JPH0215317B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0215317B2
JPH0215317B2 JP61054406A JP5440686A JPH0215317B2 JP H0215317 B2 JPH0215317 B2 JP H0215317B2 JP 61054406 A JP61054406 A JP 61054406A JP 5440686 A JP5440686 A JP 5440686A JP H0215317 B2 JPH0215317 B2 JP H0215317B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel strip
welding
butt
steel
strips
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61054406A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62212086A (ja
Inventor
Mamoru Fujii
Kazuo Noda
Hiroshi Tajika
Hiromichi Ono
Shoji Nagasaka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
Priority to JP61054406A priority Critical patent/JPS62212086A/ja
Priority to EP87901655A priority patent/EP0258454B1/en
Priority to KR1019870700647A priority patent/KR910002723B1/ko
Priority to PCT/JP1987/000123 priority patent/WO1987005244A1/ja
Priority to US07/092,913 priority patent/US4840303A/en
Priority to DE8787901655T priority patent/DE3785523T2/de
Publication of JPS62212086A publication Critical patent/JPS62212086A/ja
Priority to US07/283,705 priority patent/US4854493A/en
Publication of JPH0215317B2 publication Critical patent/JPH0215317B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26DCUTTING; DETAILS COMMON TO MACHINES FOR PERFORATING, PUNCHING, CUTTING-OUT, STAMPING-OUT OR SEVERING
    • B26D5/00Arrangements for operating and controlling machines or devices for cutting, cutting-out, stamping-out, punching, perforating, or severing by means other than cutting
    • B26D5/20Arrangements for operating and controlling machines or devices for cutting, cutting-out, stamping-out, punching, perforating, or severing by means other than cutting with interrelated action between the cutting member and work feed
    • B26D5/30Arrangements for operating and controlling machines or devices for cutting, cutting-out, stamping-out, punching, perforating, or severing by means other than cutting with interrelated action between the cutting member and work feed having the cutting member controlled by scanning a record carrier
    • B26D5/32Arrangements for operating and controlling machines or devices for cutting, cutting-out, stamping-out, punching, perforating, or severing by means other than cutting with interrelated action between the cutting member and work feed having the cutting member controlled by scanning a record carrier with the record carrier formed by the work itself
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K26/00Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
    • B23K26/20Bonding
    • B23K26/21Bonding by welding
    • B23K26/24Seam welding
    • B23K26/26Seam welding of rectilinear seams
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K37/00Auxiliary devices or processes, not specially adapted to a procedure covered by only one of the preceding main groups
    • B23K37/04Auxiliary devices or processes, not specially adapted to a procedure covered by only one of the preceding main groups for holding or positioning work
    • B23K37/0408Auxiliary devices or processes, not specially adapted to a procedure covered by only one of the preceding main groups for holding or positioning work for planar work
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K2103/00Materials to be soldered, welded or cut
    • B23K2103/02Iron or ferrous alloys
    • B23K2103/04Steel or steel alloys

Description

【発明の詳細な説明】 <発明の目的> 産業上の利用分野 本発明は鋼帯端部突合せ溶接時の突合せ方法な
らびにその装置に係り、詳しくは、板厚のきわめ
て薄い、例えば、珪素鋼帯の如き鋼帯を突合せ部
にギヤツプのない高精度な突合せを高能率に達成
する鋼帯の突合せ方法ならびにその装置に係る。
従来の技術 一般に、鋼帯を、製品として需要先等に供給す
る前には、需要先の要求を満足させるために、例
えば巻直し、巻込み溶接、スリツト、カツト等の
精整処理することが行なわれ、コイルあるいはシ
ート状にて需要先に納入されている。
しかし、この精整処理のうちで溶接は、通常、
MIGやTIGで行なわれることもあつて、高品質
な溶接部が得られない。従つて、得られる溶接部
をそのままとしてコイルに巻回すると、鋼帯に疵
が発生し、品質が著しく低下し、ユーザーでのト
ラブル発生を回避するため、コイル状に巻回する
ときに、わざわざ溶接部を切除し、長く連続的な
ものとしては供給することが困難であつた。
これに対し、最近は高性能なレーザ溶接機が開
発され、このレーザ溶接であると、高品質の溶接
部が得られるために、溶接部を切除せずにそのま
ま巻回してコイル状にビルドアツプしても、疵が
発生しない。このため、例えば、珪素鋼帯の精整
処理の溶接に発揮させれば大きな利益が得られ
る。
すなわち、珪素鋼帯は、通常、需要先で高速連
続打抜ライン等によつて処理されるので、切れ目
のない長い鋼帯であれば、打抜の能率が高く、こ
のため、切れ目のない長い鋼帯の納入が強く要望
されている。この要望をレーザ溶接によつて達成
するのには、この前提として、短い鋼帯を高品位
の突合せを達成することが必要であり、この前提
条件が少なくとも充足されていないと、良質の溶
接部が得られず、この良質な溶接部とは、溶接部
が均一でかつ基準に合格していること、溶接部の
機械的特徴が基準に合格していること、更に溶接
部で屈曲及びずれがないことである。しかしなが
ら、珪素鋼帯、なかでも、方向性の珪素鋼帯は鉄
損を減少するために板厚を0.35〜0.30mm程度から
0.35〜0.20mm程度の薄物化の傾向にあり、更に薄
物化する傾向にあるが、このように薄物化する
と、従来の手段では高品位の突合せを得るのがき
わめてむづかしく、このため、レーザ溶接を適用
してもその効果を十分に発揮させることができな
い。
また、珪素鋼帯の精整処理のほかに、冷延薄鋼
帯はコイル状に導かれたものを巻戻し、これを圧
延や熱処理を施して製品化される。この圧延等の
ときに、先行の鋼帯と後行の鋼帯とは溶接によつ
て接続し、圧延等の処理を連続化することが多
く、この溶接にもレーザ溶接を適用し、良質な溶
接部を得るのが好ましい。
更に詳しく説明すると、上記の如き、珪素鋼帯
等の精整ラインや、冷延鋼帯の処理ラインでは、
従来では、接合手段として主としてTIG、MIG
等の溶接法が用いられている。最近は、エネルギ
ー密度の高いレーザ溶接が開発されている。レー
ザ溶接は、レーザのビーム径を0.1mm程度まで小
径化して熱影響部を少なくでき、表面が平坦な溶
接部が得られる。このため、レーザ溶接である
と、従来不可能とされていた0.05mm厚程度の極薄
のものであつても、冷延鋼帯、珪素鋼帯、ステン
レス鋼帯を間わず、溶接できる。
しかしながら、このようにレーザ溶接によつて
極薄の鋼帯を精密な突合せ溶接するのには種々の
条件を満さねばならないが、この条件の中で、鋼
帯の板厚と関連させて突合せ部の目違い(板厚方
向の段差)や、突合せ部のギヤツプを小さくし、
しかも、すばやく得ることが重要である。この
点、従来例に係る突合せ技術としては、実開昭57
−102480号公報に示されるものが提案されている
が、この突合せ技術では板幅が500mm以上に広く
なり板厚が0.15mm程度に薄くなると、上記条件に
適合する突合せ部が得られない、すなわち、同号
公報に示される突合せ技術は、はじめに、先行鋼
帯の後端部を切断位置でサイドガイドにより位置
決めしてシヤー切断によつて突合せ面を形成し、
この突合せ面をピンチロールまたは人手によつて
溶接位置まで移動させる。続いて、後行鋼帯の先
端部も同様に切断位置でサイドガイドにより位置
決めシヤー切断によつて突合せ面を形成し、この
突合せ面をピンチロールまたは人手によつて溶接
位置まで移動させ、そこで先に待機している先行
鋼帯の突合せ面に突合せる。
この突合せは、人手または機械的に行なわれる
が、板厚がきわめて薄いときには突合せのときに
先行鋼帯の上に後行鋼帯が乗り上げたり、逆に下
側に入つたりして突合せ時間がかかる欠点があ
る。
仮りに、時間をかけて充分な突合せが一時得ら
れたとしても、この状態を保持しておくことが困
難である。つまり、先行鋼帯と後行鋼帯の鋼帯同
志で引張りあつていることがむづかしいため、ク
ランプするまでの間に僅かな振動など(例えばク
ランパーの作動など)が発生すると、これによつ
て鋼帯が動き、高精度の突合せが得られないとい
う問題がある。
また、別な問題として鋼帯が薄いと、樋状に彎
曲したり、逆樋状に彎曲することが多く、更に、
縦断面が波うちになることが多い。このため、こ
の状態のままで鋼帯を突合せると、目違いとな
り、この目違いの部分は溶接ビードが途切れてし
まう欠点がある。
発明が解決しようとする問題点 本発明は上記欠点の解決を目的とし、具体的に
は、例えば、0.35mm以下の薄い鋼帯でも、最小の
ギヤツプである突合せ部が容易に得られ、その
後、工程での突合せ溶接によつて高品質でかつ真
直でしかも段差のない溶接部が得られ、なかで
も、レーザ径をきわめて小径化してレーザ溶接す
る際に好適な突合せ部が得られる突合せ方法なら
びにその装置を提案する。
<発明の構成> 問題点を解決するための手段ならびにその作用 すなわち、本発明方法は、両鋼帯端部の突合せ
溶接に先立つてこれら鋼帯の端部を突合せる際
に、この溶接線の後方あるいは前方の少なくとも
一方で、しかも、前記溶接線を含まない側におい
て一方の鋼帯の端部を磁石チヤツクにより吸着、
保持すると共に、他方の鋼帯の端部を、その端部
の突合せ面が前記鋼帯端部の突合せ面に対し斜め
下向きに指向するように上昇させて、前記両鋼帯
端部の突合せ面を突合せることを特徴とする。
従つて、本発明方法によつて先行する鋼帯(以
下、先行鋼帯という。)と後行する鋼帯(以下、
後行鋼帯という。)の各端部を突合せてから溶接
するときには、はじめに、先行鋼帯の後端部を切
断位置で位置決めして切断して突合せ面を形成
し、引き続いて、この先行鋼帯を切断位置から溶
接位置に移動させ、突合せ面を溶接線に一致させ
た状態で、溶接線を含まない側に設けた一方の磁
石チヤツクで保持すると同時に磁化する。この磁
石チヤツクは溶接が終わるまで着磁を続けること
もできるが、別にクランプ装置を設けて、後に示
す後行鋼帯の他方の磁石チヤツクの吸着保持が終
わつたときに、この一方の磁石チヤツクによる先
行鋼帯の保持をクランプ装置によつて行なつて、
一方の磁石チヤツクのスイツチを切つて消磁させ
ることもできるし、更に、一方の磁石チヤツクと
クランプ装置とを併用して先行鋼帯を保持するこ
ともできる。
次に、後行鋼帯の先端部を切断位置で位置決め
して切断して突合せを形成してから、この後行鋼
帯を切断位置から溶接位置に移動させ、そこで、
後行鋼帯をその先端部の突合せ面が先行鋼帯後端
部の突合せ面に対し斜め下向きに指向するよう
に、ループロールなどの手段により上昇させ、更
に、後行鋼帯をこのように先端部の突合せ面が斜
め下向きに指向する状態で、送り移動させて、後
行鋼帯の先端部の突合せ面を先行鋼帯の後端部の
突合せ面に突合せ、溶接線に一致させる。この送
り移動のときに、先行鋼帯の後端部は上記の如く
一方の磁石チヤツクにより磁化されているため、
後行鋼帯の先端部の突合せ面が近づくと、引きよ
せて吸いつき、その状態を保つ。そして、溶接線
の前方に設けた他方の磁石チヤツクをオンにして
おくと、溶接が要求するギヤツプのない突合せ開
先を形成できる。
そこで、これら手段たる構成ならびにその作用
について、図面によつて更に具体的に説明する
と、次の通りである。
なお、第1図は本発明方法を実施する装置の一
例の配置図でり、第2図a,b,c,dならびに
eは第1図に示す装置によつて本発明方法により
先行ならびに後行の両鋼帯の端部を切断し突合せ
て溶接する際の各過程を示す説明図である。
まず、第1図において、符号Aは切断位置、B
は溶接位置、1は先行鋼帯を示し、この先行鋼帯
1は一対のピンチロール13,14により送られ
て、その後端部が切断位置Aに達したところで停
止する。
次に、この溶接位置Bにおいて先行鋼帯1の側
縁を鋼帯のこの処理ラインにおいてその中心線と
平行をなすようにそろえ、この状態に、押え装置
4により先行鋼帯1を固定し、切断装置3によつ
て処理ライン中心線と直角に切断する。このとき
に発生したスクラツプはスクラツプ処理装置(図
示せず)により処理する。また、押え装置4は切
断装置3の近傍に設け、押え部4a、シリンダロ
ツド4bならびにシリンダ4cから構成し、シリ
ンダロツド4bの伸縮により押え部4aが昇降で
きるよう構成する。切断装置3はレーザ等の溶断
装置からも構成できるが、シヤー切断のときは通
常上下一対のシヤー3a,3bから構成する。
次に、先行鋼帯1は移動装置10により送られ
て、その後端部は切断位置Aから溶接位置Bに移
される。溶接位置Bには板巾方向に走行する溶接
トーチ5が設けられ、この先行鋼帯1の送りは定
位置停止装置(図示せず)などにより正確に先行
鋼帯1の後端部が溶接トーチ5の真下になる位置
で停止するように行なわれる。この送りの間に、
先行鋼帯1のセンターと溶接トーチ5の板巾方向
に走行する走行線とが直角にならないような場合
があり、このため、溶接トーチ5のところで先行
鋼帯1の側縁を再び処理ラインの中心線と平行を
なすようそろえて、先行鋼帯1のセンターと溶接
トーチ5の走行線との直角度の修正を行ない、そ
の位置で先行鋼帯1を固定し、磁化するために一
方の磁石チヤツク6を励磁する。
この一方の磁石チヤツク6により吸着力で充分
であるが、不測の力が働いて先行鋼帯1の位置が
ずれるおそれがあり、念のため、固定クランプ片
8を押下げて第2図aならびにbに示す如く固定
する。すなわち、一方の電磁チヤツク6は溶接ト
ーチ5の前方に設ける一方、一方の磁石チヤツク
6に対応させてその上方に昇降自在に固定クラン
プ片8を設け、先行鋼帯1の後端部は一方の磁石
チヤツク6の励磁により固定すると共に、上部か
ら固定クランプ片8を下降させて押さえる。一方
の電磁チヤツク6は先行鋼帯1の後端部を板巾方
向に確実に固定できればいかなるものとしても構
成できるが、通常は箱型に外匣を構成し、この外
匣の中の鉄芯式の電磁石を配置し、外匣を板巾方
向にわたつて延在するように構成する。
次に、後行鋼帯2を一対のピンチロール13,
14より切断位置Aまで送る。そして、切断位置
Aにおいて後行鋼帯2の先端部も上記の先行鋼帯
1の後端部と同様に側縁をそろえ、後行鋼帯2の
中心線と切断線が正確に直角となるようにそろえ
状態を押え装置4によつて維持し、後行鋼帯2の
先端部を切断位置3の一対のシヤー3a,3bに
よつて切断し、突合せ面を形成する(第2図bな
らびにc参照)。その後、後行鋼帯2を一対のピ
ンチロール13,14によつて切断位置Aから溶
接位置Bに送る。
このときに、後行鋼帯2の先端部がループロー
ル12を過ぎたところでループロール12を上昇
させる。ループロール12は通常溶接トーチ5の
前方約40cmのところに設置され、板厚に応じた高
さに上昇させるよう構成され、例えば、板厚が
0.20mm程度の場合、その上昇高さは約1cmに調整
する。このようにループロール12を上昇させる
と、後行鋼帯2は例えば0.35mm以下の如くきわめ
て薄いため、先端部の突合せ面は斜め下向きに指
向する。この状態で一対のピンチロール13,1
4により後行鋼帯2の先端部の突合せ面をワーク
テーブル15上をすべらせながら更に送ると、第
2図dに示す如く先行鋼帯1の後端部の突合せ面
に近づき、先行鋼帯1の後端部の突合せ面は上記
の如く一方の電磁チヤツク6によつて磁化されて
いるために吸引され、両突合せ面は密着する。
更に詳しくは説明すると、先行鋼帯1の後端
部、とくに、突合せ面は一方の磁石チヤツク6に
よつて磁化されているため、近づいてきた後行鋼
帯2の先端部、とくに、突合せ面は強く吸着さ
れ、ほとんどギヤツプなく突合せられる。
なお、この吸着突合せが終われば、ループロー
ル12を下降し、スクラツプを行なつた後、溶接
トーチ5を溶接線に沿つて走行させると、高品質
の溶接線が得られる(第2図e参照)。しかし、
両突合せ面を突合せるとき、後行鋼帯2が両側縁
が一つの方向に彎曲して樋状に曲つたり、波をう
つたりして目違い(両突合せ面間で段差が生じて
平坦にならないこと)が生じることがある。これ
を矯正するために、溶接トーチ5をはさんで一方
の電磁チヤツク6に対向させて他方の電磁チヤツ
ク7を設け、更に、他方の電磁チヤツク7の上に
固定クランプ9を昇降自在に配置することもでき
る。このように構成すると、他方の磁石チヤツク
7を励磁することにより後行鋼帯2の彎曲や反り
を矯正でき、目違いを矯正する。なお、固定クラ
ンプ8は必ずしも作動させなくてもよいが、確実
に後行鋼帯2の先端部を保持するために、作動さ
せることもできる。
また、溶接トーチ5としては通常突合せ溶接に
用いられるもの、例えばTIG、MIG等を用いる
ことができるが、レーザ溶接トーチを用いると、
その効果が最も発揮できる。更に、レーザ溶接ト
ーチとしても、パワー源によつて種々のものが開
発されているが、通常、炭酸ガスレーザのものを
用いるが、その他に、ヨウ素レーザその他をパワ
ー源とするレーザ溶接トーチを用いることができ
る。
また、両電磁チヤツク6,7は、上記の如く外
匣の中に鉄芯式の電磁石を配置し、先行鋼帯1や
後行鋼帯2を裏側から電磁的に吸引して保持する
ことができるよう構成するが、これ以上の構造で
も先行ならびに後行の両鋼帯1,2を磁石より吸
引保持できれば、電磁式に構成しなくとも、磁石
等からも構成できる。更に、両電磁チヤツク6,
7のうちで、正確な突合せを得るために、少なく
とも一方の電磁チヤツク6は必要であるが、他方
の磁石チヤツク7を設けると、一層正確な突合せ
が得られる。
また、溶接トーチ5をはさんで一方の電磁チヤ
ツク6に対向させてループロール12を回転自在
に設け、このループロール12は上下方向に昇降
自在に構成する。このループロール12は後行鋼
帯2を、先端部を持ち上げて切断後の突合せ面を
先行鋼帯1の突合せ面に対して斜め下向きに指向
させる状態で送るものであり、このため、通常、
ループロール12以外のものでも、後行鋼帯2の
構造のものも用いることができる。
また、以上のところでは、主として薄い珪素鋼
帯のレーザ溶接する場合について説明したが、珪
素鋼帯以外に冷延鋼板、ステンレス鋼板等ほかに
金属帯一般の溶接に適用でき、何れの場合であつ
ても、ループロール等の昇降装置によつて端部を
上昇させたときに、その端面の突合せ面が下向き
に指向する程度に彎曲する厚さの鋼帯であれば何
れにも適用できる。
<発明の効果> 以上詳しく説明した通り、本発明は、鋼帯端部
の突合せ溶接時の突合せ方法ならびにその装置で
あつて、両鋼帯のうちの一方の先行鋼帯の後端部
を一方の磁石チヤツクにより吸着、保持すると共
に磁化する一方、後行鋼帯をその先端部が斜め下
向きに指向するよう上昇させ、この状態で後行鋼
帯の先端部を先行鋼帯の後端部の突合せ面に向け
て送り、両突合せを磁力により吸引して突合せる
ことを特徴とする。
従つて、先行鋼帯に対して、後行鋼帯は下向き
に指向させて斜めに突合せることによりすばやく
突合せることができ、とくに、基準となる先行鋼
帯の突合せ面には磁石チヤツクの励磁によつて吸
着力が発生するため、ギヤツプなしに突合せがで
き、0.05mm厚程度の極薄のものでもその後の溶接
によつて良質な突合せ溶接が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を実施する装置の一例の配
置図、第2図a,b,c,dならびにeは第1図
に示す装置によつて本発明方法により先行ならび
に後行の両鋼帯の端部を切断し突合せて溶接する
際の各過程を示す説明図である。 符号A……切断位置、B……溶接位置、1……
先行鋼帯、2……後行鋼帯、3……切断装置、4
……押え装置、5……溶接トーチ、6,7……電
磁チヤツク、8,9……クランプ、12……ルー
プロール。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 両鋼帯端部の突合せ溶接に先立つてこれら鋼
    帯の端部を突合せる際に、この溶接線の後方ある
    いは前方の少なくとも一方で、しかも、前記溶接
    線を含まない側において一方の鋼帯の端部を磁石
    チヤツクにより吸着、保持すると共に、他方の鋼
    帯の端部を、その端部の突合せ面が前記鋼帯端部
    の突合せ面に対し斜め下向きに指向するよう上昇
    させて、前記両鋼帯端部の突合せ面を突合せるこ
    とを特徴とする鋼帯端部突合せ溶接時の突合せ方
    法。 2 両鋼帯端部の突合せ溶接に先立つて鋼帯の端
    部を突合せる突合せ装置において、この溶接線の
    後方あるいは前方の少なくとも一方で、しかも、
    前記溶接線を含まない側に、前記両鋼帯のうちの
    一方の鋼帯の後端部を吸着かつ保持し、磁化させ
    る一方の磁石チヤツクを配設し、前記溶接線をは
    さんでこの一方の磁石チヤツクに対向させて他方
    の鋼帯の先端部を上昇させて斜め下向きに指向さ
    せる昇降装置を設けたことを特徴とする鋼帯端部
    突合せ溶接時の突合せ装置。
JP61054406A 1986-02-28 1986-03-11 鋼帯端部突合せ溶接時の突合せ方法ならびにその装置 Granted JPS62212086A (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61054406A JPS62212086A (ja) 1986-03-11 1986-03-11 鋼帯端部突合せ溶接時の突合せ方法ならびにその装置
EP87901655A EP0258454B1 (en) 1986-02-28 1987-02-26 Method and device for cutting and welding steel belts
KR1019870700647A KR910002723B1 (ko) 1986-02-28 1987-02-26 강철스트립의 절단 · 용접방법 및 그 장치
PCT/JP1987/000123 WO1987005244A1 (en) 1986-02-28 1987-02-26 Method and device for cutting and welding steel belts
US07/092,913 US4840303A (en) 1986-02-28 1987-02-26 Method and apparatus for cutting and welding steel strips
DE8787901655T DE3785523T2 (de) 1986-02-28 1987-02-26 Verfahren und anordnung zum schneiden und schweissen von stahlriemen.
US07/283,705 US4854493A (en) 1986-02-28 1988-12-13 Method and apparatus for cutting welding steel strips

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61054406A JPS62212086A (ja) 1986-03-11 1986-03-11 鋼帯端部突合せ溶接時の突合せ方法ならびにその装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62212086A JPS62212086A (ja) 1987-09-18
JPH0215317B2 true JPH0215317B2 (ja) 1990-04-11

Family

ID=12969818

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61054406A Granted JPS62212086A (ja) 1986-02-28 1986-03-11 鋼帯端部突合せ溶接時の突合せ方法ならびにその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62212086A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0498115U (ja) * 1991-01-23 1992-08-25

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ATE206649T1 (de) * 1995-05-15 2001-10-15 Elpatronic Ag Verfahren und vorrichtung zum verbinden von zwei metallischen werkstücken
CN110102947A (zh) * 2019-06-05 2019-08-09 杰森能源技术有限公司 一种具有自动检测功能的连续钢带对接焊接系统

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0498115U (ja) * 1991-01-23 1992-08-25

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62212086A (ja) 1987-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4840303A (en) Method and apparatus for cutting and welding steel strips
US4854493A (en) Method and apparatus for cutting welding steel strips
US5023427A (en) Method and apparatus for automatically aligning proximal edges of sheets to be butt welded
JP5266068B2 (ja) 鋼板のレーザ溶接方法、およびレーザ溶接装置
EP0661112B1 (en) Method and apparatus for continuous hot rolling of metal pieces
US9149888B2 (en) Machine for joining the ends of steel strips which machine is suited to the induction heat treatment of joining welds
JP3399445B2 (ja) 鋼板連続処理ラインにおけるストリップ接続方法
JP2000158189A (ja) 金属板突合せ溶接装置及びその使用方法
JP2015030014A (ja) レーザビーム溶接機
JPH0215317B2 (ja)
KR910002723B1 (ko) 강철스트립의 절단 · 용접방법 및 그 장치
JP2001269785A (ja) テーラードブランク材用コイルとその製造方法および製造装置
JP2000000689A (ja) 帯状鋼板の長手方向の連続溶接方法および連続溶接設備
JPH11319911A (ja) 帯状鋼板の長手方向の連続溶接方法および溶接設備
JPS6330173A (ja) 鋼帯端部の突合せ溶接時の突合せ方法ならびにその装置
JPH0465756B2 (ja)
JPH0435270B2 (ja)
JPS62275591A (ja) レーザ溶接における鋼帯側縁のそろえ方法ならびにその装置
JP4505070B2 (ja) 鋼帯の接合方法
JP2745332B2 (ja) 鋼帯のレーザ突き合わせ溶接方法ならびにその装置
JPS5834923B2 (ja) 変圧器用鉄心板の製作方法
JP3073038U (ja) 極薄板突き合わせ溶接装置
JPS62230491A (ja) 鋼帯のレ−ザ突合せ溶接装置
JP2005095963A (ja) 帯鋼の突き合せ溶接継ぎ手形成方法
JPH0341890Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees