボルトをゆるめる だけで支点位置を容易に移動できる(図1のL)。又図3のように変形したコ字型 の孔にすることもできる。この場合はコ字の両端に枢支部を構成するようピン構 造としてもよい。
【0011】 図4は従来構造のブラケットをそのまゝ利用した機構である。この場合は、支 点となるブラケットdに別途用意した支片8をとりつけておき、冬期には支片8 に設けた孔8′にガススプリングaの上部支点を枢支するようにしている。
【0012】 なお以上の例ではL型ブラケット3を扉側につけたが、これを側柱側につけて も同じ効果を奏することができる。
【0013】
【効果】
ガススプリングaの支点間距離を変化できるよう、荷箱側あるいははねあげ式 扉側のいずれか一方にブラケットを取り付け、該ブラケットに設けた2つの穴又 は長穴を使ってガススプリングの上下いずれかの支点を枢支するようにしたので 、ガススプリングは夏と冬で気温の変化があっても、これに対して適切な反発力 が得られるようになり、はねあげ式扉を正しく水平位置まで開放させることがで きる。
【0014】 又ガススプリングの取付用ブラケットに支点が変化できる孔を設けるだけの簡 単な機構であり、極めて安価に提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るバン型車両等のはね上げ式扉のガ
ススプリングの取付構造の分解斜視図。
【図2】ブラケットに設ける孔の別の実施例。
【図3】同じくさらに別の実施例。
【図4】シリンダ上部を支片を介し枢支する実施例。
【図5】本考案を実施するバン型車両の斜視図。
【図6】従来型はね上げ扉のガススプリングによる支持
構造。
【符号の説明】
A ガススプリング 1 シリンダ 2 ピストンロッド 3 L型ブラケット 4 ブラケット 5,5′ 孔 6 ボルト 7 ナット 8 支片 8′ 孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端を荷箱側に、他端をはねあげ式扉側
    にそれぞれ枢支したガススプリングにより開閉可能にし
    たはねあげ式扉機構において、前記ガススプリングの枢
    支点のいずれか一方を枢支点間の距離を変化できる2つ
    の穴又は長穴を設けたブラケットを介して枢着したこと
    を特徴とするはね上げ式扉の開閉機構の改良。
JP1991027096U 1991-03-29 1991-03-29 はね上げ式扉の開閉機構の改良 Expired - Lifetime JPH084334Y2 (ja)

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JPH0568714U true JPH0568714U (ja) 1993-09-17
JPH084334Y2 JPH084334Y2 (ja) 1996-02-07

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51141119A (en) * 1976-01-21 1976-12-04 Daiwa Jidosha Kogyo Kk Opening and closing device of french door on truck body
JPS5940546U (ja) * 1982-08-31 1984-03-15 テイケイ気化器株式会社 気化器の始動装置
JPS62214013A (ja) * 1986-03-14 1987-09-19 Shatai Kogyo Kk 建設機械車両の運転室前方窓開閉機構

Patent Citations (3)

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JPS62214013A (ja) * 1986-03-14 1987-09-19 Shatai Kogyo Kk 建設機械車両の運転室前方窓開閉機構

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JPH084334Y2 (ja) 1996-02-07

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