JPH0842678A - 自動変速機の変速制御装置 - Google Patents

自動変速機の変速制御装置

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JPH0842678A
JPH0842678A JP18330994A JP18330994A JPH0842678A JP H0842678 A JPH0842678 A JP H0842678A JP 18330994 A JP18330994 A JP 18330994A JP 18330994 A JP18330994 A JP 18330994A JP H0842678 A JPH0842678 A JP H0842678A
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JP
Japan
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shift
vehicle speed
gear shift
deceleration
gear
Prior art date
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Application number
JP18330994A
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English (en)
Inventor
Nobuaki Mochizuki
伸晃 望月
Yoshimi Iwatani
芳美 岩谷
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動変速機の変速に際し、変速前後でトルク
段差を生じない変速を、状況変化にかかわらず、確実に
実現させる。 【構成】 コントローラ9は、出力回転Noから求めた
車速Vが、入力情報から判定した変速車速に達する時、
自動変速機2を対応変速段に変速させる。コントローラ
9は減速時3→1ダウンシフト変速に際し、車両減速度
Gを算出し、車両減速度毎の変速機出力トルク特性に対
応したテーブルデータを基に、3速の変速機出力トルク
特性と、1速の変速機出力トルク特性との交点における
理想の変速車速V0 を求め、更に車両減速度Gおよび変
速応答遅れ時間Δtd から該変速応答遅れ時間中の車速
変化量を求め、この車速変化量および理想の変速車速V
0 の和をもって減速時3→1ダウンシフト変速車速Vs
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動変速機の変速制御
装置、特に変速ショックを軽減可能な自動変速機の変速
制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動変速機は通常、例えば日産自動車
(株)が昭和62年3月に発行した「RE4R01A型
オートマチックトランスミッション整備要領書」(A2
61C07)に記載のごとく、車速センサで検出する車
速が、変速パターンによって予めスロットル開度毎に定
められた所定の変速車速に達するときに変速指令を発
し、これに応答する油圧回路によって対応変速段への変
速を行うよう構成するのが普通である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる従来の
変速制御装置のように、検出車速と対比すべき上記所定
の変速車速を固定値にする場合、以下の問題を生ずる。
【0004】つまり、変速を上記の通り油圧回路によっ
て実行させるため、図5に示すごとく変速指令瞬時t1
から実際に変速が行われる瞬時t2 までに、所謂変速応
答遅れ時間Δtd が発生するのを免れない。そして、こ
の変速応答遅れ時間Δtd 中も車速は変化し続ける。図
5は、減速時3→1ダウンシフト変速の場合を例にと
り、車速Vが12Km/hの時に変速指令が発せられるよう
構成した場合と、車速Vが9Km/hの時に変速指令が発せ
られるよう構成した場合とについて、変速開始時の車速
の違いを、車両減速度毎に示すもので、a,b,cは夫
々、前者のように構成した自動変速機について車両減速
度が0.1g,0.2g,0.3gである場合の車速の
経時変化を、またd,e,fは夫々、後者のように構成
した自動変速機について車両減速度が同じく0.1g,
0.2g,0.3gである場合の車速の経時変化を示
す。
【0005】この図5から明らかなように、同じ設計の
自動変速機においても、変速開始瞬時t2 における車速
が車両減速度毎に異なってしまい、変速性能が運転状態
毎に違ったものとなり、自動変速機の品質に悪影響を及
ぼす。
【0006】例えば、前者の設計になる自動変速機を搭
載した車両を0.3gの減速度で運転する場合の減速時
3→1ダウンシフト変速を説明するに、この場合自動変
速機は、図5に示すように車速Vが12km/hとなる瞬時
1 に変速指令を発し、車速Vが6.7km/hとなる瞬時
2 に変速を開始する。また、後者の設計になる自動変
速機を搭載した車両を0.3gの減速度で運転する場合
の減速時3→1ダウンシフト変速を説明するに、この場
合自動変速機は、同じく図5に示すように車速Vが9km
/hとなる瞬時t1 に変速指令を発し、車速Vが6.7km
/hとなる瞬時t 2 に変速を開始する。
【0007】かかる変速態様を、当該減速運転状態にお
ける3速および1速での変速機出力トルク(To)特性
をg,hとして示す図6により説明するに、車速Vが1
2km/hとなる瞬時t1 に変速指令を発し、車速Vが6.
7km/hとなる瞬時t2 に変速を開始する前者の自動変速
機では、3→1ダウンシフト変速開始瞬時t2 に−2kg
・m のトルク段差(引き込み)を生じて、大きな変速シ
ョックが発生し、また、車速Vが9km/hとなる瞬時t1
に変速指令を発し、車速Vが3.7km/hとなる瞬時t2
に変速を開始する後者の自動変速機では、3→1ダウン
シフト変速開始瞬時t2 に3.8kg・m のトルク段差
(突き上げ)を生じて、この場合も大きな変速ショック
が発生する。
【0008】上記の変速ショックは、図6において変速
機出力トルク特性g,hの交点で変速が開始されるよう
にすれば解消され、かかる変速開始が如何なる運転状態
の基でも保証されるようにすれば、如何なる運転状態の
基でもショックの少ない変速を実現させ得て、自動変速
機の変速品質を安定して高めることができる。
【0009】本発明は、かかる事実認識に基づき上記の
ような変速開始が如何なる運転状態の基でも保証される
ようにして、従来装置で避けられなかった前記の問題を
解消することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的のため第1発明
は、図1に概念を示すごとく、車速検出手段で検出した
車速が所定の変速車速に達したときに変速指令を発して
対応変速段への変速を実行させる変速制御装置を具えた
自動変速機において、自動変速機の変速前後における変
速段間で変速機出力トルクの段差が0になる理想の変速
車速を算出する理想変速車速算出手段と、車両の加減速
度を検出する加減速度検出手段と、該手段により検出し
た車両の加減速度、および前記変速指令より変速開始ま
での変速応答遅れ時間から、変速応答遅れ時間中の車速
変化量を算出する車速変化量算出手段と、前記理想の変
速車速および前記変速応答遅れ時間中の車速変化量か
ら、前記所定の変速車速を、前記変速ができるだけ前記
理想の変速車速になった時に開始されるよう決定する変
速車速決定手段とを設けたことを特徴とするものであ
る。
【0011】また第2発明の変速制御装置においては、
前記加減速度検出手段は車両の減速度を検出するものと
し、前記車速変化量算出手段は、該検出した車両の減速
度および変速応答遅れ時間から、変速応答遅れ時間中の
車速低下量を算出するものとし、前記変速車速決定手段
は前記理想の変速車速および前記変速応答遅れ時間中の
車速低下量の和をもって、前記所定の変速車速とするよ
うなものとする。
【0012】
【作用】第1発明において、自動変速機の変速制御装置
は、車速検出手段で検出した車速が所定の変速車速に達
したときに変速指令を発し、自動変速機を対応変速段へ
変速させる。
【0013】ここで、理想変速車速算出手段は自動変速
機の変速前後における変速段間で変速機出力トルクの段
差が0になる理想の変速車速を算出する。一方、車速変
化量算出手段は、加減速度検出手段により検出した車両
の加減速度、および上記変速指令より変速開始までの変
速応答遅れ時間から、変速応答遅れ時間中の車速変化量
を算出する。そして変速車速決定手段は、上記理想の変
速車速および変速応答遅れ時間中の車速変化量から、上
記所定の変速車速を、上記の変速ができるだけ上記理想
の変速車速になった時に開始されるよう決定する。
【0014】よって、如何なる運転状態の基でも、車速
が上記理想の変速車速近辺の車速になったときに変速が
開始されることとなり、自動変速機の変速前後における
変速段間で変速機出力トルクの段差を生ずることがな
く、ショックの少ない変速を、如何なる運転状態の基で
も保証し得て、自動変速機の変速品質を高く保つことが
できる。
【0015】また第2発明の変速制御装置においては、
上記加減速度検出手段が車両の減速度を検出し、上記車
速変化量算出手段が、該検出した車両の減速度および変
速応答遅れ時間から、変速応答遅れ時間中の車速低下量
を算出し、上記変速車速決定手段は前記理想の変速車速
および変速応答遅れ時間中の車速低下量の和をもって、
前記所定の変速車速とする。
【0016】この場合、変速品質が最も不安定になり易
い減速時ダウンシフト変速において、確実に上記の作用
効果を達成することができ、実用上大いに有益である。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。図1は、本発明一実施の態様になる変速制御
装置を具えた自動変速機の制御系を示し、1はエンジ
ン、2は自動変速機である。自動変速機2はトルクコン
バータ3を介してエンジン1の動力を入力され、選択変
速段に応じたギヤ比でこの入力回転を変速して出力軸4
に伝達するものとする。
【0018】ここで自動変速機2は、コントロールバル
ブ5内におけるシフトソレノイド6,7のON,OFF
の組み合わせにより選択変速段を決定され、トルクコン
バータ3は、同じくコントロールバルブ5内におけるロ
ックアップソレノイド8のデューティ制御により、入出
力要素間を直結しないコンバータ状態と、入出力要素間
を直結したロックアップ状態との間でスリップ制御され
るものとする。なおロックアップソレノイド8は、駆動
デューティDが0%の時トルクコンバータ3をコンバー
タ状態にし、駆動デューティDが100%の時トルクコ
ンバータ3をロックアップ状態にし、0%〜100%間
の値の時トルクコンバータ3をコンバータ状態とロック
アップ状態との間の中間的なスリップ制御状態にするも
のとする。
【0019】シフトソレノイド6,7のON,OFF、
およびロックアップソレノイド8の駆動デューティD
は、コントローラ9によりこれらを制御し、これがため
コントローラ9には、エンジン1のスロットル開度TV
Oを検出するスロットル開度センサ10からの信号、エ
ンジン1の回転数Ne(トルクコンバータ入力回転数)
を検出するエンジン回転センサ11からの信号、自動変
速機2の入力回転数(トルクコンバータ3の出力回転
数)Ntを検出するタービン回転センサ12からの信
号、および変速機出力軸4の回転数Noを検出する変速
機出力回転センサ13からの信号をそれぞれ入力する。
【0020】コントローラ9はこれら入力情報に基づ
き、図示しなかったが、周知の演算を行って、シフトソ
レノイド6,7のON,OFFを介し自動変速機2の変
速制御を行うと共に、ロックアップソレノイド8のデュ
ーティ駆動を介しトルクコンバータ3のスリップ制御を
行うものとする。先ず変速制御を説明するに、この際コ
ントローラ9はスロットル開度TVO、および変速機出
力回転数Noから求めた車速Vをもとに、基本的には周
知の変速パターンに基づいて一般的な変速制御を行う。
つまり、スロットル開度TVOおよび車速Vから、当該
周知の変速パターンに対応したテーブルデータのルック
アップにより、現在の運転状態に好適な変速段を求め、
この好適変速段が選択されるよう、シフトソレノイド
6,7をON,OFFさせて所定の変速を行う。
【0021】しかして、減速時3→1ダウンシフト変速
に際しては特別に、本発明の前記着想に基づく変速制御
を実現するため、これを後述するように行うものとす
る。
【0022】トルクコンバータ4のスリップ制御も周知
のものと同じように行うものとする。つまり、上記の選
択変速段と、スロットル開度TVOおよび車速Vとか
ら、現在の運転状態に好適なトルクコンバータスリップ
量を算出し、またエンジン回転数Neおよびタービン回
転数Nt間の差からトルクコンバータ3の実スリップ量
を算出し、更に後者の実スリップ量が前者の好適スリッ
プ量に追従するようソレノイド8の駆動デューティDを
決定してトルクコンバータ3をスリップ制御するものと
する。
【0023】ここで、本発明が狙いとする減速時3→1
ダウンシフト変速を説明するに、これは図3の制御プロ
グラムをすることにより達成する。先ずステップ20に
おいて、現在の変速段GPが3→1ダウンシフト変速前
の3速か否かを判定する。本例では3速以外の場合、本
発明が狙いとする変速制御を実行しないから、制御をス
テップ21に進め、ここで通常のダウンシフト変速判定
ルーチンを実行した後、制御をそのまま終了する。3速
選択中である場合、制御をステップ22,23に進め、
これらステップにおいてスロットル開度TVOが0で、
且つ変速機出力回転数Noから求めた車速VがA(例え
ば5km/h)以上、B(例えば20km/h)未満の設定範囲
内にあるか否かを、つまり減速時3→1ダウンシフト変
速条件を満足するか否かを判定する。この条件を満足し
ない場合も、本発明が狙いとする変速制御を実行しない
から、ステップ21を実行して制御をそのまま終了す
る。
【0024】ステップ22,23において、スロットル
開度TVOが0で、且つ車速VがAおよびB間の設定範
囲内にあって、減速時3→1ダウンシフト変速条件を満
足すると判別する場合、ステップ24において、上記車
速Vの前回値と今回値との差から車両減速度Gを算出す
る。そしてステップ25で、車両減速度G毎の変速機出
力トルク特性(車両減速度Gが0.3gである場合の3
速および1速の変速機出力トルク特性を図6に例示す
る)に対応したテーブルデータを基に、変速前における
3速での変速機出力トルク特性と、変速後における1速
での変速機出力トルク特性との交点における車速、つま
りトルク段差が0となる理想の変速車速V 0 を求め、こ
れと、車両減速度Gとを用いて、減速時3→1ダウンシ
フト変速車速Vsを、Vs=V0 +G×Δtd ×3.5
8により算出する。ここでΔtd は図5につき前述した
変速応答遅れ時間であり、また3.58は、G×Δtd
を車速に換算するための係数である。
【0025】ステップ26では、車速Vが、上記のよう
にして算出した変速車速Vs以下になったか否かを判定
し、V≦Vsになるまではステップ21を実行させ、V
≦Vsになった時にステップ27で、次回の変速段GP
(NEW)として1速をセットする。かかる変速判定に
よりコントローラ9は、3→1ダウンシフト変速指令を
発することとなり、自動変速機2はシフトソレノイド
6,7の対応したON,OFF切り換えにより、3速か
ら1速へダウンシフト変速されることとなる。
【0026】かかる3→1ダウンシフト変速制御によれ
ば、車両減速度が0.3gであるような減速運転状態の
場合につき説明すると、図6に示すように、車速VがV
s=11km/hとなる瞬時t1 に変速指令が発せられ、車
速Vが5.7km/hとなる瞬時t2 に変速が開始されるこ
ととなる。従って、3→1ダウンシフト変速開始瞬時t
2 におけるトルク段差は0.6kg・m 程度の僅かなもの
でしかなく、変速ショックを大幅に軽減することができ
る。しかも、この良好な変速性能が状況変化にかかわら
ず、常時保証されることから、自動変速機の変速品質を
安定して高く保つことができる。
【0027】なお上記のようにして求めた3→1ダウン
シフト変速車速Vsが1→2アップシフト変速車速より
も高くなる場合、変速のハンチングを生じて変速が不安
定になることから、図4の制御プログラムにより1→2
アップシフト変速判定を禁止する領域を設定するのが良
い。図4においては、先ずステップ30で現在の変速段
GPが当該1→2アップシフト変速前の1速か否かを判
定する。1速以外の場合、当該1→2アップシフト変速
判定禁止領域の設定が不要なことから、制御をステップ
31に進め、ここで通常のアップシフト変速判定ルーチ
ンを実行した後、制御をそのまま終了する。
【0028】1速選択中である場合、制御をステップ3
2,33に進め、これらステップにおいてスロットル開
度TVOが0で、且つ変速機出力回転数Noから求めた
車速VがA(例えば5km/h)以上、B(例えば20km/
h)未満の設定範囲内にあるか否かを判定する。この条
件の1つでも満足しない場合は、ステップ31の処理に
より通常のアップシフト変速判定ルーチンを実行する
が、スロットル開度TVOが0で、且つ車速Vが設定範
囲A〜B内にある場合は、ステップ31をスキップして
制御をそのまま終了することで、実質上1→2アップシ
フト変速の判定を禁止する。かように1→2アップシフ
ト変速の判定を禁止する領域を設定することにより、3
→1ダウンシフト変速車速Vsが1→2アップシフト変
速車速よりも高くなる場合に生ずる、変速のハンチング
に関した問題を解消することができる。
【0029】
【発明の効果】かくして第1発明による自動変速機の変
速制御装置は、請求項1に記載のごとく、自動変速機の
変速前後における変速段間で変速機出力トルクの段差が
0になる理想の変速車速を算出すると共に、車両の加減
速度および変速応答遅れ時間から、変速応答遅れ時間中
の車速変化量を算出し、理想の変速車速および変速応答
遅れ時間中の車速変化量から、検出車速と対比すべき所
定の変速車速を、変速ができるだけ上記理想の変速車速
になった時に開始されるよう決定する構成としたから、
如何なる運転状態の基でも、車速が上記理想の変速車速
近辺の車速になったときに変速が開始されることとな
り、自動変速機の変速前後における変速段間で変速機出
力トルクの段差を生ずることがなく、ショックの少ない
変速を、如何なる運転状態の基でも保証し得て、自動変
速機の変速品質を高く保つことができる。
【0030】また第2発明の変速制御装置は、請求項2
に記載の如く、上記車両の加減速度として車両の減速度
を検出し、該検出した車両の減速度および変速応答遅れ
時間から、変速応答遅れ時間中の車速低下量を算出し、
上記理想の変速車速および変速応答遅れ時間中の車速低
下量の和をもって、上記所定の変速車速となす構成にし
たから、この場合、変速品質が最も不安定になり易い減
速時ダウンシフト変速において、確実に上記の作用効果
を達成することができ、実用上大いに有益である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動変速機の変速制御装置を示す
概念図である。
【図2】本発明一実施の態様になる変速制御装置を具え
た自動変速機の制御システム図である。
【図3】同例における変速機コントローラが実行する減
速時3→1ダウンシフト変速判定制御を示すプログラム
のフローチャートである。
【図4】同例における変速機コントローラが実行する1
→2アップシフト変速判定禁止領域の設定プログラムを
示すフローチャートである。
【図5】変速応答遅れ時間および変速開始車速間の関係
を示す線図である。
【図6】減速時における自動変速機の出力トルク変化特
性を、選択変速段が3速である場合と、1速である場合
とについて示す線図である。
【符号の説明】
1 エンジン 2 自動変速機 3 トルクコンバータ 4 変速機出力軸 5 コントロールバルブ 6 シフトソレノイド 7 シフトソレノイド 8 ロックアップソレノイド 9 変速機コントローラ 10 スロットル開度センサ 11 エンジン回転センサ 12 タービン回転センサ 13 変速機出力回転センサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車速検出手段で検出した車速が所定の変
    速車速に達したときに変速指令を発して対応変速段への
    変速を実行させる変速制御装置を具えた自動変速機にお
    いて、 自動変速機の変速前後における変速段間で変速機出力ト
    ルクの段差が0になる理想の変速車速を算出する理想変
    速車速算出手段と、 車両の加減速度を検出する加減速度検出手段と、 該手段により検出した車両の加減速度、および前記変速
    指令より変速開始までの変速応答遅れ時間から、変速応
    答遅れ時間中の車速変化量を算出する車速変化量算出手
    段と、 前記理想の変速車速および前記変速応答遅れ時間中の車
    速変化量から、前記所定の変速車速を、前記変速ができ
    るだけ前記理想の変速車速になった時に開始されるよう
    決定する変速車速決定手段とを具備することを特徴とす
    る自動変速機の変速制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記加減速度検出手
    段は車両の減速度を検出するものとし、前記車速変化量
    算出手段は、該検出した車両の減速度および変速応答遅
    れ時間から、変速応答遅れ時間中の車速低下量を算出す
    るものとし、前記変速車速決定手段は前記理想の変速車
    速および前記変速応答遅れ時間中の車速低下量の和をも
    って、前記所定の変速車速とするものであることを特徴
    とする自動変速機の変速制御装置。
JP18330994A 1994-08-04 1994-08-04 自動変速機の変速制御装置 Pending JPH0842678A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107234961A (zh) * 2016-03-29 2017-10-10 现代自动车株式会社 用于车辆的换挡控制的设备和方法

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107234961A (zh) * 2016-03-29 2017-10-10 现代自动车株式会社 用于车辆的换挡控制的设备和方法
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