JPH0842314A - ロッカーアーム - Google Patents
ロッカーアームInfo
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- JPH0842314A JPH0842314A JP7108884A JP10888495A JPH0842314A JP H0842314 A JPH0842314 A JP H0842314A JP 7108884 A JP7108884 A JP 7108884A JP 10888495 A JP10888495 A JP 10888495A JP H0842314 A JPH0842314 A JP H0842314A
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L1/00—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
- F01L1/12—Transmitting gear between valve drive and valve
- F01L1/18—Rocking arms or levers
- F01L1/181—Centre pivot rocking arms
-
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- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
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- F01L1/20—Adjusting or compensating clearance
- F01L1/22—Adjusting or compensating clearance automatically, e.g. mechanically
- F01L1/24—Adjusting or compensating clearance automatically, e.g. mechanically by fluid means, e.g. hydraulically
- F01L1/2411—Adjusting or compensating clearance automatically, e.g. mechanically by fluid means, e.g. hydraulically by means of a hydraulic adjusting device located between the valve stem and rocker arm
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T74/00—Machine element or mechanism
- Y10T74/20—Control lever and linkage systems
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-
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Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 クローニング法の鋳造によって、コストのか
かる後加工をせずに簡単に製作可能なロッカーアームを
提供する。 【構成】 内燃機関の弁駆動装置のためのロッカーアー
ム1は、カム支持のためのカム走行面5と、液圧式弁隙
間補償要素のための収容部6と、中間に設けられたロッ
カーアーム軸2を備えている。ロッカーアーム1のカム
走行面5の周りの第1の範囲Aは冷硬鋳物の堅硬な鋳鉄
からなり、かつノジュラー鋳鉄からなる、ロッカーアー
ム2と円筒状収容部6の周りの第2および第3の範囲
B,Cよりも硬い。円筒状の収容部はロッカーアーム1
に一緒に鋳込まれる。
かる後加工をせずに簡単に製作可能なロッカーアームを
提供する。 【構成】 内燃機関の弁駆動装置のためのロッカーアー
ム1は、カム支持のためのカム走行面5と、液圧式弁隙
間補償要素のための収容部6と、中間に設けられたロッ
カーアーム軸2を備えている。ロッカーアーム1のカム
走行面5の周りの第1の範囲Aは冷硬鋳物の堅硬な鋳鉄
からなり、かつノジュラー鋳鉄からなる、ロッカーアー
ム2と円筒状収容部6の周りの第2および第3の範囲
B,Cよりも硬い。円筒状の収容部はロッカーアーム1
に一緒に鋳込まれる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カム支持のためのカム
走行面と、液圧式弁隙間補償要素のための収容部と、中
間に設けられたロッカーアーム軸を備えた、内燃機関の
弁駆動装置のためのロッカーアームに関する。
走行面と、液圧式弁隙間補償要素のための収容部と、中
間に設けられたロッカーアーム軸を備えた、内燃機関の
弁駆動装置のためのロッカーアームに関する。
【0002】
【従来の技術】普通の構造のロッカーアームはクローニ
ング法(シェルモールド法)によって製作され、硬いカ
ム走行面を得るために特殊な熱処理を受ける。液圧式弁
隙間補償要素のための収容部は後に、穿孔によってロッ
カーアームに穿設される。
ング法(シェルモールド法)によって製作され、硬いカ
ム走行面を得るために特殊な熱処理を受ける。液圧式弁
隙間補償要素のための収容部は後に、穿孔によってロッ
カーアームに穿設される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、クロ
ーニング法の鋳造によって、コストのかかる後加工をせ
ずに簡単に製作可能なロッカーアームを提供することで
ある。
ーニング法の鋳造によって、コストのかかる後加工をせ
ずに簡単に製作可能なロッカーアームを提供することで
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この課題は本発明に従
い、ロッカーアームのカム走行面の範囲が冷硬鋳物の強
靱な鋳鉄からなり、かつノジュラー鋳鉄からなる、ロッ
カーアーム軸と円筒状の収容部の範囲よりも硬く、円筒
状の収容部がロッカーアームに一緒に鋳込まれることに
よって解決される。他の有利な特徴は従属請求項に記載
してある。
い、ロッカーアームのカム走行面の範囲が冷硬鋳物の強
靱な鋳鉄からなり、かつノジュラー鋳鉄からなる、ロッ
カーアーム軸と円筒状の収容部の範囲よりも硬く、円筒
状の収容部がロッカーアームに一緒に鋳込まれることに
よって解決される。他の有利な特徴は従属請求項に記載
してある。
【0005】本発明によって得られる主たる効果は、ク
ローニング鋳造法で製作され、堅硬な鋳鉄からなるロッ
カーアームが、そのカム走行面の範囲に、液圧式弁隙間
補償要素のための収容部の範囲、ロッカーアーム軸軸受
の範囲および油供給穴の範囲よりもはるかに大きな硬度
を有することにある。強靱な鋳鉄は、鋳造後、カム走行
面の範囲が冷硬鋳物からなり、ロッカーアーム軸から弁
隙間補償要素の収容部までの範囲がノジュラー鋳鉄から
なっている。ロッカーアームの組織はカム走行面の範囲
がレーデブライトとわずかな球状黒鉛からなり、比較的
に硬い。これによって、付加的な後処理または硬化され
た板の挿入が不要である。収容部までのロッカーアーム
軸の周りの範囲は、パーライト、フェライトおよび球状
黒鉛からなり、従って材料はカム走行面よりも軟らか
い。
ローニング鋳造法で製作され、堅硬な鋳鉄からなるロッ
カーアームが、そのカム走行面の範囲に、液圧式弁隙間
補償要素のための収容部の範囲、ロッカーアーム軸軸受
の範囲および油供給穴の範囲よりもはるかに大きな硬度
を有することにある。強靱な鋳鉄は、鋳造後、カム走行
面の範囲が冷硬鋳物からなり、ロッカーアーム軸から弁
隙間補償要素の収容部までの範囲がノジュラー鋳鉄から
なっている。ロッカーアームの組織はカム走行面の範囲
がレーデブライトとわずかな球状黒鉛からなり、比較的
に硬い。これによって、付加的な後処理または硬化され
た板の挿入が不要である。収容部までのロッカーアーム
軸の周りの範囲は、パーライト、フェライトおよび球状
黒鉛からなり、従って材料はカム走行面よりも軟らか
い。
【0006】ロッカーアームのこの軟らかい範囲は、一
方では大きな加工コストをかけずに収容部を正確な寸法
に穿孔するために、他方ではロッカーアーム軸から収容
部までの潤滑油穴を簡単に穿孔するために、必ず必要で
ある。
方では大きな加工コストをかけずに収容部を正確な寸法
に穿孔するために、他方ではロッカーアーム軸から収容
部までの潤滑油穴を簡単に穿孔するために、必ず必要で
ある。
【0007】収容部は比較的に薄い壁を有し、鋳造時に
コアインサートによって一緒に形成されるので、後続の
加工が低コストであり、かつ大幅に簡単化される。ロッ
カーアームの収容部の周りの範囲はパーライト−フェラ
イト−球状黒鉛−組織を備えている。それによって、収
容部の壁が比較的に薄いにもかかわらず、ロッカーアー
ムの収容穴の半径の約3分の1に相当する壁厚が生じ
る。この壁厚は重量的に有利である。
コアインサートによって一緒に形成されるので、後続の
加工が低コストであり、かつ大幅に簡単化される。ロッ
カーアームの収容部の周りの範囲はパーライト−フェラ
イト−球状黒鉛−組織を備えている。それによって、収
容部の壁が比較的に薄いにもかかわらず、ロッカーアー
ムの収容穴の半径の約3分の1に相当する壁厚が生じ
る。この壁厚は重量的に有利である。
【0008】ロッカーアームのカム走行面、すなわち一
方の自由端部から、他方の自由端部の収容部までの異な
る硬度は、鋳造法によって得られる。冷硬鋳造で製作さ
れるロッカーアームのカム走行面の硬い範囲は、鋳造過
程で、このカム走行面に向き合う冷却鉄によって得られ
る。それによって、このロッカーアーム範囲がロッカー
アームの軸や収容部の周りの他の範囲よりも迅速に凝固
する。
方の自由端部から、他方の自由端部の収容部までの異な
る硬度は、鋳造法によって得られる。冷硬鋳造で製作さ
れるロッカーアームのカム走行面の硬い範囲は、鋳造過
程で、このカム走行面に向き合う冷却鉄によって得られ
る。それによって、このロッカーアーム範囲がロッカー
アームの軸や収容部の周りの他の範囲よりも迅速に凝固
する。
【0009】
【実施例】本発明の実施例が図に示してある。次に、こ
の実施例を詳しく説明する。ロッカーアーム1は実質的
に、例えばGGG60やGGG70のような高強度の鋳
鉄からなり、特にクローニング法(シェルモールド法)
によって鋳造される。この鋳鉄は次に説明する合金成分
からなっている。この場合、上下に少しだけ偏差が存在
する。使用される高強度の鋳鉄は、合金成分がC:3.5〜
4.0 %、Si:1.7〜2.8 %、Mn≦0.6 %、P≦0.1
%、S≦0.01%、Mg:0.03 〜0.06%、Ni≦1.5 %、
Cu≦1.5 %、Chrom≦0.3 %、Mo≦0.5 %であ
る化学的組成を有する。
の実施例を詳しく説明する。ロッカーアーム1は実質的
に、例えばGGG60やGGG70のような高強度の鋳
鉄からなり、特にクローニング法(シェルモールド法)
によって鋳造される。この鋳鉄は次に説明する合金成分
からなっている。この場合、上下に少しだけ偏差が存在
する。使用される高強度の鋳鉄は、合金成分がC:3.5〜
4.0 %、Si:1.7〜2.8 %、Mn≦0.6 %、P≦0.1
%、S≦0.01%、Mg:0.03 〜0.06%、Ni≦1.5 %、
Cu≦1.5 %、Chrom≦0.3 %、Mo≦0.5 %であ
る化学的組成を有する。
【0010】ロッカーアーム1はその軸2から出発して
各々の側の一つのアーム3,4を備えている。この場
合、アーム3は凸形のカム走行面5を備え、アーム4は
図示していない液圧式弁隙間保証要素のための収容部6
を備えている。カム走行面5から凹部6まで、リブ7が
ロッカーアーム1の上面を延びている。
各々の側の一つのアーム3,4を備えている。この場
合、アーム3は凸形のカム走行面5を備え、アーム4は
図示していない液圧式弁隙間保証要素のための収容部6
を備えている。カム走行面5から凹部6まで、リブ7が
ロッカーアーム1の上面を延びている。
【0011】ロッカーアーム1はカム走行面の範囲Aが
冷硬鋳物(チル鋳物)からなり、ロッカーアーム軸2の
範囲Bと収容部6の範囲Cがノジュラー鋳鉄からなって
いる。
冷硬鋳物(チル鋳物)からなり、ロッカーアーム軸2の
範囲Bと収容部6の範囲Cがノジュラー鋳鉄からなって
いる。
【0012】カム走行面5の前に冷却鉄11を付設する
ことによって、このカム走行面の最適な凝固、ひいては
特別な組織を有する冷硬鋳物が得られる。この組織は図
4に詳しく示してある。
ことによって、このカム走行面の最適な凝固、ひいては
特別な組織を有する冷硬鋳物が得られる。この組織は図
4に詳しく示してある。
【0013】これによって、カム走行面5の範囲Aは、
ロッカーアーム軸2の周りと収容部6の周りの他の範囲
B,Cよりも固く形成される。この範囲B,Cの組織は
図5,6に示してある。
ロッカーアーム軸2の周りと収容部6の周りの他の範囲
B,Cよりも固く形成される。この範囲B,Cの組織は
図5,6に示してある。
【0014】ロッカーアーム1のカム走行面5の範囲A
の白く凝固した組織(図4)は、レーデブライトと球状
黒鉛からなっている。ロッカーアーム軸2の周りの範囲
B(図5)と、収容部6の周りの範囲C(図6)は、パ
ーライト、フェライトおよび球状黒鉛からなる灰色の凝
固した組織を有する。この場合、範囲Cはわずかな薄膜
状黒鉛を備えていてもよい。範囲B,Cの組織はレーデ
ブライトの痕跡を有していてもよい。ロッカーアーム1
の範囲Aと範囲Bの間には、パーライト、フェライト、
球状黒鉛および増大したレーデブライト成分を有する移
行領域が存在する。
の白く凝固した組織(図4)は、レーデブライトと球状
黒鉛からなっている。ロッカーアーム軸2の周りの範囲
B(図5)と、収容部6の周りの範囲C(図6)は、パ
ーライト、フェライトおよび球状黒鉛からなる灰色の凝
固した組織を有する。この場合、範囲Cはわずかな薄膜
状黒鉛を備えていてもよい。範囲B,Cの組織はレーデ
ブライトの痕跡を有していてもよい。ロッカーアーム1
の範囲Aと範囲Bの間には、パーライト、フェライト、
球状黒鉛および増大したレーデブライト成分を有する移
行領域が存在する。
【0015】ロッカーアーム1のアーム4内の収容部6
は、鋳造過程でコアインサート12を使用することによ
って一緒に形成される。これによっておよび高い強度の
鋳造材料に基づいて、収容部6の比較的に薄い壁10が
得られる。この壁は鋳造後の凝固に基づいてパーライト
−フェライト−球状黒鉛−組織を形成しながら、カム走
行面5の範囲Aよりも軟らかい。
は、鋳造過程でコアインサート12を使用することによ
って一緒に形成される。これによっておよび高い強度の
鋳造材料に基づいて、収容部6の比較的に薄い壁10が
得られる。この壁は鋳造後の凝固に基づいてパーライト
−フェライト−球状黒鉛−組織を形成しながら、カム走
行面5の範囲Aよりも軟らかい。
【0016】軟らかい範囲B,Cは鋳造後必要なロッカ
ーアーム1の加工を可能にする。収容部6が寸法に合わ
せて穿孔され、油通路13が穿設され、ロッカーアーム
軸軸受部が寸法に合わせられる。
ーアーム1の加工を可能にする。収容部6が寸法に合わ
せて穿孔され、油通路13が穿設され、ロッカーアーム
軸軸受部が寸法に合わせられる。
【0017】収容部6は使用されるコアインサート12
によって形成され、肉厚の薄い壁が生じる。これは後続
の加工にとって穿孔コストの点で有利である。更に、薄
い壁厚では高い強度の鋳鉄の合金組成に基づいて硬い鋳
物材料が発生しない。
によって形成され、肉厚の薄い壁が生じる。これは後続
の加工にとって穿孔コストの点で有利である。更に、薄
い壁厚では高い強度の鋳鉄の合金組成に基づいて硬い鋳
物材料が発生しない。
【0018】
【発明の効果】本発明によるロッカーアームは、クロー
ニング法の鋳造によって、コストのかかる後加工をせず
に簡単に製作可能である。高い強度の鋳鉄からなるロッ
カーアームは、そのカム走行面の範囲に、液圧式弁隙間
補償要素のための収容部の範囲、ロッカーアーム軸軸受
の範囲および油供給穴の範囲よりもはるかに大きな硬度
を有する。
ニング法の鋳造によって、コストのかかる後加工をせず
に簡単に製作可能である。高い強度の鋳鉄からなるロッ
カーアームは、そのカム走行面の範囲に、液圧式弁隙間
補償要素のための収容部の範囲、ロッカーアーム軸軸受
の範囲および油供給穴の範囲よりもはるかに大きな硬度
を有する。
【図1】ロッカーアームの平面図である。
【図2】図1のII−II線に沿ったロッカーアームの
断面図である。
断面図である。
【図3】図1のIII−III線に沿った断面図であ
る。
る。
【図4】カム走行面の範囲の金属組織写真である。
【図5】収容部とロッカーアーム軸の間の範囲の金属組
織写真である。
織写真である。
【図6】収容部の範囲の金属組織写真である。
1 ロッカーアーム 2 軸 3 アーム 4 アーム 5 カム走行面 6 収容部 7 リブ 10 壁 12 コアインサート 13 油通路 A カム走行面の範囲 B ロッカーアーム軸の周りの範囲 C 収容部の周りの範囲
Claims (7)
- 【請求項1】 カム支持のためのカム走行面と、液圧式
弁隙間補償要素のための収容部と、中間に設けられたロ
ッカーアーム軸を備えた、内燃機関の弁駆動装置のため
のロッカーアームにおいて、ロッカーアーム(1)のカ
ム走行面(5)の範囲(A)が冷硬鋳物の堅硬な鋳鉄か
らなり、かつノジュラー鋳鉄からなる、ロッカーアーム
軸(2)と円筒状の収容部(6)の範囲(B,C)より
も硬く、円筒状の収容部がロッカーアーム(1)に一緒
に鋳込まれることを特徴とするロッカーアーム。 - 【請求項2】 ロッカーアーム(1)のカム走行面
(5)の範囲(A)の組織が、レーデブライトとわずか
な球状黒鉛からなり、ロッカーアーム軸(2)の範囲
(B)と収容部(6)の範囲(C)の組織がパーライ
ト、フェライトおよび球状黒鉛からなっていることを特
徴とする請求項1のロッカーアーム。 - 【請求項3】 ロッカーアーム軸(2)と収容部(6)
の組織がレーデブライトの痕跡を有することができ、ロ
ッカーアーム(1)の範囲(A)と範囲(B)の間の移
行領域が一層多いレーデブライト成分を有することを特
徴とする請求項1または2のロッカーアーム。 - 【請求項4】 鋳造された収容部(6)が弁隙間補償要
素のための穴を形成し、この穴からロッカーアーム軸
(2)まで潤滑油穴(13)がロッカーアーム(1)内
を延び、この潤滑油穴がノジュラー鋳鉄からなるロッカ
ーアーム(1)の軟らかい組織に穿設可能であることを
特徴とする請求項1〜3のいずれか一つのロッカーアー
ム。 - 【請求項5】 コアインサート(12)が円筒状の収容
部(6)を形成するために、パーライト−フェライト−
球状黒鉛−組織からなる比較的に薄い壁(10)が形成
されるような直径を備えていることを特徴とする請求項
1〜4のいずれか一つのロッカーアーム。 - 【請求項6】 ロッカーアーム(1)が互いに移行する
鋳造材料の三つの硬質範囲(A,B,C)を備え、カム
走行面(5)の範囲(A)の材料硬度が最大であり、こ
の範囲(A)が鋳造プロセスにおいてカム走行面(5)
に直接対向する冷却鉄(11)によって製作可能であ
り、カム走行面(5)の壁が、ロッカーアーム(1)上
に張設されたリブ(7)の肉厚とほぼ同じ肉厚を有する
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つのロッカ
ーアーム。 - 【請求項7】 収容部(6)の壁(10)の肉厚がロッ
カーアーム(1)の円筒状収容部(6)の半径の約3分
の1であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一
つのロッカーアーム。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4415608:1 | 1994-05-04 | ||
DE4415608A DE4415608A1 (de) | 1994-05-04 | 1994-05-04 | Kipphebel |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0842314A true JPH0842314A (ja) | 1996-02-13 |
Family
ID=6517196
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7108884A Withdrawn JPH0842314A (ja) | 1994-05-04 | 1995-05-02 | ロッカーアーム |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5582142A (ja) |
EP (1) | EP0681093B1 (ja) |
JP (1) | JPH0842314A (ja) |
KR (1) | KR950032982A (ja) |
DE (2) | DE4415608A1 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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