JPH0841673A - 電気泳動法の電極 - Google Patents
電気泳動法の電極Info
- Publication number
- JPH0841673A JPH0841673A JP6181208A JP18120894A JPH0841673A JP H0841673 A JPH0841673 A JP H0841673A JP 6181208 A JP6181208 A JP 6181208A JP 18120894 A JP18120894 A JP 18120894A JP H0841673 A JPH0841673 A JP H0841673A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crystallized glass
- substrate
- slurry
- electrode
- insulating coating
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- Withdrawn
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- Electrodes For Compound Or Non-Metal Manufacture (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】金属基材の表面に厚みが均一な結晶化ガラスを
電着するための電気泳動法の電極を提供する。 【構成】スラリー４中に金属基材２とともに配置され、
金属基材２の表面に結晶化ガラスを電着するための、メ
ッシュ構造を有する電気泳動法の電極１。
電着するための電気泳動法の電極を提供する。 【構成】スラリー４中に金属基材２とともに配置され、
金属基材２の表面に結晶化ガラスを電着するための、メ
ッシュ構造を有する電気泳動法の電極１。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、金属基材の表面に絶縁
被覆を電着するための電気泳動法の電極に関する。
被覆を電着するための電気泳動法の電極に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、上述のような電極として、平
板状の金属板が使用されている。電気泳動法により金属
基材の表面に絶縁被覆としての結晶化ガラスを電着する
場合には、先ず、この電極を、金属基材の例えば両側に
配置し、媒体中に結晶化ガラスが分散したスラリー中に
これら電極と金属基材とを浸漬する。次に、これら電極
と金属基材との間に直流電圧を印加して金属基材の表面
に結晶化ガラスを電着する。その後、熱処理を行うこと
により、いわゆるホーロー基板と呼称される絶縁被覆を
有する金属基板が製造される。
板状の金属板が使用されている。電気泳動法により金属
基材の表面に絶縁被覆としての結晶化ガラスを電着する
場合には、先ず、この電極を、金属基材の例えば両側に
配置し、媒体中に結晶化ガラスが分散したスラリー中に
これら電極と金属基材とを浸漬する。次に、これら電極
と金属基材との間に直流電圧を印加して金属基材の表面
に結晶化ガラスを電着する。その後、熱処理を行うこと
により、いわゆるホーロー基板と呼称される絶縁被覆を
有する金属基板が製造される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した電極
では、スラリーの攪拌がこの電極で阻止されることとな
り、媒体中に分散した結晶化ガラスを十分均一な混合状
態にすることが困難である。このため金属基材の表面に
電着された結晶化ガラスの厚みも均一にならず、所望の
絶縁性を得るためには、結晶化ガラスが均一な厚みで電
着された金属基材と比較し、その分余分な時間をかけて
結晶化ガラスの厚みを厚くする必要があり、工数と材料
費の双方について問題がある。
では、スラリーの攪拌がこの電極で阻止されることとな
り、媒体中に分散した結晶化ガラスを十分均一な混合状
態にすることが困難である。このため金属基材の表面に
電着された結晶化ガラスの厚みも均一にならず、所望の
絶縁性を得るためには、結晶化ガラスが均一な厚みで電
着された金属基材と比較し、その分余分な時間をかけて
結晶化ガラスの厚みを厚くする必要があり、工数と材料
費の双方について問題がある。
【０００４】本発明は、上記事情に鑑み、金属基材の表
面に厚みが均一なガラス絶縁被膜を電着することのでき
る電気泳動法の電極を提供することを目的とする。
面に厚みが均一なガラス絶縁被膜を電着することのでき
る電気泳動法の電極を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の電気泳動法の電極は、媒体中に結晶化ガラスが分散
したスラリー中に金属基材とともに配置され、その金属
基材との間に直流電圧が印加されることによりその金属
基材の表面にその結晶化ガラスを電着する電気泳動法の
電極において、その電極が多孔構造を有することを特徴
とするものである。
明の電気泳動法の電極は、媒体中に結晶化ガラスが分散
したスラリー中に金属基材とともに配置され、その金属
基材との間に直流電圧が印加されることによりその金属
基材の表面にその結晶化ガラスを電着する電気泳動法の
電極において、その電極が多孔構造を有することを特徴
とするものである。
【０００６】
【作用】本発明の電気泳動法の電極は、メッシュ構造を
有するため、そのメッシュを経由してスラリーをむらな
く攪拌することができ、媒体中に分散した結晶化ガラス
が均一に混合される。このように均一に混合された結晶
化ガラスが金属基材に電着されるため、金属基材には絶
縁被覆が均一に形成される。
有するため、そのメッシュを経由してスラリーをむらな
く攪拌することができ、媒体中に分散した結晶化ガラス
が均一に混合される。このように均一に混合された結晶
化ガラスが金属基材に電着されるため、金属基材には絶
縁被覆が均一に形成される。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
１は、本発明の一実施例の、メッシュ構造を有する電気
泳動法の電極を用いて金属基材に結晶化ガラスを電着す
るための説明図である。先ず、図１に示す金属基材２を
洗浄した後、７００℃の大気中の雰囲気の中で熱処理を
行い、この金属基材２の表面を酸化させた。次に、日本
電気硝子製結晶化ガラス粉末ＧＡ−４４をイソプロピル
アルコール中に分散したスラリー４を作成し、このスラ
リー４中に金属基材２を浸漬した。また、本発明の一実
施例である電気泳動法の電極としての対向電極１を金属
基材２の両側に配置した。この対向電極１は、メッシュ
構造を有するアルミ板もしくはメッシュ構造を有するス
テンレス板を使用した。これら金属基材２と対向電極１
との間に直流電圧を印加するとともに、結晶化ガラスと
イソプロピルアルコールとが均一な混合状態になるよう
に循環ポンプ３によりスラリー４を循環した。循環ポン
プ３で循環されたスラリー４は、図１に示す矢印のよう
に対向電極１のメッシュを経由しむらなく攪拌され、こ
れにより結晶化ガラス粉末ＧＡ−４４とイソプロピルア
ルコールとが均一な混合状態にされ、金属基材２の両面
には均一な厚みを有する、ガラスの絶縁被覆が形成され
た。
１は、本発明の一実施例の、メッシュ構造を有する電気
泳動法の電極を用いて金属基材に結晶化ガラスを電着す
るための説明図である。先ず、図１に示す金属基材２を
洗浄した後、７００℃の大気中の雰囲気の中で熱処理を
行い、この金属基材２の表面を酸化させた。次に、日本
電気硝子製結晶化ガラス粉末ＧＡ−４４をイソプロピル
アルコール中に分散したスラリー４を作成し、このスラ
リー４中に金属基材２を浸漬した。また、本発明の一実
施例である電気泳動法の電極としての対向電極１を金属
基材２の両側に配置した。この対向電極１は、メッシュ
構造を有するアルミ板もしくはメッシュ構造を有するス
テンレス板を使用した。これら金属基材２と対向電極１
との間に直流電圧を印加するとともに、結晶化ガラスと
イソプロピルアルコールとが均一な混合状態になるよう
に循環ポンプ３によりスラリー４を循環した。循環ポン
プ３で循環されたスラリー４は、図１に示す矢印のよう
に対向電極１のメッシュを経由しむらなく攪拌され、こ
れにより結晶化ガラス粉末ＧＡ−４４とイソプロピルア
ルコールとが均一な混合状態にされ、金属基材２の両面
には均一な厚みを有する、ガラスの絶縁被覆が形成され
た。
【０００８】このようにして、電気泳動法においてメッ
シュ構造を有する対向電極１を用いることにより金属基
材２の表面に均一な厚みを有する絶縁被覆が得られた。
シュ構造を有する対向電極１を用いることにより金属基
材２の表面に均一な厚みを有する絶縁被覆が得られた。
【０００９】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電気泳動
法の電極は多孔構造を有するため、スラリーがむらなく
攪拌され、媒体中に分散した結晶化ガラスが均一な混合
状態となる。従って、金属基材には絶縁被覆としての結
晶化ガラスが均一に電着される。この絶縁被覆の材料は
結晶化ガラスであるため、十分な絶縁性と耐熱性が得ら
れ信頼性が向上する。
法の電極は多孔構造を有するため、スラリーがむらなく
攪拌され、媒体中に分散した結晶化ガラスが均一な混合
状態となる。従って、金属基材には絶縁被覆としての結
晶化ガラスが均一に電着される。この絶縁被覆の材料は
結晶化ガラスであるため、十分な絶縁性と耐熱性が得ら
れ信頼性が向上する。
【図１】本発明の一実施例の、メッシュ構造を有する電
気泳動法の電極で金属基材に結晶化ガラスを電着するた
めの説明図である。
気泳動法の電極で金属基材に結晶化ガラスを電着するた
めの説明図である。
１ 対向電極 ２ 金属基材 ３ 循環ポンプ ４ スラリー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村木 孝幸 埼玉県秩父郡横瀬町大字横瀬2270番地 三 菱マテリアル株式会社電子技術研究所内
Claims (1)
- 【請求項１】 媒体中に結晶化ガラスが分散したスラリ
ー中に金属基材とともに配置され、該金属基材との間に
直流電圧が印加されることにより該金属基材の表面に該
結晶化ガラスを電着する多孔構造を有することを特徴と
する電気泳動法の電極。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6181208A JPH0841673A (ja) | 1994-08-02 | 1994-08-02 | 電気泳動法の電極 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6181208A JPH0841673A (ja) | 1994-08-02 | 1994-08-02 | 電気泳動法の電極 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0841673A true JPH0841673A (ja) | 1996-02-13 |
Family
ID=16096726
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6181208A Withdrawn JPH0841673A (ja) | 1994-08-02 | 1994-08-02 | 電気泳動法の電極 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0841673A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105683416A (zh) * | 2014-01-29 | 2016-06-15 | 住友金属矿山株式会社 | 氢氧化铟粉的制造方法及阴极 |
| WO2019082878A1 (ja) * | 2017-10-27 | 2019-05-02 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 電解用電極、それを備えるオゾン発生装置および電気機器 |
| CN114522543A (zh) * | 2022-01-19 | 2022-05-24 | 华南理工大学 | 一种超薄二维Cu-TCPP膜及其制备方法 |
-
1994
- 1994-08-02 JP JP6181208A patent/JPH0841673A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105683416A (zh) * | 2014-01-29 | 2016-06-15 | 住友金属矿山株式会社 | 氢氧化铟粉的制造方法及阴极 |
| WO2019082878A1 (ja) * | 2017-10-27 | 2019-05-02 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 電解用電極、それを備えるオゾン発生装置および電気機器 |
| CN114522543A (zh) * | 2022-01-19 | 2022-05-24 | 华南理工大学 | 一种超薄二维Cu-TCPP膜及其制备方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20011002 |