JPH084295Y2 - インキ供給ブレード - Google Patents

インキ供給ブレード

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JPH084295Y2
JPH084295Y2 JP1988077958U JP7795888U JPH084295Y2 JP H084295 Y2 JPH084295 Y2 JP H084295Y2 JP 1988077958 U JP1988077958 U JP 1988077958U JP 7795888 U JP7795888 U JP 7795888U JP H084295 Y2 JPH084295 Y2 JP H084295Y2
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JP
Japan
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ink
ink supply
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fountain
amount
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JP1988077958U
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JPH023829U (ja
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研 竹内
良信 加藤
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小林記録紙株式会社
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  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 《考案の分野》 この考案は、印刷機における印刷インキの呼出機構に
関し、特にツボローラへのインキ供給量の調整を低コス
トに行うことができるインキ供給ブレードに関する。
《従来技術とその問題点》 周知のように、オフセット印刷や凸版印刷にあって
は、鮮明な印刷仕上りを行うために、印刷インキの供給
側であるインキツボから、印刷版面側へインキを送るツ
ボローラに対して適量のインキを供給する必要がある。
すなわち、インキ供給量の調整は、第5図に示すよう
に、インキツボ1内に設けられているブレード2とツボ
ローラ3との間に沿って形成される間隔を調整すること
により行なわれるのであるが、この間隔を調整するに
は、ブレード2を進退自在に調節する調整ネジ1a、ある
いは調節調整キー1bを介してツボローラ3側のブレード
端縁を上下動調節するツボネジ1c等の操作により行って
おり、このためインキAの流出路となる上記間隔を希望
通りのインキ量が流出するように調整することは大変困
難な作業であった。
これを解決するために、ツボネジ1c部分のブレード2
を20〜30mmピッチで分割し、各ピッチ内に設けられる各
ツボネジ1cを調整してインキAの供給量を管理する、い
わゆる分割ブレード方式が提案されているが、この方式
は、インキの適量供給には優れるものの、ツボネジ1cの
調整操作が煩わしいとともに既設の印刷機を改造しなけ
ればならず、印刷機の改造に際して1ピッチ毎の分割ブ
レードの製作費用が100万前後を要するため、設備費
用,ランニングコスト等が上昇するという問題点があ
る。
また、特開昭56-67260号公報に示すように、既設の印
刷機を改造せずインキ供給量の調整を行おうとするもの
もある。
すなわち、この方式は第6図に示すように、インキツ
ボ1内に一側縁辺がツボローラ3とローラのシリンダ方
向に沿って接触するインキ供給用の調整ブレード6を装
着するもので、このブレード6の一側縁辺には、一定幅
l1に形成されるとともに、それぞれ独自のレリーフ深度
h1,h2…に穿設されたインキ供給溝6a…が複数形成され
ている。
つまり、この方式は、印刷物の絵柄方向をブレード6
のインキ供給溝幅l1とほぼ同一に区分し、各区分内にお
ける面積中のインキ量の面積率を測定し、この面積デー
タをインキ供給溝6aのレリーフ深度h1,h2…hnに換算
し、これにより印刷物の各面積に必要なインキ量を各イ
ンキ供給溝6a…内に確保するものである。
従ってこのような方式によれば、印刷物への必要なイ
ンク量を供給するために薄いブレードに対して異なる深
度のレリーフを形成しなければならず、正確な深度のレ
リーフを形成するためには、感光性樹脂製のブレードや
露光装置を必要とするので設備費用に多くのコストを要
するという問題点がある。
《考案の目的》 この考案は、上記のような問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、既設の印刷機を改造せ
ず、しかも低コストにインキ供給量を調節することがで
きるインキ呼出機構を提供することにある。
《考案の構成と効果》 上記目的を達成するために、この考案はツボローラに
印刷インキを供給するためのインキツボ内に着脱自在に
取付けられるとともに、一側縁辺がツボローラの外周面
に接触するインキ供給ブレード本体と、上記インキ供給
ブレード本体の一側縁辺に切欠形成されるとともに、上
記インキツボ内から上記ツボローラの外周面に所定量の
インキを流出させる、同一長さと幅のパンチ孔とを有
し、上記パンチ孔の穿孔数を、印刷物の絵柄の印刷に必
要なインキ量に基づき設定してなることを特徴とする。
この考案にあっては長さと幅が同一のパンチ孔を用
い、このパンチ孔の穿孔数の相違によりインキ供給量を
調整するように構成したものである。このため同一のパ
ンチ孔を繰り返し形成するだけの簡単な孔開け作業でこ
の種のインキ供給ブレードを作製でき、製造コストの削
減が図れることから、低コストにインキ供給量の調整を
行うことができる。
また、この考案によれば、インキ供給量の調整がパン
チ孔を穿孔数によるものであるから、パンチ孔を穿設す
るだけでインキ供給量の調整が可能であり、従来のイン
キ呼出機構のように、既設の印刷機を大幅に改造した
り、露光装置や感光性樹脂のような高価な装置あるいは
材料等を用いる必要がない点でも、インキ供給量の調整
を低コストに行える。
しかも、この考案にあっては、パンチ孔は長さと幅が
同一であるからパンチ孔の切込量はいずれもすべて同じ
であり、一定の切込量でパンチ孔は形成されるので、切
込量の変更調節に起因する誤差はパンチ孔になく、よっ
て精度の高いパンチ孔を介してインキを流出させること
ができ、インキ供給量の調整を高精度に行える。
《実施例の説明》 以下、この考案の実施例を図面に基づき詳細に説明す
る。
第1図はこの考案に係わる印刷機を示す概略構成図で
ある。なお、この印刷機の構造は従来のものと同様の構
造である。
つまり、本願考案にあっては、インキツボ1に充填さ
れた印刷インキAは、ツボローラ3の回転によりインキ
ツボ1内に設けられているブレード2との間隔より流出
されて、ツボローラ3上に供給される。
そして、ツボローラ3上に供給されたインキAは、呼
出ローラ4により図中点線5内の伝達ローラへ供給され
るとともに、各練りローラを介して図示しない版面に供
給されるものであり、インキツボ1には、上記ブレード
2の間隔を調整するツボネジ1cを有するとともに、この
ブレード2を進退自在に調節する調整ネジ1aを有してい
る。
7はインキ供給ブレードであり、インキ供給ブレード
7は板状のインキ供給ブレード本体700からなり、イン
キ供給ブレード本体700は0.1〜0.2mm厚の剛性を有する
ポリエステルフィルム等から形成されている。
インキ供給ブレード本体700はインキツボ1内のブレ
ード2に対し着脱自在に貼り付けられており、このよう
に取り付けられたインキ供給ブレード本体700の一側縁
辺700aはツボローラ3の外周面に接触する。
さらに、このインキ供給ブレード本体の一側縁辺700a
には、一定量のインクAを滞留するとともに、開口部8a
よりツボローラ3へインクAを流出する幅1〜1.2mm,長
さ15mmの長方形状のパンチ孔8が複数本形成されてい
る。つまり各パンチ孔8は長さと幅が同一に設けられて
いる。なお、このパンチ孔8の設定数値は可変可能であ
る。
次に、このパンチ孔の形成位置および形成本数の設定
につき、第3図および第4図に基づき詳細に説明する。
まず、オフセット版あるいは製版フィルム等の印刷物
(図示略)を、その絵柄方向に10〜20mmのピッチで分割
するとともに、この印刷物を印刷機のシリンダ方向に20
〜30mmスライドさせた場合の各面積を設定する(仮想設
定)。そして、この各面積中のインキ量を、公知の刷版
面積計を用いて測定しいわゆる画像面積率を検出する。
この画像面積率の検出にあたっては、第3図に示すよ
うに、上記刷版面積計を用いて行う他、CCDスキャナー
を用いて検出したり、あるいは電子組版機の作業時にイ
メージデータ中より面積率を求めるなどの方法により行
うことができる。
次いで、上記のようにして検出された面積データをパ
ソコン等を用いてデータ加工処理を行い、インキ供給ブ
レード本体の一側縁辺700aに仮想設定される20mmピッチ
の区画内におけるパンチ孔8の穿孔数として換算する。
そして、この穿孔データに従って、コンピュータ制御
テープパンチャー等を用いて、ブレード一側縁辺7aの仮
想設定された20mmピッチ内に必要本数のパンチ孔8…を
穿孔するものである。
このように必要箇所に必要数のパンチ孔8…が形成さ
れたインキ供給ブレード本体700を、インキツボ1内に
おいてパンチ孔8を設けた縁辺700a側をツボローラ3に
接触する状態で装着すれば、インキツボ1内の印刷イン
キAは、ツボローラ3の回転に伴って上記パンチ孔8の
開口部8aを通じてツボローラ3の必要箇所へ必要量供給
される。
上記実施例のインキ供給ブレードは、長さと幅が同一
のパンチ孔を用い、このパンチ孔の穿孔数の相違により
インキ供給量を調整するように構成したものである。こ
のため同一のパンチ孔を繰り返し形成するだけの簡単な
孔開け作業で作製でき、製造コストの削減が図れること
から、低コストにインキ供給量の調整を行うことができ
る。
また、このインキ供給ブレードは、インキ供給量の調
整がパンチ孔を穿孔数によるものであるから、パンチ孔
を穿設するだけでインキ供給量の調整が可能であり、従
来のインキ呼出機構のように、既設の印刷機を大幅に改
造したり、露光装置や感光性樹脂のような高価な装置あ
るいは材料等を用いる必要がない点でも、インキ供給量
の調整を低コストに行える。
しかも、このインキ供給ブレードにあっては、パンチ
は長さと幅が同一であるからパンチ孔の切込量はいずれ
もすべて同じであり、一定の切込量でパンチ孔は形成さ
れるので、切込量の変更調節に起因する誤差はパンチ孔
になく、よって精度の高いパンチ孔を介してインキを流
出させることができ、インキ供給量の調整を高精度に行
える。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施に用いる印刷機の概略構成図、
第2図はこの考案に係わるインキ供給ブレードの部分平
面図、およびその断面図、第3図はこの考案に係わるイ
ンキ供給ブレードの製造工程を示すフロー図、第4図は
ブレード製造の工程を示す模式図、第5図は従来のイン
キ量調整を示す説明図、第6図は従来のインキ供給ブレ
ードを示す部分平面図、およびその断面図である。 1……インキツボ 3……ツボローラ 7……インキ供給ブレード 700……インキ供給ブレード本体 8……パンチ孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ツボローラに印刷インキを供給するための
    インキツボ内に着脱自在に取付けられるとともに、一側
    縁辺がツボローラの外周面に接触するインキ供給ブレー
    ド本体と、 上記インキ供給ブレード本体の一側縁辺に切欠形成され
    るとともに、上記インキツボ内から上記ツボローラの外
    周面に所定量のインキを流出させる、同一の長さと幅の
    パンチ孔とを有し、 上記パンチ孔の穿孔数を、印刷物の絵柄の印刷に必要な
    インキ量に基づき設定してなる ことを特徴とするインキ供給ブレード。
JP1988077958U 1988-06-13 1988-06-13 インキ供給ブレード Expired - Lifetime JPH084295Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988077958U JPH084295Y2 (ja) 1988-06-13 1988-06-13 インキ供給ブレード

Applications Claiming Priority (1)

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JP1988077958U JPH084295Y2 (ja) 1988-06-13 1988-06-13 インキ供給ブレード

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Publication Number Publication Date
JPH023829U JPH023829U (ja) 1990-01-11
JPH084295Y2 true JPH084295Y2 (ja) 1996-02-07

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ID=31302914

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JP1988077958U Expired - Lifetime JPH084295Y2 (ja) 1988-06-13 1988-06-13 インキ供給ブレード

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH081867Y2 (ja) * 1990-04-02 1996-01-24 株式会社小森コーポレーション インキ洗浄機能を備えたインキ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6131741U (ja) * 1984-07-30 1986-02-26 株式会社小森コーポレーション 印刷機のインキ装置

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JPH023829U (ja) 1990-01-11

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