JPH084165Y2 - 冷間圧延用コイルの加熱装置 - Google Patents

冷間圧延用コイルの加熱装置

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JPH084165Y2
JPH084165Y2 JP1989013910U JP1391089U JPH084165Y2 JP H084165 Y2 JPH084165 Y2 JP H084165Y2 JP 1989013910 U JP1989013910 U JP 1989013910U JP 1391089 U JP1391089 U JP 1391089U JP H084165 Y2 JPH084165 Y2 JP H084165Y2
Authority
JP
Japan
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coil
tip
cold rolling
heating device
induction heater
Prior art date
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Application number
JP1989013910U
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English (en)
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JPH02108514U (ja
Inventor
将二 籠生
慶一 三世川
Original Assignee
日本鋼管株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、金属コイルの冷間圧延前のコイル最先端部
の加熱装置に関するものである。
[従来の技術] 冷間圧延において、ホットコイルの前後端における圧
延は単に非定常であるばかりでなく、メタルフローが変
化して異常な張力、剪断力が局部的に作用して、板破断
に至ることがあり、この対策として、特公昭47-47780に
おいては端部をグラインダーなどによって前処理する方
法、また、特開昭63-6283においては、ホットコイルの
剪断時にシャーのクリアランスを大きくし、加工硬化層
を特定の上層部に集め手入れが容易な状態にせしめて除
去する方法が提案されている。目的は異なるが、コイル
端部をバーナまたは電気誘導で加熱する装置としては特
開昭61-119328が提案されている。
[考案が解決しようとする課題] 前者の従来技術は以上のように構成されているので、
下記の問題点がある。
(1) 機械的に剪断による加工硬化層を除去している
ので、加工屑により、新たな欠陥を発生する可能性があ
る。
(2) 機械加工を実施する場合、正確な形状管理を要
する。
(3) 金属ストリップコイル圧延ライン内において作
業を行うので、能率が低下し、安全上の問題もある。後
者の従来技術は圧延中の金属ストリップを加熱するもの
であり、その実施例はバーナ加熱であるためもあって、
各種のコイル径のあるコイル状態のコイル最先端部のみ
を加熱する誘導加熱の場合には適用出来ないものであっ
た。
[課題を解決するための手段] 本考案における冷間圧延用コイルの加熱装置は、コイ
ル保定機と、コイル保定機に近接しコイル最先端部を避
けてコイル先端部を保持した状態で移動可能なコイル先
端部保持機と、コイル先端部保持機に近接して設けられ
前記保持されたコイル最先端部を指向して移動可能なコ
イル先端部誘導加熱機を備えてなる冷間圧延用コイルの
加熱装置である。
[作用] 本考案における冷間圧延用コイルの加熱装置は、その
先端部に備えた加熱器をコイル先端位置に移動せしめ、
該コイル先端を加熱して熱処理作業を行い、作業終了後
原位置に復帰する。また、加熱器は、塗油されたコイ
ル、冷間圧延で用いられる圧延油の飛散、各種作動油の
飛散の多い冷間圧延機に近接した場所で冷間圧延前のコ
イルの加熱に用いるので、本考案の目的のコイル最先端
部のみを溶解を伴なわない状態(火災の防止)で熱処理
をするために誘導加熱を採用した。
誘導加熱機を移動させる理由は、前記の理由以外に前
工程でのコイル端部の停止精度の低減と、コイル移動時
の接触による破損防止のためである。
このため、コイルの状態で熱処理できるので、冷間圧
延ライン内に設ける必要がなく、冷間圧延前のオフライ
ン、搬送路内でコイル状態を簡便に処理できる。
[実施例] 第1図は本考案の冷間圧延用コイルの加熱装置の一実
施例を示す説明図である。装置はコイル保定機であるコ
ンベア(図示せず)、クレードルロール(図示せず)あ
るいはサドル3と、コイル先端部保持機としてのコイル
先端部吸着保持のためのマグネット4とコイル先端部を
保持した状態で誘導加熱機の移動線上にコイル最先端部
(熱処理部分)を移動する移動機構5と、誘導加熱機と
しては誘導加熱器6と誘導加熱器の移動機構7とで構成
される。冷間圧延における前工程において、コイル2の
巻き取り時のストリップ尾端位置を所定位置とするか、
又は、予め定められた長さの金属ストリップ先端を巻き
戻し、この状態にて該コイルをコンベアーサドル3上に
搭載し、コイルコンベアー(図示せず)によって所定の
位置まで搬送する。マグネット4と移動機構5と誘導加
熱器6と移動機構7とを前記のような位置関係に一体配
置して所定の位置に近接して設置した装置1はコイル端
面検出センサー(図示せず)によってコイル端面を検出
し該端面位置まで移動する。次に、コイル先端部位置決
め用マグネット4が、コイル先端熱処理装置に付属する
アクリレート移動機構5によって、該コイル先端部まで
移動され、該マグネットを励磁することによりコイル先
端部(コイル最先端部8である熱処理部分を除く)を把
持する。誘導加熱器6は、移動機構7によってコイル先
端部に移動され、コイル幅方向(紙面直角方向)に移動
しながら、同先端部を加熱する。加熱終了後、誘導加熱
器6は、移動機構7によって原位置に復帰する。またマ
グネット4は消磁して、マグネット移動機構5によって
原位置に復帰する。なお、本実施例におては、予め定め
られた長さの金属ストリップ先端を巻き戻す方法につい
て、前工程における巻き取り位置の調整、又は、巻き戻
し装置を利用しているが、本考案においては、他のクレ
ードルロールまたはペイオフリールを用いても良く、作
業位置についても、本考案は搬送路に限定するものでは
なく、オフラインで行っても良い。
更に、実施例はコイルの巻き戻しが下出しであるが、
上出しの場合にもコイル先端熱処理装置の取付位置の調
整が可能である。
本考案の装置を適用する冷間圧延は、ホットコイルの
冷間圧延のみでなく、焼鈍後のコイルの先端剪断後の調
質圧延、中間焼鈍の有無に拘らず複数回目の冷間圧延に
も実施可能である。
[考案の効果] 以上のように、本考案によれば、冷間圧延前における
コイル先端を誘導加熱器によて加熱し、熱処理を行うの
で、前工程における金属ストリップの加工硬化部が軟化
し、冷間圧延におけるコイル先端のメタルフローが正常
化して、圧延時における先端部の破断が発生せず、歩留
まり、ロール原単位が向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す説明図である。 1……コイル先端熱処理装置、2……コイル、3……コ
ンベアーサドル、4……マグネット、5……移動機構、
6……誘導加熱器、7……移動機構、8……コイル最先
端部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コイル保定機と、コイル保定機に近接しコ
    イル最先端部を避けてコイル先端部を保持した状態で移
    動可能なコイル先端部保持機と、コイル先端部保持機に
    近接して設けられ前記保持されたコイル最先端部を指向
    して移動可能なコイル先端部誘導加熱機を備えてなる冷
    間圧延用コイルの加熱装置。
JP1989013910U 1989-02-08 1989-02-08 冷間圧延用コイルの加熱装置 Expired - Lifetime JPH084165Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101536516B1 (ko) * 2014-04-10 2015-07-14 주식회사 포스코 코일헤드 굽힘장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61119328A (ja) * 1984-11-13 1986-06-06 Kawasaki Steel Corp 熱間圧延設備

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KR101536516B1 (ko) * 2014-04-10 2015-07-14 주식회사 포스코 코일헤드 굽힘장치

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